JP2003024924A - 異種材料積層物の分別方法およびその装置 - Google Patents

異種材料積層物の分別方法およびその装置

Info

Publication number
JP2003024924A
JP2003024924A JP2001210365A JP2001210365A JP2003024924A JP 2003024924 A JP2003024924 A JP 2003024924A JP 2001210365 A JP2001210365 A JP 2001210365A JP 2001210365 A JP2001210365 A JP 2001210365A JP 2003024924 A JP2003024924 A JP 2003024924A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laminate
separating
sheet made
sheet
heterogeneous
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001210365A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3752164B2 (ja
Inventor
Takeshi Suzuki
武志 鈴木
Toshikazu Shojima
敏和 庄島
Kenji Tagashira
田頭  健二
Toshimi Otsuka
利美 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2001210365A priority Critical patent/JP3752164B2/ja
Publication of JP2003024924A publication Critical patent/JP2003024924A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3752164B2 publication Critical patent/JP3752164B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/52Mechanical processing of waste for the recovery of materials, e.g. crushing, shredding, separation or disassembly
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

Landscapes

  • Separation Of Solids By Using Liquids Or Pneumatic Power (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Electrostatic Separation (AREA)
  • Extraction Or Liquid Replacement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 異種材料積層物を分別することが容易にでき
る方法およびその装置を提供する。 【解決手段】 裁断した素子21を保持筐101内に投
入し、保持筐101を分別装置100の脱脂槽110内
に載置して脱脂液1中に浸漬し、攪拌翼112を駆動回
転させることにより、素子21の積層間に介在している
PCB油を除去し、アルミニウム箔21a、プラスチッ
クスフィルム21b、絶縁紙21cの各層ごとに分離し
た後、保持筐101を分別槽120内に移載して分別液
2中に浸漬し、攪拌翼122を駆動回転させて各層21
a〜21cを分別液2に馴染ませたら、攪拌翼122の
回転を停止して分別液2を静置することにより、アルミ
ニウム箔21を保持筐101内の底部へ沈降させる一
方、プラスチックスフィルム21bおよび絶縁紙21c
を分別槽120内の分別液2に浮遊させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属材料製のシー
トと有機材料製のシートとが複数積層されて、積層間に
油脂が介在している異種材料積層物を分別する分別方法
およびその装置に関し、特に、PCB油で汚染されたコ
ンデンサの素子をアルミニウム箔等の金属材料とプラス
チックスフィルムや絶縁紙等の有機材料とに分別する場
合に適用すると有効である。
【0002】
【従来の技術】近年では、PCB(Polychlorinated bi
phenyl, ポリ塩化ビフェニル:ビフェニルの塩素化異性
体の総称)が強い毒性を有することから、その製造およ
び輸入が禁止されている。このPCBは、1954年頃
から国内で製造開始されたものの、カネミ油症事件をき
っかけに生体・環境への悪影響が明らかになり、197
2年に行政指導により製造中止、回収の指示(保管の義
務)が出された経緯がある。
【0003】PCBは、ビフェニル骨格に塩素が1〜1
0個置換したものであり、置換塩素の数や位置によって
理論的に209種類の異性体が存在し、現在、市販のP
CB製品において約100種類以上の異性体が確認され
ている。また、この異性体間の物理・化学的性質や生体
内安定性および環境動体が多様であるため、PCBの化
学分析や環境汚染の様式を複雑にしているのが現状であ
る。さらに、PCBは、残留性有機汚染物質のひとつで
あって、環境中で分解されにくく、脂溶性で生物濃縮率
が高く、さらに半揮発性で大気経由の移動が可能である
という性質を持つ。また、水や生物など環境中に広く残
留することが報告されている。
【0004】このPCBは平成4(1997)年に廃PC
B、PCBを含む廃油、PCB汚染物が廃棄物の処理及
び清掃に関する法律に基づく特別管理廃棄物に指定さ
れ、さらに、平成9(1997)年にはPCB汚染物として
木くず、繊維くずが、追加指定された。
【0005】PCB処理物となる電気機器としては、高
圧トランス、高圧コンデンサ、低圧トランス・コンデン
サ、柱上トランスがあり、廃PCB等としては、熱媒体
に用いたものは絶縁油として用いたもの、また、これら
の洗浄に用いた灯油等があり、廃感圧紙としては、ノー
カーボン紙に使用されたカプセルオイルがあり、さら
に、これらのPCBの使用又は熱媒の交換、絶縁油の再
生、漏洩の浄化、PCB含有物の処理等の際に用いられ
た活性炭や、廃白土、廃ウェス類、作業衣等のPCB汚
染物がある。現在これらは厳重に保管がなされている
が、早急なPCBの処理が望まれている。
【0006】近年では、このようなトランス等に使用さ
れているPCBを処理する技術が種々開発されており、
例えば特開平9−79531号公報に記載の技術が知ら
れている。図7に、上記提案にかかるPCBの処理方法
のフローチャートを示す。
【0007】図7に示すように、まず、PCBが封入さ
れているトランスから油を抜き取り(S901)、さら
に溶剤洗浄によって内部に付着しているPCBを除去し
(S902)、回収する(S903)。洗浄後の溶剤
は、トランスから抜き出した油と共に分解処理され(S
904)、無害化される。
【0008】つぎに、油抜きしたトランスを乾燥させて
PCBを無酸素下高温常圧加熱によって蒸発させ(S9
05)、PCBの飛散を防止する。そして、乾燥後のト
ランスを解体し(S906)、ケースとトランスコアを
分離する。ケースは、電炉や転炉のスクラップ源に供さ
れる(S907)。一方、トランスコアは、モービルシ
ャー等によってその銅コイルを切断され、コイル線と鉄
心とに分離される(S908)。
【0009】分離された鉄心は溶融炉にて溶融され、回
収される(S909)。また、分離した銅コイル等の金
属製の無機物およびこれに付着した紙などの有機物は、
誘導加熱炉にて溶融される(S910)。そして、上記
溶融した銅は回収され、各溶融炉で発生したPCBガス
は、1200℃で高温熱分解することにより無害化され
る(S911)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述したような従来の
PCB処理方法では、金属材料および有機材料の各種部
材(被処理物)を溶融させてPCBを分解処理している
ため、設備が大規模化してしまうだけでなく、多大な熱
エネルギが必要となってしまい、イニシャルコストおよ
びランニングコストが高くなってしまっている。
【0011】このため、金属材料の部材と有機材料の部
材とを分別して各々個別に処理することが考えられてい
る。しかしながら、例えば、コンデンサの素子をアルミ
ニウム箔等の金属材料とプラスチックスフィルムや絶縁
紙等の有機材料とに分別することは、非常に手間がかか
ってしまい、作業効率が非常に悪くなってしまう。
【0012】このような問題は、上述したコンデンサの
素子を分別処理するような場合に限らず、金属材料製の
シートと有機材料製のシートとが複数積層されて、積層
間に油脂が介在している異種材料積層物を分別する場合
であれば、上述と同様にして起こり得ることであった。
【0013】このようなことから、本発明は、金属材料
製のシートと有機材料製のシートとが複数積層されて、
積層間に油脂が介在している異種材料積層物を分別する
ことが容易にできる方法およびその装置を提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ための、第一番目の発明による異種材料積層物の分別方
法は、金属材料製のシートと、樹脂材料製のシートおよ
び紙製のシートの一方または両方の有機材料製のシート
とが複数積層されて、積層間に油脂が介在している異種
材料積層物の分別方法であって、脱脂液により前記異種
材料積層物から前記油脂を取り除く脱脂工程と、金属材
料製の前記シートの比重と有機材料製の前記シートの比
重との間の値の比重の分別液中に、脱脂された前記異種
材料積層物を入れることにより、金属材料製の前記シー
