JP2003058220A - 製造加工設備の制御システム - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 作業者が迅速に製造加工設備を構成する各装
置の駆動を制御できる製造加工設備の制御システムを提
供する。 【解決手段】 作業者は常時PHS24及び無線式イヤ
ホン26を携帯しており、このPHS24は、PHSア
ンテナ22、通信ネットワーク20、PHS交換機PB
X18、ターミナルアダプタ16を経由してコンピュー
タ14にダイヤルアップ接続することでセッションを確
立し、作業者により入力された要求データを送信する。
コンピュータ24は受信したデータを解析し、解析の結
果が正常であれば、第1加工装置10a〜第3加工装置
10cの中から該当する加工装置のPLCに正常受信し
た要求を書き込み、受信した要求を加工装置に実行させ
ると共に、予めコンピュータ14に登録された正常時再
生用の音声ファイルを検索、再生して、音声無線装置1
9、及び、無線アンテナ23を介して無線式イヤホン2
6に出力し、作業者へ結果を通知する。
置の駆動を制御できる製造加工設備の制御システムを提
供する。 【解決手段】 作業者は常時PHS24及び無線式イヤ
ホン26を携帯しており、このPHS24は、PHSア
ンテナ22、通信ネットワーク20、PHS交換機PB
X18、ターミナルアダプタ16を経由してコンピュー
タ14にダイヤルアップ接続することでセッションを確
立し、作業者により入力された要求データを送信する。
コンピュータ24は受信したデータを解析し、解析の結
果が正常であれば、第1加工装置10a〜第3加工装置
10cの中から該当する加工装置のPLCに正常受信し
た要求を書き込み、受信した要求を加工装置に実行させ
ると共に、予めコンピュータ14に登録された正常時再
生用の音声ファイルを検索、再生して、音声無線装置1
9、及び、無線アンテナ23を介して無線式イヤホン2
6に出力し、作業者へ結果を通知する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製造加工設備の制
御システムに係り、特に平版印刷板の製造加工に最適な
製造加工設備の制御システムに関する。
御システムに係り、特に平版印刷板の製造加工に最適な
製造加工設備の制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数の製品を同時に製造また
は加工するために、複数の装置を並列に配置した製造加
工設備を構成している。この様な場合、作業はひとつな
いし、複数の装置を担当する事になっている。製造加工
設備に組み込まれた各装置は、それぞれにマンマシンイ
ンターフェイスである操作ボタンや操作スイッチ、タッ
チパネルなどの入力機器が設けられている。また、これ
らの入力機器と有線にて接続され、入力機器からの指示
情報に基づいて対応する部位を制御するシーケンサなど
の設備制御装置(以下、PLCと称する)が設けられて
いる。すなわち、入力機器において入力された指示に基
づいて稼動要求変更などのイベントを発生させ、このイ
ベントに基づいてPLCが製造加工設備の運転、停止、
減速、及び、増速などの稼動を制御している。
は加工するために、複数の装置を並列に配置した製造加
工設備を構成している。この様な場合、作業はひとつな
いし、複数の装置を担当する事になっている。製造加工
設備に組み込まれた各装置は、それぞれにマンマシンイ
ンターフェイスである操作ボタンや操作スイッチ、タッ
チパネルなどの入力機器が設けられている。また、これ
らの入力機器と有線にて接続され、入力機器からの指示
情報に基づいて対応する部位を制御するシーケンサなど
の設備制御装置(以下、PLCと称する)が設けられて
いる。すなわち、入力機器において入力された指示に基
づいて稼動要求変更などのイベントを発生させ、このイ
ベントに基づいてPLCが製造加工設備の運転、停止、
減速、及び、増速などの稼動を制御している。
【0003】このような製造加工設備は一般に自動化さ
れており、複数の装置のうちの特定の加工装置を操作す
るためには特定の加工装置の設置場所近傍に設けられた
入力機器に作業者が出向く必要がある。したがって、特
定の装置に対して稼動変更要求があるときは、作業者は
そこまで移動して対応する入力機器から所望の指示を入
力することにより操作している。
れており、複数の装置のうちの特定の加工装置を操作す
るためには特定の加工装置の設置場所近傍に設けられた
入力機器に作業者が出向く必要がある。したがって、特
定の装置に対して稼動変更要求があるときは、作業者は
そこまで移動して対応する入力機器から所望の指示を入
力することにより操作している。
【0004】また、装置異常などが発生した場合は、一
般に、PLCによりランプ、ブザーなどの警告装置を駆
動して作業者に通知する構成としている。
般に、PLCによりランプ、ブザーなどの警告装置を駆
動して作業者に通知する構成としている。
【0005】例えば、図6に示すように、第1加工装置
50a、第2加工装置50b、及び、第3加工装置50
cと3つの独立した異なる種類の加工装置を並列に稼動
させた製造加工設備を構成した場合について説明する。
50a、第2加工装置50b、及び、第3加工装置50
cと3つの独立した異なる種類の加工装置を並列に稼動
させた製造加工設備を構成した場合について説明する。
【0006】第1加工装置50aには、第1加工装置5
0aの駆動を制御するための第1設備制御装置(第1P
LC)52aが設けられており、第1PLC52aに
は、第1入力装置541a〜第4入力装置541dが設
けられている。
0aの駆動を制御するための第1設備制御装置(第1P
LC)52aが設けられており、第1PLC52aに
は、第1入力装置541a〜第4入力装置541dが設
けられている。
【0007】複数の入力装置541a〜541dには、
それぞれ操作ボタン、操作スイッチ、タッチパネルなど
の作業者の意思を反映可能な装置が設けられている。そ
れぞれ有線にて第1PLC52aに接続され、作業者が
操作しやすいと思われる作業場ないの所定の位置に設置
されている。もちろん、並列に設置された各加工装置5
0b、50cにも、同様の構成にて、その装置に対応さ
せた入力装置542a〜543dが設けられ、各加工装
置毎に指示が入力できるように構成されている。
それぞれ操作ボタン、操作スイッチ、タッチパネルなど
の作業者の意思を反映可能な装置が設けられている。そ
れぞれ有線にて第1PLC52aに接続され、作業者が
操作しやすいと思われる作業場ないの所定の位置に設置
されている。もちろん、並列に設置された各加工装置5
0b、50cにも、同様の構成にて、その装置に対応さ
せた入力装置542a〜543dが設けられ、各加工装
置毎に指示が入力できるように構成されている。
【0008】例えば、作業者は第1加工装置50aに対
して、駆動開始、駆動停止などの指示があるとき、第1
