JP2003034374A - 二剤混合吐出容器 - Google Patents

二剤混合吐出容器

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JP2003034374A
JP2003034374A JP2001224324A JP2001224324A JP2003034374A JP 2003034374 A JP2003034374 A JP 2003034374A JP 2001224324 A JP2001224324 A JP 2001224324A JP 2001224324 A JP2001224324 A JP 2001224324A JP 2003034374 A JP2003034374 A JP 2003034374A
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Yukitomo Yuzuhara
幸知 柚原
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Yoshida Industry Co Ltd
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D83/00Containers or packages with special means for dispensing contents
    • B65D83/14Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant
    • B65D83/68Dispensing two or more contents, e.g. sequential dispensing or simultaneous dispensing of two or more products without mixing them

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二剤混合吐出容器のカバー内からノズルを取
り出して、ノズル内部を洗浄可能とする。 【解決手段】 一対のエアゾール容器2、3を並置状態
に拘束した連結具10と、両容器のステム6、7から放
出される内容物を混合してノーズ部24から同時に噴射
する誘導路A、B、a、bの形成されたノズル20と、
このノズル20を上方から被って連結具10に着脱自在
に係合するカバー30と、ノズル20を上方から押下可
能な操作レバー40とを備えた二剤混合吐出容器におい
て、ノズル20をカバー30内に形成した収納空間内に
上下動可能且つ取り出し可能に収納すると共に、ノズル
20を上側ノズル片21と下側ノズル片22に二分割し
て内部を洗浄可能に構成し、操作レバー40をノズル2
0の設けらていないカバー上部の凹部36内に別部材と
して装置する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、並置状態に拘束さ
れた一対のエアゾール容器とその頭頂部に取り付けられ
た吐出ヘッドとから構成され、エアゾール容器に収納さ
れた内容物を一つのノズルから同時に排出する二剤混合
吐出容器に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、2種類の液剤を混合して使用
されるものとして、染毛剤等が知られている。例えば、
染毛剤の場合、別々の容器に封入された染毛剤第1剤と
染毛剤第2剤とをアプリケータ内やトレイ上で混合して
染毛効果を発揮できるようにした後、毛髪へ塗布するこ
とが、一般的に行われている。しかし、混合作業に手間
がかかる上、混合直後に毛髪に塗布しなければならない
という制約がある。 【0003】この様な手間を省くため、例えば特開20
00−109150に記載のような二剤混合吐出容器が
知られている。この二剤混合吐出容器は、図8に示すよ
うに、ステムが設けられた2つのエアゾール容器と、両
エアゾール容器の連結具に対して着脱自在に係合する中
空筒状のカバー110と、この中空筒状のカバー110
内に順次に収納されたノズル120及び操作部130と
を具備する。 【0004】そして、ノズル120は、両エアゾール容
器のステムに係合し、ステムと共に上下可能にカバー1
10の内に収納される。正確にはカバー110の内壁に
設けたノズル摺動片114で区画形成される空間内に収
納される。ただし、下方に抜け落ちないように、中空筒
状のカバー110の内側には、ノズル120の摺動範囲
を限定する摺動限定帯体113が周設される。 【0005】他方、操作部130は、その両側に一対の
第1突設片137を備えており、これが中空筒状のカバ
ー110の両側内壁に設けた上下方向のスリット115
内に嵌合することで、カバー110に固定される。ま
た、操作部130には、ヒンジ部132を残して切り抜
いた形で操作レバー136の基板部131が形成されて
いる。この操作レバー136を押した際にヒンジ部が上
下に変位しないよう、取り付けを強固にするため、操作
部130には、その切欠部嵌合部135に第2突設片1
38が一対設けられており、これをカバー110側に設
けた小孔116に嵌合させる。その上で、更に接着剤で
操作部130全体をカバー110に固定している。 【0006】そして、この操作レバー136を指で押し
下げると、その基板部131の裏面に形成されている半
円状の2つの突起139がノズル120の上面を押し、
それに伴って両エアゾール容器のステムが押し下げら
れ、両エアゾール容器から染毛剤第1剤及び染毛剤第2
剤が、導入部123を経てノズル120内に入り、その
ノズル基部121及びノーズ部122に形成された誘導
路を介して同時に射出される。 【0007】このような構成の二剤混合吐出容器によれ
ば、例えばブラシ上に両剤を混合しつつ同時に吐出させ
て、混合の手間を省いて、速やかに染毛作業を行うこと
ができる。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
二剤混合吐出容器の構造では、着脱操作部117を操作
してカバー110を取り外すことはできるものの、その
カバー110からノズル120を取り出すことはできな
い。すなわち、カバー110内のノズル120は、摺動
限定帯体113により下方への移動が規制され、また上
方に対しても、カバー110にしっかり固定された操作
部130が存在していて、これにより上方移動を阻止さ
れるため、ノズル120を外部に取り出すことができな
い。またノズル120自体も接着剤により中空状に一体
化され分離不可能な構造となっている。このため、ノズ
ル120自体を分離して内部に残留した混合液を洗浄す
ることができない、という不便があった。 【0009】また、操作レバー136は、その基板部1
31が操作部130の一部として一体的に形成されてい
るため、操作レバー136を両エアゾール容器のステム
の高さ位置に倣って変化させるようにすること、例えば
両エアゾール容器の連結位置のずれや製造誤差を吸収す
るように変化させることが困難であり、二液を均等に吐
出するために高精度な調整を伴うことがあった。 【0010】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、カバー内からノズルを取り出すことが可能で、ノズ
ル内部を容易に洗浄することのできる、取り扱いの容易
な二剤混合吐出容器を提供することにある。 【0011】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、ステムが設けられた第1エアゾール容器
及び第2エアゾール容器と、両容器を並置状態に拘束す
る連結具と、両容器のステムに係合し、ステムと共に上
下動可能であるとともに、ステムが下げられた際に、両
容器からステムを通して放出された内容物を混合して1
つの吐出口から同時に噴射する誘導路を有するノズル
と、このノズルを上方から被うと共に上記連結具に対し
て着脱自在に係合するカバーと、該カバーに、両容器の
ステムを結ぶ直線に対して平行に形成されたヒンジ部を
中心として上下方向に揺動可能に設けられ、上記ノズル
に当接してノズル及びステムを上方から押下可能な操作
レバーとを備えた二剤混合吐出容器において、上記ノズ
ルを前記カバー内に形成した収納空間内に上下動可能且
つ取り外し可能に収納すると共に、上記ノズルを上側ノ
ズル片と下側ノズル片とに二分割して内部を洗浄可能に
可能に構成し、上記操作レバーを前記ノズルの設けらて
いないカバー上部の凹部内に別部材として装着したこと
を特徴とする。 【0012】本発明の二剤混合吐出容器によれば、洗浄
が必要な場合には、カバーを容器の連結具から取り外す
ことにより、通常はカバー内の収納空間内に上下動可能
に収納されているノズルを、カバー外に取り出すことが
でき、しかも、取り出したノズルはこれを上側ノズル片
と下側ノズル片とに二分割して内部に残留した混合液を
洗浄することができる。また、洗浄後は上側ノズル片と
下側ノズル片を一体化して、再びそのノズルをカバー内
の収納空間内に上下動可能に納めることにより、新しい
色の染毛剤等を使用することができる。 【0013】また、このノズルの取り出し、分解、再収
納の作業において、操作レバーはノズルの設けらていな
いカバー上部の凹部内に装置されていて落下して来ない
ため、ノズルの取り出し等に際して操作レバーの存在が
作業を妨害することが無い。 【0014】更にまた、操作レバーは、カバーから完全
に独立した部材として存在するため、従来のカバーに固
定された部分(操作部130)の一部として一体的に形
成されている場合に較べ、両エアゾール容器のステムの
高さ位置に倣って変化することが容易であり、高精度な
調整を必要とすることなく、二液を均等に吐出させるこ
とができる。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施形態に
基づいて説明する。図1は、二剤混合吐出容器1の全体
的構造を示す分解斜視図、図2は組立後の全体的外観を
示す斜視図である。二剤混合吐出容器1は、図1に示す
ように、ステム6を有するマウンテインカップ4を上部
に装着した第1エアゾール容器2(以下、単に「第1容
器2」という。)と、ステム7を有するマウンテインカ
ップ5を上部に装着した第2エアゾール容器3(以下、
単に「第2容器3」という。)と、第1容器2と第2容
器3の下部を連結する下部の連結具9と、マウンテイン
カップ4及び5に係合して第1容器2と第2容器3の上
部を連結する上部の連結具10と、上側ノズル片21及
び下側ノズル片22に分離自在に二分割されたノズル2
0と、ノズル20を上方から被うようにして連結具10
外周囲に係合するカバー30と、カバー30の上方より
ノズル20を押圧してエアゾール容器2、3の内容物を
ノズル20から外部に吐出させる操作レバー40とを備
えている。 【0016】上部の連結具10は、第1容器2と第2容
器3のマウンテインカップ4及び5を被って弾性的に嵌
合するキャップ状の部材から成り、その内部には、外周
面11から連続する形で2つの円環部12(図4、図6
参照)が形成されていて、マウンテインカップ4及び5
を個別に被うようになっている。 【0017】この各円環部12の中央において、キャッ
プ状連結具10の上面には、第1容器2と第2容器3の
ステム6、7を通過させる小孔13、13が形成されて
いる。また、この円環部12の内周面下端には、マウン
テインカップ4及び5のくびれ部と係合する係合突起1
4が形成されている。 【0018】一方、キャップ状連結具10の外周面下端
には、係合突起15が形成されており、これにカバー3
0の内周面下端の係合突起32(図5)が着脱自在に係
合するようになっている。また、キャップ状連結具10
の上面には、これからカバー30を外す際に用いる傾斜
面16aを具備する傾斜突起16が、連結具上面の長手
方向の2箇所に設けられている。 【0019】ノズル20は、上側ノズル片21と下側ノ
ズル片22とに二分割されている。上側ノズル片21
は、下面が開放状態の略箱状のノズル基部23と、該ノ
ズル基部23からT字状に突出されたノーズ部(ノーズ
状の吐出口)24とを具備する。ノズル基部23の内部
には双葉状の輪郭に沿って誘導路形成部材25a,25
bが設けられ、これによって2つの誘導路A、Bが区画
形成されている。また誘導路形成部材25cがノーズ部
24の内部中央を延在しており、内部を上記誘導路A、
Bに続く左右2つの空間、つまり誘導路a、bに区画し
ている。 【0020】一方、下側ノズル片22は、上記略箱状の
ノズル基部23を下方から蓋する蓋体26と、該蓋体2
6上に設けられた起立壁27であって、上記略箱状のノ
ズル基部23の内部に内周壁に沿って入り込む起立壁2
7とを備え、全体としては上面が開放された略箱状の蓋
体として構成されている。蓋体26上の起立壁27で囲
まれた領域内には、横C字状に受け枠部材28が設けら
れ、この受け枠部材28内に上記誘導路形成部材25
a、25bが収納される関係になっている。この受け枠
部材28内に収納された誘導路形成部材25a、25b
の形成する誘導路A、Bと連通するように、蓋体26に
は、上記エアゾール容器2、3のステム6及び7に脱着
可能な導入部29a及び29bが形成されている。 【0021】カバー30は、連結具10を被いその外周
面の係合突起15を乗り越えて係合する係合突起32を
有する胴部31を備えており、該胴部31の左右には、
押圧により弾性的に変形可能な着脱操作部33が切り込
みにより形成されている。また、カバー30の内部に
は、ノズル20を収納する収納空間を形成し且つノズル
20を上下動自在に案内する収納壁34(図5、図6参
照)が形成されている。胴部31には、この収納壁34
に収納案内させてノズル20をステム6及び7に結合さ
せた際に、ノズル20のノーズ部24を露出させ突出さ
せるための貫通口35が形成されている。また、カバー
30の上面には、操作レバー40を収納し取り付けるた
めの凹部36が形成されている。 【0022】操作レバー40は、長方形の平板状の基板
部41と、それからT字状に後方に延在する操作部42
と、基板部41の前側縁に形成した一対のヒンジ用フッ
ク43とを具備し、さらに基板部41の裏面にはノズル
20の上面を均等に効率良く押さえるための押圧突起4
4が形成されている。 【0023】上述のカバー30の上面に形成された凹部
36は、この操作レバー40の長方形状の基板部41を
収納する形状を有し、その後部は操作レバー40の操作
部42を後方に非拘束的に延在させる切欠部36aが形
成されている。また、凹部36の底板部37には上記押
圧突起44を挿通させるための貫通孔38が設けられて
いる。さらに、凹部36の前側の内周壁には、上記基板
部41のヒンジ用フック43を掛け止めるための切欠3
9(図5参照)が設けられている。この切欠39の上縁
及びヒンジ用フック43により、操作レバー40のヒン
ジ部が構成される。そして操作レバー40は、このヒン
ジ部を中心として上下方向に揺動可能に設けられ、ノズ
ル20を上方から押下するようになっている。 【0024】以上のように構成された連結具10、ノズ
ル20、カバー30及び操作レバー40は、次のように
吐出ヘッドとして組み合わされ動作する。図3は組み立
てた二剤混合吐出容器1の吐出ヘッドの上面図、図4は
組み立てた二剤混合吐出容器1をノズル20の直上付近
で切断した断面図、図5は組み立てた二剤混合吐出容器
1の吐出ヘッドの短辺方向の縦断面図、図6は組み立て
た二剤混合吐出容器1の吐出ヘッドの長辺方向の縦断面
図である。 【0025】図5及び図6に示すように、まず第1容器
2及び第2容器3の上部にマウンテインカップ4、5を
被って連結具10がはめ込まれ、また図2に示すように
下部に連結具9が設けられて、第1容器2と第2容器3
が連結される。次に、カバー30の下部の開口からノズ
ル20が挿入され、図4に示すように、収納壁34で囲
まれる収納空間内に位置決めされ、そのノーズ部24が
貫通口35を通してカバー30から突出される。 【0026】図5及び図6に示すように、このノズル2
0の構成要素である上側ノズル片21と下側ノズル片2
2は相互に上下方向から緩く弾性的に嵌合し、上側ノズ
ル片21が下側ノズル片22で蓋された構造となる。こ
のとき下側ノズル片22の受け枠部材28内に、上側ノ
ズル片21の誘導路形成部材25a、25bの双葉状ル
ープが弾性的に入り込んで保持される。この誘導路形成
部材25a、25bにより、ノズル20内部に誘導路
A、Bが形成される。 【0027】この上側ノズル片21と下側ノズル片22
の弾性的な嵌合を確実にするため、誘導路形成部材25
a、25bは、双葉状ループを描いた後、ノーズ部24
近傍で先端が開放された構造とされ、この誘導路形成部
材25a、25bの開放端が誘導路A、Bの径を拡縮す
る方向に変位可能となっている。ただし、このノズル2
0の構成要素である上側ノズル片21と下側ノズル片2
2は、自然落下しない程度に単に緩く嵌合しているだけ
である。これは、特別の用具を用いることなく相互に上
下方向に分離可能とし、ノズル20内を洗浄できるよう
にするためである。 【0028】しかし、上側ノズル片21と下側ノズル片
22は、自然落下する程度に単に緩く嵌合させることも
できる。この場合には、上側ノズル片21を上に移動さ
せると、これから下側ノズル片22が抜け落ちる関係と
なるが、通常は、導入部29a、29bがステム6、7
に接合した状態で下側ノズル片22が下から支持される
ので、カバー30を連結具10に被せている限り、通常
の使用状態では下側ノズル片22が上側ノズル片21か
ら分離してしまうことはない。 【0029】次に、操作レバー40がカバー30に取り
付けられる。すなわち図3及び図5に示すように、操作
レバー40の基板部41がカバー30の上部に形成した
凹部36に納められ、その基板部41の前縁のヒンジ用
フック43が切欠39内に掛け止められると共に、基板
部41の押圧突起44が、凹部36の底板部37に設け
た貫通孔38に挿通される。ただし、この操作レバー4
0が取り付けは、下記のカバー30の取り付け後に行う
こともできる。いずれにしても、この操作レバー40は
カバー30の上部に形成された凹部36内に、カバー3
0とは別部材の形で取り付けられるため、第1容器2及
び第2容器3のステム6、7の高さ位置に倣って変化す
ることが容易であり、高精度な調整を必要とすることな
く、二液を均等に吐出させることができる。また洗浄の
ためにノズル20を取り出した場合にも、操作レバー4
0がカバー30から分離されずに残ることになり、作業
の邪魔にならない。 【0030】上記の如く組立を終了したカバー30は、
連結具10周囲に取り付けられる。この取り付けにおい
ては、カバー30の胴部31の係合突起32が連結具1
0周囲の係合突起15を乗り越えて係合し、図5、図6
の如く安定した取り付け状態となる。上記ノズル20は
ステム6、7に載置され、ステム6によりノズル20が
持ち上げられ、またその下側ノズル片22に形成された
誘導路A、Bへの導入部29a、29bがステム6、7
に嵌合された状態となる。これにより、エアゾール容器
2、3から導入部29a、29bを通って誘導路A、B
に入り、更にここからノーズ部24内の誘導路a、bを
抜けて外部に至る吐出流路が形成される。 【0031】また、上記のようにステム6によりノズル
20が持ち上げられることから、カバー30の凹部36
内の操作レバー40は、その基板部41のステム6、7
の位置に対応して長手方向に2個均等に設けられた押圧
突起44の下端が、貫通孔38を貫いてノズル20の上
面に当接し、またヒンジ用フック43が切欠39の上縁
と係合して両者のヒンジ部を構成し、操作部42が凹部
36内から斜め後方に突出した状態となる。 【0032】今、この操作部42を押し下げると、操作
レバー40がヒンジ部(切欠39の上縁)を支点に下方
に揺動し、押圧突起44の下端がノズル20の上面を押
し下げる。ここで、押圧突起44はステム6、7の位置
に対応して基板部41の長手方向に2個均等に設けられ
ており、また、ヒンジ部も、基板部41の前縁に、ステ
ム6、7の位置にほぼ対応して基板部41の長手方向に
2個均等に設けられている。このため、押圧突起44の
下端は、ステム6、7の押上力に抗して、ノズル20を
ほぼ水平状態に維持したまま平行に押し下げる。 【0033】2個のエアゾール容器2、3に夫々収容さ
れている2種類の内容物、ここでは2種類の染毛剤が、
ステム6、7から導入部29a、29bを通って誘導路
A、Bに導入され、更にここからノーズ部24内の誘導
路a、bを抜け、そのノーズ部24先端の誘導路形成部
材25cの無くなった部分にて混合されて、同時に外部
に吐出される。必要量を吐出させた後、手を操作部42
から離すと、ステムの押上力で操作レバー40が図5、
図6の状態に復帰する。 【0034】次にノズル20の内部を洗浄する場合の操
作について説明する。まず、図7に示すように、カバー
30の着脱操作部33を両側から内側方向に押して、カ
バー30を連結具10から取り外す。すなわち、カバー
30の着脱操作部33を矢印方向に押すと、その下端
が、連結具10上に設けてある傾斜突起16の傾斜面1
6a上に乗り、傾斜面16aに沿って上方に案内され
る。このため、カバー30全体に上方に引き上げられる
力が付与され、カバー下端の係合突起32が係合突起1
5を下方から上方に乗り越えて、カバー30が連結具1
0から取り外された状態となる。 【0035】次に、ノズル20を収納壁34で囲まれた
収納空間内から取り出す。ノズル20は収納壁34で囲
まれた収納空間内に単に緩く挿入されているだけである
ので、容易に取り出すことができる。 【0036】その後、導入部29a、29bを摘んで下
側ノズル片22を上側ノズル片21から抜き出し、両者
を分離する。下側ノズル片22は緩く上側ノズル片21
内に差し込まれ、誘導路形成部材25a、25bの弾性
変形による復帰力で留められているだけであるので、特
別の用具を用いることなく容易に分離することができ
る。従って、ノズル20は上側ノズル片21と下側ノズ
ル片22に分離した状態で容易に洗浄することができ
る。なお、洗浄後、ノズル20は下側ノズル片22及び
上側ノズル片21が緩く嵌合されて一体化され、再びカ
バー30内に戻されて収納空間内にセットされる。そし
て、この再度組み立てられたカバー30を再び連結具1
0に取り付けることで、二剤混合吐出容器として使用可
能な状態に戻る。 【0037】上記の洗浄のための分解組立作業におい
て、操作レバー40は、カバー30の上部に形成された
凹部36内に取り付けられていて、ノズル20の存在す
る側には落下して来ないため、操作レバー40の存在が
洗浄のための分解組立作業を妨害したり困難にすること
がない。 【0038】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の二剤混合
吐出容器によれば、洗浄が必要な場合には、カバーを容
器の連結具から取り外すことにより、通常はカバー内の
収納空間内に上下動可能に収納されているノズルを、カ
バー外に取り出すことができ、しかも、取り出したノズ
ルはこれを上側ノズル片と下側ノズル片とに二分割して
内部を洗浄することができる。また、洗浄後は上側ノズ
ル片と下側ノズル片を一体化して、再びそのノズルをカ
バー内の収納空間内に上下動可能に納めることができ
る。 【0039】また、操作レバーは、カバーから完全に独
立した部材として存在するため、従来のカバーに固定さ
れた部分の一部として一体的に操作レバーが形成されて
いる場合に較べ、両エアゾール容器のステムの高さ位置
に倣って変化することが容易であり、高精度な調整を必
要とすることなく、二液を均等に吐出させることができ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の二剤混合吐出容器の分解斜視図であ
る。 【図2】本発明の二剤混合吐出容器の外観を示す斜視図
である。 【図3】本発明の二剤混合吐出容器の吐出ヘッドの上面
図である。 【図4】本発明の二剤混合吐出容器の吐出ヘッドをノズ
ルの直上付近で切断した断面図である。 【図5】本発明の二剤混合吐出容器の吐出ヘッドの短辺
方向の縦断面図である。 【図6】本発明の二剤混合吐出容器の吐出ヘッドの長辺
方向の縦断面図である。 【図7】本発明の二剤混合吐出容器の吐出ヘッドを取り
外す際の動作説明に供する図6と同様の縦断面図であ
る。 【図8】従来の二剤混合吐出容器の吐出ヘッドの分解斜
視図である。 【符号の説明】 1 二剤混合吐出容器 2 第1エアゾール容器(第1容器) 3 第2エアゾール容器(第2容器) 6、7 ステム 10 連結具 20 ノズル 21 上側ノズル片 22 下側ノズル片 23 ノズル基部 24 ノーズ部(ノーズ状の吐出口) 25a、25b、25c 誘導路形成部材 26 蓋体 27 起立壁 28 受け枠部材 29a、29b
導入部 30 カバー 31 胴部 32 係合突起 33 着脱操作
部 34 収納壁 35 貫通口 36 凹部 38 貫通孔 39 切欠 40 操作レバ
ー 41 基板部 42 操作部 43 ヒンジ用フック 44 押圧突起 A、B 誘導路 a、b 誘導路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ステムが設けられた第1エアゾール容器
    及び第2エアゾール容器と、両容器を並置状態に拘束す
    る連結具と、両容器のステムに係合し、ステムと共に上
    下動可能であるとともに、ステムが下げられた際に、両
    容器からステムを通して放出された内容物を混合して1
    つの吐出口から同時に噴射する誘導路を有するノズル
    と、このノズルを上方から被うと共に上記連結具に対し
    て着脱自在に係合するカバーと、該カバーに、両容器の
    ステムを結ぶ直線に対して平行に形成されたヒンジ部を
    中心として上下方向に揺動可能に設けられ、上記ノズル
    に当接してノズル及びステムを上方から押下可能な操作
    レバーとを備えた二剤混合吐出容器において、 上記ノズルを前記カバー内に形成した収納空間内に上下
    動可能且つ取り外し可能に収納すると共に、上記ノズル
    を上側ノズル片と下側ノズル片とに二分割して内部を洗
    浄可能に可能に構成し、上記操作レバーを前記ノズルの
    設けらていないカバー上部の凹部内に別部材として装着
    したことを特徴とする二剤混合吐出容器。
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