JP2003060198A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法Info
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Abstract
縁膜を有する電気的特性の良好な半導体装置及びその製
造方法を提供する。 【解決手段】 半導体装置は、Si基板1とゲート電極
3との間に介設され、少なくとも一部にシリコン酸窒化
膜を含むゲート絶縁膜2Aを備えている。シリコン酸窒
化膜は、Si基板1に接する領域における窒素濃度が0
atm %より大きく2atm %以下であり、かつ、最大窒素
濃度を示す領域における窒素濃度が5atm%以上で20a
tm %以下であるような窒素濃度プロファイルを有して
いる。このような窒素濃度プロファイルを実現するため
には、酸化膜又は酸窒化膜を形成してからその表面領域
をプラズマ窒化処理するか、窒化膜又は酸窒化膜を形成
してからSi基板の表面領域を酸化する。
Description
を含むゲート絶縁膜を備えた半導体装置及びその製造方
法に関するものである。
力化に伴って、ゲート絶縁膜の薄膜化が急激に進行して
いる。一方で、ゲート絶縁膜が3nm以下の領域では、
実使用電界においてもダイレクトトンネリングによるゲ
ートリークが発生する問題が生じる。
シリコン酸化膜(SiO2 )よりも高い誘電率を持つ絶
縁膜により構成することにより、物理的な膜厚を厚くし
つつ同じ容量値を持たせて、ゲート絶縁膜の電気的厚み
の薄膜化とゲートリークの抑制とを同時に実現しうる構
造が採用されつつある。例えば、膜厚が2nmのシリコ
ン酸化膜では、ゲートリークが1×10-9(A/cm
2 )であるのに対し、窒素を多量に導入することで、リ
ーク電流を上記値の1〜2桁小さく低減することが可能
である。このような高誘電率を持つ絶縁膜として、具体
的には、シリコン酸化膜を窒化することにより得られる
シリコン酸窒化膜や、比較的物性がよく知られているシ
リコン窒化膜(Si3 N4 膜)などがある。シリコン酸
窒化膜を用いる場合には、ベースとなるシリコン酸化膜
を形成した後、シリコン酸化膜にN 2 O,NO,NH3
などの窒化性雰囲気中で高温処理を施して、これをゲー
ト絶縁膜として用いるのが一般的である。シリコン窒化
膜を用いる場合には、下地となる酸化膜を形成した後、
減圧CVD法などを用いて、酸化膜の上にシリコン窒化
膜(Si3 N4 膜)を成膜して、酸化膜及びシリコン窒
化膜をゲート絶縁膜とする。
シリコン酸窒化膜により構成した従来の半導体装置(M
ISトランジスタ)の構造を示す断面図及びゲート絶縁
膜,Si基板中の窒素濃度プロファイルを示す図であ
る。
装置は、Si基板101と、Si基板101の上に設け
られ、窒化シリコンを含むシリコン酸化膜からなるゲー
ト絶縁膜102と、ゲート絶縁膜102の上に設けられ
たゲート電極103と、Si基板101におけるゲート
電極103の両側方に設けられたソース・ドレイン領域
104とを備えている。
化膜を形成する際に、窒化性ガスとしてN2 O,NO,
NH3 などを用いた場合には、ゲート絶縁膜102中を
窒化種又は酸窒化種が拡散していき、ゲート絶縁膜10
2とSi基板101との間の境界付近の領域で窒化反応
又は酸窒化反応が生じる。その結果、窒素濃度のピーク
は、ゲート絶縁膜102内におけるシリコン基板101
との境界付近に存在する。そして、ゲート絶縁膜中にお
ける窒素の存在により、ゲートリークが抑制される。ま
た、窒素の存在により、ゲート電極中の不純物のSi基
板への浸みだしに起因するトランジスタのしきい値電圧
の変動などの不具合を抑制することができる。
来の構造を有するシリコン酸窒化膜からなるゲート絶縁
膜を採用した場合、ゲート絶縁膜の誘電率を高めるため
にゲート絶縁膜102中の窒素含有量を増大させると、
シリコン基板101とゲート絶縁膜102との間の境界
付近の窒素濃度も上昇する。特に、Si基板101とゲ
ート絶縁膜102との間の界面に過剰な窒素が存在する
ことにより、トランジスタの移動度の低下(駆動力の低
下)、ストレス印加後のホールまたは電子トラップによ
るトランジスタしきい値電圧の変動、などの不具合が生
じるおそれがある。
シリコン酸窒化膜の窒素濃度プロファイルを適正化する
ための手段を講ずることにより、電気的特性の良好な半
導体装置及びその製造方法の提供を図ることにある。
置は、半導体基板と、上記半導体基板上に設けられたゲ
ート電極と、上記半導体基板と上記ゲート電極との間に
介設され、少なくとも一部にシリコン酸窒化膜を含むゲ
ート絶縁膜とを備え、上記シリコン酸窒化膜は、上記半
導体基板に接する領域における窒素濃度が0atm %(ア
トミック%)より大きく2atm %以下であり、かつ、最
大窒素濃度を示す領域における窒素濃度が5atm %以上
で20atm %以下であるような窒素濃度プロファイルを
有する。
板に接する領域における窒素濃度が0〜2atm の範囲に
あるので、半導体基板に大きなストレスを与えることが
なく、ストレスに起因する半導体装置の動作特性の悪化
を抑制することができる。一方、シリコン酸窒化膜中に
おける最大窒素濃度が5〜20atm %であることによ
り、ゲート電極から半導体基板への不純物の浸みだしの
抑制により半導体装置のしきい値電圧の変動等を抑制す
ることができるとともに、ゲートリークの抑制及びゲー
ト絶縁膜の電気的厚みの低減のために必要な程度に高い
窒素濃度を確保することができるので、半導体装置の駆
動力の向上を図ることができる。
接する領域における窒素濃度が0.5atm %以上である
ことにより、シリコン酸窒化膜と半導体基板との間の界
