JP4557448B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4557448B2
JP4557448B2 JP2001055520A JP2001055520A JP4557448B2 JP 4557448 B2 JP4557448 B2 JP 4557448B2 JP 2001055520 A JP2001055520 A JP 2001055520A JP 2001055520 A JP2001055520 A JP 2001055520A JP 4557448 B2 JP4557448 B2 JP 4557448B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
image
image forming
document
reading unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001055520A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002262038A (ja
Inventor
中村  文彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001055520A priority Critical patent/JP4557448B2/ja
Publication of JP2002262038A publication Critical patent/JP2002262038A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4557448B2 publication Critical patent/JP4557448B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Image Input (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿の画像情報を読み取る機能と、シート上に画像を形成する機能とを備えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の画像形成装置としては、画像の形成を行う画像形成部が電子写真方式のレーザビームプリンタとして構成されたファクシミリ装置等がある。
【0003】
図7を参照して従来技術に係る画像形成装置(ファクシミリ装置)について説明する。図7は従来技術に係る画像形成装置の模式的断面図である。
【0004】
図7に示すように、装置本体正面側(図では左側)の上部に、原稿の画像情報を読み取る画像読取部3が設けられ、その後方に画像の形成を行う画像形成部4が設けられている。
【0005】
まず、画像形成部4について説明する。
【0006】
画像形成手段10の上方にはレーザスキャナ9が配置されており、画像形成手段10よりも装置本体正面側には定着器11が配置されている。
【0007】
画像形成手段10は、感光ドラム10aを備えており、まず、一次帯電器10bにより、感光ドラム10aの表面は均一に帯電される。そして、画像信号にもとづいて、レーザスキャナ9によって、感光ドラム10a上にレーザビームを、走査光として照射することによって静電潜像を形成する。
【0008】
そして、その潜像は、現像ローラ10cから供給されるトナーの付着によってトナー像として顕画化される。
【0009】
一方、カセット50に積載されたシートとしての記録紙Pが、ピックアップローラ51によって最上層の1枚が給送され、搬送ローラ26によって画像形成手段10に送られる。
【0010】
そして、上述したように顕画化されたトナー像が、転写帯電器10fによって記録紙P上に転写される。その後、記録紙Pは定着器11に送られ、上記転写されたトナー像が定着される。
【0011】
次に、画像読取部3について説明する。なお、図示の例は、一般にシートフィードタイプと呼ばれ、原稿Sを移動させながら読み取る構成となっている。
【0012】
画像読取部3では、原稿載置台54上に載置された原稿Sを、摩擦部18及び分離ローラ19によって1枚ずつ分離し、更に、給紙コロ21及び給紙ローラ22によって、コンタクトイメージセンサ支持台(以下、CIS支持台7aと称する)に取付けられたコンタクトイメージセンサ(以下、CIS7と称する)に向けて搬送する。
【0013】
そして、CIS7によって、原稿Sの画像情報が読み取られた後に、原稿Sは排紙コロ23及び排紙ローラ24によって原稿排紙トレー8上に排出される。
【0014】
又、画像読取部3を構成する部品の一部(原稿の搬送路を介して一方にある部品)は一体的に構成されており、支点Bを中心として図示の位置から図中反時計方向に回動可能である(図8参照)。また、原稿載置台54とフェースダウン排紙部52はカートリッジカバー55として一体に構成されているが、このカバー55は支点Dを中心として時計方向に回動可能になっている。
