JP2003043546A - 防振機能付きカメラ - Google Patents

防振機能付きカメラ

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JP2003043546A
JP2003043546A JP2001234386A JP2001234386A JP2003043546A JP 2003043546 A JP2003043546 A JP 2003043546A JP 2001234386 A JP2001234386 A JP 2001234386A JP 2001234386 A JP2001234386 A JP 2001234386A JP 2003043546 A JP2003043546 A JP 2003043546A
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shake correction
shutter
exposure
camera
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Koichi Katsura
宏一 桂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振れ補正範囲を超えるような大きな振れに対
する無駄な振れ補正手段に対しての駆動電流を不要に
し、省電力化を達成する。 【解決手段】 振れを検出する振れ検出手段の出力を基
に前記振れに起因する像振れを補正する振れ補正手段
と、露光制御用のシャッタの開口中に、前記振れ補正光
学手段の振れ補正範囲を超える信号が前記振れ検出手段
より出力される場合は、前記振れ補正手段の駆動のため
の電源供給を停止する制御手段(#1001→#100
2→#1003)を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振れを検出する振
れ検出手段と、該振れ検出手段の出力を基に振れを補正
する振れ補正手段とを有する防振機能付きカメラの改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在のカメラは露出決定やピント合せ等
の撮影にとって重要な作業は全て自動化されているた
め、カメラ操作に未熟な人でも撮影失敗を起こす可能性
は非常に少なくなっている。
【0003】また、最近では、カメラに加わる手振れを
防ぐシステムも研究されており、撮影者の撮影ミスを誘
発する要因は殆ど無くなってきている。
【0004】ここで、手振れを防ぐシステムについて簡
単に説明する。
【0005】撮影時のカメラの手振れは、周波数として
通常1Hzないし10Hzの振動であるが、シャッタの
レリーズ時点においてこのような手振れを起こしても像
振れの無い写真を撮影可能とするための基本的な考えと
して、上記手振れによるカメラの振動を検出し、その検
出値に応じて補正レンズを変位させなければならない。
従って、カメラ振れが生じても像振れが生じない写真を
撮影するためには、第1に、カメラの振動を正確に検出
し、第2に、手振れによる光軸変化を補正することが必
要となる。
【0006】この振動(カメラ振れ)の検出は、原理的
にいえば、加速度、角加速度、角速度、角変位等を検出
する振れ検出センサと、カメラ振れ補正のためにその出
力を適宜演算処理する演算部を具備した振動検出装置を
カメラに搭載することによって行うことができる。そし
て、この検出情報に基づき、撮影光軸を偏心させる補正
手段を駆動させて像振れ抑制が行われる。
【0007】図12は防振システムを有するコンパクト
カメラの外観斜視図であり、光軸41に対して矢印42
p,42yで示すカメラ縦振れ及び横振れに対し振れ補
正を行う機能を有している。
【0008】尚、カメラ本体43の中で、43aはレリ
ーズボタン、43bはモードダイヤル(メインスイッチ
を含む)、43cはリトラクタブルストロボ、43dは
ファインダ窓である。
【0009】図13は、図12に示したカメラの内部構
成を示す斜視図であり、44はカメラ本体、51は振れ
補正手段、52は補正レンズ、53は補正レンズ52を
図中58p,58y方向に自在に駆動して図12の矢印
42p,42y方向の振れ補正を行う支持枠であり、詳
細については後述する。45p,45yは各々矢印46
p,46y回りの振れを検出する角速度計や角加速度計
等の振動検出装置である。
【0010】振動検出装置45p,45yの出力は後述
する演算装置47p,47yを介して振れ補正手段51
の駆動目標値に変換され、該振れ補正手段51のコイル
に入力して振れ補正を行う。尚、54は地板、56p,
56yは永久磁石、510p,510yはコイルであ
る。
【0011】図14は前記演算装置47p,47yの詳
細を示すブロック図であり、これらは同様な構成である
ために同図では演算装置47pのみを用いて説明する。
【0012】演算装置47pは、一点鎖線にて囲まれ
る、DCカットフィルタ48p、ローパスフィルタ49
p、アナログ・ディジタル変換回路(以下、A/D変換
回路と記す)410p、駆動装置419p及び破線で示
すカメラマイコン411より構成される。また、前記カ
メラマイコン411は、記憶回路412p、差動回路4
13p、DCカットフィルタ414p、積分回路415
p、記憶回路416p、差動回路417p、PWMデュ
ーティ変更回路418pで構成される。
【0013】ここでは、振動検出装置45pとして、カ
メラの振れ角速度を検出する振動ジャイロを用いてお