面に存在するダングリングボンドやブロークンボンドを
置換するのに必要な程度に窒素が確保される。
領域は、上記シリコン酸窒化膜の厚みの半分の位置より
も上記ゲート電極に近い位置にあることが好ましい。
膜の上にシリコン窒化膜を積層して構成されていること
により、スタック型ゲート絶縁膜を有する半導体装置が
得られる。
と、上記半導体基板上に設けられたゲート電極と、上記
半導体基板と上記ゲート電極との間に介設され、少なく
とも一部にシリコン酸窒化膜を含むゲート絶縁膜とを備
え、上記シリコン酸窒化膜は、窒素濃度が極大値を示す
第1のピークと、上記第1のピークよりも上記ゲート電
極に近く位置する,上記第1のピークよりも窒素濃度が
大きい第2のピークとが存在するような窒素濃度プロフ
ァイルを有する。
レスをできるだけ小さく抑制しつつ、ゲート電極から半
導体基板への不純物の浸みだしの抑制を抑制して半導体
装置の電気的特性の悪化を防止するとともに、ゲートリ
ークの抑制及びゲート絶縁膜の電気的厚みの低減のため
に必要な窒素濃度を確保して半導体装置の駆動力の向上
を図ることができる。
における窒素濃度が5atm %以上で20atm %以下であ
ることが好ましい。
半導体基板と、上記半導体基板上に設けられたゲート電
極と、上記半導体基板と上記ゲート電極との間に介設さ
れ、少なくとも一部にシリコン酸窒化膜を含むゲート絶
縁膜とを備えた半導体装置の製造方法であって、半導体
基板上にベースシリコン酸窒化膜を形成する工程(a)
と、プラズマにより発生させた窒素ラジカル雰囲気中で
上記半導体基板を常温〜700℃の範囲のいずれかの温
度に保持した状態で、上記ベースシリコン酸窒化膜に窒
素を導入する工程(b)とを含んでいる。
コン酸窒化膜における窒素濃度を低くして、工程(b)
でベースシリコン酸窒化膜に導入する窒素量を比較的大
きくすることによって、シリコン酸窒化膜の半導体基板
に接する領域では窒素濃度が低く、シリコン酸窒化膜の
ゲート電極に近い領域では窒素濃度が高くなるような窒
素濃度プロファイルを容易に実現することができる。つ
まり、上記第1の半導体装置の製造が容易になる。
膜を酸窒化性ガスを含む雰囲気中でのアニール処理によ
って形成することにより、工程(a)で半導体基板に発
生するダメージを小さく抑制することができる。
記ベースシリコン酸窒化膜の上にシリコン窒化膜を堆積
する工程をさらに含むことにより、スタック型ゲート絶
縁膜を有する半導体装置が得られる。
半導体基板と、上記半導体基板上に設けられたゲート電
極と、上記半導体基板と上記ゲート電極との間に介設さ
れ、少なくとも一部にシリコン酸窒化膜を含むゲート絶
縁膜とを備えた半導体装置の製造方法であって、半導体
基板上にベースシリコン酸化膜を形成する工程(a)
と、プラズマにより発生させた窒素ラジカル雰囲気中
で、上記半導体基板を常温〜800℃のいずれかの温度
に保持した状態で、上記ベースシリコン酸化膜に窒素を
導入することにより、上記シリコン酸窒化膜を形成する
工程(b)とを含み、上記シリコン酸窒化膜は、上記半
導体基板に接する領域における窒素濃度が0atm %(ア
トミック%)より大きく2atm %以下であり、かつ、最
大窒素濃度を示す領域における窒素濃度が5atm %以上
で20atm %以下であるような窒素濃度プロファイルを
有する。
対する窒化処理条件を最適化することで、ストレスに起
因する半導体装置の動作特性の悪化の抑制と、ゲート電
極から半導体基板への不純物の浸みだしの抑制による半
導体装置のしきい値電圧の変動等の抑制と、ゲート絶縁
膜の電気的厚みの低減による半導体装置の駆動力の向上
とを、併せて実現しうるゲート絶縁膜が得られる。
板を上記工程(b)よりも高い温度に保持した状態で、
不活性ガス雰囲気中でアニールする工程をさらに含むこ
とにより、プラズマ窒化処理の際に生じたシリコン酸窒
化膜中のダメージを回復させることができる。
記シリコン酸窒化膜の上にシリコン窒化膜を堆積する工
程をさらに含むことにより、スタック型ゲート絶縁膜を
有する半導体装置が得られる。
半導体基板と、上記半導体基板上に設けられたゲート電
極と、上記半導体基板と上記ゲート電極との間に介設さ
れ、少なくとも一部にシリコン酸窒化膜を含むゲート絶
縁膜とを備えた半導体装置の製造方法であって、半導体
基板上に酸素の通過が可能な厚みを有する,窒素を含む
絶縁膜を形成する工程(a)と、酸化性雰囲気下で、上
記半導体基板を加熱して上記絶縁膜を通過させた酸素に
より上記半導体基板の表面領域を酸化する工程(b)と
を含んでいる。
体基板に接する領域では窒素濃度が低く、シリコン酸窒
化膜のゲート電極に近い領域では窒素濃度が高くなるよ
うな窒素濃度プロファイルを容易に実現することができ
る。
半導体基板に接する領域における窒素濃度が0atm %
(アトミック%)より大きく2atm %以下であり、か
つ、最大窒素濃度を示す領域における窒素濃度が5atm
%以上であるような窒素濃度プロファイルを有するよう
に形成することが好ましい。
体装置(MISトランジスタ)の構造を示す断面図及び
ゲート絶縁膜,Si基板中の窒素濃度プロファイルを示
す図である。
導体装置は、Si基板1と、Si基板1の上に設けら
れ、窒化シリコンを含むシリコン酸化膜からなる厚み約
3nmのゲート絶縁膜2Aと、ゲート絶縁膜2Aの上に
設けられたゲート電極3と、Si基板1におけるゲート
電極3の両側方に設けられたソース・ドレイン領域4と
を備えている。この構造自体は、上記従来の半導体装置
(図16(a)参照)と同じである。
は、ゲート絶縁膜中の窒素濃度ファイルが、従来の半導
体装置のゲート絶縁膜の窒素濃度プロファイルとは異な
