JP2003072354A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP2003072354A JP2001266763A JP2001266763A JP2003072354A JP 2003072354 A JP2003072354 A JP 2003072354A JP 2001266763 A JP2001266763 A JP 2001266763A JP 2001266763 A JP2001266763 A JP 2001266763A JP 2003072354 A JP2003072354 A JP 2003072354A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作部からの動力を動力伝達手段を介して空
調ケースのドアを駆動させるリンク部材へ伝達するよう
にしている車両用空調装置において、動力伝達手段の操
作力の悪化を無くすと共に、操作部の組み付けを容易に
する。 【解決手段】 動力伝達手段を、操作部(ダイヤルノブ
18)の操作によって回動する傘歯車20と、この傘歯
車20と噛合する噛合部23aを備えると共にリンク部
材を駆動させるアーム部23bを備えた従動部材23と
によって構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空調ケース内の
ドアを駆動させるリンク部材へ操作部からの動力を動力
伝達手段を介して伝達するようにしている車両用空調装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用空調装置に用いられるエア
ミックスドアやモードドア、インテークドアなどをリン
ク部材を介して非電気的に駆動する構成としては、操作
レバーなどの操作部に直結されたワイヤケーブルの進退
運動を利用してリンク部材を駆動させるようにしている
ものが多い。そのようなものとして、例えば、特開平1
1−334341号公報や特開平11−198631号
公報には、ワイヤーケーブルの一端を操作レバーに連結
すると共に、ワイヤーケーブルの他端をドアを動かすリ
ンク部材に連結し、車両乗員が操作レバーを操作するこ
とで、その動力をワイヤーケーブルを介してリンク部材
に伝達し、リンク部材を駆動させる構成が開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように、操作部の動力をリンク部材へ伝達する手段とし
てワイヤーケーブルを用いる構成においては、ワイヤー
ケーブルが連結する部分での遊びやワイヤーケーブル自
体の伸縮によって、操作力が悪くなり、ドアの位置が目
標位置からずれてしまうという不都合がある。また、上
述のような構成においては、操作部とリンク部材との間
にワイヤーケーブルを取り付ける作業が必要となるが、
予めワイヤーケーブルを取り付けた操作部を納品し、車
両の製造ラインでワイヤーケーブルをリンク部材に取り
付けるような場合においては、ワイヤーケーブルが垂れ
下がって揺れ動くことから、取り付け作業がし辛くな
り、作業時間を要するという不都合がある。
【0004】そこで、この発明においては、操作部から
ドアを駆動させるリンク部材へ動力を伝達する手段とし
てワイヤーケーブルを用いることによる上述した不都合
を解消し、ワイヤーケーブルの使用時に発生していた操
作力の悪化を無くすと共に、操作部の車両への組み付け
を容易にすることができる車両用空調装置を提供するこ
とを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、この発明に係る車両用空調装置は、内部に空気流路
が形成された空調ケースと、この空調ケース内に回動自
在に取り付けられて空気の流れを規制するドアと、前記
ドアを操作する操作部とを有し、前記操作部からの動力
を動力伝達手段を介して前記ドアを駆動させるリンク部
材へ伝達するようにしている構成において、前記動力伝
達手段を、前記操作部の操作によって回動する原動歯車
と、この原動歯車と噛合する噛合部を備えると共に前記
リンク部材を駆動させるアーム部を備えた従動部材とに
よって構成するようにしたことを特徴としている(請求
項1)。
【0006】したがって、操作部を操作すれば、原動歯
車が回動し、これに伴って従動部材が回動してドアを動
かすリンク部材が駆動されることとなるので、操作部か
らドアを動かすリンク部材までの間をワイヤーレスにす
ることができ、操作部の操作量に応じたドアの的確な動
きを確保することが可能となる。
【0007】ここで、操作部を、空調ケースに対して固
定された操作パネルに回転自在に設けられるダイヤルノ
ブによって構成し、原動歯車を、ダイヤルノブの軸心上
に固定されて該ダイヤルノブの回動に伴って回動する円
錐状の歯車によって構成し、従動部材を、ドアの回転軸
