JP2011213399A - 二連式容器 - Google Patents

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Mitsuo Furusawa
古澤  光夫
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Abstract

【課題】押圧片を押し込むだけの簡単な操作で、外部カバーを内部カバーから取り外すことができるので、手間や時間がかからない。
【解決手段】外部カバー6は、内部カバー4の嵌合筒20を囲繞する鉛直筒部62を備え、嵌合筒20には、上下方向に延びる少なくとも一対のスリットS1、S2により区画されるとともに、上下方向の中間部23cが該嵌合筒20に連結されて、該中間部23c回りに揺動自在な係合片23が配設され、係合片23には、鉛直筒部62に形成された係合凹部70の下端側内壁70aに上側から係合する係合凸部24が突設され、係合凹部70内には、上端部が外部カバー6にヒンジ部72を介して回動自在に連結されるとともに、下端部が下端側内壁70aから上方に離間し、かつ該下端部が係合片23において係合凸部24よりも上方に位置する部分23bを内側に向けて押圧可能な押圧片71が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、吐出容器を2つ備える二連式容器に関するものである。
この種の二連式容器の1つとして、左右一対をなすエアゾール缶と、これら両エアゾール缶を連結する連結部材と、両エアゾール缶のステムの上端部に管状部左右から垂下する第1嵌合筒を嵌合させると共に管状部中間から第2嵌合筒を起立させる通路部材と、上記連結部材の外面に上板外周から垂下する周壁を着脱自在に嵌合させると共に上板中央部を開口する主筒部材と、上記第2嵌合筒にノズル基端から垂下する連通筒を嵌合させたヘッドと、ノズル先端部を周壁前部の窓口から露出させてヘッド外面を覆い、周壁下部を主筒部材上板から起立する短筒外面へ嵌合させ、又頂板を肉薄ヒンジを介して後方突出するレバーに形成したキャップと、を備え、レバー後部の押し下げで、ヘッドを介して通路部材とステムとが押し下げられてエアゾール缶内の液体が噴出可能とされた二重エアゾール式液体噴出容器が知られている(特許文献1参照)。
特開2004−182258号公報
上記従来の液体噴出容器は、毛染液や整髪剤等の噴出容器として使用されるものであるが、キャップ内を洗浄したり、使用後にキャップを取り外す際、容易に取り外し可能な機構が必要とされていた。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、キャップの付け替えを容易に行え、例えば、吐出容器から吐出された内容物の洗浄を簡単に行える二連式容器を提供することである。
上記の目的を達成するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明に係る二連式容器は、上方付勢状態で押し込み可能に起立し且つ口部内に配設されたステムを有する一対の吐出容器と、該吐出容器の口部に嵌合された嵌合筒を備え、一対の吐出容器を並列させた状態で一体に組み合わせる内部カバーと、前記ステムの上端に装着され、吐出容器内の内容物を吐出させる吐出口が形成された押下部を備える吐出ヘッド部材と、前記内部カバーに着脱自在に装着され、前記押下部を露出させた状態で前記吐出ヘッド部材を覆う外部カバーと、を備え、該外部カバーは、前記内部カバーの嵌合筒を囲繞する鉛直筒部を備え、前記嵌合筒には、上下方向に延びる少なくとも一対のスリットにより区画されるとともに、上下方向の中間部が該嵌合筒に連結されて、該中間部回りに揺動自在な係合片が配設され、該係合片には、前記鉛直筒部に形成された係合凹部の下端側内壁に上側から係合する係合凸部が突設され、前記係合凹部内には、上端部が前記外部カバーにヒンジ部を介して回動自在に連結されるとともに、下端部が前記下端側内壁から上方に離間し、かつ該下端部が前記係合片において係合凸部よりも上方に位置する部分を内側に向けて押圧可能な押圧片が設けられていることを特徴とする。
