JP2002238046A - 駅務遠隔監視システム及びその監視方法並びにそれで用いるプログラム - Google Patents

駅務遠隔監視システム及びその監視方法並びにそれで用いるプログラム

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JP2002238046A
JP2002238046A JP2001032769A JP2001032769A JP2002238046A JP 2002238046 A JP2002238046 A JP 2002238046A JP 2001032769 A JP2001032769 A JP 2001032769A JP 2001032769 A JP2001032769 A JP 2001032769A JP 2002238046 A JP2002238046 A JP 2002238046A
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Naoko Sato
直子 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】係員がわざわざ映像を固定しなくても必要な時
間に必要な駅の映像を監視でき、その分の係員の負荷を
軽減させる。 【解決手段】駅務遠隔監視システム1は、そのセンタ側
監視システム200のセンタ側操作機201のプログラ
ム実行により、列車の運行する複数の無人駅で撮像され
る映像をセンタ側操作機201のモニタ上に表示させ、
その映像を各駅毎に所定の時間間隔で自動的に切り替
え、これで各駅の映像が切り替られるとき列車の駅到着
に応じた特定のイベントに連動して各駅の映像から列車
が到着する特定の駅の映像に切り替え、これで切り替ら
れた特定の駅の映像を所定の時間経過後に元の各駅の映
像に自動的に戻すものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駅務遠隔監視シス
テム及びその監視方法並びにそれで用いるプログラムに
係り、特に監視センタのモニタ上で複数の無人駅を効率
よく監視する方式の工夫に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の鉄道業界では、鉄道会社の多くが
人的資源の節約や駅員の労働条件の改善等の観点より、
鉄道駅の無人化や1駅当たりの駅員数の削減を行なった
り、こういった計画を立てたりするようになってきてい
る。この対策として、鉄道会社では、自動券売機、自動
改札機、自動精算機等の駅務機器を導入したり、これら
の駅務機器を遠隔制御する駅務遠隔監視システムを採用
したりしている。
【0003】駅務遠隔監視システムは、例えば1つの監
視センタ(有人駅又は保守センタ等)に設置されたセン
タ監視装置と、複数の被監視駅(無人駅等)に設置され
たローカル監視装置とで構成され、センタ監視装置から
ローカル監視装置を通して、映像・音声の制御や、駅務
機器(券売機、精算機、改札機等)の遠隔操作を行なう
ことにより、無人駅であっても有人駅とほぼ同等のサー
ビスを提供するものである(例えば、特開2000−2
17162号公報参照)。
【0004】この駅務遠隔監視システムによれば、通
常、センタに設置されたモニタでは無人駅の映像がサイ
クリックに切り替わり、その映像を係員が監視して異常
が発生していないかどうかを確認することができる。ま
た、自分で映像を切り替えて確認したい映像や駅務機器
の状態を見ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来例の駅務遠隔監視システムにあっては、監視セン
タに置かれた1つのモニタ上で複数の駅を監視する際、
各駅の映像をその各駅毎に一定の間隔でサイクリックに
切り替えて表示する方式であったため、次のような不都
合があった。
【0006】例えば、駅の監視の場合、特に監視をした
いのは列車の到着時刻前後であるが、この方式の場合、
見たいときに見たい駅が選ばれず、或いは選ばれてもす
ぐに切り替わってしまうため、係員は列車の到着時刻に
なると自分で映像を固定しなくてはならず、その分の負
荷が余計にかかってしまうといった問題があった。
【0007】また、無人駅でも乗降客数や環境の条件に
ばらつきがあるため、平日はほとんど監視しなくてもよ
い駅や、他の駅よりも長く監視したい駅等があっても、
そうした個別の対応が困難であった。