加工装置50aに対応して設けられた第1入力装置54
1a〜第4入力装置541dのいずれか1つの入力装置
が設けられた所定の場所に向かい、そこで稼動変更など
の所望の指示を入力する。
して、駆動開始、駆動停止などの指示があるとき、第1
加工装置50aに対応して設けられた第1入力装置54
1a〜第4入力装置541dのいずれか1つの入力装置
が設けられた所定の場所に向かい、そこで稼動変更など
の所望の指示を入力する。
【0009】第1入力装置541a〜第4入力装置54
1dのいずれか1つの入力装置に入力された指示は第1
PLC52aに入力され、第1PLC52aは入力され
た指示に基づいて第1加工装置50aの対応する部位の
駆動制御を行う。
1dのいずれか1つの入力装置に入力された指示は第1
PLC52aに入力され、第1PLC52aは入力され
た指示に基づいて第1加工装置50aの対応する部位の
駆動制御を行う。
【0010】また、第1加工装置50a側から、例え
ば、駆動異常などの駆動状態を作業者に知らせる場合
は、作業場の所望の位置に配置されたスピーカ56など
で予め記憶された対応する音声情報を再生あるいはブザ
ーを鳴らすことにより知らせている。
ば、駆動異常などの駆動状態を作業者に知らせる場合
は、作業場の所望の位置に配置されたスピーカ56など
で予め記憶された対応する音声情報を再生あるいはブザ
ーを鳴らすことにより知らせている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成であると、複数の装置のうちの特定の装置に対
して稼動変更があるときには、作業者が対象となる装置
に設けられた入力機器の設置場所まで移動しなければな
らないので、作業者は移動に時間がかかり好ましくな
い。特に、緊急停止などのように緊急に駆動を制御する
必要がある場合などでは、一刻も早く装置を停止または
駆動させる必要があるため、停止または駆動させるまで
に時間がかかるのは好ましくしない。
うな構成であると、複数の装置のうちの特定の装置に対
して稼動変更があるときには、作業者が対象となる装置
に設けられた入力機器の設置場所まで移動しなければな
らないので、作業者は移動に時間がかかり好ましくな
い。特に、緊急停止などのように緊急に駆動を制御する
必要がある場合などでは、一刻も早く装置を停止または
駆動させる必要があるため、停止または駆動させるまで
に時間がかかるのは好ましくしない。
【0012】そのため、1つの装置に複数の入力機器を
対応させて設け、様々な位置に設置する構成とすること
が考えられる。この場合、ある程度、迅速な入力が出来
るようになるが、入力機器を増やした分だけコストがか
かり、また、配線数も多くなって配線工事費が増大して
しまうので好ましくない。
対応させて設け、様々な位置に設置する構成とすること
が考えられる。この場合、ある程度、迅速な入力が出来
るようになるが、入力機器を増やした分だけコストがか
かり、また、配線数も多くなって配線工事費が増大して
しまうので好ましくない。
【0013】また、1つのPLCには入力機器を接続で
きる数が限られるので、むやみに増設することも好まし
くない。
きる数が限られるので、むやみに増設することも好まし
くない。
【0014】さらに、設備異常などが発生した場合に、
作業者に警告を発する手段であるランプ、ブザーなどの
警告装置は、作業上最適と思われる場所に固定して有線
でPLCと接続しているため、出力機器を増やすことは
配線数も多くなって配線工事費が増大してしまうので好
ましくない。
作業者に警告を発する手段であるランプ、ブザーなどの
警告装置は、作業上最適と思われる場所に固定して有線
でPLCと接続しているため、出力機器を増やすことは
配線数も多くなって配線工事費が増大してしまうので好
ましくない。
【0015】以上のことから、本発明は、作業者が迅速
に製造加工設備を構成する各装置の駆動を制御できる製
造加工設備の制御システムを提供することを目的とす
る。また、製造加工設備を構成する各装置の駆動を1つ
の入力機器で制御可能な製造加工設備の制御システムを
提供することを目的とする。さらに、製造加工設備から
の駆動情報を容易に把握できる製造加工設備の制御シス
テムを提供することを目的とする。
に製造加工設備を構成する各装置の駆動を制御できる製
造加工設備の制御システムを提供することを目的とす
る。また、製造加工設備を構成する各装置の駆動を1つ
の入力機器で制御可能な製造加工設備の制御システムを
提供することを目的とする。さらに、製造加工設備から
の駆動情報を容易に把握できる製造加工設備の制御シス
テムを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、単独又は複数の装置が並列
で稼動する製造加工設備の制御システムであって、制御
要求を入力するための入力部と、該入力部から入力され
た制御要求に基づいて制御要求データを生成して無線で
送信するデータ送信部と、外部から送信されたデータを
無線で受信するデータ受信部と、受信したデータに対応
する内容を表示する表示部とを備えた携帯型無線端末
と、前記携帯型無線端末から送信されたデータを無線で
受信する受信部と、ネットワークを介して受信したデー
タを前記携帯型無線端末に無線で送信する送信部と、を
有する無線通信端末と、前記装置のそれぞれに設けら
れ、入力される制御要求に応じて前記装置を制御する装
置制御手段と、前記装置制御手段が接続され、前記無線
通信端末によって受信された制御要求データを受信し
て、前記装置のうちの対応する装置に設けられた装置制
御手段に前記制御要求データに基づく制御要求を出力す
るシステム制御手段と、を備えたことを特徴とする。
に請求項1に記載の発明は、単独又は複数の装置が並列
で稼動する製造加工設備の制御システムであって、制御
要求を入力するための入力部と、該入力部から入力され
た制御要求に基づいて制御要求データを生成して無線で
送信するデータ送信部と、外部から送信されたデータを
無線で受信するデータ受信部と、受信したデータに対応
する内容を表示する表示部とを備えた携帯型無線端末
と、前記携帯型無線端末から送信されたデータを無線で
受信する受信部と、ネットワークを介して受信したデー
タを前記携帯型無線端末に無線で送信する送信部と、を
有する無線通信端末と、前記装置のそれぞれに設けら
れ、入力される制御要求に応じて前記装置を制御する装
置制御手段と、前記装置制御手段が接続され、前記無線
通信端末によって受信された制御要求データを受信し
て、前記装置のうちの対応する装置に設けられた装置制
御手段に前記制御要求データに基づく制御要求を出力す
るシステム制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0017】ここでいう「装置」には、例えば、単独で
製造加工設備を構成するもの及び、複数で製造加工設備
を構成するものが含まれる。
製造加工設備を構成するもの及び、複数で製造加工設備
を構成するものが含まれる。
【0018】請求項1に記載の発明の製造加工設備の制
御システムでは、まず、前記携帯型無線端末において、
入力部から入力された制御要求に基づいて制御要求デー
タを生成し、この制御要求データを携帯型無線端末のデ
ータ送信部から送信する。前記無線通信端末では、前記
携帯型無線端末から無線で送信された制御要求データを
受信し、ネットワークを介してシステム制御手段に出力
する。
御システムでは、まず、前記携帯型無線端末において、
入力部から入力された制御要求に基づいて制御要求デー
タを生成し、この制御要求データを携帯型無線端末のデ
ータ送信部から送信する。前記無線通信端末では、前記
携帯型無線端末から無線で送信された制御要求データを
受信し、ネットワークを介してシステム制御手段に出力
する。
【0019】システム制御手段は、入力された制御要求
データに基づいて前記装置のうちの対象となる装置を選
択し、該対象となる装置に設けられた装置制御手段に前
記制御要求データに基づく要求を出力することで、稼動
変更などの要求を実行させる。
データに基づいて前記装置のうちの対象となる装置を選
択し、該対象となる装置に設けられた装置制御手段に前
記制御要求データに基づく要求を出力することで、稼動
変更などの要求を実行させる。
【0020】前記装置制御手段は、入力された制御要求
に応じて装置の制御を行う。これにより、携帯型無線端
末から入力された制御要求が実行されることとなる。こ
のように、本発明の製造加工設備の制御システムでは、
携帯型無線端末を用いるため、作業者の居る場所に左右
されずに所望の装置の制御を行うことが可能である。こ
れにより作業者は入力機器設置場所まで移動するなど
の、作業者の動作に起因する時間的なロスを極力なくす
ことで稼動率を向上させることができる。なお、このよ
うな携帯型無線端末としては、例えば、PHSや携帯電
話などを利用できる。
に応じて装置の制御を行う。これにより、携帯型無線端
末から入力された制御要求が実行されることとなる。こ
のように、本発明の製造加工設備の制御システムでは、
携帯型無線端末を用いるため、作業者の居る場所に左右
されずに所望の装置の制御を行うことが可能である。こ
れにより作業者は入力機器設置場所まで移動するなど
の、作業者の動作に起因する時間的なロスを極力なくす
ことで稼動率を向上させることができる。なお、このよ
うな携帯型無線端末としては、例えば、PHSや携帯電
話などを利用できる。
【0021】例えば、毎回、携帯型無線端末の起動時に
最新のアプリケーションをダウンロードし、さらに、自
動でそのアプリケーションを実行し、画面にメニューを
表示する構成とすることもできる。この場合、作業者が
この画面で要求したい項目と対象の装置を選択すること
で誤操作を防止するための実行確認画面へ遷移し、その
画面から実行を選択することで、実行前に指定したデー
タを元に要求ファイルを作成し、受信処理機能を有する
コンピュータに対し、その要求ファイルを送信するよう
に構成することもできる。
最新のアプリケーションをダウンロードし、さらに、自
動でそのアプリケーションを実行し、画面にメニューを
表示する構成とすることもできる。この場合、作業者が
この画面で要求したい項目と対象の装置を選択すること
で誤操作を防止するための実行確認画面へ遷移し、その
画面から実行を選択することで、実行前に指定したデー
タを元に要求ファイルを作成し、受信処理機能を有する
コンピュータに対し、その要求ファイルを送信するよう
に構成することもできる。
【0022】なお好ましくは、システム制御手段が入力
された要求ファイルが正常な要求を表わすデータかを判
断する機能を有し、異常であれば、要求を棄却するとと
もに異常の内容に対応した音声ファイルを再生し、正常
であれば、対象となる装置のPLCを代表とする制御装
置に対し、要求を登録することで、稼動変更などの要求
を実行させるように構成することができる。正常な処理
を実行した場合は、さらに、それに対応する音声ファイ
ルを再生することにより結果を作業者に対して通知する
構成にするとよい。
された要求ファイルが正常な要求を表わすデータかを判
断する機能を有し、異常であれば、要求を棄却するとと
もに異常の内容に対応した音声ファイルを再生し、正常
であれば、対象となる装置のPLCを代表とする制御装
置に対し、要求を登録することで、稼動変更などの要求
を実行させるように構成することができる。正常な処理
を実行した場合は、さらに、それに対応する音声ファイ
ルを再生することにより結果を作業者に対して通知する
構成にするとよい。
【0023】また、携帯型無線端末としては、PHS通
信規格PIAFS対応または公衆回線を利用するものな
どを適用できる。このような携帯端末を使用するために
はアンテナ、交換機が必要であり、これらを受信処理機
能を有するコンピュータと接続するためにはターミナル
アダプタを使用し、ダイヤルアップ接続する方法や、L
ANなどのネットワーク等を利用する方法が考えられる
が、本発明では、特に限定しない。もちろん、使用する
コンピュータのOSや開発言語は特に定めない。
信規格PIAFS対応または公衆回線を利用するものな
どを適用できる。このような携帯端末を使用するために
はアンテナ、交換機が必要であり、これらを受信処理機
能を有するコンピュータと接続するためにはターミナル
アダプタを使用し、ダイヤルアップ接続する方法や、L
ANなどのネットワーク等を利用する方法が考えられる
が、本発明では、特に限定しない。もちろん、使用する
コンピュータのOSや開発言語は特に定めない。
【0024】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の製造加工設備の制御システムにおいて、前記装
置制御手段は、制御対象の装置の異常を検知したとき、
異常検知データを前記システム制御手段に出力し、前記
システム制御手段は、入力された異常検知データをネッ
トワークを介して無線通信端末に出力し、前記無線通信
端末は、入力された異常検知データを無線により前記携
帯型無線端末に送信し、前記携帯型無線端末は、受信し
た異常検知データに基づく情報を表示画面に表示するこ
とを特徴とする。
に記載の製造加工設備の制御システムにおいて、前記装
置制御手段は、制御対象の装置の異常を検知したとき、
異常検知データを前記システム制御手段に出力し、前記
システム制御手段は、入力された異常検知データをネッ
トワークを介して無線通信端末に出力し、前記無線通信
端末は、入力された異常検知データを無線により前記携
帯型無線端末に送信し、前記携帯型無線端末は、受信し
た異常検知データに基づく情報を表示画面に表示するこ
とを特徴とする。
【0025】請求項2に記載の発明の製造加工設備の制
御システムでは、前記装置制御手段が制御対象の装置の
異常を検知したとき、異常検知データを前記システム制