本発明に係る二連式容器によれば、吐出ヘッド部材の押下部を押し下げ操作することで、両吐出容器のステムを押し込むことができるので、両吐出容器内の内容物を押下部の吐出口から吐出させることができる。
ところで、外部カバーを取り外す場合には、該外部カバーに設けられた押圧片を容器内側に押し込み、該押圧片をヒンジ部回りに回動させる。すると、押圧片の下端部が、係合片において係合凸部よりも上方に位置する部分を内側に向けて押圧するので、係合凸部が内側に移動して係合凹部の下端側内壁から離脱し、係合片において前記中間部よりも下方に位置する部分が外側に移動して外部カバーの鉛直筒部を拡径変形させる。
これにより、内部カバーから外部カバーを取り外すことができ、手間や時間をかけることなく例えば吐出ヘッド部材の内部の洗浄を行って、残存している内容物を取り除くことができる。また、ステムの上端部に関しても洗浄することが可能である。
また、上記本発明の二連式容器において、前記外部カバーに、前記押下部を押し下げ操作可能に覆う操作片が設けられていても良い。
この場合には、操作片を介して吐出ヘッド部材の押下部を押し下げることができ、内容物を吐出させることができる。特に、押下部を覆うことができるので、吐出ヘッド部材に塵埃等が付着してしまうことを防ぐことができ、内容物以外の汚れ等が吐出ヘッド部材に着き難い。
また、上記本発明の二連式容器において、前記吐出ヘッド部材が、前記一対の吐出容器を一体的に繋ぐように、両吐出容器の前記ステムの上端に嵌合された共通部材とされていても良い。
この場合には、押下部を押し下げ操作することで、両吐出容器のステムを同時に押し込むことができるので、両吐出容器内の内容物を同じタイミングで同時吐出させることができる。従って、1回の押し下げ操作で効率良く内容物を吐出させることができる。また、例えば異なる内容物を吐出後に簡単に混合させることも可能である。
本発明に係る二連式容器によれば、押圧片を押し込むだけの簡単な操作で、外部カバーを内部カバーから取り外すことができるので、手間や時間がかからない。
本発明に係る二連式容器の実施形態を示す縦断面図(一部側面図)である。 図1に示すA−A線に沿った断面図である。 図1に示す二連式容器の側面図である。 図1に示す二連式容器の上面図である。 図2に示す状態から操作レバーを介してステムを押し込んだ状態を示す断面図である。
以下、本発明に係る二連式容器の実施形態について、図1から図5を参照して説明する。本実施形態の二連式容器1は、図1及び図2に示すように、一対の吐出容器2、3と、内部カバー4と、吐出ヘッド部材5と、外部カバー6と、で構成されている。
一対の吐出容器2、3は、同じ構成とされており、本実施形態では液体状の内容物が充填されたエアゾール缶を例に挙げて説明する。
この吐出容器2、3は、上端部が小径化した口部10とされ、この口部10内に上方付勢状態で押し込み可能に起立したステム11が配設されている。そして、このステム11が押し下げられると内容物が泡状に吐出される。
なお、本実施形態では、それぞれの吐出容器2、3の中心軸を容器軸Oと称し、該容器軸Oに沿って吐出容器2、3の図示しない底部側を下側、ステム11の上端側を上側とする。また、容器軸Oに直交する方向を径方向とし、容器軸Oを中心に周回する方向を周方向とする。
内部カバー4は、一対の吐出容器2、3の各口部10に装着され、これら一対の吐出容器2、3を並列させた状態で一体に組み合わせる部材である。
詳細には、内部カバー4は、一対の吐出容器2、3の各口部10に各別に外嵌される一対の嵌合筒20と、これら一対の嵌合筒20を一体的に連結する図示されない連結部と、を備えている。以下、両吐出容器2、3が並列に並ぶ方向を長軸方向L1という。
