JPWO2017175268A1 - 入退出管理システム - Google Patents

入退出管理システム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2017175268A1
JPWO2017175268A1 JP2018510021A JP2018510021A JPWO2017175268A1 JP WO2017175268 A1 JPWO2017175268 A1 JP WO2017175268A1 JP 2018510021 A JP2018510021 A JP 2018510021A JP 2018510021 A JP2018510021 A JP 2018510021A JP WO2017175268 A1 JPWO2017175268 A1 JP WO2017175268A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
door
unit
identification information
authentication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018510021A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6489285B2 (ja
Inventor
隆之 長南
隆之 長南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2017175268A1 publication Critical patent/JPWO2017175268A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6489285B2 publication Critical patent/JP6489285B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B49/00Electric permutation locks; Circuits therefor ; Mechanical aspects of electronic locks; Mechanical keys therefor
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B25/00Alarm systems in which the location of the alarm condition is signalled to a central station, e.g. fire or police telegraphic systems
    • G08B25/01Alarm systems in which the location of the alarm condition is signalled to a central station, e.g. fire or police telegraphic systems characterised by the transmission medium
    • G08B25/04Alarm systems in which the location of the alarm condition is signalled to a central station, e.g. fire or police telegraphic systems characterised by the transmission medium using a single signalling line, e.g. in a closed loop

Abstract

本発明に係る入退出管理システムでは、扉の通行権限を有する無線通信機を備えた利用者がその扉の通常利用者か否かを判断する通常利用者判断部を備える。通常利用者判断部は当該利用者が通常利用者であるか否かは履歴記憶部に記憶されている当該利用者の過去の認証日時に応じて判断する。通常利用者判断部が当該利用者を通常利用者であると判断したときは電子錠を解錠し、通常利用者でないと判断したときは無線通信機の押しボタンが押下された場合に電子錠を解錠する。

Description

本発明は、利用者の入退出の管理を行う入退出管理システムに関する。
従来の入退出管理システムの例として、例えば特許文献1では、カード型送信機の送信ボタンを押下することによってカード型送信機から及びパスワード及びその他のID情報が送信され、受信処理装置で受信したパスワード等の照合を行い、照合の結果、入室許可のパスワード等であると確認が取れるとドアロックを解除するIDセキュリティ装置が提案されている。特許文献2では、入退室の意志無く無線媒体の情報を読取ってしまうために生じる無駄なゲート制御を防止するために、無線媒体を携帯する利用者が入退室の意思表示を行なう意思表示手段と、この意思表示手段の出力と前記照合手段の照合結果とにより入退室の可否を判定する判定手段とを具備した入退室管理装置が提案されている。また特許文献3では、扉の通行権限を有する利用者毎にその扉の通常利用者か否かを予め登録し、読取部で読み取られた識別情報の利用者が通常利用者でない場合は読取部の受信範囲を第1エリアから扉に近い第2エリアへと変更し、認証成功した利用者の識別情報が第2エリア内で読取部によって読み取られた場合に扉を解錠する入退室管理装置が提案されている。
日本特開平7−219987号公報 日本特開平8−254050号公報 日本特開2014−214572号公報
しかしながら、特許文献1に記載のIDセキュリティ装置及び特許文献2の入退室管理装置においては扉の解錠の際に常に通行の意思を示す操作(ボタン操作等)が必要であり、その扉を頻繁に利用する利用者にとっては利便性が低かった。また、特許文献3に記載の入退室管理装置においては、その扉を頻繁に利用する利用者を扉の通常利用者とすることで扉の通行に対する意思表示を不要とすることはできるものの、その利用者が通行利用者であるか否かを見直す必要が生じた場合、わざわざ通常利用者であるか否かの設定を変更する必要があり、不便であった。
本発明の目的は、利用者の過去の認証履歴を参照することで、利用者の通行の状況や頻度の変化に応じて、その扉の通常利用者であるか否かの設定を自動的に行うことができる利便性のより高い入退出管理システムを提供することである。
