JP2003085364A - Atm用メンテナンス端末およびその制御方法 - Google Patents

Atm用メンテナンス端末およびその制御方法

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JP2003085364A JP2001274817A JP2001274817A JP2003085364A JP 2003085364 A JP2003085364 A JP 2003085364A JP 2001274817 A JP2001274817 A JP 2001274817A JP 2001274817 A JP2001274817 A JP 2001274817A JP 2003085364 A JP2003085364 A JP 2003085364A
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Noriaki Kawamoto
範昭 河本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】係員操作・保守操作の場合に使用する操作パネ
ルを1台のメンテナンス端末で複数装置の操作が可能と
なり、装置コストの低減ができる。ICカード等情報媒
体を用いて操作内容の範囲を限定する他、使用者の履歴
管理が可能であり、保守作業等におけるセキュリティの
向上が可能となる。 【解決手段】操作パネルをATM21,22,23から
切り離し、複数台のATMに共通のメンテナンス端末1
の操作パネルで供用する。ICカードを使用することに
より、係員の操作権限と操作履歴を管理する。さらに、
保守員バックアップセンタ27等の遠隔地との通信手段
を設け、詳細情報を直接センタ27に送信可能にする。
通信手段として、ワイヤレス近距離無線通信回線を利用
すれば、係員がその場にいる場合に限って操作を許すメ
ンテナンスを行うときに有効である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金融機関等に設置
される自動取引装置の係員操作を、1台の端末で遠隔地
から操作を行うことが可能であり、また使用者の地位に
より操作内容の範囲を限定したり、使用者り履歴管理を
することが可能なATM用メンテナンス端末およびその
制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動取引装置では、装置1台につ
いて1つの操作パネルがついているため、複数の装置に
対して係員が同一作業を行う場合、それぞれ装置の設置
場所へ行き、各装置用のパネルを用いて個々に操作をす
る必要があり、また操作パネルの製造コストも装置1台
毎に必要であった。また、より専門的な対応が必要な場
合、専門員に対して電話などの口頭での連絡でしか対応
できない為、詳細な情報が専門保守員に伝わらず、専門
保守員が現地に向かって、現地に到着してから詳細情報
を得るなど、時間的ロスが発生する場合もあった。
【0003】また、例えば、特開平10−326373
号公報に記載の自動機障害通知方法では、複数の自動取
引装置が回線網を介して1台の監視システムおよび警備
システムに接続され、監視システムは障害通知情報を受
けると、自動取引装置の障害の発生原因を判断し、発生
原因と関連付けられて記憶されている障害通知データを
検索して、これを読み出し、障害通知データに基づく警
備出動要請記録データを自動記録し、次に障害の処置を
行ったとき、自動取引装置に処置内容データおよび結果
報告データを入力するとともに、同じデータを監視シス
テムにも送信し、処置完了記録データを自動的に記録し
ている。
【0004】さらに、例えば、特開平8−123876
号公報に記載の自動化機器監視システムにおける障害通
知方法では、複数の自動化機器に対して共通の監視端末
を接続し、監視端末の制御装置は、自動化機器に情報を
送信するとともに、この情報を自動化機器の出力装置か
ら出力させる指示を出し、各自動化機器から障害通知を
行わせる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、自
動取引装置の各々に操作パネルを備え、係員は自動取引
装置の作業を行う場合、各装置の場所へ移動し、各装置
