JPH06336381A - 昇降機の遠隔監視装置 - Google Patents
昇降機の遠隔監視装置Info
- Publication number
- JPH06336381A JPH06336381A JP12615993A JP12615993A JPH06336381A JP H06336381 A JPH06336381 A JP H06336381A JP 12615993 A JP12615993 A JP 12615993A JP 12615993 A JP12615993 A JP 12615993A JP H06336381 A JPH06336381 A JP H06336381A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- monitoring
- elevator
- monitoring center
- data
- center device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 短時間に集中する発報に対する監視センタ装
置の処理や当該発報を生じた状態の確認業務を大幅に軽
減することができる昇降機の遠隔監視装置を提供するこ
と。 【構成】 地震等の災害や集中停電が発生し監視センタ
装置１に発報が集中する場合、監視センタ装置１は各地
域監視装置４へ電話回線で各エレベータの特定の運行状
態データを収集する指令を送信する。この指令を受信し
た地域監視装置４は自己の管理下にあるエレベータ監視
装置３１〜３ｎから電話回線で運行状態データを収集
し、それらのデータを監視センタ装置１へ送信する。こ
のため、監視センタ装置１は各地域毎にまとまったデー
タを得ることができ、又、指令送信相手が著しく減少す
るので、発報が集中していても回線確保が容易である。
置の処理や当該発報を生じた状態の確認業務を大幅に軽
減することができる昇降機の遠隔監視装置を提供するこ
と。 【構成】 地震等の災害や集中停電が発生し監視センタ
装置１に発報が集中する場合、監視センタ装置１は各地
域監視装置４へ電話回線で各エレベータの特定の運行状
態データを収集する指令を送信する。この指令を受信し
た地域監視装置４は自己の管理下にあるエレベータ監視
装置３１〜３ｎから電話回線で運行状態データを収集
し、それらのデータを監視センタ装置１へ送信する。こ
のため、監視センタ装置１は各地域毎にまとまったデー
タを得ることができ、又、指令送信相手が著しく減少す
るので、発報が集中していても回線確保が容易である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の昇降機を１つの
監視センタで管轄する昇降機の遠隔監視装置に関する。
監視センタで管轄する昇降機の遠隔監視装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】エレベータやエスカレータ等の昇降機
（以下エレベータで代表させる。）は、その運行に支障
を生じる故障が発生すると多数の人に多大な迷惑を及ぼ
すばかりでなく、人身事故につながるおそれもある。こ
のため、多数のエレベータの運行状態を一括して監視す
る監視センタ装置を設け、かつ、例えば１つの建造物
（ビル）にそのビル内のエレベータを監視するエレベー
タ監視装置を設け、エレベータに所定の故障が発生する
とエレベータ監視装置を介してこれを監視センタ装置へ
通報し、監視センタ装置の指示により故障発生エレベー
タを管理する営業所の保守員が当該エレベータの処理を
行う手段が採用されている。
（以下エレベータで代表させる。）は、その運行に支障
を生じる故障が発生すると多数の人に多大な迷惑を及ぼ
すばかりでなく、人身事故につながるおそれもある。こ
のため、多数のエレベータの運行状態を一括して監視す
る監視センタ装置を設け、かつ、例えば１つの建造物
（ビル）にそのビル内のエレベータを監視するエレベー
タ監視装置を設け、エレベータに所定の故障が発生する
とエレベータ監視装置を介してこれを監視センタ装置へ
通報し、監視センタ装置の指示により故障発生エレベー
タを管理する営業所の保守員が当該エレベータの処理を
行う手段が採用されている。
【０００３】又、必要に応じて監視センタ装置からエレ
ベータ監視装置を介して所望のエレベータの運行状態デ
ータを採取し、当該エレベータをチェックする手段も採
用されている。このようなエレベータの遠隔監視装置
は、例えば、特開平２−１２１０９５号公報等に提案さ
れている。
ベータ監視装置を介して所望のエレベータの運行状態デ
ータを採取し、当該エレベータをチェックする手段も採
用されている。このようなエレベータの遠隔監視装置
は、例えば、特開平２−１２１０９５号公報等に提案さ