本発明に係る入退出管理システムでは、利用者に所持され、当該利用者を識別する利用者識別情報を記憶する無線通信機と、受信範囲内に存在する無線通信機が送信した当該利用者識別情報を読み取る読取装置と、扉の通行権限を有する利用者毎の前記利用者識別情報を記憶する通行権限記憶部と、前記読取装置により読み取られた前記利用者識別情報の利用者が、前記通行権限記憶部に記憶されているそれぞれの前記利用者識別情報を基に前記扉の通行権限を有するか否かを認証する通行権限認証部と、前記認証部が認証した前記利用者識別情報及び認証した日時を関連付けて記憶する履歴記憶部と、前記利用者が操作する入力部と、前記扉に設置された電子錠に対し解錠を指令する電子錠制御部と、前記履歴記憶部に記憶されている前記利用者の過去の認証日時に応じて、前記利用者が前記扉の通常利用者であるか否かを判断する通常利用者判断部と、前記利用者が前記通常利用者判断部によって前記扉の通常利用者でないと判断された場合において前記利用者の認証後に当該利用者が前記入力部を操作したことが前記意思判定部によって判定されたとき、或いは前記通常利用者判断部によって前記利用者が前記扉の通常利用者であると判断されたとき、前記電子錠制御部に解錠指令させるとともに、前記履歴記憶部に対し前記利用者識別情報を認証した日時を前記利用者識別情報に関連付けて記憶させる通行意思判断部と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る入退出管理システムは、上記の様に構成したので、過去の認証履歴を参照することで、利用者の利用者の通行の状況や頻度の変化に応じて、その扉の通常利用者であるか否かの設定を自動的に行うことができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1における入退出管理システムの概要図である。 本発明の実施の形態1における入退出管理システムの内部構成図である。 本発明の実施の形態1における入退出管理システムの通行権限記憶部の構成図である。 本発明の実施の形態1における入退出管理システムの履歴記憶部の構成図である。 本発明の実施の形態1における入退出管理システムの通常利用者判断部の動作を表すフローチャートである。 本発明の実施の形態1における入退出管理システムの認証及び解錠の動作を表すフローチャート。 本発明の実施の形態2における入退出管理システムの内部構成図である。 本発明の実施の形態2における入退出管理システムの認証及び解錠の動作を表すフローチャート。 本発明の実施の形態3における入退出管理システムの内部構成図である。 本発明の実施の形態3における入退出管理システムの認証及び解錠の動作を表 本発明の実施の形態4における入退出管理システムの概要図である。 本発明の実施の形態4における入退出管理システムの内部構成図である。 本発明の実施の形態1〜4における入退出管理システムの入退出管理装置のハードウエア構成図である。
実施の形態1
以下、本実施の形態における入退出管理システムの構成及び動作を図1〜図6を用いて説明する。なお、請求項に記載の入力部とは、本実施の形態では後述の押しボタン103のことを指す。
図1は、本実施の形態における入退出管理システムの概要図である。入退出管理システムは、無線通信機1、読取装置2、入退出管理装置3、電子錠4から構成されている。また、入退出管理システムの入退出の管理対象である部屋8の出入口には扉5が設置されており、その扉5に設置された電子錠4によって施錠若しくは施錠の解除が行われる。
無線通信機1は利用者6が所持している。無線通信機1には押しボタン103が備えられている。読取装置2は扉5近傍に設置されている。図1に示すように、読取装置2は受信範囲7に位置する無線通信機1が送信する上り電波92を受信する。
なお、無線通信機1は例えばアクティブ型のRFID(Radio Frequency IDentifier)タグである。すなわち、無線通信機1自身が記憶する利用者識別情報を上り電波92に含めて送信することができる。また、例えば待受通信方式(無線通信機1が読取装置2が送信する下り電波91を受信した時のみ、無線通信機1は上り電波92を送信する方式)のいわゆるセミアクティブ型のRFIDタグを用いることもできる。セミアクティブ型のRFIDタグを用いることで、無線通信機1から上り電波92を送信する機会を必要時のみに限定し、無線通信機1に内蔵された電池の無用な消費を抑えることができる。
入退室管理装置3は、読取装置2が読み取った(受信した)上り電波92に含まれる利用者識別情報を基に、電子錠4の施錠及び解錠を制御する。入退室管理装置3は部屋8内若しくは図示しない管理室内等に設置される。電子錠4は扉5に設置され、入退室管理装置3によって施錠及び解錠が制御されている。
図2は、本実施の形態における入退出管理システムの内部構成図である。無線通信機1は下り電波受信部101、利用者識別情報記憶部102、押しボタン103、ボタン操作判定部104、ボタン押下識別情報記憶部105、重畳部106、上り電波送信部107から構成される。
下り電波受信部101は、読取装置2が送信した下り電波91を受信する。利用者識別情報記憶部102は利用者6を識別する利用者識別情報(例えば、有限長の数字、アルファベット、記号などを組み合わせた文字列、あるいは2進数コード列等で構成された、利用者を識別するコード)を予め記憶している。
下り電波91は無線通信機1を起動する信号が含まれている。下り電波受信部101が下り電波91を受信すると無線通信機1は起動され、上り電波送信部107は利用者識別情報記憶部102に記憶されている利用者識別情報を含む上り電波92を送信する。
押しボタン103は無線通信機1に備えられており、押下及び押下の解除が可能である。ボタン押下判定部104は押しボタン103の押下の有無を判定する。ボタン押下識別情報記憶部105は、ボタン押下判定部104によって押しボタン103が押下されたと判定されたことを識別するボタン押下識別情報が予め記憶されている。
上り電波送信部107は、下り電波受信部101が下り電波91を受信したときに利用者識別情報102に記憶されている利用者識別情報を含む上り電波92を送信する。また、ボタン押下判定部104によって、押しボタン103が押下されたと判定された場合、重畳部106によって重畳された、ボタン押下識別情報、及び利用者識別情報とを含む上り電波92を送信する。
ボタン押下識別情報は、例えば、有限長の数字、アルファベット、記号などを組み合わせた文字列、あるいは2進数コード列等で構成された、ボタンを押下したことを識別するコードである。また入退室管理装置3は、利用者識別情報102に記憶されている利用者識別情報との組み合わせによって、どの無線通信機1の押しボタン103が押下されたかを識別することが出来るので、無線通信機1毎にボタン押下識別情報がユニークである必要は無い。
読取装置2は下り電波送信部201及び上り電波受信部202から構成される。
下り電波送信部201は、無線通信機1を起動する信号を含む下り電波91をある一定の間隔(例えば0.3秒毎)に送信する。上り電波受信部202は、無線通信機1の上り電波送信部107が送信した電波92を受信する。また、上り電波受信部202は、受信した上り電波92に含まれる利用者識別情報及びボタン押下識別情報を、後述の入退出管理装置3に送信する。
入退出管理装置3は、通行権限記憶部301、履歴記憶部302、認証部303、通常利用者判断部304、及び電子錠制御部305から構成される。通行権限記憶部301は、扉5の通行権限を有する利用者の利用者識別情報を記憶している。図3は本実施の形態における通行権限記憶部301の構成図であり、利用者識別情報毎にそれぞれの解錠モードが関連付けて記憶されていることを示している。図3の例によると、利用者識別情報A、B、Dの施錠モードは通行意思確認不要モードあることを示しており、利用者識別情報C、Eの施錠モードは通行意思確認必要モードであることを示している。
履歴記憶部302は、各利用者に対する認証日時を記憶している。図4は本実施の形態における履歴記憶部302の構成図であり、各利用者識別情報に対する解錠日時が関連付けて記憶されていることを示している。
認証部303は、通行権限認証部3031及び通行意思判断部3032から構成される。通行権限認証部3031は、通行権限記憶部301に記憶されている利用者識別情報を参照し、読取装置2の上り電波受信部202が受信した上り電波92に含まれる利用者6の利用者識別情報と照合することで利用者6が扉5の通行権限を有するか否かを認証する。