トを沈降させる一方、有機材料製の前記シートを浮遊さ
せる分別工程とを行うことを特徴とする。
【0015】第二番目の発明による異種材料積層物の分
別方法は、金属材料製のシートと紙製のシートとが複数
積層されて、積層間に油脂が介在している異種材料積層
物の分別方法であって、脱脂液により前記異種材料積層
物から前記油脂を取り除く脱脂工程と、脱脂された前記
異種材料積層物を水中に入れることにより、金属材料製
の前記シートを表面張力により浮遊させる一方、紙製の
前記シートを沈降させる分別工程とを行うことを特徴と
する。
【0016】第三番目の発明による異種材料積層物の分
別方法は、金属材料製のシートと樹脂材料製のシートと
が複数積層されて、積層間に油脂が介在している異種材
料積層物の分別方法であって、脱脂液により前記異種材
料積層物から前記油脂を取り除く脱脂工程と、脱脂され
た前記異種材料積層物を加熱液中に入れることにより、
樹脂材料製の前記シートを熱収縮させて塊とする樹脂材
料変形工程と、金属材料製の前記シートと樹脂材料製の
前記塊とを網目により分別する分別工程とを行うことを
特徴とする。
【0017】第四番目の発明による異種材料積層物の分
別方法は、金属材料製のシートと樹脂材料製のシートと
紙製のシートとが複数積層されて、積層間に油脂が介在
している異種材料積層物の分別方法であって、脱脂液に
より前記異種材料積層物から前記油脂を取り除く脱脂工
程と、脱脂された前記異種材料積層物を加熱液中に入れ
ることにより、樹脂材料製の前記シートを熱収縮させて
塊とする樹脂材料変形工程と、金属材料製の前記シート
および紙製の前記シートと樹脂材料製の前記塊とを網目
により分別する第一の分別工程と、金属材料製の前記シ
ートおよび紙製の前記シートを水中に入れることによ
り、金属材料製の前記シートを表面張力により浮遊させ
る一方、紙製の前記シートを沈降させる第二の分別工程
とを行うことを特徴とする。
【0018】第五番目の発明による異種材料積層物の分
別方法は、金属材料製のシートと樹脂材料製のシートと
が複数積層されて、積層間に油脂が介在している異種材
料積層物の分別方法であって、脱脂液により前記異種材
料積層物から前記油脂を取り除く脱脂工程と、脱脂され
た前記異種材料積層物を加熱液中に入れることにより、
樹脂材料製の前記シートを当該加熱液中に溶解させる樹
脂材料溶解工程とを行うことを特徴とする。
【0019】第六番目の発明による異種材料積層物の分
別方法は、金属材料製のシートと樹脂材料製のシートと
紙製のシートとが複数積層されて、積層間に油脂が介在
している異種材料積層物の分別方法であって、脱脂液に
より前記異種材料積層物から前記油脂を取り除く脱脂工
程と、脱脂された前記異種材料積層物を加熱液中に入れ
ることにより、樹脂材料製の前記シートを当該加熱液中
に溶解させる樹脂材料溶解工程と、金属材料製の前記シ
ートおよび紙製の前記シートを前記加熱液から取り出し
て水中に入れることにより、金属材料製の前記シートを
表面張力により浮遊させる一方、紙製の前記シートを沈
降させる分別工程とを行うことを特徴とする。
【0020】第七番目の発明による異種材料積層物の分
別方法は、金属材料製のシートと、樹脂材料製のシート
および紙製のシートの一方または両方の有機材料製のシ
ートとが複数積層されて、積層間に油脂が介在している
異種材料積層物の分別方法であって、脱脂液により前記
異種材料積層物から前記油脂を取り除く脱脂工程と、脱
脂された前記異種材料積層物を静電分離することによ
り、金属材料製の前記シートと有機材料製の前記シート
とを分別する分別工程とを行うことを特徴とする。
【0021】第八番目の発明による異種材料積層物の分
別方法は、第七番目の発明において、前記異種材料積層
物に付着している前記脱脂液を除去する乾燥工程を行う
ことを特徴とする。
【0022】第九番目の発明による異種材料積層物の分
別方法は、第一番目から第八番目の発明のいずれかにお
いて、前記脱脂液が、アルコール、炭化水素、ハロゲン
化炭化水素のうちの少なくとも一種からなることを特徴
とする。
【0023】第十番目の発明による異種材料積層物の分
別方法は、第一番目の発明において、前記分別液が、ハ
ロゲン化炭化水素または塩の水溶液であることを特徴と
する。
【0024】第十一番目の発明による異種材料積層物の
分別方法は、第一番目から第八番目の発明のいずれかに
おいて、前記異種材料積層物が、PCB汚染されたコン
デンサの素子を裁断したものであり、前記油脂が、PC
B油であることを特徴とする。
【0025】また、前述した課題を解決するための、第
十二番目の発明による異種材料積層物の分別装置は、金
属材料製のシートと、樹脂材料製のシートおよび紙製の
シートの一方または両方の有機材料製のシートとが複数
積層されて、積層間に油脂が介在している異種材料積層
物の分別装置であって、脱脂液を内部に貯溜し、前記異
種材料積層物が内部に入れられて、当該異種材料積層物
から前記油脂を取り除く脱脂手段と、金属材料製の前記
シートの比重と有機材料製の前記シートの比重との間の
値の比重の分別液を内部に貯溜し、脱脂された前記異種
材料積層物が内部に入れられることにより、金属材料製
の前記シートを沈降させる一方、有機材料製の前記シー
トを浮遊させる分別手段とを備えたことを特徴とする。
【0026】第十三番目の発明による異種材料積層物の
分別装置は、金属材料製のシートと紙製のシートとが複
数積層されて、積層間に油脂が介在している異種材料積
層物の分別装置であって、脱脂液を内部に貯溜し、前記
異種材料積層物が内部に入れられて、当該異種材料積層
物から前記油脂を取り除く脱脂手段と、水を内部に貯溜
し、脱脂された前記異種材料積層物が内部に入れられる
ことにより、金属材料製の前記シートを表面張力により
浮遊させる一方、紙製の前記シートを沈降させる分別手
段とを備えたことを特徴とする。
【0027】第十四番目の発明による異種材料積層物の
分別装置は、金属材料製のシートと樹脂材料製のシート
とが複数積層されて、積層間に油脂が介在している異種
材料積層物の分別装置であって、脱脂液を内部に貯溜
し、前記異種材料積層物が内部に入れられて、当該異種
材料積層物から前記油脂を取り除く脱脂手段と、加熱液
を内部に貯溜し、脱脂された前記異種材料積層物が内部
に入れられることにより、樹脂材料製の前記シートを熱
収縮させて塊とする樹脂材料変形手段と、前記樹脂材料
変形手段に設けられ、金属材料製の前記シートと樹脂材
料製の前記塊とを網目により分別する分別手段とを備え
たことを特徴とする。
【0028】第十五番目の発明による異種材料積層物の
分別装置は、金属材料製のシートと樹脂材料製のシート
と紙製のシートとが複数積層されて、積層間に油脂が介
在している異種材料積層物の分別装置であって、脱脂液
を内部に貯溜し、前記異種材料積層物が内部に入れられ
て、当該異種材料積層物から前記油脂を取り除く脱脂手
段と、加熱液を内部に貯溜し、脱脂された前記異種材料
積層物が内部に入れられることにより、樹脂材料製の前
記シートを熱収縮させて塊とする樹脂材料変形手段と、
前記樹脂材料変形手段に設けられ、金属材料製の前記シ
ートおよび紙製の前記シートと樹脂材料製の前記塊とを
網目により分別する第一の分別手段と、水を内部に貯溜
し、前記第一の分別手段で分別された金属材料製の前記
シートおよび紙製の前記シートが内部に入れられること
により、金属材料製の当該シートを表面張力により浮遊
させる一方、紙製の当該シートを沈降させる第二の分別
手段とを備えたことを特徴とする。
【0029】第十六番目の発明による異種材料積層物の
分別装置は、金属材料製のシートと樹脂材料製のシート
とが複数積層されて、積層間に油脂が介在している異種
材料積層物の分別装置であって、脱脂液を内部に貯溜
し、前記異種材料積層物が内部に入れられて、当該異種
材料積層物から前記油脂を取り除く脱脂手段と、加熱液
を内部に貯溜し、脱脂された前記異種材料積層物が内部
に入れられることにより、樹脂材料製の前記シートを当
該加熱液中に溶解させる樹脂材料溶解手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0030】第十七番目の発明による異種材料積層物の
分別装置は、金属材料製のシートと樹脂材料製のシート
と紙製のシートとが複数積層されて、積層間に油脂が介
在している異種材料積層物の分別装置であって、脱脂液
を内部に貯溜し、前記異種材料積層物が内部に入れられ
て、当該異種材料積層物から前記油脂を取り除く脱脂手
段と、加熱液を内部に貯溜し、脱脂された前記異種材料
積層物が内部に入れられることにより、樹脂材料製の前
記シートを当該加熱液中に溶解させる樹脂材料溶解手段
と、水を内部に貯溜し、前記樹脂材料溶解手段で樹脂製
の前記シートを溶解された前記異種材料積層物が内部に
入れられることにより、金属材料製の前記シートを表面
張力により浮遊させる一方、紙製の前記シートを沈降さ
せる分別手段とを備えたことを特徴とする。
【0031】第十八番目の発明による異種材料積層物の
分別装置は、金属材料製のシートと、樹脂材料製のシー
トおよび紙製のシートの一方または両方の有機材料製の
シートとが複数積層されて、積層間に油脂が介在してい
る異種材料積層物の分別装置であって、脱脂液を内部に
貯溜し、前記異種材料積層物が内部に入れられて、当該
異種材料積層物から前記油脂を取り除く脱脂手段と、脱
脂された前記異種材料積層物を静電分離する静電分離手
段とを備えたことを特徴とする。
【0032】第十九番目の発明による異種材料積層物の
分別装置は、第十八番目の発明において、脱脂された前
記異種材料積層物が内部に入れられ、当該異種材料積層
物に付着している前記脱脂液を除去する乾燥手段を備え
たことを特徴とする。
【0033】第二十番目の発明による異種材料積層物の
分別装置は、第十二番目から第十九番目の発明のいずれ
かにおいて、前記脱脂液が、アルコール、炭化水素、ハ
ロゲン化炭化水素のうちの少なくとも一種からなること
を特徴とする。
【0034】第二十一番目の発明による異種材料積層物
の分別装置は、第十二番目の発明において、前記分別液
が、ハロゲン化炭化水素または塩の水溶液であることを
特徴とする。
【0035】第二十二番目の発明による異種材料積層物
の分別装置は、第十二番目から第十九番目の発明のいず
れかにおいて、前記異種材料積層物が、PCB汚染され
たコンデンサの素子を裁断したものであり、前記油脂
が、PCB油であることを特徴とする。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明による異種材料積層物の分
別方法およびその装置の実施の形態を図面を用いて説明
するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるもので
はない。
【0037】[第一番目の実施の形態]本発明による異
種材料積層物の分別方法およびその装置を、PCB汚染
されたコンデンサの素子を分別する際に適用した場合の
第一番目の実施の形態を図1〜4を用いて説明する。図
1は、分別装置の概略構成図、図2は、コンデンサの概
略構成図、図3は、PCB汚染されたコンデンサの処理
方法の説明図、図4は、有害物質処理システムの全体構
成図である。
【0038】[コンデンサ]まず始めに、絶縁油として
PCBを適用しているコンデンサの概略構成を図2を用
いて説明する。
【0039】図2に示すように、コンデンサ20は、複
数の素子21がプレスボード22を介して固定バンド2
3で束ねてなるものを絶縁紙24で覆った状態で容器2
5内に充填され、PCB油が封入口25aから内部に封
入され封止されてなるものである。なお、図5中、27
は接地端子、28は高圧端子、29は碍子である。上記
素子21は、アルミニウム箔、絶縁紙、プラスチックス
フィルム及びスペーサ等から構成されている。一般的な
コンデンサの容量範囲は、数〜500kvarであり、
本発明ではすべての範囲において処理ができる。
【0040】[分別装置]続いて、分別装置の概略構成
を図1を用いて説明する。図1に示すように、脱脂槽1
10の上方には、軽油や灯油等の炭化水素(例えばNS
100(商品名)等)、アルコール、ハロゲン化炭化水
素(例えばAK225(商品名)等の代替フロン)等の
うちの少なくとも一種からなる脱脂液1を当該脱脂槽1
10内に供給する脱脂液供給装置111が配設されてい
る。脱脂槽110の内部下方には、回転駆動可能な攪拌
翼112が設けられている。脱脂槽110の内部には、
金網製の保持筐101を支承するブラケット110aが
取り付けられている。脱脂槽110の下部には、排出バ
ルブ113が連結されている。
【0041】脱脂槽110の近傍には、分別槽120が
配設されている。分別槽120の上方には、トリクロロ
エチレンやテトラクロロエチレンや代替フロン等のハロ
ゲン化炭化水素や、臭化ナトリウム水溶液や硝酸カルシ
ウム水溶液等の塩の水溶液等のような比較的比重の大き
い(1.2以上)分別液2を当該分別槽120内に供給
する分別液供給装置121が配設されている。分別槽1
20の内部下方には、回転駆動可能な攪拌翼122が設
けられている。分別槽120の内部には、保持筐101
を支承するブラケット120aが取り付けられている。
分別槽120の下部には、排出バルブ123が連結され
ている。分別槽120の上方には、当該分別槽120内
の分別液2の液面上に沿って移動可能な掬い網124が
配設されている。
【0042】このような本実施の形態では、脱脂槽11
0、脱脂液供給装置111、攪拌翼112、排出バルブ
113等により脱脂手段を構成し、分別槽120、分別
液供給装置121、攪拌翼122、排出バルブ123等
により分別手段を構成している。
【0043】[PCB処理方法]次に、上記分別装置1
00をPCB処理システムに組み込んで、前記コンデン
サ20を無害化処理する場合について図1,3を用いて
説明する。
【0044】図3に示すように、まず、受け入れたコン
デンサ20のPCB油を抜き(S201)、残留PCB
レベルを低減するために粗洗浄を行う(S202)。続
いて、粗洗浄したコンデンサ20を解体して、紙や木な
どの有機材料、素子21、およびこれら以外の金属(ケ
ース等)や碍子29等に分ける(S203)。このコン
デンサ20の素子21は、一般にアルミニウム箔の電
極、ポリエチレン等のプラスチックスフィルム、絶縁紙
の積層物を巻いた構造となっている。この素子21を所
定の大きさの短冊状に裁断する(S204)。
【0045】次に、裁断した前記素子21を前記保持筐
101内に投入し、当該保持筐101を上記分別装置1
00の脱脂槽110内に載置し、上記素子21を脱脂液
1中に浸漬する。続いて、攪拌翼112を駆動回転させ
て脱脂液1を攪拌すると、素子21の積層間に入り込ん
で介在している油脂であるPCB油が脱脂液1により除
去され、素子21が保持筐101内で金属材料製のシー
トであるアルミニウム箔21a、樹脂材料製のシートで
あるプラスチックスフィルム21b、紙製のシートであ
る絶縁紙21c等の各層ごとに分離する(以上、脱脂工
程)。
【0046】このようにして短冊状の素子21の各層2
1a〜21c間からPCB油を除去したら、保持筐10
1を分別槽120内に移載し、各層21a〜21cごと
に分離した上記素子21を分別液2中に浸漬した後、攪
拌翼122を駆動回転させ、分別液2を攪拌して上記素
子21の各層21a〜21cを分別液2に馴染ませる。
所定時間経過後、攪拌翼122の回転を停止して分別液
2を静置すると、分別液2の比重(1.2以上)がアル
ミニウム箔21aの比重(2.7)とプラスチックスフ
ィルム21bの比重(1以下)および絶縁紙21cの比
重(1前後)との間の値であるため、アルミニウム箔2
1が保持筐101内の底部へ沈降する一方、プラスチッ
クスフィルム21bが分別槽120内の分別液2の界面
に浮遊し、絶縁紙21cが分別槽120内の分別液2の
高さ方向中程よりも上方位置に浮遊する。
【0047】ここで、分別槽120の中程よりも上方に
浮いている前記プラスチックスフィルム21bおよび絶
縁紙21cを前記掬い網124で分別槽120内からそ
れぞれ掬い取る一方、保持筐101を分別槽102から
取り出して、アルミニウム箔21aを取り出すことによ
り(S205)、素子21をプラスチックスフィルム2
1bおよび絶縁紙21cの有機材料とアルミニウム箔2
1aの金属材料とに分別することが容易にできる(以
上、分別工程)。
【0048】このようにして分別処理に使用された脱脂
液1および分別液2は、PCB濃度が所定値以上となっ
たら、各槽110,120から排出バルブ113,12
3を介して抜き出され、蒸留精製されて、前記供給装置
111,121にそれぞれ送給されて再利用される。
【0049】つぎに、分別されたプラスチックスフィル
ム21bや絶縁紙21c等の有機材料は、コンデンサ2
0の解体時に発生した他の紙やフィルムなどの有機材料
と共に微粉砕ミルで微粉砕されてスラリー化される(S
206)。一方、アルミニウム箔21等の金属材料は、
コンデンサ20の解体時に発生した他の金属や碍子等と
共に洗浄液により洗浄され、廃棄または再利用される
(S207)。
【0050】そして、スラリー化した有機材料と洗浄廃
液は、抜き出した絶縁油や洗浄時の洗浄廃液および分別
工程での蒸留精製時に生じた残留物と共に水熱分解さ
れ、NaCl、CO2およびH2Oとなって排出される
(S208)。これにより、PCBを含むコンデンサ2
0を安全かつ確実に処理することができる。
【0051】したがって、上述した分別装置100によ
れば、素子21をプラスチックスフィルム21bおよび
絶縁紙21cの有機材料とアルミニウム箔21aの金属
材料とに分別することが簡単かつ小型構造で容易に低コ
ストでできる。
【0052】また、裁断された素子21を脱脂液1中に
浸漬させることから、プラスチックスフィルム21bが
膨潤して軟化するようになるので、微粉砕ミルでのスラ
リー化の容易化をさらに図ることができる。
【0053】また、裁断された素子21を脱脂液1中に
浸漬させてPCB油を取り除くので、後に行う洗浄作業
の簡略化を図ることができる。
【0054】他方、上述したようなPCB処理システム
においては、電力用コンデンサ20等の電力機器の構成
材のうち、PCBに汚染された紙や木などの有機廃棄物
を他の構成材から分離して取り出し、この有機廃棄物を
水熱分解処理しているので、有機材料に染み込んだPC
Bを含めて安全かつ確実に処理することができる。
【0055】また、この際、紙や木などの有機廃棄物を
スラリー化し、当該スラリー化した有機廃棄物を水熱分
解処理しているので、安全確実に且つ連続的にPCBの
処理を行うことができる。
【0056】また、電力用コンデンサ20などの電力機
器の構成材のうち、PCBに汚染された金属や碍子等の
無機廃棄物を他の構成材から分離して取り出し、洗浄剤
により洗浄後、当該洗浄剤を水熱分解処理等をしている
ので、PCBに汚染された洗浄剤を安全・確実に無害化
することができる。
【0057】また、PCBに汚染された紙や木などの有
機廃棄物と、金属や碍子等の洗浄によりPCBに汚染さ
れた洗浄剤を水熱分解処理しているので、さらに、安全
・確実にPCBの処理を行うことができる。
【0058】[有害物質処理システム]また、上記分別
装置100は、図4に示すような有害物質処理システム
に組み込まれることにより、より効果的に利用すること
ができる。
【0059】図4に示すように、有害物質処理システム
は、有害物質が付着又は含有又は保存されている被処理
物を無害化する有害物質処理システムであって、被処理
物(例えばトランス、コンデンサ等)1001である有害物
質( 例えばPCB等)1002 を保存する容器1003から当該
有害物質1002を分離する第1の分離手段1004と、被処理
物1001を構成する構成材1001a,b,…を解体する解体
手段1005とのいずれか一方又は両方を有する前処理手段
1006と、前処理手段1006において処理された被処理物を
構成する構成材(コア、コンデンサ素子部等)1001a,
b,…から紙・木・樹脂等の有機物1007と金属等の無機
物1008とに分離する第2の分離手段1009と、上記前処理
手段1006で分離された金属製の容器1003又は上記分離手
段1009で分離した金属等の無機物1008を洗浄液1010で洗
浄する洗浄手段1011と、洗浄後の洗浄廃液1012及び前処
理手段で分離した有害物質1001のいずれか一方又は両方
を分解処理する有害物質分解処理手段1013とを、具備し
てなるものである。
【0060】このような有害物質処理システムにおいて
は、前記分別装置100は上記第2の分離手段1009の構
成要素の一部として使用される。
【0061】このような有害物質処理システムによれ
ば、コンデンサ20中のPCB濃度を、現在のPCBの
排出基準値(3ppb)以下の0.5ppb以下にまで低
減することができ、PCBを含むコンデンサ20を安全
かつ確実に処理することができる。したがって、PCB
含有物品の完全処理が可能となり、PCBの完全消滅が
可能となる。
【0062】また、PCB以外の有機化合物も処理する
ことができるので、PCB中に含まれるダイオキシン
類、PCBに汚染された紙、木、布などの有機物、およ
びケースの洗浄に使用する洗浄剤も同様に分解処理する
ことができる。
【0063】なお、上記水熱分解方法は本願出願人によ
りすでに開示されており、詳しくは特開平11−639
号公報、特開平11−253795号公報等を参照され
たい。
【0064】また、本実施の形態では、プラスチックス
フィルム21bと絶縁紙21cとの両方を有する素子2
1を分別する場合について説明したが、プラスチックス
フィルム21bまたは絶縁紙21cのいずれか一方のみ
を有する素子を分別する場合であっても、本実施の形態
の場合と同様に分別することができる。
【0065】また、本実施の形態では、分別液2とし
て、トリクロロエチレン(比重1.4)やテトラクロロ
エチレン(比重1.6)や代替フロン等のハロゲン化炭
化水素や、臭化ナトリウム水溶液(比重1.4)や硝酸
カルシウム水溶液(比重1.6)等の塩の水溶液等を使
用したが、本発明はこれに限らず、金属材料製の前記シ
ートの比重と有機材料製の前記シートの比重との間の値
の比重の分別液(好ましくは1.2以上)であれば適用
することができる。
【0066】[第二番目の実施の形態]本発明によるコ
ンデンサ素子の分別方法およびその装置を、PCB汚染
されたコンデンサの素子を分別する際に適用した場合の
第二番目の実施の形態を図5を用いて説明する。図5
は、分別装置の概略構成図である。ただし、前述した第
一番目の実施の形態の場合と同様な部分については、前
述した第一番目の実施の形態の説明で用いた符号と同一
の符号を図5に付すことにより、その説明を省略する。
【0067】図5に示すように、脱脂槽110の近傍に
は、加熱器234を備えた加熱槽230が配設されてい
る。加熱槽230の上方には、鉱物油等のような沸点の
高い(200℃以上)加熱液3を当該加熱槽230内に
供給する加熱液供給装置231が配設されている。加熱
槽230の内部下方には、回転駆動可能な攪拌翼232
が設けられている。加熱槽230の内部には、保持筐1
01を支承するブラケット230aと、当該ブラケット
230aよりも下方で、保持筐101よりも細かい網目
の金網製の分取筐202を支承するブラケット230b
とがそれぞれ取り付けられている。加熱槽230の下部
には、排出バルブ233が連結されている。
【0068】一方、加熱槽230の近傍に配設された分
別槽120内には、図示しない水源から水4が供給され
るようになっている。
【0069】このような本実施の形態では、脱脂槽11
0、脱脂液供給装置111、攪拌翼112、排出バルブ
113等により脱脂手段を構成し、加熱槽230、加熱
液供給装置231、攪拌翼232、排出バルブ233、
加熱器234等により樹脂材料変形手段を構成し、前記
保持筐101等により第一の分別手段を構成し、分別槽
120、攪拌翼122、排出バルブ123、前記水源等
により第二の分別手段を構成している。
【0070】このような分別装置200を使用して素子
21を分別するには、前述した第一番目の実施の形態の
場合と同様に、まず、短冊状に裁断した素子21を前記
保持筐101内に投入し、当該保持筐101を上記分別
装置100の脱脂槽110内に載置して、攪拌翼112
を駆動回転させて脱脂液1を攪拌することにより、素子
21をアルミニウム箔21a、プラスチックスフィルム
21b、絶縁紙21c等の各層ごとに分離する(以上、
脱脂工程)。
【0071】次に、保持筐101を加熱槽230内に移
載し、攪拌翼232および加熱器234を作動して加熱
液3を攪拌しながら加熱(約100〜150℃程度)す
ると、プラスチックスフィルム21bが熱収縮して球状
の塊21baとなる一方、アルミニウム箔21aおよび
絶縁紙21cが短冊状のまま存在する(以上、樹脂材料
変形工程)。
【0072】このようにしてプラスチックスフィルム2
1bが球状の塊21baとなったら、攪拌翼232の回
転駆動を停止して、加熱槽230内を静置すると、上記
塊21baが保持筐101の底部の網目を通過して分取
筐202内に沈降して分取される一方、アルミニウム箔
21aおよび絶縁紙21cが保持筐101内にそのまま
残留し、プラスチックスの塊21baとアルミニウム箔
21aおよび絶縁紙21cとに分離する(以上、第一の
分別工程)。
【0073】続いて、加熱槽230から保持筐101を
取り出して分別槽120内に載置し、攪拌翼123を作
動させて水4を攪拌し、所定時間経過後に攪拌翼123
の作動を停止して、分別槽120内の水4を静置する
と、絶縁紙21cが保持筐101の底部に沈降する一
方、アルミニウム箔21aが、その表面に付着している
加熱液3の油膜によって生じる表面張力により、分別槽
120内の水4の界面に浮上する。
【0074】ここで、分別槽120内の水4に浮上して
いるアルミニウム箔21aを前記掬い網124で分別槽
120内から掬い取る一方、保持筐101を分別槽10
2から取り出して、絶縁紙21cを取り出すと共に、前
記加熱槽230から分取筐202を取り出して、前記塊
21baを取り出すことにより、素子21をアルミニウ
ム箔21aの金属材料とプラスチックスの塊21baお
よび絶縁紙21cの有機材料とにそれぞれ分別すること
が容易にできる(以上、第二の分別工程)。
【0075】したがって、本実施の形態によれば、前述
した第一番目の実施の形態の場合と同様に、素子21を
プラスチックスフィルム21bおよび絶縁紙21cの有
機材料とアルミニウム箔21aの金属材料とに分別する
ことが簡単かつ小型構造で容易に低コストでできる。
【0076】なお、本実施の形態では、アルミニウム箔
21a、プラスチックスフィルム21b、絶縁紙21c
の各層からなる素子21を分別する場合について説明し
たが、例えば、プラスチックスフィルム21bのない素
子を分別する場合には、前記樹脂材料変形手段を省い
て、前記第一の分別工程を省略したり、絶縁紙21cの
ない素子を分別する場合には、前記第二の分別手段を省
いて、前記第二の分別工程を省略することも可能であ
る。
【0077】[第三番目の実施の形態]本発明によるコ
ンデンサ素子の分別方法およびその装置を、PCB汚染
されたコンデンサの素子を分別する際に適用した場合の
第三番目の実施の形態を図6を用いて説明する。図6
は、分別装置の概略構成図である。ただし、前述した第
一,二番目の実施の形態の場合と同様な部分について
は、前述した第一,二番目の実施の形態の説明で用いた
符号と同一の符号を図6に付すことにより、その説明を
省略する。
【0078】図6に示すように、加熱槽330には、加
熱液供給装置231、攪拌翼232、排出バルブ23
3、加熱器234がそれぞれ設けられると共に、その内
部に保持筐101を支承するブラケット330aが取り
付けられている。
【0079】つまり、本実施の形態は、前述した第二番
目の実施の形態の分別装置200の加熱槽230からブ
ラケット230bおよび分取筐102を省略した構成と
なっているのである。
【0080】このような本実施の形態では、脱脂槽11
0、脱脂液供給装置111、攪拌翼112、排出バルブ
113等により脱脂手段を構成し、加熱槽330、加熱
液供給装置231、攪拌翼232、排出バルブ233、
加熱器234等により樹脂材料溶解手段を構成し、分別
槽120、攪拌翼122、排出バルブ123、前記水源
等により分別手段を構成している。
【0081】このような分別装置300を使用して素子
21を分別するには、前述した第一番目の実施の形態の
場合と同様に、まず、短冊状に裁断した素子21を前記
保持筐101内に投入し、当該保持筐101を上記分別
装置100の脱脂槽110内に載置して、攪拌翼112
を駆動回転させて脱脂液1を攪拌することにより、素子
21をアルミニウム箔21a、プラスチックスフィルム
21b、絶縁紙21c等の各層ごとに分離する(以上、
脱脂工程)。
【0082】次に、保持筐101を加熱槽330内に移
載し、攪拌翼232および加熱器234を作動して加熱
液3を攪拌しながら加熱(約150〜200℃程度)す
ると、プラスチックスフィルム21bが加熱液3中に溶
解する一方、アルミニウム箔21aおよび絶縁紙21c
が短冊状のまま存在する(以上、樹脂材料溶解工程)。
【0083】このようにしてプラスチックスフィルム2
1bが加熱液3中に溶解したら、加熱槽330から保持
筐101を取り出して分別槽120内に載置し、攪拌翼
123を作動させて水4を攪拌し、所定時間経過後に攪
拌翼123の作動を停止して、分別槽120内の水4を
静置すると、絶縁紙21cが保持筐101の底部に沈降
する一方、アルミニウム箔21aが、その表面に付着し
ている加熱液3の油膜によって生じる表面張力により、
分別槽120内の水4の界面に浮上する。
【0084】ここで、分別槽120内の水4に浮上して
