JP2002062934A - 設備点検端末 - Google Patents

設備点検端末

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JP2002062934A JP2000251524A JP2000251524A JP2002062934A JP 2002062934 A JP2002062934 A JP 2002062934A JP 2000251524 A JP2000251524 A JP 2000251524A JP 2000251524 A JP2000251524 A JP 2000251524A JP 2002062934 A JP2002062934 A JP 2002062934A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 深い知識を有しない点検作業者や経験が浅い
点検作業者が点検を行う場合においても、現場にて応急
対応を行うことができ、設備の整備をより円滑に行うこ
とができる設備点検端末を提供する。 【解決手段】 診断部13は、診断する機器に応じた判
断基準レベルを記憶部12から読み出し、この読み出し
た判断基準レベルと設備点検者によってタッチパネル1
4から入力される点検データとに基づいて、点検データ
がいずれかの判断基準レベルに達している場合に、達し
ている判断基準レベルに応じた異常レベルを表示入力コ
ントローラ17へ出力する。タッチパネル14は、表示
入力コントローラ17からの指示に応じて、応急処置を
行うための処置内容を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、上水処理、
下水処理、排水処理、汚泥処理プラント等に用いて好適
な、設備点検システムに関する。
【0002】
【従来の技術】上水処理、下水処理、排水処理、汚泥処
理プロセスは、質・量の両面で安定処理が期待され、こ
れを実現するためには監視が不可欠である。特に、設備
に異常が発生しないように日頃の点検整備が重要にな
る。ところで、上述した上水処理、下水処理、排水処
理、汚泥処理プラント設備に携わる設備点検者は、日常
の点検作業に基づきプラント設備内を巡回し、各機器の
点検を行い、点検結果を点検表に記入していた。また、
点検結果を携帯端末に入力し、点検データを蓄積する方
法があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た点検結果を点検表に記入する方法や、携帯端末に蓄積
する方法においては、深い知識を有しない点検作業者や
経験が浅い点検作業者は、早急に修理対応すべき異常が
点検機器に生じていても、現場において適切な対応が出
来なかった。さらに、深い知識を有しない点検作業者や
経験が浅い点検作業者は、現場において早急に対応すべ
き事態に気付かずに点検を終えて点検報告を行い、コン
ピュータなどによって故障内容を解析している間に、機
器の破損が進行してしまったり、機器が故障し設備全体
の運転停止に繋がってしまうという問題があった。この
ように、現場にて収集した情報を生かすことができなか
った。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、深い知識を有しない点検作業者や
経験が浅い点検作業者が点検を行う場合においても、現
場にて応急対応を行うことができ、設備の整備をより円
滑に行うことができる設備点検端末を提供することにあ
る。また、この発明の他の目的は、収集した点検データ
に基づいて機器に発生した不具合に対し、応急対応を可
能とし、機器の破損の進行を低減させ、機器全体の運転
が停止する可能性を低減させることができる設備点検端
末を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、点検対象と
なる点検機器の所定の点検箇所を点検した点検結果が入
力される入力手段を有し、前記入力手段によって入力さ
れる点検結果を記憶する設備点検端末において、前記設
備点検端末は、前記点検機器に異常が発生しているか否
かを示す判断基準レベルが予め設定される第1の記憶手
段と、前記入力手段から入力される前記点検結果に対応
する点検箇所における判断基準レベルを前記第1の記憶
手段から読み出す読み出し手段と、前記入力手段から入
力される点検結果と前記読み出し手段が読み出した判断
基準レベルとに基づいて、前記点検結果が判断基準レベ
ルに達している場合に、達している判断基準レベルに応
じた異常レベルを出力する診断手段と、前記点検機器に
おける処置データを前記異常レベルに応じて記憶する第
2の記憶手段と、前記診断手段から出力される異常レベ
ルに対応する処置データを第2の記憶手段から読み出
し、処置データを応急処置内容として出力する出力手段
とを有することを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の設
備点検端末において、第1の記憶手段に記憶される判断
基準レベルは複数の段階に分割されており、前記診断手
段は、前記入力手段から入力される点検結果が到達する
判断基準レベルに応じた異常レベルを出力し、前記出力
手段は、前記診断手段から出力される異常レベルに応じ
た処置データを前記第2の記憶手段から読み出し、応急