と略平行となる回転軸を備えて空調ケースに形成された
ボス部に軸支する構成にするとよい(請求項2)。
【0008】このような構成においては、ダイヤルノブ
を回すと、円錐状の歯車が直接回動して従動部材がボス
部を中心に回動し、これに伴ってリンク部材が駆動して
ドアが回動されることとなる。
【0009】また、円錐状の歯車の先端部をボス部の外
周面に設けられた受孔に挿入することで、歯車と従動部
材とを噛合させる構成とすることが好ましい(請求項
3)。このような構成とすることで、ボス部に軸支され
た従動部材と歯車との噛合状態を確実にすることができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面により説明する。図1及び図2おいて、車両のセンタ
ーコンソール部に搭載されるセンター置きタイプの空調
ユニット1が示されている。この空調ユニット1は、エ
ンジンルームと車室とを区画する仕切板よりも車室側に
配されているもので、内部に空気流路が形成された空調
ケース2に、送風機3、フィルタ4、エバポレータ5、
温水ヒータ6が車幅方向のほぼ同位置に収納されてお
り、送風機3に対峙して車幅方向にオフセットして設け
られたインテーク部(図2に示す)19を介して内気や
外気を空調ケース2内に導入するようになっている。
【0011】この例において、エバポレータ5は送風機
3の下流側となる下方に配置され、温水ヒータ6はエバ
ポレータ5のさらに下流側に配置されている。これらエ
バポレータ5と温水ヒータ6とは、空調ケース2の前後
方向にずらして配置され、温水ヒータ6はエバポレータ
5よりも空調ケース2の車室側に配置されている。この
温水ヒータ6は、エバポレータ5の下側に対峙するよう
に設けられており、ここを通過する空気とバイパスする
空気との割合が該温水ヒータ6の上方に設けられたエア
ミックスドア7によって調節されるようになっている。
【0012】また、エアミックスドア7の下流側には、
温調された空気を取り出すデフロスト取出口8、ベント
取出口9、フット取出口10が設けられている。ここ
で、デフロスト取出口8とベント取出口9は、エアミッ
クスドア7の上方に形成された空調通路11の最下流端
に位置する空調ケース2の上部に形成されており、ベン
ト取出口9はデフロスト取出口8よりも空調ケース2の
車室側に形成されている。また、フット吹出口10は、
空調ケース2の車室側に向けられる側面の中程に形成さ
れており、空調ケース2の車室側に向けられる側面に沿
って中程から上方へ向って形成された隔壁12によって
画定されるフット通路13を介して空調通路11の上部
に連通されている。
【0013】そして、デフロスト取出口8、ベント取出
口9、及びフット取出口10へ供給される空気量は、エ
アミックスドア7の上方に配されたモードドア14a,
14bの位置によって調節されるようになっている。こ
こで、モードドア14a,14bは、送風機3を収納す
る収納空間を画成する空調ケース内の壁部15に形成さ
れたシート部と隔壁12の端部に形成されたシート部と
の間を回動し、エアミックスドア7の下流側の空気をデ
フロスト取出口8へ供給する量と、ベント取出口9また
はフット取出口10へ供給する量との割合を調節する第
1モードドア14aと、この第1モードドア14aの下
流側に設けられ、ベント取出口9へ供給する空気量とフ
ット取出口10へ供給する空気量との割合を調節する第
2モードドア14bとによって構成されている。
【0014】これらモードドア14a,14bとエアミ
ックスドア7とは、それぞれの回転軸が車幅方向に延び
るように形成されており、空調ケース2の車幅方向で対
向する側壁間に回転自在に架設されており、下記する動
力伝達機構によって操作部からの動力が伝達されるよう
になっている。
【0015】したがって、送風機3から送られる空気
は、空調ケース内を全体として車両進行方向の前方から
後方にかけて流れ、エバポレータ5を通過する際に冷却
され、エアミックスドア7の開度に応じて、温水ヒータ
6を通過して流れる空気とバイパスして流れる空気との
割合が調節され、エアミックスドア7の下流側において
適宜混合された後に吹出モードに応じて開放された取出
口から吹き出されるようになっている。
【0016】空調ケース2の車室側に向けられる側面の
上部には、車室側へ延びる取り付けロッド16が形成さ
れ、この取り付けロッド16に操作パネル17が取り付
けられている。この操作パネル17には、操作部を構成
するダイヤルノブ18が左右の2箇所に回転自在に設け
られており、一方のダイヤルノブ18aは、モードドア
14a,14bを駆動するリンク部材を動かすために用
いられ、また、他方のダイヤルノブ18bは、エアミッ
クスドア7を駆動するリンク部材を動かすために用いら
れる。
【0017】先ずモードドア側のリンク部材を動かす動
力伝達機構について説明すると、ダイヤルノブ18a