いるアルミニウム箔21aを前記掬い網124で分別槽
120内から掬い取る一方、保持筐101を分別槽10
2から取り出して、絶縁紙21cを取り出すことによ
り、アルミニウム箔21aの金属材料と絶縁紙21cと
に分別することが容易にできる(以上、分別工程)。
【0085】一方、プラスチックスフィルム21bを溶
解した加熱液3は、溶解しているプラスチックスの濃度
が高くなったら、排出バルブ233を開放して加熱槽3
30から抜き取られて冷却され、プラスチックを析出し
て固液分離された後、加熱槽330内に再び供給されて
再利用される。また、分離されたプラスチックスは、水
熱分解処理される。
【0086】つまり、前述した第二番目の実施の形態で
は、素子21を100〜150℃の加熱液3で加熱する
ことにより、プラスチックスフィルム21bを熱収縮さ
せてプラスチックスの塊21baとしてアルミニウム箔
21aおよび絶縁紙21cから分離するようにしたが、
本実施の形態では、素子21を150〜200℃の加熱
液3で加熱することにより、プラスチックスフィルム2
1bを加熱液3中に溶解させてアルミニウム箔21aお
よび絶縁紙21cから分離するようにしたのである。
【0087】したがって、本実施の形態によれば、前述
した第一,二番目の実施の形態の場合と同様に、素子2
1をプラスチックスフィルム21bおよび絶縁紙21c
の有機材料とアルミニウム箔21aの金属材料とに分別
することが簡単かつ小型構造で容易に低コストででき
る。
【0088】なお、本実施の形態では、アルミニウム箔
21a、プラスチックスフィルム21b、絶縁紙21c
の各層からなる素子21を分別する場合について説明し
たが、例えば、絶縁紙21cのない素子を分別する場合
には、前記第二の分別手段を省いて、前記第二の分別工
程を省略することも可能である。
【0089】[第四番目の実施の形態]本発明によるコ
ンデンサ素子の分別方法およびその装置を、PCB汚染
されたコンデンサの素子を分別する際に適用した場合の
第四番目の実施の形態を図7を用いて説明する。図7
は、分別装置の概略構成図である。ただし、前述した第
一〜三番目の実施の形態の場合と同様な部分について
は、前述した第一〜三番目の実施の形態の説明で用いた
符号と同一の符号を図7に付すことにより、その説明を
省略する。
【0090】図7に示すように、脱脂槽110の近傍に
は、加熱器444を備えた内部密閉可能な乾燥槽440
が配設されている。乾燥槽440には、三方バルブ44
3と活性炭等の吸着剤を充填した吸着槽442とを介し
て吸引ポンプ441が連結されている。加熱槽440の
内部には、保持筐101を支承するブラケット440a
が取り付けられている。加熱槽440の近傍には、静電
分離器450が配設されている。
【0091】このような本実施の形態では、脱脂槽11
0、脱脂液供給装置111、攪拌翼112、排出バルブ
113等により脱脂手段を構成し、乾燥槽440、吸引
ポンプ441、吸着槽442、三方バルブ443、加熱
器444等により乾燥手段を構成し、静電分離器450
等により静電分離手段を構成している。
【0092】このような分別装置400を使用して素子
21を分別するには、前述した第一〜三番目の実施の形
態の場合と同様に、まず、短冊状に裁断した素子21を
前記保持筐101内に投入し、当該保持筐101を上記
分別装置100の脱脂槽110内に載置して、攪拌翼1
12を駆動回転させて脱脂液1を攪拌することにより、
素子21をアルミニウム箔21a、プラスチックスフィ
ルム21b、絶縁紙21c等の各層ごとに分離する(以
上、脱脂工程)。
【0093】次に、保持筐101を乾燥槽440内に移
載し、吸引ポンプ441および加熱器444を作動して
乾燥槽440内を減圧加熱することにより、アルミニウ
ム箔21a、プラスチックスフィルム21b、絶縁紙2
1cをそれぞれ乾燥させる(以上、乾燥工程)。
【0094】続いて、乾燥させたアルミニウム箔21
a、プラスチックスフィルム21b、絶縁紙21cを静
電分離器450に投入することにより、アルミニウム箔
21aとプラスチックスフィルム21bおよび絶縁紙2
1cとに分別する(以上、静電分離工程)。
【0095】したがって、本実施の形態によれば、前述
した第一〜三番目の実施の形態の場合と同様に、素子2
1をプラスチックスフィルム21bおよび絶縁紙21c
の有機材料とアルミニウム箔21aの金属材料とに分別
することが簡単かつ小型構造で容易に低コストででき
る。
【0096】なお、本実施の形態では、脱脂した後に乾
燥槽440内で乾燥させてから静電分離を行うようにし
たが、脱脂液1が揮発しやすい場合には、乾燥槽440
を省いて、乾燥工程を省略することも可能である。
【0097】また、本実施の形態では、プラスチックス
フィルム21bと絶縁紙21cとの両方を有する素子2
1を分別する場合について説明したが、プラスチックス
フィルム21bまたは絶縁紙21cのいずれか一方のみ
を有する素子を分別する場合であっても、本実施の形態
の場合と同様に分別することができる。
【0098】[他の実施の形態]前述した第一番目の実
施の形態では、有害物質処理システムにおいて、水熱分
解手段によりPCB等の有害物質を分解処理したが、他
の実施の形態としては、例えば、高圧ポンプにより臨界
圧力以上に水を加圧し、この中にPCBを含む有機物や
洗浄廃液を投入し、酸化剤によってPCB等の有害物質
を酸化分解する超臨界水酸化手段を使用することが可能
である。このような超臨界水酸化手段においては、極め
て短時間で高い反応効率が得られると共に、水熱分解法
と同様に、ダイオキシン類等の有害物質を発生させない
という利点がある。
【0099】前述した第一〜四番目の実施の形態では、
PCB汚染されたコンデンサの素子を分別処理する場合
について説明したが、本発明は、これに限らず、金属材
料製のシートと有機材料製のシートとが複数積層され
て、積層間に油脂が介在している異種材料積層物を分別
する場合であれば、前述した第一〜四番目の実施の形態
の場合と同様に適用することができる。
【0100】
【発明の効果】第一番目の発明による異種材料積層物の
分別方法は、金属材料製のシートと、樹脂材料製のシー
トおよび紙製のシートの一方または両方の有機材料製の
シートとが複数積層されて、積層間に油脂が介在してい
る異種材料積層物の分別方法であって、脱脂液により前
記異種材料積層物から前記油脂を取り除く脱脂工程と、
金属材料製の前記シートの比重と有機材料製の前記シー
トの比重との間の値の比重の分別液中に、脱脂された前
記異種材料積層物を入れることにより、金属材料製の前
記シートを沈降させる一方、有機材料製の前記シートを
浮遊させる分別工程とを行うことから、異種材料積層物
を有機材料製のシートと金属材料製のシートとに分別す
ることが簡単に低コストでできる。
【0101】第二番目の発明による異種材料積層物の分
別方法は、金属材料製のシートと紙製のシートとが複数
積層されて、積層間に油脂が介在している異種材料積層
物の分別方法であって、脱脂液により前記異種材料積層
物から前記油脂を取り除く脱脂工程と、脱脂された前記
異種材料積層物を水中に入れることにより、金属材料製
の前記シートを表面張力により浮遊させる一方、紙製の
前記シートを沈降させる分別工程とを行うことから、異
種材料積層物を紙製のシートと金属材料製のシートとに
分別することが簡単に低コストでできる。
【0102】第三番目の発明による異種材料積層物の分
別方法は、金属材料製のシートと樹脂材料製のシートと
が複数積層されて、積層間に油脂が介在している異種材
料積層物の分別方法であって、脱脂液により前記異種材
料積層物から前記油脂を取り除く脱脂工程と、脱脂され
た前記異種材料積層物を加熱液中に入れることにより、
樹脂材料製の前記シートを熱収縮させて塊とする樹脂材
料変形工程と、金属材料製の前記シートと樹脂材料製の
前記塊とを網目により分別する分別工程とを行うことか
ら、異種材料積層物の樹脂材料製のシートと金属材料製
のシートとを分別することが簡単に低コストでできる。
【0103】第四番目の発明による異種材料積層物の分
別方法は、金属材料製のシートと樹脂材料製のシートと
紙製のシートとが複数積層されて、積層間に油脂が介在
している異種材料積層物の分別方法であって、脱脂液に
より前記異種材料積層物から前記油脂を取り除く脱脂工
程と、脱脂された前記異種材料積層物を加熱液中に入れ
ることにより、樹脂材料製の前記シートを熱収縮させて
塊とする樹脂材料変形工程と、金属材料製の前記シート
および紙製の前記シートと樹脂材料製の前記塊とを網目
により分別する第一の分別工程と、金属材料製の前記シ
ートおよび紙製の前記シートを水中に入れることによ
り、金属材料製の前記シートを表面張力により浮遊させ
る一方、紙製の前記シートを沈降させる第二の分別工程
とを行うことから、異種材料積層物の樹脂材料製のシー
トと紙製のシートと金属材料製のシートとを分別するこ
とが簡単に低コストでできる。
【0104】第五番目の発明による異種材料積層物の分
別方法は、金属材料製のシートと樹脂材料製のシートと
が複数積層されて、積層間に油脂が介在している異種材
料積層物の分別方法であって、脱脂液により前記異種材
料積層物から前記油脂を取り除く脱脂工程と、脱脂され
た前記異種材料積層物を加熱液中に入れることにより、
樹脂材料製の前記シートを当該加熱液中に溶解させる樹
脂材料溶解工程とを行うことから、異種材料積層物の樹
脂材料製のシートと金属材料製のシートとを分別するこ
とが簡単に低コストでできる。
【0105】第六番目の発明による異種材料積層物の分
別方法は、金属材料製のシートと樹脂材料製のシートと
紙製のシートとが複数積層されて、積層間に油脂が介在
している異種材料積層物の分別方法であって、脱脂液に
より前記異種材料積層物から前記油脂を取り除く脱脂工
程と、脱脂された前記異種材料積層物を加熱液中に入れ
ることにより、樹脂材料製の前記シートを当該加熱液中
に溶解させる樹脂材料溶解工程と、金属材料製の前記シ
