JP2001519837A - チアジンインジゴ顔料、その固溶体、及びそれらの調製方法 - Google Patents

チアジンインジゴ顔料、その固溶体、及びそれらの調製方法

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Abstract

(57)【要約】 式(I)(ここにおいてR1及びR2は、独立して、置換又は非置換芳香族又は脂肪族炭素環式又はヘテロ環式環系の形成を完成させるのに必要な原子であり、R3及びR4は、請求項1に示されている意味を有する)による新規化合物、及びこのような化合物の新規調製方法、このような化合物を含む固溶体及び混合物、及び式(I)の化合物の顔料としての使用。

Description

【発明の詳細な説明】 チアジンインジゴ顔料、その固溶体、及びそれらの調製方法 この発明は、チアジンインジゴ顔料、これの固溶体、及びこのような顔料及び 固溶体の形成方法に関する。 チアジンインジゴ化合物は重要な顔料系列である。先行技術によるこれらの顔 料の形成方法は、溶媒の存在下におけるいくつかのo−アミノメルカプト炭素環 又はヘテロ環とマレイン酸又はこれの誘導体との反応を含んでいる。この目的に 用いることができる溶媒は、カルボン酸(これは反応を触媒する作用もするもの であった)であるか、あるいは不活性極性非プロトン性溶媒であると認められて いた。 従ってドイツ特許第2,151,723号において、いくつかの対称置換ベン ゾチアジンインジゴ化合物の製造方法であって、カルボン酸例えば酢酸中におい ていくつかの置換オルト−アミノメルカプト炭素環又はヘテロ環とマレイン酸誘 導体とを反応させる方法が記載されている。この方法で形成された顔料は、良好 な収率で製造されるが、これらは鈍い色調(dullshade)を示す。対称 置換とは、チアゾン環の各々に同一 の置換があることを意味する。 ドイツ特許OS 25 36 120号において、いくつかの他の対称置換ベ ンゾチアジンインジゴ化合物の製造方法であって、不活性極性非プロトン性溶媒 中においていくつかの置換オルト−アミノチオフェノールとマレイン酸誘導体と を反応させる方法が記載されている。形成されたベンゾチアジンインジゴ化合物 は、伝えられるところでは、改良された顔料特性、例えばカルボン酸溶液中で製 造された化合物よりも明度が高く、より透明な色調を示すが、これらは低収率で のみ製造されうる。 さらに別のチアジンインジゴ顔料、及びチアジンインジゴ顔料の改良形成方法 を提供する必要が依然として存在する。 これまで得られたものよりも良好な顔料特性を示す新規チアジンインジゴ顔料 が高収率で形成されうることが、発見された。 この発明は、その側面の1つにおいて、式(I)による化合物である顔料を提 供する: (ここにおいてR1及びR2は、独立して、置換又は非置換芳香族又は脂肪族炭素 環式又はヘテロ環式環系の形成を完成させるのに必要な原子であり、基R3及び R4は、互いに独立して水素であるか、又は式(II)、(III)、又は(I V)の基であり、 これによって式(II)、(III)、又は(IV)において、 m、n、及びpは、互いに独立して0又は1であり、 XはC1 〜14アルキレン又はC2 〜8アルケニレンであり、 Yは基−V−(CH2q−であり、 Zは基−V−(CH2r−であり、 VはC3 〜6シクロアルキレンであり、 qは1〜6の数であり、及び rは0〜6の数であり、 R8及びR9は、互いに独立して、水素、C1 〜6−アルキル、C1 〜4−アルコキシ 、ハロゲン、CN、NO2、非置換フェニル又はフェノキシ、C1 〜4−アルキル 、C1 〜4−アルコキシ、又はハロゲンによって置換されたフェニル又はフェノキ シを意味しており、 Qは、水素、CN、Si(R83、基C(R12)(R13)(R14)(ここにお いて、R12、R13、及びR14はハロゲンである)、基: (ここにおいてR8及びR9は前記の意味を有している)、基SO2−R15又はS R15(ここにおいてR15はC1 〜4アルキルである)、基CH(R162、(ここ においてR16は非置換フェニル又はC1 〜4アルキル、C1 〜4アルコキシ又はハロ ゲンによって置換されたフェニルである)、又は次の式、の基であり、 R10及びR11は、互いに独立して、水素、C1 〜18−アルキル、基: (ここにおいてX、Y、R8、R9、m、及びnは、前記の意味を有している)で あるか、又は R10及びR11は、これらが結合している窒素原子と共に、ピロリジニル−、ピペ リジニル−、又はモルホリニル残基を形成するが、 但しR3及び/又はR4が式(III)の基であるならば、Qは水素であり、nは ゼロであり、mは1でなければならず、Xは、酸素に結合している炭素原子にお いて枝分れしているC2 〜14−アルキレン又はC2 〜8−アルケニレン基であり、 R3及びR4が両方とも水素であるならば、R1及びR2は同一ではありえないとい う条件がある。 好ましくはR1及びR2は、独立して、次のものから成る残りの部分から選ばれ る: (ここにおいてHalは、F、Cl、及びBrを含むハロゲン、特にClであり 、 Rは、C1 〜4アルキル、特にメチル又はエチルであり、 aは、1、2、3、又は4であり、 bは、1、2、3、又は4である)。 本発明による好ましい顔料において、R1は、場合によっては例えばハロゲン 又はアルキルで置換されているベンゼン環を完成するのに必要な原子から成る残 りの部分であり、R2は、別の置換がなされたベンゼン環又は別の置換がなされ た又は非置換の芳香族又は脂肪族炭素環式又はヘテロ環式環系、例えばナフタレ ン、ピリジン、又は1,4−ベンゾジアジンである環系を完成するのに必要な原 子から成る。 