JPH02117576A - エレベータの遠隔監視装置 - Google Patents

エレベータの遠隔監視装置

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JPH02117576A
JPH02117576A JP26805988A JP26805988A JPH02117576A JP H02117576 A JPH02117576 A JP H02117576A JP 26805988 A JP26805988 A JP 26805988A JP 26805988 A JP26805988 A JP 26805988A JP H02117576 A JPH02117576 A JP H02117576A
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俊成 高橋
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、エレベータを遠隔個所で監視するエレベータ
の遠隔監視装置に関する。
〔従来の技術〕
建造物に備えられているエレベータは、当該建造物内に
おける人々の生活と密接な関連を有し、これらに異常が
発生すると人命にかかわる重大な事故を引き起こすおそ
れがある。したがって、エレベータに対しては、頻繁に
異常の有無のチエツクがなされねばならない。近年、複
数の建造物のエレベータをそれら建造物から離れた1個
所で集中して監視する遠隔監視装置が採用されている。
このような遠隔監視装置を図により説明する。
第3図は従来の遠隔監視装置のブロック図である。図で
、lは1つの建造物内のエレベータ、2は当該建造物内
に設けられた監視装置、3は当該建造物から離れた個所
に設置された監視センタ、4は当該建造物と監視センタ
3とを結ぶ電話回線、5は保守を担当する営業所、6は
監視センタ3と営業所5を結ぶ電話回線、20は巡回中
の保守員を示す。監視センタ3は通常、多数の建造物の
エレベータを監視するが、図ではそのうちの1つの建造
物のみが示されている。エレベータ1は後述するエレベ
ータ装置により構成されている。又、監視装置2は、異
常状態検出部2a、記憶部2bおよび通信制御部2cで
構成されている。さらに、監視センタ3は、通信制御部
3a、記憶部3b、出力処理部3c、建造物データ記憶
部31、表示部3dおよびプリンタ3eで構成されてい
る。以下、この遠隔監視装置の動作を説明する。
エレベータ装置1aは、エレベータかご、このエレベー
タかごを駆動する駆動機構、および、エレベータかご、
各階床の扉、エレベータかごや各階床の押i口等の作動
状態を把握してエレベータかごの駆動制御を行なう制御
部で構成されている。
近年、この制御部にはマイクロコンピュータを主体とし
た装置が使用されている。このようなエレベータ装置1
aの監視には、種々の監視項目があるが、〒例として次
の項目を挙げることができる。
■エレベータ内に人が閉じ込められた状態(缶詰状態) ■エレベータが起動できなくなった状態(起動不能) ■安全系統(例えばエレベータの速度、過移動の有無等
) ■電源系統 ■ドア系統 ■エレベータに所定の動作以外の動作が生じたか否か(
合理性チエツクA) ■同じく合理性チエツクB ■同じく合理性チエツクC なお、合理性チエツクのA−Cは重要度によるランクを
示し、Aは重要度が高くCは低い。上記項目中、■の電
源系統および■のドア系統は異常状態検出部2aがチエ
ツクを行なうが、他の項目はエレベータ装置1aの制御
部によりチエツクされる。上記8項目についての異常の
有無は、各項目について、エレベータの状態のいくつか
の点をみて判断する。
こごで、上記■の「起動不能」の異常が生じた場合を例
示して説明する。「起動不能」の判断は、いずれかの階
床の呼び釦が押されている状態で、かつ、エレベータが
所定時間(数分間)動かない状態という2つの状態がエ
レベータ装置1aの制御部で把握されたときなされる。
なお、当該制御部での上記状態の把握は、マイクロコン
ピュータが用いられている場合には、その処理の過程で
把握される。一方、異常状態検出部2aは所定時間(例
えば1秒)毎に前記制御部からの異常信号出力の有無を
チエツクしている。ここで、当該制御部において「起動
不能」の判断がなされると、異常状態検出部2aはその
信号を捕捉し、−旦これを記憶部2bに記憶した後、通
信制御部2cでこれに相当するアナログ信号に変調して
電話回線4に出力する。監視センタ3はこのアナログ信
号を入力し、通信制御部3aで元の信号に復調し、記憶
部3bに一旦これを記憶した後、出力処理部3Cでこの
信号に応じて建造物データ記憶部31より取り出した内
容の表示又はプリントアウトの信号を作成し、建造物の
番号、建造物基、担当連絡先およびエレベータ起動不能
の文字を表示部3dに表示し、プリンタ3eに印刷する
監視センタ3のオペレータは、この表示又はプリンI・
をみて、当該建造物の保守を担当する営業所等に電話回
線6でこれを報らせる。゛これにより、営業所員はエレ
ベータが起動不能であることを知り、直ちに巡回中の保
守員をポケットベルで呼び出し、エレベータ1の補修を
行なわせる。
なお、「起動不能」以外の項目におけ名異常についても
、これに準じた判断、処理がなされる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の遠隔監視装置にあっては、監視センタ3にお
いて把握されるのは建造物仕様と異常の種類である。し
たがって、営業所の保守員は、その異常を生じたどのよ
うな原因にも対処できる補修具を携行しなければならず
負担増になるばかりではなく、当該建造物に到着しても
異常の原因の発見に時間を要するという不都合な点があ
った。
本発明の目的は、上記従来技術における課題を解決し、
保守員の負担を滅じ、かつ、異常状態の復旧を迅速に行
なうことができる遠隔監視装置を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、第1の発明は、エレベータ
を監視する監視装置と、多数の監視装置からの監視結果
を電話回線を介して入力する監視センタと、前記エレベ
ータの保守を担当し、前記監視センタからの指令により
、当該エレベータの故障に対処する営業所とで構成され
るエレベータの遠隔監視装置において、前記営業所に、
前記監視センタからのエレベータ故障通報に応じて前記
監視装置から所要のデータを採取するデータ入力手段と
、採取したデータに基づいてエレベータの故障原因を解
析する故障原因解析手段と、解析された故障原因を表示
する表示手段とを備えた故障診断装置を設けたことを特
徴とする。
又、第2の発明は、上記第1の発明に加え、前記故障原
因解析手段の解析結果に応じて、前記監視装置を介して
前記所要のデータのうちの所定のデータを削除する指令
を出力する削除指令出力手段を設けたことを特徴とする
さらに第3の発明は、上記第1の発明に加え、前記故障
原因解析手段により解析された故障原因に関する事項を
問い合わせる問い合わせ手段を設けたことを特徴とする
〔作用〕
エレベータの故障が発生し、監視センタから当該エレベ
ータの故障に対処する営業所に対して補修が指令される
と、営業所員は巡回中の保守員をポケットベルで呼び出
すとともに、営業所に設置された故障診断装置のデータ
入力手段を使って監視装置に記憶されている所要のデー
タを人力し、これに基づいて故障診断装置における故障
原因解析手段による故障原因の解析を行なわせる。故障
原因が解析されるとその解析結果は表示手段に表示され
る。
又、ある特定の解析結果に対しては、監視装置を介して
当該エレベータの所定のデータを削除してみる処理が行
なわれる。さらに、解析結果をより詳細に知りたい場合
には、故障診断装置の問い合わせ手段を用いて故障原因
に関連する事項を問い合わせることが出来、その問い合
わせ結果は表示手段により表示される。
巡回中の保守員が、ポケットベルレの呼び出しに応じて
営業所に電話連絡して来た時に、営業所員は故障の発生
したエレベータの建造物基と共に故障診断装置の表示の
内容等を知らせ、保守員の補修を容易にする。
〔実施例〕
以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明する。
第1図は本発明の実施例に係るエレベータの遠隔監視装
置のブロック図、第2図は、第1図に示す故障診断装置
のシステム構成図である。第1図で第3図に示す部分と
同−又は等価な部分には同一符号を付して説明を省略す
る。5゛は本実施例のエレベータの保守を担当する営業
所、7は本実施例の故障診断装置、8は営業所7とエレ
ベータの監視装置2を結ぶ電話回線、IOは営業所に常
駐する営業所員を示す。
故障診断装置7は第2図に示す構成を有する。
即ち、第2図で、7aは監視装置2との通信制御部、7
bは記憶部、7Cは出力処理部、7dは表示部、7eは
プリンタ、7fは推論部、7gはデータ要求部、7hは
推論のためのルールが格納された知識ベース、71は質
問入力部、7jはキーボード、7にはマウス、7℃は故
障事例や調査方法等が格納されたデータベースを示す。
上記知識ベース7hは、故障状態推論知識記憶部7hl
故障名推論知識記憶部7h2.故障原因推論知識記憶部
7h3.および故障対応推論知識記憶部7h4で構成さ
れている。
故障状態推論知識記憶部7hlには、エレベータの技術
者が有する技術的知識又は経験的知識を「もし、−・−
のデータが、・・−一−−−であれば、エレベータの故
障状態は−・・−・である」という形にして構成された
ルールがデータ化され、蓄積して記憶されている。
故障名推論知識記憶部7h2には、エレベータで発生し
得る故障を、エレベータの技術者が任意に分類し、特定
できるように名付けた故障名と入力データを関連付けた
知識を、「もし、−・−・・−・のデータが、−−−−
一−・であれば、故障名は・−・−であり、故障のラン
クは一−−−−−−であるJという形にして構成された
ルールが、データ化され蓄積して記憶されている。
故障原因推論知識記憶部7113には、エレベータの技
術者が有する技術的知識や経験的知識を使って前記故障
名毎に作成したトラブルシューティングの知識を、「も
し、故障名か−・−であり、のデータが−・・・−であ
れば、故障原因は・−・−である」という形にして構成
されたルールがデータ化され蓄積して記憶されている。
故障対応推論知識記憶部7h4には、エレベータの技術
者が有する技術的知識や経験的知識に基づいて、故障原
因に応じて、行なうべき対処方法に関する知識を、「も
し、故障名が一一−−−・−であり、故障原因が一−−
−−−−であれば、対処方法は一−−−−−・である」
という形にして構成されたルールがデータ化され記憶さ
れている。
データベース71は、故障事例データ記憶部7ffil
、故障調査シート記憶部7123回路図記憶部713.
故障データ解説記憶部?ff14で構成されている。故
障事例データ記憶部711は、前記故障名と故障原因に
より分類され、故障現像、調査方法、対策方法をフォー
マット化したものを、データ化して記憶されている。故
障調査シート記憶部112は、エレベータ特有の調整項
目や調査個所に応じた調査方法をフォーマット化したも
のをデータ化して記憶されている。回路図記憶部723
は、エレベータの制御回路図がそのままデータ化して記
憶されている。故障データ解説記憶部714は、故障診
断装置で使用する故障データの個々について、名称、検
出内容、エレベータ制御内容2検出要因にフォーマット
化したものをデータ化して記憶している。
なお、少なくとも推論部7rおよびデータ要求部7gは
マイクロコンピュータにより構成されている。
次に、本実施例の動作を異常状態である[起動不能Jが
発生した場合を例示して説明する。従来の遠隔監視装置
にあっては、「起動不能」は階床における呼び釦の状態
、エレベータの動き、およびエレベータの停止時間を判
断データとしていた。
しかしながら、本実施例では、エレベータ装置1aの制
御部はこれらデータ以外に次のようなデータを各監視サ
イクル毎に採取するように構成されている。
(a)エレベータは階床のレベル範囲内にあるか(b)
エレベータの停止階床 (C)エレベータのドアの開閉状態 (d)ホール側のドアの開閉状態 (e)各ドアは開ききっているか (「)上方向又は下方向の呼びがあるか(6)エレベー
タ停止階の呼び釦が押されているかなお、実際にはもつ
と多くのデータが採取されるが、繁雑になるのでそれら
のデータの例示は省略する。
今、エレベータ装置laの制御部が、エレベータ4階の
呼びがあるのに所定時間エレベータが停止している状態
(データ)から「起動不能」の異常が発生したと判断し
てその旨の信号を出力すると、異常状態検出部2aは所
定時間毎に実施される監視り“イクルにおいてその信号
を取り出して記憶部2bに記憶するとともに、当該監視
サイクルにおいて制御部により採取された上記(a)〜
(g)のデータも取り込み、同じく記憶部2bに記憶す
る。
同時に、「起動不能」の異常を検出したことを、電話回
線4を使って監視センタ3に通報する。監視センタ3で
は通報を受信し、建造物の番号、建造物名、担当連絡先
およびエレベータ起動不能の文字を表示部3dに表示し
、プリンタ3eに印刷する。
監視センタ3のオペレータは、この表示又はプリントを
見て、当該建造物のエレベータの保守を担当する営業所
5”の営業所員10に電話でこれを報らせる。これによ
り、営業所員10は建造物名より、起動不能の異常を発
生させたエレベータ装置1aの設置場所に応じて、巡回
中の保守員20をポケットベルで呼び出す。これと並行
して、営業所5′に設置された故障診断装置7を起動し
、建造物名をキーボード7jまたはマウス7により人力
する。故障診断装置7は、データ要求部7g。
通信制御部7a、電話回線8を介して監視装置2の記憶
部2bに当該監視サイクルにおいて記憶された前記(a
)〜(樽のデータを故障診断装置7の記憶部7bに記憶
する。推論部7fは、上記データを知識ベース記憶部7
hに記憶されているルールと照合させる。
ここで、上記データ(a)〜(樽が次の内容であったと
する。
(a)エレベータは階床のレベル範囲内で停止している
(b)エレベータの停止階数は1階 (C)エレベータのドアは開状態 (d)ホール側のドアは開状態 (e)各ドアは開ききっている げ)1方向の呼びがある ((至)1階のアップ用呼び釦が押されている推論部7
「は前記データ(f)、並びに((2)を、故障状態推
論知識記憶部7 h 1のルールと照合して、[エレベ
ータの故障状態は呼び登録が可能な状態である」と故障
状態を把握する。次にこの把握した故障状態と前記デー
タ(C)、 (d)、 (e)、げ)、(川と故障名推
論知識記憶部7h2のルールと照合して、「エレベータ
の故障名はドア閉らずである」と故障名を把握する。
次に前記データ(a)〜((至)を故障原因推論知識記
憶部7 h 3のルールと照合して、「エレベータの故
障原因は1階のアップ用呼び釦がリセット不能である」
と判断する。1階のアップ用呼び釦がリセット不能とな
る原因は、監視装置2を介して、エレベータ装置1aか
ら得られるデータからは判断出来ないため、可能性のあ
る原因を全て原因と判断する。例えば、本実施例では、
1階のアップ用呼び相がリセット出来ない原因は、次の
ようになる。
01階のアップ呼用押釦の機械的固渋 01階のアップ呼用押釦の回路異常 01階のアップ呼用押釦の制御プリント基板の異常 01階のアップ呼用人力用プリント基板の異常■呼びi
n用電源回路の異常 次に、前記の把握並びに判断した結果を故障対応推論知
識部7h4のルールと照合し、「エレベータの故障対処
方法は、保守員を故障現場に早急に到着させ、1階アッ
プ用押し釦に機械的固渋が発生していなか確認させるJ
と判断される。
なお、故障原因が本実施例に示す機械的なもので無く、
エレベータ装置1aの持つ合理性検出によるものである
場合には、その故障原因によっては、推論部7fより通
信制御部7a、電話回線8゜監視装置2を介して、エレ
ベータ装置1aの所定のデータを削除する指令を出力し
、エレベータを正常状態に逸早く復旧させるように試み
ることも可能である。
以上の処理を行なった後、推論部7fは、建造物名、建
造物番号、異常の種類(起動不能)、エレベータの状態
(呼び登録可能)、故障名(ドア閉らず)、故障原因(
1階アップ用呼び釦すセツ]・不能)、上記故障原因を
惹き起こす要因(■11階アップ用呼相の固渋、■11
階アップ用押2口の回路不良、■11階アップ用押i目
制御プリント板の不良、■11階アップ用押iロ入カブ
リント板の不良、■11階アップ用押相電源の異常)、
対処方法(1階アップ用押し釦の機械的固渋の確認を至
象、行なう)を表示装置7e並びにプリンタ7eに表示
する。
営業所員からキーボード7jまたはマウス7kを使って
要求があれば、データベース7Pに記憶している故障事
例、故障調査シート回路図、故障データの解説を故障診
断の結果判断された故障名と故障原因に応じて、表示装
置7eまたはプリンタ7rに表示する。
上記の故障診断装置7の処理は、コンピューターで行な
うため、極めて短時間8例えば1分以内に終了するもの
であり、従って巡回中の保守員が、ポケットベルの呼び
出しに応じ、営業所に電話連絡をして来た際には、営業
所員は上記保守員に対し出力した結果を伝えることが出
来る。保守員は通知された内容により、1階ホールのア
ップ用呼び1口の確認を行なうべく、他の原因を探究す
る前に当該呼び釦に直行する。
一方、推論部7rが、入力されたデータ(a)〜(g)
のみによっては、故障の状態あるいは故障名または故障
原因のtIt論ができないと判断した場合、)1t。
論部7「はデータ要求部7gに対してさらに必要とする
データの入力を指令する。データ要求部7gは、通信制
御部7a、電話回線81通信制御部2cを介して監視装
置2の異常状態検出部2aに対して推論部7fから要求
されたデータをエレベータ装置1aから採取することを
指令する。異常状態検出部2aはこの指令に応じて当該
データを取り出し、記憶部2b、通信制御部2c、電話
回線822通信制御7aを経て推論部7fに出力する。
推論部7rはこの新たなデータに基づいて再度故障の状
態または故障名あるいは故障原因の推論を行なう。この
ようなデータ要求の一例を挙げると、エレベータのドア
の開閉の正確なデータがないと故障原因の推論ができな
い場合がある。即ち、を記装置においては、最初に送信
されたドアの開閉に関するデータは瞬間的なドアの状態
に関するものであるので、ドアが閉じたり開いたりして
いる場合等を考慮すると、最初のデータだけでは判断で
きない。このような場合、推論部7「は経時的な(例え
ば所定時間毎の)ドアの開閉状態のデータを要求するこ
とになる。
以上、エレベータに「起動不能」の異常が発生した場合
を例示して本実施例の動作を説明したが、エレベータに
他の異常が発生した場合の動作もこれに準じる。
このように、本実施例では、エレベータに異常が発生し
た場合、その異常の種類、建造物名、その異常に関連す
る詳細なデータも営業所に出力するようにし、これに基
づいて推論部でエレベータの現在状態を把握し、故障名
並びに故障原因を判断してこれらを表示するようにした
ので、保守員は修理のための器具を適切に選択すること
ができるばかりでなく、故障原因の究明に時間を要する
ことばな(、営業所で異常発生設備の現状や異常の原因
を把握できるので、比較的経験の浅い営業所員であって
も適確な対応が可能となる。
(発明の効果〕 以上述べたように、本発明では、エレベータに異常が発
生した際、その異常に関連する詳細な状態データを営業
所に出力し、これに基づき営業所で故障原因を解析しこ
れを表示するようにしたので、営業所員並びに保守員は
、当該異常に対して迅速、かつ、適切に対処することが
でき、又、保守間の器具携行、原因調査の負担も減少す
る。又、故障の原因によっては、故障診断装置により、
エレベータを正常運転に復旧する操作も可能であり、故
障の復旧をすばやくおこなうことも可能となる。
さらに、故障原因に関する問い合わせを行なうことがで
きるようにしたので、故障に対してより適切な対応をす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の、実施例に係るエレベータ遠隔監視装
置のブロック図、第2図は第1図に示す故障診断装置の
構成図、第3図は従来の遠隔監視装置のブロック図であ
る。 la−・−・−エレベータ装置、2−・−−−−一監視
装置、2a −−−−一異常状態検出部、5°−−一−
−−営業所、7−・・・−故障診断装置、7a−・・通
信制御部、7 f−−−−一推論部、7g・−・・デー
タ要求部、7h−・−・−・知識ペース、71〜−−−
−−一質問人力部。 第 図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エレベータを監視する監視装置と、多数の前記監
    視装置からの監視結果を電話回線を介して入力する監視
    センタと、前記エレベータの保守を担当し前記監視セン
    タからの指令により当該エレベータの故障に対処する営
    業所とで構成されるエレベータの遠隔監視装置において
    、前記営業所に、前記監視センタからのエレベータ故障
    通報に応じて前記監視装置から所要のデータを採取する
    データ入力手段と、採取したデータに基づいてエレベー
    タの故障原因を解析する故障原因解析手段と、解析され
    た故障原因を表示する表示手段とを備えた故障診断装置
    を設けたことを特徴とするエレベータの遠隔監視装置。
  2. (2)請求項(1)記載のエレベータの遠隔監視装置に
    おいて、前記故障原因解析手段の解析結果に応じて、前
    記監視装置を介して前記所要のデータのうちの所定のデ
    ータを削除する指令を出力する削除指令出力手段を設け
    たことを特徴とするエレベータの遠隔監視装置。
  3. (3)請求項(1)記載のエレベータの遠隔監視装置に
    おいて、前記故障診断装置に、前記故障原因解析手段に
    より解析された故障原因に関する事項を問い合わせる問
    い合わせ手段を設けたことを特徴とするエレベータの遠
    隔監視装置。
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