【0008】本発明は、このような従来の事情を考慮に
入れてなされたものであり、係員がわざわざ映像を固定
しなくても必要な時間に必要な駅の映像を監視でき、そ
の分の係員の負荷を軽減させることを目的とする。
【0009】また、本発明は、乗降客からの呼び出し等
の多い駅を集中的に監視することができ、監視効率を高
めることを別の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、モニタの画像と列車の運行計画や列車案内
の放送とを互いに連動させて到着時刻の前後になると自
動的にその駅の映像に切り替わるようにするものであ
る。
【0011】例えば、駅務遠隔監視システムにおいて、
モニタ上の映像を従来の自動切替による表示から列車の
運行計画や列車案内等に基づく特定のイベントに連動し
て切り替える機能と、そのイベント連動により切り替え
られた映像から一定時間後に元の自動切替による表示に
自動で復旧させる機能とを持つようにする。これによ
り、係員がわざわざ映像を固定しなくても必要な時間に
必要な駅の映像を監視できるようになり、その結果、係
員の負荷を大幅に軽減させることが可能となる。
【0012】また、本発明は、上記目的を達成するた
め、通常の自動切替の場合でも、駅毎の切替時間を個別
に設定するようにするものである。例えば、駅務遠隔監
視システムにおいて、従来の自動切替による映像毎に切
替時間を個別に設定する機能を持つようにする。これに
より、乗降客からの呼び出し等の多い駅を集中的に監視
することができ、監視効率を大幅に高めることができ
る。
【0013】本発明は、このような着想の元に完成され
たものである。
【0014】すなわち、本発明に係る駅務遠隔監視シス
テムは、鉄道車両の運行する複数の駅で撮像される映像
を画面上に表示させる映像表示手段と、この映像表示手
段により表示させられる映像を前記各駅毎に所定の時間
間隔で自動的に切り替える自動切替手段と、この自動切
替手段により前記各駅の映像が切り替られるときに前記
鉄道車両の運行状態に応じた特定のイベントに連動して
前記各駅の映像から前記鉄道車両の運行状態で決まる特
定の駅の映像に切り替える映像切替手段と、この映像切
替手段により切り替られた前記特定の駅の映像を所定の
時間経過後に元の各駅の映像に自動的に戻す自動復旧手
段とを備えたことを特徴とする。
【0015】本発明において、前記鉄道車両の運行状態
に応じた特定のイベントは、前記鉄道車両の駅到着に関
するものであることが可能である。その他、必要に応じ
て駅からの発車に関するものでもよい。
【0016】本発明に係る駅務遠隔監視システムは、鉄
道車両の運行する複数の駅で撮像される映像を画面上に
表示させる映像表示手段と、この映像表示手段により表
示させられる映像を前記各駅毎に所定の時間間隔で自動
的に切り替える自動切替手段と、この自動切替手段によ
り自動的に切り替られる映像の切替時間を前記各駅毎に
個別に設定する切替時間設定手段を備えたことを特徴と
する。
【0017】本発明に係る駅務遠隔監視システムの監視
方法は、鉄道車両の運行する複数の駅で撮像される映像
を画面上に表示させ、これで表示させられる映像を前記
各駅毎に所定の時間間隔で自動的に切り替え、これでそ
の各駅の映像が自動的に切り替られるときに前記鉄道車
両の運行状態に応じた特定のイベントに連動して前記各
駅の映像から前記鉄道車両の運行状態で決まる特定の駅
の映像に切り替え、これで切り替られた前記特定の駅の
映像を所定の時間経過後に元の各駅の映像に自動的に戻
すことを特徴とする。
【0018】本発明に係る駅務遠隔監視システムの監視
方法は、鉄道車両の運行する複数の駅で撮像される映像
を画面上に表示させ、これで表示させられる映像を前記
各駅毎に所定の時間間隔で自動的に切り替え、これで切
り替られる映像の切替時間を前記各駅毎に個別に設定す
ることを特徴とする。
【0019】本発明に係る駅務遠隔監視システムで用い
るプログラムは、コンピュータに、鉄道車両の運行する
複数の駅で撮像される映像を画面上に表示させるステッ
プと、これで表示させられる映像を前記各駅毎に所定の
時間間隔で自動的に切り替えるステップと、これでその
各駅の映像が切り替られるときに前記鉄道車両の運行状
態に応じた特定のイベントに連動して前記各駅の映像か
ら前記鉄道車両の運行状態で決まる特定の駅の映像に切
り替えるステップと、これで切り替られた前記特定の駅
の映像を所定の時間経過後に元の各駅の映像に自動的に
