JP2003030879A - トラッキング誤差検出装置 - Google Patents

トラッキング誤差検出装置

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JP2003030879A
JP2003030879A JP2001218519A JP2001218519A JP2003030879A JP 2003030879 A JP2003030879 A JP 2003030879A JP 2001218519 A JP2001218519 A JP 2001218519A JP 2001218519 A JP2001218519 A JP 2001218519A JP 2003030879 A JP2003030879 A JP 2003030879A
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Takashige Hiratsuka
隆繁 平塚
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/085Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
    • GPHYSICS
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    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/0901Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following only
    • G11B7/0906Differential phase difference systems

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタル信号処理によるデータ補間を用い
た位相差トラッキング誤差検出を行う際に、消費電力の
低減を図ることができるトラッキング誤差検出装置を提
供する。 【解決手段】 光ディスク再生システムのシステム制御
回路31によって制御されるスイッチ制御部30が制御
するスイッチ29aは、リードチャネル部20において
生成される読み出しクロック、もしくは分周器28aに
より生成される読み出しクロックの分周クロックをトラ
ッキング誤差検出装置における動作クロックとして、選
択的に用いるように制御する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録媒体から
光学的に情報を記録再生する光記録再生装置及び光ピッ
クアップにおけるトラッキング誤差検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CD(Compact Disc)やD
VD(Digital VideoDisc)に代表さ
れるように凹凸のピットで情報が記録されている光ディ
スクからトラッキング制御信号を得る方式として、近年
位相差法と呼ばれる手法が用いられている。
【0003】この手法は、光ディスクの情報記録面に照
射された光スポットが情報ピット上を通過する際、光ス
ポットの情報ピットの中心からのずれにより受光素子上
の情報ピットの写像(回折パターン)が変化することを
利用したものであり、受光素子を情報ピットの写像のト
ラック長さ方向で分割してそれぞれの受光光量に応じた
出力信号レベルを見ると、その変化の仕方は光スポット
の情報ピット中心からのずれの方向と量に応じて異なっ
たものとなり、受光素子の出力を所定のレベルで2値化
した後にその2値化した信号の位相差を見ることで、前
記光スポットのずれの方向と量を示すトラッキング誤差
信号を得ることが出来る。
【0004】図5は、位相差を検出してトラッキング誤
差信号を生成する光ピックアップの構成を示すブロック
図である。以下、図5に基づいて従来のトラッキング制
御信号の生成方法について説明する。
【0005】図5は、受光素子として田の字型の4分割
されたものを用い、フォーカス誤差信号の検出に非点収
差法を使用する光ピックアップの例であるが、半導体レ
ーザなどの光源1から出射した光束はコリメータレンズ
3にて平行光に変換された後、ハーフミラー6を経て対
物レンズ4により収束され、情報記録媒体(光ディス
ク)5上の情報記録面51上に微小な光スポットとして
照射される。その反射光は対物レンズ4を経てハーフミ
ラー6により図面右側の方向に光路が曲げられ、非点収
差法の特徴である2つの焦点を有する収束光となるべ
く、凸レンズ61及びシリンドリカルレンズ62を経て
受光素子2に到達する。
【0006】記録媒体上の情報が凹凸を有する情報ピッ
ト列により記録されている場合には、光スポットがピッ
ト上を通過する際に生じる光の回折パターンを利用する
ことにより、光スポットとピット列(トラック)との、
情報記録面内におけるトラックに垂直方向の位置ずれを
表すトラッキング誤差信号を得ることが出来る。
【0007】図6から図8は、光スポットがピット上を
通過するとき、光スポット12と情報ピット13との位
置関係(a)と、受光素子2上における反射光量の強度
分布パターン(ファーフィールドパターン)の変化例
(b)と、受光素子2から得られる信号(c)とを示し
ている。
【0008】光スポット12が情報ピット13上を通過
すると、その反射光量のファーフィールドパターンが時
間的に変化する。図7に示すように、光スポット12が
情報ピット13の中心、すなわちトラックの中心を通過
するときは左右対称にパターンが変化する。図6に示す
ように、光スポット12が情報ピット13の中心より左
側を通過するときは時計方向に回転するようにパターン
が変化し、反対に右側を通過するときは、図8に示すよ
うに反時計回りに回転するように変化する。そして、こ
のパターンの回転変化は光スポットが情報ピットの中心
からずれるにしたがってより鮮明になる。位相差法はこ
のパターンの変化を利用してトラッキング誤差信号を検
出する方法である。
【0009】受光素子2は、図6から図8に示されてい
るように田の字型に4分割された素子2a、2b、2
c、2dを有しており、それぞれへの入射光量に応じた
光電流出力は電流電圧変換回路により電圧信号へ変換さ
れる。2つの対角方向の素子から得られた信号同士の加
算信号の位相を比較することにより、図6から図8の
(c)に示すように、位相の進み量あるいは遅れ量から
光スポットとトラックとの位置ずれを検出することがで
きる。
【0010】図9はその位相差を検出するための信号処
理の回路構成の一例であり、図10はその各部の信号波
形を示したものである。なお、図10は、時間の経過に
伴い光スポットが情報トラック上を左から右に横断しな
がら、即ち図6の状態から図8の状態に変化しながら情
報ピットの上を通過して行く状況を示している。
【0011】図9において、田の字型に4分割された素
子2a、2b、2c、2dを有する受光素子2で検出し
た光電流出力を電流電圧変換回路7a、7b、7c、7
dによって電流電圧変換した後、加算器8aにより電流
電圧変換回路7aと7dの出力の和を、加算器8bによ
り電流電圧変換回路7bと7cの出力の和を、と言う具
合に対角方向の素子から得られた信号同志の加算を行
う。2つの対角方向の素子から得られた信号同士の加算
信号は、それぞれ図10の(a)、(b)の波形とな
り、さらに2値化回路9a、9bに通すと図10の
(c)、(d)の信号となる。これらの信号の立ち上が
りあるいは立ち下がりの位相差を検出すると上述のトラ
ッキング誤差信号を検出できるが、ここに示す回路構成
では立ち下がりの位相差をD型フリップフロップ(D−
FF)101a、101bを用いて検出する様にしてい
る。その後、検出された時間差パルス(e)(f)は差
分検出器102でパルス幅変調信号(g)に変換され、
更にローパスフィルタ11を通すことでアナログのトラ
ッキング誤差信号(h)となる。
【0012】このD−FFにおいては、丸印が付き
「T」と示された端子がクロック入力で、下方から引き
出されている丸印が付き「R」と示された端子がリセッ
ト入力であり、リセット端子が論理「L」レベルの時は
無条件に「Q」出力は「L」レベルとなり、リセット端
子が論理「H」レベルの時は「D」入力に与えられたも
のと等しい論理レベルが「T」(クロック)端子の
「H」→「L」への立ち下がり時点で「Q」端子に出力
される。
【0013】この信号処理回路を用いて得られるトラッ
キング誤差信号は、図10の(h)に示す様に、特定の
トラック1本の近傍に注目すると光スポットがトラック
の中央にあるときにゼロレベルとなり、それから左右に
ずれるとその方向に応じた極性を持つほぼ直線状の信号
となる。これを複数のトラックにわたって観測すると、
各々のトラック毎にこの直線状の信号波形が現れ、また
光スポットがトラックとトラックとの間にある場合にも
ゼロレベルとなるので、全体的には図11の様にトラッ
ク毎に繰り返される鋸歯状の波形となる。
【0014】この図11のような極性でトラック毎に繰
り返し鋸歯状波形として現れるトラッキング誤差信号を
用いてトラッキングサーボ制御を行うためには、トラッ
キング誤差信号の正負に応じて、対物レンズ4を一般に
トラッキングアクチュエータと呼ばれる手段により駆動
する様にトラッキングサーボ制御系を構成すれば良い。
【0015】上述の方法によるトラッキング誤差検出の
場合、アナログ信号処理を用いてトラッキング誤差信号
を検出しているため、光記録再生装置の倍速化及び光デ
ィスクの高密度化に対して、再設計による最適化を行う
必要がある。たとえば、光ディスクの高密度化を考える
場合、記録密度が向上すると受光素子から得られる読み
出し信号における高域成分が減衰してしまい、正しく位
相誤差信号を検出することができないという問題があっ
た。これを解決する手段として、図12に示すように、
加算器8a、8bにより求まった受光素子2の2つの対
角信号の和信号に対して、波形等化フィルタ15a、1
5bにより高域強調を行った後、2値化回路9a、9b
により2値化して位相誤差信号を求めることにより、高
密度化時の高域成分の劣化を補償することができる。こ
の波形等化フィルタ15a、15bをアナログのFIR
(Finite Impulse Response)
フィルタにより構成すると、FIRフィルタの遅延部分
を構成するのにオールパスフィルタが必要となる。
【0016】しかし、光記録再生装置が倍速化した場合
に、その読み出しデータのチャネルレートが異なってく
るため、必要な遅延量も大きく異なり、したがって遅延
回路の最適化を行わなければならない。また、記録密度
の違いにより必要な高域強調特性も異なるため、高密度
化に応じる最適化も必要となる。このように、アナログ
信号処理によりトラッキング誤差検出を行う従来の方法
は、光記録再生装置における倍速化及び記録媒体の高密
度化に対して対応することが難しい。また、アナログ信
号処理のための処理部が多いため、周辺のディジタル信
号処理部との一体化には適していない。
【0017】そこで、これらの問題点を解決するため
に、ディジタル信号処理によるトラッキング誤差検出回
路が提案されている。図13に、その構成の一例を示
す。図13において、情報記録媒体のトラック上に光ス
ポットを照射することにより得られる反射光を、田の字
型に4分割された素子2a、2b、2c、2dを持つ受
光素子2を用いて受光し、素子2a、2b、2c、2d
のそれぞれへの入射光量に応じた光電流出力を求める。
求まった光電流出力は電流電圧変換回路7a、7b、7
c、7dにより電圧信号へと変換される。その後加算器
8aにより電流電圧変換回路7aと7dの出力の和を、
加算器8bにより電流電圧変換回路7bと7cの出力の
和を、と言う具合に対角方向の素子から得られた信号同
志の加算を行い、位相比較を行うための2つの対角同士
の加算信号を求める。求まった2つの加算信号は、アナ
ログ−ディジタル変換器(ADC)16a、16bによ
り離散化を行う。次に、ADCより求まった2つのサン
プリングデータの系列におけるサンプリングデータ間の
補間データを、補間フィルタ17a、17bを用いるこ
とにより求める。補間の方法としては、例えば、ディジ
タルFIRフィルタを用いたナイキスト補間によりデー
タを求める方法が挙げられる。このディジタルFIRフ
ィルタのタップ係数として、データ補間を行う係数と高
域強調特性をもつ係数とを畳み込んだ係数を用いること
により、一つのディジタルFIRフィルタでデータ補間
と高域強調との2つの機能を持たせることができる。次
に、補間された2つのデータ系列における立ち上がり、
あるいは立ち下がりにおけるゼロクロス点をゼロクロス
点検出回路18a、18bにより検出する。このゼロク
ロス点の検出方法としては、例えば、補間されたデータ
系列における符号の変化点(+→−、あるいは−→+)
を求める方法が挙げられる。次に、前記2つのデータ系
列の波形における各ゼロクロス点の距離から位相誤差信
号を算出する位相差検出回路19により、位相差を検出
する。なお、この位相差検出回路19の動作の説明につ
いては後述する。最後に、ローパスフィルタ(LPF)
11により求まった位相誤差信号に帯域制限を行い、ト
ラッキング誤差信号を求める。
【0018】以下、位相誤差検出回路19の動作につい
て、図14を用いて説明する。図14において、(a)
及び(b)は位相差を求めるための2つのデータ系列を
示し、(c)はこの位相誤差検出回路19により求まっ
た位相誤差信号を示す。ここで、(a)及び(b)の図
中における記号の説明であるが、○印はADC16a、
16bにより求まったサンプリングデータを、△印はサ
ンプリングデータ系列から補間フィルタ17a、17b
により求まった補間データ系列を、●印及び▲印はサン
プリングデータ系列及び補間データ系列から求めたゼロ
クロス点を示す。なお、この図で説明する位相誤差信号
は、特定のトラック1本の近傍に注目したもので、位相
差を求める2つのデータ系列の立ち下がりにおいて求め
たものである。また、補間データの数はn=3としてい
る。
【0019】図14における(a)及び(b)のゼロク
ロス点を比較すると、位相差を求める2つの波形の間の
位相差の量は、2つの波形のゼロクロス点の距離に比例
していることがわかる。位相のずれ方向としては、位相
差を求める2つの波形のゼロクロス点において、どちら
が先にゼロクロスしたかを判断することにより求めるこ
とができる。このようにして求まった位相差の量及び位
相のずれ方向から、(c)に示す位相誤差信号を求める
ことができる。
【0020】このようにして求まった位相誤差信号は、
特定のトラック1本の近傍に注目した場合、ほぼ直線状
の信号となり、これを複数のトラックにわたって観測す
ると、全体的には図11の様にトラック毎に繰り返され
るほぼ鋸歯状の波形を得ることができ、最終的にLPF
11により帯域制限を行い、トラッキングサーボ制御に
必要な帯域のトラッキング誤差信号を求める。
【0021】このように、前記トラッキング誤差検出装
置では、ディジタル信号処理を用いてトラッキング誤差
信号を生成するため、倍速化及び高密度化の際の調整を
容易に行なうことができる。また、ADC以降の信号処
理を周辺のディジタル信号処理部と一体化する事が容易
となり、アナログ信号処理の時に必要な処理ブロックも
大幅に削減することが可能である。
【0022】このディジタル信号処理によるトラッキン
グ誤差検出装置では、サンプリングデータ系列に対して
データを補間してトラッキング誤差信号を求めるため、
そのサンプリングクロックの周波数により動作が大きく
異なる。CLV再生(線速度一定)の場合、再生波形に
おけるチャネルレートが一定になるように再生を行うた
め、このトラッキング誤差検出装置におけるADCのサ
ンプリングクロックをチャネルレートに対応した固定ク
ロックにすることにより、ディスクの内外周とも安定し
たトラッキング誤差信号を求める事ができる。しかしな
がら、CAV再生(角速度一定)の場合には、ピックア
ップの位置により読み出し波形のチャネルレートが異な
ってくる。例えば、内周側にピックアップがある場合
に、サンプリングクロックをその位置におけるチャネル
レートに対応した固定クロックにしてトラッキング誤差
信号を求めることができるが、ピックアップが外周方向
に移動すると、チャネルレートは内周側に比べて早くな
るが、サンプリングクロックは内周側に対応した固定ク
ロックを使用しているため、読み出しデータにするサン
プリング間隔が長くなってしまう。そして前記ディジタ
ル信号処理によるトラッキング誤差検出装置では、サン
プリングデータの間を補間し、その補間データのポイン
ト数から誤差信号を求めているため、サンプリング間隔
が長くなると補間データの間隔も相対的に長くなるた
め、求まったトラッキング誤差信号の振幅が異なってし
まう。
【0023】そこで、CAV再生を行う際のサンプリン
グクロックとして、図15に示すように、情報記録媒体
の情報ピットからデータを読み出すリードチャネル部2
0において生成される読み出しクロックを用いる方法が
提案されている。
【0024】図15は、従来のディジタル方式のトラッ
キング誤差検出装置に使用されるリードチャネルの構成
を示すブロック図である。このリードチャネル部20で
は、受光素子で検出された光ディスクから反射光が増幅
変調を経て生成された、データ読み出し(情報再生)に
用いられるRF信号をADC16cにより離散化を行な
い、そのサンプリングデータを波形等化フィルタ25を
用いて波形等化を行った後、2値化回路26により、情
報記録媒体上に記録されているデータを検出している。
このADC16cにおいて適切なタイミングでのサンプ
リングを行うために、PLL(Phase Locke
d Loop)回路を用いている。
【0025】図15に示すPLL回路では、位相比較器
21はADC16のサンプリングデータから位相誤差信
号を求め、ループフィルタ22はその位相誤差信号をフ
ィルタリングし、ディジタル−アナログ変換器(DA
C)23はフィルタリングされた位相誤差信号をアナロ
グの電圧信号に変換し、このアナログの電圧信号は電圧
制御発振器(VCO)24の発振周波数を制御する。V
CO24のクロック出力をADC16に入力して動作さ
せることにより、読み出しクロックとしての役割を果た
すのである。
【0026】このリードチャネル部20において生成さ
れた読み出しクロックを用いて、上述したディジタル信
号処理方式のトラッキング誤差検出ための各処理部を動
作させることにより、ディスクの内外周においてチャネ
ルレートに対応したサンプリングクロックを用い、ディ
スクの内外周共に安定したトラッキング誤差信号を生成
する事ができる。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ディジタル信号処理によるトラッキング誤差検出装置で
は、CAV再生に対応するために、トラッキング誤差検
出装置の動作クロックとしてリードチャネル部において
生成されるリードクロックを用いているが、ドライブの
再生速度が速くなると、それに比例してリードクロック
も速くなるため、トラッキング誤差検出装置における消
費電力が増大するという問題があった。
【0028】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたもので、トラッキング誤差信号を生成する際の各
処理部の動作レートを下げて、消費電力を低減するトラ
ッキング誤差検出装置を提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に記載のトラッキング誤差検出装
置は、情報記録媒体に光束を照射したときの反射光量に
応じた出力信号の位相誤差を検出する位相誤差検出手段
と、前記位相誤差信号からトラッキング誤差信号を得る
ために帯域制限を行う低域通過手段とを有するトラッキ
ング誤差検出装置において、クロックを生成するクロッ
ク生成手段と、前記クロック生成手段により生成された
クロックを上記トラッキング誤差検出装置の各処理手段
の動作クロックとして使うように制御するクロック制御
部と、を備えたものである。
【0030】また、本発明の請求項2に記載のトラッキ
ング誤差検出装置は、請求項1に記載のトラッキング誤
差検出装置において、前記クロック生成手段により生成
されたクロックの分周クロックを生成する分周手段を備
え、前記クロック制御部は、該分周クロックを上記トラ
ッキング誤差検出装置の各処理手段の動作クロックとし
て使うように制御するものである。
【0031】本発明の請求項3に記載のトラッキング誤
差検出装置は、請求項2に記載のトラッキング誤差検出
装置において、前記クロック制御部は、さらにクロック
切替手段を備え、前記クロック生成手段により生成され
