JP2000217162A - 駅務遠隔監視システム - Google Patents

駅務遠隔監視システム

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JP2000217162A
JP2000217162A JP11013335A JP1333599A JP2000217162A JP 2000217162 A JP2000217162 A JP 2000217162A JP 11013335 A JP11013335 A JP 11013335A JP 1333599 A JP1333599 A JP 1333599A JP 2000217162 A JP2000217162 A JP 2000217162A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駅設備の始動や停止に要する、オペレータの
作業時間や手間を縮小し、確実な遠隔操作を行うことが
可能な駅務遠隔監視システムを提供する。 【解決手段】 センタ駅の制御端末100は、各駅の各
機器についての始業時および終業時の制御を示す項目フ
ァイルを、曜日単位で時刻に対応させ、スケジュールデ
ータとして記憶している。そして、制御端末100は、
このスケジュールデータで設定される時刻が到来する
と、その時刻に対応する機器の制御を上記スケジュール
データに従って行う。そして、この制御では、自駅内の
機器だけでなく、LANを通じ、ローカル駅の種々の機
器に操作コードを送信することにより行い、そして、こ
の制御がスケジュールデータで定めるようになされたか
否かを監視し、成されていない場合には、再試行を行う
ようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば鉄道駅に
設置される駅務機器や駅設備を遠隔制御および遠隔監視
する駅務遠隔監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、駅務遠隔監視システムが
導入されていない駅では、駅の始業時や終業時に、駅員
が駅務機器(自動改札機、自動券売機、自動精算機な
ど)や駅設備(エレベータ、エスカレータ、電動シャッ
タなど)のあるところまで出向いて、各機器の電源を1
台ずつで投入/断したり、各種運用上の設定を行なう必
要があった。
【0003】これに対して、駅務遠隔監視システムが導
入された駅、特にローカル駅などの無人駅においては、
当該システムの中枢である駅務遠隔監視装置が設置され
る有人駅より、上記駅務機器や駅設備の遠隔操作が可能
となり、駅員を無人駅の始業時や終業時に、現地へ赴か
せる必要がなくなる。
【0004】しかしながら、従来の駅務遠隔監視システ
ムでは、複数の無人駅に対して個々にオペレータが遠隔
操作を行うため、多くの時間と手間を要する。また、遠
隔操作する駅務機器の始動や停止の完了、あるいは駅設
備の遠隔操作完了に、時間がかかる場合(機器の起動や
停止、シャッタの昇降)には、遠隔操作の完了を確認す
るのに時間や手間がかかる上に、見落とす危険性がある
という問題がある。
【0005】また、従来は、無人駅で発生した問題は、
定期的に巡回する保守員か、あるいは利用客によって発
見され、保守員が問題に現地で対応することになる。そ
して、上記問題への対応や状況報告など、問題について
の連絡は、電話やファクシミリなどを通じて行われる
が、このような手段では、現地にいる保守員と、駅務遠
隔監視システムのオペレータや運行を管理する者との間
で、十分な意志の疎通が図れず、適切な対応ができなか
ったり、多くの場合対応までに多くの時間を要するとい
う問題があった。
【0006】また、従来では、駅には図23に示すよう
なシステムが導入されていた。このシステムは、自動改
札機GE1〜GE3,GW1〜GW3にて、入場者数を
それぞれカウントし、自動改札機監視装置GO1,GO
2に通知する。自動改札機監視装置GO1,GO2は、
それぞれ自動改札機GE1〜GE3,GW1〜GW3よ
り通知されるカウント情報を集計し、集計結果を売り上
げ管理装置SSに通知する。
【0007】そしてこの売り上げ管理装置SSでは、自
動改札機監視装置GO1,GO2にて集計したカウント
情報より売り上げ、および入場者数を集計するようにし
てる。しかしこのシステムは、売り上げや入場者数を集
計することはできても、終業時にすべての入場者が退場
したかを確認することはできない。
【0008】また、駅では、改札者数と出札者数が異な
るため、入出場者をカウントするだけでは、駅構内に居
残る人の有無を確認することができなかった。
【0009】そしてまた、通常、駅の終業確認は、火災
防止のために、たばこの消し忘れなど、火元の安全確認
を行う必要があるが、上述のシステムでは、このような
安全確認は人に頼る他なかった。従って、無人駅などに
あっては、終業時に係員が現地に赴く必要があり、終業
確認には多大な人的資源を必要としていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の駅務遠隔監視シ
ステムでは、駅務機器や駅設備の遠隔操作に時間や手間
がかかる上に、遠隔操作の対象によっては、遠隔操作の
完了を確認するのに時間や手間がかかる上に、見落とす
危険性があるという問題があった。
【0011】この発明は上記の問題を解決すべくなされ
たもので、駅務機器や駅設備の始動や停止に要する、オ
ペレータの作業時間や手間を縮小し、確実な遠隔操作を
行うことが可能な駅務遠隔監視システムを提供すること
を目的とする。
【0012】また、従来においては、無人駅などで問題
が発生した場合、現地に赴いた保守員と、駅務遠隔監視
システムのオペレータや運行を管理する者との間で、十
分な意志の疎通が図れず、適切な対応ができなかった
り、多くの場合対応までに多くの時間を要するという問
題があった。
【0013】この発明は上記の問題を解決すべくなされ
たもので、駅で問題が発生した場合、現地に赴いた保守
員と、駅務遠隔監視システムのオペレータや運行を管理
する者との間で、高い次元で意志の疎通を図ることが可
能な駅務遠隔監視システムを提供することを目的とす
る。
【0014】また、前述のように、従来では、駅の終業
確認を行うには、多大な人的資源を必要とするという問
題があった。この発明は上記の問題を解決すべくなされ
たもので、人的資源を節約して、駅の終業確認を行うこ
とが可能な駅務遠隔監視システムを提供することを目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、複数の駅の駅設備を遠隔制御する駅
務遠隔監視システムにおいて、各駅設備毎に、制御内容
と制御時刻とを対応させたスケジュールデータに従っ
て、各駅設備を遠隔制御する制御手段を具備して構成す
るようにした。
【0016】上記構成の駅務遠隔監視システムでは、予
め作成したスケジュールに従って、各駅設備を遠隔制御
するようにしている。したがって、上記構成の駅務遠隔
監視システムによれば、駅設備の始動や停止に要する、
オペレータの作業時間や手間を縮小し、確実な遠隔操作
を行うことができる。
【0017】また、この発明は、複数の駅の駅設備を遠
隔制御する駅務遠隔監視システムにおいて、オペレータ
からの指示を受け付ける受付手段と、この受付手段を通
じてオペレータから指示があった場合に、各駅設備毎に
予め設定した遠隔制御を実行する制御手段とを具備して
構成するようにした。
【0018】上記構成の駅務遠隔監視システムでは、オ
ペレータから指示があった場合に、各駅設備毎に予め設
定した遠隔制御を実行するようにしている。したがっ
て、上記構成の駅務遠隔監視システムによれば、駅設備
の始動や停止に要する、オペレータの作業時間や手間を
縮小し、確実な遠隔操作を行うことができる。
【0019】さらに、この発明は、複数の駅の駅設備を
遠隔制御する駅務遠隔監視システムにおいて、オペレー
タからの指示を受け付ける受付手段と、制御手段とをそ
れぞれ各駅に備え、このうち中心となる駅の制御手段
が、受付手段を通じてオペレータから所定の指示を受け
付けた場合には、各駅の駅設備毎に予め設定した遠隔制
御を実行し、受付手段を通じてオペレータから所定の要
求を受け付けた場合には、要求にて指定された駅に対し
て所定の指示を行い、中心となる駅以外の制御手段は、
指示を受け付けた場合にのみ、自己の駅の駅設備を制御
することを特徴とする。
【0020】上記構成の駅務遠隔監視システムでは、中
心となる駅の制御手段が、オペレータから指示に応じ
て、各駅の駅設備毎に予め設定した遠隔制御を実行し、
オペレータから所定の要求を受け付けた場合には、上記
要求にて指定された駅に対して所定の指示を行い、この
指示を受けた駅の制御手段は、この指示を受け付けた場
合にのみ、自己の駅の駅設備を制御するようにしてい
る。
【0021】したがって、上記構成の駅務遠隔監視シス
テムによれば、通常時は、中心となる駅のオペレータが
各駅の駅設備を遠隔制御し、非常時には、このオペレー
タの要求により、各駅にてそれぞれの駅設備を制御する
ように切り替えることができるので、各駅に赴いた保守
員が駅設備を制御できる。
【0022】さらにまた、この発明は、監視手段にて検
出した異常に関する情報を記憶する記憶手段を備え、受
付手段が、オペレータからの要求に応じて、記憶手段に
記憶される情報を映示しオペレータに通知するようにし
た。したがって、上記構成の駅務遠隔監視システムによ
れば、必要に応じてオペレータが異常に関する情報を選
択して、映示によりその情報を知ることができる。
【0023】また、この発明は、記憶手段が、監視手段
にて検出した異常に関する情報として、その異常に対し
て行われたオペレータの対処を記憶することを特徴とす
る。したがって、上記構成の駅務遠隔監視システムによ
れば、何らかの障害が発生した場合に、必要に応じてオ
ペレータが記憶手段より、過去の異常への対処を読み出
すことができるので、オペレータがこの情報を参考にし
て異常に対して迅速な対応を行うことができる。
【0024】さらに、上記の目的を達成するために、こ
の発明は、複数の駅の駅設備を遠隔制御する駅務遠隔監
視システムにおいて、各駅毎に、音声を入出力する通話
手段と、この通話手段を使用する話者を撮像する撮像手
段と、映像を表示する表示手段とをそれぞれ備え、駅間
で話者が互いの映像を見ながら通話するように、通話手
段、撮像手段、表示手段を制御する通話制御手段を具備
して構成するようにした。
【0025】上記構成の駅務遠隔監視システムでは、通
話制御手段により、通話手段、撮像手段、表示手段を制
御して、駅間で話者が互いの映像を見ながら通話するよ
うにしている。
【0026】したがって、上記構成の駅務遠隔監視シス
テムによれば、駅で問題が発生した場合、現地に赴いた
保守員と、駅務遠隔監視システムのオペレータや運行を
管理する者との間で、お互いの表情を見て通話すること
ができるため、高い次元で意志の疎通を図ることができ
る。
【0027】また、上記の目的を達成するために、この
発明は、複数の駅の駅設備を遠隔制御する駅務遠隔監視
システムにおいて、改札の通過者数を計数する改札計数
手段と、人の存在を検出する人検出手段と、列車から下
車する人を撮像して、この撮像した映像から下車した人
の数を求める人計数手段と、改札計数手段、人検出手段
および人計数手段にて得られた情報に基づいて、駅が終
業状態にあるか否かを判定する終業判定手段とを具備し
て構成するようにした。
【0028】上記構成の駅務遠隔監視システムでは、改
札計数手段、人検出手段および人計数手段にて得られた
情報から、駅が終業状態にあることを判定するようにし
ている。したがって、上記構成の駅務遠隔監視システム
によれば、人的資源を節約して、駅の終業確認を行うこ
とができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施形態について説明する。図1に、この発明の第1
の実施形態に係わる駅務遠隔監視システムの構成を示
す。この駅務遠隔監視システムは、図2に示すように、
センタ駅とローカル駅とからなる鉄道に適用されるもの
である。センタ駅には、係員が常駐しており、ローカル
駅は、無人駅か、常駐する駅員のいない半無人駅で、セ
ンタ駅とローカル駅はLAN接続されている。
【0030】まず、センタ駅について説明する。センタ
駅は、制御端末(PC)100を中核とし、この制御端
末100を通じて上記LANに接続される。カメラ11
3〜115は、センタ駅構内やセンタ駅近傍の線路を撮
影するように配備され、撮影した映像データをマルチビ
ューワ(MV)112に出力する。
【0031】マルチビューワ112は、後述の制御端末
100のモニタの画面を分割し、カメラ113〜115
にて撮影した映像データをそれぞれ表示するように合成
するものである。ここで合成された映像データは、ビデ
オスイッチャ(VSW)110に出力される。
【0032】人物カメラ111は、上記制御端末100
のオペレータを撮影するもので、ここで撮影された映像
データは、上記ビデオスイッチャ110に出力される。
ビデオスイッチャ110は、マルチビューワ112にて
合成された映像データと、人物カメラ111にて撮影し
た映像を合成し、制御端末100からの指示に応じて制
御端末100に出力するものである。また、ビデオスイ
ッチャ110には、モニタ140が接続されており、こ
のモニタ140にて、より大きく明瞭に映像データを表
示させることができる。
【0033】インターホン122,123は、駅構内の
各部に配備される。ハンドセット124は、制御端末1
00の近傍に設けられ、オペレータが用いる。
【0034】インターホン制御器121は、インターホ
ン122,123およびハンドセット124を制御し、
インターホン122,123とハンドセット124との
間に音声通信リンクを開設したり、あるいは、これらの
うちいずれかを選択的にオーディオスイッチャ(AS
W)120に接続する。
【0035】オーディオスイッチャ120は、インター
ホン制御器121を通じて接続されるインターホン12
2,123とハンドセット124の間に音声通信リンク
を開設する。
【0036】駅務機器131,132は、自動改札機、
自動券売機、自動精算機など機器であって、後述の制御
端末100により、動作制御や各種設定がなされ、各機
器は自己の状態(故障の発生、売り上げ、入出場者のカ
ウント数など)を定期的に報告する。
【0037】駅設備133は、駅構内や出入り口に設け
られるエレベータ、エスカレータ、電動シャッタなどで
あって、後述の制御端末100により、動作制御され、
故障の発生や自己の状態を制御端末100に通知する。
【0038】制御端末100は、当該駅務遠隔監視シス
テムの中枢をなすもので、少なくともタッチパネル式の
モニタ、キーボードなどのマン−マシンインターフェイ
スを備えたコンピュータ端末であって、上述の各機器を
制御したり、LANを通じて、後述のローカル駅に設け
られる各機器の動作制御を行う。
【0039】また、上記タッチパネル式のモニタは、図
3に示すように、GUI(Graphical User Interface)
を通じてオペレータからの要求を受け付けたり、システ
ムの状態を示す。
【0040】モニタの表示は、基本構成として、遠隔制
御を行う駅を選択するウィンドウW1(図4参照)と、
ウィンドウW1にて選択した駅に設けられる機器の選択
や、制御機能の選択を行うウィンドウW2(図5参照)
と、異常が起きたローカル駅からのアラーム情報を表示
し、詳細などを表示するためのウィンドウW3(図6参
照)と、当該システムのカメラからの映像を表示するウ
ィンドウW4(図7参照)と、ウィンドウW2で選択し
た機能を操作し、各機器の状態を示すウィンドウW5
(図8参照)と、警報の停止やシステムの終了操作を行
うウィンドウW6(図9参照)とからなる。
【0041】次に、ローカル駅について説明する。ロー
カル駅は、制御端末(PC)200を中核とし、この制
御端末200を通じて上記LANに接続される。カメラ
213〜215は、ローカル駅構内やローカル駅近傍の
線路を撮影するように配備され、撮影した映像データを
マルチビューワ(MV)212に出力する。
【0042】マルチビューワ212は、後述の制御端末
200のモニタの画面を分割し、カメラ213〜215
にて撮影した映像データをそれぞれ表示するように合成
するものである。ここで合成された映像データは、ビデ
オスイッチャ(VSW)210に出力される。
【0043】人物カメラ211は、上記制御端末200
のオペレータを撮影するもので、ここで撮影された映像
データは、上記ビデオスイッチャ210に出力される。
ビデオスイッチャ210は、マルチビューワ212にて
合成された映像データと、人物カメラ211にて撮影し
た映像を合成し、制御端末200からの指示に応じて制
御端末200に出力するものである。また、ビデオスイ
ッチャ210には、モニタ240が接続されており、こ
のモニタ240にて、より大きく明瞭に映像データを表
示させることができる。
【0044】インターホン222,223は、駅構内の
各部に配備される。ハンドセット224は、制御端末2
00の近傍に設けられ、オペレータが用いる。
【0045】インターホン制御器221は、インターホ
ン222,223およびハンドセット224を制御し、
インターホン222,223とハンドセット224との
間に音声通信リンクを開設する。
【0046】駅務機器231,232は、自動改札機、
自動券売機、自動精算機など機器であって、後述の制御
端末200により、動作制御や各種設定がなされ、各機
器は自己の状態(故障の発生、売り上げ、入出場者のカ
ウント数など)を定期的に報告する。
【0047】駅設備233は、駅構内や出入り口に設け
られるエレベータ、エスカレータ、電動シャッタなどで
あって、後述の制御端末200により、動作制御され、
故障の発生や自己の状態を制御端末200に通知する。
【0048】制御端末200は、ローカル駅における駅
務遠隔監視システムの中枢をなすもので、制御端末10
0と同様に、少なくともタッチパネル式のモニタ、キー
ボードなどのマン−マシンインターフェイスを備えたコ
ンピュータ端末である。
【0049】そして、制御端末100と同様のGUIを
通じてオペレータからの要求を受け付けたり、システム
の状態を示し、制御端末100からの指示に応じて、上
述の各機器を制御し、さらには自己が置かれるローカル
駅の機器の状態をLANを通じて、センタ駅の制御端末
100に定期的に通知する。
【0050】なお、上述した各駅の機器には、予め操作
コードが割り当てられており、この操作コードを通じ
て、制御端末100,200は、各機器の制御を行う。
この操作コードは、図10に示すように、固定コード、
機種コード、分類コード、詳細コード、サブコードから
構成される。
【0051】固定コードは、当該操作コードと、他のコ
ードとを識別するためのコード識別情報である。機種コ
ードは、機器の機種を分類するための情報である。分類
コードは、各機器毎に設定されるコマンドを大別するた
めの情報である。詳細コードは、各機器毎に設定される
コマンドを詳細に判別するための情報である。サブコー
ドは、電源の「入り/切り」等の設定が必要な場合に使
用するコードである。
【0052】次に、上記構成の駅務遠隔監視システムの
動作を以下に説明する。まず、予め設定したスケジュー
ルに従った始業/終業処理について説明する。図11
は、そのフローチャートで、制御端末100の電源を投
入すると、制御端末100により実行される。
【0053】なお、この処理の実行に先立ち、各駅の各
機器についての始業時および終業時の制御を示す項目フ
ァイルを、曜日単位で時刻に対応させ、スケジュールデ
ータとして作成しておく。このデータは、制御端末10
0内に記憶される。
【0054】まず、ステップ11aでは、予め作成して
おいた上記スケジュールデータを読み込み、ステップ1
1bにて、スケジュールデータの設定がない場合には、
当該処理を終了し、一方、設定がある場合には、ステッ
プ11cに移行する。
【0055】ステップ11cでは、上記スケジュールデ
ータで指定された時刻が到来したか否かを監視する。こ
こで、指定した時刻が到来した場合には、ステップ11
dに移行し、一方、指定した時刻が到来しない場合に
は、再びステップ11cに移行して時刻の監視を行う。
【0056】ステップ11dでは、指定時刻に対応する
機器に対して、上記項目ファイルに設定された制御に対
応する制御コマンドとして、前述の操作コードをLAN
を通じて送信し、ステップ11eに移行する。これによ
り、制御対象となる機器は、電源の投入や遮断などが行
われる。
【0057】ステップ11eでは、ステップ11dにて
操作コードを送信した機器より、ステータス情報を受信
し、機器がスケジュールデータ通りの状態にある、すな
わちステップ11dでの制御が成功したか否かを判定す
る。
【0058】ここで、ステップ11dでの制御が成功し
ていない場合には、再びステップ11dに移行して、再
試行を行う。一方、制御が成功した場合には、ステップ
11cに移行して、上記スケジュールデータで指定され
る次の指定時刻の到来を待機する。
【0059】次に、オペレータからの要求による、始業
時の機器の立ち上げ処理について説明する。図12は、
そのフローチャートである。この処理は、制御端末10
0によってなされる。
【0060】ステップ12aでは、オペレータがタッチ
パネル式のモニタを通じて、始業項目を変更する要求を
行ったか否かを判定する。ここで、始業項目の変更要求
があった場合には、ステップ12bに移行し、一方、変
更要求がない場合には、ステップ12cに移行する。
【0061】ステップ12bでは、上記モニタに、図1
3に示すような始業項目選択画面を表示し、オペレータ
から上記モニタを通じて始業項目の変更を受け付け、更
新された始業項目を始業項目ファイルとして記憶し、ス
テップ12cに移行する。
【0062】ステップ12cでは、オペレータより上記
モニタを通じて、始業の要求を受け付ける。ここで、始
業の要求があった場合には、ステップ12dに移行し、
一方、要求がなかった場合には、ステップ12aに再び
移行する。
【0063】ステップ12dでは、予め記憶しておい
た、各駅毎に制御対象となる機器をまとめたファイル
と、前述の始業項目ファイルとに基づいて、始業に際し
て制御する機器をまとめた始業リストを作成し、ステッ
プ12eに移行する。
【0064】ステップ12eでは、ステップ12dにて
作成した始業リストに従って、制御対象となる機器に制
御コマンドとして、前述の操作コードを送信し、ステッ
プ12fに移行する。これにより、制御対象となる各機
器は、電源の投入など、始業時の制御が一括して行われ
る。
【0065】ステップ12fでは、各機器のステータス
情報を受信し、ステップ12eにて操作コードを送信し
た機器が、上記始業リストにあるような状態となってい
る、すなわちステップ12eでの制御が成功したか否か
を判定する。
【0066】そして、成功が確認された機器を上記始業
リストから削除し、所定の時間が経過した後に、すべて
の制御が成功している場合には、当該処理を終了し、一
方、成功していない機器がある場合にはステップ12g
に移行する。
【0067】ステップ12gでは、上記モニタに、上記
始業リストに基づいて、成功していない機器とその制御
内容を表示し、再試行の要求を受け付ける。ここで、再
試行の要求があった場合には、ステップ12eに移行し
て、上記始業リストに従って再び制御を試みる。一方、
上記要求がない場合には、当該処理を終了する。
【0068】また、終業時の処理も、制御端末100の
制御により、予め終業時制御項目が作成され、オペレー
タからの要求により上記終業時制御項目に基づいて終業
リストが作成され、このリストによって終業制御がなさ
れる。なお、ここでは、始業制御と終業制御は、主とし
て電源の投入と切断の違いで、終業処理のフローも始業
時とほぼ同様であるため、ここでは詳細な説明は省略す
る。但し、終業時に安全確認が必要な項目、例えばシャ
ッタの開閉については、始業時と異なる制御を行うよう
にしてもよい。
【0069】次に、駅間でテレビ会議を行う場合の動作
について説明する。図14は、そのシーケンスを示すも
ので、ローカル駅Aがローカル駅Bとテレビ会議を行う
場合を例に挙げて説明する。
【0070】まず、ローカル駅Aのオペレータが制御端
末200の例えばタッチパネル式モニタを操作する(S
1)。この操作は、前述のウィンドウ2にて「TV会
議」を選択し、続いて表示される図15のウィンドウに
て、相手となるローカル駅Bの名称を選択することによ
ってなされる。この要求は、LANを通じてセンタ駅の
制御端末100に通知される(S2)。
【0071】すると、センタ駅の制御端末100は、そ
の時点で保持しているローカル駅Bの情報を参照し、テ
レビ会議機能の実行が可能であるか否か判定する(S
3)。ここで、テレビ会議が可能な状態にローカル駅B
があると、その旨をLANを通じてローカル駅Aの制御
端末200に通知する(S4)。
【0072】これに対して、ローカル駅Aの制御端末2
00は、映像系(人物カメラ211、ビデオスイッチャ
210など)と音声系(インターホン制御器221、ハ
ンドセット224など)を制御し、LANを通じてセン
タ駅の制御端末100との間に通信リンクを開設する
(S5)。
【0073】一方、センタ駅の制御端末100は、LA
Nを通じローカル駅Bの制御端末200に対して、ロー
カル駅Aからのテレビ会議の要求があった旨を通知する
(S6)。
【0074】これに対して、ローカル駅Bの制御端末2
00は、図6のウィンドウW3にアラーム情報の追加と
いう形で、ローカル駅Aからのテレビ会議の要求をオペ
レータに通知する(S7)。
【0075】ここで、ローカル駅Bのオペレータが制御
端末200のタッチ式パネルを操作して、上記ウィンド
ウ3に表示されたテレビ会議要求を示すアラームを選択
すると(S8)、ローカル駅Bの制御端末200は、映
像系(人物カメラ211、ビデオスイッチャ210な
ど)と音声系(インターホン制御器221、ハンドセッ
ト224など)を制御し、LANを通じてセンタ駅の制
御端末100との間に通信リンクを開設する(S9)。
【0076】これにより、ローカル駅Aの制御端末20
0は、ローカル駅Bの制御端末200との間に、テレビ
会議を行うための通信リンクが確立され、ローカル駅A
のオペレータとローカル駅Bのオペレータとがそれぞれ
ハンドセット224を取り上げた時点で、両者間でテレ
ビ会議が実現される。
【0077】なお、人物カメラ211にて撮影された映
像は、通信相手のモニタの上記ウィンドウ4、またはモ
ニタ240に表示される。ここでの表示は、カメラ21
3〜215の映像と合成したり、適宜切替を可能な構成
にしてもよい。
【0078】また、センタ駅では、LANを通じて行わ
れるテレビ会議の状態を監視するため、ウィンドウ2に
て「TV会議」を選択した後、「接続状況」タブを選択
することにより(図16参照)、ローカル駅間でなされ
るテレビ会議の接続状況を把握できる。また、ここで、
「強制終了」を選択した場合には、テレビ会議を行う両
者に終了コマンドを送信して、強制的にテレビ会議を終
了する。なお、上記では、ローカル駅間でテレビ会議を
行う場合を例に説明したが、センタ駅とローカル駅との
間でテレビ会議を行うことも可能である。
【0079】次に、監視制御の切替について説明する。
通常時、各駅の機器の監視や制御は、センタ駅の制御端
末100によってのみなされ、ローカル駅の制御端末2
00では、自駅の機器についても制御することができな
いように設定されている。
【0080】そこで、ローカル駅において、各駅の機器
を制御する場合には、センタ駅のオペレータが制御端末
100のタッチパネル式モニタを通じて、監視切替を要
求する。この要求は、前述のウィンドウ2にて、「監視
切替」を選択することによってなされる。
【0081】この選択(要求)がなされると、図17に
示すように駅名が上記モニタに表示され、センタ駅のオ
ペレータが上記モニタ上の駅名を触れて選択することに
より、選択されたローカル駅に向け制御コマンドがLA
Nを通じて送信される。
【0082】これを受けたローカル駅は、自駅の制御端
末200を通じて、自駅の機器の制御が可能となる。こ
の状態は、センタ駅にて再び「監視切替」により、その
主体をセンタ駅に移されるまで持続される。
【0083】次に、アラーム発生の記録について説魅す
る。ローカル駅の制御端末200は、自駅の機器に生じ
る異常を監視し、異常が発生した場合には、その旨をア
ラーム情報として、LANを通じセンタ駅の制御端末1
00に通知する。これに対して、制御端末100は、ロ
ーカル駅の制御端末200より通知されるアラーム情報
を機器毎と、駅毎に集計すると共に、その異常に対する
対応(処置)が記録される。
【0084】そして、制御端末100では、オペレータ
によって、前述のウィンドウ2の「異常記録」が選択さ
れると、異常記録を検索するための図18のウィンドウ
を表示する。ここで、検索条件が入力されると、その条
件に一致する異常を検索して読み出し、モニタに表示す
る。図19は、その一例である。
【0085】以上のように、上記構成の駅務遠隔監視シ
ステムでは、始業時および終業時の各駅の機器に対する
遠隔制御を、予め設定したスケジュールデータに従って
行うようにしている。したがって、上記構成の駅務遠隔
監視システムによれば、機器の始動や停止に関するオペ
レータの作業時間や手間を縮小し、確実な遠隔操作を行
うことができる。
【0086】また、上記構成の駅務遠隔監視システムで
は、始業時および終業時の各駅の機器に対する遠隔制御
を、オペレータの要求に応じて予め作成しておいた始業
項目ファイルおよび終業項目ファイルに従い、一括して
行うようにしている。したがって、上記構成の駅務遠隔
監視システムによれば、機器の始動や停止に関するオペ
レータの作業時間や手間を縮小し、確実な遠隔操作を行
うことができる。
【0087】さらに、上記構成の駅務遠隔監視システム
では、テレビ会議機能を備えて、通話時にオペレータ同
士が互いの映像を見て通話できる。このため、無人駅な
どの赴いた保守員と、センタ駅のオペレータとの間で、
高い次元で意志の疎通を図ることができる。
【0088】さらにまた、上記構成の駅務遠隔監視シス
テムでは、ローカル駅の各機器を監視および制御する駅
を、そのローカル駅自身か、あるいはセンタ駅にて選択
的に行うようにしている。このため、ローカル駅を監視
制御する駅をセンタ駅から、そのローカル駅に委ねるこ
とができるため、ローカル駅の機器を、平常時にはセン
タ駅に監視/制御し、非常時にはローカル駅にて保守員
が監視/制御することができる。
【0089】また、上記構成の駅務遠隔監視システムで
は、センタ駅およびローカル駅にて発生した異常をアラ
ーム情報としてセンタ駅に記憶し、このアラーム情報に
併せてその異常への対応を記憶する。そしてこの記録し
た情報を、オペレータの要求に応じて検索してモニタに
表示するようにしているため、異常が生じた場合に、過
去の異常への対応を参考にして、異常に対応することが
できる。
【0090】次に、この発明の第2の実施形態に係わる
駅務遠隔監視システムについて説明する。図20は、そ
の構成を示すものである。この駅務遠隔監視システム
は、自動改札機G1〜Gj、自動改札機監視装置Go、
センサSe1〜Sek、センサ監視装置So、カメラC
a1〜Cam、放送設備Br1〜Brn、画像処理装置
Vp、シャッタSu、照明Li、操作端末Op1,Op
2、制御部Coを備えている。
【0091】そして、上記構成のうち、自動改札機G1
〜Gj、自動改札機監視装置Go、センサSe1〜Se
k、センサ監視装置So、カメラCa1〜Cam、放送
設備Br1〜Brn、画像処理装置Vp、シャッタS
u、照明Li、操作端末Op2が無人駅に配備され、残
る操作端末Op1、制御部Coが有人駅に配備される。
【0092】なお、実際には、有人駅にも、自動改札機
G1〜Gj、自動改札機監視装置Go、センサSe1〜
Sek、センサ監視装置So、カメラCa1〜Cam、
放送設備Br1〜Brn、画像処理装置Vp、シャッタ
Su、照明Li、操作端末Op2が配備されるが、ここ
では、これらに対する制御の説明を省略するため、図示
しない。
【0093】自動改札機G1〜Gjは、通常の自動改札
機の機能に加え、ホーム内への入場者数とホーム外(ホ
ール)への出場者数をそれぞれカウントし、自動改札機
監視装置Goに通知する。
【0094】自動改札機監視装置Goは、自動改札機G
1〜Gjより通知される入出場者数のカウント値をそれ
ぞれ集計し、制御系ネットワークNsを通じて、制御部
Coに通知する。
【0095】センサSe1〜Sekは、図21に示すよ
うに、無人駅内の各所に設けられ、その付近を監視する
人感センサや温度センサであって、例えば、ホームにお
いて乗客の有無を検出したり、喫煙所をはじめとする各
所から火災の発生の有無を検出する。これらの監視結果
は、センサ監視装置Soに通知される。センサ監視装置
Soは、センサSe1〜Sekよりそれぞれ通知される
情報を集計し、制御系ネットワークNsを通じて、制御
部Coに通知する。
【0096】カメラCa1〜Camは、図21に示すよ
うに、無人駅内の各所に設けられ、駅内を撮影し、撮影
した映像を映像系ネットワークNvを通じて、画像処理
装置Vpに出力する。画像処理装置Vpは、カメラCa
1〜Camにて撮像された映像をディジタルデータに変
換し、制御系ネットワークNsを通じて、制御部Coに
送信する。また、画像処理装置Vpは、カメラCa1〜
Camにて撮影された映像のうち、無人駅に到着する電
車より乗客が下車する様子を撮影した映像に基づいて、
画像解析により下車した乗客数を求める。
【0097】放送設備Br1〜Brnは、それぞれホー
ムおよびホールに配備される。そして、制御部Coによ
り制御系ネットワークNsを通じて遠隔操作され、放送
信号は、放送系ネットワークNbを通じて伝送され、放
送を行う。
【0098】シャッタSuは、駅の出入り口に設けら
れ、制御系ネットワークNsを通じて、制御部Coによ
って、上記出入り口の封鎖と開放を行う。照明Liは、
駅内の照明であって、制御系ネットワークNsを通じ
て、制御部Coにより、ON/OFF制御される。
【0099】操作端末Op1,Op2は、キーボードお
よびモニタを備える端末装置で、モニタには制御系ネッ
トワークNsを通じて送られる映像を表示したり、オペ
レータからの指示を受け付けるための表示などを行う。
また、オペレータからの各種の指示は上記キーボードな
どを通じて行われる。
【0100】制御部Coは、CPU、ROMおよびRA
M等を有してなるものであり、上記CPUが上記ROM
に記憶される制御プログラムや制御データにしたがっ
て、当該終業確認システムの各部を統括して制御するも
のである。
【0101】次に、上記構成の駅務遠隔監視システムの
終業制御処理について説明する。この処理は、制御部C
oによってなされ、上述の無人駅に最終電車が到着する
直前に開始される。図22は、そのフローチャートであ
る。
【0102】まず、ステップ22aでは、タイマを起動
し、t=0より計時を開始する。次にステップ22bで
は、センサ監視装置Soからの情報と、画像処理装置V
pからの情報に基づいて、最終電車より下車した乗客数
を求め、ステップ22cに移行する。
【0103】ステップ22cでは、自動改札機監視装置
Goにて集計された自動改札機G1〜Gjからの出場者
数と、上記ステップ22bで求めた乗客数とを比較し、
ホーム外に乗客が全員出たか否かを判定する。ここで、
ホーム内に乗客が残っていないと判定される場合には、
ステップ22dに移行し、一方、乗客が残っている場合
には、ステップ22hに移行する。
【0104】ステップ22dでは、センサSe1〜Se
kのうち、温度センサにより火災を検出するものからの
情報をセンサ監視装置Soを通じて取得し、この情報に
基づいて火災のおそれがあるか否か判定する。ここで、
火災のおそれがある場合には、ステップ22hに移行
し、一方、火災のおそれがない場合には、ステップ22
eに移行する。なお、センサSe1〜Sekは、温度セ
ンサによる火災の検出の他、他の異常状態を検出するも
のであってもよい。
【0105】ステップ22eでは、制御系ネットワーク
Nsを通じて、シャッタSuを降ろし、駅の出入り口を
封鎖し、ステップ22fに移行する。ステップ22fで
は、自動改札機G1〜Gjの電源を遮断し、ステップ2
2gに移行する。ステップ22gでは、制御系ネットワ
ークNsを通じて、照明Liの照明を消灯し、当該処理
を終了する。一方、ステップ22hでは、操作端末Op
1を通じて、オペレータに対して火災発生のおそれがあ
る旨を報知し、当該処理を終了する。
【0106】ステップ22hでは、センサ監視装置So
および画像処理装置Vpからの情報より、ホーム内に残
る人がいるか否かを判定する。ここで、残る人がいない
場合には、前述のステップ22dに移行する。一方、残
る人が検出された場合には、ステップ22iに移行す
る。
【0107】ステップ22iでは、制御系ネットワーク
Nsを通じて放送設備Br1〜Brnを遠隔制御して放
送を行い、ホーム内に残る人に対して終業の旨を報知
し、駅構内からの退出を促し、ステップ22jに移行す
る。
【0108】ステップ22jでは、タイマにて計時され
た時間tを、予め設定した時間Tと比較し、時間T以上
経過しているか否かを判定する。ここで、時間T以上経
過している場合には、ステップ22kに移行し、一方、
経過していない場合には、ステップ22cに移行して、
再度残る人のチェックを行う。
【0109】ステップ22kでは、操作端末Op1を通
じて、オペレータに対し、ホーム内に残る人がいる旨を
「異常発生」として報知し、当該処理を終了する。
【0110】以上のように、上記構成の駅務遠隔監視シ
ステムでは、最終電車が到着した際に、下車した乗客数
を求め、自動改札機G1〜Gjの通過者数から、ホーム
内に残る人がいないことを確認する。そして、残る人を
退出するように放送で促し、残る人がいないことを確認
すると、シャッタによる出入り口の封鎖や、各種機器の
電源断などの終業処理を行うようにしている。したがっ
て、上記構成の駅務遠隔監視システムによれば、最終電
車が到着後、人的資源を節約して、駅の終業確認および
終業処理を行うことができる。
【0111】尚、この発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。その他、この発明の要旨を逸脱しない
範囲で種々の変形を施しても同様に実施可能であること
はいうまでもない。
【0112】
【発明の効果】以上述べたように、この発明では、予め
作成したスケジュールに従って、各駅設備を遠隔制御す
るようにしている。したがって、この発明によれば、駅
設備の始動や停止に要する、オペレータの作業時間や手
間を縮小し、確実な遠隔操作を行うことが可能な駅務遠
隔監視システムを提供できる。
【0113】また、この発明では、オペレータから指示
があった場合に、各駅設備毎に予め設定した遠隔制御を
実行するようにしている。したがって、この発明によれ
ば、駅設備の始動や停止に要する、オペレータの作業時
間や手間を縮小し、確実な遠隔操作を行うことが可能な
駅務遠隔監視システムを提供できる。
【0114】さらに、この発明では、駅間で話者が互い
の映像を見ながら通話するようにしている。したがっ
て、この発明によれば、駅で問題が発生した場合、現地
に赴いた保守員と、駅務遠隔監視システムのオペレータ
や運行を管理する者との間で、お互いの映像を見て通話
することができるため、高い次元で意志の疎通を図るこ
とが可能な駅務遠隔監視システムを提供できる。
【0115】さらにまた、この発明では、改札計数手
段、人検出手段および人計数手段にて得られた情報か
ら、駅が終業状態にあることを判定するようにしてい
る。したがって、この発明よれば、人的資源を節約し
て、駅の終業確認を行うことが可能な駅務遠隔監視シス
テムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる駅務遠隔監視システムの第1
の実施の形態の構成を示すブロック図。
【図2】図1に示した駅務遠隔監視システムが適用され
る鉄道を説明するための図。
【図3】図1に示した制御端末のモニタの表示例を示す
図。
【図4】図3に示した表示例を詳細に説明するための
図。
【図5】図3に示した表示例を詳細に説明するための
図。
【図6】図3に示した表示例を詳細に説明するための
図。
【図7】図3に示した表示例を詳細に説明するための
図。
【図8】図3に示した表示例を詳細に説明するための
図。
【図9】図3に示した表示例を詳細に説明するための
図。
【図10】制御端末が各機器を制御するために用いる操
作コードの構成を示す図。
【図11】図1に示した駅務遠隔監視システムがスケジ
ュールに従った機器の遠隔制御を説明するためのフロー
チャート。
【図12】図1に示した駅務遠隔監視システムによる始
業時の機器の遠隔制御を説明するためのフローチャー
ト。
【図13】図1に示した制御端末のモニタに表示される
始業項目を選択する画面の表示例を示す図。
【図14】図1に示した駅務遠隔監視システムにおい
て、駅間でテレビ会議を行う場合の動作を説明するため
のフローチャート。
【図15】駅間でテレビ会議を行う場合に、図1に示し
た制御端末のモニタに表示される画面の表示例を示す
図。
【図16】駅間でテレビ会議を行う場合に、図1に示し
た制御端末のモニタに表示される画面の表示例を示す
図。
【図17】ローカル駅において各駅の機器を制御するよ
うに設定する場合に、図1に示した制御端末のモニタに
表示される画面の表示例を示す図。
【図18】異常の記録を検索する場合に、図1に示した
制御端末のモニタに表示される画面の表示例を示す図。
【図19】異常の記録を検索する場合に、図1に示した
制御端末のモニタに表示される画面の表示例を示す図。
【図20】この発明に係わる駅務遠隔監視システムの第
1の実施の形態の構成を示すブロック図。
【図21】図20に示した駅務遠隔監視システムが適用
される無人駅を説明するための図。
【図22】図20に示した駅務遠隔監視システムによっ
てなされる終業制御処理を説明するためのフローチャー
ト。
【図23】従来より駅に適用されるシステムの構成を示
すブロック図。
【符号の説明】
100,200…制御端末(PC) 110,210…ビデオスイッチャ(VSW) 111,211…人物カメラ 112,212…マルチビューワ(MV) 113〜115,213〜215…カメラ 120…オーディオスイッチャ(ASW) 121,221…インターホン制御器 122,123,222,223…インターホン 124,224…ハンドセット 131,132,231,232…駅務機器 133,233…駅設備 G1〜Gj…自動改札機 Go…自動改札機監視装置 Se1〜Sek…センサ So…センサ監視装置 Ca1〜Cam…カメラ Vp…画像処理装置 Su…シャッタ Li…照明 Ns…制御系ネットワーク Nv…映像系ネットワーク Nb…放送系ネットワーク Br1〜Brn…放送設備 Co…制御部 Op1,Op2…操作端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C087 AA02 AA03 AA04 AA09 AA10 AA24 AA25 AA37 AA44 BB03 BB65 BB73 BB74 CC42 DD04 DD06 DD08 DD18 DD20 DD33 EE06 EE08 EE16 FF04 FF19 FF20 FF24 GG02 GG03 GG08 GG11 GG18 GG21 GG22 GG24 GG30 GG43 GG51 GG52 GG57 GG66 GG70 5K048 AA08 BA28 DA02 DC04 EB02 EB10 EB11 EB14 EB15 FB04 FB10 GB05 HA01 HA02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の駅の駅設備を遠隔制御する駅務遠
    隔監視システムにおいて、 各駅設備毎に、制御内容と制御時刻とを対応させたスケ
    ジュールデータに従って、各駅設備を遠隔制御する制御
    手段を具備することを特徴とする駅務遠隔監視システ
    ム。
  2. 【請求項2】 複数の駅の駅設備を遠隔制御する駅務遠
    隔監視システムにおいて、 オペレータからの指示を受け付ける受付手段と、 この受付手段を通じてオペレータから指示があった場合
    に、各駅設備毎に予め設定した遠隔制御を実行する制御
    手段とを具備することを特徴とする駅務遠隔監視システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記遠隔制御が正常に
    なされなかった駅設備に対して、再度、遠隔制御を実行
    することを特徴とする請求項2に記載の駅務遠隔監視シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 複数の駅の駅設備を遠隔制御する駅務遠
    隔監視システムにおいて、 オペレータからの指示を受け付ける受付手段と、制御手
    段とをそれぞれ各駅に備え、このうち中心となる駅の制
    御手段が、前記受付手段を通じてオペレータから所定の
    指示を受け付けた場合には、各駅の駅設備毎に予め設定
    した遠隔制御を実行し、前記受付手段を通じて前記オペ
    レータから所定の要求を受け付けた場合には、前記要求
    にて指定された駅に対して所定の指示を行い、前記中心
    となる駅以外の制御手段は、前記指示を受け付けた場合
    にのみ、自己の駅の駅設備を制御することを特徴とする
    駅務遠隔監視システム。
  5. 【請求項5】 各駅の駅設備を監視して異常の発生を検
    出する監視手段を備え、 前記受付手段は、前記監視手段にて検出した異常を映示
    することによりオペレータに通知し、オペレータからの
    要求に応じて、異常の発生した駅設備の監視結果を映示
    することによりオペレータに通知することを特徴とする
    請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の駅務遠隔監視
    システム。
  6. 【請求項6】 前記監視手段にて検出した異常に関する
    情報を記憶する記憶手段を備え、 前記受付手段は、オペレータからの要求に応じて、前記
    記憶手段に記憶される情報を映示しオペレータに通知す
    ることを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかに
    記載の駅務遠隔監視システム。
  7. 【請求項7】 前記記憶手段は、前記監視手段にて検出
    した異常に関する情報として、その異常に対して行われ
    たオペレータの対処を記憶することを特徴とする請求項
    2乃至請求項6のいずれかに記載の駅務遠隔監視システ
    ム。
  8. 【請求項8】 複数の駅の駅設備を遠隔制御する駅務遠
    隔監視システムにおいて、 各駅毎に、音声を入出力する通話手段と、この通話手段
    を使用する話者を撮像する撮像手段と、映像を表示する
    表示手段とをそれぞれ備え、駅間で話者が互いの映像を
    見ながら通話するように、前記通話手段、前記撮像手
    段、前記表示手段を制御する通話制御手段を備えること
    を特徴とする駅務遠隔監視システム。
  9. 【請求項9】 複数の駅の駅設備を遠隔制御する駅務遠
    隔監視システムにおいて、 改札の通過者数を計数する改札計数手段と、 人の存在を検出する人検出手段と、 列車から下車する人を撮像して、この撮像した映像から
    下車した人の数を求める人計数手段と、 前記改札計数手段、前記人検出手段および前記人計数手
    段にて得られた情報に基づいて、駅が終業状態にあるか
    否かを判定する終業判定手段とを具備することを特徴と
    する駅務遠隔監視システム。
  10. 【請求項10】 前記終業判定手段は、前記改札計数手
    段、前記人検出手段および前記人計数手段にて得られた
    情報に基づいて、駅内に利用客がいなくなったことを検
    出した場合に、駅が終業状態にあるものと判定すること
    を特徴とする請求項9に記載の駅務遠隔監視システム。
  11. 【請求項11】 異常の有無を検出する異常検出手段を
    備え、 前記終業判定手段は、前記改札計数手段、前記人検出手
    段、前記人計数手段および前記異常検出手段にて得られ
    た情報に基づいて、駅が終業状態にあるか否かを判定す
    ることを特徴とする請求項9に記載の駅務遠隔監視シス
    テム。
  12. 【請求項12】 所定の時刻を経過しても、前記終業判
    定手段が終業状態と判定しない場合に、異常が発生した
    ものとして、この旨を報知する異常報知手段を備えるこ
    とを特徴とする請求項9乃至請求項11のいずれかに記
    載の駅務遠隔監視システム。
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