JP2001075970A - 遠方監視制御装置の診断装置及び記録媒体 - Google Patents

遠方監視制御装置の診断装置及び記録媒体

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JP2001075970A
JP2001075970A JP24616499A JP24616499A JP2001075970A JP 2001075970 A JP2001075970 A JP 2001075970A JP 24616499 A JP24616499 A JP 24616499A JP 24616499 A JP24616499 A JP 24616499A JP 2001075970 A JP2001075970 A JP 2001075970A
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fault
diagnostic
remote monitoring
control device
inference
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Kazushige Iimura
和茂 飯村
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Toshiba Corp
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    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】障害発生時、遠隔から必要な診断が容易に行え
るため、診断で得た情報から障害の原因やその解決策を
簡単に導き出すことができる遠方監視制御装置の診断装
置を得る。 【解決手段】ハードウェアに依存しないソフトウェアを
外部装置から入力して動作する遠方監視制御装置20に
対して通信回線を介して接続され、20に対する診断の
内容や方法等の指示を診断指示として入力する診断指示
入力部2と、2からの指示により、障害情報を取得、配
送するオブジェクトの前記20への出力、その実行結果
として送られてきた障害情報のデータベースである障害
情報データベースへの記憶、診断結果出力手段への障害
情報の出力要求を行う診断処理部4と、前記障害情報を
出力装置5に出力する診断結果出力部6を備え、通信回
線にて接続された1台の20を対象に、発生した障害に
対する診断を行うもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠方監視制御装置
(テレコン)から障害情報を収集して分析し、障害の原
因究明、及び解決策の選定が行え、必要であれば遠隔か
ら装置のハード、ソフト両面での各種診断、及び障害の
復旧作業が行える遠方監視制御装置の診断装置及び記録
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】遠方監視制御装置の各種診断にて検出さ
れた異常は、障害情報として最上位システムに集めら
れ、人間系によって情報の分析、障害原因の究明、及び
解決策の選定が行われる。
【0003】集められた障害情報だけで原因の究明が難
しい場合は、装置設置場所に出向いてハード、ソフト両
面から装置の診断を行い、原因の究明に足りうる情報を
収集して再度分析、原因究明、解決策の選定が行われ
る。
【0004】発生した障害は、装置設置場所にて、選定
された解決策を実行し、復旧させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、障害の
原因は、ハードウェアに起因するもの、ソフトウェアに
起因するもの、ハードウェア、ソフトウェア両方に起因
するものなど多種多様であり、限られた情報から障害の
真の原因を見つけ出すことは、非常に難しく、多くの時
間を必要とする作業である。
【0006】また、遠方監視制御装置は、そこに到達す
るまで多くの時間を要する場所に設置されている場合も
多く、設置場所にて直接原因究明に必要な情報を収集す
るのは、多くの人手と時間を必要とすることになる。
【0007】そこで本発明の目的は、障害発生時に遠隔
から必要な診断が容易に行え、診断で得られた情報から
障害の原因やその解決策を簡単に導き出すことができ、
さらに可能であれば外部からのソフトウェア的な手段に
よって障害を復旧することができ、又障害発生から復旧
までの平均修復時間の短縮を図ることができる遠方監視
制御装置の診断装置及び記録媒体を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、ハードウェアに依存しな
いソフトウェアを外部装置から入力して動作する遠方監
視制御装置に対して通信回線を介して接続され、該遠方
監視制御装置に対する診断の内容や方法等の指示を診断
指示として入力する診断指示入力手段と、前記診断指示
入力手段からの指示により、障害情報を取得、配送する
オブジェクトの前記遠方監視制御装置への出力、その実
行結果として送られてきた障害情報のデータベースであ
る障害情報データベースへの記憶、診断結果出力手段へ
の障害情報の出力要求を行う診断処理手段と、前記障害
情報を出力装置に出力する診断結果出力手段を備え、前
記通信回線にて接続された1台の遠方監視制御装置を対
象に、発生した障害に対する診断を行う遠方監視制御装
置の診断装置である。
【0009】従って、請求項1記載の発明によれば、障
害発生時に遠隔から発生した障害に関する各種情報を取
得することができるため、迅速かつ的確な初期診断、及
び解決策の選定を行うことが可能となる。
【0010】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明に、障害の原因を導き出すための様々な推論規
則が定義されている推論規則データベースと、障害情報
データベースに記憶された障害情報を推論規則に従って
推論し、障害の原因を導き出す障害推論処理手段とを備
えている。
【0011】従って、請求項2記載の発明によれば、推
論が計算機系で行えるため、人間系による推論に比べ、
誤推論の発生を無くし、推論時間の短縮を図ることがで
きる。
【0012】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の発明において、推論規則データベースに障害の解決
策を示す情報を加え、障害推論処理手段は、推論の結果
である障害の原因の他に、その解決策も導き出す手段を
備えている。
【0013】従って、請求項3記載の発明によれば、収
集した障害情報から障害の原因だけでなく、その解決策
をも導き出すことが可能となる。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、様々な遠方監視制御装置診断用の診断オブ
ジェクトが登録されている診断オブジェクトデータベー
スと、その診断オブジェクトを遠方監視制御装置に出力
し、その実行結果として送られてきた診断情報を記憶す
る診断情報データベースと、診断処理手段は、診断指示
入力手段からの指示により、該当する診断オブジェクト
を遠方監視制御装置に出力し、その実行結果として送ら
れてきた診断情報を診断情報データベースに記憶する手
段と、障害推論処理手段は、推論する際の基礎データに
診断情報を加えて推論の精度をより高めた診断が行える
手段を備えている。
【0015】従って、請求項4記載の発明によれば、障
害情報データベースの情報から障害の原因やその解決策
が導き出せない時、必要な情報を診断オブジェクトによ
って収集し、そのデータを推論する際の基礎データに加
えることができるため、推論の精度を高めた診断を行う
ことが可能となる。
【0016】請求項5記載の発明の発明は、請求項4記
載の発明において、推論の結果、障害の原因やその解決
策が導き出せない時に遠方監視制御装置を再診し、不足
している情報を収集するための診断オブジェクトを示す
情報を推論規則データベースに加え、障害推論処理手段
は、障害の原因やその解決策が導き出せない場合、診断
処理手段にその診断オブジェクトを示す情報を通知し、
その診断オブジェクトによって得られた診断情報を推論
の基礎データに加えて再度推論し、障害の原因やその解
決策を導き出す手段を備えている。
【0017】従って、請求項5記載の発明によれば、障
害情報データベースと診断情報データベースに記憶され
ている情報だけでは障害の原因やその解決策が導き出せ
ない場合、不足している情報を収集して再度推論するこ
とができるため、期待した結果が得られない事例が減少
する。
【0018】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、障害推論処理手段は、推論によって導き出
された障害の原因が遠方監視制御装置の自己修復機能に
よって回復、あるいは抑制可能なものであると判断した
場合、障害の原因と共に導き出された解決策を診断処理
手段に通知する手段と、診断処理手段は、障害推論処理
手段からの通知により、障害の解決策を遠方監視制御装
置に出力して遠方監視制御装置に自己修復、あるいは自
己抑制を促す手段を備えている。
【0019】従って、請求項6記載の発明によれば、障
害の原因が遠方監視制御装置の自己修復機能によって回
復、あるいは抑制可能なものである場合、遠方監視制御
装置に自己修復、あるいは自己抑制を促すことによっ
て、障害の原因を取り除くことが可能となる。
【0020】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明において、遠方監視制御装置の障害を修復させる障害
修復オブジェクトが登録されているデータベース(障害
修復オブジェクトデータベース)と、障害推論処理手段
は、推論によって導き出された障害の原因が遠方監視制
御装置の自己修復機能によって修復、あるいは抑止不可
能なものであり、かつ、それが外部からのソフトウェア
的な手段によってそれが修復可能なものであると判断し
た場合、障害の原因と共に導き出された解決策を実現す
る障害修復オブジェクトを示す情報を診断処理手段に通
知する手段と、診断処理手段は、障害推論処理手段から
の通知により、障害修復オブジェクトデータベースから
該当するオブジェクトを遠方監視制御装置に出力して強
制的に自己修復、あるいは自己抑制させる手段を備えて
いる。
【0021】従って、請求項7記載の発明によれば、遠
隔地からの障害の復旧作業ができるため、障害発生から
短時間での障害の復旧が可能となる。
【0022】請求項8記載の発明は、請求項7記載の発
明において、診断処理手段は、障害発生時に遠方監視制
御装置から送られてくる障害情報を常時監視し、障害発
生時に障害推論処理手段と協調して障害の原因とその解
決策を推論し、可能であれば自律的な判断で障害の復旧
を行う手段を備えている。
【0023】従って、請求項8記載の発明によれば、無
人による障害の24時間監視ができるため、障害発生か
ら復旧までの平均修復時間の短縮はもちろん、障害の復
旧までのコストを低減することが可能となるできる。
【0024】請求項9記載の発明は、請求項8記載の発
明において、障害情報データベースと診断情報データベ
ースは、接続された複数台の遠方監視制御装置からの各
情報を記憶するデータベース構造を備え、推論規則デー
タベースは、接続された複数台の遠方監視制御装置から
の障害情報と診断情報の関係を推論規則として定義、記
憶するデータベース構造を備え、診断処理手段は、接続
された複数台の遠方監視制御装置への各種オブジェクト
の出力と、複数台の遠方監視制御装置から入力した各種
データのデータベースへの記憶手段を備え、障害推論処
理手段は、これら複数の情報を推論規則に従って推論
し、複数の遠方監視制御装置の挙動によって引き起こさ
れる障害の原因やその解決策を導き出す手段を備えてい
る。
【0025】従って、請求項9記載の発明によれば、遠
方監視制御装置単体の障害だけでなく複数台の遠方監視
制御装置の挙動によって引き起こされる障害までも原因
究明から復旧までを行うことが可能になる。
【0026】請求項10記載の発明は、請求項2〜9の
いずれかに記載の発明において、推論規則がテキスト形
式で定義されている推論規則定義データベースと、その
データベースから推論規則データベースを生成する推論
規則生成手段と、推論規則の記述形式を体系化し、推論
規則データベースの構築、編集が容易に行える手段を備
えている。
【0027】従って、請求項10記載の発明によれば、
診断者(遠方監視制御装置やシステムの設計者が一般
的)のノウハウや過去の障害事例などを容易に推論規則
データベースに反映させることができるため、推論の精
度をより高めた診断を行うことが可能となる。
【0028】請求項11記載の発明は、コンピュータに
より、ハードウェアに依存しないソフトウェアを外部装
置から入力して動作させる遠方監視制御装置に対して通
信回線を介して接続させ、該遠方監視制御装置に対する
診断の内容や方法等の指示を診断指示として入力させ、
前記診断指示により、障害情報を取得、配送するオブジ
ェクトの前記遠方監視制御装置への出力、その実行結果
として送られてきた障害情報データベースへの記憶、診
断結果出力手段への障害情報の出力要求を行わせ、前記
障害情報を出力装置に出力させ、前記通信回線にて接続
された1台の遠方監視制御装置を対象に、発生した障害
に対する診断を行わせるプログラムが記録された記録媒
体である。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0030】(第1の実施形態)図1は、本実施の形態
による遠方監視制御装置の診断装置の第1の構成例を示
すブロック図である。
【0031】本実施形態の遠方監視制御装置の診断装置
は、図1に示すように、入力装置1と、診断指示入力部
2と、障害情報データベース3と、診断処理部4と、出
力装置5と、診断結果出力部6とから構成し、診断対象
の遠方監視制御装置とは通信回線、例えば、専用回線や
一般公衆回線(NTT回線)、各種ネットワーク等で接
続する。
【0032】診断者によって入力装置1、例えば、キー
ボードやマウスから入力された遠方監視制御装置に対す
る診断内容や診断方法等の指示は、診断指示入力部2で
取り込み、診断処理部4に通知する。診断処理部4は、
診断指示入力部2からの診断指示により、障害情報を取
得、配送するオブジェクトを遠方監視制御装置へ出力
し、その実行結果として送られてきた障害情報を障害情
報データベース3、例えば、メモリやディスクなどへ記
憶する。また、その障害情報を診断結果出力部6に通知
する。診断結果出力部6は、診断処理部4からの障害情
報を遠方監視制御装置の診断結果として出力装置5、例
えば、ディスプレイやプリンタに表示、印刷する。
【0033】図2は、本発明の診断対象である遠方監視
制御装置20の一例を示すブロック図である。
【0034】すなわち、遠方監視制御装置20は、図2
に示すように、オブジェクト入力部21と、オブジェク
ト出力部22と、オブジェクト管理部23と、オブジェ
クト実行部24と、障害検出部25と、ハードウェア構
成検出部26と、データベース27とから構成してい
る。
【0035】オブジェクト入力部21は、専用の通信回
線で接続されている計算機、例えばワークステーション
やパーソナルコンピュータ等の外部装置から送られてき
たオブジェクトを入力する。
【0036】オブジェクト出力部22は、装置内で生成
されたオブジェクトを外部装置に出力する。オブジェク
ト管理部23は、これらのオブジェクトを管理する。
【0037】オブジェクト実行部24は、これらのオブ
ジェクトを実行する。障害検出部25は、装置に障害が
発生した時にそれを検出し、その検出情報を障害情報と
してオブジェクト管理部3、オブジェクト出力部22を
介して外部装置に通知する。
【0038】ハードウェア構成検出部26は、装置の電
源投入時、またはハードウェアの構成が変わった時にそ
のハードウェア構成を検出し、その検出情報を新たなハ
ードウェア構成情報としてオブジェクト管理部23、オ
ブジェクト出力部22を介して外部装置に通知する。
【0039】データベース27は、各種データを記憶す
る。図3(a)は、本実施の形態の遠方監視制御装置で
扱われるオブジェクトの構成例を示す図である。
【0040】図3(a)に示すように、オブジェクト
は、オブジェクト自身の特性を示すオブジェクト管理情
報121と、装置を決められた手順に従って制御するた
めの制御プログラム123と、制御プログラム23が実
行時に必要とする制御データ122とから構成してい
る。
【0041】図3(b)は、オブジェクト管理情報12
1の詳細を示す図である。図3(b)に示すように、オ
ブジェクト管理情報121は、制御データサイズ121
1と、制御データアドレス1212と、制御データチェ
ックコード1213と、制御プログラムサイズ1214
と、制御プログラムアドレス1215と、制御プログラ
ムチェックコード1216と、オブジェクト種類121
7と、オブジェクト入力先1218と、プログラム処理
番号1219と、オブジェクト管理番号12110と、
オブジェクト通常時優先度12111と、オブジェクト
通常時実行周期12112と、オブジェクト高負荷時優
先度12113と、オブジェクト高負荷時実行周期12
114と、制御機器情報12115とから構成してい
る。
【0042】制御データサイズ1211は、制御データ
122のサイズを示す。制御データアドレス1212
は、オブジェクトの先頭からの制御データ122の先頭
位置を示す。
【0043】制御データチェックコード1213は、制
御データを数バイト単位に排他的論理和によつて算出し
たチェックサムを示す.制御プログラムサイズ1214
は、制御プログラム123のサイズを示す。
【0044】制御プログラムアドレス1215は、オブ
ジェクトの先頭からの制御プログラムの先頭を示す。制
御プログラムチェックコード1216は、制御プログラ
ム123を数バイト単位に排他的論理和によって算出し
たチェックサムを示す。
【0045】オブジェクト種類1217はオブジェクト
の種類(プログラム、またはデータ)を示す。オブジェ
クト入力先1218は、オブジェクトの入力先(サー
バ、またはクライアント、あるいは自装置内での複製)
を示す。
【0046】オブジェクト処理番号1219は、制御プ
ログラム23の処理内容を示す。オブジェクト管理番号
12110は、オブジェクトのバージョン番号的な管理
情報を示す。
【0047】オブジェクト通常時優先度12111は、
通常時のオブジェクトの実行順や実行タイミングを決定
する。オブジェクト高負荷時優先度12113は、高負
荷時に負荷を軽減させるために通常時の優先度、実行周
期に変えて使用する。
【0048】制御機器情報12115は、制御プログラ
ム123で制御される制御機器、例えば伝送装置やディ
ジタル入出力装置、あるいはリレー出力装置等を示す。
図4(a)は、本実施の形態の遠方監視制御装置で扱わ
れる、例えばEEPROMやフラッシュメモリ等の不揮
発性メモリ等に置かれるデータベース27の構成例を示
す図である。
【0049】図4(a)に示すように、データベース2
7は、ハードウェア構成情報31と、オブジェクト管理
情報32と、系統制御システム構成情報33と、障害情
報34とから構成している。
【0050】ハードウェア構成情報31は、装置のハー
ドウェアの構成を示す。オブジェクト管理情報32は、
オブジェクトのオブジェクト管理情報21が複写され
る。
【0051】系統制御システム構成情報33は、ネット
ワークに接続されている、例えばワークステーションや
パーソナルコンピュータ等の計算機と本実施形態の遠方
監視制御装置との接続構成を示す。
【0052】障害情報34は、装置に何らかの障害が発
生した時に記録される情報を示す。図3(b)は、デー
タベース7に記憶されているハードウェア構成情報31
の詳細を示す図である。
【0053】図3(b)に示すように、ハードウェア構
成情報31は、主記憶装置サイズ311と、主記億装置
アドレス312と、補助記憶装置サイズ313と、補助
記憶装置アドレス314と、制御機器情報315とから
構成している。
【0054】主記憶装置サイズ311は、装置の主記憶
装置のサイズ、例えばRAM等のサイズを示す。主記億
装置アドレス312は、主記憶装置サイズ311に割り
付けられたアドレスを示す。
【0055】補助記憶装置サイズ313は、装置の補助
記憶装置のサイズ、例えばEEPROMやフラッシュメ
モリ等の不揮発性メモリ等のサイズを示す。補助記憶装
置アドレス314は、補助記憶装置サイズ313に割り
付けられたアドレスを示す。
【0056】制御機器情報315は、装置に接続されて
いる制御機器、例えば計測機器やリレー等の電力設備を
示す。図4(c)は、データベース27に記憶されてい
る系統制御システム構成情報33の詳細を示す図であ
る。
【0057】図3(c)に示すように、系統制御システ
ム構成情報33は、接続装置数331と、装置種類33
2と、装置アクセス条件333と、オブジェクト転送時
間335と、オブジェクト転送優先順334と、登録オ
ブジェクト数336と、オブジェクト種類337と、オ
ブジェクト入力先338と、オブジェクト処理番号33
9と、オブジェクト管理番号3310とから構成してい
る。
【0058】接続装置数331は、ネットワークに接続
されているサーバとクライアントの数を示す。装置種類
332は、その各装置毎にそれぞれ装置の種類(サー
バ、またはクライアント)を示す。
【0059】装置アクセス条件333は、その装置への
アクセス条件(制限、禁止、許可等)を示す。オブジェ
クト転送時間335は、特定オブジェクトの装置間での
オブジェクトの転送時間を示す。
【0060】オブジェクト転送優先順334は、各装置
におけるオブジェクト転送時間335を比較した時の転
送時間の短い順での順位を示す。登録オブジェクト数3
36は、その装置に登録されているオブジェクトの数を
示す。
【0061】オブジェクト種類337は、個々のオブジ
ェクトについて、オブジェクトの種別(プログラム、ま
たはデータ)を示す。
【0062】オブジェクト入力先338は、オブジェク
トの入力、または生成先(サーバ、クライアント、また
は自装置内のでの複製)を示す。
【0063】オブジェクト処理番号339は、オブジェ
クトの処理内容を示す。オブジェクト管理番号3310
は、そのオブジェクトを管理するための番号、例えばバ
ージョン番号等を示す。
【0064】次に、以上のように構成した本実施形態の
遠方監視制御装置の作用について説明する。図2におい
て、オブジェクト入力部121では、外部装置から送ら
れてきたオブジェクトを入力し、それに組み込まれてい
るオブジェクト管理情報121、およびデータベース2
7に記憶されているハードウェア構成情報31の内容か
ら、オブジェクトがその装置上で動作可能かどうか、オ
ブジェクトの実行時の安全性、妥当性がチェックされ
る。その結果、オブジェクトが動作不可、あるいは誤動
作の可能性があると判断した場合には、そのオブジェク
トを排除して入力が拒否される。また、オブジェクトの
安全性、妥当性が確認された場合には、そのオブジェク
卜管理情報21がデータベース7へ記憶される。
【0065】ここで、実行時におけるオブジェクトの安
全性と妥当性のチェックについて、図3(a)、図3
(b)、図4(a)、図4(b)を用いて述べる。ま
ず、オブジェクトの制御データ122と制御プログラム
123とから、それぞれ数バイト単位毎の排他的論理和
によってチェックサムを算出し、それとオブジェクト管
理情報121の制御データチェックコード1213と制
御プログラムチェックコード1216とがそれぞれ比較
される。
【0066】その結果、不一致の場合には、オブジェク
トが正常なものとは異なり、動作上の安全が保証できな
いということで、そのオブジェクトを抹消して入力が拒
否される。
【0067】また、オブジェクト管理情報121の制御
機器情報12115とデータベース27のハードウェア
構成情報31の制御機器情報315の内容とが比較され
る。その結果、制御機器情報12115の内容が全て制
御機器情報315に含まれていない場合には、不正な入
出力を行なう可能性があり、またその動作が保証できな
いため、オブジェクトの妥当性が保証できないというこ
とで、そのオブジェクトを抹消して入力が拒否される。
【0068】一方、オブジェクト出力部22では、オブ
ジェクト管理部23で生成されたオブジェクトが外部装
置に出力される。
【0069】また、オブジェクト管理部23では、入力
したオブジェクトに組み込まれているオブジェクト管理
情報121がデータベース27に複製される。さらに、
そのオブジェクト種類1217の内容によって、それが
プログラムなのか、あるいはデータなのかが調べられ
る。その結果、データであれば、外部装置からの制御指
令と判断し、データが解釈して処理される。
【0070】また、プログラムであれば、オブジェクト
がオブジェクト実行部24によって実行処理される。そ
して、オブジェクト実行部24からのデータ、または障
害検出部25、ハードウェア構成検出部26によって検
出された情報から、外部装置に出力するためのオブジェ
クトが生成され、オブジェクト出力部22を介して外部
装置に通知される。
【0071】一方、オブジェクト実行部24では、例え
ばメモリやマイクロプロセッサ等の計算機資源を管理
し、オブジェクトにそれぞれの資源を割り当ててそれら
が実行される。
【0072】この場合、各オブジェクトの実行順、タイ
ミング等は、データベース27に記憶されているオブジ
ェクト管理情報121のオブジェクト通常時優先度12
111とオブジェクト通常時実行周期12112の内容
で決定される。
【0073】また、実行中に誤動作したオブジェクトが
以後も継続的に誤動作する可能性があるどうかを判断
し、可能性があると判断した場合には、そのオブジェク
トを削除して計算機資源の解放を行う。
【0074】また、登録、実行されている各オブジェク
トの実行負荷(マイクロプロセッサの使用権が割り当て
られた時間)が定期的に計測され、その中で連続的に高
負荷の状態で実行しているオブジェクトがある場合に
は、データベース27に登録されているそのオブジェク
トのオブジェクト管理情報121のオブジェクト高負荷
時優先度12113とオブジェクト高負荷時実行周期1
2114の内容に従って、実行する順番やタイミング等
の操作が行なわれ、負荷が一時的に軽減される。
【0075】すなわち、オブジェクトを、通常は、オブ
ジェクト通常時優先度12111とオブジェクト通常時
実行周期12112とを使用して動作させるが、高負荷
時には、オブジェクト高負荷時優先度12113とオブ
ジェクト高負荷時実行周期12114を使用して軽負荷
状態で動作させる。
【0076】これにより、高負荷で動作しているオブジ
ェクトの負荷を軽減し、全体的にバランスの良い動作を
保証することができる。
【0077】一方、障害検出部25では、装置に障害が
発生した時にそれを検出し、その情報が障害情報とし
て、オブジェクト管理部23、オブジェクト出力部22
を介して外部装置に通知される。この際、その障害情報
が、データベース27に記憶される。
【0078】また、ハードウェア構成検出部26では、
装置の電源投入時、または構成が変わった時にそれとオ
ブジェクト出力部22を介して外部装置に通知する。こ
の際、そのハードウェア構成情報が、データベース7に
記憶される。
【0079】上述した遠方監視制御装置においては、次
のような種々の効果を得ることができる。ハードウェア
に依存しない装置共通のソフトウェアを外部装置から送
り込んで動作させ、装置の制御を行なうことができるた
め、装置のハードウェア構成や処理手順の違いによる装
置毎のソフトウェア開発や装置へのソフトウェアの組み
込み作業、ソフトウェアの保守作業を最小限にすること
が可能となる。
【0080】以上述べた遠方監視制御装置の診断装置の
第1の実施形態によれば、障害発生時に遠隔から発生し
た障害に関する各種情報を取得することができるため、
迅速かつ的確な初期診断、及び解決策の選定を行うこと
ができる。
【0081】例えば、北海道に設置されている遠方監視
制御装置に障害が発生した場合、診断者がいる東京から
一般公衆回線を介して障害に関する各種情報を取得する
ことができるため、障害発生の連絡を受けてから、また
は障害発生を知ってから短時間で障害を復旧するための
対策を立てることができる。
【0082】(第2の実施形態)図5は、本発明の遠方
監視制御装置の診断装置の第2の実施形態を示すブロッ
ク図である。図5は、第1の実施形態で示した図1の構
成に、新たに推論規則データベース(生成規則データベ
ース)7と、障害推論処理部8を加えた構成である。
【0083】第1の実施形態の処理の流れにおいて、診
断処理部4は、前述の遠方監視制御装置20から送られ
てきた障害情報を取得して障害情報データベース3に記
憶すると、障害推論処理部8において推論を行うように
通知する。障害推論処理部8は、障害情報データベース
3に記憶された障害情報を推論規則データベース7の推
論規則に従って推論し、障害の原因を導き出す。その結
果は、診断結果として診断処理部4に通知し、診断結果
出力部6によって出力装置5に出力する。
【0084】推論規則データベース7、例えば、EEP
ROMやフラッシュメモリ、あるいはディスクなどに
は、障害の原因を推論するための様々な推論規則を予め
定義しておく。
【0085】本実施形態の遠方監視制御装置の診断装置
においては、次のような作用効果を得ることができる。
【0086】推論を計算機化することにより、人間系に
よる推論に比べ、誤推論の発生を無くし、推論時間の短
縮を図ることができる。
【0087】例えば、人間系による推論は、推論する人
の内的要因(思考面、精神面)や推論する環境、状況な
どの外的要因によって、また、推論規則の量が多くなる
につれ、推論規則が複雑化するにつれ、推論の精度にば
らつきが出てくる可能性があり、又推論時間は、総じて
長くなる。
【0088】一方、計算機系による推論は、推論規則の
量や複雑化などに影響されず、どのような状況化であっ
ても推論の精度にばらつきは発生せず、又推論は、極め
て短時間で終了する。
【0089】(第3の実施形態)第3の実施形態は、前
述した図5の実施形態において、推論規則データベース
(生成規則データベース)7に障害の解決策を示す情報
を付加させ、又障害推論処理部8にその処理を加えた構
成である。
【0090】第2の実施形態の処理の流れにおいて、障
害推論処理部8は、診断処理部4からの通知により、障
害情報データベース3に記憶された障害情報を推論規則
データベース7の推論規則に従って推論し、障害の原因
と共にその解決策をも導き出す。その結果は、診断結果
として診断処理部4に通知し、診断結果出力部6によっ
て出力装置5に出力する。
【0091】本実施形態の遠方監視制御装置の診断装置
においては、次のような作用効果を得ることができる。
【0092】推論規則データベース7に障害に対する解
決策を示す情報を付加したため、収集した障害情報から
障害の原因だけでなく、その解決策をも導き出すことが
可能となる。
【0093】例えば、推論の結果、障害の原因だけの導
き出されるのであれば、出力装置5へは、「原因:オブ
ジェクト7が高負荷実行中」のみが出力されるが、障害
の解決策も導き出されるのであれば、加えて「対策:オ
ブジェクト7の優先度下」と出力される。このことによ
り、オブジェクト7が高い負荷で実行されていることが
障害の原因であり、オブジェクト7の優先度を下げて負
荷を低減させれば、障害を取り除くことができるという
ことが分かる。
【0094】(第4の実施形態)図6は、遠方監視制御
装置の診断装置の第4の実施形態を示すブロック図であ
る。
【0095】本実施形態の遠方監視制御装置の診断装置
は、図6に示すように、第3の実施形態で示した図5の
構成に、新たに診断オブジェクトデータベース9及び診
断情報データベース10を付加し、又障害推論処理部8
に診断情報を加えた推論処理と、診断処理部4に、診断
オブジェクトデータベース9からの診断オブジェクトの
検索処理、診断オブジェクトの遠方監視制御装置20へ
の出力処理、遠方監視制御装置20からの診断情報の入
力による診断情報データベース10への記憶処理を加え
た構成である。
【0096】第3の実施形態の処理の流れにおいて、障
害推論処理部8は、推論した際、情報不足のため障害の
原因とその解決策が導き出せなかった場合、不足してい
る情報を遠方監視制御装置20から取得し、再度推論す
ることによってそれらを導き出すことができる。
【0097】入力装置1から診断情報の取得要求(必要
な情報を取得するための診断オブジェクトを示す識別子
などの情報を含む)が入力されると、診断処理部4は、
診断オブジェクトデータベース9から該当する診断オブ
ジェクトを検索して遠方監視制御装置20に出力、再診
し、その結果取得した診断情報を診断情報データベース
10に記憶する。
【0098】また、入力装置1から診断者の再推論要求
があれば、障害推論処理部8に再度推論を行うよう要求
を通知する。障害推論処理部8は、診断処理部4からの
要求により、推論する際の基礎データに再診で取得した
診断情報を加えて再度推論する。診断オブジェクトデー
タベース9、例えば、ディスクなどには、想定される診
断に必要な各種診断オブジェクトを予め格納しておく。
【0099】本実施形態の遠方監視制御装置の診断装置
においては、次のような作用効果を得ることができる。
【0100】障害情報データベース3の情報から障害の
原因やその解決策が導き出せない時、必要な情報を診断
オブジェクトによって収集し、そのデータを再推論する
際の基礎データに加えることができるため、推論の精度
を高めた診断が可能となる。
【0101】例えば、推論によって期待した結果が得ら
れない場合、遠方監視制御装置20から必要と思われる
診断情報を取得するため、該当する診断情報を取得する
診断オブジェクトを診断オブジェクトデータベース9か
ら選択して遠方監視制御装置20に出力する。そのオブ
ジェクトの実行結果として遠方監視制御装置20から送
られてきた診断情報を新たに推論の基礎データに加え
て、再度推論を行う。
【0102】これを繰り返すことにより、期待した推論
結果、すなわち精度の高い診断結果が得られることにな
る。
【0103】(第5の実施形態)第5の実施形態は、図
6に示すように、第4の実施形態で示した構成におい
て、推論規則データベース7に、推論の結果、障害の原
因やその解決策が導き出せない時に遠方監視制御装置を
再診し、不足している情報を遠方監視制御装置20から
収集するための診断オブジェクトを示す情報と、障害推
論処理部8に、その際、診断処理部4に対して再診のた
めの診断オブジェクトを示す情報を通知する処理と、そ
の診断オブジェクトによって得られた診断情報を推論の
基礎データに加えて再度推論し、それらを導き出す処理
を加えた構成である。
【0104】第4の実施形態の処理の流れにおいて、障
害推論処理部8は、推論した際、情報不足のため障害の
原因とその解決策が導き出せなかった場合、不足してい
る情報を遠方監視制御装置20から取得するための診断
オブジェクトを示す情報を診断処理部4に通知する。
【0105】診断処理部4は、障害推論処理部8からの
通知により、診断オブジェクトデータベース9から該当
する診断オブジェクトを遠方監視制御装置20に出力し
て再診し、その結果取得した診断情報を診断情報データ
ベース10に記憶する。
【0106】さらに、障害推論処理部8に再度推論を行
うよう要求を通知する。障害推論処理部8は、診断処理
部4からの要求により、再診で取得した診断情報を、推
論する際の基礎データに加えて再度推論する。
【0107】本実施形態の遠方監視制御装置の診断装置
においては、次のような作用効果を得ることができる。
【0108】障害情報データベース3と診断情報データ
ベース10に記憶されている情報だけでは障害の原因や
その解決策が導き出せない場合、不足している情報を収
集して再度推論することができるため、期待した結果が
得られない事例が減少する。
【0109】例えば、第1回目の推論で期待した結果が
得られない場合でも、推論規則データベース7の規則に
従い、2回目、3回目と、可能な限り診断情報を収集し
て再推論を行うため、期待した結果が得られないことが
減少する。
【0110】(第6の実施形態)第6の実施形態は、図
6に示すように、第5の実施形態で示した構成におい
て、障害推論処理部8に、推論によって導き出された障
害の原因が遠方監視制御装置20の自己修復機能によっ
て修復、あるいは抑制可能なものであると判断した場
合、障害の原因と共に導き出された解決策を診断処理部
4に通知する処理を加え、診断処理部4に、障害推論処
理部8からの通知により、解決策を遠方監視制御装置2
0に通知する処理を加えた構成である。
【0111】第5の実施形態の処理の流れにおいて、障
害推論処理部8は、推論した際、障害の原因が遠方監視
制御装置20の自己修復機能によって修復、あるいは抑
制可能であると判断した場合、その結果を診断処理部4
に通知する。
【0112】診断処理部4は、障害推論処理部8からの
通知により、遠方監視制御装置20に自己修復、あるい
は自己抑制を促すオブジェクトを出力する。これによ
り、遠方監視制御装置20に発生した障害は取り除かれ
る。
【0113】本実施形態の遠方監視制御装置の診断装置
においては、次のような作用効果を得ることができる。
【0114】障害の原因が遠方監視制御装置20の自己
修復機能によって修復、あるいは抑制可能なものである
場合、遠方監視制御装置20に自己修復、あるいは自己
抑制を促すことによって、障害の原因を取り除くことが
可能となる。
【0115】例えば、診断の結果、定周期で入出力を行
うオブジェクトが何らかの原因で休止状態となっていた
場合、遠方監視制御装置20は自己修復可能であるた
め、診断処理部4は、遠方監視制御装置20に解決策を
通知する。
【0116】遠方監視制御装置20は、診断処理部4か
らの通知により、オブジェクト13が休止状態であるこ
とを知り、障害を取り除くため、オブジェクト13を動
作状態に移行することになる。
【0117】(第7の実施形態)図7は、本実施の形態
による遠方監視制御装置の診断装置の第7の構成例を示
すブロック図である。
【0118】本実施の形態の遠方監視制御装置の診断装
置は、図7に示すように、第6の実施形態で示した構成
において、障害推論処理部8に、推論によって導き出さ
れた障害の原因が遠方監視制御装置20の自己修復機能
によって修復、あるいは抑止不可能なものであり、か
つ、それが外部からのソフトウェア的な手段によって修
復可能なものであると判断した場合、障害の原因と共に
導き出された解決策を実現する障害修復オブジェクトを
示す情報を診断処理部4に通知する処理を加え、診断処
理部4は、障害推論処理部8からの通知により、障害修
復オブジェクトデータベース11から障害修復オブジェ
クトを遠方監視制御装置20に出力し、強制的に自己修
復、あるいは自己抑制させる処理を加え、遠方監視制御
装置20に出力する障害修復オブジェクトが登録されて
いる障害修復オブジェクトデータベース11を加えた構
成である。
【0119】第6の実施形態の処理の流れにおいて、障
害推論処理部8は、推論の際、障害の解決策が遠方監視
制御装置20の自己修復機能によって修復、あるいは抑
制不可能であるが、外部からのソフトウェア的な手段に
よってそれが可能であると判断された場合、障害の原因
を解決する障害修復オブジェクトを示す情報を診断処理
部4に通知する。診断処理部4は、障害推論処理部8か
らの通知により、障害修復オブジェクトデータベース1
1から該当するオブジェクトを遠方監視制御装置20に
出力し、強制的に自己修復、あるいは自己抑制させる。
【0120】本実施形態の遠方監視制御装置の診断装置
においては、次のような作用効果を得ることができる。
【0121】遠隔からの障害の修復作業ができるため、
障害発生から短時間での障害の修復が可能となる。
【0122】例えば、北海道に設置されている遠方監視
制御装置に障害が発生した場合、診断者がいる東京から
一般公衆回線を介して各種診断、および修復作業が行え
るため、障害発生の連絡を受けてから、または障害発生
を知ってから短時間で障害を復旧をすることができる。
【0123】(第8の実施形態)第8の実施形態は、図
7に示すように、第7の実施形態で示した構成におい
て、診断処理部4に、障害発生時に遠方監視制御装置2
0から送られてくる障害情報を常時監視し、障害発生時
に障害推論処理部8と協調して障害の原因とその解決策
を推論し、可能であれば自律的な判断で障害の復旧を行
う処理を加えた構成である。
【0124】入力装置1から入力された診断指示(遠方
監視制御装置の常時監視開始)は、診断指示入力部2に
よって診断処理部4に通知される。診断処理部4は、遠
方監視制御装置からの障害情報が送られてくるのを待
ち、障害情報が送られてくると、それを障害情報データ
ベース3に記憶し、障害推論処理部8に推論を行うよう
通知する。
【0125】障害推論処理部8は、障害情報データベー
ス3に記憶された障害情報を推論規則データベース7の
推論規則に従って推論し、障害の原因やその解決策を導
き出す。この時、解決策が遠方監視制御装置の自己修復
機能によって修復、あるいは抑制可能であると判断した
場合、その結果を診断処理部4に通知し、遠方監視制御
装置に自己修復、あるいは自己抑制を促すオブジェクト
を出力する。解決策が遠方監視制御装置20の自己修復
機能によって修復、あるいは抑制不可能であるが、外部
からのソフトウェア的な縦断によってそれが可能である
と判断した場合、障害の原因を解決する障害修復オブジ
ェクトを示す情報を診断処理部4に通知して障害修復オ
ブジェクトデータベース11で該当するオブジェクトを
遠方監視制御装置20に出力し、強制的に自己修復、あ
るいは自己抑制させる。
【0126】本実施形態の遠方監視制御装置の診断装置
においては、次のような作用効果を得ることができる。
【0127】計算機による障害の24時間監視ができる
ため、障害発生から復旧までの平均修復時間(MTT
R)の短縮はもちろん、障害の修復までのコストを低減
することが可能となる。
【0128】例えば、復旧不可能なハード的な障害以外
は、計算機系によって可能な限り自動復旧されるため、
ハードに比べると比較的多いソフト的な要因による障害
の復旧は、極短時間、かつ低コストで行うことができ
る。先に説明したように、ハード的な要因による障害に
ついても、いち早く障害の原因とその解決策が導かれる
ので、障害復旧までの時間短縮、コスト低減を行うこと
ができる。
【0129】(第9の実施形態)図8は、遠方監視制御
装置の診断装置の第9の構成例を示すブロック図であ
る。
【0130】本実施形態の遠方監視制御装置の診断装置
は、図8に示すように、第8の実施形態で示した構成に
おいて、障害情報データベース3と診断情報データベー
ス10を、接続された複数台の遠方監視制御装置20
1,202,203からの各情報が記憶できるデータベ
ース構造とし、推論規則データベース7を、接続された
複数台の遠方監視制御装置201〜203からの障害情
報と診断情報の関係を推論規則として定義・記憶できる
データベース構造とし、診断処理部4に、接続された複
数台の遠方監視制御装置201〜203への各種オブジ
ェクトの出力と、複数台の遠方監視制御装置201〜2
03から入力した各種データのデータベースへの記憶処
理を加え、障害推論処理部8に、これら複数の情報を推
論規則に従って分析し、複数の遠方監視制御装置201
〜203の挙動によって引き起こされる障害の原因やそ
の解決策を導き出す処理を加えた構造である。
【0131】前述の第7、第8の実施形態の処理の流れ
において、障害推論処理部8は、推論の結果、障害の原
因が他の遠方監視制御装置201〜203の影響による
ものであると判断した場合、必要な情報を取得するため
の診断オブジェクトを示す情報や取得対象である遠方監
視制御装置201〜203を示す情報を診断処理部4に
通知する。
【0132】診断処理部4は、障害推論処理部8からの
通知により、該当する診断オブジェクトを該当する遠方
監視制御装置に出力し、その実行結果として取得した診
断情報を診断情報データベース10へ記憶する。さら
に、障害推論処理部8に再度推論を行うよう要求を通知
する。障害推論処理部8は、診断処理部4からの要求に
より、再診で取得した診断情報を、推論する際の基礎デ
ータに加えて再度推論する。
【0133】本実施形態の遠方監視制御装置の診断装置
においては、次のような作用効果を得ることができる。
【0134】遠方監視制御装置単体の障害だけでなく複
数台の遠方監視制御装置の挙動によって引き起こされる
障害までも原因究明から修復までを行うことが可能にな
る。
【0135】例えば、第1及び第2の2台の遠方監視制
御装置がネットワークに接続されており、第2の遠方監
視制御装置が第1の遠方監視制御装置へ定周期にオブジ
ェクト17を送信している環境において、第1の遠方監
視制御装置で定周期にオブジェクトが届いていないとい
う障害が発生し、第2の遠方監視制御装置でオブジェク
トが高負荷という障害が発生したとする。
【0136】第1の遠方監視制御装置の障害情報を推論
すると、まず、1回目の推論で「原因:オブジェクト3
が遅到達」が出力される。2回目の推論で「原因:オブ
ジェクト17が高負荷」、「解決策:オブジェクト17
の優先度下」が出力され、同時に、解決策によって障害
が取り除かれる。
【0137】つまり、第1の遠方監視制御装置に定周期
でオブジェクトが届かないのは、第2の遠方監視制御装
置のオブジェクト17が高負荷で実行されていて、その
影響により定周期でオブジェクト3を送出することがで
きない状態にあるということである。その解決策とし
て、オブジェクト17の優先度を下げて他のオブジェク
トが実行できるようにするということが提案される。同
時に、障害修復機能によって、オブジェクトの実行優先
度を下げる障害修復オブジェクトが選択され、自動的に
オブジェクト17の優先度が下げられる。その結果とし
て障害が復旧する。
【0138】(第10の実施形態)図9は、遠方監視制
御装置の診断装置の第10の実施形態を示すブロック図
である。図9に示すように、第9の実施形態で示した図
8の構成に、新たに推論規則生成部12と、推論規則定
義データベース13とを加えた構成である。
【0139】入力装置1から推論規則の生成要求が入力
されると、診断指示入力部2は、その要求を推論規則生
成部12に通知する。推論規則生成部12は、診断指示
入力部2からの推論規則生成要求により、推論規則定義
データベース13にテキスト形式で定義されている規則
を計算機が処理し易いデータの形に翻訳し、推論規則デ
ータベース7に記憶する。
【0140】推論規則定義データベース13、例えば、
ディスクなどには、推論規則をテキスト形式で予め定義
しておく。これ以外の処理の流れは、第9の実施形態と
同じである。
【0141】本実施の形態は、第2〜第8の実施形態に
も流用できる内容である。
【0142】本実施の形態の遠方監視制御装置の診断装
置においては、次のような作用効果を得ることができ
る。
【0143】推論規則をテキスト形式で定義することが
できるため、推論規則データベース7の構築、編集が容
易に行える。これにより、診断者のノウハウや過去の障
害事例などを容易に推論規則データベース7に反映させ
ることができるため、推論の精度をより高めた診断を行
うことが可能となる。
【0144】例えば、パーソナルコンピュータやワーク
ステーションなどに一般的に付属しているファイル編集
ツール(エディタ)により、推論規則定義データベース
13への生成規則の追加や編集が容易に行えるため、生
成規則に変更があった場合、速やかにそれを反映させる
ことができる。
【0145】(第11の実施形態)以上述べた第1〜第
10の実施形態は、いずれも記録媒体に格納したプログ
ラムをコンピュータに読み込ませることで実現させるこ
とができる。
【0146】ここで本発明における記録媒体としては、
磁気ディスク、フロッピーディスク、ハードディスク、
光ディスク(CD−ROM、CD−R、DVD等)、光
磁気ディスク(MO等)、半導体メモリ等、プログラム
を記録でき、かつコンピュータが読み取り可能な記録媒
体であれば、その記録形式は何れの形態であってもよ
い。
【0147】また、記録媒体からコンピュータにインス
トールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上
で稼働しているOS(オペレーティングシステム)や、
データベース管理ソフト、ネットワークソフト等のMW
(ミドルウェア)等が本実施形態を実現するための各処
理の一部を実行してもよい。
【0148】さらに、本発明における記録媒体は、コン
ピュータと独立した媒体に限らず、LANやインターネ
ット等により伝送されたプログラムをダウンロードして
記録又は一時記録した記録媒体も含まれる。
【0149】また、記録媒体は1つに限らず、複数の媒
体から本実施形態における処理が実行される場合も本発
明における記録媒体に含まれ、媒体構成は何らの構成で
あってもよい。
【0150】なお、本発明におけるコンピュータは、記
録媒体に記録されたプログラムに基づき、本実施形態に
おける各処理を実行するものであって、パソコン等の1
つからなる装置、複数の装置がネットワーク接続された
システム等の何れの構成であってもよい。
【0151】また、本発明におけるコンピュータとは、
パソコンに限らず、情報処理機器に含まれる演算処理装
置、マイコン等も含み、プログラムによって本発明の機
能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
【0152】
【発明の効果】本発明によれば、障害発生時、遠隔から
必要な診断が容易に行えるため、診断で得た情報から障
害の原因やその解決策を簡単に導き出すことができ、可
能であれば、障害の修復、および抑制を行うこともでき
るため、障害発生から復旧までの時間の短縮を図ること
ができる遠方監視制御装置の診断装置及び記録媒体を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遠方監視制御装置の診断装置の第
1の実施形態を説明するためのブロック図。
【図2】図1の遠方監視制御装置の概略構成を説明する
ためのブロック図。
【図3】図2の遠方監視制御装置で扱われるオブジェク
トとオブジェクト管理情報の構成例を示す図。
【図4】図2の遠方監視制御装置で扱われるデータベー
スとハードウェア構成情報と系統制御システム構成情報
の構成例を示す図。
【図5】本発明に係る遠方監視制御装置の診断装置の第
2、第3の実施形態を説明するためのブロック図。
【図6】本発明に係る遠方監視制御装置の診断装置の第
4、第5、第6の実施形態を説明するためのブロック
図。
【図7】本発明に係る遠方監視制御装置の診断装置の第
7、第8の実施形態を説明するためのブロック図。
【図8】本発明に係る遠方監視制御装置の診断装置の第
9の実施形態を説明するためのブロック図。
【図9】本発明に係る遠方監視制御装置の診断装置の第
10の実施形態を説明するためのブロック図。
【符号の説明】
1…入力装置 2…診断指示入力部 3…障害情報データベース 4…診断処理部 5…出力装置 6…診断結果出力部 7…推論規則データベース 7…オブジェクト 8…障害推論処理部 9…診断オブジェクトデータベース 10…診断情報データベース 11…障害修復オブジェクトデータベース 12…推論規則生成部 13…推論規則定義データベース 20…遠方監視制御装置 21…オブジェクト入力部 22…オブジェクト出力部 23…オブジェクト管理部 24…オブジェクト実行部 25…障害検出部 26…ハードウェア構成検出部 27…データベース 31…ハードウェア構成情報 32…オブジェクト管理情報 33…系統制御システム構成情報 34…障害情報 121…オブジェクト管理情報 121…オブジェクト入力部 122…制御データ 123…制御プログラム 201〜203…遠方監視制御装置

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハードウェアに依存しないソフトウェア
    を外部装置から入力して動作する遠方監視制御装置に対
    して通信回線を介して接続され、該遠方監視制御装置に
    対する診断の内容や方法等の指示を診断指示として入力
    する診断指示入力手段と、 前記診断指示入力手段からの指示により、障害情報を取
    得、配送するオブジェクトの前記遠方監視制御装置への
    出力、その実行結果として送られてきた障害情報のデー
    タベースである障害情報データベースへの記憶、診断結
    果出力手段への障害情報の出力要求を行う診断処理手段
    と、 前記障害情報を出力装置に出力する診断結果出力手段を
    備え、 前記通信回線にて接続された1台の遠方監視制御装置を
    対象に、発生した障害に対する診断を行う遠方監視制御
    装置の診断装置。
  2. 【請求項2】 障害の原因を導き出すための推論規則が
    定義されている推論規則データベースと、 前記障害情報データベースに記憶された障害情報を推論
    規則に従って推論し、障害の原因を導き出す障害推論処
    理手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の遠方監
    視制御装置の診断装置。
  3. 【請求項3】 前記推論規則データベースに障害の解決
    策を示す情報を加え、 前記障害推論処理手段は、推論の結果である障害の原因
    の他に、その解決策も導き出す手段を備えたことを特徴
    とする請求項2記載の遠方監視制御装置の診断装置。
  4. 【請求項4】 遠方監視制御装置診断用のプログラム又
    は診断オブジェクトが登録されているデータベース又は
    診断オブジェクトデータベースと、 前記診断オブジェクトを遠方監視制御装置に出力し、そ
    の実行結果として送られてきた診断情報を記憶する診断
    情報データベースと、 前記診断処理手段は、前記診断指示入力手段からの指示
    により、該当する診断オブジェクトを遠方監視制御装置
    に出力し、その実行結果として送られてきた診断情報を
    診断情報データベースに記憶する手段と、 前記障害推論処理手段は、推論する際の基礎データに診
    断情報を加えて推論の精度をより高めた診断が行える手
    段を備えたことを特徴とする請求項3記載の遠方監視制
    御装置の診断装置。
  5. 【請求項5】 推論の結果、障害の原因やその解決策が
    導き出せない時に遠方監視制御装置を再診し、不足して
    いる情報を収集するための診断オブジェクトを示す情報
    を前記推論規則データベースに加え、 前記障害推論処理手段は、障害の原因やその解決策が導
    き出せない場合、前記診断処理手段にその診断オブジェ
    クトを示す情報を通知し、その診断オブジェクトによっ
    て得られた診断情報を推論の基礎データに加えて再度推
    論し、障害の原因や解決策を導き出す手段を備えたこと
    を特徴とする請求項4記載の遠方監視制御装置の診断装
    置。
  6. 【請求項6】 前記障害推論処理手段は、推論によって
    導き出された障害の原因が遠方監視制御装置の自己修復
    機能によって回復、あるいは抑制可能なものであると判
    断した場合、障害の原因と共に導き出された解決策を前
    記診断処理手段に通知する手段と、 前記診断処理手段は、障害推論処理手段からの通知によ
    り、障害の解決策を遠方監視制御装置に出力して遠方監
    視制御装置に自己修復、あるいは自己抑制を促す手段を
    備えたことを特徴とする請求項5記載の遠方監視制御装
    置の診断装置。
  7. 【請求項7】 遠方監視制御装置の障害を修復させる障
    害修復オブジェクトが登録されている障害修復オブジェ
    クトデータベースと、 前記障害推論処理手段は、推論によって導き出された障
    害の原因が遠方監視制御装置の自己修復機能によって修
    復、あるいは抑止不可能なものであり、かつ、それが外
    部からのソフトウェア的な手段によって修復可能なもの
    であると判断した場合、障害の原因と共に導き出された
    解決策を実現する障害修復オブジェクトを示す情報を前
    記診断処理手段に通知する手段と、 前記診断処理手段は、障害推論処理手段からの通知によ
    り、障害修復オブジェクトデータベースから該当するオ
    ブジェクトを遠方監視制御装置に出力して強制的に自己
    修復、あるいは自己抑制させる手段を備えたことを特徴
    とする請求項6記載の遠方監視制御装置の診断装置。
  8. 【請求項8】 前記診断処理手段は、障害発生時に遠方
    監視制御装置から送られてくる障害情報を常時監視し、
    障害発生時に前記障害推論処理手段と協調して障害の原
    因と解決策を推論し、可能であれば自律的な判断で障害
    の復旧を行う手段を備えたことを特徴とする請求項7記
    載の遠方監視制御装置の診断装置。
  9. 【請求項9】 前記障害情報データベースと前記診断情
    報データベースは、接続された複数台の遠方監視制御装
    置からの各情報を記憶するデータベース構造を備え、 前記推論規則データベースは、接続された複数台の遠方
    監視制御装置からの障害情報と診断情報の関係を推論規
    則として定義、記憶するデータベース構造を備え、 前記診断処理手段は、接続された複数台の遠方監視制御
    装置への各種オブジェクトの出力と、複数台の遠方監視
    制御装置から入力した各種データのデータベースへの記
    憶手段を備え、 前記障害推論処理手段は、これら複数の情報を推論規則
    に従って推論し、複数の遠方監視制御装置の挙動によっ
    て引き起こされる障害の原因やその解決策を導き出す手
    段を備えたことを特徴とする請求項8記載の遠方監視制
    御装置の診断装置。
  10. 【請求項10】 推論規則がテキスト形式で定義されて
    いる推論規則定義データベースと、 前記推論規則定義データベースから前記推論規則データ
    ベースを生成する推論規則生成手段と、 推論規則の記述形式を体系化し、推論規則データベース
    の構築、編集が容易に行える手段を備えたことを特徴と
    する請求項2〜9のいずれかに記載の遠方監視制御装置
    の診断装置。
  11. 【請求項11】 コンピュータにより、ハードウェアに
    依存しないソフトウェアを外部装置から入力して動作さ
    せる遠方監視制御装置に対して通信回線を介して接続さ
    せ、該遠方監視制御装置に対する診断の内容や方法等の
    指示を診断指示として入力させ、 前記診断指示により、障害情報を取得、配送するオブジ
    ェクトの前記遠方監視制御装置への出力、その実行結果
    として送られてきた障害情報データベースへの記憶、診
    断結果出力手段への障害情報の出力要求を行わせ、 前記障害情報を出力装置に出力させ、 前記通信回線にて接続された1台の遠方監視制御装置を
    対象に、発生した障害に対する診断を行わせるプログラ
    ムが記録された記録媒体。
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