JP2003059887A - 基板洗浄方法および基板洗浄装置 - Google Patents

基板洗浄方法および基板洗浄装置

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JP2003059887A
JP2003059887A JP2001240679A JP2001240679A JP2003059887A JP 2003059887 A JP2003059887 A JP 2003059887A JP 2001240679 A JP2001240679 A JP 2001240679A JP 2001240679 A JP2001240679 A JP 2001240679A JP 2003059887 A JP2003059887 A JP 2003059887A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板に対して速やかにパーティクルの分布状
態の検出を行うことにより、基板を確実に洗浄すること
が可能な基板洗浄方法および基板洗浄装置を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 カセットに収納された複数枚の基板のう
ちの一部の基板の裏面を洗浄してその裏面のパーティク
ルの分布状態を検出した後、パーティクルの分布状態に
基づいて基板の洗浄条件を変更し、しかる後に、カセッ
トに収納された複数枚の基板の裏面を変更後の洗浄条件
で洗浄する。次に、カセットに収納された複数枚の基板
のうちの一部の基板の表面を洗浄してその表面のパーテ
ィクルの分布状態を検出した後、パーティクルの分布状
態に基づいて基板の洗浄条件を変更し、しかる後に、カ
セットに収納された複数枚の基板の表面を変更後の洗浄
条件で洗浄する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体ウエハや
液晶表示パネル用ガラス基板あるいは半導体製造装置用
マスク基板等の基板を洗浄処理する基板洗浄方法および
基板洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このような基板洗浄装置は、基板を洗浄
ブラシにより洗浄する洗浄機構、基板に高圧の洗浄液を
供給して洗浄する洗浄機構、基板に超音波振動が付与さ
れた洗浄液を供給して洗浄する洗浄機構、または、基板
に液体と気体とが混合した霧状の洗浄液を供給する洗浄
機構等の各種の洗浄機構を備える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような洗浄機構を
備えた基板洗浄装置においては、基板を洗浄するための
洗浄ブラシや基板に洗浄液を供給するための洗浄液供給
ノズルの経時変化に伴って、基板の表面に付着したパー
ティクルの洗浄効果も経時的に変化する。このため、基
板を十分清浄に洗浄し得ない場合も生ずる。
【0004】このような問題に対応するため、洗浄処理
後の基板を、基板に付着したパーティクル分布状態を検
出するパーティクル検査装置に搬送し、このパーティク
ル検査装置により基板上のパーティクルの分布状態を検
出するとともに、検出したパーティクルの分布状態に基
づいて各種の洗浄機構による洗浄動作を、基板を清浄に
洗浄しうるように調整することも考えられる。
【0005】しかしながら、この場合においては、洗浄
処理後の基板を基板洗浄装置とは別置きのパーティクル
検査装置に搬送した上でパーティクルの分布状態を検出
する必要があることから、処理に時間を要するという問
題がある。
【0006】この発明は上記課題を解決するためになさ
れたものであり、基板に対して速やかにパーティクルの
分布状態の検出を行うことにより、基板を確実に洗浄す
ることが可能な基板洗浄方法および基板洗浄装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、複数枚の基板を収納したカセットを載置するインデ
クサ部と、基板を洗浄する洗浄部と、基板に付着したパ
ーティクル分布状態を検出するパーティクル検査部と、
基板を前記インデクサ部、前記洗浄部および前記パーテ
ィクル検査部の間で搬送する搬送部とを備えた基板処理
装置を使用して基板を処理する基板洗浄方法であって、
前記カセットに収納された複数枚の基板のうちの一部の
基板を前記洗浄部に搬送して洗浄する第1洗浄工程と、
前記洗浄部において洗浄された基板を前記パーティクル
検査部に搬送してパーティクルの分布状態を検出するパ
ーティクル検出工程と、前記パーティクル検査部により
検出したパーティクルの分布状態に基づいて、前記洗浄
部による基板の洗浄条件を変更する洗浄条件変更工程
と、前記カセットに収納された複数枚の基板を前記洗浄
部に搬送して変更後の洗浄条件で洗浄する第2洗浄工程
と、を備えたことを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、複数枚の基板を
収納したカセットを載置するインデクサ部と、基板を洗
浄する洗浄部と、基板に付着したパーティクル分布状態
を検出するパーティクル検査部と、基板を前記インデク
サ部、前記洗浄部および前記パーティクル検査部の間で
搬送する搬送部と、前記洗浄部において洗浄し、前記パ
ーティクル検査部で検査した基板におけるパーティクル
の分布状態に基づいて、前記洗浄部による基板の洗浄条
件を変更する制御部とを備え、前記カセットに収納され
た複数枚の基板を変更後の洗浄条件で洗浄することを特
徴とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、前記洗浄部は、基板を洗浄ブラシによ
り洗浄する洗浄機構、基板に高圧の洗浄液を供給して洗
浄する洗浄機構、基板に超音波振動が付与された洗浄液
を供給して洗浄する洗浄機構、または、基板に液体と気
体とが混合した霧状の洗浄液を供給する洗浄機構の少な
くとも一つを備えている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る基板洗浄
装置の側面概要図であり、図2はその平面概要図であ
る。
【0011】この基板洗浄装置は、複数枚の基板Wを収
納したカセット10から処理を行うべき基板Wを1枚ず
つ搬出するとともに処理を終えた基板Wを再度カセット
10内に搬入するためのインデクサ部11と、基板Wの
表面を洗浄するための一対の表面洗浄部15と、基板W
の裏面を洗浄するための一対の裏面洗浄部16と、基板
Wに付着したパーティクル分布状態を検出するための一
対のパーティクル検査部17と、基板Wがその表面が上
方に向く状態とその裏面が上方を向く状態とをとり得る
ように基板Wを反転させる反転部18と、基板Wをイン
デクサ部11、表面洗浄部15、裏面洗浄部16、パー
ティクル検査部17および反転部18の間で搬送するた
めの一対の搬送ユニット12、13からなる搬送部14
と、薬液タンクや配管等を収納するケミカルキャビネッ
ト19とを備える。
【0012】なお、図2においては、説明の便宜上、一
方の表面洗浄部15および一方の裏面洗浄部16の上方
に配置されたパーティクル検査部17を斜め方向にずら
せて図示している。
【0013】インデクサ部11の側方に配置された搬送
ユニット13は、インデクサ部11上に載置されたカセ
ット10から処理を行うべき基板Wを取り出して基板洗
浄装置の中央部に配設された搬送ユニット12に搬送
し、あるいは、処理が完了した基板Wを搬送ユニット1
2から受け取って載置台に載置されたカセット10内に
収納するためのものである。一方、基板洗浄装置の中央
部に配設された搬送ユニット12は、表面洗浄部15、
裏面洗浄部16、パーティクル検査部17および反転部
18にアクセスして、これらとの間で基板Wの受け渡し
をするためのものである。
【0014】次に、搬送ユニット12の構成について説
明する。図3はこの搬送ユニット12の要部を示す斜視
図である。
【0015】この搬送ユニット12は、基板Wを保持し
て搬送するための上下一対の基板搬送アーム5a、5b
と、これらの基板搬送アーム5a、5bを互いに独立し
て水平方向(X方向)に移動させるための水平移動機構
と、これらの基板搬送アーム5a、5bを同期して鉛直
方向(Z方向)に移動させるための伸縮昇降機構と、こ
れらの基板搬送アーム5a、5bを鉛直軸まわり(θ方
向)に同期して回転させるための回転駆動機構とを備え
る。
【0016】上述した伸縮昇降機構は、カバー24をカ
バー23内に、カバー23をカバー22内に、カバー2
2をカバー21内に、各々収納可能なテレスコピック型
の多段入れ子構造を有する。基板搬送アーム5a、5b
を下降させる際には、カバー24をカバー23内に、カ
バー23をカバー22内に、カバー22をカバー21内
に、各々収納する。また、基板搬送アーム5a、5bを
上昇させる際には、カバー24をカバー23内から、カ
バー23をカバー22内から、カバー22をカバー21
内から、各々引き出すようにする。
【0017】また、上述した回転駆動機構は、テレスコ
ピック型の伸縮昇降機構を基台25に対してθ方向に回
転させる構成を有する。なお、基台25には、カバー2
6が付設されている。
【0018】図4および図5は、搬送ユニット12の動
作を説明するための縦断面図である。なお、図4は伸縮
昇降機構が伸長した状態を示しており、図5は伸縮昇降
機構が収縮した状態を示している。
【0019】上述したカバー22、23、24内には、
各々プーリ27、28、29が取り付けられており、こ
れらのプーリ27、28、29にはベルト31、32、
33が掛架されている。そして、ベルト33の一端は、
カバー26内に設けられた固定部材34の上部に固定さ
れており、他端はカバー23に連結する昇降部材37の
下部に固定されている。同様に、ベルト32の一端は、
カバー24に連結する昇降部材38の上部に固定されて
おり、他端はカバー22に連結する昇降部材36の下部
に固定されている。さらに、ベルト31の一端は、カバ
ー23に連結する昇降部材37の上部に固定されてお
り、他端はカバー21に連結する昇降部材35の下部に
固定されている。
【0020】また、昇降部材38は、固定部材34を支
持する回転テーブル41と、回転テーブル41上に配設
されたモータ42の駆動により回転するボールネジ44
を介して接続されている。
【0021】このような構成を有する伸縮昇降機構にお
いて、基板搬送アーム5a、5bを上昇させる場合にお
いては、モータ42の駆動により回転テーブル41に対
して昇降部材38を上昇させる。昇降部材38が上昇す
ると、昇降部材38に取り付けられたプーリ29も上昇
する。ここで、ベルト33の一端は固定部材34に固定
されていることから、プーリ29が上昇すると、ベルト
33に引き上げられるようにして昇降部材37が上昇す
る。昇降部材37が上昇すると、昇降部材37に取り付
けられたプーリ28が上昇し、ベルト32に引き上げら
れるようにして昇降部材36が上昇する。同様に、昇降
部材36が上昇すると、昇降部材36に取り付けられた
プーリ27が上昇し、ベルト31に引き上げられるよう
にして昇降部材35が上昇する。
【0022】一方、基板搬送アーム5a、5bを下降さ
せる場合においては、モータ42の駆動により回転テー
ブル41に対して昇降部材38を下降させる。これによ
り、上述した動作と逆の動作により、各昇降部材31、
32、33が連動して下降する。
【0023】従って、モータ42の駆動により、基板搬
送アーム5a、5bを同期して鉛直方向に移動させるこ
とが可能となる。
【0024】上述した固定部材34を支持する回転テー
ブル41は、基台25に対してθ方向に回転自在となっ
ている。そして、固定部材34と基台25との間には、
モータ43を有する回転駆動機構が配設されている。こ
のため、モータ43の駆動により固定部材34を回転テ
ーブル41とともに基台25に対して回転させること
で、基板搬送アーム5a、5bを鉛直軸まわりに同期し
て回転させることが可能となる。
【0025】次に、上述した基板搬送アーム5a、5
b、および、これらの基板搬送アーム5a、5bを互い
に独立して水平方向に移動させるための水平移動機構の
構成について説明する。図6は基板搬送アーム5a、5
bの斜視図である。
【0026】これらの基板搬送アーム5a、5bは、各
々、基台50上方において、基板Wを保持するための基
板保持部51と、第1連結部材52と、第2連結部材5
3とを備え、この第1、第2連結部材52、53が屈伸
動作を行うことにより、基板保持部51を水平方向であ
るX方向に直進させる構成を有する。
【0027】図7は、基板搬送アーム5aの内部構造を
示す側断面図である。なお、基板搬送アーム5bも、こ
の基板搬送アーム5aと同様の構造を有する。
【0028】この基板搬送アーム5aは、基板Wを保持
するための先端側に設けられた基板保持部51と、この
基板保持部51を水平面内で回動自在に支持する第1連
結部材52と、この第1連結部材52を水平面内で回動
自在に支持する第2連結部材53と、この第2連結部材
53を水平面内で回動させるモータ54を有する水平移
動機構とを備える。
【0029】基板保持部51の基端部には軸55が配設
されており、この軸55にはプーリ61が固定されてい
る。また、第1連結部材52の基端部には軸56が配設
されており、この軸56には2個のプーリ62、63が
固定されている。さらに、第2連結部材53の基端部に
はモータ54と連結する軸57が配設されており、この
軸57にはプーリ64が回転自在に装着されている。ま
た、プーリ61とプーリ62との間には同期ベルト58
が、プーリ63とプーリ64との間には同期ベルト59
が、各々掛架されている。
【0030】ここで、プーリ61の径とプーリ62の径
とは2対1に設定され、プーリ63の径とプーリ64の
径とは1対2に設定されている。また、軸55から軸5
