JP2006252396A - 入退場管理システム - Google Patents

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【課題】従来の入退場管理システムでは、入室者の体重の変化に合わせ、登録された体重情報を更新しなければならず、更新に時間や労力を費やす必要があるいう課題があった。
【解決手段】第一重量測定部21が測定した入場者についての重量を取得する第一重量取得部23、第一重量取得部23が取得した重量を蓄積する重量蓄積部24、第二重量測定部22が測定した退場者についての重量を取得する第二重量取得部25、重量蓄積部24が蓄積した重量と第二重量取得部25が取得した重量が所定の関係を満たすか否かを判断する判断部26、及び判断部26が所定の関係を満たすとの判断の場合のみ、退場の許可を指示する制御部27を具備する重量管理装置203と、制御部27からの退場の許可の指示に基づきドアを開く制御を行うドア開閉装置204を備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、機密性の担保が要求される区域への入場者及び退場者の入退場を管理するための入退場管理システム等に関する。
従来、建物や部屋への入退場を管理するためのシステムとして、入場者、または退場者の体重測定を行い、この測定結果に基づいて、入退場者の入退場を許可すべきか否かを判定するものがある(例えば、特許文献1−3参照)。
特許文献3には、特定の区域の入口に設けられた体重測定ゾーンにおいて測定された入室者あるいは退室者の体重測定結果と、入室前に予め記憶手段に登録され、ID情報により呼び出される入室者あるいは退室者の体重情報とを比較して、測定結果と登録体重との偏差が所定の範囲内であれば、体重測定ゾーンの退室側扉の錠を開錠して、特定の区域への入出を許可するものが開示されている。
特開平3−262884号公報(第2頁、第1図) 特開平4−24381号公報(第4頁、第3図) 特開平6−348974号公報(第2−3頁、第1図)
しかし、上記従来技術によれば、入室前に予め記憶手段等に登録されている入室者の体重情報と、入室時における入室者の体重測定の結果とを比較する構成となっている。このため、体重測定時から長い時間が経過して入室者の体重が大きく増減した場合、入室前に登録されている体重情報と入室時の体重の測定結果との偏差が、所定の範囲外となり、入室あるいは退室できなくなってしまう。従って、入室者の体重の大きな変化に合わせて、登録されている体重情報を更新しなければならず、更新処理に時間や労力を費やす必要があるいう課題があった。
また、入室者が、荷物等を持ち込もうとする場合、入室時に測定される入室者と荷物とを合わせた重量と、入室前に登録されている入室者のみの体重情報とを比較することとなるため、持ち込もうとする荷物の重量によっては、測定結果と登録されている体重情報との偏差が、所定の範囲外となり、入室できなくなってしまう。従って、荷物の重量によっては、荷物の持込ができないという課題があった。
本発明に係る入退場管理システムは、第一重量測定器と重量管理装置と第二重量測定器とドア開閉装置を具備する入退場管理システムであって、前記第一重量測定器は、入場者についての重量を測定する第一重量測定部を具備し、前記第二重量測定器は、退場者についての重量を測定する第二重量測定部を具備し、前記重量管理装置は、前記第一重量測定部が測定した重量を取得する第一重量取得部と、前記第一重量取得部が取得した重量を蓄積する重量蓄積部と、前記第二重量測定部が測定した重量を取得する第二重量取得部と、前記重量蓄積部が蓄積した重量と、前記第二重量取得部が取得した重量が所定の関係を満たすか否かを判断する判断部と、前記判断部が所定の関係を満たすとの判断の場合のみ、前記ドア開閉装置に対して退場の許可を指示する制御部を具備し、前記ドア開閉装置は、前記退場の許可の指示を取得する指示取得部と、前記指示取得部が退場の許可の指示を取得した場合に、ドアを開く制御を行うドア制御部を具備するものである。
かかる構成により、入場前に予め入場者の体重を登録しておく必要がない。そのため、入場者の体重の変化に応じて登録された重量を更新する必要がなく、更新処理に費やされる時間や労力を削減することができる。また、荷物の持込みおよび持ち出しを考慮したセキュリティ管理が可能となる。
本発明に係る入退場管理システムは、前記入退場管理システムにおいて、本人認証データ読取装置と本人認証装置をさらに具備し、前記本人認証データ読取装置は、入場者または退場者の認証のための情報である認証情報を受け付ける認証情報受付部と、前記認証情報を前記本人認証装置に送信する認証情報送信部を具備し、前記本人認証装置は、前記認証情報を前記本人認証データ読取装置から受信する認証情報受信部と、前記認証情報受信部が受信した前記認証情報に基づいて認証を行う認証部と、前記認証情報の全部または一部である個人特定情報を前記重量管理装置に送信する個人特定情報送信部を具備し、前記重量管理装置は、入場の際に前記個人特定情報を受信する第一個人特定情報受信部と、退場の際に前記個人特定情報を受信する第二個人特定情報受信部をさらに具備し、前記重量蓄積部は、前記第一重量取得部が取得した重量と前記個人特定情報を対にして蓄積し、前記第二重量取得部は、前記第二個人特定情報受信部が受信した個人特定情報に対応する、前記第二重量測定部が測定した重量を取得し、前記判断部は、前記第二個人特定情報受信部が受信した個人特定情報に対応し、かつ前記重量蓄積部が蓄積した重量を取得し、当該取得した重量と前記第二重量取得部が取得した重量に基づいて、所定の関係を満たすか否かを判断するものである。
かかる構成により、入場者の体重の変化に応じて登録された重量を更新する必要がなく、更新処理に費やされる時間や労力を削減することができる。また、荷物の持込みおよび持ち出しを考慮したセキュリティ管理が可能となる。さらに、区域内に複数の人がいる場合においても、入退場を管理することができる。
また、本発明に係る入退場管理システムは、前記入退場管理システムにおいて、第一本人認証データ読取装置と第一本人認証装置と第二本人認証データ読取装置と第二本人認証装置をさらに具備し、前記第一本人認証データ読取装置は、入場者の認証のための情報である認証情報を受け付ける第一認証情報受付部と、前記認証情報を前記第一本人認証装置に送信する第一認証情報送信部を具備し、前記第一本人認証装置は、前記第一認証情報を前記第一本人認証データ読取装置から受信する第一認証情報受信部と、前記第一認証情報受信部が受信した前記認証情報に基づいて認証を行う第一認証部と、前記認証情報の全部または一部である個人特定情報を前記重量管理装置に送信する第一個人特定情報送信部を具備し、前記第二本人認証データ読取装置は、退場者の認証のための情報である認証情報を受け付ける第二認証情報受付部と、前記認証情報を前記第二本人認証装置に送信する第二認証情報送信部を具備し、前記第二本人認証装置は、前記第二認証情報を前記第二本人認証データ読取装置から受信する第二認証情報受信部と、前記第二認証情報受信部が受信した前記認証情報に基づいて認証を行う第二認証部と、前記認証情報の全部または一部である個人特定情報を前記重量管理装置に送信する第二個人特定情報送信部を具備し、前記重量管理装置は、入場の際に前記第一個人特定情報送信部が送信した個人特定情報を受信する第一個人特定情報受信部と、退場の際に前記第二個人特定情報送信部が送信した個人特定情報を受信する第二個人特定情報受信部をさらに具備し、前記重量蓄積部は、前記第一重量取得部が取得した重量と前記第一個人特定情報受信部が受信した個人特定情報を対にして蓄積し、前記第二重量取得部は、前記第二個人特定情報受信部が受信した個人特定情報に対応する、前記第二重量測定部が測定した重量を取得し、前記判断部は、前記第二個人特定情報受信部が受信した個人特定情報に対応した、前記第一個人特定情報受信部が受信した個人特定情報と対にして前記重量蓄積部が蓄積した重量を取得し、当該取得した重量と前記第二重量取得部が取得した重量に基づいて、所定の関係を満たすか否かを判断するものである。
かかる構成により、入場者の体重の変化に応じて登録された重量を更新する必要がなく、更新処理に費やされる時間や労力を削減することができる。また、荷物の持込みおよび持ち出しを考慮したセキュリティ管理が可能となる。さらに、区域内に複数の人がいる場合においても、入退場を管理することができる。また、第一本人認証データ読取装置及び第一本人認証装置と、第二本人認証データ読取装置及び第二本人認証装置を、異なる場所に設置することが可能となり、設計の自由度を向上させることができる。
入退場者の体重の変化に合わせた登録情報の更新が不要となり、更新処理に費やされる労力や時間を削減できる。
以下、入退場管理システム等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係る入退場管理システムのハードウェア構成を示す図である。この入退場管理システムは、第一重量測定器201、第二重量測定器202、重量管理装置203、ドア開閉装置204、警報装置205、監視カメラ206、本人認証データ読取装置207、及び本人認証装置208を有している。
