JP2003027331A - ポリオレフィン系繊維 - Google Patents
ポリオレフィン系繊維Info
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Abstract
性、風合い及び伸縮性にも優れるポリオレフィン系繊維
及びこの繊維からなる不織布を提供すること。 【解決手段】 下記の(1)及び(2)を満たすプロピ
レン重合体[I]1〜99質量%、 (1)メソペンタッド分率(mmmm)が0.2〜0.6で
ある (2)ラセミペンタッド分率(rrrr)と(1−mm
mm)が下記の関係を満たす [rrrr/(1−mmmm)]≦0.1 及びオレフィン系樹脂[II]99〜1質量%を含む樹脂
組成物からなるポリオレフィン系繊維及びこの繊維から
なる不織布である。
Description
風合いが良好で、かつ伸縮性を有するため、工業用品、
医療用品、家庭用品及び衣料品などの分野で好適に使用
することができるポリオレフィン系繊維及びこの繊維か
らなる不織布に関するものである。
性、耐湿性及び耐熱性に優れており、透明性も比較的良
好であることから、繊維分野においても広く使用されて
いる。しかし、その優れた機械的特性のために、よりし
なやかな繊維を得ようとする場合、極めて細い繊維を得
ることが必要であった。極めて細い繊維を得るために
は、高速、高倍率の紡糸、延伸等が必要であり、このた
め設備的に高度な技術を要し、また、糸切れが起こりや
すくなるため、歩留りを上げることができないという問
題がある。また、繊維の材料として用いられるポリプロ
ピレン樹脂も、糸切れ防止のために低粘度化や分子量分
布の狭小化が必要とされ、そのために多くの技術とコス
トを要する。近年、よりしなやかで風合いの優れた繊維
を得るために、比較的柔らかいポリプロピレンである、
シンジオタクチックポリプロピレンを用いる方法が提案
されている。例えば、特開平3−81355号公報及び
特開平3−82814号公報には、プロピレン単位が実
質的にシンジオタクチック構造を有している組成物から
なる繊維が開示されている。また、特開平8−1763
69号公報には、成形性を改良する目的で、アイソタク
チックポリプロピレンにシンジオタクチック和ポリプロ
ピレンを配合して得られる繊維が開示されている。しか
しながら、シンジオタクチックポリプロピレンからなる
繊維は、柔軟性において十分ではなく、しなやかさ、風
合い及び伸縮性の点で必ずしも満足のいくものではな
い。
鑑みなされたもので、紡糸特性に優れ、かつ表面光沢、
柔軟性、風合い及び伸縮性にも優れるポリオレフィン系
繊維及びこの繊維からなる不織布を提供することを目的
とするものである。
を達成するために鋭意研究を重ねた結果、特定のプロピ
レン重合体とオレフィン系重合体からなるポリオレフィ
ン系繊維が、本目的を達成できることを見出した。本発
明はかかる知見に基づいて完成したものである。すなわ
ち、本発明は、以下のポリオレフィン系繊維及びこの繊
維からなる不織布を提供するものである。
プロピレン重合体[I]1〜99質量%、 (1)メソペンタッド分率(mmmm)が0.2〜0.6で
ある (2)ラセミペンタッド分率(rrrr)と(1−mm
mm)が下記の関係を満たす [rrrr/(1−mmmm)]≦0.1 及びオレフィン系重合体[II]99〜1質量%を含む樹
脂組成物からなるポリオレフィン系繊維。 〔2〕 プロピレン重合体[I]が下記の(3)を満た
すプロピレン重合体である上記〔1〕に記載のポリオレ
フィン系繊維。 (3)テトラリン中135℃にて測定した極限粘度
[η]が0.5〜3.0デシリットル/gである 〔3〕 プロピレン重合体[I]が下記の(4)を満た
すプロピレン重合体である上記〔1〕又は〔2〕に記載
のポリオレフィン系繊維。 (4)昇温クロマトグラフィーにおける25℃以下で溶
出する成分量(W25)が20〜100質量%である 〔4〕 プロピレン重合体[I]が2個の架橋基を介し
て架橋構造を形成してなる遷移金属化合物と助触媒から
なるメタロセン触媒を用いて重合されたものである上記
〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載のポリオレフィン系繊
維。 〔5〕 上記〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載のポリオ
