JP2003236842A - タイヤ加硫機における真空装置 - Google Patents

タイヤ加硫機における真空装置

Info

Publication number
JP2003236842A
JP2003236842A JP2002040400A JP2002040400A JP2003236842A JP 2003236842 A JP2003236842 A JP 2003236842A JP 2002040400 A JP2002040400 A JP 2002040400A JP 2002040400 A JP2002040400 A JP 2002040400A JP 2003236842 A JP2003236842 A JP 2003236842A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
ring member
side plate
support plate
tire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002040400A
Other languages
English (en)
Inventor
Akikazu Seko
明和 瀬古
Takuzo Sano
拓三 佐野
Noboru Takada
高田  昇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP2002040400A priority Critical patent/JP2003236842A/ja
Priority to PCT/JP2002/008595 priority patent/WO2003020487A1/ja
Priority to CNA028054679A priority patent/CN1492796A/zh
Priority to US10/250,552 priority patent/US20040046286A1/en
Priority to KR10-2003-7011395A priority patent/KR20040028723A/ko
Priority to EP02760756A priority patent/EP1422036A4/en
Publication of JP2003236842A publication Critical patent/JP2003236842A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】上下金型の型締め直前に真空吸引手段を作動さ
せて金型と未加硫タイヤとの間のエアー等を吸引するこ
とで、外観の故障がないタイヤを製造することが出来る
タイヤ加硫機における真空装置を提供する。 【解決手段】支持プレート23の下面には、下モールド
8,上モールド25,セクターモールド10及びガイド
手段26等の外周を覆う環状の可動式密封仕切り部材4
0が設けてあり、これにより区画されるチャンバー41
内の下部サイドプレート3a及び下部ベースプレート3
には、タイヤ加硫時にチャンバー41内を真空にする真
空吸引手段42が接続してある。支持プレート23の下
面に真空状態とするチャンバー41を区画形成する固定
リング部材43と、この固定リング部材43の先端にコ
イルスプリング等の弾性部材44を介して常に離反する
方向に附勢されたスライド可能な可動リング部材45と
が設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、タイヤ加硫機に
おける真空装置に係わり、更に詳しくは成形タイヤの外
観に故障のないタイヤを加硫成形することが出来るタイ
ヤ加硫機における真空装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にタイヤ加硫機においてタイヤを加
硫する場合、タイヤ構成部材の成形時や組付け時、ある
いはモールドの開閉時に、部材間及び未加硫タイヤと金
型(モールド)との間に空気が巻き込まれており、また
タイヤの主材料となるゴム材料には種々の薬品類が混入
されている。
【0003】このような空気や、ゴム材料に混入する薬
品類から発生するガスは、タイヤ加硫時の熱により膨張
し、タイヤ表面に凹凸を作ったり、またタイヤ内面にお
いても水膨れのような現象を生ずることがある。このた
め、従来からタイヤ加硫時に、未加硫タイヤと金型との
間の空気やガスをバキュームポンプにより吸引したり、
ブラダーの内圧を上げて空気やガスを排出させることが
行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、金型の型
締め時におけるバキュームポンプによる吸引するタイミ
ングが非常に難しく、またブラダーの内圧を上げ過ぎる
と、上下金型の隙間に未加硫タイヤの一部が突出して金
型間に噛み込まれ、品質不良を起こす等の問題があっ
た。
【0005】この発明はかかる従来の問題点に着目し、
上下金型の型締め直前に真空吸引手段を作動させて金型
周囲及び金型と未加硫タイヤとの間のエアー等を吸引す
ることで、外観の故障がないタイヤを製造することが出
来るタイヤ加硫機における真空装置を提供することを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、ベースプレート上に設置された下部サイド
プレート上にブラダー中心機構を設け、このブラダー中
心機構を中心として、その周囲の下部サイドプレート上
に下モールドを着脱可能に設置すると共に、下モールド
の周囲にブラダー中心機構に向かって放射方向に拡縮移
動する分割型のセクターモールドを配設し、前記下部サ
イドプレートと所定の間隔を隔てて水平に配設された上
部ベースプレートに昇降可能な支持プレートを配設し、
この支持プレートの下面に、昇降可能な上部サイドプレ
ートを介して上モールドを設けると共に、支持プレート
の昇降に伴って前記分割型のセクターモールドを拡縮移
動させるガイド手段を設けたタイヤ加硫機であって、前
記支持プレートと下部サイドプレートとの間、及び支持
プレートと上部サイドプレートとの間に、前記上部サイ
ドプレート上と、上下モールド及びセクターモールドと
の外周を覆う環状の可動式密封仕切り部材を設け、この
可動式密封仕切り部材で区画されるチャンバー内に真空
吸引手段を接続したことを要旨とするものである。
【0007】また、前記可動式密封仕切り部材は、支持
プレートと下部サイドプレートとの少なくとも一方、及
び支持プレートと上部サイドプレートとの少なくとも一
方に固定リング部材を設け、この固定リング部材の先端
に弾性部材を介して常に離反する方向に附勢されたスラ
イド可能な可動リング部材を設け、この可動リング部材
の先端に、前記ストッパー部材に当接するシール部材を
設けて構成するものである。
【0008】更に、前記固定リング部材と可動リング部
材との外側面に、所定の間隔を隔てて周方向に、固定リ
ング部材と可動リング部材とを接続するスライド可能な
ストッパーリンクまたはピンを設けるものである。
【0009】このように、支持プレートと下部サイドプ
レートとの間、及び支持プレートと上部サイドプレート
との間に、前記上部サイドプレート上と、上下モールド
及びセクターモールドとの外周を覆う環状の可動式密封
仕切り部材を設け、この可動式密封仕切り部材で区画さ
れるチャンバー内に真空吸引手段を接続したことによ
り、上下金型の型締め直前に真空吸引手段を作動させて
金型と未加硫タイヤとの間のエアー等を吸引すること
で、外観の故障がないタイヤを製造することが出来る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、この発
明の実施形態を説明する。
【0011】図1は、この発明を実施したタイヤ加硫装
機のモールド(金型)開状態の正面図、図2はタイヤ加
硫機のモールド(金型)閉状態の正面図を示し、前記タ
イヤ加硫機1は、基礎G上に支持部材2を介して方形状
の下部ベースプレート3が水平に設置され、この下部ベ
ースプレート3上には、下部サイドプレート3aが設置
されている。
【0012】下部サイドプレート3a上には、所定の長
さで、複数本(この実施形態では、四隅に4本)の支持
ロッド4が立設され、この支持ロッド4の先端には、下
部ベースプレート3と所定の間隔を隔てて同一形状の上
部ベースプレート5が水平に設置されている。
【0013】前記下部サイドプレート3の中心部には、
図1及び図2に示すように、未加硫タイヤW内に挿入さ
れるブラダー6を備えた昇降可能なブラダー中心機構7
が設置され、このブラダー中心機構7を中心として、そ
の周囲に棒ヒータ等の電気ヒーター8aを複数本埋設し
た下モールド8が着脱可能に設置されている。
【0014】また下モールド8の周囲には、棒ヒータ等
の電気ヒーター9を配設し、かつ前記ブラダー中心機構
7に向かって放射方向に拡縮移動する分割型のセクター
モールド10(セクターモールド機構)が配設されてい
る。
【0015】前記各セクターモールド10と下部サイド
プレート3aとの間には、断熱材19が介在させてあ
り、この断熱材19としては、耐熱性有機材料(例え
ば、超耐熱エポキシ樹脂)とガラス繊維との耐熱性複合
材で板状に構成されたものを使用している。
【0016】前記下部ベースプレート3と上部ベースプ
レート5との間の支持ロッド4には、上部ベースプレー
ト5上に設置された昇降シリンダー21及び複数本(こ
の実施形態では2本であるが、特に本数は限定されず、
1〜4本が好ましい)のロックシャフト22を介して昇
降する支持プレート23が水平に取付けられている。
【0017】前記支持プレート23の下面には、棒ヒー
タ等の電気ヒータ9を埋設した上部サイドプレート24
を介して上モールド25が昇降可能に取付けられ、また
その外周には、前記分割型のセクターモールド10を拡
縮移動させるガイド手段26が取付けられている。ま
た、上部サイドプレート24と支持プレート23との接
触面、即ち、上部サイドプレート24の上面には、上記
断熱材19同様な耐熱性有機材料(例えば、超耐熱エポ
キシ樹脂)とガラス繊維との耐熱性複合材で板状に構成
された断熱材19aが設置されている。
【0018】前記分割型のセクターモールド10は、タ
イヤプロファイル面を備えた各セクターピース27を着
脱可能に取付ける複数に分割されたスライドブロック2
8で構成され、このスライドブロック28には上述した
ように電気ヒーター9が埋設され、下部ベースプレート
3上に敷設したリニアガイド等のガイドレール29に沿
って摺動可能に設置されている。
【0019】前記スライドブロック28は、背面側に所
定の傾斜角度(例えば、15°〜20°、好ましくは1
8°前後)で末広がり状の傾斜面18aが形成してあ
り、この傾斜面28aに、前記支持プレート23に吊設
されたガイド手段26のテーパーブロック30の係合部
30aが係合し、分割型のセクターモールド10をブラ
ダー中心機構7に向かって拡縮移動させるように構成さ
れている。
【0020】即ち、スライドブロック28の背面側に形
成した末広がり状の傾斜面28aには、所定の傾斜角度
を有する係合溝が形成してあり、この係合溝にテーパー
ブロック30の係合部30aが係合するようになってい
る。従って、ガイド手段26のテーパーブロック30が
昇降すると、スライドブロック28の係合溝とテーパー
ブロック30の係合部30aとが互いに嵌合して、分割
型のセクターモールド10はブラダー中心機構7に向か
って拡縮移動するものである。
【0021】具体的には、テーパーブロック30が下降
する時には、テーパーブロック30の係合部30aがス
ライドブロック28の係合溝に係合した状態で、鉛直方
向の下降力をテーパ面を介して水平方向の分力に変換さ
せることでセクターモールド10をブラダー中心機構7
に向かって移動させ、またテーパーブロック30が上昇
する時には、テーパーブロック30の係合部30aとス
ライドブロック28の係合溝との摩擦力によりセクター
モールド10をブラダー中心機構7から後退させるよう
に移動させるのである。
【0022】前記ブラダー中心機構7は、ブラダー昇降
シリンダー31を介して昇降するセンターポスト32の
上端に、前記可撓性材料により円筒状に形成されたブラ
