JPH09222916A - 現場監視システム - Google Patents

現場監視システム

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JPH09222916A
JPH09222916A JP5560296A JP5560296A JPH09222916A JP H09222916 A JPH09222916 A JP H09222916A JP 5560296 A JP5560296 A JP 5560296A JP 5560296 A JP5560296 A JP 5560296A JP H09222916 A JPH09222916 A JP H09222916A
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JP5560296A
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Yoshihiro Igawa
喜裕 井川
Yoshiyuki Abe
能行 安倍
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Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現場に携帯端末を持ち込み目前の監視対象に
ついての監視情報を他の端末から呼び出す際の操作が煩
わしかった。 【解決手段】 携帯端末1および監視対象の現場盤4に
赤外光信号を送受信する投・受光器13,2をそれぞれ
設置しておき、携帯端末1側の投・受光器13から赤外
光からなるID要求信号を現場盤4側へ送信し、それに
応じて現場盤4側からの投・受光器2から赤外光からな
るID信号を携帯端末1へ送信する。次いで、携帯端末
1は、そのIDに該当する監視情報をLAN8を介して
他の端末3のデータベース35を検索して呼び出し、表
示部12に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯端末を現場に
持ち込み、各監視対象機器についてのガイダンスや制御
画面等の監視情報を、その現場ごとに携帯端末上に呼び
出し、それを参照しながら機器の監視をする現場監視シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、作業員が現場で機器を監視する際
に、携帯端末から監視対象機器を指定することにより、
無線LAN等を介して中央監視室のデータベースを検索
し、端末の画面上に監視対象機器に関するガイダンスや
制御画面等の管理情報を表示させて、その表示画面と実
際の機器の状態を見比べながら監視をする現場監視シス
テムがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の現場監視システムには、次のような課題があっ
た。 (1)現場を巡回して各機器を保守点検するためには、
作業員は各対象機器およびその各構成部について、それ
を特定する名称や番号等を記憶しておき、所定の手順で
携帯端末に入力する必要がある。特に監視盤内の部分の
名称、その他現場の機器名称は多様であり、それを全て
正確に記憶しておくことは作業者への大きな負担になる
とともに、入力操作時に誤って他の機器を指定するおそ
れもあった。 (2)作業員は携帯端末を持ち歩いて操作しなければな
らず、通常の据置の端末に比較して端末を支持するため
の場所が不安定なことがある。その場合には操作方法も
制限されて、監視対象機器についての必要な情報を検索
するための操作が煩雑となることがあった。またそのた
め、操作メニューや対象名称が類似している場合には、
検索ミスが発生しやすかった。
【0004】(3)現場で作業員が機器の異常を発見し
た場合に、熟練者や上位の管理者に判断を仰ぐ必要が生
じるが、熟練者等が他の場所にいるため、すぐにその場
所に呼び出すことができないことがある。そこで、現場
に設置されている監視カメラおよび電話を用いることに
より現場の様子を、他の場所の熟練者等へ伝えることも
可能である。しかしながら、同一画像を共有しながらも
現場にいる作業員がどの部分を指摘しているか、他の場
所にいる熟練者等がどの部分について指示を出している
かは、電話の音声のみを介して伝達されるだけであるた
めはっきりと伝わらないことがあり、正確さに欠け、意
志疎通の効率が悪い。しかも、撮像するカメラが固定式
であると、そのアングルによっては問題発生部分を撮影
できない場合がある。本発明は上記課題を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、監視対象
