WO2020235584A1 - エリア管理装置、エリア管理方法及びプログラム - Google Patents

エリア管理装置、エリア管理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

各種のエリアに持ち込まれ、放置される物(放置物)に関し、所有者や関係者に適切な行動を取ることを促す。エリア管理装置は、所定のエリアに入退場する人物と、当該人物が前記所定のエリアに持ち込んだ物とを関連付けて管理する入退場管理部と、前記所定のエリアに持ち込まれた物が、放置状態になった場合に、当該物の撤去を要するか否かを判定する判定部と、当該物の撤去を要すると判定した場合、少なくとも前記物に関連付けられた人物に対して、前記放置状態にある物の撤去を要求する要求部と、を備える。

Description

エリア管理装置、エリア管理方法及びプログラム
 [関連出願についての記載]
 本発明は、日本国特許出願:特願2019-095045号(2019年 5月21日出願)の優先権主張に基づくものであり、同出願の全記載内容は引用をもって本書に組み込み記載されているものとする。
 本発明は、エリア管理装置、エリア管理方法及びプログラムに関する。
 特許文献1に、置き去り主以外の物体が不審物周辺に存在していても置き去り主を特定可能な情報を確実に出力し、監視効率を向上させることができるという置き去り監視装置が開示されている。この置き去り監視装置の物体追跡手段は、監視画像から物体像を検出して前後する時刻に検出された物体像の同定を行い、同定された物体ごとに物体像を履歴化した物体像履歴を記憶部に記憶させる。そして、不審物検知手段は物体像履歴を解析して静止判定時間を超えて静止している不審物を検知する。そして、置き去り主検知手段は不審物の物体像が検出され始めるまでの所定期間内の物体像履歴を参照して不審物の検出領域にて検出された全ての物体を置き去り主の候補物体として検知する。事案情報出力手段は置き去り主検知手段により検知された物体の情報を物体像履歴から選択的に出力する。
 特許文献2には、置き去られた物体を検知した後に、その物体が置き去られた状況を容易に把握することができるという情報処理装置が開示されている。この情報処理装置は、動画データから置き去り物体を検出し、置き去り物体が置き去られた時刻を推定する。さらに、この情報処理装置は、推定された置き去り時刻(置き去り推定時刻)付近の動画データを取得し、取得した動画データを置き去り推定時刻に基づいて制御した上で、取得した動画データの少なくとも一部をユーザに提示する。
特開2011-49646号公報 国際公開第2019/021628号
 以下の分析は、本発明によって与えられたものである。場所によっては、多数の関係者が出入りし、これらの関係者により、多数の物が持ち込まれ、一定期間の後にこれらの物が使用されることがある。例えば、工事現場においては、多数の機材や道具が持ち込まれ、作業に応じてこれらの機材や道具が使用される。しばしば、これらの機材や道具が現場に放置されることがある。これらの機材や道具を放置しておくと、工事作業の妨げや、作業員が足を引っかける等の安全上のリスクにつながるため、速やかな撤去を促す必要がある。
 同様のことは、空港などの交通機関の待合室やラウンジなどでも起こりうる。放置されたスーツケースや大きな手荷物等が旅客の通行の妨げとなりうる。また、一定の順序で多数の道具を用いるイベント会場や舞台裏などでも、同様のことが起こりうる。
 この点、上記した特許文献1、2の技術では、工事の次の工程に必要な物や安全管理上必要な物や作業環境の向上のために持ち込まれた物も、一律に不審物や置き去りにされた物と判定してしまうという問題点がある。また、これらの物の所有者や関係者に対して撤去の通知を行った場合、所有者や関係者に無駄な対応を強いたり、真に必要な警告が誤報として認識されたりするなどの問題も生じうる。
 本発明は、上記した各種のエリアに持ち込まれ、放置される物(以下「放置物」という。)に関し、所有者や関係者に適切な行動を取ることを促すことのできるエリア管理装置、エリア管理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
 第1の視点によれば、所定のエリアに入退場する人物と、当該人物が前記所定のエリアに持ち込んだ物とを関連付けて管理する入退場管理部と、前記所定のエリアに持ち込まれた物が、放置状態になった場合に、当該物の撤去を要するか否かを判定する判定部と、当該物の撤去を要すると判定した場合、少なくとも前記物に関連付けられた人物に対して、前記放置状態にある物の撤去を要求する要求部と、を備えるエリア管理装置が提供される。
 第2の視点によれば、所定のエリアに入退場する人物と、当該人物が前記所定のエリアに持ち込んだ物とを関連付けて管理する入退場管理部を備えたコンピュータが、前記所定のエリアに持ち込まれた物が、放置状態になった場合に、当該物の撤去を要するか否かを判定し、当該物の撤去を要すると判定した場合、少なくとも前記物に関連付けられた人物に対して、前記放置状態にある物の撤去を要求する、エリア管理方法が提供される。本方法は、上記した入退場管理部を備え、物の撤去を要求するコンピュータという、特定の機械に結びつけられている。