通行意思判断部3032は、認証情報記憶部301を参照し、通行権限認証部3031にて認証された利用者6の利用者識別情報に関連付けて記憶されている解錠モードを確認する。その確認した解錠モードが通行意思確認不要モードである場合、通行意思判断部3032は、後述の電子錠制御部305に電子錠4の解錠を指令させるとともに、履歴記憶部302に利用者6の利用者識別情報と認証日時とを関連付けて記憶させる。
一方、その確認した解錠モードが通行意思確認必要モードである場合、通行意思判断部3032は、上り電波受信部202から送信されたボタン押下識別情報が、所定のボタン押下識別情報であるか否か照合する。通行権限認証部3031が利用者6の通行権限を有することを認証してから一定時間以内(例えば10秒以内)に、上り電波受信部202から送信されたボタン押下識別情報が、所定のボタン押下識別情報であることが確認された場合は利用者6が押しボタン103を操作した、つまり利用者6が扉5を通行する意思を示したと判断し、通行意思判断部3032は後述の電子錠制御部305に電子錠4の解錠を指令させるとともに、履歴記憶部302に利用者6の利用者識別情報と認証日時とを関連付けて記憶させる。通行権限認証部3031が利用者6の通行権限を有することを認証してから、一定時間以上(例えば10秒以上)所定のボタン押下識別情報との照合一致が確認されなかった場合は利用者6が押しボタン103を操作しなかった、つまり利用者6が扉5を通行する意思を示さなかったと判断し、後述の電子錠制御部305に電子錠4の施錠を維持させるとともに、履歴記憶部302には利用者6の認証履歴を記憶させない。
通常利用者判断部304は、履歴記憶手段302に記憶されている認証日時に応じて、利用者6が扉5の通常利用者であるか否かを判断し、その判断した結果をその利用者6の利用者識別情報に関連付けて通行権限記憶部301に記憶させる。通常利用者判断部304がその利用者を通常利用者と判断した場合、通常利用者判断部304は通行権限記憶部301にその利用者の解錠モードを通行意思確認不要モードとして記憶させる。通常利用者判断部304がその利用者を通常利用者でないと判断した場合、通常利用者判断部304は通行権限記憶部301にその利用者の解錠モードを通行意思確認必要モードとして記憶させる。
通常利用者判断部304は、本実施の形態においては上記解錠モードの設定を入退出管理システム3の定時処理(例えば毎日0時00分等)として実行する。通常利用者判断部304は、履歴記憶部302に記憶された扉5に対するそれぞれの利用者の認証日時を参照し、過去一定期間(例えば本日を基準とした過去30日間)における認証回数を計数する。その計数の結果、利用者6に対する過去一定期間の認証回数が一定回数以上(例えば本日を基準とした過去30日間における解錠回数が50回以上)であった場合は、通常利用者判断部304は利用者6がその扉5の通常利用者であると判断し、利用者6の解錠モードを認証意思確認不要モードとして通行権限記憶部301に関連付けて記憶させる。その計数の結果、利用者6に対する過去一定期間の認証回数が一定回数以内(例えば本日を基準とした過去30日間における解錠回数が50回以内)であった場合は、通常利用者判断部304は利用者6がその扉5の通常利用者で無いと判断し、利用者6の解錠モードを認証意思確認必要モードとして通行権限記憶部301に関連付けて記憶させる。
電子錠制御手段305は、通行意思判断部3032の指令に基づき、電子錠4の解錠及び施錠の維持を制御する。電子錠4は、電子錠制御手段305の指令に基づき、開錠もしくは施錠が維持される。
次に本実施の形態の動作について説明する。図5は、入退出管理システムの通常利用者判断部304の動作を表すフローチャートである。先述のとおり、通常利用者判断部304の解錠モードの設定は入退出管理システム3の定時処理(例えば毎日0時00分等)として実行される。
通常利用者判断部304は履歴記憶部302の各利用者の認証日時を参照する(S101)。
通常利用者判断部304は上記参照により、利用者それぞれの過去一定期間における解錠回数(例えば本日を基準とした過去30日間における認証回数が50回以上/未満のいずれか)を計数して、それぞれの利用者6に対し、その扉5の通常利用者であるか否かを判断する(S102)。
過去一定期間における解錠回数が所定回数(例えば本日を基準とした過去30日間における認証回数が50回)以上である場合(S102のYES)、通常利用者判断部304はその利用者6がその扉5の通常利用者であると判断し、認証権限記憶手段301にその利用者の解錠モードを通行意思確認不要モードと記憶させる(S103)。
過去一定期間における解錠回数が所定回数(例えば本日を基準とした過去30日間における認証回数が50回)未満である場合(S102のNO)、通常利用者判断部304はその利用者6がその扉5の通常利用者でないと判断し、認証権限記憶手段301にその利用者の解錠モードを通行意思確認必要モードと記憶させる(S104)。
図6は、本実施の形態における入退出管理システムの、利用者6が扉5を通行するときの入退室管理装置3における認証及び解錠の動作を表すフローチャートである。
無線通信機1を所持した利用者6が読取装置2の受信範囲7に立ち入り、無線通信機1が送信した上り電波92に含まれる利用者識別情報を読取装置2が読み取ったとき(S111のYES)、S112の処理に進む。無線通信機1が送信した上り電波92に含まれる利用者識別情報を読取装置2が読み取らなかった場合(S111のNO)はS111の処理を繰り返す。
認証部303の通行権限認証部3031は、 読取装置2が受信した上り電波92に含まれる利用者識別情報と、通行権限記憶部に記憶されている利用者識別情報とを照合し、利用者6が扉5の通行権限を有するか否かを判断する(S112)。利用者6が扉5の通行権限を有しない場合、S111の処理に戻る(S112のNO)。
利用者6が扉5の通行権限を有する場合(S112のYES)、認証部303の通行意思判断部3032は、通行権限記憶部301を確認し、利用者6の利用者識別情報に紐つけられて記憶されている施錠モードが通行意思確認不要モードであるか否かを確認する(S113)。
利用者6の利用者識別情報に紐つけられて記憶されている施錠モードが通行意思確認不要モードである場合(S113のYES)、通行意思判断部3032は電子錠制御部305に電子錠4への解錠指令を送信させる(S115)。その後、通行意思判断部3032は認証記憶部302にその利用者6の利用者識別情報と認証日時とを紐つけて記憶させ(S116)、処理を終了する。
利用者6の利用者識別情報に紐つけられて記憶されている施錠モードが通行意思確認不要モードでない、つまり通行意思確認必要モードである場合(S113のNO)、通行意思判断部3032利用者6が押しボタン103を押下したかを判断する。つまり利用者6が押しボタン103を押すことで、無線通信機1が送信し、読取装置2が受信した電波92に含まれるボタン押下識別情報と、所定のボタン押下識別情報とを通行意思判断部3032は照合する(S114)。
利用者6が押しボタン103を押下したことが確認されなかった場合、つまり読取装置2が受信した電波92に含まれるボタン押下識別情報と、所定のボタン押下識別情報との照合がされなかった場合(S114のNO)、S111の処理に戻る。
利用者6が押しボタン103を押下したことが確認された場合、つまり読取装置2が受信した電波92に含まれるボタン押下識別情報と、所定のボタン押下識別情報との照合がされた場合(S114のYES)、通行意思判断部3032は電子錠制御部305に、電子錠4への解錠指令を送信させる(S115)。その後、通行意思判断部3032は認証記憶部302に利用者識別情報と認証日時とを紐つけて記憶させ(S116)、処理を終了する。
上述したとおり、本実施の形態では、履歴記憶部302の過去の認証履歴を一定期間毎に参照することで、利用者の通行の状況や頻度の変化に応じて、その扉の通常利用者であるか否かの設定を自動的にかつ適切に行うことができる、利便性のより高い入退出管理システムが得られるという効果を奏する。
なお、読取装置2本体及び扉5近傍等、利用者6が目視できる箇所に図示しない表示装置(例えば、LEDやLCD等)を設けてもよい。通行意思判断部3032によって判断された、利用者6が扉5の通常利用者であるか否かという情報をその図示しない表示装置に送信して表示(通常利用者か否かによってLEDを点灯/消灯する、点灯させるLEDの色で区別する、或いはLCDに文字情報として表示する)することで利用者6に報知するようにしてもよい。また、表示ではなく、図示しないスピーカを扉5近傍に設置し、音声やアラーム音で報知するようにしてもよい。利用者5に対し報知を行うことで、利用者6が扉5の通常利用者でないと判定された場合、押しボタン103を押下して入室の意思表示を促し、混乱を防止するというさらなる効果を奏する。
その他、構成の一部を変形しても、また一部を省略してもよく、本実施の形態と同様の効果を奏するものと考えられる。
実施の形態2
以下、本実施の形態の構成及び動作を図7〜図8を用いて説明する。なお、図7中、図2と同一符号は同一又は相当部分を示す。図8中、図6と同一符号は同一又は相当の処理を示す。なお、請求項に記載の入力部とは、本実施の形態でも押しボタン103のことを指す。
図7は、本実施の形態における入退出管理システムの構成図である。本実施の形態における入退出管理システムは、実施の形態1と同様、無線通信機1、読取装置2、入退出管理装置3、電子錠4から構成されている。
本実施の形態における入退出管理装置3は、通行権限記憶部301、履歴記憶部302、認証部303、通常利用者判断部314、及び電子錠制御部305から構成される。
通常利用者判断部314は、本実施の形態においては、通行権限認証部3031における利用者6の認証の度に処理を実行する。通常利用者判断部314は、履歴記憶部302に記憶された扉5に対するそれぞれの利用者の認証日時を参照し、利用者6が認証した現時刻から所定時間内(例えば24時間以内)の認証の有無を確認する。その確認の結果、認証された現時刻から利用者6に対する所定時間内(例えば24時間以内)の認証日時が記憶されていた場合、通常利用者判断部314は利用者6がその扉5の通常利用者であると判断し、利用者6の施錠モードを通行意思確認必要モードとすることを通行意思判断部3032に通知する。その確認の結果、利用者6が認証した現時刻から利用者6に対する所定時間内(例えば24時間以内)の認証日時が記憶されていなかった場合、通常利用者判断部314は利用者6がその扉5の通常利用者でないと判断し、利用者6の施錠モードを通行意思確認必要モードとすることを通行意思判断部3032に通知する。
本実施の形態における通行権限記憶部301は、必ずしも各利用者に対する施錠モード(通行意思確認不要モード或いは通行意思確認必要モード)を記憶する必要は無い。ただし、実施の形態1と同様、通常利用者判断部314は、通行権限記憶部301に各利用者に対する施錠モード(通行意思確認不要モード或いは通行意思確認必要モード)を記憶させ、通行意思判断部3032は通行権限記憶部301の利用者6の解錠モードを参照するようにしてもよい。その他の構成については実施の形態1と同じである。
次に本実施の形態の動作について説明する。図8は、本実施の形態における入退出管理システムの、利用者6が実際に扉5を通行するときの入退室管理装置3における認証及び解錠の動作を表すフローチャートである。
認証部303の通行権限認証部3031は、読取装置2が受信した上り電波92に含まれる利用者識別情報と、通行権限記憶部301に記憶されている利用者識別情報とを照合し、利用者6が扉5の通行権限を有するか否かを判断する(S112)。利用者6が扉5の通行権限を有する場合(S112のYES)、S201の処理へと進む。
通常利用者判断部314は、履歴記憶部302に記憶された扉5に対する利用者6の認証日時を参照する(S201)。
通常利用者判断部314は、利用者6が認証した現時刻から所定時間内(例えば24時間以内)の認証の有無を確認する(S202)。その確認の結果、認証された現時刻から利用者6に対する所定時間内(例えば24時間以内)の認証日時が記憶されていた場合(S202のYES)、通常利用者判断部314は利用者6がその扉5の通常利用者であると判断し、利用者6の施錠モードを通行意思確認不要モードとすることを通行意思判断部3032に通知し、S115の処理へと進む。
その確認の結果、認証された現時刻から利用者6に対する所定時間内(例えば24時間以内)の認証日時が記憶されていなかった場合(S202のNO)、通常利用者判断部314は利用者6がその扉5の通常利用者で無いと判断し、利用者6の施錠モードを通行意思確認必要モードとすることを通行意思判断部3032に通知し、S114の処理へと進む。その他の処理については、実施の形態1と同様である。
上述したとおり、本実施の形態も実施の形態1と同様に、履歴記憶部302の過去の認証履歴を一定期間毎に参照することで、利用者の通行の状況や頻度の変化に応じて、その扉の通常利用者であるか否かの設定を自動的にかつ適切に行うことができる、利便性のより高い入退出管理システムが得られるという効果を奏する。
なお、本実施の形態も実施の形態1と同様に、読取装置2本体及び扉5近傍等、利用者6が目視できる箇所に図示しない表示装置(例えば、LEDやLCD等)を設けてもよい。通行意思判断部3032によって判断された、利用者6が扉5の通常利用者であるか否かという情報をその図示しない表示装置に送信して表示(通常利用者か否かによってLEDを点灯/消灯する、点灯させるLEDの色で区別する、或いはLCDに文字情報として表示する)することで利用者6に報知するようにしてもよい。また、表示ではなく、図示しないスピーカを扉5近傍に設置し、音声やアラーム音で報知するようにしてもよい。利用者5に対し報知を行うことで、利用者6が扉5の通常利用者でないと判定された場合、押しボタン103を押下して入室の意思表示を促し、混乱を防止するというさらなる効果を奏する。
また、本実施の形態においては、通常利用者判断部314が認証の有無を確認する所定時間を適宜変更できるようにしてもよく、例えば曜日毎に所定時間を設定できるようにしてもよい。例えば土日が休日のオフィス内の部屋の出入に、本実施の形態における入退出管理システムを適用した場合を考える。通常利用者判断部314を常に24時間以内の認証の有無で利用者6が通常利用者であるか否かを判断した場合、月曜日に扉5を通行しようとするとほぼ全員が扉5の通常利用者で無いと判断されてしまうという不都合が生じる。よって月曜日は通常利用者判断部314が通常利用者か否かを判断する所定時間を、土日をまたぐような時間(例えば72時間以内)としてもよく、通常利用者判断部314はそのオフィスの利用者の使用状況に適した、より精度の高い通常利用者であるか否かの判断ができるというさらなる効果を奏する。