を特定するための入力操作が簡単であるとともに、デー
タの検索性にすぐれ、さらには、伝送する画像データに
ついての取り扱いを容易にすることができる現場監視シ
ステムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、LANとの接続可能な現場
に携帯端末を持ち込み、現場の監視対象機器についての
監視情報を他の端末に接続されているデータベースから
呼び出して携帯端末に表示させながら機器の監視をする
現場監視システムにおいて、携帯端末に設置されて赤外
光からなるID要求信号を発信するとともに赤外光から
なるID信号を受信する投・受光器と、監視対象機器本
体またはその近傍に設置されて赤外光からなるID要求
信号を受信した場合に赤外光からなるID信号を発信す
る投・受光器と、携帯端末にあって入力操作により発信
指令が入力されると投・受光器を起動させてID要求信
号を発信させる手段と、携帯端末にあって投・受光器が
ID信号を受信するとそのIDに対応する機器の監視情
報を他の端末に接続されているデータベースを検索して
読み取る手段とを備えたことを特徴とする。それによ
り、監視作業員は、携帯端末を監視対象機器本体側に向
けて、ID要求信号を発信させる操作をするだけで、自
動的に監視対象機器が特定され、他の端末のデータベー
スから該当する監視情報が呼び出されて表示される。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1の発明に
おいて、携帯端末の表示部に設置されたポインティング
デバイスと、他の端末のデータベースからIDに対応す
る機器の監視情報として機器の監視画像を呼び出し携帯
端末の表示部に表示する手段と、携帯端末の表示部に対
象機器の監視画像が表示されている間にポインティング
デバイスにより位置座標が入力指定されるとその位置座
標にもとづき他の端末に接続されているデータベースを
検索し対応する監視情報を呼び出して携帯端末の表示部
に表示する手段とを備えたことを特徴とする。それによ
り、同一の監視対象について、複数の監視情報が用意さ
れている場合に、最初に監視対象全体の画像を表示させ
てから、その画像上の目的とする部分を位置指定するこ
とにより、該当する監視情報が自動的に表示される。
【0007】請求項3記載の発明は、LANとの接続可
能な現場に携帯端末を持ち込み、監視対象機器を撮像し
た画像を他の端末に送信するとともに、他の端末との間
で音声交信をすることが可能な現場監視システムにおい
て、携帯端末に設置されたカメラと、携帯端末の表示部
に設置されたポインティングデバイスと、カメラにより
撮像された画像を携帯端末の表示部に表示する手段と、
撮像された画像が携帯端末の表示部に表示されている間
にポインティングデバイスにより位置座標が入力指定さ
れるとその位置座標データを他の端末に送信する手段
と、携帯端末にあって他の端末から位置座標データが送
られると表示部の該当位置にポインタを表示させる手段
とを備えたことを特徴とする。それにより、現場の端末
と他の端末との間で現場の撮像画像を表示させながら、
音声により交信する場合に、監視対象についての位置を
互いにポインタにより指定することが可能となる。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項1から請求
項3の発明において 携帯端末は無線通信回線を介して
LANと接続されていることを特徴とする。それによ
り、現場の携帯端末を任意の位置に移動して監視作業を
することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図に沿って本発明の実施形
態を説明する。図1は、請求項1の発明に係る第1の実
施形態のハード構成を示す図である。図において、1は
携帯端末であり、操作部11、表示部12、赤外光によ
る投・受光器13、ポインティングデバイス14等によ
り構成される。この携帯端末1には図示しないが無線L
ANインタフェースが内蔵されており、LAN8に設置
されている無線中継機9と無線により接続されている。
LAN8には、管理・監視用の端末3が接続されてお
り、その端末3には、監視情報を格納したデータベース
35が接続されている。
【0010】また、現場の管理・監視対象機器であると
ころの現場盤4は、その上部左端に赤外光による投・受
光器2が設置されている。この現場盤4はプラントの温
度制御盤であり、メータ41、42が配置されている。