【0015】
このように構成することで、感光ドラム10a,帯電器10b,現像ローラ10c,トナー収納部等が一体に構成されたトナーカートリッジ10eを交換する際には、カートリッジカバー55を時計方向に回動させて開くことで、交換作業を容易に行うことができた。
【0016】
また、比較的、交換頻度が高い電気部品としては、CIS7が挙げられる。CIS7は、上述のようなシートフィードタイプ(原稿移動型)の搬送系の場合には、CIS7を構成する部品の一つであるガラスの表面と原稿が常に擦れるため、静電気が起き易い。特に低湿環境下(日本では冬)に於いては、静電気が顕著に発生してしまう。
【0017】
この結果、原稿搬送による静電気により、CIS7が誤動作を起こしたり、あるいは最悪の場合にはCIS7が破壊したりしてしまい、ユーザーがメーカに依頼して部品を交換してもらわなければならなかった。
【0018】
そうした時の部品(CIS7)の交換作業手順について図8を参照して説明する。図8は従来技術に係る画像形成装置における部品交換手順を示す模式的断面図である。
【0019】
まず、図8に示すように、画像読取部3を構成する部品のうち、原稿搬送路を介して一方(図中原稿搬送面よりも上側)の全ての部品は、上述のように一体的に構成されており、これを図中矢印方向に回動させる。
【0020】
なお、この回動動作は、原稿が搬送途中で搬送不良を起こした際に、原稿搬送路から原稿を取り出すために通常行う動作でもある。
【0021】
そして、画像読取部3を構成する部品のうち、原稿搬送面よりも図示する下側から、まず、原稿搬送ガイド17’を不図示の固定手段を解除してから、図中矢印方向に取り出す。次に、CIS支持台7aとCIS7を画像読取部3から不図示の固定手段を解除してから、図中矢印方向に取り出していた。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来技術の場合には、下記のような問題が生じていた。
【0023】
上述のように、画像読取部3を、画像読取部3に備えられた原稿搬送路を開放可能に構成することによって、CIS7を交換する場合には、この原稿搬送路を開放して、原稿搬送路側から各種部品を取り外した後にCIS7とCIS支持台7aとのユニットとして取り外す、あるいは、装着させるようにしていた。そのため、原稿搬送路側(の開口)は、通常CISの部分のみを剥き出しとしており、通常CISより外形が大きくなってしまうCIS保持部材の取出しは、前述する原稿搬送ガイド17’や後述するローラ類を取外すことが必須事項であった。
【0024】
しかしながら、装置本体から原稿搬送ガイド17’を取り外す作業は困難である場合が少なくない。また、部品の一体化等により、原稿搬送ガイド17’を他の外装カバーと一体化してあった場合には、外装を装置本体より取り外す必要があり、非常に時間のかかる作業となっていた。
【0025】
また、CIS支持台7aとCIS7を画像読取部3から取り外すには、給紙ローラ22や排紙ローラ24が邪魔になり、これらの両ローラを取り外さねばならない場合もあった。特にローラの取り外し作業では、不図示のローラに回転駆動を与えるための連結ギアや、回転時の摺動を効率良くさせる軸受け、もしくは、グリス等の潤滑油がついている場合が殆どであり、CIS7の交換作業について、非常に作業工程数が多くなり、かつ時間を必要とするという不具合があった。
【0026】
本発明は上記の従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、簡易な構成でメンテナンス性を向上させた画像形成装置および画像読取装置を提供することにある。
【0037】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の画像形成装置にあっては、
原稿が搬送される第1搬送路と、該第1搬送路を搬送する原稿の画像を読み取る読取手段と、を有する画像読取部と、
画像形成用シートが搬送される第2搬送路と、該第2搬送路を搬送するシート上に画像を形成する画像形成手段と、を有する画像形成部と、
を備えた画像形成装置において、
前記画像読取部は、装置本体に対して回動自在に構成されると共に、前記第1搬送路が開放可能に構成され、
前記第1搬送路が開放された状態で前記読取手段を画像読取部本体に対して着脱可能とする着脱機構を備えると共に、前記画像読取部における前記読取手段を介して前記第1搬送路とは反対側に、前記着脱機構の着脱作業を行う作業部を設け
前記画像読取部を、画像読取動作を行う場合の位置とは異なる位置に回動させると、前記作業部が開放されることを特徴とする。
【0041】
前記画像形成手段は、画像形成部本体に対して着脱自在に設けられると共に、
前記画像読取部を、画像読取動作を行う場合の位置とは異なる位置に回動させると、前記作業部が開放されると同時に、前記画像形成手段が開放され、該画像形成手段の着脱作業が可能となるとよい。
【0043】
前記着脱機構には、前記読取手段を画像読取部本体に着脱する着脱部材を有すると共に、
