JP2003058285A - 制御システム - Google Patents

制御システム

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JP2003058285A
JP2003058285A JP2001243493A JP2001243493A JP2003058285A JP 2003058285 A JP2003058285 A JP 2003058285A JP 2001243493 A JP2001243493 A JP 2001243493A JP 2001243493 A JP2001243493 A JP 2001243493A JP 2003058285 A JP2003058285 A JP 2003058285A
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control device
control
ecu
control system
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JP2001243493A
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English (en)
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Hiroshi Arita
寛志 有田
Shuji Kimura
修治 木村
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D45/00Electrical control not provided for in groups F02D41/00 - F02D43/00
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/92Energy efficient charging or discharging systems for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors specially adapted for vehicles

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源オフ後にも保持しておくことが必要な各
制御装置におけるデ−タを確実に保持しながら、バック
アップ電源の消費電力を大幅に低減させて、バッテリ上
りを効果的に防止することのできる制御システムを提供
すること。 【解決手段】 ECU11a〜11eが、バッテリ8に
接続されたIGSW7のオフへの切換が検出されたとき
に保持が必要なデ−タを記憶用ECU10に送信する第
1の送信手段と、第1の送信手段による記憶用ECU1
0へのデ−タの送信完了後にECU11a〜11eへの
電力供給を停止する電力供給停止手段とを装備し、記憶
用ECU10が、ECU11a〜11eから送信されて
きたデ−タをRAM13cに格納する第1の記憶制御手
段と、IGSW7のオフへの切換を検出し、記憶用EC
U10の電源をバックアップ電源に切り換える電源切換
手段とを装備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は制御システムに関
し、より詳細には制御装置間でのデ−タ通信を利用する
ことにより、バックアップ電源の消費電力を低減させる
ことのできる制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両には、電子制御を行うために
多くのECU(electronic control unit)が搭載され、
多種多様な制御が行われるようになってきている。これ
らECUには、例えば、エンジンの燃料噴射制御を行う
ためのEFI用ECU、油圧制御用のソレノイドバルブ
等を駆動制御するABS用ECU、変速用のソレノイド
バルブ等を駆動制御するトランスミッション用ECU、
エアバッグ装置の展開を制御するエアバッグ用ECU、
及びキ−レスエントリ−等を制御するボディ用ECU等
があり、車両に搭載されるこれらのECUの仕様は、車
種やグレ−ドによってそれぞれ異なるものとなってい
る。
【0003】また、最近では、これら各ECU間での制
御処理の効率化や部品コストの削減等を図るために、各
ECUのデ−タを共有することができるように、複数の
ECUが通信ラインを介して相互に通信可能に接続され
るようになってきている。
【0004】図11は、従来のECUを含んだ制御シス
テムの構成を概略的に示したブロック図である。図中6
0は制御システムを示しており、制御システム60は、
ECU50a〜50fが通信ライン12を介して相互に
接続されて構成され、これらECU50a〜50fによ
り車内LANシステムが構築されている。
【0005】ECU50aは、センサ、スイッチ等から
の信号の入力処理を行う入力回路2と、入力回路2を介
して取り込んだ入力信号に基づいて、各種の演算処理を
行うマイコン53と、マイコン53で演算された制御信
号を、アクチュエ−タ等に出力するための出力回路4
と、マイコン53に安定した電源電圧を供給するための
電源回路5と、他のECU50b〜50fと通信ライン
12を介してデ−タ通信を行うための通信回路6とを含
んで構成されている。
【0006】マイコン53は、CPU53aとROM5
3bとRAM53cとを含んで構成され、CPU53a
はROM53bに予めメモリされているプログラムに従
って、入力回路2から取り込んだ入力信号やRAM53
cから読み出したデ−タに基づいて、各種演算を行い、
その演算結果をRAM53cに格納したり、出力回路4
を介して、アクチュエ−タへ出力させたりしている。
【0007】電源回路5には、電源ライン9aとイグニ
ッションスイッチ7とを介してバッテリ8が接続され、
バッテリ8からの12V電源が電源回路5において5V
電源に変換され、イグニッションスイッチ7のオンによ
って5V電源がマイコン53の電源端子9cに供給され
るようになっている。また、電源回路5にはバックアッ
プ電源ライン9bを介してイグニッションスイッチ7を
介さずにバッテリ8が接続されており、イグニッション
スイッチ7のオフ時にも電源回路5において変換された
所定の定電圧がマイコン53の電源端子9cに供給され
るようになっている。また、ECU50a以外の他のE
CU50b〜ECU50fもそのハ−ド的構成は略同様
となっている。
【0008】このように構成された制御システム60に
おいて、イグニッションスイッチ7がオフされると、各
ECU50a〜50fには、イグニッションスイッチ7
のオフの間にもバッテリ8からバックアップ電源ライン
9b、電源回路5を介して各マイコン53に電力が供給
されるので、イグニッションスイッチ7がオフになって
いても、各マイコン53のRAM53cに格納されてい
るデ−タが消失することなく、必要なデ−タを各ECU
50a〜50f毎に保持することができるようになって
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】近年にあっては、車両
1台あたりに搭載されるECUの数が多くなってきてい
る。各ECU単位では、RAMに格納されているデ−タ
を保持するための消費電流は小さなものであるが、車両
1台あたりに搭載されるECUの数が多くなると、車両
1台あたりのデ−タ保持のための消費電流はかなり大き
なものとなる。
【0010】上記した従来の方法では、ECUの搭載数
が増えるにつれメモリ保持のための消費電流、すなわち
暗電流も増加し、バッテリを接続したまま輸送したり、
放置しておいた場合、早期にバッテリ上りを引き起こす
危険性が高いという課題があった。
【0011】また、各ECU単位で、メモリ保持のため
の暗電流を小さくする努力は行われているが、ECUの
基本構成が大きく変わらない以上、この努力にも限界が
あるという課題があった。
【0012】また、各ECUに、電力供給停止後にもデ
−タを保持しておくことができる不揮発メモリであるE
EPROMを搭載し、RAMにメモリされるデ−タの一
部をEEPROMにメモリしておく方法もあるが、一般
的に、EEPROMの容量は小さいため、書き込みでき
るデ−タ量が限られ、容量を大きくすると高価になるた
め、使用用途が限定されるという課題があった。
【0013】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
って、主電源オフ後にも保持しておくことが必要な各制
御装置におけるデ−タを確実に保持しながら、バックア
ップ電源の消費電力を大幅に低減させて、バッテリ上り
を効果的に防止することのできる制御システムを提供す
ることを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成するために本発明に係る制御システム(1)は、第
1の制御装置と第2の制御装置とがデ−タ通信を行い、
前記第1の制御装置と前記第2の制御装置との間でデ−
タを共有することのできる制御システムにおいて、前記
第1の制御装置が、電源に接続された第1のスイッチの
オフへの切換が検出されたときに保持することが必要な
デ−タを前記第2の制御装置に送信する第1の送信手段
と、該第1の送信手段による前記第2の制御装置への前
記デ−タの送信が完了した後に前記第1の制御装置への
電力供給を停止する電力供給停止手段とを備え、前記第
2の制御装置が、前記第1の制御装置から送信されてき
た前記デ−タを第1の記憶手段に格納する第1の記憶制
御手段と、前記第1のスイッチのオフへの切換を検出
し、前記第2の制御装置の電源をバックアップ電源に切
り換える電源切換手段とを備えていることを特徴として
いる。
【0015】上記制御システム(1)によれば、前記第