っている。すなわち、図1(b)に示すように、本実施
形態のゲート絶縁膜においては、ゲート絶縁膜2A内の
ゲート電極3に近い領域に窒素濃度の高濃度側のピーク
P1があり、ゲート絶縁膜2AのうちSi基板1に近い
領域では、低濃度側の小さなピークP2があるものの、
窒素濃度は低くなっている。例えば、ゲート絶縁膜2A
のピークP1においては、窒素濃度が10〜20atm %
(アトミック%)であり、ゲート絶縁膜2A中のSi基
板1に接する領域(ピークP2を含む領域)では、窒素
濃度が0〜2atm %(アトミック%)である。
する各実施形態)においては、ゲート絶縁膜の厚さ方向
の中心位置よりもゲート電極に近い側に最大窒素濃度を
示すピークがあることが好ましい。また、そのピークに
おける窒素濃度は、5〜20atm %であることが好まし
く、10〜20atm %であることがより好ましい。一
方、ゲート絶縁膜2AのSi基板1の界面に接する領域
における窒素濃度は、0〜2atm %であることが好まし
く、0.5atm %以上であることがより好ましい。
(b)に示すような窒素濃度プロファイルを持たせたこ
とにより、以下の効果を発揮することができる。第1
に、ゲート絶縁膜2Aのうちゲート電極3に近い領域に
10〜20atm %の最大窒素濃度を示すピークがあるこ
とで、ゲート電極3中のボロン等の不純物がゲート絶縁
膜2Aを経てSi基板1にしみだす浸みだすのを抑制す
ることができる。また、ゲート絶縁膜2AのうちSi基
板1に接する領域の窒素濃度を低くすることにより、S
i基板1へのストレスの印加等に起因するトランジスタ
の特性の劣化を抑制することができる。
素濃度プロファイルを有するゲート絶縁膜を備えたトラ
ンジスタと、本実施形態の窒素濃度プロファイルを有す
るゲート絶縁膜を備えたトランジスタとのGm及びゲー
トリークの窒素総量依存性を示す図である。
プロファイルを有するゲート絶縁膜を備えたトランジス
タにおいては、ゲート絶縁膜全体の窒素総量を大きくす
ることにより、ゲートリークは低減するものの、Gmは
大きく低下する(つまり、駆動力が低下する)。一方、
本発明の窒素濃度プロファイルを有するゲート絶縁膜を
備えたトランジスタにおいては、ゲート絶縁膜全体の窒
素総量を大きくすることにより、ゲートリークが低減
し、かつ、Gmの低下,つまり駆動力の低下が抑制され
る。つまり、窒素総量の増大に伴いトランジスタのGm
も低下するものの、その低下の度合いは従来の半導体装
置に比べると大幅に小さい。
によるトランジスタの特性の相違が現れる理由は、以下
のように考えられる。
を形成するためには、窒素濃度をゲート絶縁膜とSi基
板との間の界面のダングリングボンドやブロークンボン
ドを窒素によって置換する程度にとどめておくことが好
ましいと考えられる。その場合、ゲート絶縁膜のSi基
板に接する領域の窒素濃度が0.5〜2atm %の範囲に
あることが最適であるが、従来のゲート絶縁膜の誘電率
を高めるべくシリコン酸窒化膜中の窒素量を大幅に増大
させた場合、ゲート絶縁膜のSi基板に接する領域にお
ける窒素濃度が2atm %以上となる。その結果、ゲート
絶縁膜とSi基板との間の界面に過剰な窒素が存在する
ことにより、トランジスタの移動度の低下(駆動力の低
下)が生じるおそれがある。また、窒化膜がSi基板に
ストレスを与え、このストレスによってホール又は電子
のトラップを生じることにより、MISトランジスタの
しきい値電圧の変動が生じるおそれがある。言い換える
と、ゲートリークの抑制と、ゲート絶縁膜中の窒素の存
在による駆動力の低下,しきい値電圧の変動などの抑制
とはトレードオフの関係にあると考えられる。
縁膜のSi基板に接する領域においては、窒素濃度をゲ
ート絶縁膜とSi基板との間の界面のダングリングボン
ドやブロークンボンドを窒素によって置換しうる必要最
小限の低濃度に維持しつつ、ゲート電極との境界付近に
おいては、窒素濃度を不純物の浸みだしを抑制する程度
に高めている。また、ゲート絶縁膜の比誘電率は、ゲー
トリークの増大を抑制しうる程度に高い。
絶縁膜2A中の窒素濃度プロファイルの改善により、不
純物の浸みだしに対する耐性と、ゲートリークの抑制
と、トランジスタの駆動力の低下の抑制という効果を併
せて発揮することができる。
体装置の製造工程のうちゲート絶縁膜を形成する工程を
抜き出して示す断面図である。
(図示せず)内にSi基板1を設置し、Si基板1を9
00℃程度に加熱しながらチャンバ内に酸窒化性ガス1
1を流して、Si基板1の表面領域を酸窒化する。酸窒
化性ガスとしては、N2 O,NO(いずれも単独)や、
O2 とNOとの混合ガスなどがある。このときの温度
は、800〜1050℃の範囲のいずれかの温度である
ことが好ましい。プラズマによる酸窒化処理に比べて、
酸窒化性ガス11を用いた酸窒化処理の方がSi基板1
に発生するダメージが少なくて済むという利点がある。
i基板1の上に、厚み2.5nmのシリコン酸窒化膜1
3が形成される。このとき、シリコン酸窒化膜13のS
i基板1に接する領域における窒素濃度が0.5〜2at
m %となるように、雰囲気および温度を制御する。
囲気下で、RPN(リモートプラズマ)などのプラズマ
の窒素ラジカル12をシリコン酸窒化膜13に照射す
る。そして、窒素ラジカル13が存在する雰囲気下で、
基板を約500℃の温度に保持する。これにより、図3
(c)に示すように、本実施形態の窒素濃度プロファイ
ルを有する厚み約3nmのゲート絶縁膜2Aが形成され
る。このとき、プラズマとしては、マイクロウェーブで
発生させたプラズマを用いることができる。また、例え
ばICPプラズマやヘリコン波プラズマなどを用いる場
合には、基板を加熱することなく室温で窒化処理するこ
