JP2003068930A - 基板の接合構造およびその製造方法 - Google Patents

基板の接合構造およびその製造方法

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JP2003068930A
JP2003068930A JP2001256434A JP2001256434A JP2003068930A JP 2003068930 A JP2003068930 A JP 2003068930A JP 2001256434 A JP2001256434 A JP 2001256434A JP 2001256434 A JP2001256434 A JP 2001256434A JP 2003068930 A JP2003068930 A JP 2003068930A
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Junji Fujino
純司 藤野
Yasuo Kawashima
康夫 河嶋
Goro Ideta
吾朗 出田
Kohei Murakami
光平 村上
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Mitsubishi Electric Corp
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    • H01L2924/15311Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface being a ball array, e.g. BGA

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 四方に拡がったボイドの発生を低減できる等
の基板の接合構造を提供する。 【解決手段】 キャリア基板3と、Siチップ7が一面
に搭載されたセラミック基板1とがろう材による溶接で
接合された基板の接合構造であって、セラミック基板1
の他面に設けられろう材が付着された接合パッドは、キ
ャリア基板3の一つの接合パッドに対して複数に分割さ
れたパッド部20から構成されており、またろう材は、
高温はんだ11と、ソルダペースト12とから構成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、2枚の基板が接
合パッドのろう材で接合された基板の接合構造およびそ
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7はキャリア基板と高周波セラミック
基板とが接合された従来の基板の接合構造の断面図、図
8は図7の構成部材を分離した断面図、図9は図7のセ
ラミック基板の裏面図である。図7ないし図9におい
て、1は第2の基板であるセラミック基板、2はセラミ
ック基板1の裏面に設けられた接合パッド、3は電磁波
が通る導波管8を有する第1の基板であるキャリア基
板、4はセラミック基板1とキャリア基板3との間に介
在しセラミック基板1とキャリア基板3とを接合するた
めのろう材である板状はんだ、5は板状はんだ4の溶
融、硬化後のはんだ接合部、6ははんだ接合部5に形成
されたボイド、7はセラミック基板1の表面に装着され
た電子部品であるSiチップである。この基板の接合構
造は、図8に示すように、キャリア基板3上に板状はん
だ4を置き、その後その上にセラミック基板1を置いた
状態で加熱することで、はんだ4は、溶融、硬化して、
セラミック基板1とキャリア基板3とは接合されて構成
される。
【0003】図10は、特開平10-178144号公
報に示されたもので、キャリア基板および高周波セラミ
ック基板が接合される前の斜視図である。図10におい
て、21は裏面に高周波信号用パターン22およびその
パターン22を囲ったシールドパターン23を有し、ま
た複数の接合パッド24を有する第2の基板であるセラ
ミック基板、25は高周波信号用パターン26およびそ
のパターン26を囲ったシールドパターン27を有し、
また複数の接合パッド28を有する第1の基板であるキ
ャリア基板である。この基板の接合構造は、キャリア基
板25とセラミック基板21とがBGA接合(ball gri
d array)されて構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図7に示した基板の接
合構造では、キャリア基板3とセラミック基板1とは全
面が板状はんだ4により接合されているが、その板状は
んだ4が溶融、硬化されてはんだ接合部5が形成される
際に、このはんだ接合部5に空気が閉じ込められてボイ
ド6が形成され易い。そして、このボイド6がSiチッ
プ7の直下に発生した場合、Siチップ7の熱がキャリ
ア基板3に伝達されにくくなり、Siチップ7が高温に
達して故障に至る虞があった。また、複数の導波管8の
間にボイド6が発生すると、導波管8同士のアイソレー
ションが確保できずに所定の性能が得られない虞もあっ
た。そのため、市場流出の防止のためにX線を用いた全
数ボイド検査を行わなければならず、製造コストが上昇
せざるを得ないという問題点があった。
【0005】また、キャリア基板3とセラミック基板1
との全面が接合されるが、その際に互いの位置決めが困
難で、位置ズレによるはんだの流れ出しも懸念され、ま
た接合後に熱応力に起因してキャリア基板3およびセラ
ミック基板1にクラックが発生し易いという問題点もあ
った。
【0006】また、図10に示した基板の接合構造で
は、キャリア基板25とセラミック基板21とがBGA
接合されており、図7の基板の接合構造と比較して四方
に拡がったボイド6の発生が生じないものの、キャリア
基板3が金属製の場合、BGA接合用に格子状に配列さ
れた接合パッド28を形成するためにキャリア基板3の
表面にソルダレジストのようなはんだぬれ防止材のコー
ト処理が必要となり、製造コストが高くなるという問題
点があった。
【0007】また、キャリア基板25とセラミック基板
21とは接合パッド24,28を介してはんだを用いて
接合されているが、基板25,21同士は点溶接であ
り、基板25,21同士の接合強度が弱くなり、部分的
には図11に示すように、セラミック基板21の傾きや
そりによって、例えばセラミック基板21のシールドパ
ターン23とキャリア基板23のシールドパターン27
との間のはんだ接合部29の肉厚にバラツキが生じ、は
んだ接合部29の肉厚が薄い部分では薄すぎて潰されな
いままのボイド6が生じたり、またはんだ接合部29に
おいて未接合部の部分が生じるといった問題点があっ
た。
【0008】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題とするものであって、四方に拡がったボイ
ドの発生を低減でき、かつ第1の基板と第2の基板とが
強固に接合される等の基板の接合構造およびその製造方
法を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る基板の接
合構造は、第1の基板と、電子部品が一面に搭載された
第2の基板とがろう材による溶接で接合された基板の接
合構造であって、前記第2の基板の他面に設けられ前記
ろう材が付着された接合パッドは、前記第1の基板の一
つの接合パッドに対して複数に分割されたパッド部から
構成されている。
【0010】この発明に係る基板の接合構造では、ろう
材は、第2の基板のパッド部に付着された高温ろう材
と、この高温ろう材および第1の基板に付着され前記高
温ろう材よりも融点が低い低温ろう材とから構成されて
いる。
【0011】この発明に係る基板の接合構造では、パッ
ド部は電子部品と対応して設けられている。
【0012】この発明に係る基板の接合構造では、第1
の基板には電磁波が通る導波管が形成されており、また
この導波管の周囲は隙間を介して配列された複数のパッ
ド部で囲まれている。
【0013】この発明に係る基板の接合構造では、隣接
した隙間の寸法は、10μm以上で導波管に導かれる電
磁波の波長の半分以下である。
【0014】この発明に係る基板の接合構造では、第1
の基板および第2の基板の一方には少なくとも2箇所に
バンプが設けられており、前記第1の基板および前記第
2の基板の他方には前記バンプが係合された穴が形成さ
れている。
【0015】この発明に係る基板の接合構造では、第1
の基板と第2の基板との周縁部には、樹脂部が形成され
ている。
【0016】この発明に係る基板の接合構造では、高温
ろう材は、高温ハンダ(90PB−10Sn、融点は3
00℃)であり、低温ろう材は、ソルダペースト(Sn
−Pb共晶、融点は183℃)である。
【0017】この発明に係る基板の接合構造では、第2
の基板の接合パッドに予め高温ろう材を供給する工程
と、第1の基板に予め低温ろう材を供給する工程と、前
記高温ろう材と前記低温ろう材とを当接し、高温下で前
記低温ろう材を溶融し、前記高温ろう材に前記低温ろう
材を固着する工程とを含む。
【0018】この発明に係る基板の接合構造では、第1
の基板と第2の基板との周縁部に、樹脂を塗布する工程
と、この樹脂を加熱硬化して樹脂部を形成する工程とを
含む。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1ないし図6は
この発明の実施の形態1による基板の接合構造を示すも
のでである。図1ないし図6において、1は第2の基板
であるセラミック基板、20はセラミック基板1の裏面
に格子状に配列された複数のパッド部、3は電磁波が通
る導波管8を有する第1の基板であるキャリア基板、7
はセラミック基板1の表面に装着された電子部品である
Siチップ、11はパッド部20に設けられた高温ろう
材である高温ハンダ(90PB−10Sn、融点は30
0℃)、12はキャリア基板3の表面に設けられた低温
ろう材であるソルダペースト(Sn−Pb共晶、融点は
183℃)、40は高温はんだ11とキャリア基板3と
の間に介在しセラミック基板1とキャリア基板3とを接
合したはんだ接合部、13はセラミック基板1の隅部の
2箇所に設けられた位置決め用バンプ、14はキャリア
基板3に隅部に位置決め用バンプに対応して形成された
位置決め用穴、15はキャリア基板3とセラミック基板
1との周縁部に設けられた樹脂部である。
【0020】上記の基板の接合構造では、図1に示すよ
うに、セラミック基板1のパッド部20上に高温はんだ
11を高さ200μmで供給し、またセラミック基板1
の裏面の隅部に高さ300μmとなる高温はんだを供給
して位置決め用バンプ13を形成する。また、キャリア
基板3の表面には、ソルダペースト12を印刷によって
供給する。次に、図2に示すように、位置決め用バンプ
13を位置決め用穴14に落とし込むように位置決め
し、全体を加熱(220℃)してソルダペースト12を
溶融させる。最後に、図3に示すように、ソルダペース
ト12を高温はんだ11とキャリア基板3との間にフィ
レットを形成してはんだ接合部40を形成する。また、
図4に示すように、樹脂をセラミック基板1とキャリア
基板3との周縁部に塗布し、150℃の温度で1時間、
加熱硬化させることで樹脂部15を形成する。
【0021】上記構成の基板の接合構造では、キャリア
基板3上のはんだ接合部40は全面に及んでいるので、
キャリア基板3とセラミック基板1とは強固に接合され
ており、基板3,1の部分的なそり、傾斜の発生を低減
することができる。また、はんだ接合部40の接合パッ
ドが一つであるのに対して、セラミック基板1上の接合
パッドは、複数に分割されたパッド部20で構成されて
おり、またこのパッド部20にそれぞれが分離した高温
はんだ11を供給しておくことで、空気のとじ込み量を
小さく抑えることができ、大きなボイド6の発生を抑え
ることができる。
【0022】また、高温はんだ11がセラミック基板1
のパッド部20に供給されたときに、図5に示すように
ボイド6の直径は高温はんだ11の高さ200μmを上
回ることはないが、ろう材は、高温ろう材である高温は
んだ11と低温ろう材であるソルダレジスト12との二
重構造で、はんだ接合温度(220℃程度)は高温はん
だ11の融点よりも低いため、セラミック基板1とキャ
リア基板3との接合時に、高温はんだ11のボイド6が
押し潰されて押し拡がるようなことはなく、ボイド6に
よるSiチップ7の放熱性の悪影響を小さく抑えること
ができる。また、セラミック基板1とキャリア基板3と
の間の寸法は確保されるので、基板1,3のそりや傾き
が吸収される。また、パッド部20はSiチップ7の直
下に配置されているので、Siチップ7の熱はパッド部
20を通じてキャリア基板3に拡散されて外部に放出さ
れ、Siチップ7の放熱性が向上する。
【0023】また、図6に示すように、セラミック基板
1の導波管8の周囲は隙間を介して複数のパッド部20
が配列されている。その隙間寸法は、0.5mmである
が、この高周波モジュールにおいて用いる電磁波の周波
数が60GHzであることから波長は5mmとなり、隙
間が波長の1/10であることから十分なシールド特性
が得られる(隙間寸法は波長の1/2以下であれば、1
波長の山と谷とが打ち消しあってシールド特性が得られ
ることが知られている。)。なお、隙間寸法の上限値
は、セラミック基板1の位置決め精度が±5μmである
ことからして10μmである。
【0024】また、セラミック基板1の隅部の2箇所に
位置決め用バンプ13が設けられており、キャリア基板
3にはバンプ13が係合された穴14が形成されている
ので、セラミック基板1とキャリア基板3との位置決め
が容易である。なお、セラミック基板に穴を形成し、キ
ャリア基板に穴に係合するバンプを設けるようにしても
よいし、また穴、バンプの数も2箇所に限定されず、3
箇所以上でもよい。また、セラミック基板1とキャリア
基板3との周縁部には、樹脂部15が形成されているの
で、セラミック基板1およびキャリア基板3の内部への
水分の侵入が防止され、また基板1,3の熱膨張の差に
よる変形が吸収される。
【0025】なお、上記の実施の形態では、キャリア基
板3の一つの接合パッドに対して、セラミック基板1で
は複数のパッド部20が配列されているが、例えばキャ
リア基板で二つの接合パッドがあり、それぞれの接合パ
ットに対して、セラミック基板では複数のパッド部が配
列されたものでも勿論よい。また、第1の基板は導波管
8を有するキャリア基板3であったが、導波管のない放
熱基板でもよい。また、ろう材としてSn−Pb系はん
だを用いたが、勿論このものに限定されるものではな
く、Sn-SbやSn-Ag系はんだ、またはAgや導電
性樹脂(Agフィラー入りエポキシ系)を用いてもよ
い。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の基板の
接合構造によれば、第1の基板と、電子部品が一面に搭
載された第2の基板とがろう材による溶接で接合された
基板の接合構造であって、前記第2の基板の他面に設け
られ前記ろう材が付着された接合パッドは、前記第1の
基板の一つの接合パッドに対して複数に分割されたパッ
ド部から構成されているので、ろう材内への空気のとじ
込み量を小さく抑えることができ、大きなボイドの発生
を抑えることができ、電子部品の熱はろう材を介して第
1の基板に効率よく伝達されて外部に放出され、電子部
品の放熱性が向上する。また、第1の基板と第2の基板
とは強固に接合され、基板の部分的なそり、傾斜の発生
を低減することができる。
【0027】また、この発明の基板の接合構造によれ
ば、ろう材は、第2の基板のパッド部に付着された高温
ろう材と、この高温ろう材および第1の基板に付着され
前記高温ろう材よりも融点が低い低温ろう材とから構成
されているので、第2の基板と第1の基板との接合時
に、高温ろう材内のボイドが押し潰されて押し拡がるよ
うなことはなく、ボイドによる電子部品の放熱性の悪影
響を小さく抑えることができる。また、第2の基板と第
1の基板との間の寸法は確保されるので、基板のそりや
傾きが吸収される。
【0028】また、この発明の基板の接合構造によれ
ば、パッド部は電子部品と対応して設けられているの
で、電子部品の熱はパッド部を通じて第1の基板に拡散
されて外部に放出され、電子部品の放熱性が向上する。
【0029】また、この発明の基板の接合構造によれ
ば、第1の基板には導波管が形成されており、またこの
導波管の周囲は隙間を介して配列された複数のパッド部
で囲まれているので、導波管内の電磁波は複数のパッド
部でシールされる。
【0030】また、この発明の基板の接合構造によれ
ば、隣接した隙間の寸法は、10μm以上で導波管に導
かれる電磁波の波長の半分以下であるので、導波管内の
電磁波は複数のパッド部でより確実にシールされる。
【0031】また、この発明の基板の接合構造によれ
ば、第1の基板および第2の基板の一方には少なくとも
2箇所にバンプが設けられており、前記第1の基板およ
び前記第2の基板の他方には前記バンプが係合された穴
が形成されているので、第1の基板と第2の基板との位
置合わせを容易に行うことができる。
【0032】また、この発明の基板の接合構造によれ
ば、第1の基板と第2の基板との周縁部には、樹脂部が
形成されているので、第1の基板および第2の基板の内
部への水分の侵入が防止され、また、熱膨張の差による
変形を吸収し、信頼性が向上する。
【0033】また、この発明の基板の接合構造によれ
ば、高温ろう材は、高温ハンダ(90PB−10Sn、
融点は300℃)であり、低温ろう材は、ソルダペース
ト(Sn−Pb共晶、融点は183℃)であるので、低
コストで第1の基板と第2の基板とを接合することがで
きる。
【0034】また、この発明の基板の接合構造の製造方
法によれば、第2の基板の接合パッドに予め高温ろう材
を供給する工程と、第1の基板に予め低温ろう材を供給
する工程と、前記高温ろう材と前記低温ろう材とを当接
し、高温下で前記低温ろう材を溶融し、前記高温ろう材
に前記低温ろう材を固着する工程とを含むので、四方に
拡がったボイドの発生が防止され、電子部品の放熱性の
向上した基板の接合構造を容易に得ることができる。ま
た、高温ろう材により第1の基板と第2の基板との間の
空間が確保され、基板のそり、傾きを吸収された基板の
接合構造を容易に製造することができる。
【0035】この発明の基板の接合構造の製造方法によ
れば、第1の基板と第2の基板との周縁部に、樹脂を塗
布する工程と、この樹脂を加熱硬化して樹脂部を形成す
る工程とを含むので、第2の基板および第1の基板の内
部への水分の侵入が防止され、また両基板の熱膨張の差
による変形が吸収された基板の製造構造を容易に製造す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の基板の接合構造の製造途中の
断面図である。
【図2】 実施の形態1の基板の接合構造の製造途中の
断面図である。
【図3】 実施の形態1の基板の接合構造の製造途中の
断面図である。
【図4】 実施の形態1の基板の接合構造の断面図であ
る。
【図5】 高温はんだにボイドが含まれた様子を示す図
である。
【図6】 図1のセラミック基板の裏面図である。
【図7】 従来の基板の接合構造の断面図である。
【図8】 従来の基板の接合構造の製造途中を示す断面
図である。
【図9】 図7のセラミック基板の裏面図である。
【図10】 従来の基板の接合構造の他の例を示す分解
斜視図である。
【図11】 キャリア基板とセラミック基板とが接合し
たときの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 セラミック基板(第2の基板)、3 キャリア基板
(第1の基板)、5はんだ接合部、6 ボイド、7 Si
チップ(電子部品)、8 導波管、11 高温はんだ
(高温ろう材)、12 ソルダペースト(低温ろう
材)、13 位置決め用バンプ、14 位置決め用穴、
15 樹脂部、20 パッド部、40 はんだ接合部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 出田 吾朗 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 村上 光平 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5J011 BA05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の基板と、電子部品が一面に搭載さ
    れた第2の基板とがろう材による溶接で接合された基板
    の接合構造であって、 前記第2の基板の他面に設けられ前記ろう材が付着され
    た接合パッドは、前記第1の基板の一つの接合パッドに
    対して複数に分割されたパッド部から構成されている基
    板の接合構造。
  2. 【請求項2】 ろう材は、第2の基板のパッド部に付着
    された高温ろう材と、この高温ろう材および第1の基板
    に付着され前記高温ろう材よりも融点が低い低温ろう材
    とから構成されている請求項1に記載の基板の接合構
    造。
  3. 【請求項3】 パッド部は電子部品と対応して設けられ
    ている請求項1または請求項2に記載の基板の接合構
    造。
  4. 【請求項4】 第1の基板には電磁波が通る導波管が形
    成されており、またこの導波管の周囲は隙間を介して配
    列された複数のパッド部で囲まれている請求項1ないし
    請求項3の何れかに記載の基板の接合構造。
  5. 【請求項5】 隣接した隙間の寸法は、10μm以上で
    あって、導波管に導かれる電磁波の波長の半分以下であ
    る請求項4に記載の基板の接合構造。
  6. 【請求項6】 第1の基板および第2の基板の一方には
    少なくとも2箇所にバンプが設けられており、前記第1
    の基板および前記第2の基板の他方には前記バンプが係
    合された穴が形成されている請求項1ないし請求項5の
    何れかに記載の基板の接合構造。
  7. 【請求項7】 第1の基板と第2の基板との周縁部に
    は、樹脂部が形成されている請求項1ないし請求項6の
    何れかに記載の基板の接合構造。
  8. 【請求項8】 高温ろう材は、高温ハンダ(90PB−
    10Sn、融点は300℃)であり、低温ろう材は、ソ
    ルダペースト(Sn−Pb共晶、融点は183℃)であ
    る請求項1ないし請求項7の何れかに記載の基板の接合
    構造。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項8の何れかに記載
    の基板の接合構造の製造方法であって、 第2の基板の接合パッドに予め高温ろう材を供給する工
    程と、 第1の基板に予め低温ろう材を供給する工程と、 前記高温ろう材と前記低温ろう材とを当接し、高温下で
    前記低温ろう材を溶融し、前記高温ろう材に前記低温ろ
    う材を固着する工程とを含む基板の接合構造の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 さらに、第1の基板と第2の基板との
    周縁部に、樹脂を塗布する工程と、この樹脂を加熱硬化
    して樹脂部を形成する工程とを含む基板の接合構造の製
    造方法。
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