1の制御装置では、前記第2の制御装置への前記デ−タ
の送信が完了した後に前記第1の制御装置への電力供給
が停止されるので、バックアップ電源に切り換えて前記
デ−タを保持しておく必要がなく、電源からの電力供給
を完全に停止させることができ、消費電流をゼロにする
ことができる。
【0016】また、前記第2の制御装置では、前記第1
のスイッチのオフへの切換を検出して、バックアップ電
源に切り換えられるので、前記デ−タを前記第1の記憶
手段に確実に格納することができる。
【0017】すなわち、制御装置間でのデ−タを共有す
ることのできる制御システムを活用することによって、
前記第1のスイッチのオフ時に保持することが必要なデ
−タ、例えば、制御に使用する学習値などの重要なデ−
タを前記第2の制御装置に送信してメモリさせ、その後
前記第1の制御装置への電力供給が停止されるようにす
ることができるので、前記第1の制御装置と前記第2の
制御装置とを含むシステム全体における前記第1のスイ
ッチのオフ時の消費電流を大幅に低減することができ、
電源がバッテリである場合には、バックアップ電源の消
費電力を大幅に低減させて、バッテリ上りの発生を効果
的に防止することができる。
【0018】また本発明に係る制御システム(2)は、
上記制御システム(1)において、前記第1の制御装置
が、前記第1のスイッチのオンへの切換を検出した場合
に、前記第2の制御装置から送信されてくる前記デ−タ
を受信する第1の受信手段を備え、前記第2の制御装置
が、前記第1のスイッチのオンへの切換を検出した場合
に、前記第1の記憶手段に格納された前記デ−タを送信
元である前記第1の制御装置に送信する第2の送信手段
を備えていることを特徴としている。
【0019】上記制御システム(2)によれば、前記第
1のスイッチのオンへの切換を検出した場合には、前記
第2の制御装置における前記第1の記憶手段に格納され
た前記デ−タが送信元である前記第1の制御装置に送信
されるので、前記第1の制御装置では、前記第1のスイ
ッチのオンとともに前記デ−タを受信して、通常の処理
状態に復帰することができる。
【0020】また本発明に係る制御システム(3)は、
上記制御システム(1)又は(2)において、前記第1
の制御装置が、複数であることを特徴としている。上記
制御システム(3)によれば、前記第1の制御装置が、
複数であれば、前記第1のスイッチのオフ時の電源から
の電力供給を停止することができる制御装置の数が多く
なるので、システム全体として、バックアップ電源の消
費電力を低減させる効果をさらに高めることができる。
【0021】また本発明に係る制御システム(4)は、
上記制御システム(1)〜(3)のいずれかにおいて、
前記第2の制御装置が、複数であることを特徴としてい
る。上記制御システム(4)によれば、前記第2の制御
装置が、複数であれば、前記第2の制御装置のいずれか
に、何らかの異常により前記デ−タが正常に格納されて
いない、あるいは正常に読み出せない等の不具合が生じ
たとしても、他の正常な前記第2の制御装置に格納され
た前記デ−タを復帰用のデ−タとして前記第1の制御装
置に送信して使用させることで、前記第1のスイッチの
オンとともに前記第1の制御装置を通常の処理状態に確
実に復帰させることができ、システムの信頼性を向上さ
せることができる。
【0022】また本発明に係る制御システム(5)は、
上記制御システム(1)〜(4)のいずれかにおいて、
前記第1の制御装置における前記第1の送信手段が、前
記第2の制御装置へ前記デ−タを複数回送信するもので
あり、前記第2の制御装置が、前記第1の制御装置から
複数回送信されてきた前記デ−タが同一であるか否かを
判断するデ−タ同一判断手段を備え、前記第1の記憶制
御手段が、前記デ−タ同一判断手段が前記デ−タが同一
であると判断した場合に、前記デ−タを前記第1の記憶
手段へ格納するものであることを特徴としている。
【0023】上記制御システム(5)によれば、前記第
1の制御装置から、前記第2の制御装置へ前記デ−タが
複数回送信され、前記第2の制御装置では、前記第1の
制御装置から複数回送信されてきた前記デ−タが同一で
あるか否かを判断し、前記デ−タが同一であると判断し
た場合に、前記デ−タが前記第1の記憶手段に格納され
る。
【0024】したがって、通信異常やノイズ重畳による
デ−タ化け等によって、異常の発生した前記デ−タが、
前記第1の記憶手段に格納されることを防止することが
できる。また前記第1のスイッチのオンへの切換時に
は、前記第2の制御装置は、正確な前記デ−タを前記第
1の制御装置に送信することができ、前記第1のスイッ
チのオンとともに前記第1の制御装置を、確実に通常の
処理状態に復帰させることができ、システムの信頼性を
向上させることができる。
【0025】また本発明に係る制御システム(6)は、
上記制御システム(1)〜(5)のいずれかにおいて、
前記第1の制御装置における前記第1の送信手段が、前
記第1のスイッチのオン時に、定期的に前記デ−タを前
記第2の制御装置に送信するものであることを特徴とし
ている。
【0026】上記制御システム(6)によれば、前記第
1のスイッチがオン状態のときに、電源が瞬断され、前
記第1の制御装置に格納されている前記デ−タが消失し
ても、異常が発生する前に前記第2の制御装置に定期的
に送信されていた前記デ−タを前記第2の制御装置から
取り込んで使用することができ、異常が発生する直前の
通常の処理状態に前記第1の制御装置を素早く復帰させ
ることができ、システムの信頼性を向上させることがで
きる。
【0027】また本発明に係る制御システム(7)は、
上記制御システム(1)〜(6)のいずれかにおいて、
前記第1の制御装置が、電力が供給されなくてもデ−タ
を保持しておくことができる不揮発性の第2の記憶手段
と、前記第1の制御装置の正常な制御を行うために最低
限必要なデ−タのみを前記第2の記憶手段に格納する第
2の記憶制御手段と、前記第2の記憶手段に格納された
デ−タを必要に応じて読み出すデ−タ読出手段とを備え
ていることを特徴としている。
【0028】上記制御システム(7)によれば、不揮発
性の前記第2の記憶手段に、前記第1の制御装置の正常
な制御を行うために最低限必要なデ−タが格納されるの
で、前記第2の制御装置の故障や、通信ラインの断線
や、電源の瞬断等の不具合が生じたとしても、必要に応
じて前記デ−タを読み出して制御を継続することができ
る。したがって、前記第1の制御装置では、初期値デ−
タに基づく制御を再開することなく、前記第2の記憶手
段に記憶された前記デ−タを読み出して制御に使用する
ことで、通常の処理状態に速やかに復帰することがで
き、システムの信頼性を向上させることができる。
【0029】また本発明に係る制御システム(8)は、
上記制御システム(7)において、前記第1の制御装置
における前記デ−タ読出手段が、前記第1のスイッチの
オンへの切換時、前記第2の制御装置から送信されてく
るはずのデ−タを受信できない場合に前記第2の記憶手
段から前記デ−タを読み出すものであり、前記第1の制
御装置が、前記デ−タ読出手段により前記第2の記憶手
段から読み出された前記デ−タを制御に使用する第1の
使用デ−タ制御手段を備えていることを特徴としてい
る。
【0030】上記制御システム(8)によれば、前記第
1の制御装置は、前記第1のスイッチのオンへの切換
時、前記第2の制御装置から送信されてくるはずのデ−
タを何らかの不具合により受信できなくても、前記第2
の記憶手段に書き込まれたデ−タを読み出して制御に使
用することができ、異常が発生する直前の通常の処理状
態に速やかに復帰することができ、システムの信頼性を
向上させることができる。
【0031】また本発明に係る制御システム(9)は、
上記制御システム(8)において、前記第1の制御装置
が、前記第1のスイッチのオンへの切換時、前記第2の
制御装置から送信されてくるはずのデ−タを受信できな
い場合に、異常が発生したことを告知する第1の告知手
段を備えていることを特徴としている。
【0032】上記制御システム(9)によれば、前記第
1の制御装置が、前記第1のスイッチのオンへの切換
時、前記第2の制御装置から送信されてくるはずのデ−
タを受信できない場合に、前記第2の制御装置との通信
状態に何らかの異常が発生していることを警告表示灯や
警告案内等により告知することができ、早期に点検を行
わせるようにすることができる。
【0033】また本発明に係る制御システム(10)
は、上記制御システム(8)において、前記第1の制御
装置における前記デ−タ読出手段が、前記第1のスイッ
チのオンへの切換時に前記第2の記憶手段から前記デ−
タを読み出すものであり、前記第1の制御装置が、前記
デ−タ読出手段により前記第2の記憶手段から読み出し
た前記デ−タと前記第2の制御装置から送信されてきた
前記デ−タとが一致するか否かを判定するデ−タ一致判
定手段と、該デ−タ一致判定手段により、前記第2の記
憶手段から読み出した前記デ−タと前記第2の制御装置
から送信されてきた前記デ−タとが一致しないと判定さ
れた場合には、前記第2の記憶手段から読み出したデ−
タを制御に使用する第2の使用デ−タ制御手段とを備え
ていることを特徴としている。
【0034】上記制御システム(10)によれば、前記
第2の記憶手段から読み出した前記デ−タと前記第2の
制御装置から送信されてきた前記デ−タとが一致する否
かを判定することで、前記第2の制御装置から送信され
てきた前記デ−タに異常があるか否かを判断することが
でき、異常の発生した前記デ−タを使用することを未然
に防ぐことができる。また、一致しないと判定された場
合には 前記第1の制御装置は、前記第2の記憶手段か
ら読み出したデ−タを制御に使用することで、直前まで
学習処理された前記デ−タを使用することができ、異常
が発生する直前の通常の処理状態に速やかに復帰するこ