とができる。
域を用いることにより、窒化種がシリコン酸窒化膜13
中を拡散するのを抑制するとともに、窒素ラジカル12
が存在する雰囲気を用いることにより、シリコン酸窒化
膜13の窒化反応性を高めることができ、シリコン酸窒
化膜13の表面のみを窒化することが可能となる。よっ
て、シリコン酸窒化膜中における窒化種の拡散を抑制す
るためには、窒化処理温度は、700℃以下であること
が好ましい。
絶縁膜2A上へのポリシリコン膜の堆積と、ポリシリコ
ン膜及びゲート絶縁膜2Aのパターニングによるゲート
電極3の形成と、ゲート電極3をマスクとする不純物イ
オンの注入及びその活性化のための熱処理(例えばRT
A)によるソース・ドレイン領域4の形成とを経て、図
1(a)に示す半導体装置(MISトランジスタ)が形
成される。
Aの窒素濃度プロファイル中のピークP2は、図3
(a)に示す酸窒化処理の際に生じたものであり、図2
(b)に示すピークP1は、図3(c)に示す窒化処理
の際に生じたものである。
リコン基板1の表面領域を酸窒化してシリコン酸窒化膜
13を形成することにより、後にゲート絶縁膜2Aにな
るシリコン酸窒化膜13とSi基板1との間の界面のダ
ングリングボンドやブロークンボンドを窒素によって置
換しうる程度の量の窒素を導入する。次に、シリコン酸
窒化膜13の表面領域を窒化することにより、図2
(b)に示す窒素濃度プロファイルを有するゲート絶縁
膜2Aを形成することができる。
は、本発明の第2の実施形態の半導体装置の製造工程の
うちゲート絶縁膜を形成する工程を抜き出して示す断面
図である。本実施形態の説明においては、半導体装置
(MISトランジスタ)の基本的な構造は、第1の実施
形態(図1(a)参照)と同じであり、その図示を省略
する。
(図示せず)内にSi基板1を設置し、Si基板1を1
000〜1050℃程度に加熱しながらチャンバ内に酸
化性ガス15を流して、Si基板1の表面領域を酸化す
る。酸化性ガスとしては、O 2 や水蒸気などがある。
i基板1の上に、厚み2.5nmのシリコン酸化膜17
が形成される。次に、チャンバ内において窒素を含む雰
囲気下で、プラズマ中の窒素ラジカル16をシリコン酸
化膜17に照射する。このとき、窒素ラジカル16が存
在する雰囲気中で、基板を約750℃の温度に保持す
る。これにより、図4(c)に示すように、厚み約3n
mのシリコン酸窒化膜であるゲート絶縁膜2Bが形成さ
れる。このとき、プラズマとしては、リモートプラズマ
(RPN)を用いることができる。このときの適正な条
件については、後述する。
絶縁膜2B上へのポリシリコン膜の堆積と、ポリシリコ
ン膜及びゲート絶縁膜2Bのパターニングによるゲート
電極3の形成と、ゲート電極3をマスクとする不純物イ
オンの注入及びその活性化のための熱処理(例えばRT
A)によるソース・ドレイン領域4の形成とを経て、図
1(a)に示すような半導体装置(MISトランジス
タ)が形成される。
トランジスタ)のゲート絶縁膜2B中の窒素濃度プロフ
ァイルを示す図である。同図に示すように、本実施形態
の半導体装置中のゲート絶縁膜2Bにおいては、Si基
板1に接する領域にはほとんど窒素が存在せず、ゲート
電極3に近い領域のみに、5〜20atm %の濃度の窒素
を含むピークが形成されている。
スタ)によれば、ゲート絶縁膜2B中のSi基板1に接
する領域における窒素濃度を極めて低濃度に抑制しつ
つ、ゲート絶縁膜2Bのゲート電極3に近い領域のみに
高濃度の窒素を導入することができる。したがって、本
実施形態のMISトランジスタにより、第1の実施形態
と同様に、ゲート絶縁膜のSi基板に接する領域におい
ては、窒素濃度をゲート絶縁膜とSi基板との間の界面
のダングリングボンドやブロークンボンドを窒素によっ
て置換しうる程度に維持しつつ、ゲート電極との境界付
近においては、窒素濃度を不純物の浸みだしを抑制する
程度に高め、かつ、ゲート絶縁膜の比誘電率をゲートリ
ークの増大を抑制しうる程度に高めることができる。
絶縁膜2B中の窒素濃度プロファイルの改善により、不
純物の浸みだしに対する耐性と、ゲートリークの抑制
と、トランジスタの駆動力の低下の抑制という効果を併
せて発揮することができる。
PN)処理における温度に対する膜厚及び膜厚バラツキ
の関係を示す図である。同図に示すように、RPN温度
が高いほど、ゲート絶縁膜の厚みはベース酸化膜(例え
ば第2の実施形態におけるシリコン酸化膜17(図4
(b)参照)の厚みよりも大きく増大する。また、窒化
温度が約750℃に達するまでは、温度が高いほど膜厚
の均一性がよくなるが、750℃を越えると均一性がや
や悪化し、800℃以上では、均一性の悪化が大きくな
り、かつ、Si基板そのものが窒化される。その理由
は、窒素ラジカルの拡散速度が速くなり、Si基板が窒
化されやすくなるからである。
の温度で窒化処理を行なうことが好ましい。
って形成された厚み約3.3nmのシリコン酸窒化膜の
窒素濃度プロファイルを示す図である。同図において、
横軸はシリコン酸窒化膜の表面からの深さ(nm)を表
し、縦軸は窒素濃度(atm %)を表している。同図にお
いて、プロファイル曲線RPN750 は、基板温度が75
0℃で、N2 /Heガスをチャンバ内圧力が3.3Torr
(約440Pa)となるように流して、リモートプラズ
マ窒化処理を行なった場合に得られる窒素濃度プロファ
イルである。プロファイル曲線RPN1000は、基板温度
が1000℃で、N2 /Heガスをチャンバ内圧力が
3.3Torr(約440Pa)となるように流して、リモ
ートプラズマ窒化処理を行なった場合に得られる窒素濃
度プロファイルである。プロファイル曲線NOO2は、