ートおよび紙製の前記シートを前記加熱液から取り出し
て水中に入れることにより、金属材料製の前記シートを
表面張力により浮遊させる一方、紙製の前記シートを沈
降させる分別工程とを行うことから、異種材料積層物の
樹脂材料製のシートと紙製のシートと金属材料製のシー
トとを分別することが簡単に低コストでできる。
【0106】第七番目の発明による異種材料積層物の分
別方法は、金属材料製のシートと、樹脂材料製のシート
および紙製のシートの一方または両方の有機材料製のシ
ートとが複数積層されて、積層間に油脂が介在している
異種材料積層物の分別方法であって、脱脂液により前記
異種材料積層物から前記油脂を取り除く脱脂工程と、脱
脂された前記異種材料積層物を静電分離することによ
り、金属材料製の前記シートと有機材料製の前記シート
とを分別する分別工程とを行うことから、異種材料積層
物を有機材料製のシートと金属材料製のシートとに分別
することが簡単に低コストでできる。
【0107】第八番目の発明による異種材料積層物の分
別方法は、第七番目の発明において、前記異種材料積層
物に付着している前記脱脂液を除去する乾燥工程を行う
ことから、静電分離をより確実に行うことができる。
【0108】第九番目の発明による異種材料積層物の分
別方法は、第一番目から第八番目の発明のいずれかにお
いて、前記脱脂液が、アルコール、炭化水素、ハロゲン
化炭化水素のうちの少なくとも一種からなるので、低コ
ストで簡単かつ確実に脱脂を行うことができる。
【0109】第十番目の発明による異種材料積層物の分
別方法は、第一番目の発明において、前記分別液が、ハ
ロゲン化炭化水素または塩の水溶液であるので、有機材
料製のシートと金属材料製のシートとに分別することが
確実にできる。
【0110】第十一番目の発明による異種材料積層物の
分別方法は、第一番目から第八番目の発明のいずれかに
おいて、前記異種材料積層物が、PCB汚染されたコン
デンサの素子を裁断したものであり、前記油脂が、PC
B油であるので、上述した効果を最も確実に発現するこ
とができる。
【0111】第十二番目の発明による異種材料積層物の
分別装置は、金属材料製のシートと、樹脂材料製のシー
トおよび紙製のシートの一方または両方の有機材料製の
シートとが複数積層されて、積層間に油脂が介在してい
る異種材料積層物の分別装置であって、脱脂液を内部に
貯溜し、前記異種材料積層物が内部に入れられて、当該
異種材料積層物から前記油脂を取り除く脱脂手段と、金
属材料製の前記シートの比重と有機材料製の前記シート
の比重との間の値の比重の分別液を内部に貯溜し、脱脂
された前記異種材料積層物が内部に入れられることによ
り、金属材料製の前記シートを沈降させる一方、有機材
料製の前記シートを浮遊させる分別手段とを備えたこと
から、異種材料積層物を有機材料製のシートと金属材料
製のシートとに分別することが簡単に低コストででき
る。
【0112】第十三番目の発明による異種材料積層物の
分別装置は、金属材料製のシートと紙製のシートとが複
数積層されて、積層間に油脂が介在している異種材料積
層物の分別装置であって、脱脂液を内部に貯溜し、前記
異種材料積層物が内部に入れられて、当該異種材料積層
物から前記油脂を取り除く脱脂手段と、水を内部に貯溜
し、脱脂された前記異種材料積層物が内部に入れられる
ことにより、金属材料製の前記シートを表面張力により
浮遊させる一方、紙製の前記シートを沈降させる分別手
段とを備えたことから、異種材料積層物を紙製のシート
と金属材料製のシートとに分別することが簡単に低コス
トでできる。
【0113】第十四番目の発明による異種材料積層物の
分別装置は、金属材料製のシートと樹脂材料製のシート
とが複数積層されて、積層間に油脂が介在している異種
材料積層物の分別装置であって、脱脂液を内部に貯溜
し、前記異種材料積層物が内部に入れられて、当該異種
材料積層物から前記油脂を取り除く脱脂手段と、加熱液
を内部に貯溜し、脱脂された前記異種材料積層物が内部
に入れられることにより、樹脂材料製の前記シートを熱
収縮させて塊とする樹脂材料変形手段と、前記樹脂材料
変形手段に設けられ、金属材料製の前記シートと樹脂材
料製の前記塊とを網目により分別する分別手段とを備え
たことから、異種材料積層物の樹脂材料製のシートと金
属材料製のシートとを分別することが簡単に低コストで
できる。
【0114】第十五番目の発明による異種材料積層物の
分別装置は、金属材料製のシートと樹脂材料製のシート
と紙製のシートとが複数積層されて、積層間に油脂が介
在している異種材料積層物の分別装置であって、脱脂液
を内部に貯溜し、前記異種材料積層物が内部に入れられ
て、当該異種材料積層物から前記油脂を取り除く脱脂手
段と、加熱液を内部に貯溜し、脱脂された前記異種材料
積層物が内部に入れられることにより、樹脂材料製の前
記シートを熱収縮させて塊とする樹脂材料変形手段と、
前記樹脂材料変形手段に設けられ、金属材料製の前記シ
ートおよび紙製の前記シートと樹脂材料製の前記塊とを
網目により分別する第一の分別手段と、水を内部に貯溜
し、前記第一の分別手段で分別された金属材料製の前記
シートおよび紙製の前記シートが内部に入れられること
により、金属材料製の前記シートを表面張力により浮遊
させる一方、紙製の前記シートを沈降させる第二の分別
手段とを備えたことから、異種材料積層物の樹脂材料製
のシートと紙製のシートと金属材料製のシートとを分別
することが簡単に低コストでできる。
【0115】第十六番目の発明による異種材料積層物の
分別装置は、金属材料製のシートと樹脂材料製のシート
とが複数積層されて、積層間に油脂が介在している異種
材料積層物の分別装置であって、脱脂液を内部に貯溜
し、前記異種材料積層物が内部に入れられて、当該異種
材料積層物から前記油脂を取り除く脱脂手段と、加熱液
を内部に貯溜し、脱脂された前記異種材料積層物が内部
に入れられることにより、樹脂材料製の前記シートを当
該加熱液中に溶解させる樹脂材料溶解手段とを備えたこ
とから、異種材料積層物の樹脂材料製のシートと金属材
料製のシートとを分別することが簡単に低コストででき
る。
【0116】第十七番目の発明による異種材料積層物の
分別装置は、金属材料製のシートと樹脂材料製のシート
と紙製のシートとが複数積層されて、積層間に油脂が介
在している異種材料積層物の分別装置であって、脱脂液
を内部に貯溜し、前記異種材料積層物が内部に入れられ
て、当該異種材料積層物から前記油脂を取り除く脱脂手
段と、加熱液を内部に貯溜し、脱脂された前記異種材料
積層物が内部に入れられることにより、樹脂材料製の前
記シートを当該加熱液中に溶解させる樹脂材料溶解手段
と、水を内部に貯溜し、前記樹脂材料溶解手段で樹脂製
の前記シートを溶解された前記異種材料積層物が内部に
入れられることにより、金属材料製の前記シートを表面
張力により浮遊させる一方、紙製の前記シートを沈降さ
せる分別手段とを備えたことから、異種材料積層物の樹
脂材料製のシートと紙製のシートと金属材料製のシート
とを分別することが簡単に低コストでできる。
【0117】第十八番目の発明による異種材料積層物の
分別装置は、金属材料製のシートと、樹脂材料製のシー
トおよび紙製のシートの一方または両方の有機材料製の
シートとが複数積層されて、積層間に油脂が介在してい
る異種材料積層物の分別装置であって、脱脂液を内部に
貯溜し、前記異種材料積層物が内部に入れられて、当該
異種材料積層物から前記油脂を取り除く脱脂手段と、脱
脂された前記異種材料積層物を静電分離する静電分離手
段とを備えたことから、異種材料積層物を有機材料製の
シートと金属材料製のシートとに分別することが簡単に
低コストでできる。
【0118】第十九番目の発明による異種材料積層物の
分別装置は、第十八番目の発明において、脱脂された前
記異種材料積層物が内部に入れられ、当該異種材料積層
物に付着している前記脱脂液を除去する乾燥手段を備え
たことから、静電分離をより確実に行うことができる。
【0119】第二十番目の発明による異種材料積層物の
分別装置は、第十二番目から第十九番目の発明のいずれ
かにおいて、前記脱脂液が、アルコール、炭化水素、ハ
ロゲン化炭化水素のうちの少なくとも一種からなるの
で、低コストで簡単かつ確実に脱脂を行うことができ
る。
【0120】第二十一番目の発明による異種材料積層物
の分別装置は、第十二番目の発明において、前記分別液
が、ハロゲン化炭化水素または塩の水溶液であるので、
有機材料製のシートと金属材料製のシートとに分別する
ことが確実にできる。
【0121】第二十二番目の発明による異種材料積層物
の分別装置は、第十二番目から第十九番目の発明のいず
れかにおいて、前記異種材料積層物が、PCB汚染され
たコンデンサの素子を裁断したものであり、前記油脂
が、PCB油であるので、上述した効果を最も確実に発
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による異種材料積層物の分別装置の第一
番目の実施の形態の概略構成図である。
【図2】コンデンサの概略構成図である。
【図3】PCB汚染されたコンデンサの処理方法の説明
図である。
【図4】有害物質処理システムの全体構成図である。
【図5】本発明による異種材料積層物の分別装置の第二
番目の実施の形態の概略構成図である。
【図6】本発明による異種材料積層物の分別装置の第三
番目の実施の形態の概略構成図である。
【図7】本発明による異種材料積層物の分別装置の第四
番目の実施の形態の概略構成図である。
【図8】従来の有害物質処理システムの説明図である。
【符号の説明】
1 脱脂液 2 分別液 3 加熱液 4 水 10 トランス 20 コンデンサ 21 素子 21a アルミニウム箔 21b プラスチックスフィルム 21ba 塊 21c 絶縁紙 100 分別装置 101 保持筐 110 脱脂槽 110a ブラケット 111 脱脂液供給装置 112 攪拌翼 113 排出バルブ 120 分別槽 120a ブラケット 121 分別液供給装置 122 攪拌翼 123 排出バルブ 124 掬い網 200 分別装置 202 分取筐 230 加熱槽 230a,230b ブラケット 231 加熱液供給装置 232 攪拌翼 233 排出バルブ 234 加熱器 300 分別装置 330 加熱槽 330a ブラケット 400 分別装置 440 乾燥槽 441 吸引ポンプ 442 吸着槽 443 三方バルブ 444 加熱器 450 静電分離器 1001 被処理物 1002 有害物質(例えばPCB) 1003 容器 1004 分離手段 1005 解体手段 1006 前処理手段 1007 有機物 1008 無機物 1009 分離手段 1010 洗浄液 1011 洗浄手段 1012 洗浄廃液 1013 有害物質分解処理手段 1014 スラリー 1015 スラリー化手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B03B 7/00 B03C 7/02 Z 9/06 B29B 17/00 B03C 7/02 B09B 5/00 ZABZ B09B 3/00 3/00 304Z B29B 17/00 5/00 R 3/00 303E 303G (72)発明者 田頭 健二 長崎県長崎市深堀町5丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 大塚 利美 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内 Fターム(参考) 4D004 AA50 AB06 AC04 BA05 CA10 CA12 CA29 CB02 CC04 4D054 GA09 4D056 EA01 EA03 4D071 AA43 AB43 CA05 DA15 4F301 AD02 AD06 BF03 BF09 BF40 CA09 CA43 CA72

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属材料製のシートと、樹脂材料製のシ
    ートおよび紙製のシートの一方または両方の有機材料製
    のシートとが複数積層されて、積層間に油脂が介在して
    いる異種材料積層物の分別方法であって、 脱脂液により前記異種材料積層物から前記油脂を取り除
    く脱脂工程と、 金属材料製の前記シートの比重と有機材料製の前記シー
    トの比重との間の値の比重の分別液中に、脱脂された前
    記異種材料積層物を入れることにより、金属材料製の前
    記シートを沈降させる一方、有機材料製の前記シートを
    浮遊させる分別工程とを行うことを特徴とする異種材料
    積層物の分別方法。
  2. 【請求項2】 金属材料製のシートと紙製のシートとが
    複数積層されて、積層間に油脂が介在している異種材料
    積層物の分別方法であって、 脱脂液により前記異種材料積層物から前記油脂を取り除
    く脱脂工程と、 脱脂された前記異種材料積層物を水中に入れることによ
    り、金属材料製の前記シートを表面張力により浮遊させ
    る一方、紙製の前記シートを沈降させる分別工程とを行
    うことを特徴とする異種材料積層物の分別方法。
  3. 【請求項3】 金属材料製のシートと樹脂材料製のシー
    トとが複数積層されて、積層間に油脂が介在している異
    種材料積層物の分別方法であって、 脱脂液により前記異種材料積層物から前記油脂を取り除
    く脱脂工程と、 脱脂された前記異種材料積層物を加熱液中に入れること
    により、樹脂材料製の前記シートを熱収縮させて塊とす
    る樹脂材料変形工程と、 金属材料製の前記シートと樹脂材料製の前記塊とを網目
    により分別する分別工程とを行うことを特徴とする異種
    材料積層物の分別方法。
  4. 【請求項4】 金属材料製のシートと樹脂材料製のシー
    トと紙製のシートとが複数積層されて、積層間に油脂が
    介在している異種材料積層物の分別方法であって、 脱脂液により前記異種材料積層物から前記油脂を取り除
    く脱脂工程と、 脱脂された前記異種材料積層物を加熱液中に入れること
    により、樹脂材料製の前記シートを熱収縮させて塊とす
    る樹脂材料変形工程と、 金属材料製の前記シートおよび紙製の前記シートと樹脂
    材料製の前記塊とを網目により分別する第一の分別工程
    と、 金属材料製の前記シートおよび紙製の前記シートを水中
    に入れることにより、金属材料製の前記シートを表面張
    力により浮遊させる一方、紙製の前記シートを沈降させ
    る第二の分別工程とを行うことを特徴とする異種材料積
    層物の分別方法。
  5. 【請求項5】 金属材料製のシートと樹脂材料製のシー
    トとが複数積層されて、積層間に油脂が介在している異
    種材料積層物の分別方法であって、 脱脂液により前記異種材料積層物から前記油脂を取り除
    く脱脂工程と、 脱脂された前記異種材料積層物を加熱液中に入れること
    により、樹脂材料製の前記シートを当該加熱液中に溶解
    させる樹脂材料溶解工程とを行うことを特徴とする異種
    材料積層物の分別方法。
  6. 【請求項6】 金属材料製のシートと樹脂材料製のシー
    トと紙製のシートとが複数積層されて、積層間に油脂が
    介在している異種材料積層物の分別方法であって、 脱脂液により前記異種材料積層物から前記油脂を取り除
    く脱脂工程と、 脱脂された前記異種材料積層物を加熱液中に入れること
    により、樹脂材料製の前記シートを当該加熱液中に溶解
    させる樹脂材料溶解工程と、 金属材料製の前記シートおよび紙製の前記シートを前記
    加熱液から取り出して水中に入れることにより、金属材
    料製の前記シートを表面張力により浮遊させる一方、紙
    製の前記シートを沈降させる分別工程とを行うことを特
    徴とする異種材料積層物の分別方法。
  7. 【請求項7】 金属材料製のシートと、樹脂材料製のシ
    ートおよび紙製のシートの一方または両方の有機材料製
    のシートとが複数積層されて、積層間に油脂が介在して
    いる異種材料積層物の分別方法であって、 脱脂液により前記異種材料積層物から前記油脂を取り除
    く脱脂工程と、 脱脂された前記異種材料積層物を静電分離することによ
    り、金属材料製の前記シートと有機材料製の前記シート
    とを分別する分別工程とを行うことを特徴とする異種材
    料積層物の分別方法。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記異種材料積層物に付着している前記脱脂液を除去す
    る乾燥工程を行うことを特徴とする異種材料積層物の分
    別方法。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8のいずれかにおい
    て、 前記脱脂液が、アルコール、炭化水素、ハロゲン化炭化
    水素のうちの少なくとも一種からなることを特徴とする
    異種材料積層物の分別方法。
  10. 【請求項10】 請求項1において、 前記分別液が、ハロゲン化炭化水素または塩の水溶液で
    あることを特徴とする異種材料積層物の分別方法。
  11. 【請求項11】 請求項1から請求項8のいずれかにお
    いて、 前記異種材料積層物が、PCB汚染されたコンデンサの
    素子を裁断したものであり、 前記油脂が、PCB油であることを特徴とする異種材料
    積層物の分別方法。
  12. 【請求項12】 金属材料製のシートと、樹脂材料製の
    シートおよび紙製のシートの一方または両方の有機材料
    製のシートとが複数積層されて、積層間に油脂が介在し
    ている異種材料積層物の分別装置であって、 脱脂液を内部に貯溜し、前記異種材料積層物が内部に入
    れられて、当該異種材料積層物から前記油脂を取り除く
    脱脂手段と、 金属材料製の前記シートの比重と有機材料製の前記シー
    トの比重との間の値の比重の分別液を内部に貯溜し、脱
    脂された前記異種材料積層物が内部に入れられることに
    より、金属材料製の前記シートを沈降させる一方、有機
    材料製の前記シートを浮遊させる分別手段とを備えたこ
    とを特徴とする異種材料積層物の分別装置。
  13. 【請求項13】 金属材料製のシートと紙製のシートと
    が複数積層されて、 積層間に油脂が介在している異種材料積層物の分別装置
    であって、 脱脂液を内部に貯溜し、前記異種材料積層物が内部に入
    れられて、当該異種材料積層物から前記油脂を取り除く
    脱脂手段と、 水を内部に貯溜し、脱脂された前記異種材料積層物が内
    部に入れられることにより、金属材料製の前記シートを
    表面張力により浮遊させる一方、紙製の前記シートを沈
    降させる分別手段とを備えたことを特徴とする異種材料
    積層物の分別装置。
  14. 【請求項14】 金属材料製のシートと樹脂材料製のシ
    ートとが複数積層されて、積層間に油脂が介在している
    異種材料積層物の分別装置であって、 脱脂液を内部に貯溜し、前記異種材料積層物が内部に入
    れられて、当該異種材料積層物から前記油脂を取り除く
    脱脂手段と、 加熱液を内部に貯溜し、脱脂された前記異種材料積層物
    が内部に入れられることにより、樹脂材料製の前記シー
    トを熱収縮させて塊とする樹脂材料変形手段と、 前記樹脂材料変形手段に設けられ、金属材料製の前記シ
    ートと樹脂材料製の前記塊とを網目により分別する分別
    手段とを備えたことを特徴とする異種材料積層物の分別
    装置。
  15. 【請求項15】 金属材料製のシートと樹脂材料製のシ
    ートと紙製のシートとが複数積層されて、積層間に油脂
    が介在している異種材料積層物の分別装置であって、 脱脂液を内部に貯溜し、前記異種材料積層物が内部に入
    れられて、当該異種材料積層物から前記油脂を取り除く
    脱脂手段と、 加熱液を内部に貯溜し、脱脂された前記異種材料積層物
    が内部に入れられることにより、樹脂材料製の前記シー
    トを熱収縮させて塊とする樹脂材料変形手段と、 前記樹脂材料変形手段に設けられ、金属材料製の前記シ
    ートおよび紙製の前記シートと樹脂材料製の前記塊とを
    網目により分別する第一の分別手段と、 水を内部に貯溜し、前記第一の分別手段で分別された金
    属材料製の前記シートおよび紙製の前記シートが内部に
    入れられることにより、金属材料製の当該シートを表面
    張力により浮遊させる一方、紙製の当該シートを沈降さ
    せる第二の分別手段とを備えたことを特徴とする異種材
    料積層物の分別装置。
  16. 【請求項16】 金属材料製のシートと樹脂材料製のシ
    ートとが複数積層されて、積層間に油脂が介在している
    異種材料積層物の分別装置であって、 脱脂液を内部に貯溜し、前記異種材料積層物が内部に入
    れられて、当該異種材料積層物から前記油脂を取り除く
    脱脂手段と、 加熱液を内部に貯溜し、脱脂された前記異種材料積層物
    が内部に入れられることにより、樹脂材料製の前記シー
    トを当該加熱液中に溶解させる樹脂材料溶解手段とを備
    えたことを特徴とする異種材料積層物の分別装置。
  17. 【請求項17】 金属材料製のシートと樹脂材料製のシ
    ートと紙製のシートとが複数積層されて、積層間に油脂
    が介在している異種材料積層物の分別装置であって、 脱脂液を内部に貯溜し、前記異種材料積層物が内部に入
    れられて、当該異種材料積層物から前記油脂を取り除く
    脱脂手段と、 加熱液を内部に貯溜し、脱脂された前記異種材料積層物
    が内部に入れられることにより、樹脂材料製の前記シー
    トを当該加熱液中に溶解させる樹脂材料溶解手段と、 水を内部に貯溜し、前記樹脂材料溶解手段で樹脂製の前
    記シートを溶解された前記異種材料積層物が内部に入れ
    られることにより、金属材料製の前記シートを表面張力
    により浮遊させる一方、紙製の前記シートを沈降させる
    分別手段とを備えたことを特徴とする異種材料積層物の
    分別装置。
  18. 【請求項18】 金属材料製のシートと、樹脂材料製の
    シートおよび紙製のシートの一方または両方の有機材料
    製のシートとが複数積層されて、積層間に油脂が介在し
    ている異種材料積層物の分別装置であって、 脱脂液を内部に貯溜し、前記異種材料積層物が内部に入
    れられて、当該異種材料積層物から前記油脂を取り除く
    脱脂手段と、 脱脂された前記異種材料積層物を静電分離する静電分離
    手段とを備えたことを特徴とする異種材料積層物の分別
    装置。
  19. 【請求項19】 請求項18において、 脱脂された前記異種材料積層物が内部に入れられ、当該
    異種材料積層物に付着している前記脱脂液を除去する乾
    燥手段を備えたことを特徴とする異種材料積層物の分別
    装置。
  20. 【請求項20】 請求項12から請求項19のいずれか
    において、 前記脱脂液が、アルコール、炭化水素、ハロゲン化炭化
    水素のうちの少なくとも一種からなることを特徴とする
    異種材料積層物の分別装置。
  21. 【請求項21】 請求項12において、 前記分別液が、ハロゲン化炭化水素または塩の水溶液で
    あることを特徴とする異種材料積層物の分別装置。
  22. 【請求項22】 請求項12から請求項19のいずれか
    において、 前記異種材料積層物が、PCB汚染されたコンデンサの
    素子を裁断したものであり、 前記油脂が、PCB油であることを特徴とする異種材料
    積層物の分別装置。
JP2001210365A 2001-07-11 2001-07-11 異種材料積層物の分別方法およびその装置 Expired - Fee Related JP3752164B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001210365A JP3752164B2 (ja) 2001-07-11 2001-07-11 異種材料積層物の分別方法およびその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001210365A JP3752164B2 (ja) 2001-07-11 2001-07-11 異種材料積層物の分別方法およびその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003024924A true JP2003024924A (ja) 2003-01-28
JP3752164B2 JP3752164B2 (ja) 2006-03-08

Family

ID=19045849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001210365A Expired - Fee Related JP3752164B2 (ja) 2001-07-11 2001-07-11 異種材料積層物の分別方法およびその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3752164B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003236492A (ja) * 2002-02-12 2003-08-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 異種材料積層物の分別方法およびその装置
CN104878399A (zh) * 2015-05-06 2015-09-02 王娟 一种脱脂槽
CN110280383A (zh) * 2019-08-05 2019-09-27 王朝强 一种沙滩垃圾分类装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003236492A (ja) * 2002-02-12 2003-08-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 異種材料積層物の分別方法およびその装置
CN104878399A (zh) * 2015-05-06 2015-09-02 王娟 一种脱脂槽
CN110280383A (zh) * 2019-08-05 2019-09-27 王朝强 一种沙滩垃圾分类装置
CN110280383B (zh) * 2019-08-05 2021-06-11 王朝强 一种沙滩垃圾分类装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3752164B2 (ja) 2006-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3881905B2 (ja) 異種材料積層物の分別方法およびその装置
JP2002370073A (ja) 洗浄装置
JP2002248455A (ja) 有害物質処理システム及びpcb処理方法
JP2003024924A (ja) 異種材料積層物の分別方法およびその装置
JP2003024885A (ja) 洗浄方法およびその装置
JP2003071384A (ja) 分離装置
JP2003073622A (ja) 被覆材およびその使用方法
JP2002370081A (ja) 分離装置
JP2003311231A (ja) 洗浄方法およびその装置
JP2004041343A (ja) Pcb含有電気機器の無害化処理方法及びそのシステム
JP3872748B2 (ja) 洗浄方法およびその装置
JP2004008842A (ja) Pcb含有電気絶縁油内蔵機器の無害化処理方法及びそのシステム
JP2005040691A (ja) 軽質部材と重質部材との分別処理装置及びその方法
US4929359A (en) Treatment of concentrated industrial wastewaters originating from oil shale and the like by electrolysis polyurethane foam interaction
JP2002361226A (ja) Pcb油含有コンデンサの解体設備
JP2003266372A (ja) トランスコアの解体装置及び方法並びに有害物質処理方法
JP2003236493A (ja) Pcb含有トランスの無害化処理方法及びそのシステム
JP3564463B2 (ja) 蛍光灯安定器用コンデンサの固定樹脂の無害化処理方法及びそのシステム
JP2003053305A (ja) Pcb油含有容器の処理方法及び装置
JP2003047921A (ja) 洗浄装置
JP6573587B2 (ja) Pcb処理方法
JP2001179231A (ja) Pcb含有コンデンサの処理方法
JP2002336801A (ja) グローブボックス及びこれを使用する処理方法
KR101082795B1 (ko) 폴리염화비페닐이 함유된 고상폐기물 처리장치 및 방법
JP2003311223A (ja) 被汚染体の浄化方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051014

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051209

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091216

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees