JP3946408B2 - 二液用エアゾール容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は二液用エアゾール容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
上面より上方付勢状態で押し込み可能にステムを突設し、該ステムに噴出ヘッドを嵌着したエアゾール容器が知られている。不使用時には別々に保管し、使用時に混合して使用する二液を、この種の形態の容器に収納した場合、一旦別の容器に吐出後混合して使用するという使用上の不便がある。また、別の容器の洗浄の面倒も伴う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は二液を同時にしかも充分混合した状態で噴出することが出来る二液用エアゾール容器を提案することを目的とするものである。また、液使用後簡単に容器体を交換することができる二液用エアゾール容器を提案するものである。更に、混合液を直接頭髪等に吐出してそのまま櫛により延ばすことがてきる二液用エアゾール容器を提案することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本請求項1発明の容器は上記課題を解決するため、上面より上方付勢状態で押し込み可能にステム7を突出した一対のエアゾール容器体2と、各ステムに各々嵌合させた嵌合筒8を底板9両側より垂設するとともに、底板9前縁より斜め後方へ延びる第1区画壁10a 及び該区画壁と平行して底板後縁より斜め前方へ延びる第2区画壁10b を設け、且つ、各区画壁上縁より各区画壁外方の底板上方部分へそれぞれ第1頂板11a 及び第2頂板11b を延設してなる連結部材3と、並列したエアゾール容器体の上部外周に掛け渡して嵌着固定するとともに、上縁より内外方向揺動可能なベンド板13を立設してなる固定筒4と、固定筒外周に下部を嵌着固定するとともに、周壁にベンド板13外面の突起14を押し込み可能に嵌合した窓孔19を備えてなる筒状ケース5と、該筒状ケース上端開口部前縁にヒンジ22を介して有頂の押下筒23前部下端縁を連結するとともに、押下筒23の頂壁24裏面より垂設した被覆筒25の下部を連結部材3外周に密嵌させて底板9上に各嵌合筒を結ぶジグザグ通路26を画成し、且つ、被覆筒と連通するノズル27を押下筒頂壁24上面より立設したノズル部材6とを備え、被覆筒25内上部に攪拌板29を垂設したことを特徴とする二液用エアゾール容器として構成した。
【0005】
また、請求項2発明の二液用エアゾール容器は、ノズル27外周に嵌合させた装着筒30上端に櫛歯31を立設するとともに、ノズル先端と櫛歯基端とを連通させた櫛型吐出具32を着脱可能に装着してなる請求項1記載の二液用エアゾール容器として構成した。
【0006】
また、請求項3発明の二液用エアゾール容器は、上記吐出具の装着筒30の一部を、上下方向中間部を中心とする内外方向の揺動が可能な揺動板33に画成するとともに、該揺動板33とノズル27とを、揺動板の揺動により離脱可能な凹凸係合手段により係合させてなる請求項2記載の二液用エアゾール容器として構成した。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例の形態を図面を参照して説明する。
【0008】
本発明の二液用エアゾール容器1は、一対のエアゾール容器体2,2と、連結部材3と、固定筒4と、筒状ケース5と、ノズル部材6とを備えている。
【0009】
エアゾール容器体2は、上面より上方付勢状態で押し込み可能にステム7を突設し、該ステムの押し込みにより内蔵吐出弁が開弁して液がステム上端より噴出する公知の液体噴出機構を備えたものが使用される。また、容器体2は金属等従来から使用されている材質により形成されたものが使用できる。
【0010】
連結部材3は、各ステム7に各々嵌合させた嵌合筒8を底板9両側より垂設するとともに、底板9前縁より斜め後方へ延びる第1区画壁10a 及び該区画壁と平行して底板後縁より斜め前方へ延びる第2区画壁10b を設け、且つ、各区画壁上縁より各区画壁外方の底板上方部分へそれぞれ第1頂板11a 及び第2頂板11b を延設している。これらの区画壁10a 、10b 頂板11a 、11b は後述するジグザグ通路(Z状通路)を形成するために設けられたものである。
【0011】
本実施例では図2に示す如く、横長の楕円板状をなす底板9の両側に上端を開口してそれぞれ嵌合筒8を垂設しており、底板9周縁部から下方へ、一部を各嵌合筒と共有する袴筒12を垂設している。
【0012】
固定筒4は、各容器体を並列した状態で固定するために、各容器体に抜け出しを防止して嵌合させたもので、並列したエアゾール容器体2,2の上部外周に掛け渡して嵌着固定するとともに、上縁より内外方向揺動可能なベンド板13を立設している。ベンド板13の外面上部には、筒状ケース5を係止するための突起14をそれぞれ突設している。図示例では、一対のエアゾール容器体外周に掛け渡し嵌合させた楕円筒状をなし、内部に各容器体の外周上部に嵌合した一対の係止筒15,15を延設している。また、各係止筒上縁より各エアゾール容器体上面縁部に当接するとともに、各係止筒上縁間を結ぶ頂板部16を延設している。更に、容器体外周上部に周設した凹部に係合する係合突条17を設けている。また、ベンド板13は、縦長長方形状をなし、固定筒4の上面両側より一対立設しており、上部外面より横長矩形状の突起14をそれぞれ突設している。
【0013】
筒状ケース5は、固定筒4外周に下部を嵌着固定するとともに、周壁18にベンド板13外面の突起14を押し込み可能に嵌合した窓孔19を備えている。そして、常時はこの突起14と窓孔19との嵌合により、筒状ケースの上方への抜け出しを防止し、突起14を押し込んだ際に筒状ケース5が上方へ抜け出せる如く構成している。図示例では、固定筒外周に周壁18下部を嵌着させた楕円筒状をなすとともに、周壁18上端縁より延設した頂板20中央を前後を横断する凹部に形成し、該凹部中央に横長楕円状の開口部21を開設している。
【0014】
ノズル部材6は筒状ケース5と一体に形成されたもので、筒状ケース5の開口部21前縁にヒンジ22を介して有頂の押下筒23前部下端縁を連結するとともに、押下筒23の頂壁24裏面より垂設した被覆筒25の下部を連結部材3外周に密嵌させて底板9上にジグザグ通路26を画成し、且つ、被覆筒25と連通するノズル27を押下筒頂壁24上面より立設している。押下筒23は、図示例の如く、その後部下端において、筒状ケースの開口部21後縁に容易に破断が可能な連結片28を介して連結し、バージンシール性を持たせることも可能である。ジグザグ通路26は、連結部材底板9と、筒状ケース周壁18と、第1区画壁10a と、第2区画壁10b と、第1頂板11a と、第2頂板11b とで画成され、中央部でノズル27内と連通し、各嵌合筒8間をジグザグに結ぶ通路として構成している。
【0015】
また、被覆筒25内上部に攪拌板29を垂設している。この様なジグザグ通路26及び攪拌板29を設けることにより、各嵌合筒8より吐出される二液が充分混合する如く構成している。
【0016】
図示例では、押下筒23は、筒状ケース開口部21内に下端縁を収納した楕円筒状をなしている。また、被覆筒25は、押下筒23の前後方向中央部より垂設した扁平な横長楕円筒状をなし、押下筒23より下方へ突出して連結部材3外周に密嵌している。
【0017】
本発明では、ノズル27外周に嵌合させた装着筒30上端に櫛歯31を立設するとともに、ノズル先端と櫛歯基端とを連通させた櫛型吐出具32を着脱可能に装着しても良い。本実施例では、装着筒30の一部を、上下方向中間部中心とする内外方向の揺動が可能な揺動板33に画成するとともに、該揺動板33とノズル27とを、揺動板33の揺動により離脱可能な凹凸係合手段により係合させている。図示例では、揺動板33に穿設した透孔34にノズル27外面より突設した係合突起14を離脱可能に係合させて凹凸係合手段を形成している。
【0018】
上記の如く構成した二液用エアゾール容器1を使用する際は、例えば、図1の状態から押下筒23を押し下げると、各ステム7,7が押し込まれ、各容器体内の液がステム先端からジグザグ通路26を通り、押下筒23内からノズル27内を介して吐出される。この際、各ステムから吐出された二液はジグザグ通路26と攪拌板29とにより充分混合されノズル27先端から吐出される。
【0019】
また、櫛型吐出具32を装着する場合には、ノズル27上方より櫛型吐出具32を押し込み、透孔34に係止突起35を嵌合させる。そして、同様に押下筒23を押し下げると、混合液が櫛歯基端より吐出されそのまま櫛歯により頭髪を梳かしながら塗布することができる。
尚、上記各部材はとくにことわりの無いかぎり合成樹脂等により形成すると良い。
【0020】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明の二液用エアゾール容器は、既述構成としたことにより、押下筒23を押し下げるだけで二液を同時にしかも充分混合した状態で噴出することができる。また、容器体内の液を使い切った際には簡単な操作で容器体の交換を行えるものである。
【0021】
また、請求項2発明の容器では、混合液を直接頭髪等に吐出してそのまま櫛により延ばすことができる便利がある。
【0022】
更に、請求項3発明の容器では、櫛型吐出具32のノズル27への着脱が極めて容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す半断面図である。
【図2】同実施例の連結部材を示す斜視図である。
【図3】同実施例の側面図である。
【図4】同実施例の要部切欠き側面図である。
【図5】同実施例の平面図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
2…エアゾール容器体,3…連結部材,4…固定筒,5…筒状ケース,
6…ノズル部材,7…ステム,8…嵌合筒,9…底板,10a …第1区画壁
10b …第2区画壁,11a …第1頂板,11b …第2頂板,13…ベンド板,
14…突起,19…窓孔,22…ヒンジ,23…押下筒,25…被覆筒,
26…ジグザグ通路,27…ノズル,29…攪拌板,30…装着筒,31…櫛歯,
32…櫛型吐出具,33…揺動板
Claims (3)
- 上面より上方付勢状態で押し込み可能にステム7を突出した一対のエアゾール容器体2と、各ステムに各々嵌合させた嵌合筒8を底板9両側より垂設するとともに、底板9前縁より斜め後方へ延びる第1区画壁10a 及び該区画壁と平行して底板後縁より斜め前方へ延びる第2区画壁10b を設け、且つ、各区画壁上縁より各区画壁外方の底板上方部分へそれぞれ第1頂板11a 及び第2頂板11b を延設してなる連結部材3と、並列したエアゾール容器体の上部外周に掛け渡して嵌着固定するとともに、上縁より内外方向揺動可能なベンド板13を立設してなる固定筒4と、固定筒外周に下部を嵌着固定するとともに、周壁にベンド板13外面の突起14を押し込み可能に嵌合した窓孔19を備えてなる筒状ケース5と、該筒状ケース上端開口部前縁にヒンジ22を介して有頂の押下筒23前部下端縁を連結するとともに、押下筒23の頂壁24裏面より垂設した被覆筒25の下部を連結部材3外周に密嵌させて底板9上に各嵌合筒を結ぶジグザグ通路26を画成し、且つ、被覆筒と連通するノズル27を押下筒頂壁24上面より立設したノズル部材6とを備え、被覆筒25内上部に攪拌板29を垂設したことを特徴とする二液用エアゾール容器。
- ノズル27外周に嵌合させた装着筒30上端に櫛歯31を立設するとともに、ノズル先端と櫛歯基端とを連通させた櫛型吐出具32を着脱可能に装着してなる請求項1記載の二液用エアゾール容器。
- 上記吐出具の装着筒30の一部を、上下方向中間部を中心とする内外方向の揺動が可能な揺動板33に画成するとともに、該揺動板33とノズル27とを、揺動板の揺動により離脱可能な凹凸係合手段により係合させてなる請求項2記載の二液用エアゾール容器。
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