たクロック、または、該クロックの分周クロックのいず
れかを上記トラッキング誤差検出装置の各処理手段の動
作クロックとして切り替えて用いるように制御するもの
である。
【0032】本発明の請求項4に記載のトラッキング誤
差検出装置は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
のトラッキング誤差検出装置において、前記クロック生
成手段は、前記情報記録媒体の情報ピットからデータを
読み出すリードチャネル部からなり、前記クロックは、
上記リードチャネル部において生成される読み出しクロ
ックであることを特徴とするものである。
【0033】本発明の請求項5に記載のトラッキング誤
差検出装置は、請求項4に記載のトラッキング誤差検出
装置において、前記クロック制御部は、クロック切替を
行う際に、前記リードチャネル部において生成された読
み出しクロックの周波数に応じて、該読み出しクロッ
ク、または、該読み出しクロックの分周クロックのいず
れかを切り替えて用いるように制御するものである。
【0034】本発明の請求項6に記載のトラッキング誤
差検出装置は、請求項3または請求項4に記載のトラッ
キング誤差検出装置において、前記クロック制御部は、
クロック切替を行う際に、前記情報記録媒体の回転速度
に応じて、前記クロック生成手段により生成されたクロ
ック、または、該クロックの分周クロックのいずれかを
切り替えて用いるように制御するものである。
【0035】本発明の請求項7に記載のトラッキング誤
差検出装置は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
のトラッキング誤差検出装置において、前記位相誤差検
出手段に供給する位相誤差検出用クロックと、前記低域
通過手段に供給する低域通過手段用クロックとを個別に
制御する制御回路と、前記位相誤差検出用クロックの分
周クロックを生成する分周手段と、を備え、前記クロッ
ク制御部は、上記位相誤差検出用クロックの分周クロッ
クを前記低域通過手段用クロックとして供給するもので
ある。
【0036】本発明の請求項8に記載のトラッキング誤
差検出装置は、請求項7に記載のトラッキング誤差検出
装置において、前記クロック制御部は、クロック切替を
行う際に、前記リードチャネル部において生成される読
み出しクロックの周波数に応じて、前記位相誤差検出用
クロック、または、その分周クロックのいずれかを前記
低域通過手段用クロックとして切り替えて用いるように
制御するものである。
【0037】本発明の請求項9に記載のトラッキング誤
差検出装置は、請求項7に記載のトラッキング誤差検出
装置において、前記クロック制御部は、クロック切替を
行う際に、前記情報記録媒体の回転速度に応じて、前記
位相誤差検出用クロック、または、その分周クロックの
いずれかを前記低域通過手段用クロックとして切り替え
て用いるように制御するものである。
【0038】本発明の請求項10に記載のトラッキング
誤差検出装置は、請求項1乃至請求項9のいずれかに記
載されたトラッキング誤差検出装置において、上記トラ
ッキング誤差検出装置の各処理手段の動作クロックのO
N/OFFを行うクロック停止手段を備え、前記クロッ
ク制御手段は、トラッキングサーボ制御の制御周期に合
わせてクロックのON/OFFを制御するものである。
【0039】本発明の請求項11に記載のトラッキング
誤差検出装置は、請求項10に記載のトラッキング誤差
検出装置において、前記クロック制御手段は、トラッキ
ングサーボ制御の制御周期の変化に応じてクロックを停
止する期間を制御するものである。
【0040】本発明の請求項12に記載のトラッキング
誤差検出装置は、請求項10に記載のトラッキング誤差
検出装置において、前記クロック制御手段は、前記リー
ドチャネル部において生成される読み出しクロックの周
波数に応じてクロックを停止する期間を制御するもので
ある。
【0041】本発明の請求項13に記載のトラッキング
誤差検出装置は、請求項10に記載のトラッキング誤差
検出装置において、前記クロック制御手段は、前記情報
記録媒体の回転速度に応じてクロックを停止する期間を
制御するものである。
【0042】本発明の請求項14に記載のトラッキング
誤差検出装置は、請求項10乃至請求項13のいずれか
に記載のトラッキング誤差検出装置において、トラッキ
ングサーボ制御を行わない場合、前記クロック制御手段
は、上記トラッキング誤差検出装置の各処理手段に供給
するクロックを停止するものである。
【0043】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下に、本発明の
請求項1から請求項6に記載された発明に対応する、実
施の形態1について、図1を用いて説明する。図1は、
本発明の実施の形態1によるトラッキング誤差検出装置
の構成を示すブロック図である。
【0044】図1において、トラッキング誤差検出装置
は、受光素子を含む光信号検出部33と、トラッキング
誤差検出部14と、リードチャネル部20と、クロック
制御部(クロック制御手段)27と、システム制御部3
1とからなる。
【0045】光信号検出部33は、田の字型に4分割さ
れた素子2a、2b、2c、2dを持つ受光素子2と、
電流電圧変換回路7a、7b、7c、7dと、加算器8
aおよび8bと、から構成されている。また、トラッキ
ング誤差検出部14は、AD変換器16a、16bと、
補間フィルタ17a、17bと、ゼロクロス点検出回路
18a、18bと、位相誤差信号を算出する位相誤差検
出回路19と、ローパスフィルタ(LPF)11(低域
通過手段)とからなっている。また、リードチャネル部
20は、AD変換器16cと、波形等化フィルタ25
と、2値化回路26と、位相比較器21と、ループフィ
ルタ22、DA変換器23と、電圧制御発振器(VC
O)24とから構成されている。さらに、クロック制御
部27は、分周器28aと、スイッチ29aと、スイッ
チ制御部30とからなっている。
【0046】次に、上記のように構成されている、本発
明の実施の形態1によるトラッキング誤差検出装置の動
作について説明する。田の字型に4分割された素子2
a、2b、2c、2dを持つ受光素子2は、情報記録媒
体のトラック上に光スポットを照射することにより得ら
れる反射光を受光し、素子2a、2b、2c、2dのそ
れぞれへの入射光量に応じた光電流を出力する。前記光
電流出力は電流電圧変換回路7a、7b、7c、7dに
より電圧信号へと変換され、その後加算器8aにより電
流電圧変換回路7aと7cの出力の和を、加算器8bに
より電流電圧変換回路7bと7dの出力の和を、位相比
較を行うための2つの対角同士の加算信号として求め
る。前記2つの加算信号は、アナログ−ディジタル変換
器(ADC)16a、16bにより離散化が行なわれ、
離散化された2つのサンプリングデータの系列に対して
サンプリングデータ間の補間データを、補間フィルタ1
7a、17bを用いることにより求める。補間の方法と
しては、例えば、ナイキスト補間といった方法によりデ
ータを求める方法が挙げられる。次に、補間された2つ
のデータ系列の立ち上がり、あるいは立ち下がりにおけ
るゼロクロス点をゼロクロス点検出回路18a、18b
により検出する。このゼロクロス点の検出方法として
は、例えば、補間されたデータ系列における符号の変化
点(+→−、あるいは−→+)を求める方法が挙げられ
る。次に、位相誤差検出回路19は、前記補間が行われ
た2つの波形における対応する各ゼロクロス点の互いの
距離から位相差を検出する。最後に、ローパスフィルタ
(LPF)11は前記求まった位相差信号に帯域制限を
行い、トラッキング誤差信号を出力する。
【0047】このトラッキング誤差信号を生成するトラ
ッキング誤差検出部14の動作クロックは、前記情報記
録媒体の情報ピットからデータを読み出すリードチャネ
ル部20において生成される読み出しクロックを用いて
いる。
【0048】このリードチャネル部20では、ADC1
6cはデータ読み出しためのRF信号の離散化を行な
い、その結果としてのサンプリングデータを波形等化フ
ィルタ25に出力する。波形等化フィルタ25は離散化
されたサンプリングデータの波形等化を行い、さらに、
2値化回路26は波形等化フィルタ25の出力に基づい
て情報記録媒体上に記録されているデータを検出してい
る。このADC16cにおいて適切なタイミングでのサ
ンプリングを行うために、PLL(PhaseLock
ed Loop)回路を用いている。図1に示すこのP
LL回路では、位相比較器21によりADC16のサン
プリングデータから位相誤差信号を求め、ループフィル
タ22によりその位相誤差信号をフィルタリングした
後、ディジタル−アナログ変換器(DAC)23は前記
フィルタリングした誤差信号をアナログの電圧信号に変
換し、電圧制御発振器(VCO)24の発振周波数を制
御する。そして、VCO24の出力信号はADC16c
に入力して動作させることにより、読み出しクロックと
しての役割を果たすのである。
【0049】クロック制御部27は、このリードチャネ
ル部20で生成されたクロック、または分周器28aに
よって生成される分周クロックを用いて、トラッキング
誤差検出部14の各処理ブロックの動作を制御する。
【0050】ここでまた、光ディスクにおける記録符号
の周波数特性について考える。チャネルクロック周期を
Tとした場合、例えば、CDの場合には、情報がEFM
(Eight to Forteen Modulat
ion)変調方式により3T〜11Tの長さのピットで
記録されており、読み出し波形における最短波長の周期
は6Tとなる。サンプリング定理によれば、入力信号を
サンプリングレートTでサンプリングした場合、入力信
号周波数は1/2Tまで再生が可能である。すなわち、
チャネルクロックの半分の周波数を持つクロック(2
T)でサンプリングを行った場合でも、入力信号を正し
く再生することが可能である。したがって、チャネルレ
ートの半分の周波数を有するクロックを用いると、トラ
ッキング誤差検出部14の全体の動作レートを半分に落
とし、ドライブの高倍速化に伴う消費電力の増加を押さ
えることができる。図1においては、トラッキング誤差
検出部14は分周器28aの出力(読み出しクロックの
分周クロック)を使用することにより、動作レートを落
とし、消費電力を低減することになる。
【0051】尚、以下の説明において、リードチャネル
