JP2003025262A - ワーク搬送用ロボット - Google Patents

ワーク搬送用ロボット

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JP2003025262A JP2001213412A JP2001213412A JP2003025262A JP 2003025262 A JP2003025262 A JP 2003025262A JP 2001213412 A JP2001213412 A JP 2001213412A JP 2001213412 A JP2001213412 A JP 2001213412A JP 2003025262 A JP2003025262 A JP 2003025262A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ワークの搬送可能範囲を拡大することができる
アーム回動形のワーク搬送用ロボットを提供する。 【解決手段】前段側アームBと後段側アームCとハンド
Dとからなるアーム機構をアーム機構駆動装置Aにより
駆動するアーム回動形のワーク搬送用ロボットにおい
て、各アームを個別に駆動するモータとハンド駆動用の
モータとを駆動装置Aに設けた支持フレームに集中配置
し、後段側アームCを駆動するモータの回転を前段側ア
ームBの中空部内に設けた後段側アーム用伝導機構を通
して後段側アームCに伝達する。ハンド駆動用モータの
回転は前段側アームBの中空部内及び後段側アームCの
中空部内に設けたハンド用伝導機構を通してハンドDに
伝達し、各アームB,C及びハンドDをエンドレスに回
転させ得るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶基板製造装置
や半導体製造装置等において、基板やウェーハ等のワー
クを搬送するために用いるワーク搬送用ロボットに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】液晶基板製造装置や半導体製造装置にお
いては、基板やウェハ等のワークを搬送する際にロボッ
トを用いている。この種の目的に用いるワーク搬送用ロ
ボットとしては、前段のアーム機構と後段のアーム機構
との2段のアーム機構を備えた回動アーム形のロボット
が多く用いられている。
【0003】図9及び図10は、従来の回動アーム形ワ
ーク搬送用ロボットR´の構成を概略的に示したもの
で、図9はその外観を示す斜視図、図10はアーム機構
部分を上方から見てその構成を概略的に示した構成図で
ある。
【0004】図9及び図10に示したワーク搬送用ロボ
ットR´は、電動機等により回転駆動される出力軸を有
するアーム機構駆動装置A´と、前段側及び後段側の2
つのアームB´及びC´と、ハンドD´とから構成され
ている。
【0005】2つのアームB´及びC´のうち、前段側
アームB´は、その一端Ba´が入力部となっていて、
該一端Ba´がアーム機構駆動装置A´の出力軸に取り
付けられている。したがって、アームB´はアーム機構
駆動装置A´により駆動されて、該駆動装置の出力軸の
中心軸線を中心にして回動する。
【0006】また後段アームC´はその一端Ca´が入
力部となっていて、該一端Ca´が前段側アームB´の
他端Bb´に回動自在に支持されている。この後段側ア
ームC´は、図10に示した機構により、前段側アーム
B´の回動に伴って、前段側アームと反対方向に回動す
る。
【0007】ハンドD´は、後段側アームの他端Cb´
に回動自在に支持されていて、後段側アームC´に対し
て相対的に、該後段側アームC´と反対方向に回動しつ
つ、図示の矢印Y方向に沿って直線移動する。
【0008】更に詳細に説明すると、前段側アームB´
は、垂直方向に延びる第1の軸線O1 ´−O1 ´を中心
に回動し得るように、その一端が図示しない旋回部材に
回動自在に支持されている。前段側アームB´は中空に
形成されていて、該前段側アームの中空部内には、中心
軸線を第1の軸線O1 ´−O1 ´に一致させた状態で前
記旋回部材に固定された固定プーリP1 ´が配置されて
いる。前段側アームB´の他端Bb´側の中空部内には
回転プーリP2 ´が、その中心軸線を第1の軸線と平行
な第2の軸線O2 ´−O2 ´に一致させた状態で回転自
在に支持され、前段側アームB´内の固定プーリP1 ´
と回転プーリP2 ´との間にベルトV1´が掛け渡され
ている。
【0009】後段側アームC´は、その一端が回転プー
リP2 ´に接続されて、回転プーリP2 ´の回転に伴っ
て、第2の軸線O2 ´−O2 ´を中心に回動させられ
る。後段側アームC´も中空に形成されていて、その一
端側の中空部内には、中心軸線を第2の軸線O2 ´−O
2 ´に一致させた状態で前段側アームB´の他端に固定
された固定プーリP3 ´が配置されている。後段側アー
ムC´の他端側の中空部内には、第1及び第2の軸線と
平行な第3の軸線O3 ´−O3 ´に中心軸線を一致させ
た状態で回転プーリP4 ´が支持され、この回転プーリ
P4 ´と固定プーリP3 ´とにベルトV2 ´が掛け渡さ
れている。
【0010】図示のワーク搬送用ロボットR´において
は、前段側アームB´の一端側に設けられた固定プーリ
P1 ´の有効径と、前段側アームの他端側に設けられた
回転プーリP2 ´の有効径との比が2対1に設定され、
後段側アームC´の一端側に設けられた固定プーリP3
´の有効径と該後段側アームの他端側に設けられた回転
プーリP4 ´の有効径との比が1対2に設定されてい
る。また前段側アームB´内に設けられた固定プーリP
1 ´の中心と回転プーリP2 ´の中心との間の距離が、
後段側アームC´内に設けられた固定プーリP3 ´の中
心O2 ´と回転プーリP4 ´の中心O3 ´との間の距離
に等しく設定されている。
【0011】ハンドD´は、ほぼU字形を呈するように
形成された基部Da´と、互いに平行に配置されて一端
が基部Da´の両端に固定された1対のハンド部材Db
´,Db´とからなっている。このハンドD´は、その
基部Da´の中心を回転プーリP4 ´の回転中心O3 ´
に一致させた状態で、後段側アームC´の回転プーリP
4 ´に接続されている。ハンドD´の1対のハンド部材
Db´,Db´の上に液晶基板等の図示しないワークが
載置される。
【0012】図9及び図10に示した搬送用ロボットに
おいては、前段側アームB´が、図示しない電動駆動装
置により駆動されて、固定プーリP1 ´の中心軸線を回
動中心として回動させられる。今図10において前段側
アームB´が反時計方向に回動させられたとすると、こ
のアームB´の回動により、固定プーリP1 ´がアーム
B´に対して相対的に時計方向に回転する。この固定プ
ーリP1 ´の相対的な回転は、ベルトV1 ´を介して回
転プーリP2 ´に伝達されるため、回転プーリP2 ´が
時計方向に回転する。これにより、回転プーリP2 ´に
一端が接続されている後段側アームC´が、固定プーリ
P2 ´の中心軸線を回動中心として、前段側アームB´
に対して時計方向に回動する。
【0013】後段側アームC´が時計方向に回動する
と、固定プーリP3 ´がアームC´に対して相対的に反
時計方向に回転する。この固定プーリP3 ´の回転は、
ベルトV2 ´を介して回転プーリP4 ´に伝達されるた
め、該回転プーリP4 ´が反時計方向に回転し、ハンド
D´が後段側アームC´に対して反時計方向に回動す
る。
【0014】前段側アームB´内の固定プーリP1 ´の
有効径と回転プーリP2 ´の有効径の比、及び後段側ア
ームC´内の固定プーリP3 ´の有効径と回転プーリP
4 ´の有効径との比が前述のように設定されていること
により、後段側アームC´は前段側アームB´の回動角
度の2倍の角度だけ前段側アームB´の回動方向と反対
方向に回動し、ハンドD´は後段側アームC´の回動角
度の1/2の角度だけ後段のアームC´の回動方向と反
対方向に回動する。そのため、ハンドD´は、アームB
´及びC´の回動に伴って、固定プーリP1 ´の中心と