レフィン系繊維をウェブ化して形成されてなる不織布。
体[I]1〜99質量%及びオレフィン系重合体[II]
99〜1質量%を含む樹脂組成物からなるポリオレフィ
ン系繊維及びこの繊維からなる不織布である。以下、本
発明について詳しく説明する。本発明のポリオレフィン
系繊維に用いられる特定のプロピレン重合体[I]は、
下記の(1)及び(2)を満たすプロピレン重合体であ
る。 (1)メソペンタッド分率(mmmm)が0.2〜0.6で
ある (2)ラセミペンタッド分率(rrrr)と(1−mm
mm)が下記の関係を満たす [rrrr/(1−mmmm)]≦0.1 本発明におけるプロピレン重合体としては、上記(1)
及び(2)を満たせばよいが、メソペンタッド分率(m
mmm)が0.3〜0.6が好ましく、0.4〜0.5がさらに
好ましく、ラセミペンタッド分率(rrrr)と(1−
mmmm)が[rrrr/(1−mmmm)]≦0.08
であることが好ましく、[rrrr/(1−mmm
m)]≦0.06であることがさらに好ましく、[rrr
r/(1−mmmm)]≦0.05であることが特に好ま
しい。
分率(mmmm)が0.2未満では、べたつきの原因とな
る。0.6を超えると弾性率が高くなり好ましくない。プ
ロピレン重合体[I]の[rrrr/(1−mmm
m)]が0.1を超えるとべたつきの原因となる。なお、
本発明で用いられるメソペンタッド分率(mmmm分
率)とは、エイ・ザンベリ(A.Zambelli)等
により「Macromolecules,6,925
(1973)」で提案された方法に準拠し、13C−NM
Rスペクトルのメチル基のシグナルにより測定されるポ
リプロピレン分子鎖中のペンタッド単位でのメソ分率で
ある。これが大きくなると、立体規則性が高くなること
を意味する。同じくラセミペンタッド分率(rrrr分
率)とは、ポリプロピレン分子鎖中のペンタッド単位で
のラセミ分率である。[rrrr/(1−mmmm)]
は、上記のペンタッド単位の分率から求められ、プロピ
レン重合体の立体規則性分布の均一さを表わす指標であ
る。この値が大きくなると立体規則性分布が広がり、既
存触媒系を用いて製造される従来のポリプロピレンのよ
うに高立体規則性PPとAPPの混合物となり、べたつ
きが増し、透明性が低下することを意味する。なお、13
C−NMRスペクトルの測定は、エイ・ザンベリ(A.
Zambelli)等により「Macromolecu
les,8,687(1975)」で提案されたピーク
の帰属に従い、下記の装置及び条件にて行う。
0型13C−NMR装置 方法:プロトン完全デカップリング法 濃度:220mg/ミリリットル 溶媒:1,2,4−トリクロロベンゼンと重ベンゼンの
90:10(容量比)混合溶媒 温度:130℃ パルス幅:45° パルス繰り返し時間:4秒 積算:10000回 本発明におけるプロピレン重合体[I]としては、上記
の要件の他に、(3)テトラリン中135℃にて測定し
た極限粘度[η]が0.5〜3.0デシリットル/gである
ものが好ましい。なかでもより好ましくは0.8〜2.5デ
シリットル/g、特に好ましくは1.0〜2.2デシリット
ル/gである。極限粘度[η]が0.5デシリットル/g
未満では強度が低下し、また3.0デシリットル/gを超
えると、流動性が低下するため成形性が不良となること
がある。
件の他に、(4)昇温クロマトグラフィーにおける25
℃以下で溶出する成分量(W25)が20〜100質量
%であるものが好ましく、30〜100質量%がさらに
好ましく、50〜100質量%が特に好ましく、60〜
100質量%が最も好ましい。W25とは、実施例にお
いて述べる操作法、装置構成及び測定条件の昇温クロマ
トグラフィーにより測定して求めた溶出曲線におけるT
REFのカラム温度25℃において充填剤に吸着されな
いで溶出する成分の量(質量%)である。W25は、プ
ロピレン重合体が軟質であるか否かを表す指標である。
この値が大きくなると弾性率の低い成分が多くなった
り、及び/又は立体規則性分布の不均一さが広がってい
ることを意味する。本発明においては、W25が20%
未満では、柔軟性がなくなり好ましくないことがある。
しては、さらに下記の〜のいずれかの要件を満たす
ものが好ましい。 ゲルパーミエイション(GPC)法により測定した分
子量分布(Mw/Mn)が4以下、さらに好ましくは3.