戻すステップとを実行させるためのものである。
【0020】本発明に係る駅務遠隔監視システムで用い
るプログラムは、コンピュータに、鉄道車両の運行する
複数の駅で撮像される映像を画面上に表示させるステッ
プと、これで表示させられる映像を前記各駅毎に所定の
時間間隔で自動的に切り替えるステップと、これで切り
替られる映像の切替時間を前記各駅毎に個別に設定する
ステップとを実行させるためのものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る駅務遠隔監視
システム及びその監視方法並びにそれで用いるプログラ
ムの実施の形態を図1〜図11に基づいて具体的に説明
する。
【0022】図1は、本例の駅務遠隔監視システムの全
体構成の概要を説明するものである。図1において、駅
務遠隔監視システム1は、例えば特開2000−217
162号公報で提案されている既知システムを適用した
もので、複数の無人駅に置かれるローカル側監視システ
ム100と、有人駅(又は監視センタ)に置かれるセン
タ側監視システム200とで構成され、両監視システム
100間をLAN(通信ネットワーク)300を介して
互いに通信可能に接続したものである。
【0023】ローカル側監視システム100には、前述
の既知システムの場合と同様の構成要素として、LAN
300に接続されるPC(パーソナル・コンピュータ)
等のローカル側操作機101と、この操作機101及び
これにLAN300を介して接続されたセンタ側監視シ
ステム200による制御の元で所定のシーケンスで動作
するローカル側映像機器102(複数のカメラ102a
…102a、画像合成機102b、映像切替機102c
等)、ローカル側音声機器103(ハンドセット103
a、インターホン103b、インターホン制御機103
c等)、ローカル側駅務機器104(改札機104a、
券売機104b、精算機104c)、及びローカル側駅
設備105(エレベータ105a、エスカレータ105
b、電動シャッター105c等)とが含まれる。
【0024】センタ側監視システム200には、前述の
既知システムの場合と同様の機能を有する構成要素とし
て、LAN300に接続される本発明の各手段及び各ス
テップを搭載したPC等のセンタ側操作機201と、こ
の操作機201による制御の元で所定のシーケンスで動
作するセンタ側映像機器202(複数のカメラ202a
…202a、画像合成機202b、映像切替機202c
等)、センタ側音声機器203(ハンドセット203
a、インターホン203b、インターホン制御機203
c、音声切替機203d等)、センタ側駅務機器204
(改札機204a、券売機204b、精算機204
c)、及びセンタ側駅設備205(エレベータ、エスカ
レータ、電動シャッター等(図示しない))とが含まれ
る。
【0025】上記の両監視システム100、200内の
各操作機101、201には、それぞれ列車運行システ
ム400a及び列車到着案内放送システム400b等の
他システム400が通信可能に接続されている。他シス
テム400は、図中の例ではLAN対応ではないが、例
えばLAN対応であれば、両監視システム100、20
0にLAN300を介して接続することも可能である。
【0026】図2は、上記構成の内、本発明を成すプロ
グラムを実行するコンピュータを搭載したセンタ側操作
機201の全体構成の概要を説明するものである。図2
において、センタ側操作機201は、例えば既知PCを
適用して構成され、制御中枢を担うCPU210と、本
発明を成すプログラム211aを記録/保持するRAM
/ROM211と、CPU210のプログラム211a
実行時に参照すべきデータを保管するハードディスク等
の記録媒体を有するDB(データベース)212と、セ
ンタ側のオペレータによる各種操作が可能なキーボード
やマウス等の入力デバイス213と、遠隔監視用として
予め設定された各種画面フォーマットに従って各種情報
を表示するモニタ214とを含む。
【0027】その他、このセンタ側操作機201は、C
PU210に接続されるインターフェースとして、LA
N用I/F215、他システム用I/F216、各種
(映像機器、音声機器、駅務機器、駅機器との接続用)
I/F217と、入力デバイス用I/F218、モニタ
用I/F219等を含む。
【0028】ここで、本例の駅務遠隔監視システム1の
監視方法の原理を説明する。
【0029】図3は、センタ側操作機201のモニタ2
14上で監視すべきローカル側の複数の無人駅A1、A
2、…、Anの映像P1、P2、…、Pnの画面表示の
概念を説明するものである。通常の場合では、モニタ2
14上の所定画面(映像表示用画面等)には、各無人駅
A1〜Anの映像P1〜Pnが一定の時間間隔Δt1
(例えば5秒)毎にサイクリックに切り替わり、その各
映像P1…Pnを係員が監視しながら各無人駅A1〜A
n毎に異常発生の有無を確認できるようになっている
(図中の[通常の自動切替]参照)。このときの処理例
を図4に示す。
【0030】図4は、上記の「通常の自動切替」の場合
のセンタ側操作機201による処理例を説明するもので
ある。図4において、センタ側操作機201は、そのC
PU210によるプログラム211aの実行により、ロ
ーカル側監視システム100のカメラ102aにより撮
像された各無人駅A1〜Anの映像P1〜Pnをローカ
ル側操作機101からLAN300経由でLAN用I/
F215を介して入力すると(ステップSt1)、その
無人駅Axの映像Px(x=1〜n)を一定間隔Δt1
毎に順次切り替えてサイクリックに繰り返しながらモニ
タ214上に表示させていく処理を行う(ステップSt
2〜St5)。
【0031】本例では、上記の「通常の自動切替」の処
理に加え、「イベントによる映像切替」の処理が追加さ
れる。この処理例を図5に示す。
【0032】図5は、「イベントによる映像切替」の処
理例を説明するものである。図5において、センタ側操
作機201は、そのCPU210によるプログラム21
1aの実行により、上記の「通常の自動切替」の処理が
行なわれてる間に、予め設定された無人駅Axの「電車
到着」に相当するイベント(割り込み信号)を入力する
と、このイベントに連動して「通常の自動切替」による
映像P1〜Pnからそのイベントに応じた特定の無人駅
Axの映像Pxを自動又はオペレータの選択(後述のア
ラームの選択)によりモニタ214上に表示し、その後
一定時間Δt2経過後に元の「通常の自動切替」による
映像に戻す処理を行なう(ステップSt11〜St1
3)。このときの映像切替による画面表示の概念を前述
した図3中に示す。
【0033】ここで、上記の「電車到着」に相当するイ
ベントの一例として、アラーム通知を利用する場合を図
6〜図11に基づいて説明する。
【0034】図6は、センタ側操作機201によるDB
212上のアラーム設定例を説明するものである。上記
のアラームは、センタ側操作機201のCPU210が
実行するプログラム211aとは独立してシステム毎に
DB212内に個別に設定される。本例では、この図6
に示すように、各「アラーム」がその「アラームコー
ド」毎に各「アラームレベル」の有効/無効が設定可能
なテーブルが設定され、そのテーブルの内容をオペレー
タが適宜に追加、更新可能となっている。
【0035】図7は、「アラーム」の内容と「アラーム
コード」との対応関係を示すものである。本例では、こ
の図7に示すように、例えばAx駅からのインターホン
呼出、Ax駅の駅務端末からのアラーム通知等の既知の
アラーム通知に加え、Ax駅の「電車到着」アラーム通
知が追加され、それぞれの「アラーム」内容がDB21
2上で管理可能な「アラームコード」に対応づけ可能と
なっている。
【0036】ここでの「電車到着」アラーム通知の方法
には、例えば1)駅務遠隔監視システム1内に各無人駅
A1〜Anの運行スケジュールを予めDB212等に登
録し、その運行スケジュールを元にタイマをかけて通知
する(駅務遠隔監視システム1自らのみで完結する場
合)、2)各無人駅A1〜Anの運行計画と連動するよ
うに例えば列車運行システム400aとの間で連携し、
その列車運行システム400aからの運行計画の通知を
受ける(他システム400と連動する場合)、3)各無
人駅A1〜Anの列車到着案内の放送と連動するように
例えば列車到着案内放送システム400bとの間で連携
し、その列車到着案内放送システム400bからの列車
案内放送の通知を受ける(他システム400と連動する
場合)等が含まれる。
【0037】図8は、上記の「アラームレベル」を説明
するものである。本例では、この図8に示すように、
「アラームレベル」として、レベル1(色を変える等、
表示を変更する)、レベル2(ログを取る)、レベル3
(異常として内部で保持する)、レベル4(異常表示画
面に表示してその映像、音声に切り替える)、及びレベ
ル5(警報音を鳴らす)の既知レベルに加え、レベル6
