JP2003027331A - ポリオレフィン系繊維 - Google Patents

ポリオレフィン系繊維

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JP2003027331A
JP2003027331A JP2001214727A JP2001214727A JP2003027331A JP 2003027331 A JP2003027331 A JP 2003027331A JP 2001214727 A JP2001214727 A JP 2001214727A JP 2001214727 A JP2001214727 A JP 2001214727A JP 2003027331 A JP2003027331 A JP 2003027331A
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propylene polymer
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dimethylsilylene
polyolefin fiber
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Masato Kijima
正人 木島
Takeji Tajima
武治 田島
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紡糸特性に優れ、かつ表面光沢、柔軟
性、風合い及び伸縮性にも優れるポリオレフィン系繊維
及びこの繊維からなる不織布を提供すること。 【解決手段】 下記の(1)及び(2)を満たすプロピ
レン重合体[I]1〜99質量%、 (1)メソペンタッド分率(mmmm)が0.2〜0.6で
ある (2)ラセミペンタッド分率(rrrr)と(1−mm
mm)が下記の関係を満たす [rrrr/(1−mmmm)]≦0.1 及びオレフィン系樹脂[II]99〜1質量%を含む樹脂
組成物からなるポリオレフィン系繊維及びこの繊維から
なる不織布である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面光沢に優れ、
風合いが良好で、かつ伸縮性を有するため、工業用品、
医療用品、家庭用品及び衣料品などの分野で好適に使用
することができるポリオレフィン系繊維及びこの繊維か
らなる不織布に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリプロピレンは、安価で、機械的特
性、耐湿性及び耐熱性に優れており、透明性も比較的良
好であることから、繊維分野においても広く使用されて
いる。しかし、その優れた機械的特性のために、よりし
なやかな繊維を得ようとする場合、極めて細い繊維を得
ることが必要であった。極めて細い繊維を得るために
は、高速、高倍率の紡糸、延伸等が必要であり、このた
め設備的に高度な技術を要し、また、糸切れが起こりや
すくなるため、歩留りを上げることができないという問
題がある。また、繊維の材料として用いられるポリプロ
ピレン樹脂も、糸切れ防止のために低粘度化や分子量分
布の狭小化が必要とされ、そのために多くの技術とコス
トを要する。近年、よりしなやかで風合いの優れた繊維
を得るために、比較的柔らかいポリプロピレンである、
シンジオタクチックポリプロピレンを用いる方法が提案
されている。例えば、特開平3−81355号公報及び
特開平3−82814号公報には、プロピレン単位が実
質的にシンジオタクチック構造を有している組成物から
なる繊維が開示されている。また、特開平8−1763
69号公報には、成形性を改良する目的で、アイソタク
チックポリプロピレンにシンジオタクチック和ポリプロ
ピレンを配合して得られる繊維が開示されている。しか
しながら、シンジオタクチックポリプロピレンからなる
繊維は、柔軟性において十分ではなく、しなやかさ、風
合い及び伸縮性の点で必ずしも満足のいくものではな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みなされたもので、紡糸特性に優れ、かつ表面光沢、
柔軟性、風合い及び伸縮性にも優れるポリオレフィン系
繊維及びこの繊維からなる不織布を提供することを目的
とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために鋭意研究を重ねた結果、特定のプロピ
レン重合体とオレフィン系重合体からなるポリオレフィ
ン系繊維が、本目的を達成できることを見出した。本発
明はかかる知見に基づいて完成したものである。すなわ
ち、本発明は、以下のポリオレフィン系繊維及びこの繊
維からなる不織布を提供するものである。
【0005】〔1〕 下記の(1)及び(2)を満たす
プロピレン重合体[I]1〜99質量%、 (1)メソペンタッド分率(mmmm)が0.2〜0.6で
ある (2)ラセミペンタッド分率(rrrr)と(1−mm
mm)が下記の関係を満たす [rrrr/(1−mmmm)]≦0.1 及びオレフィン系重合体[II]99〜1質量%を含む樹
脂組成物からなるポリオレフィン系繊維。 〔2〕 プロピレン重合体[I]が下記の(3)を満た
すプロピレン重合体である上記〔1〕に記載のポリオレ
フィン系繊維。 (3)テトラリン中135℃にて測定した極限粘度
[η]が0.5〜3.0デシリットル/gである 〔3〕 プロピレン重合体[I]が下記の(4)を満た
すプロピレン重合体である上記〔1〕又は〔2〕に記載
のポリオレフィン系繊維。 (4)昇温クロマトグラフィーにおける25℃以下で溶
出する成分量(W25)が20〜100質量%である 〔4〕 プロピレン重合体[I]が2個の架橋基を介し
て架橋構造を形成してなる遷移金属化合物と助触媒から
なるメタロセン触媒を用いて重合されたものである上記
〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載のポリオレフィン系繊
維。 〔5〕 上記〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載のポリオ
レフィン系繊維をウェブ化して形成されてなる不織布。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、特定のプロピレン重合
体[I]1〜99質量%及びオレフィン系重合体[II]
99〜1質量%を含む樹脂組成物からなるポリオレフィ
ン系繊維及びこの繊維からなる不織布である。以下、本
発明について詳しく説明する。本発明のポリオレフィン
系繊維に用いられる特定のプロピレン重合体[I]は、
下記の(1)及び(2)を満たすプロピレン重合体であ
る。 (1)メソペンタッド分率(mmmm)が0.2〜0.6で
ある (2)ラセミペンタッド分率(rrrr)と(1−mm
mm)が下記の関係を満たす [rrrr/(1−mmmm)]≦0.1 本発明におけるプロピレン重合体としては、上記(1)
及び(2)を満たせばよいが、メソペンタッド分率(m
mmm)が0.3〜0.6が好ましく、0.4〜0.5がさらに
好ましく、ラセミペンタッド分率(rrrr)と(1−
mmmm)が[rrrr/(1−mmmm)]≦0.08
であることが好ましく、[rrrr/(1−mmm
m)]≦0.06であることがさらに好ましく、[rrr
r/(1−mmmm)]≦0.05であることが特に好ま
しい。
【0007】プロピレン重合体[I]のメソペンタッド
分率(mmmm)が0.2未満では、べたつきの原因とな
る。0.6を超えると弾性率が高くなり好ましくない。プ
ロピレン重合体[I]の[rrrr/(1−mmm
m)]が0.1を超えるとべたつきの原因となる。なお、
本発明で用いられるメソペンタッド分率(mmmm分
率)とは、エイ・ザンベリ(A.Zambelli)等
により「Macromolecules,6,925
(1973)」で提案された方法に準拠し、13C−NM
Rスペクトルのメチル基のシグナルにより測定されるポ
リプロピレン分子鎖中のペンタッド単位でのメソ分率で
ある。これが大きくなると、立体規則性が高くなること
を意味する。同じくラセミペンタッド分率(rrrr分
率)とは、ポリプロピレン分子鎖中のペンタッド単位で
のラセミ分率である。[rrrr/(1−mmmm)]
は、上記のペンタッド単位の分率から求められ、プロピ
レン重合体の立体規則性分布の均一さを表わす指標であ
る。この値が大きくなると立体規則性分布が広がり、既
存触媒系を用いて製造される従来のポリプロピレンのよ
うに高立体規則性PPとAPPの混合物となり、べたつ
きが増し、透明性が低下することを意味する。なお、13
C−NMRスペクトルの測定は、エイ・ザンベリ(A.
Zambelli)等により「Macromolecu
les,8,687(1975)」で提案されたピーク
の帰属に従い、下記の装置及び条件にて行う。
【0008】装置:日本電子(株)製JNM−EX40
0型13C−NMR装置 方法:プロトン完全デカップリング法 濃度:220mg/ミリリットル 溶媒:1,2,4−トリクロロベンゼンと重ベンゼンの
90:10(容量比)混合溶媒 温度:130℃ パルス幅:45° パルス繰り返し時間:4秒 積算:10000回 本発明におけるプロピレン重合体[I]としては、上記
の要件の他に、(3)テトラリン中135℃にて測定し
た極限粘度[η]が0.5〜3.0デシリットル/gである
ものが好ましい。なかでもより好ましくは0.8〜2.5デ
シリットル/g、特に好ましくは1.0〜2.2デシリット
ル/gである。極限粘度[η]が0.5デシリットル/g
未満では強度が低下し、また3.0デシリットル/gを超
えると、流動性が低下するため成形性が不良となること
がある。
【0009】さらに、上記(1)、(2)、(3)の要
件の他に、(4)昇温クロマトグラフィーにおける25
℃以下で溶出する成分量(W25)が20〜100質量
%であるものが好ましく、30〜100質量%がさらに
好ましく、50〜100質量%が特に好ましく、60〜
100質量%が最も好ましい。W25とは、実施例にお
いて述べる操作法、装置構成及び測定条件の昇温クロマ
トグラフィーにより測定して求めた溶出曲線におけるT
REFのカラム温度25℃において充填剤に吸着されな
いで溶出する成分の量(質量%)である。W25は、プ
ロピレン重合体が軟質であるか否かを表す指標である。
この値が大きくなると弾性率の低い成分が多くなった
り、及び/又は立体規則性分布の不均一さが広がってい
ることを意味する。本発明においては、W25が20%
未満では、柔軟性がなくなり好ましくないことがある。
【0010】本発明におけるプロピレン重合体[I]と
しては、さらに下記の〜のいずれかの要件を満たす
ものが好ましい。 ゲルパーミエイション(GPC)法により測定した分
子量分布(Mw/Mn)が4以下、さらに好ましくは3.