これらの顔料は、顔料技術において通常の非水溶化性の置換基のどれかの1つ 又はそれ以上によって、環系上で置換されていてもよい。好ましくはこの環系置 換基は、ハロゲン、トリフルオロメチル、ニトロ、シアノ、アルキル、アルコキ シ、アミノ、アルキルアミノ、チオアルキル、フェノキシ、フェニルアミノ、フ ェニルチオ、アシル、アシルオキシ、又はアシルアミノから成る群から選ばれる 。 「ハロゲン」という用語は、フッ素及び特に塩素及び臭素を含んでいる。「ア ルキル」又は「アルコキシ」という用語は、1〜4個の炭素原子を有する前記官 能基を含む。「アルキルアミノ」及び「フェニルアミノ」という用語は、N,N −ジアルキルアミノ及びN,N−ジフェニルアミノ、並びにN−モノアルキルア ミノ及びN−モノフェニルアミノを含んでいる。 前記アルキル、アルコキシ、フェニル、及びフェノキシ置換基は、これら自体 が、前記置換基から選ばれる1つ又はそれ以上の置換基を含んでいてもよい。 本発明は、その他の側面の1つにおいて、式(I): (ここにおいてR1及びR2は、独立して、置換又は非置換芳香族又は脂肪族炭素 環式又はヘテロ環式環系の形成を完成させるのに必要な原子であり、R3及びR4 は水素である)によるチアジンインジゴ顔料の形成方法であって、カルボン酸と 不活性極 性非プロトン性溶媒を含む溶媒系の存在下において、式(II)の化合物及び式 (III)の化合物:(ここにおいてR5及びR’5は、独立してHであるか、あるいはNa+、K+、又 はZn2+から選ばれる金属イオンである)と、式(IV): (ここにおいてHalはCl又はBrであり、R6及びR’6は、もう一方のもの とは独立して、カルボニル炭素原子における置換反応に通常用いられる脱離基、 例えばCl又はアルコキシであり、あるいはX及びX’は共に酸素原子を表わす ) の化合物とを反応させる工程を含む方法を提供する。前記シス形態で示されてい る式(IV)の化合物はまた、トランス形態で用いられてもよい。 好ましくは反応体のモル比は1:1:1である。 この方法は、カルボン酸、例えば触媒としても作用する酢酸、及び不活性極性 非プロトン性溶媒、例えばキシレン又はキシレン混合物、ニトロベンゼン、クロ ロベンゼン、ジメチルホルムアミド、又はジメチルアセトアミド、特にジメチル ホルムアミド、ジメチルアセトアミド、又はN−メチルピロリドンの存在下に実 施される。反応は好ましくは、カルボン酸、例えば酢酸5〜95重量%、より好 ましくは10重量%と、極性非プロトン性溶媒95〜5重量%、より好ましくは 90重量%とから成る溶媒系中において実施される。 反応温度は好ましくは60〜200℃程度である。 前記方法によって製造されたチアジンインジゴ顔料は対称置換されていてもよ い。すなわちR1とR2、並びにR3とR4は同一である。あるいはまたこれらは非 対称置換されている。すなわちR1とR2、又はR3とR4は同一ではない。同一で ないとは、環系R1とR2とが異なっているか、あるいは環系が同一である場合、 各々の環系に付着している置換基が異なるかのどちらかのことを言う。非対称化 合物は新規化合物である。 式(I)(ここにおいて置換基R3及びR4のうちの少なくと も1つは水素ではない)によるチアジンインジゴ顔料は、式(I)(ここにおい てR3及びR4はどちらも水素である)の顔料と、式(V): R’3−O−R’3 (V) のジカーボネートと、又は式(VI): (R73−C−R’3 (VI) のトリハロ酢酸エステルと、又は式(V)のジカーボネートと式(VII): R’4−O−R’4 (VII) のジカーボネートとの混合物と、又は式(VI)のトリハロ酢酸エステルと式( VIII): (R73−C−R’4 (VIII) のトリハロ酢酸エステルとの混合物と、又は式(IX): R33 (IX) のアジドであって、式(X): R43 (X) のアジドとの1:1混合物として用いうるものと、又は式(XI): R’3−O−R8 (XI) のカーボネートであって、式(XII): R’4−O−R8 (XII) のカーボネートと1:1混合物として用いうるものと、又は式(XIII):のアルキリデンイミノオキシ蟻酸エステルであって、式(XIV): との1:1混合物として用いうるもの、 (これによって式(V)、(VI)、(VII)、(VIII)、(IX)、( X)、(XI)、(XII)、(XIII)、及び(XIV)において、 R’3とR’4は、水素以外のR3及びR4の意味を有しており、 R7は、塩素、フッ素、又は臭素を意味しており、 R8は、C1 〜4アルキル、非置換フェニル又はハロゲン、C1 〜4 アルキル、C1 〜4アルコキシ、又は−CNによって置換されているフェニルであ り、 R9は、−CN又は−COOR8であり、 R10は、非置換フェニル又はハロゲン、C1 〜4アルキル、C1 〜4アルコキシ、又 は−CNによって置換されているフェニルである) とを、非プロトン性有機溶媒中において、触媒としての塩基の存在下に反応させ ることによって製造される。好ましくはこのような反応は、0〜200℃、より 好ましくは10〜100℃の温度で実施され、この反応は2〜48時間続行され る。 本発明はまた、式(I)によるチアジンインジゴ顔料と、ジケトピロロ−ピロ ール、キナクリドン、アントラキノン、ベンズイミダゾール、ナフトールAS、 アゾ縮合、イソインドリノン、イソインドリン、ペリレン、ジオキサジン、イン ジゴ、チオインジゴ、金属錯体、ペリノン、キノフタロン、及びフタロシアニン 顔料を含む種類(class)のもう1つ顔料との固溶体又は混合物を提供する 。 チアジンインジゴ顔料の前記固溶体又は混合物における割合は、20〜80重 量%、特定すれば30〜70重量%、特に 40〜60重量%の様々なものであってもよい。式(I)による好ましい顔料は 、前記のものであり、最も好ましい顔料は式(I)(ここにおいてR1及びR2は 場合によっては例えばハロゲン又はアルキルで置換されているベンゼン環を完成 させるのに必要な原子から成る残りの部分である)によるものである。 本発明のもう1つの側面は、前記顔料の1つをもう一方の存在下に合成及び/ 又は仕上げることによって前記固溶体又は混合物を調製する方法である。従って 式(I)の顔料をもう一方の顔料の存在下に合成することが可能であり、あるい はもう一方の顔料は、式(I)のチアジンインジゴ顔料の存在下に合成される。 式(I)の顔料の合成条件は前記のものである。特に反応体及びその他の顔料は 、前記のような固溶体又は混合物を生じるような割合で用いられる。 あるいはまた、チアジンインジゴ顔料と他の顔料との固溶体及び/又は混合物 は、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム又はナトリウムアルコラート又はカリ ウムアルコラートの存在下に、ジメチルスルホキシド又はアルコールのような適 切な溶媒中にこれらの顔料を溶解し、水又は水とアルコールとの混合物中に顔料 を沈殿させるか、あるいは水又は水とアルコールとの 混合物を顔料のアルカリ溶液中に添加することによって調製することができる。 同様に沈殿工程において有機酸又は無機酸を用いることもできる。 チアジンインジゴ顔料ともう1つの顔料との固溶体及び/又は混合物のもう1 つの調製方法は、チアジンインジゴ顔料及びもう1つの顔料を、硫酸又は濃縮硫 酸、又はポリリン酸中に、温度0〜200℃で一部又は全部溶解し、水又は水と アルコールとの混合物を加えて、あるいは氷又は水又は水とアルコールとの混合 物中に酸性媒質を注ぎ入れることによって顔料粒子を沈殿させる方法である。同 様に顔料の粒子サイズを制御するために、この技術の状態で知られている添加剤 を用いることもできる。 本発明による方法によって形成されたチアジンインジゴ顔料は、場合によって は溶媒の存在下における、合成ポリマー、合成樹脂、及び再生繊維を含む適切な 支持体の内部着色(mass pigmentation)に適している。これ らの支持体はより詳しくは、油、水、溶媒ベースの表面コーティング、ポリエス テルスピニングメルト、ポリエチレン、ポリスチレン、及び塩化ポリビニル成形 材料、ゴム、合成皮革が含まれる。さら にはこれらの顔料は、印刷インクの製造、紙の内部着色(mass color ation)、及び織物(textile)のコーティング及び捺染(prin ting)に用いることができる。 前記支持体に用いられる場合、チアジンインジゴ顔料は、マイグレーションに 対して抵抗性があり、耐光堅牢性であることが分かり、洗浄、亜塩素酸塩、次亜 塩素酸塩、及び過酸化物漂白、摩擦、過噴霧(overspraying)、及 び溶媒に対して堅牢性を示す。特にこれらの顔料は、高い着色力、良好な不透明 度、及び良好な熱安定性を示す。 特に目的とすることは、式(I)(ここにおいてR3及び/又はR4は、水素と は異なる)による化合物が、式(I)(ここにおいてR3及びR4はどちらも水素 である)の化合物に転換されうることである。これは、熱処理(温度50〜40 0℃、好ましくは100〜200℃における加熱、又はレーザー光線での照射) によって、光分解処理(375nm下の波長の光での照射)によって、又は有機 酸又は無機酸又は塩基での化学処理によって実施することができる。これによっ て有機又は水性キャリヤー、ポリマー溶液、又はメルト中にこのような顔料を含 んでいる固体、溶液、又は分散液が処理され、様々な処理を組合 わせることができる。このことは、繊維形態にあるラッカー、印刷インク(特に インクジェット用のもの)、及び例えばプラスチックは、これらの化合物でマス ク形態に内部染色することができ、これらはついで遊離形態にある顔料に転換さ れることを意味する。このような使用法によって、純度、染色強度、明度、及び 透明度に関して優れた品質を有するこのように内部染色された支持体を得ること ができる。 同様に、もう1つの顔料のカルバメートの存在下に、チアジン−インジゴ顔料 のカルバメートを分解することによって、式(I)によるチアジン−インジゴ顔 料と、以前に挙げた種類のもう1つの顔料との固溶体又は混合物を調製すること もできる。あるいはまたチアジン−インジゴ顔料のカルバメートが添加され、も う一方の顔料の調製物中に分解される。同様に有機溶媒中のカルバメート溶液を 調製することもでき、酸性触媒又は塩基触媒を添加することにより、あるいは加 熱により分解を開始させることもできる。 変換は、不活性溶媒、例えばキシレン又はキシレン混合物、ニトロベンゼン、 クロロベンゼン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、又はN−メチ ルピロリドン中で実施する ことができる。 次に本発明を例証するのに役立つ一連の実施例を示す。実施例1 外部水浴によって25℃以下に保持されている、ジメチルホルムアミド250 mlと酢酸20ml中の無水ジクロロマレイン酸25g(0.15モル)溶液に 、2時間にわたってポーションに分けてo−アミノチオフェノール亜鉛塩47g (0.15モル)を添加する。このように形成された黄色の懸濁液を24時間に わたって130℃まで徐々に加熱する。赤−オレンジ色懸濁液を熱間濾過し、ジ メチルホルムアミドとエタノールで洗浄する。オレンジ色の固体を80℃で真空 乾燥する。オレンジ色の顔料37.4g(76.5%)を単離する。比較例X (反応は、先行技術の方法に従って酢酸溶液中で実施された) ドイツ特許第2,151,723号、又は“Helvetica Chimi ca Acta”、第57(8)巻、2264〜78頁(1974年)に記載さ れている手順に従って、酢酸850ml中2−アミノチオフェノール亜鉛塩73 g(0.23モル) と無水ジクロロマレイン酸35.4g(0.21モル)との混合物を、還流下2 4時間加熱する。赤い懸濁液を熱間濾過し、熱い酢酸、エタノール、及び水で洗 浄する。オレンジ色の固体を80℃で真空乾燥する。オレンジ色の固体54.1 gを単離する。この粗顔料を、ジメチルホルムアミド300ml中で100℃で 2時間加熱し、熱間濾過し、ジメチルホルムアミドとエタノールで洗浄する。8 0℃で真空乾燥した後、オレンジ色の顔料49.6g(72.1%)を単離する 。比較例Y (反応は、先行技術の方法に従って極性非プロトン性溶媒中で実施された) ドイツ特許第2,536,120号に記載されている手順に従って、ジメチル ホルムアミド150ml中の2−アミノチオフェノール亜鉛塩29.6g(0. 095モル)と無水ジクロロマレイン酸17.4g(0.1モル)との混合物を 、130℃まで加熱する。この混合物を130℃で一晩攪拌する。赤い懸濁液を 熱間濾過し、熱いジメチルホルムアミド、エタノール、及び水で洗浄する。オレ ンジ色の固体を80℃で真空乾燥する。オレンジ色の顔料16.1g(54.8 %)を単離する。実施例2 非対称ベンゾチアジンインジゴ化合物の調製 ジメチルホルムアミド250mlと酢酸20ml中の無水ジクロロマレイン酸 25g(0.15モル)溶液に、1時間にわたってポーションに分けて、o−ア ミノチオフェノール亜鉛塩23.53g(0.075モル)を添加する。添加中 、反応混合物の温度を水浴によって25℃以下に維持する。その後、2−アミノ −5−メチルチオフェノール亜鉛塩25.6g(0.075モル)を、1時間に わたってポーションに分けて添加する。結果として生じた黄色の懸濁液を130 ℃まで徐々に加熱し、この温度に24時間維持する。結果として生じた赤−オレ ンジ色の懸濁液を熱間濾過し、ジメチルホルムアミドとエタノールで洗浄する。 残留している赤−オレンジ色の固体を80℃で真空乾燥する。明るいオレンジ色 の顔料40.3g(79%)を単離する。実施例3〜26 実施例3〜26の化合物は、適切な出発材料を用いて実施例2に記載されてい る方法に従って合成する。 実施例27 N,N−ジメチルホルムアミド350ml中のトランス−2,2’−ビス(4 H−1,4−ベンゾチアジン)−インジゴ30gの懸濁液と、4−ジメチルアミ ノピリジン2.8gとを混合 し、ついでジ−tert−ブチル−ジカーボネート42.2gを添加する。この 混合物を、室温で大気湿度を排除して攪拌する。6時間後再びジ−tert−ブ チル−ジカーボネート31gを添加し、16時間の間攪拌を続行する。沈殿した 黄色の生成物を濾過し、N,N−ジメチルホルムアミド40ml及びメタノール 300mlで洗浄し、室温で真空乾燥する。次の式の生成物43.5gが得られ る: 実施例28 N,N−ジメチルホルムアミド250ml中の7,7’−ジメチル−トランス −2,2’−ビス(4H−1,4−ベンゾチアジン)−インジゴ35.4gの懸 濁液と、4−ジメチルアミノピリジン3.3gとを混合し、ついでジ−tert −ブチル −ジカーボネート45.8gを添加する。この混合物を、室温で大気湿度を排除 して攪拌する。6時間後再びジ−tert−ブチル−ジカーボネート45.8g を添加し、16時間の間攪拌を続行する。沈殿した黄色の生成物を濾過し、N, N−ジメチルホルムアミド50ml及びメタノール400mlで洗浄し、室温で 真空乾燥する。次の式の生成物53.5gが得られる: 実施例29 N,N−ジメチルホルムアミド300ml中の7,7’−ジクロロ−トランス −2,2’−ビス(4H−1,4−ベンゾチアジン)−インジゴ22.12gの 懸濁液と、4−ジメチルアミノピリジン1.78gとを混合し、ついでジ−te rt−ブチル−ジカーボネート26.8gを添加する。この混合物を、 室温で大気湿度を排除して攪拌する。6時間後再びジ−tert−ブチル−ジカ ーボネート26.8gを添加し、16時間の間攪拌を続行する。沈殿した黄色の 生成物を濾過し、N,N−ジメチルホルムアミド50ml及びメタノール130 mlで洗浄し、室温で真空乾燥する。次の式の生成物30gが得られる: 実施例30 同様な方法で、式: のトランス−2,2’−ビス(4H−1,4−ナフトチアジン) −インジゴを用いる時、式:の対応するトランス−2,2’−ビス(4H−1,4−ナフトチアジン)−イン ジゴを製造することができ、生成物4.7gが得られる。実施例31〜33 同様な方法で、式: (ここにおいてR1及びR2は、次の表の列2及び3に示されている意味を有する ) のトランス−2,2’−ビス(4H−1,4−ベンゾチアジン)−インジゴ化合 物を用いる時、式:の対応するトランス−2,2’−ビス(4H−1,4−ベンゾチアジン)−イン ジゴ化合物が製造される。 実施例34 実施例27から生じたN,N’−ビス(tert−ブトキシカルボニル)−ト ランス−2,2’−ビス(4H−1,4−ベ ンゾチアジン)−インジゴ0.520gを40分間200℃で反応容器において 加熱する。オレンジ色の粉末0.318gが得られる。この粉末の分析データは 、純粋なトランス−2,2’−ビス(4H−1,4−ベンゾチアジン)−インジ ゴのデータに対応する。実施例35 N,N−ジメチルホルムアミド75ml中の実施例27から生じたN,N’− ビス(tert−ブトキシカルボニル)−トランス−2,2’−ビス(4H−1 ,4−ベンゾチアジン)−インジゴ3.16gとトルエン−4−スルホン酸一水 和物11.4gとの混合物を、攪拌下100℃まで加熱し、攪拌をこの温度で4 時間続行し、ついで混合物を室温まで冷ます。沈殿顔料を濾過し、まずN,N− ジメチルホルムアミド25mlで洗浄し、ついでメタノール75mlで洗浄し、 90℃で真空乾燥する。赤−オレンジ色粉末1.8gが得られる。この粉末の分 析データは、純粋なトランス−2,2’−ビス(4H−1,4−ベンゾチアジン) −インジゴのデータに対応する。変換収率は92%に達する。実施例36 N,N−ジメチルホルムアミド75ml中の実施例28から生じたN,N’− ビス(tert−ブトキシカルボニル)−7,7’−ジメチル−トランス−2, 2’−ビス(4H−1,4−ベンゾチアジン)−インジゴ3.32gとトルエン −4−スルホン酸一水和物11.4gとの混合物を攪拌下100℃まで加熱し、 攪拌をこの温度で4時間続行し、ついで混合物を室温まで冷ます。沈殿顔料を濾 過し、まずN,N−ジメチルホルムアミド35mlで洗浄し、ついでメタノール 75mlで洗浄し、90℃で真空乾燥する。オレンジ色の粉末2.0gが得られ る。この粉末の分析データは、純粋な7,7’−ジメチル−トランス−2,2’ −ビス(4H−1,4−ベンゾチアジン)−インジゴのデータに対応する。変換 収率は97%に達する。実施例37 N,N−ジメチルアセトアミド150ml中の実施例29から生じたN,N’ −ビス(tert−ブトキシカルボニル)−7,7’−ジクロロ−トランス−2 ,2’−ビス(4H−1,4−ベンゾチアジン)−インジゴ5gとトルエン−4 −スルホン酸一水和物4gとの混合物を、攪拌下100℃まで加熱し、 攪拌をこの温度で4時間続行し、ついで混合物を室温まで冷ます。沈殿顔料を濾 過し、まずN,N−ジメチルアセトアミド35mlで洗浄し、ついでメタノール 100mlで洗浄し、90℃で真空乾燥する。赤い粉末3.0gが得られる。こ の粉末の分析データは、純粋な7,7’−ジクロロ−トランス−2,2’−ビス (4H−1,4−ベンゾチアジン)−インジゴのデータに対応する。変換収率は 90%に達する。実施例38 実施例27から生じたN,N’−ビス(tert−ブトキシカルボニル)−ト ランス−2,2’−ビス(4H−1,4−ベンゾチアジン)−インジゴ1.05 gを、アセトン20ml中で攪拌する。ついで2mlの30%HClを一度に添 加する。混合物を還流下7時間攪拌し、ついで30℃まで冷却する。沈殿顔料を 濾過し、まずアセトン50mlで洗浄し、ついでメタノール20mlで洗浄し、 90℃で真空乾燥する。オレンジ色の粉末0.466gが得られる。この粉末の 分析データは、純粋なトランス−2,2’−ビス(4H−1,4−ベンゾチアジ ン)−インジゴのデータに対応する。実施例39 実施例28から生じたN,N’−ビス(tert−ブトキシカルボニル)−7 ,7’−ジメチル−トランス−2,2’−ビス(4H−1,4−ベンゾチアジン )−インジゴ1.11gを、アセトン20ml中で攪拌する。ついで2mlの3 0%HClを一度に添加する。混合物を還流下23時間攪拌し、ついで30℃ま で冷却する。沈殿顔料を濾過し、まずアセトン50mlで洗浄し、ついでメタノ ール50mlで洗浄し、90℃で真空乾燥する。オレンジ色の粉末0.625g が得られる。この粉末の分析データは、純粋な7,7’−ジメチル−トランス− 2,2’−ビス(4H−1,4−ベンゾチアジン)−インジゴのデータに対応す る。 顔料の各々(実施例1〜39に従って得られたもの)を、既知の手順に従って 微粉砕する(milled)。500mlのガラスフラスコに、顔料10g、N aClを30g、アセトン150ml、及び直径0.6〜0.9mmのガラスビ ーズ500gを入れる。フラスコを閉鎖し、ローラーミルで72時間回転させる 。ガラスビーズを分離し、顔料懸濁液を濾過し、水2リットルで洗浄する。テス ト前に顔料を80℃で真空乾燥する。実施例40 ベンゾチアジン−インジゴと3,6−ジ(4−クロロフェニル)−1,4−ジ ケトピロロ−[3,4,c]−ピロールとの共合成(co−synthesis ):80/20 500mlの反応器に、ジメチルホルムアミド150ml及び酢酸15mlを 装入し、ついで無水ジクロロマレイン酸16.7g(0.1モル)、及び3,6 −ジ(4−クロロフェニル)−1,4−ジケトピロロ−[3,4,c]−ピロー ル6.1gを装入する。o−アミノチオフェノール亜鉛塩15.65g(0.0 5モル)を、45分にわたって添加し、温度を20℃以下に維持する。さらに亜 鉛塩15.65g(0.05モル)を30分にわたって添加する。結果として生 じた赤い懸濁液を135℃まで徐々に加熱し、この温度を12時間維持する。赤 い懸濁液を熱間濾過し、ジメチルホルムアミドとエタノールで洗浄する。赤い固 体を80℃で真空乾燥する。赤い顔料29.12gを単離する。500mlガラ スフラスコに、粗顔料10g、NaClを30g、アセトン150ml、及び直 径0.6〜0.9mmのガラスビーズ500gを入れる。フラスコを閉鎖し、ロ ーラーミルで16時間回転させる。ガラスビーズを分離し、顔料懸 濁液を水で希釈し、濾過し、水2リットルで洗浄する。テスト前に顔料を80℃ で真空乾燥し、粉砕する(ground)。実施例41 ベンゾチアジン−インジゴと3,6−ジ(4−クロロフェニル)−1,4−ジ ケトピロロ−[3,4,c]−ピロールとの共合成:50/50 500mlの反応器に、ジメチルホルムアミド150ml及び酢酸15mlを 装入し、ついで無水ジクロロマレイン酸11.7g(0.07モル)、及び3, 6−ジ(4−クロロフェニル)−1,4−ジケトピロロ−[3,4,c]−ピロ ール17.11gを装入する。o−アミノチオフェノール亜鉛塩10.96g( 0.035モル)を、45分にわたって添加し、温度を20℃以下に維持する。 さらに亜鉛塩10.96g(0.035モル)を30分にわたって添加する。結 果として生じた赤い懸濁液を135℃まで徐々に加熱し、この温度を12時間維 持する。赤い懸濁液を熱間濾過し、ジメチルホルムアミドとエタノールで洗浄す る。赤い固体を80℃で真空乾燥する。赤い顔料27.4gを単離する。500 mlガラスフラスコに、粗顔料10g、NaClを30g、アセトン150ml 、及び直径0.6〜0.9 mmのガラスビーズ500gを入れる。フラスコを閉鎖し、ローラーミルで16 時間回転させる。ガラスビーズを分離し、顔料懸濁液を水で希釈し、濾過し、水 2リットルで洗浄する。テスト前に顔料を80℃で真空乾燥し、粉砕する。実施例42 ベンゾチアジン−インジゴと2,9−ジメチルキナクリドンとの共合成:80 /20 500mlの反応器に、ジメチルホルムアミド150ml及び酢酸15mlを 装入し、ついで無水ジクロロマレイン酸16.7g(0.1モル)、及び2,9 −ジメチルキナクリドン6.1gを装入する。o−アミノチオフェノール亜鉛塩 15.65g(0.05モル)を、45分にわたって添加し、温度を20℃以下 に維持する。さらに亜鉛塩15.65g(0.05モル)を30分にわたって添 加する。結果として生じた赤い懸濁液を135℃まで徐々に加熱し、この温度を 12時間維持すろ。赤い懸濁液を熱間濾過し、ジメチルホルムアミドとエタノー ルで洗浄する。赤い固体を80℃で真空乾燥する。赤い顔料25gを単離する。 500mlガラスフラスコに、粗顔料10g、NaClを30g、アセトン15 0ml、及び直径0.6〜 0.9mmのガラスビーズ500gを入れる。フラスコを閉鎖し、ローラーミル で16時間回転させる。ガラスビーズを分離し、顔料懸濁液を水で希釈し、濾過 し、水2リットルで洗浄する。テスト前に顔料を80℃で真空乾燥し、粉砕する 。実施例43 ベンゾチアジン−インジゴとβ−キナクリドンとの共合成:80/20 500mlの反応器に、ジメチルホルムアミド150ml及び酢酸15mlを 装入し、ついで無水ジクロロマレイン酸16.7g(0.1モル)、及びβ−キ ナクリドン6.1gを装入する。o−アミノチオフェノール亜鉛塩15.65g (0.05モル)を、45分にわたって添加し、温度を20℃以下に維持する。 さらに亜鉛塩15.65g(0.05モル)を30分にわたって添加する。結果 として生じた赤い懸濁液を135℃まで徐々に加熱し、この温度を12時間維持 する。赤い懸濁液を熱間濾過し、ジメチルホルムアミドとエタノールで洗浄する 。赤い固体を80℃で真空乾燥する。赤い顔料26gを単離する。500mlガ ラスフラスコに、粗顔料10g、NaClを30g、アセトン150ml、及び 直径0.6〜0.9mmのガラスビー ズ500gを入れる。フラスコを閉鎖し、ローラーミルで16時間回転させる。 ガラスビーズを分離し、顔料懸濁液を水で希釈し、濾過し、水2リットルで洗浄 する。テスト前に顔料を80℃で真空乾燥し、粉砕する。実施例44〜100 チアジン−インジゴ(I): と、下記構造(II)、(III)、(IV)、(V)、(VI)、(VII )、(VIII)、又は(IX): の顔料との共合成及び/又は固溶体を、前記実施例40〜43に記載されている 方法に従って調製する。この際、チアジン−インジゴともう一方の顔料との予期 された比に達するために、最初に導入される顔料の量を調節する。 実施例101 N,N’−ジメチルアセトアミド160ml中の実施例29から生じるN,N ’−ビス(tert−ブトキシカルボニル)−7,7’−ジクロロ−トランス− 2,2’−ビス(4H−1,4−ベンゾチアジン)−インジゴ8.93gとN, N’−ビス(tert−ブトキシカルボニル)−トランス−2,2’−ビス(4 H−1,4−ベンゾチアジン)−インジゴ7.89gとの混合物を110℃まで 加熱し、この温度で2時間攪拌する。固体を60℃で濾過し、ジメチルアセトア ミド100mlとメタノール100mlで洗浄し、ついで90℃で真空乾燥する 。赤い粉末10gが得られる。実施例102 N,N’−メチルピロリドン150ml中の実施例27から生じるN,N’− ビス(tert−ブトキシカルボニル)−トランス−2,2’−ビス(4H−1 ,4−ベンゾチアジン)−インジゴ7.32gと(欧州特許第0648770号 に従って調製された)N,N’−ビス(tert−ブトキシカルボニル)−1, 4−ジケト−3,6−ジフェル−ピロロ[3,4−c]ピロール7.89gとの 混合物を80℃まで加熱する。ついで これらのカルバメートの溶液を135℃まで加熱し、この温度で2時間攪拌する 。固体を60℃で濾過し、ジメチルホルムアミド125mlとメタノール100 mlで洗浄し、ついで90℃で真空乾燥する。ダークレッドの粉末7.2gが得 られる。実施例103 N,N’−ジメチルアセトアミド150ml中の実施例29から生じるN,N ’−ビス(tert−ブトキシカルボニル)−7,7’−ジクロロ−トランス− 2,2’−ビス(4H−1,4−ベンゾチアジン)−インジゴ6.25gと(欧 州特許第0648770号に従って調製された)N,N’−ビス(tert−ブ トキシカルボニル)−1,4−ジケト−3,6−ジ(4−クロロフェニル)−ピ ロロ[3,4−c]ピロール6.03gとの混合物を60℃まで加熱する。パラ −トルエンスルホン酸一水和物8gを添加し、この混合物を110℃まで加熱し 、この温度で4時間攪拌する。固体を50℃で濾過し、ジメチルアセトアミド5 0mlとメタノール150mlで洗浄し、ついで90℃で真空乾燥する。赤い粉 末7.7gが得られる。実施例104 トルエン250ml中の実施例27から生じるN,N’−ビ ス(tert−ブトキシカルボニル)−トランス−2,2’−ビス(4H−1, 4−ベンゾチアジン)−インジゴ2.05gとN,N’−ビス(tert−ブト キシカルボニル)−キナクリドン2g(実施例27に記載されているように調製 されたが、チアジン−インジゴをキナクリドンと代えたもの)との混合物を還流 する。ついでパラ−トルエンスルホン酸一水和物1.5gを添加する。この混合 物をさらに30分間還流する。固体を濾過し、トルエン120mlとメタノール 80mlで洗浄し、ついで90℃で真空乾燥する。赤い粉末2.38gが得られ る。実施例105 ジメチルスルホキシド310mlと32%水酸化ナトリウム14.5mlとの 混合物を45℃まで加熱する。ついで1,4−ジケト−3,6−ジ(4−クロロ フェニル)−ピロロ[3,4−c]ピロール12gとトランス−2,2’−ビス (4H−1,4−ベンゾチアジン)−インジゴ12gとを、アルカリ溶液中に導 入する。この混合物をついで85℃で30分間加熱する。熱いアルカリ溶液を、 25℃でメタノール700mlの入っているもう1つの反応器に移し替える。顔 料懸濁液をついで3時間還流し、濾過し、メタノール400ml、水600ml で洗浄し、ついで90℃で真空乾燥する。赤い粉末21.3gが得られる。実施例106 1,4−ジケト−3,6−ジ(4−クロロフェニル)−ピロロ[3,4−c] ピロール10.7gとトランス−2,2’−ビス(4H−1,4−ベンゾチアジ ン)−インジゴ9.8gとを、20℃での96%濃硫酸200mlの入っている 反応器に導入する。導入を終了した時、細かいダークレッドの顔料懸濁液が得ら れる。この混合物を20℃で4時間攪拌する。ついで顔料を水600ml中に沈 殿させて、1時間35℃で加熱する。ついで顔料懸濁液を濾過し、水で洗浄し、 90℃で真空乾燥する。赤い粉末18.55gが得られる。塩ビ上色(masstone)における使用 1%着色塩ビシートの調製を、DIN 53775Aの手順に従って実施する 。 透明塩ビ100部と顔料1部(実施例1に従って得られたもの)とを、2分間 混合する。この混合物を5分間2つのローラーの間に通す。前部ローラーが17 8℃で加熱され、後部ローラーが163℃で加熱されている。ついで塩ビシート を80℃ で加熱されている2つのローラー間で再び処理する。ついでこのシートを、16 5℃で加熱されている2つのクロムめっき鋼板間で30秒間30トンの圧力下で プレスする。このプレスドシートをオレンジ色の色調で着色する。塩ビホワイトにおける使用 0.5%着色塩ビシートの調製を、DIN 53775Bの手順に従って実施 する。 塩ビ−ホワイト(5%TiO2)100部と顔料0.6部とを2分間混合する 。この混合物を5分間2つのローラー間に通す。前部ローラーが178℃で加熱 され、後部ローラーが163℃で加熱されている。ついで塩ビシートを80℃で 加熱されている2つのローラー間で再び処理する。ついでこのシートを、165 ℃で加熱されている2つのクロムめっき鋼板間で30秒間30トンの圧力下でプ レスする。ラッカー上色における使用 アルキドメラミン−ホルムアルデヒド(AMF)樹脂コーティングの調製を、 DIN 53235−1、DIN 8780/2、及び8781/1の手順に従 って実施する。 顔料8部、透明AMF(BASF FF68−0102 14071)72部、及びガラスビーズ250部を、スカンデックス(Skan dex)攪拌機で10分間攪拌する。この調製物5部と、透明AMF(BASF FF68−010214071)5部とを混合する。分散液を、板紙(car dboard)シートにスプレーし、10分間空気乾燥し、乾燥機で30分間1 30℃でベーキングする。ラッカーホワイトにおける使用 アルキドメラミン−ホルムアルデヒド(AMF)樹脂コーティングの調製を、 DIN 53235−1、DIN 8780/2、及び8781/1の手順に従 って実施する。 顔料8部、透明AMF(BASF FF68−010214071)72部、 及びガラスビーズ250部を、スカンデックス(Skandex)攪拌機で10 分間攪拌する。この調製物3部とAMFホワイト(BASF FD68−041 011074)25部とを混合する。分散液を、板紙シートにスプレーし、10 分間空気乾燥し、乾燥機で30分間130℃でベーキングする。 比較例X及びYにおいて調製した顔料と、実施例1において調製した顔料とを 比較する。比色測定値を表I及びIIに挙げ るが、これらは、新しい方法がより透明な製品を生じることを明白に示している 。表I:実施例1に対する塩ビにおけるCIELAB(国際照明学会研究所)測定 表II:実施例1に対するラッカーにおけるCIELAB測定値 DH*、DC*、及びDL*は、CIELAB系の極性系(polar sys tem)L*、C*、及びH*における表色座標である。これらの測定値において 、ラッカー又は塩ビにおける製品例1を表わす点が、これらの軸の原点である。 従っ てこれらの図は、実施例Xと1との間の差、及び実施例Yと1との間の差を示す 。DC*のマイナスの値は、製品X及びYが、塩ビ又はラッカーにおいて実施例 1よりも光沢がない(duller)ことを意味している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06P 1/00 D06P 1/00 A (31)優先権主張番号 9716159.0 (32)優先日 平成9年8月1日(1997.8.1) (33)優先権主張国 イギリス(GB) (31)優先権主張番号 2869/97 (32)優先日 平成9年12月12日(1997.12.12) (33)優先権主張国 スイス(CH) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),AU,BG,BR,C A,CN,CZ,HU,IL,JP,KR,LT,LV ,MX,NO,NZ,PL,RO,RU,SG,SI, SK,TR,UA,US

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式(I)の化合物である顔料: (ここにおいてR1及びR2は、独立して置換又は非置換芳香族又は脂肪族炭素環 式又はヘテロ環式環系の形成を完成させるのに必嬰な原子であり、基R3及びR4 は、互いに独立して水素又は式(II)、(III)、又は(IV): の基であり、 これによって式(II)、(III)、又は(IV)において、 m、n、及びpは、互いに独立して0又は1であり、 XはC1 〜14アルキレン又はC2 〜8アルケニレンであり、 Yは基−V−(CH2q−であり、 Zは基−V−(CH2r−であり、 VはC3 〜6シクロアルキレンであり、 qは1〜6の数であり、及び rは0〜6の数であり、 R8及びR9は、互いに独立して、水素、C1 〜6アルキル、C1 〜4アルコキシ、ハ ロゲン、CN、NO2、非置換フェニル又はフェノキシ、C1 〜4アルキル、C1 4 アルコキシ、又はハロゲンによって置換されたフェニル又はフェノキシを意味 しており、 Qは、水素、CN、Si(R83、基C(R12)(R13)(R14)(ここにおい て、R12、R13、及びR14はハロゲンである)、基: (R8及びR9は前記の意味を有している)、基SO2−R15又はSR15(ここに おいてR15はC1 〜4アルキルである)、基CH(R162(ここにおいてR16は 非置換フェニル又はC1 〜4アルキル、C1 〜4アルコキシ、又はハロゲンによって 置換されたフェニルである)、又は次の式、 の基であり、 R10及びR11は、互いに独立して、水素、C1 〜18アルキル、基: (ここにおいてX、Y、R8、R9、m、及びnは、前記意味を有している)であ るか、又は R10及びR11は、これらが結合している窒素原子と共に、ピロリジニル−、ピペ リジニル−、又はモルホリニル残基を形成するが、 但し、R3及び/又はR4が式(III)の基である場合、Qは水素であり、nは ゼロであり、mは1でなければならず、Xは酸素に結合している炭素原子におい て枝分れしたC2 〜14アルキレン又はC2 〜8アルケニレン基であり、R3及びR4 が両方とも水素であるならば、R1及びR2は同一ではありえないという条件があ る)。 2.カルボン酸及び不活性極性非プロトン性溶媒を含む溶媒系の存在下に、式( II)の化合物及び式(III)の化合物: (ここにおいてR5及びR’5は独立してHであるか、あるいはNa+、K+、又は Zn2+から選ばれる金属イオンである)と、式(IV)の化合物[シス又はトラ ンス形態]: (ここにおいてHalは、F、Cl、又はBr、R6及びR6’は互いに独立して 、カルボニル炭素原子における置換反応に通常用いられている脱離基、例えばC l又はアルコキシであるか、又はX及びX’は共に酸素原子を表わす) とを反応させる工程を含む、請求項1に規定されている式(I)によるチアジン インジゴ顔料の形成方法。 3.カルボン酸が酢酸である、請求項2に記載の方法。 4.極性非プロトン性溶媒がジメチルホルムアミドである、請求項2又は3に記 載の方法。 5.溶媒系が、カルボン酸5〜95重量%と、極性非プロトン性溶媒95〜5重 量%とから成る、請求項2〜4のうちの1つによる方法。 6.式(I)によるチアジンインジゴ顔料と、ジケトピロロ−ピロール、キナク リドン、アントラキノン、ベンズイミダゾール、ナフトールAS、アゾ縮合、イ ソインドリノン、イソインドリン、ペリレン、ジオキサジン、インジゴ、チオイ ンジゴ、金属錯体、ペリノン、キノフタロン、及びフタロシアニン顔料を含む種 類のもう1つの顔料との固溶体又は混合物。 7.支持体、好ましくは合成ポリマー、合成樹脂、及び再生繊維の内部着色(ma ss pigmentation)用としての、請求項1に規定された式(I)による顔料、請 求項6に記載された固溶体又は混合物の使用方法。 8.印刷インク又は織物用着色剤としての、請求項1に規定された式(I)によ る顔料、請求項6に記載された固溶体又は混合物の使用方法。 9.請求項1に規定された式(I)による顔料、請求項6に記載された固溶体又 は混合物を含む合成ポリマー、合成樹脂、及び再生繊維。 10.請求項1に規定された式(I)による顔料、又は請求項6に記載された固 溶体又は混合物を含む印刷インク又は捺染織物。
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