処置内容として出力することを特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項2記載の設
備点検端末において、前記判断基準レベルは、2つのレ
ベルが設定されていることを特徴とする。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項1から請求
項3のうちいずれかに記載の設備点検端末において、前
記設備点検端末はさらに、前記点検機器を撮像し画像デ
ータを生成するカメラまたは前記点検機器から発生する
音を検出し音声データを生成する音声データ生成手段と
のうち少なくともいずれか一方によって前記点検機器の
状態を検出する機器状態検出手段と、前記機器状態検出
手段が検出した検出結果を機器状態データとして記憶す
る機器状態記憶手段とを有することを特徴とする。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項4記載の設
備点検端末において、前記設備点検端末はさらに、前記
機器状態検出手段が検出した検出結果を機器状態データ
として外部機器へ送信する送信手段を有することを特徴
とする。
【0010】請求項6記載の発明は、点検対象となる点
検機器の所定の点検箇所を点検した点検結果が入力さ
れ、前記入力される点検結果を他の機器へ送信する設備
点検方法において、前記点検機器の所定の点検箇所を点
検する場合に、必要に応じて前記点検箇所における機器
の状態の撮像結果または機器から発生する音を検出した
検出結果のうち少なくともいずれか一方を機器状態検出
結果として他の機器へ送信することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
設備点検端末を図面を参照して説明する。図1は、この
発明の一実施形態による設備点検端末10の構成を示す
概略ブロック図である。この図において、設備点検端末
10は、CPU(中央処理装置)11と、記憶部12
と、タッチパネル14、通信ユニット15、メモリカー
ド16、表示入力コントローラ17、システムバス18
とから構成され、各部がシステムバス18を介して共通
接続される。
【0012】CPU11は、装置各部を制御する。記憶
部12は、点検設備内の各機器毎にその機器における点
検項目と診断基準レベルとが設定された診断データを記
憶している。この診断データの一例として、流動ブロワ
における診断データを図2に示す。この図に示すよう
に、判断基準レベルは、2つのレベルすなわち軽故障と
重故障とが設定される。重故障は、機器の運転を停止
し、機器の不良部分を改善する必要があることを示す。
軽故障は、直ちに機器を停止する必要はないが、機器の
運転状態に注意が必要であることを示す。また、記憶部
12は、流動ブロワ以外に、空気圧縮機、汚泥ポンプ、
加圧脱水機、油圧ポンプ、圧水ポンプ、コンベヤなどお
ける診断データを記憶する。さらに、記憶部12は、図
3に示すように、異常レベルに応じた処置データを予め
記憶している。この異常レベルについては、後述する。
【0013】診断部13は、診断する機器に応じた判断
基準レベルを記憶部12から読み出し、この読み出した
判断基準レベルと設備点検者によってタッチパネル14
から入力される点検データとに基づいて、点検データが
いずれかの判断基準レベルに達している場合に、達して
いる判断基準レベルに応じた異常レベルを表示入力コン
トローラ17へ出力する。
【0014】この異常レベルは、1つの点検機器におけ
る1つの点検項目について点検データが軽故障の判断基
準レベルに達するレベルである単軽故障と、一つの点検
機器における2つの点検項目について点検データが軽故
障の判断基準レベルに達するレベルである複合軽故障
と、1つの点検機器における1つの点検項目について点
検データが重故障の判断基準レベルに達するレベルであ
る単重故障と、1つの点検機器における3つ以上の点検
項目について点検データが軽故障の判断基準レベルに達
するレベルである複合重故障とがある。さらに、異常レ
ベルは、機器に特に異常がないことを示す「異常なし」
と、入力ミスである「誤入力」とがある。
【0015】表示入力コントローラ17は、診断部13
から出力された異常レベルに応じた処置内容を記憶部1
2から読み出し、読み出した処置内容をタッチパネル1
4に表示する制御を行う。また、表示入力コントローラ
17は、タッチパネル14から入力される点検データを
点検データとして診断部13へ出力する。タッチパネル
14は、表示入力コントローラ17からの指示に応じ
て、処置内容を表示する。また、タッチパネル14は、
点検作業者から入力される点検結果を点検データとして
表示入力コントローラ17へ出力する。
【0016】通信ユニット15は、ホストコンピュータ
等である外部機器へ点検データを機器状態データとして
送信する送信手段である。この通信ユニット15は、電
話回線やLANを用いて、外部機器と通信を行うことが
できるものであればよい。メモリカード16は、点検デ
ータを記憶する外部記憶媒体である。
【0017】図4は、本発明において、表示入力装置と
して使用されるタッチパネル14の画面遷移を説明する
ために引用した図である。最初にメニュー画面()が
表示され、点検項目一覧を選択することで点検項目一覧
画面()が表示され、点検項目入力を選択することで
