JP2003055323A - 1−アミノ−4−ヒドロキシアントラキノン類の製造方法 - Google Patents

1−アミノ−4−ヒドロキシアントラキノン類の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低い空間−時間収率および得られる染料が充
分明るくないという先行技術の欠点のない1−アミノ−
4−ヒドロキシアントラキノン類の方法を提供するこ
と。 【解決手段】 1,4−ジヒドロキシアントラキノン類
をN−メチル−2−ピロリドンの存在下で脂肪族または
芳香族アミン類と反応させることを特徴とする式(I) 【化1】 [式中、Rは脂肪族または芳香族基である]の1−アミ
ノ−4−ヒドロキシアントラキノン類の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は1−アミノ−4−ヒ
ドロキシアントラキノン類およびプラスチックの内部着
色(mass coloration)のためのかくして製造された化合
物の使用に関する。
【0002】
【従来の技術】1−アミノ−4−ヒドロキシアントラキ
ノン類は例えばプラスチックおよび合成繊維用の染料と
して並びに羊毛染料を製造するための中間体として知ら
れている。これらの化合物は、これまでは、1,4−ジ
ヒドロキシアントラキノン(キニザリン)を、場合によ
り2,3−ジヒドロ−1,4−ジヒドロキシアントラキノ
ン(ロイコキニザリン)と混合して、縮合助剤の存在下
または不存在下でアミン類と反応させることにより製造
されている。
【0003】US−A−193 12 64では、例え
ば、ビス−付加物の生成は水性溶媒の使用により抑制さ
れるが、同時に良好な収率を得るために過剰のアミンが
必要である。GB−A 20 13 701では、反応は
界面活性剤の存在下で行われる。DE−A−161 9
6 46およびUS−A−2 419 405は溶媒とし
てのアルコール類の使用を記載している。
【0004】全ての方法に共通する欠点は、低い空間−
時間収率、および得られる染料が充分明るくないことで
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、先行
技術の欠点のない方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的は、1,4−ジ
ヒドロキシアントラキノン類をN−メチル−2−ピロリ
ドンの存在下で脂肪族または芳香族アミン類と反応させ
ることを特徴とする式(I)
【0007】
【化2】
【0008】[式中、Rは脂肪族または芳香族基であ
る]の1−アミノ−4−ヒドロキシアントラキノン類の
製造方法により達成されることが見いだされた。
【0009】本発明に従う方法で使用される好ましい脂
肪族または芳香族アミン類は第一級である。脂肪族アミ
ン類は例えば飽和、不飽和、直鎖状または分枝鎖状であ
りうる。特に好ましい脂肪族アミン類は例えば下記の式
のものである:
【0010】
【化3】
【0011】しかしながら、芳香族アミン類が第一級で
ありそしてそれが特に式(II)
【0012】
【化4】
【0013】[式中、R1、R2、R3、R4およびR5
単独でH、C1−C12−アルキル、特にC1−C4−アル
キル、ハロゲン、C1−C4−アルコキシまたはC6−C
10−アリールオキシであり、そしてR2はさらに−SO2
−NH−R6であってもよく、ここでR6は場合により置
換されていてもよいアリール、特にC6−C10−アリー
ル、例えばフェニルもしくはナフチル、またはアルキ
ル、特にC1−C4−アルキル、例えばメチル、エチル、
プロピルもしくはブチルであり、可能な置換基は好まし
くはC1−C4−アルキル、OH、ハロゲン、C1−C4
アルコキシおよびC9−C10−アリールオキシから選択
される]に従う1−アリールアミノ−4−ヒドロキシア
ントラキノン類を製造するために本発明に従う方法は特
に有用である。
【0014】下記の式(II)の芳香族アミン類:アニリ
ン、o−トルイジン、3,5−ジメチルアニリン、2,4
−ジメチルアニリン、p−トルイジンおよびまたp−ア
ミノアセトアニリドが特に好ましい。
【0015】本発明に従う方法で使用される1,4−ジ
ヒドロキシアントラキノン(キニザリン(quinizarin))
は好ましくはそのロイコ形態である2,3−ジヒドロ−
1,4−ジヒドロキシアントラキノン(ロイコキニザリ
ン(leucoquinizarin))との混合物状で使用され、ここ
でロイコ化合物は好ましくは、キニザリンおよびロイコ
キニザリンの合計量を基準として、1〜90重量%、好
ましくは1〜20重量%、そして特に好ましくは3〜1
0重量%の量で使用される。ロイコキニザリンおよびキ
ニザリンの混合物は例えばその場でキニザリンから還元
剤、例えば亜鉛粉末または亜ジチオン酸ナトリウムの添
加により製造することができる。しかし、アントラキノ
ン化合物であるキニザリンおよびそのロイコ形態を別個
に製造することもできる。
【0016】アミン対アントラキノン化合物、すなわち
キニザリンおよびロイコキニザリンの合計量の比は好ま
しくは1モルのアントラキノン(キニザリンおよびロイ
コキニザリンの合計量)当たり1〜2モル当量、特に好
ましくは1.1〜1.3モル当量のアミンであるように選
択される。
【0017】特に好ましい態様では、本発明に従う方法
はホウ酸の存在下で行われる。ホウ酸は好ましくは、ア
ントラキノンの量(キニザリンおよびロイコキニザリン
の合計量)を基準として、0.025〜1モル当量、特に
0.025〜0.4モル当量の量で使用される。
【0018】方法は場合により別の、特にNMP−混和
性の、有機溶媒の存在下で行うことができる。適する溶
媒は例えば脂肪族アルコール類、例えばn−ブタノール
もしくはイソアミルアルコール、または水である。過剰
のアミンを有機溶媒として使用することもできる。別の
溶媒、特に水、の量は例えば反応混合物の1〜30重量
%を占めることができ、好ましくは別の溶媒は使用され
ない。
【0019】反応混合物の合計量を基準としたNMPの
量は好ましくは30〜75重量%、そして特に40〜5
5重量%である。
【0020】本発明に従う方法は好ましくは60〜16
0℃の温度において、好ましくは70〜130℃におい
て、そして特に85〜105℃において行われる。
【0021】水を反応混合物に加えることができ、そし
て水は反応によっても生成する。水は反応中に、例えば
蒸留により、部分的に除去することができる。反応が終
了した後に反応溶融物が1〜10重量%そして特に2〜
3重量の水を含有するような方法で進行させることが好
ましい。
【0022】本発明に従う方法の好ましい態様では、ホ
ウ酸および補助酸が使用される。使用される補助酸類は
例えば無機または有機酸類、特にヒドロキシカルボン酸
類、である。
【0023】好ましく使用されるヒドロキシカルボン酸
類は好ましくは脂肪族または芳香族である。本発明に従
う方法の特定の態様では、脂肪族ヒドロキシカルボン酸
類は同一炭素原子上にヒドロキシルおよびカルボキシル
基を有する。芳香族ヒドロキシカルボン酸類は好ましく
は2つのすぐ接して隣にある芳香族炭素原子上にヒドロ
キシルおよびカルボキシル基を有する。
【0024】好ましい脂肪族ヒドロキシカルボン酸類は
2〜7個の炭素原子を有する。挙げられうる例はヒドロ
キシ酢酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、2,2
−ビス(ヒドロキシメチル)プロピオン酸およびガラク
トン酸である。ヒドロキシ酢酸および乳酸が特に好まし
い。
【0025】重要な芳香族ヒドロキシカルボン酸類は特
にベンゼンまたはナフタレンのオルトヒドロキシカルボ
ン酸類である。サリチル酸類およびそれらの誘導体、例
えば脂肪族エステル類、例えばC1−C4−アルキルエス
テル類、または式
【0026】
【化5】
【0027】の芳香族エステル類、例えばC6−C10
アリールエステル類並びにナフタレン−オルト−ヒドロ
キシカルボン酸類およびそれらの誘導体、例えば脂肪族
エステル類、例えばC1−C4−アルキルエステル類、ま
たは式
【0028】
【化6】
【0029】の芳香族エステル類、例えばC6−C10
アリールエステル類が好ましく、それらは場合により1
個もしくはそれ以上の同一もしくは相異なるR基により
置換されていてもよく、ここでRはH、C1−C4−アル
キル、特にCH3、ハロゲン、特にCl、Brおよび
F、OH、CN、COOHまたはNO2である。
【0030】挙げられうる例は2,5−ジヒドロキシ−
1,4−ベンゼンジカルボン酸および2−ナフトール−
3−カルボン酸である。
【0031】本発明に従う方法は1種もしくはそれ以上
のヒドロキシカルボン酸類の存在下で行うことができ
る。
【0032】反応が終了した後の反応混合物は好ましく
は冷却される。存在するロイコ化合物を酸化するために
は、空気を反応混合物中に通すことができる。しかしな
がら、酸化を酸素以外の酸化剤を用いて行うこともでき
る。好ましくは、酸化は行われない。引き続き一般的に
は、式(I)のアントラキノン化合物を脂肪族アルコー
ル類、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、
ブタノールを用いてもしくは水またはアルコール混合物
を用いて一般的に沈澱させることにより式(I)のアン
トラキノン化合物を単離する。アントラキノン化合物を
濾過しそして好ましくは上記のアルコール類で洗浄す
る。引き続き一般的には、水洗および最終的な乾燥が続
く。本発明に従う方法の利点は、脂肪族アルコールおよ
び/または水を用いる沈澱なしに所望する生成物が優れ
た収率および品質で得られることである。
【0033】本発明に従う方法は優れた空間−時間収率
およびまた改良された生成物のために注目に値する。
【0034】本発明に従う方法により製造される染料は
プラスチックの内部着色用に特に有用である。
【0035】ここで使用される内部着色とは(mass colo
ration)、特に、例えば押し出し機により染料を溶融プ
ラスチック材料中に導入するか、または染料をプラスチ
ックを製造するための出発成分に、例えば重合前の単量
体に加えるような方法に適用することを意味する。
【0036】特に好ましいプラスチックは、熱可塑物、
例えばビニル重合体、ポリエステル類、ポリアミド類並
びにポリオレフィン類、特にポリエチレンおよびポリプ
ロピレンまたはポリカーボネート類である。
【0037】適するビニル重合体はポリスチレン、スチ
レン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエ
ン共重合体、スチレン−ブタジエン−アクリロニトリル
三元共重合体、ポリメタクリレート、ポリ塩化ビニルな
どである。
【0038】ポリエステル類、例えばポリエチレンテレ
フタレート類、ポリカーボネート類およびセルロースエ
ステル類も適する。
【0039】ポリスチレン、スチレンインターポリマー
(interpolymer)、ポリカーボネート類、ポリメタクリレ
ート類およびポリアミド類が好ましい。ポリスチレン、
ポリエチレンおよびポリプロピレンが特に好ましい。
【0040】上記の高分子量化合物は個別にまたは混合
物状で、可塑的に変形可能な材料または溶融物として存
在しうる。
【0041】本発明に従う方法により得られる染料は好
ましくは微細に分割された形態で使用され、そのために
必ずしも必要ないが分散剤を使用することができる。
【0042】染料混合物を重合後に加える場合には、そ
れは好ましくはこの混合物を可塑化し且つ均一化する前
に粒状プラスチックと、例えば混合ロール上またはスク
リュー中で、乾燥混合または粉砕する。しかし、染料を
液体溶融物に加えそして後者を撹拌により均一に分散さ
せることも可能である。このようにして予備着色された
材料は次に従来方法で、例えば紡糸して剛毛、フィラメ
ントなどを形成することにより、または押し出しもしく
は射出成型して成型品を形成することにより、さらに加
工される。
【0043】染料は重合触媒、特に過酸化物に対して安
定であるため、染料をプラスチック用の単量体出発物質
に加えそして次に重合触媒の存在下で重合することも可
能である。このためには、染料を好ましくは単量体成分
の中に溶解するかまたはそれと密に混合する。
【0044】本発明に従う方法により得られる染料は好
ましくは上記重合体を染色するために、重合体の量を基
準として、0.0001〜1重量%そして特に0.01〜
0.5重量%の量で使用される。
【0045】重合体中に不溶性である顔料、例えば二酸
化チタンを加えることにより、対応する有用な隠蔽(hid
ing)着色を行うことが可能である。
【0046】二酸化チタンは、重合体の量を基準とし
て、0.01〜10重量%そして好ましくは0.1〜5重
量%の量で使用することができる。
【0047】本発明に従う着色方法は、良好な熱安定性
並びに良好な光、気候および昇華堅牢性を有する透明な
または隠蔽性の明るい紫色の着色を与える。
【0048】本発明に従う着色方法は、式(I)の染料
と他の染料および/または無機もしくは有機顔料との混
合物を使用することもできる。
【0049】以下の非限定的な実施例は本発明を説明す
るものである。部数および百分率は重量による。
【0050】
【実施例】実施例1 1−p−トルイジノ−4−ヒドロキシアントラキノン:
1000mlの4首フラスコに413部のN−メチルピ
ロリドン中の271部(1.13モル)のキニザリン、
17部(0.07モル)のジヒドロキニザリン、157
部(1.47モル)のp−トルイジン、4部(0.065
モル)のホウ酸、4.5部の水および35.5部(0.3
55モル)の90%乳酸を激しく撹拌しながら充填す
る。混合物を90℃に加熱しそして90℃において12
時間にわたり保つ、それを次に冷却しそして濾過する。
得られた生成物を500部の熱メタノールで60℃にお
いて洗浄しそして乾燥する。これにより370部(84
%収率)の濃紫色の生成物が残り、それはポリスチレン
の着色のために使用する場合には非常に明るい紫色を与
える。 実施例2 1−アニリノ−4−ヒドロキシアントラキノン:157
部のp−トルイジンを136部(1.46モル)のアニ
リンで置換したこと以外は、実施例1を繰り返す。これ
が312部(83%収率)の濃紫色の生成物を与え、そ
れはポリスチレンの着色用に使用する場合には紫色の色
調を与える。この色調は実施例1に記載された染料と同
様な色強度を有するが、明らかにそれより赤かった。 実施例3 1−p−アセトアミドアニリノ−4−ヒドロキシアント
ラキノン:次に、157部のp−トルイジンを220部
(1.47モル)のp−アミノアセトアニリドで置換し
そして400部の代わりに600部のNMPを使用する
こと以外は、実施例1を繰り返す。これが312部の濃
紫色の生成物を与え、それはポリスチレンの着色のため
に使用する場合には非常に明るい紫色を与える。この色
調は実施例1に記載された染料と同様な色強度を有する
が、幾分それより青かった。 実施例4 1−(3′,5′−ジメチルアニリノ)−4−ヒドロキ
シアントラキノン:157部のp−トルイジンを178
部(1.47モル)の3,5−ジメチルアニリンで置換し
たこと以外は、実施例1を繰り返す。これが336部の
濃紫色の生成物を与え、それはポリスチレンの着色のた
めに使用する場合には非常に明るい紫色を与える。この
色調は実施例1に記載された染料と同様な色強度を有す
るが、幾分それより赤く且つそれより明るかった。 本発明の主なる特徴および態様は以下のとおりである。 1.1,4−ジヒドロキシアントラキノン類をN−メチ
ル−2−ピロリドンの存在下で脂肪族または芳香族アミ
ン類と反応させることを特徴とする式(I)
【0051】
【化7】
【0052】[式中、Rは脂肪族または芳香族基であ
る]の1−アミノ−4−ヒドロキシアントラキノン類の
製造方法。 2.芳香族アミンを使用することを特徴とする上記1の
方法。 3.使用する芳香族アミンが式(II)
【0053】
【化8】
【0054】[式中、R1、R2、R3、R4およびR5
単独でH、C1−C12−アルキル、特にC1−C4−アル
キル、ハロゲン、C1−C4−アルコキシまたはC6−C
10−アリールオキシであり、そしてR2はさらに−SO2
−NH−R6であってもよく、ここでR6は場合により置
換されていてもよいアリール、特にC6−C10−アリー
ル、例えばフェニルもしくはナフチル、またはアルキ
ル、特にC1−C4−アルキル、例えばメチル、エチル、
プロピルもしくはブチルであり、可能な置換基は好まし
くはC1−C4−アルキル、OH、ハロゲン、C1−C4
アルコキシおよびC9−C10−アリールオキシから選択
される]を有することを特徴とする上記1の方法。 4.使用する芳香族アミンがアニリン、o−トルイジ
ン、3,5−ジメチルアニリン、2,4−ジメチルアニリ
ン、p−トルイジンまたはp−アミノアセトアニリドで
あることを特徴とする上記1の方法。 5.反応をホウ酸の存在下で行うことを特徴とする上記
1の方法。 6.反応を補助酸、特にヒドロキシカルボン酸の存在下
で行うことを特徴とする上記1の方法。 7.プラスチックの内部着色のための上記1〜6の少な
くとも1項に従う方法により製造される式(I)の化合
物の使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨゼフ−バルター・シユタビツツ ドイツ51519オーデンタール・アムハゲン 1 Fターム(参考) 4H006 AA02 AA03 AB99 AC52 BA50 BA51 BA53 BA66 BB14 BB23 BB31 BJ50 BR80 BU46 BV25 4H039 CA71 CD30

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1,4−ジヒドロキシアントラキノン類
    をN−メチル−2−ピロリドンの存在下で脂肪族または
    芳香族アミン類と反応させることを特徴とする式(I) 【化1】 [式中、Rは脂肪族または芳香族基である]の1−アミ
    ノ−4−ヒドロキシアントラキノン類の製造方法。
  2. 【請求項2】 プラスチックの内部着色のための請求項
    1に記載の方法により製造される式(I)の化合物の使
    用。
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