JP2007306314A - 導波管接続構造とその製造方法 - Google Patents
導波管接続構造とその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007306314A JP2007306314A JP2006132759A JP2006132759A JP2007306314A JP 2007306314 A JP2007306314 A JP 2007306314A JP 2006132759 A JP2006132759 A JP 2006132759A JP 2006132759 A JP2006132759 A JP 2006132759A JP 2007306314 A JP2007306314 A JP 2007306314A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- waveguide
- circuit board
- bump
- guide plate
- connection structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 14
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims abstract description 63
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims abstract description 4
- 229910000679 solder Inorganic materials 0.000 claims description 52
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 40
- 230000008569 process Effects 0.000 claims description 14
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 claims description 11
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 9
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 9
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 7
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 claims description 6
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 6
- PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N gold Chemical compound [Au] PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 6
- 239000010931 gold Substances 0.000 claims description 6
- 229910052737 gold Inorganic materials 0.000 claims description 6
- 238000005304 joining Methods 0.000 claims description 4
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 abstract description 5
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 abstract description 4
- 230000008961 swelling Effects 0.000 abstract 1
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 24
- 239000000463 material Substances 0.000 description 19
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 12
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 12
- 238000007747 plating Methods 0.000 description 8
- 238000007639 printing Methods 0.000 description 6
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 5
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 5
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 5
- PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N nickel Substances [Ni] PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 5
- 230000008859 change Effects 0.000 description 4
- 238000001723 curing Methods 0.000 description 4
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 3
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 3
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 3
- 239000011889 copper foil Substances 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000005672 electromagnetic field Effects 0.000 description 3
- 238000002955 isolation Methods 0.000 description 3
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000005476 soldering Methods 0.000 description 3
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 2
- 238000013461 design Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 230000001788 irregular Effects 0.000 description 2
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 2
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 2
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 2
- 230000008646 thermal stress Effects 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 239000003822 epoxy resin Substances 0.000 description 1
- 238000005530 etching Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 230000002349 favourable effect Effects 0.000 description 1
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 1
- LNEPOXFFQSENCJ-UHFFFAOYSA-N haloperidol Chemical compound C1CC(O)(C=2C=CC(Cl)=CC=2)CCN1CCCC(=O)C1=CC=C(F)C=C1 LNEPOXFFQSENCJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000013007 heat curing Methods 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 230000005012 migration Effects 0.000 description 1
- 238000013508 migration Methods 0.000 description 1
- 150000002815 nickel Chemical class 0.000 description 1
- 229920000620 organic polymer Polymers 0.000 description 1
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 1
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 229920000647 polyepoxide Polymers 0.000 description 1
- 239000002861 polymer material Substances 0.000 description 1
- 230000001902 propagating effect Effects 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 229920002050 silicone resin Polymers 0.000 description 1
- 238000004088 simulation Methods 0.000 description 1
- 238000005549 size reduction Methods 0.000 description 1
- 238000012795 verification Methods 0.000 description 1
- 239000011345 viscous material Substances 0.000 description 1
- 239000013585 weight reducing agent Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Waveguide Connection Structure (AREA)
Abstract
【解決手段】プリント基板5に設けられた回路基板導波管8を取り囲む形でドーム状の導体バンプ9が点列状に配列されており、この導体バンプ9を介して対向する金属製のウエーブガイド板12に固定ネジ14の押圧で接触させる構造とすることで、接続面の平坦性が多少悪い場合においても、また環境温度に変化が生じても良好な導波管接続構造を達成でき、伝送損失が少なくなる。
【選択図】図1
Description
導波管同士を接続する場合において注意すべき事項は、接続部の間隙から電波が漏洩する現象である。漏洩量が多いと電波の伝送損失が生じることになり、製品性能が低下してしまう。また漏洩した電波は、場合によっては隣接した導波管やその他の電子回路へのノイズ成分として悪影響を及ぼす場合もある。
このため接続部で生じる電波信号の損失を最低限に抑えて、電波を効率良く伝送する手段が従来から検討されている。
このような導波管接続構造において、回路基板の導波管とウエーブガイド板の導波管を隙間なく接触させるため、導電性樹脂をウエーブガイド板の導波管の開口部周辺に塗布し、回路基板との間で挟み込むようして導波管同士を接続するようにしたもの(特許文献3参照)や、回路基板とウエーブガイド板とを単に接着またはネジ止めにより固定するようにしたもの(特許文献4参照)が知られている。
例えば、回路基板と金属のウエーブガイド板との接続構造体に温度変化が加わった場合を考える。回路基板の構成要素の一つであるプリント基板の平面方向の熱膨張係数は、例えば代表的な基材であるFR−4の場合、16.5×10−6/℃である(基材が変わってもこの値はほぼ同じに調整されている)。一方、金属のウエーブガイド板の熱膨張係数は、最も一般的に用いられるアルミニウムの場合を考えると、その組成によって値は多少変化するが、概ね24×10−6/℃前後である。
また、漏れ出した電波は場合によっては隣接する導波管やその他の電子回路へのノイズ成分として悪影響を及ぼす場合もあり(アイソレーション特性の低下)、これによって電子回路の効率や動作の信頼性が低下するといった問題が生じていた。
一方、このような温度変化が生じない環境にあったとしても、回路基板やウエーブガイド板に変形、反り、うねりと言った工作精度に起因するような原因によって間隙が生じた場合は、温度変化に関係なくとも、同様な不都合を生む原因となっていた。
更に、接続は導体バンプを介してのみ行われるため、回路基板全体としてはウエーブガイド板とは面接触せず、導体バンプ部以外の部分では電気的に絶縁された形になる。このため回路基板側に貫通スルーホールなどがあり、信号線路や制御線路がランドを通じて露出している場合においても回路基板とウエーブガイド板に直接接触することが無いため、回路基板側に絶縁用のフイルム材などを挿入したり、絶縁コーティング処理する必要が無く、その分低コストになるという効果がある。
また、回路基板の片側に導体バンプが設けられているため、ガスケットや導電性樹脂等を用いる方法に比べて位置あわせが容易になるという効果もある。
更に導体バンプは回路基板への部品実装工程時に同時に形成することができるため、その接続構造を少ない工程数で低コストで得ることができる。
図1はこの発明の実施の形態1を示す導波管接続構造の断面図、図2は回路基板の裏面を示す平面図、図3は回路基板の裏面に導波管を取り囲む形で配置された導体バンプの配置例を示す図、図4は図1のA部断面拡大図、図5はドーム状導体バンプの形成方法を示す図である。以下、これらの図を用いて、この発明の実施の形態1による導波管接続構造について説明する。
図1において、高周波回路モジュール1は、セラミック基板2の上に高周波半導体素子3や電子部品などを搭載し、それらをキャップ4で封止して構成される。更に、有機高分子材料を主成分とするプリント基板5の上に高周波回路モジュール1を表面実装することによって回路基板6が構成される。この高周波回路モジュール1の表面実装は、セラミック基板2の裏面に形成された端子とプリント基板5の上面に形成された端子をはんだボール7で接続することにより行われ、高周波回路モジュール1とプリント基板5とが電気的及び機械的に接合される。このはんだボール7での接合方法については、特許文献3および4に詳細に記載されているので、ここでは説明は省略する。
またドーム状の導体バンプ9は、図2に示すようにプリント基板5の高周波回路モジュール1搭載側とは反対面(裏面)であるウエーブガイド板(後述する)側に、プリント基板5への部品実装工程の時に一緒に導波管8を取り囲む形ではんだを点列状に配列することで実現する。なお点列状に配置したドーム状の導体バンプ9はすべてアース電位に接続されている。
なお図2は、ドーム状の導体バンプ9のレイアウトの一事例であって、必ずしもこの図の通りに並ぶ必要は無い。図2は、シールド機能と間隙調整機能を有するバンプがあるということを説明するために用いた。もちろん両者の機能を共有するバンプを用いることも可能である。
なおウエーブガイド板12はプリント基板5と固定する前に、ウエーブガイド板の導波管15および回路基板位置決めピン用穴10a、10bに対応したウエーブガイド板位置決めピン用穴が形成される。ウエーブガイド板12に導波管15を形成する方法は、図1に示すようにアルミ等の金属から成るウエーブガイド板12の厚さ(6mm)方向に機械加工などで開口部を設けて実現する。ウエーブガイド板導波管15の寸法、形状等はプリント基板5の導波管8と同等である。
また異種材料で形成されている回路基板6とウエーブガイド板12とが固定ネジ14による締結を行った後に熱変形に起因して生じる接続部の微細な反り等に対しても、シールドバンプ9aがしゅう動することによって新たな熱応力を生じることなく安定した接続が維持される。
プリント基板5は厚さ1.6mmのFR−4基板を使用した。回路基板導波管8の開口部の寸法は、ミリ波の周波数(例えば76.5GHz)を扱う場合に多用されている標準的な導波管寸法である長辺2.54mm、短辺1.27mmとした(めっき後の仕上がり寸法)。
プリント基板5を加工する際は、上述したドリルやルータを用いて機械的に開口部を設けるが、このような加工を行うと導波管8のコーナー部は90°の角度を有する加工が出来ず、図3に示すように、必ずアール(R)と呼ばれる未加工部分が生ずる。すなわち長方形ではなく、小判型の導波管が形成されるが、このような形状であっても電気的には実用上大きな問題は生じない。
図3は円形パッドを用いたシールドバンプ9aの配置事例を示す。導波管8の周囲に設けるシールドバンプ9aは、導波管開口部の外周部を取り囲むように設置する。シールドバンプ9aのバンプ間のピッチは、バンプ間の隙間がこの種のシールドを行う場合の値として良く知られているλ/4(λは使用する電波の波長)が望ましく、λ/8以下であればいっそう良い結果が期待できる。このようにシールドバンプ9aが点列状に配置され、シールドバンプ9a間に隙間があったとしても、バンプピッチをλ/4以下にしておれば、その隙間から電波が漏洩して伝送損失が生じるようなことが起きない。
光速C=波長λ×周波数f0から
波長λ=光速C/周波数f0
=(2.9979×10e8[m/s])/76.5×10e9[Hz]
=0.0039188[m]=3.92mmとなる。
したがってλ/4=3.92/4=0.98mmとなり、工作精度等を加味して少しきつめに見積もると、上述したように「バンプピッチは約0.9mm」となる。
パッド電極5aは、ドーム状の導体バンプ9を取り付けるための電極であり、通常は銅箔をエッチングして形成される。銅箔は空気中に放置しておくと酸化してはんだの濡れ性が低下するので、通常は酸化防止処理が行われる。広く行われている方法のひとつにニッケルめっき処理と金めっき処理がある。
図5(a)は、高周波回路モジュールを実装するプリント基板5の裏面(高周波回路モジュールを実装する面の反対側の面)の要所を示す断面図である。図5(a)に示すように、プリント基板の裏面には、上述したようなパッド電極5aとソルダーレジスト層5bが形成されている。この工程では、プリント基板5の反対面には、高周波回路モジュール等の電子部品がまだ実装されていない状態である。パッド電極5aについては、銅箔の上にニッケルめっきと金めっきが施されている状態である(図示せず)。
必要なら、上記はんだ付けプロセス終了後に、プリント基板5上に残留したフラックスを洗浄して、清浄なはんだ表面にする。
なお、図1では、ドーム状導体バンプ9を、シールドバンプ9aとスペーサバンプ9bとに分けて図示しているが、両者はその使用目的によって名称を使い分けているに過ぎず、材料の組成、外観や形状は全く同じもので、この発明では両者をまとめてドーム状導体バンプとして説明している。
その後、プリント基板5の反対側(電子部品実装面)に、上述したプロセスと同様に、はんだペーストを印刷して、高周波回路モジュール1や他の電子部品を搭載し、同じくリフロー処理することで部品実装が完了し、回路基板6が完成する。
次に導体バンプ9を挟んでプリント板の導波管8と金属性のウエーブガイド板12の導波管15とが一致するよう、それぞれの位置決めピン穴に位置決めピン13を挿入して位置合わせする。この位置合わせをした後にプリント基板5とウエーブガイド板12とを固定ネジ14で押圧することにより、導体バンプ9を介してプリント基板5とウエーブガイド板12とを加圧接触する。この固定ネジ14による締結の時に、導体バンプ9のスペーサバンプ9bが、プリント基板5とウエーブガイド板12との間に一定の間隙gを保つように機能する。こうしてそれぞれ導波管を有するプリント基板5と金属性のウエーブガイド板12とを接合することにより、両導波管同士が接続される。
なおこの発明が、回路基板6とウエーブガイド板12の導波管部の接続構造の形成を特徴とするものであるため、高周波回路モジュール1の実装についてはその詳細な説明を省略する。
例えば鉛フリーはんだを用いる場合にはSn−3Ag−0.5Cuはんだ(融点220℃)を使用する。この場合、高周波回路モジュール他の電子部品をはんだ付けするためのリフロー実装工程において、ドーム状はんだは再溶融するが、冷却すれば再び元の状態に復帰するので、再溶融することによる弊害は特に生じ無い。
また接触による接続構造を行うため、リワーク等が必要な場合には接続部の取り外し、再取付が簡単に行えることも利点として挙げられる。
回路基板の構成要素のひとつであるプリント基板5はFR−4基材とし、回路基板導波管8の開口部の寸法は、ミリ波の周波数を扱う場合において多用されている標準的な導波管寸法である長辺が2.54mm、短辺が1.27mmとした。ここに示す事例はシミュレーションであるため、図3で説明した導波管コーナ部のアール(R)形状は特に配慮していない(アールの影響を無視しても解析結果には影響しない)。隣接する回路基板導波管8との距離は1mm、プリント基板パッド電極(=バンプ径)は0.65mmとした。バンプピッチは0.9mm、バンプ高さは0.25mmである(図示せず)。バンプの材料ははんだである。
解析ケース1:G=0μm、回路基板導波管の端面とバンプ端面が接しているもの。
解析ケース2:G=50μmであるもの。
解析ケース3:G=100μmであるもの。
解析ケース4:G=150μmであるもの。
解析ケース1〜4は、図1に示す断面構造に近い形状とし、各ケースについて三次元モデルを作製し、アンソフト社の高周波3次元電磁界シミュレータ(HFSS)を用いて解析を実施した。
解析結果を図7のグラフに示す。ここでグラフには使用周波数f0を中心とする近隣15GHzの周波数帯域についても解析結果を表示している。
但し、反射特性(S11)に関しては次のような差が確認できた(数値が小さいほど低損失である)。
解析ケース1(G=0μm) :周波数f0において −70dB
解析ケース2(G=50μm) :周波数f0において −30dB
解析ケース3(G=100μm):周波数f0において −25dB
解析ケース4(G=150μm):周波数f0において −21dB
この結果は実装面積の有効活用面からも好ましい結果をもたらす。すなわち回路基板導波管8の端部に近い位置にシールドバンプ9aを設置することが最も電気特性上有利となるが、このことは同時に、導波管接続部が必要とする実装面積を最低限に押さえ込むことが出来る条件を満たしていることになる。すなわち、限られた面積で複数の導波管を接続する必要があるような高密度実装要求に対して非常に有利となる。
一方、上述の例では、ドーム状導体バンプ9の構成材料としてはんだを用いる方法を述べたが、ドーム状導体バンプは、はんだ以外の材料に依っても形成することができる。はんだ以外の材料を用いる場合には、ドーム状のバンプ形状に限らず、円筒状のバンプやそれ以外の形状であってもシールド機能を満足できるのであればどのような形状であっても差し支えない。ゴム系や類似の材料を用いた場合には導体バンプを弾性体とし、より良好な接触状態を増大させることも可能となる。
またはディスペンサを用い、シールドバンプを一点ごとに供給、または多数のディスペンサを用いて多点同時供給する方法も利用できる。
また自動部品実装機(マウンタ)設備が利用できる場合には、あらかじめ個片化してリール供給可能な状態にした導電ゴムなどの部品を、導電性接着剤などで貼り付ける方法が考えられる。
それ以外にはボールボンダを用いてプリント基板のパッド電極上に直接金バンプを形成したり、アルミの超音波ワイヤボンディングを実施してバンプを形成することも可能である。
次に、この発明の実施の形態3について図8を用いて説明する。図8は上述の図3に示すシールドバンプ配置事例に相当する他のシールドバンプ配置事例である。
図3の例ではシールドバンプ9aは円形のパッド電極上に形成したドーム状バンプであったが、実施の形態3では、同じドーム状のバンプではあるが、パッド電極が円形ではなく、図8で示したような長方形または異形のパッド電極の上に形成したドーム状のシールドバンプ9aになっているのが特徴である。
このような形状を採用する利点は、円形のシールドバンプで回路基板導波管8を取り囲むよりも、シールドバンプ9a間に形成される間隙を小さく押さえることが可能となるため、電波の漏れを少なく押さえる必要がある場合に適用することによってより優れたシールド機能を提供できることである。
このため、製造工程を変更すること無く、安価にシールド機能を向上させた導波管接続構造を提供することが可能である。
3:セラミック基板 4:キャップ
5:プリント基板 5a:パッド電極 5b:ソルダーレジスト
6:回路基板
7:はんだボール 8:回路基板導波管
9:導体バンプ 9a:シールドバンプ 9b:スペーサバンプ
12:ウエーブガイド板 13:位置決めピン
14:固定ネジ 15:ウエーブガイド板導波管
Claims (12)
- 導波管を有する回路基板と、この回路基板の導波管と対向する導波管を有した金属性のウエーブガイド板とを接合することにより、前記両導波管同士を接続する導波管接続構造において、前記回路基板のウエーブガイド板側には少なくとも導波管を取り囲む形でドーム状または円筒状の導体バンプが点列状に配列され、前記回路基板とウエーブガイド板とを加圧接触することにより、前記ドーム状の導体バンプを介して前記回路基板と前記ウエーブガイド板との電気的接続が得られるようにした導波管接続構造。
- 前記導体バンプは回路基板に設けられた円形のパッド電極上に形成されることを特徴とする請求項1に記載の導波管接続構造。
- 前記導体バンプは回路基板に設けられた矩形のパッド電極上に形成されることを特徴とする請求項1に記載の導波管接続構造。
- 前記導体バンプははんだで構成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の導波管接続構造。
- 前記導体バンプは弾性を有する導電性樹脂で構成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の導波管接続構造。
- 前記導体バンプは金バンプまたはアルミバンプで構成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の導波管接続構造。
- 前記導体バンプは、導波管を取り囲むように配置され導波管接続の電気的機能をなすシールドバンプと、導波管の周囲以外に配置され回路基板とウエーブガイド板との間隙を一定に保つためのスペーサバンプとからなる請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載の導波管接続構造。
- 前記導体バンプのバンプ高さは0.3mm〜0.2mmとしたことを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか1つに記載の導波管接続構造。
- 前記導体バンプのバンプ間の間隙は導波管を通過する高周波信号の1/4波長以下としたことを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか1つに記載の導波管接続構造。
- 前記回路基板の導波管の端面から導体バンプの端面までの距離は50μm以下としたことを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか1つに記載の導波管接続構造。
- それぞれ導波管を有する回路基板と金属性のウエーブガイド板とを接合することにより、前記両導波管同士を接続する導波管接続構造の製造方法において、前記回路基板への部品実装工程時に導波管を取り囲む形でドーム状または円筒状の導体バンプを点列状に配列する工程、前記導体バンプを挟んで前記回路基板の導波管と前記金属性のウエーブガイド板の導波管とが一致するよう位置合わせする工程、前記位置合わせ後に前記回路基板とウエーブガイド板とを固定ネジで押圧することにより、前記導体バンプを介して前記回路基板とウエーブガイド板とを加圧接触する工程を備えた導波管接続構造の製造方法。
- 前記導体バンプは、はんだ、弾性を有する導電性樹脂、金バンプまたはアルミバンプのいずれかで構成されたことを特徴とする請求項10に記載の導波管接続構造の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006132759A JP4519102B2 (ja) | 2006-05-11 | 2006-05-11 | 導波管接続構造とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006132759A JP4519102B2 (ja) | 2006-05-11 | 2006-05-11 | 導波管接続構造とその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007306314A true JP2007306314A (ja) | 2007-11-22 |
JP4519102B2 JP4519102B2 (ja) | 2010-08-04 |
Family
ID=38839877
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006132759A Active JP4519102B2 (ja) | 2006-05-11 | 2006-05-11 | 導波管接続構造とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4519102B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012060430A (ja) * | 2010-09-09 | 2012-03-22 | Mitsubishi Electric Corp | 導波管プレート |
JP2016036124A (ja) * | 2014-08-05 | 2016-03-17 | 新日本無線株式会社 | 導波管−マイクロストリップ線路変換器 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11135256A (ja) * | 1997-10-29 | 1999-05-21 | Seiko Precision Inc | El素子 |
JP2004254068A (ja) * | 2003-02-20 | 2004-09-09 | Mitsubishi Electric Corp | 高周波送受信モジュール |
JP2006013868A (ja) * | 2004-06-25 | 2006-01-12 | New Japan Radio Co Ltd | 導波管−平面伝送線路変換器の製造方法 |
-
2006
- 2006-05-11 JP JP2006132759A patent/JP4519102B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11135256A (ja) * | 1997-10-29 | 1999-05-21 | Seiko Precision Inc | El素子 |
JP2004254068A (ja) * | 2003-02-20 | 2004-09-09 | Mitsubishi Electric Corp | 高周波送受信モジュール |
JP2006013868A (ja) * | 2004-06-25 | 2006-01-12 | New Japan Radio Co Ltd | 導波管−平面伝送線路変換器の製造方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012060430A (ja) * | 2010-09-09 | 2012-03-22 | Mitsubishi Electric Corp | 導波管プレート |
JP2016036124A (ja) * | 2014-08-05 | 2016-03-17 | 新日本無線株式会社 | 導波管−マイクロストリップ線路変換器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4519102B2 (ja) | 2010-08-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5278724A (en) | Electronic package and method of making same | |
US20060043562A1 (en) | Circuit device and manufacture method for circuit device | |
US6653572B2 (en) | Multilayer circuit board | |
US7070084B2 (en) | Electrical circuit apparatus and methods for assembling same | |
KR20010092350A (ko) | 전자 회로 장치 | |
US7985926B2 (en) | Printed circuit board and electronic component device | |
JP2014192476A (ja) | プリント基板の半田実装方法及び半田実装構造 | |
TWI554173B (zh) | 用以固定一球狀柵格陣列至一印刷線路板的系統及方法 | |
US7063249B2 (en) | Electrical circuit apparatus and method | |
US20100187686A1 (en) | Semiconductor package comprising alignment memers | |
US20070037432A1 (en) | Built up printed circuit boards | |
US7195145B2 (en) | Electrical circuit apparatus and method for assembling same | |
JP2014132680A (ja) | 電気又は電子装置 | |
JP3842201B2 (ja) | 高周波回路基板の接続構造体、その製造方法および高周波回路装置 | |
JP4795067B2 (ja) | 電気部品付基板の製造方法 | |
JP4519102B2 (ja) | 導波管接続構造とその製造方法 | |
US11963291B2 (en) | Efficient wave guide transition between package and PCB using solder wall | |
WO2021196972A1 (zh) | 一种电路板组件、雷达装置和电路板组件的制作方法 | |
WO2022036989A1 (zh) | 移动终端、软硬结合板及其制造方法 | |
JP2016012771A (ja) | 導波管接続構造およびその製造方法 | |
CN112753289B (zh) | 电路板及其制造方法、电路板组件的制造方法 | |
JP2503911B2 (ja) | プリント配線板 | |
JP2002374060A (ja) | 電子回路板 | |
JP3274452B2 (ja) | 高周波回路用パッケージ及びその製造方法 | |
CN110401005A (zh) | 封装天线及其制备方法、和移动通信终端 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081201 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090520 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090526 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090716 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100427 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100518 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4519102 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140528 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |