JPH1020970A - 集約配線装置 - Google Patents

集約配線装置

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JPH1020970A
JPH1020970A JP8169960A JP16996096A JPH1020970A JP H1020970 A JPH1020970 A JP H1020970A JP 8169960 A JP8169960 A JP 8169960A JP 16996096 A JP16996096 A JP 16996096A JP H1020970 A JPH1020970 A JP H1020970A
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JP
Japan
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data
power
power supply
bcm
control unit
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JP8169960A
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Hiroyuki Saito
博之 斎藤
Tatsuya Yoshida
龍也 吉田
Shinichi Sakamoto
伸一 坂本
Mitsuru Koni
満 紺井
Kiyoshi Horibe
清 堀部
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Hitachi Ltd
Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Car Engineering Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

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  • Stand-By Power Supply Arrangements (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Power Sources (AREA)
  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源配線本数が少なく、且つ暗電流も少なく
抑えられるようにした集約配線装置を提供すること。 【解決手段】 中枢となる制御ユニットBCM14によ
り、他の制御ユニットAPCM10、ABS11、ナビ
15、A/C16、SDM25などの電源供給を制御す
ると共に、それらのバックアップデータを一括管理する
ようにしたもの。これにより、制御ユニットの電源遮断
の前に、各々の制御ユニットから通信線12、36を介
して、バックアップデータをBCM14に転送し、この
BCMでデータをバッテリバックアップする。各制御ユ
ニットの電源投入時には、BCM14から各制御ユニッ
トに夫々のバックアップデータを転送し、データを復活
させる。 【効果】 BCM14から他の制御ユニットに電源が供
給され、BCM14にだけバックアップ電源を供給すれ
ばよいので、電源線の削減とエンジン停止時の暗電流削
減が達成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、各種電装品など複
数の電気負荷を備え、電源装置から共通に電力を供給す
るようにした乗物の電源系統に係り、特に自動車に好適
な集約配線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】乗物では、各種の電装品が装備されるこ
とが多く、このため、例えば、自動車では、バッテリや
発電機などの電源装置から電気負荷に電力を供給するた
め、何系統もの電源線が用いられている。
【0003】そして近年、特に自動車において、多種多
様な電装品が装備される上、その個数も増加するばかり
であり、この結果、車両内での艤装線本数の増加はほと
んど実用の限度を越えたものとなってしまう虞れが生じ
ていた。
【0004】そこで、このような電装品の増加に対処し
て、各電気負荷の制御のため、通信機能と演算機能を備
えた制御ユニットを用い、各電気負荷に対する制御信号
を演算して、それを通信線で結ばれた端末装置に伝送
し、端末装置に接続された幾つかの電気負荷を制御する
ようにした、いわゆる集約配線システムが従来から用い
られている。
【0005】そして、これにより、制御信号の伝送に必
要な電線の本数を大幅に削減することができ、電装品の
増加にも充分に対応できるようになった。なお、この種
の集約配線システムとしては、例えば、米国特許第4,
771,382号、米国特許第5,113,410号、米
国特許第4,855,896号、米国特許第5,438,5
06号の各明細書などに開示がある。
【0006】ところで、従来技術では、前記制御ユニッ
トに、制御に必要なデータを常時保存するためのメモリ
が設けてあり、エンジン停止時、又はイグニションキー
オフ時には、該メモリ内のデータをバックアップしてお
き、これにより、エンジン始動時に、より正確で、高速
な制御が得られるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来技術は、各制御ユ
ニットに対する個別電源線の存在と、エンジン停止時で
の電源電流の存在についての配慮がされておらず、配線
艤装とエンジン停止時での電源機能維持の点で問題があ
った。
【0008】すなわち、前記従来技術では、メモリバッ
クアップのため、各コントローラ毎に独立した電源配線
が必要になるので、電源配線本数が増加して配線艤装が
困難になるという問題が生じ、且つデータバックアップ
が必要なコントローラが複数個存在するため、エンジン
停止時での電源電流、つまり暗電流が増加し、バッテリ
上りを起し易くなってしまうという問題が生じてしまう
のである。
【0009】本発明は、電源配線本数が少なく、且つ暗
電流も少なく抑えられるようにした集約配線装置の提供
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、電源から共
通の電源線を介して電力が供給される複数の制御ユニッ
トを備え、これらの制御ユニット間での情報の授受に基
づいて、それぞれの制御ユニットに接続された電気負荷
に対する電力の供給状態を制御するようにした集約配線
装置において、前記複数の制御ユニットの内の1台を中
枢制御ユニットとし、これに他の制御ユニットに対する
電源供給制御機能と、前記他の制御ユニットからデータ
を取り込んで保存する機能を持たせ、該中枢制御ユニッ
トは、電源オフ指令がなされたとき、他の制御ユニット
に対する電源オフに先立って、前記他の制御ユニットか
らデータを取り込んでバックアップデータとして保存す
る処理を実行するようにして達成される。
【0011】中枢制御ユニットは、電源オフが指令され
たとき、他の制御ユニットの電源がオフされる前に、そ
れからデータを取り込んでメモリに保持する働きをす
る。従って、メモリバックアップは、この中枢制御ユニ
ットについてだけ行なえば良くなるので、他の電源ユニ
ットに対する電源配線は不要になり、且つメモリバック
アップが必要な制御ユニットは、中枢制御ユニットだけ
になるので、暗電流も少なくて済む。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明による集約配線装置
について、実施形態を用いて説明する。図1は、本発明
を自動車に適用した場合のシステム全体図で、図2は、
その機能ブロック図である。これら図1、図2におい
て、3はバッテリで、自動車の電源装置となり、ヒュー
ジブルリンク4を介して車両全体に対して電力を供給す
る働きをする。
【0013】5はFIM(フロント・インテグレーテッ
ド・モジュール)で、エンジンルームの前方に配置され
ており、ヘッドランプ1、6やターンシグナルランプ2
a、2b、7a、7b、それに近くに装着されているホ
ーン8などを駆動するように接続されている。
【0014】10はPCM(パワートレイン・コントロ
ール・モジュール)で、エンジンの燃料噴射量や点火時
期の制御を行ない、且つエンジントランスミッションの
制御を行なうものであり、このため、制御対象であるエ
ンジン制御用のセンサやアクチュエータが数多く配置さ
れたエンジンの近く、例えば吸気管外壁やサージタンク
の内部などに搭載されている。
【0015】そして、このPCM10には、エアフロー
メータや水温センサなど各種のセンサや、インジェクタ
9、エンジンクーリング用のファンモータ35など、電
気負荷としてのアクチュエータ群が接続されている。
【0016】11はABS(アンチロック・ブレーキ・
システム・コントロールモジュール)で、ABS用アク
チュエータに隣接した、エンジンルームの後方に装着さ
れている。14はBCM(ボディ・コントロール・モジ
ュール)で、ダッシュボード近辺に設置され、ステアリ
ング近辺にあるデバイスやキースイッチが接続される。
【0017】15はナビ(ナビゲーション・コントロー
ルモジュール)で、インストルメントパネルの表示部の
近くに搭載されている。16はA/C(エアコンディシ
ョナー・コントロールユニット)で、A/C用センサ及
びアクチュエータに隣接した、助手席側のダッシュボー
ド近辺に配置される。
【0018】17はIPM(インスツルメンタル・パネ
ル・モジュール)で、インストルメントパネルメータケ
ース内に装着され、インストルメントパネル内のランプ
類やメータ類を駆動する働きをする。
【0019】18はDDM(ドライバ・ドア・モジュー
ル)、20はPDM(パッセンジャ・ドア・モジュー
ル)、22はRLDM(リア・レフト・ドア・モジュー
ル)、それに27はRRDM(リア・ライト・ドア・モジ
ュール)で、それぞれ運転席側、助手席側、後席左側、
後席右側の各ドアに搭載され、ドアロックモータ19、
21や、パワーウィンドゥモータ、ドアロックSW、パ
ワーウィンドゥSW、電動ミラーモータ(図示せず)など
が接続されている。
【0020】24はPSM(パッセンジャ・シート・モ
ジュール)で、26はDSM(ドライバ・シート・モジュ
ール)であり、それぞれ助手席側と運転席側のシート下
に装着され、電動シートモータやシートSWなどが接続
されている。25はSDM(エアバッグ・コントロール
・モジュール)で、センターコンソール近辺に搭載され
ている。
【0021】29はRIM(リア・インテグレーテッド
・モジュール)で、トランクルーム内の前方に配置さ
れ、テールランプ32、33やターンシグナルランプ3
1、34の他、トランクオープナー用モータ、リアディ
フォガなどを駆動するように接続されている。30はビ
ーコン(ビーコン・コントロール・モジュール)で、トラ
ンクルーム内に設置される。
【0022】これら各モジュールは、それぞれのモジュ
ールに接続されるセンサや電気負荷等のデバイスの近く
に設置してあり、これにより各モジュールと、これに接
続されるデバイス間のハーネス長が短くて済むようにし
ている。
【0023】そして、これらの各モジュールは、各電気
負荷に対する電源供給と制御を司る制御モジュールを構
成するもので、このため、少なくも他のモジュールとの
間でデータの授受を行なうための通信手段(通信IC)を
有しており、さらに或るものには演算処理装置(CPU)
が設けられている。
【0024】すなわち、図2に示すように、FIM5、
RIM29、IPM17、DDM18、PDM20、R
RDM27、RLDM22、DSM26、それにPSM
24には、それぞれ他のモジュールとの間でデータの授
受を行なうための通信手段52、70、77、84、1
02、109、120、131、136と、センサ、ス
イッチ類及び外部電気負荷が接続されている入出力イン
ターフェース51、71、78、85、103、11
0、121、132、137を有しているが、この実施
形態例では、CPUは有していない。しかし、もちろ
ん、CPUを有するようにしても良い。
【0025】各モジュール間でのデータの授受は、多重
通信線で行なわれる。すなわち、まず、FIM5からB
CM14間は通信線12で、BCM14からRIM29
間は通信線36、RIM29からFIM5間は通信線3
9で接続されており、これらの通信線は車両内にループ
状に配線されている。
【0026】次に、それ以外のIPM17、DDM1
8、PDM20、RRDM28、RLDM22、DSM
26、PSM24、PCM10、ABS11、A/C1
6、ナビ15、SDM25は、前記ループ状に配置され
た通信線12、36、39の近いところから分岐して接
続される。
【0027】このように、各モジュールは、接続される
デバイスの近いところに配置され、且つ自分に接続され
ていないデバイスの入力データ及び出力データは、多重
通信線を介して送受信されるので、それぞれのモジュー
ルに必要なデータを得るために、離れたところにあるデ
バイスとの間を線で接続する必要が無くなり、この結
果、信号伝送のための配線、すなわちハーネスを削減で
きる。
【0028】次に、バッテリ3からの電源供給路の構成
について説明する。ここでは、普通の自動車と同じく、
マイナスアース給電方式としてあり、このため、まず、
バッテリ3のマイナス極側の端子は自動車の車体に接続
し、バッテリ3のプラス極側の端子から、ヒュージブル
リンク4と電源線40を介してFIM5に接続してあ
る。
【0029】次いで、このFIM5とBCM10間は電
源線13で、BCM10とRIM29間は電源線37
で、そしてRIM29とFIM5間は電源線38で、そ
れぞれ接続されており、多重通信線12、36、39と
並行して車両内にループ状に配線されている。
【0030】次に、IPM17、DDM18、PDM2
0、RLDM22、PSM24、DSM26、RRDM
27は、イグニッションキーSW67のオン・オフ位置
に関係なく動作する必要のあるモジュールなので、前記
ループ状に配置された電源線13、37、38の、近い
ところから分岐して電源が供給されるようになってい
る。
【0031】一方、エンジンルーム内に実装されている
PCM10、ABS11などのモジュール及びアクチュ
エータには、FIM5から電源線41を介して電源が供
給され、車室内に実装されているA/C16、ナビ1
5、SDM25には、BCM14から電源線42、43
を介して電源が供給され、さらに、トランクルーム内に
実装されているビーコン30には、RIM29から電源
線44を介して電源が供給されるようになっている。
【0032】このように、電源線を車両内にループ状に
配線し、そのループ状に配線された電源線から電源を入
力し、その電源を他のモジュールやアクチュエータ、セ
ンサなどに供給するようにしたモジュール、すなわち、
FIM5とBCM14、それにRIM29をエンジンル
ーム、車室内、トランクルームにそれぞれ配置するよう
にしているので、この実施形態例によれば、電源線が車
両内を何重にもはい回ると言う事態が無くなり、車両内
のワイヤーハーネスの規模を更に削減することができ
る。
【0033】次に、図2のシステム機能ブロック図によ
り、さらに具体的に説明すると、まず、FIM5は、I
/Oインターフェース51とI/O通信IC52、それ
に電源切換供給回路53で構成されている。
【0034】電源切換供給回路53の一方には、ヒュー
ジブルリンク4と電源線40を経由してバッテリ3のプ
ラス側端子が接続され、さらにここから電源線38を経
由してRIM29に接続されている。
【0035】そして、また、このバッテリからの電源線
40は、電源切換供給回路53を介して電源線13に接
続され、この電源線13はBCM14に接続されてい
る。
【0036】さらに、この電源切換供給回路53から
は、電源線41を経由してエンジンルームに設置されて
いるPCM10、ABS11のモジュールやインジェク
タ9、ファンモータ35などのアクチュエータ、センサ
類にも電源が供給されるようになっている。
【0037】I/O通信IC52は、通信線12と接続
され、これに他のモジュールとの間でデータの送受信を
行ない、これにより受信したデータにより電源切換供給
回路53が制御され、電源線41に供給する電源のON
/OFFを制御するようになっている。
【0038】I/Oインターフェース51は、FIM5
の近くに装着されているヘッドランプ類1、2、6、7
と、ホーン8などのアクチュエータに接続されており、
I/O通信IC52からの信号により、これらのランプ
やアクチュエータを駆動し、且つFIM5に入力される
信号(図示されていない)をI/O通信IC52に伝達す
る働きをする。
【0039】次に、BCM14は、電源切換供給回路6
6、通信IC65、CPU64、I/Oインターフェー
ス63で構成され、電源線はBCM14の電源切換供給
回路66とFIM5とRIM29の電源切換供給回路5
3、130とで接続されており、3台のモジュールを経
由してループ状に接続されている。
【0040】このBCM14は、運転席ダッシュボード
近辺に装着されていて、イグニッションキー、スイッ
チ、ヘッドランプスイッチ、ターンシグナルスイッチ、
ハザードランプスイッチなどの運転席回りのスイッチ類
67、センサ、図示しないワイパーモータ、オートアン
テナ用モータ等のアクチュエータがI/Oインターフェ
ース63に接続されている。
【0041】まず電源切換供給回路66は、イグニッシ
ョンキースイッチの状態に応じて車室内のモジュール、
すなわちナビ15、A/C16、SDM25と、ルーム
ランプ68、それに図示してないワイパーモータ、オー
トアンテナモータ等のアクチュエータに電源を供給して
いる。通信IC65は、通信線36に接続されており、
他のモジュールとの間でデータの送受信を行なうように
なっている。
【0042】CPU64は、自分に直接接続されている
電気負荷に対する入力データと、通信IC65で受信し
た他のモジュールからのデータを取り込み、そのデータ
を元にして演算処理を行い、その演算処理結果に応じて
自分に直接接続されているアクチュエータの駆動信号を
出力し、さらにその演算結果を他のモジュールに対して
通信IC65を経由して送信する働きをしている。
【0043】そして、このBCM14は、中枢制御ユニ
ットとして、FIM5、RIM29の電源切換供給回路
53、130から供給する電源のON/OFF、及びF
IM5、RIM29、DDM18、PDM20、RRD
M27、RLDM22、IPM17、DSM26、PS
M24の入出力を、全て集中的に管理して制御しており
いる。
【0044】次に、RIM29は、FIM5と同じく、
電源切換供給回路130、I/O通信IC131、I/
Oインターフェース132で構成されている。そして、
電源切換供給回路130からは、電源線44を経由して
トランクルームに設置されているビーコン30のモジュ
ールやアクチュエータ、センサ類(図示されていない)に
電源が供給されるようになっている。
【0045】I/O通信IC131は、通信線36と接
続されており、他のモジュールとの間でデータの送受信
をしている。I/Oインターフェース132は、RIM
29の近くに装着されているテールランプ類31、3
2、33、34やトランクオープナ用モータ133、リ
アデフォッガ134などのアクチュエータと接続されて
おり、I/O通信IC131からの信号に応じてこれら
のアクチュエータを駆動し、且つRIM29に入力され
る信号(図示されていない)をI/O通信IC131に伝
達する。
【0046】また、DDM18、PDM20、RRDM
27、RLDM22は、ドアに装着されたモジュール
で、それぞれ電源回路69、101、76、135とI
/O通信IC70、102、77、136、I/Oイン
ターフェース71、103、78、137で構成されて
いる。
【0047】電源回路69、101、76、135は、
BCM14、RIM29、FIM5のモジュール間をル
ープ状に接続されている電源線から電源の供給を受け、
モジュールの電源及び各アクチュエータ、センサに電源
を供給するように構成されている。I/O通信IC7
0、102、77、136は、通信線と接続されてお
り、他のモジュールとの間でデータの送受信をしてい
る。
【0048】I/Oインターフェース71、103、7
8、137は、それぞれのドア内に装着されているドア
ロックモータやパワーウィンドウ(以後P/Wと記す)モ
ータなどのアクチュエータと接続されており、I/O通
信IC70、102、77、136からの信号に応じて
これらのアクチュエータを駆動し、且つP/Wスイッチ
やドアロック関係のスイッチ類の入力信号をI/O通信
IC70、102、77、136に伝達する。
【0049】次に、DSM26、PSM24は、それぞ
れ運転席、助手席のシート下に装着されたモジュールで
あり、電源回路119、108とI/O通信IC12
0、109、I/Oインターフェース121、110で
構成されている。電源回路119、108は、BCM1
4、RIM29、FIM5のモジュール間をループ状に
接続されている電源線から電源の供給を受けてモジュー
ルの電源及びアクチュエータ、センサに電源を供給する
ように構成されている。
【0050】I/O通信IC120、109は、通信線
と接続されており、他のモジュールとの間でデータの送
受信をしている。I/Oインターフェース121、11
0は、それぞれの近くに装着されているシートモータな
どのアクチュエータと接続されており、I/O通信IC
120、109からの信号でこれらのアクチュエータを
駆動し、かつシートスイッチ類の入力信号をI/O通信
IC120、109に伝達する。
【0051】次に、IPM17は、インストルパネルメ
ータ内に装着されたモジュールで、電源回路83とI/
O通信IC84、I/Oインターフェース85で構成さ
れている。電源回路83は、BCM14、RIM29、
FIM5のモジュール間をループ状に接続されている電
源線から電源の供給を受けてモジュールの電源及びアク
チュエータ、センサに電源を供給するように構成されて
いる。I/O通信IC84は、通信線と接続され、他の
モジュールとの間でデータの送受信をしている。
【0052】I/Oインターフェース85は、インスル
メントパネルに装着されている表示ランプ類86、8
7、88などのアクチュエータと接続されており、I/
O通信IC84からの信号でこれらのアクチュエータを
駆動し、かつパネルに設けられたスイッチ類からの入力
信号をI/O通信IC84に伝達している。
【0053】また、PCM10、ABS11、ナビ1
5、A/C16、SDM25、ビーコン30は、それぞ
れ電源回路54、61、89、93、115、126、
通信IC57、60、91、95、117、128、C
PU56、59、90、94、116、127、I/O
インターフェース55、58、96、118、129ま
たは操作・表示部92で構成されている。そして、これ
らのモジュールは、何れもCPUを有しており、それぞ
れの制御対象に関する演算処理及び通信制御を行ってい
る。
【0054】電源回路54、61、89、93、11
5、126は、BCM14、RIM29、FIM5から
電源の供給を受け、モジュールの電源及びアクチュエー
タ、センサに電源を供給するように構成されている。
【0055】通信IC57、60、91、95、11
7、128は、通信線と接続されており、他のモジュー
ルとの間でデータの送受信をしている。
【0056】I/Oインターフェース55、58、9
6、118、129は、それぞれの近くに装着されてい
るエンジンの燃料供給用インジェクタや、ABS用油圧
バルブの駆動ソレノイド、ブロワモータなどのアクチュ
エータと接続されていて、それぞれのCPUの演算結果
によってそれらを駆動し、且つそれぞれの入力信号をC
PU56、59、90、94、116、127に伝達し
ている。
【0057】ところで、上記したFIM5、RIM2
9、DDM18、PDM20、RRDM27、RLDM
22、IPM17、DSM26、それにPSM24に内
蔵されている各I/O通信ICは、それぞれ固有の物理
アドレスが与えられている。
【0058】そして、まず、通信線に自分の物理アドレ
スと同じアドレス信号が発生したとき、それに続く信号
を取り込み、その信号をI/Oインターフェースに出力
し、自分に接続されている電気負荷を制御すると共に、
自分自身に接続されている電気負荷に変化が発生した
ら、“自分の電気負荷からの入力データを送信する”と
いう内容を表す機能アドレスを冒頭に送信した後、自分
の入力データを通信線に出力するように構成されてい
る。
【0059】このように、これらのモジュールでは通信
機能を限定してあり、このため、CPUを必要としない
モジュール構成とすることができる。そこで、以下、こ
れらI/O通信ICだけを有しているモジュールを、L
CU(ローカル・コントロール・ユニット:Local Contr
ol Unit)と記す。
【0060】一方、BCM14、PCM10、ABS1
1、ナビ15、A/C16、SDM25、ビーコン30
に内蔵されている通信ICは、CPUによって送受信の
制御が行われるように構成されている。すなわち、これ
らでは、送信を開始するタイミングも、送信データも、
CPUからの信号で制御され、また自分固有の物理アド
レスによる受信だけでなく、機能アドレスに対しても、
その機能アドレスをCPUで判断し、その後のデータを
取り込んだり無視したりすることができるようになって
いる。
【0061】例えば、一例として、運転席のドアに装着
された助手席側のP/W上昇スイッチを押して、助手席
のP/Wを上昇させる場合について説明する。運転席の
ドアに装着された助手席側のP/W上昇スイッチが押さ
れると、DDM18に入力されている助手席P/W上昇
SWの信号のレベルがハイからロウに変化する。
【0062】この入力の変化がトリガとなって、DDM
18のI/O通信IC70は、I/Oインターフェース
71に接続されている全ての入力データの送信を開始
し、通信線39に信号を出力する。出力される信号に
は、DDM18の入力データの送信を表す情報と、実際
の入力データを含んでいる。
【0063】通信線39に出力された情報は、全てのモ
ジュールに入力されるが、I/O通信IC70自身は、
自分の物理アドレスではないので、その後のデータは無
視する。通信ICを内蔵するモジュールは、それぞれそ
の機能アドレスを判定し、BCM14以外の通信IC
は、その後のデータを無視するように、CPUはプログ
ラミングされている。
【0064】BCM14はDDM18から出力されたD
DMの入力データを取り込み、そのデータをもとに判断
演算処理を行なう。この判断演算処理は、データ受信直
後に行っても良いが、この実施形態では定時間毎に実行
するようにされている。その判断演算処理の結果、助手
席のP/Wモータを停止から駆動に変化させることにな
るので、BCM14は出力を変化させるべき助手席P/
Wモータと接続されているPDM20の物理アドレスを
通信線に出力した後、PDM20に接続されているすべ
てのアクチュエータに対する出力データを送信する。
【0065】このとき、BCM14から出力された通信
線の信号は、全モジュールに入力されるが、自分の物理
アドレスと一致するPDM20だけがデータを受信す
る。そして、PDM20は、この受信したデータをI/
Oインターフェース103に出力し、アクチュエータを
駆動する。このとき、P/Wモータの信号がONされて
いるので、P/Wモータが動作してP/Wを上昇させる
ことになる。
【0066】このような通信手順により、運転席のドア
に装着された助手席側のP/W上昇スイッチを押したと
きでの助手席のP/Wの上昇が得られる。なお、図示し
ていないが、4ドア車の場合には、P/W上昇スイッチ
はDDM18に4個、P/W下降スイッチも4個設けら
れているのは言うまでもない。
【0067】このように、LCUの入力データは全てB
CM14に入力され、それらの入力データをもとに、B
CM14がLCUに接続されている全てのアクチュエー
タの駆動の制御データを演算し、LCUに対して通信に
よって送信するようになっており、LCUの制御対象に
対する演算処理は全てBCM14が行っているので、L
CUには演算処理を行なうCPUを必要としない構成に
することができるのである。
【0068】CPUを有しているモジュール間では、物
理アドレスによる各モジュール間の送受信、機能アドレ
スによる複数モジュールへの同時送受信が行われる。一
例として、車速データについて説明すると、車速センサ
1008AはPCM10に接続されており、PCM10
で車速が検出される。そしてPCM10は、車速データ
を送信するという内容を表す機能アドレスを通信線に出
力し、その後車速データを出力するのである。
【0069】ここでLCUは、機能アドレスを受信する
ことができないので、車速データが取り込めない。この
車速データを必要とするモジュール(この実施形態例で
はナビ15、ABS11、SDM25、ビーコン30、
BCM14)は、機能アドレスを調べて、車速データが
送信されていると判断すると、その後の車速データを受
信し、それぞれの制御に反映させるのである。
【0070】この実施形態例では、CPUを有するBC
M14以外のモジュールからは、LCUの出力を直接制
御することはできないので、LCUを制御するのに必要
な情報は全てBCM14に入力され、BCM14を経由
してLCUの出力が制御されるようにしている。
【0071】<BCMの説明>図3は、BCM14の詳
細ブロック図で、このモジュールは、ダッシュパネルの
近傍に配置され、主に運転者が操作するスイッチ類の取
り込みや、ダッシュパネル近傍に設置された他のコント
ロールユニットへの電源供給と、後述する電源多重通信
線を使用しての電源ネットワークの中枢としての制御を
行なうものである。
【0072】すなわち、このBCM14は複合多重通信
線5Zを介して、それぞれ、車両前方の電源管理を行な
うFIM5、運転席側のドア関係の電源管理を行なうD
DM18、助手席側のドア関係の電源管理を行なうPD
M20、助手席側の後部ドア関係の電源管理を行なうR
LDM22、運転席側の後部ドア関係の電源管理を行な
うRRDM27、インストルメントパネルの運転席前方
のメータパネル関係の電源管理を行なうIPM17、車
両後部の電源管理を行なうRIM29、運転席側シート
の電源管理を行なうDSM26、そして助手席側シート
の電源管理を行なうPSM24の9種の電源管理を行な
う各モジュールに接続されており、これらを一括集中制
御している中枢である。
【0073】従って、これらの中では唯一、マイコンを
内蔵している。なお、このBCM14にだけマイコンを
内蔵したのは、コスト的に安価にシステムを構成できる
からであり、全てにマイコンを内蔵しても差し支えな
い。
【0074】BCM14は、閉ループを形成する複合多
重通信線5Zの途中を切り離した形で入力端子14Aで
接続されており、このため、BCM14は、ループの両
側から2系統の複合多重通信線5Zに接続されているこ
とになる。この複合多重通信線5Zは、図17に示すよ
うに、内部に絶縁物5Aを介在させた通信線12と電源
線13とを有し、その外側にシールド線の外被導体層と
同様な導体層5Bが施され、更に外側に絶縁保護層5D
を有するケーブルで構成されている。
【0075】そして、これら複合多重通信線5Zの電源
線13、37は夫々内部電源引き込み線308、309
に取り込まれ、通信線12、36は夫々内部通信引き込
み線301、302に取り込まれ、更に外側の導体層5
Bは、導線5Cにより夫々内部信号線304、305に
取り込まれている。
【0076】このとき、内部通信引き込み線301、3
02は、図示のように、ダイオードを介して論理和がと
られ、通信IC303(65)に入力されて多重通信が行
われるようになっている。ここで、論理和をとっている
のは、他方が断線や短絡しても、もう片方に影響を与え
ないためである。
【0077】内部信号線304、305を介して取り込
まれた外側の導体層の電位信号は、短絡検出回路306
に入力された後、マイコン307(64)に入力され、複
合多重通信線5Zの異常検出に使用される。
【0078】内部電源引き込み線308、309により
引き込まれた電源線は、電源切替回路310に入力され
るパスと、ダイオードによる論理和をとり、電源回路3
11に入力されるパス312に分配される。
【0079】ここで、ダイオードを通過するパス312
は、電源切替回路310内部のスイッチが完全にOFF
となっていても、マイコン307や通信IC303への
電源供給が遮断されないようにするために使用されるも
のである。
【0080】電源切替回路310は、マイコン307か
ら出力される電源切替信号313により制御され、内部
電源引き込み線308、309の何れからの電源線を使
用するかを切り替える回路である。
【0081】これは、ループの一方からと他方からの2
系統の電源多重通信線の内、何れか一方が損傷を受け、
電源供給が得られなくなったとき、他方に影響が与えら
れない様にするためであり、これにより、万一、電源多
重通信線が車体アースへ短絡した場合でも、各モジュー
ルの電源切替回路間で損傷した部分が開放できるように
なる。
【0082】電源回路311には、電源入力として、電
源切替回路310からの電源と、前記したパス312か
らの電源の2種を有している。そして、その内部は、2
系統の独立した回路構成からなっている。そして、各回
路には、まず、共通した回路ブロックとして、バッテリ
の(+)端子と(−)端子を逆に取り付けても回路が破損し
ないようにするための電源逆接保護回路、運転中にバッ
テリ端子が外れた場合等に発生する高電圧から保護する
サージ保護回路、バッテリ電圧の急激な変化を抑制する
ローパスフィルタがあり、電源切替回路310を通って
これらの回路を通過したバッテリ電源は、電源管理を行
なう各モジュールに接続されている負荷を駆動するため
の電源として、電源線314に取り出される。
【0083】一方、パス312から入力された電源は、
この後、さらにコネクタや端子のチャタリングにより発
生する短時間の電源断絶が発生しても、制御回路への電
源供給が途絶えないようにする電源瞬断補償回路と、制
御回路用の所定の電圧(この実施形態例の場合5V)を生
成する定電圧電源回路である制御回路駆動電源生成回路
を介してマイコン307と通信IC303などの駆動電
源として使用されている。
【0084】電源回路311から電源線314に取り出
された電源は、制御ユニット用供給電源スイッチング回
路316と遮断回路317に入力される。制御ユニット
用供給電源スイッチ回路316は、このBCM14に接
続されているる他のコントロールユニットへ電源供給を
行なうためのスイッチ回路で、マイコン307の制御信
号線318によりON−OFFされる。
【0085】ちなみに、現在、車両に使用されている各
種コントロールユニット(例えば、PCM、ABSなど)
は、その内部に、電源電圧が異常になってもコントロー
ルユニットが故障しないように、電源保護回路を内蔵し
ているのが通例である。
【0086】しかるに、この実施形態例では、電源供給
モジュールを使用して各種コントロールユニットに電源
供給を行なう形態とし、電源供給側に電源保護回路を内
蔵させているので、個々のコントロールユニットから電
源保護回路を削除することができ、この分、コストダウ
ンを図ることができる。
【0087】次に、この実施形態例では、キーSWのア
クセサリACC接点329がONのとき、ナビユニット
15に電源供給が開始され、さらに、キーSWのイグニ
ッションON接点330がONにされたときは、SDM
25、エアコンユニット16への電源供給が開始される
ように構成してある。なお、ST331はキーSWのス
タータ起動スイッチである。
【0088】次に、遮断回路317は、以下に示す2種
の状況に対応するために設けたものである。まず、第1
番目は、使用されていないときでの出力インターフェー
ス321に内蔵されるドライバの電流消費を削減するた
めである。この実施形態例で使用しているドライバは、
IPD(インテリジェント・パワー・デバイス)と呼ばれ
るものであるが、このIPDは、駆動すべき負荷の短絡
や切断を診断し、その診断結果をマイコン307に出力
する診断回路を備えているが、さらに、この診断回路に
は、素子に過電流が流れたとき、これを検知して自らが
破壊することが無いよう駆動信号を制御し、電流を制限
する保護回路までも備えている。
【0089】このため、素子を作動させていないときの
電流消費(暗電流)が通常の駆動素子よりも大きく、従っ
て、設置個数が多い場合には、バッテリ上りの虞れがあ
る。そこで、これを防止するため、ドライバを駆動する
必要がないときはドライバにかかる電源をその上流で遮
断し、暗電流による電力消費を抑えるために設けたので
ある。
【0090】次に、第2番目は、ドライバ自体が故障し
た場合の保護のためである。すなわち、マイコン307
が駆動信号を出力していないにも関わらず、負荷への電
源供給が継続されていた場合、従来技術では、それを止
めるすべが無かったが、この実施形態例では、遮断回路
317が設けてあるので、マイコン307からの信号3
19により、この遮断回路317を制御してやれば、ド
ライバにかかる電源をその上流で遮断することができ、
負荷への電源供給を停止させることができる。
【0091】通信IC303は、複合多重通信線に内蔵
される多重通信線を使用して、他のモジュールとの間で
データ通信を行なうための専用のICで、通信で得られ
た情報や、送信したいデータは、マイコン307と接続
されているデータバス320を介して、やり取りされる
ようになっている。
【0092】出力インターフェース321は、このBC
M14に接続された各種電気負荷装置を駆動するための
もので、前記した診断回路を有するIPDと、これらI
PDが正常に作動しているかどうかを確認する状態検出
回路とで構成されており、このため、マイコン307と
接続されている信号線群422は、診断信号と駆動信
号、及び素子診断信号の3種の信号線で構成されてい
る。
【0093】まず駆動信号は、IPDをONさせる信号
で、これが“H”のとき、電源線の電力が電気負荷であ
るルームランプ32に出力され、ランプが点灯する。次
に診断信号は、IPDの機能状態を表すもので、負荷が
短絡状態にあるか開放(断線)状態にあるかを知らせるた
めの診断信号である。更に、素子診断信号は、先ほど述
べたIPD素子自体の故障を検出するための故障診断信
号である。
【0094】入力インターフェース323は、このBC
Mに接続されているスイッチ群325〜331の内、ど
のスイッチがONされているかを判断するための波形整
形回路の集合体で、実際は、スイッチの数量分だけ同一
回路が内蔵されている。そして、これらの信号は、入力
信号線324を介してマイコン307に入力される。
【0095】ここで、この入力インターフェース323
に接続されるスイッチには、右左折の意志表示に使用す
るターンシグナル用の左右信号発生用の2個のスイッチ
325、326、車幅灯と前照灯を点灯するための2個
のライトスイッチ327、328、それにキースイッチ
によって制御されるアクセサリ電源スイッチ329とイ
グニッション電源スイッチ330、とエンジン始動モー
タをONするスイッチ331の3個のスイッチがある。
【0096】なお、図示してないが、このBCMの出力
インターフェース321には、更にオートアンテナ用モ
ータやワイパーモータが接続され、入力インターフェー
ス323には、オートアンテナスイッチ、ワイパースイ
ッチが接続されている。
【0097】以上の通り、この実施形態例では、車内に
ループ状に電源線を配線し、この電源線の途中、或いは
電源線から分岐した電源線に、電気負荷をコントロール
するためのBCM、FIM等のコントロールユニットを
接続し、末端の電気負荷へは、このコントロールユニッ
トの電源線から電源を供給するようにしたので、電気負
荷まで複数の電源線を長くはい回す必要が無くなり、電
源ラインの省線化を充分に得ることができる。
【0098】さらに集約配線システムと統合したので、
多数の操作スイッチの情報も一括して取り込むことがで
き、このスイッチ情報をデータ通信線に乗せることによ
り、各スイッチへのワイヤーハーネスも短いもので済む
ことになり、さらに省線化を図ることができる。
【0099】ここで、BCM14のコネクタ部と出力イ
ンターフェース321及び出力端子との間に形成された
電源切替供給回路311は、電源中継回路と考えること
ができ、そして、BCM自体は電源中継端末の一つと考
えることができる。
【0100】<FIMの説明>図4は、車両の前方に配
置され、車両前方の電源管理を行なうFIM5のブロッ
ク図で、基本的なBCMとの相違点は、マイコンを備え
てない点と、入力インターフェース回路が無い点にあ
り、これに伴い、マイコンへ入出力していた信号が通信
IC430(52)に入力されている点が相違している。
【0101】この実施形態例によるFIM5は、ABS
制御ユニット11とABSソレノイド62、PCM制御
ユニット10、エンジン冷却用ラジエータのファンモー
タ35、それにエンジンへの燃料噴射インジェクタ9の
夫々に電源供給を行なうグループと、ホーン8とヘッド
ランプ1、6、クリアランスランプ1a、6a、前方タ
ーンシグナルランプ2a、2b、7a、7bの夫々の駆
動を行なうグループの2系統を制御しており、入力信号
の取り入れが無いため、BCM14にあった入力インタ
ーフェースは削除されている。
【0102】このFIMに使用されている通信IC43
0(52)は、マイコンが無くてもデータ通信が可能なタ
イプが使用されており、BCMに使用されていたマイコ
ンとセットで使用しなければデータ通信を行なうことが
できないタイプの通信IC303(65)とは異なってい
る。
【0103】このFIMでの通信IC430の詳細につ
いては後述するが、このようにマイコンを使用せずにデ
ータ通信が可能な通信ICを用いれば、通信対象となる
ユニットに必ずしもマイコンを内蔵させる必要が無くな
るため、コストダウンにつながるというメリットがあ
る。
【0104】FIMの短落検出回路406と電源切替供
給回路53を構成する切替回路410、電源回路41
1、遮断回路417、スイッチング回路416、及び出
力インターフェース421は、何れも先に説明したBC
Mのものと同一構成のであるので、説明は割愛する。
【0105】<全体の動作の説明>次に、上記実施形態
例による車両用としての電源ネットワーク全体としての
動作について説明する。理解を容易にするため、まず、
各電源モジュールの入出力情報について、図6と図7の
データテーブルを用いて説明する。なお、この入出力テ
ーブルは、各電源供給モジュール毎に4バイト(入力2
バイト、出力2バイト)で構成されているものである。
【0106】まず、図6は、各電源供給モジュールが入
力信号として取り込んでいるデータのデーブルで、この
テーブルは、BCMのマイコンに内蔵されているRAM
(ランダム・アクセス・メモリ)に書き込まれているもの
である。
【0107】まず、BCMの場合、キースイッチの位置
とライトスイッチの位置、及びルームランプの診断情報
の2種類であり、例えばイグニッションキースイッチを
ACCの位置(アクセサリ用電源供給の位置)にセットす
ると、RAMテーブルのBCMのビット15がセット
(“1”となる)され、ONの位置にセットするとBCM
のビット14がセットされる。
【0108】また、FIMの場合は、BCMにあるライ
トスイッチ67がPOS327の位置(車幅灯点灯)で点
灯するクリアランスランプ1a、6aの診断情報入力等
がある。ここで、診断1、診断2とあるのは、診断信号
と素子診断信号のことであり、短絡検出(1)、(2)とあ
るのは、2系統入力されている電源多重通信線のどちら
側かを区別するためのものである。なお、この図6で
は、BCM、FIM、RIMに関するデータだけを示し
ているが、実際は各モジュール分の入力情報が2バイト
ずつ確保されている。
【0109】そして、BCMに内蔵されるマイコンは、
この入力情報を基にして、何れのスイッチが操作されて
いるか確認し、対象となるモジュールの負荷の電源供給
を制御し、且つ、診断信号により各モジュールの負荷状
況の確認や複合多重通信線の短絡を確認し、警告や電源
遮断の制御を行なうように構成されている。
【0110】次に図7は、電源供給モジュールと別に多
重通信を行っている他のコントロールユニットのもの
で、ABS、SDM、エアコンユニット、PCM、ナビ
ゲーションユニットの5個のユニットとBCM間で通信
されるデータを示している。
【0111】ここで、BCMから各ユニットへ送信され
る主な情報としては、イグニッションキースイッチのオ
ン・オフ情報、ライトスイッチのオン・オフ情報、それ
にブレーキスイッチのオン・オフ情報がある。
【0112】各ユニットからの情報は、「自らに供給さ
れている電源を遮断せよ」という「電源遮断の許可信
号」、電源供給開始後、作動する準備が完了した旨を示
す「作動OK信号」、各ユニットが管轄するシステムに
異常が発生した旨を運転者に知らせるための「異常発生
信号」であり、その他、各ユニット固有の情報もBCM
に送信される。
【0113】そして、これらのデータも、前記した入出
力テーブルと同様、BCMのマイコンに内蔵のRAMに
格納されており、この実施形態例における電源ネットワ
ークの制御の一部として使用される。
【0114】このように、この実施形態例では、電源供
給モジュールとBCM間、コントロールユニットとBC
M間において多重通信が行われており、それぞれ図6と
図7のデータテーブルに示めされている情報のやりとり
を行っている。
【0115】このとき、BCMが受信したデータがどこ
から来たものか、また、BCMが送信するデータはどこ
へ行くのかについての詳細は後述するが、各モジュー
ル、ユニットには、固有の名前(アドレス)が付けられて
おり、このアドレスにより対象モジュールやユニットを
区別している。
【0116】次に、車両にバッテリが接続された場合、
この実施形態における各機能ブロックがどのように働く
かを、図5のフローチャートを用いて説明する。この図
5のフローチャートは、ステップ501でスタートした
あと、バッテリが接続されてからの電源ネットワークの
動きを示したものである。
【0117】まずバッテリ3が接続されると(ステップ
502)、次にBCMとLCU(電源供給モジュール)の
内部回路である通信ICとマイコンに電源が供給される
(ステップ503)。この電源は、電気負荷に供給される
電源ではなく、バッテリ3からヒュージブルリンク4と
電源線40を介して供給されるもので、以後、BCMや
LCUに常時供給されているものである。
【0118】BCMのマイコンに電源が供給されると、
ステップ504でマイコンの初期化処理が実行される。
この処理は、マイコンを使用した場合に必要な処理で、
マイコンの入出力ポートを使用できるように設定した
り、RAMをクリアしたり、マイコンの機能を使用する
のに必要な準備をする処理である。
【0119】続いて、ステップ505で、接続されてい
る全LCUへ初期設定データを送信する準備を行なう。
ここで、各LCUの電源切替回路のスイッチ状況をすべ
てONにし、電気負荷や接続ユニットへの電源供給の準
備をする。
【0120】ステップ506では、接続されているLC
Uからのスイッチ入力状況や異常を取り込む。そして、
ステップ507により、スイッチ入力状況や異常の取り
込みが全て終了するまでステップ505とステップ50
6の処理が繰り返されるようにする。
【0121】従って、ステップ507での結果がYES
になれば、制御開始に必要な初期情報が全て揃ったこと
になるので、ステップ508で処理実行開始完了がセッ
トされる。以上が、バッテリが接続されたときに実行さ
れる処理内容である。
【0122】こうして、ステップ508の処理が実行さ
れた後、始めてステップ509の通常制御処理を実行す