 第3の視点によれば、所定のエリアに入退場する人物と、当該人物が前記所定のエリアに持ち込んだ物とを関連付けて管理する入退場管理部を備えたコンピュータに、前記所定のエリアに持ち込まれた物が、放置状態になった場合に、当該物の撤去を要するか否かを判定する処理と、当該物の撤去を要すると判定した場合、少なくとも前記物に関連付けられた人物に対して、前記放置状態にある物の撤去を要求する処理と、を実行させるコンピュータプログラム(以下、「プログラム」)が提供される。なお、このプログラムは、コンピュータが読み取り可能な(非トランジトリーな)記憶媒体に記録することができる。即ち、本発明は、コンピュータプログラム製品として具現することも可能である。また、このプログラムは、コンピュータ装置に入力装置又は外部から通信インターフェースを介して入力され、記憶装置に記憶されて、プロセッサを所定のステップないし処理に従って駆動させる。さらに、このプログラムは、必要に応じ中間状態を含めその処理結果を段階毎に表示装置を介して表示することができ、あるいは通信インターフェースを介して、外部と交信することができる。そのためのコンピュータ装置は、一例として、典型的には互いにバスによって接続可能なプロセッサ、記憶装置、入力装置、通信インターフェース、及び必要に応じ表示装置を備える。
 本発明によれば、上記した各種のエリアに持ち込まれ、放置される物(以下「放置物」という。)に関し、所有者や関係者に適切な行動を取ることを促すことが可能となる。即ち、本発明は、背景技術に示した監視装置等を、その機能の面で飛躍的に向上させた構成へと変換するものとなっている。
本発明の一実施形態の構成を示す図である。 本発明の一実施形態の動作を説明するための図である。 本発明の一実施形態の動作を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態の全体構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態のエリア管理装置の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態のエリア管理装置のデータベースに登録される情報とその登録タイミングの関係を表した図である。 本発明の第1の実施形態のエリア管理装置が保持する管理用データベースに保持される個人管理情報の一例を表した図である。 本発明の第1の実施形態のエリア管理装置が保持する管理用データベースに保持されるスケジュール情報の定義情報の一例を表した図である。 本発明の第1の実施形態のエリア管理装置が保持する管理用データベースに保持されるスケジュール情報の一例を表した図である。 本発明の第1の実施形態のエリア管理装置が保持する物品画像データベースに保持される情報の一例を表した図である。 本発明の第1の実施形態のエリア管理装置が保持する持ち込み物品データベースに保持される情報の一例を表した図である。 本発明の第1の実施形態のエリア管理装置が保持する個人装着物データベースに保持される情報の一例を表した図である。 本発明の第1の実施形態のエリア管理装置が保持するエリアマップデータベースに保持されるエリアマップ情報の一例を表した図である。 本発明の第1の実施形態のエリア管理装置が保持する判定条件データベースに保持される判定条件情報の一例を表した図である。 本発明の第1の実施形態のエリア管理装置の動作の一例を表した流れ図である。 本発明の第1の実施形態のエリア管理装置の動作の一例を表した流れ図である。 本発明の第1の実施形態のエリア管理装置の判定動作の一例を表した流れ図である。 本発明の第1の実施形態のエリア管理装置の判定動作の一例を表した流れ図である。 本発明のエリア管理装置が保持するエリアマップデータベースに保持されるエリアマップ情報の別の一例を表した図である。 本発明のエリア管理装置が保持する判定条件データベースに保持される判定条件情報の別の一例を表した図である。 本発明のエリア管理装置を構成するコンピュータの構成を示す図である。
 はじめに本発明の一実施形態の概要について図面を参照して説明する。なお、この概要に付記した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、本発明を図示の態様に限定することを意図するものではない。また、以降の説明で参照する図面等のブロック間の接続線は、双方向及び単方向の双方を含む。一方向矢印については、主たる信号(データ)の流れを模式的に示すものであり、双方向性を排除するものではない。また、プログラムはコンピュータ装置を介して実行され、コンピュータ装置は、例えば、プロセッサ、記憶装置、入力装置、通信インターフェース、及び必要に応じ表示装置を備える。また、コンピュータ装置は、通信インターフェースを介して装置内又は外部の機器(コンピュータを含む)と、有線、無線を問わず、交信可能に構成される。また、図中の各ブロックの入出力の接続点には、ポート乃至インターフェースがあるが図示省略する。また、以下の説明において、「A及び/又はB」は、A及びBの少なくともいずれかという意味で用いる。
 本発明は、その一実施形態において、図1に示すように、入退場管理部110と、判定部120と、要求部130と、を備えるエリア管理装置100にて実現することができる。より具体的には、入退場管理部110は、所定のエリアに入退場する人物と、当該人物が前記所定のエリアに持ち込んだ物とを関連付けて管理する。判定部120は、前記所定のエリアに持ち込まれた物が、放置状態になった場合に、当該物の撤去を要するか否かを判定する。そして、要求部130は、当該物の撤去を要すると判定した場合、少なくとも前記物に関連付けられた人物に対して、前記放置状態にある物の撤去を要求する。
 ここで、図2、図3を用いて、エリア管理装置100の動作について説明する。例えば、図2に示すように、入退場する人物Uが、所定のエリア(図2の部屋)に、放置状態となった場合に撤去要と判定される物L1(例えば、カート)を持ち込んだものとする。この場合、入退場管理部110は、人物Uと、物L1とを関連付けて管理する(図2のステップS1参照)。その後、人物Uが所定のエリア(図2の部屋)から退出すると、物L1は放置状態となる(図2のステップS2参照)。判定部120は、物L1を撤去する必要があるか否かを判定する。ここでは、物L1(例えば、カート)は撤去要と判定されるため、要求部130は、人物Uの端末Tに対して、前記放置状態にある物L1の撤去を要求するメッセージを送信する(図2のステップS3、右側参照)。
 一方、図3に示すように、入退場する人物Uが、所定のエリア(図2の部屋)に、放置状態となった場合に撤去不要と判定される物L2(例えば、三角コーン)を持ち込み、必要箇所に設置したものとする。この場合も、入退場管理部110は、人物Uと、物L2とを関連付けて管理する(図3のステップS1参照)。その後、人物Uが所定のエリア(図3の部屋)から退出すると、物L2は放置状態となる(図3のステップS2参照)。判定部120は、物L2を撤去する必要があるか否かを判定する。ここでは、物L2(例えば、三角コーン)は撤去不要と判定される。このため、要求部130は、人物Uに対する撤去要求は行わない(図3右側参照)。
 なお、上記した判定部120における物を撤去する必要があるか否かの判定は、画像認識の結果、特定の物品と判定された場合にのみ、撤去不要と判定し、それ以外を撤去要とする簡単な手法を採ってもよい。例えば、上述の例の場合、判定部120に、三角コーンや各種のサインポスト類と認識された場合に、撤去不要と判定し、それ以外の場合に、撤去要と判定させることが考えられる。
 また反対に、画像認識の結果、特定の物品と判定された場合にのみ、撤去要と判定し、それ以外を撤去不要とする手法を採ることもできる。例えば、上述の例の場合、判定部120に、カート、台車、カバン類と認識された場合に、撤去要と判定し、それ以外の場合に、撤去不要と判定させることが考えられる。
 以上説明したように、本発明によれば、放置物の撤去要否を判定し、必要な場合に、その物を持ち込んだ者に、当該物の撤去を要求することが可能となる。これにより、放置物が、工事作業の妨げとなったり、作業員の転倒の原因になったりする事態を防ぐことが可能になる。
[第1の実施形態]
 続いて、工事現場におけるエリア内の物品管理に本発明を適用した第1の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図4は、本発明の第1の実施形態の全体構成を示す図である。図4を参照すると、通信ネットワーク3を介して工事現場1と、現場管理室2とを接続した構成が示されている。
 工事現場1は、映像を撮影する場所で、そこで作業する現場リーダー14を含む作業員15が入場登録管理されている閉空間である。工事現場1は、後記するように作業エリア、および動線エリアに分かれているものとする。
 現場管理室2は、分析判定制御部21と、分析データ管理部22と、通信インターフェース(通信I/F)24とを備えるエリア管理装置20が配置され、工事現場1の現場撮影部11から送られた画像の解析等を行う場所である。また、現場管理室2には、工事現場1全体を管理する現場管理者23が配置される。必要に応じ、現場管理者23は、エリア管理装置20の分析判定制御部21と分析データ管理部22の操作を行う。
 工事現場1には、現場撮影部11と、通信インターフェース(通信I/F)12と、端末13とが配置される。現場撮影部11は工事現場1を撮影する監視カメラで構成される。なお、監視カメラの数は、任意であり、現場全体を1つの監視カメラでカバーしてもよいし、または複数の監視カメラで撮影する構成であってもよい。現場撮影部11にて撮影された画像は、現場管理室2側に送信され、放置物の撤去の要否等の判断に用いられる。
 通信I/F12、通信I/F24は、通信ネットワーク3を介して、工事現場1と現場管理室2間の通信を中継する無線ルータ等の通信機器である。
 端末13は携帯電話、スマートフォン等の通信機器である。端末13は、現場リーダー14および作業員15それぞれの各人によって所持され、放置物の撤去を要求するメッセージの送信先として使用される。
 現場リーダー14は、複数の作業員15と同じ工事会社に属する現場作業の取り纏め役である。本実施形態では、現場リーダー14は、工事の作業は行わない前提であるが、工事現場1の中にいるため、作業員15と同様に放置物の撤去を要求するメッセージの送信先として扱う。
 セキュリティゲート16は、工事現場1に入退場する者の入退場管理を行うゲート装置である。セキュリティゲート16には、カメラが備えられ、入退場する人物の顔を認証するための顔画像や、作業者等が持ち込んだ物品や、ヘルメット、作業着を含む装着品を撮影し、現場管理室2側に送信可能となっている。
 なお、本実施形態では、分析判定制御部21にて、セキュリティゲート16から送信された情報に基づいた顔認証および画像認識処理を行うものとして説明する。
 続いて、上記現場管理室2に配置され、現場撮影部11及びセキュリティゲート16から送られたデータに基づいて各種の処理を行うエリア管理装置20の構成について説明する。図5は、エリア管理装置20の詳細構成を表した機能ブロック図である。
 図5を参照すると、分析データ管理部22は、管理用データベース(管理用DB、以下、データベースを「DB」と記す。)221を備えている。さらに、分析データ管理部22は、物品画像DB222と、持ち込み物品DB223と、個人装着物DB224と、エリアマップDB225と、判定条件DB226とを備えている。以下、これらのDBが管理するデータについて説明する。