NOガスとO2 ガスとを流して1000℃で窒化処理を
行なった場合に得られる窒素濃度プロファイルである。
00の場合、最大窒素濃度を示すピークがシリコン酸窒化
膜の厚みの半分の位置よりも上方にあり、かつ、ピーク
付近の領域における窒素濃度が10atm %以上で20at
m %以下である。しかし、Si基板に接する領域におけ
る窒素濃度が2atm %を越え、かつ、Si基板の表面領
域が比較的強く窒化されているので、プロファイル曲線
RPN1000を有するシリコン酸窒化膜をゲート絶縁膜と
するMISトランジスタにおいては、ゲート絶縁膜から
Si基板に大きなストレスを印加するおそれがある。
最大窒素濃度を示すピークがシリコン酸窒化膜の厚みの
半分の位置よりも下方にあり、かつ、ピーク付近の領域
における窒素濃度が10atm %以下である。また、Si
基板に接する領域における窒素濃度が5atm %を越え、
かつ、Si基板の表面領域が比較的強く窒化されている
ので、プロファイル曲線NOO2を有するシリコン酸窒
化膜をゲート絶縁膜とするMISトランジスタにおいて
は、ゲート絶縁膜からSi基板に大きなストレスを印加
するおそれがある。
を有するシリコン酸窒化膜においては、Si基板との界
面に接する領域では2atm %以下の窒素濃度を有し、シ
リコン酸窒化膜の厚みの半分の位置よりも上方に最大窒
素濃度を示すピークがあり、かつ、ピーク付近の窒素濃
度が10atm %以上で20atm %以下であることがわか
る。すなわち、プロファイル曲線RPNで示される窒素
濃度プロファイルを有するシリコン酸窒化膜をMISト
ランジスタのゲート絶縁膜とすることにより、ゲート絶
縁膜のSi基板に接する領域においては、窒素濃度をゲ
ート絶縁膜とSi基板との間の界面のダングリングボン
ドやブロークンボンドを窒素によって置換しうる程度に
維持しつつ、ゲート電極との境界付近においては、窒素
濃度を不純物の浸みだしを抑制する程度に高め、かつ、
ゲート絶縁膜の比誘電率をゲートリークの増大を抑制し
うる程度に高めることができる。
は、本発明の第3の実施形態の半導体装置の製造工程の
うちゲート絶縁膜を形成する工程を抜き出して示す断面
図である。本実施形態の説明においては、半導体装置
(MISトランジスタ)の基本的な構造は、第1の実施
形態(図1(a)参照)と同じであり、その図示を省略
する。
(図示せず)内にSi基板1を設置し、Si基板1を8
00℃程度に加熱しながらチャンバ内に酸化性ガス15
を流して、Si基板1の表面領域を酸化する。酸化性ガ
ス15としては、O2 や水蒸気などがある。
i基板1の上に、厚み2.5nmのシリコン酸化膜17
が形成される。次に、チャンバ内において、窒素を含む
雰囲気下で、プラズマ中の窒素ラジカル16をシリコン
酸化膜17に照射する。このとき、窒素ラジカル17が
存在する雰囲気中で、基板を約500℃の温度に保持す
る。これにより、図6(c)に示すように、厚み約3n
mのシリコン酸窒化膜18が形成される。このとき、プ
ラズマとしては、マイクロウェーブで発生させたプラズ
マを用いることができる。また、例えばICPプラズマ
やヘリコン波プラズマなどを用いる場合には、基板を加
熱することなく室温で窒化処理することができる。
域を用いることにより、窒化種がシリコン酸窒化膜18
中を拡散するのを抑制するとともに、窒素ラジカル16
が存在する雰囲気を用いることにより、シリコン酸窒化
膜18の窒化反応性を高めることができ、シリコン酸窒
化膜18の表面のみを窒化することが可能となる。よっ
て、シリコン酸窒化膜18中における窒化種の拡散を抑
制するためには、窒化処理温度は、700℃以下である
ことが好ましい。
して、900〜1000℃の温度でアニール(以下、P
OA(Post Oxidation Aneal)と呼ぶ)を行なう。不活
性ガス24として、窒素やアルゴンなどを用いることが
できる。
ズマ窒化中に発生したシリコン酸窒化膜17中のダメー
ジが回復され、特性の優れたゲート絶縁膜2Cが形成さ
れる。
絶縁膜2C上へのポリシリコン膜の堆積と、ポリシリコ
ン膜及びゲート絶縁膜2Cのパターニングによるゲート
電極3の形成と、ゲート電極3をマスクとする不純物イ
オンの注入及びその活性化のための熱処理(例えばRT
A)によるソース・ドレイン領域4の形成とを経て、図
1(a)に示すような半導体装置(MISトランジス
タ)が形成される。
絶縁膜を有する半導体装置(MISトランジスタ)のプ
ラズマ窒化後のPOA処理の有無によるゲートリークの
膜厚依存性の相違を説明するための図である。同図に示
すように、POA処理を行なった場合には、POA処理
を行なわない場合(第2の実施形態)に比べて、ゲート
絶縁膜の厚みが薄い場合及び厚い場合のいずれの範囲に
おいても、ゲートリークがさらに低減していることがわ
かる。
スタ)によれば、図6(a)〜(c)に示す工程で、第
2の実施形態の製造工程における図4(a)〜(c)と
同じ処理を行なうので、第2の実施形態の効果と基本的
には同じ効果を発揮することができる。加えて、本実施
形態では、図6(d)に示す工程で、POA処理を行な
って、プラズマ窒化により生じたシリコン酸窒化膜中の
ダメージを回復させているので、第2の実施形態よりも
さらにゲートリーク特性の向上を図ることができる。
は、本発明の第4の実施形態の半導体装置の製造工程の
うちゲート絶縁膜を形成する工程を抜き出して示す断面
図である。本実施形態の説明においては、半導体装置
(MISトランジスタ)の基本的な構造は、ゲート絶縁
膜がスタック型構造になる点を除けば、第1の実施形態
(図1(a)参照)と同じであり、その図示を省略す
る。
(図示せず)内にSi基板1を設置し、Si基板1を8