(アラーム連動での映像切替後、一定時間経過したら前
の状態に戻す:アラーム連動後自動復帰)が設定可能と
なっている。
【0038】図9は、上記の「アラームコード」と「ア
ラームレベル」との関係を説明するものである。本例で
は、この図9に示すように、各「アラーム」は、その
「アラームコード」毎に「アラームレベル」の各レベル
1〜6の有効/無効が設定可能となっている。例えば、
「電車到着」アラームの場合、レベル1〜3が無効、レ
ベル4〜6が有効となっている。
【0039】図10は、上記のようにDB212上にア
ラームが設定されたセンタ側操作機201のモニタ21
4上の画面表示例を説明するものである。本例では、図
10に示すように、モニタ214上に、例えば前述した
既知システムと同様のGUI(グラフィカル・ユーザ・
インターフェース)環境を元に構築された画面表示フォ
ーマットの一例として、アラーム内容をその発生順にリ
スト形式で表示する異常表示画面W1や、アラームに連
動する等して被監視駅等の映像を表示する映像表示画面
W2、及び券売機操作画面W3のほか、オペレータの選
択が可能な被監視駅である無人駅A1〜Anの選択ボタ
ンW4、アラーム発生を知らせるアラーム表示部W5、
作業を終了するための終了ボタンW6等が適宜な位置に
表示可能となっている。
【0040】この内、異常表示画面W1には、図10に
示すようにアラーム発生順にそのアラーム内容(例えば
券売機の10円玉切れ等)がリスト形式でそのアラーム
リスト最後尾(画面上のリスト最下部)から順次その先
頭側(画面上の上部側)に追加して表示されるようにな
っている。その例外として、「電車到着」アラームの場
合には、後述のようにアラームリストの先頭に追加され
る。
【0041】上述したアラーム通知は、ローカル側操作
機101を通してLAN300経由でセンタ側操作機2
01に送られる。これにより、センタ側操作機201で
は、アラーム音を鳴らすと共にそのモニタ214上の異
常表示画面W1やアラーム表示部W5等に簡略化された
表示を行なって係員にそのアラーム発生を知らせる。ま
た、モニタ214上の映像表示画面W2にそのアラーム
に応じた映像を切り替えて表示させる。これにより、こ
ういった映像を係員が確認することで、可能な場合はイ
ンターホンで乗降客と通話しながら状況を確認し、駅務
機器や駅設備を操作して適切な対応をとることが可能と
なっている。
【0042】なお、「電車到着」のアラーム通知の場
合、そのアラームレベルのレベル4〜6が有効であるた
め、そのアラームに応じた無人駅Axの映像Pxがモニ
タ214上の映像表示画面W2自動で表示され、一定時
間経過後に元の映像に戻るようになる。
【0043】ここで、本例の全体動作を図11に基づい
て説明する。
【0044】図11は、他システム400からの通知に
応じたイベントに連動して映像を切り替える場合の動作
シーケンスを示すものである。図11において、まず、
センタ側操作機201がそのCPU210によるプログ
ラム211aの実行により前述した「通常の自動切替」
(図3、図4参照)の処理を行ない、そのモニタ214
の映像表示画面W2上の各無人駅A1〜Anの映像P1
〜Pnを一定時間毎にサイクリックに表示し、その各映
像P1〜Pnをオペレータが監視しているとする(ステ
ップSt100)。
【0045】ここで、列車運行システム400aから無
人駅Axのローカル側監視システム100内のローカル
側操作機101に対し列車到着時刻の通知が送られると
(ステップSt101)、その通知に連動してローカル
側操作機101では、そのCPUによるプログラムの実
行により、駅構内の所定場所の映像を例えばホームの映
像に自動で切り替える(ステップSt102)。これと
同時に、その列車到着時刻の通知をLAN300を介し
てセンタ側監視システム200内のセンタ側操作機20
1に送る(ステップSt103)。
【0046】その列車到着時刻の通知を受けると、セン
タ側監視システム200では、そのCPU210による
プログラム211aの実行により、前述した「イベント
による映像切替」(図3、図5参照)の処理を行ない、
例えば無人駅Axの「電車到着」アラーム通知として予
め設定されたアラームレベル4〜6(図6〜図9参照)
に沿って警報音を鳴らすと共に、モニタ214上の映像
表示画面W2上の「通常の自動切替」の処理による映像
を自動的に無人駅Axの映像Pxに切り替えて表示し
(ステップSt104)、その異常表示画面W1でその