に個別に操作する必要があった。また、装置メーカは各
装置に同一のユニットを取り付ける必要があるため、コ
ストアップにもつながっていた。さらに、操作パネルに
は通信手段は無いため、係員で対応しきれない障害など
が発生した場合には、専門保守員に電話連絡し、専門保
守員が現地まで移動して障害の詳細情報を確認する必要
があった。一方、上記公報に記載の各自動機障害通知方
法では、複数の自動取引装置に対して共通の監視システ
ムを設けて、障害時には自動的に障害情報を読み取り、
処置を行えるようにしているが、自動取引装置の通常時
の操作はそれぞれ係員が操作パネルに行って操作する必
要があり、その点では上記従来技術と全く同じであっ
た。
【0006】そこで、本発明の目的は、これら従来の課
題を解決し、1台1台の装置に移動すること無く係員作
業を行なうことができ、かつ個別の操作パネルも削除し
て装置の製造コストを削減するとともに、係員が対応し
きれない障害に対しては専門保守員が遠隔地で指示した
り、対応に必要な準備をより確実・迅速に行うことがで
きるATM用メンテナンス端末およびその制御方法を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のATM用メンテナンス端末は、複数機器
との間で無線によるデータ交信が可能な通信部、ガイダ
ンス表示を行う表示部、およびデータ入力が可能なキー
を有する操作部を有するATM用メンテナンス端末であ
って、操作パネルを取り外した複数のATMと通信回線
を介して同時に接続し、該複数のATMに対して遠距離
からパネル操作を行う回線部、およびバックアップセン
タとの間に詳細な情報伝達を行うための遠距離通信手段
を具備する。
【0008】また、ATM用メンテナンス端末に、特
定操作許可用デバイスを設け、該デバイスにICカード
を挿入して個人情報を読み取らせることで、該個人情報
を交信することにより操作レベルを特定する。 また、ATM用メンテナンス端末に、バックアップセ
ンタに詳細な画像情報を伝達するためのATM内蔵カメ
ラ、および該カメラによる画像情報を伝達する遠距離通
信手段を具備する。
【0009】また、メンテナンス端末から複数のAT
Mに接続して遠隔パネル操作を行うメンテナンス端末の
制御方法であって、各ATMは、接続した後に上記メン
テナンス端末の固体識別を行い、該メンテナンス端末で
は、各ATMと接続可能か否かを確認して、表示部に操
作可能なATMの番号を表示し、次に、個人情報を内蔵
したICカードを該メンテナンス端末に挿入して、該I
Cカードの認証と権限確認を行い、タッチパネルから操
作すべきATMを選択することで、該表示部に操作可能
・操作不可を表示し、操作可能ボタンの押下を検知し
て、該当ATMに操作開始を送信し、該ATMからの処
理状態を表示する。
【0010】さらに、バックアップセンタとの間で通
信を行うATM用メンテナンス端末の制御方法であっ
て、メンテナンス端末の保守員コールボタンが押下され
たことを検出して、コール画面に切り替え、保守が必要
なATM番号とATMの装置状態とメンテナンス端末の
個別番号と、ICカードの係員情報を上記バックアップ
センタに送信し、該バックアップセンタでは、障害が発
生しているATMの基本的な情報を把握し、該当ATM
の現場との間で音声通信を行い、さらに該バックアップ
センタからの要求により、ATM内蔵カメラで捉えた画
像データを該バックアップセンタに送信する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面に
より詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例を示す
メンテナンス端末の構成図である。メンテナンス端末1
は、図1に示す如く操作ガイダンスを表示する表示部
2、キー入力等が可能な操作部の上部に取付けられたタ
ッチパネル3、ICカード読取部4、交信可能な現金自
動取引装置(以下、ATMと省略する)と無線交信可能
な回線部5、メンテナンス端末1の制御を行う制御部
6、電源を供給する電源部7、障害箇所を撮影する為の
カメラ部8、音声通信を行う為のマイク部9およびスピ
ーカ部10、保守員バックアップセンタ27との通信を
行う通信部11、電源スイッチ12から構成されてい
る。ここで、カメラ部8、マイク部9、スピーカ部1
0、および通信部11が無くても、保守員バックアップ
センタ27との通信を縮退し、その他のメンテナンス端
末としての機能を発揮することが可能である。
【0012】図2は、本発明におけるメンテナンス端末
とATMと保守員バックアップセンタとの接続構成図で
ある。ここで、ATM21,22,23は、現金出金機
であっても構わないし、振込専用機、両替機、通帳発行
機、記帳機およびこれらの応用製品であっても構わな
い。ATM21,22,23は、ATMの制御を行う制
御部24、メンテナンス端末1と通信を行う為の回線部
25、メンテナンス端末1などとの通信記録を行う記録
部26を有する。メンテナンス端末1は、回線部5を使
用して、ATM21に内蔵された回線部25との間をワ
イヤレス近距離無線通信回線で接続している。
【0013】ここで、ATM21、22,23とメンテ
ナンス端末1とは、LANその他の有線接続、ワイヤレ
ス近距離無線通信以外の無線接続であってもかまわない
が、ワイヤレス近距離無線通信であれば、係員がその場
にいる場合に限って操作を許しているようなメンテナン
スを行う場合に有効である。メンテナンス端末1は、複
数台のATMと同時に交信が可能であり、メンテナンス
端末1から、ATM21、22,23に対して、メンテ
ナンスに関する指示を行ったり、ATM21,22,2
3の状況を表示させることが可能である。メンテナンス
端末1の係員が対応しきれない障害が発生した場合に
は、「保守員コール」ボタンを押下し、通信部11を使
用して保守員バックアップセンタ27の専門保守員と通
信する。
【0014】図3〜図6は、いずれも操作パネルの画像
表示例を示す図であり、図7は本発明の一実施例を示す
メンテナンス端末の操作フローチャートである。装置メ
ンテナンス操作を行う場合のメンテナンス端末1の操作
例を、図7のフローに従って説明する。なお、ATM2
1,22,23は同じ動きをする為、以下では、ATM
21を例に記述する。メンテナンス端末1で、係員がA
TM21を操作しようとする場合、まずメンテナンス端
末1の電源スイッチ12をオンする(入ボタン押下)
(ステップ101)。メンテナンス端末1の電源がオン
された時点でメンテナンス端末1とATM間は交信可能
状態となり、ATM21は電源オンされたメンテナンス
端末1の回線部5から送信されたメンテナンス端末1の
固体識別を行い、ATMと接続可能なものであることを
確認する。
【0015】接続可能であることを確認できたならば、
ATM21より接続可能である旨の内容をメンテナンス
端末1に送信する。メンテナンス端末1は、交信可能な
ATMがあるかを確認し(ステップ102)、交信可能
なATMが無い場合は交信可能ATMが無いことを表示
部2に表示し(ステップ200)、処理を終了する。一
方、交信可能の場合には、ATM21からの接続可能で
ある旨の信号を受け取ると、表示部2に操作可能なAT
M21,22,23の番号を表示する(ステップ10
3)とともに、ICカード挿入を促す表示を行う(ステ
ップ104)。ステップ103での画面は、図3に示す
ように、ATM21,22,23との接続が完了したこ
とを表示する。そして、ICカード挿入を促す。
【0016】係員は、使用者宣言として、係員が持つ個
人情報が入力されたICカードをメンテナンス端末1の
ICカード読取部4に挿入する。メンテナンス端末1
は、ICカード情報をATM21,22,23に送信す
ると、ATM21,22,23は、制御部11で当該I
Cカードの認証と権限確認を行い、その内容をおのおの
メンテナンス端末1に送信すると同時に、ICカードの
認証内容や権限、メンテナンス端末1に送信した内容な
どを記録部26に記録する。メンテナンス端末1は、A
TM21,22,23から送信された操作権限内容に従
い、操作可能なATMNOを表示する(ステップ10
6)。ステップ106での画面は、図4に示すように、
現在操作可能なATMが表示される。ここでは、ATM
21,22,23が全て操作可能となっている。操作す
るATMの番号を押下するように促す。
【0017】図7において、どのATMも操作可能でな
かった場合は(ステップ105)、メンテナンス端末の
表示部2にICカードを再挿入させる表示を行う(ステ
ップ201)。これにより、係員がICカードをメンテ
ナンス端末1のICカード読取部4に再度挿入すると、
メンテナンス端末1の回線部5からATM21,22,
23に再度ICカード情報を送信する。ATM21,2
2,23では、当該ICカードの認証を行い、結果をメ
ンテナンス端末1に送信し、記録する(ステップ20
2)。ここで再度使用不可であれば、メンテナンス端末
1の処理を終了する(ステップ203)。
【0018】図4に示すように、操作可能なATMが表
示されている状態(ステップ106)から、係員がメン
テナンス端末1のタッチパネル3でATM21を選択す
ると、当該ICカードのATM21の操作権限内容とA
TM21の装置状態がメンテナンス端末1の表示部2に
固定フォーマットで操作可能・操作不可が識別できるよ
うに表示される(ステップ107)。図5は、ATM操
作可能状態の画面表示例である。この例では、当該係員
は、ATM21に対して、「現金回収」、「現金装
填」、「リセット」を行うことが可能で、「保守員操
作」を行うことはできない。
【0019】次に、係員は現金回収を行うことにする。
メンテナンス端末1のタッチパネル3の「現金回収」ボ
タン53を押下すると、メンテナンス端末1は、「現金
回収」ボタン53が押下されたことを検知し(ステップ
108)、回線部5からATM21に対して現金回収を
指示する(ステップ109)。ATM21は、先ほど読
み取ったICカード所有者が現金回収をメンテナンス端
末1から指示したことを記録部26に記録し、現金回収
処理を開始するとともに、現金回収処理開始の旨をメン
テナンス端末1に送信する(ステップ110)。さらに
ATM21は、処理の進行状態を順次メンテナンス端末
1に送信する。
【0020】メンテナンス端末1は、ATM21から受
信した現金回収処理の処理状態を順次、図5の表示部2
の装置状態エリア51に表示する(ステップ110)。
ATM21は、現金回収処理が終了すると、終了した旨
をメンテナンス端末1に送信し、メンテナンス端末1
は、現金回収処理終了を装置状態エリア51に表示する
(ステップ111)。この後、図5の「現金装填」ボタ
ン54、「リセット」ボタン55を押下すれば、同様に
ATM21に対して操作指示を行うことができ、「操作
装置変更」ボタン56を押下して、図4の画面に戻って
他のATMを操作することも可能である(ステップ11
2)。係員は必要な操作がすべて終了すれば、メンテナ
ンス端末1の電源スイッチ12(切ボタン)を押下して
電源オフし(ステップ113)、処理終了する。
【0021】一方、係員が対応しきれない障害が発生し
た場合は、図5の画面上で「保守員コール」ボタン57
を押下し、通信部11を使用して保守員バックアップセ
ンタ27の専門保守員と通信する。ここでは、装置状態
表示エリア51に表示された内容のほか、メンテナンス
端末1のカメラ部8で撮影したATMの状態、および、
係員と保守員バックアップセンタ27の専門保守員の音
声情報を送信することができ、メンテナンス端末1のマ
イク部9、スピーカ部10を通して、係員と専門保守員
とが会話することが可能である。
【0022】図8は、本発明における保守員バックアッ
プセンタとの通信例のフローチャートである。次に、保
守員バックアップセンタ27の保守員とメンテナンス端
末1の係員との通信、および保守員とATMの現地係員
との通信について、図8により説明する。保守員バック
アップセンタ27との通信が必要であるような障害が発
生した場合、メンテナンス端末1の係員は図5の「保守
員コール」ボタン57を押下する(ステップ301)。
メンテナンス端末1は、「保守員コール」ボタン57が
押下されたことを検知すると、図6の保守員コール画面
の表示に切り替える(ステップ302)、同時に、保守
員バックアップセンタ27に接続する(ステップ30
3)。この例では、電話回線を使用して通信する場合を
示しているが、LANや専用衛星回線、など、電話回線
以外の通信手段を用いても構わない。保守員バップセン
タ27と接続が確立したならば、まず現在表示している
ATMNOとATMの装置状態、メンテナンス端末の個
別番号、読み取ったICカードの係員情報などを送信す
る(ステップ304)。
【0023】保守員バックアップセンタ27では、受信
したデータをメンテナンス端末1と同じ画面に表示す
る。さらに、メンテナンス端末1の固有番号や係員情報
から、保守員バックアップセンタ27の所有するデータ
ベースを使用して、障害が発生しているATMの設置場
所、製造番号、構成、その他の情報を、同時に表示させ
ることもできる。ここでは、ATM21が障害になった
ものと仮定する。基本的な装置情報を保守員バックアッ
プセンタの専門保守員が把握したところで、ATM21
の現地の係員と保守員バックアップセンタの専門係員で
音声通信を行う(ステップ305)。音声通信では、障
害の発生状況をはじめ、必要な情報の交換を行う。ここ
で専門保守員が、ATM21の状態をより把握する為に
ATM21の特定部分に関する画像を送信して欲しいと
音声で依頼する。係員はメンテナンス端末1の図6に示
す「画像表示」ボタン62を押下する(ステップ30
6)。
【0024】メンテナンス端末1は、「画像表示」ボタ
ン62が押下されたことを検知すると、カメラ部8で捉
えた画像データを図6の装置状態表示エリア51に表示
する(ステップ307)。係員は表示された画面を見な
がら必要部分が表示されていることを確認し、図6の
「画像送信」ボタン63を押下する(ステップ30
8)。メンテナンス端末1は、「画像送信」ボタン63
が押下されたことを検知すると、現在、装置状態表示エ
リア51に表示されている画像データを保守員バックア
ップセンタ27に送信する(ステップ309)。ここで
は、動画を高速で送信できる技術を使用しており、処理
スピードが追いつくのであれば、装置状態表示エリア5
1に表示されている画像データを絶えず送信しても構わ
ない。さて、保守員バックアップセンタ27では、送信
された画像データを確認し、さらに必要であれば音声通
信を使用して係員に更に画像データを送信するように指
示する。
【0025】係員は、指示に従いステップ307から3
09を繰り返す。さらに係員は、装置状態を更に確認し
たい場合は、図6の「状態表示」ボタン61を押下する
(ステップ310)。これにより、メンテナンス端末1
は、「状態表示」ボタン61が押下されたことを検知し
て、画像表示から装置状態表示に切り替える(ステップ
311)。保守員バックアップセンタ27の専門保守員
は、装置状態データ(ステップ304で送信)と画像デ
ータ(ステップ309で送信)、及び係員との音声通信
から、係員に対して必要な措置を指示したり、必要な部
品や冶具を準備して専門保守員を派遣する。このとき、
保守員バックアップセンタ27の専門保守員は、かなり
詳細な装置状態を把握しているので、迅速で的確な対応
が可能となる。係員と保守員バックアップセンタ27で
の必要な通信が終了すると、係員は図6の「通信終了」
ボタン64を押下する。メンテナンス端末1は、「通信
終了」ボタン64が押下されたことを検知すると、保守
員バックアップセンタ27との通信を切断する(ステッ
プ313)。それと同時に、図5のATM操作可能状態
表示に切り替える(ステップ314)。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
金融機関等に設置される自動機において、係員操作・保
守操作等の場合に使用する操作パネルを1台のメンテナ
ンス端末で複数装置の操作が可能となり、装置コストの
低減ができる。またICカード等情報媒体を用いて操作
内容の範囲を限定する他、使用者の履歴管理が可能であ
り、保守作業等におけるセキュリティの向上が可能とな
る。さらに、遠隔地との通信手段とカメラを設ける事
で、より専門的な対応が可能な人材と詳細情報を伝達す
ることができ、迅速で的確な対応が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すATM用メンテナンス
端末内の機器構成図である。
【図2】本発明におけるATM−メンテナンス端末間の
接続構成図である。
【図3】本発明における電源ON後の初期画面表示例を
示す図である。
【図4】本発明におけるICカード挿入後の画面表示例
を示す図である。
【図5】本発明におけるATM操作可能状態の画面表示
例を示す図である。
【図6】本発明における「保守員コール」押下時の画面
表示例を示す図である。
【図7】本発明の一実施例を示すATM用メンテナンス
端末による操作方法のフローチャートである。
【図8】本発明の一実施例を示す保守員バックアップセ
ンタとの通信動作のフローチャートである。
【符号の説明】
1…メンテナンス端末(操作パネル)、2…操作ガイダン
スを表示する表示部、3…キー入力可能なタッチパネ
ル、4…ICカード読取部、5…現金自動機(装置)と
無線交信可能な回線部、6…操作パネル制御を行う制御
部、7…メンテナンス端末1の電源部、8…カメラ部、
9…マイク部、10…スピーカ部、11…通信部、12
…メンテナンス端末1の電源スイッチ、21…ATM2
1、22…ATM22、23…ATM23、24…AT
M21の制御部、25…ATM21の回線部、26…A
TM21の記録部、27…保守員バックアップセンタ、
51…装置状態表示エリア、52…「保守員操作」ボタ
ン、53…「現金回収」ボタン、54…「現金装填」ボ
タン、55…「リセット」ボタン、56…「操作装置変
更」ボタン、57…「保守員コール」ボタン、58…マ
イク、61…「状態表示」ボタン、62…「画像表示」
ボタン、63…「画像送信」ボタン、64…「通信終
了」ボタン。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数機器との間で無線によるデータ交信
    が可能な通信部、ガイダンス表示を行う表示部、および
    データ入力が可能なキーを有する操作部を有するATM
    用メンテナンス端末であって、 操作パネルを取り外した複数のATMと通信回線を介し
    て接続し、該複数のATMに対して遠距離からパネル操
    作を行う回線部、およびバックアップセンタとの間に情
    報伝達を行うための遠距離通信手段を具備することを特
    徴とするATM用メンテナンス端末。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のメンテナンス端末にお
    いて、 前記各手段に加えて、特定操作許可用デバイスを設け、
    該デバイスにICカードを挿入して個人情報を読み取ら
    せることで、該個人情報を交信することにより操作レベ
    ルを特定することを特徴としたメンテナンス端末。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のメンテナンス
    端末において、 前記各手段に加えて、バックアップセンタに画像情報を
    伝達するためのATM内蔵カメラ、および該カメラによ
    る画像情報を伝達する遠距離通信手段を有することを特
    徴とするメンテナンス端末。
  4. 【請求項4】 メンテナンス端末から複数のATMに接
    続して遠隔パネル操作を行うメンテナンス端末の制御方
    法であって、 各ATMは、接続した後に上記メンテナンス端末の固体
    識別を行い、 該メンテナンス端末では、各ATMと接続可能か否かを
    確認して、表示部に操作可能なATMの番号を表示し、 次に、個人情報を内蔵したICカードを該メンテナンス
    端末に挿入して、該ICカードの認証と権限確認を行
    い、 タッチパネルから操作すべきATMを選択することで、
    該表示部に操作可能・操作不可を表示し、 操作可能ボタンの押下を検知して、該当ATMに操作開
    始を送信し、該ATMからの処理状態を表示することを
    特徴とするATM用メンテナンス端末の制御方法。
  5. 【請求項5】 バックアップセンタとの間で通信を行う
    ATM用メンテナンス端末の制御方法であって、 メンテナンス端末の保守員コールボタンが押下されたこ
    とを検出して、コール画面に切り替え、 保守が必要なATM番号とATMの装置状態とメンテナ
    ンス端末の個別番号と、ICカードの係員情報を上記バ
    ックアップセンタに送信し、 該バックアップセンタでは、障害が発生しているATM
    の情報を把握し、該当ATMの現場との間で音声通信を
    行い、 さらに該バックアップセンタからの要求により、ATM
    内蔵カメラで捉えた画像データを該バックアップセンタ
    に送信することを特徴とするATM用メンテナンス端末
    の制御方法。
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