れている。
【０００４】上記エレベータは、自己に発生した異常を
検出する機能を有するとともに、地震、風水害、火災、
停電等外部に発生した事象により運行が危険となる場合
には、その運行を自動的に停止し、危険が無くなった場
合には運行を再開する機能も備えている。上記エレベー
タ監視装置はエレベータの運行状態データを収集し、上
記のように運行停止状態になると、直ちにこれを監視セ
ンタ装置に発報し、監視センタ装置は、各エレベータ監
視装置に対して一定時間毎にその後の運行状態データを
送信するように指令する。この場合、監視センタ装置
は、一定時間毎に各エレベータ監視装置からの情報を営
業所単位のリストに作成し、各営業所へＦＡＸにより送
信する。営業所はこのリストをみて、運行停止状態にあ
るエレベータへ保守員を派遣して所定の処理を行わせ
る。
検出する機能を有するとともに、地震、風水害、火災、
停電等外部に発生した事象により運行が危険となる場合
には、その運行を自動的に停止し、危険が無くなった場
合には運行を再開する機能も備えている。上記エレベー
タ監視装置はエレベータの運行状態データを収集し、上
記のように運行停止状態になると、直ちにこれを監視セ
ンタ装置に発報し、監視センタ装置は、各エレベータ監
視装置に対して一定時間毎にその後の運行状態データを
送信するように指令する。この場合、監視センタ装置
は、一定時間毎に各エレベータ監視装置からの情報を営
業所単位のリストに作成し、各営業所へＦＡＸにより送
信する。営業所はこのリストをみて、運行停止状態にあ
るエレベータへ保守員を派遣して所定の処理を行わせ
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、地震、風水
害、火災、停電等が広範囲に発生した場合、多数のエレ
ベータ監視装置から監視センタ装置へばらばらに発報や
運行状態のデータが集中することとなるので、監視セン
タ装置では、これら発報、送信された情報を営業所別に
区分けしてリストを作成する必要がある。しかし、発
報、送信の数が多いので、営業所別に区分けするのに多
くの手間と時間を要し、迅速な対処が困難であるという
問題があった。
害、火災、停電等が広範囲に発生した場合、多数のエレ
ベータ監視装置から監視センタ装置へばらばらに発報や
運行状態のデータが集中することとなるので、監視セン
タ装置では、これら発報、送信された情報を営業所別に
区分けしてリストを作成する必要がある。しかし、発
報、送信の数が多いので、営業所別に区分けするのに多
くの手間と時間を要し、迅速な対処が困難であるという
問題があった。
【０００６】さらに、上記のように発報、送信が集中す
るので、監視センタ装置が各エレベータ監視装置へ運行
状態データを送信させるべく（状態確認業務を実行すべ
く）、エレベータ監視装置へ電話で指示しようとして
も、回線が塞がって通話不能である確率が高く、監視セ
ンタ装置での迅速な状況の把握が困難であった。
るので、監視センタ装置が各エレベータ監視装置へ運行
状態データを送信させるべく（状態確認業務を実行すべ
く）、エレベータ監視装置へ電話で指示しようとして
も、回線が塞がって通話不能である確率が高く、監視セ
ンタ装置での迅速な状況の把握が困難であった。
【０００７】本発明の目的は、上記従来技術における課
題を解決し、短時間に集中する発報に対する監視センタ
装置の処理や当該発報を生じた状態の確認業務を大幅に
軽減することができ、かつ、状態把握をより一層迅速に
行うことができる昇降機の遠隔監視装置を提供すること
にある。
題を解決し、短時間に集中する発報に対する監視センタ
装置の処理や当該発報を生じた状態の確認業務を大幅に
軽減することができ、かつ、状態把握をより一層迅速に
行うことができる昇降機の遠隔監視装置を提供すること
にある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、昇降機の運行状態を監視する昇降機監視
装置と、多数の前記昇降機監視装置を管轄する監視セン
タ装置と、前記各昇降機監視装置と前記監視センタ装置
との間でデータの授受を行う通信回線とを備えた昇降機
の遠隔監視装置において、前記監視センタ装置の管轄範
囲を複数の所定の地域に分割し、これら各地域毎に、そ
の地域に存在する前記各昇降機監視装置を管理する地域
監視装置を設けるとともに、これら各地域監視装置に、
前記監視センタ装置の指令に応じて管理下にある各昇降
機監視装置からそれらの運行状態データのうちの特定の
データを収集する特定データ収集手段と、この特定デー
タ収集手段で収集した全データを前記監視センタ装置へ
送信する特定データ送信手段とを設けたことを特徴とす
る。
め、本発明は、昇降機の運行状態を監視する昇降機監視