アラームリストの先頭にアラーム表示を行なう(ステッ
プSt105)。
【0047】その表示後、センタ側監視システム200
では、そのCPU210によるプログラム211aの実
行により、予め指定された時間が経過すると(ステップ
St106)、モニタ214の異常表示画面W1上のア
ラームを削除し(ステップSt107)、その映像表示
画面W2上の無人駅Axの映像Pxを元の映像に戻し、
これにより、「通常の自動切替」の処理に復旧させる
(ステップSt108)。
【0048】従って、本例によれば、モニタ上の映像を
従来の自動切替による表示から列車の運行計画に基づく
イベントに連動して切り替え、そのイベント連動により
切り替えられた映像から一定時間後に元の自動切替によ
る表示に自動で復旧させるため、係員がわざわざ映像を
固定しなくても必要な時間に必要な駅の映像を監視でき
るようになり、その結果、係員の負荷を大幅に軽減され
ることになる。
【0049】なお、上記の動作例では、列車運行システ
ムと連携する場合を説明してあるが、その他、列車到着
時刻案内放送システムと連携する場合は、図11中の
「電車到着時刻通知」を「電車到着案内放送」に置き換
えると、その他は全て同様のシーケンスで処理可能とな
る。また、列車運行システムや列車到着時刻案内放送シ
ステム等の他システムと連動しない場合は、例えばロー
カル側操作機が保持している運行情報を元に指定時刻に
なったときに通知する等の方法を適用することも可能で
ある。
【0050】また、本例では、自動切替中の「電車到
着」アラームが通知された場合の映像切替を説明してい
るが、通常のアラーム対応中、もしくは本システム内の
機器を制御中に「電車到着」アラームが通知された場合
には、上記と同様に異常表示画面上のアラームリストの
先頭に追加するものの、映像の自動切替を行なわず、オ
ペレータからの手動選択を待ってからその無人駅Axの
映像Pxに切り替えて表示させることも可能である。こ
の場合も、一定時間が経過するまでにオペレータによる
選択が行なわれなければ、アラームを削除させることが
好ましい。
【0051】また、本例は、「イベントによる映像切
替」の処理を行なうものであるが、これとは別に「常時
監視」の場合、遠隔監視システム内で1つだけ保持して
いた映像切替用のタイマを、各駅の映像毎にデータベー
ス等に保持し、外部から変更できるようにすることが好
ましい。また、データベース等に保持する方法について
も、時間帯(朝、昼、晩)毎、週間スケジュール、又は
いくつかのパターンを予め用意する等して、システム毎
に適切な設定方式を提供し、その設定を簡易化すること
が可能である。これにより、駅毎の切替時間を個別に設
定できるため、乗降客からの呼び出し等の多い駅を集中
的に監視することができ、監視効率を大幅に高めること
ができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
モニタ上の映像を従来の自動切替による表示から列車の
運行計画や列車案内等に基づく特定のイベントに連動し
て切り替え、そのイベント連動により切り替えられた映
像から一定時間後に元の自動切替による表示に自動で復
旧させる構成としたため、係員がわざわざ映像を固定し
なくても必要な時間に必要な駅の映像を監視できるよう
になり、その結果、係員の負荷を大幅に軽減させること
が可能となる。
【0053】また、本発明によれば、駅毎の切替時間を
個別に設定できるため、乗降客からの呼び出し等の多い
駅を集中的に監視することができ、監視効率を大幅に高
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る駅務遠隔監視システ
ムの全体構成を示す概略ブロック図。
【図2】センタ側操作機の要部構成を示す概略ブロック
図。
【図3】駅務遠隔監視システムの監視方法の原理を説明
する図。
【図4】通常の自動切替の場合の処理例を説明する概略
フローチャート。
【図5】イベントによる映像切替の場合の処理例を説明
する概略フローチャート。
【図6】アラーム設定例を説明する図。
【図7】アラームレベルの内容を説明する図。
【図8】アラームコードの内容を説明する図。
【図9】アラームコード毎のアラームレベルの設定例を
説明する図。
【図10】モニタの画面表示例を説明する図。
【図11】駅務遠隔監視システムの動作シーケンスの一
例を説明する図。
【符号の説明】