この入退場管理システムは、建物や部屋等の区域100の入出口に設けられた入退場管理室101に配置されている。
入退場管理室101の、区域100の外側の部分には、ドア102が設けられている。
入退場管理室101の、区域100の内側の部分には、ドア103が設けられている。
ドア102、103は、施錠されており、ドア開閉装置204の制御により開錠し、自動で開閉する。また、ドア102、103は入退場管理室101の外側からのみ手動で開錠し、開閉可能となっている。
本人認証データ読取装置207及び本人認証装置208は、入退場管理室101内に配置されている。
図2は本発明の実施の形態1に係る入退場管理システムのブロック図である。この入退場管理システムは、第一重量測定器201、第2重量測定器202、重量管理装置203、ドア開閉装置204、警報装置205、監視カメラ206、本人認証データ読取装置207、及び本人認証装置208を有している。
第一重量測定器201は、第一重量測定部21を有している。第一重量測定部21は、入場者についての重量を測定する。入場者についての重量とは、例えば、入場者の体重のみ、あるいは入場者の体重と入場者が保持している荷物等との重量の和である。第一重量測定部21は、測定結果を出力するための通信手段等を備えた、体重計等の重量計で実現され得る。
第二重量測定器202は、第二重量測定部22を有している。第二重量測定部22は、退場者についての重量を測定する。退場者についての重量とは、例えば、退場者の体重のみ、あるいは退場者の体重と退場者が保持している荷物等との重量の和である。第二重量測定部22は、測定結果を出力するための通信手段等を備えた、体重計等の重量計で実現され得る。
なお、本実施の形態においては、第一重量測定器201及び第二重量測定器202が同一のハードウェアを共用するようにし、入場者についての重量を測定する際は、第一重量測定器201として動作し、退場者についての重量を測定する際は、第二重量測定器202として動作するようにしてもよい。例えば、このような動作の切り替えは、図示しないスイッチ等により切り替え指示を与えることで行うようにしてもよい。
本人認証データ読取装置207は、認証情報受付部36と、認証情報送信部37とを有している。
認証情報受付部36は、入場者及び退場者から入力される、入場者及び退場者の認証のための情報である認証情報を受け付ける。認証情報のデータ構造は問わない。認証情報の具体例としては、個人ID及びパスワード等が挙げられる。認証情報受付部36の受け付ける入力は、テンキーやキーボードやマウスによる入力や、IC(integrated
circuit)カードリーダを介したICカードによる入力や、IR(infra red)タグリーダを介したIRタグによる入力や、メニュー画面による入力等であり、入力手段はどのようなものであってもよい。認証情報受付部36は、テンキーやキーボードやICカードリーダやIRタグリーダ等のデバイスドライバや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
認証情報送信部37は、認証情報受付部36が受け付けた認証情報を本人認証装置208に送信する。認証情報送信部37は、無線または有線の通信手段、または放送手段により実現され得る。
本人認証装置208は、認証情報受信部38と、認証部39と、個人特定情報送信部40とを有している。
認証情報受信部38は、認証情報を本人認証データ読取装置207から受信する。認証情報受信部38は、無線または有線の通信手段、または放送手段により実現され得る。
認証部39は、認証情報受信部38が受信した認証情報に基づいて認証を行う。認証部39は、MPU(micro processing unit)及びメモリ等により構成される。
個人特定情報送信部40は、認証情報の全部または一部である個人特定情報を重量管理装置203に送信する。個人特定情報とは、個人を特定可能な情報で、認証情報全部であってもよいし、例えば認証情報が、名前や、社員番号等をその一部として含んでいる場合、認証情報の一部である名前や、社員番号等を個人特定情報としてもよい。個人特定情報のデータ構造は問わない。個人特定情報送信部40は、無線または有線の通信手段、または放送手段により実現され得る。
重量管理装置203は、第一重量取得部23と、重量蓄積部24と、第2重量取得部25と、判断部26と、制御部27と、増減情報受付部30と、強制指示受付部31と、第一個人特定情報受信部41と、第二個人特定情報受信部42とを有している。
第一個人特定情報受信部41は、本人認証装置208が送信する個人特定情報を入場の際に受信する。第一個人特定情報受信部41は、無線または有線の通信手段、または放送手段により実現され得る。
第二個人特定情報受信部42は、本人認証装置208が送信する個人特定情報を退場の際に受信する。第二個人特定情報受信部42は、無線または有線の通信手段、または放送手段により実現され得る。
第一重量取得部23は、第一重量測定部21が測定した重量を取得する。この重量の取得は、通常、通信により行われる。第一重量取得部23は、無線または有線の通信手段、または放送手段により実現され得る。
重量蓄積部24は、第一重量取得部23が取得した重量と、第一個人特定情報受信部41が受信した個人特定情報とを対にして蓄積する。重量蓄積部24は、例えば、MPU及び揮発性または不揮発性のメモリ等により実現され、重量と個人特定情報とはこのメモリ等に蓄積される。
第二重量取得部25は、第二個人特定情報受信部42が受信した個人特定情報に対応する、第二重量測定部22が測定した重量を取得する。この重量の取得は、通常、通信により行われる。第二重量取得部25は、無線または有線の通信手段、または放送手段により実現され得る。
増減情報受付部30は、退場者が入場時に持ち込んだ荷物を放置して退場する場合、または退場者が入場する前から区域100内に配置されていた荷物を持ち帰る場合に、外部からの、例えば、退場者の情報端末等からの、減少または増加する重量についての情報である増減情報を受け付ける。増減情報は、放置または持ち帰る荷物の重量、即ち入場時に対して増減する重量についての情報である。増減情報のデータ構造は問わない。増減情報受付部30に退場者が入力する増減情報は、物品の名称及び重量であってもよいし、物品に予め設定された管理番号等の管理情報であってもよい。物品の名称及び重量を増減情報として用いる場合、例えば、物品に予め重量等を記載しておくようにする。管理情報を増減情報として用いる場合には、管理情報と物品の重量との関係を必要に応じて参照できるようメモリ等に登録しておく。増減情報受付部30の受け付ける入力は、退場者からのテンキーやキーボードやマウスやメニュー画面による入力等や、他の装置からの通信による入力等であり、入力手段はどのようなものであってもよい。増減情報受付部30は、テンキーやキーボード等の入力手段のデバイスドライバや、メニュー画面の制御ソフトウェア、有線または無線の通信手段、または放送手段等で実現され得る。
判断部26は、第二個人特定情報受信部42が受信した個人特定情報に対応する、重量蓄積部24が蓄積した重量と、第二重量取得部25が取得した重量とが所定の関係を満たすか否かを判断する。この所定の関係は、判断前に設定された関係であればどのような関係であってもよい。例えば、重量蓄積部24が蓄積した重量と、第二重量取得部25が取得した重量を増減情報受付部30が受け付けた増減情報により補正した値との差が、予め設定した一定の許容範囲内にあるか否かを判断するようにする。この許容範囲は、例えば、第一重量測定部21、第二重量測定部22における重量測定時の誤差や、入退場者の、発汗や、水分補給等による少量の体重の増減を考慮して決定する。判断部26は、MPU及びメモリ等により実現され得る。
この判断部26における増減情報による補正は、放置あるいは持ち帰る荷物による、退出者についての重量の変化を補うよう、重量蓄積部24が蓄積した重量、または第二重量取得部25が取得した重量を放置あるいは持ち帰る荷物の重量で加減算することで行われる。例えば、増減情報として、ある重量の荷物を放置することを示す情報を増減情報受付部30が受け付けた場合、この荷物の重量を、重量蓄積部24が蓄積した重量から減算、あるいは第二重量取得部25が取得した重量に加算する補正が行われる。
強制指示受付部31は、退場者からの、強制的にドアを開く指示である強制指示を受け付ける。強制指示のデータ構造は問わない。強制指示受付部31の受け付ける入力は、テンキーやキーボードやマウスやメニュー画面による入力等で、入力手段はどのようなものであってもよい。強制指示受付部31は、テンキーやキーボード等の入力手段のデバイス
ドライバや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