点検項目入力画面()が表示される。なお、点検項目
一覧画面と点検項目入力画面の間はメニュー画面を介さ
ずに対話形式で行き来が可能である。点検項目入力画面
から点検項目一覧画面へ遷移したときは、点検項目入力
画面で表示していた点検項目を選択(反転表示)して表
示し、点検項目一覧画面から点検項目入力画面へ遷移す
るときは、点検項目一覧画面で選択した点検項目を表示
する。なお、点検設備に休止機器がある場合には、メニ
ュー画面から休止機器設定()も可能である。
【0018】図5(a)にメニュー画面の詳細が示され
ている。ここでは、点検種類として点検種類名が表示さ
れ、「新規」釦を押下することにより、選択した点検種
類の新規入力が行なわれ、「修正」釦押下により、入力
済みデータの修正が行なわれ、「通信」釦の押下により
後述するホストパソコンとの通信が行なわれる。
【0019】図5(b)に点検項目一覧画面の詳細が、
図5(c)に点検項目入力画面の詳細が示されている。
図5(b)においては、点検項目がリスト表示され、図
5(c)においては、データの入力型によって異なるフ
ォームが表示される。ここでは、全型共通のフォームが
示されており、画面上方に、点検項目が、中央近傍に入
力値によって異なる表示が、下方に、前回値、メモ、そ
して、「戻る」、「次へ」、「閉じる」釦が割り付けら
れ表示される。なお、前回値には、同点検箇所の前回測
定値が設定されるものとする。
【0020】図6は、データ入力型によって変わる表示
パターンが示されている。図中、(a)はチェック入
力、(b)は数値入力、(c)は文字入力、(d)は積
算値、(e)はリスト入力を示す。数値入力において、
入力値が上限値または下限値を越えたときにメッセージ
表示や白黒反転等警告表示がなされる。文字入力は、値
がタッチパネル14内蔵の認識ソフトウェアを介して文
字認識されて入力される。積算値は、数値入力同様、入
力値が上限値または下限値を越えたときにメッセージ表
示や白黒反転等警告表示がなされる。リスト入力におい
て、値は、コンボボックスによって選択されるものとす
る。
【0021】図7に上述した休止機器入力画面が示され
ている。この画面には、機器名リストが列挙されてお
り、この中から、休止機器を選択するしくみになってい
る。ここで選択した設備機器の点検項目は表示されな
い。また、休止機器が一つでも選択されていた場合は、
メニュー画面に何らかのマークが表示される。
【0022】このような構成における装置の動作につい
て図1、図2、図3、図8、図9を用いて、説明する。
図8は、本発明実施形態の動作を説明するためのフロー
チャートである。ここでは、プラント設備内に設けられ
た機器のうち、流動ブロワを点検する場合について説明
する。まず、設備点検にあたり、点検作業者が事務所を
スタートするにあたり、設備点検端末10のスタートボ
タンを押下することによって点検作業が開始される。設
備点検端末10の表示画面に、流動ブロワの入力項目が
表示される。設備点検者は、そのガイダンスに従い、流
動ブロワの設置場所へ出向き、電流値、モーターの温
度、油量についての数値データを入力し、続いて流動ブ
ロワのモータの振動、運転音についてチェックを行い、
チェック入力を行う。このチェック入力は、目視、触診
による感覚データであり、正常は「○」、注意が必要と
思われる状態は「△」、異常があると思われる状態は
「×」を入力する(ステップS11)。
【0023】タッチパネル14各データが入力され、入
力された点検データがメモリカード16に一時記憶され
ると、診断部13は、まず、メモリカード16から電流
値の点検データを読み出すとともに、記憶部12から流
動ブロワに関する診断データ(図2)を読み出し、この
診断データの電流値における診断レベルと点検データを
比較し、異常があるか否かを検出する(ステップS1
2)。
【0024】例えば、入力された電流値が125Aであ
り、異常有りが検出されると、診断部13は、判断基準
レベルが軽故障のレベルであるか否かを検出する(ステ
ップS13)。この場合、入力された電流値が120A
以上であるので、単重故障であると検知する(ステップ
S18)。そして、表示入力コントローラ17によって
記憶部12に記憶されている処置内容(図3)に応じた
応急対策表示を行う制御がなされ、図9(a)に示すよ
うな処置内容がタッチパネル14に表示される(ステッ
プS19)。そして、ステップS17に移行するが、こ
の表示がなされた時点で、作業点検者がサポートセンタ
に運転停止が必要である異常報告をすることによって、
サポートセンタの作業者が機器に対して修繕処置がなさ
れる。
【0025】一方、入力された電流値が113Aであ
り、異常ありが検出された場合(ステップS12)、診
断部13は、判断基準レベルが軽故障であるか否かを検
出する(ステップS13)。この場合、入力された電流
値が110〜120Aの範囲内であるので、軽故障であ
ると検知する。次に、判断部13は、複合データチェッ
クを行う(ステップS14)。ここでは、軽故障が1つ
であるので、単軽故障であると検知されたのち(ステッ
プS15)、表示入力コントローラ17によって記憶部
12に記憶されている処置内容(図3)に応じた応急対
策表示を行う制御がなされ、図9(b)に示すような処
置内容がタッチパネル14に表示される(ステップS1
9)。次いで、すべての点検データについてチェックが
完了したか否かが検出され(ステップS17)、チェッ
クすべき点検データがある場合、ステップS12に移行
する。
【0026】次に、「振動」の点検項目について入力さ
れた点検データが「△」であり、この点検データについ
てチェックが行われた場合、診断部13は、異常ありを
検出し(ステップS12)、軽故障であることを検出し
(ステップS13)、複合データチェックを行う(ステ
ップS14)。この場合、「電流値」と「振動」におけ
る点検項目の2種類について軽故障であるので、複合軽
故障であると検出する(ステップS16)。そして、上
述した動作と同様に、図9(b)に示すような処置内容
がタッチパネル14に表示される(ステップS19)。
そして、すべての点検データについてチェックが完了し
たか否かが検出され(ステップS17)、チェックすべ
き点検データがある場合、ステップS12に移行する。
【0027】次に、「温度」の点検項目について入力さ
れた点検データが「58℃」であり、この点検データに
ついてチェックが行われた場合、診断部13は、異常な
しであると検出し、すべての点検データについてチェッ
クが完了したか否かが検出し(ステップS17)、チェ
ックすべき点検データがある場合、ステップS12に移
行する。
【0028】次に、「運転音」の点検項目について入力
された点検データが「△」であり、この点検データにつ
いてチェックが行われた場合、診断部13は、異常あり
を検出し(ステップS12)、軽故障であることを検出
し(ステップS13)、複合データチェックを行う(ス
テップS14)。この場合、「電流値」と「振動」と
「運転音」とにおける点検項目の3種類について軽故障
であるので、複合重故障であると検出する(ステップS
20)。そして、表示入力コントローラ17によって記
憶部12に記憶されている処置内容(図3)に応じた応
急対策表示を行う制御がなされ、図9(a)に示すよう
な処置内容がタッチパネル14に表示される(ステップ
S19)。そして、ステップS17に移行するが、この
表示がなされた時点で、作業点検者がサポートセンタに
運転停止が必要である異常報告をすることによって、サ
ポートセンタの作業者が機器に対して修繕処置がなされ
る。
【0029】次に、「油量」の点検項目について入力さ
れた点検データが「油量レベル4」であり、この点検デ
ータについてチェックが行われた場合、診断部13は、
異常なしであると検出し、すべての点検データについて
チェックが完了したか否かが検出し(ステップS1
7)、チェックすべき点検データがない場合、流動ブロ
ワにおける点検データのチェックを完了する。なお、こ
れらの点検データのチェックにおいて、すべての点検項
目において、異常がない場合は、タッチパネル14に図
9(c)に示すような表示がなされる。また、異常が検
出された場合は、機器における診断結果として、異常レ
ベルに応じた処置内容が再表示される。
【0030】次に、第2の実施形態について図面を用い
て説明する。図10は、第2の実施形態における設備点
検端末の構成を示す概略ブロック図である。この図にお
いて、図1の各部に対応する部分には同一の符号を付
け、その説明を省略する。設備点検端末10−1のう
ち、機器状態検出部20は、カメラ21と音声データ生
成部22によって構成され、点検対象となる機器の状態
を検出する。カメラ21は、点検機器を撮像し画像デー
タを生成する。このカメラ21は、点検データとして電
子的に記憶する点において、デジタルカメラであること
が好ましい。音声データ生成部22は、点検機器から発
生する音を検出し、音声データを生成する。
【0031】このような構成における設備点検端末10
−1を携帯した点検作業者は、第1の実施形態において
説明した手順と同様にプラント設備内の点検機器を点検
する。そして、機器に異常を発見した場合、あるいは、
機器の状態が異常か否か判断できない場合に、機器状態
検出部20によって機器の状態を検出し、検出結果を点
検項目と関連づけて点検データとしてメモリカード16
に記憶する。特に、点検対象となる機器に破損、変色等
の異常がある場合には、カメラ21によって、異常部分
を撮像し、画像データをメモリカード16に記憶する。
一方、点検対象となる機器に異常音が発生している場合
等は、音声データ生成部22によって、異常音を検出
し、音声データをメモリカード16に記憶する。このよ
うにして収集された画像データ、音声データを含む点検
データを事務所に持ち帰り、点検結果の報告を行う。
【0032】次に、事務所に持ち帰った後に点検結果を
報告する場合について図11のフローチャートを用いて
説明する。ここでは、設備点検端末から点検診断システ
ムにデータを転送する場合について説明するが、点検診
断システムは、事務所に設置されるコンピュータであ
り、プラント設備の点検データを点検履歴として蓄積
し、運転データと点検データとを比較し、機器に異常が
あるか否かを検出し、この検出結果に基づいて機器に発
生した不具合に対する対策処理に関する情報を生成す
る。ここで、運転データは、点検履歴として蓄積されて
いる点検データのうち、正常運転している状態の点検デ
ータである。また、流動ブロワに関する点検データを点
検結果として報告する場合について説明する。
【0033】まず、点検作業者は、プラント設備の点検
が完了したのち、事務所に戻り、点検診断システムにメ
モリカード16を差し込み、メモリカード16から点検
診断システムに画像データ、音声データを含む点検デー
タを転送する(ステップS31)。この点検データの転
送は、通信ユニット15によって点検診断システムへ転
送してもよい。次に、点検診断システムは、転送された
点検データを取得すると(ステップS32)、取得した
点検データを点検履歴として記憶した後(ステップS3
3)、運転データを読み出し(ステップS32)、この
運転データと、点検データを比較する(ステップS3
5)。比較結果において、点検データが異常がない状態
を示している場合点検診断システムは、流動ブロワに関
する点検報告を終了し、他の点検機器における点検報告
を受ける。
【0034】一方、点検データ異常で運転している状態
を示している場合、点検診断システムは、流動ブロワの
運転停止または、この流動ブロワを予備の流動ブロワに
切り替える指示をディスプレイなどに出力する(ステッ
プS36)。これにより、事務所内の作業員によって、
流動ブロワの運転停止または切り替えの作業が行われ
る。また、点検診断システムは、点検データが異常運転
している状態を示している場合に、点検データと運転デ
ータを送信し、データ解析を指示する(ステップS3
7)。サポートセンターのメンテナンス員は、点検診断
システムからデータ解析の指示を受けると(ステップS
37)、点検診断システムからの指示に基づいて、点検
データと運転データとに基づいて、電流値、温度などに
基づく数値解析、過去に発生した同様事例と点検データ
に基づく事例解析、機器の振動の状態に基づく振動解析
を行い(ステップS38)、原因究明、対策検討する
(ステップS39)。ここで、データ解析において、メ
ンテナンス員は、点検診断システムから送信された画像
データをディスプレイなどに出力し、機器の状態を確認
するとともに、音声データをスピーカなどによって出力
し、異常音を聞き、データ解析を行う。このように、画
像データ、音声データについても参照できることによ
り、メンテナンス員は、機器の状態をより詳細に把握で
き、原因究明、対策検討を行いやすくなる。
【0035】次に、この発明の一実施形態による設備点
検端末10−1を適用して設備点検を行う場合の作業の
流れについて図12のフローチャートを用いて、説明す
る。まず、点検作業員が設備点検端末10−1を携帯
し、事務所を出発し、点検対象となる各機器の点検を行
う。機器に異常があると感じた場合(ステップS10
1)、動作異常等、発見した異常の状況を設備点検端末
10−1に入力する(ステップS102)。
【0036】一方、機器に異常がないと感じた場合(ス
テップS103)、点検結果を点検データとして設備点
検端末10−1に入力する(ステップS104)。設備
点検端末10−1は、入力された点検データに基づき、
機器に異常があるか否かを検出し、異常を検知した場合
に(ステップS105)、処置内容として確認作業の指
示や運転停止、サポートセンタに連絡をさせる指示の表
示を行う(ステップS106)。
【0037】ステップS102に戻り、点検データが入
力された後、設備点検端末10−1は、入力された点検
データをチェックする(ステップS107)。このステ
ップにおいて、設備点検端末10−1は、チェックした
結果に応じて、現場において確認可能な内容における作
業を優先順に表示する。例えば、電流値の確認を指示す
る表示を行った後、確認後の電流値が入力されると、こ
の入力値に応じた作業指示即ち、点検作業の継続指示あ
るいは運転停止の指示を表示する。他に、機器の状態に
応じて、危機から発生する異常音の確認、機器の動作の
昇降時間の確認を指示する表示などが行われる。
【0038】この表示に応じて、点検作業員は、現場に
おける確認を行い、確認内容を点検データとして設備点
検端末10−1に入力する(ステップS108)。例え
ば、このステップにおいて、点検作業員は設備点検端末
10−1の音声入力部22によって異常音のデータの収
集や、カメラ21によって昇降状態の撮像を行う。
【0039】タッチパネル14に表示された指示に応じ
た点検データが入力されると、設備点検端末10−1
は、入力された点検データにおいて異常がある場合、こ
の異常レベルに応じて機器の運転を停止の指示、サポー
トセンターに連絡させる指示等、当面の対策指示となる
処置内容を表示する(ステップS109)。
【0040】一方、設備点検端末10−1は、入力され
た点検データにおいて異常がない場合、運転継続し、次
の点検項目の点検を継続して行わせる指示を表示する
(ステップS)。そして、点検が終了した場合、作業点
検員は、点検診断システムに点検データを転送し、作業
日報を作成する(ステップS112)。
【0041】ステップS109に戻り、処置内容の表示
がなされた後、点検が完了すると、点検データを点検診
断システムに転送する報告処理に移行する(ステップS
113)。このステップにおいて、点検診断システム
は、設備点検端末10−1から点検データを取得した
後、事務所内の作業員に対する作業内容を表示する。こ
の表示は、例えば、設備責任者の連絡先の表示し、責任
者への通知させるための表示である。また、点検診断シ
ステムは、この異常が発生した状況が記録されている点
検データである画像データ、音声データを電子メール機
能によって設備責任者に電子メールを送信する(ステッ
プS113)。このとき、点検診断システムは、外部に
接続される電話、ファクシミリによって設備責任者に発
生内容を通知する場合もある。
【0042】異常が発生した通知を点検診断システムか
ら受けた設備責任者は、通知内容を確認する(ステップ
S114)。これにより、設備責任者は、点検診断シス
テムに蓄積されている機器記録を確認し(ステップS1
15)、現場に出向いている作業員と双方向通信を行
い、現場の機器の状況を把握できる(ステップS11
6)。そして、設備点検者は、この現場の状況に応じて
対策を指示する(ステップS117)。
【0043】点検診断システムは、設備点検者からの指
示に応じて、在庫データにアクセスし、交換部品の在庫
があるか否かを検知する(ステップS118)。さら
に、点検診断システムは、設備点検者からの指示に応じ
て、専門作業員の手配を行う(ステップS119)。こ
の手配は、画像データ、音声データを電子メールで送信
するとともに、専門作業員に現場状況を通知する。
【0044】部品の在庫がある場合、点検診断システム
は、部品の手配を行い、交換部品を部品図によって指示
する(ステップS120)。また、点検診断システム
は、メーカーのメンテナンス連絡先表示を行う(ステッ
プS121)。以下、設備責任者は、双方向通信を継続
し、必要に応じて作業員に指示を行う(ステップS12
2)。
【0045】また、点検診断システムは、サポートセン
ターに対し、この異常が発生した状況が記録されている
点検データである、画像データ、音声データを電子メー
ルによって通知するとともに、警報手段によって設備に
異常が発生したことを通知する(ステップS123)。
これにより、サポートセンターの作業員は、点検データ
に基づいて、モニタリングを開始し、現場の作業者およ
び設備責任者と情報を共有する(ステップS124)。
そして、サポートセンターの作業員は、必要に応じて作
業員を現場に派遣し(ステップS125)、モニタリン
グを継続する(ステップS126)。
【0046】また、点検診断システムは、設備責任者、
サポートセンター、現場の作業員など、外部からの指示
に応じて、異常が発生した機器に関する取扱説明書の何
ページを参照すべきかを表示したり(ステップS12
7)、機器の記録を表示する(ステップS128)。こ
の機器の記録表示は、日報としてまとめられた運転デー
タに基づいく運転データの表示、最近の運転データに基
づく運転状況を示すグラフの表示、機器の過去の補修履
歴表示、同じ機種における他の機器の状況の表示を行
う。
【0047】さらに、点検診断システムは、外部からの
指示に応じて、通常時における機器の電流値や他のデー
タを出力するとともに、正常な作動状況における画像デ
ータ、音声データに基づき、映像、音声を出力する(ス
テップS129)。さらに、点検診断システムは、外部
からの要求に応じて、点検作業を行う手順を示す映像資
料を設備点検端末10−1に提供する(ステップS13
0)。これにより、現場の作業員が機器に対する作業方
法の知識を有していなくても、設備点検端末10−1の
表示画面を参照することにより、作業を開始することが
できる。そして、点検診断システムは、これらの作業が
完了すると、上述した異常に関する対応した内容などを
故障記録として蓄積するとともに、画面上に表示する
(ステップS131)。
【0048】また、上下水場の設備においては、図13
(a)、図13(b)に示すように、給水部における水
質を管理するための点検項目があり、これらの判断基準
レベルに応じて給水停止や、処理量を増加させるための
処置内容が表示される。このように、現場に実際に出向
かなければ確認できない点検項目がプラント設備の設置
状況に応じて設定される。
【0049】なお、上記実施形態における処置内容の出
力として、異常レベルに応じて画面に出力される表示の
色を変えたり、点滅を行ったり、警報音の種類を変える
ようにしてもよい。
【0050】また、第2の実施形態において、カメラ2
1と音声データ生成部22は、設備点検端末10−1に
設けられた場合について説明したが、カメラ21と音声
データ生成部22は、必ずしも設備点検端末10−1の
同一筐体内に設けられる必要はない。従って、設備点検
端末10と、ディジタルカメラと、テープレコーダーと
によって構成されるようにしてもよい。
【0051】なお、第2の実施形態においては、異常を
発見した場合、異常か否か判断できない場合以外に、機
器が正常運転している状態であっても、機器状態検出部
20によって機器の状態を撮像したり、機器の運転音を
収集するようにしてもよい。そして、これらを点検デー
タとして蓄積すること入力よって、第1の実施形態にお
ける点検データのみを蓄積する場合に比べて、さらに詳
細な点検データを蓄積することができる。
【0052】また、図1における設備点検端末10−1
の各機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読
み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録
されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ま
せ、実行することにより施工管理を行ってもよい。な
お、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや
周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、
「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用し
ている場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは
表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読
み取り可能な記録媒体」とは、フロッピー(登録商標)
ディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の
可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードデ
ィスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュー
タ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等の
ネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラ
ムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的
にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクラ
イアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモ
リのように、一定時間プログラムを保持しているものも
含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能
の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前
述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されて
いるプログラムとの組み合わせで実現できるものであっ
ても良い。以上、この発明の実施形態を図面を参照して
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られ
るものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設
計等も含まれる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、入力される点検結果と判断基準レベルとに基づい
て、前記点検結果が判断基準レベルに達している場合
に、達している判断基準レベルに応じた異常レベルを生
成し、異常レベルに応じた処置データを応急処置内容と
して出力するようにしたので、深い知識を有しない点検
作業者や経験が浅い点検作業者が点検を行う場合におい
ても、現場にて発生した状況に応じて応急対応を行うこ
とができ、設備の整備をより円滑に行うことができる効
果が得られる。また、この発明によれば、点検結果に基
づいて応急処置内容を表示するようにしたので、端末が
有する限られた少ないデータ資源を利用して応急対応が
可能となる効果が得られる。
【0054】また、この発明によれば、点検結果に基づ
いて応急処置内容を表示するようにしたので、収集した
点検結果に基づいて機器に発生した不具合に対し、応急
対応を行うことができ、プラント設備の機器の破損の進
行を低減させ、機器全体の運転が停止する可能性を低減
させることができる効果が得られる。さらに、この発明
によれば、判断基準レベルを複数設けるようにしたの
で、機器の故障状態に応じた応急処置ができる効果が得
られる。
【0055】さらに、この発明によれば、機器状態検出
手段によって検出した検出結果を機器状態データとして
記憶するようにしたので、機器の外見、運転音などの運
転状態を点検履歴として蓄積でき、これにより、故障が
発生した場合に、過去の運転状況として参照できるの
で、発生した故障の原因究明や対策検討を行い易くなる
効果が得られる。
【0056】さらに、この発明によれば、状態検出手段
が検出した検出結果を機器状態データとして外部機器へ
送信するようにしたので、現場にから離れた場所にいる
点検作業者以外の作業員が現場に出向くことなく異常が
発生した機器の状態を把握できる。これにより、現場に
出張する時間のロスをなくし、機器の診断を行うことが
できるので、機器の異常状態にすばやく対応することが
出来る効果が得られる。また、現場に居合わせない作業
者も機器の不具合の原因究明や対策検討ができるので、
故障時間の短縮を図ることができ、機器の復旧の効率化
を図ることができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態による設備点検端末の
構成を示す概略ブロック図である。
【図2】 流動ブロワにおける診断データの一例を示す
図面である。
【図3】 異常レベルに応じて設定される処置データを
示す図面である。
【図4】 タッチパネル14の画面遷移を説明するため
の図面である。
【図5】 本発明において使用されるタッチパネルの画
面構成を説明するために引用した図である。
【図6】 本発明において使用されるタッチパネルの画
面構成を説明するために引用した図である。
【図7】 本発明において使用されるタッチパネルの画
面構成を説明するために引用した図である。
【図8】 この発明における装置の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図9】 タッチパネルに表示される処置内容の一例を
示す概略図である。
【図10】 第2の実施形態における設備点検端末の構
成を示す概略ブロック図である。
【図11】 事務所に持ち帰った後に点検結果を報告す
る場合について説明するためのフローチャートである。
【図12】 この発明の一実施形態による設備点検端末
を適用して設備点検を行う場合の作業の流れについて説
明するためのフローチャートである。
【図13】 上下水場の設備において、診断データと処
置内容の一例を示す図面である。
【符号の説明】
10、10−1 設備点検端末 11 CPU 1
2 記憶部 13 診断部 14 タッチパネル 15 通信ユ
ニット 16 メモリカード 17 表示入力コントローラ
18 システムバス 20 機器状態検出部 21 カメラ 22 音声
データ生成部
フロントページの続き (72)発明者 上野 勇 東京都中央区佃2丁目17番15号 月島機械 株式会社内 (72)発明者 落合 隆 東京都中央区佃2丁目17番15号 月島機械 株式会社内 (72)発明者 今坂 登 東京都中央区佃2丁目17番15号 月島機械 株式会社内 (72)発明者 木山 繁豊 東京都中央区佃2丁目17番15号 月島機械 株式会社内 (72)発明者 岩本 征敏 東京都中央区佃2丁目17番15号 月島機械 株式会社内 Fターム(参考) 5H223 AA01 BB01 DD07 DD09 EE06 EE30 FF03 FF04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点検対象となる点検機器の所定の点検箇
    所を点検した点検結果が入力される入力手段を有し、前
    記入力手段によって入力される点検結果を記憶する設備
    点検端末において、 前記設備点検端末は、 前記点検機器に異常が発生しているか否かを示す判断基
    準レベルが予め設定される第1の記憶手段と、 前記入力手段から入力される前記点検結果に対応する点
    検箇所における判断基準レベルを前記第1の記憶手段か
    ら読み出す読み出し手段と、 前記入力手段から入力される点検結果と前記読み出し手
    段が読み出した判断基準レベルとに基づいて、前記点検
    結果が判断基準レベルに達している場合に、達している
    判断基準レベルに応じた異常レベルを出力する診断手段
    と、 前記点検機器における処置データを前記異常レベルに応
    じて記憶する第2の記憶手段と、 前記診断手段から出力される異常レベルに対応する処置
    データを第2の記憶手段から読み出し、処置データを応
    急処置内容として出力する出力手段と、 を有することを特徴とする設備点検端末。
  2. 【請求項2】 第1の記憶手段に記憶される判断基準レ
    ベルは複数の段階に分割されており、前記診断手段は、
    前記入力手段から入力される点検結果が到達する判断基
    準レベルに応じた異常レベルを出力し、前記出力手段
    は、前記診断手段から出力される異常レベルに応じた処
    置データを前記第2の記憶手段から読み出し、応急処置
    内容として出力することを特徴とする請求項1記載の設
    備点検端末。
  3. 【請求項3】 前記判断基準レベルは、2つのレベルが
    設定されていることを特徴とする請求項2記載の設備点
    検端末。
  4. 【請求項4】 前記設備点検端末はさらに、 前記点検機器を撮像し画像データを生成するカメラまた
    は前記点検機器から発生する音を検出し音声データを生
    成する音声データ生成手段とのうち少なくともいずれか
    一方によって前記点検機器の状態を検出する機器状態検
    出手段と、 前記機器状態検出手段が検出した検出結果を機器状態デ
    ータとして記憶する機器状態記憶手段と、 を有することを特徴とする請求項1から請求項3のうち
    いずれかに記載の設備点検端末。
  5. 【請求項5】 前記設備点検端末はさらに、前記機器状
    態検出手段が検出した検出結果を機器状態データとして
    外部機器へ送信する送信手段を有することを特徴とする
    請求項4記載の設備点検端末。
  6. 【請求項6】 点検対象となる点検機器の所定の点検箇
    所を点検した点検結果が入力され、前記入力される点検
    結果を他の機器へ送信する設備点検方法において、 前記点検機器の所定の点検箇所を点検する場合に、必要
    に応じて前記点検箇所における機器の状態の撮像結果ま
    たは機器から発生する音を検出した検出結果のうち少な
    くともいずれか一方を機器状態検出結果として他の機器
    へ送信することを特徴とする設備点検方法。
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