ダー6の上部がクランプ手段33を介して固定され、ま
たブラダー6の下端部は、下モールド8の内側に設置さ
れたブラダークランプ手段34に固定されている。この
ように取付けられたブラダー16内には、設定温度・設
定圧力の蒸気または窒素ガス等の加熱・加圧流体Qを導
入または排出させる給排管35が接続され、この給排管
35は、装置外部に設置された図示しない加圧流体導入
装置に接続されている。
【0023】前記スライドブロック28の外周の下部ベ
ースプレート3上には、上述したようにリング状に形成
されたストッパー部材16が設置してあり、このストッ
パー部材16は、タイヤ加硫時における型締め時に、前
記スライドブロック28に係合するテーパーブロック3
0の背面側に形成した断面略L字状のストッパーブロッ
ク36が当接して型開きを固定するようにしたものであ
る。
【0024】更に、前記上部ベースプレート5上には、
加硫時に型締めする固定手段37が設置してあり、この
固定手段37は、タイヤ加硫時に上モールド25が型開
きするのを防止するもので、上部ベースプレート5に形
成した複数の貫通孔に、上述したロックシャフト22が
摺動可能に嵌合し、前記貫通孔の周囲には、2組一対の
ストッパー部材を備えた油圧クランプユニットを設置し
た構成となっている。
【0025】前記支持プレート23の下面には、前記図
1及び図2に示すように、下モールド8,上モールド2
5,セクターモールド10及びガイド手段26等の外周
を覆う環状の可動式密封仕切り部材40が設けてあり、
この可動式密封仕切り部材40で区画されるチャンバー
41内の下部サイドプレート3a及び下部ベースプレー
ト3には、タイヤ加硫時にチャンバー41内を真空にす
る真空吸引手段42が接続してある。
【0026】前記可動式密封仕切り部材40は、図3〜
図6に示すように、支持プレート23の下面に真空状態
にするチャンバー41を区画形成する固定リング部材4
3と、この固定リング部材43の先端にコイルスプリン
グ等の弾性部材44を介して常に離反する方向に附勢さ
れたスライド可能な可動リング部材45とが設けてあ
り、この可動リング部材45の先端には、前記下部サイ
ドプレート3a上に設置したストッパー部材16の上面
と当接するOリング等のシール部材46が設けてある。
【0027】即ち、フランジ43aを備えた円筒状の固
定リング部材43は、Oリング等のシール部材47を介
してボルト等の複数本の締結手段48により支持プレー
ト23の下面に気密的に固定され、この固定リング部材
43の下部外周面に、Oリング等のシール部材49及び
コイルスプリング等の弾性部材44を介して円筒状の可
動リング部材45が昇降可能に吊設されている。
【0028】また、前記固定リング部材43と可動リン
グ部材45との外側面には、所定の間隔を隔てて周方向
に、固定リング部材43と可動リング部材45とを接続
するスライド可能なストッパーリンク50が設けてあ
り、このストッパーリンク50は、長手方向中央に長穴
51を備え、その上端部がボルト52を介して固定リン
グ部材43の外周面に固定され、下端側は前記長穴51
に嵌合された固定ボルト53により可動リング部材45
に支持されている。
【0029】従って、可動リング部材45は固定リング
部材43の外周面に沿って昇降すると共に、ストッパー
リンク50は長穴51の下端側が固定ボルト53に当接
した時に下降位置が規制される。
【0030】なお、この実施形態は、固定リング部材4
3を支持プレート23側に固定したが、ストッパー部材
16側に固定するように構成しても良く、可動リング部
材45を支持プレート23側に当接させてシールするよ
うに構成することも可能である。
【0031】前記チャンバー41内を真空にする真空吸
引手段42は、前記チャンバー41内と接続する配管5
4を介して真空タンク55及び真空ポンプ56に接続さ
れ、タイヤ加硫時直前、即ち、下モールド8と上モール
ド25との型締め直前20mmから真空ポンプ56を作動さ
せてチャンバー41内を吸引させる。
【0032】なお、この発明の実施形態では、内圧を0.
1MPaに設定した40秒後にチャンバー41内の真空度は、
−0.1MPaに到達する。また、リークテストでも真空ポン
プ56の停止10分後に、−0.088MPaと真空度を維持出
来ることを確認した。
【0033】また、この発明の実施形態では、上記と全
く同様な構成から成る可動式密封仕切り部材40aを、
支持プレート23と上部サイドプレート24との間にも
設けてある。
【0034】即ち、支持プレート23の下面側に、支持
プレート23と上部サイドプレート24との空隙部41
xを真空状態にするリング状の可動リング部材45aが
スプリング等の弾性部材を介してスライド可能に吊設さ
れ、また前記可動リング部材45aの先端部と対応する
位置の上部サイドプレート24の外周縁部には、図示し
ないOリング等のシール部材を備えたリング状のストッ
パー部材16aが固定されている。
【0035】この可動式密封仕切り部材40aは、上下
金型の型締め時に可動リング部材45aとストッパー部
材16aとが気密的に当接して支持プレート23と上部
サイドプレート24との間の空隙部41xを密閉し、上
モールド25を昇降させる上部サイドプレート24上に
設置した昇降シリンダー60の貫通穴等をシールするも
のである。
【0036】なお、その他の構成及び作用は、上記第1
実施形態の可動式密封仕切り部材40と同様なので、説
明は省略する。
【0037】図7〜図9は、可動式密封仕切り部材40
の他の実施形態を示し、この実施形態は、前記図4〜図
6における可動式密封仕切り部材40のストッパーリン
ク50の代わりにピン57を設けたもので、固定リング
部材43にピン57の基端部を固定し、このピン57の
先端側は、可動リング部材45に形成した貫通穴58に
嵌合し、その先端にストッパーボルト59が取付けてあ
る。
【0038】なお、その他の構成及び作用は上記第1実
施形態の可動式密封仕切り部材40と同様なので同一符
号を付して説明は省略する。
【0039】以上のように、この発明では支持プレート
23と下部サイドプレート3aとの間に、前記下モール
ド8,上モールド25,セクターモールド10及びガイ
ド手段26等の外周を覆う環状の可動式密封仕切り部材
40が設け、また支持プレート23と上部サイドプレー
ト24との間にも可動式密封仕切り部材40aを設け、
前記可動式密封仕切り部材40で区画されるチャンバー
41内に真空吸引手段42を接続したことにより、上下
金型の型締め直前に真空吸引手段42を作動させて、支
持プレート23と上部サイドプレート24との空隙部4
1xを真空状態にすると共に、下モールド8,上モール
ド25と未加硫タイヤWとの間のエアー等を確実に吸引
し、この状態でタイヤの加硫成形を行うので、外観に故
障がないタイヤを製造することが出来るのである。
【0040】
【発明の効果】この発明は、上記のようにベースプレー
ト上に設置された下部サイドプレート上にブラダー中心
機構を設け、このブラダー中心機構を中心として、その
周囲の下部サイドプレート上に下モールドを着脱可能に
設置すると共に、下モールドの周囲にブラダー中心機構
に向かって放射方向に拡縮移動する分割型のセクターモ
ールドを配設し、前記下部サイドプレートと所定の間隔
を隔てて水平に配設された上部ベースプレートに昇降可
能な支持プレートを配設し、この支持プレートの下面
に、昇降可能な上部サイドプレートを介して上モールド
を設けると共に、支持プレートの昇降に伴って前記分割
型のセクターモールドを拡縮移動させるガイド手段を設
けたタイヤ加硫機であって、前記支持プレートと下部サ
イドプレートとの間、及び支持プレートと上部サイドプ
レートとの間に、前記上部サイドプレート上と、上下モ
ールド及びセクターモールドとの外周を覆う環状の可動
式密封仕切り部材を設け、この可動式密封仕切り部材で
区画されるチャンバー内に真空吸引手段を接続したの
で、以下のような優れた効果を奏するものである。 (a). 上下モールド及びセクターモールドと未加硫タイ
ヤとのエアーやガス等を吸引して加硫機外部に排気させ
ることで、外観故障のないタイヤを加硫成形することが
出来る。 (b).チャンバー内を真空吸引手段により吸引することに
より、ブラダーの内圧を下げることが可能となり、この
結果、タイヤ加硫機の金型締め付け力を下げることが可
能なり、加硫機全体の剛性, 強度を押さえることが出来
るのでコスト低減を図ることが出来る。 (c).低圧で加硫することが出来るので、ブラダーによる
コードの角度変化や、偏肉等を抑えることができ、タイ
ヤの品質を向上させることが可能である。 (d).またこの発明の実施形態は、ベントレスモールドに
も適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施したタイヤ加硫機のモールド型
開状態の正面図である。
【図2】タイヤ加硫機のモールド型閉状態の正面図であ
る。
【図3】この発明を実施した可動式密封仕切り部材の斜
視図である。
【図4】可動式密封仕切り部材の伸長時の断面図であ
る。
【図5】可動式密封仕切り部材の密着時の断面図であ
る。
【図6】可動式密封仕切り部材の平面図である。
【図7】この発明の他の実施形態を示す可動式密封仕切
り部材の伸長時の断面図である。
【図8】この発明の他の実施形態を示す可動式密封仕切
り部材の密着時の断面図である。
【図9】この発明の他の実施形態を示す可動式密封仕切
り部材の平面図である。
【符号の説明】
1 タイヤ加硫機 2 支持部材 3 下部ベースプレート 3a 下部サイドプレー
ト 4 支持ロッド 5 上部ベースプレー
ト 6 ブラダー 7 ブラダー中心機構 8 下モールド 8a 電気ヒータ 9 電気ヒータ 9a 電気ヒータ 10 セクターモールド(セクターモールド機構) 11 真空端子 12 棒ヒータ 14 リード線 15 溝穴 16 ストッパー部材 17 シール部材 18 ヒータ配線 19,19a 断熱材 21 昇降シリンダー 22 ロックシャフト 23 支持プレート 24 上部サイドプレート 25 上モールド 26 ガイド手段 27 セクターピース 28 スライドブロック 29 ガイドレール 28a 末広がり状の傾斜面 30 テーパーブロ
ック 30a 係合部 31 ブラダー昇降
シリンダー 32 センターポスト 33 クランプ手段 34 ブラダークランプ手段 35 給排管 36 ストッパーブロック 37 固定手段 40 可動式密封仕切り部材 41 チャンバー 42 真空吸引手段 43 固定リング部材 44 弾性部材 45 可動リング部材 46 シール部材 47 シール部材 48 締結手段 49 シール部材 50 ストッパーリンク 51 長穴 52 ボルト 53 固定ボルト 54 配管 55 真空タンク 56 真空ポンプ 57 ピン 58 貫通穴 59 ストッパーボル
ト 40a 可動式密封仕切り部材 41x 空隙部 45a 可動リング部材 16a ストッパー部
材 Q 加熱加圧流体 G 基礎 W 未加硫タイヤ 60 昇降シリンダー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高田 昇 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム株 式会社平塚製造所内 Fターム(参考) 4F202 AG13 AH20 AM03 CA21 CB01 CK54 CL02 CN01 CP01 CP07 CT01 CT02 CU01 CU07 CU12 CV06 CV16 4F203 AG13 AH20 AM03 DA11 DB01 DC01 DL11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースプレート上に設置された下部サイド
    プレート上にブラダー中心機構を設け、このブラダー中
    心機構を中心として、その周囲の下部サイドプレート上
    に下モールドを着脱可能に設置すると共に、下モールド
    の周囲にブラダー中心機構に向かって放射方向に拡縮移
    動する分割型のセクターモールドを配設し、前記下部サ
    イドプレートと所定の間隔を隔てて水平に配設された上
    部ベースプレートに昇降可能な支持プレートを配設し、
    この支持プレートの下面に、昇降可能な上部サイドプレ
    ートを介して上モールドを設けると共に、支持プレート
    の昇降に伴って前記分割型のセクターモールドを拡縮移
    動させるガイド手段を設けたタイヤ加硫機であって、 前記支持プレートと下部サイドプレートとの間、及び支
    持プレートと上部サイドプレートとの間に、前記上部サ
    イドプレート上と、上下モールド及びセクターモールド
    との外周を覆う環状の可動式密封仕切り部材を設け、こ
    の可動式密封仕切り部材で区画されるチャンバー内に真
    空吸引手段を接続したことを特徴とするタイヤ加硫機に
    おける真空装置。
  2. 【請求項2】 前記可動式密封仕切り部材は、支持プレ
    ートと下部サイドプレートとの少なくとも一方、及び支
    持プレートと上部サイドプレートとの少なくとも一方に
    固定リング部材を設け、この固定リング部材の先端に弾
    性部材を介して常に離反する方向に附勢されたスライド
    可能な可動リング部材を設け、この可動リング部材の先
    端に、前記ストッパー部材に当接するシール部材を設け
    た請求項1に記載のタイヤ加硫機における真空装置。
  3. 【請求項3】 前記固定リング部材と可動リング部材と
    の外側面に、所定の間隔を隔てて周方向に、固定リング
    部材と可動リング部材とを接続するスライド可能なスト
    ッパーリンクまたはピンを設けた請求項2に記載のタイ
    ヤ加硫機における真空装置。
JP2002040400A 2001-08-28 2002-02-18 タイヤ加硫機における真空装置 Pending JP2003236842A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002040400A JP2003236842A (ja) 2002-02-18 2002-02-18 タイヤ加硫機における真空装置
PCT/JP2002/008595 WO2003020487A1 (fr) 2001-08-28 2002-08-27 Procede et dispositif de vulcanisation de pneumatique
CNA028054679A CN1492796A (zh) 2001-08-28 2002-08-27 轮胎硫化方法及装置
US10/250,552 US20040046286A1 (en) 2001-08-28 2002-08-27 Method and device for vulcanizing tire
KR10-2003-7011395A KR20040028723A (ko) 2001-08-28 2002-08-27 타이어 가황 방법 및 장치
EP02760756A EP1422036A4 (en) 2001-08-28 2002-08-27 METHOD AND DEVICE FOR VULCANIZING PNEUMATIC

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002040400A JP2003236842A (ja) 2002-02-18 2002-02-18 タイヤ加硫機における真空装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003236842A true JP2003236842A (ja) 2003-08-26

Family

ID=27781148

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002040400A Pending JP2003236842A (ja) 2001-08-28 2002-02-18 タイヤ加硫機における真空装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003236842A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107053717A (zh) * 2016-12-29 2017-08-18 山东豪迈机械科技股份有限公司 一种抽真空轮胎活络模具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107053717A (zh) * 2016-12-29 2017-08-18 山东豪迈机械科技股份有限公司 一种抽真空轮胎活络模具
CN107053717B (zh) * 2016-12-29 2023-06-06 山东豪迈机械科技股份有限公司 一种抽真空轮胎活络模具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3881390B2 (ja) 分離型タイヤ成形型を真空にする装置
US20040046286A1 (en) Method and device for vulcanizing tire
JP3992463B2 (ja) タイヤ加硫装置
CN105538758B (zh) 一种中心无动力驱动的硫化胶囊机构及其硫化方法
WO2003068473A1 (fr) Dispositif de vulcanisation de pneus
JP3701087B2 (ja) タイヤ加硫方法および装置
JP2003236842A (ja) タイヤ加硫機における真空装置
JP7469603B2 (ja) タイヤ加硫方法
KR100760592B1 (ko) 타이어 가류기용 블래더의 편심 방지 장치
JP3878855B2 (ja) タイヤ加硫方法及びそのタイヤ加硫装置
KR101306043B1 (ko) 그린타이어의 진공 가류 콘테이너
JP2004009313A (ja) タイヤ加硫装置
JP2709505B2 (ja) 自動車用タイヤの加硫装置
KR100888279B1 (ko) 타이어 가류몰드의 센터포스트장치
JP6741097B1 (ja) タイヤ加硫装置および方法
KR100552019B1 (ko) 타이어가류몰드의 센터포스트장치
JP2004114641A (ja) タイヤ加硫装置
JP7469594B2 (ja) タイヤ加硫方法
JP2539808B2 (ja) 熱硬化性樹脂の圧縮成形用金型装置
JPH07115372B2 (ja) 真空加硫成形機
JP2003231126A (ja) タイヤ加硫用コンテナー
KR102320139B1 (ko) 타이어 가류용 진공 컨테이너
JP4064750B2 (ja) タイヤ加硫装置
JP2000084934A (ja) タイヤの加硫成形装置および加硫成形方法
JP2003136532A (ja) タイヤ加硫装置における型締め固定装置