JP2010048507A - 冷蔵庫の取扱説明用記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】
冷蔵庫の使用上の注意と、故障として誤解を招く状況を正確に知らせ、それによって生じる、一時的な冷蔵庫の運転上の変化を正しく認識させる。
【解決手段】
冷蔵庫の取扱説明の各種内容のデータを記憶した冷蔵庫の取扱説明用の記録媒体において、前記記録媒体が再生手段において再生され、前記冷蔵庫の使用上の注意内容を報知することを特徴とする。また、冷蔵庫の取扱説明の各種内容のデータを記憶した冷蔵庫の取扱説明用の記録媒体において、前記記録媒体が再生手段において再生され、且つ上記記録媒体に貯蔵室への食品収納上の注意事項を故障として誤解を招く原因と現象とを結び付けて映像と音声で記録しておくことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は冷蔵庫に関わり、特に冷蔵庫の取扱説明用記録媒体に関するものである。
冷蔵庫には各種の引き出し容器があり、それらの引き出し容器はユーザー(使用者)が注意をして使用しても様々な問題が生じることがある。
例えば、閉めたつもりでもわずかに扉が開いているといった、いわゆる、半ドア状態が生じることがある。
この半ドア状態が長時間生じると、容器を支えるレールに霜が付き、扉が開け閉めできなくなる、或いは、冷却器への多量の霜付に至り冷蔵庫が冷えなくなる。このことは、例えば冷凍室、及び冷蔵室に冷気を送る冷気循環ファンが連続運転になる、或いは圧縮機の運転音がいつもより大きいといった現象を生じる。
このような現象をユーザーが初めて経験すると、どうしたら正常に動作させることが出来るかを確かめるために、取扱説明書で確認することとなる。
取扱説明書は、一般に紙媒体として印刷されユーザーに提示されている。その他の方法として、取扱説明書の内容をCD−ROMや特許文献1に示されるレーザーディスクなどの記録媒体に記憶したものを提供する例もある。
また、特許文献2のように、電気機器に取扱説明情報の記録媒体を送信する送信手段を設け、ユーザーがこの要求信号を受信して予め記憶しているデータベース手段から検索した情報を報知する説明機とを備えた装置も提案されている。
実開昭63−11784号公報 特開平9−222850号公報
通常の使用状態であれば、半ドア状態は、例えば冷蔵庫に予め組み込まれた、ドアクローザーによって解消される。しかし、引き出し扉の容器から収納物が容器と内箱(冷凍室或いは野菜室等の内壁を形成する容器)との間に落下し、それが扉の閉まりを妨げている場合には、先のドアクローザーでもその機能が働かなくなる場合がある。
勿論、この状態はランプや警報ブザー等でユーザーに知らされるものであるが、ユーザーがこれに気づかず、何時間も半ドア状態を継続させてしまうことが応々にしてある。
この時には、当然取扱説明書をユーザー(使用者)が見ることとなる。取扱説明書には、勿論このときの対応方法も記載されているが、初めて遭遇する現象の場合、取扱説明書を読むだけでは理解できず、無用のサービスコールが増加する要因となる。
印刷された取扱説明書のほかに、特許文献1のような記録媒体にしたものがあるが、これは紙媒体による取扱説明書の内容を画像とナレーションにしたものであり、読んで頭で理解する域を出ておらず分かりにくいままであった。
また、特許文献2の装置のようにしたものでは、取扱説明書を見るためだけに専用の設備が必要になってしまう。
ところで、ユーザーは通常冷蔵庫の運転状態であっても、冷凍室、及び冷蔵室に冷気を送る冷気循環ファン及び圧縮機の運転音等、様々な音を耳にしている。これらの音がどのような音であるかは、取扱説明書内で記載しているものもあるが、これは音を文字で表現して記載して説明している。
従って、ユーザーは運転中に聞こえてくる、これらの運転音を取扱説明書の記載によって理解し聞き分ける必要がある。しかし、これは音を文字で表現したものであり、実際の音ではないので正しく認識し理解することが出来ない場合がある。
また、冷蔵庫の運転中に聞こえてくるこれらの運転音が、正常運転している時でも聞こえるものなのか、或いは異常な状態になったため聞こえるものなのかを判断することが難しくなり、正常であるにも係わらず、同じようにサービスコールが増加してしまうことになっている。
そこで、上記課題を解決する為に、本発明の目的は、冷蔵庫の使用上の注意と、故障として誤解を招く状況を正確に知らせ、それによって生じる、一時的な冷蔵庫の運転上の変化を正しく認識させることである。
上記目的を達成するために、冷蔵庫の取扱説明の各種内容のデータを記憶した冷蔵庫の取扱説明用の記録媒体において、前記記録媒体が再生手段において再生され、前記冷蔵庫の使用上の注意内容を報知することを特徴とする。
また、冷蔵庫の取扱説明の各種内容のデータを記憶した冷蔵庫の取扱説明用の記録媒体において、前記記録媒体が再生手段において再生され、且つ上記記録媒体に貯蔵室への食品収納上の注意事項を故障として誤解を招く原因と現象とを結び付けて映像と音声で記録しておくことを特徴とする。
また、冷蔵庫の取扱説明の各種内容のデータを記憶した冷蔵庫の取扱説明用の記録媒体において、前記記録媒体が再生手段において再生され、且つ上記記録媒体に引き出し扉の容器への食品収納上の注意事項を故障として誤解を招く原因と現象とを結び付けて映像と音声で記録しておくことを特徴とする。
また、回転数を制御可能とした圧縮機と、貯蔵室に冷気を送風する冷気循環ファンとを備え、前記記録媒体に前記冷蔵庫への食品収納上の注意事項を故障として誤解を招く原因と結び付けて、映像と音声で記録しておくと共に前記冷蔵庫の庫内の温度が所定温度よりも上昇した時の前記圧縮機及び/または前記冷気循環ファンの運転音が記録されたことを特徴とする。
また、前記冷蔵庫の庫内温度が所定温度よりも上昇した後の前記圧縮機及び/または前記冷気循環ファンの運転音を記録すると共に、前記圧縮機及び/または前記冷気循環ファンの通常時の運転音と扉に隙間があった後の前記圧縮機及び/または前記冷気循環ファンの運転音とを対比したことを特徴とする。
また、冷蔵庫の取扱説明の各種内容のデータを記憶した冷蔵庫の取扱説明用の記録媒体において、前記記録媒体が再生手段において再生され、且つ上記記録媒体に冷蔵庫の運転時に手で触れて熱くなる場所及び熱さを、触感をもって知らせるように映像と音声で記録しておくことを特徴とする。
また、前記冷蔵庫の扉に隙間があった後の前記冷蔵庫の外側面温度と正常運転時の前記冷蔵庫の外側面の温度とを色で記録しておくようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、冷蔵庫の使用上の注意と、故障として誤解を招く状況を正確に知らせ、それによって生じる、一時的な冷蔵庫の運転上の変化を正しく認識させることが出来る。
先ず図1において、冷蔵庫の全体構成を説明する。図1は、本発明の一実施例を備えた冷蔵庫の縦断面図である。
1は、冷蔵庫本体である。この冷蔵庫本体1は、内部に上から冷蔵室2,冷凍室3,野菜室4等を有している。5は、冷蔵室2の前面開口縁を閉塞する冷蔵室扉である。6は、冷凍室扉である。7は、野菜室扉である。
そして、上記冷蔵室扉5は、図には示してないがヒンジ等を利用して冷蔵庫本体に回動自在に取り付けられており、冷凍室扉6,野菜室扉7は引き出し枠とレールとを利用して引き出し自在に冷蔵庫本体に取り付けられている。
そして、冷蔵室2内には、食の貯蔵を容易にする為の棚板8,小物引き出し容器9、更には、扉ポケット10が設けられている。
また、冷凍室3には、冷凍室3自体を構成する冷凍室ケース(容器)11が、野菜室4には野菜室4自体を構成する野菜室ケース(容器)12が設けられている。これら冷凍室ケース11、及び野菜室ケース12は、先にも説明したように、冷凍室扉6,野菜室扉7側に設けられた引き出し枠13,14により冷凍室扉6,野菜室扉7と一体となって動くように作られている。そして、冷凍室ケース11,野菜室ケース12を伴った冷凍室扉6,野菜室扉7は図には示してないが冷蔵庫本体側に設けられたレールに沿って引き出し自在とされている。
15は圧縮機であり、16は凝縮器であり、17は冷却器である。これらは、図には示してないが、毛細管等を伴って周知の冷凍サイクルを構成している。
圧縮機15の回転数は、1500〜4000RPMの範囲で可変制御される。冷蔵庫(冷凍室,冷蔵室等を含む)の温度上昇があった時には圧縮機15の回転数を上げ、圧縮機15の仕事量を増やす。一方、冷蔵庫(冷凍室,冷蔵室等を含む)の温度が安定している時には、圧縮機15の回転数を下げ、圧縮機15の仕事量を減らしている。
また、凝縮器16は、冷蔵庫本体の外郭を構成する薄板鉄板製の外箱を利用している。この為、冷蔵庫側面は、圧縮機15等が運転することで生じる熱が伝わり、温度が多少高くなる。具体的に、長時間半ドア状態であった後の運転時には、圧縮機15は高速回転となる。そして、圧縮機15の吐出ガス温度が高くなり、凝縮器16(冷蔵庫本体の側面)の温度もそれに連動して高くなる。例えば、室内温度が30℃の時、冷蔵庫本体の側面温度は35℃〜40℃となる。
18は、冷却器室である。この冷却器室18は、冷凍室3の後部に仕切り板19を介して形成されている。そして、この冷却器室18内に冷却器17は設置されている。冷却器室18内には、冷気循環ファン20,ダンパー21,除霜用ヒーター22、それに露受樋23等が設置されている。
冷却器18で冷却された冷気は、冷気循環ファン20によって、仕切り板19に設けられた吹き出し口24から冷凍室3に吹き出される。そして、冷凍室3を冷却した冷気は、吸い込み口25より冷却器に戻される。
また、冷蔵室2には、ダンパー21により制御された冷気が必要な量だけ送られ、パネル26の吹き出し口27より吹き出され、冷蔵室2を冷却する。冷蔵室2を冷却後の冷気の戻りは、図示していないが、断熱材中を通して冷却器17下部に戻される。
また、野菜室4も冷蔵室2と同様、ダンパー21により制御された冷気が、必要な量だけ野菜室4に送られ、野菜室4を冷却する。冷却後の冷気は、戻り通路28を通して、冷却器17下部に戻される。
29は、ドアクローザーを兼ねた電動引き出し装置である。このドアクローザーを兼ねた電動引き出し装置29は、冷凍室3,野菜室4の箱体側に設けられており、冷凍室扉6、或いは野菜室扉7を開けようとした時には、冷凍室扉6外面、或いは野菜室扉7外面のハンドル部に設けられた操作スイッチ(ハンドル内に組み込み)を押すことで開くことができる。また、ドアクローザーを兼ねた電動引き出し装置29は、半ドア状態を自動的に検出して閉める役目も果たす。
しかし、このドアクローザーを兼ねた電動引き出し装置29でも、冷凍室ケース11、及び野菜室ケース12に食品を収納し過ぎた場合、その食品が容器後方に落下し、容器と仕切り板、或いは冷蔵庫本体との間に図に示すように挟まって、半ドア状態となることがある。
このため、半ドア状態をユーザーに知らせる警報装置30が、図5の扉正面パネル部に設けられている。本実施例は、扉の半ドア状態を中心に説明する。
31は、取扱説明書である。この取扱説明書31は、使用中の注意ポイントなどを記載した紙媒体での印刷物であり、冷蔵庫本体1に付属されている。
さらに、冷蔵庫本体1には、後記するように使用中の注意ポイントなどを説明するために、文字だけでなく実際に使用中の映像や説明のナレーション音声、或いは使用中に発生する運転音などの記録している取扱説明用の記録媒体であるDVD32も付属されている。
DVD32は、ユーザーが製品を使い始める前や、運転中の不注意などにより異常が生じた時に、その現象が何故起こったか等を調べる時に再生して見るものである。
次に図2において、記録媒体のデータ構成を説明する。図2は、本発明の一実施例を備えた記録媒体のデータ構成の説明図である。記憶されるデータ33は、階層構造になっており、階層を追って順次取り出し再生することが出来るようになっている。
冷蔵庫の使用中に発生する運転音および食品の収納の説明を例に、データ33の構成を説明する。まず、メニュー画面に相当する第1階層のデータテーブル34があり、このデータテーブル34は説明する項目によりさらに細分化されたテーブルとなっている。データテーブル34の中に、冷蔵庫のご使用に際しての中に細分化された食品の収納(冷蔵室,冷凍室,野菜室の収納のしかた)のデータテーブル35がある。このデータテーブル35の中に、同様に運転中の故障として誤解を招く状況などにより細分化されて機器の運転状況を運転音として記憶しているデータテーブル36がある。
このようにしてDVD32には、冷蔵庫の上手な使い方、食品の収納の仕方、お手入れの仕方などのデータが、同様の階層構造をもったデータテーブル34として記憶されている。
次に、図3において、記録媒体の再生について説明する。図3は、記録媒体の再生手段の図である。
このDVD32を再生するには、図3のように公知のDVDプレーヤー37Aとディスプレイ37Bなどから成る再生手段37を用いて再生する。DVDプレーヤー37AにDVD32をセットすると自動再生開始され再生された映像がディスプレイ37Bに表示されると共にスピーカ(図示せず)などから音声が出力されるようになっている。そして、前述したデータテーブル35に従って、各室の主な特徴、冷蔵庫のご使用に際して、便利な機能の使い方などの内容で順次再生される。
次に図4において再生画面を説明する。図4は、記録媒体を再生したときのメニュー画面の例である。
DVDプレーヤー37Aがメニュー再生に対応していれば、画面に図4のようなメニューを表示させる。このメニュー機能を使い、リモコンなどの指示手段(図示せず)によって見たい項目を指定することで、冷蔵庫の使用に際して、或いは手入れの仕方などを直ぐに再生することができる。この時の画面では、選択可能なメニュー項目401が表示されている。よって、取扱説明を見たいメニュー項目401を前記指示手段(図示せず)によって選択すると、その内容が再生される。ここでは、メニュー選択を促すナレーションを行うことで、より理解が容易なものとすることができる。
なお、メニュー構成をデータテーブルと同じような階層構成にして、データテーブル36の中の再生する項目を直接選択できるようにして、再生させるようにしても良い。また、メニューを取扱説明書31に記載されている音を表現する文字から選ぶようにして、実際の音を再生すると共にどのような時に発生する音であるかを、冷蔵庫の運転の映像と共に示すことも出来る。このとき、故障として誤解を招く状況から探して行くことが出来るので、探し易くなり、より早く対処方法を把握することが出来る。
次に図6,図7において、DVD32を使った取扱説明の例を、再生される画面で説明する。図6は、記録媒体を再生し、ハンドル部に設けたボタンを押して、冷凍室扉を開放した図である。図7は、記録媒体を再生し、ハンドル部に設けたボタンを押して、野菜室扉を開放した図である。
ここでは、電動引き出しルーム(冷凍室ケース付き冷凍室扉,野菜室ケース付き野菜室扉)を、引き出しルームの場所を示すタイトル部501が再生されるようにしている。そしてナレーションにより、その機能の詳細が説明されるようにしているので、ユーザーは動画でその機能の使い方を理解することができる。
なお、電動引き出し機能についてのナレーション付きの説明は、次の通りである。冷凍室下段の該当個所502,503を四角枠で囲み、ハンドル部に設けたボタンを押して、電動引き出しを開ける動画とする。ユーザーがハンドル部に設けたボタンを押せば、収納量が多く重い引き出しが軽快に開放できる(これまでの約10分の1の力)ことを、動画内で実際に操作して説明する。これにより、ユーザーは購入した冷蔵庫の取り扱いを、動画を見ながら理解することが出来る。
次に図8〜図10において、DVD32を使った取扱説明の別の実施例を、再生される画面で説明する。図8〜図10は、記録媒体を再生した時の図で冷凍室の収納ケース内への食品収納上の注意及び食品のはみだしを説明する時の画面の例であり、図8は収納ケースのふちの高さ以上に食品を積み上げた時の注意内容を説明する図、図9は半ドア時の注意内容を説明する図、図10は食品がケースの後ろ側に落ちた半ドア時の注意内容を説明する図である。本実施例では冷凍室の例で説明するが、野菜室の場合も同様である。
ここでは、ケース内に積み上げた食品がはみだし、収納ケースから落下し、収納ケースと冷蔵庫本体との間に挟まった時に生じる状況を解説する。それと同時に、機器の運転状況を運転音として記憶させた例に付いて説明する。
このとき、タイトル部601によって、どの作業かを示している。実際に食品の入った収納ケースを、図8の602,図9の603,図10の604で表示しながら、注意内容605,606,607が同時に再生される。さらにナレーション音声により、注意事項,扉の隙間(半ドア)状況並びに、この状況に伴い発生する現象が同時に再生される。ナレーション音声の内容は図8〜図10に示すように、一例として、「冷凍室,野菜室それぞれのケースに食品を収納するときには、ケースのふちの高さ以上に食品を積み上げないで下さい。」、「はみ出した食品が、ドア(扉)にはさまり引き出しドア閉まらず、庫内の温度が上がってしまいます。」、「食品がケースの後ろ側に落ちてドアが閉まらなくなることもあります。これが冷凍室ケースであった場合アイスクリームや冷凍食品が溶けたりする原因の一つになります。」等である。
また、図8の602,図9の603に対する動画は、食品を詰め込みすぎた状態の冷凍室を、順に、上からの視点,真横からの視点へと移し、収納ケースの縁から食品がはみ出ているのがわかる動画とする。続けて、その状態で引き出しを閉めると、食品が引き出しに挟まってしっかり閉まらない、いわゆる半ドア状態を示す動画としている。
また、図10の604に対する動画は、収納ケースの後ろ側に食品が落下した状態の静止画としている。
次に図11,図12において、DVD32を使った取扱説明の別の実施例を、再生される画面で説明する。図11は、記録媒体を再生した時の図で冷凍室ケース内の霜付現象を説明する画面の例である。図12は、記録媒体を再生した時の図で、半ドアが生じた時、冷蔵庫の温度が上がる箇所を説明した図である。
まず、図11のように、タイトル部601によってどの作業かを示す。そして、実際に食品の入った収納ケースを動画で見せながら、先の注意内容605,606,607が守られなかった場合、冷凍室の引き出し枠に霜が着き、ドアが開閉出来なくなる旨の注意事項608を表示する。なお、このとき、冷凍室の引き出し枠に霜が附着した状態の動画としている。
一方、ナレーション音声では、扉に隙間(半ドア)が発生した状態で放置すると、容器(ケース)を支えるレール(支持枠)に霜が付いて、ドアが開け閉め出来なくなることがある旨の説明をする。そして、無理な収納を避けることで、無駄なエネルギー消費を防止できることを報知する。
なお、冷蔵室の収納については、食品の詰め込み過ぎの例と、推奨する収納の例とを、画像で比較することにより、視覚的に把握容易に説明している。
次に、図12においては、タイトル部609によって、冷蔵庫の温度が上がる部分を示す。ナレーション音声では、「冷蔵庫の側面が熱くなったり、足元から暖かい風が出ることがあります。」との注意喚起事項を表示する。そして、実際に冷蔵庫の側面に手で触る、および、足元が熱くなる動画を見せながら、ユーザーに異常ではないことを呼びかける。
また、ナレーション音声では、冷蔵庫が熱くなるのは、冷却装置が運転する時に熱を発生するためであることを報知する。また、冷蔵庫の側面が熱くなったり、足元が暖かく感じることが異常ではない旨、報知する。
次に、図13及び図14において、圧縮機の運転と、運転音及び冷蔵庫側面の温度との関係を説明する。図13は、扉が半ドア状態時の圧縮機の回転数と運転音との関係を示す図である。図14は、扉が半ドア状態時の圧縮機の回転数と冷蔵庫の側面温度との関係を示す図である。
圧縮機15は回転数を可変式にしている。すなわち、冷蔵庫の安定時には圧縮機15の回転数を低く抑え、長時間扉を開放状態とした場合等には、圧縮機15の回転数を高回転にし、仕事量を高める。これにより、冷蔵庫内の温度をすばやく所定温度に保持するよう工夫されている。
まず、図13は、横軸に圧縮機の回転数を、縦軸にその圧縮機の運転音をとった図である。冷蔵庫の運転が通常運転状態にある時(A点)では、圧縮機15の回転数が、例えば2000RPMである。それに対し、扉が半ドア状態等であった場合(B点)では、例えば4000RPMと倍の回転数になる。
すなわち、圧縮機15の仕事量が増すことにより、圧縮機15の運転音も図13のように大きくなる。ユーザーは、従来、この圧縮機15の運転音を聞いたとき、取扱説明書を見て、この異常音が何によって生じるものかを確認する。もし、分からなければサービスセンター等に問い合わせる。
本実施の形態においては、再生されるDVDの動画の中に、この異常音と正常音とを対比して聞かせる場面を設け、先のサービセンター等への問い合わせを減らすようにしたものである。
次に図14において、本図は横軸に圧縮機の回転数を、縦軸に冷蔵庫の側面温度をとった図である。冷蔵庫の運転が通常運転状態にある時(A点)では、圧縮機15の回転数が、例えば2000RPMである。それに対し、扉が半ドア状態等であった場合(B点)では、例えば4000RPMと倍の回転数になる。
すなわち、圧縮機15の仕事量が増すことにより、圧縮機15の仕事量が増すこととなるため、冷蔵庫の側面温度も図14のように高くなる。
ユーザーは、従来、この冷蔵庫の側面温度が高くなることに関して、取扱説明書を見てその原因を確認する。もし、分からなければサービスセンター等に問い合わせる。
本発明においては、再生されるDVDの動画の中に、この冷蔵庫の側面温度の温度状態を、例えばサーモグラフィーで視覚的に表示する場面を設ける。これにより、先のサービスセンターへの問い合わせ数を減らすようにしたものである。
本実施例は以上説明したような構成を有するものであるから、冷蔵庫の使用上の注意と、故障と誤解される想定状況を正確に知らせ、更にはそれによって生じる、冷蔵庫の運転上の変化を動画で正しく認識させることが出来る。
また、記録媒体に格納したデータから、故障と誤解される想定原因及び現象等を再生機より直接呼び出すことも出来るようになる。
通常時の運転音と、故障と誤解される運転音とを対比したものであるから、ユーザーが音声によって故障であるとの誤解を自ら解消することが出来る。
また、冷蔵庫の運転時に温度が上がる部分を視聴覚的に表示するものであるから、ユーザーは予め、冷蔵庫の温度が上がる箇所及びその理由等を、記録媒体の再生によって自ら確認することが出来る。
本発明の一実施例を備えた冷蔵庫の縦断面図である。 本発明の一実施例を備えた記録媒体のデータ構成の説明図である。 記録媒体を再生手段の図である。 記録媒体を再生したときのメニュー画面の例である。 扉が半ドア状態をユーザーに知らせる警報装置を備えた操作パネルの一部拡大説明図である。 記録媒体を再生した時の図でハンドル部に設けたボタンを押して冷凍室ケース付き冷凍室扉を開放した図である。 記録媒体を再生した時の図でハンドル部に設けたボタンを押して野菜室ケース付き野菜室扉を開放した図である。 収納ケースのふちの高さ以上に食品を積み上げた時の注意内容を説明する図である。 半ドア時の注意内容を説明する図である。 食品がケースの後ろ側に落ちた半ドア時の注意内容を説明する図である。 記録媒体を再生した時の図で冷凍室ケース内の霜付現象を説明する画面の例である。 記録媒体を再生した時の図で扉が半ドア状態時、冷蔵庫が熱くなる場所を説明した図である。 扉がドア状態時の圧縮機の回転数と運転音との関係を示す図である。 扉半ドア状態時の圧縮機の回転数と冷蔵庫の側面温度との関係を示す図である。
符号の説明
5 冷蔵室扉
6 冷凍室扉
7 野菜室扉
11 冷凍室ケース
12 野菜室ケース
13,14 引き出し枠
15 圧縮機
19 仕切り板
20 冷気循環ファン
21 ダンパー
29 電動引き出し装置
30 警報装置
31 取扱説明書
32 DVD
33 データ
34,35,36 データテーブル
37 再生手段
37A DVDプレーヤー
37B ディスプレイ
301 メニュー項目

Claims (7)

  1. 冷蔵庫の取扱説明の各種内容のデータを記憶した冷蔵庫の取扱説明用の記録媒体において、前記記録媒体が再生手段において再生され、前記冷蔵庫の使用上の注意内容を報知することを特徴とする冷蔵庫の取扱説明用記録媒体。
  2. 冷蔵庫の取扱説明の各種内容のデータを記憶した冷蔵庫の取扱説明用の記録媒体において、前記記録媒体が再生手段において再生され、且つ上記記録媒体に貯蔵室への食品収納上の注意事項を故障として誤解を招く原因と現象とを結び付けて映像と音声で記録しておくことを特徴とする冷蔵庫の取扱説明用記録媒体。
  3. 冷蔵庫の取扱説明の各種内容のデータを記憶した冷蔵庫の取扱説明用の記録媒体において、前記記録媒体が再生手段において再生され、且つ上記記録媒体に引き出し扉の容器への食品収納上の注意事項を故障として誤解を招く原因と現象とを結び付けて映像と音声で記録しておくことを特徴とする冷蔵庫の取扱説明用記録媒体。
  4. 請求項2又は3において、回転数を制御可能とした圧縮機と、貯蔵室に冷気を送風する冷気循環ファンとを備え、前記記録媒体に前記冷蔵庫への食品収納上の注意事項を故障として誤解を招く原因と結び付けて、映像と音声で記録しておくと共に前記冷蔵庫の庫内の温度が所定温度よりも上昇した時の前記圧縮機及び/または前記冷気循環ファンの運転音が記録されたことを特徴とする冷蔵庫の取扱説明用記録媒体。
  5. 請求項4において、前記冷蔵庫の庫内温度が所定温度よりも上昇した後の前記圧縮機及び/または前記冷気循環ファンの運転音を記録すると共に、前記圧縮機及び/または前記冷気循環ファンの通常時の運転音と扉に隙間があった後の前記圧縮機及び/または前記冷気循環ファンの運転音とを対比したことを特徴とする冷蔵庫の取扱説明用記録媒体。
  6. 冷蔵庫の取扱説明の各種内容のデータを記憶した冷蔵庫の取扱説明用の記録媒体において、前記記録媒体が再生手段において再生され、且つ上記記録媒体に冷蔵庫の運転時に手で触れて熱くなる場所及び熱さを、触感をもって知らせるように映像と音声で記録しておくことを特徴とする冷蔵庫の取扱説明用記録媒体。
  7. 請求項6において、前記冷蔵庫の扉に隙間があった後の前記冷蔵庫の外側面温度と正常運転時の前記冷蔵庫の外側面の温度とを色で記録しておくようにしたことを特徴とする冷蔵庫の取扱説明用記録媒体。
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