それぞれの嵌合筒20は、下端部が径方向の外側に突出した拡径部21とされており、この拡径部21よりも上側の部分で吐出容器2、3の口部10にアンダーカット嵌合されている。なお、拡径部21は、嵌合筒20の全周ではなく、周方向に沿って部分的に形成されている。また、嵌合筒20は、上端部がステム11の上端部よりも上方に突出するように形成されており、ステム11を上下方向の全長にわたって径方向の外側から囲んでいる。
また、それぞれの嵌合筒20内には、容器軸Oに直交する方向に延び、吐出容器2、3の口部10上に配置されるストッパ壁22が配設されている。このストッパ壁22は、嵌合筒20の上下方向略中間部に配設され、嵌合筒20と一体に形成されている。ストッパ壁22には、ステム11を挿通させる挿通孔22aが該ステム11よりも大径に形成されている。
更に、一対の嵌合筒20それぞれにおいて、内部カバー4の長軸方向L1の外側端に位置する各部分には、上方に開口し下方に向けて延びる一対の第1スリットS1と、第1スリットS1の直下に配置され、かつ下方に開口し上方に延びる一対の第2スリットS2と、が形成されており、一対のスリットS1、S2に挟まれた部分が係合片23とされている。すなわち、嵌合筒20には、上下方向に延びる一対のスリットS1、S2により区画されるとともに、上下方向の中間部23cが該嵌合筒20に連結されて、該中間部23c回りに揺動自在な係合片23が配設されている。なお、一方の嵌合筒20の係合片23と、他方の嵌合筒20の係合片23と、は長軸方向L1に対向している。
これら係合片23は、図1及び図3に示すように、下端部23aおよび上端部23bがそれぞれ、中間部23cを中心に外部カバー6の後述する鉛直筒部62に対して接近離間自在に揺動する自由端となっている。
そして、係合片23の上端部23b側には、外部カバー6側に向けて突出した係合凸部24が突設されている。なお本実施形態では、係合片23は、係合凸部24が外部カバー6に設けられた係合凹部70に係合した状態で、弾性復元力により外部カバー6側に向けて付勢される。
また、それぞれの嵌合筒20の外周面には、図2に示すように、上下方向略中間部から拡径部21に亘って、上下方向に延設された縦リブ25が周方向に間隔を開けて形成されている。これら縦リブ25は、拡径部21に対して面一となるように径方向の外側に突出している。
上記図示されない連結部は、一対の嵌合筒20同士の間に配設されて、これらの嵌合筒20と一体に形成されると共に、図1に示すように、後述する摘み片38を挿通させるスリット状の開口部26が形成されている。
上記吐出ヘッド部材5は、図1及び図2に示すように、一対の吐出容器2、3を一体的に繋ぐように、両吐出容器2、3のステム11の上端に装着される共通部材であって、通路部材30と、押下ヘッド(押下部)31とで構成されている。
通路部材30は、互いにヒンジ部32を介して連結された下蓋部33及び上蓋部34で構成され、長軸方向L1に長い平面視略楕円状に形成されている。上蓋部34は、ヒンジ部32回りに回動することで下蓋部33に対して離脱自在に組み合わされている。下蓋部33の側壁のうち、上記長軸方向L1に直交する短軸方向L2に沿ってヒンジ部32と向かい合う部分には、容器外側に向けて突出したフランジを介してフック35が起立されている。そして、このフック35には、上蓋部34の側壁に容器外側に向けて突設された係合突起34aに上側から係合する係合突起35aが、容器内側に向けて突設されている。
また、下蓋部33には、長軸方向L1の両端部から下方に向かって装着筒36が突設されている。そして、これら装着筒36内に一対の吐出容器2、3のステム11の上端が嵌合されている。つまり、本実施形態では、嵌合によってステム11の上端部に吐出ヘッド部材5が装着されている。
ここで、下蓋部33内における長軸方向L1の略中央部には、短軸方向L2に沿って下蓋部33を横切る隔壁37が長軸方向L1に間隔を開けて平行に延設されている。これにより、上蓋部34と下蓋部33との間には、一方の装着筒36に連通する一方の流通路Rが画成されていると共に、他方の装着筒36に連通する他方の流通路Rが画成されている。