るのであるが、その内容については、後で図10以降に
示すフローチャートにより説明する。ステップ509の
後、続いて、電源ネットワークを使用していない場合の
処理を実行する。
【0123】この実施形態例では、システムが機能する
必要が無い場合、つまり、電源を供給する必要が無い場
合であるが、このときは、バッテリの放電を極力抑制す
るため、LCUの電気負荷駆動回路への電源供給の遮断
と、BCMの通信ICとマイコンを低消費電流モード
(スリープモード)にするように構成している。
【0124】まず、ステップ510では、作動中の電気
負荷があるか否かを、出力テーブル(図示しない)の状態
によりチェックする。そして、作動中のものがあったと
きには、ステップ509に処理が戻り、繰り返される
が、何も作動中のものが無い場合、ステップ511で、
今度は、これから作動する予定のものがあるか否かを、
図6の入力テーブルを基にしてチェックする。
【0125】そして、何れかのスイッチがONになって
いたり、異常が発生していた場合には、同様にステップ
509に処理が戻されるが、ここでも無しとなったらス
テップ512に進み、各LCUの電気負荷に対する電源
供給を遮断すべく、電源切替回路やスイッチ切替回路を
OFFにする信号を出力テーブルにセットする。
【0126】この後、ステップ513で、セットしたデ
ータが送信されるのを待ち、送信が完了した場合、ステ
ップ514でマイコンをスリープモードにするのであ
る。そして、この状態で、何らかのスイッチ操作が行わ
れると、マイコンがスリープモードから解除され、ステ
ップ509から再度、処理を繰り返えすのである。
【0127】次に、BCM、FIM、及びRIMから電
源を供給されて動作するモジュールの構成及び動作の詳
細について、PCMを例にして、以下に説明する。図8
は、PCM10の内部構成の詳細説明図で、センサ80
1からセンサ807はアナログ信号を発生するセンサな
ので、これらはアナログ入力インターフェース820に
入力され、CPU(Central Processing Unit;中央制御
処理装置)824で処理しやすい信号レベル(例えばフル
スケール5V)に変換される。
【0128】一方、スイッチ809、810及びクラン
ク角センサ808の出力信号はディジタル信号なので、
これらはディジタル入力インターフェース821に取り
込まれ、ここで、同じくCPU824で処理しやすい信
号レベル(例えばフルスケール5V)に変換される。
【0129】CPU824では、前述のアナログ信号群
はA/D変換器でディジタル信号に変換し、CPU内部
に取り込み、同様に、前述のディジタル信号群はディジ
タル入力ポートからCPU内部に取り込む。
【0130】FIMから供給される電源は、各負荷の上
流側に供給されるもの、PCM内の通信IC825用の
定電圧電源826に供給されるもの、それに電源遮断ス
イッチ828を介して定電圧電源827、ディジタル入
力インターフェース821、出力インターフェース82
2に供給されるものの3種類が存在する。
【0131】定電圧電源826は、通信IC専用の定電
圧電源発生回路で、これは、FIMからの電源供給が遮
断されない限り常時通電されている。なお、この定電圧
電源826は、例えば三端子レギュレータ素子などによ
り簡単に構成できる。定電圧電源827も同じく三端子
レギュレータ素子などで構成され、CPU824及びア
ナログ入力インターフェース820へ電源を供給する。
【0132】通信IC825は、一方では通信ICイン
ターフェース823を介して多重通信線817に接続さ
れ、他方では、CPU824に接続され、多重通信線8
17を介して電源ネットワークに必要なデータの送受信
を行なう。なお、これら通信IC825の機能及び通信
ICインターフェース823の詳細については前述した
通りであり、ここでは省略する。
【0133】CPU824内には、ROM(リード・オ
ンリ・メモリ)、及びRAMが設けてあり、ROMに
は、上記したように、PCMの制御ソフトウエア及び初
期定数が格納されている。
【0134】この実施形態例の場合、PCMの負荷とし
ては、インジェクタ812(ソレノイド負荷)、点火装置
811(コイル負荷)、ATソレノイド813(ソレノイ
ド負荷)、クーリングファンモータ814(モータ負
荷)、エアコンコンプレッサクラッチ816(ソレノイド
負荷)が設けてあり、従って、出力インターフェース8
22とCPU824との間の信号は、これら各負荷の駆
動信号と状態検出信号である。
【0135】図9は、このPCM10の基本制御フロー
を示したもので、FIMによる電源投入後、リセット状
態990から処理が開始する。リセット後は、初期化処
理991に進み、システム全体の初期化を行なう。次に
エンジン制御処理992へ進み、各種センサの入力情報
を元に燃料噴射、点火などのエンジン制御を行なう。次
にAT制御処理993へ進み、同様に各種センサの入力
信号を基に変速制御を行なう。
【0136】次に自己診断処理994へ進み、システム
内のセンサ、アクチュエータの自己診断を行ない、続い
て送信データ書込処理995へ進み、PCMから他のコ
ントロールユニットへ送信するデータを通信ICに書き
込む。
【0137】次の判断処理996では、イグニッション
キーオフ状態かどうかを判断し、キーオフ状態ならば終
了処理997へ進み、キーオン状態ならばエンジン制御
処理992へ進む。終了処理997では、バックアップ
データの転送処理を行なう。そして、データ転送が終了
したら終了状態998へ進み、FIMによる電源遮断に
備えるのである。
【0138】その他のモジュールにおいても、各々の制
御対象は異なるが、基本動作はPCMと同一である。な
お、この実施形態例では、ビーコンユニットはデータバ
ックアップを行わないように構成してあるので、電源の
投入、遮断に関しては説明を割愛してある。
【0139】次に図10は、図5のBCMの通常制御処
理509の処理フローを示したものである。まず判断処
理1001ではイグニッションキーの状態をモニター
し、オフ(OFF)からアクセサリー(ACC)に変わった
と判断されたとき、電源投入処理(ACC)1005へ進
む。
【0140】次の判断処理1002では、同様にイグニ
ッションキーの状態をモニターし、ACCからオン(O
N)に変わったと判断されたとき、電源投入処理(ON)
1006へ進む。更に判断処理1003では、ONから
ACCに変わったと判断されたとき、電源遮断処理(O
N)1007へ進む。
【0141】そして最後の判断処理1004では、AC
CからOFFに変わったと判断されたとき、電源遮断処
理(ON)1007へ進む。
【0142】電源投入処理(ACC)1005は、キーポ
ジションがアクセサリーになったときに電源を投入すべ
きユニットの電源をONにする処理で、その詳細は図1
2により後述するが、ここで対象とするユニットは、A
/C(エアコン)コントロールユニット16とナビユニッ
ト(ラジオなどのオーディオ機能も含む)15である。
【0143】電源投入処理(ON)1006は、キーポジ
ションがオンになったときに電源を投入すべきユニット
の電源をONにする処理で、その詳細は図13により後
述するが、ここで対象とするユニットは、SDM(エア
バッグ)コントロールユニット25とPCM10、及び
ABSユニット11である。
【0144】電源遮断処理(ON)1007は、キーポジ
ションがアクセサリになったときに電源を遮断すべきユ
ニットの電源をOFFにする処理で、その詳細は図15
により後述するが、ここで対象といるユニットは、SD
M(エアバッグ)コントロールユニット25とPCM1
0、及びABSユニット11である。
【0145】電源遮断処理(ACC)1008は、キーポ
ジションがオフになったときに電源を遮断すべきユニッ
トの電源をOFFにする処理で、その詳細は図14によ
り後述するが、ここで対象とするユニットは、A/C
(エアコン)コントロールユニット16とナビユニット1
5である。
【0146】図11は、電源投入処理(ACC)1005
の詳細処理フローで、まず処理1101では、ナビユニ
ット15の電源が投入される。そして、電源が投入さ
れ、ナビユニット内の初期化が終了すると、電源投入完
了の返答(Acknowlegde;ACK)が、ナビユニットから
返送される。これは、ナビユニット側で、前述の図7に
おけるNAVIのデータの10ビット目の「作動OK」
ビットに1を立て、通信線を介してBCMにデータを返
送することにほかならない。
【0147】判断処理1102では、この電源投入完了
ACKの有無を判断し、まず、ACKが帰ってこない場
合は、BCMはナビユニットに異常が発生したと見做
し、処理1104に進み、ナビユニット異常ビットをオ
ンにする。
【0148】一方、ACKが帰ってきた場合は、BCM
はナビユニットは正常であると見做し、処理1103に
進み、ナビユニット異常ビットをオフにし、続いて処理
1105において、前回の電源遮断時にBCMが保存し
ておいたバックアップデータを、該BCMからナビユニ
ットへ転送する。このときのデータの内容は、通常の場
合、ナビシステムの故障診断データ、現在位置データ及
びラジオの選局データである。
【0149】次の処理1106では、A/Cユニットの
電源を投入する。そして、電源が投入されると、A/C
ユニット内の初期化が終了し、電源投入完了のACKが
返される。これは、A/Cユニット側で、前述した図7
におけるA/Cのデータの10ビット目の「作動OK」
ビットに1を立てて通信線を介してBCMにデータを返
送することにほかならない。
【0150】判断処理1107では、この電源投入完了
ACKの有無を判断し、まず、ACKが帰ってこない場
合は、BCMはA/Cユニットに異常が発生したと見做
し、処理1108に進み、A/Cユニット異常ビットを
オンにする。
【0151】一方、ACKが帰ってきた場合は、BCM
はA/Cユニットは正常であると見做し、処理1109
に進み、A/Cユニット異常ビットをオフにし、次に処
理1110で、前回の電源遮断時にBCMが保存してお
いたバックアップデータを、該BCMからA/Cユニッ
トへ転送する。このときのデータの内容は、通常の場
合、A/Cシステムの故障診断データである。
【0152】図12は、電源投入処理(ON)の詳細処理
フローであるが、ここでの基本的な処理内容は、前述し
た図11の処理と同様である。処理1201では、PC
Mユニットの電源が投入される。そして、これによりP
CMユニット内の初期化が終了すると、電源投入完了A
CK(図7に示したPCMデータの「作動OK」ビット)
が通信線を介してBCMに返送される。
【0153】そこで、判断処理1202では、この電源
投入完了ACKの有無を判断し、まず、ACKが帰って
こない場合には、BCMはPCMユニットに異常が発生
したと見做して処理1204に進み、PCMユニット異
常ビットをオンにする。
【0154】一方、ACKが帰ってきた場合は、PCM
ユニットは正常であると見做し、処理1203に進んで
PCMユニット異常ビットをオフにし、次の処理120
5で前回の電源遮断時にBCMが保存しておいたバック
アップデータを、該BCMからPCMユニットへ転送す
る。このきのデータの内容は、通常の場合、PCMシス
テムの故障診断データと学習制御データである。
【0155】次に、処理1206では、ABSユニット
の電源が投入される。そして、これによりABSユニッ
ト内の初期化が終了し、電源投入完了ACK(図7に示
したABSデータの「作動OK」ビット)が通信線を介
してBCMに返送される。
【0156】そこで、判断処理1207では、この電源
投入完了ACKの有無を判断し、まずACKが帰ってこ
ない場合は、BCMはABSユニットに異常が発生した
と見做し、処理1209においてPCMユニット異常ビ
ットをオンにする。
【0157】一方、ACKが帰ってきた場合は、ABS
ユニットは正常であると見做し、処理1208において
PCMユニット異常ビットをオフし、次の処理1210
において、前回の電源遮断時にBCMが保存しておいた
バックアップデータを、該BCMからABSユニットへ
転送する。このときのデータの内容は、通常の場合、A
BSシステムの故障診断データである。
【0158】次に、処理1211では、SDM(エアバ
ッグ)ユニットの電源が投入される。そして、これによ
りSDMユニット内の初期化が終了し、電源投入完了A
CK(図7に示したSDMデータの「作動OK」ビット)
が通信線を介してBCMに返送される。
【0159】そこで、判断処理1212では、この電源
投入完了ACKの有無を判断し、まずACKが帰ってこ
ない場合は、BCMはSDMユニットに異常が発生した
と見做し、処理1214においてPCMユニット異常ビ
ットをオンにする。
【0160】しかしてACKが帰ってきた場合は、SD
Mユニットは正常であると見做し、処理1213でPC
Mユニット異常ビットをオフにし、続いて処理1215
において、前回の電源遮断時にBCMが保存しておいた
バックアップデータを、該BCMからSDMユニットへ
転送する。このときのデータの内容は、通常の場合、S
DMシステムの故障診断データである。
【0161】次に、図13は、電源遮断処理(ACC)の
詳細を示すフローである。この処理は、イグニッション
キーがオフになったとき開始され、まず、BCMは、処
理1301においてナビユニットにデータバックアップ
要求を発行する。そうすると、ナビユニット側では、こ
のバックアップ要求に対するACKを発行する。
【0162】そこで、判断処理1302では、バックア
ップ要求に対するACKが通信線を介して伝送されて来
たか否かを判断する。このとき、ナビユニットが正常な
らバックアップ要求を発行する筈でり、そこでACKが
あった場合は処理1303に進み、ナビユニットからB
CMへのデータバックアップ転送を行なう。
【0163】そして、BCMが全バックアップデータを
受信完了したら、判断処理1304に進み、ナビユニッ
トからの電源遮断許可(図7に示したナビ(NAVI)デ
ータの「電源遮断」ビット)を受信したか否かを判定
し、電源遮断許可を受信した場合は、全てのデータのバ
ックアップが完了したものと見做して処理1306に進
み、ここでナビユニットの電源を遮断する。
【0164】一方、判断処理1302において、バック
アップ要求に対するACKが返ってこなかった場合、又
は処理1304でバックアップデータ受信後に電源遮断
許可が受信されなかった場合は、ナビユニットが異常と
判断されるため、処理1305においてナビユニット異
常ビットをONして、処理1306でナビユニットの電
源を遮断するのである。
【0165】続いてBCMは、処理1307において、
今度はA/Cユニットにデータバックアップ要求を発行
する。そうすると、A/Cユニット側では、バックアッ
プ要求に対するACKを発行するので、判断処理130
8においてバックアップ要求のACKが通信線を介して
来たか否かを判断する。このとき、A/Cユニットが正
常ならバックアップ要求を発行する筈であるから、AC
Kがあった場合は処理1309においてA/CからBC
Mへのデータバックアップ転送を行なう。
【0166】こうしてBCMが全バックアップデータを
受信完了した場合には、判断処理1310においてA/
Cユニットからの電源遮断許可(図7に示したA/Cデ
ータの「電源遮断」ビット)を受信したか否かを判定す
る。そして、電源遮断許可を受信した場合は、全てのデ
ータバックアップが成功したものとして、処理1312
においてA/Cユニットの電源を遮断する。
【0167】しかして、判断処理1310において、バ
ックアップ要求に対するACKが返ってこなかった場
合、又は処理1309におけるバックアップデータ受信
後に電源遮断許可を受信しなかった場合は、A/Cユニ
ットが異常と判断されるため、処理1311においてA
/Cユニット異常ビットをONしてから、処理1312
でA/Cユニットの電源を遮断するのである。
【0168】次に、図14は、電源遮断処理(ON)の詳
細を示すフローである。この処理は、イグニッションキ
ーがアクセサリになったとき開始され、ここでまずBC
Mは、処理1401においてPCMユニットにデータバ
ックアップ要求を発行する。
【0169】そうすると、PCMユニット側では、後述
するように、バックアップ要求に対するACKを発行す
るので、判断処理1402においてバックアップ要求に
対するACKが通信線を介して受信できたか否かを判断
する。
【0170】ユニットが正常な場合は、各ユニットはバ
ックアップ要求を発行するため、ACKがあった場合は
処理1403に進み、PCMからBCMへのデータバッ
クアップ転送を行なう。
【0171】そして、BCMが全バックアップデータを
受信完了したら、次に判断処理1404において、PC
Mユニットからの電源遮断許可(図7に示したPCMデ
ータの「電源遮断」ビット)を受信したか否かを判定す
る。ここで電源遮断許可を受信した場合は、全てのデー
タバックアップが成功した場合のため、処理1406で
PCMユニットの電源を遮断する。
【0172】一方、判断処理1402においてバックア
ップ要求のACKが返ってこなかった場合、又は処理1
403におけるバックアップデータ受信後に電源遮断許
可を受信しなかった場合は、PCMユニットが異常と判
断されるため、このときは処理1405においてPCM
ユニット異常ビットをONして、処理1406でPCM
ユニットの電源を遮断するのである。
【0173】この後、同様に、処理1407〜処理14
12ではABSのデータバックアップが、そして処理1
413〜処理1418ではSDMユニットのデータバッ
クアップが夫々実行されるが、その処理フローは、対象
が異なるだけで、基本的には同一の処理になるため、詳
細な説明は割愛する。
【0174】従って、以上の実施形態例によれば、BC
Mが複数の制御ユニットの内の中枢の制御ユニットとな
って、他の制御ユニットに対する電源供給制御機能と、
他の制御ユニットからデータを取り込んで保存する機能
を持つようにされており、これにより、BCMは、キー
スイッチがオフされたとき、他の制御ユニットに対する
電源オフに先立って、前記他の制御ユニットからデータ
を取り込んでバックアップデータとして保存する処理を
実行する。
【0175】この結果、メモリバックアップはBCMに
ついてだけ行なえば良くなるので、他の制御ユニットに
対する電源配線は不要になり、且つメモリバックアップ
が必要な制御ユニットはBCMだけになるので、暗電流
を充分に少なく抑えることができる。
【0176】次に、図9に示したPCMの初期化処理9
91の一実施形態例について、図15の処理フローによ
り説明する。この図15の処理を開始し、プロセッサの
初期化処理1501が終了したら、PCMは、まず処理
1502において電源投入完了を示すACKをBCMに
返送する。次の判断処理1503では、BCMから転送
されたバックアップデータを読み込み、バックアップデ
ータが存在するか否かを判断する。
【0177】ここでバックアップデータが存在し、判断
処理1504においてパリティチェックなどのデータチ
ェックを行った結果、そのデータが正常であると判断さ
れたならば処理1505に進み、受信データをPCMの
バックアップデータとして採用する。
【0178】一方、バックアップデータが存在しない場
合、又はそのデータが正常なデータであると判断されな
かった場合は、処理1506に進み、PCM内部のRO
Mに予め用意してあるバックアップ用の固定データをバ
ックアップデータ値として採用するのである。
【0179】従って、この実施形態例によれば、なんら
かの理由によりバックアップされていたデータに異常が
あったときには、予め用意してあるデータによる制御の
開始が得られることになり、データのバックアップに失
敗があったときでも、標準的な制御を開始させることが
できる。
【0180】次に、図9に示したPCMの終了処理99
7の一実施形態例について、図16の処理フローにより
説明する。この図16の処理が開始されたら、まず判断
処理1601では、BCMからのデータバックアップ送
信要求があるか否かを判断する。バックアップ要求を受
信した場合、処理1602に進み、バックアップデータ
の送信先をBCMに設定し、次いで処理1603で、B
CMにバックアップ要求が正しく受信できたことを知ら
せるためのACKを送信し、さらに処理1604では、
バックアップされるべきデータを、通信線を介してBC
Mに転送する。
【0181】そして、判断処理1605では、全データ
の転送完了か否かをチェックし、転送が完了した場合は
処理1606に進み、BCMに電源遮断許可信号を送信
するのである。これは、図7に示したPCMデータのビ
ット9の電源遮断ビットを立てることに他ならない。
【0182】なお、以上の説明では、PCMを例にして
電源遮断されるユニットの動作を説明してきたが、他の
ユニットの電源投入及び遮断に関しての処理内容も全く
同じなので、説明は割愛する。
【0183】また、以上の実施形態例では、BCMにだ
けマイクロコンピュータが設置されていて、バックアッ
プデータが全てこのBCMにより管理されるように構成
してあるが、FIM、RIMなどにもマイクロコンピュ
ータを設け、バックアップデータを各ユニットに分散化
して保存するように構成しても良い。
【0184】さらに、メモリとして、バッテリバックア
ップが不要なフラッシュメモリを用いるようにしても良
く、この場合でも、本発明によれば、中枢となるユニッ
トにだけ設ければ済むので、各ユニットにフラッシュメ
モリを具備させる必要が無くなるので、コストの大幅な
低減を得ることができる。
【0185】
【発明の効果】本発明によれば、PCMなどの電源を供
給されているモジュールへのバックアップ電源供給が不
要になり、電源線の削減とエンジン停止時の暗電流削減
が達成でき、この結果、コストの低減が充分に得られ、
長時間の放置に際してもバッテリ上がりの虞れを減らす
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による集約配線装置を適用した自動車の
制御システムの一例を示す説明図である。
【図2】本発明の一実施形態を示す機能ブロック図であ
る。
【図3】本発明の一実施形態におけるボディ・コントロ
ール・モジュールの機能ブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態におけるフロント・インテ
グレーテッド・モジュールの機能ブロック図である。
【図5】本発明の一実施形態におけるバッテリ接続時で
の動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態における入力データテーブ
ルの説明図である。
【図7】本発明の一実施形態における出力データテーブ
ルの説明図である。
【図8】本発明の一実施形態におけるパワートレイン・
コントロール・モジュールの構成図である。
【図9】本発明の一実施形態におけるパワートレイン・
コントロール・モジュールの基本制御動作を示すフロー
チャートである。
【図10】本発明の一実施形態におけるボディ・コント
ロール・モジュールによるデータバックアップ処理を示
すフローチャートである。
【図11】本発明の一実施形態における電源投入処理
(ACC)動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の一実施形態における電源投入処理
(ON)動作を示すフローチャートである。
【図13】本発明の一実施形態における電源遮断処理
(ACC)動作を示すフローチャートである。
【図14】本発明の一実施形態における電源遮断処理
(ON)動作を示すフローチャートである。
【図15】本発明の一実施形態におけるパワートレイン
・コントロール・モジュールの初期化処理を示すフロー
チャートである。
【図16】本発明の一実施形態におけるパワートレイン
・コントロール・モジュールの終了処理を示すフローチ
ャートである。
【図17】本発明の実施形態例で使用されている電源ケ
ーブルの説明図である。
【符号の説明】
5 FIM(フロント・インテグレーテッド・モジュー
ル) 10 PCM(パワートレイン・コントロール・モジュ
ール) 11 ABS(アンチロック・ブレーキ・システム・コ
ントロールモジュール) 14 BCM(ボディ・コントロール・モジュール) 15 ナビ(ナビゲーション・コントロールモジュール) 16 A/C(エアコンディショナー・コントロールユ
ニット) 17 IPM(インスツルメンタル・パネル・モジュー
ル) 18 DDM(ドライバ・ドア・モジュール) 20 PDM(パッセンジャ・ドア・モジュール) 22 RLDM(リア・レフト・ドア・モジュール) 24 PSM(パッセンジャ・シート・モジュール) 25 SDM(エアバッグ・コントロール・モジュール) 26 DSM(ドライバ・シート・モジュール) 27 RRDM(リア・ライト・ドア・モジュール) 29 RIM(リア・インテグレーテッド・モジュール) 30 ビーコン(ビーコン・コントロール・モジュー
ル)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 1/26 7623−5B G06F 12/16 340Q 1/32 H02J 9/00 P 12/16 340 G06F 1/00 330G H02J 9/00 332B (72)発明者 坂本 伸一 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 紺井 満 茨城県ひたちなか市大字高場2477番地 株 式会社日立カーエンジニアリング内 (72)発明者 堀部 清 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源から共通の電源線を介して電力が供
    給される複数の制御ユニットを備え、これらの制御ユニ
    ット間での情報の授受に基づいて、それぞれの制御ユニ
    ットに接続された電気負荷に対する電力の供給状態を制
    御するようにした集約配線装置において、 前記複数の制御ユニットの内の1台を中枢制御ユニット
    とし、これに他の制御ユニットに対する電源供給制御機
    能と、前記他の制御ユニットからデータを取り込んで保
    存する機能を持たせ、 該中枢制御ユニットは、電源オフ指令がなされたとき、
    前記他の制御ユニットに対する電源オフに先立って、前
    記他の制御ユニットからデータを取り込んでバックアッ
    プデータとして保存する処理を実行するように構成され
    ていることを特許とする集約配線装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の発明において、 前記中枢制御ユニットは、前記他の制御ユニットからデ
    ータを取り込んでバックアップデータとして保存する処
    理を実行後、スリープ状態に遷移するように構成されて
    いることを特徴といる集約配線装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の発明において、 前記中枢制御ユニットは、電源オン指令がなされたと
    き、前記他の制御ユニットに対する電源オン後、前記バ
    ックアップデータを各制御ユニットに送信するように構
    成されていることを特徴といる集約配線装置。
  4. 【請求項4】 請求項1の発明において、 前記バックアップデータが、エンジン制御系でのセン
    サ、スイッチ、アクチュエータなどの故障診断データで
    あることを特徴とする集約配線装置。
  5. 【請求項5】 請求項1の発明において、 前記バックアップデータが、ラジオの選局データである
    ことを特徴とする集約配線装置。
  6. 【請求項6】 請求項1の発明において、 前記バックアップデータが、ナビゲーションシステムの
    自己位置データであることを特徴とする集約配線装置。
  7. 【請求項7】 請求項1の発明において、 前記バックアップデータが、エアバッグシステムでのセ
    ンサ、スイッチ、アクチュエータなどの故障診断データ
    であることを特徴とする集約配線装置。
  8. 【請求項8】 請求項1の発明において、 前記バックアップデータが、エアコンのコントロールモ
    ジュールに接続されたセンサ、スイッチ、アクチュエー
    タなどの故障診断データであることを特徴とする集約配
    線装置。
  9. 【請求項9】 請求項1の発明において、 前記バックアップデータが、ABSコントロールモジュ
    ールに接続されたセンサ、スイッチ、アクチュエータな
    どの故障診断データであることを特徴とする集約配線装
    置。
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