5以下、特に好ましくは3以下である。分子量分布(M
w/Mn)が4を超えると糸切れが発生したりすること
がある。なお、上記Mw/Mnは、実施例において述べ
るゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)法に
より求められる。 DSC測定による融解吸熱量ΔHが30J/g以下で
あると柔軟性が優れ好ましい。ΔHは、軟質であるか否
かを表す指標であり、この値が大きくなると弾性率が高
く、軟質性が低下していることを意味する。 融点(Tm)及び結晶化温度(Tc)があってもなく
てもよいが、軟質性の点からないこと或いは低い値、特
にTmについては100℃以下であることが好ましい。
なお、ΔH、Tm及びTcは、実施例において述べるD
SC測定により求める。 引張弾性率が100MPa以下であることが好まし
く、より好ましくは70MPa以下である。
【0011】本発明に用いられるプロピレン重合体
[I]としては、上記(1)及び(2)を満たすもので
あればよく、本発明の目的を損なわない範囲で、プロピ
レン以外のコモノマーを2質量%以下共重合させたもの
であっても構わない。コモノマーとしては、エチレン,
1−ブテン,1−ペンテン,4−メチル−1−ペンテ
ン,1−ヘキセン,1−オクテン,1−デセン,1−ド
デセン,1−テトラデセン,1−ヘキサデセン,1−オ
クタデセン,1−エイコセンなどが挙げられ、本発明に
おいては、これらのうち一種又は二種以上を用いること
ができる。
【0012】本発明に用いられるプロピレン重合体
[I]の製造方法としては、(A)2個の架橋基を介し
て架橋構造を形成している遷移金属化合物と(B)助触
媒を組み合わせて得られるメタロセン触媒を用いてプロ
ピレンを重合または共重合する方法が好ましい。具体的
に例示すれば、一般式(I)
【0013】
【化1】
【0014】〔式中、Mは周期律表第3〜10族又はラ
ンタノイド系列の金属元素を示し、E 1 及びE2 はそれ
ぞれ置換シクロペンタジエニル基,インデニル基,置換
インデニル基,ヘテロシクロペンタジエニル基,置換ヘ
テロシクロペンタジエニル基,アミド基,ホスフィド
基,炭化水素基及び珪素含有基の中から選ばれた配位子
であって、A1 及びA2 を介して架橋構造を形成してお
り、またそれらはたがいに同一でも異なっていてもよ
く、Xはσ結合性の配位子を示し、Xが複数ある場合、
複数のXは同じでも異なっていてもよく、他のX,
1 ,E2 又はYと架橋していてもよい。Yはルイス塩
基を示し、Yが複数ある場合、複数のYは同じでも異な
っていてもよく、他のY,E1 ,E2 又はXと架橋して
いてもよく、A1 及びA2 は二つの配位子を結合する二
価の架橋基であって、炭素数1〜20の炭化水素基、炭
素数1〜20のハロゲン含有炭化水素基、珪素含有基、
ゲルマニウム含有基、スズ含有基、−O−、−CO−、
−S−、−SO2 −、−Se−、−NR1 −、−PR1
−、−P(O)R1 −、−BR1 −又は−AlR1 −を
示し、R1 は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜20
の炭化水素基又は炭素数1〜20のハロゲン含有炭化水
素基を示し、それらはたがいに同一でも異なっていても
よい。qは1〜5の整数で〔(Mの原子価)−2〕を示
し、rは0〜3の整数を示す。〕で表される遷移金属化
合物(A)、及び該(A)成分の遷移金属化合物又はそ
の派生物と反応してイオン性の錯体を形成しうる化合物
(B−1)及びアルミノキサン(B−2)から選ばれる
助触媒成分(B)を含有する重合用触媒の存在下、プロ
ピレンを重合又は共重合させる方法が挙げられる。
【0015】一般式(I)で表される遷移金属化合物の
具体例としては、(1,2' −ジメチルシリレン)
(2,1' −ジメチルシリレン)ビス(3−n−ブチル
インデニル)ジルコニウムジクロリド,(1,2' −ジ
メチルシリレン)(2,1' −ジメチルシリレン)ビス
(3−トリメチルシリルメチルインデニル)ジルコニウ
ムジクロリド,(1,2' −ジメチルシリレン)(2,
1' −ジメチルシリレン)ビス(3−フェニルインデニ
ル)ジルコニウムジクロリド,(1,2' −ジメチルシ
リレン)(2,1' −ジメチルシリレン)ビス(4,5
−ベンゾインデニル)ジルコニウムジクロリド,(1,
2' −ジメチルシリレン)(2,1' −ジメチルシリレ
ン)ビス(4−イソプロピルインデニル)ジルコニウム
ジクロリド,(1,2' −ジメチルシリレン)(2,
1' −ジメチルシリレン)ビス(5,6−ジメチルイン
デニル)ジルコニウムジクロリド,(1,2' −ジメチ
ルシリレン)(2,1' −ジメチルシリレン)ビス
(4,7−ジ−i−プロピルインデニル)ジルコニウム
ジクロリド,(1,2' −ジメチルシリレン)(2,
1' −ジメチルシリレン)ビス(4−フェニルインデニ
ル)ジルコニウムジクロリド,(1,2' −ジメチルシ
リレン)(2,1' −ジメチルシリレン)ビス(3−メ
チル−4−i−プロピルインデニル)ジルコニウムジク
ロリド,(1,2' −ジメチルシリレン)(2,1' −
ジメチルシリレン)ビス(5,6−ベンゾインデニル)
ジルコニウムジクロリド,(1,2' −ジメチルシリレ
ン)(2,1' −イソプロピリデン)−ビス(インデニ
ル)ジルコニウムジクロリド,(1,2' −ジメチルシ
リレン)(2,1' −イソプロピリデン)−ビス(3−
メチルインデニル)ジルコニウムジクロリド,(1,
2' −ジメチルシリレン)(2,1' −イソプロピリデ
ン)−ビス(3−i−プロピルインデニル)ジルコニウ
ムジクロリド,(1,2' −ジメチルシリレン)(2,
1' −イソプロピリデン)−ビス(3−n−ブチルイン
デニル)ジルコニウムジクロリド,(1,2' −ジメチ
ルシリレン)(2,1' −イソプロピリデン)−ビス
(3−トリメチルシリルメチルインデニル)ジルコニウ
ムジクロリド,など及びこれらの化合物におけるジルコ
ニウムをチタン又はハフニウムに置換したものを挙げる
ことができる。
【0016】次に、(B)成分のうちの(B−1)成分
としては、テトラフェニル硼酸トリエチルアンモニウ
ム,テトラフェニル硼酸トリ−n−ブチルアンモニウ
ム,テトラフェニル硼酸トリメチルアンモニウム,テト
ラフェニル硼酸テトラエチルアンモニウム,テトラフェ
ニル硼酸メチル(トリ−n−ブチル)アンモニウム,テ
トラフェニル硼酸ベンジル(トリ−n−ブチル)アンモ
ニウムなどを挙げることができる。
【0017】(B−1)は一種用いてもよく、また二種
以上を組み合わせて用いてもよい。一方、(B−2)成
分のアルミノキサンとしては、メチルアルミノキサン、
エチルアルミノキサン、イソブチルアルミノキサン等が
挙げられる。これらのアルミノキサンは一種用いてもよ
く、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0018】上記重合用触媒としては、上記(A)成分
及び(B)成分に加えて(C)成分として有機アルミニ
ウム化合物を用いることができる。ここで、(C)成分
の有機アルミニウム化合物としては、トリメチルアルミ
ニウム,トリエチルアルミニウム,トリイソプロピルア
ルミニウム,トリイソブチルアルミニウム,ジメチルア
ルミニウムクロリド,ジエチルアルミニウムクロリド,
メチルアルミニウムジクロリド,エチルアルミニウムジ
クロリド,ジメチルアルミニウムフルオリド,ジイソブ
チルアルミニウムヒドリド,ジエチルアルミニウムヒド
リド,エチルアルミニウムセスキクロリド等が挙げられ
る。これらの有機アルミニウム化合物は一種用いてもよ
く、二種以上を組合せて用いてもよい。ここで、プロピ
レンの重合に際しては、触媒成分の少なくとも一種を適
当な担体に担持して用いることができる。
【0019】重合方法は特に制限されず、スラリー重合
法,気相重合法,塊状重合法,溶液重合法,懸濁重合法
などのいずれの方法を用いてもよいが、塊状重合法,溶
液重合法が特に好ましい。重合温度は通常−100〜2
50℃、反応原料に対する触媒の使用割合は、原料モノ
マー/上記(A)成分(モル比)が好ましくは1〜10
8 、特に100〜105 となることが好ましい。さら
に、重合時間は通常5分〜10時間、反応圧力は通常、
常圧〜20MPa(gauge)である。
【0020】本発明のポリオレフィン系繊維に用いられ
るオレフィン系重合体[II]としては、ポリプロピレ
ン、プロピレン−エチレン共重合体、プロピレン−エチ
レン−ジエン共重合体、ポリエチレン、エチレン/α−
オレフィン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
水素添加スチレン系エラストマー等が挙げられる。これ
らは、一種単独で用いてもよいし、二種以上を組み合わ
せて用いてもよい。
【0021】本発明のポリオレフィン系繊維は、上記プ
ロピレン重合体[I]1〜99質量%とオレフィン系重
合体[II]99〜1質量%からなる。好ましくは、上記
プロピレン重合体[I]10〜80質量%とオレフィン
系重合体[II]90〜20質量%からなる。さらに好ま
しくは、上記プロピレン重合体[I]25〜75質量%
とオレフィン系重合体[II]75〜25質量%からな
る。特に好ましくは、上記プロピレン重合体[I]40
〜75質量%とオレフィン系重合体[II]60〜25質
量%からなる。
【0022】(ポリオレフィン系繊維の製造方法)本発
明のポリオレフィン系繊維は、上記プロピレン重合体
[I]1〜99質量%とオレフィン系重合体[II]99
〜1質量%、及び所望に応じて用いられる各種添加剤と
をヘンシェルミキサー等を用いてドライブレンドし、単
軸又は2軸押出機、バンバリーミキサー等により、溶融
混練し、紡糸したものである。所望に応じて用いられる
各種添加剤としては、軟化剤、無機フィラー、顔料、難
燃剤、その他核剤等が挙げられる。本発明のポリオレフ
ィン系繊維は、表面光沢に優れ、風合いが良好で、かつ
伸縮性を有するものである。
【0023】本発明の不織布は、上記のポリオレフィン
系繊維をウェブ化して得られるものである。ウェブ化の
方法には、特に制限はないが、例えば、スパンボンド
法、ステープル法、メルトブロー法、フラッシュ紡糸法
を挙げることができる。連続長繊維より構成される不織
布を製造するスパンボンド法を用いる場合、紡糸を牽引
するのに高圧エアを利用したエジェクタまたはエアサッ
カーを用いる方法、サクションブロアを用い導風路を密
閉し、エア速度を高めるために絞り板を用いる方法、ま
たはその両者を併用する方法のいずれを用いてもよく、
また特にこれらに限定されるものではない。短繊維を出
発原料とし、これをウェブ化し不織布を作るステープル
法を用いてもよい。また、用途によっては多層不織布で
あってもよいし、芯鞘構造を有する繊維及び不織布であ
ってもよい。例えば、芯部をPP、ポリエステル、ポリ
アミド等の硬い樹脂によって形成し、融着面である表面
相を本発明の繊維によって形成してもよい。
【0024】
〔実施例1〕
(1)プロピレン重合体の製造 錯体の合成 (1,2' −ジメチルシリレン)(2,1' −ジメチル
シリレン)−ビス(3−トリメチルシリルメチルインデ
ニル)ジルコニウムジクロライドの合成 シュレンク瓶に(1,2' −ジメチルシリレン)(2,
1' −ジメチルシリレン)−ビス(インデン)のリチウ
ム塩の3.0g(6.97ミリモル)をTHF50ミリリッ
トルに溶解し−78℃に冷却した。ヨードメチルトリメ
チルシラン2.1ミリリットル(14.2ミリモル)をゆっ
くりと滴下し室温で12時間攪拌した。溶媒を留去しエ
ーテル50ミリリットルを加えて飽和塩化アンモニウム
溶液で洗浄した。分液後、有機相を乾燥し溶媒を除去し
て(1,2' −ジメチルシリレン)(2,1' −ジメチ
ルシリレン)−ビス(3−トリメチルシリルメチルイン
デン)を3.04g(5.88ミリモル)を得た(収率84
%)。次に、窒素気流下においてシュレンク瓶に上記で
得られた(1,2' −ジメチルシリレン)(2,1' −
ジメチルシリレン)−ビス(3−トリメチルシリルメチ
ルインデン)を3.04g(5.88ミリモル)とエーテル
50ミリリットルを入れた。−78℃に冷却し、n−B
uLi(ヘキサン溶液1.54M)を7.6ミリリットル
(11.7ミリモル)加えた後、室温で12時間攪拌し
た。溶媒を留去し、得られた固体をヘキサン40ミリリ
ットルで洗浄することによりリチウム塩をエーテル付加
体として3.06g(5.07ミリモル)を得た(収率73
%)。1 H−NMR(90MHz,THF−d8 )による測定
の結果は、: δ 0.04(s,18H,トリメチルシ
リル),0.48(s,12H,ジメチルシリレン),1.
10(t,6H,メチル),2.59(s,4H,メチレ
ン),3.38(q,4H,メチレン),6.2−7.7
(m,8H,Ar−H)であった。
【0025】窒素気流下で上記で得られたリチウム塩を
トルエン50ミリリットルに溶解した。−78℃に冷却
し、ここへ予め−78℃に冷却した四塩化ジルコニウム
1.2g(5.1ミリモル)のトルエン(20ミリリット
ル)懸濁液を滴下した。滴下後、室温で6時間攪拌し
た。その反応溶液の溶媒を留去した。得られた残渣をジ
クロロメタンより再結晶化することにより、(1,2'
−ジメチルシリレン)(2,1' −ジメチルシリレン)
−ビス(3−トリメチルシリルメチルインデニル)ジル
コニウムジクロライドを0.9g(1.33ミリモル)を得
た(収率26%)。1 H−NMR(90MHz,CDCl3 )による測定の
結果は、: δ 0.0(s,18H,トリメチルシリ
ル),1.02,1.12(s,12H,ジメチルシリレ
ン),2.51(dd,4H,メチレン),7.1−7.6
(m,8H,Ar−H)であった。
【0026】プロピレンの重合 攪拌機付き、内容積10リットルのステンレス鋼製オー
トクレーブにn−ヘプタン4リットル、トリイソブチル
アルミニウム2ミリモル、メチルアルミノキサン(アル
ベマール社製)2ミリモルと、上記(1)で得た(1,
2' −ジメチルシリレン)(2,1' −ジメチルシリレ
ン)−ビス(3−トリメチルシリルメチルインデニル)
ジルコニウムジクロライド2マイクロモルを、順次投入
した。次いで、水素を0.08MPaG導入した後、60
℃まで温度を上昇させながら、全圧で0.8MPaGまで
プロピレンガスを導入した。重合中、全圧が0.8MPa
Gになるように連続的にプロピレンを供給した。重合温
度60℃で、30分間重合を行なった後、内容物を取り
出し、減圧下、乾燥することにより、目的とするプロピ
レン単独重合体を得た。 造粒 得られたプロピレン単独重合体に以下の添加剤を処方
し、単軸押出機(塚田樹機製作所製:TLC35−20
型)にて押し出し造粒し、ペレット(P1)を製造し
た。 (添加剤処方) ・フェノール系酸化防止剤:チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製 イルガノックス1010 500ppm ・リン系酸化防止剤:チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製 イルガフォス168 1000ppm
【0027】(2)プロピレン重合体の樹脂特性評価 上記で得られたペレットを、以下に示す「プロピレン重
合体の樹脂特性の評価方法」により評価した。結果を表
1に示す。 「プロピレン重合体の樹脂特性の評価方法」 [η] の測定 (株) 離合社のVMR−053型自動粘度計を用い、テ
トラリン溶媒中135℃において測定した。 ペンタッド分率の測定 明細書本文中に記載した方法により測定した。 メルトフローレイト(MFR)の測定 JIS K 7210に準拠し、230℃、荷重21.1
8Nで測定した。 分子量分布(Mw/Mn)の測定 Mw/Mnは、以下に述べる装置により測定した。 GPC測定装置 カラム :TOSO GMHHR−H(S)HT 検出器 :液体クロマトグラム用RI検出器 W
ATERS 150C 測定条件 溶媒 :1,2,4−トリクロロベンゼン 測定温度 :145℃ 流速 :1.0ミリリットル/分 試料濃度 :2.2mg/ミリリットル 注入量 :160マイクロリットル 検量線 :Universal Calibra
tion 解析プログラム:HT−GPC(Ver.1.0) DSC測定 示差走査型熱量計(パーキン・エルマー社製, DSC−
7)を用い、試料10mgを窒素雰囲気下220℃で3
分間溶融した後、1℃/分で−40℃まで降温したとき
に得られる結晶化発熱カーブの最大ピークのピークトッ
プを結晶化温度:Tcとした。さらに、−40℃で3分
間保持した後、10℃/分で昇温させることにより得ら
れる融解吸熱量をΔHとした。また、このときに得られ
る融解吸熱カーブの最大ピークのピークトップを融点:
Tmとした。 昇温分別クロマトグラフ 以下のようにして、溶出曲線におけるTREFのカラム
温度25℃において充填剤に吸着されないで溶出する成
分の量W25(質量%)を求めた。 (a)操作法 試料溶液を温度135℃に調節したTREFカラムに導
入し、次いで降温速度5℃/時間にて徐々に0℃まで降
温し、30分間ホールドし、試料を充填剤に吸着させ
る。その後、昇温速度40℃/時間にてカラムを135
℃まで昇温し、溶出曲線を得た。 (b)装置構成 TREFカラム :GLサイエンス社製 シリカゲルカラム (4.6φ×150mm) フローセル :GLサイエンス社製 光路長1mm KBrセル 送液ポンプ :センシュウ科学社製 SSC−3100ポンプ バルブオーブン :GLサイエンス社製 MODEL554オーブン (高温型) TREFオーブン:GLサイエンス社製 二系列温調器 :理学工業社製 REX−C100温調器 検出器 :液体クロマトグラフィー用赤外検出器 FOXBORO社製 MIRAN 1A CVF 10方バルブ :バルコ社製 電動バルブ ループ :バルコ社製 500マイクロリットルループ (c)測定条件 溶媒 :o−ジクロロベンゼン 試料濃度 :7.5g/リットル 注入量 :500マイクロリットル ポンプ流量 :2.0ミリリットル/分 検出波数 :3.41μm カラム充填剤 :クロモソルブP(30〜60メッシュ) カラム温度分布 :±0.2℃以内
【0028】
【表1】
【0029】(3)不織布の成形及び評価 上記(1)で得られたプロピレン重合体ペレット(P
1)50質量%と、ポリプロピレン〔出光石油化学社
製、IDEMITSU PP Y−2000GP〕(B
1)50質量%とをドライブレンドし、スパンボンド法
により不織布を成形した。装置としては、工程順に押出
し機、ダイ、ノズル、冷却チャンバー、フィラメント牽
引装置及び開繊装置、ウェブコレクタ、エンボスロー
ル、巻取り機の構成のものを用いた。成形条件は、押出
し機スクリュー径:40mmφ、ダイ設定温度:230
℃、ダイにあるノズルの径:0.5mmφ、ノズルの個
数:417個、ノズル当たりの吐出量:0.3g/分、紡
糸牽引装置:エアサッカータイプとした。以下に述べる
「評価方法」に従い、不織布を評価した結果を第2表に
示す。
【0030】「評価方法」 (1)紡糸性 1時間成形中にダイスのノズル168本から得られる糸
の中で破断した糸の数で評価した。 ◎:破断なし、○:破断が1〜2本である、×:破断が
3本以上である (2)ローピング ノズルとエアサッカーとの間で隣接する糸が付着して束
になる現象(ローピング現象)の発生の有無を目視で評
価した。 ◎:発生しない、○:発生が少ない。×:発生が多い (3)熱融着性 ウェブをエンボスロールにより熱融着して不織布化する
ときのエンボス温度で評価した。温度が高過ぎるとウェ
ブはロールに付着して巻き付き、低過ぎると十分な接着
強度が得られず、毛羽立ちやほつれが発生する。このよ
うなロール付着、毛羽立ちが発生しない温度をエンボス
温度と定義した。評価条件は以下のとおりである。ま
た、熱融着温度を表2に示す。 エンボスロール:トクデン社製、誘導発熱ローラ エンボス圧力(線圧):20kN/m スピード:5m/分 評価ウェブ目付:40g/m2 ウェブ幅:0.2m ウェブ密度:40g/m2 ◎:熱融着温度が十分に低い、○:熱融着温度が低い、
×:熱融着温度が高い (4)風合い エンボスロールで熱融着した後の不織布を用い、官能評
価を行なった。 ◎:非常に柔らかい、○:まあまあ柔らかい、×:硬い (5)伸縮性 エンボスロールで熱融着した後の不織布を用い、官能評
価を行なった。 ◎:伸縮性がある、○:まあまあ伸縮性がある、×:伸
縮性がない
【0031】〔実施例2〕実施例1の(3)において、
プロピレン重合体ペレット(P1)を30質量%、ポリ
プロピレン(B1)を70質量%とした以外は実施例1
と同様にして不織布を得た。評価結果を第2表に示す。 〔実施例3〕実施例1の(3)において、プロピレン重
合体ペレット(P1)を70質量%、ポリプロピレン
(B1)を30質量%とした以外は実施例1と同様にし
て不織布を得た。評価結果を第2表に示す。 〔比較例1〕実施例1の(3)において、プロピレン重
合体ペレット(P1)を0質量%、ポリプロピレン(B
1)を100質量%とした以外は実施例1と同様にして
不織布を得た。評価結果を第2表に示す。
【0032】
【表2】
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、紡糸特性に優れ、かつ
表面光沢、柔軟性、風合い及び伸縮性にも優れるポリオ
レフィン系繊維及びこの繊維からなる不織布を得ること
ができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D04H 1/42 D04H 1/42 K Fターム(参考) 4J002 BB03X BB05X BB06X BB12W BB12X BB15X GK01 4J028 AA01A AB01A AC01A AC08A AC26A AC28A BA00A BA01B BA02B BB00A BB01B BB02B BC12B BC15B BC16B BC17B BC19B BC25B EB04 EC01 FA01 FA02 GA06 GA07 GA15 GA19 4J100 AA03P CA01 CA12 DA09 DA39 DA41 JA11 4L035 AA05 BB31 BB40 EE01 EE07 FF05 GG02 HH04 HH10 JJ16 JJ25 KK05 LA02 4L047 AA14 BA23 CB10 CC03 CC08 CC16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の(1)及び(2)を満たすプロピ
    レン重合体[I]1〜99質量%、 (1)メソペンタッド分率(mmmm)が0.2〜0.6で
    ある (2)ラセミペンタッド分率(rrrr)と(1−mm
    mm)が下記の関係を満たす [rrrr/(1−mmmm)]≦0.1 及びオレフィン系重合体[II]99〜1質量%を含む樹
    脂組成物からなるポリオレフィン系繊維。
  2. 【請求項2】 プロピレン重合体[I]が下記の(3)
    を満たすプロピレン重合体である請求項1に記載のポリ
    オレフィン系繊維。 (3)テトラリン中135℃にて測定した極限粘度
    [η]が0.5〜3.0デシリットル/gである
  3. 【請求項3】 プロピレン重合体[I]が下記の(4)
    を満たすプロピレン重合体である請求項1又は2に記載
    のポリオレフィン系繊維。 (4)昇温クロマトグラフィーにおける25℃以下で溶
    出する成分量(W25)が20〜100質量%である
  4. 【請求項4】 プロピレン重合体[I]が2個の架橋基
    を介して架橋構造を形成してなる遷移金属化合物と助触
    媒からなるメタロセン触媒を用いて重合されたものであ
    る請求項1〜3のいずれかに記載のポリオレフィン系繊
    維。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のポリオ
    レフィン系繊維をウェブ化して形成されてなる不織布。
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