回転プーリP4´の中心とを結ぶ直線Oy−Oyに沿っ
て(Y方向に)直線移動する。
【0015】上記のように、図9及び図10に示したロ
ボットにおいては、固定プーリP1´の中心軸線を回動
中心としてアームB´を回動させることにより、ハンド
D´に保持したワークを直線移動させることができる。
また固定プーリP1 ´を保持した旋回部材(図示せ
ず。)を固定プーリP1 ´の中心軸線の回りに回転させ
ることにより、全体を旋回させてワークの搬送方向を任
意の方向に向けることができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】図9及び図10に示し
たワーク搬送用ロボットは、例えば、トランスファチャ
ンバと、該トランスファチャンバを囲むように配置され
たロードロックチャンバ及び複数のプロセスチャンバと
を備えた液晶基板製造装置や半導体製造装置のトランス
ファチャンバ内に配置されて、ロードロックチャンバや
プロセスチャンバへのワーク(液晶基板やウェハ等)の
搬入、搬出を行うために用いられる。
【0017】ところが、従来の回動アーム形のワーク搬
送ロボットR´は、旋回部材を特定の方向に向けた状態
では、ハンドD´が、一方向(上記の例ではY方向)に
沿った前進運動と後退運動しか行うことができないた
め、ワークの搬送方向が制限されるという問題があっ
た。
【0018】例えば、上記のロボットでは、ハンドD´
を図10のY方向に対して直角なX方向に移動させるこ
とはできないため、ワークの搬入及び搬出を行うチャン
バがX方向に複数個並べて設けられている場合には、ロ
ボットを各チャンバの前まで移動させないと、各チャン
バへのワークの搬入、搬出を行うことができない。その
ため、複数のプロセスチャンバやロードロックチャンバ
がX方向に並設されている液晶製造装置や、半導体製造
装置に上記従来のロボットを適用する場合には、X方向
に移動自在な移動台の上にロボット全体を支持して、該
移動台によりロボットを各チャンバの前まで移動させる
ことができるようにしておく必要があった。
【0019】このように、従来のワーク搬送用ロボット
は、ハンドの移動方向が一方向に制限されていたため、
種々の方向にワークの搬送を行おうとすると、移動台等
の他の機構と組み合わせて用いることが必要であった。
そのため、ロボットを含む搬送装置の機械的構成が複雑
になり、該搬送装置を組み込む液晶や半導体の製造装置
が大形になるという問題があった。
【0020】なお前段側アーム、後段側アーム及びハン
ドをそれぞれ駆動するモータを個別に設けて、各アーム
を個別に駆動することにより、ハンドの移動可能範囲を
拡大するようにしたワーク搬送用ロボットも開発されて
いる。
【0021】図11は、その一例を示したもので、同図
において、A´はアーム機構駆動装置、B´及びC´は
それぞれ前段側アーム及び後段側アーム、D´はハンド
である。
【0022】この例では、アーム機構駆動装置A´内に
前段側アームB´を駆動するモータと、後段側アームC
´を駆動するモータ(いずれも図示せず。)とが設けら
れていて、前段側アーム駆動用モータの回転は減速機G
1 ´を介して前段側アームB´に伝達され、後段側アー
ム駆動用モータの回転は、前段側アームB´の中空部内
に設けられたベルト伝導機構Va ´と減速機G2 ´とを
介して後段側アームC´に伝達されている。また前段側
アームB´と後段側アームC´とを連結している関節部
に突設されたモータ収容ケース部Bmc´内にハンド駆
動用モータM´が取り付けられ、このモータM´の回転
は、後段側アームC´の中空部内に設けられたベルト伝
導機構Vb ´と減速機G3 ´とを介してハンドD´に伝
達されている。
【0023】図11に示したロボットでは、ハンド駆動
用モータM´への配線L´を前段側アームB´の中空部
内を通してアーム機構駆動装置A´内に導く必要があっ
たため、前段側アームB´の回動可能範囲が制限され
て、ハンドD´の移動可能範囲が制限されるという問題
があった。ハンドの移動可能範囲を拡大して、ワークの
搬送可能範囲を拡大するためには、前段側アーム、後段
側アーム及びハンドのすべてをエンドレスに回動させる
ことができるようにするのが望ましい。
【0024】本発明の目的は、前段側アーム、後段側ア
ーム及びハンドのすべてをエンドレスに回動させること
ができるようにして、ハンドの移動可能範囲を拡大し、
ワークの搬送可能範囲の拡大を図ることができるように
したワーク搬送用ロボットを提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は、支持フレーム
と、第1の軸線を中心にして回動し得るように前記支持
フレームに一端が回動自在に支持された中空の前段側ア
ームと、第1の軸線と平行な第2の軸線を中心にして回
動し得るように前段側アームの他端に一端が回動自在に
支持された中空の後段側アームと、第1及び第2の軸線
と平行な第3の軸線を中心にして回動し得るように後段
側アームの他端に一端が回動自在に支持されたワーク保
持用のハンドとを備えたワーク搬送用ロボットを対象と
する。
【0026】本発明においては、前段側アームの一端側
に、軸線を第1の軸線に一致させた状態で互いに同軸的
に設けられた後段側アーム用駆動軸及びハンド用駆動軸
と、後段側アームの一端側に、軸線を第2の軸線に一致
させた状態で設けられたハンド用中継軸と、支持フレー
ムに支持された前段側アーム駆動用モータ、後段側アー
ム駆動用モータ及びハンド駆動用モータと、前段側アー
ム駆動用モータの回転を前段側アームの一端に伝達する
前段側アーム用動力伝達装置と、後段側アーム駆動用モ
ータの回転を後段側アーム用駆動軸に伝達する第1の後
段側アーム用伝導機構と、前段側アームの中空部内で後
段側アーム用駆動軸の回転を後段側アームの一端に伝達
する第2の後段側アーム用伝導機構とを備えた後段側ア
ーム用動力伝達装置と、ハンド駆動用モータの回転をハ
ンド用駆動軸に伝達する第1のハンド用伝導機構と、前
段側アームの中空部内で前記ハンド用駆動軸の回転をハ
ンド用中継軸に伝達する第2のハンド用伝導機構と、後
段側アームの中空部内でハンド用中継軸の回転を前記ハ
ンドの一端に伝達する第3のハンド用伝導機構とを備え
たハンド用動力伝達装置とが設けられる。
【0027】上記のように構成すると、前段側アーム、
後段側アーム及びハンドをそれぞれエンドレスに回動さ
せることができるため、従来のアーム回動形搬送ロボッ
トに比べて、ハンドの可動範囲を拡大して、ロボット単
体でのワークの搬送可能範囲を拡大することができる。
したがって、ワークを搬送するチャンバが複数個ある場
合でも、従来必要とした移動台を用いることなく、ロボ
ット単体で各チャンバへのワークの搬送を行わせること
ができる。
【0028】また上記のように構成すると、アームの関
節部分にモータを取り付ける必要がないため、アーム機
構の可動部の質量の軽減を図って、アームの慣性を小さ
くすることができ、アームの動きを軽快にして搬送動作
を迅速に行わせることができる。
【0029】更に、上記のように構成すると、各アーム
及びハンドの変位の自由度を高めることができるため、
常にワークを許容される最短の経路で目標位置に移動さ
せるように各アーム及びハンドを制御して、ワークの移
動に要する時間を短縮することができる。
【0030】本発明の好ましい態様では、以下のa〜m
の要素によりワーク搬送用ロボットの主要部が構成され
る。
【0031】a.前段側アームに連結された出力部と該
出力部の内側に同心的に配置された入力部とを有して、
前記第1の軸線に中心軸線を一致させた状態で支持フレ
ームに支持された前段側アーム用減速機。
【0032】b.第1の軸線に軸線を一致させ、かつ前
記前段側アーム用減速機の入力部を回転自在に貫通した
状態で設けられた中空のハンド用駆動軸。
【0033】c.第1の軸線に軸線を一致させ、かつ前
記ハンド用駆動軸を回転自在に貫通した状態で設けられ
た後段側アーム用駆動軸。
【0034】d.後段側アームの一端に連結された出力