制御部27は、判断部26が所定の関係を満たすと判断した場合、及び強制指示受付部31が、強制指示を受け付けた場合にのみ、ドア開閉装置204に対して退場の許可を指示する。退場を許可する指示のデータ構造は問わない。また、判断部26が所定の関係を満たさないと判断した場合に、警報装置205に警報についての情報である警報情報を出力する指示を出す。警報情報を出力する指示のデータ構造は問わない。また、監視カメラ206に作動する指示を出す。この指示のデータ構造は問わない。また、重量蓄積部24が第一重量測定部21から取得した重量を蓄積した場合、ドア開閉装置204に対して入場の許可を指示する。入場を許可する指示のデータ構造は問わない。制御部27は、MPU及びメモリ等により実現される。
ドア開閉装置204は、指示取得部28と、ドア制御部29とを有している。
指示取得部28は、制御部27から退場の許可の指示を取得する。この指示の取得は、通常、通信により行われる。指示取得部28は、無線または有線の通信手段、または放送手段により実現され得る。
ドア制御部29は、指示取得部28が退場の許可の指示を取得した場合に、ドア102を開く制御を行う。また、指示取得部28が入場の許可の指示を取得した場合に、ドア103を開く制御を行う。ドア制御部29によるドア102,103の制御は、通常、通信を介して行われる。ドア制御部29は、MPU及びメモリや、無線または有線の通信手段、または放送手段等により実現される。
警報装置205は、出力指示受付部32と、警報出力部33とを有している。
出力指示受付部32は、制御部27からの警報情報の出力指示を受け付ける。
警報出力部33は、出力指示受付部32が警報情報の出力指示を受け付けた場合に、警報情報を出力する。警報情報は、異常な入退場が行われたことを示す警報を、ブザー音等の音声により出力したり、ディスプレイ等に文字情報等で表示させたりするための情報であり、そのデータ構造等は問わない。警報出力部33は、ディスプレイやスピーカーやブザー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えてもよい。警報出力部33は、出力デバイスのドライバソフト、または出力デバイスのドライバソフトと出力デバイス等で実現され得る。
監視カメラ206は、作動指示受付部34と、撮影部35とを備えている。
作動指示受付部34は、制御部27からの作動指示を受け付ける。作動指示受付部34は、無線または有線の通信手段、または放送手段により実現され得る。
撮影部35は、作動指示受付部34が作動指示を受け付けた場合に、映像の撮影を開始する。撮影する映像は、動画像、あるいは一定時間ごとに更新される静止画像等である。撮影した映像情報は、外部のディスプレイやビデオ等の録画装置に送信され、表示、あるいは録画される。撮影部35は、CCD等の撮像素子を備えたカメラ等により実現されうる。
以下、本入退場管理システムの動作について説明する。まず、第一重量測定器201の動作について、図3のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS301)第一重量測定部21は、測定対象があるか否かを判定する。測定対象は、ここでは入場者、または入場者と入場者が保持している荷物等である。測定対象がある場合、ステップS302に進み、ない場合、ステップS301に戻る。
(ステップS302)第一重量測定部21は、入場者についての重量を測定する。例えば、入場者が荷物を保持していない場合は、入場者のみの体重を測定し、荷物を保持して
いる場合は、入場者の体重と荷物の重量との総和の重量を測定する。
(ステップS303)第一重量測定部21は、測定結果である入場者についての重量を出力する。この出力は、主として重量管理装置203への送信である。
次に、第二重量測定器202の動作について、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS401)第二重量測定部22は、測定対象があるか否かを判定する。測定対象は、ここでは退場者、または退場者と退場者が保持している荷物等である。測定対象がある場合、ステップS402に進み、ない場合、ステップS401に戻る。
(ステップS402)第二重量測定部22は、退場者についての重量を測定する。例えば、退場者が荷物を保持していない場合は、退場者のみの体重を測定し、荷物を保持している場合は、退場者の体重と荷物の重量との総和の重量を測定する。
(ステップS403)第二重量測定部22は、測定結果である退場者についての重量を出力する。この出力は、主として重量管理装置203への送信である。
次に、本人認証データ読取装置207の動作について、図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS501)認証情報受付部36は、外部から入場者の認証情報を受け付けたか否かを判定する。受け付けた場合、ステップS502へ進み、受け付けていない場合、ステップS501に戻る。
(ステップS502)認証情報送信部37が、認証情報受付部36から認証情報を取得する。
(ステップS503)認証情報送信部37が、取得した認証情報を、本人認証装置208の認証情報受信部38に対して送信する。
続いて、本人認証装置208の動作について、図6のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS601)認証情報受信部38は、認証情報を受信したか否かを判定する。認証情報を受信した場合、ステップS602へ進み、受信していない場合、ステップS602に戻る。
(ステップS602)認証部39が、認証情報受信部38から認証情報を取得する。
(ステップS603)認証部39が、取得した認証情報を用いて、入場者が、本入退場管理システムにおいて管理されている区域に対する入場資格を有する本人であるかの認証を行う。入場者が認証された場合、ステップS604へ進み、認証されない場合、処理が終了する。
(ステップS604)個人特定情報送信部40が、認証情報から個人特定情報を取得する。
(ステップS605)個人特定情報送信部40が、個人特定情報を、重量管理装置203の第一個人特定情報受信部41及び第二個人特定情報受信部42に送信する。
次に、重量管理装置203の動作について、図7のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS701)第一個人特定情報受信部41及び第二個人特定情報受信部42が、個人特定情報を受信したか否かを判定する。個人特定情報を受信した場合、ステップS702へ進み、受信していない場合、ステップS701に戻る。
(ステップS702)強制指示受付部31は、強制的に退場のためのドアを開く指示である強制指示を受け付けたか否かを判定する。強制指示を受け付けた場合、ステップS7
15へ飛び、強制指示を受け付けていない場合、ステップS703へ進む。
(ステップS703)第一重量取得部23は、第一重量測定部21が重量の測定結果を出力したか否かを判定する。測定結果が出力された場合、ステップS704へ進み、出力されていない場合、ステップS707へ進む。
(ステップS704)重量蓄積部24が、第一重量測定部21の測定結果である重量を取得する。
(ステップS705)重量蓄積部24は、第一個人特定情報受信部41から個人特定情報を取得し、ステップS704において取得した重量と、第一個人情報受信部41が受信した個人特定情報とを対にして、メモリ等に蓄積する。
(ステップS706)制御部27は、入場を許可する指示を、ドア開閉装置204に出力し、ステップS701に戻る。
(ステップS707)第二重量取得部25は、第二重量測定部22が重量の測定結果を出力したか否かを判定する。測定結果が出力された場合、ステップS708へ進み、されていない場合、ステップS703へ戻る。
(ステップS708)第二重量取得部25が、第二重量測定部22の測定結果である重量と、第二個人特定情報受信部42が受信した個人特定情報を取得する。
(ステップS709)判断部26が、重量蓄積部24に蓄積されている個人特定情報のうちの、第二重量取得部25の取得した個人特定情報に対応した個人特定情報を検索し、検索された個人特定情報と対に蓄積されている重量を、重量蓄積部24から取得する。また、第二重量取得部25が取得した重量を取得する。
(ステップS710)増減情報受付部30が、増減情報を受け付けたか否かを判定する。重量増減情報を受け付けた場合、ステップS711へ進み、受け付けていない場合、ステップS712へ進む。
(ステップS711)判断部26は、増減情報受付部30が受け付けた増減情報を用いて、重量蓄積部24から取得した重量、または第二重量取得部25から取得した重量を補正する。
(ステップS712)判断部26が、重量蓄積部24から取得した重量、及び第二重量取得部25から取得した重量を比較し、これらが所定の関係を満たすか否か判断する。ステップS711において、これらの重量のいずれかが補正されている場合は、その補正した重量により比較を行う。この判断の結果、これらの重量同士が所定の関係を満たすと判断された場合、ステップS715へ進む。また、所定の関係を満たさないと判断された場合、ステップS713へ進む。所定の関係を満たすか否かの判断は、例えば、重量同士の差が、予め設定された許容範囲内に収まるか否かで判断される。
(ステップS715)制御部27が、退場を許可する指示を、ドア開閉装置204に出力する。
(ステップS713)制御部27が、警報装置205に対し、警報についての情報である警報情報を出力する指示を出す。
(ステップS714)制御部27が、監視カメラ206に作動する指示を出す。なお、ステップS713の前にステップS714を行うようにしてもよい。
次に、ドア制御部204の動作について、図8のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS801)指示取得部28が、重量管理装置203から入場を許可する指示を取得したか否かを判定する。取得した場合、ステップS803へ進み、取得していない
場合、ステップS802へ進む。
(ステップS803)ドア制御部29が、指示取得部28から入場を許可する指示を取得して、ドア103に対して、ドアを開く制御を行う。ドアが施錠されている場合、開錠も行う。
(ステップS802)指示取得部28が、重量管理装置203から退場を許可する指示を取得したか否かを判定する。取得した場合、ステップS804へ進み、取得していない場合、ステップS801へ戻る。
(ステップS804)ドア制御部29が、指示取得部28から退場を許可する指示を取得して、ドア102に対して、ドアを開く制御を行う。ドアが施錠されている場合、開錠も行う。
次に、警報装置205の動作について、図9のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS901)出力指示受付部32が、重量管理装置203から警報情報を出力する指示を受け付けたか否かを判定する。受け付けた場合、ステップS902へ進み、受け付けていない場合、ステップS901へ戻る。
(ステップS902)警報出力部33が、出力指示受付部32から警報情報を出力する指示を取得する。
(ステップS903)警報出力部33が、出力指示受付部32から取得した、警報情報を出力する指示に基づき、警報情報を出力する。警報情報の出力は、例えば、所定時間経過後、終了する。なお、図示しない手段からの割り込みを受け付けるようにして、外部からの指示により、警報情報の出力を終了するようにしてもよい。
次に、監視カメラ206の動作について、図10のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1001)作動指示受付部34が、重量管理装置203から作動指示を受け付けたか否かを判定する。受け付けた場合、ステップS1002へ進み、受け付けていない場合、ステップS901へ戻る。
(ステップS1002)撮影部25が、作動指示受付部32から警報情報を出力する指示を取得する。
(ステップS1003)撮影部33が、作動指示受付部32から取得した、作動指示に基づき作動を開始し、撮影を開始する。撮影は、例えば、所定時間経過後、終了する。なお、図示しない手段からの割り込みを受け付けるようにして、外部からの指示により、撮影を終了するようにしてもよい。
次に、本入退場管理システムの具体例について、図1、及び図2を用いて説明する。
まず、入場者が入場する場合について説明する。入場者がドア102を開けて、入退場管理室101に入室する。そして、入場者が、認証情報が記録されているICカードを本人認証データ読取装置207の認証情報受付部36、例えばICカードリーダに読み取らせる。読み取られた認証情報は、認証情報送信部37から本人認証装置208に送信される。
送信された認証情報が、本人認証装置208の認証情報受信部38に受信され、受信された認証情報により、認証部39において、入場者が、区域100に対する入場資格を有する本人であるか否かの認証が行われる。認証された場合、認証情報の一部である個人特定情報を個人特定情報送信部40が取得し、重量管理装置203の第一個人特定情報受信部41及び第二個人特定情報受信部42に対して送信する。
図11は個人特定情報のデータ構造を例示する図である。ここでは、認証情報が本人の名前とIDを含み、個人特定情報は、図11に示すように、IDである。
続いて、第一重量測定器201により、入場者の重量の測定を行う。荷物を保持している場合、この荷物とともに重量を測定する。
第一個人特定情報受信部41及び第二個人特定情報受信部42は、個人特定情報送信部40から送信された個人特定情報を受信したか否か判定する。ここでは受信しているため、重量管理装置203の第一重量取得部23は、第一重量測定部21により入場者の重量が測定されているか判定する。ここでは重量が測定されているため、第一重量測定部21による測定結果である重量を取得する。
重量蓄積部24は、第一個人特定情報受信部41が受信した個人特定情報を取得し、また、第一重量取得部23から第一重量測定器201の測定結果である重量を取得し、この取得した個人特定情報と、重量とを対にしてメモリ等に蓄積する。そして、制御部27が入場を許可する指示をドア開閉装置204に出力する。
図12(a)〜(e)は、重量管理装置203の表示部等に表示される表示内容を例示した図である。制御部27が入場を許可する指示をドア開閉装置204に出力した場合、重量管理装置203の表示部には、図12(a)に示すように、「入場可能です。」という文が、青色の文字で表示される。
ドア開閉装置204の指示取得部28が、制御部27からの入場を許可する指示を取得すると、ドア制御部29は、ドア103を開くための制御を行う。ドア103はこの制御により開錠して自動で開き、入場者は区域100内へ入場できる。
図13は、重量蓄積部24により蓄積されたデータの構造を示す図である。この蓄積されたデータは、「個人特定情報」、「氏名」、「入退場状況」、「一時退場」、「重量」、「時間」、「荷物放置」、「荷物持出し」の属性を有している。「個人特定情報」は第一個人特定情報受信部41から取得した個人特定情報で、ここではIDである。「氏名」は入退場者の氏名、「入退場状況」は、区域100へ入場中であるか、区域100から退場したかの状態を示す。「一時退場」は、一時的に退場しているのか否かの状態を示す。「重量」は第一重量取得部23から取得した重量である。「時間」は入場、退場、または一時退場を行ったうちのもっとも最新の時間である。「荷物放置」は、入場時に持ち込んだ荷物を退場時に区域00内に放置する場合の、放置する荷物の重量である。「荷物持出し」は、区域100内に備えられていた荷物を退場時に持ち出す場合の、持ち出す荷物の重量である。図に示すように、個人特定情報と、重量とが対となって蓄積される。また、個人の、氏名や、入場中であるか退場中であるかの状況や、入退場の最新の時刻等も個人特定情報と関連付けられて蓄積される。これらの情報は、例えば、蓄積されてから一定の期間が経過すると削除される。
次に、退場する場合について説明する。まず、退場者がドア103を開けて、入退場管理室101に入室する。そして、入場者が、認証情報が記録されているICカードを本人認証データ読取装置207の認証情報受付部36、例えばICカードリーダに読み取らせる。読み取られた認証情報は、認証情報送信部37から本人認証装置208に送信される。
送信された認証情報が、本人認証装置208の認証情報受信部38に受信され、受信された認証情報により、認証部39において、入場者が、区域100に対する入場資格を有する本人であるか否かの認証が行われる。認証された場合、認証情報の一部である個人特定情報を個人特定情報送信部40が取得し、重量管理装置203の第一個人特定情報受信
部41及び第二個人特定情報受信部42に対して送信する。
続いて、退場者が、第二重量測定器202により重量の測定を行う。第一重量測定器201が測定結果を出力せず、第二重量測定器202が測定結果を出力するため、第二重量取得部25は、第二重量測定器202が測定した重量を取得し、第二個人特定情報受信部42から個人特定情報を取得する。第二重量測定器202により退場者の測定を行う際、入場時に荷物を保持していた場合には、この荷物とともに重量を測定する。
判断部26は、第二重量取得部25から、第二重量測定器202の測定結果である重量と、個人特定情報とを受信し、この個人特定情報と同じ個人特定情報を、重量蓄積部24のメモリ等に図13に示すような構造で蓄積されている個人特定情報の中から検索する。そして、検索の結果得られた個人特定情報と対として重量蓄積部24のメモリ等に蓄積されている重量を取得する。
図14は、判断部26がメモリ等に格納している入場時と退場時との重量差の許容範囲を設定するデータの構造を示す図である。
判断部26は、重量蓄積部24から取得した重量、即ち入場時の重量と、第二重量取得部25から取得した重量、即ち退場時の重量とが所定の関係を満たすか判断するため、これらの重量の差を求め、その差が、図14に示すような、予め設定された許容範囲内に含まれるか否かを調べる。この許容範囲は、例えば、測定器の誤差や、入場者の区域100内における発汗や、水分の補給による体重の変化等を予め考慮して設定する。また、重量差がプラスである場合の重量の許容範囲と、マイナスである場合の重量の許容範囲を、同じ値としても、異なる値としてもよい。そして、重量差が許容範囲内である場合、判断部26は、重量蓄積部24から取得した重量と、第二重量取得部25から取得した重量とが所定の関係を満たすと判断し、この判断結果に基づいて、制御部27が、ドア開閉装置204に対し、退場を許可する指示を出す。
制御部27が退場を許可する指示をドア開閉装置204に出力した場合、重量管理装置203の表示部には、図12(b)に示すように、「退場可能です。」という文が、青色の文字で表示される。
ドア開閉装置204の指示取得部28がこの退場を許可する指示を受けると、ドア制御部29がドア102を開く制御を行い、ドア102がこの制御に基づいて開錠し、自動的に開く。
重量蓄積部24から取得した重量と、第二重量取得部25から取得した重量との差が、許容範囲外である場合、制御部27が、警報装置205に対し、警報についての情報である警報情報を出力する指示を出す。また、制御部27が、監視カメラ206に対し作動する指示を出す。
このとき、重量蓄積部24から取得した重量が、第二重量取得部25から取得した重量よりも大きければ、重量管理装置203の表示部には、図12(c)に示すように、「退場時の重量が軽くなっています!!」という警告文が、赤色の文字で表示される。また、重量蓄積部24から取得した重量が、第二重量取得部25から取得した重量よりも小さければ、重量管理装置203の表示部には、図12(d)に示すように、「退場時の重量が重くなっています!!」という警告文が、赤色の文字で表示される。
警報装置205の出力指示受付部32が警報情報を出力する指示を受け付けると、この出力指示を取得して警報出力部33が警報情報を出力する。この警報出力部33が警報音を出力するデバイスを含んでいる場合、警報情報としてブザー音等の警報音を鳴らして、
不適格な退場が行われたことを区域100の外部に知らせる。
監視カメラ206の作動指示受付部34が作動する指示を受け付けると、この出力指示を取得して撮影部35が作動を開始して映像撮影を開始する。この撮影した映像情報を外部のディスプレイ等の表示装置で表示することにより、不適格な退場が行われたことを確認することが可能となる。
退場者が入場時に持ち込んだ荷物を、区域100内に放置して退場する場合、あるいは予め区域100内に備えられていた物品等を持ち帰る場合、そのまま退場すると、入場時に第一重量測定器201で測定した重量に対し、退場時に第二重量測定器202で測定した重量が、放置する荷物分だけ軽く、あるいは持ち帰る荷物分だけ重くなる。この結果、荷物の重さによっては、入場時と退場時の重量の差が、図14に示したような許容範囲内に入らなくなることがある。このため、退場者は、放置する荷物、及び持ち帰る荷物の重さ、即ち入場時に対して増減する重量についての情報を増減情報として増減情報受付部30に入力する。この増減情報受付部30が受け付けた増減情報に基づき、判断部26は、入場時に第一重量測定器201で測定した重量の補正を行う。例えば、放置する荷物の重量を、第一重量測定器201で測定した重量から減算する。また、持ち帰る荷物の重量を、第一重量測定器201で測定した重量に加算する。そして、判断部26は、この第一重量測定器201で測定した重量を補正して得られた重量と、退場時に第二重量測定器202で測定した重量との差が、許容範囲内にあるか否かを判定して、入場時の重量と、退場時の重量とが所定の関係を満たすか判断する。
なお、放置あるいは持ち帰る荷物についての持ち主や所在等が明確となるように、増減情報受付部30が受け付けた増減情報は、例えば図13に示すように、「荷物放置」、「荷物持出し」の属性の値として、個人特定情報と関連付けてメモリ等に蓄積される。
また、退場者が、トイレに行く場合や、外部からの急な呼び出しがあった場合など、持ち込んだ荷物等をそのままにして、一時的に区域100から退場する際には、強制指示受付部31に、退場者が強制的にドアを開くための強制指示を入力するようにする。強制指示受付部31が強制指示を受け付けると、制御部27がドア開閉装置204に退場を許可する指示を出力することにより、退場が可能となる。このとき、重量管理装置203の表示部には、図12(e)に示すように、「一時退場可能です。」という文が、青色の文字で表示される。
以上、本実施の形態によれば、入場時に測定された重量と、退場時に測定された重量とが所定の関係を満たす場合にのみ、退場が可能となるようにしている。これにより、一つの認証情報を用いて複数の人間が同時に入場し、そのうちの一部の人間のみが退場したりするといった不正な入退場を防ぐことができる。
また、退場者が、入場前から区域内に備えられていた物品等を、無断で持ち出そうとしたり、入場時に区域内に持ち込んだ物品等を、無断で放置して退場しようとした場合には、その物品の重量分だけ、退場時に測定した重量と、入場時に測定した重量とに、差が生じる。本実施の形態によれば、退場時に測定した重量と、入場時に測定した重量との差が許容範囲を超えた場合に、区域から退場できなくすることにより、区域内の物品の無断持ち出しや、区域内への物品の無断放置を防止できる。
また、本実施の形態によれば、退場者について、入場時に測定された重量と退場時に測定された重量とが所定の関係を満たすか否かで、入退場の管理を行っている。このため、入場前に予め入場者の体重を登録しておく必要がないため、入場者の体重の変化に応じて登録された重量を更新する必要がなく、更新処理に費やされる時間や労力を削減すること
ができる。
また、本実施の形態によれば、入場時に荷物を持ち込む際には、入場者が荷物を保持した状態で重量を測定し、退場時には同じ荷物を保持した状態で重量を測定することで、持ち込む荷物も含めた入退場時の重量が所定の関係を満たすか判断して、入退場の管理を行っている。このため、荷物の重量によらず、荷物の持込みを可能とすることができる。
さらに、本実施の形態によれば、入場者及び退場者の認証情報から得た個人特定情報を用いて、その退場者が入場時に測定した重量を取得し、この取得した重量が、退場時に測定した重量と所定の関係を満たすか判断することができるため、区域内に複数の人がいる場合においても、入退場を管理することができる。
なお、本実施の形態においては、本人認証データ読取装置207及び本人認証装置208を用いて、入退場者の認証を行うようにしたが、本発明においては、例えば、区域100内への入場者が一人に限られている場合などにおいて、入退場者の認証が不要であれば、認証のための装置等を設けないようにしてもよい。
(実施の形態2)
図15は、本発明の実施の形態2に係る入退場管理システムのハードウェア構成を示す図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当する部分を示している。
本実施の形態に係る入退場管理システムは、第一重量測定器201、第二重量測定器202、重量管理装置203、ドア開閉装置204、警報装置205、監視カメラ206、第一本人認証データ読取装置207a,第二本人認証データ読取装置207b、第一本人認証装置208a,及び第二本人認証装置208bを有している。
第一本人認証データ読取装置207a及び第一本人認証装置208aは、入退場管理室101の外側の、ドア102付近に配置されている。
第二本人認証データ読取装置207b及び第二本人認証装置208bは、入退場管理室101の外側の、ドア103付近に配置されている。
図16は本発明の実施の形態1に係る入退場管理システムのブロック図であり、図において図2と同一符号は同一または相当する部分を示している。
この入退場管理システムは、第一重量測定器201、第2重量測定器202、重量管理装置203、ドア開閉装置204、警報装置205、監視カメラ206、第一本人認証データ読取装置207a,第二本人認証データ読取装置207b、第一本人認証装置208a,及び第二本人認証装置208bを有している。
第一重量測定器201、第2重量測定器202、ドア開閉装置204、警報装置205、及び監視カメラ206の構成および動作については、前記実施の形態1の入退場管理システムと同様であるので、ここでは説明を省略する。
第一本人認証データ読取装置207aは、第一認証情報受付部36aと、第一認証情報送信部37aとを有しており、これらは、それぞれ前記実施の形態1の認証情報受付部36と認証情報送信部37と同様の構成を有している。ただし、第一認証情報受付部36aは、受け付ける認証情報が、入場者から入力される、入場者の認証のための情報である。
第一本人認証装置208aは、第一認証情報受信部38aと、第一認証部39aと、第一個人特定情報送信部40aとを有しており、これらは、それぞれ前記実施の形態1の認証情報受信部38と、認証部39と、個人特定情報送信部40と同様の構成を有している。ただし、第一認証情報受信部38aは、認証情報を第一本人認証データ読取装置207
aから受信する。また、第一個人特定情報送信部40aは、個人特定情報を重量管理装置203の第一個人特定情報受信部41に送信する。
第二本人認証データ読取装置207bは、第二認証情報受付部36bと、第二認証情報送信部37bとを有しており、これらは、それぞれ前記実施の形態1の認証情報受付部36と認証情報送信部37と同様の構成を有している。ただし、第二認証情報受付部36bは、受け付ける認証情報が、退場者から入力される、退場者の認証のための情報である。
なお、同一の入場者及び退場者に与えられた、入場者の認証のための認証情報と退場者の認証のための認証情報は、同一の個人特定情報を含んでいるものであれば、同一であってもなくてもよい。
第二本人認証装置208bは、第二認証情報受信部38bと、第二認証部39bと、第二個人特定情報送信部40bとを有しており、これらは、それぞれ前記実施の形態1の認証情報受信部38と、認証部39と、個人特定情報送信部40と同様の構成を有している。ただし、第二認証情報受信部38bは、認証情報を第二本人認証データ読取装置207bから受信する。また、第二個人特定情報送信部40bは、個人特定情報を重量管理装置203の第二個人特定情報受信部42に送信する。
第一本人認証データ読取装置207a,第二本人認証データ読取装置207b、第一本人認証装置208a,及び第二本人認証装置208bの動作については、入出力する情報が異なる点を除けば、前記実施の形態1の本人認証データ読取装置207及び本人認証装置208と同様であるので、説明は省略する。
重量管理装置203の構成は、第一個人特定情報受信部41が第一本人認証装置208aから送信される個人特定情報を受信し、第二個人特定情報受信部42が第二本人認証装置208bから送信される個人特定情報を受信する点を除けば、前記実施の形態1の入退場管理システムと同様であるので、ここでは説明を省略する。
次に、重量管理装置203の動作について、図17のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1701)第一個人特定情報受信部41が、第一本人認証装置208aから個人特定情報を受信したか否かを判定する。個人特定情報を受信した場合、ステップS1702へ進み、受信していない場合、ステップS1706へ進む。
(ステップS1702)第一重量取得部23は、第一重量測定部21が重量の測定結果を出力したか否かを判定する。測定結果が出力された場合、ステップS1703へ進み、出力されていない場合、ステップS1702へ戻る。
(ステップS1703)重量蓄積部24が、第一重量測定部21の測定結果である重量を取得する。
(ステップS1704)重量蓄積部24は、第一個人特定情報受信部41から個人特定情報を取得し、ステップS1703において取得した重量と、第一個人特定情報受信部41が受信した個人特定情報とを対にして、メモリ等に蓄積する。
(ステップS1705)制御部27は、入場を許可する指示を、ドア開閉装置204に出力し、ステップS1701に戻る。
(ステップS1706)第二個人特定情報受信部42が、第二本人認証装置208bから個人特定情報を受信したか否かを判定する。個人特定情報を受信した場合、ステップS1707へ進み、受信していない場合、ステップS1701へ戻る。
(ステップS1707)強制指示受付部31は、強制的に退場のためのドアを開く指示である強制指示を受け付けたか否かを判定する。強制指示を受け付けた場合、ステップS1716へ飛び、強制指示を受け付けていない場合、ステップS1708へ進む。
(ステップS1708)第二重量取得部25は、第二重量測定部22が重量の測定結果を出力したか否かを判定する。測定結果が出力された場合、ステップS1709へ進み、されていない場合、ステップS1708へ戻る。
(ステップS1709)第二重量取得部25が、第二重量測定部22の測定結果である重量と、第二個人特定情報受信部42が受信した個人特定情報を取得する。
(ステップS1710)判断部26が、重量蓄積部24に蓄積されている個人特定情報のうちの、第二重量取得部25の取得した個人特定情報に対応した個人特定情報を検索し、検索された個人特定情報と対に蓄積されている重量を、重量蓄積部24から取得する。また、第二重量取得部25が取得した重量を取得する。
(ステップS1711)増減情報受付部30が、増減情報を受け付けたか否かを判定する。重量増減情報を受け付けた場合、ステップS1712へ進み、受け付けていない場合、ステップS1713へ進む。
(ステップS1712)判断部26は、増減情報受付部30が受け付けた増減情報を用いて、重量蓄積部24から取得した重量、または第二重量取得部25から取得した重量を補正する。
(ステップS1713)判断部26が、重量蓄積部24から取得した重量、及び第二重量取得部25から取得した重量を比較し、これらが所定の関係を満たすか否か判断する。ステップS1712において、これらの重量のいずれかが補正されている場合は、その補正した重量により比較を行う。この判断の結果、これらの重量同士が所定の関係を満たすと判断された場合、ステップS1716へ進む。また、所定の関係を満たさないと判断された場合、ステップS1714へ進む。所定の関係を満たすか否かの判断は、例えば、重量同士の差が、予め設定された許容範囲内に収まるか否かで判断される。
(ステップS1716)制御部27が、退場を許可する指示を、ドア開閉装置204に出力する。
(ステップS1714)制御部27が、警報装置205に対し、警報についての情報である警報情報を出力する指示を出す。
(ステップS1715)制御部27が、監視カメラ206に作動する指示を出す。なお、ステップS1714の前にステップS1715を行うようにしてもよい。
次に本実施の形態に係る入退場管理システムの動作を、図15及び図16を用いて具体的に説明する。
まず、入場者が入場する場合について説明する。入場者が、入場者の認証のための認証情報が記録されているICカードを第一本人認証データ読取装置207aの第一認証情報受付部36a、例えばICカードリーダに読み取らせる。読み取られた認証情報は、第一認証情報送信部37aから第一本人認証装置208aに送信される。
送信された認証情報が、本人認証装置208aの認証情報受信部38aに受信され、受信された認証情報により、認証部39aにおいて、入場者が、区域100に対する入場資格を有する本人であるか否かの認証が行われる。認証された場合、認証情報の一部である
個人特定情報を個人特定情報送信部40aが取得し、重量管理装置203の第一個人特定情報受信部41に対して送信する。
続いて、入場者がドア102を開けて、入退場管理室101に入室し、第一重量測定器201により、入場者の重量の測定を行う。この際、荷物を保持している場合、この荷物とともに重量を測定する。
第一個人特定情報受信部41は、第一個人特定情報送信部40aから送信された個人特定情報を受信したか否か判定する。ここでは受信しているため、重量管理装置203の第一重量取得部23は、第一重量測定部21により入場者の重量が測定されているか判定する。ここでは重量が測定されているため、第一重量測定部21による測定結果である重量を取得する。重量蓄積部24は、第一個人特定情報受信部41が受信した個人特定情報を取得し、また、第一重量取得部23から第一重量測定器201の測定結果である重量を取得し、この取得した個人特定情報と、重量とを対にしてメモリ等に蓄積する。そして、制御部27が入場を許可する指示をドア開閉装置204に出力する。
ドア開閉装置204の指示取得部28が、制御部27からの入場を許可する指示を取得すると、ドア制御部29は、ドア103を開くための制御を行う。ドア103はこの制御により開錠して自動で開き、入場者は区域101内へ入場可能となる。
次に、退場する場合について説明する。退場者が、退場者の認証のための認証情報が記録されているICカードを第二本人認証データ読取装置207bの第二認証情報受付部36b、例えばICカードリーダに読み取らせる。読み取られた認証情報は、第二認証情報送信部37bから第二本人認証装置208bに送信される。
送信された認証情報が、第二本人認証装置208bの第二認証情報受信部38bに受信され、受信された認証情報により、第二認証部39bにおいて、入場者が、区域100に対する入場資格を有する本人であるか否かの認証が行われる。認証された場合、認証情報の一部である個人特定情報を第二個人特定情報送信部40bが取得し、重量管理装置203の第二個人特定情報受信部42に対して送信する。第二個人特定情報受信部42は、第二個人特定情報送信部40bが送信した個人特定情報を受信する。ここでは、第一個人特定情報受信部41が個人特定情報を受信していないため、第二個人特定情報受信部42は個人特定情報を受信したことを判定する。
続いて、退場者がドア102を開けて、入退場管理室101に入室し、第二重量測定器202により、退場者の重量の測定を行う。この際、入場時に荷物を保持していた場合、この荷物とともに重量を測定する。
第二重量取得部25は、第二重量測定器202が退場者についての重量を測定したか否かを判定する。ここでは重量を測定しているため、第二重量取得部25は、第二重量測定器202が測定した重量を取得し、第二個人特定情報受信部42から個人特定情報を取得する。
判断部26は、第二重量取得部25から、第二重量測定器202の測定結果である重量と、個人特定情報とを受信し、この個人特定情報と同じ個人特定情報を、重量蓄積部24のメモリ等に蓄積されている個人特定情報の中から検索する。そして、検索の結果得られた個人特定情報と対に重量蓄積部24のメモリ等に蓄積されている重量を取得する。
判断部26は、重量蓄積部24から取得した重量、第二重量取得部25から取得した重量の差を求め、その差が、予め設定された許容範囲内に含まれるか否かを調べる。そして
、重量差が許容範囲内である場合、制御部27が、ドア開閉装置204に対し、退場を許可する指示を出す。
ドア開閉装置204の指示取得部28がこの退場を許可する指示を受けると、ドア制御部29がドア102を開く制御を行い、ドア102がこの制御に基づいて開錠し、自動的に開く。
重量蓄積部24から取得した重量と、第二重量取得部25から取得した重量との差が、許容範囲外である場合、制御部27が、警報装置205に対し、警報についての情報である警報情報を出力する指示を出す。また、制御部27が、監視カメラ206に対し作動する指示を出す。
なお、退場者が入場時に持ち込んだ荷物を、区域100内に放置して退場する場合、あるいは予め区域100内に備えられていた物品等を持ち帰る場合の動作、及び退場者が一時的に区域100から退場する場合の動作の具体的な説明については、前記実施の形態1と同様であるため、ここでは説明を省略する。
以上、本実施の形態によれば、前記実施の形態1と同様の効果を奏するとともに、第一本人認証データ読取装置207a,第二本人認証データ読取装置207b、第一本人認証装置208a,及び第二本人認証装置208bを設けているため、入場者に対する認証情報の受付や認証の処理等と、退場者に対する認証情報の受付や認証の処理等を、個人特定情報の出力とを個別に異なる場所で行うことが可能となる。これにより、入退場管理システムを設置する上での設計の自由度を向上させることが可能となる。例えば、区域100に入退場管理室を設ける代わりに、入場専用のドアを持つ入場管理室と退場専用のドアを持つ退場管理室を個別に設け、入場管理室には第一本人認証データ読取装置207a,第一本人認証装置208a、第一重量測定器201を設けて区域100への入場のみを管理し、退場管理室には第二本人認証データ読取装置207b,第二本人認証装置208b、第二重量測定器202を設けて区域100への退場のみを管理するようにすることも可能となる。
なお、本実施の形態においては、第一重量測定器201及び第二重量測定器202が同一のハードウェアを共用するようにし、入場者についての重量を測定する際は、第一重量測定器201として動作し、退場者についての重量を測定する際は、第二重量測定器202として動作するようにしてもよい。例えば、第一本人認証装置208aが入場者に関する個人特定情報を出力した場合に第一重量測定器201として動作し、第二本人認証装置208bが退場者に関する個人特定情報を出力した場合に第二重量測定器202として動作するようにしてもよい。
なお、前記各実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよく、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。なお、前記各実施の形態における重量管理装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータに、入場者についての重量を取得するステップと、前記取得された入場者についての重量を蓄積するステップと、退場者についての重量を取得するステップと、前記蓄積された入場者についての重量と、前記取得された退場者についての重量が所定の関係を満たすか否かを判断するステップと、前記蓄積された入場者についての重量と、前記取得された退場者についての重量が所定の関係を満たすとの判断の場合のみ、退場の許可を指示するステップとを実行させるためのプログラムである。
また、前記各実施の形態における重量管理装置を実現するソフトウェアは、コンピュータに、入場者についての個人特定情報を取得するステップと、入場者についての重量を取得するステップと、前記取得された入場者についての重量と入場者についての個人特定情報とを対にして蓄積するステップと、退場者についての個人特定情報を取得するステップと、退場者についての重量を取得するステップと、前記取得された退場者についての個人特定情報に対応した、前記入場者についての個人特定情報と、対にして蓄積された前記入場者についての重量を取得し、当該取得した入場者についての重量と前記取得された退場者についての重量が所定の関係を満たすか否かを判断するステップと、前記蓄積された入場者についての重量と、前記取得された退場者についての重量が所定の関係を満たすとの判断の場合のみ、退場の許可を指示するステップとを実行させるためのプログラムである。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信する送信ステップや、情報を受信する受信ステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理は含まれない。
本発明は、以上の各実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
本発明は、機密性の担保が要求される建物や部屋等の区域への入場者及び退場者の入退場を管理するための入退場管理システム等として適しており、特に、入場者や退場者の重量に基づいて、入場者及び退場者の入退場の管理を行うシステム等として有用である。
実施の形態1に係る入退場管理システムのハードウェア構成図 実施の形態1に係る入退場管理システムの構成を示すブロック図 実施の形態1に係る入退場管理システムの第一重量測定器の動作を説明するためのフローチャート 実施の形態1に係る入退場管理システムの第二重量測定器の動作を説明するためのフローチャート 実施の形態1に係る入退場システムの本人認証データ読取装置の動作を説明するためのフローチャート 実施の形態1に係る入退場システムの本人認証装置の動作を説明するためのフローチャート 実施の形態1に係る入退場システムの重量管理装置の動作を説明するためのフローチャート 実施の形態1に係る入退場システムのドア開閉装置の動作を説明するためのフローチャート 実施の形態1に係る入退場システムの警報装置の動作を説明するためのフローチャート 実施の形態1に係る入退場システムの監視カメラの動作を説明するためのフローチャート 実施の形態1における、個人特定情報のデータ構造を例示した図 (a)実施の形態1に係る重量管理装置の表示例を示す図、(b)同重量管理装置の表示例を示す図、(c)同重量管理装置の表示例を示す図、(d)同重量管理装置の表示例を示す図、(e)同重量管理装置の表示例を示す図 実施の形態1における、重量蓄積部により蓄積されたデータ構造を例示した図 実施の形態1における、入場時と退場時との重量差の許容範囲を設定するデータの構造を例示した図 実施の形態2に係る入退場管理システムのハードウェア構成図 実施の形態2に係る入退場管理システムの構成を示すブロック図 実施の形態2に係る入退場システムの重量管理装置の動作を説明するためのフローチャート
符号の説明
21 第一重量測定部
22 第二重量測定部
23 第一重量取得部
24 重量蓄積部
25 第二重量取得部
26 判断部
27 制御部
28 指示取得部
29 ドア制御部
30 増減情報受付部
31 強制指示受付部
32 出力指示受付部
33 警報出力部
34 作動指示受付部
35 撮影部
36,36a,36b 認証情報受付部
37,37a,37b 認証情報送信部
38,38a,38b 認証情報受信部
39,39a,39b 認証部
40,40a,40b 個人特定情報送信部
41 第一個人特定情報受信部
42 第二個人特定情報受信部
201 第一重量測定器
202 第二重量測定器
203 重量管理装置
204 ドア開閉装置
205 警報装置
206 監視カメラ
207 本人認証データ読取装置
207a 第一本人認証データ読取装置
207b 第二本人認証データ読取装置
208 本人認証装置
208a 第一本人認証装置
208b 第二本人認証装置

Claims (11)

  1. 第一重量測定器と重量管理装置と第二重量測定器とドア開閉装置を具備する入退場管理システムであって、
    前記第一重量測定器は、
    入場者についての重量を測定する第一重量測定部を具備し、
    前記第二重量測定器は、
    退場者についての重量を測定する第二重量測定部を具備し、
    前記重量管理装置は、
    前記第一重量測定部が測定した重量を取得する第一重量取得部と、
    前記第一重量取得部が取得した重量を蓄積する重量蓄積部と、
    前記第二重量測定部が測定した重量を取得する第二重量取得部と、
    前記重量蓄積部が蓄積した重量と、前記第二重量取得部が取得した重量が所定の関係を満たすか否かを判断する判断部と、
    前記判断部が所定の関係を満たすとの判断の場合のみ、前記ドア開閉装置に対して退場の許可を指示する制御部を具備し、
    前記ドア開閉装置は、
    前記退場の許可の指示を取得する指示取得部と、
    前記指示取得部が退場の許可の指示を取得した場合に、ドアを開く制御を行うドア制御部を具備する入退場管理システム。
  2. 前記入場者についての重量または前記退場者についての重量は、入場者または退場者の体重と、入場者または退場者が保持している荷物の重量の和である請求項1記載の入退場管理システム。
  3. 前記重量管理装置は、
    入場者が荷物を放置する場合または退場者が荷物を持ち帰る場合に、減少または増加する重量についての情報である増減情報を受け付ける増減情報受付部をさらに具備し、
    前記判断部は、
    前記増減情報と前記重量蓄積部が蓄積した重量と前記第二重量取得部が取得した重量に基づいて所定の関係を満たすか否かを判断する請求項2記載の入退場管理システム。
  4. 前記重量管理装置は、
    強制的にドアを開く指示である強制指示を受け付ける強制指示受付部をさらに具備し、
    前記ドア制御部は、
    前記強制指示受付部が強制指示を受け付けた場合にも前記ドア開閉装置に対して退場の許可を指示する請求項1から請求項3いずれか記載の入退場管理システム。
  5. 前記入退場管理システムは、警報装置をさらに具備し、
    前記重量管理装置における前記制御部は、
    前記判断部が所定の関係を満たさないと判断した場合に、前記警報装置に警報についての情報である警報情報を出力する指示をし、
    前記警報装置は、
    前記警報情報の出力指示を受け付ける出力指示受付部と、
    前記出力指示受付部が警報情報の出力指示を受け付けた場合に、警報情報を出力する警報出力部を具備する請求項1から請求項4いずれか記載の入退場管理システム。
  6. 前記入退場管理システムは、監視カメラをさらに具備し、
    前記重量管理装置における前記制御部は、
    前記判断部が所定の関係を満たさないと判断した場合に、前記監視カメラに作動する指示
    をし、
    前記監視カメラは、
    前記作動指示を受け付ける作動指示受付部と、
    前記作動指示受付部が作動指示を受け付けた場合に、作動を開始して映像の撮影を開始する撮影部を具備する請求項1から請求項4いずれか記載の入退場管理システム。
  7. 前記入退場管理システムは、本人認証データ読取装置と本人認証装置をさらに具備し、
    前記本人認証データ読取装置は、
    入場者または退場者の認証のための情報である認証情報を受け付ける認証情報受付部と、前記認証情報を前記本人認証装置に送信する認証情報送信部を具備し、
    前記本人認証装置は、
    前記認証情報を前記本人認証データ読取装置から受信する認証情報受信部と、
    前記認証情報受信部が受信した前記認証情報に基づいて認証を行う認証部と、
    前記認証情報の全部または一部である個人特定情報を前記重量管理装置に送信する個人特定情報送信部を具備し、
    前記重量管理装置は、
    入場の際に前記個人特定情報を受信する第一個人特定情報受信部と、
    退場の際に前記個人特定情報を受信する第二個人特定情報受信部をさらに具備し、
    前記重量蓄積部は、
    前記第一重量取得部が取得した重量と前記個人特定情報を対にして蓄積し、
    前記第二重量取得部は、
    前記第二個人特定情報受信部が受信した個人特定情報に対応する、前記第二重量測定部が測定した重量を取得し、
    前記判断部は、
    前記第二個人特定情報受信部が受信した個人特定情報に対応し、かつ前記重量蓄積部が蓄積した重量を取得し、当該取得した重量と前記第二重量取得部が取得した重量に基づいて、所定の関係を満たすか否かを判断する請求項1から請求項6いずれか記載の入退場管理システム。
  8. 前記入退場管理システムは、第一本人認証データ読取装置と第一本人認証装置と第二本人認証データ読取装置と第二本人認証装置をさらに具備し、
    前記第一本人認証データ読取装置は、
    入場者の認証のための情報である認証情報を受け付ける第一認証情報受付部と、
    前記認証情報を前記第一本人認証装置に送信する第一認証情報送信部を具備し、
    前記第一本人認証装置は、
    前記第一認証情報を前記第一本人認証データ読取装置から受信する第一認証情報受信部と、
    前記第一認証情報受信部が受信した前記認証情報に基づいて認証を行う第一認証部と、
    前記認証情報の全部または一部である個人特定情報を前記重量管理装置に送信する第一個人特定情報送信部を具備し、
    前記第二本人認証データ読取装置は、
    退場者の認証のための情報である認証情報を受け付ける第二認証情報受付部と、
    前記認証情報を前記第二本人認証装置に送信する第二認証情報送信部を具備し、
    前記第二本人認証装置は、
    前記第二認証情報を前記第二本人認証データ読取装置から受信する第二認証情報受信部と、
    前記第二認証情報受信部が受信した前記認証情報に基づいて認証を行う第二認証部と、
    前記認証情報の全部または一部である個人特定情報を前記重量管理装置に送信する第二個人特定情報送信部を具備し、
    前記重量管理装置は、
    入場の際に前記第一個人特定情報送信部が送信した個人特定情報を受信する第一個人特定情報受信部と、
    退場の際に前記第二個人特定情報送信部が送信した個人特定情報を受信する第二個人特定情報受信部をさらに具備し、
    前記重量蓄積部は、
    前記第一重量取得部が取得した重量と前記第一個人特定情報受信部が受信した個人特定情報を対にして蓄積し、
    前記第二重量取得部は、
    前記第二個人特定情報受信部が受信した個人特定情報に対応する、前記第二重量測定部が測定した重量を取得し、
    前記判断部は、
    前記第二個人特定情報受信部が受信した個人特定情報に対応した、前記第一個人特定情報受信部が受信した個人特定情報と対にして前記重量蓄積部が蓄積した重量を取得し、当該取得した重量と前記第二重量取得部が取得した重量に基づいて、所定の関係を満たすか否かを判断する請求項1から請求項6いずれか記載の入退場管理システム。
  9. 入場者についての重量を測定するステップと、
    前記測定された入場者についての重量を蓄積するステップと、
    退場者についての重量を測定するステップと、
    前記蓄積された入場者についての重量と、前記測定された退場者についての重量が所定の関係を満たすか否かを判断するステップと、
    前記蓄積された入場者についての重量と、前記取得された退場者についての重量が所定の関係を満たすとの判断の場合のみ、退場の許可を指示するステップと、
    前記退場の許可の指示に応じて、ドアを開く制御を行うステップとを具備する入退場管理方法。
  10. コンピュータに、
    入場者についての重量を取得するステップと、
    前記取得された入場者についての重量を蓄積するステップと、
    退場者についての重量を取得するステップと、
    前記蓄積された入場者についての重量と、前記取得された退場者についての重量が所定の関係を満たすか否かを判断するステップと、
    前記蓄積された入場者についての重量と、前記取得された退場者についての重量が所定の関係を満たすとの判断の場合のみ、退場の許可を指示するステップとを実行させるためのプログラム。
  11. コンピュータに、
    入場者についての個人特定情報を取得するステップと、
    入場者についての重量を取得するステップと、
    前記取得された入場者についての重量と入場者についての個人特定情報とを対にして蓄積するステップと、
    退場者についての個人特定情報を取得するステップと、
    退場者についての重量を取得するステップと、
    前記取得された退場者についての個人特定情報に対応した、前記入場者についての個人特定情報と、対にして蓄積された前記入場者についての重量を取得し、当該取得した入場者についての重量と前記取得された退場者についての重量が所定の関係を満たすか否かを判断するステップと、
    前記蓄積された入場者についての重量と、前記取得された退場者についての重量が所定の関係を満たすとの判断の場合のみ、退場の許可を指示するステップとを実行させるためのプログラム。
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