更に、下蓋部33には、長軸方向L1の略中央部から下方に向かって延在する摘み片38が形成されている。この摘み片38は、上下方向に長く短軸方向L2に短い長方形状の板材であり、上記開口部26内に挿通されて一対の吐出容器2、3の間に位置している。
上蓋部34における長軸方向L1の略中央部には、上方に向かって上部装着筒40が起立されている。この上部装着筒40の上端部は、縮径した縮径筒部41とされている。
また、上部装着筒40内には、短軸方向L2に沿って上部装着筒40内を横切る仕切り板42が形成されている。この仕切り板42は、上部装着筒40の上端開口から下方に向かって延設されていると共に、その下端部は下蓋部33内に形成された上記隔壁37の間に差し込まれている。
従って、この上部装着筒40内は、上蓋部34と下蓋部33との間に画成された上記一方の流通路R及び他方の流通路Rにそれぞれ連通している。
上記押下ヘッド31は、上記縮径筒部41に外嵌される内筒部50と、この内筒部50を容器外側から囲む外筒部51と、これら内筒部50及び外筒部51の上端部を覆う頂壁部52と、で有頂の二重筒状に形成されている。
また、本実施形態の押下ヘッド31は、外筒部51から短軸方向L2に沿って容器外側に延在した吐出ノズル53を有している。この吐出ノズル53は、押下ヘッド31内にて基端部が縮径筒部41に連通されている。また吐出ノズル53の先端部には、内容物を吐出させる吐出口53aが形成されている。
なお、吐出ノズル53は、正面視で長軸方向L1に長く、上下方向に短い長方形状に形成されている。また、縮径筒部41に連通している吐出ノズル53の基端部内には、装着筒36内に形成された仕切り板42上に重なる仕切り壁54が形成されている。
押下ヘッド31の頂壁部52は、短軸方向L2に沿って上記吐出ノズル53と反対側の部分が、容器外側に向けて漸次下方に傾斜する傾斜面52aとされている。
また、外筒部51において前記長軸方向L1の外側端に位置する各部分には、容器外側に向けて突出するガイド片51aが各別に配設されている。このガイド片51aは、外筒部51の上下方向略中間部から下端部に亘って延設されている。更に、外筒部51には、傾斜面52aの下端部から容器外側に一旦突出した後に下方に向かって折り曲げられて、外部カバー6の後述する鉛直筒部62の上端開口縁に上方から対向するストッパ爪55が形成されている。
外部カバー6は、内部カバー4に着脱自在に装着され、吐出ヘッド部材5を覆う部材であって、図1から図4に示すように、吐出ヘッド部材5のうち押下ヘッド31以外の部分を覆うカバー本体60と、押下ヘッド31を押し下げ操作可能に覆う操作レバー(操作片)61と、を備えている。
カバー本体60は、上下方向に延在し、且つ内部カバー4を容器外側から囲繞する平面視略楕円状の鉛直筒部62と、該鉛直筒部62の上端部に連設された湾曲筒部63と、で構成されている。
湾曲筒部63は、長軸方向L1の両側に位置する部分が鉛直筒部62の上端部から上方に向かって漸次窄まるように湾曲している。また、この湾曲筒部63の長軸方向L1略中間部には、押下ヘッド31を露出させる収容凹部64が形成されている。この収容凹部64は、長軸方向L1に対向する2つの内壁65によって画成されており、短軸方向L2は開口している。
上記内壁65は、上端部が湾曲筒部63に連設され下方に向けて延設されている。また、これら内壁65における上下方向略中間部から下端部に亘って、押下ヘッド31のガイド片51aを上下動自在に案内する案内溝65aが形成されている。
鉛直筒部62は、嵌合筒20の拡径部21及び縦リブ25に接した状態で該内部カバー4に装着されている。ここで、鉛直筒部62の内面において、嵌合筒20の縦リブ25より上方に位置する部分にも、上下方向に延びる縦リブ66が周方向に間隔を開けて複数形成されていて、この鉛直筒部62の縦リブ66が嵌合筒20に外接している。
これら両縦リブ25、66によって、外部カバー6は内部カバー4に対してガタツキなく装着されている。