は、その回転軸が操作パネル17の裏面から車両の前方
へ延設され、その延設された回転軸の端部に傘歯車20
が固設されている。また、空調ケース2の車室側に向け
られる側面には、図3にも示されるように、ボス部21
が形成された保持片22が車室側へ突出するように形成
され、この保持片22に形成されたボス部21に前記傘
歯車20に従動する従動部材23の回転軸が回転自在に
挿入保持されている。このボス部21の軸心とモードド
ア14a,14bの回転軸とは略平行となるように形成
されており、したがって、従動部材23の回転軸はモー
ドドア14a,14bの回転軸と略平行となり、従動部
材23は、空調ケース2の側面に沿ってボス部21を中
心に回動するようになっている。
【0018】この従動部材23は、傘歯車20と噛合す
る歯が形成された扇状の噛合部23aと、モードドア1
4a,14bを動かすリンク部材を駆動するアーム部2
3bとを備えているもので、噛合部23aは、回転軸か
ら車室側へ延びるように形成され、アーム部23bは回
転軸に対して噛合部23aと反対側へ延びるように形成
されている。前記傘歯車20は、その先端に形成された
凸部20aをボス部21の外周面に突出形成された受孔
21aに挿入して位置決めされており、噛合部23aと
の噛合状態が外れないようになっている。
【0019】モードドア14a,14bを動かすリンク
部材は、カムプレート25と、第1乃至第3リンクレバ
ー26,27,28とによって構成されている。カムプ
レート25は、空調ケース2の側面に形成された固定軸
29に回動自在に外嵌されており、従動部材23のアー
ム部23bに形成されたピン23cを摺動自在に係止す
るカム溝25aが径方向に延びるように形成され、従動
部材23の回動に伴ってカムプレート25が固定軸29
を中心に回動するようになっている。
【0020】第1リンクレバー26は、第1モードドア
14aの回転軸のケースから突出した部分に固装されて
いるもので、第1モードドア14aと一体に回動するよ
うになっており、先端近傍に形成されたピン26aがカ
ムリング25に形成されたカム溝25bに摺動自在に係
止されている。また、第2リンクレバー27は、第2モ
ードドア14bの回転軸のケースから突出した部分に固
装されているもので、第2モードドア14bと一体に回
動するようになっており、第3リンクレバー28を介し
てカムプレート25からの動力が伝達されるようになっ
ている。第3リンクレバー28は、空調ケース2の側面
に形成された固定軸30に回転自在に外嵌されているも
ので、第2リンクレバー27に形成されたカム溝27a
に摺動自在に係合するピン28aを備えたアーム部と、
カムプレート25に形成されたカム溝25cに摺動自在
に係合するピン28bを備えたアーム部とを有して構成
されている。
【0021】カムプレート25に形成された第1リンク
レバー26のピン26aが摺動するカム溝25bと、第
3リンクレバー28のピン28bが摺動するカム溝25
cとは、モードドア14a,14bの所定の動きが得ら
れるように固定軸29からの距離に所定の変化を持たせ
てカムプレート25の周方向に延びるように形成されて
おり、したがって、カムプレート25が回動すると、カ
ム溝25bの形状に対応して、第1リンクレバー26が
第1モードドア14aと共に回動し、また、カム溝25
cの形状に対応して、第3リンクレバー28を介して第
2リンクレバー27が第2モードドア14bと共に回動
し、吹出モードが変更されるようになっている。
【0022】具体的には、ダイヤルノブ18aを回し
て、図4に示すように、傘歯車20を従動部材23の噛
合部23aの一端側(図中、噛合部の上端側)に位置す
るように設定すると、アーム部23bが上方へ回動し
て、カムプレート25が最も反時計回りの位置まで回動
し、第1リンクレバー26のピン26aがカム溝25b
の一端(時計回りの終端)に位置して第1モードドア1
4aがデフロスト取出口8への供給風量を遮断する位置
まで回動すると共に、第3リンクレバー28のピン28
bがカム溝25cの一端(時計回りの終端)に位置して
第2モードドア14bがフット取出口10への供給風量
を遮断する位置まで回動し、ベント取出口9のみを開口
するベント吹出モードに設定される。
【0023】また、ダイヤルノブ18aを回して、図5
に示されるように、傘歯車20と噛合部23aとの噛合
位置が噛合部23aの略中央となるように設定すると、
アーム部23bが下方へ回動し、カムプレート25が時
計回りに図で示す位置まで回動し、第1リンクレバー2
6のピン26aがカム溝25bの中程に位置すると共に
第3リンクレバー28のピン26bがカム溝の中程に位
置して、フット取出口10のみが開口するフット吹出モ
ードに設定される。
【0024】さらに、ダイヤルノブ18aを回して、図
6に示されるように、傘歯車20を従動部材23の噛合
部23aの他端側(図中、噛合部の下端側)に位置する
ように設定すると、アーム部23bがさらに下方へ回動
して、カムプレート25が図中の最も時計回りの位置ま
で回動し、第1リンクレバー26のピン26aがカム溝
25bの他端(反時計回りの終端)に位置する共に第3
リンクレバー28のピン28bがカム溝25cの他端
(反時計回りの終端)に位置して、デフロスト取出口8
のみを開口するデフロスト吹出モードに設定される。
【0025】したがって、ダイヤルノブ18aを手で操
作することにより、傘歯車20と噛合する従動部材23
を回動させ、これによってカムリング25を回動させて
モードドア14a,14bを駆動するようにしたので、
ワイヤケーブルを無くしてダイヤルノブ18aの動力を
モードドア14a,14bに伝達することが可能とな
り、ワイヤケーブルを用いた場合に生じていた遊びを無
くすことが可能となる。
【0026】また、操作部の取り付けにおいても、ボス
部21の外周面に設けられた受孔21aに傘歯車20の
凸部20aを挿入して取り付ければよいので、操作部の
組み付けが容易になると共に、従動部材23と傘歯車2
0との噛合状態を確実に保つことができるので、操作力
の悪化を抑えることが可能となる。
【0027】図7において、エアミックスドア側のリン
ク部材が設けられる空調ケースの側面が示され、以下、
エアミックスドア側の動力伝達機構について説明する
と、ダイヤルノブ18bは、その回転軸が操作パネル1
7の裏面から車両の前方へ延設され、その延設された回
転軸の端部に傘歯車40が固設されている。また、空調
ケース2の車室側に向けられる側面には、図8にも示さ
れるように、ボス部41が形成された保持片42が車室
側へ突出するように形成され、この保持片42に形成さ
れたボス部41に前記傘歯車40に従動する従動部材4
3の回転軸が回転自在に挿入保持されている。このボス
部41の軸心とエアミックスドア7の回転軸とは略平行
となるように形成されており、したがって、従動部材4
3の回転軸はエアミックスドア7の回転軸と略平行とな
り、従動部材43は、空調ケース2の側面に沿ってボス
部41を中心に回動するようになっている。
【0028】この従動部材43は、傘歯車40と噛合す
る歯が形成された扇状の噛合部43aと、エアミックス
ドア7を動かすリンク部材を駆動するアーム部43bと
を備えているもので、噛合部43aは、回転軸から車室
側へ延びるように形成され、アーム部43bは回転軸に
対して噛合部43aと反対側へ延びるように形成されて
いる。前記傘歯車40は、その先端に形成された凸部4
0aをボス部41の外周面に突出形成された受孔41a
に挿入して位置決めされており、噛合部43aとの噛合
状態が外れないようになっている。
【0029】エアミックスドア7を動かすリンク部材
は、エアミックスドア7の回転軸の空調ケース2から突
出した部分に固装された第1リンクレバー44と、空調
ケース2に回転自在に保持された第2リンクレバー45
と、これらリンクレバー44,45のアーム部に回転自
在に係止される連結ロッド46とを有して構成されてい
る。第2リンクレバー45は、前記連結ロッド46が係
止されるアーム部45aと、従動部材43のアーム部4
3bに形成されたピン43cを摺動自在に係止するカム
溝が形成されたアーム部45bとを有し、従動部材43
の回動に伴って第2リンクレバー45が回動すると、連
結ロッド46で連結された第1リンクレバー44が回動
し、エアミックスドア7が回動するようになっている。
【0030】したがって、ダイヤルノブ18bを手で操
作することにより、傘歯車40と噛合する従動部材43
を回動させ、これによってリンクレバー44,45を回
動させてエアミックスドア7を駆動するようにしたの
で、ワイヤケーブルを無くしてダイヤルノブ18bの動
力をエアミックスドア7に伝達することが可能となり、
ワイヤケーブルを用いた場合に生じていた遊びを無くす
ことが可能となる。
【0031】また、操作部の取り付けにおいても、ボス
部41の外周面に設けられた受孔41aに傘歯車40の
凸部40aを挿入して取り付ければよいので、操作部の
組み付けが容易になると共に、従動部材43と傘歯車4
0との噛合状態を確実に保つことができるので、操作力
の悪化を抑えることが可能となる。
【0032】尚、上述の構成においては、モードドア1
4a,14bやエアミックスドア7を駆動させるリンク
部材に操作部からの動力を伝達する構成について説明し
たが、他のドア、例えば、インテークドアなどを駆動す
る場合においても上述した傘歯車と従動部材とからなる
動力伝達機構を利用することが可能である。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
操作部からの動力をリンク部材へ伝達する動力伝達手段
を、操作部の操作によって回動する原動歯車と、この原
動歯車と噛合する噛合部を備えると共にリンク部材を駆
動させるアーム部を備えた従動部材とによって構成する
ようにしたので、ワイヤーを用いずにリンク部材を駆動
させることが可能となり、ワイヤーの伸縮に伴う操作力
の悪化を防いで、操作部の操作量に応じたドアの動きを
正確に得ることが可能となる。
【0034】また、操作部を、空調ケースに対して固定
された操作パネルに回動自在に設けられるダイヤルノブ
によって構成し、原動歯車を、ダイヤルノブの軸心上に
固定されて該ダイヤルノブの回動に伴って回動する円錐
状の歯車によって構成し、従動部材を、ドアの回転軸と
略平行となる回転軸を備えて空調ケースに形成されたボ
ス部に軸支する構成とすれば、ダイヤルノブを回すこと
で円錐状の歯車が直接回動し、従動部材がボス部を中心
に回動することになるので、ダイヤルノブの操作力の伝
達がより直接的となり、操作力の向上を図ることが可能
となる。
【0035】さらに、円錐状の歯車の先端部をボス部の
外周面に設けられた受孔に挿入することで、歯車と従動
部材とを噛合する構成とすれば、ボス部に軸支された従
動部材と歯車との噛み合いをより確実にすることがで
き、操作力の悪化を一層抑えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る車両用空調装置の構成例を
示す図であり、図1(a)はモードドアを駆動するリン
ク部材と動力伝達機構とを含む車両用空調装置の全体構
成を示す図であり、図1(b)はモードドアを駆動する
リンク部材と動力伝達機構の部分を示す拡大図である。
【図2】図2は、図1に係る車両用空調装置の平面図で
ある。
【図3】図3は、モードドア側の動力伝達機構を構成す
る傘歯車と従動部材とを示す斜視図である。
【図4】図4は、ベントモード設定時における動力伝達
機構とリンク部材との関係を説明する図である。
【図5】図5は、フットモード設定時における動力伝達
機構とリンク機構との関係を説明する図である。
【図6】図6は、デフロストモード設定時における動力
伝達機構とリンク機構との関係を説明する図である。
【図7】図7は、エアミックスドアを駆動するリンク部
材と動力伝達機構とを含む車両用空調装置の全体構成を
示す図である。
【図8】図8は、エアミックスドア側の動力伝達機構を
構成する傘歯車と従動部材とを示す斜視図である。
【符号の説明】
2 空調ケース 7 エアミックスドア 14a,14b モードドア 17 操作パネル 18、18a,18b ダイヤルノブ 20,40 傘歯車 21,41 ボス部 21a,41a 受孔 23,43 従動部材 23a,43a 従動部 23b,23c アーム部 25 カムリング 26,44 第1リンクレバー 27,45 第2リンクレバー 28 第3リンクレバー 46 連結ロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒木 大助 埼玉県大里郡江南町大字千代字東原39番地 株式会社ゼクセルヴァレオクライメート コントロール内 Fターム(参考) 3L011 CP02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に空気流路が形成された空調ケース
    と、この空調ケース内に回動自在に取り付けられて空気
    の流れを規制するドアと、前記ドアを操作する操作部と
    を有し、前記操作部からの動力を動力伝達手段を介して
    前記ドアを駆動させるリンク部材へ伝達するようにして
    いる車両用空調装置において、 前記動力伝達手段を、前記操作部の操作によって回動す
    る原動歯車と、この原動歯車と噛合する噛合部を備える
    と共に前記リンク部材を駆動させるアーム部を備えた従
    動部材とによって構成するようにしたことを特徴とする
    車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記操作部は、前記空調ケースに対して
    固定された操作パネルに回転自在に設けられるダイヤル
    ノブによって構成され、前記原動歯車は、前記ダイヤル
    ノブの軸心上に固定されて該ダイヤルノブの回動に伴っ
    て回動する円錐状の歯車によって構成され、前記従動部
    材は、前記ドアの回転軸と略平行となる回転軸を備えて
    前記空調ケースに形成されたボス部に軸支されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記円錐状の歯車の先端部を前記ボス部
    の外周面に設けられた受孔に挿入することで、前記歯車
    と前記従動部材とを噛合するようにしたことを特徴とす
    る請求項2記載の車両用空調装置。
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