また、所定時間を3時間などの短い期間と設定している場合、例えば朝7時から9時までの出勤時間帯は所定の時間を夜間の閑散時間帯をまたぐような時間(例えば3時間に17時から翌7時までの14時間を加えた17時間)としてもよく。通常利用者判断部314は同様にそのオフィスの利用者の使用状況に適した、より精度の高い通常利用者であるか否かの判断ができるというさらなる効果を奏する。
その他、構成の一部を変形しても、また一部を省略してもよく、本実施の形態と同様の効果を奏するものと考えられる。
実施の形態3
以下、本実施の形態の構成及び動作を図9〜図10を用いて説明する。なお、図9中、図2と同一符号は同一又は相当部分を示す。図10中、図6と同一符号は同一又は相当部分を示す。なお、請求項に記載の入力部とは、本実施の形態でも押しボタン103のことを指す。
図9は、本実施の形態における入退出管理システムの構成図である。本実施の形態における入退出管理システムは、無線通信機1、読取装置2、入退出管理装置3、電子錠4、戸開検知装置51から構成されている。戸開検知装置51は、扉5に設置され、扉5の開閉を検知する。戸開検知装置51は、例えば扉5の図示しない扉枠に設置された図示しないスイッチ等の機械的な手段、あるいは図示しない光電センサー等の光学的な手段にて扉5の開閉を検知できる。
通行権限認証部3031にて認証された利用者6の利用者識別情報に対し、認証情報記憶部301に記憶されている解錠モードが通行意思確認不要モードである場合、もしくは認証情報記憶部301に記憶されている解錠モードが通行意思確認必要モードであり、且つ実施の形態1と同様に通行意思判断部3032が利用者6が押しボタン103の押下を確認した場合、通行意思判断部3032は電子錠制御部305に電子錠4の解錠を指令させ、その結果電子錠4が解錠される。その後利用者6が扉5を戸開し、戸開検知装置51が戸開を検知する。通行意思判断部3032は戸開検知装置51から戸開を検知したことを通知されると、履歴記憶部302に利用者6の利用者識別情報と認証日時とを関連付けて記憶させる。その他の構成については実施の形態1と同じである。
次に本実施の形態の動作について説明する。図10は、本実施の形態における入退出管理システムの、利用者6が実際に扉5を利用する際の入退室管理装置3における認証及び解錠の動作を表すフローチャートである。
通行意思判断部3032が電子錠制御部305に、電子錠4への解錠指令を送信させた(S115)後、電子錠4は解錠される。その後戸開検知装置51によって扉5の戸開を検知した場合(S117のYES)に通行意思判断部3032は認証記憶部302に利用者識別情報と認証日時とを紐つけて記憶させ(S116)、処理を終了する。
通行意思判断部3032が電子錠制御部305に、電子錠4への解錠指令を送信させた(S115)後、戸開検知手段51によって扉5の戸開を検知しなかった場合(S117のNO)、通行意思判断部3032は一定時間(例えば解錠後10秒程度)経過するまで(S118のYES)はS117の処理を繰り返す。上記一定時間経過後(S118のNO)、通行意思判断部3032は電子錠制御部305に電子錠の施錠指令を送信させた後、処理を終了する。その他の処理については、実施の形態1と同様である。
上述したとおり、本実施の形態でも実施の形態1と同様、履歴記憶部302の過去の認証履歴を一定期間毎に参照することで、利用者の通行の状況や頻度の変化に応じて、その扉の通常利用者であるか否かの設定を自動的にかつ適切に行うことができる、利便性のより高い入退出管理システムが得られるという効果を奏する。また、戸開検知装置51が戸開を検知した後に履歴記憶部302に利用者6の利用者識別情報と認証日時とを関連付けて記憶させることによって、利用者6が認証して解錠したにも関わらず、実際に扉5を通行しなかった場合に不要な認証日時を残さないので、より現実に近い通行時の状況から施錠モードを判断することが出来るというさらなる効果を奏する。
なお、本実施の形態でも実施の形態1と同様、読取装置2本体及び扉5近傍等、利用者6が目視できる箇所に図示しない表示装置(例えば、LEDやLCD等)を設けてもよい。通行意思判断部3032によって判断された、利用者6が扉5の通常利用者であるか否かという情報をその図示しない表示装置に送信して表示(通常利用者か否かによってLEDを点灯/消灯する、点灯させるLEDの色で区別する、或いはLCDに文字情報として表示する)することで利用者6に報知するようにしてもよい。また、表示ではなく、図示しないスピーカを扉5近傍に設置し、音声やアラーム音で報知するようにしてもよい。利用者5に対し報知を行うことで、利用者6が扉5の通常利用者でないと判定された場合、押しボタン103を押下して入室の意思表示を促し、混乱を防止するというさらなる効果を奏する。
また、本実施の形態における、戸開検知装置51は実施の形態2の構成に追加してもよく、利用者6が認証して解錠したにも関わらず、実際に扉5を通行しなかった場合に不要な認証日時を残さないので、より現実に近い通行時の状況から施錠モードを判断することが出来るというさらなる効果を同様に奏する。
その他、構成の一部を変形しても、また一部を省略してもよく、本実施の形態と同様の効果を奏するものと考えられる。
実施の形態4
以下、本実施の形態の構成及び動作を図11〜図12を用いて説明する。なお、請求項に記載の入力部とは、本実施の形態では後述の手かざし検知装置10のことを指す。
図11は、本実施の形態における入退出管理システムの概要図である。入退出管理システムは、無線通信機1、読取装置2、入退出管理装置3、電子錠4、手かざし検知装置10から構成されている。
図12は、本実施の形態における入退出管理システムの内部構成図である。無線通信機1は下り電波受信部101、利用者識別情報記憶部102、上り電波送信部107から構成される。
下り電波受信部101は、後述の読取装置2が送信した下り電波91を受信する。利用者識別情報記憶部102は利用者6を識別する利用者識別情報(例えば、有限長の数字、アルファベット、記号などを組み合わせた文字列、あるいは2進数コード列等で構成された、利用者を識別するコード)を予め記憶している。
下り電波91は無線通信機1を起動する信号が含まれている。下り電波受信部101が電波91を受信すると、無線通信機1は起動され、上り電波送信部107は利用者識別情報記憶部102に記憶されている利用者識別情報を含む上り電波92を送信する。
上り電波送信部107は、下り電波受信部101が下り電波91を受信したときに利用者識別情報102に記憶されている利用者識別情報を含む上り電波92を送信する。
手かざし検知装置10は、光電センサー1001及び手かざし検知制御部1002から構成される。手かざし検知装置10の光電センサー1001は、図示しない光線(例えば波長750nm程度)を発生させる。利用者6は、光電センサー1001の近傍に手をかざす(例えば5cmから10cmよりも近く)と、その図示しない光線は利用者6の手に反射し、その反射光は光電センサー1001によって受光される。
光電センサー1001は反射光の受光を検知したことを手かざし検知制御部1002に通知する。その後、手かざし検知制御部1002は手かざし検知装置10に手がかざされたことを認証部302に送信する。
通行意思判断部3032は、認証情報記憶部301を参照し、通行権限認証部3031にて認証された利用者6の利用者識別情報に関連付けて記憶されている解錠モードを確認する。その確認した解錠モードが通行意思確認必要モードである場合、通行意思判断部3032は、手かざし検知制御部1002が手かざし検知装置10に手がかざされたことを受信したとき、電子錠制御部305に電子錠4の解錠を指令させるとともに、戸開検知装置51が戸開を検知した後に履歴記憶部302に利用者6の利用者識別情報と認証日時とを関連付けて記憶させる。その他の構成については実施の形態1と同じである。