部において生成される読み出しクロックを動作クロック
として用いる場合をチャネルレート処理と呼び、リード
チャネル部において生成される読み出しクロックの半分
の周波数のクロックを動作クロックとして用いる場合を
ハーフレート処理と呼ぶことにする。
【0052】ここで、ハーフレート処理の動作について
考える。動作レートを半分におとすと、トラッキング信
号生成の演算時間が長くなり、トラッキングサーボ系に
おけるループディレイが大きくなってしまうという問題
がある。これは、またトラッキングサーボ性能を劣化さ
せる要因となり、特に、ドライブが低倍速再生の場合に
はチャネルレートが低いため、その影響が大きくなる。
【0053】そこで、クロック制御部27では、リード
チャネル部20において生成される読み出しクロック
と、分周器28aにより生成される読み出しクロックの
分周クロックとをスイッチ29aにより選択的に供給す
ることができるよう構成し、光ディスク再生システムの
システム制御回路31によって制御されるスイッチ制御
部30は、チャネルレートが遅くなる低倍速再生の場合
にはリードチャネル部20において生成される読み出し
クロックを、チャネルレートが速くなる高倍速再生の場
合には分周器28aにより生成される分周クロックを、
それぞれ切り替えてトラッキング誤差検出分に供給する
ように制御することで、高回転速の場合と低回転速の場
合ともにトラッキングサーボ特性を劣化させること無く
消費電力を低減することが可能である。
【0054】また、高回転速はリードチャネル部20に
おいての読み出しクロックの周波数が高く、低回転速は
リードチャネル部20においての読み出しクロックの周
波数が低いことに等しいため、すなわち、クロック制御
部27は、リードチャネル部20においての読み出しク
ロックの周波数に応じてトラッキング誤差検出ための動
作クロックを切り替えることができる。
【0055】このように、本実施の形態1によるトラッ
キング誤差検出装置では、分周器とスイッチとスイッチ
制御部とを有するクロック制御部を備えて、位相差検出
回路やローパスフィルタをもつトラッキング誤差検出部
に、リードチャネル部で生成された読み出しクロックを
動作クロックとして供給することにより、ディスクが高
回転速の場合に、分周器の出力がトラッキング誤差検出
部の動作クロックとなり、トラッキング誤差検出部の動
作レートを半分に落とし、消費電力を低減する効果があ
る。また、ディスクが低回転速の場合、リードチャネル
部で生成された読み出しクロックはそのまま、トラッキ
ング誤差検出部の動作クロックとなるため、トラッキン
グサーボ特性を劣化させない効果がある。
【0056】(実施の形態2)以下に、本発明の請求項
7及び請求項8及び請求項9に記載された発明に対応す
る、実施の形態2について、図2を用いて説明する。図
2は、本発明の実施の形態2によるトラッキング誤差検
出装置の構成を示すブロック図である。
【0057】図2において、トラッキング誤差検出装置
は、受光素子を含む光信号検出部33と、位相誤差検出
部(位相誤差検出手段)34と、LPF11(低域通過
手段)と、リードチャネル部20と、クロック制御部
(クロック制御手段)27と、システム制御部31とか
らなる。なお、本実施の形態2によるトラッキング誤差
検出装置は、前述した本実施の形態1とはクロック制御
部27の構成においてのみ異なっているため、前述した
実施の形態1と同じ構成については同じ符号を用い、説
明を省略する。
【0058】図2に示しているクロック制御部27は、
一段目の分周器28aと、二段目の分周器28bと、ス
イッチ29a、29bと、スイッチ制御部30とから構
成されている。
【0059】次に、上記のように構成されている、本発
明の実施の形態2によるトラッキング誤差検出装置の動
作について説明する。また、光信号検出部33と、位相
誤差検出部34と、LPF11と、リードチャネル部2
0との動作は、前述した実施の形態1と同一のため、説
明を省略する。以下は、クロック制御部27を中心に動
作について述べる。
【0060】LPF11はトラッキングサーボ制御に必
要な信号帯域になるように位相差誤差信号に対して帯域
制限を行うが、トラッキングサーボ制御ための制御帯域
はチャネルレートに対して十分低い帯域となっているた
め、トラッキング誤差信号生成に用いるLPF11の動
作クロックとして、読み出しクロックよりも周波数が十
分に低いクロックを用いることができる。
【0061】図2において、クロック制御部27は、A
DC16a,16bと、補間フィルタ17a,17b
と、ゼロクロス点検出回路18a,18bと、位相差検
出回路19とを有する位相誤差検出部34の動作クロッ
ク(以降、位相誤差検出用クロックとよぶ)と、トラッ
キング誤差信号を生成するLPF11の動作クロック
(以降、低域通過手段用クロック)とを個別に制御する
機能を有しており、位相誤差制御用クロックとして分周
器28aにより分周したクロックを用い、また低域通過
手段用クロックとして分周器28bにより分周したクロ
ックを用いることにより、位相誤差信号の生成に必要な
回路以外のLPF11の動作レートをさらに下げて、ド
ライブの高倍速化に伴う消費電力の増加を抑えることが
できる。
【0062】但し、低域通過手段用クロックとして位相
誤差検出用クロックの分周クロックを用いる場合、LP
F11の動作レートをおとすことによりトラッキング信
号生成の演算時間が長くなるため、トラッキングサーボ
系におけるループディレイが大きくなってしまうという
問題が生じる時がある。これは、またトラッキングサー
ボ性能を劣化させる要因となり、特に、ドライブが低倍
速再生の場合にはチャネルレートが低いため、その影響
が大きくなる。
【0063】そこで、クロック制御部27では、LPF
11の動作クロックとして、位相誤差検出用クロック
と、分周器28bにより生成される位相誤差検出用クロ
ックの分周クロックとをスイッチ29bにより選択的に
供給することができるように構成し、光ディスク再生シ
ステムのシステム制御回路31によって制御されるスイ
ッチ制御部30は、チャネルレートが遅くなる低倍速再
生の場合には位相誤差検出用クロックを、チャネルレー
トが速くなる高倍速再生の場合には分周器29bにより
生成される分周クロックを、それぞれ切り替えてLPF
11に供給するように制御することで、各回転数に応じ
てトラッキングサーボ特性を劣化させること無く消費電
力を低減することが可能である。
【0064】このように、本実施の形態2によるトラッ
キング誤差検出装置では、2段階の分周器を有するクロ
ック制御部27を備えることにより、位相誤差検出部3
4の動作レートを一段と落とし、トラッキング誤差算出
用のLPF11の動作レートをさらに落とすように、リ
ードチャネル部20で生成された読み出しクロックを位
相誤差検出用とトラッキング誤差算出用とに個別に供給
できるため、システムの消費電力を低減することができ
る。また、チャネルレートが遅くなる低倍速再生の場合
において、システム制御部31の制御によってスイッチ
制御部30は、それぞれのスイッチ29aと29bとを
制御して、位相誤差生成用クロックには読み出しクロッ
クを、トラッキング誤差信号生成用クロックには位相誤
差生成用クロックをそれぞれ切り替えて供給できるた
め、トラッキングサーボ特性を劣化させるのを防ぐこと
ができる。
【0065】(実施の形態3)以下に、本発明の請求項
10から請求項14に記載された発明に対応する、実施
の形態3について、図3及び図4を用いて説明する。図
3は、本発明の実施の形態3によるトラッキング誤差検
出装置の構成を示すブロック図である。
【0066】図3において、トラッキング誤差検出装置
は、受光素子を含む光信号検出部33と、トラッキング
誤差検出部14と、リードチャネル部20と、クロック
制御部(クロック制御手段)27と、サーボ制御部32
とからなる。なお、本実施の形態3によるトラッキング
誤差検出装置は、前述した本実施の形態1とはクロック
制御部27の構成およびサーボ制御部32においてのみ
異なっているため、前述した実施の形態1と同じ構成に
ついては同じ符号を用い、説明を省略する。図3のクロ
ック制御部27は、スイッチ29cと、スイッチ制御部
30とから構成されている。
【0067】次に、上記のように構成されている、本発
明の実施の形態3によるトラッキング誤差検出装置の動
作について説明する。また、光信号検出部33と、トラ
ッキング誤差検出部14と、リードチャネル部20との
動作は、前述した実施の形態1と同一のため、説明を省
略する。以下は、クロック制御部27を中心に動作につ
いて述べる。
【0068】LPF11により生成されたトラッキング
誤差信号は、サーボ制御部32においてトラッキングサ
ーボ処理に用いられる。図4に示すように、サーボ制御
部32では、トラッキングサーボの制御周期毎にトラッ
キング誤差信号を取り込むため、常時トラッキング誤差
信号を演算する必要としない。したがって、トラッキン
グ誤差信号の演算に必要な期間以外はトラッキング誤差
信号装置の動作を停止することができる。
【0069】図3において、クロック制御部27では、
トラッキング誤差信号を生成するためのクロックをスイ
ッチ29cによりON/OFFすることができ、サーボ
制御部32によって制御されるスイッチ制御部30は、
図4に示すように、トラッキング誤差信号の生成に必要
な期間のみトラッキング誤差検出部14を動作させ、こ
れ以外の期間にクロックを停止することにより消費電力
を低減することが可能である。
【0070】たとえば、ドライブの倍速が変わる場合を
考える。ドライブが高倍速になるとチャネルレートが早
くなるが、これに対して、トラッキングサーボ周期は一
定で、トラッキング誤差信号の生成に必要な演算サイク
ル数は決まっているため、図4に示すように、ドライブ
の倍速に合わせてクロック停止に用いるスイッチ切替信
号を制御して、ドライブの倍速に応じて必要な期間のみ
トラッキング誤差検出部14を動かすことができ、消費
電力を低減することが可能である。
【0071】また、クロック制御部27は、トラッキン
グサーボを行わない期間に、トラッキング誤差検出部1
4の動作を停止させて、消費電力を低減することもでき
る。
【0072】このように、本実施の形態3によるトラッ
キング誤差検出装置では、トラッキング制御部32の制
御信号によって制御されているクロック制御部27のス
イッチ制御部30は、トラッキング誤差信号の生成に必
要な期間のみトラッキング誤差検出部14を動作させ、
これ以外の期間にクロックを停止することにしたので、
より消費電力を低減することができる。
【0073】なお、本実施の形態3のサーブ制御部32
から制御信号を、前述した実施の形態1及び実施の形態
2のクロック制御部27に組みいれると、更なる消費電
力の低減を図ることができる。すなわち、トラッキング
誤差信号の生成に必要な期間のみトラッキング誤差検出
用の各処理部を低動作レートで動作させ、これ以外の期
間に動作を停止させることによって、一層消費電力を低
減することができる。
【0074】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係る
トラッキング誤差検出装置によれば、情報記録媒体に光
束を照射したときの反射光量に応じた出力信号の位相誤
差を検出する位相誤差検出手段と、前記位相誤差信号か
らトラッキング誤差信号を得るために帯域制限を行う低
域通過手段とを有するトラッキング誤差検出装置におい
て、クロックを生成するクロック生成手段と、前記クロ
ック生成手段により生成されたクロックを上記トラッキ
ング誤差検出装置の各処理手段の動作クロックとして使
うように制御するクロック制御部と、を備えるようにし
たので、トラッキング誤差検出装置にとって必要とする
所定周波数の動作クロックを供給することができるとい
うメリットがある。
【0075】また、本発明の請求項2に係るトラッキン
グ誤差検出装置によれば、請求項1に記載のトラッキン
グ誤差検出装置において、前記クロック生成手段により
生成されたクロックの分周クロックを生成する分周手段
を備え、前記クロック制御部は、該分周クロックを上記
トラッキング誤差検出装置の各処理手段の動作クロック
として使うように制御するようにしたので、トラッキン
グ誤差信号を生成する際の各部の動作レートを下げるこ
とで、消費電力を低減することを実現できるというメリ
ットがある。
【0076】本発明の請求項3に係るトラッキング誤差
検出装置によれば、請求項2に記載のトラッキング誤差
検出装置において、前記クロック制御部は、さらにクロ
ック切替手段を備え、前記クロック生成手段により生成
されたクロック、または、該クロックの分周クロックの
いずれかを上記トラッキング誤差検出装置の各処理手段
の動作クロックとして切り替えて用いるように制御する
ようにしたので、トラッキングサーボ系におけるループ
ディレイとなるトラッキング誤差検出の演算時間が長く
なる場合はもとのクロックを、演算時間が短い場合は分
周クロックを用いることで、トラッキングサーボ特性を
劣化させること無く消費電力を低減することできるとい
う効果がある。
【0077】本発明の請求項4に係るトラッキング誤差
検出装置によれば、請求項1乃至請求項3のいずれかに
記載のトラッキング誤差検出装置において、前記クロッ
ク生成手段は、前記情報記録媒体の情報ピットからデー
タを読み出すリードチャネル部からなり、前記クロック
は、上記リードチャネル部において生成される読み出し
クロックであるとしたので、光ディスクの回転速度にお
うじて、トラッキング誤差信号を生成する際の各部の動
作レートを下げ、トラッキングサーボ特性を劣化させる
こと無く消費電力を低減することを実現できるというメ
リットがある。
【0078】本発明の請求項5に係るトラッキング誤差
検出装置によれば、請求項4に記載のトラッキング誤差
検出装置において、前記クロック制御部は、クロック切
替を行う際に、前記リードチャネル部において生成され
た読み出しクロックの周波数に応じて、該読み出しクロ
ック、または、該読み出しクロックの分周クロックのい
ずれかを切り替えて用いるように制御するようにしたの
で、読み出しクロックの周波数が低い場合にはトラッキ
ング誤差検出の演算時間が長くなるため読み出しクロッ
クを、読み出しクロックの周波数が高い場合には演算時
間が短くなるため読み出しクロックの分周クロックをト
ラッキング誤差検出装置の動作クロックとして、それぞ
れ使い分けることで、トラッキングサーボ特性を劣化さ
せること無く消費電力を低減することができるという効
果がある。
【0079】本発明の請求項6に係るトラッキング誤差
検出装置によれば、請求項3または請求項4に記載のト
ラッキング誤差検出装置において、前記クロック制御部
は、クロック切替を行う際に、前記情報記録媒体の回転
速度に応じて、前記クロック生成手段により生成された
クロック、または、該クロックの分周クロックのいずれ
かを切り替えて用いるように制御するようにしたので、
記録媒体の回転速度に応じて切替を行い、データ読み出
し速度が遅くなる回転数が低い場合にはもとのクロック
を、データ読み出し速度が速くなる回転数が高い場合に
は分周クロックを動作クロックとして、それぞれ使い分
けることで、各回転数におけるトラッキングサーボ特性
を劣化させること無く消費電力を低減することができる
という効果がある。
【0080】本発明の請求項7に係るトラッキング誤差
検出装置によれば、請求項1乃至請求項6のいずれかに
記載のトラッキング誤差検出装置において、前記位相誤
差検出手段に供給する位相誤差検出用クロックと、前記
低域通過手段に供給する低域通過手段用クロックとを個
別に制御する制御回路と、前記位相誤差検出用クロック
の分周クロックを生成する分周手段と、を備え、前記ク
ロック制御部は、上記位相誤差検出用クロックの分周ク
ロックを前記低域通過手段用クロックとして供給するよ
うにしたので、位相誤差信号の生成に必要な回路以外の
部分の動作レートを下げることで、消費電力を低減する
ことができるという効果がある。
【0081】本発明の請求項8に係るトラッキング誤差
検出装置によれば、請求項7に記載のトラッキング誤差
検出装置において、前記クロック制御部は、クロック切
替を行う際に、前記リードチャネル部において生成され
る読み出しクロックの周波数に応じて、前記位相誤差検
出用クロック、または、その分周クロックのいずれかを
前記低域通過手段用クロックとして切り替えて用いるよ
うに制御するようにしたので、トラッキング誤差検出の
演算時間が長くなる場合、位相誤差検出用クロックを、
演算時間が短くなる場合には位相誤差検出用クロックの
分周クロックを低域通過手段用クロックとして、それぞ
れ使い分けることで、トラッキングサーボ特性を劣化さ
せること無く消費電力を低減することができるという効
果がある。
【0082】本発明の請求項9に係るトラッキング誤差
検出装置によれば、請求項7に記載のトラッキング誤差
検出装置において、前記クロック制御部は、クロック切
替を行う際に、前記情報記録媒体の回転速度に応じて、
前記位相誤差検出用クロック、または、その分周クロッ
クのいずれかを前記低域通過手段用クロックとして切り
替えて用いるように制御するようにしたから、データ読
み出し速度が遅くなる回転数が低い場合には前記位相誤
差検出用クロックを、データ読み出し速度が速くなる回
転数が高い場合には前記位相誤差検出用クロックの分周
クロックを低域通過手段用クロックとして、それぞれ使
い分けることで、トラッキングサーボ特性を劣化させる
こと無く消費電力を低減することができるという効果が
ある。
【0083】本発明の請求項10に係るトラッキング誤
差検出装置によれば、請求項1乃至請求項9のいずれか
に記載されたトラッキング誤差検出装置において、上記
トラッキング誤差検出装置の各処理手段の動作クロック
のON/OFFを行うクロック停止手段を備え、前記ク
ロック制御手段は、トラッキングサーボ制御の制御周期
に合わせてクロックのON/OFFを制御するようにし
たので、トラッキングサーボを行う際に必要となるトラ
ッキング誤差信号を生成する期間のみ各部を動作させる
ことで、消費電力を低減することができるという効果が
ある。
【0084】本発明の請求項11に係るトラッキング誤
差検出装置によれば、請求項10に記載のトラッキング
誤差検出装置において、前記クロック制御手段は、トラ
ッキングサーボ制御の制御周期の変化に応じてクロック
を停止する期間を制御するようにしたので、トラッキン
グサーボを行う際に必要となるトラッキング誤差信号を
生成する期間のみ各部を動作させることで、消費電力を
低減することができるという効果がある。
【0085】本発明の請求項12に係るトラッキング誤
差検出装置によれば、請求項10に記載のトラッキング
誤差検出装置において、前記クロック制御手段は、前記
リードチャネル部において生成される読み出しクロック
の周波数に応じてクロックを停止する期間を制御するよ
うにしたので、トラッキングサーボを行う際に必要とな
るトラッキング誤差信号を生成する期間のみ、かつ、低
動作レートで各部を動作させることにより、消費電力を
低減することができるという効果がある。
【0086】本発明の請求項13に係るトラッキング誤
差検出装置によれば、請求項10に記載のトラッキング
誤差検出装置において、前記クロック制御手段は、前記
情報記録媒体の回転速度に応じてクロックを停止する期
間を制御するようにしたので、トラッキングサーボを行
う際に必要となるトラッキング誤差信号を生成する期間
のみ、かつ、低動作レートで各部を動作させることによ
り、消費電力を低減することができるという効果があ
る。
【0087】本発明の請求項14に係るトラッキング誤
差検出装置によれば、請求項10乃至請求項13のいず
れかに記載のトラッキング誤差検出装置において、トラ
ッキングサーボ制御を行わない場合、前記クロック制御
手段は、上記トラッキング誤差検出装置の各処理手段に
供給するクロックを停止するようにしたので、トラッキ
ング誤差信号を必要としないときに各部が作動しないこ
とで、消費電力を低減することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるトラッキング誤差
検出装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態2によるトラッキング誤差
検出装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態3によるトラッキング誤差
検出装置の構成を示すブロック図である。
【図4】サーボ制御周期とトラッキング誤差検出装置の
動作周期との関係を示す概念図である。
【図5】光記録再生装置におけるピックアップの構成を
示すブロック図である。
【図6】(a)光スポットと情報ピットとの相対位置
と、(b)ファーフィールドパターンと、(c)受光素
子からの出力信号との関係を説明する図である。
【図7】(a)光スポットと情報ピットとの相対位置
と、(b)ファーフィールドパターンと、(c)受光素
子からの出力信号との関係を説明する図である。
【図8】(a)光スポットと情報ピットとの相対位置
と、(b)ファーフィールドパターンと、(c)受光素
子からの出力信号との関係を説明する図である。
【図9】従来のアナログ方式によるトラッキング誤差信
号を生成する回路の構成を示すブロック図である。
【図10】トラッキング誤差信号を生成する回路の動作
タイミング及び波形を示す説明図である。
【図11】光スポットとトラックとの相対位置と、トラ
ッキング誤差信号波形との関係を示す説明図である。
【図12】従来のアナログ方式のトラッキング誤差信号
検出装置おいて、高域における振幅劣化を補償する回路
の構成を示すブロック図である。
【図13】従来のディジタル方式によるトラッキング誤
差検出装置の構成を示すブロック図である。
【図14】従来のディジタル方式によるトラッキング誤
差検出装置における位相差誤差検出の説明図である。
【図15】CAV再生に対応した従来のディジタル方式
によるトラッキング誤差検出装置の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1:光源 2、2a、2b、2c、2d:受光素子 3:コリメータレンズ 4:対物レンズ 5:情報記録媒体(光ディスク) 6:ハーフミラー 61:凸レンズ 62:シリンドリカルレンズ 7a、7b、7c、7d:電流電圧変換回路 8a、8b:加算器 9a、9b:2値化回路 10:位相差検出回路 101a、101b:D型フリップフロップ(D−F
F) 102:差分検出器 11:ローパスフィルタ(LPF) 12:光スポット 13:情報ピット 14:トラッキング誤差検出部 15a、15b:波形等化フィルタ 16a、16b、16c:アナログ−ディジタル変換器
(ADC) 17a、17b:補間フィルタ 18a、18b:ゼロクロス点検出回路 19:位相差検出回路 20:リードチャネル部 21:位相比較器 22:ループフィルタ 23:ディジタル−アナログ変換器(DAC) 24:電圧制御発振器(VCO) 25:波形等化フィルタ 26:2値化回路 27:クロック制御部(周波数設定回路) 28a,28b:分周器 29a,29b,29c:スイッチ 30:スイッチ制御部 31:システム制御部 32:サーボ制御部 33:光信号検出部 34:位相誤差信号検出部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年7月19日(2002.7.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】図9において、田の字型に4分割された素
子2a、2b、2c、2dを有する受光素子2で検出し
た光電流出力を電流電圧変換回路7a、7b、7c、7
dによって電流電圧変換した後、加算器8aにより電流
電圧変換回路7aと7の出力の和を、加算器8bによ
り電流電圧変換回路7bと7の出力の和を、と言う具
合に対角方向の素子から得られた信号同志の加算を行
う。2つの対角方向の素子から得られた信号同士の加算
信号は、それぞれ図10の(a)、(b)の波形とな
り、さらに2値化回路9a、9bに通すと図10の
(c)、(d)の信号となる。これらの信号の立ち上が
りあるいは立ち下がりの位相差を検出すると上述のトラ
ッキング誤差信号を検出できるが、ここに示す回路構成
では立ち下がりの位相差をD型フリップフロップ(D−
FF)101a、101bを用いて検出する様にしてい
る。その後、検出された時間差パルス(e)(f)は差
分検出器102でパルス幅変調信号(g)に変換され、
更にローパスフィルタ11を通すことでアナログのトラ
ッキング誤差信号(h)となる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】このようにして求まった位相誤差信号は、
特定のトラック1本の近傍に注目した場合、ほぼ直線状
の信号となり、これを複数のトラックにわたって観測す
ると、全体的には図11の様にトラック毎に繰り返され
るほぼ鋸歯状の波形を得ることができ、最終的にLPF
11により帯域制限を行い、トラッキングサーボ制御に
必要な帯域のトラッキング誤差信号を求めることができ
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に記載のトラッキング誤差検出装
置は、情報記録媒体に光束を照射したときの反射光量に
応じた出力信号の位相誤差を検出する位相誤差検出手段
と、前記位相誤差信号からトラッキング誤差信号を得る
ために帯域制限を行う低域通過手段とを有するトラッキ
ング誤差検出装置において、クロックを生成するクロッ
ク生成手段と、前記クロック生成手段により生成された
クロックの分周クロックを生成する分周手段を有するク
ロック制御部と、を備え、前記クロック制御部は、前記
分周クロックを上記トラッキング誤差検出装置の各処理
手段の動作クロックとして用いるように制御するもので
ある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】本発明の請求項2に記載のトラッキング誤
差検出装置は、請求項に記載のトラッキング誤差検出
装置において、前記クロック制御部は、さらにクロック
切替手段を備え、前記クロック生成手段により生成され
たクロック、または、該クロックの分周クロックのいず
れかを上記トラッキング誤差検出装置の各処理手段の動
作クロックとして切り替えて用いるように制御するもの
である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】本発明の請求項に記載のトラッキング誤
差検出装置は、請求項1または請求項2に記載のトラッ
キング誤差検出装置において、前記クロック生成手段
は、前記情報記録媒体の情報ピットからデータを読み出
すリードチャネル部からなり、前記クロックは、上記リ
ードチャネル部において生成される読み出しクロックで
あることを特徴とするものである。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】本発明の請求項に記載のトラッキング誤
差検出装置は、請求項に記載のトラッキング誤差検出
装置において、前記クロック制御部は、クロック切替を
行う際に、前記リードチャネル部において生成された読
み出しクロックの周波数に応じて、該読み出しクロッ
ク、または、該読み出しクロックの分周クロックのいず
れかを切り替えて用いるように制御するものである。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】本発明の請求項に記載のトラッキング誤
差検出装置は、請求項または請求項に記載のトラッ
キング誤差検出装置において、前記クロック制御部は、
クロック切替を行う際に、前記情報記録媒体の回転速度
に応じて、前記クロック生成手段により生成されたクロ
ック、または、該クロックの分周クロックのいずれかを
切り替えて用いるように制御するものである。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】本発明の請求項に記載のトラッキング誤
差検出装置は、請求項1乃至請求項のいずれかに記載
のトラッキング誤差検出装置において、前記位相誤差検
出手段に供給する位相誤差検出用クロックと、前記低域
通過手段に供給する低域通過手段用クロックとを個別に
制御する制御回路と、前記位相誤差検出用クロックの分
周クロックを生成する分周手段と、を備え、前記クロッ
ク制御部は、上記位相誤差検出用クロックの分周クロッ
クを前記低域通過手段用クロックとして供給するもので
ある。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】本発明の請求項に記載のトラッキング誤
差検出装置は、請求項に記載のトラッキング誤差検出
装置において、前記クロック制御部は、クロック切替を
行う際に、前記リードチャネル部において生成される読
み出しクロックの周波数に応じて、前記位相誤差検出用
クロック、または、その分周クロックのいずれかを前記
低域通過手段用クロックとして切り替えて用いるように
制御するものである。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】本発明の請求項に記載のトラッキング誤
差検出装置は、請求項に記載のトラッキング誤差検出
装置において、前記クロック制御部は、クロック切替を
行う際に、前記情報記録媒体の回転速度に応じて、前記
位相誤差検出用クロック、または、その分周クロックの
いずれかを前記低域通過手段用クロックとして切り替え
て用いるように制御するものである。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】本発明の請求項に記載のトラッキング誤
差検出装置は、請求項1乃至請求項のいずれかに記載
されたトラッキング誤差検出装置において、上記トラッ
キング誤差検出装置の各処理手段の動作クロックのON
/OFFを行うクロック停止手段を備え、前記クロック
制御手段は、トラッキングサーボ制御の制御周期に合わ
せてクロックのON/OFFを制御するものである。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】本発明の請求項10に記載のトラッキング
誤差検出装置は、請求項記載のトラッキング誤差検出
装置において、前記クロック制御手段は、トラッキング
サーボ制御の制御周期の変化に応じてクロックを停止す
る期間を制御するものである。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】本発明の請求項11に記載のトラッキング
誤差検出装置は、請求項に記載のトラッキング誤差検
出装置において、前記クロック制御手段は、前記リード
チャネル部において生成される読み出しクロックの周波
数に応じてクロックを停止する期間を制御するものであ
る。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】本発明の請求項12に記載のトラッキング
誤差検出装置は、請求項に記載のトラッキング誤差検
出装置において、前記クロック制御手段は、前記情報記
録媒体の回転速度に応じてクロックを停止する期間を制
御するものである。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】本発明の請求項13に記載のトラッキング
誤差検出装置は、請求項乃至請求項12のいずれかに
記載のトラッキング誤差検出装置において、トラッキン
グサーボ制御を行わない場合、前記クロック制御手段
は、上記トラッキング誤差検出装置の各処理手段に供給
するクロックを停止するものである。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下に、本発明の
実施の形態1によるトラッキング誤差検出装置ついて、
図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1
によるトラッキング誤差検出装置の構成を示すブロック
図である。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】(実施の形態2)以下に、本発明の実施の
形態2によるトラッキング誤差検出装置について、図2
を用いて説明する。図2は、本発明の実施の形態2によ
るトラッキング誤差検出装置の構成を示すブロック図で
ある。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0065
【補正方法】変更
【補正内容】
【0065】(実施の形態3)以下に、本発明の実施の
形態3によるトラッキング誤差検出装置について、図3
及び図4を用いて説明する。図3は、本発明の実施の形
態3によるトラッキング誤差検出装置の構成を示すブロ
ック図である。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0072
【補正方法】変更
【補正内容】
【0072】このように、本実施の形態3によるトラッ
キング誤差検出装置では、トラッキングサーボ制御部3
2の制御信号によって制御されているクロック制御部2
7のスイッチ制御部30は、トラッキング誤差信号の生
成に必要な期間のみトラッキング誤差検出部14を動作
させ、これ以外の期間にクロックを停止することにした
ので、より消費電力を低減することができる。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0073
【補正方法】変更
【補正内容】
【0073】なお、本実施の形態3のサーボ制御部32
から制御信号を、前述した実施の形態1及び実施の形態
2のクロック制御部27に組みいれると、更なる消費電
力の低減を図ることができる。すなわち、トラッキング
誤差信号の生成に必要な期間のみトラッキング誤差検出
用の各処理部を低動作レートで動作させ、これ以外の期
間に動作を停止させることによって、一層消費電力を低
減することができる。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0074
【補正方法】変更
【補正内容】
【0074】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係る
トラッキング誤差検出装置によれば、情報記録媒体に光
束を照射したときの反射光量に応じた出力信号の位相誤
差を検出する位相誤差検出手段と、前記位相誤差信号か
らトラッキング誤差信号を得るために帯域制限を行う低
域通過手段とを有するトラッキング誤差検出装置におい
て、クロックを生成するクロック生成手段と、前記クロ
ック生成手段により生成されたクロックの分周クロック
を生成する分周手段を有するクロック制御部と、を備
え、前記クロック制御部は、前記分周クロックを上記ト
ラッキング誤差検出装置の各処理手段の動作クロックと
して用いるように制御するようにしたので、トラッキン
グ誤差信号を生成する際の各部の動作レートを下げるこ
とにより、消費電力を低減することを実現できるという
効果がある。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0075
【補正方法】削除
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0076
【補正方法】変更
【補正内容】
【0076】本発明の請求項に係るトラッキング誤差
検出装置によれば、請求項に記載のトラッキング誤差
検出装置において、前記クロック制御部は、さらにクロ
ック切替手段を備え、前記クロック生成手段により生成
されたクロック、または、該クロックの分周クロックの
いずれかを上記トラッキング誤差検出装置の各処理手段
の動作クロックとして切り替えて用いるように制御する
ようにしたので、トラッキングサーボ系におけるループ
ディレイとなるトラッキング誤差検出の演算時間が長く
なる場合はもとのクロックを、演算時間が短い場合は分
周クロックを用いることで、トラッキングサーボ特性を
劣化させること無く消費電力を低減することできると
いう効果がある。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0077
【補正方法】変更
【補正内容】
【0077】本発明の請求項に係るトラッキング誤差
検出装置によれば、請求項1または請求項2に記載のト
ラッキング誤差検出装置において、前記クロック生成手
段は、前記情報記録媒体の情報ピットからデータを読み
出すリードチャネル部からなり、前記クロックは、上記
リードチャネル部において生成される読み出しクロック
であるとしたので、光ディスクの回転速度におうじて、
トラッキング誤差信号を生成する際の各部の動作レート
を下げ、トラッキングサーボ特性を劣化させること無く
消費電力を低減することを実現できるというメリットが
ある。
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0078
【補正方法】変更
【補正内容】
【0078】本発明の請求項に係るトラッキング誤差
検出装置によれば、請求項に記載のトラッキング誤差
検出装置において、前記クロック制御部は、クロック切
替を行う際に、前記リードチャネル部において生成され
た読み出しクロックの周波数に応じて、該読み出しクロ
ック、または、該読み出しクロックの分周クロックのい
ずれかを切り替えて用いるように制御するようにしたの
で、読み出しクロックの周波数が低い場合にはトラッキ
ング誤差検出の演算時間が長くなるため読み出しクロッ
クを、読み出しクロックの周波数が高い場合には演算時
間が短くなるため読み出しクロックの分周クロックをト
ラッキング誤差検出装置の動作クロックとして、それぞ
れ使い分けることで、トラッキングサーボ特性を劣化さ
せること無く消費電力を低減することができるという効
果がある。
【手続補正28】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0079
【補正方法】変更
【補正内容】
【0079】本発明の請求項に係るトラッキング誤差
検出装置によれば、請求項または請求項に記載のト
ラッキング誤差検出装置において、前記クロック制御部
は、クロック切替を行う際に、前記情報記録媒体の回転
速度に応じて、前記クロック生成手段により生成された
クロック、または、該クロックの分周クロックのいずれ
かを切り替えて用いるように制御するようにしたので、
記録媒体の回転速度に応じて切替を行い、データ読み出
し速度が遅くなる回転数が低い場合にはもとのクロック
を、データ読み出し速度が速くなる回転数が高い場合に
は分周クロックを動作クロックとして、それぞれ使い分
けることで、各回転数におけるトラッキングサーボ特性
を劣化させること無く消費電力を低減することができる
という効果がある。
【手続補正29】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0080
【補正方法】変更
【補正内容】
【0080】本発明の請求項に係るトラッキング誤差
検出装置によれば、請求項1乃至請求項のいずれかに
記載のトラッキング誤差検出装置において、前記位相誤
差検出手段に供給する位相誤差検出用クロックと、前記
低域通過手段に供給する低域通過手段用クロックとを個
別に制御する制御回路と、前記位相誤差検出用クロック
の分周クロックを生成する分周手段と、を備え、前記ク
ロック制御部は、上記位相誤差検出用クロックの分周ク
ロックを前記低域通過手段用クロックとして供給するよ
うにしたので、位相誤差信号の生成に必要な回路以外の
部分の動作レートを下げることで、消費電力を低減する
ことができるという効果がある。
【手続補正30】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0081
【補正方法】変更
【補正内容】
【0081】本発明の請求項に係るトラッキング誤差
検出装置によれば、請求項に記載のトラッキング誤差
検出装置において、前記クロック制御部は、クロック切
替を行う際に、前記リードチャネル部において生成され
る読み出しクロックの周波数に応じて、前記位相誤差検
出用クロック、または、その分周クロックのいずれかを
前記低域通過手段用クロックとして切り替えて用いるよ
うに制御するようにしたので、トラッキング誤差検出の
演算時間が長くなる場合、位相誤差検出用クロックを、
演算時間が短くなる場合には位相誤差検出用クロックの
分周クロックを低域通過手段用クロックとして、それぞ
れ使い分けることで、トラッキングサーボ特性を劣化さ
せること無く消費電力を低減することができるという効
果がある。
【手続補正31】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0082
【補正方法】変更
【補正内容】
【0082】本発明の請求項に係るトラッキング誤差
検出装置によれば、請求項に記載のトラッキング誤差
検出装置において、前記クロック制御部は、クロック切
替を行う際に、前記情報記録媒体の回転速度に応じて、
前記位相誤差検出用クロック、または、その分周クロッ
クのいずれかを前記低域通過手段用クロックとして切り
替えて用いるように制御するようにしたから、データ読
み出し速度が遅くなる回転数が低い場合には前記位相誤
差検出用クロックを、データ読み出し速度が速くなる回
転数が高い場合には前記位相誤差検出用クロックの分周
クロックを低域通過手段用クロックとして、それぞれ使
い分けることで、トラッキングサーボ特性を劣化させる
こと無く消費電力を低減することができるという効果が
ある。
【手続補正32】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0083
【補正方法】変更
【補正内容】
【0083】本発明の請求項に係るトラッキング誤差
検出装置によれば、請求項1乃至請求項のいずれかに
記載されたトラッキング誤差検出装置において、上記ト
ラッキング誤差検出装置の各処理手段の動作クロックの
ON/OFFを行うクロック停止手段を備え、前記クロ
ック制御手段は、トラッキングサーボ制御の制御周期に
合わせてクロックのON/OFFを制御するようにした
ので、トラッキングサーボを行う際に必要となるトラッ
キング誤差信号を生成する期間のみ各部を動作させるこ
とで、消費電力を低減することができるという効果があ
る。
【手続補正33】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0084
【補正方法】変更
【補正内容】
【0084】本発明の請求項10に係るトラッキング誤
差検出装置によれば、請求項に記載のトラッキング誤
差検出装置において、前記クロック制御手段は、トラッ
キングサーボ制御の制御周期の変化に応じてクロックを
停止する期間を制御するようにしたので、トラッキング
サーボを行う際に必要となるトラッキング誤差信号を生
成する期間のみ各部を動作させることで、消費電力を低
減することができるという効果がある。
【手続補正34】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0085
【補正方法】変更
【補正内容】
【0085】本発明の請求項11に係るトラッキング誤
差検出装置によれば、請求項に記載のトラッキング誤
差検出装置において、前記クロック制御手段は、前記リ
ードチャネル部において生成される読み出しクロックの
周波数に応じてクロックを停止する期間を制御するよう
にしたので、トラッキングサーボを行う際に必要となる
トラッキング誤差信号を生成する期間のみ、かつ、低動
作レートで各部を動作させることにより、消費電力を低
減することができるという効果がある。
【手続補正35】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0086
【補正方法】変更
【補正内容】
【0086】本発明の請求項12に係るトラッキング誤
差検出装置によれば、請求項に記載のトラッキング誤
差検出装置において、前記クロック制御手段は、前記情
報記録媒体の回転速度に応じてクロックを停止する期間
を制御するようにしたので、トラッキングサーボを行う
際に必要となるトラッキング誤差信号を生成する期間の
み、かつ、低動作レートで各部を動作させることによ
り、消費電力を低減することができるという効果があ
る。
【手続補正36】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0087
【補正方法】変更
【補正内容】
【0087】本発明の請求項13に係るトラッキング誤
差検出装置によれば、請求項乃至請求項12のいずれ
かに記載のトラッキング誤差検出装置において、トラッ
キングサーボ制御を行わない場合、前記クロック制御手
段は、上記トラッキング誤差検出装置の各処理手段に供
給するクロックを停止するようにしたので、トラッキン
グ誤差信号を必要としないときに各部が作動しないこと
で、消費電力を低減することができるという効果があ
る。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録媒体に光束を照射したときの反
    射光量に応じた出力信号の位相誤差を検出する位相誤差
    検出手段と、前記位相誤差信号からトラッキング誤差信
    号を得るために帯域制限を行う低域通過手段とを有する
    トラッキング誤差検出装置において、 クロックを生成するクロック生成手段と、 前記クロック生成手段により生成されたクロックを上記
    トラッキング誤差検出装置の各処理手段の動作クロック
    として使うように制御するクロック制御部と、を備え
    た、 ことを特徴とするトラッキング誤差検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のトラッキング誤差検出
    装置において、 前記クロック生成手段により生成されたクロックの分周
    クロックを生成する分周手段を備え、 前記クロック制御部は、該分周クロックを上記トラッキ
    ング誤差検出装置の各処理手段の動作クロックとして使
    うように制御する、 ことを特徴とするトラッキング誤差検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のトラッキング誤差検出
    装置において、 前記クロック制御部は、さらにクロック切替手段を備
    え、前記クロック生成手段により生成されたクロック、
    または、該クロックの分周クロックのいずれかを上記ト
    ラッキング誤差検出装置の各処理手段の動作クロックと
    して切り替えて用いるように制御する、 ことを特徴とするトラッキング誤差検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    のトラッキング誤差検出装置において、 前記クロック生成手段は、前記情報記録媒体の情報ピッ
    トからデータを読み出すリードチャネル部からなり、前
    記クロックは、上記リードチャネル部において生成され
    る読み出しクロックである、 ことを特徴とするトラッキング誤差検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のトラッキング誤差検出
    装置において、 前記クロック制御部は、クロック切替を行う際に、前記
    リードチャネル部において生成された読み出しクロック
    の周波数に応じて、該読み出しクロック、または、該読
    み出しクロックの分周クロックのいずれかを切り替えて
    用いるように制御する、 ことを特徴とするトラッキング誤差検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項3または請求項4に記載のトラッ
    キング誤差検出装置において、 前記クロック制御部は、クロック切替を行う際に、前記
    情報記録媒体の回転速度に応じて、前記クロック生成手
    段により生成されたクロック、または、該クロックの分
    周クロックのいずれかを切り替えて用いるように制御す
    る、 ことを特徴とするトラッキング誤差検出装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
    のトラッキング誤差検出装置において、 前記位相誤差検出手段に供給する位相誤差検出用クロッ
    クと、前記低域通過手段に供給する低域通過手段用クロ
    ックとを個別に制御する制御回路と、 前記位相誤差検出用クロックの分周クロックを生成する
    分周手段と、を備え、 前記クロック制御部は、上記位相誤差検出用クロックの
    分周クロックを前記低域通過手段用クロックとして供給
    する、 ことを特徴としたトラッキング誤差検出装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のトラッキング誤差検出
    装置において、 前記クロック制御部は、クロック切替を行う際に、前記
    リードチャネル部において生成される読み出しクロック
    の周波数に応じて、前記位相誤差検出用クロック、また
    は、その分周クロックのいずれかを前記低域通過手段用
    クロックとして切り替えて用いるように制御する、 ことを特徴とするトラッキング誤差検出装置。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載のトラッキング誤差検出
    装置において、 前記クロック制御部は、クロック切替を行う際に、前記
    情報記録媒体の回転速度に応じて、前記位相誤差検出用
    クロック、または、その分周クロックのいずれかを前記
    低域通過手段用クロックとして切り替えて用いるように
    制御する、 ことを特徴とするトラッキング誤差検出装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項9のいずれかに記
    載されたトラッキング誤差検出装置において、 上記トラッキング誤差検出装置の各処理手段の動作クロ
    ックのON/OFFを行うクロック停止手段を備え、 前記クロック制御手段は、トラッキングサーボ制御の制
    御周期に合わせてクロックのON/OFFを制御する、 ことを特徴とするトラッキング誤差検出装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のトラッキング誤差
    検出装置において、 前記クロック制御手段は、トラッキングサーボ制御の制
    御周期の変化に応じてクロックを停止する期間を制御す
    る、 ことを特徴とするトラッキング誤差検出装置。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載のトラッキング誤差
    検出装置において、 前記クロック制御手段は、前記リードチャネル部におい
    て生成される読み出しクロックの周波数に応じてクロッ
    クを停止する期間を制御する、 ことを特徴とするトラッキング誤差検出装置。
  13. 【請求項13】 請求項10に記載のトラッキング誤差
    検出装置において、 前記クロック制御手段は、前記情報記録媒体の回転速度
    に応じてクロックを停止する期間を制御する、 ことを特徴とするトラッキング誤差検出装置。
  14. 【請求項14】 請求項10乃至請求項13のいずれか
    に記載のトラッキング誤差検出装置において、 トラッキングサーボ制御を行わない場合、前記クロック
    制御手段は、上記トラッキング誤差検出装置の各処理手
    段に供給するクロックを停止する、 ことを特徴とするトラッキング誤差検出装置。
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