JP2003057836A - 多重露光描画装置および多重露光描画方法 - Google Patents

多重露光描画装置および多重露光描画方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マトリクス状に配置された多数の変調素子を
持つ露光ユニットを用いて、パターンデータの画素サイ
ズがどのような大きさのものであってもそのパターンデ
ータに基づいて所定のパターンを適正に多重露光により
描画する。 【解決手段】 露光ユニット2001〜2015のマトリク
ス状に配置された変調素子の一方の配列方向に沿ってし
かも該配列方向に対して該露光ユニット2001〜2015
を描画面32に対して相対移動させる。露光ユニットの
変調素子によって描画面上に得られる単位露光領域のサ
イズの整数倍の距離Aに該サイズより小さい距離aを加
えた距離(A+a)だけ露光ユニットが描画面上に対し
て相対的に移動する度毎に該露光ユニットの変調素子を
所定のパターンデータに基づいて選択的に露光作動させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマトリクス状に配置
された多数の変調素子を持つ露光ユニットを用いて描画
面上に所定のパターンを描画する描画装置および描画方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】上述したような描画装置は一般的には適
当な被描画体の表面に微細なパターンや文字等の記号を
光学的に描画するために使用される。代表的な使用例と
しては、フォトリゾグラフィ(photolithography)の手
法によりプリント回路基板を製造する際の回路パターン
の描画が挙げられ、この場合には被描画体はフォトマス
ク用感光フィルム或いは基板上のフォトレジスト層であ
る。
【0003】近年、回路パターンの設計プロセスから描
画プロセスに至るまでの一連のプロセスは統合されてシ
ステム化され、描画装置はそのような統合システムの一
翼を担っている。統合システムには、描画装置の他に、
回路パターンを設計するためのCAD(Computer Aided
Design)ステーション、このCADステーションで得
られた回路パターンのベクタデータを編集するCAM
(Computer Aided Manufacturing)ステーション等が設
けられる。CADステーションで作成されたベクタデー
タ或いはCAMステーションで編集されたベクタデータ
は描画装置に転送され、そこでラスタデータに変換され
た後にビットマップメモリに格納される。
【0004】露光ユニットの一タイプとして、例えばD
MD(Digital Micromirror Device)或いはLCD(Li
quid Crystal Display)アレイ等から構成されるものが
知られている。周知のように、DMDの反射面には、マ
イクロミラーがマトリクス状に配置され、個々のマイク
ロミラーの反射方向が独立して制御されるようになって
おり、このためDMDの反射面の全体に導入された光束
は個々のマイクロミラーによる反射光束として分割され
るようになっており、このため各マイクロミラーは変調
素子として機能する。また、LCDアレイにおいては、
一対の透明基板間に液晶が封入され、その双方の透明基
板には互いに整合させられた多数対の微細な透明電極が
マトリクス状に配置され、個々の一対の透明電極に電圧
を印加するか否かにより光束の透過および非透過が制御
されるようになっており、このため各一対の透明電極が
変調素子として機能する。
【0005】描画装置には被描画体の感光特性に応じた
適当な光源、例えば超高圧水銀灯、キセノンランプ、フ
ラッシュランプ、LED(Light Emitting Diode)、レ
ーザ等が設けられ、また露光ユニットには結像光学系が
組み込まれる。光源から射出した光束は照明光学系を通
して露光ユニットに導入させられ、露光ユニットの個々
の変調素子はそこに入射した光束を回路パターンのラス
タデータに従って変調し、これにより回路パターンが被
描画体上に露光されて光学的に描画される。この場合、
描画される回路パターンの画素のサイズは変調素子のサ
イズに対応したものとなり、例えば、上述した結像光学
系の倍率が等倍であるとき、描画回路パターンの画素の
サイズと変調素子のサイズとは実質的に等しくなる。
【0006】通常、被描画体に描画されるべき回路パタ
ーンの描画面積は露光ユニットによる露光面積よりも遥
かに大きく、このため被描画体上に回路パターンの全体
を描画するためには、被描画体を露光ユニットで走査す
ることが必要となる。即ち、被描画体に対して露光ユニ
ットを相対的に移動させつつ回路パターンを部分的に描
画してその全体の回路パターンを得ることが必要とな
る。そこで、従来では、描画装置には、例えば所定の走
査方向に沿って移動可能な描画テーブルが設けられ、こ
の描画テーブルの移動経路の上方に露光ユニットが固定
位置に配置される。描画テーブル上には被描画体が所定
の位置に位置決めされ、描画テーブルを走査方向に沿っ
て間欠的に移動させつつ回路パターンを部分的に順次描
画して継ぎ足すことにより、全体の回路パターンが得ら
れることになる。このような露光方式についてはステッ
プ・アンド・リピート(Step & Repeat)方式と呼ばれ
る。
【0007】また、別のタイプの露光ユニットとして、
例えばレーザビーム走査光学系から構成されるものも知
られている。このようなタイプの露光ユニットを用いる
描画装置にあっては、被描画体の移動方向を横切る方向
にレーザビームを偏向させて該レーザビームでもって被
描画体を走査すると共に該走査レーザビームを一ライン
分の描画データ(ラスタデータ)でもって順次変調させ
ることによって、所望の回路パターンの描画が行われ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上で述べたような従
来の描画装置のいずれのタイプのものにあっては、回路
パターンの描画解像度は個々の描画装置で予め決められ
た画素サイズ(ドットサイズ)によって決まる。即ち、
マトリクス状に配列された変調素子から成る露光ユニッ
トを持つ描画装置にあっては、回路パターンの描画解像
度は個々の変調素子サイズ即ち画素サイズによって決ま
り、またレーザビーム走査光学系を持つ描画装置にあっ
ては、走査レーザビームのビーム径即ち画素サイズによ
って決まる。
【0009】かくして、従来では、CADステーション
或いはCAMステーションで回路パターンを設計する際
の一画素サイズはその回路パターンを描画すべき個々の
描画装置によって予め決められた画素サイズに一致させ
ることが必要である。換言すれば、CADステーション
或いはCAMステーションでの回路パターンの設計の自
由度を高めるためには、種々の画素サイズに対応できる
描画装置が用意されなければならないし、種々の画素サ
イズに対応できる描画装置を用意できなければ、CAD
ステーション或いはCAMステーションでの回路パター
ンの設計の自由度が制限されるということになる。
【0010】従って、本発明の目的は、マトリクス状に
配置された多数の変調素子を持つ露光ユニットを用いて
描画面上に所定のパターンを描画する描画方法および描
画装置であって、パターンデータの画素サイズがどのよ
うな大きさのものであってもそのパターンデータに基づ
いて所定のパターンを適正に描画し得るようになった新
規な多重露光描画装置および多重露光描画方法を提供す
ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る多重露光描
画装置は、マトリクス状に配列された多数の変調素子を
持つ少なくとも1つの露光ユニットを用いて所定パター
ンを描画面上に多重露光により描画する多重露光描画装
置であって、所定パターンを所定の画素サイズに基づい
て表したラスタデータを保持する第1メモリ手段と、描
画面に対する露光ユニットの相対位置を画素サイズに基
づいて表した露光位置データを保持する第2メモリ手段
と、露光ユニットにおける各変調素子の相対位置を示す
露光点データを保持する第3メモリ手段と、露光位置デ
ータおよび露光点データに基づいて、個々の変調素子に
対応するラスタデータを第1メモリ手段から読み出して
露光データを生成する露光データ生成手段と、露光デー
タに基づいて変調素子をそれぞれ駆動制御する変調素子
制御手段とを備えることを特徴とする。
【0012】多重露光描画装置は、好ましくは露光ユニ
ットのマトリクス状に配置された変調素子の一方の配列
方向に沿ってしかも配列方向に対して所定の角度だけ傾
斜させて露光ユニットを描画面に対して相対的に移動さ
せる移動手段と、露光ユニットの変調素子によって描画
面上に得られる単位露光領域のサイズの整数倍の距離A
にサイズより小さい距離aを加えた距離(A+a)だけ
露光ユニットが描画面上に対して相対的に移動する度毎
に露光ユニットの変調素子を露光データに基づいて選択
的に露光作動させる露光手段とをさらに備える。
【0013】多重露光描画装置は、露光点データを描画
面の露光すべき一画素領域に対応させるための補正デー
タを保持する第4メモリ手段をさらに備えてもよく、ま
た、補正データが回路パターンの描画精度の許容誤差に
応じた数だけ設けられ、任意の1つの補正データが選択
されてもよい。
【0014】また本発明に係る多重露光描画方法は、マ
トリクス状に配列された多数の変調素子を持つ少なくと
も1つの露光ユニットを用いて所定パターンを描画面上
に多重露光により描画する多重露光描画方法であって、
所定パターンを所定の画素サイズに基づいて表したラス
タデータを第1メモリに保持する第1ステップと、描画
面に対する露光ユニットの相対位置を画素サイズに基づ
いて表した露光位置データを第2メモリに保持する第2
ステップと、露光ユニットにおける各変調素子の相対位
置を示す露光点データを第3メモリに保持する第3ステ
ップと、露光位置データおよび露光点データに基づい
て、個々の変調素子に対応するラスタデータを第1メモ
リ手段から読み出して露光データを生成する第4ステッ
プと、露光データに基づいて各変調素子を駆動制御する
第5ステップと備えることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して、本発
明による多重露光描画装置の一実施形態について説明す
る。
【0016】図1には、本発明による多重露光描画装置
の実施形態が斜視図として概略的に示される。この多重
露光描画装置はプリント回路基板を製造するための基板
上に形成されたフォトレジスト層に回路パターンを直接
描画するように構成されている。
【0017】図1に示すように、多重露光描画装置10
は床面上に据え付けられる基台12を備える。基台12
上には一対のガイドレール14が平行に敷設され、さら
にそれらガイドレール14上には描画テーブル16が搭
載される。この描画テーブル16は図示されない適当な
駆動機構、例えばボール螺子等をステッピングモータ等
のモータにより駆動させられ、これにより一対のガイド
レール14に沿ってそれらの長手方向であるX方向に相
対移動する。描画テーブル16上には被描画体30とし
てフォトレジスト層を持つ基板が設置され、このとき被
描画体30は図示されない適当なクランプ手段によって
描画テーブル16上に適宜固定される。
【0018】基台12上には一対のガイドレール14を
跨ぐようにゲート状構造体18が固設され、このゲート
状構造体18の上面には複数の露光ユニットが描画テー
ブル16の移動方向(X方向)に対して直角なY方向に
2列に配列される。第1列目に配された8個の露光ユニ
ットを図の左側から順に符号2001、2003、2005
2007、2009、2011、2013および2015で示し、
その後方に配された第2列目の7個の露光ユニットを図
の左側から符号2002、2004、2006、20 08、20
10、2012および2014で示している。
【0019】第1列目の露光ユニット2001、2003
2005、2007、2009、2011、2013および2015
と、第2列目の露光ユニット2002、2004、2006
20 08、2010、2012および2014とは所謂千鳥状に
配置される。即ち、隣り合う2つの露光ユニット間の距
離は、全て1つの露光ユニットの幅に略等しく設定さ
れ、第2列目の露光ユニット2002、2004、2006
2008、2010、2012および2014の配列ピッチは第
1列目の露光ユニット2001、2003、2005、2
07、2009、2011、2013および2015の配列ピッ
チに対して半ピッチだけずらされている。
【0020】本実施形態では、15個の露光ユニット2
01〜2015はそれぞれDMDユニットとして構成され
ており、各露光ユニットの反射面は例えば1024×1
280のマトリクス状に配列された1310720個の
マイクロミラーから形成される。即ち、各露光ユニット
2001〜2015は、X方向に沿って1024個、Y方向
に沿って1280個のマイクロミラーがマトリクス状に
配列されるように設置される。
【0021】ゲート状構造体18の上面の適当な箇所、
例えば第1露光ユニット2001の図中左方には光源装置
22が設けられる。この光源装置22には図示しない複
数のLED(Light Emitting Diode)が含まれ、これら
LEDから発した光は集光されて平行光束として光源装
置22の射出口から射出される。光源装置22にはLE
Dの他、レーザ、超高圧水銀ランプ、キセノンランプお
よびフラッシュランプ等を用いてもよい。
【0022】光源装置22の射出口には15本の光ファ
イバケーブル束が接続され、個々の光ファイバケーブル
24は15個の露光ユニット2001〜2015のそれぞれ
に対して延設され、これにより光源装置22から各露光
ユニット2001〜2015へ照明光が導入される。各露光
ユニット2001〜2015は、光源装置22からの照明光
を描くべき回路パターンに応じて変調し、図の下方即ち
ゲート状構造体18の内側を進む描画テーブル16上の
被描画体30に向かって出射する。これにより、被描画
体30の上面に形成されたフォトレジスト層において照
明光が照射された部分だけが感光する。照明光の強度は
被描画体30のフォトレジスト層の感度に応じて調整さ
れる。
【0023】図2には、第1露光ユニット2001の主要
構成が概念的に図示されている。他の14個の露光ユニ
ット2002〜2015は第1露光ユニット2001と同じ構
成および機能を有しており、ここでは説明を省略する。
第1露光ユニット2001には、照明光学系26および結
像光学系28が組み込まれ、両者の間の光路上にはDM
D素子27が設けられる。このDMD素子27は、例え
ばウェハ上にアルミスパッタリングで作りこまれた、反
射率の高い一辺がCの正方形マイクロミラーを静電界作
用により動作させるデバイスであり、このマイクロミラ
ーはシリコンメモリチップの上に1024×1280の
マトリクス状に1310720個敷き詰められている。
それぞれのマイクロミラーは、対角線を中心に回転傾斜
することができ、安定した2つの姿勢(第1および第2
反射位置)に位置決めできる。
【0024】照明光学系26は凸レンズ26Aおよびコ
リメートレンズ26Bを含み、凸レンズ26Aは光源2
2から延設された光ファイバケーブル30と光学的に結
合される。このような照明光学系26により、光ファイ
バケーブル30から射出した光束は第1露光ユニット2
01のDMD素子27の反射面全体を照明するような平
行光束LBに成形される。結像光学系28には2つの凸
レンズ28Aおよび28Cと、2つの凸レンズ28Aお
よび28C間に配されるリフレクタ28Bとが含まれ、
この結像光学系28の倍率は例えば等倍(倍率1)に設
定される。
【0025】第1露光ユニット2001に含まれる個々の
マイクロミラーはそれぞれに入射した光束を結像光学系
28に向けて反射させる第1反射位置(以下、露光位置
と記載する)と該光束を結像光学系28から逸らすよう
に反射させる第2反射位置(以下、非露光位置と記載す
る)との間で回動変位するように動作させられる。任意
のマイクロミラーM(m,n)(1≦m≦1024,1
≦n≦1280)が露光位置に位置決めされると、そこ
に入射したスポット光は一点鎖線LB1で示されるよう
に結像光学系28に向かって反射され、同マイクロミラ
ーM(m,n)が非露光位置に位置決めされると、スポ
ット光は一点鎖線LB2で示されるように光吸収版29
に向かって反射されて結像光学系28から逸らされる。
【0026】マイクロミラーM(m,n)から反射され
たスポット光LB1は、結像光学系28によって描画テ
ーブル16上に設置された被描画体30の描画面32上
に導かれる。例えば、第1露光ユニット2001に含まれ
る個々のマイクロミラーM(m,n)のサイズがC×C
であるとすると、結像光学系28の倍率は等倍であるか
ら、マイクロミラーM(m,n)の反射面は描画面32
上のC×Cの露光領域U(m,n)として結像される。
Cは例えば20μmである。
【0027】なお、1つのマイクロミラーM(m,n)
によって得られるC×Cの露光領域は以下の記載では単
位露光領域U(m,n)として言及され、全てのマイク
ロミラーM(1,1)〜M(1024,1280)によ
って得られる(C×1024)×(C×1280)の露
光領域は、全面露光領域Ua01として言及される。
【0028】図2の左上隅のマイクロミラーM(1,
1)に対応する単位露光領域U(1,1)は全面露光領
域Ua01の左下隅に位置し、左下隅のマイクロミラーM
(1024,1)に対応する単位露光領域U(102
4,1)は全面露光領域Ua01の左上隅に位置する。ま
た、右上隅のマイクロミラーM(1,1280)に対応
する単位露光領域U(1,1280)は全面露光領域U
01の右下隅に位置し、右下隅のマイクロミラーM(1
024,1280)に対応する単位露光領域U(102
4,1280)は全面露光領域Ua01の右上隅に位置す
る。
【0029】第1露光ユニット2001では、個々のマイ
クロミラーM(m,n)は通常は非露光位置に位置決め
されているが、露光時には非露光位置から露光位置に回
動変位させられる。マイクロミラーM(m,n)の非露
光位置から露光位置への回動変位の制御については、後
述するように回路パターンのラスタデータに基づいて行
われる。なお、結像光学系28から逸らされたスポット
光LB2は描画面32に到達しないように光吸収板29
によって吸収される。
【0030】第1露光ユニット2001に含まれる131
0720個の全てのマイクロミラーが露光位置に置かれ
たときは、全マイクロミラーから反射された全スポット
光が結像光学系28に入射させられ、描画面32上には
第1露光ユニット2001による全面露光領域Ua01が得
られる。全面露光領域Ua01のサイズについては、単位
露光領域U(m,n)の一辺の長さCが20μmであれ
ば、25.6mm(=1024×20μm)×20.4
8mm(=1280×20μm)となり、そこに含まれ
る総画素数は勿論1024×1280個となる。
【0031】図3(a)〜(c)を参照して、多重露光
描画装置における描画処理について説明する。図3
(a)〜(c)は描画処理の経時変化を段階的に示す図
であり、被描画体30の描画面32の平面図である。以
下の説明の便宜上、描画面32を含む平面上にはX−Y
直交座標系が定義される。破線で囲まれた長方形の領域
は、15個の露光ユニット2001〜2015のそれぞれに
よってX−Y平面上で得られる全面露光領域Ua01〜U
15である。第1列の全面露光領域Ua01、Ua03、U
05、Ua07、Ua09、Ua11、Ua13およびUa15
その図中下辺がY軸に一致するように配置させられ、第
2列の全面露光領域Ua02、Ua04、Ua06、Ua08
Ua10、Ua12およびUa14はその図中下辺がY軸から
負側に距離Sだけ離れた直線に一致するように配され
る。
【0032】X−Y直交座標系のX軸は露光ユニット2
01〜2015の配列方向に対して直角とされ、このため
各露光ユニット2001〜2015内のそれぞれ13107
20(1024×1280)個のマイクロミラーもX−
Y直交座標系のX軸およびY軸に沿ってマトリクス状に
配列される。
【0033】図3では、X−Y直交座標系の座標原点は
第1列目の第1露光ユニット2001によって得られる全
面露光領域Ua01の図中左下角に一致しているように図
示されているが、正確には、座標原点は第1露光ユニッ
ト2001のY軸に沿う第1ラインのマイクロミラーのう
ちの先頭のマイクロミラーM(1,1)によって得られ
る単位露光領域U(1,1)の中心に位置する。上述し
たように、本実施形態では単位露光領域U(1,1)の
サイズは20μm×20μmであるので、Y軸は第1露
光ユニット20による全面露光領域Ua01の境界から1
0μmだけ内側に進入したものとなっている。換言すれ
ば、第1列目の8つの露光ユニット20 01、2003、2
05、2007、2009、2011、2013および2015
それぞれの第1ラインに含まれる1280個のマイクロ
ミラーM(1,n)(1≦n≦1280)の全ての中心
がY軸上に位置する。
【0034】描画面32は描画テーブル16により白抜
き矢印で示すようにX軸に沿ってその負の方向に向かっ
て移動させられるので、全面露光領域Ua01〜Ua15
描画面32に対してX軸の正の方向に相対移動すること
になる。
【0035】描画面32に設定された描画開始位置SL
がY軸、即ち第1列目の8個の露光ユニット2001、2
03、2005、2007、2009、2011、2013および
20 15に対応する第1列目の全面露光領域Ua01、Ua
03、Ua05、Ua07、Ua09、Ua11、Ua13およびU
15の境界に一致すると、まず第1列目の露光ユニット
2001、2003、2005、2007、2009、2011、2
13および2015により描画面32の露光が開始され
る。図3(a)に示すように、第1列目の全面露光領域
Ua01、Ua03、Ua05、Ua07、Ua09、Ua11、U
13およびUa15のY軸に達していない部分に対応する
マイクロミラーについては非露光位置に位置決めされた
まま露光は行われず、また第2列目の全面露光領域Ua
02、Ua04、Ua06、Ua08、Ua10、Ua12およびU
14もY軸に達していないため、露光ユニット2002
2004、2006、2008、2010、2012および2014
による露光も停止させられている。図3では、第1列目
の8個の露光ユニット2001、2003、2005、2
07、2009、2011、2013および2015によって露
光された領域を右上がりのハッチングで示している。
【0036】さらに描画面32が移動し、全面露光領域
Ua02、Ua04、Ua06、Ua08、Ua10、Ua12およ
びUa14の境界がY軸に一致すると、第2列目の7個の
露光ユニット2002、2004、2006、2008、2
10、2012および2014による露光が開始される。図
3(b)に示すように、第2列目の露光ユニット2002
2004、2006、2008、2010、2012および2014
による露光は、第1列目の露光ユニット2001、2
03、2005、2007、2009、2011、2013および
2015による露光よりも常に距離Sだけ遅れて進行す
る。図3では、第2列目の露光ユニット2002、2
04、2006、2008、2010、2012および2014
よって露光された領域を右下がりのハッチングで示して
いる。
【0037】さらに描画面32が相対移動して、図3
(c)に示すように第1列目の全面露光領域Ua01、U
03、Ua05、Ua07、Ua09、Ua11、Ua13および
Ua15の境界が描画終了位置ELに達すると、第1列目
の露光ユニット2001、2003、2005、2007、20
09、2011、2013および2015による露光が停止させ
られる。厳密にいえば、描画終了位置ELに達した単位
露光領域U(m,n)に対応するマイクロミラーM
(m,n)から順に非露光位置に静止させられる。図3
(c)の状態からさらに描画面32が距離Sだけ進む
と、第2列目の全面露光領域Ua02、Ua04、Ua06
Ua08、Ua10、Ua12およびUa14の境界が描画終了
位置ELに達し、第2列目の露光ユニット2002、20
04、2006、20 08、2010、2012および2014によ
る露光が停止させられる。
【0038】以上のように、15個の露光ユニット20
01〜2015は、X軸に平行な帯状領域をそれぞれ露光
し、この帯状領域の幅はそれぞれ全面露光領域Ua01
Ua15の幅に実質的に一致する。隣り合う2つの帯状領
域の境界部分は微少量だけ重ね合わされている。なお、
同一ライン上に描かれるべき回路パターンを一致させる
ために、第1列の露光ユニットに所定ラインの回路パタ
ーンに応じた露光データが与えられると、第2列の露光
ユニットには描画面32が距離Sを移動する時間だけ遅
れたタイミングで同一ラインの露光データが与えられ
る。
【0039】露光方式としては、描画テーブル16を走
査方向に沿って間欠的に移動させる動作と、描画テーブ
ル16の停止時に回路パターンを部分的に順次描画する
動作とを交互に繰り返すことにより、各描画領域を継ぎ
足して全体の回路パターンを得るステップ・アンド・リ
ピート(Step & Repeat)方式を採用してもよいし、描
画テーブル16を一定速度で移動させつつ同時に描画動
作を行う方式であってもよい。本実施形態では説明を容
易にするためにステップ・アンド・リピート方式を採用
する。即ち、多重露光描画装置10では、描画テーブル
16を所定の移動間隔で間欠的に移動させつつ、回路パ
ターンのラスタデータに従って回路パターンを多重露光
により描画する描画方法が採用される。以下に、このよ
うな多重露光描画方法の原理について説明する。
【0040】図4には、第1露光ユニット2001によっ
て描画面32上に投影される全面露光領域Ua01の一部
が示され、この全面露光領域Ua01は各マイクロミラー
M(m,n)から得られる単位露光領域U(m,n)か
ら成る。ここで、パラメータmは第1露光ユニット20
01のX軸方向に沿うライン番号を示し、パラメータnは
第1露光ユニット2001のY軸方向に沿う行番号を示
し、本実施形態では1≦m≦1024および1≦n≦1
280となる。
【0041】要するに、単位露光領域U(1,1)、U
(1,2)、U(1,3)、U(1,4)、U(1,
5)、…、U(1,1280)は第1露光ユニット20
01のY軸に沿う第1ラインの1280個のマイクロミラ
ーM(1,1)〜M(1,1280)から得られるもの
であり、単位露光領域U(2,1)、U(2,2)、U
(2,3)、U(2,4)、U(2,5)、…、U
(2,1280)は第1露光ユニット2001のY軸に沿
う第2ラインの1280個のマイクロミラーM(2,
1)〜M(2,1280)から得られるものであり、単
位露光領域U(3,1)、U(3,2)、U(3,
3)、U(3,4)、U(3,5)、…、U(3,12
80)は第1露光ユニット2001のY軸に沿う第3ライ
ンのマイクロミラーM(3,1)〜M(3,1280)
から得られるものである。
【0042】例えば、露光1回当たりの移動距離が単位
露光領域の1つ分のサイズCの整数倍である距離A(例
えばA=4C)と距離a(0≦a<C)との和である場
合について説明すると、描画テーブル16がX軸に沿っ
てその負側に移動させられる、即ち第1露光ユニット2
01が描画テーブル16に対してX軸の正側に向かって
相対移動し、全面露光領域Ua01が描画面32上の描画
開始位置SLに到達すると、そこで一旦停止させられて
第1露光ユニット2001の第1ラインの1280個のマ
イクロミラーM(1,1)〜M(1,1280)が所定
の回路パターンのラスタデータに従って動作させられて
第1回目の露光が行われる。このときの描画面32の相
対位置を第1回目露光位置と定義する。
【0043】第1回目の露光が終了すると、第1露光ユ
ニット2001は再びX軸に沿ってその正側に相対移動
し、その全面露光領域Ua01の移動量が(A+a)とな
ったとき、第1露光ユニット2001は第2回目露光位置
に到達したと判断されて停止され、第1露光ユニット2
01の第1〜第5ラインのマイクロミラーM(1,1)
〜M(5,1280)が所定の回路パターンのラスタデ
ータに従って動作させられて第2回目の露光が行われ
る。
【0044】第2回目の露光が終了すると、第1露光ユ
ニット2001は更にX軸に沿ってその正側に移動量(A
+a)だけ移動させられて第3回目露光位置で停止さ
れ、第1露光ユニット2001の第1〜第9ラインのマイ
クロミラーM(1,1)〜M(9,1280)が所定の
回路パターンのラスタデータに従って動作させられて第
3回目の露光が行われる。
【0045】このように第1露光ユニット2001がX軸
に沿ってその正側に移動量(A+a)だけ移動させられ
る度毎に停止されて露光作動が繰り返され、描画面32
の同一領域が第1露光ユニット2001によって多数回に
渡って多重露光されることになる。例えば、a=0の場
合、第1露光ユニット2001はX軸に沿ってその正側に
A(=4C)ずつ移動し、単位露光領域U(m,n)の
中心は常に同一点上に一致する。このため、第1列目の
先頭のマイクロミラーM(1,1)によって露光された
C×Cの領域は、さらに第(4k+1)番目の先頭のマ
イクロミラーM(4k+1,1)によって露光され(た
だし、1≦k≦255)、合計256回(=1024C
/A)だけ多重露光されることになる。一方、a≠0の
場合、重なり合う単位露光領域U(m,n)の中心は距
離aだけ徐々にずれていくため、同一領域が256回多
重露光されるとは限らない。そこで、所定の領域を25
6回露光させるために、各単位露光領域U(m,n)の
中心を256個だけこの所定領域内に均等に配列させ、
実質的に256回多重露光させている。
【0046】図3では、被描画体30の移動方向はX軸
に平行であったが、X軸に対して微少角αだけ傾斜させ
て移動させてもよい。このとき、第1露光ユニット20
01はX軸に沿ってその正側に移動量(A+a)だけ移動
させられる度毎に単位露光領域U(m,n)はY軸に沿
ってその負側に所定距離だけ相対的にシフトすることに
なる。
【0047】図5は、被描画体30をX軸に対して傾斜
させつつ順次移動させたときの単位露光領域U(m,
n)の変位を経時的に示す図である。図5を参照する
と、第1回目露光位置での全面露光領域Ua01の一部が
破線で示され、第2回目露光位置での全面露光領域Ua
01の一部が一点鎖線で示され、第3回目露光位置での全
面露光領域Ua01の一部が実線で示され、各単位露光領
域U(m,n)のY軸の負側に沿う移動距離がbで示さ
れている。
【0048】第1回目露光位置において第1露光ユニッ
ト2001の第1ラインのマイクロミラーM(1,1)〜
M(1,1280)によって得られる単位露光領域U
(1,1)、U(1,2)、…U(1,1280)に注
目すると、これら単位露光領域U(1,1)、U(1,
2)、…U(1,1280)に対して、第2回目露光位
置における第1露光ユニット2001の第5ラインのマイ
クロミラーM(5,1)〜M(5,1280)によって
得られる単位露光領域U(5,1)、U(5,2)、…
U(5,1280)がX軸及びY軸に沿ってそれぞれ
(+a)および(−b)だけずれて互いに重なり合い、
さらに第3回目露光位置においては第1露光ユニット2
01の第9ラインのマイクロミラーM(9,1)〜M
(9,1280)によって得られる単位露光領域U
(9,1)、U(9,2)、…U(9,1280)は、
X軸方向及びY軸方向にそれぞれ(+2a)および(−
2b)だけずれて互いに重なり合うことになる。なお、
図5では、3つの互いに重なり合う単位露光領域U
(1,1)、U(5,1)及びU(9,1)がそれぞれ
破線、一点鎖線及び実線の引出し線で例示的に示されて
いる。
【0049】ここで各単位露光領域U(m,n)の相対
位置をその中心である露光点CN(m,n)で代表して
示すと、第2回目露光位置における露光点CN(5,
1)は、第1回目露光位置における露光点CN(1,
1)から(+a,−b)だけ離れており、第3回目露光
位置における露光点CN(9,1)は、第1回目露光位
置における露光点CN(1,1)から(+2a,−2
b)だけ離れて存在することになる。なお、各ラインに
おける互いに隣接した露光点間の距離は単位露光領域U
(m,n)のサイズC(=20μm)に一致する。
【0050】上述したように、移動距離が、単位露光領
域U(m,n)の一辺長さCの4倍と距離aとの和とさ
れるとき、距離a及びbを適当に選ぶことにより、個々
の単位露光領域U(m,n)と同じ大きさの面積C×C
内に露光点を均一に分布させることができる。
【0051】例えば、図6に示すように、単位露光領域
U(m,n)と同じ大きさの面積C×C(=20μm×
20μm)内に256個の露光点を分布させるために
は、X軸及びY軸に沿ってそれぞれ256個の単位露光
領域の中心を16個ずつ配列させればよいことになり、
距離a及びbは以下の計算式によって定められる。 a=C/16 =20μm/16 =1.25μm b=C/256=20μm/256=0.078125
μm
【0052】なお、言うまでもないが、距離bを0.0
78125μmに設定するということは、描画テーブル
16がX軸の負側に距離(A+a=81.25μm)だ
け移動したとき、個々の単位露光領域U(m,n)がY
軸の負側に0.078125μmだけシフトするように
描画テーブル16の傾斜角度αを設定するということに
他ならない。
【0053】図6において、参照符号CN(1,1)で
示される露光点が例えば第1回目露光位置における第1
露光ユニット2001の第1ラインの先頭のマイクロミラ
ーM(1,1)によって得られる単位露光領域U(1,
1)のものであるとすると、先の記載から明らかなよう
に、露光点CN(5,1)は第2回目露光位置における
第1露光ユニット2001の第5ラインの先頭のマイクロ
ミラーM(5,1)によって得られる単位露光領域U
(5,1)のものであり、露光点CN(9,1)は第3
回目露光位置における第1露光ユニット2001の第9ラ
インの先頭のマイクロミラーM(9,1)によって得ら
れる単位露光領域U(9,1)のものとなる。
【0054】さらに、露光点CN(1,1)から距離
(+16a,−16b)だけ離れた露光点CN(61,
1)は、第16回目露光位置における第61ラインの先
頭のマイクロミラーM(61,1)によって得られる単
位露光領域U(61,1)の中心であり、露光点CN
(1,1)から距離(0,−a)だけ離れた露光点CN
(65,1)は第17回目露光位置における第65ライ
ンの先頭のマイクロミラーM(65,1)によって得ら
れる単位露光領域U(65,1)の中心である。同様
に、露光点CN(1,1)から距離(0,−15a)だ
け離れた露光点CN(65,1)は第241回目露光位
置における第961ラインの先頭のマイクロミラーM
(961,1)によって得られる単位露光領域U(96
1,1)の中心であり、露光点CN(1,1)から距離
(15a,−16a)だけ離れた露光点CN(102
1,1)は第256回目露光位置における第1021ラ
インの先頭のマイクロミラーM(1021,1)によっ
て得られる単位露光領域U(1021,1)の中心であ
る。
【0055】かくして、15個の露光ユニット2001
2015に対して描画テーブル16が上述した条件下でX
軸の負側に間欠的に移動させられると、それら露光ユニ
ット2001〜2015の個々のマイクロミラーM(m,
n)よって得られる単位露光領域U(m,n)の中心、
即ち露光点CN(m,n)がX軸及びY軸のそれぞれに
沿ってピッチa及びbで描画面32の全体にわたって配
列されることになる。個々の単位画素領域と同じ大きさ
の領域C×C(20μm×20μm)内には256個の
露光点が均一に分布させられる。
【0056】なお、露光ユニット2001〜2015におけ
る個々の露光点を描画面32の全体にわたって更に高密
度に分布させることももちろん可能であり、例えば、2
0μm×20μmの面積内に512個の単位露光領域の
中心を均一に配列させる場合には、距離Aは単位露光領
域のサイズCの2倍(40μm)に設定され、距離aお
よびbはそれぞれ1.25μm/2、0.078125
μm/2に設定される。
【0057】また、図6に示す例では16個の露光点は
Y軸に沿って平行に配列されているが、距離a及びbの
値を僅かに変化させることによって、露光点をY軸に沿
って斜めに配列させることも可能である。
【0058】このように本実施形態の多重露光描画装置
10においては、回路パターンのラスタデータに基づい
て回路パターンの描画が行われるとき、該回路パターン
データの画素サイズがどのようなサイズであっても、そ
の回路パターンを描画することが可能である。換言すれ
ば、多重露光描画装置10側には、描画されるべき回路
パターンに対する画素の概念は存在しないといえる。
【0059】例えば、ラスタデータの画素サイズが20
μm×20μmに設定されている場合には、任意の1ビ
ットデータに“1”が与えられると、露光作動時にその
1ビットデータに対応する一画素領域(20μm×20
μm)に含まれる個々の露光点CN(m,n)に対応し
たマイクロミラーM(m,n)が該1ビットデータによ
って動作されて非露光位置から露光位置に回動させら
れ、これによりかかる一画素領域(20μm×20μ
m)が総計256回にわたって多重露光を受けることに
なる。
【0060】また、別の例として、ラスタデータの画素
サイズが10μm×10μmに設定されている場合に
は、任意の1ビットデータに“1”が与えられると、露
光作動時にその1ビットデータに対応する一画素領域
(10μm×10μm)に含まれる個々の露光点CN
(m,n)に対応したマイクロミラーM(m,n)が該
1ビットデータによって動作されて非露光位置から露光
位置に回動させられ、これによりかかる一画素領域(1
0μm×10μm)が総計64回にわたって多重露光を
受けることになる。
【0061】なお、露光時間、即ち個々のマイクロミラ
ーM(m,n)が露光位置に留められる時間について
は、描画面32における一画素領域内での露光回数、被
描画体30(本実施形態では、フォトレジスト層)の感
度、光源装置22の光強度等に基づいて決められ、これ
により各一画素露光領域について所望の露光量が得られ
るように設定される。
【0062】図7は多重露光描画装置10の制御ブロッ
ク図である。同図に示すように、多重露光描画装置10
にはマイクロコンピュータから構成されるシステムコン
トロール回路34が設けられる。即ち、システムコント
ロール回路34は中央演算処理ユニット(CPU)、種
々のルーチンを実行するためのプログラムや定数等を格
納する読み出し専用メモリ(ROM)、演算データ等を
一時的に格納する書込み/読み出し自在なメモリ(RA
M)、および入出力インターフェース(I/O)から成
り、多重露光描画装置10の作動全般を制御する。
【0063】描画テーブル16は、駆動モータ36によ
ってX軸方向に沿って駆動させられる。この駆動モータ
36は例えばステッピングモータとして構成され、その
駆動制御は駆動回路38から出力される駆動パルスに従
って行われる。描画テーブル16と駆動モータ36との
間には先に述べたようにボール螺子等を含む駆動機構が
介在させられるが、そのような駆動機構については図7
では破線矢印で象徴的に示されている。
【0064】駆動回路38は描画テーブル制御回路40
の制御下で動作させられ、この描画テーブル制御回路4
0は描画テーブル16に設けられた描画テーブル位置検
出センサ42に接続される。描画テーブル位置検出セン
サ42は描画テーブル16の移動経路に沿って設置され
たリニアスケール44からの光信号を検出して描画テー
ブル16のX軸方向に沿うその位置を検出するものであ
る。なお、図7では、リニアスケール44からの光信号
の検出が破線矢印で象徴的に示されている。
【0065】描画テーブル16の移動中、描画テーブル
位置検出センサ42はリニアスケール44から一連の光
信号を順次検出して一連の検出信号(パルス)として描
画テーブル制御回路40に対して出力する。描画テーブ
ル制御回路40では、そこに入力された一連の検出信号
が適宜処理され、その検出信号に基づいて一連の制御ク
ロックパルスが作成される。描画テーブル制御回路40
からは一連の制御クロックパルスが駆動回路38に対し
て出力され、駆動回路38ではその一連の制御クロック
パルスに従って駆動モータ36に対する駆動パルスが作
成される。要するに、リニアスケール44の精度に応じ
た正確さで描画テーブル16をX軸方向に沿って移動さ
せることができる。なお、このような描画テーブル16
の移動制御自体は周知のものである。
【0066】図7に示すように、描画テーブル制御回路
40はシステムコントロール回路34に接続され、これ
により描画テーブル制御回路40はシステムコントロー
ル回路34の制御下で行われる。一方、描画テーブル位
置検出センサ42から出力される一連の検出信号(パル
ス)は描画テーブル制御回路40を介してシステムコン
トロール回路34にも入力され、これによりシステムコ
ントロール回路34では描画テーブル16のX軸に沿う
移動位置を常に監視することができる。
【0067】システムコントロール回路34はLAN
(Local Area Network)を介してCADステーション或
いはCAMステーションに接続され、CADステーショ
ン或いはCAMステーションからはそこで作成処理され
た回路パターンのベクタデータがシステムコントロール
回路34に転送される。システムコントロール回路34
にはデータ格納手段としてハードディスク装置46が接
続され、CADステーション或いはCAMステーション
から回路パターンのベクタデータがシステムコントロー
ル回路34に転送されると、システムコントロール回路
34は回路パターンのベクタデータを一旦ハードディス
ク装置46に書き込んで格納する。また、システムコン
トロール回路34には外部入力装置としてキーボード4
8が接続され、このキーボード48を介して種々の指令
信号や種々のデータ等がシステムコントロール回路34
に入力される。
【0068】ラスタ変換回路50はシステムコントロー
ル回路34の制御下で動作させられる。描画作動に先立
って、ハードディスク装置46から回路パターンのベク
タデータが読み出されてラスタ変換回路50に出力さ
れ、このベクタデータはラスタ変換回路50によって所
定の画素サイズで表されたラスタデータに変換され、こ
のラスタデータはビットマップメモリ52に書き込まれ
る。要するに、ビットマップメモリ52には回路パター
ンデータとして0または1で表されたビットデータとし
て格納される。ラスタ変換回路50でのデータ変換処理
およびビットマップメモリ52でのデータ書込みについ
てはキーボード48を介して入力される指令信号により
行われる。
【0069】読み出しアドレス制御回路58は各露光ユ
ニットに与えるべきビットデータをビットマップメモリ
52から露光作動毎に読み出し、露光データとして露光
データメモリ54に格納する。露光データは個々の露光
ユニット2001〜2015のマイクロミラーを露光位置ま
たは非露光位置に位置決めさせるための二値データであ
る。読み出しアドレス制御回路58から一連の読み出し
アドレスデータが露光データメモリ54に対して出力さ
れると、その読み出しアドレスデータに従って露光デー
タメモリ54からは所定の二値データがDMD駆動回路
56に対して出力され、DMD駆動回路56はそのビッ
トデータに基づいて露光ユニット2001〜2015をそれ
ぞれ独立して作動し、これにより各露光ユニットの個々
のマイクロミラーは選択的に露光作動を行うことにな
る。露光データは露光ユニット20 01〜2015による露
光作動が繰り返される度毎に書き換えられる。なお、読
み出しアドレスデータおよび露光データについては後で
詳しく説明する。
【0070】なお、図7では、個々のマイクロミラーの
露光作動が破線矢印で象徴的に図示されている。また、
図7では図の複雑化を避けるために露光ユニットは1つ
しか示されていないが、実際には15個(2001〜20
15)存在し、DMD駆動回路56によってそれぞれ駆動
されることは言うまでもない。
【0071】図8には、ビットマップメモリ52上に展
開された回路パターンデータ(ラスタデータ)の一部分
が模式的に示されている。同図に示すライン番号Lは描
画面32上に描画されるべき回路パターンのY軸に沿う
描画ライン番号に対応し、各ラインには1280×15
個のビットデータが含まれる。同図に示すように、個々
のビットデータは“B”で示され、この“B”には描画
されるべき回路パターンに従って“1”か“0”のうち
のいずれかの値が与えられる。
【0072】本発明によれば、回路パターンデータ(ラ
スタデータ)の一画素サイズ、即ち個々のビットデータ
“B”のサイズについてはその回路パターンの設計段階
で種々の大きさを与えることが可能である。例えば、ビ
ットデータ“B”のサイズが10μm×10μmであれ
ば、描画面32上に描かれるべき描画ラインの幅も10
μmとなり、ビットデータ“B”のサイズが20μm×
20μmであれば、描画ラインの幅も20μmとなり、
ビットデータ“B”のサイズが30μm×30μmであ
れば、描画ラインの幅も30μmとなる。
【0073】図8に示すように、各ラインに含まれる1
280×15個のビットデータは1280ビット毎に第
1番目ないし第15番目のグループに分けられる。第1
列目の8つの露光ユニット2001、2003、2005、2
07、2009、2011、20 13および2015のそれぞれ
の露光作動については奇数番目のグループのビットデー
タに従って行われ、第2列目の7つの露光ユニット20
02、2004、2006、2008、2010、2012および2
14のそれぞれの露光作動については偶数番目のグルー
プのビットデータに従って行われる。
【0074】各グループの個々のビットデータ“B”に
対しては、図9に模式的に示すようなアドレスデータ
[Lx,Ry]が与えられる。アドレスデータ成分Lx
ライン番号L(図8)を示し、アドレスデータ成分Ry
は各グループの最上ビットからの数えて何ビット目に当
たるかを表す。例えば、アドレスデータ[00000
1,0001]は各グループのライン番号1の最上位ビ
ットのビットデータ“B”を表し、アドレスデータ[0
00003,0001]は各グループのライン番号3の
最上位ビットのビットデータ“B”を表し、またアドレ
スデータ[000001,1278]は各グループのラ
イン番号1の最上位ビットから数えて1278番目のビ
ットデータ“B”を表し、アドレスデータ[00000
3,1278]は各グループのライン番号3の最上位ビ
ットから数えて1278番目のビットデータ“B”を表
し、更にアドレスデータ[000001,1280]は
各グループのライン番号1の最下位ビットのビットデー
タ“B”を表し、アドレスデータ[000003,12
80]は各グループのライン番号3の最下位ビットのビ
ットデータ“B”を表す。
【0075】以下に第1露光ユニット2001の個々のマ
イクロミラーM(m,n)と各露光位置でのビットデー
タ“B”との関係について具体例をあげて説明する。
【0076】図10は、描画面32と、単位露光領域U
(1,1)および単位露光領域U(1,1)を形成する
マイクロミラーM(1,1)の中心を示す露光点CN
(1,1)との相対位置関係を示す概念図である。
【0077】描画面32の描画領域には、回路パターン
に対応させるべく20μm四方の一画素領域がグリッド
状に設定され、その図中左上隅の角が原点Oとされる。
第1回目露光位置は原点Oから32μmだけX軸の正方
向に離れた位置に定められ、描画面32は露光1回当り
84μm(A=80μm、a=4μm)だけX軸に沿っ
てその正側に相対移動する。説明の複雑化を避けるた
め、ここでは図3のように描画面32の移動方向をX軸
に平行に定める。
【0078】このとき、第1回目露光位置においては、
露光点CN(1,1)は原点OからX方向に22μm、
Y方向に10μm離れた位置にある。言いかえると、原
点OからX方向に2番目であってY方向に1番目の一画
素領域G(2,1)の領域内(右上がりのハッチングで
示す)に位置する。このとき、露光点CN(1,1)に
対応するマイクロミラーM(1,1)は、一画素領域G
(2,1)に描画すべきラスタデータ、即ちアドレスL
x=000002、Ry=0001(図9参照)のビッ
トデータ”B”に基づいて露光位置または非露光位置に
位置決めされる。例えばビットデータ”B”の値が1で
マイクロミラーM(1,1)が露光位置に位置決めされ
た場合には、2つの一画素領域G(1,1)および
(2,1)にまたがって、具体的には一画素領域G
(2,1)に対してX軸の負側に8μmだけずれた一辺
長さ20μmの正方形領域(右下がりのハッチングで示
される)が露光される。この露光された領域は単位露光
領域U(1,1)に相当する。
【0079】また、第2回目露光位置においては、露光
点CN(1,1)は原点からX方向に106μm、Y方
向に10μm離れた位置即ち一画素領域G(6,1)の
領域内に位置し、マイクロミラーM(1,1)はアドレ
スLx=000006、Ry=0001(図9参照)の
ビットデータ”B”に基づいて露光位置または非露光位
置に位置決めされ、マイクロミラーM(1,1)による
単位露光領域U(1,1)は2つの一画素領域G(5,
1)およびG(6,1)にまたがっている、具体的には
一画素領域G(6,1)に対してX軸の負側に4μmだ
けずれている。
【0080】さらに、第3回目露光位置においては、露
光点CN(1,1)は原点OからX方向に190μm、
Y方向に10μm離れた位置、即ち一画素領域(10,
1)の領域内に位置し、マイクロミラーM(1,1)は
アドレスLx=000010、Ry=0001(図9参
照)のビットデータ”B”に基づいて露光位置または非
露光位置に位置決めされ、マイクロミラーM(1,1)
による単位露光領域U(1,1)は一画素領域G(1
0,1)に一致する。
【0081】このように、第1露光ユニット2001に対
して描画面32が相対移動する毎に、露光点CN(1,
1)を含む一画素領域Gが特定され、この一画素領域G
に対応したビットデータに基づいてマイクロミラーM
(1,1)が作動させられる。
【0082】図11は第1〜第8回目露光位置における
原点Oに対する露光点CN(1,1)のX座標およびY
座標(単位:μm)と、露光点CN(1,1)が含まれ
る一画素領域Gのピクセル座標である。図11に明らか
なように、描画面32はX軸に平行に相対移動するた
め、露光点CN(1,1)のY座標は一定であり、X座
標のみが変化する。
【0083】第i回目露光位置における描画面32に対
する露光点CN(1,1)のX座標Xs(i)は、
(1)式に示すように、原点Oからの露光開始位置AS
(第1回目露光位置)および露光1回当りの描画面32
の相対移動量(A+a)により算出される。図10の例
ではAS=32μm、A+a=84μmである。 Xs(i)=AS+(A+a)(i−1) …(1)
【0084】第i回目露光位置における露光点CN
(1,1)のX座標Xs(i)を一画素領域Gのピッチ
PSでそれぞれ除算すれば、何れの一画素領域内に含ま
れるのかがわかる。言いかえると、露光点CN(1,
1)のピクセル座標Pxが得られる。しかし、ここで問
題となるのは、除算の結果、割り切れた場合にはその商
をピクセル座標Pxとすることができる((2)式参
照)が、割り切れなかった場合には小数点1位を切り上
げる必要があり((3)式参照)、商に1を加算するか
否かの場合分けが必要になる。
【0085】 Px=INT[XS(i)/PS] … (2) Px=INT[XS(i)/PS]+1 … (3) ここで、一般的に、除算e/fが行われるとき、演算子
INT[e/f]は除算e/fの商を表し、0≦e<f
のとき、INT[e/f]=0として定義される。ま
た、“PS”はビットデータ“B”のサイズを表す。
【0086】しかし、露光点CN(1,1)の相対位
置、露光開始位置、露光1回当りの描画面32の相対移
動量(A+a)および一画素領域GのピッチPSは、描
画面32の大きさや回路パターンの画素ピッチなどの設
計により変動するため、割り切れるか否かを露光毎に判
断してピクセル座標Pxを算出することは時間がかかり
余り現実的ではない。しかし(2)式または(3)式の
何れか一方で演算すれば、最大1ピクセル(20μm)
の誤差が生じることとなる。一般に、描画装置には1/
10ピクセル程度の誤差範囲内で描画できる性能が必要
とされるため、最大1ピクセルの誤差は許容されるもの
ではない。そこで本実施形態では、以下に説明するよう
に、マスクパターンを用いることによって1/10ピク
セル以下の誤差で回路パターンを描画している。
【0087】図12は、マスクパターンと描画面32と
の関係を概念的に示す図である。マスクパターンは、描
画面32のグリッドに一致するよう一辺長さPS(=2
0μm)の格子状に分割され、そのグリッド線が描画面
32上のグリッド線に一致するように所定位置に位置決
めされる。マスクパターンは、マイクロミラーM(1,
1)によって露光すべき一辺長さ20μmの正方形領域
を有しており、例えば許容誤差が1/10ピクセルであ
れば10個分用意され、マスクパターン00〜09とし
て定義される。これらマスクパターン00〜09のうち
任意の1つが選択される。各マスクパターン00〜09
は、X軸方向に一画素領域2つ分の幅を持ちY軸方向に
伸びる帯状を呈し、描画面32においてマスクパターン
に設定された露光領域に重なる箇所が露光される。
【0088】各マスクパターンには、露光領域を特定す
るために図中左上隅の一辺長さCの正方形領域から順に
X方向に番号00および01が付され、Y方向に番号0
0、01、02、…が付される。従って、マスクパター
ン00における左上隅の正方形領域(図中ハッチングで
示される)の位置はピクセル座標(00,00)で表さ
れる。
【0089】マスクパターン00は、左上隅の正方形領
域(00,00)を単位露光領域U(1,1)として定
めることができ、例えばマスクパターン00の図中左辺
中央に設定された基準点KTを描画面32の原点Oから
X軸の正側に10ピクセル(200μm)離れた位置に
位置決めした場合、一画素領域G(10,1)全体が露
光されることと実質的に同じになる。
【0090】9つのマスクパターン01〜09は、単位
露光領域U(1,1)の相対位置がX軸の正方向に許容
誤差上限値であるC/10(=2μm)毎に徐々にずれ
て設定されたマスクパターンであり、このずれ量が{X
S(i)/PS}の余りに最も近いマスクパターンが選
択される。
【0091】図13の表を参照して具体的に説明する
と、まず(4)式を用いてマスクパターンの基準点KT
の位置を示すマスク位置データMI(i)が算出され
る。このマスク位置データMI(i)はi回目露光位置
における露光点CN(1,1)のX座標XS(i)を画
素ピッチPSで除算した商であり、もし除算の結果余り
eが0でなければその余りe分だけ露光点CN(1,
1)からX軸の負側に位置するグリッド線のXピクセル
座標である。 MI(i)=INT[XS(i)/PS] =INT[{AS+(A+a)(i−1)}/PS] …(4)
【0092】例えば、第1回目露光位置では、露光点C
N(1,1)のX座標XS(1)が32μmであるか
ら、マスク位置データMI(1)=1となり、余りeは
12μmとなる。従って、基準点KTが原点Oから1ピ
クセルだけ離れた位置に一致するように、マスクパター
ン00〜09のいずれか1つが位置決めされる。
【0093】次に、(5)式により使用すべきマスクパ
ターンが決定される。MN(i)はマスクパターンの番
号(00〜09)を示す。 MN(i)=e/(C/10) ={XS(i)−PS・MI(i)}/2 …(5)
【0094】第1回目露光位置においては、余りeが1
2μmであるから、マスク番号MN(1)は6となり、
マスクパターン06が選択される。図12に明らかなよ
うに、マスクパターン06の露光点CN(1,1)は第
2列目の左端の画素(00,01)に含まれ、Xピクセ
ル座標はマスク位置データMI(i)=1にX補正デー
タHx(i)=1が加算された値即ち2となる。このX
ピクセル座標はビットマップデータのX方向の読み出し
アドレスLxに相当する((6)式参照)。X補正デー
タHx(i)は、マスク番号MN(i)に対応して予め
定められており、0または1の値をとる。 Lx=MI(i)+Hx(i) …(6)
【0095】図14はマスク番号と、各露光点CN
(m,n)(1≦m≦1024,1≦n≦1280)の
X補正データHxおよびY補正データHyの関係を部分
的に示す表である。
【0096】図15は、図7に示す読み出しアドレス制
御回路58の詳細ブロック図である。読み出しアドレス
制御回路58は上記のようにビットマップメモリ52へ
与える読み出しアドレスを生成する。読み出しアドレス
制御回路58には、15個の露光ユニット2001〜20
15にそれぞれ対応した制御回路が設けられているが、こ
こでは第1露光ユニット2001に対応した第1制御回路
580のみを示し、残り14個の制御回路については省
略する。
【0097】第1制御回路580のカウンタ581に
は、システムコントロール回路34から基本制御クロッ
クパルスCLK1および露光クロックパルスE_CLK
が入力されており、ここで各マイクロミラーMにラスタ
データを与えるべきタイミングに応じたクロックパルス
CLK2を生成し、X補正データメモリ582xおよび
Y補正データメモリ582yに出力する。2つの補正デ
ータメモリ582xおよび582yにはシステムコント
ロール回路34から入力される各露光点のピクセル座標
を補正するX補正データおよびY補正データが格納され
ている。
【0098】また第1制御回路580にはマスク選択デ
ータメモリ584が設けられ、このマスク選択データメ
モリ584には露光作動毎に変化する描画面32の相対
位置に応じた上述のマスクパターン番号を示すマスク選
択データが格納される。またマスク位置データメモリ5
85には(4)式により得られるマスク位置データMI
(i)が格納される。
【0099】第1制御回路580のカウンタ583に
は、システムコントロール回路34から露光クロックパ
ルスE_CLKが入力されており、ここでマスク位置デ
ータメモリ585からマスク位置データを読み出すため
のアドレスを生成し、このアドレスに対応するマスク位
置データを加算器586に出力させる。またカウンタ5
83はアドレスをマスク選択データメモリ584にも出
力し、同アドレスに対応するマスク選択データをX補正
データメモリ582xに出力させている。なお、クロッ
クパルスE_CLKの周期はクロックパルスCLK1の
周期の1310720倍以上とされる。
【0100】X補正データメモリ582xは、制御クロ
ックパルスCLK1に同期してアドレス変更される毎に
加算器586に順次X補正データを出力し、マスク位置
データメモリ585はクロックパルスE_CLKに同期
してアドレスが変更される毎に加算器586にマスク位
置データを出力する。加算器586では個々のX補正デ
ータに現在のマスク位置データを加算し、両者の和をア
ドレスデータ成分Lxとしてアドレス制御回路588に
出力する。Y補正データメモリ582yは、制御クロッ
クパルスCLK1に同期してアドレス変更される毎に順
次Y補正データをアドレスデータ成分Ryとしてアドレ
ス制御回路588に出力する。アドレス制御回路588
は2つのアドレスデータ成分の入力に基づいてビットマ
ップメモリから所定のビットデータを読み出す。
【0101】要するに、描画の許容誤差範囲が1/10
ピクセルであれば、X方向に1/10ピクセルずつ単位
露光領域U(1,1)がずれた10種のマスクパターン
00〜09を用意し、露光すべき領域に最も近い一画素
露光領域にマスクパターンの一つを位置決めするととも
に、露光すべき領域とマスクパターン上の単位露光領域
との位置ずれを最も小さくできるように上記マスクパタ
ーンを選択している。この場合、位置ずれ量は1/10
より小さくなり、さらに許容誤差範囲を小さくする場合
にはマスクパターンの数を増やせばよい。
【0102】なお、描画面32がX軸に平行に移動する
場合(図4参照)については、上述したように露光点C
Nの相対位置がX補正データのみに基づいて補正される
が、描画面32がX軸に対して傾斜して移動する場合
(図5参照)には露光点CNの相対位置がY補正データ
をも加味して補正される。
【0103】
【発明の効果】以上の記載から明らかなように、本発明
にあっては、パターンデータがどのような大きさの画素
サイズを持っていても、所定のパターンを適正に描画す
ることができるので、本発明による多重露光装置を1台
だけ用意するだけでCADステーション或いはCAMス
テーションでの回路パターンの設計の自由度を大巾に高
めることができる。
【0104】また、本発明により得られる特徴的な作用
効果の1つとして、露光ユニット内の変調素子の幾つか
が正常に機能しなくなったとしても、画素欠陥を生じさ
せることなくパターンの描画を適正に行い得るという点
も挙げられる。というのは、描画パターン領域は複数回
の露光作動にわたる多重露光によって得られるので、そ
のうちの数回程度の露光作動が正常に行われなかったと
しても、その描画パターン領域の総露光量は十分に得ら
れるからである。
【0105】本発明による多重露光方式から得られる別
の作用効果として、個々の露光ユニットに組み込まれる
結像光学系に起因する露光むらがあったとしても、その
露光むらの影響は多重露光のために小さくされるという
点も挙げられる。
【0106】本発明による多重露光方法から得られる更
に別の作用効果として、光源装置の出力が低くても、多
重露光のために十分な露光量が確保し得るので、光源装
置を安価に構成し得る点も挙げられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による多重露光描画装置の概略斜視図で
ある。
【図2】本発明による多重露光描画装置で用いる露光ユ
ニットの機能を説明するための概略概念図である。
【図3】図1に示す多重露光描画装置の描画テーブル上
の被描画体の描画面および各露光ユニットによる露光領
域を説明するための平面図である。
【図4】本発明による多重露光描画装置により実行され
る多重露光描画方法の原理を説明するための模式図であ
って、X−Y座標系のX軸に沿う複数の露光位置に露光
ユニットを順次移動させた状態を経時的に示す図であ
る。
【図5】図4と同様な模式図であって、X−Y座標系の
X軸に沿う複数の露光位置に露光ユニットを順次移動さ
せた際に該露光ユニットがY軸に沿って所定距離だけ変
位する状態を経時的に示す図である。
【図6】本発明の多重露光方法に従って露光ユニットを
複数の露光位置に順次移動させた際に該露光ユニットの
所定のマイクロミラーによって得られる単位露光領域の
中心が所定領域内にどのように分布するかを示す説明図
である。
【図7】本発明による多重露光描画装置のブロック図で
ある。
【図8】本発明による多重露光描画装置で描画すべき回
路パターンのラスタデータの一部を露光データメモリ上
に展開した状態で示す模式図である。
【図9】図8に示すビットデータの一部とその読み出し
アドレスデータとの関係を示す模式図である。
【図10】各露光位置における描画面と単位露光領域と
の関係を示す概念図である。
【図11】各露光位置における露光点とそのピクセル座
標の関係を示す表である。
【図12】各露光位置における描画面とマスクパターン
との関係を示す概念図である。
【図13】各露光位置におけるマスクパターンと読み出
しアドレスとの関係を示す表である。
【図14】マスクパターンの番号とX補正データおよび
Y補正データとの対応関係を示す表である。
【図15】図7に示す読み出しアドレス制御回路の内部
を詳細に示すブロック図である。
【符号の説明】
12 多重露光描画装置 16 描画テーブル 2001、…2015 露光ユニット 27 DMD素子 30 被描画体 32 描画面 34 システムコントロール回路 52 ビットマップメモリ 54 露光データメモリ 56 DMD駆動回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に配列された多数の変調素
    子を持つ少なくとも1つの露光ユニットを用いて、所定
    パターンを多重露光により描画面上に描画する多重露光
    描画装置であって、 前記所定パターンを所定の画素サイズに基づいて表した
    ラスタデータを保持する第1メモリ手段と、 前記描画面に対する前記露光ユニットの相対位置を前記
    画素サイズに基づいて表した露光位置データを保持する
    第2メモリ手段と、 前記露光ユニットにおける各変調素子の相対位置を示す
    露光点データを保持する第3メモリ手段と、 前記露光位置データおよび前記露光点データに基づい
    て、個々の前記変調素子に対応する前記ラスタデータを
    前記第1メモリ手段から読み出して露光データを生成す
    る露光データ生成手段と、 前記露光データに基づいて前記変調素子をそれぞれ駆動
    制御する変調素子制御手段とを備えることを特徴とする
    多重露光描画装置。
  2. 【請求項2】 前記露光ユニットのマトリクス状に配置
    された変調素子の一方の配列方向に沿ってしかも前記配
    列方向に対して所定の角度だけ傾斜させて前記露光ユニ
    ットを前記描画面に対して相対的に移動させる移動手段
    と、 前記露光ユニットの変調素子によって前記描画面上に得
    られる単位露光領域のサイズの整数倍の距離Aに前記サ
    イズより小さい距離aを加えた距離(A+a)だけ前記
    露光ユニットが前記描画面上に対して相対的に移動する
    度毎に前記露光ユニットの変調素子を前記露光データに
    基づいて選択的に露光作動させる露光手段とをさらに備
    えることを特徴とする請求項1に記載の多重露光描画装
    置。
  3. 【請求項3】 前記露光点データを前記描画面の露光す
    べき一画素領域に対応させるための補正データを保持す
    る第4メモリ手段をさらに備えることを特徴とする請求
    項1に記載の多重露光描画装置。
  4. 【請求項4】 前記補正データが前記回路パターンの描
    画精度の許容誤差に応じた数だけ設けられ、任意の1つ
    の前記補正データが選択されることを特徴とする請求項
    1に記載の多重露光描画装置。
  5. 【請求項5】 マトリクス状に配列された多数の変調素
    子を持つ少なくとも1つの露光ユニットを用いて所定パ
    ターンを描画面上に多重露光により描画する多重露光描
    画方法であって、 前記所定パターンを所定の画素サイズに基づいて表した
    ラスタデータを第1メモリに保持する第1ステップと、 前記描画面に対する前記露光ユニットの相対位置を前記
    画素サイズに基づいて表した露光位置データを第2メモ
    リに保持する第2ステップと、 前記露光ユニットにおける各変調素子の相対位置を示す
    露光点データを第3メモリに保持する第3ステップと、 前記露光位置データおよび前記露光点データに基づい
    て、個々の前記変調素子に対応する前記ラスタデータを
    前記第1メモリ手段から読み出して露光データを生成す
    る第4ステップと、 前記露光データに基づいて各変調素子を駆動制御する第
    5ステップとを備えることを特徴とする多重露光描画方
    法。
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