1 駅務遠隔監視システム 100 ローカル側監視システム 101 ローカル側操作機 200 センタ側監視システム 201 センタ側操作機 210 CPU 211 RAM/ROM 211a プログラム 212 DB(データベース) 214 モニタ 215 LAN用I/F 216 他システム用I/F 217 各種I/F 218 入力デバイス用I/F 219 表示用I/F 400 他システム 400a 列車運行システム 400b 列車到着案内放送システム

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄道車両の運行する複数の駅で撮像され
    る映像を画面上に表示させる映像表示手段と、 前記映像表示手段により表示させられる映像を前記各駅
    毎に所定の時間間隔で自動的に切り替える自動切替手段
    と、 前記自動切替手段により前記各駅の映像が切り替られる
    ときに前記鉄道車両の運行状態に応じた特定のイベント
    に連動して前記各駅の映像から前記鉄道車両の運行状態
    で決まる特定の駅の映像に切り替える映像切替手段と、 前記映像切替手段により切り替られた前記特定の駅の映
    像を所定の時間経過後に元の各駅の映像に自動的に戻す
    自動復旧手段とを備えたことを特徴とする駅務遠隔監視
    システム。
  2. 【請求項2】 前記鉄道車両の運行状態に応じた特定の
    イベントは、前記鉄道車両の駅到着に関するものである
    ことを特徴とする駅務遠隔監視システム。
  3. 【請求項3】 鉄道車両の運行する複数の駅で撮像され
    る映像を画面上に表示させる映像表示手段と、 前記映像表示手段により表示させられる映像を前記各駅
    毎に所定の時間間隔で自動的に切り替える自動切替手段
    と、 前記自動切替手段により自動的に切り替られる映像の切
    替時間を前記各駅毎に個別に設定する切替時間設定手段
    とを備えたことを特徴とする駅務遠隔監視システム。
  4. 【請求項4】 鉄道車両の運行する複数の駅で撮像され
    る映像を画面上に表示させ、これで表示させられる映像
    を前記各駅毎に所定の時間間隔で自動的に切り替え、こ
    れでその各駅の映像が自動的に切り替られるときに前記
    鉄道車両の運行状態に応じた特定のイベントに連動して
    前記各駅の映像から前記鉄道車両の運行状態で決まる特
    定の駅の映像に切り替え、これで切り替られた前記特定
    の駅の映像を所定の時間経過後に元の各駅の映像に自動
    的に戻すことを特徴とする駅務遠隔監視システムの監視
    方法。
  5. 【請求項5】 鉄道車両の運行する複数の駅で撮像され
    る映像を画面上に表示させ、これで表示させられる映像
    を前記各駅毎に所定の時間間隔で自動的に切り替え、こ
    れで切り替られる映像の切替時間を前記各駅毎に個別に
    設定することを特徴とする駅務遠隔監視システムの監視
    方法。
  6. 【請求項6】 コンピュータに、鉄道車両の運行する複
    数の駅で撮像される映像を画面上に表示させるステップ
    と、これで表示させられる映像を前記各駅毎に所定の時
    間間隔で自動的に切り替えるステップと、これでその各
    駅の映像が切り替られるときに前記鉄道車両の運行状態
    に応じた特定のイベントに連動して前記各駅の映像から
    前記鉄道車両の運行状態で決まる特定の駅の映像に切り
    替えるステップと、これで切り替られた前記特定の駅の
    映像を所定の時間経過後に元の各駅の映像に自動的に戻
    すステップとを実行させるための駅務遠隔監視システム
    で用いるプログラム。
  7. 【請求項7】 コンピュータに、鉄道車両の運行する複
    数の駅で撮像される映像を画面上に表示させるステップ
    と、これで表示させられる映像を前記各駅毎に所定の時
    間間隔で自動的に切り替えるステップと、これで切り替
    られる映像の切替時間を前記各駅毎に個別に設定するス
    テップとを実行させるための駅務遠隔監視システムで用
    いるプログラム。
JP2001032769A 2001-02-08 2001-02-08 駅務遠隔監視システム及びその監視方法並びにそれで用いるプログラム Withdrawn JP2002238046A (ja)

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