6までの距離と軸56から軸57までの距離とは、いず
れもRに設定されている。
【0031】図8は、上述した構成を有する基板搬送ア
ーム5a、5bの動作を概念的に説明する説明図であ
る。
【0032】モータ54の駆動により軸57を介して第
2連結部材53を角度αだけ反時計回りの方向に回動さ
せる。これにより、第2連結部材53の先端部に位置す
る軸56は、同期ベルト59およびプーリ63を介して
駆動を受け、軸57の回転角度の2倍の角度β=2αだ
け時計回りの方向に回転する。これによって、第1連結
部材52の先端部に位置する軸55は、図8に示すX方
向に直進する。
【0033】このとき、軸55は、プーリ61、62お
よび同期ベルト58により回転角を制御されている。こ
こで、第1連結部材52を基準とすると、軸55は軸5
6の1/2の角度γ=αだけ反時計回りの方向に回転す
ることになるが、第1連結部材52自体も回転している
ことから、基板保持部51は基台50に対して同一姿勢
を維持した状態でX方向に直進することになる。
【0034】以上のように、搬送ユニット12は、基板
Wを保持して搬送するための上下一対の基板搬送アーム
5a、5bと、これらの基板搬送アーム5a、5bを互
いに独立して水平方向に移動させるための水平移動機構
と、これらの基板搬送アーム5a、5bを同期して鉛直
方向に移動させるための伸縮昇降機構と、これらの基板
搬送アーム5a、5bを鉛直軸まわりに同期して回転さ
せるための回転駆動機構とを備え、基板保持部51に保
持した基板Wを任意の基板処理ユニットに搬送すること
が可能な構成となっている。
【0035】次に、搬送ユニット13の構成について説
明する。図9は搬送ユニット13の要部を示す斜視図で
ある。
【0036】この搬送ユニット13は、上述した搬送ユ
ニット12における上下一対の基板搬送アーム5a、5
bの代わりに、単一の基板搬送アーム5cを備える点の
みが上述した搬送ユニット12と異なる。この搬送ユニ
ット13は、図示しないモータの駆動により回転するボ
ールネジ20の作用により、インデクサ部11に沿って
配設された一対のガイド部材30に沿って往復移動可能
となっている。
【0037】次に、上述した反転部18の構成について
説明する。図10は反転部18の要部を示す斜視図であ
る。
【0038】この反転部18は、基板Wがその表面が上
方に向く状態とその裏面が上方を向く状態とをとり得る
ように、基板Wを水平軸の回りに回転させ、その表裏反
転を行うためのものである。この反転部18は、図示し
ない昇降手段により上下移動する支持台71を有する。
この支持台71上には、基板Wの端縁部のみと当接する
複数の基板支持ピン72が配設されている。また、支持
台71の上方には、複数の基板支持ピン72により保持
された基板Wを、端縁部のみと当接する状態で挟持する
一対のチャック73が配設されている。一対のチャック
73は、水平軸を中心に回転する支持部材74により支
持されている。
【0039】この反転部18により基板Wを反転する場
合には、基板Wを搬送ユニット12により支持台71の
基板支持ピン72上に載置する。そして、基板支持ピン
72上に支持された基板Wの両端縁部を一対のチャック
73により挟持するとともに、支持台71を下降させ
る。支持台71が十分に下降すれば、支持部材74を一
対のチャック73とともに水平軸を中心に180°回転
させる。これにより、基板Wも180°回転し、その表
裏反転が行われる。基板Wの表裏反転が完了すれば、支
持台71を上昇させて基板Wを基板支持ピン72上に載
置するとともに、一対のチャック73による挟持を開放
する。
【0040】次に、上述した基板Wの表面を洗浄するた
めの一対の表面洗浄部15と、基板Wの裏面を洗浄する
ための一対の裏面洗浄部16の構成について説明する。
【0041】なお、表面洗浄部15と裏面洗浄部16と
は、基板Wを支持するスピンチャックの形状のみが異な
る。すなわち、表面洗浄部15においては、基板Wの表
面を上方に向けた状態で洗浄を行うことから、基板Wの
裏面の中央部を支持するスピンチャックが使用される。
一方、裏面洗浄部16においては、基板Wの裏面を上方
に向けた状態で洗浄を行うことから、基板Wの表面の端
縁部分のみを支持するスピンチャックが使用される。こ
れらの点を除き、表面洗浄部15と裏面洗浄部16とは
同一の構成を有することから、以下の説明においては裏
面洗浄部16の構成のみを説明し、表面洗浄部15の説
明を省略する。
【0042】また、表面洗浄部15と裏面洗浄部16に
は、基板Wを洗浄ブラシにより洗浄する洗浄機構、基板
Wに高圧の洗浄液を供給して洗浄する洗浄機構、基板W
に超音波振動が付与された洗浄液を供給して洗浄する洗
浄機構、または、基板Wに液体と気体とが混合した霧状
の洗浄液を供給する洗浄機構等の各種の洗浄機構が使用
される。以下の説明においては、これらの洗浄機構の構
成を順に説明する。なお、表面洗浄部15と裏面洗浄部
16にこれらの洗浄機構のうちの単一のものを配設する
ようにしてもよく、また、表面洗浄部15と裏面洗浄部
16にこれらの洗浄機構のうちの複数のものを配設する
ようにしてもよい。
【0043】最初に、裏面洗浄部16として、基板Wを
洗浄ブラシにより洗浄する洗浄機構を備えたものを採用
した場合の実施形態について説明する。図11はこのよ
うな裏面洗浄部16の概要を示す縦断面図である。
【0044】この裏面洗浄部16は、基板を回転可能に
支持するスピンチャック111と、このスピンチャック
111に支持された基板Wの周囲に昇降可能に配設され
た洗浄液の飛散防止用カップ112と、スピンチャック
111に支持された基板Wに洗浄液を供給する図示しな
い洗浄液供給ノズルと、洗浄液供給ノズルより洗浄液が
供給された基板Wを洗浄する洗浄ブラシ115と、この
洗浄ブラシ115をスピンチャック111に支持された
基板Wの裏面に沿って移動させる移動機構116と、ス
ピンチャック111に支持された基板Wに対する洗浄ブ
ラシ115の押圧力を調整する支持アーム117内に内
蔵された圧力調整機構118とを備える。
【0045】スピンチャック111は、モータ121の
駆動により鉛直方向を向く軸を中心に回転する構成とな
っている。このスピンチャック111は、基台120上
に複数の支持ピン122を備える。基板Wは、スピンチ
ャック111における複数の支持ピン122により支持
される。
【0046】洗浄ブラシ115は、アングル形状の支持
アーム117の先端部に、鉛直方向の軸芯P2を中心に
回転可能に支持されている。この洗浄ブラシ115のブ
ラシ部分は、ナイロンブラシやモヘアブラシ、スポンジ
製、フェルト製、プラスチック製のものが使用される。
また、支持アーム117は、飛散防止用カップ112の
外側における鉛直方向を向く軸P1を中心に回動可能に
構成されている。
【0047】支持アーム117の基端部は、支軸137
の上端に一体回転可能に連結されている。支持アーム1
17の前記軸芯P1周りの回動は、移動機構116にお
ける正逆回転可能なモータ138の駆動によって支軸1
37を介して実現されている。これにより、洗浄ブラシ
115を飛散防止用カップ112の側方の待機位置と、
スピンチャック111に保持された基板W上との間で水
平移動できるとともに、基板Wの洗浄時は、洗浄ブラシ
115を基板W上に形成される洗浄液の液膜に沿わせて
水平移動できるようになっている。
【0048】移動機構116には、洗浄ブラシ115の
位置監視機構139が備えられている。この位置監視機
構139は、例えば、ロータリエンコーダなどにより、
軸芯P1周りの回転に伴う支持アーム117の絶対角度
θを監視する。この支持アーム117の絶対角度θと、
基板W上における洗浄ブラシ115の位置とは相互に対
応するので、支持アーム117の絶対角度θを監視する
ことで、基板Wを洗浄中の洗浄ブラシ115の位置を監
視することができる。
【0049】次に、スピンチャック11に支持された基
板Wに対する洗浄ブラシ115の押圧力を変化させる圧
力調整機構118の構成について説明する。図12は、
支持アーム117内に配設された押圧力調整機構118
を洗浄ブラシ115の回転駆動機構とともに示す断面図
である。
【0050】図12に示すように、支持アーム117内
には、ベアリング140を介して回転体141が前記軸
芯P2周りを回転可能に設けられている。この回転体1
41に一体回転可能に取り付けられたプーリー142と
モータ143とがタイミングベルト144を介して連動
連結されている。回転体141のプーリー142を挟む
上下両側箇所それぞれに一対ずつのガイドローラ145
が設けられている。これらのガイドローラ145が、そ
の下端に洗浄ブラシ115を取り付けた洗浄ブラシ支持
体146の途中箇所に形成したスプライン部146aに
作用するように構成され、回転体141と一体回転しな
がら洗浄ブラシ支持体146を昇降できるように構成さ
れている。
【0051】洗浄ブラシ支持体146に一体回転可能に
バネ座147が取り付けられ、そのバネ座147と、回
転体141に取り付けられたバネ座148とにわたって
圧縮コイルスプリング149が設けられ、洗浄ブラシ1
15および洗浄ブラシ支持体146の重量に釣り合っ
て、洗浄ブラシ115を支持アーム17に対して所定高
さに維持させるように重量均衡機構150が構成されて
いる。
【0052】洗浄ブラシ支持体146の上端に、ベアリ
ング151を介して当接部材152が、相対回転のみ可
能に取り付けられている。この当接部材152の上端に
は操作ロッド153が連結されている。操作ロッド15
3は、リニアアクチュエータ154を構成するコイル1
55内に貫通されている。
【0053】図13は、押圧力調整機構118を含む裏
面洗浄部16の主要な電気的構成を示すブロック図であ
る。
【0054】この図に示すように、リニアアクチュエー
タ154と接続された電源装置156は電源157と可
変抵抗器158とから構成されており、可変抵抗器15
8の抵抗値を調節することによりコイル155に流す電
流を変え、リニアアクチュエータ154の電磁力を調節
することにより、操作ロッド153を直線的に昇降して
その高さ位置を調節できるように構成されている。これ
により、洗浄ブラシ支持体146を介して洗浄ブラシ1
15を昇降することによりその高さ位置を調節し、洗浄
ブラシ115の高さ位置に応じた押圧荷重(押圧力)で
洗浄ブラシ115を基板Wに作用(押圧)させることが
できるようになっている。そして、基板Wの洗浄中に可
変抵抗器158の抵抗値を変更することで、基板Wを洗
浄中の基板Wに対する洗浄ブラシ115の洗浄圧を任意
に変更することが可能となる。
【0055】電源装置156内の可変抵抗器158の抵
抗値は、制御部150によって調節されるように構成さ
れている。この制御部150は、位置監視機構139か
ら監視情報が与えられるとともに、上述したモータ12
1、138、143や、洗浄液供給ノズルに洗浄液を供
給する洗浄液供給部161の制御を実行する。また、制
御部150には押圧荷重設定器160も接続されてい
る。
【0056】基板Wの洗浄処理を行う際には、基板W上
に形成された膜などの種類(アルミ膜、酸化膜、窒化
膜、ポリシリコン膜、パターン膜、ベアシリコンなど)
や、基板Wに付着している汚染物の性質、種類などに応
じて、それに対応する洗浄時の押圧力(押圧荷重)を押
圧荷重設定器160から設定する。この押圧力は、スピ
ンチャック111に支持された基板Wにおける洗浄ブラ
シ115の位置に応じて設定される。
【0057】これにより、基板Wの洗浄時には、制御部
150が電源装置156を制御してリニアアクチュエー
タ154の電磁力を調節し、操作ロッド153の高さ位
置を調節することにより、洗浄ブラシ支持体146を介
して洗浄ブラシ115を昇降してその高さ位置を調節
し、スピンチャック111に支持された基板Wにおける
洗浄ブラシ115の位置に応じて予め設定した押圧荷重
(押圧力)で洗浄ブラシ115を基板Wに作用させ、そ
の洗浄を行う。
【0058】以上のような構成を有する裏面洗浄部11
6により基板Wを洗浄する際には、モータ121の駆動
によりスピンチャック111を回転させるとともに、図
示を省略した洗浄液供給ノズルから基板Wに洗浄液を供
給する。また、モータ138の駆動により洗浄アーム1
17を軸芯P1周りに回転させ、洗浄ブラシ115を待
機位置から基板Wの回転中心上に水平移動させ、続い
て、可変抵抗器158の抵抗値を調節して、予め設定さ
れた押圧力で基板Wに作用させる。
【0059】この状態において、モーター143の駆動
により洗浄ブラシ115を軸芯P2周りに回転しつつ、
電動モータ138を駆動して洗浄ブラシ115を基板W
上に形成される洗浄液の液膜に沿わせて一定速度で水平
移動させて基板Wの洗浄を行う。
【0060】このような洗浄動作を実行する際には、基
板Wが最も清浄に洗浄されるように、スピンチャック1
11の回転速度、洗浄ブラシ115の回転速度、および
洗浄ブラシ115の押圧力を制御部150の制御により
調整する。
【0061】次に、裏面洗浄部16として、基板Wに高
圧の洗浄液を供給して洗浄する洗浄機構を備えたものを
採用した場合の実施形態について説明する。図14はこ
のような裏面洗浄部16の概要を示す縦断面図である。
【0062】この裏面洗浄部16は、基板を回転可能に
支持するスピンチャック111と、このスピンチャック
111に支持された基板Wの周囲に昇降可能に配設され
た洗浄液の飛散防止用カップ112と、スピンチャック
111に支持された基板Wに高圧の洗浄液を供給する洗
浄液供給ノズル201とを備える。
【0063】スピンチャック111は、モータ121の
駆動により鉛直方向を向く軸を中心に回転する構成とな
っている。このスピンチャック111は、基台120上
に複数の支持ピン122を備える。基板Wは、スピンチ
ャック111における複数の支持ピン122により支持
