JP2001357205A - 障害対処システム、障害対処方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

障害対処システム、障害対処方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2001357205A
JP2001357205A JP2000174519A JP2000174519A JP2001357205A JP 2001357205 A JP2001357205 A JP 2001357205A JP 2000174519 A JP2000174519 A JP 2000174519A JP 2000174519 A JP2000174519 A JP 2000174519A JP 2001357205 A JP2001357205 A JP 2001357205A
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Japan
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valuable
repair
valuable medium
counting
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Katsuyoshi Mori
克好 森
Takeshi Fujimoto
武 藤本
Isamu Kato
勇 加藤
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Sohgo Security Services Co Ltd
Original Assignee
Sohgo Security Services Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ATMのような有価媒体取扱機の障害に対処
する場合に、現場への警送隊員の移動時間、警送隊員に
よる作業時間、現場から現金センタに至る帰社時間を効
率良くリアルタイムで管理すること。 【解決手段】 監視センタ140にタイマA〜Cを設
け、タイマAがタイムアップした場合には、現金センタ
130からATM110に向かう間で不測の事態が生じ
たおそれがある旨を表示し、タイマBがタイムアップし
た場合には、必要以上に作業時間を要している旨を表示
し、タイマCがタイムアップした場合には、現金センタ
130への移動中に不測の事態が生じたおそれがある旨
を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、現金、小切手、
商品券、その他の有価証券などのような有価媒体の預け
払いを無人でおこなう有価媒体取扱機の障害に対処する
障害対処システム、障害対処方法、およびその方法をコ
ンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、コンビニエンスストアなどの店舗
(監視エリア)内に現金自動預け払い機(ATM)など
の有価媒体取扱機が多数配設されてきたため、このAT
Mの障害にいかに対処するかが重要な事項となってい
る。
【0003】このため、従来の機械警備システムでは、
ATMなどに障害が発生すると、現金センタに待機して
いる警送隊員(保守員)が当該場所に急行して修復作業
をおこない、修復作業を終えた時点で警送隊員が現金セ
ンタに戻ることとしている。
【0004】ただし、監視センタが異常を検知してから
警送隊員が現場に到着するまでの時間については法規制
により定められているので、この監視センタでは、携帯
電話などを用いた警送隊員からの通報に基づいてこの時
間を管理している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の機械警備システムによれば、監視センタが異常を
検知してから警送隊員が現場に到着するまでの時間をリ
アルタイムに管理することができないので、かかる警送
隊員に不測の事態が生じたような場合に手遅れになる可
能性がある。
【0006】また、警送隊員による現場での作業が長引
いたような場合には、該警送隊員が監視センタに電話連
絡しなければ、監視センタ側で状況を的確に把握するこ
とができず、応援の派遣などに遅れが生ずる。
【0007】さらに、現場での作業終了後に警送隊員に
不測の事態が生じた場合には、かかる状況を監視センタ
側で把握することができないので、かかるトラブルに対
処することができない。
【0008】特に、ATMのような現金を取り扱う機器
の障害に対処する場合には、該ATM内の現金を警送隊
員が運搬することが多く、この警送隊員には、襲撃など
のリスクが常につきまとうので、これらのトラブルにい
かに迅速かつ効率良く対処するかが極めて重要な課題と
なっている。
【0009】この発明は、上述した従来技術による問題
点(課題)を解消するためになされたものであり、AT
Mのような有価媒体取扱機の障害に対処する場合に、現
場への警送隊員の移動時間、警送隊員による作業時間、
現場から現金センタに至る帰社時間を効率良くリアルタ
イムで管理し、もって警送隊員の移動を含めた障害対処
を効率良くおこなうことができる障害対処システム、障
害対処方法、およびその方法をコンピュータに実行させ
るプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
録媒体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1の発明に係る障害対処シ
ステムは、利用者に対する有価媒体の取り扱いサービス
をおこなう有価媒体取扱機と、前記有価媒体取扱機を監
視する少なくとも表示部を有する監視センタと、前記有
価媒体取扱機の有価媒体を管理する有価媒体管理センタ
とを所定の通信手段を介して連接し、前記有価媒体取扱
機に障害が生じた際に前記有価媒体管理センタから前記
有価媒体取扱機に保守員を派遣する障害対処システムに
おいて、前記有価媒体取扱機は、障害が発生した際に、
前記通信手段を介して前記監視センタに障害発生通知を
おこなう障害発生通知手段を備え、前記監視センタは、
前記有価媒体取扱機から受け付けた障害発生通知に応答
して計数を開始する第1の計数手段と、前記第1の計数
手段による計数値が所定の値に達した際に、前記有価媒
体管理センタから有価媒体取扱機に保守員が至る間に不
測の事態が発生した旨を前記表示部に表示制御する第1
の表示制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】この請求項1の発明によれば、有価媒体取
扱機に障害が発生した際に、通信手段を介して監視セン
タに障害発生通知をおこない、監視センタが、有価媒体
取扱機から受け付けた障害発生通知に応答して第1の計
数手段の計数を開始するとともに、この第1の計数手段
による計数値が所定の値に達した際に、有価媒体管理セ
ンタから有価媒体取扱機に保守員が至る間に障害が発生
した旨を表示部に表示制御することとしたので、有価媒
体管理センタから有価媒体取扱機に保守員が至る間に不
測の事態が発生した旨を管理センタでリアルタイムに把
握することができる。
【0012】また、請求項2の発明に係る障害対処シス
テムは、請求項1の発明において、前記監視センタは、
前記有価媒体取扱機から受け付けた障害発生通知を前記
有価媒体管理センタに転送する転送手段をさらに備え、
前記有価媒体管理センタは、前記監視センタから受け付
けた障害発生通知に応答して前記有価媒体取扱機に保守
員を派遣することを特徴とする。
【0013】この請求項2の発明によれば、監視センタ
が、有価媒体取扱機から受け付けた障害発生通知を有価
媒体管理センタに転送し、有価媒体管理センタは、監視
センタから受け付けた障害発生通知に応答して有価媒体
取扱機に保守員を派遣することとしたので、障害発生に
応答して迅速に保守員を派遣することができる。
【0014】また、請求項3の発明に係る障害対処シス
テムは、請求項1〜2の発明において、前記有価媒体取
扱機は、前記保守員による修理に先だって、前記通信手
段を介して前記監視センタに修理開始通知をおこなう修
理開始通知手段をさらに備え、前記監視センタは、前記
有価媒体取扱機から受け付けた修理開始通知に応答して
計数を開始する第2の計数手段と、前記第2の計数手段
による計数値が所定の値に達した際に、前記修理に時間
を要している旨を前記表示部に表示制御する第2の表示
制御手段と、をさらに備えたことを特徴とする。
【0015】この請求項3の発明によれば、有価媒体取
扱機が、保守員による修理に先だって、通信手段を介し
て監視センタに修理開始通知をおこない、監視センタ
が、有価媒体取扱機から受け付けた修理開始通知に応答
して第2の計数手段の計数を開始し、第2の計数手段に
よる計数値が所定の値に達した際に、修理に時間を要し
ている旨を表示部に表示制御することとしたので、管理
センタにおいて修理状況を的確に把握することができ
る。
【0016】また、請求項4の発明に係る障害対処シス
テムは、利用者に対する有価媒体の取り扱いサービスを
おこなう有価媒体取扱機と、前記有価媒体取扱機を監視
する少なくとも表示部を有する監視センタと、前記有価
媒体取扱機の有価媒体を管理する有価媒体管理センタと
を所定の通信手段を介して連接し、前記有価媒体取扱機
に障害が生じた際に前記有価媒体管理センタから前記有
価媒体取扱機に保守員を派遣する障害対処システムにお
いて、前記有価媒体取扱機は、前記保守員による修理に
先だって、前記通信手段を介して前記監視センタに修理
開始通知をおこなう修理開始通知手段を備え、前記監視
センタは、前記有価媒体取扱機から受け付けた修理開始
通知に応答して計数を開始する第2の計数手段と、前記
第2の計数手段による計数値が所定の値に達した際に、
前記修理に時間を要している旨を前記表示部に表示制御
する第2の表示制御手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0017】この請求項4の発明によれば、有価媒体取
扱機が、保守員による修理に先だって、通信手段を介し
て監視センタに修理開始通知をおこない、監視センタ
が、有価媒体取扱機から受け付けた修理開始通知に応答
して第2の計数手段の計数を開始し、第2の計数手段に
よる計数値が所定の値に達した際に、修理に時間を要し
ている旨を表示部に表示制御することとしたので、管理
センタにおいて修理状況を的確に把握することができ
る。
【0018】また、請求項5の発明に係る障害対処シス
テムは、請求項1〜4の発明において、前記有価媒体取
扱機は、前記保守員による修理の終了時に前記通信手段
を介して前記監視センタに修理終了通知をおこなう修理
終了通知手段をさらに備え、前記監視センタは、前記有
価媒体取扱機から受け付けた修理終了通知に応答して計
数を開始する第3の計数手段と、前記第3の計数手段に
よる計数値が所定の値に達した際に、前記保守員の移動
中に不測の事態が生じたおそれがある旨を前記表示部に
表示制御する第3の表示制御手段と、をさらに備えたこ
とを特徴とする。
【0019】この請求項5の発明によれば、有価媒体取
扱機が、保守員による修理の終了時に通信手段を介して
監視センタに修理終了通知をおこない、監視センタが、
有価媒体取扱機から受け付けた修理終了通知に応答して
第3の計数手段の計数を開始し、この第3の計数手段に
よる計数値が所定の値に達した際に、保守員の移動中に
不測の事態が生じたおそれがある旨を表示部に表示制御
することとしたので、管理センタにおいて保守員の移動
中に不測の事態が生じたおそれがあるか否かを的確に把
握することができる。
【0020】また、請求項6の発明に係る障害対処シス
テムは、利用者に対する有価媒体の取り扱いサービスを
おこなう有価媒体取扱機と、前記有価媒体取扱機を監視
する少なくとも表示部を有する監視センタと、前記有価
媒体取扱機の有価媒体を管理する有価媒体管理センタと
を所定の通信手段を介して連接し、前記有価媒体取扱機
に障害が生じた際に前記有価媒体管理センタから前記有
価媒体取扱機に保守員を派遣する障害対処システムにお
いて、前記有価媒体取扱機は、前記保守員による修理の
終了時に前記通信手段を介して前記監視センタに修理終
了通知をおこなう修理終了通知手段を備え、前記監視セ
ンタは、前記有価媒体取扱機から受け付けた修理終了通
知に応答して計数を開始する第3の計数手段と、前記第
3の計数手段による計数値が所定の値に達した際に、前
記保守員の移動中に不測の事態が生じたおそれがある旨
を前記表示部に表示制御する第3の表示制御手段と、を
備えたことを特徴とする。
【0021】この請求項6の発明によれば、有価媒体取
扱機が、保守員による修理の終了時に通信手段を介して
監視センタに修理終了通知をおこない、監視センタが、
有価媒体取扱機から受け付けた修理終了通知に応答して
第3の計数手段の計数を開始し、この第3の計数手段に
よる計数値が所定の値に達した際に、保守員の移動中に
不測の事態が生じたおそれがある旨を表示部に表示制御
することとしたので、管理センタにおいて保守員の移動
中に不測の事態が生じたおそれがあるか否かを的確に把
握することができる。
【0022】また、請求項7の発明に係る障害対処シス
テムは、請求項3〜5の発明において、前記第2の表示
制御手段は、前記有価媒体取扱機若しくはその周辺に配
設された撮像装置が撮像した画像または映像を取得して
前記表示部に表示制御することを特徴とする。
【0023】この請求項7の発明によれば、第2の計数
手段がタイムアップした際に、有価媒体取扱機若しくは
その周辺に配設された撮像装置が撮像した画像または映
像を取得して表示部に表示制御することとしたので、作
業状況をより適切に把握することができる。
【0024】また、請求項8の発明に係る障害対処シス
テムは、請求項3〜5、7の発明において、前記第2の
表示制御手段は、前記第2の計数手段による計数値が、
障害の種類に対応する所定の値に達した際に、前記修理
に時間を要している旨を前記表示部に表示制御すること
を特徴とする。
【0025】この請求項8の発明によれば、第2の計数
手段による計数値が、障害の種類に対応する所定の値に
達した際に、修理に時間を要している旨を表示部に表示
制御することとしたので、障害の種類を考慮して修理に
必要以上の時間を要しているか否かを適切に表示するこ
とができる。
【0026】また、請求項9の発明に係る障害対処方法
は、利用者に対する有価媒体の取り扱いサービスをおこ
なう有価媒体取扱機と、前記有価媒体取扱機を監視する
少なくとも表示部を有する監視センタと、前記有価媒体
取扱機の有価媒体を管理する有価媒体管理センタとを所
定の通信手段を介して連接し、前記有価媒体取扱機に障
害が生じた際に前記有価媒体管理センタから前記有価媒
体取扱機に保守員を派遣する障害対処方法において、前
記有価媒体取扱機に障害が発生した際に、前記通信手段
を介して前記監視センタに障害発生通知をおこなう障害
発生通知工程と、前記監視センタが前記有価媒体取扱機
から受け付けた障害発生通知に応答して第1の計数部の
計数を開始する第1の計数工程と、前記第1の計数部に
よる計数値が所定の値に達した際に、前記有価媒体管理
センタから有価媒体取扱機に保守員が至る間に障害が発
生した旨を前記表示部に表示制御する第1の表示制御工
程と、を含んだことを特徴とする。
【0027】この請求項9の発明によれば、有価媒体取
扱機に障害が発生した際に、通信手段を介して監視セン
タに障害発生通知をおこない、監視センタが、有価媒体
取扱機から受け付けた障害発生通知に応答して第1の計
数部の計数を開始するとともに、この第1の計数部によ
る計数値が所定の値に達した際に、有価媒体管理センタ
から有価媒体取扱機に保守員が至る間に障害が発生した
旨を表示部に表示制御することとしたので、有価媒体管
理センタから有価媒体取扱機に保守員が至る間に不測の
事態が発生した旨を管理センタでリアルタイムに把握す
ることができる。
【0028】また、請求項10の発明に係る障害対処方
法は、請求項9の発明において、前記監視センタが前記
有価媒体取扱機から受け付けた障害発生通知を前記有価
媒体管理センタに転送する転送工程をさらに含み、前記
有価媒体管理センタが前記監視センタから受け付けた障
害発生通知に応答して前記有価媒体取扱機に保守員を派
遣することを特徴とする。
【0029】この請求項10の発明によれば、監視セン
タが、有価媒体取扱機から受け付けた障害発生通知を有
価媒体管理センタに転送し、有価媒体管理センタは、監
視センタから受け付けた障害発生通知に応答して有価媒
体取扱機に保守員を派遣することとしたので、障害発生
に応答して迅速に保守員を派遣することができる。
【0030】また、請求項11の発明に係る障害対処方
法は、請求項9〜10の発明において、前記有価媒体取
扱機が、前記保守員による修理に先だって、前記通信手
段を介して前記監視センタに修理開始通知をおこなう修
理開始通知工程と、前記監視センタが、前記有価媒体取
扱機から受け付けた修理開始通知に応答して第2の計数
部の計数を開始する第2の計数工程と、前記第2の計数
部による計数値が所定の値に達した際に、前記修理に時
間を要している旨を前記表示部に表示制御する第2の表
示制御工程と、をさらに含んだことを特徴とする。
【0031】この請求項11の発明によれば、有価媒体
取扱機が、保守員による修理に先だって、通信手段を介
して監視センタに修理開始通知をおこない、監視センタ
が、有価媒体取扱機から受け付けた修理開始通知に応答
して第2の計数部の計数を開始し、第2の計数部による
計数値が所定の値に達した際に、修理に時間を要してい
る旨を表示部に表示制御することとしたので、管理セン
タにおいて修理状況を的確に把握することができる。
【0032】また、請求項12の発明に係る障害対処方
法は、利用者に対する有価媒体の取り扱いサービスをお
こなう有価媒体取扱機と、前記有価媒体取扱機を監視す
る少なくとも表示部を有する監視センタと、前記有価媒
体取扱機の有価媒体を管理する有価媒体管理センタとを
所定の通信手段を介して連接し、前記有価媒体取扱機に
障害が生じた際に前記有価媒体管理センタから前記有価
媒体取扱機に保守員を派遣する障害対処方法において、
前記有価媒体取扱機が、前記保守員による修理に先だっ
て、前記通信手段を介して前記監視センタに修理開始通
知をおこなう修理開始通知工程と、前記監視センタが、
前記有価媒体取扱機から受け付けた修理開始通知に応答
して第2の計数部の計数を開始する第2の計数工程と、
前記第2の計数部による計数値が所定の値に達した際
に、前記修理に時間を要している旨を前記表示部に表示
制御する第2の表示制御工程と、を含んだことを特徴と
する。
【0033】この請求項12の発明によれば、有価媒体
取扱機が、保守員による修理に先だって、通信手段を介
して監視センタに修理開始通知をおこない、監視センタ
が、有価媒体取扱機から受け付けた修理開始通知に応答
して第2の計数部の計数を開始し、第2の計数部による
計数値が所定の値に達した際に、修理に時間を要してい
る旨を表示部に表示制御することとしたので、管理セン
タにおいて修理状況を的確に把握することができる。
【0034】また、請求項13の発明に係る障害対処方
法は、請求項9〜12の発明において、前記有価媒体取
扱機が、前記保守員による修理の終了時に前記通信手段
を介して前記監視センタに修理終了通知をおこなう修理
終了通知工程と、前記監視センタが、前記有価媒体取扱
機から受け付けた修理終了通知に応答して第3の計数部
の計数を開始する第3の計数工程と、前記第3の計数部
による計数値が所定の値に達した際に、前記保守員の移
動中に不測の事態が生じたおそれがある旨を前記表示部
に表示制御する第3の表示制御工程と、をさらに含んだ
ことを特徴とする。
【0035】この請求項13の発明によれば、有価媒体
取扱機が、保守員による修理の終了時に通信手段を介し
て監視センタに修理終了通知をおこない、監視センタ
が、有価媒体取扱機から受け付けた修理終了通知に応答
して第3の計数部の計数を開始し、この第3の計数部に
よる計数値が所定の値に達した際に、保守員の移動中に
不測の事態が生じたおそれがある旨を表示部に表示制御
することとしたので、管理センタにおいて保守員の移動
中に不測の事態が生じたおそれがあるか否かを的確に把
握することができる。
【0036】また、請求項14の発明に係る障害対処方
法は、利用者に対する有価媒体の取り扱いサービスをお
こなう有価媒体取扱機と、前記有価媒体取扱機を監視す
る少なくとも表示部を有する監視センタと、前記有価媒
体取扱機の有価媒体を管理する有価媒体管理センタとを
所定の通信手段を介して連接し、前記有価媒体取扱機に
障害が生じた際に前記有価媒体管理センタから前記有価
媒体取扱機に保守員を派遣する障害対処方法において、
前記有価媒体取扱機が、前記保守員による修理の終了時
に前記通信手段を介して前記監視センタに修理終了通知
をおこなう修理終了通知工程と、前記監視センタが、前
記有価媒体取扱機から受け付けた修理終了通知に応答し
て第3の計数部の計数を開始する第3の計数工程と、前
記第3の計数部による計数値が所定の値に達した際に、
前記保守員の移動中に不測の事態が生じたおそれがある
旨を前記表示部に表示制御する第3の表示制御工程と、
を含んだことを特徴とする。
【0037】この請求項14の発明によれば、有価媒体
取扱機が、保守員による修理の終了時に通信手段を介し
て監視センタに修理終了通知をおこない、監視センタ
が、有価媒体取扱機から受け付けた修理終了通知に応答
して第3の計数部の計数を開始し、この第3の計数部に
よる計数値が所定の値に達した際に、保守員の移動中に
不測の事態が生じたおそれがある旨を表示部に表示制御
することとしたので、管理センタにおいて保守員の移動
中に不測の事態が生じたおそれがあるか否かを的確に把
握することができる。
【0038】また、請求項15の発明に係る障害対処方
法は、請求項11〜13の発明において、前記第2の表
示制御工程は、前記有価媒体取扱機若しくはその周辺に
配設された撮像装置が撮像した画像または映像を取得し
て前記表示部に表示制御することを特徴とする。
【0039】この請求項15の発明によれば、第2の計
数部がタイムアップした際に、有価媒体取扱機若しくは
その周辺に配設された撮像装置が撮像した画像または映
像を取得して表示部に表示制御することとしたので、作
業状況をより適切に把握することができる。
【0040】また、請求項16の発明に係る障害対処方
法は、請求項11〜13、15の発明において、前記第
2の表示制御工程は、前記第2の計数部による計数値
が、障害の種類に対応する所定の値に達した際に、前記
修理に時間を要している旨を前記表示部に表示制御する
ことを特徴とする。
【0041】この請求項16の発明によれば、第2の計
数手段による計数値が、障害の種類に対応する所定の値
に達した際に、修理に時間を要している旨を表示部に表
示制御することとしたので、障害の種類を考慮して修理
に必要以上の時間を要しているか否かを適切に表示する
ことができる。
【0042】また、請求項17の発明に係る記録媒体
は、請求項9〜16のいずれか一つに記載された方法を
コンピュータに実行させるプログラムを記録したこと
で、そのプログラムを機械読み取り可能となり、これに
よって、請求項9〜16のいずれか一つの動作をコンピ
ュータによって実現することができる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係る障害対処システム、障害対処方法、およびそ
の方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体の好適な実施の
形態を詳細に説明する。なお、本実施の形態では、本発
明をATMに適用した場合を示すこととする。
【0044】(実施の形態1)図1は、本実施の形態1
に係る障害対処システムのシステム構成を示す機能ブロ
ック図である。同図に示すように、この障害対処システ
ムは、コンビニエンスストア100内に配設されたAT
M110と、現金センタ130と、監視センタ140と
を公衆回線網120を介して連接した構成となる。
【0045】ATM110は、利用者に対して現金の預
け入れおよび引き出しのサービスを提供する端末装置で
あり、利用者が入力操作をおこなうための操作パネル1
11と、磁気カードやICカードなどからデータを読み
取るカードリーダ部112とを有する。この操作パネル
111は、表示パネルを兼用している。なお、本発明と
直接関連しない各部の説明はここでは省略する。
【0046】このATM110は、カード詰まりや現金
詰まりなどの障害が発生した場合に、監視センタ140
に対して障害信号を送信する。また、このATM110
には各種防犯センサが設けられており、たとえば、現金
が収納されている部分を無理矢理こじ開けようとした場
合には、監視センタ140に対して障害信号を送信す
る。
【0047】また、警送隊員(保守員)が、このATM
110の保守をおこなう際には、操作パネル111から
保守員専用のパスワードを入力するとともに、カードリ
ーダ部112に保守専用のカードを挿入して修理開始登
録をおこなう。かかる修理開始登録がなされると、AT
M110は、監視センタ140に対してカード情報およ
び装置IDおよび開始信号を送信する。
【0048】なお、かかる修理開始登録をおこなわない
と、たとえ正規の鍵を用いてATM110の扉を開けた
としても、該扉を無理にこじあけた場合と同様に障害通
知がなされる。このように、かかるATM110は、保
守員によって所定の修理開始登録をおこなわねば、修理
作業をおこなえない機構を採用している。
【0049】また、保守員が、このATM110の保守
作業を終了したならば、この修理開始登録と同様にして
修理終了登録をおこなう。この場合にも、カード情報、
装置IDおよび終了信号が監視センタ140に送信され
ることになる。
【0050】現金センタ130は、各コンビニエンスス
トア100に配設されたATM110の現金を保管する
機関に配設された端末装置であり、ここには警送隊員
(保守員)が常駐している。そして、この現金センタ1
30が監視センタ140から装置IDを受信した場合に
は、警送隊員(保守員)を該当ATM110に派遣す
る。
【0051】監視センタ140は、各コンビニエンスス
トア100に配設されたATM110の管理だけでな
く、現金センタ130から派遣された警送隊員の移動状
態をも管理するセンタ機関の端末装置である。
【0052】この監視センタ140は、公衆回線網12
0を介した信号の送受信をおこなう信号送受信部141
と、ディスプレイ装置などの表示デバイスである表示部
142と、タイマA〜Cと、制御部143とを有する。
【0053】タイマAは、ATM110から障害通知を
受け付けた際に計時を開始するタイマであり、タイマB
は、ATM110から修理開始登録を受け付けた際に計
時を開始するタイマであり、タイマCは、ATM110
から修理終了登録を受け付けた際に計時を開始するタイ
マである。
【0054】すなわち、このタイマAは、警送隊員が現
金センタ130からATM110に向かう間で不測の事
態が生じたおそれがあるか否かを判定するためのもので
ある。そして、このタイマAには、現金センタ130を
出発してからATM110に到着するまでに十分な時間
(たとえば25分)が設定され、時間の経過とともにこ
の時間がデクリメントされる。なお、このタイマAの計
数は、修理開始登録を受け付けた時点で停止する。
【0055】また、タイマBは、必要以上に作業時間を
要しているか否かを判定するためのものであり、このタ
イマBには、ATM110を修理するのに十分な時間
(たとえば60分)が設定され、時間の経過とともにこ
の時間がデクリメントされる。なお、このタイマBの計
数は、修理終了登録を受け付けた時点で停止する。
【0056】また、タイマCは、警送隊員が作業を終了
して現金センタ130に帰社する間で不測の事態が生じ
たおそれがあるか否かを判定するためのものであり、こ
のタイマCには、作業を終了して帰社するのに十分な時
間(たとえば25分)が設定され、時間の経過とともに
この時間がデクリメントされる。なお、このタイマCの
計数は、現金センタ130から完了信号を受信した時点
で停止する。
【0057】制御部143は、監視センタ140の全体
制御をおこなうとともに、タイマA〜Cの各計数値を監
視し、その計数値を表示部142に表示制御する。そし
て、タイマA、BまたはCの計数値が零となった場合に
は、表示部142上にそれぞれ所定の表示をおこなう。
【0058】具体的には、タイマAがタイムアップした
場合には、「警送隊員が現金センタ130からATM1
10に向かう間で不測の事態が生じたおそれがある」旨
を表示する。また、タイマBがタイムアップした場合に
は、「必要以上に作業時間を要している」旨を表示す
る。さらに、タイマCがタイムアップした場合には、
「警送隊員が作業を終了して現金センタ130に帰社す
る間で不測の事態が生じたおそれがある」旨を表示す
る。
【0059】次に、図1に示したATM110、現金セ
ンタ130および監視センタ140の処理手順について
説明する。図2は、図1に示したATM110、現金セ
ンタ130および監視センタ140の処理手順を示すフ
ローチャートである。ただし、説明の便宜上、監視セン
タ140におけるタイマA〜Cの計数開始後の処理につ
いては後述する。
【0060】図2に示すように、ATM110が自装置
における障害発生を検知したならば(ステップS20
1)、監視センタ140に対して障害信号および装置I
Dを送信する(ステップS202)。
【0061】そして、監視センタ140が、この障害信
号および装置IDを受信したならば(ステップS20
3)、装置IDを現金センタ130に転送して警送隊員
(保守員)の派遣を要請するとともに(ステップS20
4)、タイマAの計数を開始する(ステップS20
5)。
【0062】その後、現金センタ130が装置IDの受
信に応答して保守員を派遣し(ステップS206〜S2
07)、該保守員がATM110に到着すると(ステッ
プS208)、保守員は修理開始登録をおこなう(ステ
ップS209)。具体的には、操作パネル111から保
守員専用のパスワードを入力するとともに、カードリー
ダ部112に保守専用のカードを挿入する。この修理開
始登録がなされると、ATM110は、監視センタ14
0に対して、カード情報、装置ID、開始信号を送信す
る(ステップS210)。
【0063】そして、監視センタ140が、このカード
情報、装置ID、開始信号を受信すると(ステップS2
11)、タイマAの計数を停止した後(ステップS21
2)、ATM110に対して許可信号を送信する(ステ
ップS213)。なお、このタイマAの計数停止時点で
タイムアップしていない(残り時間がある)場合には、
ATM110への移動時に不測の事態は生じていないこ
とになる。
【0064】そして、ATM110が許可信号を受信し
たならば(ステップS215)、保守員は修理作業をお
こない(ステップS216)、この修理作業を終了した
ならば修理終了登録をおこなう(ステップS217)。
この修理終了登録に応答して、ATM110は、カード
情報、装置ID、終了信号を監視センタ140に送信す
る(ステップS218)。
【0065】そして、監視センタ140が、カード情
報、装置ID、終了信号を受信したならば(ステップS
219)、タイマBの計数を停止した後(ステップS2
20)、タイマCの計数を開始する(ステップS22
1)。なお、このタイマBの計数停止時点でタイムアッ
プしていない(残り時間がある)場合には、ATM11
0の修理作業に必要以上の時間を要していないことにな
る。
【0066】その後、保守員が現金センタ130に帰社
した時点で、該現金センタ130は監視センタ140に
対して完了信号を送信する(ステップS222)。この
完了信号を受け付けた監視センタ140は、タイマCの
計数を停止する(ステップS223)。なお、このタイ
マCの計数停止時点でタイムアップしていない(残り時
間がある)場合には、保守員がATM110から現金セ
ンタ130に帰社する過程で不測の事態が生じていない
ことになる。
【0067】次に、図1に示した監視センタ140の制
御部143によるタイマAの監視処理手順について説明
する。図3は、図1に示した監視センタ140の制御部
143によるタイマAの監視処理手順を示すフローチャ
ートである。なお、ここでは説明の便宜上、タイマAの
計数が正常に停止された場合の説明を省略する。
【0068】図3に示すように、監視センタ140の制
御部143は、タイマAにたとえば25分を設定し(ス
テップS301)、ATM110から障害信号を受信し
た時点でタイマAの計数を開始する(ステップS30
2)。そして、所定時間ごとにタイマAの値をデクリメ
ントする(ステップS303)。
【0069】そして、タイマAの残り時間がなくなりタ
イムアップした場合には(ステップS304肯定)、現
金センタ130からATM110に向かう間で不測の事
態が生じたおそれがある旨を表示するとともに(ステッ
プS305)、係員に通報する(ステップS306)。
なお、すでに説明したように、ATM110から修理開
始登録を受け付けた場合には、その時点でタイマAの計
数を停止する。
【0070】次に、図1に示した監視センタ140の制
御部143によるタイマBの監視処理手順について説明
する。図4は、図1に示した監視センタ140の制御部
143によるタイマBの監視処理手順を示すフローチャ
ートである。なお、ここでは説明の便宜上、タイマBの
計数が正常に停止された場合の説明を省略する。
【0071】図4に示すように、監視センタ140の制
御部143は、タイマBにたとえば60分を設定し(ス
テップS401)、ATM110から修理開始登録を受
信した時点でタイマBの計数を開始する(ステップS4
02)。そして、所定時間ごとにタイマBの値をデクリ
メントする(ステップS403)。
【0072】そして、タイマBの残り時間がなくなりタ
イムアップした場合には(ステップS404肯定)、必
要以上に作業時間を要している旨を表示するとともに
(ステップS405)、係員に通報する(ステップS4
06)。なお、すでに説明したように、ATM110か
ら修理終了登録を受け付けた場合には、その時点でタイ
マBの計数を停止する。
【0073】次に、図1に示した監視センタ140の制
御部143によるタイマCの監視処理手順について説明
する。図5は、図1に示した監視センタ140の制御部
143によるタイマCの監視処理手順を示すフローチャ
ートである。なお、ここでは説明の便宜上、タイマCの
計数が正常に停止された場合の説明を省略する。
【0074】図5に示すように、監視センタ140の制
御部143は、タイマCにたとえば25分を設定し(ス
テップS501)、ATM110から修理終了登録を受
信した時点でタイマCの計数を開始する(ステップS5
02)。そして、所定時間ごとにタイマCの値をデクリ
メントする(ステップS503)。
【0075】そして、タイマCの残り時間がなくなりタ
イムアップした場合には(ステップS504肯定)、現
金センタ130への移動中に不測の事態が生じたおそれ
がある旨を表示するとともに(ステップS505)、係
員に通報する(ステップS506)。なお、すでに説明
したように、現金センタ130から完了信号を受け付け
た場合には、その時点でタイマCの計数を停止する。
【0076】上述してきたように、本実施の形態1で
は、監視センタ140にタイマA〜Cを設け、タイマA
がタイムアップした場合には、現金センタ130からA
TM110に向かう間で不測の事態が生じたおそれがあ
る旨を表示し、タイマBがタイムアップした場合には、
必要以上に作業時間を要している旨を表示し、タイマC
がタイムアップした場合には、現金センタ130への移
動中に不測の事態が生じたおそれがある旨を表示するよ
う構成したので、ATM110への保守員の移動中、作
業中、現金センタ130への保守員の移動中に不測の事
態が生じたおそれがある旨を監視センタ140で把握す
ることができる。
【0077】(実施の形態2)ところで、上記実施の形
態1では、必要以上に作業時間を要している場合に、そ
の旨を単に表示部142上に表示する場合を示したが、
カメラで撮像したデータを表示部142に表示すること
もできる。そこで、本実施の形態2では、必要以上に作
業時間を要している場合に、その状況を装置カメラまた
は店内カメラで撮影して監視センタ140上で表示する
場合について説明する。
【0078】図6は、本実施の形態2に係る障害対処シ
ステムのシステム構成を示す機能ブロック図である。同
図に示すように、この障害対処システムは、上記実施の
形態1で示した障害対処システムと同様に、ATM11
0、監視センタ140および現金センタ130からな
る。
【0079】また、このATM110、監視センタ14
0および現金センタ130の構成は、ほぼ実施の形態1
のものと同様になるが、ATM110が装置カメラ60
2を有し、またコンビニエンスストア600内に店内カ
メラ601が配設されている点が異なる。なお、この店
内カメラ601および装置カメラ602は、静止画また
は動画のいずれを撮像するものであっても構わない。
【0080】次に、図6に示した監視センタ140の制
御部143によるタイマBの監視処理手順について説明
する。図7は、図6に示した監視センタ140の制御部
143によるタイマBの監視処理手順を示すフローチャ
ートである。なお、ここでは説明の便宜上、タイマBの
計数が正常に停止された場合の説明を省略する。
【0081】図7に示すように、監視センタ140の制
御部143は、タイマBにたとえば60分を設定し(ス
テップS701)、ATM110から修理開始登録を受
信した時点でタイマBの計数を開始する(ステップS7
02)。そして、所定時間ごとにタイマBの値をデクリ
メントする(ステップS703)。
【0082】そして、タイマBの残り時間がなくなりタ
イムアップした場合には(ステップS704肯定)、必
要以上に作業時間を要している旨を表示するとともに
(ステップS705)、店内カメラ601および装置カ
メラ602で撮像した画像をATM110から取得し
(ステップS706)、該取得した画像を表示部142
に表示するとともに、係員に通報する(ステップS70
8)。なお、ATM110から修理終了登録を受け付け
た場合には、その時点でタイマBの計数を停止する。
【0083】上述してきたように、本実施の形態2で
は、必要以上に作業時間を要している場合に、その状況
を装置カメラ602または店内カメラ601で撮影して
監視センタ140の表示部142上に表示するよう構成
したので、監視センタ140が作業の遅延状況をより適
切に把握することができる。
【0084】(実施の形態3)ところで、上記実施の形
態1および2では、タイマBの時間設定をたとえば60
分と固定する場合を示したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、タイマBの時間設定を可変にすること
もできる。そこで、本実施の形態3では、タイマBの時
間設定を可変にする場合について説明する。
【0085】すでに説明したように、図1および図6に
示したタイマBは、「必要以上に作業時間を要している
か否か」を判定するためのタイマであるので、障害内容
に対応した作業時間を設定する必要がある。
【0086】具体的には、かかる障害としては、現金詰
まり、カード詰まりまたは機器故障などが考えられる
が、これらの障害は、それぞれ修理の仕方も違えば難易
度も相違する。すなわち、障害の種類によってその修理
に要する時間が異なる。
【0087】そこで、本実施の形態3では、図2のステ
ップS202においてATM110が送信する「障害信
号」を障害の種類ごとに変えるとともに、監視センタ1
40は、この障害信号の種類に応じて図4のステップS
401に示したタイマBの設定時間を変えることとす
る。これにより、作業が遅延しているにもかかわらず
「必要以上に作業時間を要していない」と誤判定される
ケースや、逆に作業時間が適正であるにもかかわらず
「必要以上に作業時間を要している」と誤判定されるケ
ースを抑制することができる。
【0088】なお、本実施の形態1〜3では、コンビニ
エンスストアに配設されたATMの障害対処をおこなう
場合について説明したが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、他の有価媒体取扱機についても同様に適用
できる。
【0089】また、本実施の形態1〜3では、タイマ
A,B,Cにそれぞれ設定した値を順次デクリメント
し、カウント値が零となった時点でタイムアップするこ
ととしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、
タイマA,B,Cを零から順次カウントアップして、そ
れぞれ所定の値となった時点でタイムアップとすること
もできる。
【0090】さらに、本実施の形態1〜3では、本発明
を有価媒体取扱機に適用する場合を示したが、本発明は
これに限定されるものではなく、一般的な機械警備シス
テムに適用することもできる。図8は、本発明に係る障
害対処システムを機械警備システムに適用する場合を説
明するための説明図である。
【0091】同図に示す機械警備システムは、監視領域
800と監視センタ900により構成され、これらは通
信回線を介して接続されている。監視領域800には、
各種防犯センサ810が設置されており、警備中に該セ
ンサが侵入者等を検知すると、監視センタ900に警報
を出力する。
【0092】また、監視領域800には、警備切替え装
置820が設置されており、該監視装置800の人間が
たとえばテンキーやカード操作によって警備状態を切替
える。また、警備切替え装置820は、監視センタ90
0の隊員がセンサの故障や定期的な点検のために、監視
領域800に入館するための警備状態の切替え操作をお
こなうことができる。
【0093】この場合は、監視領域800の人間が切替
えたか隊員が切替えたかを区別するために、たとえば隊
員用の暗証番号またはカードを操作する。この警備の切
替えは、通信回線によって監視センタ900に通知され
る。なお、監視センタ900は、監視領域800より警
報を受信すると、該監視領域800に隊員を派遣する。
【0094】上記説明は、周知の機械警備システムの例
であるが、この機械警備システムの場合であっても、前
述したセンサの故障や定期的な点検のために隊員を監視
領域800に派遣する。そして、隊員は、監視領域80
0に到着すると、隊員専用のテンキーまたはカードで監
視センタ900に対して入館登録をおこなう。また、作
業が終了すると退館登録をおこなう。ところが、その道
中または点検中に隊員に不測の事態が生じ得る。
【0095】そこで、機械警備においても、隊員が出発
する時間、入館する時間、退館する時間および到着する
時間を監視センタ900でリアルタイムに管理すること
で、隊員の障害対処をおこなうことができる。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、有価媒体取扱機に障害が発生した際に、通信手
段を介して監視センタに障害発生通知をおこない、監視
センタが、有価媒体取扱機から受け付けた障害発生通知
に応答して第1の計数手段の計数を開始するとともに、
この第1の計数手段による計数値が所定の値に達した際
に、有価媒体管理センタから有価媒体取扱機に保守員が
至る間に障害が発生した旨を表示部に表示制御するよう
構成したので、有価媒体管理センタから有価媒体取扱機
に保守員が至る間に不測の事態が発生した旨を管理セン
タでリアルタイムに把握することが可能な障害対処シス
テムが得られるという効果を奏する。
【0097】また、請求項2の発明によれば、監視セン
タが、有価媒体取扱機から受け付けた障害発生通知を有
価媒体管理センタに転送し、有価媒体管理センタは、監
視センタから受け付けた障害発生通知に応答して有価媒
体取扱機に保守員を派遣するよう構成したので、障害発
生に応答して迅速に保守員を派遣することが可能な障害
対処システムが得られるという効果を奏する。
【0098】また、請求項3または4の発明によれば、
有価媒体取扱機が、保守員による修理に先だって、通信
手段を介して監視センタに修理開始通知をおこない、監
視センタが、有価媒体取扱機から受け付けた修理開始通
知に応答して第2の計数手段の計数を開始し、第2の計
数手段による計数値が所定の値に達した際に、修理に時
間を要している旨を表示部に表示制御するよう構成した
ので、管理センタにおいて修理状況を的確に把握するこ
とが可能な障害対処システムが得られるという効果を奏
する。
【0099】また、請求項5または6の発明によれば、
有価媒体取扱機が、保守員による修理の終了時に通信手
段を介して監視センタに修理終了通知をおこない、監視
センタが、有価媒体取扱機から受け付けた修理終了通知
に応答して第3の計数手段の計数を開始し、この第3の
計数手段による計数値が所定の値に達した際に、保守員
の移動中に不測の事態が生じたおそれがある旨を表示部
に表示制御するよう構成したので、管理センタにおいて
保守員の移動中に不測の事態が生じたおそれがあるか否
かを的確に把握することが可能な障害対処システムが得
られるという効果を奏する。
【0100】また、請求項7の発明によれば、第2の計
数手段がタイムアップした際に、有価媒体取扱機若しく
はその周辺に配設された撮像装置が撮像した画像または
映像を取得して表示部に表示制御するよう構成したの
で、作業状況をより適切に把握することが可能な障害対
処システムが得られるという効果を奏する。
【0101】また、請求項8の発明によれば、第2の計
数手段による計数値が、障害の種類に対応する所定の値
に達した際に、修理に時間を要している旨を表示部に表
示制御するよう構成したので、障害の種類を考慮して修
理に必要以上の時間を要しているか否かを適切に表示す
ることが可能な障害対処システムが得られるという効果
を奏する。
【0102】また、請求項9の発明によれば、有価媒体
取扱機に障害が発生した際に、通信手段を介して監視セ
ンタに障害発生通知をおこない、監視センタが、有価媒
体取扱機から受け付けた障害発生通知に応答して第1の
計数部の計数を開始するとともに、この第1の計数部に
よる計数値が所定の値に達した際に、有価媒体管理セン
タから有価媒体取扱機に保守員が至る間に障害が発生し
た旨を表示部に表示制御するよう構成したので、有価媒
体管理センタから有価媒体取扱機に保守員が至る間に不
測の事態が発生した旨を管理センタでリアルタイムに把
握することが可能な障害対処方法が得られるという効果
を奏する。
【0103】また、請求項10の発明によれば、監視セ
ンタが、有価媒体取扱機から受け付けた障害発生通知を
有価媒体管理センタに転送し、有価媒体管理センタは、
監視センタから受け付けた障害発生通知に応答して有価
媒体取扱機に保守員を派遣するよう構成したので、障害
発生に応答して迅速に保守員を派遣することが可能な障
害対処方法が得られるという効果を奏する。
【0104】また、請求項11または12の発明によれ
ば、有価媒体取扱機が、保守員による修理に先だって、
通信手段を介して監視センタに修理開始通知をおこな
い、監視センタが、有価媒体取扱機から受け付けた修理
開始通知に応答して第2の計数部の計数を開始し、第2
の計数部による計数値が所定の値に達した際に、修理に
時間を要している旨を表示部に表示制御するよう構成し
たので、管理センタにおいて修理状況を的確に把握する
ことが可能な障害対処方法が得られるという効果を奏す
る。
【0105】また、請求項13または14の発明によれ
ば、有価媒体取扱機が、保守員による修理の終了時に通
信手段を介して監視センタに修理終了通知をおこない、
監視センタが、有価媒体取扱機から受け付けた修理終了
通知に応答して第3の計数部の計数を開始し、この第3
の計数部による計数値が所定の値に達した際に、保守員
の移動中に不測の事態が生じたおそれがある旨を表示部
に表示制御するよう構成したので、管理センタにおいて
保守員の移動中に不測の事態が生じたおそれがあるか否
かを的確に把握することが可能な障害対処方法が得られ
るという効果を奏する。
【0106】また、請求項15の発明によれば、第2の
計数部がタイムアップした際に、有価媒体取扱機若しく
はその周辺に配設された撮像装置が撮像した画像または
映像を取得して表示部に表示制御するよう構成したの
で、作業状況をより適切に把握することが可能な障害対
処方法が得られるという効果を奏する。
【0107】また、請求項16の発明によれば、第2の
計数部による計数値が、障害の種類に対応する所定の値
に達した際に、修理に時間を要している旨を表示部に表
示制御するよう構成したので、障害の種類を考慮して修
理に必要以上の時間を要しているか否かを適切に表示す
ることが可能な障害対処方法が得られるという効果を奏
する。
【0108】また、請求項17の発明によれば、請求項
9〜16のいずれか一つに記載された方法をコンピュー
タに実行させるプログラムを記録したことで、そのプロ
グラムを機械読み取り可能となり、これによって、請求
項9〜16のいずれか一つの動作をコンピュータによっ
て実現することが可能な記録媒体が得られるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る障害対処システ
ムのシステム構成を示す機能ブロック図である。
【図2】図1に示したATM、現金センタおよび監視セ
ンタの処理手順を示すフローチャートである。
【図3】図1に示した監視センタの制御部によるタイマ
Aの監視処理手順を示すフローチャートである。
【図4】図1に示した監視センタの制御部によるタイマ
Bの監視処理手順を示すフローチャートである。
【図5】図1に示した監視センタの制御部によるタイマ
Cの監視処理手順を示すフローチャートである。
【図6】本実施の形態2に係る障害対処システムのシス
テム構成を示す機能ブロック図である。
【図7】図6に示した監視センタの制御部によるタイマ
Bの監視処理手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る障害対処システムを機械警備シス
テムに適用する場合を説明するための説明図である。
【符号の説明】
100 コンビニエンスストア 110 ATM 111 操作パネル 112 カードリーダ部 120 公衆回線網 130 現金センタ 140 監視センタ 141 信号送受信部 142 表示部 143 制御部 A,B,C タイマ 600 コンビニエンスストア 601 店内カメラ 602 装置カメラ 800 監視領域 810 センサ 820 警備切替え装置 900 監視センタ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08B 25/08 G08B 25/08 A (72)発明者 加藤 勇 東京都港区元赤坂1丁目6番6号 綜合警 備保障株式会社内 Fターム(参考) 3E040 AA01 BA07 BA18 CA02 CA07 CB04 5B055 BB03 EE07 EE12 JJ05 NA01 NB00 NC00 5C087 AA02 AA03 AA04 AA08 AA19 BB12 BB65 BB74 DD03 DD08 DD49 EE05 EE08 EE16 GG30 GG31 GG35 GG67 GG70 GG83

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者に対する有価媒体の取り扱いサー
    ビスをおこなう有価媒体取扱機と、前記有価媒体取扱機
    を監視する少なくとも表示部を有する監視センタと、前
    記有価媒体取扱機の有価媒体を管理する有価媒体管理セ
    ンタとを所定の通信手段を介して連接し、前記有価媒体
    取扱機に障害が生じた際に前記有価媒体管理センタから
    前記有価媒体取扱機に保守員を派遣する障害対処システ
    ムにおいて、 前記有価媒体取扱機は、障害が発生した際に、前記通信
    手段を介して前記監視センタに障害発生通知をおこなう
    障害発生通知手段を備え、 前記監視センタは、前記有価媒体取扱機から受け付けた
    障害発生通知に応答して計数を開始する第1の計数手段
    と、前記第1の計数手段による計数値が所定の値に達し
    た際に、前記有価媒体管理センタから有価媒体取扱機に
    保守員が至る間に不測の事態が発生した旨を前記表示部
    に表示制御する第1の表示制御手段と、 を備えたことを特徴とする障害対処システム。
  2. 【請求項2】 前記監視センタは、前記有価媒体取扱機
    から受け付けた障害発生通知を前記有価媒体管理センタ
    に転送する転送手段をさらに備え、前記有価媒体管理セ
    ンタは、前記監視センタから受け付けた障害発生通知に
    応答して前記有価媒体取扱機に保守員を派遣することを
    特徴とする請求項1に記載の障害対処システム。
  3. 【請求項3】 前記有価媒体取扱機は、前記保守員によ
    る修理に先だって、前記通信手段を介して前記監視セン
    タに修理開始通知をおこなう修理開始通知手段をさらに
    備え、 前記監視センタは、前記有価媒体取扱機から受け付けた
    修理開始通知に応答して計数を開始する第2の計数手段
    と、前記第2の計数手段による計数値が所定の値に達し
    た際に、前記修理に時間を要している旨を前記表示部に
    表示制御する第2の表示制御手段と、をさらに備えたこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の障害対処シス
    テム。
  4. 【請求項4】 利用者に対する有価媒体の取り扱いサー
    ビスをおこなう有価媒体取扱機と、前記有価媒体取扱機
    を監視する少なくとも表示部を有する監視センタと、前
    記有価媒体取扱機の有価媒体を管理する有価媒体管理セ
    ンタとを所定の通信手段を介して連接し、前記有価媒体
    取扱機に障害が生じた際に前記有価媒体管理センタから
    前記有価媒体取扱機に保守員を派遣する障害対処システ
    ムにおいて、 前記有価媒体取扱機は、前記保守員による修理に先だっ
    て、前記通信手段を介して前記監視センタに修理開始通
    知をおこなう修理開始通知手段を備え、 前記監視センタは、前記有価媒体取扱機から受け付けた
    修理開始通知に応答して計数を開始する第2の計数手段
    と、前記第2の計数手段による計数値が所定の値に達し
    た際に、前記修理に時間を要している旨を前記表示部に
    表示制御する第2の表示制御手段と、を備えたことを特
    徴とする障害対処システム。
  5. 【請求項5】 前記有価媒体取扱機は、前記保守員によ
    る修理の終了時に前記通信手段を介して前記監視センタ
    に修理終了通知をおこなう修理終了通知手段をさらに備
    え、 前記監視センタは、前記有価媒体取扱機から受け付けた
    修理終了通知に応答して計数を開始する第3の計数手段
    と、前記第3の計数手段による計数値が所定の値に達し
    た際に、前記保守員の移動中に不測の事態が生じたおそ
    れがある旨を前記表示部に表示制御する第3の表示制御
    手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜4
    のいずれか1つに記載の障害対処システム。
  6. 【請求項6】 利用者に対する有価媒体の取り扱いサー
    ビスをおこなう有価媒体取扱機と、前記有価媒体取扱機
    を監視する少なくとも表示部を有する監視センタと、前
    記有価媒体取扱機の有価媒体を管理する有価媒体管理セ
    ンタとを所定の通信手段を介して連接し、前記有価媒体
    取扱機に障害が生じた際に前記有価媒体管理センタから
    前記有価媒体取扱機に保守員を派遣する障害対処システ
    ムにおいて、 前記有価媒体取扱機は、前記保守員による修理の終了時
    に前記通信手段を介して前記監視センタに修理終了通知
    をおこなう修理終了通知手段を備え、 前記監視センタは、前記有価媒体取扱機から受け付けた
    修理終了通知に応答して計数を開始する第3の計数手段
    と、前記第3の計数手段による計数値が所定の値に達し
    た際に、前記保守員の移動中に不測の事態が生じたおそ
    れがある旨を前記表示部に表示制御する第3の表示制御
    手段と、を備えたことを特徴とする障害対処システム。
  7. 【請求項7】 前記第2の表示制御手段は、前記有価媒
    体取扱機若しくはその周辺に配設された撮像装置が撮像
    した画像または映像を取得して前記表示部に表示制御す
    ることを特徴とする請求項3、4または5に記載の障害
    対処システム。
  8. 【請求項8】 前記第2の表示制御手段は、前記第2の
    計数手段による計数値が、障害の種類に対応する所定の
    値に達した際に、前記修理に時間を要している旨を前記
    表示部に表示制御することを特徴とする請求項3、4、
    5または7に記載の障害対処システム。
  9. 【請求項9】 利用者に対する有価媒体の取り扱いサー
    ビスをおこなう有価媒体取扱機と、前記有価媒体取扱機
    を監視する少なくとも表示部を有する監視センタと、前
    記有価媒体取扱機の有価媒体を管理する有価媒体管理セ
    ンタとを所定の通信手段を介して連接し、前記有価媒体
    取扱機に障害が生じた際に前記有価媒体管理センタから
    前記有価媒体取扱機に保守員を派遣する障害対処方法に
    おいて、 前記有価媒体取扱機に障害が発生した際に、前記通信手
    段を介して前記監視センタに障害発生通知をおこなう障
    害発生通知工程と、 前記監視センタが前記有価媒体取扱機から受け付けた障
    害発生通知に応答して第1の計数部の計数を開始する第
    1の計数工程と、 前記第1の計数部による計数値が所定の値に達した際
    に、前記有価媒体管理センタから有価媒体取扱機に保守
    員が至る間に不測の事態が発生した旨を前記表示部に表
    示制御する第1の表示制御工程と、 を含んだことを特徴とする障害対処方法。
  10. 【請求項10】 前記監視センタが前記有価媒体取扱機
    から受け付けた障害発生通知を前記有価媒体管理センタ
    に転送する転送工程をさらに含み、前記有価媒体管理セ
    ンタが前記監視センタから受け付けた障害発生通知に応
    答して前記有価媒体取扱機に保守員を派遣することを特
    徴とする請求項9に記載の障害対処方法。
  11. 【請求項11】 前記有価媒体取扱機が、前記保守員に
    よる修理に先だって、前記通信手段を介して前記監視セ
    ンタに修理開始通知をおこなう修理開始通知工程と、 前記監視センタが、前記有価媒体取扱機から受け付けた
    修理開始通知に応答して第2の計数部の計数を開始する
    第2の計数工程と、 前記第2の計数部による計数値が所定の値に達した際
    に、前記修理に時間を要している旨を前記表示部に表示
    制御する第2の表示制御工程と、 をさらに含んだことを特徴とする請求項9または10に
    記載の障害対処方法。
  12. 【請求項12】 利用者に対する有価媒体の取り扱いサ
    ービスをおこなう有価媒体取扱機と、前記有価媒体取扱
    機を監視する少なくとも表示部を有する監視センタと、
    前記有価媒体取扱機の有価媒体を管理する有価媒体管理
    センタとを所定の通信手段を介して連接し、前記有価媒
    体取扱機に障害が生じた際に前記有価媒体管理センタか
    ら前記有価媒体取扱機に保守員を派遣する障害対処方法
    において、 前記有価媒体取扱機が、前記保守員による修理に先だっ
    て、前記通信手段を介して前記監視センタに修理開始通
    知をおこなう修理開始通知工程と、 前記監視センタが、前記有価媒体取扱機から受け付けた
    修理開始通知に応答して第2の計数部の計数を開始する
    第2の計数工程と、 前記第2の計数部による計数値が所定の値に達した際
    に、前記修理に時間を要している旨を前記表示部に表示
    制御する第2の表示制御工程と、 を含んだことを特徴とする障害対処方法。
  13. 【請求項13】 前記有価媒体取扱機が、前記保守員に
    よる修理の終了時に前記通信手段を介して前記監視セン
    タに修理終了通知をおこなう修理終了通知工程と、 前記監視センタが、前記有価媒体取扱機から受け付けた
    修理終了通知に応答して第3の計数部の計数を開始する
    第3の計数工程と、 前記第3の計数部による計数値が所定の値に達した際
    に、前記保守員の移動中に不測の事態が生じたおそれが
    ある旨を前記表示部に表示制御する第3の表示制御工程
    と、 をさらに含んだことを特徴とする請求項9〜12のいず
    れか1つに記載の障害対処方法。
  14. 【請求項14】 利用者に対する有価媒体の取り扱いサ
    ービスをおこなう有価媒体取扱機と、前記有価媒体取扱
    機を監視する少なくとも表示部を有する監視センタと、
    前記有価媒体取扱機の有価媒体を管理する有価媒体管理
    センタとを所定の通信手段を介して連接し、前記有価媒
    体取扱機に障害が生じた際に前記有価媒体管理センタか
    ら前記有価媒体取扱機に保守員を派遣する障害対処方法
    において、 前記有価媒体取扱機が、前記保守員による修理の終了時
    に前記通信手段を介して前記監視センタに修理終了通知
    をおこなう修理終了通知工程と、 前記監視センタが、前記有価媒体取扱機から受け付けた
    修理終了通知に応答して第3の計数部の計数を開始する
    第3の計数工程と、 前記第3の計数部による計数値が所定の値に達した際
    に、前記保守員の移動中に不測の事態が生じたおそれが
    ある旨を前記表示部に表示制御する第3の表示制御工程
    と、 を含んだことを特徴とする障害対処方法。
  15. 【請求項15】 前記第2の表示制御工程は、前記有価
    媒体取扱機若しくはその周辺に配設された撮像装置が撮
    像した画像または映像を取得して前記表示部に表示制御
    することを特徴とする請求項11、12または13に記
    載の障害対処方法。
  16. 【請求項16】 前記第2の表示制御工程は、前記第2
    の計数部による計数値が、障害の種類に対応する所定の
    値に達した際に、前記修理に時間を要している旨を前記
    表示部に表示制御することを特徴とする請求項11、1
    2、13または15に記載の障害対処方法。
  17. 【請求項17】 前記請求項9〜16に記載された方法
    をコンピュータに実行させるプログラムを記録したこと
    を特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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