り、該振動ジャイロはカメラのメインスイッチのオンと
同期して駆動され、カメラに加わる振れ角速度の検出を
開始する。
【0014】振動検出装置45pの出力信号は、アナロ
グ回路で構成されるDCカットフィルタ48pにより該
出力信号に重畳しているDCバイアス成分がカットされ
る。このDCカットフィルタ48pは 0.1Hz以下の周
波数の信号をカットする周波数特性を有しており、カメ
ラに加わる1〜10Hzの手振れ周波数帯域には影響が
及ばないようになっている。しかしながら、この様に
0.1Hz以下をカットする特性にすると、振動検出装置
45pから振れ信号が入力されてから完全にDCがカッ
トされるまでには10秒近くかかってしまうという問題
がある。そこで、カメラのメインスイッチがオンされて
から例えば 0.1秒まではDCカットフィルタ48pの時
定数を小さく(例えば10Hz以下の周波数の信号をカ
ットする特性にする)しておく事で、 0.1秒位の短い時
間でDCをカットし、その後に時定数を大きくして(
0.1Hz以下の周波数のみカットする特性にして)DC
カットフィルタ48pにより振れ角速度信号が劣化しな
い様にしている。
【0015】DCカットフィルタ48pの出力信号は、
アナログ回路で構成されるローパスフィルタ49pによ
りA/D変換回路410pの分解能にあわせて適宜増幅
されると共に、振れ角速度信号に重畳する高周波のノイ
ズをカットされる。これは、振れ角速度信号をカメラマ
イコン411に入力する時のA/D変換回路410pの
サンプリングが振れ角速度信号のノイズにより読み誤り
が起きるのを避けるためである。また、ローパスフィル
タ49pの出力信号は、A/D変換回路410pにより
サンプリングされてカメラマイコン411に取り込まれ
る。
【0016】DCカットフィルタ48pによりDCバイ
アス成分はカットされている訳であるが、その後のロー
パスフィルタ49pの増幅により再びDCバイアス成分
が振れ角速度信号に重畳しているために、カメラマイコ
ン411内において再度DCカットを行う必要がある。
【0017】そこで、例えばカメラのスイッチのオンか
ら 0.2秒後にサンプリングされた振れ角速度信号を記憶
回路412pで記憶し、差動回路413pにより記憶値
と振れ角速度信号の差を求めることでDCカットを行
う。尚、この動作では大雑把なDCカットしか出来ない
ために(カメラのメインスイッチのオンから 0.2秒後に
記憶された振れ角速度信号の中にはDC成分ばかりでな
く、実際の手振れも含まれているため)、後段でデジタ
ルフィルタにより構成されたDCカットフィルタ414
pにて十分なDCカットを行っている。このDCカット
フィルタ414pの時定数もアナログのDCカットフィ
ルタ48pと同様に変更可能になっており、カメラのメ
インスイッチのオンから 0.2秒後から更に 0.2秒費やし
てその時定数を徐々に大きくしている。具体的には、こ
のDCカットフィルタ414pはメインスイッチのオン
から 0.2秒経過した時には10Hz以下の周波数をカッ
トするフィルタ特性を有しており、その後50msec毎に
フィルタでカットする周波数を5Hz,1Hz, 0.5H
z, 0.2Hzと下げていく。
【0018】但し、上記動作の間に撮影者がレリーズボ
タン43aを半押し(sw1をオン)して測光,測距を
行った時は直ちに撮影を行う可能性があり、時間を費や
して時定数変更を行う事が好ましくない場合もある。そ
こで、その様な時は撮影条件に応じて時定数変更を途中
で中止する。例えば、測光結果により撮影シャッタスピ
ードが1/60となる事が判明し、撮影焦点距離が15
0mmの時には防振の精度はさほど要求されないために、
DCカットフィルタ414pは 0.5Hz以下の周波数を
カットする特性まで時定数変更した時点で完了とする
(シャッタスピードと撮影焦点距離の積により時定数変
更量を制御する)。これにより、時定数変更の時間を短
縮でき、シャッタチャンスを優先する事が出来る。勿
論、より速いシャッタスピード、或いはより短い焦点距
離の時は、DCカットフィルタ414pの特性は1Hz
以下の周波数をカットする特性まで時定数変更した時点
で完了とし、より遅いシャッタスピード,長い焦点距離
の時は、時定数が最後まで変更完了するまで撮影を禁止
する。
【0019】積分回路415pは、カメラのレリーズボ
タン43aの半押し(sw1のオン)に応じてDCカッ
トフィルタ414pの出力信号の積分を始め、角速度信
号を角度信号に変換する。但し、前述した様にDCカッ
トフィルタ414pの時定数変更が完了していない時に
は時定数変更が完了するまで積分動作を行わない。尚、
図14では省略しているが、積分された角度信号はその
時の焦点距離,被写体距離情報により適宜増幅され、振
れ角度に応じて適切な量振れ補正手段51を駆動するよ
うに変換される(ズームフォーカスにより撮影光学系が
変化し、振れ補正手段51の駆動量に対し光軸偏心量が
変わるため、この補正を行う必要がある)。
【0020】レリーズボタン43aの押し切り(sw2
のオン)で振れ補正手段51を振れ角度信号に応じて駆
動し始める訳であるが、この時、振れ補正手段51の振
れ補正動作が急激に始まらない様に注意する必要があ
る。記憶回路416p及び差動回路417pは、この対
策のために設けられている。記憶回路416pは、レリ
ーズボタン43aの押し切り(sw2のオン)に同期し
て積分回路415pの振れ角度信号を記憶する。差動回
路417pは、積分回路415pの信号と記憶回路41
6pの信号の差を求める。そのため、スイッチsw2の
オン時の差動回路417pの二つの信号入力は等しく、
該差動回路417pの振れ補正手段51に対する駆動目
標値信号はゼロであるが、その後ゼロより連続的に出力
が行われる(記憶回路416pはスイッチsw2のオン
時点の積分信号を原点にする役割となる)。これによ
り、振れ補正手段51は急激に駆動される事が無くな
る。
【0021】差動回路417pからの目標値信号は、P
WMデューティ変更回路418pに入力される。振れ補
正手段51のコイル510p(図13参照)には振れ角
度に対応した電圧或いは電流を印加すれば、補正レンズ
52はその振れ角度に対応して駆動される訳であるが、
振れ補正手段51の駆動消費電力及びコイルの駆動トラ
ンジスタの省電力化のためにはPWM駆動が望ましい。
【0022】そこで、PWMデューティ変更回路418
pは、目標値に応じてコイル駆動デューティを変更して
いる。例えば、周波数が20KHzのPWMにおいて、
差動回路417pの目標値が「2048」の時にはデュ
ーティ「0」とし、「4096」の時にはデューティ
「100」とし、その間を等分にしてデューティを目標
値に応じて決定していく。尚、デューティの決定は目標
値ばかりではなく、その時のカメラの撮影条件(温度や
カメラの姿勢,電源の状態)によって細かく制御して精
度良い振れ補正が行われるようにする。
【0023】PWMデューティ変更回路418pの出力
は、PWMドライバ等の公知の駆動装置419pに入力
され、該駆動装置419pの出力を振れ補正手段51の
コイル510p(図13参照)に印加して振れ補正を行
う。駆動装置419はスイッチsw2のオンに同期して
オンされ、フィルムへの露光が終了するとオフされる。
又、露光が終了してもレリーズボタン43aが半押し
(sw1のオン)されている限り積分回路415pは積
分を継続しており、次のスイッチsw2のオンで再び記
憶回路416pが新たな積分出力を記憶する。
【0024】レリーズボタン43aの半押しを止める
と、積分回路415pはDCカットフィルタ414pの
出力の積分を止め、該積分回路415pのリセットを行
う。リセットとは、今まで積分してきた情報をすべて空
にする事である。
【0025】メインスイッチのオフで振動検出装置45
pがオフされ、防振シーケンスは終了する。
【0026】尚、積分回路415pの出力信号が所定値
より大きくなった時にはカメラのパンニングが行われた
と判定して、DCカットフィルタ414pの時定数を変
更する。例えば 0.2Hz以下の周波数をカットする特性
であったものを1Hz以下をカットする特性に変更し、
再び所定時間で時定数をもとに戻していく。この時定数
変更量も積分回路415pの出力の大きさにより制御さ
れる。即ち、出力信号が第1の閾値を超えた時には、D
Cカットフィルタ414pの特性を 0.5Hz以下をカッ
トする特性にし、第2の閾値を超えた時は、1Hz以下
をカットする特性とし、第3の閾値を超えた時は、5H
z以下をカットする特性にする。
【0027】又、積分回路415pの出力が非常に大き
くなった時には、該積分回路415pを一旦リセットし
て演算上の飽和(オーバーフロー)を防止している。
【0028】図14において、DCカットフィルタ41
4pはメインスイッチのオンから 0.2秒後に作動を開始
する構成になっているが、これに限るものではなく、レ
リーズボタン43aの半押しより作動を開始しても良
い。この場合はDCカットフィルタの時定数変更が完了
した時点より積分回路415pを作動させる。
【0029】又、積分回路415pもレリーズボタン4
3aの半押し(sw1のオン)で作動を開始させていた
が、レリーズボタン43aの押し切り(sw2のオン)
より作動を開始する構成にしても良い。この場合には、
記憶回路416p及び差動回路417pは必要無くな
る。
【0030】図14では、演算装置47p内に、DCカ
ットフィルタ48p及びローパスフィルタ49pを設け
ているが、これらは振動検出装置45p内に設けられて
も良いのは言うまでもない。
【0031】図15〜図17は、振れ補正手段51の詳
細を示す図であり、詳しくは、図15は振れ補正手段5
1の正面図、図16(a)は図15の矢印B方向より見
た側面図、図16(b)は図15のA−A断面図、図1
7は振れ補正手段51の斜視図である。
【0032】図15において、補正レンズ52(図16
(b)に示す様に、この補正レンズ52は、支持枠53
に固定される二枚のレンズ52a,52bと、地板54
に固定されるレンズ52cにより成り、撮影光学系の群
を構成している)は、支持枠53に固定される。
【0033】支持枠53には強磁性材料のヨーク55が
取付けられ、該ヨーク55の同図の裏面にはネオジウム
等の永久磁石56p,56yが吸着固定(かくれ線で示
す)されている。又、支持枠53から放射状に延出する
3本の支持軸53aは地板54の側壁54bに設けられ
た長孔54aに嵌合している。
【0034】図16(a),図17に示す様に、支持軸
53aと長孔54aは、補正レンズ52の光軸57方向
には嵌合してガタは生じないが、光軸57と直交する方
向には長孔54aが延びているため、支持枠53は地板
54に対し光軸57方向には移動規制されるが、光軸と
直交する平面内には自由に移動できる(矢印58p,5
8y,58r)。但し、図15に示す様に支持枠53上
のピン53bと地板上のピン54c間に引っ張りコイル
バネ59が掛けられているために各々の方向(58p,
58y,58r)に弾性的に規制されている。
【0035】地板54には永久磁石56p,56yに対
向してコイル510p,510yが取付けられている
(一部かくれ線)。ヨーク55、永久磁石56p、コイ
ル510pの配置は図15(b)の様になっており(永
久磁石56y、コイル510yも同じ配置)、コイル5
10pに電流を流すと支持枠53は矢印58p方向に駆
動され、コイル510yに電流を流すと、前記支持枠5
3は矢印58y方向に駆動される。
【0036】そして、その駆動量は各々の方向における
引っ張りコイルバネ59のバネ定数とコイル510p,
510yと永久磁石56p,56yの関連で生じる推力
との釣り合いで求まる。即ち、コイル510p,510
yに流す電流量に基づいて補正レンズ52の偏心量を制
御できる。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した防振シス
テムをコンパクトカメラに搭載する場合には、そのサイ
ズ、コストと共に消費電力を抑えることも最優先事項に
なる。何故ならば、最近のコンパクトカメラは小型の電
池1本で駆動しているものが殆どであり、防振システム
を搭載したことにより、その駆動のために電池の容量を
アップさせると途端にカメラが大型化し、魅力がなくな
ってしまうからである。
【0038】ところで、上述説明した図15〜図17に
示す振れ補正手段においては、バネ力につり合うように
コイルに電流を印加することで駆動制御をしているが、
振れ補正量が多くなると、その駆動ストロークに見合う
バネ力を打ち消す電流をコイルに流す必要が出てくる。
露光中は振れ補正ばかりでなく、シャッタも駆動制御し
ているので電流消費量は大きくなり、ストロボ装置も使
用するとさらにその電流消費量は増大する。そのため、
大きな振れを補正する場合には従来に比べ電源容量を多
くしなくてはならない問題が出てきており、これにより
カメラが大型化する問題があった。
【0039】(発明の目的)本発明の目的は、振れ補正
範囲を超えるような大きな振れに対する無駄な振れ補正
手段に対しての駆動電流を不要にし、省電力化を達成す
ると共に、シャッタの早めの閉駆動制御を行うことによ
る像振れを少なくし、良好な写真を与えることのできる
防振機能付きカメラを提供しようとするものである。
【0040】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、振れを検出する振れ検出手段と、該振れ
検出手段の出力を基に前記振れに起因する像振れを補正
する振れ補正手段とを有する防振機能付きカメラにおい
て、露光制御用のシャッタの開口中に、前記振れ補正手
段の振れ補正範囲を超える信号が前記振れ検出手段より
出力される場合は、前記振れ補正手段の駆動のための電
源供給を停止する制御手段を有する防振機能付きカメラ
とするものである。
【0041】具体的には、前記シャッタの開口中に、前
記振れ補正手段の振れ補正範囲を超える信号が前記振れ
検出手段より出力されると、前記振れ補正手段の駆動の
ための電源供給を停止すると同時に、前記露光を終了す
るために前記シャッタの閉駆動制御を開始したり、前記
振れ補正手段の駆動のための電源供給を停止するのに先
立って、前記露光を終了するために前記シャッタの閉駆
動制御を開始したり、前記露光を終了するために前記シ
ャッタの閉駆動制御に先立って、前記振れ補正手段の駆
動のための電源供給を停止したり、前記露光を終了する
ために前記シャッタの閉駆動制御を開始し、その後所定
時間経過してから前記振れ補正手段の駆動のための電源
供給を停止したり、あるいは、前記露光を終了するため
に前記シャッタの閉駆動制御を開始してから前記露光が
終了するまでの間に、前記振れ補正手段の駆動のための
電源供給を停止するようにしている。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0043】図1は本発明の実施の各形態に係るカメラ
の主要部分の構成を示すブロック図であり、同図におい
て、11はカメラの各種動作を制御するカメラマイコン
(図14のカメラマイコン411に相当)、12はカメ
ラに加わる振動を検出する振動検出装置(図14の振動
検出装置45p(45y)に相当)、13は前記振動に
起因する像振れを補正するための振れ補正手段(図15
〜図17の振れ補正手段51に相当)、14は露光制御
に用いられるシャッタ、15は内蔵もしくは外部接続さ
れるストロボ装置である。
【0044】(実施の第1の形態)図2は本発明の実施
の第1の形態に係る図1の構成のカメラにおける露出制
御動作を示すフローチャートであり、露光開始(不図示
のレリーズボタンの押し切りにより開始)と共にこのフ
ローはスタートする。
【0045】まず、ステップ#1001では、露光が完
了したか否かを判定し、露光が完了した場合はこのフロ
ーは終了する。
【0046】一方、露光が完了していない場合はステッ
プ#1002へ進み、ここでは振れ補正手段13が所定
の振れ補正範囲を超えたか否かを判定する。具体的に
は、図14の差動手段417pの出力の大きさが所定の
振れ補正範囲を超えたことで判定する。この結果、所定
の振れ補正範囲を超える場合にはステップ#1003へ
進み、所定の振れ補正範囲を超えない場合はステップ#
1001に戻り、同様の動作を繰り返す。
【0047】ステップ#1003へ進むと、ここでは振
れ補正手段13が所定の振れ補正範囲を超えているの
で、該振れ補正手段13を駆動するための電源供給を停
止する。但し、シャッタ14は予定された露光終了まで
開口状態を継続する。
【0048】図3は上記図2の動作説明を助けるための
タイミングチャートであり、シャッタ開口中に振れ補正
手段13の振れ補正範囲を超える振れ出力(振れ検出装
置12の出力信号)が発生した時、上記のように、振れ
補正手段13を駆動するための電源供給は停止する。そ
のため、振れ補正範囲を超えるような大きな振れに対す
る無駄な電流が必要なくなり、省電力化が可能となる。
【0049】上記実施の第1の形態によれば、シャッタ
14の開口中(露光中)に振れ補正手段13の振れ補正
範囲を超える振れ出力が発生した時には、振れ補正手段
13への電源供給を停止して振れ補正を強制的に止める
ようにしているので、振れ補正範囲を超えるような大き
な振れに対する無駄な電流が必要なくなり、省電力化を
達成できる。よって、電池容量を大きくする必要がなく
なり、カメラの大型化を防止することができる。
【0050】(実施の第2の形態)上記実施の第1の形
態では、シャッタ開口中に振れ補正手段13の振れ補正
範囲を超える振れ出力が発生した場合は、振れ補正手段
13を駆動するための電源供給を停止し、省電力化を達
成していたが、シャッタ14は予定通りに開口状態を継
続し露光が行われる(図3参照)ため、像面に振れが残
ってしまい、劣化した写真を撮影する虞があった。
【0051】そこで、本発明の実施の第2の形態では、
上記の様に省電化のために振れ補正手段13を駆動する
ための電源供給を停止した場合でも、振れによる像劣化
の少ない写真を得ることができる構成とするものであ
る。
【0052】図4は、本発明の実施の第2の形態に係
る、振れによる像劣化を防ぐための露出制御のフローチ
ャートを示しており、露光開始と共にこのフローはスタ
ートする。ここで、このフローが図2に示すフローチャ
ートと大きく異なるのは、振れ補正手段13を駆動する
ための電源供給の制御に加え、シャッタ駆動の制御も行
っている点である。
【0053】まず、ステップ#1011では、露光が完
了したか否かを判定し、露光が完了した場合はこのフロ
ーは終了する。
【0054】一方、露光が完了していない場合はステッ
プ#1012へ進み、ここでは振れ補正手段13が所定
の振れ補正範囲を超えたか否かを判定する。具体的に
は、図14の差動手段417pの出力の大きさが所定の
振れ補正範囲を超えたことで判定する。この結果、所定
の振れ補正範囲を超える場合にはステップ#1013へ
進み、所定の振れ補正範囲を超えない場合はステップ#
1011に戻り、同様の動作を繰り返す。
【0055】ステップ#1013へ進むと、ここでは振
れ補正手段13が所定の振れ補正範囲を超えているの
で、該振れ補正手段13を駆動するための電源供給を停
止し、ステップ#1014へ進む。そして、ステップ#
1014では、上記振れ補正手段13を駆動するための
電源供給を停止した時点でシャッタ14を閉駆動させる
電流を印加し、露光を終了する。
【0056】図5は図4の動作説明を助けるためのタイ
ミングチャートであり、シャッタ開口中に振れ補正手段
13の振れ補正範囲を超える振れ検出装置12の出力信
号が発生した場合、振れ補正手段13を駆動するための
電源供給を停止すると共に、その時点でシャッタ12も
閉駆動を行うようにしている。
【0057】これにより、振れ補正範囲を超えるような
大きな振れに対する振れ補正手段13に対しての無駄な
駆動電流が必要なくなり、省電力化が可能となると共
に、振れによる像劣化の少ない写真を得ることができ
る。
【0058】なお、上記のように振れ補正手段13を駆
動するための電源供給を停止すると共にその時点でシャ
ッタ12も閉駆動した場合、実際の露光は図5の実線で
示すように、破線で示される予定していたものに比べ短
時間で行われるので露出がアンダーになることが懸念さ
れるが、ストロボ発光後に露光を終了させているので主
被写体は適切な露光が得られ、且つ大きな振れが抑えら
れた振れによる劣化の少ない良好な像が得られるように
なる。
【0059】上記実施の第2の形態によれば、シャッタ
14の開口中(露光中)に振れ補正手段13の振れ補正
範囲を超える振れ出力が発生した時には、振れ補正手段
13への電源供給を停止して振れ補正を強制的に止める
ようにしているので、振れ補正範囲を超えるような大き
な振れに対する無駄な電流が必要なくなり、省電力化を
達成できると共に、その時点でシャッタを直ちに閉じ、
上記振れ補正手段13による振れ補正が行われないこと
による振れの写真に対しての悪影響を無くし、振れによ
る劣化の少ない写真を与えることを可能にしている。
【0060】(実施の第3の形態)図6は、本発明の実
施の第3の形態に係る、振れによる像劣化を防ぐための
露出制御のフローチャートを示しており、露光開始と共
にこのフローはスタートする。ここで、このフローが図
4に示すフローチャートと異なるのは、シャッタ開口中
に振れ補正手段13の振れ補正範囲を超える振れ検出装
置12の出力信号が発生した場合、振れ補正手段13を
駆動するための電源供給を停止するのに先立って、露光
を終了するためにシャッタ14を閉駆動させる制御を行
っている点である。
【0061】図6において、ステップ#2001では、
露光が完了したか否かを判定し、露光が完了した場合は
このフローは終了する。
【0062】一方、露光が完了していない場合はステッ
プ#2002へ進み、ここでは振れ補正手段13が所定
の振れ補正範囲を超えたか否かを判定する。具体的に
は、図14の差動手段417pの出力の大きさが所定の
振れ補正範囲を超えたことで判定する。この結果、所定
の振れ補正範囲を超える場合にはステップ#2003へ
進み、所定の振れ補正範囲を超えない場合はステップ#
2001に戻り、同様の動作を繰り返す。
【0063】ステップ#2003へ進むと、ここではシ
ャッタ14を閉駆動させる電流を印加して露光を中止
し、続くステップ#2004では、上記振れ補正手段1
3を駆動するための電源供給を停止する。
【0064】図7は図6の動作説明を助けるためのタイ
ミングチャートであり、該タイミングチャート中の実線
は、実際に行われた制御状態、破線は予定していた制御
による状態を示している。
【0065】実線で示されるように、実際にはシャッタ
14は予定より早く閉じているが、これは発生している
振れが振れ補正手段13の補正範囲を超えているため、
吸収できない大きな振れが写真に含まれないように、振
れ補正範囲を超過した時点でシャッタは閉口駆動をして
いるからである。そのため、予定通りのタイミングで露
光した写真に比べ、大きな振れが抑えられた振れによる
像劣化の少ない写真を与えることができる。
【0066】そのうえ、シャッタ14に閉方向の通電を
行った後に、振れ補正手段13を駆動するための電源供
給を停止させているため、振れ補正範囲超過時に必要と
される大電流が不要となり、省電力化が可能となった。
【0067】なお、この実施の形態においても、実線で
示されるように実際の露光は破線で示される予定してい
た露光に比べ短時間で行われており、露出がアンダーに
なることが懸念されるが、ストロボ発光後に露光を終了
させているので主被写体は適切な露光が得られ、且つ大
きな振れが抑えられた振れによる劣化の少ない良好な写
真を与えることが可能となる。
【0068】上記実施の第3の形態によれば、シャッタ
14の開口中(露光中)に振れ補正手段13の振れ補正
範囲を超える振れ出力が発生した時には、その時点でシ
ャッタを直ちに閉じると共に、振れ補正手段13への電
源供給を停止して振れ補正を強制的に止めるようにして
いるので、振れによる劣化の少ない良好な写真を与える
ことができると共に、振れ補正範囲を超えるような大き
な振れに対する無駄な電流を不要にして省電力化を実現
できる。
【0069】(実施の第4の形態)図8は、本発明の実
施の第4の形態に係る、振れによる像劣化を防ぐための
露出制御のフローチャートを示しており、露光開始と共
にこのフローはスタートする。
【0070】図8において、ステップ#3001では、
露光が完了したか否かを判定し、露光が完了した場合は
このフローは終了する。
【0071】一方、露光が完了していない場合はステッ
プ#3002へ進み、ここでは振れ補正手段13が所定
の振れ補正範囲を超えたか否かを判定する。具体的に
は、図14の差動手段417pの出力の大きさが所定の
振れ補正範囲を超えたことで判定する。この結果、所定
の振れ補正範囲を超える場合にはステップ#3003へ
進み、所定の振れ補正範囲を超えない場合はステップ#
3001に戻り、同様の動作を繰り返す。
【0072】ステップ#3003へ進むと、ここでは振
れ補正手段13が所定の振れ補正範囲を超えている場合
であるのでシャッタ14を閉駆動させる電流を印加して
露光を中止する。そして、次のステップ#3004にお
いて、所定時間が経過するのを待ち、所定時間が経過す
るとステップ#3005へ進み、上記振れ補正手段13
を駆動するための電源供給を停止する。
【0073】図9は図8の動作説明を助けるためのタイ
ミングチャートであり、上記実施の第4の形態と異なる
のは、シャッタ開口中に振れ補正手段13の振れ補正範
囲を超える振れ検出装置12の出力信号が発生した場
合、露光を終了するためにシャッタ14に閉駆動制御を
行い、閉駆動制御されてから所定時間が経過した後に振
れ補正装置13に対しての電源供給を停止する制御を行
っている点である。
【0074】この様にすることにより、従来の予定通り
のタイミングで露光を終了する場合に比べて省電化と写
真の劣化を防ぐ(予定通りの露光終了まで振れ補正範囲
のストロークアウトが続くような大きな振れを含まない
為)という利点を有するものとなる。前記実施の第3の
形態と比較すると、省電化に対しての効果は薄れるが、
瞬間的なストロークアウトでその後すぐに振れ補正範囲
内に戻る場合にはアンダー気味の写真になることを和ら
げることができる。
【0075】ここで、タイミングチャート中の実線は実
際に行われた制御状態、破線は予定していた制御による
状態を示している。実線で示されるように、実際にはシ
ャッタ14は予定より早く閉じているが、これは発生し
ている振れが振れ補正手段13の補正範囲を超えている
ため、吸収できない大きな振れが写真に含まれないよう
に、振れ補正範囲を超過した時点でシャッタは閉口駆動
をしているからである。そのため、予定通りのタイミン
グで露光した写真に比べ、大きな振れが抑えられた振れ
による像劣化の少ない写真を得ることができる。
【0076】そのうえ、シャッタ14に閉方向の通電を
行った後に振れ補正手段13を駆動するための電源供給
を停止させているため、振れ補正範囲超過後に必要とさ
れる大電流を少なくすることができ、その分の省電力化
が可能となった。
【0077】また、実線で示されるように実際の露光は
破線で示される予定していた露光に比べ短時間で行われ
ており、露出がアンダーになることが懸念されるが、ス
トロボ発光後に露光を終了することで主被写体は適切な
露光が得られ、且つ大きな振れが抑えられた振れによる
劣化の少ない良好な写真を与えることができる。
【0078】上記実施の第4の形態によれば、シャッタ
14の開口中(露光中)に振れ補正手段13の振れ補正
範囲を超える振れ出力が発生した時には、その時点でシ
ャッタの直ちに閉駆動制御を開始し、その後所定時間経
過後に振れ補正手段13への電源供給を停止して振れ補
正を強制的に止めるようにしているので、振れによる劣
化の少ない良好な写真を与えることができると共に、振
れ補正範囲を超えるような大きな振れに対する無駄な電
流を少なくして省電力化を達成できる。
【0079】(実施の第5の形態)図10は、本発明の
実施の第5の形態に係る、振れによる像劣化を防ぐため
の露出制御のフローチャートを示しており、露光開始と
共にこのフローはスタートする。ここで、このフローが
図6や図8に示すフローチャートと異なるのは、シャッ
タ開口中に振れ補正手段13の振れ補正範囲を超える振
れ検出装置12の出力信号が発生した場合、シャッタ1
4の閉駆動制御を開始してから露光が終了するまでの間
に振れ補正手段13を駆動するための電源供給を停止さ
せる防振制御を行っている点である。すなわち、シャッ
タ14の閉駆動制御を開始してから露光が終了するまで
の間であれば、振れ補正手段13を駆動するための電源
供給はいつ停止させても良いといった考えに立つもので
ある。
【0080】図10において、ステップ#3011で
は、露光が完了したか否かを判定し、露光が完了した場
合はこのフローは終了する。
【0081】一方、露光が完了していない場合はステッ
プ#3012へ進み、ここでは振れ補正手段13が所定
の振れ補正範囲を超えたか否かを判定する。具体的に
は、図14の差動手段417pの出力の大きさが所定の
振れ補正範囲を超えたことで判定する。この結果、所定
の振れ補正範囲を超える場合にはステップ#3013へ
進み、所定の振れ補正範囲を超えない場合はステップ#
3011に戻り、同様の動作を繰り返す。
【0082】ステップ#3013へ進むと、ここではシ
ャッタ14を閉駆動させる電流を印加して露光を中止
し、続くステップ#3014では、上記振れ補正手段1
3を駆動するための電源供給を停止する。
【0083】図11は図10の動作説明を助けるための
タイミングチャートであり、前述した様に、シャッタの
閉駆動制御を開始してから露光が終了するまでの間であ
れば、振れ補正手段13を駆動するための電源供給はい
つ停止させても良いとの考えに立つものである。
【0084】ここで、タイミングチャート中の実線は実
際に行われた制御状態、破線は予定していた制御による
状態を示している。実線で示されるように、実際にはシ
ャッタ14は予定より早く閉じているが、これは発生し
ている振れが振れ補正手段13の補正範囲を超えている
ため、吸収できない大きな振れが写真に含まれないよう
に、振れ補正範囲を超過した時点でシャッタは閉口駆動
をしているからである。そのため、予定通りのタイミン
グで露光した写真に比べ、大きな振れが抑えられた振れ
による像劣化の少ない写真を得ることができる。
【0085】そのうえ、シャッタ14に閉方向の通電を
行った後、露光が終了するまでの間の何れかの時点で振
れ補正手段13を駆動するための電源供給を停止させて
いるため、振れ補正範囲超過後に必要とされる大電流を
少なくすることができ、その分の省電力化が可能となっ
た。
【0086】また、実線で示されるように実際の露光は
破線で示される予定していた露光に比べ短時間で行われ
ており、露出がアンダーになることが懸念されるが、ス
トロボ発光後に露光を終了することで主被写体は適切な
露光が得られ、且つ大きな振れが抑えられた振れによる
劣化の少ない良好な写真を与えることができる。
【0087】上記実施の第5の形態によれば、シャッタ
14の開口中(露光中)に振れ補正手段13の振れ補正
範囲を超える振れ出力が発生した時には、その時点でシ
ャッタの閉駆動制御を開始し、その後露光が終了するま
での間に振れ補正手段13への電源供給を停止して振れ
補正を強制的に止めるようにしているので、振れによる
劣化の少ない良好な写真を与えることができると共に、
振れ補正範囲を超えるような大きな振れに対する無駄な
電流を少なくして省電力化を達成できる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
振れ補正範囲を超えるような大きな振れに対する無駄な
振れ補正手段に対しての駆動電流を不要にし、省電力化
を達成すると共に、シャッタの早めの閉駆動制御を行う
ことによる像振れを少なくし、良好な写真を与えること
ができる防振機能付きカメラを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各形態に係るカメラの電気的構成の要
部を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の第1の形態に係る露出制御時の
動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の第1の形態に係る主要部分の動
作説明を助ける為のタイミングチャートである。
【図4】本発明の実施の第2の形態に係る露出制御時の
動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の第2の形態に係る主要部分の動
作説明を助ける為のタイミングチャートである。
【図6】本発明の実施の第3の形態に係る露出制御時の
動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の第3の形態に係る主要部分の動
作説明を助ける為のタイミングチャートである。
【図8】本発明の実施の第4の形態に係る露出制御時の
動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施の第4の形態に係る主要部分の動
作説明を助ける為のタイミングチャートである。
【図10】本発明の実施の第5の形態に係る露出制御時
の動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施の第5の形態に係る主要部分の
動作説明を助ける為のタイミングチャートである。
【図12】従来例の防振システムを搭載したカメラの全
体構成を示す斜視図である。
【図13】従来例の防振システムを搭載したカメラの内
部構成を示す斜視図である。
【図14】従来例の防振システムの電気的構成を示すブ
ロック図である。
【図15】従来例の振れ補正光学装置を示す正面図であ
る。
【図16】図15のA−A断面及び矢印B方向より見た
図である。
【図17】従来例の振れ補正光学装置を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
11 カメラマイコン 12 振動検出装置 13 振れ補正手段 14 シャッタ 52 補正レンズ 53 支持枠 54 地板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振れを検出する振れ検出手段と、該振れ
    検出手段の出力を基に前記振れに起因する像振れを補正
    する振れ補正手段とを有する防振機能付きカメラにおい
    て、露光制御用のシャッタの開口中に、前記振れ補正手
    段の振れ補正範囲を超える信号が前記振れ検出手段より
    出力される場合は、前記振れ補正手段の駆動のための電
    源供給を停止する制御手段を有することを特徴とする防
    振機能付きカメラ。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記シャッタの開口中
    に、前記振れ補正手段の振れ補正範囲を超える信号が前
    記振れ検出手段より出力されると、前記振れ補正手段の
    駆動のための電源供給を停止すると同時に、前記露光を
    終了するために前記シャッタの閉駆動制御を開始するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の防振機能付きカメラ。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記シャッタの開口中
    に、前記振れ補正手段の振れ補正範囲を超える信号が前
    記振れ検出手段より出力されることにより、前記振れ補
    正手段の駆動のための電源供給を停止するのに先立っ
    て、前記露光を終了するために前記シャッタの閉駆動制
    御を開始することを特徴とする請求項1に記載の防振機
    能付きカメラ。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記シャッタの開口中
    に、前記振れ補正手段の振れ補正範囲を超える信号が前
    記振れ検出手段より出力されることにより、前記露光を
    終了するために前記シャッタの閉駆動制御に先立って、
    前記振れ補正手段の駆動のための電源供給を停止するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の防振機能付きカメラ。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記シャッタの開口中
    に、前記振れ補正手段の振れ補正範囲を超える信号が前
    記振れ検出手段より出力されることにより、前記露光を
    終了するために前記シャッタの閉駆動制御を開始し、そ
    の後所定時間経過してから前記振れ補正手段の駆動のた
    めの電源供給を停止することを特徴とする請求項1に記
    載の防振機能付きカメラ。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記シャッタの開口中
    に、前記振れ補正手段の振れ補正範囲を超える信号が前
    記振れ検出手段より出力されることにより、前記露光を
    終了するために前記シャッタの閉駆動制御を開始してか
    ら前記露光が終了するまでの間に、前記振れ補正手段の
    駆動のための電源供給を停止することを特徴とする請求
    項1に記載の防振機能付きカメラ。
JP2001234386A 2001-08-02 2001-08-02 防振機能付きカメラ Pending JP2003043546A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008020702A (ja) * 2006-07-13 2008-01-31 Pentax Corp 像ブレ補正装置
JP2008020689A (ja) * 2006-07-13 2008-01-31 Pentax Corp 像ブレ補正装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008020702A (ja) * 2006-07-13 2008-01-31 Pentax Corp 像ブレ補正装置
JP2008020689A (ja) * 2006-07-13 2008-01-31 Pentax Corp 像ブレ補正装置

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