部と該出力部の内側に同心的に配置された入力部とを有
して、第2の軸線に中心軸線を一致させた状態で前段側
アームの中空部内に配置されて、該前段側アームの他端
側に支持された後段側アーム用減速機。
【0035】e.軸線を第2の軸線に一致させ、かつ後
段側アーム用減速機の入力部を貫通した状態で設けられ
て、一端及び他端がそれぞれ前段側アームの中空部内及
び後段側アームの中空部内に配置されたハンド用中継
軸。
【0036】f.ハンドの一端に連結された出力部と該
出力部の内側に同心的に配置された入力部とを有して、
第3の軸線に中心軸線を一致させた状態で後段側アーム
の中空部内で該後段側アームの他端側に支持されたハン
ド用減速機。
【0037】g.支持フレームに支持された前段側アー
ム駆動用モータ、後段側アーム駆動用モータ及びハンド
駆動用モータ。
【0038】h.前段側アーム駆動用モータの回転を前
段側アーム用減速機の入力部に伝達する前段側アーム用
伝導機構。
【0039】i.後段側アーム駆動用モータの回転を後
段側アーム用駆動軸に伝達する第1の後段側アーム用伝
導機構。
【0040】j.前段側アームの中空部内で後段側アー
ム用駆動軸の回転を後段側アーム用減速機の入力部に伝
達する第2の後段側アーム用伝導機構。
【0041】k.支持フレーム側でハンド駆動用モータ
の回転をハンド用駆動軸に伝達する第1のハンド用伝導
機構。
【0042】l.前段側アームの中空部内でハンド用駆
動軸の回転をハンド用中継軸に伝達する第2のハンド用
伝導機構。
【0043】m.後段側アームの中空部内で前記ハンド
駆動用中継軸の回転を前記ハンド用減速機の入力部に伝
達する第3のハンド用伝導機構。
【0044】上記前段側アーム用減速機、後段側アーム
用減速機、及びハンド用減速機としては、コンパクトで
バックラッシュが少ないハーモニック減速機を用いるの
が好ましい。ハーモニック減速機は、サーキュラスプラ
インと、該サーキュラスプラインの内側に配置されたウ
ェーブジェネレータと、サーキュラスプラインとウェー
ブジェネレータとの間に介在するフレックススプライン
とを備えた公知のもので、ウェーブジェネレータが入力
部を構成し、サーキュラスプラインが出力部を構成す
る。
【0045】また第1の後段側アーム用伝導機構、第2
の後段側アーム用伝導機構、及び第1ないし第3のハン
ド用伝導機構をそれぞれ構成する伝導機構は、歯付きプ
ーリと歯付きベルトとにより構成されるベルト伝導機構
を用いるのが好ましい。
【0046】多くの場合、前段側アーム、後段側アーム
及びハンドは、それぞれの中心軸線である第1の軸線な
いし第3の軸線を垂直方向に向けた状態で配置される。
【0047】また本発明の好ましい態様では、支持フレ
ームが、固定フレームと、該固定フレームに昇降自在に
支持された昇降フレームとを備えていて、該昇降フレー
ムに前段側アームと、前段側アーム駆動用モータと、後
段側アーム駆動用モータと、ハンド駆動用モータとが支
持される。
【0048】本発明に係わるワーク搬送用ロボットにお
いて、ハンドに保持されたワークを吸着保持するために
該ハンドに真空吸引口を設ける場合には、各アーム及び
ハンドのエンドレスの回動を妨げることなく、ハンドの
真空吸引口に真空を供給し得るようにする必要がある。
【0049】そのためには、例えば、第1の軸線上に位
置させた状態で支持フレーム及び前段側アーム内にそれ
ぞれ設けられた第1及び第2の中継室と、第2の軸線上
に位置させた状態で前記前段側アーム内及び後段側アー
ム内にそれぞれ設けられた第3及び第4の中継室と、第
3の軸線上に位置させた状態で後段側アーム内及びハン
ドの一端にそれぞれ設けられた第5及び第6の中継室
と、第1の軸線に沿って配置されて一端及び他端がそれ
ぞれ第1の中継室の壁部及び第2の中継室の壁部を気密
かつ回転自在に貫通した状態で両中継室に接続された第
1のパイプ軸と、第2の軸線に沿って配置されて一端及
び他端がそれぞれ第3の中継室の壁部及び第4の中継室
の壁部を気密かつ回転自在に貫通した状態で両中継室に
接続された第2のパイプ軸と、第3の軸線に沿って配置
されて一端及び他端がそれぞれ前記第5の中継室の壁部
及び第6の中継室の壁部を気密かつ回転自在に貫通した
状態で両中継室に接続された第3のパイプ軸と、第1の
中継室内を真空ポンプに接続するために支持フレーム側
に設けられた支持フレーム側配管と、前段側アーム内で
第2の中継室内と第3の中継室内とを接続する前段側ア
ーム内配管と、後段側アーム内で前記第4の中継室と第
5の中継室とを接続する後段側アーム内配管と、ハンド
側で第6の中継室と真空吸引口とを接続するハンド側真
空供給経路とを備えた構成とすればよい。
【0050】また第1の軸線上に位置させた状態で前記
支持フレーム及び前記前段側アーム内にそれぞれ設けら
れた第1及び第2の中継室と、第2の軸線上に位置させ
た状態で前段側アーム内及び後段側アーム内にそれぞれ
設けられた第3及び第4の中継室と、第3の軸線上に位
置させた状態で後段側アーム内及びハンドの一端にそれ
ぞれ設けられた第5及び第6の中継室と、ハンド用駆動
軸及び後段側アーム用駆動軸の回転を許容する状態で第
1の軸線に沿って設けられて一端及び他端がそれぞれ第
1の中継室及び第2の中継室に接続された第1のパイプ
軸と、ハンド用中継軸の回転を許容する状態で第2の軸
線に沿って設けられて一端及び他端がそれぞれ第3の中
継室及び第4の中継室に接続された第2のパイプ軸と、
周囲の部材の回転を許容する状態で第3の軸線に沿って
設けられて一端及び他端がそれぞれ第5の中継室及び第
6の中継室に接続された第3のパイプ軸と、第1の中継
室内を真空ポンプに接続するために支持フレーム側に設
けられた支持フレーム側配管と、前段側アーム内で第2
の中継室内と第3の中継室内とを接続する前段側アーム
内配管と、後段側アーム内で第4の中継室と第5の中継
室とを接続する後段側アーム内配管と、ハンド側で第6
の中継室と真空吸引口とを接続するハンド側真空供給経
路とを備えた構成としてもよい。この場合、アームの回
動を妨げないようにするため、第1ないし第3のパイプ
軸のそれぞれの一端及び他端のうちの少なくとも一方
は、対応する中継室の壁部を気密かつ回転自在に貫通し
た状態で該中継室に接続する。
【0051】なお本発明によれば、ロボット単体として
のワークの搬送可能範囲を拡大することができるため、
設置箇所の状況によっては、従来必要とした移動台を省
略することができるが、本発明に係わるロボットを移動
台と組み合わせて、ワークの搬送可能範囲を更に拡大す
ることを妨げるものではない。
【0052】
【発明の実施の形態】図1ないし図6は、本発明の一実
施形態の構成を示したもので、図1及び図2はそれぞれ
外観を示した正面図及び上面図、図3は縦断面図、図4
は図2のS4−S4 線に沿って断面して示した要部の断
面図、図5は図3のS5 −S5 線断面図、図6は昇降フ
レームを上昇させた状態の縦断面図である。
【0053】図1ないし図3において、Aはアーム機構
駆動装置、B及びCはそれぞれ前段側アーム機構及び後
段側アーム機構、Dはハンドであり、これらによりワー
ク搬送用ロボットRが構成されている。なお図2に示し
たWは、ハンドDの上に保持されたワーク(例えば半導
体ウェハ)である。
【0054】図3に示したように、アーム機構駆動装置
Aは、円筒状に形成された固定フレーム1を備えてい
る。固定フレーム1は駆動装置Aの機構部を収容するケ
ーシングを兼ねるもので、この例では、固定フレーム1
がその軸線O−Oを垂直方向に向けた状態で配置され
る。固定フレーム1の底板101は正方形状に形成さ
れ、底板101の四隅には、ロボットを取付け箇所に固
定するためのボルトを挿通する取付け孔102が形成さ
れている。また固定フレーム1の下端寄りの部分の外面
には、1対の把手103,103が固定されている。
【0055】固定フレーム1の内側には、上下方向に延
びる支柱2が設けられていて、この支柱2に昇降フレー
ム3が昇降自在に支持され、固定フレーム1と昇降フレ
ーム3とにより、アーム機構を支持する支持フレーム4