5以下、特に好ましくは3以下である。分子量分布(M
w/Mn)が4を超えると糸切れが発生したりすること
がある。なお、上記Mw/Mnは、実施例において述べ
るゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)法に
より求められる。 DSC測定による融解吸熱量ΔHが30J/g以下で
あると柔軟性が優れ好ましい。ΔHは、軟質であるか否
かを表す指標であり、この値が大きくなると弾性率が高
く、軟質性が低下していることを意味する。 融点(Tm)及び結晶化温度(Tc)があってもなく
てもよいが、軟質性の点からないこと或いは低い値、特
にTmについては100℃以下であることが好ましい。
なお、ΔH、Tm及びTcは、実施例において述べるD
SC測定により求める。 引張弾性率が100MPa以下であることが好まし
く、より好ましくは70MPa以下である。
[I]としては、上記(1)及び(2)を満たすもので
あればよく、本発明の目的を損なわない範囲で、プロピ
レン以外のコモノマーを2質量%以下共重合させたもの
であっても構わない。コモノマーとしては、エチレン,
1−ブテン,1−ペンテン,4−メチル−1−ペンテ
ン,1−ヘキセン,1−オクテン,1−デセン,1−ド
デセン,1−テトラデセン,1−ヘキサデセン,1−オ
クタデセン,1−エイコセンなどが挙げられ、本発明に
おいては、これらのうち一種又は二種以上を用いること
ができる。
[I]の製造方法としては、(A)2個の架橋基を介し
て架橋構造を形成している遷移金属化合物と(B)助触
媒を組み合わせて得られるメタロセン触媒を用いてプロ
ピレンを重合または共重合する方法が好ましい。具体的
に例示すれば、一般式(I)
ンタノイド系列の金属元素を示し、E 1 及びE2 はそれ
ぞれ置換シクロペンタジエニル基,インデニル基,置換
インデニル基,ヘテロシクロペンタジエニル基,置換ヘ
テロシクロペンタジエニル基,アミド基,ホスフィド
基,炭化水素基及び珪素含有基の中から選ばれた配位子
であって、A1 及びA2 を介して架橋構造を形成してお
り、またそれらはたがいに同一でも異なっていてもよ
く、Xはσ結合性の配位子を示し、Xが複数ある場合、
複数のXは同じでも異なっていてもよく、他のX,
E1 ,E2 又はYと架橋していてもよい。Yはルイス塩
基を示し、Yが複数ある場合、複数のYは同じでも異な
っていてもよく、他のY,E1 ,E2 又はXと架橋して
いてもよく、A1 及びA2 は二つの配位子を結合する二
価の架橋基であって、炭素数1〜20の炭化水素基、炭
素数1〜20のハロゲン含有炭化水素基、珪素含有基、
ゲルマニウム含有基、スズ含有基、−O−、−CO−、
−S−、−SO2 −、−Se−、−NR1 −、−PR1
−、−P(O)R1 −、−BR1 −又は−AlR1 −を
示し、R1 は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜20
の炭化水素基又は炭素数1〜20のハロゲン含有炭化水
素基を示し、それらはたがいに同一でも異なっていても
よい。qは1〜5の整数で〔(Mの原子価)−2〕を示
し、rは0〜3の整数を示す。〕で表される遷移金属化
合物(A)、及び該(A)成分の遷移金属化合物又はそ
の派生物と反応してイオン性の錯体を形成しうる化合物
(B−1)及びアルミノキサン(B−2)から選ばれる
助触媒成分(B)を含有する重合用触媒の存在下、プロ
ピレンを重合又は共重合させる方法が挙げられる。
具体例としては、(1,2' −ジメチルシリレン)
(2,1' −ジメチルシリレン)ビス(3−n−ブチル
インデニル)ジルコニウムジクロリド,(1,2' −ジ
メチルシリレン)(2,1' −ジメチルシリレン)ビス
(3−トリメチルシリルメチルインデニル)ジルコニウ
ムジクロリド,(1,2' −ジメチルシリレン)(2,
1' −ジメチルシリレン)ビス(3−フェニルインデニ
ル)ジルコニウムジクロリド,(1,2' −ジメチルシ
リレン)(2,1' −ジメチルシリレン)ビス(4,5
−ベンゾインデニル)ジルコニウムジクロリド,(1,
2' −ジメチルシリレン)(2,1' −ジメチルシリレ
ン)ビス(4−イソプロピルインデニル)ジルコニウム
ジクロリド,(1,2' −ジメチルシリレン)(2,
1' −ジメチルシリレン)ビス(5,6−ジメチルイン
デニル)ジルコニウムジクロリド,(1,2' −ジメチ
ルシリレン)(2,1' −ジメチルシリレン)ビス
(4,7−ジ−i−プロピルインデニル)ジルコニウム
ジクロリド,(1,2' −ジメチルシリレン)(2,
1' −ジメチルシリレン)ビス(4−フェニルインデニ
ル)ジルコニウムジクロリド,(1,2' −ジメチルシ
リレン)(2,1' −ジメチルシリレン)ビス(3−メ
チル−4−i−プロピルインデニル)ジルコニウムジク
ロリド,(1,2' −ジメチルシリレン)(2,1' −
ジメチルシリレン)ビス(5,6−ベンゾインデニル)
ジルコニウムジクロリド,(1,2' −ジメチルシリレ
ン)(2,1' −イソプロピリデン)−ビス(インデニ
ル)ジルコニウムジクロリド,(1,2' −ジメチルシ
リレン)(2,1' −イソプロピリデン)−ビス(3−
メチルインデニル)ジルコニウムジクロリド,(1,
2' −ジメチルシリレン)(2,1' −イソプロピリデ
ン)−ビス(3−i−プロピルインデニル)ジルコニウ
ムジクロリド,(1,2' −ジメチルシリレン)(2,
1' −イソプロピリデン)−ビス(3−n−ブチルイン
デニル)ジルコニウムジクロリド,(1,2' −ジメチ
ルシリレン)(2,1' −イソプロピリデン)−ビス
(3−トリメチルシリルメチルインデニル)ジルコニウ
ムジクロリド,など及びこれらの化合物におけるジルコ
ニウムをチタン又はハフニウムに置換したものを挙げる
ことができる。
としては、テトラフェニル硼酸トリエチルアンモニウ
ム,テトラフェニル硼酸トリ−n−ブチルアンモニウ
ム,テトラフェニル硼酸トリメチルアンモニウム,テト
ラフェニル硼酸テトラエチルアンモニウム,テトラフェ
ニル硼酸メチル(トリ−n−ブチル)アンモニウム,テ
トラフェニル硼酸ベンジル(トリ−n−ブチル)アンモ
ニウムなどを挙げることができる。
以上を組み合わせて用いてもよい。一方、(B−2)成
分のアルミノキサンとしては、メチルアルミノキサン、
エチルアルミノキサン、イソブチルアルミノキサン等が
挙げられる。これらのアルミノキサンは一種用いてもよ
く、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
及び(B)成分に加えて(C)成分として有機アルミニ
ウム化合物を用いることができる。ここで、(C)成分
の有機アルミニウム化合物としては、トリメチルアルミ
ニウム,トリエチルアルミニウム,トリイソプロピルア
ルミニウム,トリイソブチルアルミニウム,ジメチルア
ルミニウムクロリド,ジエチルアルミニウムクロリド,
メチルアルミニウムジクロリド,エチルアルミニウムジ
クロリド,ジメチルアルミニウムフルオリド,ジイソブ
チルアルミニウムヒドリド,ジエチルアルミニウムヒド
リド,エチルアルミニウムセスキクロリド等が挙げられ