される。
【0064】洗浄液供給ノズル201は、支持アーム2
02の先端部に支持されている。また、支持アーム20
2の基端部は、軸203の上端に一体回転可能に連結さ
れている。支持アーム201の軸203周りの回動は、
正逆回転可能なモータ204の駆動によって支軸203
を介して実現されている。これにより、洗浄液供給ノズ
ル201を飛散防止用カップ112の側方の待機位置
と、スピンチャック111に保持された基板W上との間
で水平移動できるようになっている。
【0065】モータ204には、ロータリエンコーダ2
05が付設されている。このロータリエンコーダ205
は、例えば、軸203周りの回転に伴う支持アーム20
2の絶対角度θを監視する。この支持アーム202の絶
対角度θと、基板W上における洗浄液供給ノズル201
の位置とは相互に対応するので、支持アーム202の絶
対角度θを監視することで、基板Wを洗浄中の洗浄液供
給ノズル201の位置を監視することができる。
【0066】上述したモータ204とロータリエンコー
ダ205は、昇降ベース206上に支持されている。こ
の昇降ベース206は、鉛直方向を向くガイド軸207
に摺動自在に嵌め付けられているとともに、ガイド軸2
07に並設されているボールネジ208に螺合されてい
る。このボールネジ208は、昇降モータ209の回転
軸に連動連結されている。なお、昇降モータ209の回
転量は、ロータリエンコーダ211によって検出され
る。洗浄液供給ノズル201が基板Wの上方にあたる洗
浄位置にある際に昇降モータ211を駆動すると、洗浄
液供給ノズル201が昇降されて、基板W面からの洗浄
液供給ノズル201の吐出孔の高さ(吐出高さH)が調
節される。
【0067】洗浄液供給ノズル201に洗浄液を供給す
る配管212には、図示しない洗浄液供給源からの洗浄
液の圧力を電空変換弁213からの圧力に応じて調節す
る高圧ユニット214と、複数の流路のそれぞれに配設
されている電磁弁215の開閉動作によって洗浄液の流
量を調節するための流量調節ユニット216と、流量調
節ユニット216から供給される洗浄液の圧力を検出す
る圧力センサ217と、洗浄液の流量を検出する流量セ
ンサ218とを介して洗浄液が供給される。
【0068】電空変換弁213には、制御部150から
電気信号が入力され、この電気信号に応じた圧力に空気
圧が調整されるが、調整された圧力は電空変換弁213
に配備された圧力センサによって検出されて制御部15
0にフィードバックされる。また、圧力センサ217と
流量センサ218の検出信号も制御部150にフィード
バックされ、その信号に応じて高圧ユニット214と流
量調節ユニット216とが制御される。
【0069】以上のような構成を有する裏面洗浄部11
6により基板Wを洗浄する際には、モータ121の駆動
によりスピンチャック111を回転させるとともに、洗
浄液供給ノズル201から基板Wに洗浄液を供給する。
また、モータ204の駆動により洗浄液供給ノズル20
1を軸203周りに回転させ、洗浄液供給ノズル201
を水平移動させることにより、基板Wに高圧の洗浄液を
供給して基板Wを洗浄する。
【0070】このような洗浄動作を実行する際には、基
板Wが最も清浄に洗浄されるように、スピンチャック1
11の回転速度、洗浄液供給ノズル201から供給され
る洗浄液の圧力や吐出量および吐出高さHを制御部15
0の制御により調整する。また、洗浄液供給ノズル20
1の基板W面に対する角度(吐出角度α)を変更するよ
うにしてもよい。
【0071】次に、裏面洗浄部16として、基板Wに超
音波振動が付与された洗浄液を供給して洗浄する洗浄機
構を備えたものを採用した場合の実施形態について説明
する。図15はこのような裏面洗浄部16の概要を示す
縦断面図である。
【0072】この裏面洗浄部16は、基板を回転可能に
支持するスピンチャック111と、このスピンチャック
111に支持された基板Wの周囲に昇降可能に配設され
た洗浄液の飛散防止用カップ112と、スピンチャック
111に支持された基板Wに高圧の洗浄液を供給する洗
浄液供給ノズル251とを備える。
【0073】スピンチャック111は、モータ121の
駆動により鉛直方向を向く軸を中心に回転する構成とな
っている。このスピンチャック111は、基台120上
に複数の支持ピン122を備える。基板Wは、スピンチ
ャック111における複数の支持ピン122により支持
される。
【0074】洗浄液供給ノズル251は、支持アーム2
02の先端部に支持されている。また、支持アーム20
2の基端部は、軸203の上端に一体回転可能に連結さ
れている。支持アーム251の軸203周りの回動は、
正逆回転可能なモータ204の駆動によって支軸203
を介して実現されている。これにより、洗浄液供給ノズ
ル251を飛散防止用カップ112の側方の待機位置
と、スピンチャック111に保持された基板W上との間
で水平移動できるようになっている。
【0075】モータ204には、ロータリエンコーダ2
05が付設されている。このロータリエンコーダ205
は、例えば、軸203周りの回転に伴う支持アーム20
2の絶対角度θを監視する。この支持アーム202の絶
対角度θと、基板W上における洗浄液供給ノズル251
の位置とは相互に対応するので、支持アーム202の絶
対角度θを監視することで、基板Wを洗浄中の洗浄液供
給ノズル251の位置を監視することができる。
【0076】上述したモータ204とロータリエンコー
ダ205は、昇降ベース206上に支持されている。こ
の昇降ベース206は、鉛直方向を向くガイド軸207
に摺動自在に嵌め付けられているとともに、ガイド軸2
07に並設されているボールネジ208に螺合されてい
る。このボールネジ208は、昇降モータ209の回転
軸に連動連結されている。なお、昇降モータ209の回
転量は、ロータリエンコーダ211によって検出され
る。洗浄液供給ノズル251が基板Wの上方にあたる洗
浄位置にある際に昇降モータ211を駆動すると、洗浄
液供給ノズル251が昇降されて、基板W面からの洗浄
液供給ノズル251の吐出孔の高さ(吐出高さH)が調
節される。
【0077】洗浄液供給ノズル251に洗浄液を供給す
る配管252には、電空変換弁253からの圧力に応じ
て図示しない洗浄液供給源からの洗浄液の圧力を調節す
る圧力調節弁254と、流通する洗浄液の流量を制御部
150の指示に応じて調節する流量調節弁255と、洗
浄液の圧力を検出する圧力センサ256と、洗浄液の流
量を検出する流量センサ257と、制御部150からの
指示に応じて流路の開放/閉止を切り換えて洗浄液供給
ノズル251からの洗浄液の吐出/停止を切り換える開
閉弁258とを介して洗浄液供給源からの洗浄液が供給
される。
【0078】電空変換弁253には、制御部150から
電気信号が入力され、この電気信号に応じた圧力に空気
圧が調整されるが、調整された圧力は圧力調節弁254
に配備された圧力センサによって検出されて制御部15
0にフィードバックされる。また、圧力センサ256と
流量センサ257の検出信号も制御部150にフィード
バックされ、その信号に応じて電空変換弁253と流量
調節弁255とが制御される。
【0079】洗浄液供給ノズル251内には、そこを通
過する洗浄液に対して超音波振動を付与するための、互
いに共振周波数が異なる複数の発振体が内蔵されてい
る。これらの発振体は、発振体切替器261と接続され
ている。また、各発振体には、制御部150によって制
御される発振器263と増幅器262を介して、所定周
波数の高周波電圧が印加されるようになっている。この
とき、複数の発振体の共振周波数は互いに異なることか
ら、制御部150が周波数に合わせて発振体切替器26
1を切り換え、その周波数と同一の共振周波数を有する
発振体にのみ高周波電圧が印加されるように制御する。
【0080】ここで、発振器263は、制御部150か
らの入力信号に応じた任意の周波数で発振するように構
成されており、また増幅器262は発振器263からの
高周波信号を制御部150からの入力信号に応じた振幅
に増幅するように構成されている。つまり、制御部15
0からの指示に基づき、超音波の周波数と出力が調整可
能に構成されている。
【0081】以上のような構成を有する裏面洗浄部11
6により基板Wを洗浄する際には、モータ121の駆動
によりスピンチャック111を回転させるとともに、洗
浄液供給ノズル251から基板Wに洗浄液を供給する。
また、モータ204の駆動により洗浄液供給ノズル25
1を軸203周りに回転させ、洗浄液供給ノズル251
を水平移動させることにより、基板Wに超音波振動が付
与された洗浄液を供給して基板Wを洗浄する。
【0082】このような洗浄動作を実行する際には、基
板Wが最も清浄に洗浄されるように、スピンチャック1
11の回転速度、洗浄液供給ノズル251から供給され
る洗浄液の圧力や吐出量、吐出高さHおよび洗浄液に付
与される超音波の周波数と出力を制御部150の制御に
より調整する。
【0083】次に、裏面洗浄部16として、基板Wに液
体と気体とが混合した霧状の洗浄液を供給する洗浄機構
を備えたものを採用した場合の実施形態について説明す
る。図16はこのような裏面洗浄部16の概要を示す縦
断面図である。
【0084】この裏面洗浄部16は、基板を回転可能に
支持するスピンチャック111と、このスピンチャック
111に支持された基板Wの周囲に昇降可能に配設され
た洗浄液の飛散防止用カップ112と、スピンチャック
111に支持された基板Wに液体と気体とが混合した霧
状の洗浄液を供給する洗浄液供給ノズル301とを備え
る。
【0085】スピンチャック111は、モータ121の
駆動により鉛直方向を向く軸を中心に回転する構成とな
っている。このスピンチャック111は、基台120上
に複数の支持ピン122を備える。基板Wは、スピンチ
ャック111における複数の支持ピン122により支持
される。
【0086】洗浄液供給ノズル301は、支持アーム2
02の先端部に支持されている。また、支持アーム20
2の基端部は、軸203の上端に一体回転可能に連結さ
れている。支持アーム301の軸203周りの回動は、
正逆回転可能なモータ204の駆動によって支軸203
を介して実現されている。これにより、洗浄液供給ノズ
ル301を飛散防止用カップ112の側方の待機位置
と、スピンチャック111に保持された基板W上との間
で水平移動できるようになっている。
【0087】モータ204には、ロータリエンコーダ2
05が付設されている。このロータリエンコーダ205
は、例えば、軸203周りの回転に伴う支持アーム20
2の絶対角度θを監視する。この支持アーム202の絶
対角度θと、基板W上における洗浄液供給ノズル301
の位置とは相互に対応するので、支持アーム202の絶
対角度θを監視することで、基板Wを洗浄中の洗浄液供
給ノズル301の位置を監視することができる。
【0088】上述したモータ204とロータリエンコー
ダ205は、昇降ベース206上に支持されている。こ
の昇降ベース206は、鉛直方向を向くガイド軸207
に摺動自在に嵌め付けられているとともに、ガイド軸2
07に並設されているボールネジ208に螺合されてい
る。このボールネジ208は、昇降モータ209の回転
軸に連動連結されている。なお、昇降モータ209の回
転量は、ロータリエンコーダ211によって検出され
る。洗浄液供給ノズル301が基板Wの上方にあたる洗
浄位置にある際に昇降モータ211を駆動すると、洗浄
液供給ノズル301が昇降されて、基板W面からの洗浄
液供給ノズル301の吐出孔の高さ(吐出高さH)が調
節される。
【0089】洗浄液供給ノズル301は、気体としての
圧縮空気を導入する配管302と、液体としての純水を
供給する配管311とが連通接続された二流体ノズルを
構成する。
【0090】配管302は、圧縮空気供給部303に接
続されている。また、この配管302には、そこを流通
する空気の圧力を制御部150から入力された制御信号
に対応する圧力に調整する電空レギュレータ304と、
そこを流通する空気の圧力を検出する圧力センサ305
と、そこを流通する空気の流量を検出する流量センサ3
06とが配設されている。
【0091】また、配管311は、純水供給部307に
接続されている。また、この配管311には、そこを流
通する純水の圧力を制御部150から入力された制御信
号に対応する圧力に調整する電空レギュレータ308
と、そこを流通する純水の圧力を検出する圧力センサ3
09と、そこを流通する純水の流量を検出する流量セン
サ310とが配設されている。なお、純水の代わりに超
純水や薬液等を使用してもよい。
【0092】図17は、上述した洗浄液供給ノズル30
1の内部構造を模式的に示す概要図である。
【0093】この洗浄液供給ノズル301は、圧縮空気
を導入する配管302に接続された気体吐出部312
と、純水を供給する配管311に接続された液体吐出部
313とを備える。液体吐出部313の先端部は、気体
吐出部312の下方における気体吐出部312から吐出
される空気流の内部に配置されている。このため、液体
吐出部313から吐出された純水は、純水吐出部313
直下の位置314において、その周囲の空気の噴流によ
り速やかに液滴化される。そして、この液滴化した純水
と空気とにより構成される霧状の洗浄液を、基板Wに供
給して基板Wを洗浄する。
【0094】このような洗浄動作を実行する際には、基
板Wが最も清浄に洗浄されるように、スピンチャック1
11の回転速度、洗浄液供給ノズル301に供給される
気体としての圧縮空気の流量、洗浄液供給ノズル301
に供給される液体としての純水の流量、および吐出高さ
Hを制御部150の制御により調整する。
【0095】以上のように、裏面洗浄部16として、基
板Wを洗浄ブラシにより洗浄する洗浄機構、基板Wに高
圧の洗浄液を供給して洗浄する洗浄機構、基板Wに超音
波振動が付与された洗浄液を供給して洗浄する洗浄機
構、または、基板Wに液体と気体とが混合した霧状の洗
浄液を供給する洗浄機構のいずれの洗浄機構を備えたも
のを使用した場合においても、その洗浄動作を基板Wが
最も清浄に洗浄し得るように制御することが可能とな
る。これは、そのスピンチャックの形状のみが異なる表
面洗浄装置15においても同様である。
【0096】次に、上述した基板洗浄装置による基板W
の洗浄動作について説明する。図18は基板洗浄装置に
よる基板Wの洗浄動作を示すフローチャートである。
【0097】なお、この基板処理装置においては、カセ
ット10に収納された複数枚の基板Wのうちの一部の基
板Wを洗浄した後、その基板Wのパーティクルの分布状
態を検出し、パーティクルの分布状態に応じて洗浄部に
よる洗浄条件を変更した後、変更後の洗浄条件で残りの
基板Wを洗浄するという動作を基板Wの裏面および表面
に対して実行することにより、基板Wの両面を良好に洗
浄するようにしている。
【0098】この基板洗浄装置により基板Wを洗浄する
際には、最初に、基板Wの裏面が洗浄される(ステップ
S1)。インデクサ部11に載置されたカセット10内
の基板Wのうちの1枚の基板Wが搬送ユニット13によ
り取り出され、搬送ユニット12に受け渡される。そし
て、カセット10内の基板Wの表面が上方を向いている
場合には、この基板Wは最初に反転部18に搬送され、
基板Wの表面が上方を向く状態からその裏面が上方を向
く状態に反転された後、裏面洗浄部16に搬送され、そ
の裏面が洗浄される。一方、カセット10内の基板Wの
裏面が上方を向いている場合には、この基板Wは、最初
に裏面洗浄部16に搬送され、その裏面が洗浄される。
【0099】次に、基板Wの裏面におけるパーティクル
の分布状態が検出される(ステップS2)。即ち、裏面
洗浄後の基板Wが、搬送ユニット12によりパーティク
ル検査部17に搬送され、洗浄後の基板Wの裏面に付着
したパーティクルの分布状態が検査される。
【0100】そして、検出したパーティクルの分布状態
に基づき、基板Wの裏面が清浄に洗浄されているか否か
が判断される(ステップS3)。
【0101】基板Wの裏面が清浄に洗浄されていない場
合には、パーティクル検査部17により測定された洗浄
後の基板Wの裏面におけるパーティクルの分布状態のデ
ータは、その基板Wを洗浄した裏面洗浄部16における
制御部150に転送される。裏面洗浄部16の制御部1
50は、そのデータに基づいて、裏面洗浄部16におけ
る基板Wの洗浄条件を変更する(ステップS4)。
【0102】より具体的には、図11〜図13に示す裏
面洗浄部16においては、スピンチャック111の回転
速度、洗浄ブラシ115の回転速度、および洗浄ブラシ
115の押圧力が制御部150の制御により調整され
る。また、図14に示す裏面洗浄部16においては、ス
ピンチャック111の回転速度、洗浄液供給ノズル20
1から供給される洗浄液の圧力や吐出量および吐出高さ
Hが制御部150の制御により調整される。また、図1
5に示す裏面洗浄部16においては、スピンチャック1
11の回転速度、洗浄液供給ノズル251から供給され
る洗浄液の圧力や吐出量、吐出高さHおよび洗浄液に付
与される超音波の周波数と出力が制御部150の制御に
より調整される。さらに、図16〜図17に示す裏面洗
浄部16においては、スピンチャック111の回転速
度、洗浄液供給ノズル301に供給される気体としての
圧縮空気の流量、洗浄液供給ノズル301に供給される
液体としての純水の流量、および吐出高さHが制御部1
50の制御により調整される。
【0103】ステップS1〜ステップS3の動作は、ス
テップS2において検出されたパーティクルの分布状態
に基づき、基板Wの裏面が清浄に洗浄されていると判断
されるまで繰り返される。なお、ステップS1〜ステッ
プS3の動作を繰り返す場合、これらの動作が実行され
る基板Wはその都度変更される。但し、同一の基板Wを
繰り返し使用するようにしてもよい。
【0104】そして、裏面洗浄部16における基板Wの
洗浄条件を変更した結果、基板Wの裏面を清浄に洗浄し
得た場合には、続いて、基板Wの表面を洗浄する(ステ
ップS5)。即ち、パーティクル検査部17による検査
の結果裏面が清浄に洗浄されていると判断された基板W
は、搬送ユニット12によりパーティクル検査部17か
ら反転部18に搬送され、基板Wの裏面が上方を向く状
態からその表面が上方を向く状態に反転される。反転後
の基板Wは、搬送ユニット12により反転部18から表
面洗浄部15に搬送され、その表面が洗浄される。
【0105】次に、基板Wの表面におけるパーティクル
の分布状態が検出される(ステップS6)。即ち、表面
洗浄後の基板Wが、搬送ユニット12によりパーティク
ル検査部17に搬送され、洗浄後の基板Wの表面に付着
したパーティクルの分布状態が検査される。
【0106】そして、検出したパーティクルの分布状態
に基づき、基板Wの表面が清浄に洗浄されているか否か
が判断される(ステップS8)。
【0107】基板Wの表面が清浄に洗浄されていない場
合には、パーティクル検査部17により測定された洗浄
後の基板Wの表面におけるパーティクルの分布状態のデ
ータは、その基板Wを洗浄した表面洗浄部15における
制御部150に転送される。表面洗浄部15の制御部1
50は、そのデータに基づいて、裏面洗浄部16の場合
と同様に、表面洗浄部15における基板Wの洗浄条件を
変更する(ステップS7)。
【0108】ステップS5〜ステップS8の動作は、ス
テップS6において検出されたパーティクルの分布状態
に基づき、基板Wの表面が清浄に洗浄されていると判断
されるまで繰り返される。なお、ステップS5〜ステッ
プS8の動作を繰り返す場合、これらの動作が実行され
る基板Wはその都度変更される。但し、同一の基板Wを
繰り返し使用するようにしてもよい。
【0109】そして、表面洗浄部16における基板Wの
洗浄条件を変更した結果、基板Wの表面を清浄に洗浄し
得た場合には、カセット10に収納された洗浄が完了し
ていない全ての基板Wに対し、その裏面を裏面洗浄部1
6洗浄した後(ステップS9)、その基板Wの表面を表
面洗浄部15により洗浄するという動作を繰り返し実行
する。
【0110】即ち、インデクサ部11に載置されたカセ
ット10内の基板Wが搬送ユニット13により取り出さ
れ、搬送ユニット12に受け渡される。そして、カセッ
ト10内の基板Wの表面が上方を向いている場合には、
この基板Wは最初に反転部18に搬送され、基板Wの表
面が上方を向く状態からその裏面が上方を向く状態に反
転された後、裏面洗浄部16に搬送され、その裏面が洗
浄される。一方、カセット10内の基板Wの裏面が上方
を向いている場合には、この基板Wは、最初に裏面洗浄
部16に搬送され、その裏面が洗浄される。
【0111】裏面洗浄後の基板Wは、搬送ユニット12
により裏面洗浄部16から反転部18に搬送され、基板
Wの裏面が上方を向く状態からその表面が上方を向く状
態に反転される。反転後の基板Wは、搬送ユニット12
により反転部18から表面洗浄部15に搬送され、その
表面が洗浄される。表面洗浄後の基板Wは、搬送ユニッ
ト12および搬送ユニット13により、インデクサ部1
0に載置された清浄なカセット10内に収納される。
【0112】上述した実施形態における1枚の基板Wの
裏面洗浄工程(ステップS1)および表面洗浄工程(ス
テップS5)はこの発明に係る第1洗浄工程に、裏面パ
ーティクル検査工程(ステップS2)および表面パーテ
ィクル検査工程(ステップS6)はこの発明に係るパー
ティクル検査工程に、各洗浄条件変更工程(ステップS
4およびステップS7)はこの発明に係る洗浄条件変更
工程に、また、全ての基板Wの裏面洗浄工程(ステップ
S9)および表面洗浄工程(ステップS10)はこの発
明に係る第2洗浄工程に、各々、相当する。
【0113】なお、上述した実施形態においては、カセ
ット10に収納された複数枚の基板のうちの1枚の基板
Wが清浄に洗浄されたことを確認した後、カセット10
に残存する基板Wを洗浄するようにしているが、数枚の
基板Wが清浄に洗浄されたことが確認された後に、残り
の基板Wを洗浄するようにしてもよい。
【0114】また、上述した実施形態携帯においては、
基板Wの両面を洗浄する洗浄装置にこの発明を適用して
いるが、基板の表面のみを洗浄する装置にこの発明を適
用するようにしてもよい。
【0115】
【発明の効果】請求項1乃至請求項3に記載の発明によ
れば、カセットに収納された複数枚の基板のうちの一部
の基板を洗浄し、パーティクルの分布状態を検出した
後、パーティクルの分布状態に基づいて基板の洗浄条件
を変更し、しかる後に、カセットに収納された複数枚の
基板を変更後の洗浄条件で洗浄することから、基板にお
けるパーティクルの分布状態を速やかに検出して、基板
を確実に洗浄することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る基板洗浄装置の側面概要図であ
る。
【図2】この発明に係る基板洗浄装置の平面概要図であ
る。
【図3】搬送ユニット12の要部を示す斜視図である。
【図4】搬送ユニット12の動作を説明するための縦断
面図である。
【図5】搬送ユニット12の動作を説明するための縦断
面図である。
【図6】基板搬送アーム5a、5bの斜視図である。
【図7】基板搬送アーム5aの内部構造を示す側断面図
である。
【図8】基板搬送アーム5a、5bの動作を概念的に説
明する説明図である。
【図9】搬送ユニット13の要部を示す斜視図である。
【図10】反転部18の要部を示す斜視図である。
【図11】裏面洗浄部16の概要を示す縦断面図であ
る。
【図12】支持アーム117内に配設された押圧力調整
機構118を洗浄ブラシ115の回転駆動機構とともに
示す断面図である。
【図13】押圧力調整機構118を含む裏面洗浄部16
の主要な電気的構成を示すブロック図である。
【図14】裏面洗浄部16の概要を示す縦断面図であ
る。
【図15】裏面洗浄部16の概要を示す縦断面図であ
る。
【図16】裏面洗浄部16の概要を示す縦断面図であ
る。
【図17】洗浄液供給ノズル301の内部構造を模式的
に示す概要図である。
【図18】基板洗浄装置による基板Wの洗浄動作を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
10 カセット 11 インデクサ部 12 搬送ユニット 13 搬送ユニット 14 搬送部 15 表面洗浄部 16 裏面洗浄部 17 パーティクル検査部 18 反転部 19 ケミカルキャビネット 71 支持台 72 支持ピン 73 チャック 74 支持部材 111 スピンチャック 112 飛散防止用カップ 115 洗浄ブラシ 117 支持アーム 118 圧力調整機構 150 制御部 201 洗浄液供給ノズル 214 高圧ユニット 216 流量調整ユニット 251 洗浄液供給ノズル 261 発振体切替器 262 増幅器 263 発振器 301 洗浄液供給ノズル 303 圧縮空気供給部 307 純水供給部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C03C 23/00 C03C 23/00 A G02F 1/13 101 G02F 1/13 101 1/1333 500 1/1333 500

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の基板を収納したカセットを載置
    するインデクサ部と、基板を洗浄する洗浄部と、基板に
    付着したパーティクル分布状態を検出するパーティクル
    検査部と、基板を前記インデクサ部、前記洗浄部および
    前記パーティクル検査部の間で搬送する搬送部とを備え
    た基板処理装置を使用して基板を処理する基板洗浄方法
    であって、 前記カセットに収納された複数枚の基板のうちの一部の
    基板を前記洗浄部に搬送して洗浄する第1洗浄工程と、 前記洗浄部において洗浄された基板を前記パーティクル
    検査部に搬送してパーティクルの分布状態を検出するパ
    ーティクル検出工程と、 前記パーティクル検査部により検出したパーティクルの
    分布状態に基づいて、前記洗浄部による基板の洗浄条件
    を変更する洗浄条件変更工程と、 前記カセットに収納された複数枚の基板を前記洗浄部に
    搬送して変更後の洗浄条件で洗浄する第2洗浄工程と、 を備えたことを特徴とする基板洗浄方法。
  2. 【請求項2】 複数枚の基板を収納したカセットを載置
    するインデクサ部と、 基板を洗浄する洗浄部と、 基板に付着したパーティクル分布状態を検出するパーテ
    ィクル検査部と、 基板を前記インデクサ部、前記洗浄部および前記パーテ
    ィクル検査部の間で搬送する搬送部と、 前記カセットに収納された複数枚の基板のうちの一部の
    基板を前記洗浄部において洗浄し、前記パーティクル検
    査部で検査した後の、当該基板におけるパーティクルの
    分布状態に基づいて、前記洗浄部による基板の洗浄条件
    を変更する制御部とを備え、 前記カセットに収納された複数枚の基板を前記洗浄部に
    搬送して変更後の洗浄条件で洗浄することを特徴とする
    基板洗浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の基板洗浄装置におい
    て、 前記洗浄部は、基板を洗浄ブラシにより洗浄する洗浄機
    構、基板に高圧の洗浄液を供給して洗浄する洗浄機構、
    基板に超音波振動が付与された洗浄液を供給して洗浄す
    る洗浄機構、または、基板に液体と気体とが混合した霧
    状の洗浄液を供給する洗浄機構の少なくとも一つを備え
    る基板洗浄装置。
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