上述したとおり、本実施の形態でも実施の形態1と同様、履歴記憶部302の過去の認証履歴を一定期間毎に参照することで、利用者の通行の状況や頻度の変化に応じて、その扉の通常利用者であるか否かの設定を自動的にかつ適切に行うことができる、利便性のより高い入退出管理システムが得られるという効果を奏する。
なお、本実施の形態でも実施の形態1と同様、読取装置2本体及び扉5近傍等、利用者6が目視できる箇所に図示しない表示装置(例えば、LEDやLCD等)を設けてもよい。通行意思判断部3032によって判断された、利用者6が扉5の通常利用者であるか否かという情報をその図示しない表示装置に送信して表示(通常利用者か否かによってLEDを点灯/消灯する、点灯させるLEDの色で区別する、或いはLCDに文字情報として表示する)することで利用者6に報知するようにしてもよい。また、表示ではなく、図示しないスピーカを扉5近傍に設置し、音声やアラーム音で報知するようにしてもよい。利用者5に対し報知を行うことで、利用者6が扉5の通常利用者でないと判定された場合、手かざし検知装置10に手をかざして入室の意思表示を促し、混乱を防止するというさらなる効果を奏する。
また、読取装置2が扉5近傍において利用者6の手の届く箇所に設置されている場合、手かざし検知装置10は読取装置2に内蔵してもよい。
また、本実施の形態における無線通信機1も、押しボタン103を備えていてもよく、利用者6が通行の意思を示すのに押しボタン103も使用できるようにしてもよい。
また、本実施の形態における、手かざし検知装置10は実施の形態2及び実施の形態3の構成に追加してもよい。
その他、構成の一部を変形しても、また一部を省略してもよく、本実施の形態と同様の効果を奏するものと考えられる。
なお、実施の形態1、実施の形態2、実施の形態3及び実施の形態4において、入力部は押しボタン103及び手かざし検知装置10に適用されているが、利用者6が通行の意思を示すことが可能である構成であればよく、押しボタン103及び手かざし検知装置10に限らない。
また、実施の形態1、実施の形態2、実施の形態3及び実施の形態4における入退出管理システムは、出入口に設置された扉5を施錠する電子錠4に適用されているが、自動ドアの開閉制御、入退出ゲートの開閉制御等にも適用できる。
なお、実施の形態1、実施の形態2、実施の形態3及び実施の形態4における入退出管理装置3は一般的なコンピュータ端末(及び同等の構成を備えたハードウエア)で構成することが可能である。図13は、入退出管理装置3のハードウエア構成図である。
ハードディスク353は、認証部303、通常利用者判断部304、及び電子錠制御部305の各機能を有する入退出管理プログラム3531を記憶している。CPU351は、ハードディスク353に記憶されている入退出管理プログラム3531をメモリー352にコピーする。また、ハードディスク353は、通行権限記憶部301及び履歴記憶部302のデータを記憶している。CPU351は、ハードディスク353に記憶されているそれぞれのデータをメモリー352にコピーする。メモリーとは、RAMなどの揮発性メモリー、或いはフラッシュメモリーなどの不揮発性メモリのいずれか或いは双方でもよい。ハードディスク353はSSD(Solid−State−Drive)であってもよい。
CPU351は、メモリー352に記憶されている入退出管理プログラム3531を実行することで、認証部303、通常利用者判断部304、及び電子錠制御部305の各機能の処理を行う。またCPU351は、メモリー352に記憶されている入退出管理プログラム3531を実行することで、必要に応じてメモリー352に記憶されている通行権限記憶部301及び履歴記憶部302のデータを更新する。また、CPU351はハードディスク353に予め記憶されていた通行権限記憶部301及び履歴記憶部302のデータを、メモリー352に記憶されている更新された通行権限記憶部301及び履歴記憶部302のデータに更新する。CPU351は同様の機能を有するハードウエア(例えばマイクロコンピュータ、DSPなど演算処理を行う機能を有する)であってもよい。
なお、通行権限記憶部301、履歴記憶部302認証部303、通常利用者判断部304、及び電子錠制御部305の各機能の少なくとも一部は図示しない専用ハードウエアで実現してもよい。専用ハードウエアとは、ASIC(特定要素向けIC、内部にプロセッサ及びメモリーを含んでいるものでもよい)、FPGA、CPUチップ上、或いはメモリチップ上に設けられたハードウエア機能ブロック及びそれらの組み合わせたものが該当する。
光学式ドライブ354は光学メディア3541に記憶されているデータやプログラムをリードする。入退出管理プログラムは光学メディアからインストールすることができる。光学メディアというのは例えばCD−ROMやDVD−ROMのことである。入退出管理プログラム3531のインストール元は光学メディアに限らず、例えばネットワーク経由でハードディスク353或いはメモリー352にダウンロードしてからインストールしても構わない。またプログラムの少なくとも一部は上記図示しない専用ハードウエアにあらかじめ組み込まれていてもよい。
入退室管理装置3と読取装置200は例えばUSBケーブル、ネットワークケーブル或いはシリアルケーブル等でコネクタ351を介して接続される。入退室管理装置3と手かざし検知装置10は例えばUSBケーブル、ネットワークケーブル或いはシリアルケーブル等でコネクタ352を介して接続される。入退室管理装置3と電子錠4は例えばUSBケーブル、ネットワークケーブル或いはシリアルケーブル等でコネクタ353を介して接続される。入退室管理装置3と戸開検知装置5は例えばUSBケーブル、ネットワークケーブル或いはシリアルケーブル等でコネクタ351を介して接続される。
1 無線通信機、 101 下り電波送信部、 102 利用者識別情報記憶部、
103 押しボタン、 104 ボタン押下判断部、
105 ボタン押下識別情報記憶部、 106 重畳部、 107 上り電波送信部、
2 読取装置、 201 下り電波送信部、 202 上り電波受信部、
3 入退出管理装置、 301 通行権限記憶部、 302 履歴記憶部、
303 認証部、 3031 通行権限認証部、 3032 通行意思判断部、
304 通常利用者判断部、 314 通常利用者判断部、 305 電子錠制御部、
4 電子錠、 5 扉、 51 戸開検知装置、 6 利用者、 7 受信圏内、
8 部屋 、 91 下り電波、 92 上り電波、
10 手かざし検知装置、 1001 光電センサー、 手かざし検知制御部1002
本発明に係る入退出管理システムでは、利用者に所持され、当該利用者を識別する利用者識別情報を記憶する無線通信機と、受信範囲内に存在する無線通信機が送信した当該利用者識別情報を読み取る読取装置と、扉の通行権限を有する利用者毎の前記利用者識別情報を記憶する通行権限記憶部と、前記読取装置により読み取られた前記利用者識別情報の利用者が、前記通行権限記憶部に記憶されているそれぞれの前記利用者識別情報を基に前記扉の通行権限を有するか否かを認証する通行権限認証部と、前記通行権限認証部が認証した前記利用者識別情報及び認証した日時を関連付けて記憶する履歴記憶部と、前記利用者が操作する入力部と、前記扉に設置された電子錠に対し解錠を指令する電子錠制御部と、前記履歴記憶部に記憶されている前記利用者の過去の認証日時に応じて、前記利用者が前記扉の通常利用者であるか否かを判断する通常利用者判断部と、前記利用者が前記通常利用者判断部によって前記扉の通常利用者でないと判断された場合において前記利用者の認証後に当該利用者が前記入力部を操作したことを判断したとき、或いは前記通常利用者判断部によって前記利用者が前記扉の通常利用者であると判断されたとき、前記電子錠制御部に解錠指令させるとともに、前記履歴記憶部に対し前記利用者識別情報を認証した日時を前記利用者識別情報に関連付けて記憶させる通行意思判断部と、を備え、前記通常利用者判断部は、前記利用者が前記通行権限認証部に認証されたときよりも過去の所定期間内に、当該利用者の認証履歴が前記履歴記憶部に所定回数以上記憶されている場合、前記利用者が前記扉の通常利用者であると判断するとともに、前記利用者が前記通行権限認証部に認証されたときよりも過去の所定期間内に、当該利用者の認証履歴が前記履歴記憶部に所定数以上記憶されていない場合、前記利用者が前記扉の通常利用者でないと判断する。
本発明に係る他の入退出管理システムでは、利用者に所持され、当該利用者を識別する利用者識別情報を記憶する無線通信機と、受信範囲内に存在する無線通信機が送信した当該利用者識別情報を読み取る読取装置と、扉の通行権限を有する利用者毎の前記利用者識別情報を記憶する通行権限記憶部と、前記読取装置により読み取られた前記利用者識別情報の利用者が、前記通行権限記憶部に記憶されているそれぞれの前記利用者識別情報を基に前記扉の通行権限を有するか否かを認証する通行権限認証部と、前記通行権限認証部が認証した前記利用者識別情報及び認証した日時を関連付けて記憶する履歴記憶部と、前記利用者が操作する入力部と、前記扉に設置された電子錠に対し解錠を指令する電子錠制御部と、前記履歴記憶部に記憶されている前記利用者の過去の認証日時に応じて、前記利用者が前記扉の通常利用者であるか否かを判断する通常利用者判断部と、前記利用者が前記通常利用者判断部によって前記扉の通常利用者でないと判断された場合において前記利用者の認証後に当該利用者が前記入力部を操作したことを判断したとき、或いは前記通常利用者判断部によって前記利用者が前記扉の通常利用者であると判断されたとき、前記電子錠制御部に解錠指令させるとともに、前記履歴記憶部に対し前記利用者識別情報を認証した日時を前記利用者識別情報に関連付けて記憶させる通行意思判断部と、を備え、前記通常利用者判断部は、前記利用者が前記通行権限認証部に認証されたときから所定時間内の当該利用者の認証履歴が前記履歴記憶部に記憶されている場合、前記利用者が前記扉の通常利用者であると判断し、前記利用者が前記通行権限認証部に認証されたときから所定時間内の当該利用者の認証履歴が前記履歴記憶部に記憶されていない場合、前記利用者が前記扉の通常利用者でないと判断する。

Claims (6)

  1. 利用者に所持され、当該利用者を識別する利用者識別情報を記憶する無線通信機と、
    受信範囲内に存在する無線通信機が送信した当該利用者識別情報を読み取る読取装置と、
    扉の通行権限を有する利用者毎の前記利用者識別情報を記憶する通行権限記憶部と、
    前記読取装置により読み取られた前記利用者識別情報の利用者が、前記通行権限記憶部に記憶されているそれぞれの前記利用者識別情報を基に前記扉の通行権限を有するか否かを認証する通行権限認証部と、
    前記認証部が認証した前記利用者識別情報及び認証した日時を関連付けて記憶する履歴記憶部と、
    前記利用者が操作する入力部と、
    前記扉に設置された電子錠に対し解錠を指令する電子錠制御部と、
    前記履歴記憶部に記憶されている前記利用者の過去の認証日時に応じて、前記利用者が前記扉の通常利用者であるか否かを判断する通常利用者判断部と、
    前記利用者が前記通常利用者判断部によって前記扉の通常利用者でないと判断された場合において前記利用者の認証後に当該利用者が前記入力部を操作したことが前記意思判定部によって判定されたとき、或いは前記通常利用者判断部によって前記利用者が前記扉の通常利用者であると判断されたとき、前記電子錠制御部に解錠指令させるとともに、前記履歴記憶部に対し前記利用者識別情報を認証した日時を前記利用者識別情報に関連付けて記憶させる通行意思判断部と、を備えた入退出管理システム。
  2. 前記通常利用者判断部は、前記利用者が前記通行権限認証部に認証されたときよりも過去の所定期間内に、当該利用者の認証履歴が前記履歴記憶部に所定回数以上記憶されている場合、前記利用者が前記扉の通常利用者であると判断するとともに、前記利用者が前記通行権限認証部に認証されたときよりも過去の所定期間内に、当該利用者の認証履歴が前記履歴記憶部に所定数以上記憶されていない場合、 前記利用者が前記扉の通常利用者でないと判断することを特徴とする請求項1に記載の入退出管理システム。
  3. 前記通常利用者判断部は、前記利用者が前記通行権限認証部に認証されたときから所定時間内の当該利用者の認証履歴が前記履歴記憶部に記憶されている場合、前記利用者が前記扉の通常利用者であると判断し、前記利用者が前記通行権限認証部に認証されたときから所定時間内の当該利用者の認証履歴が前記履歴記憶部に記憶されていない場合、 前記利用者が前記扉の通常利用者でないと判断することを特徴とする請求項1に記載の入退出管理システム。
  4. 前記入力部は、前記無線通信機が備えた押しボタンスイッチであり、
    前記無線通信機は、前記利用者によって前記押しボタンスイッチが押下されたときにボタン押下識別情報を前記読取装置に送信し、
    前記通行意思判断部は、前記利用者が前記通常利用者判断部によって前記扉の通常利用者でないと判断された場合において前記読取装置が読み取った前記ボタン押下識別情報が所定のボタン押下識別情報と照合一致したとき、前記電子錠制御部に解錠指令させるとともに、前記履歴記憶部に対し前記利用者識別情報を認証した日時を前記利用者識別情報に関連付けて記憶させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の入退出管理システム。
  5. 前記入力部は、前記扉の近傍に設置された手かざし感知装置であり、
    前記通行意思判定部は、前記利用者が前記通常利用者判断部によって前記扉の通常利用者でないと判断された場合において前記手かざし感知装置に前記利用者の手がかざされたことを感知したとき、前記電子錠制御部に解錠指令させるとともに、前記履歴記憶部に対し前記利用者識別情報を認証した日時を前記利用者識別情報に関連付けて記憶させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の入退出管理システム。
  6. 前記扉の戸開を検知する戸開検知部をさらに備え、
    前記通行意思判断部は、前記戸開検知部が、前記利用者の認証後に前記扉が戸開したことを検知したとき、前記利用者に対する認証履歴を記憶することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の入退出管理システム。
JP2018510021A 2016-04-04 2016-04-04 入退出管理システム Active JP6489285B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2016/061004 WO2017175268A1 (ja) 2016-04-04 2016-04-04 入退出管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2017175268A1 true JPWO2017175268A1 (ja) 2018-08-02
JP6489285B2 JP6489285B2 (ja) 2019-03-27

Family

ID=60000954

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018510021A Active JP6489285B2 (ja) 2016-04-04 2016-04-04 入退出管理システム

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6489285B2 (ja)
CN (1) CN108780601B (ja)
WO (1) WO2017175268A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019074832A (ja) * 2017-10-13 2019-05-16 アズビル株式会社 入退室管理装置および使用状況管理方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08254050A (ja) * 1995-03-17 1996-10-01 Toshiba Corp 入退室管理装置
JP2008158746A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Matsushita Electric Works Ltd 認証処理装置
JP2012222535A (ja) * 2011-04-07 2012-11-12 Mitsubishi Electric Corp 入退室管理システム
JP2014157422A (ja) * 2013-02-14 2014-08-28 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd 入退室管理装置及びプログラム
JP2015019172A (ja) * 2013-07-09 2015-01-29 株式会社日立ビルシステム ビル設備遠隔監視システム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006163456A (ja) * 2004-12-02 2006-06-22 Hitachi Information Technology Co Ltd 入退室管理装置
CN101853535B (zh) * 2010-05-25 2013-04-24 无锡中星微电子有限公司 一种门禁系统及门禁管理方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08254050A (ja) * 1995-03-17 1996-10-01 Toshiba Corp 入退室管理装置
JP2008158746A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Matsushita Electric Works Ltd 認証処理装置
JP2012222535A (ja) * 2011-04-07 2012-11-12 Mitsubishi Electric Corp 入退室管理システム
JP2014157422A (ja) * 2013-02-14 2014-08-28 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd 入退室管理装置及びプログラム
JP2015019172A (ja) * 2013-07-09 2015-01-29 株式会社日立ビルシステム ビル設備遠隔監視システム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2017175268A1 (ja) 2017-10-12
CN108780601A (zh) 2018-11-09
JP6489285B2 (ja) 2019-03-27
CN108780601B (zh) 2020-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2924381C (en) Access control using portable electronic devices
JP4996175B2 (ja) 入室管理システムおよび入室管理方法
US7856558B2 (en) Biometric verification and duress detection system and method
US20060090079A1 (en) Voice authenticated alarm exit and entry interface system
JP6003790B2 (ja) 入退室管理装置
KR101617872B1 (ko) 지문인식장치의 경보방법 및 시스템
JP2010015320A (ja) セキュリティシステムおよびそのプログラム
US10748366B2 (en) Mobile-based access control system with wireless access controller
JP4320781B2 (ja) 入退室管理システム
JP5460019B2 (ja) 認証装置およびセキュリティシステム
US20220036672A1 (en) Access control accessibility
JP4909601B2 (ja) 入退場管理システム
JP6489285B2 (ja) 入退出管理システム
KR102234164B1 (ko) 접촉식 음주측정센서를 이용한 음주 사고 예방 시스템 및 이를 이용한 음주 사고 예방 방법
JP2007323262A (ja) 出入管理システム
JP5796337B2 (ja) 入退出管理システム
KR20120134607A (ko) 해킹 방지가 가능한 도어락 장치 및 이를 이용한 스마트키 인증 방법
JP2007182733A (ja) ドア制御システムおよびドア制御方法
CN111051630A (zh) 电锁控制系统、电锁系统、电锁控制系统的控制方法和程序
JP6919763B2 (ja) 無線通信機及び入退室管理システム
JP2013147880A (ja) 入退室管理システム
JP2010077647A (ja) 入室管理装置
JP2008102912A (ja) 引率入場管理システム、および、その方法
JP6303859B2 (ja) 通行管理システム
KR20020075815A (ko) 전자 카드 키 및 그를 이용한 출입통제 시스템과 그 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180412

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190211

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6489285

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250