とができ、システムの信頼性を向上させることができ
る。
【0035】また本発明に係る制御システム(11)
は、上記制御システム(10)において、前記第1の制
御装置が、前記デ−タ一致判定手段により前記デ−タ同
士が一致しないと判定された場合に、異常が発生したこ
とを告知する第2の告知手段を備えていることを特徴と
している。
【0036】上記制御システム(11)によれば、前記
第1の制御装置が、前記デ−タ一致判定手段により前記
デ−タ同士が一致しないと判定した場合、前記第2の制
御装置との通信状態に、何らかの異常が発生しているこ
とを、警告表示灯や警告案内等により告知することがで
き、早期に点検を行わせるようにすることができる。
【0037】また本発明に係る制御システム(12)
は、上記制御システム(7)〜(11)のいずれかにお
いて、前記第1の制御装置が、前記第2の記憶手段に書
き込まれていないデ−タを制御に必要とする場合、フェ
−ルセ−フ値として記憶されている所定値を読み出す代
替デ−タ読出手段を備えていることを特徴としている。
【0038】上記制御システム(12)によれば、前記
第1の制御装置が、前記第2の記憶手段に書き込まれて
いないデ−タを制御に必要とする場合、フェ−ルセ−フ
値として記憶されている所定値を読み出して制御に使用
することができる。
【0039】例えば、前記第2の記憶手段をEEPRO
Mとした場合には、EEPROM容量が限られているの
で、EEPROMに格納できないデ−タはROMに予め
フェ−ルセ−フ値として格納しておく。ROMに格納さ
れるフェ−ルセ−フ値は、各デ−タの初期値ではなく、
ある程度の学習処理により更新された推定値とする。こ
のような、フェ−ルセ−フ値を制御に使用することによ
って、EEPROM容量が少ないためにEEPROMに
記憶することができない他のデ−タの学習処理を無駄に
することなく、学習処理により更新された推定値として
のフェ−ルセ−フ値で代替することによって、異常が発
生する直前の通常の処理状態に近い状態に速やかに復帰
させることができ、システムの信頼性を向上させること
ができる。
【0040】また本発明に係る制御システム(13)
は、上記制御システム(1)〜(12)のいずれかにお
いて、車両に搭載されるものであって、前記第2の制御
装置が、ボディ制御用ECU又はセキュリティ用ECU
であることを特徴としている。
【0041】上記制御システム(13)によれば、通
常、イグニッションのオフ時に機能する必要のないEC
Uを、前記第2の制御手段として設定するよりも、イグ
ニッションのオフ時にも動作する必要があって、イグニ
ッションのオフ後も、いつでも動作できるようにスタン
バイ状態で待機しているボディ制御用ECU又はセキュ
リティ用ECUを第2の制御装置とすることで、システ
ム全体におけるイグニッションのオフ時のバックアップ
電源の消費電力を効率よく低減させることができ、バッ
テリ上りの発生を効果的に防止することができる。
【0042】また本発明に係る制御システム(14)
は、上記制御システム(13)において、車両に搭載さ
れるものであって、前記第2の制御装置が複数である場
合、これら第2の制御装置にエンジン制御用ECUが含
まれることを特徴としている。
【0043】上記制御システム(14)によれば、前記
第2の制御装置が複数である場合には、前記第2の制御
装置を、車種によって搭載状態が異なるECUにするよ
りも、どの車種にも必ず搭載されているエンジン制御用
ECUとすることによって、システム構成のバリエ−シ
ョンを増やすことなく、仕様を統一することでシステム
構成のためのコストアップを抑えることができる。
【0044】また本発明に係る制御システム(15)
は、複数の制御装置が相互にデ−タ通信することが可能
な制御システムにおいて、複数の制御装置における少な
くとも1つの制御装置が、バックアップ電源によって記
憶内容を保持することが可能な不揮発記憶手段を備え、
システムへの電力供給が遮断される際には、前記不揮発
記憶手段を備えた制御装置に、他の制御装置は保持が必
要な記憶内容を送信することを特徴としている。
【0045】上記制御システム(15)によれば、シス
テムへの電力供給が遮断される際には、前記他の制御装
置において保持が必要な記憶内容が前記不揮発記憶手段
に記憶されるので、前記他の制御装置は、バックアップ
電源によって前記記憶内容を保持しておく必要がなく、
前記他の制御装置への電力供給を完全に停止することが
でき、消費電流をゼロにすることができる。また、前記
不揮発記憶手段を備えた制御装置では、バックアップ電
源によって前記記憶内容を保持することができる。した
がって、システムへの電力供給が遮断された場合に、複
数の制御装置を含むシステム全体における消費電流を大
幅に低減することができ、電源がバッテリである場合に
は、バックアップ電源の消費電力を大幅に低減させて、
バッテリ上りの発生を効果的に防止することができる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るECUを含ん
だ制御システムの実施の形態を図面に基づいて説明す
る。図1は、本発明の実施の形態(1)に係る制御シス
テムの構成を概略的に示したブロック図である。但し、
図11に示した制御システム60と同一機能を有する構
成部分については、同一符号を付し、その説明を省略す
ることとする。
【0047】図中1Aは、制御システムを示しており、
制御システム1Aは、記憶用ECU10とその他の各E
CU11a〜11eとがデ−タを共有することができる
ように通信ライン12を介して接続されて構成されてお
り、車内LANシステムとなっている。
【0048】記憶用ECU10には、イグニッションス
イッチ7がオフされた後も必要に応じて動作するように
常時バッテリ8からの電力供給が行なわれ、スタンバイ
状態で待機させておく必要のあるECUが採用されてい
る。たとえば、ドアのロック/アンロックを遠隔操作す
るための制御やパワ−ウインドウの制御等を行うボディ
−制御用ECUや、盗難防止装置などのセキュリティシ
ステムの制御を行うセキュリティ用ECUなどが採用さ
れている。
【0049】他の各ECU11a〜11eには、イグニ
ッションスイッチ7がオフされた後には動作する必要の
ないECUが採用されており、例えば、インジェクタ、
イグナイタ、アイドル回転数制御ステップモ−タ等を駆
動制御するEFI(燃料噴射制御)用ECU、油圧制御
用のソレノイドバルブ等を駆動制御するABS用EC
U、エアバッグの展開を制御するエアバッグ用ECU、
エアコンの制御を行うエアコン用ECU等が採用され得
る。
【0050】記憶用ECU10は、センサ、スイッチ等
からの信号の入力処理を行う入力回路2と、入力回路2
からの信号を取り込んで各種演算処理を行うためのCP
U13a、ROM13b、及びRAM13cを含んで構
成されるマイコン13と、マイコン13で演算された制
御信号に基づいてアクチュエ−タを駆動するための信号
出力処理を行う出力回路4と、通信ライン12を介して
接続された他のECU11a〜11eとデ−タ通信を行
うための処理を行う通信回路6と、マイコン13等の動
作に必要な安定した電源を供給するための電源回路5と
を含んで構成されている。
【0051】電源回路5は、マイコン13が動作するの
に必要な安定した一定電圧の電力を電源端子9cに供給
するように構成されている。また、電源回路5はイグニ
ッションスイッチ7がオフの間にも電源端子9cに所定
の電圧を印加できるように、バックアップ電源ライン9
bを介してバッテリ8と接続されており、イグニッショ
ンスイッチ7がオフされていてもマイコン13のRAM
13cのメモリが消失しないようにバックアップされて
いる。
【0052】また、電源回路5には、イグニッションス
イッチ7と並列に接続されたリレ−スイッチ7aを介し
てバッテリ8が接続されており、リレ−スイッチ7aは
イグニッションスイッチ7がオフされた後、所定のタイ
ミングでオフされるように構成されている。
【0053】またECU11aのハ−ド的構成は、記憶
用ECU10のハ−ド的構成とほぼ同様となっており、
相違する点は、記憶用ECU10では、イグニッション
スイッチ7がオフされても、バッテリ8にバックアップ
電源ライン9bを介して接続され、RAM13cのデ−
タが保持されるようになっているのに対し、ECU11
aでは、イグニッションスイッチ7がオフされると、所
定のタイミングでリレ−スイッチ7aがオフされ、マイ
コン14へのバッテリ8からの電力供給が断たれるよう
になっている点である。ここでは異なる機能を有するマ
イコンにのみ、異なる符号を付して説明し、その他の構
成部品の説明を省略することとする。
【0054】また、他のECU11b〜11eのハ−ド
的構成は、ECU11aのハ−ド的構成と略同様であ
り、イグニッションスイッチ7がオフされると、所定の
タイミングでリレ−スイッチ7aがオフされ、各マイコ
ンへの電力供給が断たれるように構成されいる。
【0055】記憶用ECU10及び各ECU11a〜1
1eは、予めマイコン13、14、…のROM13b、
14b、…に格納された各々の制御プログラムに基づい
て、センサ、スイッチ等からの入力信号を取り込んで、
アクチュエ−タなどに対する各種制御処理を行うととも
に、通信ライン12を介して他のECUとの間で制御に
必要なデ−タの通信を必要に応じて行うことにより、車
両状態を適切に制御するようになっている。
【0056】通信ライン12を介して接続された記憶用
ECU10と各ECU11a〜11eとの通信アクセス
の方式は、CSMA/CD方式、ト−クンパッシング方
式、マスタスレ−ブ方式、あるいはTDMA方式等の種
々の方式を採用することができる。例えば、CSMA/
CD方式を採用すれば、デ−タを発信するいずれかのE
CU11a〜11eは、送信先アドレスと発信元アドレ
スとを付加したデ−タを通信ライン12に送り出し、通
信ライン12を介して接続された記憶用ECU10で
は、送り出されたデ−タが、自己を宛先としているか否
かを送信先アドレスから判断し、自己を宛先としていれ
ばデ−タを取り込むこととなる。
【0057】次に、実施の形態(1)に係る制御システ
ムを構成する記憶用ECU10のマイコン13と各EC
U11a〜11eのマイコン14、…とが行う処理動作
の概略を、図2に示したイグニッションスイッチ7のオ
ン/オフ操作に伴う各ECU11a〜11eへの供給電
圧の変化を示したタイミングチャ−トに基づいて説明す
る。
【0058】図中(a)は、バッテリ電源の供給状態を
示しており、(b)は、イグニッションスイッチ7のオ
ン/オフの切り換えタイミングを示している。(c)
は、記憶用ECU10のマイコン13への供給電圧の変
化を示しており、(d)〜(f)は、他の各ECU11
a〜11eのマイコン14、…への供給電圧の変化を示
している。
【0059】まず時刻t1 において、イグニッションス
イッチ7がオフからオンされると、記憶用ECU10の
マイコン13及び他の各ECU11a〜11eのマイコ
ン14、…の各電源端子9c、9d、…に、バッテリ8
から各電源回路5を介して5V電圧が供給される。
【0060】このとき、記憶用ECU10では、マイコ
ン13のRAM13cに格納されている各ECU11a
〜11eの制御に必要なデ−タを読み出して、送信元の
各ECU11a〜11eに通信ライン12を介して送信
する。記憶用ECU10から送信されてきたデ−タを受
信した各ECU11a〜11eは、デ−タを各自のRA
M14c、…に格納し、格納したデ−タを使用して通常
の演算処理を行う。
【0061】時刻t2 において、イグニッションスイッ
チ7がオンからオフされると、各ECU11a〜11e
は、所定のアクセス方式に基づいて、送信デ−タの衝突
を回避しながら各自のRAM14c、…に格納されてい
るデ−タを記憶用ECU10に送信するための送信処理
を開始する。
【0062】まず、ECU11aが、RAM14cに格
納されているデ−タを記憶用ECU10へ送信し、送信
が完了した後に、リレ−スイッチ7aをオフにしてマイ
コン14の電源端子9dへの供給電圧を0Vにする。続
いて、ECU11bが、RAMに格納されたデ−タを記
憶用ECU10へ送信し、送信が完了した時刻t3 に、
リレ−スイッチをオフにしてマイコンの電源端子への供
給電圧を0Vにする。同様にECU11c、ECU11
dが、RAMに格納されたデ−タを記憶用ECU10へ
送信し、送信完了後に、リレ−スイッチをオフにしてマ
イコンの電源端子への供給電圧を0Vにし、残るECU
11eが、RAMに格納されたデ−タを記憶用ECU1
0へ送信し、送信が完了した時刻t4 に、リレ−スイッ
チをオフにしてマイコンの電源端子への供給電圧を0V
にする。
【0063】記憶用ECU10では、各ECU11a〜
11eから送信されてきたデ−タのRAM13cへの書
き込みをすべて完了した時刻t5 において、リレ−スイ
ッチ7aをオフにしてマイコン13の電源端子9cへの
供給電圧を5Vから3Vに下げ、バックアップ電源によ
り記憶用ECU10のRAM13cに格納されたデ−タ
を保持する。
【0064】このように各ECU11a〜11eでは、
記憶用ECU10へのデ−タの送信が完了した後にリレ
−スイッチ7aをオフにして各自のマイコン14、…の
電源端子9d、…への供給電圧が0Vにされる。また記
憶用ECU10では、各ECU11a〜11eから送信
されてくるデ−タの受信をすべて完了した後に、マイコ
ン13の電源端子9cへの供給電圧を下げるメインリレ
−制御が行われるので、各ECU11a〜11eから送
信されてくるデ−タが確実に受信され、システムの信頼
性を向上させている。
【0065】そして、時刻t6 において、イグニッショ
ンスイッチ7がオフからオンされると、上記したよう
に、記憶用ECU10では、マイコン13の電源端子9
cへの供給電圧がバックアップ電源の3Vから通常の5
Vに上げられ、RAM13cに格納されている各ECU
11a〜11eからのデ−タを読み出して、送信元の各
ECU11a〜11eに通信ライン12を介して送信す
る。一方、各ECU11a〜11eでは、各マイコン1
4、…の電源端子9d、…への供給電圧が0Vから5V
に上げられ、記憶用ECU10から送信されてきたデ−
タをそれぞれ受信して、各自のRAM14c、…に格納
し、格納したデ−タを使用して通常の演算処理を行うよ
うになっている。
【0066】次に、実施の形態(1)に係る制御システ
ムにおいてイグニッションスイッチ7がオンからオフさ
れた場合に、各ECU11a〜11eのマイコン14、
…が行うデ−タの送信処理動作と、記憶用ECU10の
マイコン13が行うデ−タの記憶処理動作とを図3に示
したフロ−チャ−トに基づいて説明する。
【0067】なお、各ECU11a〜11eの処理動作
は、デ−タの送受信のタイミングが異なるだけで、基本
的には同様であるので、ここではECU11aのマイコ
ン14の行う処理動作についてのみ説明することとす
る。
【0068】まずのECU11aでは、ステップS1
で、イグニッションスイッチ(以下IGSWと記す)7
のオフを検出したか否かを判断し、IGSW7のオフを
検出したと判断すれば、ステップS2に進む。一方、ス
テップS1において、IGSW7のオフを検出していな
いと判断すれば、ステップS1に戻り、IGSW7のオ
フを検出するまで通常処理を行う。
【0069】ステップS2では、RAM14cの所定領
域に格納されているIGSW7のオフ後も保持すること
が必要な学習値等のデ−タを読み出し、ステップS3に
進む。ステップS3では、読み出したデ−タに発信元ア
ドレスと送信先アドレスとを付加した送信用デ−タを通
信ライン12に送り出す記憶用ECU10への送信処理
を行い、ステップS4に進む。
【0070】ステップS4では、RAM14cから読み
出したデ−タの送信が完了したか否かを判断し、送信が
完了したと判断すれば、ステップS5に進み、リレ−ス
イッチ7aをオフして電源をオフし、マイコン14の電
源端子9dへの供給電圧を0Vにして、処理を終了す
る。他のECU11b〜11eにおいても同様の処理が
行われ、デ−タを記憶用ECU10に送信した後に、リ
レ−スイッチをオフして電源をオフにして処理を終了す
る。
【0071】一方、記憶用ECU10では、ステップS
6で、IGSW7のオフを検出したか否かを判断し、I
GSW7のオフを検出したと判断すれば、ステップS7
に進む。一方、ステップS6において、IGSW7のオ
フを検出していないと判断すれば、ステップS6に戻
り、IGSW7のオフを検出するまで、通常処理を行
う。
【0072】ステップS7では、各ECU11a〜11
eから別々に送信されてくるデ−タの受信処理を行い、
ステップS8に進む。ステップS8では、受信した各E
CU11a〜11eのデ−タのRAM13cへの書込処
理を行い、ステップS9に進む。ステップS9では、各
ECU11a〜11eから送信されてくるはずのデ−タ
を受信してRAM13cへの書き込みをすべて完了した
か否かを判断し、各ECU11a〜11eからのデ−タ
を受信してRAM13cへの書き込みをすべて完了した
と判断すれば、ステップS10に進む。一方、ステップ
S9において、各ECU11a〜11eから送信されて
くるはずのデ−タを受信してRAM13cへの書き込み
がすべて完了していないと判断すれば、ステップS7に
戻り、まだ書き込みが完了していないECUからのデ−
タの受信処理を行う。
【0073】ステップS10では、リレ−スイッチ7a
をオフし、マイコン13の電源端子9cへの供給電圧を
5Vから3Vに下げて、バッテリ8からバックアップ電
源ライン9bを介して供給される電力によりRAM13
cに格納されているデ−タを保持する。
【0074】次に、実施の形態(1)に係る制御システ
ムにおいて、IGSW7がオフからオンされた場合に、
記憶用ECU10のマイコン13が行うデ−タの送信処
理動作と、各ECU11a〜11eのマイコン14、…
が行うデ−タの受信処理動作について、図4に示したフ
ロ−チャ−トに基づいて説明する。
【0075】記憶用ECU10では、まず、ステップS
11で、IGSW7のオンを検出したか否かを判断し、
IGSW7のオンを検出したと判断すれば、ステップS
12に進み、リレ−スイッチ7aをオンし、RAM13
cに格納されている各ECU11a〜11eのデ−タの
読出処理を行い、ステップS13に進む。
【0076】一方、ステップS11において、IGSW
7のオンを検出していないと判断すれば、ステップS1
1に戻り、IGSW7のオンを検出するまで、バックア
ップ電源によるデ−タの保持を続ける。
【0077】ステップS13では、読み出した各ECU
11a〜11eのデ−タに発信元アドレスと送信先アド
レスとを付加した送信用デ−タを通信ライン12に送り
出し、送信元の各ECU11a〜11eへのデ−タの送
信処理を行い、ステップS14に進む。
【0078】ステップS14では、各ECU11a〜1
1eへのデ−タの送信がすべて完了したか否かを判断
し、各ECU11a〜11eへのデ−タの送信がすべて
完了したと判断すれば、ステップS15に進み、通常の
処理を行う。一方、ステップS14において、各ECU
11a〜11eへのデ−タの送信がすべて完了していな
いと判断すれば、ステップS12に戻り、各ECU11
a〜11eへのデ−タの送信がすべて完了するまで、デ
−タの送信処理を繰り返す。
【0079】一方、ECU11aでは、ステップS16
でIGSW7のオンを検出したか否かを判断し、IGS
W7のオンを検出したと判断すれば、リレ−スイッチ7
aをオンし、ステップS17に進み、記憶用ECU10
から送信されてくるデ−タの受信処理を行い、ステップ
S18に進む。
【0080】ステップS18では、受信したデ−タのR
AM14cへの書込処理を行って、ステップS19に進
み、RAM14cに書き込んだデ−タを使用して、通常
処理を行う。他のECU11b〜11eも同様に、記憶
用ECU10から送信されてくるデ−タの受信、書込処
理を行って、通常処理へ移行する。
【0081】実施の形態(1)に係る制御システムによ
れば、各ECU11a〜11eでは、IGSW7のオフ
が検出され、RAM14c、…に格納されているデ−タ
の記憶用ECU10への送信が完了した後に、リレ−ス
イッチ7aがオフされ、マイコン14、…への電力供給
が停止される。したがって各ECU11a〜11eは、
バックアップ電源に切り換えてRAM14c、…に格納
されるデ−タを保持しておく必要がなく、各ECU11
a〜11eにおける消費電流をゼロにすることができ
る。また、記憶用ECU10では、IGSW7オフの検
出時に、各ECU11a〜11eから送信されてくるデ
−タの格納が完了した後に、バックアップ電源に切り換
えられるので、前記デ−タをRAM13cに確実に格納
することができる。
【0082】また、IGSW7のオン検出時には、記憶
用ECU10におけるRAM13cに格納されたデ−タ
が送信元である各ECU11a〜11eに送信されるの
で、各ECU11a〜11eでは、IGSW7のオンと
ともに前記デ−タを受信して、通常の処理状態に復帰す
ることができる。
【0083】すなわち、記憶用ECU10と各ECU1
1a〜11eとの間でデ−タを共有することのできる車
内LANシステムを活用することによって、IGSW7
オフ時に、IGSW7オフ時に保持することが必要なデ
−タを記憶用ECU10に送信し、まとめてメモリさ
せ、その後各ECU11a〜11eへの電力供給を停止
されるようにすることができるので、各ECU11a〜
11eと記憶用ECU10とを含むシステム全体におけ
るIGSW7オフ時の消費電流を大幅に低減することが
でき、バックアップ電源の消費電力を大幅に低減させ
て、バッテリ上りの発生を効果的に防止することができ
る。
【0084】なお、上記実施の形態(1)に係る制御シ
ステムでは、制御システム1Aに記憶用ECU10を一
つ設けるようにしたが、別の実施の形態では、デ−タを
バックアップしておく目的で、制御システム中にさらに
別の記憶用ECUを設けても良い。このように、制御シ
ステム内に複数の記憶用ECUを設けることにより、メ
インとなる記憶用ECUに何らかの不具合が生じてデ−
タを読み出せない場合でも、別の記憶用ECUにバック
アップ用として記憶されているデ−タを読み出して使用
させることで、IGSW7のオンとともに各ECU11
a〜11eを通常の処理状態に確実に復帰させることが
でき、システムの信頼性を向上させることができる。
【0085】またこの場合、別の記憶用ECUとして
は、車両のほとんどに搭載されているエンジン制御を行
うEFI用ECUを記憶用ECUとすれば良く、いずれ
の車両にも搭載されているEFI用ECUを記憶用EC
Uとすることによりシステム構成のバリエ−ションを増
やすことなく、仕様を統一してシステム構成のためのコ
ストアップを抑えることができる。
【0086】次に実施の形態(2)に係る制御システム
について説明する。但し、実施の形態(2)に係る制御
システム1Bのハ−ド的構成は、図1に示した制御シス
テム1Aと略同様であるので、ここでは異なる機能を有
するマイコンにのみ異なる符号を付して説明し、その他
の構成部品の説明を省略することとする。
【0087】実施の形態(2)に係る制御システムが実
施の形態(1)に係る制御システムと相違する点は、I
GSW7のオフ時に、各ECU21a〜21eでは、R
AM24c、…に格納されているデ−タを記憶用ECU
20にそれぞれ複数回送信し、記憶用ECU20では、
複数回送信されてきたデ−タを受信して、同一であるか
否かを判断して、デ−タが同一であると判断した場合に
RAM23cに格納する点にある。
【0088】次に、実施の形態(2)に係る制御システ
ムにおいてIGSW7がオンからオフされた場合に、各
ECU21a〜21eのマイコン24、…が行うデ−タ
の送信処理動作と、記憶用ECU20のマイコン23が
行うデ−タの記憶処理動作とを図5に示したフロ−チャ
−トに基づいて説明する。なお、図3に示した実施の形
態(1)に係る制御システムにおける処理と同じ処理に
ついては、同一符号を付し、その説明を省略することと
する。
【0089】なお、各ECU21a〜21eの処理動作
は、デ−タの送受信のタイミングが異なるだけで、基本
的には同様であるので、ここではECU21aのマイコ
ン24の行う処理動作についてのみ説明することとす
る。
【0090】まず、ECU21aでは、ステップS1で
IGSW7のオフを検出したと判断すれば、ステップS
2に進み、RAM24cの所定領域に格納されているI
GSW7のオフ後も保持することが必要な学習値等のデ
−タを読み出し、ステップS21に進む。ステップS2
1では、読み出したデ−タに発信元アドレスと送信先ア
ドレスとを付加した送信用デ−タを通信ライン12に送
り出す記憶用ECU20への送信処理を複数回行い、ス
テップS22に進む。
【0091】ステップS22では、記憶用ECU20か
らデ−タの再送信要求信号を受信したか否かを判断し、
再送信要求信号を受信していないと判断すれば、ステッ
プS5に進み、リレ−スイッチ7aをオフして電源をオ
フし、マイコン24の電源端子9dへの供給電圧を0V
にして、処理を終了する。
【0092】一方、ステップS22において、再送信要
求信号を受信したと判断すれば、ステップS2に戻り、
再度RAM24cからデ−タを読み出して、複数回送信
する処理を行う。他のECU21b〜21eにおいて
も、同様にRAMからデ−タを読み出し、読み出したデ
−タを記憶用ECU20に複数回送信する処理を行った
後、再送信要求信号を受信しなければ、リレ−スイッチ
7aをオフして電源をオフにして処理を終了する。
【0093】一方、記憶用ECU20では、ステップS
6でIGSW7のオフを検出したと判断すれば、ステッ
プS24に進み、各ECU21a〜21eから通信ライ
ン12を介して別々に複数回送信されてくるデ−タの受
信処理を行い、ステップS25に進む。ステップS25
では、各ECU21a〜21eから別々に複数回送信さ
れてきたデ−タが一致するか否かを判断し、複数回送信
されてきたデ−タが一致すると判断すれば、ステップS
26に進み、受信した各ECU21a〜21eのデ−タ
のRAM23cへの書込処理を行い、ステップS27に
進む。
【0094】一方、ステップS25において、各ECU
21a〜21eから別々に複数回送信されてきたデ−タ
が一致していないと判断すれば、ステップS28に進
み、デ−タの送信元のECUに、再度デ−タの送信を要
求する再送信要求信号を送信して、ステップS24に戻
り、デ−タの受信処理を行う。
【0095】ステップS27では、各ECU21a〜2
1eから複数回送信されてくるはずのデ−タを受信し、
一致すると判断されたデ−タのRAM23cへの書き込
みをすべて完了したか否かを判断し、各ECU21a〜
21eから複数回送信されてくるはずのデ−タを受信
し、一致すると判断されたデ−タのRAM23cへの書
き込みをすべて完了したと判断すれば、ステップS10
に進む。
【0096】一方、ステップS27において、各ECU
21a〜21eから送信されてくるはずのデ−タを受信
し、一致すると判断されたデ−タのRAM23cへの書
き込みがすべて完了していないと判断すれば、ステップ
S24に戻り、まだ書き込みが完了していないECUか
ら複数回送信されてくるデ−タの受信処理を行う。
【0097】ステップS10では、リレ−スイッチ7a
をオフして、マイコン23の電源端子9cへの供給電圧
を5Vから3Vに下げて、バッテリ8からバックアップ
電源ラインを介して供給される電力によりRAM23c
に格納されているデ−タを保持する。
【0098】なお、IGSW7がオフからオンにされた
場合に、記憶用ECU20のマイコン23が行うデ−タ
の送信処理動作と、各ECU21a〜21eのマイコン
が行うデ−タの受信処理動作については、図4に示した
実施の形態(1)に係る制御システムにおける処理と同
様に行うことができるのでその説明を省略することとす
る。
【0099】上記実施の形態(2)に係る制御システム
によれば、IGSW7のオフ時に、各ECU21a〜2
1eのデ−タが、記憶用ECU20へ複数回送信され
る。記憶用ECU20では、各ECU21a〜21eか
ら複数回送信されてきたデ−タが同一であるか否かを判
断し、デ−タが同一であると判断した場合に、デ−タを
RAM23cに格納して、各ECU21a〜21eのデ
−タをバックアップ電源により保持する。
【0100】したがって、通信異常やノイズ重畳による
デ−タ化け等によって、異常の発生したデ−タが、記憶
用ECU20のRAM23cに格納されるのを未然に防
止することができる。したがってIGSW7のオン検出
時には、記憶用ECU20は、正確なデ−タを各ECU
21a〜21eに送信することができ、IGSW7のオ
ンとともに各ECU21a〜21eを確実に通常の処理
状態に復帰させることができ、システムの信頼性を向上
させることができる。
【0101】次に実施の形態(3)に係る制御システム
について説明する。但し、実施の形態(3)に係る制御
システム1Cのハ−ド的構成は、図1に示した制御シス
テム1Aと略同様であるので、ここでは異なる機能を有
するマイコンにのみ異なる符号を付して説明し、その他
の構成部品の説明を省略することとする。
【0102】実施の形態(3)に係る制御システムが実
施の形態(1)に係る制御システムと相違する点は、各
ECU31a〜31eのRAM34c、…に格納されて
いるデ−タの記憶用ECU30への送信が、IGSW7
のオフが検出された時だけではなく、IGSW7がオン
状態である時に定期的に行われる点にある。
【0103】実施の形態(3)に係る制御システムにお
いて、IGSW7がオン状態からオフされた場合に、各
ECU31a〜31eのマイコン34、…が行うデ−タ
の送信処理動作と、記憶用ECU30のマイコン33が
行うデ−タの記憶処理動作とを図6に示したフロ−チャ
−トに基づいて説明する。なお、図3に示した実施の形
態(1)に係る制御システムにおける処理と同じ処理に
ついては、同一符号を付し、その説明を省略する。
【0104】なお、各ECU31a〜31eの処理動作
は、デ−タの送受信のタイミングが異なるだけで、基本
的には同様であるので、ここではECU31aのマイコ
ン34の行う処理動作についてのみ説明することとす
る。
【0105】まずECU31aにおいて、ステップS3
1では、IGSW7のオン状態が所定時間経過したか否
かを判断する。ステップS31において、IGSW7の
オン状態が所定時間経過したと判断すれば、ステップS
32に進み、RAM34cの所定領域に格納されている
学習値等のデ−タの読出処理を行い、ステップS33に
進む。ステップS33では、読み出したデ−タに発信元
アドレスと送信先アドレスとを付加した送信用デ−タを
通信ライン12に送り出す記憶用ECU30への送信処
理を行い、ステップS34に進む。一方、ステップS3
1において、IGSW7のオン状態が所定時間経過して
いないと判断すれば、ステップS34に進む。
【0106】ステップS34では、電源回路5の不具合
等により電源が遮断されたか否かを判断し、電源が遮断
されたと判断すれば、ステップS35に進み、記憶用E
CU30へデ−タの送信要求信号を送信し、ステップS
36に進む。
【0107】ステップS36では、記憶用ECU30か
ら送信されてきた電源遮断前に送信していたデ−タの受
信を行い、ステップS37に進み、デ−タをRAM34
cに格納して、電源遮断前の通常の処理状態に復帰して
通常処理を行い、ステップS1に進む。
【0108】ステップS1では、IGSW7のオフを検
出したか否かを判断し、IGSW7のオフを検出してい
ないと判断すれば、ステップS31に戻り、所定時間が
経過したか否かを判断し、IGSW7のオフを検出する
まで、所定時間間隔でデ−タを記憶用ECU30に送信
する処理を繰り返す。
【0109】一方、ステップS1において、IGSW7
のオフを検出したと判断すれば、ステップS2以下のス
テップに進み、上記実施の形態(1)に係る制御システ
ムで説明した処理と同様の処理を行う。他のECU31
b〜31eにおいても同様の処理が行われ、IGSW7
のオン状態が所定時間経過後にデ−タを記憶用ECU1
0に送信し、電源遮断等の異常を検出すれば、記憶用E
CU30から電源遮断前に送信していたデ−タを受信し
て、電源遮断前の通常状態に復帰して通常の処理を行
う。
【0110】一方、記憶用ECU30において、ステッ
プS38では、IGSW7のオン状態で各ECU31a
〜31eから送信されてくるデ−タを通信ライン12を
介して受信して、ステップS39に進む。ステップS3
9では、受信した各ECU31a〜31eのデ−タのR
AM33cへの書込処理を行い、ステップS40に進
む。
【0111】ステップS40では、各ECU31a〜3
1eからのデ−タ送信要求信号を受信したか否かを判断
し、デ−タ送信要求信号を受信したと判断すれば、ステ
ップS41に進み、デ−タ送信要求信号を送信してきた
所定のECUのデ−タをRAM33cから読み出して、
所定のECUへのデ−タの送信を行いステップS6に進
む。
【0112】一方、ステップS40において、デ−タ送
信要求信号を受信していないと判断すれば、ステップS
6に進む。ステップS6では、IGSW7のオフを検出
したか否かを判断し、IGSW7のオフを検出していな
いと判断すれば、ステップS38に戻り、各ECU31
a〜31eからIGSW7のオン状態が所定時間経過し
た後に定期的に送信されてくるデ−タの受信処理を行
う。
【0113】一方、ステップS6において、IGSW7
のオフを検出したと判断すれば、ステップS7に進み、
IGSW7のオフ時に各ECU31a〜31eから送信
されてくるデ−タの受信処理を行い、ステップS42に
進む。
【0114】ステップS42では、各ECU31a〜3
1eからIGSW7のオフ時のデ−タを受信したか否か
を判断し、IGSW7のオフ時のデ−タを受信したと判
断すれば、ステップS43に進み、既にRAM33cの
所定領域に書き込まれているIGSW7のオフ前のデ−
タにIGSW7のオフ時に送信されてきたデ−タを上書
きして、ステップS9に進む。
【0115】一方、ステップS42において、IGSW
7のオフ検出後に送信されてくるはずのデ−タを受信し
ていないと判断すれば、ステップS44に進み、IGS
W7のオフ前に書き込まれているデ−タをIGSW7の
オフ後に送信されてくるデ−タの代わりとして格納する
ことを決定し、ステップS9に進む。
【0116】ステップS9では、各ECU31a〜31
eのデ−タのRAM33cへの書き込みがすべて完了し
たか否かを判断し、ステップS9において、各ECU3
1a〜31eのデ−タの書き込みが完了していないと判
断すれば、ステップS7に戻り、デ−タが受信されてい
ないECUからのデ−タの受信処理を行う。
【0117】一方、ステップS9において、各ECU3
1a〜31eのデ−タのRAM33cへの書き込みがす
べて完了したと判断すれば、ステップS10に進み、リ
レ−スイッチ7aをオフして、マイコン33の電源端子
9cへの供給電圧を5Vから3Vに下げて、バッテリ8
からバックアップ電源ラインを介して供給される電力に
よりRAM33cに格納されているデ−タを保持する。
【0118】また、IGSW7がオフからオンにされた
場合に、記憶用ECU30のマイコン33が行うデ−タ
の送信処理動作と、各ECU31a〜31eのマイコン
34、…が行うデ−タの受信処理動作については、図4
に示した実施の形態(1)に係る制御システムにおける
処理と同様に行うことができるので、ここではその説明
を省略することとする。
【0119】実施の形態(3)に係る制御システムによ
れば、IGSW7のオン状態において、各ECU31a
〜31eから定期的にデ−タが記憶用ECU30に送信
されてくる。したがって、通常処理中に電源が遮断さ
れ、各ECU31a〜31eのいずれかのRAMに格納
されていたデ−タが消えてしまっても、異常が発生する
前に記憶用ECU30に定期的に送信されていたデ−タ
を記憶用ECU30から取り込んで使用することがで
き、異常が発生する直前の通常の処理状態に各ECU3
1a〜31eを素早く復帰させることができる。
【0120】また、記憶用ECU30では、IGSW7
のオフ後に各ECU31a〜31eから送信されてくる
はずのデ−タを受信できなくても、IGSW7のオフ前
に受信しているデ−タを代わりに格納することができ
る。したがって、次にIGSW7がオンされたときに、
IGSW7のオフ後のデ−タが受信できなかったECU
は、代わりに格納されたデ−タを受信することで、IG
SW7のオン時の通常の処理状態に速やかに復帰するこ
とができ、システムの信頼性を向上させることができ
る。
【0121】次に実施の形態(4)に係る制御システム
について説明する。図7は、実施の形態(4)に係る制
御システム1Dの要部を概略的に示したブロック図であ
る。但し、ここでは図1に示した制御システム1Aと同
様の構成部分については同一符号を付し、その説明を省
略することとする。
【0122】図1に示した制御システム1Aと相違する
点は、各ECU41a〜41eのマイコン40、…に、
電力供給停止後もデ−タが消失しない、不揮発性メモリ
であるEEPROM15、…が接続されている点であ
り、他のハ−ド的構成は、図1に示した制御システム1
Aと略同様であるので、ここでは異なる機能を有するマ
イコンにのみ異なる符号を付して説明し、その他の構成
部品の説明を省略することとする。
【0123】実施の形態(4)に係る制御システムにお
いて、IGSW7がオン状態からオフされた場合に、各
ECU41a〜41eのマイコン44、…が行う制御デ
−タの送信処理動作と、記憶用ECU40のマイコン4
3が行うデ−タの記憶処理動作とを図8に示したフロ−
チャ−トに基づいて説明する。なお、図3及び図4に示
した実施の形態(1)に係る制御システムにおける処理
と同じ処理については、同一符号を付し、その説明を省
略することとする。
【0124】なお、各ECU41a〜41eの処理動作
は、デ−タの送受信のタイミングが異なるだけで、基本
的には同様であるので、ここではECU41aのマイコ
ン44の行う処理動作についてのみ説明することとす
る。
【0125】ECU41aでは、ステップS51で、R
AM44cに格納されているデ−タのうち、重要度の高
い所定のデ−タを所定時間間隔でEEPROM15に書
き込み、ステップS52に進む。ステップS52では、
何らかの不具合により電源断があったか否かを判断す
る。ステップS52において、電源断があったと判断す
れば、ステップS53に進み、EEPROM15に格納
されたデ−タを復帰用デ−タとして読み出して、通常の
処理へ移行し、ステップS1に進む。一方、ステップS
52において、電源断がないと判断すればステップS1
に進む。
【0126】ステップS1では、IGSW7のオフを検
出したか否かを判断し、IGSW7のオフを検出してい
ないと判断すれば、ステップS51に戻り、EEPRO
M15への所定デ−タの書き込み処理を繰り返す。一
方、ステップS1においてIGSW7のオフを検出した
と判断すれば、ステップS2に進み、RAM44cから
デ−タを読み出し、続くステップS3で、RAM44c
から読み出したデ−タを記憶用ECU40に送信して、
ステップS54に進む。
【0127】ステップS54では、RAM44cから読
み出した所定のデ−タをEEPROM15に書き込み、
ステップS55に進む。なお、EEPROM15へのデ
−タの書き込みは、EEPROM15の記憶容量に応じ
て、制御に関して重要度の高いデ−タから書き込みがで
きるように、例えば、優先順位を示すID等を予めデ−
タに付加しておき、該優先順位に基づいて、制御に最低
限必要な重要なデ−タの書き込みができるようになって
いる。
【0128】ステップS55では、記憶用ECU40へ
のデ−タの送信及びEEPROM15へのデ−タの書込
処理が完了したか否かを判断し、記憶用ECU40への
デ−タの送信及びEEPROM15へのデ−タの書込処
理が完了したと判断すれば、ステップS5に進み、リレ
−スイッチ7aをオフにして電源をオフし、マイコン4
4の電源端子9dへの供給電圧を0Vにして、処理を終
了する。
【0129】一方、ステップS55において、記憶用E
CU40へのデ−タの送信及びEEPROM15へのデ
−タの書込処理が完了していないと判断すれば、ステッ
プS2に戻り、RAM44cからデ−タの読み出しを行
い、記憶用ECU40へのデ−タの送信及びEEPRO
M15へのデ−タの書込処理を行う。
【0130】なお、記憶用ECU40のマイコン43が
行うデ−タの記憶処理動作については、図3に示した実
施の形態(1)に係る制御システムにおけるステップS
6〜ステップS10の処理と同様であるので、ここでは
その説明を省略することとする。
【0131】次に、実施の形態(4)に係る制御システ
ムにおいて、IGSW7がオフからオンされた場合に、
記憶用ECU40のマイコン43が行うデ−タの送信処
理動作と、各ECU41a〜41eのマイコン44、…
が行うデ−タの受信処理動作について、図9に示したフ
ロ−チャ−トに基づいて説明する。
【0132】記憶用ECU40のマイコン43が行うデ
−タの送信処理動作については、図4に示した実施の形
態(1)に係る制御システムにおけるステップS11〜
ステップS15の処理と同様であるので、ここではその
説明を省略することとする。
【0133】ECU41aにおいては、ステップS16
で、IGSW7のオンを検出したか否かを判断し、IG
SW7のオンを検出したと判断すれば、ステップS17
に進む。
【0134】ステップS17では、記憶用ECU40か
ら送信されてくるはずのデ−タの受信処理を行い、ステ
ップS61に進む。ステップS61では、記憶用ECU
40から送信されてくるはずのデ−タを受信したか否か
を判断し、デ−タを受信したと判断すれば、ステップS
62に進み、記憶用ECU40から送信されてきたデ−
タのRAM44cへの書き込みを行い、続いてステップ
S19に進み、RAM44cに書き込まれたデ−タを使
用して通常処理へ移行する。
【0135】一方、ステップS61において、記憶用E
CU40から送信されてくるはずのデ−タを受信してい
ないと判断すれば、ステップS63に進み、EEPRO
M15に格納されているデ−タの読み出しを行い、ステ
ップS64に進む。
【0136】ステップS64では、EEPROM15か
ら読み出したデ−タをRAM44cに書き込み、ステッ
プS65に進む。ステップS65では、EEPROM1
5には格納されていないデ−タに関して、ROM44b
から予めフェ−ルセ−フ値として格納されているデ−タ
を読み出して、EEPROM15に格納されていないデ
−タをRAM44cに書き込み、ステップS66に進
む。
【0137】なお、ROM44bに格納されているフェ
−ルセ−フ値としてのデ−タは、初期値ではなく、学習
処理によりデ−タの更新がある程度行われていることを
仮定して設定された推定値であって、初期値よりも制御
により適したデ−タとして格納されているものである。
【0138】ステップS66では、記憶用ECU40と
の通信異常のダイアグを検出して、不具合内容をEEP
ROM15に記憶しておくとともに、通信異常を運転者
に知らせるための告知処理、例えば異常を知らせるため
の警告灯をインストルメントパネル内に点灯させる等の
処理を行って、ステップS19に進み、EEPROM1
5から読み出したデ−タとROM44bから読み出した
フェ−ルセ−フ値のデ−タとを使用して通常処理へ移行
する。
【0139】実施の形態(4)に係る制御システムによ
れば、記憶用ECU40から送信されてくるはずのデ−
タを受信できない場合でも、各ECU41a〜41eで
は、初期値に基づく制御を再開することなく、各EEP
ROM15、…に記憶された正常な制御を行うために最
低限必要なデ−タを読み出して制御を継続することがで
きる。また、各EEPROM15、…に書き込まれてい
ないデ−タは、フェ−ルセ−フ値として各ROM44
b、…に予め記憶されている所定値を読み出して制御に
使用することができる。したがって、各EEPROM1
5、…のメモリ容量が少なくても、制御に適したフェ−
ルセ−フ値で代替することによって、異常が発生する直
前の通常の処理状態に速やかに復帰することができ、シ
ステムの信頼性を向上させることができる。
【0140】また、各ECU41a〜41eと記憶用E
CU40との通信状態に異常が発生している場合には、
警告表示灯の点灯や警告案内等により告知することがで
き、早期に点検を行わせるようにすることができる。
【0141】次に実施の形態(5)に係る制御システム
について説明する。但し、実施の形態(5)に係る制御
システム1Eのハ−ド的構成は、図7に示した制御シス
テム1Dと略同様であるので、ここでは異なる機能を有
するマイコンにのみ異なる符号を付して説明し、その他
の構成部品の説明を省略することとする。
【0142】実施の形態(5)に係る制御システムが実
施の形態(4)に係る制御システムと相違する点は、I
GSW7のオン時に、各ECU51a〜51eでは、E
EPROM15から読み出したデ−タと記憶用ECU5
0から送信されてきたデ−タとが一致しているか否かを
判断して、一致していない場合に、EEPROM15か
ら読み出したデ−タを制御に使用する点にある。
【0143】次に、実施の形態(5)に係る制御システ
ムにおいて、IGSW7がオフからオンされた場合に、
各ECU51a〜51eのマイコン54、…が行うデ−
タの受信処理動作について、図10に示したフロ−チャ
−トに基づいて説明する。なお、図9に示した実施の形
態(4)に係る制御システムにおける処理と同じ処理に
ついては、同一符号を付し、その説明を省略することと
する。
【0144】なお、各ECU51a〜51eの処理動作
は、デ−タの送受信のタイミングが異なるだけで、基本
的には同様であるので、ここではECU51aのマイコ
ン54の行う処理動作についてのみ説明することとす
る。
【0145】まず、ECU41aにおいては、ステップ
S16で、IGSW7のオンを検出したか否かを判断
し、IGSW7のオンを検出したと判断すれば、ステッ
プS71に進み、EEPROM15に格納されているデ
−タの読み出しを行い、ステップS17に進む。ステッ
プS17では、記憶用ECU50から送信されてくるは
ずのデ−タの受信処理を行い、ステップS72に進む。
【0146】ステップS72では、EEPROM15か
ら読み出したデ−タと記憶用ECU50から送信されて
きたデ−タとが一致しているか否かを判断する。ステッ
プS72において、EEPROM15から読み出したデ
−タと記憶用ECU50から送信されてきたデ−タとが
一致していると判断すれば、ステップS62に進み、記
憶用ECU50から送信されてきたデ−タのRAM54
cへの書き込みを行い、ステップS19に進み、RAM
54cに書き込まれたデ−タを使用して通常処理へ移行
する。
【0147】一方、ステップS72において、EEPR
OM15から読み出したデ−タと記憶用ECU40から
送信されてきたデ−タとが一致していないと判断すれ
ば、ステップS64に進む。
【0148】ステップS64では、EEPROM15か
ら読み出したデ−タをRAM54cに書き込み、続いて
ステップS65に進み、ROM54bから予めフェ−ル
セ−フ値として格納されているデ−タを読み出して、E
EPROM15に格納されていないデ−タをRAM54
cに書き込み、ステップS66に進む。
【0149】ステップS66では、記憶用ECU50と
の通信異常のダイアグを検出して、不具合内容をEEP
ROM15に記憶しておくとともに、通信異常を運転者
に知らせるための告知処理を行って、ステップS19に
進み、EEPROM15から読み出したデ−タとROM
54bから読み出したフェ−ルセ−フ値のデ−タとを使
用して通常処理へ移行する。
【0150】実施の形態(5)に係る制御システムによ
れば、各EEPROM15、…から読み出したデ−タと
記憶用ECU50から送信されてきたデ−タとが一致す
る否かを判定することで、記憶用ECU50から送信さ
れてきたデ−タが異常があるか否かを容易に判断するこ
とができ、異常の発生したデ−タの使用を未然に防ぐこ
とができる。また、一致しないと判定された場合には、
各ECU51a〜51eは、各EEPROM15、…か
ら読み出したデ−タと、ROM54bから読み出したデ
−タとを使用することで、異常が発生する直前の通常の
処理状態に速やかに復帰することができる。
【0151】なお、上述の各実施の形態に係る制御シス
テムでは、通信ライン12を介して接続された車内LA
Nシステムを例に挙げたが、車内LANシステムに限ら
れるものではなく、他のシステムにも採用することがで
き、また通信ライン12を介さない無線LANなどにも
対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態(1)に係るECUを含ん
だ制御システムの構成を概略的に示したブロック図であ
る。
【図2】実施の形態(1)に係る制御システムを構成す
るECUのイグニッションスイッチのオン/オフにより
変化する電源電圧の制御動作を説明するためのタイミン
グチャ−トである。
【図3】実施の形態(1)に係る制御システムにおける
マイコンの行う処理動作を示したフロ−チャ−トであ
る。
【図4】実施の形態(1)に係る制御システムにおける
マイコンの行う処理動作を示したフロ−チャ−トであ
る。
【図5】実施の形態(2)に係るECUを含んだ制御シ
ステムにおけるマイコンの行う処理動作を示したフロ−
チャ−トである。
【図6】実施の形態(3)に係るECUを含んだ制御シ
ステムにおけるマイコンの行う処理動作を示したフロ−
チャ−トである。
【図7】実施の形態(4)に係るECUを含んだ制御シ
ステムの構成を概略的に示したブロック図である。
【図8】実施の形態(4)に係る制御システムにおける
マイコンの行う処理動作を示したフロ−チャ−トであ
る。
【図9】実施の形態(4)に係る制御システムにおける
マイコンの行う処理動作を示したフロ−チャ−トであ
る。
【図10】実施の形態(5)に係るECUを含んだ制御
システムにおけるマイコンの行う処理動作を示したフロ
−チャ−トである。
【図11】従来のECUを含んだ制御システムの構成を
概略的に示したブロック図である。
【符号の説明】
1A、1B、1C、1D、1E 制御システム 5 電源回路 6 通信回路 7 イグニッションスイッチ 7a リレ−スイッチ 8 バッテリ 10、20、30、40、50 記憶用ECU 11a〜11e、21a〜21e、31a〜31e、4
1a〜41e、51a〜51e ECU 12 通信ライン 13、23、33、43、53 マイコン 13c、23c、33c、43c、53c RAM 14、24、34、44、54 マイコン 14b、24b、34b、44b、54b ROM 14c、24c、34c、44c、54c RAM 15 EEPROM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G05B 15/02 G06F 1/00 341M Fターム(参考) 3G084 BA00 CA07 DA00 EA07 EB02 EB06 EB10 EB22 FA36 5B011 DA07 DB26 EA10 HH02 JA03 JB03 5H215 AA10 CC09 CX04 GG01 GG11 KK03

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の制御装置と第2の制御装置とがデ
    −タ通信を行い、前記第1の制御装置と前記第2の制御
    装置との間でデ−タを共有することのできる制御システ
    ムにおいて、 前記第1の制御装置が、 電源に接続された第1のスイッチのオフへの切換が検出
    されたときに保持することが必要なデ−タを前記第2の
    制御装置に送信する第1の送信手段と、 該第1の送信手段による前記第2の制御装置への前記デ
    −タの送信が完了した後に前記第1の制御装置への電力
    供給を停止する電力供給停止手段とを備え、 前記第2の制御装置が、 前記第1の制御装置から送信されてきた前記デ−タを第
    1の記憶手段に格納する第1の記憶制御手段と、 前記第1のスイッチのオフへの切換を検出し、前記第2
    の制御装置の電源をバックアップ電源に切り換える電源
    切換手段とを備えていることを特徴とする制御システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記第1の制御装置が、 前記第1のスイッチのオンへの切換を検出した場合に、
    前記第2の制御装置から送信されてくる前記デ−タを受
    信する第1の受信手段を備え、 前記第2の制御装置が、 前記第1のスイッチのオンへの切換を検出した場合に、
    前記第1の記憶手段に格納された前記デ−タを送信元で
    ある前記第1の制御装置に送信する第2の送信手段を備
    えていることを特徴とする請求項1記載の制御システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記第1の制御装置が、複数であること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の制御システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記第2の制御装置が、複数であること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の制御
    システム。
  5. 【請求項5】 前記第1の制御装置における前記第1の
    送信手段が、 前記第2の制御装置へ前記デ−タを複数回送信するもの
    であり、 前記第2の制御装置が、 前記第1の制御装置から複数回送信されてきた前記デ−
    タが同一であるか否かを判断するデ−タ同一判断手段を
    備え、 前記第1の記憶制御手段が、前記デ−タ同一判断手段が
    前記デ−タが同一であると判断した場合に、前記デ−タ
    を前記第1の記憶手段へ格納するものであることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の制御システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記第1の制御装置における前記第1の
    送信手段が、 前記第1のスイッチのオン時に、定期的に前記デ−タを
    前記第2の制御装置に送信するものであることを特徴と
    する請求項1〜5のいずれかの項に記載の制御システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記第1の制御装置が、 電力が供給されなくてもデ−タを保持しておくことがで
    きる不揮発性の第2の記憶手段と、 前記第1の制御装置の正常な制御を行うために最低限必
    要なデ−タのみを前記第2の記憶手段に格納する第2の
    記憶制御手段と、 前記第2の記憶手段に格納された前記デ−タを必要に応
    じて読み出すデ−タ読出手段とを備えていることを特徴
    とする請求項1〜6のいずれかの項に記載の制御システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記第1の制御装置における前記デ−タ
    読出手段が、 前記第1のスイッチのオンへの切換時、前記第2の制御
    装置から送信されてくるはずのデ−タを受信できない場
    合に前記第2の記憶手段から前記デ−タを読み出すもの
    であり、 前記第1の制御装置が、前記デ−タ読出手段により前記
    第2の記憶手段から読み出された前記デ−タを制御に使
    用する第1の使用デ−タ制御手段を備えていることを特
    徴とする請求項7記載の制御システム。
  9. 【請求項9】 前記第1の制御装置が、 前記第1のスイッチのオンへの切換時、前記第2の制御
    装置から送信されてくるはずのデ−タを受信できない場
    合に、異常が発生したことを告知する第1の告知手段を
    備えていることを特徴とする請求項8記載の制御システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記第1の制御装置における前記デ−
    タ読出手段が、 前記第1のスイッチのオンへの切換時に前記第2の記憶
    手段から前記デ−タを読み出すものであり、 前記第1の制御装置が、前記デ−タ読出手段により前記
    第2の記憶手段から読み出した前記デ−タと前記第2の
    制御装置から送信されてきた前記デ−タとが一致するか
    否かを判定するデ−タ一致判定手段と、 該デ−タ一致判定手段により、前記第2の記憶手段から
    読み出した前記デ−タと前記第2の制御装置から送信さ
    れてきた前記デ−タとが一致しないと判定された場合
    に、前記第2の記憶手段から読み出した前記デ−タを制
    御に使用する第2の使用デ−タ制御手段とを備えている
    ことを特徴とする請求項7記載の制御システム。
  11. 【請求項11】 前記第1の制御装置が、 前記デ−タ一致判定手段により前記デ−タ同士が一致し
    ないと判定された場合に、異常が発生したことを告知す
    る第2の告知手段を備えていることを特徴とする請求項
    10記載の制御システム。
  12. 【請求項12】 前記第1の制御装置が、 前記第2の記憶手段に格納されていないデ−タを制御に
    必要とする場合、フェ−ルセ−フ値として記憶されてい
    る所定値を読み出す代替デ−タ読出手段を備えているこ
    とを特徴とする請求項8〜11のいずれかの項に記載の
    制御システム。
  13. 【請求項13】 車両に搭載されるものであって、 前記第2の制御装置が、ボディ制御用ECU又はセキュ
    リティ用ECUであることを特徴とする請求項1〜12
    のいずれかの項に記載の制御システム。
  14. 【請求項14】 車両に搭載されるものであって、 前記第2の制御装置が複数である場合、これら第2の制
    御装置にエンジン制御用ECUが含まれることを特徴と
    する請求項13記載の制御システム。
  15. 【請求項15】 複数の制御装置が相互にデ−タ通信す
    ることが可能な制御システムにおいて、 複数の制御装置における少なくとも1つの制御装置が、
    バックアップ電源によって記憶内容を保持することが可
    能な不揮発記憶手段を備え、 システムへの電力供給が遮断される際には、前記不揮発
    記憶手段を備えた制御装置に、他の制御装置は保持が必
    要な記憶内容を送信することを特徴とする制御システ
    ム。
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