00℃程度に加熱しながらチャンバ内に酸化性ガス15
を流して、Si基板1の表面領域を酸化する。酸化性ガ
スとしては、O2 や水蒸気などがある。
i基板1の上に、厚み2.5nmのシリコン酸化膜17
が形成される。次に、チャンバ内において、窒素を含む
雰囲気下で、プラズマ中の窒素ラジカル16をシリコン
酸化膜17に照射する。このとき、窒素ラジカル16が
存在する雰囲気中で、基板を約500℃の温度に保持す
る。これにより、図8(c)に示すように、厚み約3n
mのシリコン酸窒化膜20が形成される。このとき、プ
ラズマとしては、マイクロウェーブで発生させたプラズ
マを用いることができる。また、例えばICPプラズマ
やヘリコン波プラズマなどを用いる場合には、基板を加
熱することなく室温で窒化処理することができる。
域を用いることにより、窒化種がシリコン酸化膜17中
を拡散するのを抑制するとともに、窒素ラジカル16が
存在する雰囲気を用いることにより、シリコン酸化膜1
7の窒化反応性を高めることができ、シリコン酸化膜1
7の表面のみを窒化することが可能となる。よって、シ
リコン酸化膜17中における窒化種の拡散を抑制するた
めには、窒化処理温度は、700℃以下であることが好
ましい。
ンバ内にアンモニア/シラン混合ガス21を流すことに
より、図8(d)に示すように、シリコン酸窒化膜20
の上にシリコン窒化膜22を堆積する。これにより、シ
リコン窒化膜22とシリコン酸窒化膜20とを積層して
なるスタック型のゲート絶縁膜2Dが形成される。
絶縁膜2D上へのポリシリコン膜の堆積と、ポリシリコ
ン膜及びゲート絶縁膜2Dのパターニングによるゲート
電極3の形成と、ゲート電極3をマスクとする不純物イ
オンの注入及びその活性化のための熱処理(例えばRT
A)によるソース・ドレイン領域4の形成とを経て、図
1(a)に示すような半導体装置(MISトランジス
タ)が形成される。
すシリコン窒化膜22の堆積前に、核の形成やインキュ
ベーションタイムの制御を目的として、アンモニアガス
単独でのパージを行なう。そして、その後、アンモニア
/シラン混合ガスによるCVDを行なって、シリコン窒
化膜22を堆積する。
アンモニアガスのパージを行なうと、シリコン酸化膜の
うちSi基板に近い領域が窒化されて、Si基板にスト
レスが印加されるなど、ゲート絶縁膜−基板間の界面特
性の低下を招くことが多い。しかし、本実施形態の製造
方法においては、シリコン酸窒化膜20の表面領域がす
でに強く窒化されているために、アンモニアパージ時間
を短時間で済ませることができるとともに、シリコン酸
窒化膜20中の窒化種の拡散も抑制されるため、シリコ
ン酸窒化膜20のSi基板1との界面に接する領域にお
ける窒素濃度を低く抑制することが可能となる。
型ゲート絶縁膜,本実施形態のスタック型ゲート絶縁膜
及びSiO2 単独膜における容量のバイアス依存特性を
示す図である。同図に示すように、本実施形態のスタッ
ク型ゲート絶縁膜2Dは、従来のスタック型ゲート絶縁
膜に比べて、ゲートバイアスがより高い領域まで大きな
容量値を保持することができる利点がある。
スタ)によれば、図8(a)〜(c)に示す工程で、第
2の実施形態の製造工程における図4(a)〜(c)と
同じ処理を行なうので、第2の実施形態の効果と基本的
には同じ効果を発揮することができる。加えて、本実施
形態では、図8(d)に示す工程で、短時間のアンモニ
アガスパージの後に、窒化膜を堆積してスタック型ゲー
ト絶縁膜2Dを形成するので、ゲートバイアスがより高
い領域まで大きな容量値を保持しうるスタック型ゲート
絶縁膜を有する半導体装置を得ることができる。
は、本発明の第5の実施形態の半導体装置の製造工程の
うちゲート絶縁膜を形成する工程を抜き出して示す断面
図である。本実施形態の説明においては、半導体装置
(MISトランジスタ)の基本的な構造は、第1の実施
形態(図1(a)参照)と同じであり、その図示を省略
する。
バ(図示せず)内にSi基板1を設置し、Si基板1を
900℃程度に加熱しながらチャンバ内に酸窒化性ガス
11を流して、Si基板1の表面領域を酸窒化する。酸
窒化性ガスとしては、N2 O,NO(いずれも単独)
や、O2 とNOとの混合ガスなどがある。このときの温
度は、800〜1050℃の範囲であることが好まし
い。
Si基板1の上に、厚み2.5nmのシリコン酸窒化膜
13が形成される。このとき、図11(a)に示すよう
に、シリコン酸窒化膜13中のSi基板1との界面付近
に最高窒素濃度を示すピーク(窒素濃度10〜20atm
%)が存在する。
た状態でSi基板1を加熱して、シリコン酸窒化膜13
を通過した酸素によってSi基板1の表面領域を酸化す
る。酸化性ガスとしては、O2 ガスや水蒸気があり、処
理温度は1000〜1050℃程度であることが好まし
い。
厚み約3nmのゲート絶縁膜2Eが形成される。このと
き、ゲート絶縁膜2Eは、もとのシリコン酸窒化膜13
よりも厚みが増大するとともに、図11(b)に示すよ
うに、ピーク位置がSi基板1から遠ざかるように移動
する。そして、ゲート絶縁膜2E中のSi基板1に近い
領域では、窒素濃度が0〜2atm %である。
絶縁膜2E上へのポリシリコン膜の堆積と、ポリシリコ
ン膜及びゲート絶縁膜2Eのパターニングによるゲート
電極3の形成と、ゲート電極3をマスクとする不純物イ
オンの注入及びその活性化のための熱処理(例えばRT
A)によるソース・ドレイン領域4の形成とを経て、図
1(a)に示すような半導体装置(MISトランジス
タ)が形成される。
たん、Si基板1との界面付近に窒素濃度のピークを有
するシリコン酸窒化膜13を形成した後、シリコン酸窒
化膜13の上方から酸化性ガスを供給して、Si基板1
の表面を酸化することにより、ゲート絶縁膜2Eを形成
している。すなわち、Si基板に接する領域における窒
素濃度が低く、ゲートリークを抑制しうる程度に比誘電
率が高く、かつ、ゲート電極からSi基板への不純物の
浸みだしを抑制する機能が高いゲート絶縁膜を備えた半
導体装置(MISトランジスタ)を形成することができ
る。
は、本発明の第6の実施形態の半導体装置の製造工程の
うちゲート絶縁膜を形成する工程を抜き出して示す断面
図である。本実施形態の説明においては、半導体装置
(MISトランジスタ)の基本的な構造は、ゲート絶縁
膜がスタック型構造になる点を除けば、第1の実施形態
(図1(a)参照)と同じであり、その図示を省略す
る。
バ(図示せず)内にSi基板1を設置し、Si基板1を
700℃程度に加熱しながらチャンバ内にアンモニア/
シラン混合ガス21を流して、LPCVD法などによる
シリコン酸窒化膜(SiN膜)の堆積を行なう。
Si基板1の上に、厚み3nmのシリコン窒化膜25が
形成される。次に、チャンバ内を酸化性ガス15で満た
した状態で基板を1000〜1050℃程度に加熱する
ことにより、Si基板1の表面領域を酸化する。酸化性
ガスとしては、O2 ガスが水蒸気がある。これにより、
図12(c)に示すように、シリコン窒化膜25の下方
にシリコン酸窒化膜26が形成され、シリコン酸窒化膜
26とシリコン窒化膜25とを積層してなるスタック型
のゲート絶縁膜2Fが形成される。
絶縁膜2F上へのポリシリコン膜の堆積と、ポリシリコ
ン膜及びゲート絶縁膜2Fのパターニングによるゲート
電極3の形成と、ゲート電極3をマスクとする不純物イ
オンの注入及びその活性化のための熱処理(例えばRT
A)によるソース・ドレイン領域4の形成とを経て、図
1(a)に示すような半導体装置(MISトランジス
タ)が形成される。
スタ)によれば、Si基板1の上にまずシリコン窒化膜
25を堆積している。このとき、図13(a)に示すよ
うな窒素濃度プロファイルを有するシリコン窒化膜25
が形成される。その後、酸化性雰囲気中でシリコン基板
1の酸化処理を行なうことにより、図13(b)に示す
ように、Si基板1の表面領域が酸化されるが、同時
に、シリコン酸化膜中に窒素が取り込まれる。つまり、
シリコン酸窒化膜26が形成される。そして、最初に形
成するシリコン窒化膜26をシリコンリッチな組成と
し、次に形成するシリコン酸窒化膜26の熱酸化条件と
厚みとを適宜調整することにより、ゲート絶縁膜2Fの
上部を構成するシリコン窒化膜25中の窒素濃度を5〜
20atm %とし、ゲート絶縁膜2Fの下部を構成するシ
リコン酸窒化膜26のSi基板1に接する領域における
窒素濃度を0.5〜2atm %とすることができる。
スタにより、第1の実施形態と同様に、ゲート絶縁膜の
Si基板に接する領域においては、窒素濃度をゲート絶
縁膜とSi基板との間の界面のダングリングボンドやブ
ロークンボンドを窒素によって置換しうる程度に維持し
つつ、ゲート電極との境界付近においては、窒素濃度を
不純物の浸みだしを抑制する程度に高め、かつ、ゲート
絶縁膜の比誘電率をゲートリークの増大を抑制しうる程
度に高めることができる。
絶縁膜2F中の窒素濃度プロファイルの改善により、不
純物の浸みだしに対する耐性と、ゲートリークの抑制
と、トランジスタの駆動力の低下の抑制という効果を併
せて発揮することができる。
造方法によれば、ゲート絶縁膜に、窒素総量を高く維持
したままで、Si基板に接する領域の窒素濃度を低く抑
えた窒素濃度プロファイルを持たせるようにしたので、
不純物しみ出し耐性やゲートリーク特性に優れ、かつト
ランジスタ界面特性や絶縁信頼性にも優れた半導体装置
を実現することができる。
半導体装置の構造を示す断面図及びゲート絶縁膜,Si
基板中の窒素濃度プロファイルを示す図である。
タと、本発明の第1の実施形態のトランジスタとのGm
及びゲートリークの窒素総量依存性を示す図である。
半導体装置の製造工程のうちゲート絶縁膜を形成する工
程を抜き出して示す断面図である。
半導体装置の製造工程のうちゲート絶縁膜を形成する工
程を抜き出して示す断面図である。
絶縁膜中の窒素濃度プロファイルを示す図である。
半導体装置の製造工程のうちゲート絶縁膜を形成する工
程を抜き出して示す断面図である。
マ窒化後のPOA処理の有無によるゲートリークの膜厚
依存性の相違を説明するための図である。
半導体装置の製造工程のうちゲート絶縁膜を形成する工
程を抜き出して示す断面図である。
の実施形態のスタック型ゲート絶縁膜及びSiO2 単独
膜における容量のバイアス依存特性を示す図である。
の半導体装置の製造工程のうちゲート絶縁膜を形成する
工程を抜き出して示す断面図である。
のゲート絶縁膜を形成する工程におけるゲート絶縁膜中
の窒素濃度プロファイルの変化を示す図である。
の半導体装置の製造工程のうちゲート絶縁膜を形成する
工程を抜き出して示す断面図である。
のゲート絶縁膜を形成する工程におけるゲート絶縁膜中
の窒素濃度プロファイルの変化を示す図である。
モートプラズマ窒化(RPN)処理における温度に対す
る膜厚及び膜厚バラツキの関係を示す図である。
の方法で形成されたシリコン酸窒化膜における窒素濃度
プロファイルを示す図である。
縁膜をシリコン酸窒化膜により構成した従来の半導体装
置の断面図、及びゲート絶縁膜中の窒素濃度プロファイ
ルを示す図である。
Claims (14)
- 【請求項1】 半導体基板と、 上記半導体基板上に設けられたゲート電極と、 上記半導体基板と上記ゲート電極との間に介設され、少
なくとも一部にシリコン酸窒化膜を含むゲート絶縁膜と
を備え、 上記シリコン酸窒化膜は、上記半導体基板に接する領域