御手段に出力し、前記システム制御手段は、入力された
異常検知データをネットワークを介して無線通信端末に
出力し、さらに、無線通信端末が前記携帯型無線端末に
送信するため、作業者により入力された制御要求が実行
されたかどうかの確認を前記携帯型無線端末にて行うこ
とができる。なお、好ましくは、正常な処理を実行した
場合、それに対応する音声ファイルを再生することによ
り結果を作業者に対して通知するように構成するとよ
い。
御システムでは、前記装置制御手段が制御対象の装置の
異常を検知したとき、異常検知データを前記システム制
御手段に出力し、前記システム制御手段は、入力された
異常検知データをネットワークを介して無線通信端末に
出力し、さらに、無線通信端末が前記携帯型無線端末に
送信するため、作業者により入力された制御要求が実行
されたかどうかの確認を前記携帯型無線端末にて行うこ
とができる。なお、好ましくは、正常な処理を実行した
場合、それに対応する音声ファイルを再生することによ
り結果を作業者に対して通知するように構成するとよ
い。
【0026】このように、作業者の居る場所に左右され
ずに所望の装置の制御状態の確認を行うことができるの
で、作業者が出力機器設置場所まで移動して異常状態を
確認するなどの作業者の動作に起因する時間的なロスを
極力なくしてその分の時間を削減できる。そのため、稼
動率を向上させることができる。
ずに所望の装置の制御状態の確認を行うことができるの
で、作業者が出力機器設置場所まで移動して異常状態を
確認するなどの作業者の動作に起因する時間的なロスを
極力なくしてその分の時間を削減できる。そのため、稼
動率を向上させることができる。
【0027】さらに、請求項3に記載の発明に記載した
ように、故障発生の各々のケースに応じた対応データを
記憶する故障用データベースを記憶する記憶手段を備
え、前記システム制御手段は、前記故障用データベース
の中から前記入力された異常検知データに応じた対応デ
ータを検索し、得られた対応データを前記無線通信端末
に出力する構成とすることにより、複雑なプログラムを
用いずに詳細な故障状況および、その故障に対応する処
置方法を携帯型無線端末を介して作業者に知らせること
ができる。これにより携帯型無線端末に表示された種々
の情報を確認しながら作業を行うことができるので、迅
速な対応ができ、稼動率を向上できる。
ように、故障発生の各々のケースに応じた対応データを
記憶する故障用データベースを記憶する記憶手段を備
え、前記システム制御手段は、前記故障用データベース
の中から前記入力された異常検知データに応じた対応デ
ータを検索し、得られた対応データを前記無線通信端末
に出力する構成とすることにより、複雑なプログラムを
用いずに詳細な故障状況および、その故障に対応する処
置方法を携帯型無線端末を介して作業者に知らせること
ができる。これにより携帯型無線端末に表示された種々
の情報を確認しながら作業を行うことができるので、迅
速な対応ができ、稼動率を向上できる。
【0028】また、請求項4に記載の発明に記載したよ
うに、入力された制御要求に応じて前記装置制御手段が
前記装置を制御した結果に対応する音声データを記憶す
る音声データベースを備え、前記システム制御手段は、
前記音声データベースの中から前記装置制御手段が前記
装置を制御した結果に対応する音声データを検索し、得
られた音声データを再生する構成とすることにより、複
雑なプログラムを用いずに詳細な制御状況を携帯型無線
端末を介して作業者に知らせることができる。
うに、入力された制御要求に応じて前記装置制御手段が
前記装置を制御した結果に対応する音声データを記憶す
る音声データベースを備え、前記システム制御手段は、
前記音声データベースの中から前記装置制御手段が前記
装置を制御した結果に対応する音声データを検索し、得
られた音声データを再生する構成とすることにより、複
雑なプログラムを用いずに詳細な制御状況を携帯型無線
端末を介して作業者に知らせることができる。
【0029】なお、好ましくは携帯型無線端末に表示さ
せるオペレーション画面と実行時の送信ファイル作成方
法をマスターファイルで定義しておき、オペレーション
画面構成、任意の機能構成をマスターファイルで編集す
ることでプログラムレスで実施するように構成するとよ
い。
せるオペレーション画面と実行時の送信ファイル作成方
法をマスターファイルで定義しておき、オペレーション
画面構成、任意の機能構成をマスターファイルで編集す
ることでプログラムレスで実施するように構成するとよ
い。
【0030】なお、本発明は、特に平版印刷版の調液設
備に最適であるが、リレーシーケンスやPLCなどの設
備制御装置を有する他の自動化製造加工設備にも適用可
能である。特に、暗室を含む設備等では暗室下での移動
は危険を伴うことから本発明の製造加工設備の制御シス
テムを適用することにより危険を回避することが可能で
ある。また、PHSなどの作業者が携帯する端末機器と
して、デジタルカメラなどの画像を取り込んでデータ化
する機能を有するものを使用することにより、停止原因
の入力時など、停止となった原因を画像データとして記
録することができるので、その後の故障原因の解析など
のデータとして役立てることができると言う利点もあ
る。
備に最適であるが、リレーシーケンスやPLCなどの設
備制御装置を有する他の自動化製造加工設備にも適用可
能である。特に、暗室を含む設備等では暗室下での移動
は危険を伴うことから本発明の製造加工設備の制御シス
テムを適用することにより危険を回避することが可能で
ある。また、PHSなどの作業者が携帯する端末機器と
して、デジタルカメラなどの画像を取り込んでデータ化
する機能を有するものを使用することにより、停止原因
の入力時など、停止となった原因を画像データとして記
録することができるので、その後の故障原因の解析など
のデータとして役立てることができると言う利点もあ
る。
【0031】また、本発明によれば、例えば、平板印刷
版等の製品の製造および加工において、PLCを有する
複数の設備に対し、1つの常時容易に携帯できる端末を
使用し、無線で稼動変更要求、停止時の原因登録、減速
時の原因登録、生産数量管理、稼動実績管理、生産情報
の参照を行うことができる。
版等の製品の製造および加工において、PLCを有する
複数の設備に対し、1つの常時容易に携帯できる端末を
使用し、無線で稼動変更要求、停止時の原因登録、減速
時の原因登録、生産数量管理、稼動実績管理、生産情報
の参照を行うことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について詳細に説明する。図1に示すよう
に、本実施の形態の製造加工設備の制御システムは、第
1加工装置10a、第2加工装置10b、及び、第3加
工装置10cと3つの独立した異なる種類の加工装置を
並列に稼動させた製造加工設備を構成した場合について
説明する。なお、第1加工装置10a〜第3加工装置1
0cは本発明の複数の装置に相当する。
実施の形態について詳細に説明する。図1に示すよう
に、本実施の形態の製造加工設備の制御システムは、第
1加工装置10a、第2加工装置10b、及び、第3加
工装置10cと3つの独立した異なる種類の加工装置を
並列に稼動させた製造加工設備を構成した場合について
説明する。なお、第1加工装置10a〜第3加工装置1
0cは本発明の複数の装置に相当する。
【0033】第1加工装置10aには、第1加工装置1
0aの駆動を制御するための第1設備制御装置(第1P
LC)12aが設けられており、第2加工装置10bに
は、第2加工装置10bの駆動を制御するための第2設
備制御装置(第2PLC)12bが設けられており、第
3加工装置10cには、第3加工装置10cの駆動を制
御するための第3設備制御装置(第3PLC)12cが
設けられている。これら第1PLC12a〜第3PLC
12cはそれぞれ、製造加工設備を統括的に制御するコ
ンピュータ14に接続されている。なお、PLC12a
〜第3PLC12cは本発明の装置制御装置に相当し、
コンピュータ14は本発明のシステム制御装置に相当す
る。
0aの駆動を制御するための第1設備制御装置(第1P
LC)12aが設けられており、第2加工装置10bに
は、第2加工装置10bの駆動を制御するための第2設
備制御装置(第2PLC)12bが設けられており、第
3加工装置10cには、第3加工装置10cの駆動を制
御するための第3設備制御装置(第3PLC)12cが
設けられている。これら第1PLC12a〜第3PLC
12cはそれぞれ、製造加工設備を統括的に制御するコ
ンピュータ14に接続されている。なお、PLC12a
〜第3PLC12cは本発明の装置制御装置に相当し、
コンピュータ14は本発明のシステム制御装置に相当す
る。
【0034】なお、第1PLC12a〜第3PLC12
cとコンピュータ14との接続は、例えば、RS−23
2C等のシリアル通信を適用できる。もちろん、LAN
などのネットワーク経由で接続する構成等その他の構成
を適用することもできる。
cとコンピュータ14との接続は、例えば、RS−23
2C等のシリアル通信を適用できる。もちろん、LAN
などのネットワーク経由で接続する構成等その他の構成
を適用することもできる。
【0035】このコンピュータ14は、CPU、HDD
及びRAMなどを含んで構成されている。HDDには、
通知されたトラブルに対応するトラブル復旧指示情報の
データベース、正常時再生用の音声ファイルのデータベ
ース、及び、異常時再生用の音声ファイルのデータベー
ス等の種々の情報やマスターファイル、各種制御プログ
ラムが記憶されている。CPUはHDDに記憶されたプ
ログラムを読み出し、RAMに1次的に記憶されたデー
タやHDDに記憶されたデータベースに基づいて各種処
理を実行する。
及びRAMなどを含んで構成されている。HDDには、
通知されたトラブルに対応するトラブル復旧指示情報の
データベース、正常時再生用の音声ファイルのデータベ
ース、及び、異常時再生用の音声ファイルのデータベー
ス等の種々の情報やマスターファイル、各種制御プログ
ラムが記憶されている。CPUはHDDに記憶されたプ
ログラムを読み出し、RAMに1次的に記憶されたデー
タやHDDに記憶されたデータベースに基づいて各種処
理を実行する。
【0036】また、このコンピュータ14は、ターミナ
ルアダプタ(TA)16及びPHS交換機18を介して
PHSアンテナ22に接続されている。また、コンピュ
ータ14には音声無線装置19も接続されており、後述
する音声ファイルの再生により生成される音声を音声無
線装置19、及び、無線アンテナ23を介して無線式イ
ヤホン26に出力する。
ルアダプタ(TA)16及びPHS交換機18を介して
PHSアンテナ22に接続されている。また、コンピュ
ータ14には音声無線装置19も接続されており、後述
する音声ファイルの再生により生成される音声を音声無
線装置19、及び、無線アンテナ23を介して無線式イ
ヤホン26に出力する。
【0037】作業者は常時PHS24及び無線式イヤホ
ン26を携帯しており、このPHS24は、PHSアン
テナ22、PHS交換機18、ターミナルアダプタ16
を経由してコンピュータ14にダイヤルアップ接続する
ことでセッションを確立し、作業者により入力された要
求データを送信する。
ン26を携帯しており、このPHS24は、PHSアン
テナ22、PHS交換機18、ターミナルアダプタ16
を経由してコンピュータ14にダイヤルアップ接続する
ことでセッションを確立し、作業者により入力された要
求データを送信する。
【0038】例えば、PHS24の表示画面には、図2
(A)に示すようなメニューが表示されており、作業者
により番号が選択されると、図2(B)に示すように、
その番号に応じた要求の実行の可否を問う確認画面が表
示される。この確認画面において実行が選択されると、
図2(A)の画面で選択した処理の要求データを生成し
てコンピュータ14に送信する。
(A)に示すようなメニューが表示されており、作業者
により番号が選択されると、図2(B)に示すように、
その番号に応じた要求の実行の可否を問う確認画面が表
示される。この確認画面において実行が選択されると、
図2(A)の画面で選択した処理の要求データを生成し
てコンピュータ14に送信する。
【0039】コンピュータ14は受信したデータを解析
し、解析の結果が正常であれば、第1加工装置10a〜
第3加工装置10cの中から該当する加工装置のPLC
に正常受信した要求を書き込む。これにより、受信した
要求を加工装置に実行させると共に、予めコンピュータ
14に登録された正常時再生用の音声ファイルを検索、
再生して、音声無線装置19、及び、無線アンテナ23
を介して無線式イヤホン26に出力し、作業者へ結果を
通知する。
し、解析の結果が正常であれば、第1加工装置10a〜
第3加工装置10cの中から該当する加工装置のPLC
に正常受信した要求を書き込む。これにより、受信した
要求を加工装置に実行させると共に、予めコンピュータ
14に登録された正常時再生用の音声ファイルを検索、
再生して、音声無線装置19、及び、無線アンテナ23
を介して無線式イヤホン26に出力し、作業者へ結果を
通知する。
【0040】また、受信したデータの解析の結果、異常
なデータと判断した場合は、予めコンピュータ14に登
録された異常時再生用の音声ファイルの中から受信した
要求に対応した音声ファイルを検索再生して、音声無線
装置19、及び、無線アンテナ23を介して無線式イヤ
ホン26に出力し、作業者へ結果を通知する。
なデータと判断した場合は、予めコンピュータ14に登
録された異常時再生用の音声ファイルの中から受信した
要求に対応した音声ファイルを検索再生して、音声無線
装置19、及び、無線アンテナ23を介して無線式イヤ
ホン26に出力し、作業者へ結果を通知する。
【0041】ここで、このときのコンピュータ14にお
ける制御ルーチンについて図3を参照しながら説明す
る。まず、ステップ100では、要求ファイルを受信し
たかを判断する。ステップ100での判断が否定される
とステップ112に移行しポーリング処理を継続する。
肯定されるとステップ102に移行して受信した要求フ
ァイル(以下、受信データと称する。)を読み込む。
ける制御ルーチンについて図3を参照しながら説明す
る。まず、ステップ100では、要求ファイルを受信し
たかを判断する。ステップ100での判断が否定される
とステップ112に移行しポーリング処理を継続する。
肯定されるとステップ102に移行して受信した要求フ
ァイル(以下、受信データと称する。)を読み込む。
【0042】次に、ステップ104において、各PLC
を介して各加工装置の駆動状態を確認して、ステップ1
06に移行し、受信データが正常であるかを判断する。
例えば、加工装置内にコンベアが含まれる場合、コンベ
アが停止しているにもかかわらず停止を指示する要求フ
ァイルを受信した場合、この受信データは正常でないと
判断する。また、コンベアが停止している状態で駆動を
指示する要求ファイルを受信した場合、この受信データ
は正常であると判断する。このように各加工装置の駆動
状態に基づいて受信した要求ファイルの内容が正常であ
るかを判断して正常でないと判断された場合、ステップ
114に移行して予めコンピュータ14に登録された異
常時再生用の音声ファイルの中から、受信データの要求
が異常と判断された場合に適合する音声ファイルを検索
再生して、ステップ112に移行する。例えば、ライン
停止中に停止要求がなされた場合、「ラインはすでに停
止中です。命令は無効です。」等の音声ファイルが再生
されることとなる。
を介して各加工装置の駆動状態を確認して、ステップ1
06に移行し、受信データが正常であるかを判断する。
例えば、加工装置内にコンベアが含まれる場合、コンベ
アが停止しているにもかかわらず停止を指示する要求フ
ァイルを受信した場合、この受信データは正常でないと
判断する。また、コンベアが停止している状態で駆動を
指示する要求ファイルを受信した場合、この受信データ
は正常であると判断する。このように各加工装置の駆動
状態に基づいて受信した要求ファイルの内容が正常であ
るかを判断して正常でないと判断された場合、ステップ
114に移行して予めコンピュータ14に登録された異
常時再生用の音声ファイルの中から、受信データの要求
が異常と判断された場合に適合する音声ファイルを検索
再生して、ステップ112に移行する。例えば、ライン
停止中に停止要求がなされた場合、「ラインはすでに停
止中です。命令は無効です。」等の音声ファイルが再生
されることとなる。
【0043】ステップ106において、正常であると判
断された場合、ステップ108に移行して予めコンピュ
ータ14に登録された正常時再生用の音声ファイルの中
から受信した要求データに対応する音声ファイルを検索
再生して、ステップ110に移行する。ステップ110
では、要求のあった加工装置に設けられたPLCに対し
て正常と判断された受信データによる要求を書き込み、
ステップ112に移行する。
断された場合、ステップ108に移行して予めコンピュ
ータ14に登録された正常時再生用の音声ファイルの中
から受信した要求データに対応する音声ファイルを検索
再生して、ステップ110に移行する。ステップ110
では、要求のあった加工装置に設けられたPLCに対し
て正常と判断された受信データによる要求を書き込み、
ステップ112に移行する。
【0044】ステップ112では、製造加工設備全体と
しての本システムに対して終了指示があるかを判断し、
判断が否定されるとステップ100に戻り、上述した処
理を繰り替えする。ステップ112において判断が肯定
されると本ルーチンを終了する。
しての本システムに対して終了指示があるかを判断し、
判断が否定されるとステップ100に戻り、上述した処
理を繰り替えする。ステップ112において判断が肯定
されると本ルーチンを終了する。
【0045】逆に、第1加工装置10a〜第3加工装置
10cのうちのいずれか1つの加工装置に生じた装置ト
ラブルなどの異常をそれぞれの加工装置に対応して設け
られたPLCが検知した場合、PLCは検知した異常を
コンピュータ14に通知する。コンピュータ14は、通
知された異常に対するトラブル復旧方法をデータペース
から検索し、得られた結果をPHS24へ電話をかけて
通知する。これにより、PHS24の表示画面にトラブ
ル復旧方法が表示される。
10cのうちのいずれか1つの加工装置に生じた装置ト
ラブルなどの異常をそれぞれの加工装置に対応して設け
られたPLCが検知した場合、PLCは検知した異常を
コンピュータ14に通知する。コンピュータ14は、通
知された異常に対するトラブル復旧方法をデータペース
から検索し、得られた結果をPHS24へ電話をかけて
通知する。これにより、PHS24の表示画面にトラブ
ル復旧方法が表示される。
【0046】ここで、このときのコンピュータ14にお
ける制御ルーチンについて図4を参照しながら説明する
と共に、PHS24における制御ルーチンについて図5
を参照しながら説明する。
ける制御ルーチンについて図4を参照しながら説明する
と共に、PHS24における制御ルーチンについて図5
を参照しながら説明する。
【0047】まず、図4のステップ200では、PLC
からのトラブル発生通知が受信されたかを判断する。ス
テップ200で判断が肯定されると、ステップ202に
移行してコンピュータ14の記憶部に記憶されたデータ
ペースの中から通知されたトラブルに対応するトラブル
復旧指示情報を検索する。
からのトラブル発生通知が受信されたかを判断する。ス
テップ200で判断が肯定されると、ステップ202に
移行してコンピュータ14の記憶部に記憶されたデータ
ペースの中から通知されたトラブルに対応するトラブル
復旧指示情報を検索する。
【0048】次のステップ204では、データペースの
中に適合するトラブル復旧指示情報があるかを判断し、
あると判断された場合はステップ206に移行して復旧
指示情報をPHS24に送信してステップ208に移行
する。無いと判断された場合は、ステップ210に移行
して復旧指示がないことをPHS24に送信してステッ
プ208に移行する。
中に適合するトラブル復旧指示情報があるかを判断し、
あると判断された場合はステップ206に移行して復旧
指示情報をPHS24に送信してステップ208に移行
する。無いと判断された場合は、ステップ210に移行
して復旧指示がないことをPHS24に送信してステッ
プ208に移行する。
【0049】ステップ208では、製造加工設備全体と
しての本システムに対して終了指示があるかを判断し、
判断が否定されるとステップ200に戻り、上述した処
理を繰り替えする。ステップ208において判断が肯定
されると本ルーチンを終了する。
しての本システムに対して終了指示があるかを判断し、
判断が否定されるとステップ200に戻り、上述した処
理を繰り替えする。ステップ208において判断が肯定
されると本ルーチンを終了する。
【0050】また、PHS24では、図5のステップ3
00において、図4のステップ206にて送信された復
旧指示情報を受信したかを判断する。判断が否定される
とステップ306に移行し、判断が肯定されるとステッ
プ302に移行する。ステップ302では、受信した復
旧指示に従って復旧が行われるように表示画面に復旧手
順を表示する。このとき、作業者により行われた復旧処
理に関してPHS24から確認の入力がなされるように
構成するとよい。
00において、図4のステップ206にて送信された復
旧指示情報を受信したかを判断する。判断が否定される
とステップ306に移行し、判断が肯定されるとステッ
プ302に移行する。ステップ302では、受信した復
旧指示に従って復旧が行われるように表示画面に復旧手
順を表示する。このとき、作業者により行われた復旧処
理に関してPHS24から確認の入力がなされるように
構成するとよい。
【0051】次のステップ304では、受信した全ての
復旧指示が終了したかを判断し、判断が否定された場合
はステップ302に戻り、判断が肯定された場合はステ
ップ306に移行する。ステップ306では、製造加工
設備全体としての本システムに対して終了指示があるか
を判断し、判断が否定されるとステップ300に戻り、
上述した処理を繰り替えする。ステップ306において
判断が肯定されると本ルーチンを終了する。
復旧指示が終了したかを判断し、判断が否定された場合
はステップ302に戻り、判断が肯定された場合はステ
ップ306に移行する。ステップ306では、製造加工
設備全体としての本システムに対して終了指示があるか
を判断し、判断が否定されるとステップ300に戻り、
上述した処理を繰り替えする。ステップ306において
判断が肯定されると本ルーチンを終了する。
【0052】なお、作業者によるPHS24への入力時
に第3者が勝手に入力できないようにパスワードにより
個人識別を行って、認証された場合にのみ入力可能とな
るように構成することも出来る。
に第3者が勝手に入力できないようにパスワードにより
個人識別を行って、認証された場合にのみ入力可能とな
るように構成することも出来る。
【0053】このように、作業者が常時携帯するPHS
携帯端末を使用して各加工装置の駆動制御が出来るの
で、一人の作業者により製造加工設備全体に対して迅速
に制御指示を出すことができる。
携帯端末を使用して各加工装置の駆動制御が出来るの
で、一人の作業者により製造加工設備全体に対して迅速
に制御指示を出すことができる。
【0054】また、作業者が常時携帯するPHS携帯端
末のみで各加工装置の駆動制御が出来るので、各加工装
置のPLCに入力機器を有線で接続する必要がなく、ま
た、複数の入力装置を設ける必要がなく、その分、設備
コストを抑えることが出来る。もちろん、無線を使用し
たことにより拡張性を確保することもできる。さらに、
コンピュータ14から送られてきた情報をPHS携帯端
末の表示画面に表示したり、コンピュータ14から送ら
れてきた情報を無線アンテナ23を介して無線式イヤホ
ン26に出力し、作業者へ通知するので、作業者は製造
加工設備からの駆動情報を容易に把握できる。
末のみで各加工装置の駆動制御が出来るので、各加工装
置のPLCに入力機器を有線で接続する必要がなく、ま
た、複数の入力装置を設ける必要がなく、その分、設備
コストを抑えることが出来る。もちろん、無線を使用し
たことにより拡張性を確保することもできる。さらに、
コンピュータ14から送られてきた情報をPHS携帯端
末の表示画面に表示したり、コンピュータ14から送ら
れてきた情報を無線アンテナ23を介して無線式イヤホ
ン26に出力し、作業者へ通知するので、作業者は製造
加工設備からの駆動情報を容易に把握できる。
【0055】また、各加工装置に対する所定の要求及び
各加工装置の駆動状態の通知等の情報を、無線を使用し
て受け渡しを行うようにしているため、現在作業者の居
る場所から指定した加工装置に対して稼動変更要求など
を発信できるようになり、作業者が入力機器設置場所ま
で移動する必要が無いため、その分の時間を削減でき稼
動率が向上できる。
各加工装置の駆動状態の通知等の情報を、無線を使用し
て受け渡しを行うようにしているため、現在作業者の居
る場所から指定した加工装置に対して稼動変更要求など
を発信できるようになり、作業者が入力機器設置場所ま
で移動する必要が無いため、その分の時間を削減でき稼
動率が向上できる。
【0056】また、故障対応のための復旧作業もPHS
携帯端末を使用することができることで、従来のように
状況連絡をとりながら二人で作業を行わなくとも、一人
で状況を確認しながら復旧作業を行うことができる。
携帯端末を使用することができることで、従来のように
状況連絡をとりながら二人で作業を行わなくとも、一人
で状況を確認しながら復旧作業を行うことができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、作
業者が迅速に製造加工設備を構成する各加工装置の駆動
を制御できる、という効果がある。また、製造加工設備
を構成する各加工装置の駆動を1つの入力機器で制御可
能である、という効果がある。さらに、製造加工設備か
らの駆動情報を容易に把握できる、という効果がある。
業者が迅速に製造加工設備を構成する各加工装置の駆動
を制御できる、という効果がある。また、製造加工設備
を構成する各加工装置の駆動を1つの入力機器で制御可
能である、という効果がある。さらに、製造加工設備か
らの駆動情報を容易に把握できる、という効果がある。
【図1】 本発明の実施の形態の製造加工設備の概略構
成を示す説明図である。
成を示す説明図である。
【図2】 図2(A)はPHSの表示画面に表示するメ
ニューの一例であり、図2(B)は要求の実行の可否を
問う確認画面の一例である。
ニューの一例であり、図2(B)は要求の実行の可否を
問う確認画面の一例である。
【図3】 要求ファイル受信時におけるコンピュータの
制御ルーチンである。
制御ルーチンである。
【図4】 トラブル発生通知受信時におけるコンピュー
タの制御ルーチンである。
タの制御ルーチンである。
【図5】 トラブル発生通知受信時におけるPHSの制
御ルーチンである。
御ルーチンである。
【図6】 従来の製造加工設備の概略構成を示す説明図
である。
である。
10a〜10c 加工装置
12a〜12c 第1設備制御装置(第1PLC)〜
第3設備制御装置(第3PLC) 14 コンピュータ 16 ターミナルアダプタ(TA) 18 PHS交換機 19 音声無線装置 20 通信ネットワーク 22 PHSアンテナ 23 無線アンテナ 24 PHS 26 無線式イヤホン
第3設備制御装置(第3PLC) 14 コンピュータ 16 ターミナルアダプタ(TA) 18 PHS交換機 19 音声無線装置 20 通信ネットワーク 22 PHSアンテナ 23 無線アンテナ 24 PHS 26 無線式イヤホン
Claims (4)
- 【請求項1】 単独又は複数の装置が並列で稼動する製
造加工設備の制御システムであって、 制御要求を入力するための入力部と、該入力部から入力
された制御要求に基づいて制御要求データを生成して無
線で送信するデータ送信部と、外部から送信されたデー
タを無線で受信するデータ受信部と、受信したデータに
対応する内容を表示する表示部とを備えた携帯型無線端
末と、 前記携帯型無線端末から送信されたデータを無線で受信
する受信部と、ネットワークを介して受信したデータを
前記携帯型無線端末に無線で送信する送信部と、を有す
る無線通信端末と、 前記装置のそれぞれに設けられ、入力される制御要求に
応じて前記装置を制御する装置制御手段と、 前記装置制御手段が接続され、前記無線通信端末によっ
て受信された制御要求データを受信して、前記装置のう
ちの対応する装置に設けられた装置制御手段に前記制御
要求データに基づく制御要求を出力するシステム制御手
段と、 を備えた製造加工設備の制御システム。 - 【請求項2】 前記装置制御手段は、制御対象の装置の
異常を検知したとき、異常検知データを前記システム制
御手段に出力し、 前記システム制御手段は、入力された異常検知データを
ネットワークを介して無線通信端末に出力し、 前記無線通信端末は、入力された異常検知データを無線
により前記携帯型無線端末に送信し、 前記携帯型無線端末は、受信した異常検知データに基づ
く情報を表示画面に表示することを特徴とする請求項1
に記載の製造加工設備の制御システム。 - 【請求項3】 故障発生の各々のケースに応じた対応デ
ータを記憶する故障用データベースを記憶する記憶手段
を備え、 前記システム制御手段は、前記故障用データベースの中
から前記入力された異常検知データに応じた対応データ
を検索し、得られた対応データを前記無線通信端末を経
由して、携帯無線端末に出力することを特徴とする請求
項2に記載の製造加工設備の制御システム。 - 【請求項4】 入力された制御要求に応じて前記装置制
御手段が前記装置を制御した結果に対応する音声データ
を記憶する音声データベースを記憶する記憶手段を備
え、 前記システム制御手段は、前記音声データベースの中か
ら前記装置制御手段が前記装置を制御した結果に対応す
る音声データを検索し、得られた音声データを再生する
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項
に記載の製造加工設備の制御システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001246686A JP2003058220A (ja) | 2001-08-15 | 2001-08-15 | 製造加工設備の制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001246686A JP2003058220A (ja) | 2001-08-15 | 2001-08-15 | 製造加工設備の制御システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003058220A true JP2003058220A (ja) | 2003-02-28 |
Family
ID=19076181
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001246686A Pending JP2003058220A (ja) | 2001-08-15 | 2001-08-15 | 製造加工設備の制御システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003058220A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005266688A (ja) * | 2004-03-22 | 2005-09-29 | Digital Electronics Corp | 表示器、コンピュータを表示器として機能させるためのプログラム、および記録媒体 |
JP2006127386A (ja) * | 2004-11-01 | 2006-05-18 | Ntt Power & Building Facilities Inc | 資材・工程管理システム及び資材・工程管理方法 |
JP2013163565A (ja) * | 2012-02-10 | 2013-08-22 | Murata Machinery Ltd | 物流機器の復旧作業支援システム |
CN104181858A (zh) * | 2014-09-15 | 2014-12-03 | 沈阳飞机工业(集团)有限公司 | 板料存储设备控制系统 |
CN110629207A (zh) * | 2019-11-01 | 2019-12-31 | 吉姆西半导体科技(无锡)有限公司 | 全自动化学镍钯金生产设备控制系统 |
-
2001
- 2001-08-15 JP JP2001246686A patent/JP2003058220A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005266688A (ja) * | 2004-03-22 | 2005-09-29 | Digital Electronics Corp | 表示器、コンピュータを表示器として機能させるためのプログラム、および記録媒体 |
JP4576138B2 (ja) * | 2004-03-22 | 2010-11-04 | 株式会社デジタル | 表示器 |
JP2006127386A (ja) * | 2004-11-01 | 2006-05-18 | Ntt Power & Building Facilities Inc | 資材・工程管理システム及び資材・工程管理方法 |
JP2013163565A (ja) * | 2012-02-10 | 2013-08-22 | Murata Machinery Ltd | 物流機器の復旧作業支援システム |
CN104181858A (zh) * | 2014-09-15 | 2014-12-03 | 沈阳飞机工业(集团)有限公司 | 板料存储设备控制系统 |
CN110629207A (zh) * | 2019-11-01 | 2019-12-31 | 吉姆西半导体科技(无锡)有限公司 | 全自动化学镍钯金生产设备控制系统 |
CN110629207B (zh) * | 2019-11-01 | 2024-02-20 | 吉姆西半导体科技(无锡)股份有限公司 | 全自动化学镍钯金生产设备控制系统 |
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