る。これらの有機アルミニウム化合物は一種用いてもよ
く、二種以上を組合せて用いてもよい。ここで、プロピ
レンの重合に際しては、触媒成分の少なくとも一種を適
当な担体に担持して用いることができる。
法,気相重合法,塊状重合法,溶液重合法,懸濁重合法
などのいずれの方法を用いてもよいが、塊状重合法,溶
液重合法が特に好ましい。重合温度は通常−100〜2
50℃、反応原料に対する触媒の使用割合は、原料モノ
マー/上記(A)成分(モル比)が好ましくは1〜10
8 、特に100〜105 となることが好ましい。さら
に、重合時間は通常5分〜10時間、反応圧力は通常、
常圧〜20MPa(gauge)である。
るオレフィン系重合体[II]としては、ポリプロピレ
ン、プロピレン−エチレン共重合体、プロピレン−エチ
レン−ジエン共重合体、ポリエチレン、エチレン/α−
オレフィン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
水素添加スチレン系エラストマー等が挙げられる。これ
らは、一種単独で用いてもよいし、二種以上を組み合わ
せて用いてもよい。
ロピレン重合体[I]1〜99質量%とオレフィン系重
合体[II]99〜1質量%からなる。好ましくは、上記
プロピレン重合体[I]10〜80質量%とオレフィン
系重合体[II]90〜20質量%からなる。さらに好ま
しくは、上記プロピレン重合体[I]25〜75質量%
とオレフィン系重合体[II]75〜25質量%からな
る。特に好ましくは、上記プロピレン重合体[I]40
〜75質量%とオレフィン系重合体[II]60〜25質
量%からなる。
明のポリオレフィン系繊維は、上記プロピレン重合体
[I]1〜99質量%とオレフィン系重合体[II]99
〜1質量%、及び所望に応じて用いられる各種添加剤と
をヘンシェルミキサー等を用いてドライブレンドし、単
軸又は2軸押出機、バンバリーミキサー等により、溶融
混練し、紡糸したものである。所望に応じて用いられる
各種添加剤としては、軟化剤、無機フィラー、顔料、難
燃剤、その他核剤等が挙げられる。本発明のポリオレフ
ィン系繊維は、表面光沢に優れ、風合いが良好で、かつ
伸縮性を有するものである。
系繊維をウェブ化して得られるものである。ウェブ化の
方法には、特に制限はないが、例えば、スパンボンド
法、ステープル法、メルトブロー法、フラッシュ紡糸法
を挙げることができる。連続長繊維より構成される不織
布を製造するスパンボンド法を用いる場合、紡糸を牽引
するのに高圧エアを利用したエジェクタまたはエアサッ
カーを用いる方法、サクションブロアを用い導風路を密
閉し、エア速度を高めるために絞り板を用いる方法、ま
たはその両者を併用する方法のいずれを用いてもよく、
また特にこれらに限定されるものではない。短繊維を出
発原料とし、これをウェブ化し不織布を作るステープル
法を用いてもよい。また、用途によっては多層不織布で
あってもよいし、芯鞘構造を有する繊維及び不織布であ
ってもよい。例えば、芯部をPP、ポリエステル、ポリ
アミド等の硬い樹脂によって形成し、融着面である表面
相を本発明の繊維によって形成してもよい。
シリレン)−ビス(3−トリメチルシリルメチルインデ
ニル)ジルコニウムジクロライドの合成 シュレンク瓶に(1,2' −ジメチルシリレン)(2,
1' −ジメチルシリレン)−ビス(インデン)のリチウ
ム塩の3.0g(6.97ミリモル)をTHF50ミリリッ
トルに溶解し−78℃に冷却した。ヨードメチルトリメ
チルシラン2.1ミリリットル(14.2ミリモル)をゆっ
くりと滴下し室温で12時間攪拌した。溶媒を留去しエ
ーテル50ミリリットルを加えて飽和塩化アンモニウム
溶液で洗浄した。分液後、有機相を乾燥し溶媒を除去し
て(1,2' −ジメチルシリレン)(2,1' −ジメチ
ルシリレン)−ビス(3−トリメチルシリルメチルイン
デン)を3.04g(5.88ミリモル)を得た(収率84
%)。次に、窒素気流下においてシュレンク瓶に上記で
得られた(1,2' −ジメチルシリレン)(2,1' −
ジメチルシリレン)−ビス(3−トリメチルシリルメチ
ルインデン)を3.04g(5.88ミリモル)とエーテル
50ミリリットルを入れた。−78℃に冷却し、n−B
uLi(ヘキサン溶液1.54M)を7.6ミリリットル
(11.7ミリモル)加えた後、室温で12時間攪拌し
た。溶媒を留去し、得られた固体をヘキサン40ミリリ
ットルで洗浄することによりリチウム塩をエーテル付加
体として3.06g(5.07ミリモル)を得た(収率73
%)。1 H−NMR(90MHz,THF−d8 )による測定
の結果は、: δ 0.04(s,18H,トリメチルシ
リル),0.48(s,12H,ジメチルシリレン),1.
10(t,6H,メチル),2.59(s,4H,メチレ
ン),3.38(q,4H,メチレン),6.2−7.7
(m,8H,Ar−H)であった。
トルエン50ミリリットルに溶解した。−78℃に冷却
し、ここへ予め−78℃に冷却した四塩化ジルコニウム
1.2g(5.1ミリモル)のトルエン(20ミリリット
ル)懸濁液を滴下した。滴下後、室温で6時間攪拌し
た。その反応溶液の溶媒を留去した。得られた残渣をジ
クロロメタンより再結晶化することにより、(1,2'
−ジメチルシリレン)(2,1' −ジメチルシリレン)
−ビス(3−トリメチルシリルメチルインデニル)ジル
コニウムジクロライドを0.9g(1.33ミリモル)を得
た(収率26%)。1 H−NMR(90MHz,CDCl3 )による測定の
結果は、: δ 0.0(s,18H,トリメチルシリ
ル),1.02,1.12(s,12H,ジメチルシリレ
ン),2.51(dd,4H,メチレン),7.1−7.6
(m,8H,Ar−H)であった。
トクレーブにn−ヘプタン4リットル、トリイソブチル
アルミニウム2ミリモル、メチルアルミノキサン(アル
ベマール社製)2ミリモルと、上記(1)で得た(1,
2' −ジメチルシリレン)(2,1' −ジメチルシリレ
ン)−ビス(3−トリメチルシリルメチルインデニル)
ジルコニウムジクロライド2マイクロモルを、順次投入
した。次いで、水素を0.08MPaG導入した後、60
℃まで温度を上昇させながら、全圧で0.8MPaGまで
プロピレンガスを導入した。重合中、全圧が0.8MPa
Gになるように連続的にプロピレンを供給した。重合温
度60℃で、30分間重合を行なった後、内容物を取り
出し、減圧下、乾燥することにより、目的とするプロピ
レン単独重合体を得た。 造粒 得られたプロピレン単独重合体に以下の添加剤を処方
し、単軸押出機(塚田樹機製作所製:TLC35−20
型)にて押し出し造粒し、ペレット(P1)を製造し
た。 (添加剤処方) ・フェノール系酸化防止剤:チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製 イルガノックス1010 500ppm ・リン系酸化防止剤:チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製 イルガフォス168 1000ppm
合体の樹脂特性の評価方法」により評価した。結果を表
1に示す。 「プロピレン重合体の樹脂特性の評価方法」 [η] の測定 (株) 離合社のVMR−053型自動粘度計を用い、テ
トラリン溶媒中135℃において測定した。 ペンタッド分率の測定 明細書本文中に記載した方法により測定した。 メルトフローレイト(MFR)の測定 JIS K 7210に準拠し、230℃、荷重21.1
8Nで測定した。 分子量分布(Mw/Mn)の測定 Mw/Mnは、以下に述べる装置により測定した。 GPC測定装置 カラム :TOSO GMHHR−H(S)HT 検出器 :液体クロマトグラム用RI検出器 W
ATERS 150C 測定条件 溶媒 :1,2,4−トリクロロベンゼン 測定温度 :145℃ 流速 :1.0ミリリットル/分 試料濃度 :2.2mg/ミリリットル 注入量 :160マイクロリットル 検量線 :Universal Calibra
tion 解析プログラム:HT−GPC(Ver.1.0) DSC測定 示差走査型熱量計(パーキン・エルマー社製, DSC−
7)を用い、試料10mgを窒素雰囲気下220℃で3
分間溶融した後、1℃/分で−40℃まで降温したとき
に得られる結晶化発熱カーブの最大ピークのピークトッ
プを結晶化温度:Tcとした。さらに、−40℃で3分
間保持した後、10℃/分で昇温させることにより得ら
れる融解吸熱量をΔHとした。また、このときに得られ
る融解吸熱カーブの最大ピークのピークトップを融点:
Tmとした。 昇温分別クロマトグラフ 以下のようにして、溶出曲線におけるTREFのカラム
温度25℃において充填剤に吸着されないで溶出する成
分の量W25(質量%)を求めた。 (a)操作法 試料溶液を温度135℃に調節したTREFカラムに導
入し、次いで降温速度5℃/時間にて徐々に0℃まで降
温し、30分間ホールドし、試料を充填剤に吸着させ
る。その後、昇温速度40℃/時間にてカラムを135
℃まで昇温し、溶出曲線を得た。 (b)装置構成 TREFカラム :GLサイエンス社製 シリカゲルカラム (4.6φ×150mm) フローセル :GLサイエンス社製 光路長1mm KBrセル 送液ポンプ :センシュウ科学社製 SSC−3100ポンプ バルブオーブン :GLサイエンス社製 MODEL554オーブン (高温型) TREFオーブン:GLサイエンス社製 二系列温調器 :理学工業社製 REX−C100温調器 検出器 :液体クロマトグラフィー用赤外検出器 FOXBORO社製 MIRAN 1A CVF 10方バルブ :バルコ社製 電動バルブ ループ :バルコ社製 500マイクロリットルループ (c)測定条件 溶媒 :o−ジクロロベンゼン 試料濃度 :7.5g/リットル 注入量 :500マイクロリットル ポンプ流量 :2.0ミリリットル/分 検出波数 :3.41μm カラム充填剤 :クロモソルブP(30〜60メッシュ) カラム温度分布 :±0.2℃以内
1)50質量%と、ポリプロピレン〔出光石油化学社
製、IDEMITSU PP Y−2000GP〕(B
1)50質量%とをドライブレンドし、スパンボンド法
により不織布を成形した。装置としては、工程順に押出
し機、ダイ、ノズル、冷却チャンバー、フィラメント牽
引装置及び開繊装置、ウェブコレクタ、エンボスロー
ル、巻取り機の構成のものを用いた。成形条件は、押出
し機スクリュー径:40mmφ、ダイ設定温度:230
℃、ダイにあるノズルの径:0.5mmφ、ノズルの個
数:417個、ノズル当たりの吐出量:0.3g/分、紡
糸牽引装置:エアサッカータイプとした。以下に述べる
「評価方法」に従い、不織布を評価した結果を第2表に
示す。
の中で破断した糸の数で評価した。 ◎:破断なし、○:破断が1〜2本である、×:破断が
3本以上である (2)ローピング ノズルとエアサッカーとの間で隣接する糸が付着して束
になる現象(ローピング現象)の発生の有無を目視で評
価した。 ◎:発生しない、○:発生が少ない。×:発生が多い (3)熱融着性 ウェブをエンボスロールにより熱融着して不織布化する
ときのエンボス温度で評価した。温度が高過ぎるとウェ
ブはロールに付着して巻き付き、低過ぎると十分な接着
強度が得られず、毛羽立ちやほつれが発生する。このよ
うなロール付着、毛羽立ちが発生しない温度をエンボス
温度と定義した。評価条件は以下のとおりである。ま
た、熱融着温度を表2に示す。 エンボスロール:トクデン社製、誘導発熱ローラ エンボス圧力(線圧):20kN/m スピード:5m/分 評価ウェブ目付:40g/m2 ウェブ幅:0.2m ウェブ密度:40g/m2 ◎:熱融着温度が十分に低い、○:熱融着温度が低い、
×:熱融着温度が高い (4)風合い エンボスロールで熱融着した後の不織布を用い、官能評
価を行なった。 ◎:非常に柔らかい、○:まあまあ柔らかい、×:硬い (5)伸縮性 エンボスロールで熱融着した後の不織布を用い、官能評
価を行なった。 ◎:伸縮性がある、○:まあまあ伸縮性がある、×:伸
縮性がない
プロピレン重合体ペレット(P1)を30質量%、ポリ
プロピレン(B1)を70質量%とした以外は実施例1
と同様にして不織布を得た。評価結果を第2表に示す。 〔実施例3〕実施例1の(3)において、プロピレン重
合体ペレット(P1)を70質量%、ポリプロピレン
(B1)を30質量%とした以外は実施例1と同様にし
て不織布を得た。評価結果を第2表に示す。 〔比較例1〕実施例1の(3)において、プロピレン重
合体ペレット(P1)を0質量%、ポリプロピレン(B
1)を100質量%とした以外は実施例1と同様にして
不織布を得た。評価結果を第2表に示す。
表面光沢、柔軟性、風合い及び伸縮性にも優れるポリオ
レフィン系繊維及びこの繊維からなる不織布を得ること
ができる。
Claims (5)
- 【請求項1】 下記の(1)及び(2)を満たすプロピ
レン重合体[I]1〜99質量%、 (1)メソペンタッド分率(mmmm)が0.2〜0.6で
ある (2)ラセミペンタッド分率(rrrr)と(1−mm
mm)が下記の関係を満たす [rrrr/(1−mmmm)]≦0.1 及びオレフィン系重合体[II]99〜1質量%を含む樹
脂組成物からなるポリオレフィン系繊維。 - 【請求項2】 プロピレン重合体[I]が下記の(3)
を満たすプロピレン重合体である請求項1に記載のポリ
オレフィン系繊維。 (3)テトラリン中135℃にて測定した極限粘度
[η]が0.5〜3.0デシリットル/gである - 【請求項3】 プロピレン重合体[I]が下記の(4)
を満たすプロピレン重合体である請求項1又は2に記載
のポリオレフィン系繊維。 (4)昇温クロマトグラフィーにおける25℃以下で溶
出する成分量(W25)が20〜100質量%である - 【請求項4】 プロピレン重合体[I]が2個の架橋基
を介して架橋構造を形成してなる遷移金属化合物と助触
媒からなるメタロセン触媒を用いて重合されたものであ
る請求項1〜3のいずれかに記載のポリオレフィン系繊
維。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のポリオ
レフィン系繊維をウェブ化して形成されてなる不織布。
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