における窒素濃度が0atm %(アトミック%)より大き
く2atm %以下であり、かつ、最大窒素濃度を示す領域
における窒素濃度が5atm %以上で20atm %以下であ
るような窒素濃度プロファイルを有することを特徴とす
る半導体装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置において、 上記シリコン酸窒化膜の上記半導体基板に接する領域に
おける窒素濃度が0.5atm %以上であることを特徴と
する半導体装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の半導体装置におい
て、 上記シリコン酸窒化膜中の最大濃度を示す領域は、上記
シリコン酸窒化膜の厚みの半分の位置よりも上記ゲート
電極に近い位置にあることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項4】 請求項1〜3のうちいずれか1つに記載
の半導体装置において、 上記ゲート絶縁膜は、上記シリコン酸窒化膜の上にシリ
コン窒化膜を積層して構成されていることを特徴とする
半導体装置。 - 【請求項5】 半導体基板と、 上記半導体基板上に設けられたゲート電極と、 上記半導体基板と上記ゲート電極との間に介設され、少
なくとも一部にシリコン酸窒化膜を含むゲート絶縁膜と
を備え、 上記シリコン酸窒化膜は、窒素濃度が極大値を示す第1
のピークと、上記第1のピークよりも上記ゲート電極に
近く位置する,上記第1のピークよりも窒素濃度が大き
い第2のピークとが存在するような窒素濃度プロファイ
ルを有することを特徴とする半導体装置。 - 【請求項6】 請求項5記載の半導体装置において、 上記シリコン酸窒化膜の上記第2のピークにおける窒素
濃度が5atm %以上で20atm %以下であることを特徴
とする半導体装置。 - 【請求項7】 半導体基板と、上記半導体基板上に設け
られたゲート電極と、上記半導体基板と上記ゲート電極
との間に介設され、少なくとも一部にシリコン酸窒化膜
を含むゲート絶縁膜とを備えた半導体装置の製造方法で
あって、 半導体基板上にベースシリコン酸窒化膜を形成する工程
(a)と、 プラズマにより発生させた窒素ラジカル雰囲気中で上記
半導体基板を常温〜700℃の範囲のいずれかの温度に
保持した状態で、上記ベースシリコン酸窒化膜に窒素を
導入する工程(b)とを含む半導体装置の製造方法。 - 【請求項8】 請求項7記載の半導体装置の製造方法に
おいて、 上記工程(a)では、上記シリコン酸窒化膜を酸窒化性
ガスを含む雰囲気中でのアニール処理によって形成する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項9】 請求項7又は8記載の半導体装置の製造
方法において、 上記工程(b)の後で、CVDにより、上記ベースシリ
コン酸窒化膜の上にシリコン窒化膜を堆積する工程をさ
らに含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項10】 半導体基板と、上記半導体基板上に設
けられたゲート電極と、上記半導体基板と上記ゲート電
極との間に介設され、少なくとも一部にシリコン酸窒化
膜を含むゲート絶縁膜とを備えた半導体装置の製造方法
であって、 半導体基板上にベースシリコン酸化膜を形成する工程
(a)と、 プラズマにより発生させた窒素ラジカル雰囲気中で、上
記半導体基板を常温〜800℃のいずれかの温度に保持
した状態で、上記ベースシリコン酸化膜に窒素を導入す
ることにより、上記シリコン酸窒化膜を形成する工程
(b)とを含み、 上記シリコン酸窒化膜は、上記半導体基板に接する領域
における窒素濃度が0atm %(アトミック%)より大き
く2atm %以下であり、かつ、最大窒素濃度を示す領域
における窒素濃度が5atm %以上で20atm %以下であ
るような窒素濃度プロファイルを有することを特徴とす
る半導体装置の製造方法。 - 【請求項11】 請求項10記載の半導体装置の製造方
法において、 上記ステップ(b)の後で、上記半導体基板を上記工程
(b)よりも高い温度に保持した状態で、不活性ガス雰
囲気中でアニールする工程をさらに含むことを特徴とす
る半導体装置の製造方法。 - 【請求項12】 請求項10又は11記載の半導体装置
の製造方法において、 上記工程(b)の後で、CVDにより、上記シリコン酸
窒化膜の上にシリコン窒化膜を堆積する工程をさらに含
むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項13】 半導体基板と、上記半導体基板上に設
けられたゲート電極と、上記半導体基板と上記ゲート電
極との間に介設され、少なくとも一部にシリコン酸窒化
膜を含むゲート絶縁膜とを備えた半導体装置の製造方法
であって、 半導体基板上に、酸素の通過が可能な厚みを有する,窒
素を含む絶縁膜を形成する工程(a)と、 酸化性雰囲気下で、上記半導体基板を加熱して上記絶縁
膜を通過させた酸素により上記半導体基板の表面領域を
酸化する工程(b)とを含む半導体装置の製造方法。 - 【請求項14】 請求項13記載の半導体装置の製造方
法において、 上記工程(b)では、上記絶縁膜を、上記半導体基板に
接する領域における窒素濃度が0atm %(アトミック
%)より大きく2atm %以下であり、かつ、最大窒素濃
度を示す領域における窒素濃度が5atm %以上であるよ
うな窒素濃度プロファイルを有するように形成すること
を特徴とする半導体装置の製造方法。
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