前記作業部は、該着脱部材の着脱作業を行うための工具が差し込まれるための開口部であるとよい。
【0045】
前記読取手段は、前記第1搬送路を搬送する原稿の原稿面を照射する光源と、原稿からの反射光を得て、電気信号に変換する光電変換素子と、を有するコンタクトイメージセンサであるとよい。
【0047】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0048】
なお、本実施の形態の説明で参照する図面においては、説明を容易にするために、上記従来技術の説明で参照した図面中の構成のうち、同一の機能を備えた構成には同一の符号を付している。
【0049】
また、本実施の形態の説明では、画像形成装置の一例として、ファクシミリ装置を例にして説明する。
【0050】
図1〜図6参照して、本発明の実施の形態に係る画像形成装置について説明する。
【0051】
まず、図1および図2を参照して、画像形成装置としてのファクシミリ装置全体の構成等について説明する。図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置(ファクシミリ装置)の模式的断面図であり、図2は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の外観斜視図である。
【0052】
この図1に示すように、装置本体1は、大きく、原稿Sの画像情報を読み取る画像読取部3と、レーザビームプリンタとして機能する、シートとしての記録紙Pに画像を形成するための画像形成部4と、から構成される。
【0053】
ここで、本発明の実施の形態においては、画像読取部3は、トナーカートリッジの交換ないし記録紙のジャム処理のために開閉される開閉カバーとしての機能も具備している。
【0054】
まず、画像読取部3の主要構成について説明する。
【0055】
画像読取部3は、主として、原稿Sを複数枚積載することができる原稿載置台2と、原稿Sを読取部へ搬送するための第1搬送路となる原稿搬送部5と、この原稿搬送部5を搬送する原稿の画像情報を読み取るコンタクトイメージセンサ(CIS7)と、CIS7による読取部(具体的にはガラス板の表面)に対して原稿を押圧する原稿押圧部(読取基準板6)と、原稿Sを案内する上原稿ガイド16および下原稿ガイド17と、各種の操作入力を行うための操作部25と、を備える。
【0056】
なお、読取後の原稿Sは、フェースアップ排紙時における記録紙Pが排出される不図示の排紙トレーに排出される。
【0057】
次に、画像形成部4の主要構成について説明する。
【0058】
画像形成部4は、主として、画像形成情報に応じて光信号を発生する光信号発生部となるレーザスキャナ9と、電子写真画像形成プロセスにしたがって記録紙P上に画像を形成するための画像形成手段10と、画像形成手段10によって記録紙Pに転写されたトナー像を定着する定着器11と、定着後の記録紙Pがフェースダウン排紙されるフェースダウン排紙部12と、画像形成手段10に供給する記録紙を支持する給紙部13と、フェースダウン排紙とフェースアップ排紙を切換えるために定着器11からの記録紙搬送路を切換える搬送路切換えフラッパ14と、定着後の記録紙Pをフェースダウン排紙部へ案内するフェースダウン排紙ガイド15と、記録紙Pを給紙部13から画像形成手段10へ搬送する搬送ローラ26と、記録紙Pを案内する搬送ガイド27と、定着器11の熱を放熱するための放熱ダクト28と、を備える。
【0059】
次に装置の各部の配置を説明する。なお、通常の使用時において、装置の操作を行う側を正面とする。
【0060】
まず、装置本体正面側の上部に画像読取部3が設けられており、その後方にレーザスキャナ9が設けられている。また、レーザスキャナ9の下方に画像形成手段10が設けられており、画像読取部3の後方かつ画像形成手段10の装置本体正面側の下部近傍に定着器11が設けられている。
【0061】
さらに、レーザスキャナ9及び画像形成手段10と画像読取部3との間にフェースダウン排紙部12が設けられている。また、レーザスキャナ9及び画像形成手段10の背後に給紙部13が設けられている。
【0062】
次に、本発明の実施の形態の特徴となる画像読取部3について、更に詳しく説明する。
【0063】
画像読取部3においては、先ず原稿載置台(開閉カバー)2上に積載された原稿(シート)Sを摩擦部18と圧接する分離ローラ19で1枚ずつ分離して給送する。次いで、その分離された原稿Sを図示しない押圧バネにより押圧された給紙コロ21及びこれに圧接する給紙ローラ22でCIS7に搬送する。
【0064】
読取手段支持部材としてのCIS支持台7aに取付けられたCIS7の上部には、原稿のバックグランドカラーとなり、また読取に於ける絶対白となる読取基準板6をCIS7の読取幅全域に渡り覆うような幅で構成している。
【0065】
