JP2003069765A - 画像読取記録装置 - Google Patents

画像読取記録装置

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JP2003069765A
JP2003069765A JP2001257497A JP2001257497A JP2003069765A JP 2003069765 A JP2003069765 A JP 2003069765A JP 2001257497 A JP2001257497 A JP 2001257497A JP 2001257497 A JP2001257497 A JP 2001257497A JP 2003069765 A JP2003069765 A JP 2003069765A
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Haruo Ishizuka
石塚  晴男
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】胴内排紙構成の画像読取記録装置について、基
本構成が安価で、拡張性に優れ、かつ拡張部も安価なも
のにすること。 【解決手段】作像部で画像が形成された記録シートを前
記作像部の上方に設けられた胴内排紙積載部に排紙通路
を通じて積載可能な記録部と、前記記録部上方に配設さ
れた原稿を原稿台ガラス上で読み取る原稿読取部と、か
らなる装置本体と、を有する画像読取記録装置であっ
て、前記画像読取記録装置に配設された第1の制御部
と、前記第1の制御部に接続されて前記第1の制御部の
機能を拡張する第2の制御部を有し、かつ前記第2の制
御部は前記第1の制御部の上方に位置するとともに、前
記第2の制御部の上方の1部が前記画像読取記録装置の
外部に出るようにしたことを特徴とする画像読取記録装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばファクシ
ミリあるいは複写機等に使用される画像読取記録装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリあるいは複写機等に
使用される画像読取記録装置においては、例えば特開平
8−339103のように作像部で画像が形成された記
録シートを前記作像部の上方に設けられた胴内排紙積載
部に排紙通路を通じて積載可能な記録部と、前記記録部
上方に配設され原稿台ガラス上に載置された原稿を読み
取るブック原稿読取部を有するいわゆる胴内排紙構成を
有する画像読取記録装置が提案されている。上記従来例
には装置を制御する制御基板を装置背面側に立てる形で
配設する構成が開示されている。
【0003】また、近年の画像読取記録装置において、
外部接続されたPC(パーソナルコンピュータ)などか
ら受信した画像データを展開して記録装置に出力するプ
リンタ機能を搭載したものがある。その際、例えば大量
の画像データを蓄積するためにHDD(固定ディスク装
置)や拡張ネットワーク通信装置などの追加拡張装置を
搭載可能にしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような追加拡張
装置において、例えばHDDは振動や熱に敏感な装置で
あり、HDDを搭載する画像読取記録装置においてはH
DDに振動、熱を必要以上に与えない強度や冷却機能を
有する構成が必要とされる。胴内排紙構成の画像読取記
録装置においては装置内部に記録紙積載用空間があるた
め強度確保や冷却レベル確保のための空間が確保しにく
い。また、追加拡張装置の有無で必要とされる強度や冷
却レベルが異なる。
【0005】様々な追加拡張装置に対応する強度や冷却
レベルを標準的に備えた画像読取記録装置は装置の初期
コストが高くなってしまいがちである。
【0006】本発明は、胴内排紙構成の画像読取記録装
置について、基本構成が安価で,拡張性に優れ、かつ拡
張部も安価なものにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は下記のような手
段構成を特徴とする画像読取記録装置である。
【0008】(1)作像部で画像が形成された記録シー
トを前記作像部の上方に設けられた胴内排紙積載部に排
紙通路を通じて積載可能な記録部と、前記記録部上方に
配設された原稿を原稿台ガラス上で読み取る原稿読取部
と、からなる装置本体と、を有する画像読取記録装置で
あって、前記画像読取記録装置に配設された第1の制御
部と、前記第1の制御部に接続されて前記第1の制御部
の機能を拡張する第2の制御部を有し、かつ前記第2の
制御部は前記第1の制御部の上方に位置するとともに、
前記第2の制御部の上方の1部が前記画像読取記録装置
の外部に出るようにしたことを特徴とする画像読取記録
装置。
【0009】(2)前記第1の制御部と前記第2の制御
部の双方を支持する支持部材が前記原稿読取部と前記記
録部の下部を接続する形で配設されることを特徴とする
(1)に記載の画像読取記録装置。
【0010】(3)前記第1の制御部も前記画像読取記
録装置の機能を拡張する機能拡張制御部であることを特
徴とする(1)に記載の画像読取記録装置。
【0011】(4)前記第2の制御部は前記第1の制御
部に対して上方から直接コネクタ接続されることを特徴
とする(1)に記載の画像読取記録装置。
【0012】(5)前記第2の制御部は固定ディスク装
置であることを特徴とする(1)に記載の画像読取記録
装置。
【0013】(6)前記第2の制御部は無線通信装置で
あることを特徴とする(1)に記載の画像読取記録装
置。
【0014】(作 用)本発明によれば上述のようにす
ることで、プリンタ機能を有さない場合には構造体を省
略し、安価な構成とすることができる。プリンタ機能を
有する場合にはプリンタ機能部が構造強度を高めること
で装置全体の構造強度を上げることができるのでHDD
などの装置を追加する際に必要な強度を標準的に持つ必
要がなくなる。
【0015】さらに、追加拡張装置をプリンタ機能部の
上方に配置し、上部を装置外部に出るようにすることで
特別な冷却機能を準備することなく追加拡張装置が自然
風冷される。
【0016】また、追加拡張装置を上部に配置すること
で、HDDなどの衝撃に弱い装置については挿抜時にあ
る程度の衝撃が発生することの避けられないカセット部
から遠い位置に配置することで衝撃吸収部材などを最少
にすることができる。また、無線ネットワーク拡張装置
については装置に固定されたアンテナが高い位置にその
まま配置されるので無線通信に必要な高さや姿勢を得る
ためにアンテナの延長をする必要がない。
【0017】以上のように基本構成が安価で、拡張性に
優れ、かつ拡張部も安価な構成となる胴内排紙構成の、
ファクシミリ装置、複写機等の画像読取記録装置を提供
することが可能である。
【0018】
【発明の実施の形態】(1)画像読取記録装置の概略説
明 図1は本実施形態の画像読取記録装置の外観斜視図、図
2はこの画像読取記録装置の縦断正面模式図である。こ
の画像読取記録装置は、読取ユニットとして密着型イメ
ージセンサを用いた画像読取部(リーダー)を採用し
た、胴内排紙タイプ、レーザービームプリント方式の装
置である。
【0019】4は胴内排紙構成の記録排紙部(胴内排紙
積載部)12を有する記録部(装置本体)であり、本例
は作像部14として転写方式電子写真プロセス機構を用
いたレーザービームプリンタである。
【0020】5は表示部・入力キー等により構成される
操作部である。
【0021】3は上記記録部4の上方に配設したブック
原稿読取部であり、原稿の画像情報を読取る。
【0022】2はこのブック原稿読取部3の原稿台ガラ
ス501上に搭載した原稿搬送部(DF:ドキュメント
フィーダ)であり、原稿Dを複数枚積載して一枚ずつ搬
送する。
【0023】6は記録部4の下側に4段重ねで配置した
上から下に第1〜第4のカセット給紙部であり、複数枚
のシート材Sを収納し、一枚ずつ搬送する。なお、図2
では第3と第4のカセット給紙部は省略してある。
【0024】7は記録部4の側面部に付属させたMP
(マルチペーパー)給紙部である。このMP給紙部7は
不使用時には記録部4の側面に対して実線示のように閉
じ込んで格納した状態とし、使用時は2点鎖線示のよう
に倒し開いて展開した状態にしてシート材を載置セット
することで、このMP給紙部7からもシート材を記録部
4に対して給紙させることが出来る。
【0025】11は本体制御部51を支持する電装筐体
である。この電装筐体11については(2)項で詳述す
る。
【0026】ブック原稿読取部3は原稿の画像情報を光
電読取りするものであり、501はこの画像読取部3の
上面に配設した固定の原稿台ガラス、506は読取ユニ
ットである。この読取ユニット506は密着型イメージ
センサ(撮像素子を搭載した走査型読取ユニット)であ
り、主走査方向に線状に照明する光源手段と、光源手段
により照らされた原稿の反射光を結像する結像手段と、
結像手段により結像された反射光を入射させて原稿の画
像情報を読取り画像信号に変換する光電変換手段と、光
電変換により作成された画像信号を送信する画像信号送
信手段と、を備え、副走査方向に移動可能である。
【0027】読取ユニット506はブック原稿読取部3
内において図2上左寄りの実線示の位置をホームポジシ
ョンとして待機している。そして読取ユニット506は
読取り開始信号に基づいてこのホームポジションからブ
ック原稿読取部3内を原稿台ガラス501の下面に沿っ
て右方に所定の速度で往動移動駆動され、所定の往動終
点に達すると、反転して始めのホームポジションに復動
移動駆動される。
【0028】原稿搬送部2はブック原稿読取部3の原稿
台ガラス501の上面に対して開閉自由であり、原稿搬
送機構部22と原稿台ガラス501に対する原稿圧着板
部504を有している。
【0029】原稿流し読みモードの場合は、原稿搬送部
2を原稿台ガラス501上に閉じ込み、原稿載置台21
上に原稿Dを画像面を上向きにして載置し、操作部5上
のスタートキー601aを押すと、原稿載置台21上の
原稿Gが一枚分離給送されて原稿搬送機構部22で原稿
流し読みガラス502を経由して原稿排紙トレイ23上
に画像面下向きで排紙される。上記の原稿流し読みガラ
ス502は画像読取部3における読取ユニット506の
ホームポジションに対応しており、原稿画像は原稿Dが
原稿流し読みガラス502上を搬送移動していく過程に
おいてホームポジションに位置している読取ユニット5
06により光電読取りされる。
【0030】原稿固定読みモードの場合は、原稿搬送部
2を画像読取部3の原稿台ガラス501の上面から開き
起こし、原稿台ガラス501の上面に原稿をその画像面
を下向きにして所定の載置基準に従って載置し、その上
に原稿搬送部2を閉じ込むことで原稿圧着板部504で
原稿を抑え込ませる。次いでスタートキー601aを押
すと、画像読取部3の読取ユニット506が画像読取部
3内において図2上左寄りの実線示のホームポジション
の位置から原稿台ガラス501の下面に沿って右方に所
定の速度で往動移動駆動され、所定の往動終点に達する
と、反転して始めのホームポジションに復動移動駆動さ
れる。この読取ユニット506の往動移動過程において
原稿台ガラス501上の載置セット原稿の下向き画像面
が読取ユニット506により光電読取りされる。
【0031】原稿画像情報は読取ユニット506により
画素単位で光電読取りされ、デジタル変換した信号がメ
モリに記憶され、記録部4側のレーザースキャナ制御回
路へ入力される。
【0032】記録部4において、702aは電子写真感
光体ドラムであり、スタートキー601aが押されると
回転駆動が開始される。感光体ドラム702aはその回
転過程で帯電ローラ702bにより所定の極性・電位に
一様に帯電される。次いで、その一様帯電面に対してレ
ーザースキャナ701による画像情報のレーザービーム
走査露光を受けることで画像情報の静電潜像が形成され
る。
【0033】レーザースキャナ701は、レーザービー
ム発振器、ポリゴンミラー、折り返しミラー等を備えて
おり、画像読取部3から原稿画像情報の光電読取りデジ
タル変換信号(時系列電気デジタル画素信号)の入力を
受けて、レーザービーム発振器からその入力信号に対応
して変調されたレーザービームを射出し、ポリゴンミラ
ー、折り返しミラーにより、感光体ドラム702a面を
レーザービーム走査露光する。
【0034】感光体ドラム702a面に形成された静電
潜像は現像スリーブ(現像器)702cによりトナー像
として現像される。
【0035】一方、第1〜第4の給紙カセット部6のう
ちの選択された給紙カセット部またはMP給紙部7から
シート材Sが1枚分離給紙されて記録部4内に給送さ
れ、レジストローラ対210により所定の制御タイミン
グにて感光体ドラム702aと転写ローラ703との当
接ニップ部である転写部に導入される。所定の制御タイ
ミングとは、転写部に感光体ドラム702a面のトナー
像の先端部が到達した時、シート材Sの先端部も丁度転
写部に到達してレジストするタイミングである。
【0036】そして転写部にて感光体ドラム702a面
側のトナー像がシート材Sの面に順次に転写されてい
く。
【0037】転写部を通過したシート材Sは感光体ドラ
ム702a面から分離されて熱定着器704に導入され
てトナー像の熱定着処理を受ける。本例の熱定着器70
4は加熱定着手段としての熱定着ローラと、加圧手段と
しての加圧ローラからなるヒートローラタイプである。
【0038】またシート材分離後の感光体ドラム702
a面はクリーニングブレード(クリーニング器)702
dにより転写残トナーの除去を受けて清掃され、繰り返
して作像に供される。
【0039】定着後のシート材Sは第一の反転パス45
4によって記録画像面を下にしながら3つのローラから
なる第一の排紙ローラ451によって第一の排紙トレイ
452に排出される。3つの第一の排紙ローラ451
は、第一の反転パス454の外側に一つ、内側に二つ設
けられており、内側の二つのローラが外側の一つのロー
ラにそれぞれ付勢されている。シート材Sは外側のロー
ラの外周に沿いながら逆カール補正を受ける。
【0040】第一の排紙トレイ452にシート材Sが大
量に積載され、第一の満載検知センサ455で検知され
ると、操作部5に満載を表示して記録動作を停止する。
【0041】また、第一の排紙トレイ452の上方には
オプションで第二の排紙トレイ457を設けることも可
能である。
【0042】定着後のシート材Sを第二の排紙トレイ4
57に排出する場合には、排紙フラッパ456でシート
材Sの搬送方向を変え、第二の反転パス458と第二の
排紙ローラ459を経て第二の排紙トレイ457に排出
される。第二の排紙ローラ459、第二の満載検知セン
サ455aはそれぞれ第一の排紙ローラ451と第一の
満載検知センサ455と同様の構成である。
【0043】第二の排紙トレイ457が装着されている
場合には、第一の排紙トレイ452が満載になったとき
に記録動作を停止せずに第二の排紙トレイ457にシー
ト材Sを排出させることも可能である。
【0044】また、本装置はコピー機能以外に、オプシ
ョン機能としてファクシミリ送受信機能やプリンタ機
能、ネットワークプリント機能等を追加可能なマルチフ
ァンクション機能機であり、オプション機能増設時には
第一の排紙トレイ452、第二の排紙トレイ457の出
力用途を拡張機能による出力と連動させて選択的に切り
替えることが可能である。
【0045】511は、画像読取部3において、読取ユ
ニット506から送信された画像信号を受信する固定的
に配設される画像信号受信ユニットである。516は画
像読取部3の読取フレーム底板、516cは読取フレー
ム底板516の一部を胴内排紙積載部12側に突出させ
て形成した突出形状部であり、上記の画像信号受信ユニ
ット511はこの突出形状部516c内に収納させてあ
る。
【0046】上記において、原稿搬送部2は搭載させな
いで、図3のようにブック原稿読取部3の原稿台ガラス
501上には開閉自在の原稿圧着板2Aを配設した構成
にすることもできる。
【0047】(2)電装筐体11部の詳細説明 次に電装筐体11部の詳細を図4〜図7を用いて説明す
る。図4は電装筐体11部の右方からの透視図、図5は
原稿読取記録装置の背面図であり、(a)は標準状態の
図、(b)はプリンタ機能を拡張した状態の図、図6は
原稿読取記録装置の背面からのプリンタ機能拡張部分の
透視図、図7はプリンタ機能拡張部分の詳細図である。
図4〜図7において、 111はリーダー上フレーム 112はリーダー下フレーム 611はリアカバー 611aはリアカバー611に設けられた通風用ルーバ 612はリア目隠し蓋 である。
【0048】621は右奥支柱 621aは右奥支柱621を記録部底板623に固定す
る固定ビス 621bは右奥支柱621をリーダー下フレーム112
に固定する固定ビス である。
【0049】622は右奥支柱部に収納される、画像読
取記録装置の読取、記録などの基本機能を制御するため
の本体制御基板 623は右奥支柱621などの支柱を固定する記録部底
板 である。
【0050】651は画像読取記録装置にプリンタ機能
を拡張付加するPDLユニット 651aはPDLユニット651をリーダー下フレーム
112に固定する固定ビス 651bはPDLユニット651を記録部底板623に
固定する固定ビス 651cはPDLユニット651を右奥支柱621に固
定する固定ビス である。
【0051】652はPDLユニット651のフレーム
となるPDLケース 652aはPDLケース652のリーダー下フレーム1
12への取付部 652bはPDLケース652の記録部底板623への
取付部 652cはPDLケース652の右奥支柱621への取
付部 である。
【0052】653はPDLケース652に収納される
記録画像処理部を搭載したPDLボード 653aはPDLボード基板 653bはPDLボード基板653a上に実装され、符
号化された画像データを記録可能な画像データへのラス
タライズを行う画像処理チップであり、画像処理チップ
には画像処理チップが発生する熱を放散させるヒートシ
ンクが搭載されている。
【0053】653cは画像処理チップ653bでラス
タライズされた画像データや制御信号を本体制御基板6
22に転送するためのビデオ信号コネクタ 653d、653eはPDLボード基板653a上に実
装された機能拡張用ボードインコネクタ 653fはPDLボード基板653a上に実装されたP
Cを有線接続するためのセントロニクス(IEEE12
84)コネクタ 653gはPDLボード基板653a上に実装されたP
Cを有線接続するためのUSBコネクタ である。
【0054】654は機能拡張ユニットであって、大量
の画像データの保存するHDDユニット(固定ディスク
装置) 654aはHDDユニット基板 654bは図示しないコネクタにてHDDユニット基板
654aと接続されたHDD本体 654cはHDD本体654bの上部を覆うアルミダイ
キャスト製のHDDカバー 654dはHDDユニット基板654a上に実装された
ボードインコネクタ 654eはHDDユニット654をPDLケース652
に固定するHDDユニット固定板 である。
【0055】655は機能拡張ユニットであって、PC
をネットワーク経由で接続するNICユニットであり、
例えばIEEE802.11b規格に対応し、装置外の
ホストアダプタを経由して無線ネットワーク接続に使用
される。無線接続規格はBluetooth等他の規格
でも構わないし、赤外線通信等電波以外による通信でも
構わない。
【0056】655aはネットワークコントローラ等が
実装されたNIC基板 655bはNIC基板655aに実装されたアンテナで
ある。
【0057】通信が光通信方式の場合、アンテナ655
bの変わりに光送受信部を搭載する。
【0058】655cはNIC基板655aに実装され
たボードインコネクタ 655dはNICユニット655をPDLケース652
に固定するNICユニット固定板 である。
【0059】上記において、プリンタ機能部分が第1の
制御部であり、具体的にはPDLユニット651上のP
DLボード653がこれにあたる。また、プリンタ機能
を更に拡張する増設部分が第2の制御部であり、具体的
にはHDDユニット654(上のHDDユニット基板6
54a、HDD本体654bなど)又はNICユニット
655(上のNIC基板655a、アンテナ655bな
ど)がこれにあたる。
【0060】またPDLケース652が上記の第1の制
御部と第2の制御部の双方を支持する支持部材であり、
PDLボード653とHDDユニット654又はNIC
ユニット655をまとめて支持しており、原稿読取部3
と記録部4の下部を接続する形で配設されている。
【0061】また、第1の制御部であるプリンタ機能部
分全体もオプションとして画像読取記録装置の機能を拡
張する機能拡張制御部とし、本体制御部51に相当する
本体制御基板622に対してプリンタ機能であるPDL
ボード653が拡張接続される形となる。
【0062】また、第2の制御部は第1の制御部に対し
て上から直接コネクタ接続(ケーブルを使用せずボード
インコネクタで直接接続)される。具体的には機能拡張
用ボードインコネクタ653d、653eに対して拡張
部のボードインコネクタ654d、655cが刺さるこ
とで接続される。
【0063】1)プリンタ機能の拡張について説明す
る。
【0064】プリンタ拡張の際はリアカバー611を一
旦外し、PDLユニット651を装置に固定する。その
際、図5の(b)のようにリア目隠し蓋612を外して
おくことで、PDLユニット651の上部が露出する。
【0065】機能拡張ユニットであるHDDユニット6
54、NICユニット655のどちらかを取り付けない
場合はHDDユニット固定板654e、NICユニット
固定板655dに相当する部分に目隠し板を取り付け
る。また、HDDユニット654、NICユニット65
5のいずれも使用しない場合はリア目隠し蓋612を外
さず使用しても構わない。
【0066】また、機能拡張用ボードインコネクタ65
3d、653eの接続口を上方に向くように実装し、ボ
ードインコネクタ654d、655cの接続口を下方に
向くように実装しておくことで、機能拡張ユニットであ
るHDDユニット654、NICユニット655の接続
をケーブルを使用せずに行うことができ、低コストで接
続可能となる。
【0067】また、PDLユニット651のみ組み込ん
だ後に機能拡張ユニットであるHDDユニット654、
NICユニット655を追加組込する際には上方の空間
から組み込むことができて、増設の手間を省くことがで
きる。
【0068】NICユニット655上方は一部PDLケ
ース652がオーバーラップしているが、一旦HDDユ
ニット654を上方に外し、NICユニット655を斜
め上方から組み込むことができるようになっている。そ
のためNICユニット固定板655dは水平方向からビ
ス止めするようになっている。
【0069】PDLユニット651は、図4、図6のよ
うに、リーダー下フレーム112、右奥支柱621、記
録部底板623を接続する形で締結される。このことに
よって右奥支柱621を大型化したのと同様な強度アッ
プが得られる。
【0070】2)次に放熱Hについて説明する。
【0071】PDLユニット651部における熱発生源
は主としてHDD本体654bと画像処理チップ653
bである。
【0072】画像処理チップ653bはPDLボード基
板653aの下方に配置されている。このため図4に示
すように画像処理チップ653bは上下方向に配設され
た通風用ルーバ611aから放熱放散Hされる。PDL
ユニット651は全体で上下方向に長いため通風用ルー
バ611a位置をPDLボード基板653aよりも上方
に配置でき、上昇する画像処理チップ653b付近に熱
気を澱ませず、つねに下方からの外気Cで画像処理チッ
プ653bを冷却することができる。本実施例ではPD
Lボード基板653a上に実装された部品において最大
の発熱となる部品が画像処理チップ653bであるため
画像処理チップ653bをPDLボード基板653aの
中央より下方に配設したが他の部品で発熱の大きなもの
があればそちらを下方に配設するのが好ましい。
【0073】HDDユニット654については放熱性の
良いアルミダイキャスト製のHDDカバー654cが外
気に接する状態となっている。また、内部側は通風用ル
ーバ611aが近くに配設された状態となっている。
【0074】以上により、HDD本体654bから発生
する熱Hを外部に効率よく放散することができ、HDD
本体654bは問題ない温度レベルに保たれる。
【0075】3)次にHDDユニット654に対する衝
撃について説明する。
【0076】通常の使用において画像読取記録装置に加
わる衝撃のうち大きなものは、操作者が給紙カセット3
02をカセット給紙部6にセットした際の衝撃と、原稿
搬送部2を閉じた際に発生する衝撃である。
【0077】カセット302をセットした際の衝撃F1
(図4)は画像読取記録装置の下部に奥行き方向に加わ
る。
【0078】原稿搬送部2を閉じた際び衝撃F2は装置
上前部に上下方向に加わる。
【0079】HDDユニット654は上記衝撃F1、F
2のいずれからも一番遠い位置に配設される。
【0080】よって他の部分に配設した場合に比べて必
要な衝撃吸収量が少なくて済む。
【0081】本実施例では前述のPDLユニット651
の取付による装置自体の強度アップによって衝撃に対す
る揺れを低減している。また、HDDユニット654の
下部をボードインコネクタ654dでPDLボード基板
653aと接続することで、PDLボード基板653a
とHDDユニット基板654a基板自体の撓みによって
衝撃を吸収する構造となっている。この構造は衝撃に比
較的大きいカセット302をセットした際の衝撃F1の
方向に対して有効である。HDD本体も耐衝撃性に優れ
る小型(2.5インチタイプ)のHDDを使用してい
る。
【0082】以上のようにすることで、本実施例では衝
撃吸収ダンパなど特別な衝撃対策部品を使用することな
くHDDユニット654を搭載することを可能にしてい
る。
【0083】4)次にNICユニット655について説
明する。
【0084】アンテナ655bはNIC基板655aと
平行に実装されることで装置に組み込まれた際に垂直方
向に立つ姿勢となり、特に調整することなく必要なアン
テナの姿勢を得ることができる。
【0085】また、NICユニット655は装置本体
(記録部4+画像読取部3)の上部に位置するので装置
本体に電波が妨害されにくくなり、無線交信特性に優れ
る。
【0086】本実施例では原稿搬送部2が開いた際にア
ンテナ655bと接触することを避けるため装置本体の
上面から出ない形で実装したが、原稿搬送部2が開いた
際に接触しない位置にNICユニット655を配設する
ようにしてアンテナ655bを装置本体の上面から突出
するようにしても構わない。
【0087】この形態は赤外線無線通信を行うタイプの
NICユニット655を採用した場合に有効である。
【0088】また、NICユニット655は有線タイプ
のものを採用しても構わない、その際はアンテナ655
bの位置にネットワークケーブル引き出し用のモジュラ
ージャックを実装する。
【0089】(3)画像読取記録装置の更なる詳細説明 上記例の画像読取記録装置について図8と図9を用いて
更に詳細に説明する。
【0090】図8において、8は装置全体の制御部、9
は電源である。前述したように記録部4の上部に画像読
取部3が設けられ、画像読取部3は記録部4を支持する
記録筐体10と、本体制御部51を支持する電装筐体1
1(図1・図2)、および、画像読取部3の右手前を支
持する支柱401によって支持されている。
【0091】画像読取部3の下方は記録排紙部12が設
けられ、いわゆる胴内排紙の構成をとっており、記録排
紙部12と画像読取部3は画像読取部3に設けられたリ
ーダー底板516で仕切られている。
【0092】a)画像読取部(リーダー)3 画像読取部3の上面には原稿台ガラス501、流し読み
ガラス502、ジャンプ台503が設けられている。
【0093】画像読取部3の上部には原稿圧着板504
を備えた原稿搬送装部2が画像読取部3の後方に図示し
ないヒンジを介して設けられている。
【0094】画像読取部3内には、画像読取ユニットで
ある密着型イメージセンサ506、キャリッジ507、
ガイドシャフト508、タイミングベルト509、駆動
プーリ510、画像処理中継基板511を設け、オプシ
ョンとして原稿サイズ検知センサ512を配置すること
が可能である。
【0095】密着型イメージセンサ506は、図示しな
い一次元光電変換素子と、セルフォックレンズ(商標)
と、セルフォックレンズの両側に光源を配置し、それら
を一つの筐体に収めたデバイスである。
【0096】密着型イメージセンサ506はキャリッジ
507上に図示しないばねで弾性支持され、原稿台ガラ
ス501の方向に付勢され、原稿台ガラス501上に配
置した原稿Dまでの距離が焦点深度を外れないように一
定の距離を保っている。
【0097】キャリッジ507は読取駆動モータ513
によって駆動されるタイミングベルト509に接続さ
れ、密着型イメージセンサ506内の一次元光電変換素
子に垂直なガイドシャフト508に沿って画像読取部3
内を往復運動する。
【0098】密着型イメージセンサ506の位置は、ホ
ームポジションセンサ514の検知タイミングを基点と
してモータの回転周波数および回転時間により制御され
る。
【0099】原稿Dが原稿台ガラス501上に配置さ
れ、原稿圧着板504を備えた原稿搬送装部2が閉じら
れると、所定の開閉角度のタイミングで原稿サイズ検知
センサ512により原稿のサイズが検出される。
【0100】コピーのスタートキー601a(図1)が
押下されると、検出された原稿サイズと操作部5から入
力された変倍率の情報に従って所定のサイズの記録紙が
選択され、シート材Sの給紙動作が開始される。適切な
サイズの記録紙が存在しない場合には、その旨表示部6
02に表示する。
【0101】スタートキー601aの押下後、シェーデ
ィングを行い、原稿先端から走査し、画像読取部3内に
設けた画像処理中継基板511でA/D変換が行われ、
装置本体の画像処理部52へ送られる。密着型イメージ
センサ506と画像処理中継基板511はフラットケー
ブルで電気的に接続されている。
【0102】走査が終わると読取駆動モータ513が逆
回転して密着型イメージセンサ506をもとの待機位置
に戻す。
【0103】b)原稿搬送部(DF)2 原稿搬送部2は画像読取部3の上部に、原稿搬送部2の
後方において不図示のヒンジを介して開閉自由に設けら
れている。原稿搬送部2の開閉は不図示の圧板開閉セン
サ26により検知される。
【0104】原稿搬送部2における構成および動作は以
下のとおり。原稿載置台21には原稿Dの搬送方向と直
角方向(原稿Dの幅方向)にスライド可能なスライダ2
1aが設けられていて、前記スライダ21aによって原
稿載置台21上に積載された原稿Dの両サイドを揃える
ことが出来るようになっている。
【0105】原稿積載台21上に原稿Dを積載すると、
原稿検知センサ21bで原稿の存在が検知され、長さ検
知センサ21cとスライダ21aの移動量により検知す
る幅検知センサ21dにより、原稿のサイズが検知さ
れ、本体制御部51に情報が渡され、操作部5(図1)
から入力された変倍率に従って所定のサイズの記録紙が
選択される。適切なサイズの記録紙が存在しない場合に
は、その旨表示部602に表示する。
【0106】なお、原稿検知センサ21bが原稿を検知
しない場合には、静止読み側である原稿台ガラス501
上に原稿が配置されたものと判断して、密着型イメージ
センサ506は原稿台ガラス501側を走査する。
【0107】操作部5上のスタートキー601aが押下
されると、密着型イメージセンサ506はシェーディン
グを行い、ジャンプ台503を挟んで原稿台ガラス50
1と反対側の流し読みガラス502の下方に移動し静止
する。
【0108】原稿載置台21上に積載した複数枚の原稿
Dを分離パッド22aと圧接した分離ローラ22bで1
枚ずつ分離し、原稿搬送ローラ22cにより、Uターン
通紙パス22dにて搬送される。
【0109】さらに原稿Dが原稿先端検知センサ22f
を通過した後、給紙ローラ22e等で第一の画像読取部
515に搬送し、原稿先端が密着型イメージセンサ50
6が停止した画像読取位置に達するタイミングで原稿画
像を走査し始め、画像信号が画像処理中継基板511で
A/D変換が行われ、記録部4の画像処理部52(図
9)へ送られる。
【0110】第一の原稿読取部515では、原稿Dは原
稿押えローラ22gにより流し読みガラス502に近接
させつつ原稿Dの画像情報が読み取られる。
【0111】原稿Dはジャンプ台503で流し読みガラ
ス502上面から掬い上げられ、原稿排紙ローラ22h
を経て原稿排紙トレイ23上に排出される。
【0112】原稿積載台21に積載されたすべての原稿
が読み終わり、原稿検知センサ21bが「原稿なし」を
検知すると、密着型イメージセンサ506はもとの待機
位置に戻る。
【0113】c)カセット給紙部(カセット)6 カセット給紙部6は、記録部4に対して着脱可能なフィ
ーダ部301と、フィーダ部301に対して着脱可能な
給紙カセット302とで構成される。
【0114】フィーダ部301は記録部4を下から支持
するための構造体としての機能を有しており、複数のフ
ィーダ部を記録部4の下方に接続することができる。
【0115】給紙カセット302は記録紙束をピックア
ップローラ303へ付勢するカセット中板304と、ピ
ックアップローラ303と協働して記録紙の括りだし枚
数を制限するための分離爪305と、記録紙束の幅方向
を規制するサイド規制板306、記録紙束の後端を規制
する後端規制板307から構成される。
【0116】シート材Sは、紙サイズに合わせて移動可
能に装着されたサイド規制板306によって側端面を規
制されることにより、斜行や不送りの発生が防止される
ようになっている。
【0117】画像は、給紙カセット302に積載された
シート材Sの上面側に記録される。
【0118】また、シート材Sの有無はカセットセンサ
308により検出される。また、上述した給紙カセット
302は、本実施例では約500枚のシート材の積載が
可能であり、装置本体1に対して前面方向に引き出し可
能(フロントローディング方式)に構成されている。ま
た、給紙カセット302には、種々のシートサイズ(例
えばA3,A4,A5,B4,B5,レター,リーガル
の7種類)のシート材が積載可能となっている。
【0119】給紙カセット302に積載されたシート材
Sはカセット中板304が中板ばね309によって上方
に付勢され、半円状のピックアップローラ303に圧接
され、カセット中板304の先端側に位置する分離爪3
05との協働で括り出される。
【0120】本体制御部51から、シート材Sを括りだ
すトリガがかかると、ピックアップローラ303は図示
しないモータからの動力を受け、同じく図示しない電磁
クラッチによる動力の接続により、シート材Sの括りだ
し動作を行う。
【0121】括り出しで重送した記録紙は給紙ローラ3
10aとリタードローラ310bにより、1枚に分離さ
れる。
【0122】給紙ローラ310aの下流にリトライセン
サ312と引き抜きローラ313が設けられており、ピ
ックアップローラ303を駆動するトリガがかかったあ
と、所定の時間を経てもシート材Sがリトライセンサ3
12で検出されないときには、制御部51は再度ピック
アップローラ303を回転させるトリガを発してシート
材Sの括り出し動作を行う。
【0123】分離されたシート材Sは所定時間後にレジ
ストセンサ209により先端を検出される。給紙が開始
されてから所定時間以内にレジストセンサ209がシー
ト材Sの先端を検出しない場合はジャムと判断し、操作
部5(図1)に表示を行うようになっている。
【0124】また、上述したカセット給紙部6と装置本
体1とが着脱可能であることは既述であるが、当該カセ
ット給紙部6と同様の構成を有する2段目以降のカセッ
ト給紙部6をさらに追加することが可能である。
【0125】d)MP(マルチペーパー)給紙部7 MP給紙部7は、MP給紙ローラ201、MP分離パッ
ド202、MP中板203、MPトレイ204、MP延
長トレイ205、MP中板バネ(図示せず)、シート規
制板206を備えている。
【0126】このMP給紙部7からもシート材Sの搬送
は可能で、複数枚のシート材SはMPトレイ204上に
載置され、MP給紙ローラ201と分離パッド202と
の協働により本体内部のレジストローラ対210へ搬送
される。
【0127】MP給紙部7の使用時において、通常サイ
ズの記録紙については開閉可能なMPトレイ204を使
用し、また、MPトレイ204に積載できないサイズの
記録紙についてはMP延長トレイ205を引き出すこと
により、記録紙の後端がMPトレイ204からはみ出し
て垂れ下がることを防止するようにしている。また、M
P中板203はMP中板バネしかくにより上方に付勢さ
れているが、当該MP中板203は待機状態ではカム
(図示略)により押下げられているため、シート材Sを
MP中板203に積載することが可能となっている。
【0128】記録部4の本体制御部51からMP給紙の
開始を指示する信号が出力された場合は、カム(図示
略)が回動し、MP中板203の押下げ解除により積載
されたシート材Sは半円状のMP給紙ローラ201に圧
接され、MP分離パッド202により摩擦片分離方式で
1枚ずつ分離され搬送される。分離されたシート材S
は、MP給紙ローラ201及びMP分離パッド202に
より圧接搬送が続行され、カセット給紙搬送路211と
合流し、レジストローラ対210に受け渡される。
【0129】給紙が開始されてから所定時間以内にレジ
ストセンサ209がシート材Sの先端を検出した場合
は、この分離されたシート材SはMP給紙ローラ201
とMP分離パッド202によって圧接搬送し続け、レジ
ストローラ対210の圧接ニップ部に案内される。
【0130】給紙が開始されてから所定時間以内にレジ
ストセンサ209がシート材Sの先端を検出しない場合
はジャムと判断し、操作部5に表示を行うようになって
いる。
【0131】e)レジストローラ対(レジスト)210 レジストローラ対210は、シート材Sの先端がレジス
トローラ対210の圧接ニップ部に到達した時点では回
転停止状態に制御されている。シート材Sの先端が回転
停止状態にあるレジストローラ対210の圧接ニップ部
に突き当たって係止され、その後もMP給紙ローラ20
1もしくはカセット側の引き抜きローラ313によるシ
ート材Sの給送が行われると、シート材Sにある程度の
たわみループが形成されるため、当該たわみループの反
力でシート材Sの先端辺が圧接ニップ部のニップ線にな
らって平行化されることにより、シート材Sの斜行が補
正される。
【0132】f)記録部4 記録部4の画像形成部は、作像部と熱定着器704から
なる。作像部はレーザースキャナ701とトナー一体型
のプロセスカートリッジ702および、転写ローラ70
3からなり、プロセスカートリッジ702内は感光ドラ
ム702a、帯電ローラ702b、現像スリーブ702
c、クリーニングブレード702d、トナーホッパー7
02e、カートリッジ筐体702fからなり、プロセス
カートリッジ702は本体に対して向かって左方向に着
脱可能である。
【0133】レーザースキャナ701は、レーザービー
ム発振器(不図示)、ポリゴンミラー701b、折り返し
ミラー701cを備えており、レーザービーム発振器か
ら変調信号を射出し、ポリゴンミラー701bにより感
光体ドラム702aに走査光を照射し、折り返しミラー
701cにより走査光を反射する。
【0134】前記感光体ドラム702aは、帯電ローラ
702b、現像スリーブ702c、クリーニングブレー
ド702dと共に記録カートリッジ702の内部に一体
に組み込まれており、記録部4に対して着脱自在となっ
ている。感光体ドラム702aの表面は帯電ローラ70
2bにより均一に帯電され、その表面にレーザービーム
発振器からの走査光が照射されることにより潜像が形成
され、当該潜像が現像スリーブ702cから供給される
トナーにより顕像化されるようになっている。
【0135】g)熱定着器704 作像部の下流側のシート搬送経路には、熱定着器70
4、第一の排紙ローラ451が配置されている。
【0136】熱定着器704は熱定着ローラ704a、
加圧ローラ704b、加圧ローラ704bを熱定着ロー
ラ704aの方向へ付勢する加圧ばね(図示せず)、両
ローラの付勢圧を解除する定着解除レバー704c、そ
れらを支持する定着フレーム704dからなり、熱定着
ローラ704aの内部にはヒータ704eが設けられ、
熱定着ローラ704aの表面に接して温度検知センサ
(図示せず)が設けられている。
【0137】レジストセンサ209の信号に基づいて所
定のタイミングでレジストローラ対210が駆動される
と、レジストローラ対210によりシート材Sが作像部
に搬送される。所定のタイミングとは、感光体ドラム7
02aに形成されたトナー像の先端とシート材Sの先端
が一致するようなタイミングである。
【0138】シート材Sは、転写ローラ703により感
光体ドラム702a表面に形成されたトナー像が転写さ
れた後、シート搬送部705に沿って搬送され、更に熱
定着器704によりトナー像が定着されてから、第一の
排紙ローラ451により第一の排紙トレイ452へ排出
される。
【0139】熱定着器704の後方にはファンダクトが
あり、冷却ファンで装置内の熱を外部へ逃がしている。
【0140】h)カートリッジカバー212 記録部4にはカートリッジカバー212が開閉可能に設
けられていて、MPトレイ204とカートリッジカバー
212を開くことによって記録カートリッジ702を記
録部4の外に引出して交換できるようになっている。ま
た、カートリッジカバー212にはインターロック機構
が備わっており、カートリッジカバー212が開いてい
るか、記録カートリッジ702が装置本体1にセットさ
れていない場合は記録装置本体1が動作しないようにな
っている。
【0141】また記録中にジャムが発生した場合、フィ
ーダカバー314、カートリッジカバー212、排紙カ
バー453のいずれかを開けることによって内部に滞留
しているシート材Sを取り出すことができるようになっ
ている。
【0142】i)制御系 図9は装置全体の制御部8ブロック図である。図におい
て53は画像読取記録装置全体を制御するCPU(中央
制御部)であり、MPU53a、MPU53aの制御プ
ログラム等を格納するROM53b、各種データ処理の
ワークエリアや画像情報の一時的記憶部として使用され
るRAM53c、画像の変倍、解像度変換等を行う画像
処理部52等により構成されている。図9のブロック図
は本体制御部51を含む各種の機能を説明するものであ
り、これは装置に実装した際の形態である本体制御部5
1等の形態とは異なる。
【0143】またCPU53には公知の構成からなるカ
レンダ、時計機能などが備えられ、RAM53cのうち
ワンタッチキー宛先情報、ソフトウェアスイッチ情報等
の重要なシステム設定情報を格納する領域はバッテリー
バックアップによって停電等の不慮の障害から保護され
ている。
【0144】操作部5(図1)はテンキー601c、フ
ァンクションキー601d、ワンタッチキー601e、
スタートキー601a、ストップキー601b、エナジ
ーセーバーキー601f等の各種キースイッチ等からな
る。表示部602は各種メッセージの表示を行うLCD
602aと複数のLED602b、複写機モードとファ
クシミリ送信モードを切り替えるモード切替キー601
gからなる。
【0145】画像読取部3は、読取モータ等の読取駆動
制御部54、画像の読取を行う読取センサ55、中継基
板157、原稿検知等を行う各種センサ56などからな
る。読取センサ55には搭載され、光電変換を行う撮像
素子、撮像素子で発生した画素毎の信号を整列、増幅、
転送を行う転送回路などが搭載されている。
【0146】中継基板157には転送された画像信号を
受信する受信回路158、受信した画像信号のシェーデ
ィングや2値化、エッジ強調、スムージング等を行う2
値化回路159が搭載されている。
【0147】読取センサ55と中継基板157は中継ケ
ーブル160で接続される。
【0148】記録部4は記録モータ等の記録駆動制御部
57、レーザースキャナや電子写真プロセスの制御等を
行う記録ユニット58、記録する画像のスムージング等
を行う記録画像処理部64、記録紙等の検知を行う各種
センサ62からなる。
【0149】本装置がファクシミリ送受機として機能す
る場合の制御系は以下のものから構成される。発呼、着
呼、画像データの符号化等を行う通信制御部63はMO
DEM、NCU等からなる接続部59を持ち、接続部5
9には通信網59a、ハンドセット59bが接続され
る。外部インタフェイス60はCPU53から直接デー
タの送受信を行うインタフェイスであり、例えばRS2
32C、SCSI、LAN、USB、IEE1394、
赤外線等の回線を通じて装置外部のコンピュータや周辺
機器と接続することで装置を外部のコンピュータのスキ
ャナプリンタ等として使用したり、外部周辺機器に対す
るホストとして機能する。
【0150】HDD61は大容量の不揮発性メモリとし
て画像情報等の保存に使用される。
【0151】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば上述
のようにすることで、胴内排紙構成の画像読取記録装置
について、プリンタ機能を有さない場合には構造体を省
略し、安価な構成とすることができる。プリンタ機能を
有する場合にはプリンタ機能部が構造強度を高めること
で装置全体の構造強度を上げることができるので、HD
Dなどの装置を追加する際に必要な強度を標準的に持つ
必要がなくなる。
【0152】さらに追加拡張装置をプリンタ機能部の上
方に配置し、上部を装置外部に出るようにすることで、
特別な冷却機能を準備することなく追加拡張装置が自然
風冷される。
【0153】また、追加拡張装置を上部に配置すること
で、HDDなどの衝撃に弱い装置については挿抜時にあ
る程度の衝撃が発生することの避けられないカセット部
から遠い位置に配置することで衝撃吸収部材などを最少
にすることができる、また、無線ネットワーク拡張装置
については装置に固定されたアンテナが高い位置にその
まま配置されるので無線通信に必要な高さや姿勢を得る
ためにアンテナの延長をする必要がない。
【0154】以上のように基本構成が安価で、拡張性に
優れ、かつ拡張部も安価な構成となる胴内排紙構成の、
ファクシミリ装置、複写機、プリンタ、マルチファンク
ション画像形成装置等の画像読取記録装置を提供するこ
とが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の画像読取記録装置の斜視図
【図2】 該画像読取記録装置の縦断正面模式図
【図3】 図1の画像読取記録装置において原稿搬送部
を搭載させないで単なる原稿圧着板装置を具備させた画
像読取記録装置の斜視図
【図4】 電装筐体部の右方からの透視図
【図5】 画像読取記録装置の背面図
【図6】 画像読取記録装置の背面からのプリンタ機能
拡張部分の透視図
【図7】 プリンタ機能拡張部分の詳細図
【図8】 画像読取記録装置構造の詳細説明図
【図9】 制御部のブロック図
【符号の説明】
2…原稿Dを複数枚積載して一枚ずつ搬送する原稿搬送
部 3…原稿Dの画像情報を読取る画像読取部 4…レーザービームプリンタからなる記録部 5…表示部・入力キー等により構成される操作部 6…複数枚のシート材Sを収納し、一枚ずつ搬送するカ
セット給紙部 7…MP(マルチペーパー)給紙部 8…装置全体の制御部 9…電源 111…リーダー上フレーム 112…リーダー下フレーム 155…撮像素子 156…転送回路 157…中継基板 158…受信回路 159…2値化回路 160…接続ケーブル 501…原稿台ガラス 502…流し読みガラス 503…ジャンプ台 504…原稿圧着板 506…密着型イメージセンサ 507…キャリッジ 508…ガイドシャフト 509…タイミングベルト 510…駆動プーリ 511…画像処理中継基板 512…原稿サイズ検知センサ 513…読取駆動モータ 514…ホームポジションセンサ 515…第一の画像読取部 516…リーダー底板 611…リアカバー 612…リア目隠し蓋 621…右奥支柱 622…右奥支柱部に収納される本体制御基板 623…右奥支柱621などの支柱を固定する記録部底
板 651…装置本体1にプリンタ機能を拡張するPDLユ
ニット 652…PDLユニット651のフレームとなるPDL
ケース 653…PDLボード 654…HDDユニット 655…NICユニット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作像部で画像が形成された記録シートを前
    記作像部の上方に設けられた胴内排紙積載部に排紙通路
    を通じて積載可能な記録部と、 前記記録部上方に配設された原稿を原稿台ガラス上で読
    み取る原稿読取部と、からなる装置本体と、 を有する画像読取記録装置であって、 前記画像読取記録装置に配設された第1の制御部と、前
    記第1の制御部に接続されて前記第1の制御部の機能を
    拡張する第2の制御部を有し、 かつ前記第2の制御部は前記第1の制御部の上方に位置
    するとともに、前記第2の制御部の上方の1部が前記画
    像読取記録装置の外部に出るようにしたことを特徴とす
    る画像読取記録装置。
  2. 【請求項2】前記第1の制御部と前記第2の制御部の双
    方を支持する支持部材が前記原稿読取部と前記記録部の
    下部を接続する形で配設されることを特徴とする請求項
    1に記載の画像読取記録装置。
  3. 【請求項3】前記第1の制御部も前記画像読取記録装置
    の機能を拡張する機能拡張制御部であることを特徴とす
    る請求項1に記載の画像読取記録装置。
  4. 【請求項4】前記第2の制御部は前記第1の制御部に対
    して上方から直接コネクタ接続されることを特徴とする
    請求項1に記載の画像読取記録装置。
  5. 【請求項5】前記第2の制御部は固定ディスク装置であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像読取記録装
    置。
  6. 【請求項6】前記第2の制御部は無線通信装置であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像読取記録装置。
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