 図6は、上記各DBに登録される情報と、その登録タイミングの関係を表した図である。登録タイミングが「事前」となっている情報は、主として、事前に、外部のサーバーやPC(パーソナルコンピュータ)を介して入力される。また、登録タイミングが「入場時」となっている情報は、主として、作業員15や現場リーダー14が工事現場1に入場する際に、セキュリティゲート16を介して入力される。以下、これらの登録情報の詳細について説明する。
 図7は、管理用DB221に保持される個人管理情報の一例を表した図である。図7の例では、ID:A~C、X、Yが付与されている各個人の連絡先、現場リーダーか否かの情報及び顔画像とを対応付けたテーブルが示されている。連絡先は、各人が保持する端末13の電話番号等であり、各人に送信するメッセージの送信先として使用される。また、メッセージの送信方法に応じて、電話番号の代わりに、メールアドレスやSNS(Social Networking Service)で用いるアカウント情報を登録してもよい。また、現場リーダー欄がYesである場合、その人物が現場リーダーであり、Noである場合、その人物が作業員であることを示す。なお、図7の例では顔画像として、拡張子がjpgの画像を1つ保持しているが、顔画像は複数あってもよい。また、これらの顔画像に代えて、顔認証に用いる各人の顔の特徴データを保持してもよい。
 図8は、後記するスケジュール表(工程表)で使用する記号に対応する作業内容と、その作業で使用する機材や道具を定義したテーブルである。これらの詳細は、図9のスケジュール表(工程表)の例とともに説明する。
 図9は、管理用DB221に保持される、ある日の、作業員15及び現場リーダー14の工事スケジュール表(工程表)を示している。図9の例では、朝7時から20時までの各人のスケジュールが図8に定義した記号により表されている。例えば、ID=Aの作業員は、朝7時の時点では、4(退場後)なので、現場入りしていない。そして、朝8時の時点で、ID=Aの作業員は、3(入場後、退場前)なので、現場入りすることになっている。そして、朝9時になると、1a(工程a)なので、ID=Aの作業員は、工程aの作業を開始することになる。そして、図9のスケジュール表によると、ID=Aの作業員は、12時になるまで工程aの作業を行い、12時から1時間、2(作業間、昼休みを含む)となっているので、昼休みをとる。その後、ID=Aの作業員は、13時から2時間、工程cの作業を行い、15時から1時間、2(作業間)となっているので、小休止をとる。その後、ID=Aの作業員は、16時から1時間、工程cの作業を行った後、3(入場後、退場前)なので、帰宅準備を行い、その後、19時に退場することになっている。
 なお、図9において、ID=X、Yの現場リーダーは、作業を行わないことになっているので、現場入りしている間は、記号2(作業間)又は3(入場後、退場前)のいずれかの記号となる。
 なお、上記スケジュール表は、そのすべてを事前に作成する必要はなく、記号1a~1xと記号2のみを事前登録し、記号3、4の部分は、セキュリティゲート16にて更新する構成も採用可能である。
 また、図8に示したように、各工程において、使用する機材は定義されているので、図9のスケジュール表と、図8のテーブルを参照することで、その時間帯やその次の時間帯で、使用する機材であるか否かを判別することが可能となっている。
 図10は、物品画像DB222に保持される物品画像情報の一例を表した図である。図10の例では、ID:0001~が付与されている物品の商品名(名称)と、画像とを対応付けたテーブルが示されている。図10の例では物品の画像として、拡張子がjpgの画像を1つ保持しているが、物品の画像は複数あってもよい。また、これらの物品の画像に代えて、物品の認証に用いる物品の画像の特徴データなどを保持してもよい。
 図11は、持ち込み物品DB223に保持される持ち込み物品情報の一例を表した図である。図11の例では、作業員のIDと、その作業員が持ち込んだ物品(携行物品)のIDと、その持ち込み時刻とを対応付けたテーブルが示されている。図11の例では、ID=Aの作業員は、工程aで用いるID=0002の発電機とID=0008の電動ノコギリとを朝7時55分に持ち込んだことが記録されている。なお、作業員の顔は、図7の管理用DB221の顔画像と、セキュリティゲート16にて撮影された顔画像とを照合することで特定することができる。また、ID=Aの作業員が持ち込んだ物品(携行物品)は、図10の物品画像DB222の物品の画像と、セキュリティゲート16にて撮影された画像中の物品とを照合することで特定することができる。
 図12は、個人装着物DB224に保持される個人装着物情報の一例を表した図である。図12の例では、作業員のIDと、その作業員が装着してきた物品(装着物)のIDと、その持ち込み時刻とを対応付けたテーブルが示されている。図12の例では、ID=Aの作業員は、ヘルメットと、安全ベストを装着してきたことが記録されている。
 なお、上記した物品や装着物は、図10の物品画像DB222の物品の画像から得られる特徴データと、セキュリティゲート16にて撮影された物品や装着物の画像から得られる特徴データとを照合することで特定することができる。もちろん、前記物品や装着物の特定に、AI(Artificial Intelligence)を利用した画像認識システムを用いることも可能である。
 図13は、エリアマップDB225に保持されるエリアマップ情報の一例を表した図である。図13の例では、作業エリアと、階段を含む動線エリアとに区分けされたエリアマップ情報が示されている。このうちの動線エリアがその物品が作業上必要であるか否かに拘わらず放置物の撤去を要求するエリア(放置禁止エリア)となる。一方、作業エリアは、その物品が作業上不必要である場合に、放置物の撤去を要求するエリアとなる。なお、図13の例では、作業エリアと、動線エリアとの2つエリアを設けた例を示したが、エリアマップの形態はこれに限られない。例えば、作業エリア及び動線エリア以外の第3のエリア(例えば、機材置き場エリア)を設けてもよい。また、作業エリア及び動線エリアをそれぞれ2以上設けてもよい。
 図14は、判定条件DB226に保持される判定条件情報の一例を表した図である。図14の例では、工事現場1において放置物が検出された場合、その位置が動線エリアであるか作業エリアであるかにより、取り扱いが異なる。まず、放置物が動線エリアで検出された場合、その物品の種別にかかわらず、当該物品の撤去を要求するメッセージの送信が行われる(図14の検出エリア区分=動線エリアAND検出物品種別=「すべて」参照)。また、図14の例では、その物品の撤去を要求するメッセージの送信先としては、当該物品を持ち込んだ本人+(現場)リーダーが設定されている。さらに、これらの通知は、当該本人やリーダーが退場後である場合を除いて、即時通知される。これにより、動線エリアにおける放置物の即時撤去が実現される。また、図14の例では、通知先として作業員以外に、(現場)リーダーを設定しているため、作業員が何かの作業で手が離せない場合においても、(現場)リーダーに、放置物の撤去を依頼することができるようになっている。もちろん、(現場)リーダーに代えて、当該作業員と同一グループに所属している作業員や、同一の作業工程に従事している作業員や別の(現場)リーダーを、通知先に設定してもよい。
 一方、放置物が作業エリアで検出された場合、その物品の種別が不要物品である場合に、動線エリアにおいて放置物が見つかった場合と同様に、当該物品の撤去を要求するメッセージの送信が行われる。これは、図14の検出エリア区分が作業エリアであり、かつ、検出物品種別が不要物品である場合に相当し、携行者スケジュールに応じた処理が選択される。なお、図14の例では、その物品の撤去を要求するメッセージの送信先としては、当該物品を持ち込んだ本人+(現場)リーダーが設定されている。さらに、これらの通知は、当該本人やリーダーが退場後である場合を除いて、即時通知される。これにより、作業エリアにおける不要な放置物の即時撤去が実現される。
 一方、放置物が作業エリアで検出された物品の種別が必要物品である場合、当該物品の撤去を要求するメッセージの送信は行われない(図14の検出エリア区分=作業エリアAND検出物品種別=必要物品参照)。これにより、作業エリアにおける必要な物品の撤去メッセージの送信が抑止される。
 分析判定制御部21は、工事現場1の現場撮影部11やセキュリティゲート16から受信したデータに基づいて、分析データ管理部22の管理用DB221の内容を更新する。従って、本実施形態では、分析判定制御部21が、入退場管理部110として機能することになる。また、分析判定制御部21が、後記するように、放置物の撤去を要するか否かを判定し、必要な連絡先に通知を行う。従って、本実施形態では、分析判定制御部21は、判定部120及び要求部130としても機能することになる。
 続いて、上記したエリア管理装置20の動作について、図面を参照して詳細に説明する。図15、図16は、本発明の第1の実施形態のエリア管理装置の動作の一例を表した流れ図である。以下の説明では、事前に、図6の登録タイミングが「事前」である情報の登録が済んでいるものとして説明する。
 図15を参照すると、現場リーダー14や作業員15がそれぞれセキュリティゲート16を通過すると(ステップS001)、セキュリティゲート16にて情報の取得が行われ、エリア管理装置20側に送信される(ステップS002)。例えば、作業員15がセキュリティゲート16にて顔認証に成功して入場すると、入場したことの記録が行われる。また、エリア管理装置20は、物品画像DB222を参照して、セキュリティゲート16にて得られた画像から、当該作業員15が持ち込んだ物品と、装着物とを特定する(ステップS003)。エリア管理装置20は、持ち込み物品DB223と個人装着物DB224に、それぞれ該当する作業員の携行物品及び装着物として、前記特定した物品と装着物を登録する(図11、図12参照)。以上のエリア管理装置20の機能は、上記した入退場管理部110に相当する。
 なお、上記物品と装着物の画像を取得する際に、セキュリティゲート16が、作業員15に対し、搭載されているカメラ等に映るところへ物品や装着物を出すようにメッセージを出力してもよい。これにより、認識に適した画像が得られるようにすることができる。
 また、エリア管理装置20は、上記入退場処理に応じて、管理用DB221に保持されている該当する現場リーダー14や作業員15のスケジュール表を更新する(ステップS004)。例えば、朝8時入場予定の作業員Aが朝8時に入場した場合、作業員Aの時間帯=8の記号を3で上書き更新する。なお、朝8時入場予定の作業員Aが、1時間早く朝7時に入場した場合、作業員Aの時間帯=7の記号を4から3に更新し、作業員Aが現場入りしていることを把握できるようにする。作業員Aが遅刻、早退した場合も同様であり、該当する時間帯の記号を「3」又は「4」に更新する。
 以降、図16に示すように、エリア管理装置20は、現場撮影部11にて撮影された画像に基づいてエリアを監視する(ステップS101)。前記監視の過程で、放置物が検出された場合(ステップS102のYES)、エリア管理装置20は、図16のステップS103以降の処理を実行する。なお、ステップS102での放置物の検出方法としては、同じ箇所を一定間隔(例えば5秒)毎に撮影した複数の画像を用いて、ある時点に出現してその後留まり続ける物体を放置物と判定する方法を用いることができる。また、物品自体の検出方法としては、放置物が置かれていない状態のエリアを撮影した画像と、現場撮影部11にて撮影された画像とを照合し、その差分を用いて物品とその位置を特定する方法を採用することができる。放置物の検出は、その他、特許文献1、2に開示されている各種の方法を用いることができる。
 放置物が見つかった場合、エリア管理装置20は、当該放置物を携行した人物を特定する(ステップS103)。当該放置物を携行した人物の特定方法としては、放置物を検出した画像に写っている人物の像から顔認証を用いて放置物を置いた個人を特定する方法を用いることができる。また、画像に写っている人物が後ろを向いていたり、画像が粗かったり等の理由から、顔認証の精度が期待できない場合、エリア管理装置20は、持ち込み物品DB223や個人装着物DB224を参照して、該当者を選択してもよい。具体的には、エリア管理装置20は、持ち込み物品DB223や個人装着物DB224を参照し、該当物品を持ち込み、又は、装着していた人物の中から1人以上の該当者を選択することで人物を特定することができる。
 次に、エリア管理装置20は、ステップS103で特定した作業員15又は現場リーダー14のスケジュール表を参照し、該当する人物の放置物が置かれた時刻のスケジュール内容を確認する(ステップS104)。
 次に、エリア管理装置20は、エリアマップDB225に保持されているエリアマップ情報を参照して、放置物が置かれた位置が作業エリアであるか否かを判定する(ステップS105)。ここで、放置物が置かれたエリアが動線エリアである場合、エリア管理装置20は、ステップS106、S107を省略してステップS108に進む。一方、放置物が置かれたエリアが作業エリアである場合(ステップS105のYes)、エリア管理装置20は、当該物品が作業工程に必要な物であるか否かを確認する(ステップS106)。
 ステップS106において、エリア管理装置20は、まず、スケジュール表(図9参照)を参照し、現在行われている作業工程以降の作業工程を確認する。次に、エリア管理装置20は、作業工程毎の使用機材を割り出して(図8参照)、その放置物が今後の作業に必要なものであるか否かを判定する。例えば、14時の時点において、図9のスケジュール表を参照すると、その日の作業は、作業工程1c、1d、1eのみとなる。放置物がインパクトドライバーである場合、インパクトドライバーは、作業工程1bのみで使用するため、「不必要」と判定される。一方、バッテリーである場合、バッテリーは、作業工程1dで使用するため、「必要」と判定される(図8、図9参照)。
 上記ステップS106の判定の結果、放置物が「必要」と判定された場合(ステップS107のYes)、エリア管理装置20は、ステップS108の通知処理を省略して、一連の処理を終了する。この場合、次のタイミングで、再び、図16の処理が行われ、その放置物の位置や必要性の判定が行われることになる。
 上記ステップS106の判定の結果、放置物が「不必要」と判定された場合(ステップS107のNo)、および、放置物が動線エリアに置かれている場合、エリア管理装置20は、判定条件DB226の通知条件及び通知先を読み出す。以上のエリア管理装置20の機能は、上記した判定部120に相当する。
 さらに、エリア管理装置20は、管理用DB221から、通知先となっている作業員15又は現場リーダー14の連絡先を読み出して、該当する連絡先に、当該放置物の撤去を要求する通知を送信する(ステップS108)。当該通知を受け取った作業員15又は現場リーダー14は、放置物の撤去を行う。以上のエリア管理装置20の機能は、上記した要求部130に相当する。
 なお、上記放置物の撤去を要求する通知には、放置物の画像、放置物が置かれた時間や場所等の認識できている情報を含めてもよい。なお、判定条件DB226の通知条件が「即時通知」となっている場合、エリア管理装置20は、該当する連絡先に速やかに通知を行う。一方、判定条件DB226の通知条件が「入場後に通知」となっている場合、エリア管理装置20は、該当する作業員15や現場リーダー14が工事現場に入場した時のタイミングで通知を行う(通知予約を行う)。これにより、作業員15や現場リーダー14の次の入場時に、放置物の確実な撤去を促すことができる。なお、上記スケジュール表の確認の結果、作業員15が退場後であっても、現場リーダー14が工事現場にいることがわかれば、現場リーダー14に、放置物の撤去を求める通知を送信してもよい。
 また、放置物を検出してから通知するまでタイムラグがある場合、放置物がまだ同じ場所に置いてあるか否かを通知前に再確認し、すでに移動が済んでいれば、通知を抑止することも好ましい。
 以上、説明したように、本実施形態のエリア管理装置20は、自動検出された放置物の画像から、当該放置物を持ち込んだ人物を割り出すだけでなく、当該放置物の撤去の要否を判定して、自動通知を行う。これにより、作業に邪魔な物品を現場から速やかに排除することができ、作業効率や安全性を向上させることができる。また、本実施形態によれば、現場を管理する現場管理者の負担を減らすことができる。
 また、本実施形態のエリア管理装置20は、放置物が置かれている位置や、その要否を確認してから、通知を行うため、無駄な通知を防ぎ、作業の妨げを極力低減させることができる。例えば、図17のように、動線エリアに、電動ノコギリT008が放置されている場合、エリア管理装置20は、作業員15及び現場リーダー14に、速やかに撤去を要求する。これにより、作業に邪魔な物品が現場から速やかに排除され、作業効率や安全性が向上する。一方、図18のように、作業エリアに、電動ノコギリT008が放置されている場合、エリア管理装置20は、今後の作業に、電動ノコギリT008が必要かどうかを判定して、不必要と判定した場合に、作業員15及び現場リーダー14に、撤去を要求する。これにより、作業に必要なものについて撤去を要求するといった無駄な通知は行われなくなる。
 以上、本発明の各実施形態を説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の基本的技術的思想を逸脱しない範囲で、更なる変形・置換・調整を加えることができる。例えば、各図面に示したシステム構成、各要素の構成、DBの形態等は、本発明の理解を助けるための一例であり、これらの図面に示した構成に限定されるものではない。
 例えば、上記した実施形態では、作業エリアと動線エリアの2種類のエリアに分けたエリアマップ情報を用いるものとして説明したが、休憩スペース等の作業には邪魔にならない場所などの第3のエリアを定義してもよい。例えば、図20の例では、第3のエリアとして、休憩エリアを追加している。休憩エリアに置かれたものについては、作業中に通知する程の即時性は求めないため、通知条件についても「即時通知」の必要性はない。例えば、図20に示すように、検出エリア区分として、「休憩エリア」を追加し、通知条件として、「作業間」又は「入場後、退場前」とする通知条件を持つエントリを追加すればよい。これにより、作業員が作業中でない時間に通知することが可能となる。
 例えば、上記した実施形態では、エリア管理装置20が、スケジュール表(工程表)を参照して、放置物の撤去の要否を判定したが、エリア管理装置20は、その他の情報を参照して放置物の撤去の要否を判定してもよい。例えば、エリア管理装置20が設置されている場所がイベント会場やその舞台裏である場合、エリア管理装置20は、イベントのプログラムや台本等の工程表に相当する情報を参照して、放置物が、今後行われるイベントや作業に必要か否かを判定することになる。
 例えば、上記した実施形態では、エリア管理装置20が、作業員15だけでなく、現場リーダー14にも通知を行うものとして説明したが、通知先の例は現場リーダー14に限られない。例えば、管理用DB221に、作業員15が属するグループの情報を保持させて、同一グループに属するメンバーに放置物の撤去を要求するようにしてもよい。このようにすることで、作業員15や現場リーダー14が昼休み中であっても、その他のグループのメンバーに放置物の撤去を行わせることができる。
 また、上記した第1の実施形態に示した手順は、エリア管理装置20として機能するコンピュータ(図21の9000)に、エリア管理装置20としての機能を実現させるプログラムにより実現可能である。このようなコンピュータは、図21のCPU(Central Processing Unit)9010、通信インターフェース9020、メモリ9030、補助記憶装置9040を備える構成に例示される。すなわち、図21のCPU9010にて、放置物検出プログラムや通知必要性判定プログラムを実行し、その補助記憶装置9040等に保持された各計算パラメーターの更新処理を実施させればよい。
 即ち、上記した第1の実施形態に示したエリア管理装置20の各部(処理手段、機能)は、エリア管理装置20に搭載されたプロセッサに、そのハードウェアを用いて、上記した各処理を実行させるコンピュータプログラムにより実現することができる。
 最後に、本発明の好ましい形態を要約する。
[第1の形態]
 (上記第1の視点によるエリア管理装置参照)
[第2の形態]
 上記したエリア管理装置の入退場管理部は、前記所定のエリアを入退場する人物の撮影画像を受け取り、前記画像から認識した人物と物とを関連付けて管理する構成を採ることができる。
[第3の形態]
 上記したエリア管理装置の判定部は、前記物が前記所定のエリアにおいて行われている作業又はイベントに必要なものである場合、当該物の撤去を要しないと判定し、
 前記物が前記所定のエリアにおいて行われている作業又はイベントに必要なものでない場合、当該物の撤去を要すると判定する構成を採ることができる。
[第4の形態]
 上記したエリア管理装置の前記判定部は、前記所定のエリアにおいて行われている作業又はイベントの工程表を参照して、前記所定のエリアにおいて行われている作業又はイベントに必要なものであるか否かを判定する構成を採ることができる。
[第5の形態]
 上記したエリア管理装置の判定部は、所定の放置禁止エリアに、前記物が位置する場合、前記物が前記作業又は前記イベントに必要なものであるか否かに拘わらず、当該物の撤去を要すると判定する構成を採ることができる。
[第6の形態]
 上記したエリア管理装置の入退場管理部は、所定のエリアに入退場する人物の連絡先情報を保持し、
 前記要求部は、前記物を前記所定のエリアに持ち込んだ人物の連絡先にメッセージを送信することにより、前記放置状態にある物の撤去を要求する構成を採ることができる。
[第7の形態]
 上記したエリア管理装置の所定のエリアに入退場する人物と同一グループに属する人物の連絡先情報を保持し、
 前記要求部は、前記物を前記所定のエリアに持ち込んだ人物に加えて、当該人物と同一グループに属する人物の連絡先にメッセージを送信することにより、前記放置状態にある物の撤去を要求する構成を採ることができる。
[第8の形態]
 (上記第2の視点によるエリア管理方法参照)
[第9の形態]
 (上記第3の視点によるプログラム参照)
 なお、上記第8~第9の形態は、第1の形態と同様に、第2~第7の形態に展開することが可能である。
 なお、上記の特許文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込み記載されているものとし、必要に応じて本発明の基礎ないし一部として用いることが出来るものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の開示の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし選択(部分的削除を含む)が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。特に、本書に記載した数値範囲については、当該範囲内に含まれる任意の数値ないし小範囲が、別段の記載のない場合でも具体的に記載されているものと解釈されるべきである。さらに、上記引用した文献の各開示事項は、必要に応じ、本発明の趣旨に則り、本発明の開示の一部として、その一部又は全部を、本書の記載事項と組み合わせて用いることも、本願の開示事項に含まれるものと、みなされる。
 1 工事現場
 2 現場管理室
 3 通信ネットワーク
 11 現場撮影部
 12、24 通信インターフェース(通信I/F)
 13 端末
 14 現場リーダー
 15 作業員
 16 セキュリティゲート
 20、100 エリア管理装置
 21 分析判定制御部
 22 分析データ管理部
 23 現場管理者
 110 入退場管理部
 120 判定部
 130 要求部
 221 管理用DB
 222 物品画像DB
 223 持ち込み物品DB
 224 個人装着物DB
 225 エリアマップDB
 226 判定条件DB
 9000 コンピュータ
 9010 CPU
 9020 通信インターフェース
 9030 メモリ
 9040 補助記憶装置

Claims (9)

  1.  所定のエリアに入退場する人物と、当該人物が前記所定のエリアに持ち込んだ物とを関連付けて管理する入退場管理部と、
     前記所定のエリアに持ち込まれた物が、放置状態になった場合に、当該物の撤去を要するか否かを判定する判定部と、
     当該物の撤去を要すると判定した場合、少なくとも前記物に関連付けられた人物に対して、前記放置状態にある物の撤去を要求する要求部と、
     を備えるエリア管理装置。
  2.  前記入退場管理部は、前記所定のエリアを入退場する人物の撮影画像を受け取り、前記撮影画像から認識した人物と物とを関連付けて管理する請求項1のエリア管理装置。
  3.  前記判定部は、前記物が前記所定のエリアにおいて行われている作業又はイベントに必要なものである場合、当該物の撤去を要しないと判定し、
     前記物が前記所定のエリアにおいて行われている作業又はイベントに必要なものでない場合、当該物の撤去を要すると判定する請求項1又は2のエリア管理装置。
  4.  前記判定部は、前記所定のエリアにおいて行われている前記作業又は前記イベントの工程表を参照して、前記所定のエリアにおいて行われている作業又はイベントに必要なものであるか否かを判定する請求項3のエリア管理装置。
  5.  前記判定部は、所定の放置禁止エリアに、前記物が位置する場合、
     前記物が前記作業又は前記イベントに必要なものであるか否かに拘わらず、当該物の撤去を要すると判定する請求項3又は4のエリア管理装置。
  6.  前記入退場管理部は、前記所定のエリアに入退場する人物の連絡先情報を保持し、
     前記要求部は、前記物を前記所定のエリアに持ち込んだ人物の連絡先にメッセージを送信することにより、前記放置状態にある物の撤去を要求する
    請求項1から4いずれか一のエリア管理装置。
  7.  前記入退場管理部は、前記所定のエリアに入退場する人物と同一グループに属する人物の連絡先情報を保持し、
     前記要求部は、前記物を前記所定のエリアに持ち込んだ人物に加えて、当該人物と同一グループに属する人物の連絡先にメッセージを送信することにより、前記放置状態にある物の撤去を要求する
     請求項1から4いずれか一のエリア管理装置。
  8.  所定のエリアに入退場する人物と、当該人物が前記所定のエリアに持ち込んだ物とを関連付けて管理する入退場管理部を備えたコンピュータが、
     前記所定のエリアに持ち込まれた物が、放置状態になった場合に、当該物の撤去を要するか否かを判定し、
     当該物の撤去を要すると判定した場合、少なくとも前記物に関連付けられた人物に対して、前記放置状態にある物の撤去を要求する、エリア管理方法。
  9.  所定のエリアに入退場する人物と、当該人物が前記所定のエリアに持ち込んだ物とを関連付けて管理する入退場管理部を備えたコンピュータに、
     前記所定のエリアに持ち込まれた物が、放置状態になった場合に、当該物の撤去を要するか否かを判定する処理と、
     当該物の撤去を要すると判定した場合、少なくとも前記物に関連付けられた人物に対して、前記放置状態にある物の撤去を要求する処理と、を実行させるプログラム。
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