が構成されている。
【0056】更に詳述すると、支柱2は、図5に示され
ているように、固定フレーム1と中心軸線を共有する円
筒面の形状を呈する外周面201を有していて、外周面
201を固定フレーム1に近接させた状態で配置され、
その下端が固定フレーム1の底板101に固定されてい
る。支柱2には、上下方向に延びる溝202が、外周面
201と反対側に開口した状態で設けられ、支柱2の上
端及び下端寄りの位置には、溝202の上端及び下端を
それぞれ終端する端部壁203及び204が形成されて
いる。支柱2の溝202の開口部の両側(支柱の両端)
には、上下方向に平行に延びる平坦な端面205,20
5が形成され、これらの端面205,205には、固定
フレーム内を上下方向に平行に延びる1対のガイドレー
ル5,5(図5参照)が固定されている。ガイドレール
5,5はそれぞれ鳩尾状の断面形状を有するように形成
されていて、昇降フレーム3に固定されたスライダ6,
6にそれぞれ設けられた断面鳩尾状の溝にガイドレール
5,5がスライド自在に嵌合されている。この例では、
支柱2と、ガイドレール5,5と、スライダ6,6とに
より、昇降フレーム3を固定フレーム1に対して昇降自
在に支持する昇降フレーム支持機構が構成されている。
【0057】支柱2の上端側及び下端側の端部壁203
及び204にはそれぞれ軸受8及び9(図3参照)が取
り付けられ、これらの軸受により、支柱2の溝202内
を上下方向(垂直方向)に延びるボールネジ10が支持
されている。昇降フレーム3の下端には、溝202内に
挿入された張り出し部301が形成され、この張り出し
部301に固定されたボールナット11にボールネジ1
0が螺合されている。固定フレーム1内の下部には昇降
用モータ12が、その出力軸を下方に向けた状態で配置
されている。昇降用モータ12は、固定フレーム1の底
板101に架台13を介して固定され、モータ12の回
転軸に取り付けられた歯付きプーリ14と、ボールネジ
10の下端に取り付けられた歯付きプーリ15とに歯付
きベルト16が掛け渡されている。
【0058】したがって、モータ12が駆動されると、
その回転がプーリ14とベルト16とプーリ15とを介
してボールネジ10に伝達され、このボールネジの回転
により、ボールナット11が昇降フレーム3とともに昇
降させられる。この例では、ボールネジ10及びボール
ナット11からなる螺進機構と、昇降用モータ12と、
プーリ14及び15と、ベルト16とにより、昇降フレ
ーム3を昇降させる昇降機構が構成されている。
【0059】昇降フレーム3には、固定フレーム1の円
筒部に外側から緩く嵌合する円筒状の昇降カバー17が
固定されている。昇降カバー17は、昇降フレーム3と
ともに昇降してアーム機構駆動装置Aの機構部を覆うカ
バーで、昇降フレーム3が上限位置まて上昇した状態で
もその下端寄りの部分が固定フレーム1の外周部にオー
バラップした状態を保持して、アーム機構駆動装置Aの
機構部を覆うことができるように、十分な高さ寸法を有
している。
【0060】図示の例では、昇降フレーム3の最上部に
減速機収容室3aが形成され、この減速機収容室3aの
下方にベルトやプーリを収容するための凹部3bが形成
されている。減速機収容室3aの天井部に相当する部分
を貫通させた状態で上方に開口した孔3cが形成され、
減速機収容室3aの底部には、凹部3b内に開口した孔
3dが形成されている。孔3c及び3dは、円筒状の固
定フレーム1の中心軸線O−Oに対して一定の距離ΔD
だけオフセットした位置を垂直方向に伸びるように設定
された第1の軸線O1 −O1 にそれぞれの中心軸線を一
致させた状態で設けられている。
【0061】減速機収容室3a内には、後記する前段側
アーム駆動用モータの回転を前段側アームBに伝達する
前段側アーム用減速機20が収容されている。本実施形
態では、前段側アーム用減速機20として、ハーモニッ
ク減速機を用いている。ハーモニック減速機は、サーキ
ュラスプラインと、該サーキュラスプラインの内側に配
置されたウェーブジェネレータと、サーキュラスプライ
ンとウェーブジェネレータとの間に介在するフレックス
スプラインとを備えた公知のもので、ウェーブジェネレ
ータ及びサーキュラスプラインがそれぞれ減速機の入力
部及び出力部を構成する。
【0062】前段側アームBは、天板部21aと底板部
21bと側板部21cとを有する中空のアーム構成部材
21からなっていて、その長手方向を水平方向に向けた
状態で前記第1の軸線O1 −O1 を中心に回動するよう
に、その一端Ba寄りの部分が昇降フレーム3に支持さ
れる。
【0063】図示の例では、前段側アームBの一端Ba
寄りに位置させた状態でアーム構成部材21の底板部2
1bにボス部21B1が形成され、このボス部21B1が昇
降フレーム3の上部の孔3cを通して減速機20の出力
部に固定されることにより、前段側アームBが減速機2
0を介して昇降フレーム3に回動自在に支持されてい
る。
【0064】前段側アーム用減速機20の入力部には、
減速機収容室3aと凹部3bとを連絡する孔3dを通し
て、前段側アーム駆動用の歯付きプーリ23が取り付け
られている。
【0065】第1の軸線O1 −O1 に中心軸線を一致さ
せ、かつ歯付きプーリ23及び前段側アーム用減速機2
0の入力部を回転自在に貫通させた状態で、中空の(管
状の)ハンド用駆動軸24が設けられている。このハン
ド用駆動軸24は、軸受25を介して前段側アームを構
成するアーム構成部材21のボス部21B1の内周に支持
されるとともに、軸受26を介してプーリ23の内周に
支持されている。ハンド用駆動軸24は、その下端及び
上端がそれぞれ昇降フレーム3の凹部3b内及び前段側
アームBの中空部内に達するように設けられていて、凹
部3b内に位置する駆動軸24の下端には、プーリ23
の下方に配置された第1のハンド駆動用歯付きプーリ2
7が取り付けられている。また駆動軸24の上端には、
第2のハンド駆動用歯付きプーリ28が取り付けられて
いる。
【0066】更に第1の軸線O1 −O1 に軸線を一致さ
せ、かつ中空のハンド用駆動軸24を回転自在に貫通し
た状態で、後段側アーム用駆動軸30が設けられてい
る。この後段側アーム用駆動軸30は、軸受31及び3
2を介してプーリ27の内周部及びプーリ28の内周部
に回転自在に支持されるとともに、下端が昇降フレーム
3の凹部3bの底部に軸受33を介して支持されてい
る。後段側アーム用駆動軸30はその下端及び上端が昇
降フレーム3の凹部3b内及び前段側アームBの中空部
内に達するように設けられていて、凹部3b内に位置す
る駆動軸30の下端には、歯付きプーリ27の下方に配
置された第1の後段側アーム駆動用歯付きプーリ35が
取り付けられ、前段側アームBの中空部内に位置する駆
動軸30の上端には歯付きプーリ28の上方に配置され
た第2の後段側アーム駆動用歯付きプーリ36が取り付
けられている。
【0067】後段側アームCは、前段側アームBと同様
に天板部41aと底板部41bと側板部41cとを有す
る中空のアーム構成部材41からなっている。後段側ア
ームCを構成するアーム構成部材41は、その長手方向
を水平方向に向けた状態で配置されて、第1の軸線O1
−O1 と平行に(垂直方向に)延びる第2の軸線O2−
O2 を中心に回動するように、その一端Ca側の底板部
が前段側アームBを構成するアーム構成部材21の他端
Bb側の天板部21aに軸受42を介して支持されてい
る。
【0068】前段側アームBを構成するアーム構成部材
21の他端Bb側の天板部の内側には、ハーモニック減
速機からなる後段側アーム用減速機43が、その中心軸
線を第2の軸線O2 −O2 に一致させた状態で取り付け
られている。この減速機43の出力部は、後段側アーム
Cを構成するアーム構成部材41の一端Ca側の底板部
に連結されている。
【0069】後段側アーム用減速機43の入力部には、
中心軸線を第2の軸線O2 −O2 に一致させた状態で設
けられた第3の後段側アーム駆動用歯付きプーリ44が
接続されている。
【0070】中心軸線を第2の軸線O2 −O2 に一致さ
せ、かつ後段側アーム用減速機43の入力部とプーリ4
4とを回転自在に貫通させた状態で、ハンド用中継軸4
5が設けられている。この中継軸は、軸受46を介して
アーム構成部材41の底板部に回転自在に支持されると
ともに、軸受47を介してプーリ44の内周部に回転自
在に支持されている。
【0071】ハンド用中継軸45は、その下端及び上端
がそれぞれ前段側アームBの中空部内及び後段側アーム
Cの中空部内に達するように設けられていて、ハンド用
中継軸45の下端にはプーリ44の下方に配置された第
3のハンド駆動用歯付きプーリ48が取り付けられ、中
継軸45の上端には第4のハンド駆動用歯付きプーリ4
9が取り付けられている。
【0072】後段側アームCの他端Cb側のアーム構成
部材の天板部41aには、上方に突出した環状の突起4
1A1が、その中心軸線を第1及び第2の軸線と平行な第
3の軸線O3 −O3 に一致させた状態で形成され、この
突起41A1の内側にハーモニック減速機からなるハンド
用減速機50が、その中心軸線を第3の軸線O3 −O3
に一致させた状態で取り付けれている。
【0073】ハンドDは、カップ状に形成された基部5
1aと、基部51aに一端が固定された腕部51bと、
腕部51bの他端に中央部が固定された翼部51cと、
翼部51cに一端が固定されたワーク保持板部51dと
からなっていて、その基部51aが、後段側アームCの
他端Cb側の突起41A1に軸受52を介して回動自在に
支持されるとともに、前記ハンド用減速機50の出力部
に連結されている。
【0074】ハンド用減速機50の入力部には、中心軸
線を第3の軸線O3 −O3 に一致させた状態で、第5の
ハンド駆動用歯付きプーリ53が取り付けられている。
【0075】前段側アームBの中空部内に設けられた第
2及び第3の後段側アーム駆動用歯付きプーリ36及び
44は、同じ高さの位置に配置されていて、これらのプ
ーリ36及び44に後段側アーム駆動用歯付きベルト5
5が掛け渡されている。
【0076】また前段側アームBの中空部内に設けられ
た第2及び第3のハンド駆動用歯付きプーリ28及び4
8も同じ高さの位置に配置されていて、これらのプーリ
28及び48にハンド駆動用歯付きベルト56が掛け渡
されている。
【0077】また後段側アームCの中空部内に設けられ
た第4及び第5のハンド駆動用歯付きベルト49及び5
3にハンド駆動用歯付きベルト57が掛け渡されてい
る。
【0078】図4及び図5に示したように、昇降フレー
ム3の上部に前段側アーム駆動用モータ60がその出力
軸を上方に向けた状態で取り付けられ、モータ60の出
力軸に歯付きプーリ61が取り付けられている。歯付き
プーリ61とプーリ23とに歯付きベルト62が掛け渡
され、モータ60の回転がプーリ61とベルト62とプ
ーリ23とを介して減速機20の入力部に伝達されてい
る。この例では、プーリ23及び61とベルト62とに
より、前段側アーム駆動用モータ60の回転を前段側ア
ーム用減速機20の入力部に伝達する前段側アーム用伝
導機構が構成され、この伝導機構と減速機20とによ
り、モータ60の回転を前段側アームBの一端に伝達す
る前段側アーム用動力伝達装置が構成されている。
【0079】昇降フレーム3の上部にはまた、ハンド駆
動用モータ65(図3参照)が取り付けられ、このハン
ド駆動用モータ65の出力軸に歯付きプーリ66が取り
付けられている。歯付きプーリ66とハンド駆動軸の下
端に取り付けられた歯付きプーリ27とに歯付きベルト
67が掛け渡され、ハンド駆動用モータ65の回転がプ
ーリ66とベルト67とプーリ27とを介してハンド用
駆動軸24に伝達されている。この例では、プーリ27
及び66とベルト67とにより、ハンド駆動用モータ6
5の回転をハンド用駆動軸24に伝達する第1のハンド
用伝導機構が構成されている。また前段側アームBの中
空部内に配置されたプーリ28及び48とベルト56と
により、前段側アームの中空部内でハンド用駆動軸24
の回転をハンド用中継軸45に伝達する第2のハンド用
伝導機構が構成されている。更に、後段側アームCの中
空部内に配置されたプーリ46及び53とベルト57と
により、後段側アームの中空部内でハンド駆動用中継軸
45の回転をハンド用減速機50の入力部に伝達する第
3のハンド用伝導機構が構成され、上記第1ないし第3
のハンド用伝導機構と減速機50とにより、ハンド駆動
用モータ65の回転を前段側アームの中空部内及び後段
側アームの中空部内を通してハンドDの一端に伝達する
ハンド用動力伝達装置が構成されている。
【0080】また図4及び図5に示すように、昇降フレ
ーム3の上部には、後段側アーム駆動用モータ70が取
り付けられ、このモータ70の出力軸に歯付きプーリ7
1が取り付けられている。歯付きプーリ71と後段側ア
ーム用駆動軸30の下端に取り付けられた歯付きプーリ
35とに歯付きベルト72が掛け渡され、モータ70の
回転がプーリ71とベルト72とプーリ35とを介して
後段側アーム用駆動軸30に伝達されるようになってい
る。
【0081】この例では、プーリ35及び71とベルト
72とにより、後段側アーム駆動用モータ70の回転を
後段側アーム用駆動軸30に伝達する第1の後段側アー
ム用伝導機構が構成されている。またプーリ36と、ベ
ルト55と、プーリ44とにより、前段側アームBの中
空部内で後段側アーム用駆動軸30の回転を後段側アー
ム用減速機43の入力部に伝達する第2の後段側アーム
用伝導機構が構成され、上記第1及び第2の後段側アー
ム用伝導機構と減速機43とにより、後段側アーム駆動
用モータ70の回転を前段側アームの中空部内で後段側
アーム用減速機の入力部に伝達する後段側アーム用動力
伝達装置が構成されている。
【0082】固定フレーム1の下部の側面には、各モー
タへの給電を行うためのコネクタや、計器類、あるいは
スイッチ類が取り付けられた制御盤75(図1参照)が
取り付けられている。
【0083】上記のワーク搬送用ロボットにおいては、
前段側アーム駆動用モータ60を駆動することにより、
前段側アームBをエンドレスに回動させることができ
る。また後段側アーム駆動用モータ70(図4参照)を
駆動することにより、後段側アームCを、エンドレスに
回動させることができる。更に、ハンド駆動用モータ6
5(図3参照)を回転させることにより、ハンドDをエ
ンドレスに回動させることができる。
【0084】したがって、前段側アームB,後段側アー
ムC及びハンドDのそれぞれの回動量と回動方向とを適
宜に制御することにより、ハンドDを種々の方向に移動
させることができる。
【0085】また昇降用モータ12を一方向に回転させ
ることにより、図6に示すように、昇降フレーム3をア
ームB,C及びハンドDとともに上昇させることがで
き、昇降用モータ12を他方向に回転させることにより
昇降フレーム3を下降させることができる。これによ
り、ハンドDに保持したワークの上下位置を変化させる
ことができる。
【0086】上記のように、本発明に係わる搬送用ロボ
ットにおいては、前段側アーム、後段側アーム、及びハ
ンドをそれぞれ個別にエンドレスに回動させることがで
きるため、ハンドに多様な動きを行わせることができ、
ロボット単体でのワークの搬送可能範囲を従来よりも拡
大することができる。
【0087】例えば、図9及び図10に示した従来の搬
送用ロボットでは、ワークを図10のY方向にしか移動
させることができなかったため、ワークをロボットによ
る搬送方向に対して直角なX方向に移動させる必要があ
る場合には、X方向に移動する移動台の上にロボットを
搭載して、該移動台によりロボットをX方向に移動させ
る必要があったが、本発明に係わるロボットを用いれ
ば、ロボットを動かすことなくワークをX方向及びY方
向に移動させることができる。ハンドDに保持したワー
クWをX方向に平行移動させる際の各アーム及びハンド
の動かし方の一例を図7(A)ないし(D)に示した。
この例では、前段側アームB及び後段側アームCを時計
方向に回動させてハンドDの回動中心をX方向に移動さ
せながら、ハンドDを後段側アームの回動に合せて反時
時計方向に回動させることにより、ハンドDを一定の向
きに向けた状態を保持しつつ、X方向に平行移動させて
いる。このようなアーム及びハンドの動きは、モータ6
0,65及び70の回転をマイクロコンピュータを用い
て制御することにより、容易に行わせることができる。
【0088】図8(A)ないし(E)は、トランスファ
チャンバ80に、ロードロックチャンバ81と、2つの
プロセスチャンバ82及び83とが接続された半導体製
造装置のトランスファチャンバ80内に上記実施形態の
搬送用ロボットを配置して、一方のプロセスチャンバ8
2内のウェハ(ワーク)Wを他方のプロセスチャンバ8
3内に搬送する際のロボットの動きを順を追って示した
ものである。図示の例では、本発明に係わるロボットR
を、2つのプロセスチャンバ82及び83から等距離の
位置に配置している。
【0089】この例では、図8(A)の過程で一方のプ
ロセスチャンバ82内のウェハWを受け取り、図8
(B)の過程でウェハWをプロセスチャンバ82から搬
出している。その後、図8(C)及び(D)の過程でウ
ェハWを横方向(プロセスチャンバの並設方向)に平行
移動させて、他方のプロセスチャンバ83の前まで移動
させ、図8(E)の過程でウェハをプロセスチャンバ8
3内に搬入している。
【0090】このように、本発明に係わるロボットによ
れば、ロボットをチャンバの並設方向に移動させること
なく、定位置に固定したままで複数のチャンバ内へのワ
ークの搬入、搬出を行わせることができるため、ロボッ
トをチャンバの並設方向に移動させる移動台を省略して
搬送装置の構成を簡単にすることができ、半導体等の製
造装置の小形化を図ることができる。
【0091】また上記のように構成すると、図11に示
したロボットのようにアームの関節部分にモータを取り
付ける必要がないため、アーム機構の可動部の質量の軽
減を図って、アームの慣性を小さくすることができ、ア
ームの動きを軽快にして搬送動作を迅速に行わせること
ができる。
【0092】更に、上記のように、各アーム及びハンド
をエンドレスに回動させることができるようにしておく
と、各アーム及びハンドの変位の自由度を高めることが
できるため、常にワークを許容される最短の経路で目標
位置に移動させるように各アーム及びハンドを制御し
て、ワークの移動に要する時間を短縮することができ
る。
【0093】図8には図示してないが、ロボットRを図
示の定位置に固定したままで、アームB,C及びハンド
Dを適宜に動かすことにより、ロードロックチャンバ8
1内へのワークの出し入れをも行わせることができる。
【0094】上記の例では、各減速機としてハーモニッ
ク減速機を用いたが、入力部と出力部とが同軸的に配置
される他の形式の減速機、例えば遊星歯車機構を用いた
減速機を用いることもできる。
【0095】上記の例では、アーム機構を支持する支持
フレーム4を固定フレーム1と昇降フレーム3とにより
構成したが、ワークを上下方向に移動させる必要がない
場合には、昇降フレームを設けることなく、固定フレー
ムのみにより支持フレームを構成することができる。
【0096】通常、ワーク搬送用ロボットにおいては、
ハンドに載せたワークWをしっかりと保持するために、
真空吸引力を利用してワークを吸着保持するワーク保持
装置を設ける。
【0097】本発明に係わるロボットにおいて、ハンド
にワーク保持装置を設ける場合には、該ワーク保持装置
の真空吸引口を真空ポンプに接続するための管路を、各
アーム及びハンドのエンドレスの回動を妨げない状態で
設ける必要がある。そのためには、この管路を例えば、
第1ないし第3の軸線に沿うように設けたパイプ軸と、
アーム内に設けた配管とにより構成するようにすればよ
い。
【0098】ハンドに設けるワーク保持装置の真空吸引
口と真空ポンプとを接続するための管路の構成例を図1
2に概略的に示した。
【0099】図12において85及び86はそれぞれ第
1の軸線O1 −O1 上に位置させた状態で支持フレーム
4側及び前段側アームB内にそれぞれ設けられた第1及
び第2の中継室、87及び88はそれぞれ第2の軸線O
2 −O2 上に位置させた状態で前段側アームB内及び後
段側アームC内にそれぞれ設けられた第3及び第4の中
継室、89及び90はそれぞれ第3の軸線O3 −O3 上
に位置させた状態で後段側アームC内及びハンドDの一
端にそれぞれ設けられた第5及び第6の中継室である。
第1ないし第6の中継室85ないし90は、真空を供給
する配管を中継するためのもので、密閉構造を有してい
る。
【0100】また後段側アーム用駆動軸30の軸芯部を
貫通して、第1の軸線O1 −O1 に沿って延びるように
第1のパイプ軸91が設けられ、この第1のパイプ軸9
1の一端及び他端がそれぞれ第1の中継室の壁部及び第
2の中継室の壁部をOリングを介して気密かつ回転自在
に貫通して両中継室内に導入されている。
【0101】更に、ハンド用中継軸45の軸芯部を貫通
して、第2の軸線O2 −O2 に沿って延びるように第2
のパイプ軸92が設けられ、この第2のパイプ軸92の
一端及び他端がそれぞれ第3の中継室87の壁部及び第
4の中継室88の壁部をOリングを介して気密かつ回転
自在に貫通して両中継室内に導入されている。
【0102】またハンド用減速機50の軸芯部及びハン
ド駆動用歯付きプーリ53の軸芯部を貫通して、第3の
軸線O3 −O3 に沿って延びるように第3のパイプ軸9
3が設けられ、この第3のパイプ軸の一端及び他端がそ
れぞれ第5の中継室89の壁部及び第6の中継室90の
壁部をOリングを介して気密かつ回転自在に貫通して両
中継室内に導入されている。
【0103】支持フレーム4側に設けられた第1の中継
室85には支持フレーム側配管94の一端が接続されて
いる。この支持フレーム側配管94は、第1の中継室8
5内を真空ポンプに接続するための配管で、その他端は
バルブ等を介してアーム機構駆動装置Aの外部に配置さ
れる図示しない真空ポンプに接続される。
【0104】また第2の中継室86内は、前段側アーム
B内に配置された前段側アーム内配管95を介して第3
の中継室87に接続され、第4の中継室88は、後段側
アームC内に配置された後段側アーム内配管96を介し
て第5の中継室89内に接続されている。
【0105】ハンドDのワーク保持部51dには、該保
持部51dに載せられるワークに対向する真空吸引口
(図示せず。)が設けられ、この真空吸引口は、ワーク
保持部51d及び翼部51cの肉厚部内に設けられた真
空引き用の通路と配管97とからなるハンド側真空供給
経路を介して第6の中継室90内に接続されている。
【0106】図12に示した例では、図示しない真空ポ
ンプから支持フレーム側配管94と第1の中継室85と
第1のパイプ軸91と第2の中継室86と前段側アーム
内配管95と第3の中継室87と第2のパイプ軸92と
第4の中継室88と後段側アーム内配管96と第5の中
継室89と第3のパイプ軸93と第6の中継室90と配
管97とを含むハンド側真空供給経路とを通して真空吸
引口に至る真空供給用配管系が構成され、この配管系を
通して真空吸引口に真空が供給される。
【0107】図12に示したように構成すると、第1な
いし第3のパイプ軸91ないし93は、アームB,C及
びハンドDがそれぞれ回動する際に、それぞれのパイプ
軸の両端が接続された中継室に対して自在に回転するの
で、前段側アームB、後段側アームC及びハンドDのエ
ンドレスの回転を何等妨げることなく、ハンドDに設け
られる真空吸引口に真空を供給してワークの吸着保持を
行わせることができる。
【0108】図12に示した例では、各パイプ軸をその
両端が接続される中継室に対して回転自在に設けている
が、第1ないし第3のパイプ軸91ないし93のそれぞ
れの片端を対応する中継室に固定的に接続し、他端を対
応する中継室に回転自在に接続して、各パイプ軸の周囲
の部分を各パイプ軸を中心に自在に回転させるように構
成してもよい。
【0109】すなわちこの場合は、第1のパイプ軸91
を後段側アーム用駆動軸30に対して相対的に回転し得
る状態で第1の軸線O1 −O1 に沿って設けて、該第1
のパイプ軸91の一端及び他端をそれぞれ第1の中継室
85及び第2の中継室86に接続する。この場合、第1
のパイプ軸91の一端及び他端をそれぞれ第1の中継室
85及び第2の中継室86の壁部を気密かつ回転自在に
貫通させた状態で両中継室に接続するようにしてもよい
が、第1のパイプ軸91の一端及び他端のうちの一方の
みを、対応する中継室の壁部を気密かつ回転自在に貫通
した状態で該中継室に接続し、他端は対応する中継室に
固定的に接続するようにしてもよい。
【0110】また、第2のパイプ軸92をハンド用中継
軸45に対して相対的に回転し得る状態で前記第2の軸
線O2 −O2 に沿って設けて、該第2のパイプ軸の一端
及び他端をそれぞれ第3の中継室87及び第4の中継室
88に接続する。
【0111】更に、第3のパイプ軸93を、プーリ53
及び減速機50に対して相対的に回転し得る状態で第3
の軸線O3 −O3 に沿って設けて、該第3のパイプ軸の
一端及び他端をそれぞれ第5の中継室89及び第6の中
継室90に接続する。
【0112】第2のパイプ軸92と第3及び第4の中継
室87及び88との接続の仕方、並びに第2のパイプ軸
93と第5及び第6の中継室89及び90との接続の仕
方は、第1のパイプ軸と第1及び第2の中継室との接続
の仕方と同様であり、第2のパイプ軸92及び第3のパ
イプ軸93のそれぞれの一端及び他端のうちの少なくと
も一方は、対応する中継室の壁部を気密かつ回転自在に
貫通した状態で該中継室に接続する。
【0113】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、前段側
アーム、後段側アーム及びハンドをそれぞれ個別に駆動
するモータを設けて、これらのモータを前段側アームの
一端側に集中配置し、後段側アーム駆動用モータの回転
を前段側アームの中空部内を通して後段側アームに伝達
するとともに、ハンド駆動用モータの回転を前段側アー
ムの中空部内及び後段側アームの中空部内を通してハン
ドに伝達するようにしたので、前段側アーム、後段側ア
ーム及びハンドをそれぞれエンドレスに回動させること
ができる。したがって、従来のアーム回動形搬送ロボッ
トに比べて、各アーム及びハンドの可動範囲を拡大する
ことができ、ロボット単体でのワークの搬送可能範囲を
拡大することができる。
【0114】また本発明によれば、アームの関節部分に
モータを取り付ける必要がないため、アーム機構の可動
部の質量の軽減を図って、アームの慣性を小さくするこ
とができ、アームの動きを軽快にして搬送動作を迅速に
行わせることができる。
【0115】更に、本発明によれば、各アーム及びハン
ドの変位の自由度を高めることかできるため、ワークを
最短の経路で目標位置に移動させるように各アーム及び
ハンドを制御して、ワークの移動に要する時間を短縮す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるロボットの一実施形態の外観を
示した正面図である。
【図2】図1のロボットの上面図である。
【図3】図1のロボットの縦断面図である。
【図4】図2のS4 −S4 線に沿って断面した要部の断
面図である。
【図5】図3のS5 −S5 線断面図である。
【図6】図1のロボットにおいて、昇降フレームを上昇
させた状態を示した縦断面図である。
【図7】(A)ないし(D)は本発明に係わるロボット
の動作の一例を示した動作説明図である。
【図8】(A)ないし(E)は本発明に係わるロボット
を半導体製造装置等のトランスファチャンバ内に配置し
て用いる場合の動作の一例を示した動作説明図である。
【図9】従来のアーム回動形ロボットの外観を示した斜
視図である。
【図10】図9のロボットを上方から見て、そのアーム
機構の構成を概略的に示した構成図である。
【図11】従来の他のワーク搬送用ロボットの構成を一
部断面して示した正面図である。
【図12】本発明に係わるロボットにおいて、ハンドに
真空吸引力を利用したワーク保持装置を設ける場合に、
ワーク保持装置の真空吸引口に真空を供給する配管系の
構成の一例を示した構成図である。
【符号の説明】
A…アーム機構駆動装置、B…前段側アーム、C…後段
側アーム、D…ハンド、1…固定フレーム、2…支柱、
3…昇降フレーム、4…支持フレーム、10…ボールネ
ジ、11…ボールナット、12…昇降用モータ、20…
前段側アーム用減速機、23,27,28,35,3
6,44,48,49,53…歯付きプーリ、24…ハ
ンド用駆動軸、30…後段側アーム用駆動軸、43…後
段側アーム用減速機、45…ハンド用中継軸、50…ハ
ンド用減速機、55,56,57,62,67,72…
歯付きベルト。
【手続補正書】
【提出日】平成14年3月22日(2002.3.2
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C007 AS01 AS24 BS15 BT01 CT04 CV07 CW07 CY03 DS01 ES17 FS01 HS27 HT02 HT21 HT26 5F031 CA02 CA05 FA01 FA02 FA11 GA02 GA08 GA43 GA46 LA07 LA11 LA12 LA13 LA14 PA30

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持フレームと、第1の軸線を中心にし
    て回動し得るように前記支持フレームに一端が回動自在
    に支持された中空の前段側アームと、前記第1の軸線と
    平行な第2の軸線を中心にして回動し得るように前記前
    段側アームの他端に一端が回動自在に支持された中空の
    後段側アームと、前記第1及び第2の軸線と平行な第3
    の軸線を中心にして回動し得るように前記後段側アーム
    の他端に一端が回動自在に支持されたワーク保持用のハ
    ンドとを備えたワーク搬送用ロボットであって、 前記前段側アームの一端側に、軸線を前記第1の軸線に
    一致させた状態で互いに同軸的に設けられた後段側アー
    ム用駆動軸及びハンド用駆動軸と、 前記後段側アームの一端側に、軸線を前記第2の軸線に
    一致させた状態で設けられたハンド用中継軸と、 前記支持フレームに支持された前段側アーム駆動用モー
    タ、後段側アーム駆動用モータ及びハンド駆動用モータ
    と、 前記前段側アーム駆動用モータの回転を前記前段側アー
    ムの一端に伝達する前段側アーム用動力伝達装置と、 前記後段側アーム駆動用モータの回転を前記後段側アー
    ム用駆動軸に伝達する第1の後段側アーム用伝導機構
    と、前記前段側アームの中空部内で前記後段側アーム用
    駆動軸の回転を前記後段側アームの一端に伝達する第2
    の後段側アーム用伝導機構とを備えた後段側アーム用動
    力伝達装置と、 前記ハンド駆動用モータの回転を前記ハンド用駆動軸に
    伝達する第1のハンド用伝導機構と、前記前段側アーム
    の中空部内で前記ハンド用駆動軸の回転を前記ハンド用
    中継軸に伝達する第2のハンド用伝導機構と、前記後段
    側アームの中空部内で前記ハンド用中継軸の回転を前記
    ハンドの一端に伝達する第3のハンド用伝導機構とを備
    えたハンド用動力伝達装置とを具備し、 前記前段側アーム、後段側アーム及びハンドが、エンド
    レスに回動し得るように構成されているワーク搬送用ロ
    ボット。
  2. 【請求項2】 支持フレームと、第1の軸線を中心にし
    て回動し得るように前記支持フレームに一端が回動自在
    に支持された中空の前段側アームと、前記第1の軸線と
    平行な第2の軸線を中心にして回動し得るように前記前
    段側アームの他端に一端が回動自在に支持された中空の
    後段側アームと、前記第1及び第2の軸線と平行な第3
    の軸線を中心にして回動し得るように前記後段側アーム
    の他端に一端が回動自在に支持されたワーク保持用のハ
    ンドとを備えたワーク搬送用ロボットであって、 前記前段側アームに連結された出力部と該出力部の内側
    に同心的に配置された入力部とを有して、前記第1の軸
    線に中心軸線を一致させた状態で前記支持フレームに支
    持された前段側アーム用減速機と、 前記第1の軸線に軸線を一致させ、かつ前記前段側アー
    ム用減速機の入力部を回転自在に貫通した状態で設けら
    れた中空のハンド用駆動軸と、 前記第1の軸線に軸線を一致させ、かつ前記ハンド用駆
    動軸を回転自在に貫通した状態で設けられた後段側アー
    ム用駆動軸と、 前記後段側アームの一端に連結された出力部と該出力部
    の内側に同心的に配置された入力部とを有して、前記第
    2の軸線に中心軸線を一致させた状態で前記前段側アー
    ムの中空部内に配置されて、該前段側アームの他端側に
    支持された後段側アーム用減速機と、 軸線を前記第2の軸線に一致させ、かつ前記後段側アー
    ム用減速機の入力部を貫通した状態で設けられて、一端
    及び他端がそれぞれ前記前段側アームの中空部内及び後
    段側アームの中空部内に配置されたハンド用中継軸と、 前記ハンドの一端に連結された出力部と該出力部の内側
    に同心的に配置された入力部とを有して、前記第3の軸
    線に中心軸線を一致させた状態で前記後段側アームの中
    空部内で該後段側アームの他端側に支持されたハンド用
    減速機と、 前記支持フレームに支持された前段側アーム駆動用モー
    タ、後段側アーム駆動用モータ及びハンド駆動用モータ
    と、 前記前段側アーム駆動用モータの回転を前記前段側アー
    ム用減速機の入力部に伝達する前段側アーム用伝導機構
    と、 前記後段側アーム駆動用モータの回転を前記後段側アー
    ム用駆動軸に伝達する第1の後段側アーム用伝導機構
    と、 前記前段側アームの中空部内で前記後段側アーム用駆動
    軸の回転を前記後段側アーム用減速機の入力部に伝達す
    る第2の後段側アーム用伝導機構と、 前記支持フレーム側で前記ハンド駆動用モータの回転を
    前記ハンド用駆動軸に伝達する第1のハンド用伝導機構
    と、 前記前段側アームの中空部内で前記ハンド用駆動軸の回
    転を前記ハンド用中継軸に伝達する第2のハンド用伝導
    機構と、 前記後段側アームの中空部内で前記ハンド駆動用中継軸
    の回転を前記ハンド用減速機の入力部に伝達する第3の
    ハンド用伝導機構と、 を具備し、 前記前段側アーム、後段側アーム及びハンドが、エンド
    レスに回動し得るように構成されているワーク搬送用ロ
    ボット。
  3. 【請求項3】 前記前段側アーム用減速機、後段側アー
    ム用減速機、及びハンド用減速機は、ハーモニック減速
    機からなっている請求項2に記載のワーク搬送用ロボッ
    ト。
  4. 【請求項4】 前記第1の後段側アーム用伝導機構、前
    記第2の後段側アーム用伝導機構、及び前記第1ないし
    第3のハンド用伝導機構をそれぞれ構成する伝導機構
    は、歯付きプーリと歯付きベルトとにより構成されるベ
    ルト伝導機構からなっている請求項1ないし3のいずれ
    か一つに記載のワーク搬送用ロボット。
  5. 【請求項5】 前記前段側アーム、後段側アーム及びハ
    ンドは、前記第1の軸線ないし第3の軸線を垂直方向に
    向けた状態で配置され、 前記支持フレームは、固定フレームと、該固定フレーム
    に昇降自在に支持された昇降フレームとを備えていて、
    該昇降フレームに前記前段側アームと、前段側アーム駆
    動用モータと、後段側アーム駆動用モータと、ハンド駆
    動用モータとが支持され、 昇降用モータを駆動源として前記支持フレームを昇降さ
    せる昇降機構が前記固定フレームに取り付けられている
    請求項1ないし4のいずれか一つに記載のワーク搬送用
    ロボット。
  6. 【請求項6】 前記ハンドに保持されたワークを吸着す
    るために該ハンドに設けられた真空吸引口と、 前記第1の軸線上に位置させた状態で前記支持フレーム
    及び前記前段側アーム内にそれぞれ設けられた第1及び
    第2の中継室と、 前記第2の軸線上に位置させた状態で前記前段側アーム
    内及び後段側アーム内にそれぞれ設けられた第3及び第
    4の中継室と、 前記第3の軸線上に位置させた状態で前記後段側アーム
    内及び前記ハンドの一端にそれぞれ設けられた第5及び
    第6の中継室と、 前記第1の軸線に沿って配置されて一端及び他端がそれ
    ぞれ前記第1の中継室の壁部及び第2の中継室の壁部を
    気密かつ回転自在に貫通した状態で両中継室に接続され
    た第1のパイプ軸と、 前記第2の軸線に沿って配置されて一端及び他端がそれ
    ぞれ前記第3の中継室の壁部及び第4の中継室の壁部を
    気密かつ回転自在に貫通した状態で両中継室に接続され
    た第2のパイプ軸と、 前記第3の軸線に沿って配置されて一端及び他端がそれ
    ぞれ前記第5の中継室の壁部及び第6の中継室の壁部を
    気密かつ回転自在に貫通した状態で両中継室に接続され
    た第3のパイプ軸と、 前記第1の中継室内を真空ポンプに接続するために前記
    支持フレーム側に設けられた支持フレーム側配管と、 前記前段側アーム内で前記第2の中継室内と第3の中継
    室内とを接続する前段側アーム内配管と、 前記後段側アーム内で前記第4の中継室と第5の中継室
    とを接続する後段側アーム内配管と、 前記ハンド側で前記第6の中継室と前記真空吸引口とを
    接続するハンド側真空供給経路と、 を更に備えている請求項1ないし5のいずれか一つに記
    載のワーク搬送用ロボット。
  7. 【請求項7】 前記ハンドに保持されたワークを吸着す
    るために該ハンドに設けられた真空吸引口と、 前記第1の軸線上に位置させた状態で前記支持フレーム
    及び前記前段側アーム内にそれぞれ設けられた第1及び
    第2の中継室と、 前記第2の軸線上に位置させた状態で前記前段側アーム
    内及び後段側アーム内にそれぞれ設けられた第3及び第
    4の中継室と、 前記第3の軸線上に位置させた状態で前記後段側アーム
    内及び前記ハンドの一端にそれぞれ設けられた第5及び
    第6の中継室と、 ハンド用駆動軸及び後段側アーム用駆動軸の回転を許容
    する状態で前記第1の軸線に沿って設けられて一端及び
    他端がそれぞれ前記第1の中継室及び第2の中継室に接
    続された第1のパイプ軸と、 ハンド用中継軸の回転を許容する状態で前記第2の軸線
    に沿って設けられて一端及び他端がそれぞれ前記第3の
    中継室及び第4の中継室に接続された第2のパイプ軸
    と、 周囲の部材の回転を許容する状態で前記第3の軸線に沿
    って設けられて一端及び他端がそれぞれ前記第5の中継
    室及び第6の中継室に接続された第3のパイプ軸と、 前記第1の中継室内を真空ポンプに接続するために前記
    支持フレーム側に設けられた支持フレーム側配管と、 前記前段側アーム内で前記第2の中継室内と第3の中継
    室内とを接続する前段側アーム内配管と、 前記後段側アーム内で前記第4の中継室と第5の中継室
    とを接続する後段側アーム内配管と、 前記ハンド側で前記第6の中継室と前記真空吸引口とを
    接続するハンド側真空供給経路と、 を更に備え、 前記第1ないし第3のパイプ軸のそれぞれの一端及び他
    端のうちの少なくとも一方は、対応する中継室の壁部を
    気密かつ回転自在に貫通した状態で対応する中継室に接
    続されている請求項1ないし5のいずれか一つに記載の
    ワーク搬送用ロボット。
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