ところで、カバー本体60の上端部には、図1及び図3に示すように、内部カバー4に形成された係合片23の係合凸部24が係合する係合凹部70が長軸方向L1に対向して配設されている。これら係合凹部70は、上下方向に縦長の平面視略長方形状に形成されており、該係合凹部70の下端側内壁70aに上側から係合凸部24が係合している。
また、これら係合凹部70内には、上端部が湾曲筒部63の下端部にヒンジ部72を介して回動自在に連結されるとともに、下端部が前記下端側内壁70aから上方に離間する押圧片71が配設されている。なお、内部カバー4の係合片23において係合凸部24よりも上方に位置する上端部23bは、係合凹部70の下端側内壁70aよりも上方に位置している。そして、押圧片71の下端部は、係合片23の上端部23bに容器外側から当接若しくは近接している。
操作レバー61は、湾曲筒部63に形成された上記収容凹部64内に配設された部材であり、図1、図2及び図4に示すように、吐出ノズル53側で鉛直筒部62の上端部に連設され、且つ斜め上方に起立した支持片80と、該支持片80にヒンジ部81を介して連結され、押下ヘッド31の頂壁部52を覆う押圧天板82と、を備えている。
支持片80は、収容凹部64を画成する内壁65に接しながら、該収容凹部64の上端開口まで起立していると共に、長軸方向L1略中間部には吐出ノズル53を突出させる突出開口80aが形成されている。
押圧天板82は、平面視略円形状に形成されており、ヒンジ部81と反対側部分の移動端には、押下ヘッド31の傾斜面52aを押圧する押下突部82aが下方に向けて突設されている。なお、押下突部82aと、押下ヘッド31の傾斜面52aと、の間には、押圧天板82を押下する前の待機状態で上下方向の隙間が設けられている。
また、押圧天板82には、押下ヘッド31の頂壁部52に接する押圧突片82bが下方に向けて突設されている。なお、この押圧突片82bは、長軸方向L1に間隔を開けて平行に配設されている。
次に、このように構成された二連式容器1を使用する場合について説明する。
まず、押圧天板82を押し込んでヒンジ部81回りに回動させると、図5に示すように、その押圧力が押圧突片82bおよび押下突部82aを介して押下ヘッド31に伝達されて該押下ヘッド31が押し込まれる。そのため、押下ヘッド31に連結された通路部材30を含む吐出ヘッド部材5の全体が押し込まれ、一対の吐出容器2、3のステム11も同時に押し下げられる。
なおこの際、押下ヘッド31のガイド片51aが案内溝65aに沿って案内されるので、吐出ヘッド部材5の全体をガタツキなく下方移動させることができる。また、押下ヘッド31の押し込み量は、傾斜面52aに設けられたストッパ爪55が、外部カバー6の鉛直筒部62の上端開口縁に上方から当接することで規制される。
そして、ステム11が押し下げられると、両吐出容器2、3内に充填されている各内容物は、通路部材30内に吐出されて、隔壁37及び仕切り板42によって混合されることなく吐出ノズル53に流れ込んだ後、仕切り壁54によりさらに継続して隔離されたまま吐出口53aより吐出される。
このように本実施形態では、押圧天板82を押し下げ操作することで、両吐出容器2、3のステム11を同時に押し込んで、両吐出容器2、3内の内容物を同じタイミングで同時吐出させることができる。従って、1回の押し下げ操作で効率良く内容物を吐出させることができる。また、例えば、異なる内容物を吐出後に簡単に混合させることも可能である。
ところで、内部洗浄を行う場合には、まず外部カバー6に設けられた押圧片71を容器内側に押し込んで、該押圧片71をヒンジ部72回りに回動させる。すると、押圧片71の下端部が、係合片23の上端部23bを内側に向けて押圧するので、係合凸部24が内側に移動して係合凹部70の下端側内壁70aから離脱し、係合片23において前記中間部23cよりも下方に位置する下端部23aが外側に移動して外部カバー6の鉛直筒部62を拡径変形させる。
これにより、内部カバー4から外部カバー6を吐出ヘッド部材5とともに取り外すことができ、手間や時間をかけることなく例えば吐出ヘッド部材5の内部の洗浄を行って、残存している内容物を取り除くことができる。また、ステム11の上端部に関しても洗浄することが可能である。