なお、この投・受光器2は、現場盤4の近くであれば、
現場盤4本体に直接に設置されないこともある。すなわ
ち、監視対象の機器が他の機器と隣接して設置されてい
る場合、両者の投・受光器2が近すぎると、両方が同時
に応答する場合もあるので、その場合は適当な距離をお
いて設置する。
【0011】図2は、図1のシステムの動作を示すフロ
ーチャートである。以下、このフローチャートにもとづ
き動作を説明する。最初に、携帯端末1の操作部11の
操作ボタン15を押下すると、投・受光器13からID
を要求するための赤外光信号が発信される(ステップP
1)。このとき携帯端末1は、投・受光器13が現場盤
4の方向に向けられている。それにより、ID要求信号
は、現場盤4の投・受光器2に受光される(ステップS
1)。ここで現場盤4は、ID要求信号を受信したこと
により、現場盤4に予め設定されているIDを表すID
信号を投・受光器2から赤外光信号により送信する(ス
テップS2)。
【0012】送信されたID信号は携帯端末1の投・受
光器13に受信される(ステップP2)。次に、携帯端
末1は受信したID信号にもとづき、内部メモリに予め
用意されている対応テーブル5を検索して目前にある現
場盤4の名称を読み取る(ステップP3)。この実施形
態では、現場盤4のID番号が“3”であり、対応テー
ブル5の内容が表1のように構成されているため、現場
盤4の名称として“制御盤4”が読み取られる。
【0013】
【表1】
【0014】次いで、携帯端末1は、“制御盤4”の名
称にもとづき、LAN8を介して管理・監視用の端末3
のデータベース35を検索して“制御盤4”についての
監視情報であるところのプロセス情報を呼び出し(ステ
ップP4)、表示部12に表示する(ステップP5)。
図3は、表示部12の表示例であり、温度の変化を表す
トレンドグラフである。これらの処理により、この第1
の実施形態では、現場で監視作業をするオペレータが、
監視しようとする機器に向けて、携帯端末1からID要
求信号を送信する操作をするだけで、自動的に監視対象
機器の監視情報が携帯端末に表示されるため、操作が簡
単で監視作業の能率が向上する。
【0015】図4は、請求項2の発明に係る第2の実施
形態の動作を示すフローチャートである。この実施形態
のハード構成は、図1の第1の実施形態と共通であり、
フローチャートも図2のステップP3が、ステップP3
1〜P34に変更されたものであり、それ以外は図2と
共通であるので、以下、異なる部分について説明する。
すなわち、図4のステップP31において、携帯端末1
は受信したID信号にもとづき、内部メモリに予め用意
されている対応テーブル6を検索して目前にある現場盤
4についての画像名称を読み取る。ここで、現場盤4の
ID番号が“3”であり、対応テーブル6の内容が表2
のように構成されているため、現場盤4の画像名称とし
て“制御盤A”が呼び出される。
【0016】
【表2】
【0017】次いで、画像名称“制御盤A”に対応する
画像情報を、LAN8を介して管理・監視端末3の画像
データベース35を検索して、該当する画像を呼び出す
とともに(ステップP32)、その呼び出された“制御
盤A”の画像上の特定部分の名称とその範囲を指定する
座標位置との対応関係を表3の対応テーブル7として取
り出す(ステップP32)。
【0018】
【表3】
【0019】この対応テーブル7には、表示される“制
御盤A”の画像上の注目部分としてメータ41、42の
画面上での位置座標が記載されている 次いで、“制御
盤A”の画像を表示部12に表示する(ステップP3
3)。図5が表示部12の表示例である。ここで、“制
御盤A”の画像を表示している表示部12に対して、ポ
インティングデバイス14により位置の指定入力がある
と、その位置座標について対応表7を検索し、該当する
対象名称があれば取り出す(ステップP34)。
【0020】以下、図2と同様に、取り出した特定部分
の名称について検索し、該当する監視情報を呼び出して
表示する(ステップP4〜P5)。ここでは、ステップ
P34において、メータ41、42のいずれかが選択指
定されて該当するトレンドグラフが表示される。この第
2の実施形態では、監視しようとする機器について、複
数の監視情報を別々に表示させて見る必要がある場合
に、いったん監視対象機器の全体像を表示部に表示させ
てから、表示部上の個々の部分を位置指定して、各部分
ごとの詳細な監視情報を表示させることができる。
【0021】図6は、請求項3の発明に係る第3の実施
形態のハード構成を示す図である。図において、1は携