装置と、多数の前記昇降機監視装置を管轄する監視セン
タ装置と、前記各昇降機監視装置と前記監視センタ装置
との間でデータの授受を行う通信回線とを備えた昇降機
の遠隔監視装置において、前記監視センタ装置の管轄範
囲を複数の所定の地域に分割し、これら各地域毎に、そ
の地域に存在する前記各昇降機監視装置を管理する地域
監視装置を設けるとともに、これら各地域監視装置に、
前記監視センタ装置の指令に応じて管理下にある各昇降
機監視装置からそれらの運行状態データのうちの特定の
データを収集する特定データ収集手段と、この特定デー
タ収集手段で収集した全データを前記監視センタ装置へ
送信する特定データ送信手段とを設けたことを特徴とす
る。
【０００９】
【作用】広い範囲に亘る災害や集中停電が発生すると、
監視センタ装置は、各地域監視装置を呼び出して当該災
害による昇降機の特定のデータを送信するように指令す
る。この指令を受けた地域監視装置は、その管理下にあ
る各昇降機監視装置に採取された特定のデータを順次収
集し、これらデータを一括して監視センタ装置へ送信す
る。このように、監視センタ装置は、各地域監視装置と
のみ送受信を行うことになり、地域毎にまとまったデー
タをそのまま得ることができ状態確認業務を大幅に軽減
することができる。又、通信相手の数を著しく減少する
ことができ、迅速な状態把握が可能となる。
監視センタ装置は、各地域監視装置を呼び出して当該災
害による昇降機の特定のデータを送信するように指令す
る。この指令を受けた地域監視装置は、その管理下にあ
る各昇降機監視装置に採取された特定のデータを順次収
集し、これらデータを一括して監視センタ装置へ送信す
る。このように、監視センタ装置は、各地域監視装置と
のみ送受信を行うことになり、地域毎にまとまったデー
タをそのまま得ることができ状態確認業務を大幅に軽減
することができる。又、通信相手の数を著しく減少する
ことができ、迅速な状態把握が可能となる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。図１は本発明の実施例に係るエレベータの遠隔監
視装置のブロック図である。図で、１は監視センタ、２
はエレベータ、３１〜３ｎはエレベータを監視するエレ
ベータ監視装置である。各エレベータ２と対応する各エ
レベータ監視装置３１〜３ｎはケーブルで接続され、各
エレベータ監視装置３１〜３ｎと監視センタ１は互いに
電話回線で接続可能に構成されている。このような構成
は従来の構成と同じである。
する。図１は本発明の実施例に係るエレベータの遠隔監
視装置のブロック図である。図で、１は監視センタ、２
はエレベータ、３１〜３ｎはエレベータを監視するエレ
ベータ監視装置である。各エレベータ２と対応する各エ
レベータ監視装置３１〜３ｎはケーブルで接続され、各
エレベータ監視装置３１〜３ｎと監視センタ１は互いに
電話回線で接続可能に構成されている。このような構成
は従来の構成と同じである。
【００１１】４は監視センタ装置１の管轄内のある定め
られた地域に存在する各エレベータ監視装置３１〜３ｎ
を管理する地域監視装置である。このような地域は、例
えば営業所単位で設定されている。５１は地域監視装置
４が管理する地域ブロックを示す。同様に、他の地域監
視装置が管理する地域ブロックが設定される。図１には
このような地域ブロック５１〜５ｎが示されている。各
地域監視装置と監視センタ装置１、および各地域監視装
置とその管理下にある各エレベータ監視装置とは電話回
線で接続可能となっている。
られた地域に存在する各エレベータ監視装置３１〜３ｎ
を管理する地域監視装置である。このような地域は、例
えば営業所単位で設定されている。５１は地域監視装置
４が管理する地域ブロックを示す。同様に、他の地域監
視装置が管理する地域ブロックが設定される。図１には
このような地域ブロック５１〜５ｎが示されている。各
地域監視装置と監視センタ装置１、および各地域監視装
置とその管理下にある各エレベータ監視装置とは電話回
線で接続可能となっている。
【００１２】図２は図１に示すエレベータ監視装置３１
の構成を示すブロック図である。この図で、３１０はマ
イクロコンピュータで構成される制御部であり、ＭＰＵ
３１１、ＲＯＭ３１２、ＲＡＭ３１３およびインタフェ
ース３１４を備えている。３１５は監視センタ装置１お
よび地域監視装置４との間のデータの授受を電話回線を
介して行う送受信装置である。他のエレベータ監視装置
も同一構成である。
の構成を示すブロック図である。この図で、３１０はマ
イクロコンピュータで構成される制御部であり、ＭＰＵ
３１１、ＲＯＭ３１２、ＲＡＭ３１３およびインタフェ
ース３１４を備えている。３１５は監視センタ装置１お
よび地域監視装置４との間のデータの授受を電話回線を
介して行う送受信装置である。他のエレベータ監視装置
も同一構成である。
【００１３】制御部３１０はエレベータ２からデータを
入力してＲＯＭ３１２に記憶された所定のプログラムに
従って処理を行うとともに、定められた故障発生時には
そのデータを送受信装置３１５を介して監視センタ装置
１へ発報し、又は、監視センタ装置１や地域監視装置４
の指示に従ってＲＡＭ３１３に格納されているエレベー
タ２から収集した運行状態データ等の所要のデータを送
受信装置３１５を介して送信する。
入力してＲＯＭ３１２に記憶された所定のプログラムに
従って処理を行うとともに、定められた故障発生時には
そのデータを送受信装置３１５を介して監視センタ装置
１へ発報し、又は、監視センタ装置１や地域監視装置４
の指示に従ってＲＡＭ３１３に格納されているエレベー
タ２から収集した運行状態データ等の所要のデータを送
受信装置３１５を介して送信する。
【００１４】次に、本実施例の動作を図３および図４に
示すフローチャートを参照しながら説明する。今、広い
地域に地震が発生したとする。この地震はエレベータが
設置されている各ビルの地震計で検出される。地震の震
度が所定値以上の場合、エレベータは最寄りの階床で扉
を開いたまま停止し、エレベータ監視装置はこの状態を
監視センタ装置１へ発報する。この発報は地震検知区域
にある各エレベータ監視装置から出力される。監視セン
タ装置１のオペレータは、当該発報の集中により、又は
報道機関のニュース速報等により、ある地域に地震が発
生したことを知る。そこで、オペレータは監視センタ装
置１における発報の受信を停止し、監視センタ装置１に
緊急の状態監視指令を入力する（図３に示す手順Ｓ1 ）
とともに、地震に関連すると思われる地域監視装置のコ
ードを入力する（手順Ｓ2 ）。このコードの入力は、関
連する地域監視装置のコードのうち最小のコードと最大
のコードを入力してもよいし、又は、予め定められた地
域のコードを用いることもできる。入力されたコードに
対してはそれらの順番を示す符号ｎが付される。
示すフローチャートを参照しながら説明する。今、広い
地域に地震が発生したとする。この地震はエレベータが
設置されている各ビルの地震計で検出される。地震の震
度が所定値以上の場合、エレベータは最寄りの階床で扉
を開いたまま停止し、エレベータ監視装置はこの状態を
監視センタ装置１へ発報する。この発報は地震検知区域
にある各エレベータ監視装置から出力される。監視セン
タ装置１のオペレータは、当該発報の集中により、又は
報道機関のニュース速報等により、ある地域に地震が発
生したことを知る。そこで、オペレータは監視センタ装
置１における発報の受信を停止し、監視センタ装置１に
緊急の状態監視指令を入力する（図３に示す手順Ｓ1 ）
とともに、地震に関連すると思われる地域監視装置のコ
ードを入力する（手順Ｓ2 ）。このコードの入力は、関
連する地域監視装置のコードのうち最小のコードと最大
のコードを入力してもよいし、又は、予め定められた地
域のコードを用いることもできる。入力されたコードに
対してはそれらの順番を示す符号ｎが付される。
【００１５】監視センタ装置１は当該符号ｎを「１」と
し（手順Ｓ3 ）、最初の地域監視装置へ自動ダイヤルし
（手順Ｓ4 ）、電話回線が接続されると地域監視指令を
出力し（手順Ｓ5 ）、当該指令の送信終了を待つ（手順
Ｓ6 ）。送信が終了すると当該電話回線を断とし（手順
Ｓ7 ）、指令すべき地域監視装置の全てに指令を送信し
たか否か判断する（手順Ｓ8 ）。この判断は現在の地域
監視装置のコードと最終の地域監視装置のコードとを比
較することにより行われる。全ての地域監視装置への送
信が完了していない場合には、次の地域監視装置のコー
ドを指定すべく、符号ｎに「１」を加算して（手順Ｓ
9 ）、手順Ｓ4 の処理に戻る。手順Ｓ8 で指令すべき地
域監視装置全てに指令を出力したと判断されると処理は
終了する。
し（手順Ｓ3 ）、最初の地域監視装置へ自動ダイヤルし
（手順Ｓ4 ）、電話回線が接続されると地域監視指令を
出力し（手順Ｓ5 ）、当該指令の送信終了を待つ（手順
Ｓ6 ）。送信が終了すると当該電話回線を断とし（手順
Ｓ7 ）、指令すべき地域監視装置の全てに指令を送信し
たか否か判断する（手順Ｓ8 ）。この判断は現在の地域
監視装置のコードと最終の地域監視装置のコードとを比
較することにより行われる。全ての地域監視装置への送
信が完了していない場合には、次の地域監視装置のコー
ドを指定すべく、符号ｎに「１」を加算して（手順Ｓ
9 ）、手順Ｓ4 の処理に戻る。手順Ｓ8 で指令すべき地
域監視装置全てに指令を出力したと判断されると処理は
終了する。
【００１６】なお、図３で手順Ｓ10は監視センタ装置１
の通常の監視処理手順を示すがこれらの処理は良く知ら
れているので、説明は省略する。
の通常の監視処理手順を示すがこれらの処理は良く知ら
れているので、説明は省略する。
【００１７】一方、各地域監視装置は、監視センタ装置
１からの地域監視指令を受信したか否か判断し（図４に
示す手順Ｓ20）、これを受信すると、管理下にあるエレ
ベータ監視装置の順番（予め、例えば１〜ｎに設定され
ている）を示す符号ｎを「１」に設定し（手順Ｓ21）、
最初のエレベータ監視装置へ自動ダイヤルし（手順
Ｓ22）、電話回線が接続されると、そのエレベータ監視
装置が格納している特定の運行状態データを送信するよ
うに指令し（手順Ｓ23）、送信されるのを待って（手順
Ｓ24）、これを記憶部へ格納し（手順Ｓ25）、電話回線
を断とする（手順Ｓ26）。
１からの地域監視指令を受信したか否か判断し（図４に
示す手順Ｓ20）、これを受信すると、管理下にあるエレ
ベータ監視装置の順番（予め、例えば１〜ｎに設定され
ている）を示す符号ｎを「１」に設定し（手順Ｓ21）、
最初のエレベータ監視装置へ自動ダイヤルし（手順
Ｓ22）、電話回線が接続されると、そのエレベータ監視
装置が格納している特定の運行状態データを送信するよ
うに指令し（手順Ｓ23）、送信されるのを待って（手順
Ｓ24）、これを記憶部へ格納し（手順Ｓ25）、電話回線
を断とする（手順Ｓ26）。
【００１８】次に、地域監視装置は、管理下にあるエレ
ベータ監視装置の全てに指令を送信したか否か判断し
（手順Ｓ27）、送信未完であれば次に監視センタ装置１
からの地域監視指令があってから所定時間が経過したか
否か判断する（手順Ｓ28）。所定時間経過していなけれ
ば符号ｎに「１」を加えて（手順Ｓ29）、次の手順Ｓ22
の処理に戻る。ここで、手順Ｓ28における所定時間経過
の判断は、何等かの理由で地域監視装置のデータ収集に
時間がかかると、監視センタ装置１での前記リスト作成
が遅れ、適切な保守員の出動が阻害されるからである。
ベータ監視装置の全てに指令を送信したか否か判断し
（手順Ｓ27）、送信未完であれば次に監視センタ装置１
からの地域監視指令があってから所定時間が経過したか
否か判断する（手順Ｓ28）。所定時間経過していなけれ
ば符号ｎに「１」を加えて（手順Ｓ29）、次の手順Ｓ22
の処理に戻る。ここで、手順Ｓ28における所定時間経過
の判断は、何等かの理由で地域監視装置のデータ収集に
時間がかかると、監視センタ装置１での前記リスト作成
が遅れ、適切な保守員の出動が阻害されるからである。
【００１９】手順Ｓ27で全エレベータ監視装置の送信が
完了したと判断されたとき、又は手順Ｓ28で所定時間が
経過したと判断されたとき、地域監視装置は監視センタ
装置１へ自動ダイヤルし（手順Ｓ30）、電話回線が接続
されると、それまでに収集したデータを監視センタ装置
１へ送信して（手順Ｓ31）処理を終了する。
完了したと判断されたとき、又は手順Ｓ28で所定時間が
経過したと判断されたとき、地域監視装置は監視センタ
装置１へ自動ダイヤルし（手順Ｓ30）、電話回線が接続
されると、それまでに収集したデータを監視センタ装置
１へ送信して（手順Ｓ31）処理を終了する。
【００２０】なお、監視センタ装置３０は災害（地震
等）に対する現場の処理が全て終了したことを確認する
と、各地域監視装置に対し、災害の監視を解除する指令
を出力し、通常の状態に戻る。
等）に対する現場の処理が全て終了したことを確認する
と、各地域監視装置に対し、災害の監視を解除する指令
を出力し、通常の状態に戻る。
【００２１】このように、本実施例では、全エレベータ
監視装置を所定の地域毎に群にまとめ、各群にその群の
エレベータ監視装置を管理する地域監視装置を設け、監
視センタ装置は各地域監視装置へ特定の運行状態データ
を送信する指令を出力するだけにし、各エレベータ監視
装置の特定の運行状態データは地域監視装置が収集する
ようにしたので、地震等の災害時においても、監視セン
タ装置は地域毎にまとまった特定の運行状態データを得
ることができ、オペレータは何等の手間や時間を要する
ことなく、直ちにリストを作成することができる。又、
監視センタ装置からエレベータ監視装置へ運行状態デー
タの送信指令を行っていた従来の方式に比較して、本実
施例では地域監視装置へのみ送信指令を行うので、電話
回線が混雑していても通話可能の確率が著しく大きくな
る。
監視装置を所定の地域毎に群にまとめ、各群にその群の
エレベータ監視装置を管理する地域監視装置を設け、監
視センタ装置は各地域監視装置へ特定の運行状態データ
を送信する指令を出力するだけにし、各エレベータ監視
装置の特定の運行状態データは地域監視装置が収集する
ようにしたので、地震等の災害時においても、監視セン
タ装置は地域毎にまとまった特定の運行状態データを得
ることができ、オペレータは何等の手間や時間を要する
ことなく、直ちにリストを作成することができる。又、
監視センタ装置からエレベータ監視装置へ運行状態デー
タの送信指令を行っていた従来の方式に比較して、本実
施例では地域監視装置へのみ送信指令を行うので、電話
回線が混雑していても通話可能の確率が著しく大きくな
る。
【００２２】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では、多数の
昇降機監視装置を管理する地域監視装置を設け、監視セ
ンタ装置は、災害時、各地域監視装置を介して特定の運
行状態データを収集するようにしたので、監視センタ装
置の処理や各昇降機の運行状態の確認業務を大幅に軽減
することができる。
昇降機監視装置を管理する地域監視装置を設け、監視セ
ンタ装置は、災害時、各地域監視装置を介して特定の運
行状態データを収集するようにしたので、監視センタ装
置の処理や各昇降機の運行状態の確認業務を大幅に軽減
することができる。
【図１】本発明の実施例に係るエレベータの遠隔監視装
置のブロック図である。
置のブロック図である。
【図２】図１に示すエレベータ監視装置のブロック図で
ある。
ある。
【図３】図１に示す装置の動作を説明するフローチャー
トである。
トである。
【図４】図１に示す装置の動作を説明するフローチャー
トである。
トである。
１ 監視センタ装置 ２ エレベータ ３１〜３ｎ エレベータ監視装置 ４ 地域監視装置
Claims (2)
- 【請求項１】 昇降機の運行状態を監視する昇降機監視
装置と、多数の前記昇降機監視装置を管轄する監視セン
タ装置と、前記各昇降機監視装置と前記監視センタ装置
との間でデータの授受を行う通信回線とを備えた昇降機
の遠隔監視装置において、前記監視センタ装置の管轄範
囲を複数の所定の地域に分割し、これら各地域毎に、そ
の地域に存在する前記各昇降機監視装置を管理する地域
監視装置を設けるとともに、これら各地域監視装置に、
前記監視センタ装置の指令に応じて管理下にある各昇降
機監視装置からそれらの運行状態データのうちの特定の
データを収集する特定データ収集手段と、この特定デー
タ収集手段で収集した全データを前記監視センタ装置へ
送信する特定データ送信手段とを設けたことを特徴とす
る昇降機の遠隔監視装置。 - 【請求項２】 請求項１において、前記特定のデータ
は、広域災害発生により作動した運行状態のデータ、地
域災害発生により作動した運行状態のデータおよび集中
停電により作動した運行状態のデータのうちの少なくと
も１つであることを特徴とする昇降機の遠隔監視装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05126159A JP3142683B2 (ja) | 1993-05-27 | 1993-05-27 | 昇降機の遠隔監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05126159A JP3142683B2 (ja) | 1993-05-27 | 1993-05-27 | 昇降機の遠隔監視装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06336381A true JPH06336381A (ja) | 1994-12-06 |
| JP3142683B2 JP3142683B2 (ja) | 2001-03-07 |
Family
ID=14928142
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05126159A Expired - Fee Related JP3142683B2 (ja) | 1993-05-27 | 1993-05-27 | 昇降機の遠隔監視装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3142683B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000152062A (ja) * | 1998-11-06 | 2000-05-30 | Canon Inc | 遠隔操作雲台システム |
| JP2003259469A (ja) * | 2002-02-28 | 2003-09-12 | Mitsubishi Electric Corp | 水道施設の広域管理方法およびシステム |
| JP2008239291A (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-09 | Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd | 災害発生時における遠隔設備情報通信システム |
| JP2012101920A (ja) * | 2010-11-11 | 2012-05-31 | Hitachi Building Systems Co Ltd | 遠隔監視用クライアント端末のソフトウェア更新方法 |
| JP2019165388A (ja) * | 2018-03-20 | 2019-09-26 | 株式会社日立ビルシステム | コールセンターシステム、コールセンター及びプログラム |
-
1993
- 1993-05-27 JP JP05126159A patent/JP3142683B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000152062A (ja) * | 1998-11-06 | 2000-05-30 | Canon Inc | 遠隔操作雲台システム |
| JP2003259469A (ja) * | 2002-02-28 | 2003-09-12 | Mitsubishi Electric Corp | 水道施設の広域管理方法およびシステム |
| JP2008239291A (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-09 | Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd | 災害発生時における遠隔設備情報通信システム |
| JP2012101920A (ja) * | 2010-11-11 | 2012-05-31 | Hitachi Building Systems Co Ltd | 遠隔監視用クライアント端末のソフトウェア更新方法 |
| JP2019165388A (ja) * | 2018-03-20 | 2019-09-26 | 株式会社日立ビルシステム | コールセンターシステム、コールセンター及びプログラム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3142683B2 (ja) | 2001-03-07 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2003212447A (ja) | エレベータ遠隔監視システム | |
| JPH06336381A (ja) | 昇降機の遠隔監視装置 | |
| KR100257355B1 (ko) | 엘리베이터의 원격 진단 장치 | |
| JP2747071B2 (ja) | 昇降機遠隔監視装置 | |
| KR100240957B1 (ko) | 분산구조를 갖는 지능형 엘리베이터 원격감시 방법 및 장치 | |
| JP2002046953A (ja) | エレベーターの地震監視装置 | |
| JP2010020376A (ja) | 遠隔監視故障時通報代行システム | |
| JP3383750B2 (ja) | エレベータの遠隔監視システム | |
| JPH0742061B2 (ja) | エレベータの遠隔監視装置 | |
| JPH08198541A (ja) | エレベータの遠隔監視装置 | |
| JP2003171072A (ja) | 昇降機遠隔監視装置 | |
| JPH07240803A (ja) | エレベータの遠隔監視システム | |
| JPH07160976A (ja) | ビル管理装置 | |
| JP3576674B2 (ja) | 遠隔監視装置 | |
| JPH09297895A (ja) | ビル設備機器の遠隔監視システム | |
| JPH11110664A (ja) | 遠隔監視装置 | |
| JPH08194879A (ja) | 遠隔監視装置 | |
| JP2021187614A (ja) | 昇降機監視システム | |
| JP2839208B2 (ja) | 遠隔監視装置 | |
| JPH0656366A (ja) | 群管理エレベーターの遠隔監視装置 | |
| JPH06333188A (ja) | 遠隔監視センタ装置 | |
| JP2023030583A (ja) | エレベータシステム | |
| JPH0822589A (ja) | エレベーターの遠隔監視装置 | |
| JPH11306467A (ja) | エレベータの監視装置 | |
| JPH04277183A (ja) | エレベータの異常報知装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |