JP2003062832A - タイヤ加硫方法及びその加硫装置 - Google Patents

タイヤ加硫方法及びその加硫装置

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JP2003062832A JP2001258389A JP2001258389A JP2003062832A JP 2003062832 A JP2003062832 A JP 2003062832A JP 2001258389 A JP2001258389 A JP 2001258389A JP 2001258389 A JP2001258389 A JP 2001258389A JP 2003062832 A JP2003062832 A JP 2003062832A
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bladder
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明和 瀬古
Takuzo Sano
拓三 佐野
Noboru Takada
高田  昇
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  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】機構が簡単で、コンパクトに構成出来ることか
ら従来に比べて小スペースを図ることが可能であり、ま
たタイヤユニフォミティー及び生産性を著しく向上させ
ることが出来る新規なタイヤ加硫方法及びその加硫装置
を提供する。 【解決手段】加硫装置11は、基礎G上に支持部材12
を介して方形状の下部ベースプレート13が水平に設置
されている。下部ベースプレート13上には、所定の長
さで、複数本の支持ロッド14が立設され、この支持ロ
ッド14の先端には、同一形状の上部ベースプレート1
5が水平に設置されている。下部ベースプレート13の
中心部には、ブラダー16を備えた昇降可能なブラダー
中心機構17が設置され、このブラダー中心機構17を
中心として、その周囲に加熱手段18aを備えた下モー
ルド18が着脱可能に設置されている。下モールド18
の周囲には、加熱手段19を備え、かつ前記ブラダー中
心機構17に向かって放射方向に拡縮移動する分割型の
セクターモールド20が配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、タイヤ加硫方法
及びその加硫装置に係わり、更に詳しくはコンパクトな
構成で小スペース化が可能であり、更にタイヤユニフォ
ミティーと生産性とを向上させることが出来るタイヤ加
硫方法及びその加硫装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、セクショナルコンテナを用いたタ
イヤ加硫機の加硫方式は、例えば、図7に示すように、
周方向に分割された各セクターモールド1が開状態の時
に、加硫機の中心機構2(ブラダー装置等)に未加硫タ
イヤWをセットする。
【0003】そして、駆動モータ,油圧シリンダー等の
昇降・加圧手段3を介して加硫機本体を作動させてイン
ナートッププレート4に取付けられた上モールド5を下
降させると共に、未加硫タイヤWのサイド面Waをベー
スプレート6aに取付けられた下モールド6に押圧させ
る。
【0004】またこれと同時に、加硫機のトッププレー
ト7に取付けられたアウターリング8及びセグメント9
から成るセクショナルコンテナを介して各セクターモー
ルド1を水平方向に移動させて未加硫タイヤWのトレッ
ド部Wbに圧着させ、このような状態で、未加硫タイヤ
W内に中心機構2を構成するブラダー10を介して蒸気
等の加熱加圧流体Qを導入し、タイヤWに内圧を掛けた
状態で加硫を行うものである。
【0005】即ち、従来から行われている加硫方式は、
上モールド5を垂直移動させると同時に、同一円錐曲面
(またはテーパ面)を備えたアウターリング8及びセグ
メント9を介して各セクターモールド1を水平方向の移
動に変換させる構成となっており、昇降・加圧手段3を
介して加硫機本体の垂直方向の下降力でモールドの締付
け力と内圧を保持させる保持力を兼用させていた。
【0006】なお、3aは加硫終了後、各セクターモー
ルド1をタイヤWから剥離させるシリンダーであり、ア
ウターリング8が上昇する時、各セクターモールド1,
セグメント9が追従して上昇を押さえるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記のよ
うな従来の加硫装置は、いずれも構造が複雑で大型であ
ることから広いスペースが必要であり、また各セクター
モールドが上モールドと共に昇降すると共に、水平方向
にも移動する構成であったため、モールドの接合部の気
密性や、周方向からの荷重が過荷重となる問題があり、
更に1台の加硫機でタイヤのセットと、加硫作業とを行
うためにタイヤユニフォミティーを向上させたり、タイ
ヤの生産性を向上させることが難しと言う問題があっ
た。
【0008】この発明の目的は、機構が簡単で、コンパ
クトに構成出来ることから従来に比べて小スペースを図
ることが可能であり、またタイヤユニフォミティー及び
生産性を著しく向上させることが出来る新規なタイヤ加
硫方法及びその加硫装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、この発明のタイヤ加硫方法は、上下モー
ルド及び周方向に配設した分割型のセクターモールド機
構が開いた状態で、下モールドの中心部から突出したブ
ラダー中心機構に取付けられたブラダーにグリーンタイ
ヤをセンターリングした状態でセットし、この状態でブ
ラダーに予備加圧流体を導入してグリーンタイヤをシェ
ーピングし、ブラダー中心機構を下降させてグリーンタ
イヤを下モールド上にセットした後、前記上モールドを
下降させながら前記セクターモールド機構を型締め固定
し、この状態で、前記ブラダー内に加熱・加圧流体を導
入すると共に、前記セクターモールド機構内に埋設した
加熱手段によりセクターピースを加熱してグリーンタイ
ヤを加硫し、加硫完了後、前記ブラダー内の加熱・加圧
流体を排出させると共に、上モールドを上昇させると共
に、セクターモールド機構を拡型させて、前記各モール
ド及びブラダー中心機構から加硫済の成形タイヤを取出
すことを要旨とするものである。
【0010】このように、小型,かつコンパクトな加硫
装置であるため、グリーンタイヤの搬入セット及び加硫
後のタイヤの取出しを容易に行うことが出来ると共に、
加硫時間も短縮でき、タイヤユニフォミティー及び生産
性を著しく向上させることが出来るものである。
【0011】また、この発明のタイヤ加硫装置は、複数
本の支持ロッドを介して下部ベースプレートと上部ベー
スプレートとを所定の間隔を隔てて固定し、前記下部ベ
ースプレート上に、ブラダーを備えた昇降可能なブラダ
ー中心機構を設置し、このブラダー中心機構を中心とし
て、その周囲に加熱手段を備えた下モールドを着脱可能
に設置すると共に、下モールドの周囲に加熱手段を備
え、かつ前記ブラダー中心機構に向かって放射方向に拡
縮移動する分割型のセクターモールドを配設し、前記下
部ベースプレートと上部ベースプレートとの間の支持ロ
ッドに、昇降シリンダーを介して昇降する支持プレート
を配設し、前記下部ベースプレートと支持プレートとの
間に加硫時に型締めする型締め固定手段を設け、前記支
持プレートの下面に、サイドプレートを介して加熱手段
を備えた上モールドと、支持プレートの昇降に伴って前
記分割型のセクターモールドを拡縮移動させるガイド手
段とを設けたことを要旨とするものである。
【0012】前記ブラダー中心機構に、ブラダー内に加
圧流体を導入する加圧流体導入装置を接続し、また前記
分割型のセクターモールドは、タイヤプロファイル面を
備えた各セクターピースを着脱可能に取付ける複数に分
割されたスライドブロックで構成され、このスライドブ
ロックは、下部ベースプレート上に敷設したガイドレー
ルに沿って摺動可能に設置することを要旨とするもので
ある。
【0013】更に、前記スライドブロックは、背面側に
末広がり状の傾斜面を形成し、この傾斜面に、前記支持
プレートに吊設されたガイド手段のテーパーブロックが
係合するように構成したものである。
【0014】また、前記加硫時における型締め時に、ス
ライドブロックに係合するテーパーブロックを背面側に
固定するためのリング状のストッパー手段を設置するも
のである。
【0015】このようにタイヤ加硫装置を構成すること
で、従来の加硫装置に比べて構成が簡単であると共に、
コンパクトに構成でき、狭いスペースでも設置して加硫
作業を行うことが可能であり、従って加硫装置を安価に
製作出来るものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、この発
明の実施形態を説明する。
【0017】図1は、この発明のタイヤ加硫方法を実施
するための加硫装置の正面図、図2は図1のA−A矢視
平面図、図3は図1のB−B矢視平面図、図4は図1の
C−C矢視平面図を示し、前記加硫装置11は、基礎G
上に支持部材12を介して方形状の下部ベースプレート
13が水平に設置されている。
【0018】下部ベースプレート13上には、所定の長
さで、複数本(この実施形態では、四隅に4本)の支持
ロッド14が立設され、この支持ロッド14の先端に
は、下部ベースプレート13と所定の間隔を隔てて同一
形状の上部ベースプレート15が水平に設置されてい
る。
【0019】前記下部ベースプレート13の中心部に
は、図2に示すように、ブラダー16を備えた昇降可能
なブラダー中心機構17が設置され、このブラダー中心
機構17を中心として、その周囲に棒ヒータ等の加熱手
段18aを備えた下モールド18が着脱可能に設置され
ている。更に、下モールド18の周囲には、棒ヒータ等
の加熱手段19を備え、かつ前記ブラダー中心機構17
に向かって放射方向に拡縮移動する分割型のセクターモ
ールド20(セクターモールド機構)が配設されてい
る。
【0020】前記下部ベースプレート13と上部ベース
プレート15との間の支持ロッド14には、図3に示す
ように、上部ベースプレート15上に設置された昇降シ
リンダー21及び複数本(この実施形態では2本である
が、特に本数は限定されない)のガイドロッド22を介
して昇降する支持プレート23が水平に取付けられ、こ
の支持プレート23の下面には、サイドプレート24を
介して棒ヒータ等の加熱手段25aを備えた上モールド
25が昇降可能に取付けられ、またその外周には、前記
分割型のセクターモールド20を拡縮移動させるガイド
手段26が取付けられている。
【0021】前記分割型のセクターモールド20は、タ
イヤプロファイル面を備えた各セクターピース27を着
脱可能に取付ける複数に分割されたスライドブロック2
8で構成され、このスライドブロック28には、前記棒
ヒータ等の加熱手段19が埋設され、下部ベースプレー
ト13上に敷設したリニアガイド等のガイドレール29
に沿って摺動可能に設置されている。
【0022】前記スライドブロック28は、図4に示す
ように、背面側に所定の傾斜角度α(例えば、15°〜
20°、好ましくは18°前後)で末広がり状の傾斜面
28aが形成してあり、この傾斜面28aに、前記支持
プレート23に吊設されたガイド手段26のテーパーブ
ロック30の係合部30aが係合し、分割型のセクター
モールド20をブラダー中心機構17に向かって拡縮移
動させるように構成されている。
【0023】即ち、スライドブロック28の背面側に形
成した末広がり状の傾斜面28aには、所定の傾斜角度
αを有する係合溝28xが形成してあり、この係合溝2
8xにテーパーブロック30の係合部30aが係合する
ようになっている。従って、ガイド手段26のテーパー
ブロック30が昇降すると、スライドブロック28の係
合溝28xとテーパーブロック30の係合部30aとが
互いに嵌合して、分割型のセクターモールド20はブラ
ダー中心機構17に向かって拡縮移動するものである。
【0024】即ち、テーパーブロック30が下降する時
には、テーパーブロック30の係合部30aがスライド
ブロック28の係合溝28xに係合した状態で、鉛直方
向の下降力をテーパ面を介して水平方向の分力に変換さ
せることでセクターモールド20をブラダー中心機構1
7に向かって移動させ、またテーパーブロック30が上
昇する時には、テーパーブロック30の係合部29とス
ライドブロック28の係合溝28xとの摩擦力によりセ
クターモールド20をブラダー中心機構17から後退さ
せるように移動させるのである。
【0025】また、上述したようにスライドブロック2
8は、背面側の傾斜面28aの傾斜角度αを15°〜2
0°、好ましくは18°前後に設定し、更に係合部29
と係合するスライドブロック28の係合溝28xの上部
コーナー部28Rの半径10〜30mmに加工すること
で、両部材が衝撃もなく円滑に係合し、また各セクター
モールド20が、テーパーブロック30の昇降作動によ
り、自動的に開閉する機構となる。
【0026】なお、スライドブロック28の傾斜面28
aの傾斜角度は、20°以下で設計するのが好ましく、
25°以上にすると負荷が増大してテーパーブロック3
0の変形に繋がることがある。
【0027】前記ブラダー中心機構17は、ブラダー昇
降シリンダー31を介して昇降するセンターポスト32
の上端に、前記可撓性材料により円筒状に形成されたブ
ラダー16の上部がクランプ手段33を介して固定さ
れ、またブラダー16の下端部は、下モールド18の内
側に設置されたブラダークランプ装手段34に固定され
ている。このように取付けられたブラダー16内には、
設定温度・設定圧力の蒸気または窒素ガス等の加熱・加
圧流体Qを導入または排出させる給排管35が接続さ
れ、この給排管35は、装置外部に設置された図示しな
い加圧流体導入装置に接続されている。
【0028】前記スライドブロック28の外周の下部ベ
ースプレート13上には、ストッパーリング等のストッ
パー手段36が設置してあり、このストッパー手段36
は、タイヤ加硫時における型締め時に、前記スライドブ
ロック28に係合するテーパーブロック30の背面側に
形成した断面略L字状のストッパー部材37が当接して
型開きを固定するようにしたものである。
【0029】更に、前記上部ベースプレート15上に
は、加硫時に型締めする型締め固定手段37が設置して
あり、この型締め固定手段38は、タイヤ加硫時に上モ
ールド25が型開きするのを防止するもので、図5に示
すように、上部ベースプレート15上に突出するガイド
ロッド22を、油圧シリンダー等のロック機構39によ
りロックして型開きを防止している。
【0030】なお、この加硫時に型締めする型締め固定
手段38は、上記のような上部ベースプレート15上に
突出するガイドロッド22をロック機構39によりロッ
クする手段に限定されず、下部ベースプレート13と支
持プレート23との間で加硫時に型締めするものであれ
ば、特に構造については限定されない。
【0031】また、支持プレート23の下面には、加硫
時にモールド全周を気密的に覆うシール手段40が設け
てあり、このシール手段40は、上モールド25の下降
時に上モールド25の周囲を覆う第1シールプレート4
1と、加硫時にモールド全周を覆う第2シールプレート
42とから成り、上モールド25が完全に閉鎖する前に
上モールド25の周囲を覆って、モールド内を脱気さ
せ、更に完全に閉鎖した状態で加硫する時には、グリー
ンタイヤWを内装したモールド全周を気密的に覆うシー
ルして脱気できるように構造したものである。
【0032】次に、上記のような加硫装置を用いてタイ
ヤ加硫方法を図1〜図6を参照しながら説明する。
【0033】先ず、上モールト25,下モールド18及
び周方向に配設した分割型のセクターモールド20が開
いた状態で、下モールド18の中心部から突出したブラ
ダー中心機構17に取付けられたブラダー16にグリー
ンタイヤW(未加硫タイヤW)をセンターリングした状
態でセットする。グリーンタイヤWの搬入及び搬出は、
図示しないタイヤ搬出入装置で自動的に行い、グリーン
タイヤWのセンターリングも同時に行うようにしてあ
る。
【0034】この状態でブラダー16に、所定圧力で、
所定温度の予備加圧流体を導入してグリーンタイヤWを
シェーピングしてグリーンタイヤWを保持させ、次い
で、ブラダー中心機構17を下降させてグリーンタイヤ
Wを下モールド18上にセットする。
【0035】このような状態から、前記上モールド25
を下降させながら前記セクターモールド20を型締め固
定する。この操作は、上述したように、支持プレート2
3の下降時と共にテーパーブロック30が下降する時に
は、テーパーブロック30の係合部30aがセクターモ
ールド20のスライドブロック28の係合溝28xに係
合した状態で、鉛直方向の下降力をテーパ面を介して水
平方向の分力に変換させることでセクターモールド20
をブラダー中心機構17に向かって移動させることによ
り行うものである。
【0036】また、支持プレート23の下降時には、シ
ール手段40の第1シールプレート41も下降して、上
モールド25の周囲を気密的に覆うため、この時に図示
しないバキューム装置等で上モールド25内及び周辺の
空気を吸引し(エアー抜き)、加硫時の残存空気の影響
を除去させるものである。
【0037】そして、上モールド25及びセクターモー
ルド20が完全に閉じた状態では、シール手段40の第
2シールプレート42がモールド全周を覆うため、この
状態で図示しないバキューム装置等でモールド全体の脱
気(エアー抜き)を行い、内部を真空状態とした状態に
する。そして、更にストッパーリング等のストッパー手
段36及び型締め固定手段38により、タイヤ加硫時に
各モールドが型開きするのを防止させる。
【0038】このような状態から、前記ブラダー16内
に加硫時に必要な所定圧力で、所定温度の加熱・加圧流
体Qaを導入すると共に、前記各モールド内に埋設した
加熱手段18a,19,25aにより上下モールド2
5,18及びセクターピース27を加熱してグリーンタ
イヤWを加硫する。
【0039】所定時間経過して加硫が完了したら、前記
ブラダー16内の加熱・加圧流体Qaを外部に排出させ
ると共に、上モールド25を上昇させると共に、セクタ
ーモールド20を拡型させて(上モールド25の上昇と
共に自動的に拡型する)、前記上モールト25,下モー
ルド18及びブラダー中心機構17から図示しないタイ
ヤ搬出入装置により加硫済の成形タイヤを取出して作業
は終了する。
【0040】この発明は、上記のように構成され、従来
のセクターモールドを備えた加硫装置に比べて小型,か
つコンパクトな加硫装置であるため、グリーンタイヤW
の搬入セット及び加硫後のタイヤの取出しを容易に行う
ことが出来ると共に、加硫時間も短縮でき、タイヤユニ
フォミティー及び生産性を著しく向上させることが出来
るものである。
【0041】また、型締めする際に、セクターモールド
内のエアー抜きを行うことが出来るので、スピューレス
タイヤの生産も可能であり、タイヤの外観及び品質を高
めることも可能である。
【0042】
【発明の効果】この発明は、上記のように構成したの
で、以下のような優れた効果を奏するものである。 (a).従来のセクターモールドを備えた加硫装置に比べて
構成が簡単で、コンパクトにすることが出来る。 (b).タイヤユニフォミティー及び生産性を著しく向上さ
せることが出来る。 (c).装置全体がコンパクトとなり、設置スペースが従来
に比べて狭くても良く、また省エネルギー化も可能とな
る。 (d).構成が簡単であるので、保守・点検が容易である。 (e) . グリーンタイヤのセット時に、セクターモールド
内のエアー抜きも出来るので、スピューレスタイヤの生
産も可能となり、タイヤの外観及び品質も向上させるこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のタイヤ加硫方法を実施するための加
硫装置の正面図である。
【図2】図1のA−A矢視平面図である。
【図3】図1のB−B矢視平面図である。
【図4】分割型のセクターモールドのスライドブロック
と、ガイド手段のテーパーブロックとの関係を示す説明
図である。
【図5】図1のC−C矢視平面図である。
【図6】タイヤ加硫時における加硫装置の正面図であ
る。
【図7】従来のセクターモールドを備えたタイヤ加硫装
置の半断面図である。
【符号の説明】
1 セクターモールド 2 加硫機の中心機構 W 未加硫タイヤ Wa サイド面 3 昇降・加圧手段 4 インナートッププ
レート 5 上モールド 6 下モールド 6a ベースプレート 7 トッププレート 8 アウターリング 9 セグメント 10 ブラダー Wb トレッド部 Q 加熱加圧流体 G 基礎 11 加硫装置 12 支持部材 13 下部ベースプレート 14 支持ロッド 15 上部ベースプレート 16 ブラダー 17 ブラダー中心機構 18 下モールド 18a 加熱手段 19 加熱手段 20 セクターモールド(セクターモールド機構) 21 昇降シリンダー 22 ガイドロッド 23 支持プレート 24 サイドプレート 25 上モールド 25a 加熱手段 26 ガイド手段 27 セクターピース 28 スライドブロック 29 ガイドレール 28a 末広がり状の傾斜面 30 テーパーブロ
ック 30a 係合部 28x 係合溝 α 傾斜角度 31 ブラダー昇降シリ
ンダー 32 センターポスト 33 クランプ手段 34 ブラダークランプ装手段 35 給排管 36 ストッパー手段 37 ストッパー部材 38 型締め固定手段 39 ロック機構 40 シール手段 41 第1シールプレ
ート 42 第2シールプレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高田 昇 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム株 式会社平塚製造所内 Fターム(参考) 4F202 AH20 CA21 CB01 CU04 CU12 CV16 CY02 CY21 4F203 DA11 DB01 DC01 DJ01 DJ29 DL10 DL12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下モールド及び周方向に配設した分割型
    のセクターモールド機構が開いた状態で、下モールドの
    中心部から突出したブラダー中心機構に取付けられたブ
    ラダーにグリーンタイヤをセンターリングした状態でセ
    ットし、この状態でブラダーに予備加圧流体を導入して
    グリーンタイヤをシェーピングし、ブラダー中心機構を
    下降させてグリーンタイヤを下モールド上にセットした
    後、前記上モールドを下降させながら前記セクターモー
    ルド機構を型締め固定し、この状態で、前記ブラダー内
    に加熱・加圧流体を導入すると共に、前記セクターモー
    ルド機構内に埋設した加熱手段によりセクターピースを
    加熱してグリーンタイヤを加硫し、加硫完了後、前記ブ
    ラダー内の加熱・加圧流体を排出させると共に、上モー
    ルドを上昇させると共に、セクターモールド機構を拡型
    させて、前記各モールド及びブラダー中心機構から加硫
    済の成形タイヤを取出すタイヤ加硫方法。
  2. 【請求項2】複数本の支持ロッドを介して下部ベースプ
    レートと上部ベースプレートとを所定の間隔を隔てて固
    定し、前記下部ベースプレート上に、ブラダーを備えた
    昇降可能なブラダー中心機構を設置し、このブラダー中
    心機構を中心として、その周囲に加熱手段を備えた下モ
    ールドを着脱可能に設置すると共に、下モールドの周囲
    に加熱手段を備え、かつ前記ブラダー中心機構に向かっ
    て放射方向に拡縮移動する分割型のセクターモールドを
    配設し、前記下部ベースプレートと上部ベースプレート
    との間の支持ロッドに、昇降シリンダーを介して昇降す
    る支持プレートを配設し、前記下部ベースプレートと支
    持プレートとの間に加硫時に型締めする型締め固定手段
    を設け、前記支持プレートの下面に、サイドプレートを
    介して加熱手段を備えた上モールドと、支持プレートの
    昇降に伴って前記分割型のセクターモールドを拡縮移動
    させるガイド手段とを設けて成るタイヤ加硫装置。
  3. 【請求項3】 前記ブラダー中心機構に、ブラダー内に
    加圧流体を導入する加圧流体導入装置を接続した請求項
    2に記載のタイヤ加硫装置。
  4. 【請求項4】 前記分割型のセクターモールドは、タイ
    ヤプロファイル面を備えた各セクターピースを着脱可能
    に取付ける複数に分割されたスライドブロックで構成さ
    れ、このスライドブロックは、下部ベースプレート上に
    敷設したガイドレールに沿って摺動可能に設置した請求
    項2または3に記載のタイヤ加硫装置。
  5. 【請求項5】 前記スライドブロックは、背面側に末広
    がり状の傾斜面を形成し、この傾斜面に、前記支持プレ
    ートに吊設されたガイド手段のテーパーブロックが係合
    するように構成した請求項2,3または4に記載のタイ
    ヤ加硫装置。
  6. 【請求項6】 前記加硫時における型締め時に、前記ス
    ライドブロックに係合するテーパーブロックを背面側か
    ら固定するストッパー手段を設置した請求項2,3,4
    または5に記載のタイヤ加硫装置。
  7. 【請求項7】 前記支持プレートの下面に、加硫時に前
    記各モールドを気密的に覆うシール手段を設けた請求項
    2,3,4,5または6に記載のタイヤ加硫装置。
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