帯端末であり、操作部11、表示部12、ポインティン
グデバイス14、モード切換用の操作ボタン15,1
6、カメラ17、マイクとスピーカを兼ねた音声入出力
部18等により構成される。この携帯端末1には図示し
ないが無線LANインタフェースが内蔵されており、L
AN8に設置されている無線中継機9と無線により接続
されている。また、現場の管理・監視対象機器であると
ころの現場盤4は、プラントの温度制御盤であり、メー
タ41、42が配置されている。LAN8には、管理・
監視用の端末3が接続されている。この端末3は、モニ
タ31、スピーカ32、マイク33、マウス34、デー
タベース35から構成されている。
【0022】図7は図6の携帯端末1の動作を示すフロ
ーチャートである。以下、このフローチャートにもとづ
き携帯端末1の動作を説明する。最初に、携帯端末1の
操作部11のモード切換用の操作ボタン15が押下され
てモードが切り換えられる。ここで、送信モードの場合
には、音声入出力部18に入力された音声が端末3へ送
信される(ステップR1、R2)。つまり、この状態で
は、音声の送信が可能な状態となる。またステップR3
で、操作ボタン16が押下されてオンである場合は、カ
メラ17より撮像した画像が端末3へ送信される(ステ
ップR4)。
【0023】次いで、送信がすんだ画像が表示部12に
表示される(ステップR5)。これは、画像送信に時間
がかかるため映像全体を送れない場合を考慮してのため
である。また、ステップR3で、操作ボタン16がオフ
である場合は(ステップR6指示)、位置座標の送信が
可能となり、ポインティングデバイス14により、表示
部12に表示されている画像上の注目位置が指定される
と、その位置にポインタであるところの+マークをオー
バーレイ表示し(ステップR7)、次いで、その位置座
標を端末3へ送信する(ステップR8)。
【0024】また、ステップR1で、操作ボタン15が
受信モードである場合は、端末3から送られてきた音声
を音声入出力部18から出力する(ステップR10)。
つまり、この状態では、音声の受信が可能な状態とな
る。さらに、端末3から画像データが送られてきた場合
は(ステップR11画像)、それを表示部12に表示す
る(ステップR12)。同じく、端末から座標データが
送られてきた場合は(ステップR11座標)、表示部1
2の該当位置にポインタであるところの×マークをオー
バーレイ表示する(ステップR13)。
【0025】図8は図6の端末3の動作を示すフローチ
ャートである。以下、このフローチャートにもとづき端
末3の動作を説明する。最初に、携帯端末1からの送信
を待機し、映像と音声の両方を受信した場合は、映像は
モニタ31に表示し、音声はスピーカ32より再生する
(ステップQ1、Q2)。音声のみを受信した場合はス
ピーカ32より再生し(ステップQ3)、さらに座標位
置指示の有無をチェックし(ステップQ4)、座標位置
指示があった場合は、モニタ31の該当位置にポインタ
であるところの+マークをオーバーレイ表示する(ステ
ップQ5)。
【0026】次に、携帯端末1が受信モードであるた
め、ステップQ1において、映像・音声が受信されない
場合は、マイク33に入力された音声を携帯端末1へ送
る(ステップQ6)。次いで、端末3のオペレータによ
る操作を待機し(ステップQ7)、画像検索である場合
はデータベース35から必要な画像を検索してモニタ3
1に表示する(ステップQ8)。また、オペレータによ
る操作が画像送信である場合は、モニタ31に表示して
いる画像を携帯端末1へ送る(ステップQ9)。さら
に、オペレータによる操作が、マウス34による座標位
置指定である場合は、その指示座標に×マークをオーバ
ーレイ表示させるとともに(ステップQ10)、その位
置座標を携帯端末1へ送る(ステップQ11)。
【0027】これら図7、図8のフローチャートに示し
た携帯端末1と端末3の動作により、両端末間で相互に
画像および音声を送信するとともに、表示画像上の任意
の位置を指定してそれを座標データとして相互に伝達す
ることができる。その結果、両端末にいるオペレータ
が、共通の画像として表示されている機器について任意
の位置を指定しながら会話を交わすことが可能となり、
意志の伝達が確実となり、状況報告および作業指示が効
率よく行える。また、携帯端末1に小型のカメラ17が
設置されているため、携帯端末1とともにカメラ17を
任意の場所に移動しながら、監視対象機器を最適な位置
で撮像することができる。
【0028】図9は、第3の実施形態を用いての監視作
業の例を示す説明図である。この例では、携帯端末1と
端末3の間で図9に示される画面をともに表示させなが
ら、監視対象の現場盤4の異常発生の報告とそれに対す
る作業の指示が交わされる。すなわち、現場作業者は、
現場盤4から異常な臭いが発生した場合、その発生場所
を+マークにより指示しながら、音声でどのような臭い
かを報告する。それに対して、端末3にいる熟練者は、
メータ41を×マークにより指示しながら、指示値を確
認するように音声で指示することができる。このよう
に、現場での監視作業において、LANを介して他の端
末との間で画像上の機器上の位置を特定する場合、「こ
の辺」とか、「このメータ」といった指示代名詞によ
り、対象を簡単に特定して伝達できるため、緊急時での
対応をよりすばやく行うことができる。
【0029】上述した本発明の各実施形態では、次のよ
うな効果が得られる。 (1)第1の実施形態では、現場において管理・監視対
象を非接触によって指示するだけの操作で、LANに接
続されている中央監視室の計算機内にある現場監視画面
が携帯端末上に呼び出されて表示される。その結果、対
象情報を携帯端末上に表示させるための操作が容易にな
るとともに、操作ミスも少なくなり、現場監視作業が容
易となる。
【0030】(2)第1の実施形態では、指示方向に複
数の対象があり、それぞれに投・受光器場合が設置され
ていると、投・受光器が同時に応答して、目的の対象を
正確に指示することが困難なことかある。また、同一方
向に複数の投・受光器を装備するとその分コストが余分
にかかることになる。そこで、その場合は第2の実施形
態のように構成することにより、同一方向の監視対象に
ついては、代表する1個の投・受光器を設置するだけで
すみ、これらの問題が解消される。すなわち、代表する
1個の投・受光器の応答により、監視対象についての画
像が携帯端末上に表示される。そこで、その画像上の目
的とする対象部分をポインティングデバイスで指示する
だけで、個々の監視対象についての情報が自動的に検索
されて画面表示される。そのため、操作ミスも解消され
て、現場監視作業が容易となる。
【0031】(3)第3の実施形態は、現場の携帯端末
と中央の監視室などにある他の端末の作業員が互いに相
手の指示位置を画面上のポインタにより確認しながら情
報交換することが可能となり、協調して現場の監視を行
えるようなる。その結果、報告や作業指示に要する時間
が短縮でき、かつ意思の伝達が確実になり、連絡ミスの
ない現場監視が可能となる。特に、経験の浅い人に監視
作業を教育する場合に、この実施形態を用いることで、
他の端末からの指導者の指示を実対象によって確認しな
がら機器を監視するという訓練実習が可能となり、効率
的に教育・訓練をおこなうことができる。
【0032】なお、第3の実施形態を、第1または第2
の実施形態と組み合わせた構成とすることも可能であ
る。また、データベースに格納しておく監視対象の撮像
画像は必ずしも、実際に撮像した画像である必要はな
く、監視対象の配置が明確に認識できる線図等を用いる
ことも可能である。さらに、各実施形態では、携帯端末
とLANを無線により接続しているが、有線により接続
することも可能である。また、第3の実施形態では、カ
メラを携帯端末と一体構成としたが分離してケーブルに
より接続することも可能である。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように請求項1の発明によれ
ば、携帯端末が監視対象機器を赤外光を用いて非接触に
より認識して、自動的に該当する監視情報を検索して呼
び出すことにより、作業員が個々の監視対象機器の名称
や番号を記憶しておいて入力操作する必要がなくなり使
い勝手が良くなるとともに、入力の際の操作ミスも解消
される。
【0034】請求項2の発明によれば、携帯端末の表示
部に表示された対象機器の監視画像の注目する部分をポ
インティングデバイスにより指定すると、その位置座標
に対応する監視情報がデータベースから自動的に呼び出
されて表示される。それにより、各監視対象の個々の監
視対象部分ごとに投・受光器を設置する必要がなくなる
とともに、個々の監視情報の検索操作が確実になり、監
視作業の能率が向上する。
【0035】請求項3の発明によれば、複数の端末間で
現場の映像を表示させながら、音声で監視作業について
の会話を交わす際に、ポインティングデバイスを用いて
注目位置を指定することにより、監視作業についての指
示が確実に伝達されて監視作業の能率が向上する。
【0036】請求項4の発明によれば、携帯端末は無線
通信回線を介してLANと接続されるため、現場で携帯
端末の位置が制限されることがなくなる。特に、携帯端
末に設置したカメラで監視対象機器を撮像する際は、最
適な位置からの撮像が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明に係る第1の実施形態のハード
構成図である。
【図2】図1のシステムの動作を示すフローチャートで
ある。
【図3】図1の表示部に表示されたトレンドグラフであ
る。
【図4】請求項2の発明に係る第2の実施形態の動作を
示すフローチャートである。
【図5】第2の実施形態の表示部に表示される画像の例
を示す。
【図6】請求項3の発明に係る第3の実施形態のハード
構成図である。
【図7】第3の実施形態の携帯端末の動作を示すフロー
チャートである。
【図8】第3の実施形態の他の端末の動作を示すフロー
チャートである。
【図9】第3の実施形態の表示部に表示される画像の例
を示す。
【符号の説明】
1 携帯端末 2 投・受光器 3 端末 4 現場盤 5〜7 対応テーブル 8 LAN 9 無線中継機 11 操作部 12 表示部 13 投・受光器 14 ポインティングデバイス 15,16 操作ボタン 17 カメラ 18 音声入出力部 31 モニタ 32 スピーカ 33 マイク 34 マウス 35 データベース 41,42 メータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LANとの接続可能な現場に携帯端末を
    持ち込み、現場の監視対象機器についての監視情報を他
    の端末に接続されているデータベースから呼び出して携
    帯端末に表示させながら機器の監視をする現場監視シス
    テムにおいて、 携帯端末に設置されて赤外光からなるID要求信号を発
    信するとともに赤外光からなるID信号を受信する投・
    受光器と、 監視対象機器本体またはその近傍に設置されて赤外光か
    らなるID要求信号を受信した場合に赤外光からなるI
    D信号を発信する投・受光器と、 携帯端末にあって入力操作により発信指令が入力される
    と投・受光器を起動させてID要求信号を発信させる手
    段と、 携帯端末にあって投・受光器がID信号を受信するとそ
    のIDに対応する機器の監視情報を他の端末に接続され
    ているデータベースを検索して読み取る手段と、 を備えたことを特徴とする現場監視システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の現場監視システムにおい
    て、 携帯端末の表示部に設置されたポインティングデバイス
    と、 他の端末のデータベースからIDに対応する機器の監視
    情報として機器の監視画像を呼び出し携帯端末の表示部
    に表示する手段と、 携帯端末の表示部に対象機器の監視画像が表示されてい
    る間にポインティングデバイスにより位置座標が入力指
    定されるとその位置座標にもとづき他の端末に接続され
    ているデータベースを検索し対応する監視情報を呼び出
    して携帯端末の表示部に表示する手段と、 を備えたことを特徴とする現場監視システム。
  3. 【請求項3】 LANとの接続可能な現場に携帯端末を
    持ち込み、監視対象機器を撮像した画像を他の端末に送
    信するとともに、他の端末との間で音声交信をすること
    が可能な現場監視システムにおいて、 携帯端末に設置されたカメラと、 携帯端末の表示部に設置されたポインティングデバイス
    と、 カメラにより撮像された画像を携帯端末の表示部に表示
    する手段と、 撮像された画像が携帯端末の表示部に表示されている間
    にポインティングデバイスにより位置座標が入力指定さ
    れるとその位置座標データを他の端末に送信する手段
    と、 携帯端末にあって他の端末から位置座標データが送られ
    ると表示部の該当位置にポインタを表示させる手段と、 を備えたことを特徴とする現場監視システム。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれか1項に
    記載の現場監視システムにおいて、 携帯端末は無線通信回線を介してLANと接続されてい
    ることを特徴とする現場監視システム。
JP5560296A 1996-02-19 1996-02-19 現場監視システム Withdrawn JPH09222916A (ja)

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