また、CIS7の内部には、原稿Sを照射する図示しない光源(本実施の形態ではLEDを使用)を配置しており、画像情報をCIS7で読み取る。その後、原稿Sを図示しない押圧バネにより押圧された排紙コロ23及びこれに圧接する排紙ローラ24によって排紙トレー上に排出するようになっている。尚、この間、原稿Sは、上原稿ガイド16と下原稿ガイド17によりガイドされる。
【0066】
原稿載置台2は、縦方向に近い急角度で傾斜して設けられており、その上に載置された原稿Sはその自重によって分離ローラ19に導かれる為、予備搬送部が不要なコンパクトな構成となっている。
【0067】
また、原稿載置台2には、原稿Sの搬送方向と直角方向(原稿Sの幅方向)にスライド可能なスライダ2aが設けられており、そのスライダ2aによって原稿載置台2上に積載された原稿Sの両サイドを揃えることができるようになっている。
【0068】
また、原稿Sが長尺原稿の場合、原稿トレー2bによって原稿Sの後端部が原稿載置台2からはみ出して垂れ下がるのを防止することができる。
【0069】
次に、本発明の実施の形態において、最も特徴となるところのCIS7の交換作業について、特に、図3〜図5を参照して説明する。図3は本発明の実施の形態に係る画像形成装置における画像読取部を回動させた状態を示す模式的断面図であり、図4および図5はCISの交換作業説明図である。
【0070】
画像読取部3は、装置本体1に対して回動自在に構成されており、通常の画像読取動作や画像形成動作を行う場合には、図1に示すように、内部を閉じた状態とする。一方、トナーカートリッジ10eを交換する場合や記録紙Pのジャム処理を行う場合、及びCIS7を交換する場合には、図3に示すように画像読取部3を図中矢印方向に回動させて、内部を開放した状態とする。
【0071】
ここで、本実施の形態に係る画像形成装置においては、画像読取部3において、CIS7を介して原稿搬送部5とは反対側となる裏面に、CIS7の着脱(装着及び取り外し)を行う際に、この着脱作業を可能とする作業穴3aが設けられている。
【0072】
この作業穴3aは、図1に示すように、通常の装置の動作を行う場合には、装置内部に隠れる位置にあり、図3に示すように画像読取部3を回動させて内部を開放すると、作業穴3aも開放されるため、CIS7の着脱作業が可能な状態となる。
【0073】
なお、図示の例では、CIS7を画像読取部3本体に対して着脱する着脱機構としては、ネジによる締結機構を採用した例を示している。すなわち、CIS7には、ネジ穴を設けておき、画像読取部3本体側のフレームに形成された貫通孔と、このネジ穴を一致させた状態で、上記画像読取部3の裏面側から作業穴3aを介してネジ回し(ドライバー)によって、ネジを締結させることで、CIS7を装着(固定)させている。
【0074】
図4及び図5は画像読取部3の拡大図である。
【0075】
画像読取部3は、原稿搬送部5が開放可能に構成されている。すなわち、原稿搬送部5を介して一方の部品と他方の部品がそれぞれ一体的に構成されており、一方が他方に対して回動自在に構成されている。
【0076】
図4では、通常の画像読取を行う場合の状態、すなわち、原稿搬送部5を形成している状態を示している。一方、図5は原稿搬送部5を開放した状態を示している。つまり、図5では、画像読取部3の原稿搬送面より図示する上側全ての部品は、不図示の回動中心により図中矢印方向に回動させて、原稿搬送部5を開放させている。
【0077】
なお、この回動動作は、原稿が搬送途中で搬送不良が起こった際に通常行う動作でもある。
【0078】
そして、CIS7の交換を行う場合には、まず、図3に示すように、画像読取部3を回動させる。これにより、上述のように作業穴3aが開放される。この作業穴3aより、工具33(本実施の形態では、プラスドライバを使用)にて、ネジを外す。
【0079】
これにより、図5に示すように、原稿搬送部5を開放した状態で、CIS支持台7aを画像読取部3に残したまま、CIS7を原稿搬送部5側から機外へと取り出すことが可能となる。
【0080】
ここで、この作業にて本体より外す部品は、ネジだけとなる。
【0081】
また、作業穴3aは、工具33にてネジを外す作業での最低限の大きさ、つまり、ネジ回しの軸本体部が挿通される最低限の大きさ(本実施の形態では、φ10の丸穴)としている。更に作業穴3aからCIS7の背面側(ネジ止め側)まで、十分な距離(本実施の形態では20mmの距離)を取っている。
【0082】
こうすることで、ユーザーが作業穴3aの近傍に指をかざしても、通常人間が帯びる静電気はCIS7には届かないようにしている。そのため、ユーザーが与える外部静電にてCIS7が誤動作及び破壊することはない。
【0083】
次に、画像形成部4について更に詳しく説明する。
【0084】
画像形成部4においては、制御部から出力される画像信号に基づいて、レーザスキャナ9に備えられたレーザビーム発信器9aから変調信号の光ビームを射出し、この変調ビームをポリゴンミラー9bによって走査され、折り返しミラー9cを介して画像形成手段10に備えられた感光ドラム10aに走査光として照射する。
【0085】
ここで、感光ドラム10aの表面は、予め、一次帯電器10bによって一様に帯電されており、ここに、上記走査光が照射されることで感光ドラム10aの表面には潜像が形成される。
【0086】
そして、その潜像が現像ローラ10cから供給されるトナーの付着によってトナー像として顕画化されるようになっている。
【0087】
このようにして、感光ドラム10a上には画像情報に応じたトナー像が形成され、給紙部13から画像形成手段10に給送された記録紙(シート)Pにトナー像を転写帯電器10fによって転写し、さらに定着器11でトナー像を記録紙Pに定着した後、その記録紙Pをフェースダウン排紙部12または排紙トレー8上に排紙するように構成されている。
【0088】
感光ドラム10aは、一次帯電器10bと現像剤ローラ10cとクリーニングブレード10dとともにトナーカートリッジ10e内に一体に組み込まれていて、装置本体1(画像形成部4本体)に対してトナーカートリッジ10eごと着脱自在に構成されている。
【0089】
なお、トナーカートリッジ10eに設けられている、トナーを収納したトナー室10g内のトナーの有無を検出するための磁気センサ35が、トナーカートリッジ10eに当接した状態で、装置本体側に設けられている。
【0090】
画像形成手段10に備えられた感光ドラム10aの下側には、転写帯電器10fが配置されている。また、感光ドラム10aよりも下流側の記録紙搬送路には、定着部(熱定着器)11,排紙ローラ対11a及びフェースダウン排紙用の排紙ローラ対11bが配置されている。
【0091】
一方、装置本体1の後部に設けられた給紙部13には、記録紙トレー29が備えられており、この上に積載された記録紙Pは、図示しない付勢手段により中板30が時計方向に回動させられることによって分離ローラ31に圧接されている。そして、記録紙Pは分離パッド32によって1枚ずつ分離されながら(摩擦片分離方式)搬送され、さらに、搬送ローラ26によって感光ドラム10aと転写帯電器10fの間に搬送される。
【0092】
記録紙Pは、転写帯電器10fによって、感光ドラム10a表面に形成されたトナー像が転写された後、搬送ガイド27に沿って搬送され、熱定着器11によりトナー像が定着され、その後、排紙ローラ対11aに送られる。
【0093】
ユーザーは、記録紙Pの排紙様式として先述したフェースダウン排紙とフェースアップ排紙のうちいずれかを選択することができる。その切換えは、搬送路切換えフラッパ14を動かし、記録紙搬送路を切換えることにより行われる。
【0094】
図1は、フェースダウン排紙の状態を示している。
【0095】
従って、記録紙Pはフラッパ14により上方に向きを変えられ、定着器11からフェースダウン排紙部12へ至る装置本体正面側に設けられた記録紙搬送路に沿って、すなわち、フラッパ14よりも下流側に設けられたフェースダウン排紙ガイド15に沿ってガイドされ、フェースダウン用の排紙ローラ対11bによって、放熱ダクト28とともに開閉カバーと一体的に構成されたフェースダウン排紙部12上に排出される。
【0096】
なお、放熱ダクト28は定着器11の上方に位置し、定着器11で発生した熱は自然対流により放熱ダクト28に沿って上方に放熱されると共に、放熱ダクト28により、熱が画像形成手段10のトナーカートリッジ10eに回り込まない様に、遮蔽している。
【0097】
ユーザーがフェースアップ排紙を選択する場合には、図示しない切換えレバーによりフラッパ14の向きを変え(図1に示す状態よりも時計方向に少し回動させる)、排紙トレー側に記録紙Pを排出する。
【0098】
この排紙トレーは、フェースアップ排紙トレーと原稿排紙トレーを兼ねているが、引き出し式となっており、ユーザーの使い方に応じて引き出しても良いし、装置本体1の下に収納することも可能である(図2に示す状態)。
【0099】
次に、開閉カバー(画像読取部3)に関する構成について説明する。
【0100】
開閉カバーは、図1に示す装置本体1の正面側の下部に位置する支点Aを回動中心として、装置本体1の正面側へ開き、背面側へ閉じるように、図1中反時計方向と時計方向に回動可能に設けられている。
【0101】
この開閉カバーに対して画像読取部3本体と一体的に構成され、さらに、フェースダウン排紙部12、フェースダウン排紙ガイド15、及び放熱ダクト28が一体的に構成されている。従って、これらは開閉カバーとともに回動可能に支持されている。
【0102】
そして、開閉カバーを、画像読取部3,フェースダウン排紙部12,フェースダウン排紙ガイド15,放熱ダクト28とともに開くように図1中反時計方向に回動させることにより、図3に示すように、画像形成手段10が露出するとともに、定着器11からフェースダウン排紙部12へ至る記録紙搬送路の切換えフラッパ14より下流側が開放される。
【0103】
これにより、画像形成手段10のトナーカートリッジ10eを容易に外に取り出して交換できる。
【0104】
また、記録紙Pのジャムが発生した場合も、装置本体1の内部に滞留している記録紙Pを容易に取り出すことができる。
【0105】
なお、開閉カバーを回動可能としたことにより、図7に示す従来例に係わるカートリッジカバー55の場合のように装置本体にトナーカートリッジを取り出す為のデッドスペースを必要としないので、装置の小型化が図れる。
【0106】
また、この実施形態のファクシミリ装置では、開閉カバーにインターロック機構が備わっており、開閉カバーが開いているか又はトナーカートリッジ10eが装置本体1にセットされていない場合には、画像形成部4が動作しないようになっている。
【0107】
また、トナーカートリッジ10eに設けたドラム感光防止シャッター10h(図1参照)は、トナーカートリッジ10eの装置本体1へのセットと連動するようになっており、開閉カバーを開き、かつ、トナーカートリッジ10eを装置本体1にセットした時に開くようになっており、一方、トナーカートリッジ10eを装置本体1から取り出した時には閉じて、感光ドラム10aの不必要な感光を防止するようになっている。
【0108】
次に、ファクシミリ装置の制御系の構成について図6を参照して説明する。図6は本実施の形態に係る画像形成装置の制御に関するブロック図である。
【0109】
図6において、301は装置全体を制御するCPUであり、このCPU301は、MPU、MPUの制御プログラム等を格納するROM、各種データ処理のワークエリアや画像情報の一時的記憶部として使用されるRAM、画像の変倍や解像度変換等を行う画像処理部により構成されている。
【0110】
また、CPU301には、公知の構成からなるカレンダ、時計機能などが備えられ、RAMのうちワンタッチキー宛先情報やソフトウェアスイッチ情報等の重要なシステム設定情報を格納する領域がバッテリーバックアップによって停電等の不慮の障害から保護されている。
【0111】
ファクシミリ装置の制御系は、上述のCPU301と以下の各要素を、インタフェースを通じて結合した構成をとるものである。
【0112】
操作部25は、テンキー、ファンクションキー、ワンタッチキー、スタートキー、ストップキー等の各種キースイッチ等からなる
表示部303は、各種メッセージの表示を行うLCD、送信モード等の表示を行う各種LED等からなる。
【0113】
画像読取部3は、読取モータ等の駆動部、画像の読み取りを行う読取センサ、読み取った画像のシェーディングや2値化を行う画像処理部、原稿検知等を行う各種センサ等からなる
画像形成部4は、記録モータ等の駆動部、レーザスキャナや電子写真プロセスの制御等を行う記録ユニット、記録する画像のスムージング等を行う画像処理部、記録紙等の検知を行う各種センサからなる。
【0114】
発呼、着呼、画像データの符号化等を行う通信制御部304は、MODEM、NCU等からなる接続部を持ち、接続部は通信網305に接続される。
【0115】
CPU外部インタフェース306は、CPU301から直接データの送受信を行うインタフェースであり、例えば、RS232C、SCSI、LAN等の回線を通じて装置外部のコンピュータと接続することで、装置を外部のコンピュータのスキャナプリンタ等として使用する。
【0116】
前述した制御部は上述した図6の構成の内少なくともCPU301の回路を含むものとする。CPU301と共に通信制御部304やCPU外部インタフェース306などの回路を制御部に設けてもよい。
【0117】
なお、以上の説明では、光信号発生部としてレーザスキャナを用いたファクシミリ装置として説明したが、光信号発生部は例えばLEDスキャナなど他の走査方式のものを用いてもよい。またインクジェット記録方式を記録手段、若しくはインクシートとサーマルヘッドを使用する熱転写記録方式等で構成してもよいことは当然である。
【0118】
また、前述した実施例では、給紙系の機構を摩擦分離方式としたが、爪分離やリタード分離等の他の分離方式で構成してもよいことは当然である。
【0119】
また、画像形成部の構成も上述したものに限らないことは勿論である。
【0120】
また、画像形成装置としては、ファクシミリ装置に限らず、原稿の画像情報を読み取るとともに、記録方式に係わらず画像を形成し、記録媒体に記録する他の画像形成装置にも適用可能であることも勿論である。
【0121】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、簡易な構成でメンテナンス性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の模式的断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の外観斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る画像形成装置における画像読取部を回動させた状態を示す模式的断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る画像形成装置における読取手段(CIS)の交換作業説明図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る画像形成装置における読取手段(CIS)の交換作業説明図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の制御に関するブロック図である。