特に、本実施形態の吐出ヘッド部材5は、押下ヘッド31を押さえながら摘み片38を引っ張り操作することで、容易に押下ヘッド31と通路部材30とを分離することが可能であるうえ、通路部材30の上蓋部34と下蓋部33とをヒンジ部32を介して容易に開閉することができる。よって、押下ヘッド31の内部及び通路部材30の内部をより容易且つ綿密に洗浄し易い。
なお、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、吐出容器2、3の一例としてエアゾール缶を例に挙げて説明したが、ポンプ部を利用して内容物を吐出させるタイプの吐出容器であっても構わない。この際のポンプ部は、ステム11を押し下げることによって内容物を吸い上げ、吐出口53aから吐出させるものであれば公知のもので良く、例えば、内容物を液状で吐出する液ポンプや、空気シリンダ及び空気ピストンを構成に加えて内容物を泡状に吐出するフォーマーポンプや、内容物を霧状に吐出するスプレーポンプであっても構わない。
また、上記実施形態では、操作レバー61を設けた構成としたが、該操作レバー61は必須な構成ではなく設けなくても構わない。この場合には、押下ヘッド31を直接押し込み操作すればよい。
但し、操作レバー61を設けることで、押下ヘッド31を覆って吐出ヘッド部材5の全体を覆うことができるので、吐出ヘッド部材5に塵埃等が付着してしまうことを防ぐことができ、内容物以外の汚れ等が吐出ヘッド部材5に着き難い。
また、上記実施形態では、一対の吐出容器2、3を一体的に繋ぐように吐出ヘッド部材5を構成し、両吐出容器2、3共通の共通部材として機能させたが、両吐出容器2、3のステム11に対して別個の吐出ヘッド部材をそれぞれ装着させても構わない。
1…二連式容器
2、3…吐出容器
4…内部カバー
5…吐出ヘッド部材
6…外部カバー
11…ステム
20…嵌合筒
23…係合片
23c…中間部
24…係合凸部
31…押下ヘッド(押下部)
53a…吐出口
61…操作レバー(操作片)
70…係合凹部
71…押圧片
72…ヒンジ部
S1…スリット
S2…スリット

Claims (3)

  1. 上方付勢状態で押し込み可能に起立し且つ口部内に配設されたステムを有する一対の吐出容器と、
    該吐出容器の口部に嵌合された嵌合筒を備え、一対の吐出容器を並列させた状態で一体に組み合わせる内部カバーと、
    前記ステムの上端に装着され、吐出容器内の内容物を吐出させる吐出口が形成された押下部を備える吐出ヘッド部材と、
    前記内部カバーに着脱自在に装着され、前記押下部を露出させた状態で前記吐出ヘッド部材を覆う外部カバーと、を備え、
    該外部カバーは、前記内部カバーの嵌合筒を囲繞する鉛直筒部を備え、
    前記嵌合筒には、上下方向に延びる少なくとも一対のスリットにより区画されるとともに、上下方向の中間部が該嵌合筒に連結されて、該中間部回りに揺動自在な係合片が配設され、
    該係合片には、前記鉛直筒部に形成された係合凹部の下端側内壁に上側から係合する係合凸部が突設され、
    前記係合凹部内には、上端部が前記外部カバーにヒンジ部を介して回動自在に連結されるとともに、下端部が前記下端側内壁から上方に離間し、かつ該下端部が前記係合片において係合凸部よりも上方に位置する部分を内側に向けて押圧可能な押圧片が設けられていることを特徴とする二連式容器。
  2. 請求項1に記載の二連式容器において、
    前記外部カバーには、前記押下部を押し下げ操作可能に覆う操作片が設けられていることを特徴とする二連式容器。
  3. 請求項1又は2に記載の二連式容器において、
    前記吐出ヘッド部材は、前記一対の吐出容器を一体的に繋ぐように、両吐出容器の前記ステムの上端に嵌合された共通部材とされていることを特徴とする二連式容器。
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