【図7】従来技術に係る画像形成装置の模式的断面図である。
【図8】従来技術に係る画像形成装置の模式的断面図である。
【符号の説明】
1 装置本体
2 原稿載置台
2a スライダ
2b 原稿トレー
3 画像読取部
3a 作業穴
4 画像形成部
5 原稿搬送部
6 読取基準板
7 CIS(コンタクトイメージセンサ)
7a 支持台
8 排紙トレー
9 レーザスキャナ
9a レーザビーム発信器
9b ポリゴンミラー
9c ミラー
10 画像形成手段
10a 感光ドラム
10b 一次帯電器
10c 現像ローラ
10d クリーニングブレード
10e トナーカートリッジ
10f 転写帯電器
10g トナー室
10h ドラム感光防止シャッター
11 定着器
11a 排紙ローラ対
11b 排紙ローラ対
12 フェースダウン排紙部
13 給紙部
14 フラッパ
15 フェースダウン排紙ガイド
16 上原稿ガイド
17 下原稿ガイド
18 摩擦部
19 分離ローラ
21 給紙コロ
22 給紙ローラ
23 排紙コロ
24 排紙ローラ
25 操作部
26 搬送ローラ
27 搬送ガイド
28 放熱ダクト
29 記録紙トレー
30 中板
31 分離ローラ
32 分離パッド
33 工具
35 磁気センサ
50 カセット
51 ピックアップローラ
52 フェースダウン排紙部
54 原稿載置台
55 カートリッジカバー
301 CPU
303 表示部
304 通信制御部
305 通信網
306 外部インタフェース
P 記録紙
S 原稿

Claims (4)

  1. 原稿が搬送される第1搬送路と、該第1搬送路を搬送する原稿の画像を読み取る読取手段と、を有する画像読取部と、
    画像形成用シートが搬送される第2搬送路と、該第2搬送路を搬送するシート上に画像を形成する画像形成手段と、を有する画像形成部と、
    を備えた画像形成装置において、
    前記画像読取部は、装置本体に対して回動自在に構成されると共に、前記第1搬送路が開放可能に構成され、
    前記第1搬送路が開放された状態で前記読取手段を画像読取部本体に対して着脱可能とする着脱機構を備えると共に、前記画像読取部における前記読取手段を介して前記第1搬送路とは反対側に、前記着脱機構の着脱作業を行う作業部を設け
    前記画像読取部を、画像読取動作を行う場合の位置とは異なる位置に回動させると、前記作業部が開放されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成手段は、画像形成部本体に対して着脱自在に設けられると共に、
    前記画像読取部を、画像読取動作を行う場合の位置とは異なる位置に回動させると、前記作業部が開放されると同時に、前記画像形成手段が開放され、該画像形成手段の着脱作業が可能となることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記着脱機構には、前記読取手段を前記画像読取部本体に着脱する着脱部材を有すると共に、
    前記作業部は、該着脱部材の着脱作業を行うための工具が差し込まれるための開口部であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記読取手段は、前記第1搬送路を搬送する原稿の原稿面を照射する光源と、原稿からの反射光を得て、電気信号に変換する光電変換素子と、を有するコンタクトイメージセンサであることを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の画像形成装置。
JP2001055520A 2001-02-28 2001-02-28 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4557448B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001055520A JP4557448B2 (ja) 2001-02-28 2001-02-28 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001055520A JP4557448B2 (ja) 2001-02-28 2001-02-28 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002262038A JP2002262038A (ja) 2002-09-13
JP4557448B2 true JP4557448B2 (ja) 2010-10-06

Family

ID=18915695

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001055520A Expired - Fee Related JP4557448B2 (ja) 2001-02-28 2001-02-28 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4557448B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5168306B2 (ja) 2010-03-30 2013-03-21 ブラザー工業株式会社 画像読取装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02226957A (ja) * 1989-02-28 1990-09-10 Canon Inc 原稿読取装置
JPH04334160A (ja) * 1991-05-09 1992-11-20 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 密着型イメージセンサユニット
JPH07302032A (ja) * 1994-05-09 1995-11-14 Canon Inc 多機能画像形成装置
JPH08340418A (ja) * 1995-04-14 1996-12-24 Fujitsu Ltd 媒体搬送装置および電子装置
JPH1020595A (ja) * 1996-06-28 1998-01-23 Canon Inc 電子写真画像形成装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02226957A (ja) * 1989-02-28 1990-09-10 Canon Inc 原稿読取装置
JPH04334160A (ja) * 1991-05-09 1992-11-20 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 密着型イメージセンサユニット
JPH07302032A (ja) * 1994-05-09 1995-11-14 Canon Inc 多機能画像形成装置
JPH08340418A (ja) * 1995-04-14 1996-12-24 Fujitsu Ltd 媒体搬送装置および電子装置
JPH1020595A (ja) * 1996-06-28 1998-01-23 Canon Inc 電子写真画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002262038A (ja) 2002-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7246963B2 (en) Image forming device
JP2007159022A (ja) 読取機能付き画像形成装置
JP2004214803A (ja) 画像形成装置およびその組み付け方法
KR100644712B1 (ko) 화상형성장치의 잼 처리 구조
JP3639614B2 (ja) 多機能画像形成装置
JP3581479B2 (ja) 画像形成装置
JP3356172B2 (ja) 画像形成装置
JP5472649B2 (ja) 画像形成装置
JP2009139971A (ja) 画像形成装置
JP2004212494A (ja) 画像形成装置
JP2003069765A (ja) 画像読取記録装置
JP4557448B2 (ja) 画像形成装置
JP4013159B2 (ja) 自動原稿搬送装置、その自動原稿搬送装置を備える読取ユニット及び画像形成装置
JP3420681B2 (ja) 画像形成装置及びこれに用いられるプロセスカートリッジ
JP4725457B2 (ja) 排紙装置
JP2005062326A (ja) 画像形成装置
JP2006079121A (ja) 画像形成装置
JP3507311B2 (ja) 画像形成装置
JP3465701B2 (ja) 複写機
JP2006157724A (ja) 画像形成装置
JPH11255403A (ja) 画像形成装置
JP2002062705A (ja) 画像形成装置
JP3854596B2 (ja) 画像形成装置
JP2003263091A (ja) 画像形成装置
JPH11255399A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100305

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100316

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100713

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100720

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130730

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees