JP2003047921A - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

Info

Publication number
JP2003047921A
JP2003047921A JP2001240202A JP2001240202A JP2003047921A JP 2003047921 A JP2003047921 A JP 2003047921A JP 2001240202 A JP2001240202 A JP 2001240202A JP 2001240202 A JP2001240202 A JP 2001240202A JP 2003047921 A JP2003047921 A JP 2003047921A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
cleaning tank
tank
opening
casing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001240202A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshimi Otsuka
利美 大塚
Takashi Tsutsuba
孝志 筒場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2001240202A priority Critical patent/JP2003047921A/ja
Publication of JP2003047921A publication Critical patent/JP2003047921A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的細かい被処理物を効率よくムラなく洗
浄処理することができる洗浄装置を提供する。 【解決手段】 開口部102aの向きを上方と下方との
間で切り換えられるようにスタンド101に回動可能に
支持された洗浄槽102と、洗浄槽102の開口部10
2aと同一方向へ開口部103aを向けるように洗浄槽
102の内部に配設されて回転可能な金網製の洗浄筐1
03と、洗浄槽102の開口部102aを所定の方向へ
向けるように洗浄槽102を回動させる駆動シリンダ1
06等と、洗浄槽102内に洗浄液2を供給すると共
に、洗浄槽102内から洗浄液2を排出させる内部中空
の回転軸107、連結ブロック108、給排管109、
ロータリジョイント110、洗浄液給排器等と、洗浄筐
103を回転させる駆動軸107、プーリ111,11
3、駆動モータ112、ベルト114等とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄装置に関し、
特に、トランスやコンデンサ等のPCB汚染機器類を洗
浄する場合に適用すると有効である。
【0002】
【従来の技術】近年では、PCB(Polychlorinated bi
phenyl, ポリ塩化ビフェニル:ビフェニルの塩素化異性
体の総称)が強い毒性を有することから、その製造およ
び輸入が禁止されている。このPCBは、1954年頃
から国内で製造開始されたものの、カネミ油症事件をき
っかけに生体・環境への悪影響が明らかになり、197
2年に行政指導により製造中止、回収の指示(保管の義
務)が出された経緯がある。
【0003】PCBは、ビフェニル骨格に塩素が1〜1
0個置換したものであり、置換塩素の数や位置によって
理論的に209種類の異性体が存在し、現在、市販のP
CB製品において約100種類以上の異性体が確認され
ている。また、この異性体間の物理・化学的性質や生体
内安定性および環境動体が多様であるため、PCBの化
学分析や環境汚染の様式を複雑にしているのが現状であ
る。さらに、PCBは、残留性有機汚染物質のひとつで
あって、環境中で分解されにくく、脂溶性で生物濃縮率
が高く、さらに半揮発性で大気経由の移動が可能である
という性質を持つ。また、水や生物など環境中に広く残
留することが報告されている。
【0004】このPCBは平成4(1997)年に廃PC
B、PCBを含む廃油、PCB汚染物が廃棄物の処理及
び清掃に関する法律に基づく特別管理廃棄物に指定さ
れ、さらに、平成9(1997)年にはPCB汚染物として
木くず、繊維くずが、追加指定された。
【0005】PCB処理物となる電気機器としては、高
圧トランス、高圧コンデンサ、低圧トランス・コンデン
サ、柱上トランスがあり、廃PCB等としては、熱媒体
に用いたものは絶縁油として用いたもの、また、これら
の洗浄に用いた灯油等があり、廃感圧紙としては、ノー
カーボン紙に使用されたカプセルオイルがあり、さら
に、これらのPCBの使用又は熱媒の交換、絶縁油の再
生、漏洩の浄化、PCB含有物の処理等の際に用いられ
た活性炭や、廃白土、廃ウェス類、作業衣等のPCB汚
染物がある。現在これらは厳重に保管がなされている
が、早急なPCBの処理が望まれている。
【0006】近年では、このようなトランス等に使用さ
れているPCBを処理する技術が種々開発されており、
例えば特開平9−79531号公報に記載の技術が知ら
れている。図14に、上記提案にかかるPCBの処理方
法のフローチャートを示す。
【0007】図14に示すように、まず、PCBが封入
されているトランスから油を抜き取り(S901)、さ
らに溶剤洗浄によって内部に付着しているPCBを除去
し(S902)、回収する(S903)。洗浄後の溶剤
は、トランスから抜き出した油と共に分解処理され(S
904)、無害化される。
【0008】つぎに、油抜きしたトランスを乾燥させて
PCBを無酸素下高温常圧加熱によって蒸発させ(S9
05)、PCBの飛散を防止する。そして、乾燥後のト
ランスを解体し(S906)、ケースとトランスコアを
分離する。ケースは、電炉や転炉のスクラップ源に供さ
れる(S907)。一方、トランスコアは、モービルシ
ャー等によってその銅コイルを切断され、コイル線と鉄
心とに分離される(S908)。
【0009】分離された鉄心は溶融炉にて溶融され、回
収される(S909)。また、分離した銅コイルおよび
これに付着した紙などの有機物は、誘導加熱炉にて溶融
される(S910)。そして、上記溶融した銅は回収さ
れ、各溶融炉で発生したPCBガスは、1200℃で高
温熱分解することにより無害化される(S911)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述したような従来の
PCB処理方法では、金属製の各種部材(被処理物)を
溶融させてPCBを分解処理しているため、設備が大規
模化してしまうだけでなく、多大な熱エネルギが必要と
なってしまい、イニシャルコストおよびランニングコス
トが高くなってしまっている。
【0011】このため、例えば、被処理物を金網製の箱
型の洗浄筐の内部に入れ、洗浄液を入れた洗浄槽の内部
に上記洗浄筐を浸漬して被処理物を洗浄することが考え
られている。しかしながら、このようにして洗浄を行う
と、ケースや容器等の比較的大きい被処理物は比較的簡
単に洗浄処理することが可能となるものの、裁断された
コイルや鉄芯等の比較的細かい被処理物は洗浄筐から取
り出しにくいだけでなく、洗浄筐の内部に入れたすべて
をムラなく洗浄するのに時間がかかってしまっていた。
【0012】このようなことから、本発明は、比較的細
かい被処理物を効率よくムラなく洗浄処理することがで
きる洗浄装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ための、第一番目の発明による洗浄装置は、有害物質の
付着した細かい被処理物を洗浄液で洗浄する洗浄装置で
あって、開口部の向きを上方と下方との間で切り換えら
れるように回動可能に支持された洗浄槽と、前記洗浄槽
の前記開口部と同一方向へ開口部を向けるように当該洗
浄槽の内部に配設されて周方向に回転可能な円筒型の洗
浄筐と、前記洗浄槽内に洗浄液を供給すると共に、当該
洗浄槽内から洗浄液を排出させる洗浄液給排手段と、前
記洗浄槽の前記開口部を所定の方向へ向けるように当該
洗浄槽を回動させる洗浄槽回動手段と、前記洗浄筐を回
転させる洗浄筐回転手段とを備えていることを特徴とす
る。
【0014】第二番目の発明による洗浄装置は、第一番
目の発明において、前記洗浄槽回動手段が、前記洗浄槽
の前記開口部を上方に向ける被処理物投入位置と、前記
洗浄槽の前記開口部を上方と水平方向との間に向ける被
処理物洗浄位置と、前記洗浄槽の前記開口部を水平方向
と下方との間に向ける被処理物排出位置とに前記洗浄槽
の向きを切り換えられるように当該洗浄槽を回動させる
ことを特徴とする。
【0015】第三番目の発明による洗浄装置は、第一番
目または第二番目の発明において、前記洗浄筐の内面に
掻き上げフィンが立設されていることを特徴とする。
【0016】第四番目の発明による洗浄装置は、第一番
目から第三番目の発明のいずれかにおいて、前記洗浄槽
の前記開口部に開閉可能に設けられた蓋と、前記蓋を開
閉させる開閉手段とを備えていることを特徴とする。
【0017】第五番目の発明による洗浄装置は、第一番
目から第四番目の発明のいずれかにおいて、前記洗浄筐
回転手段が、前記洗浄槽の底部に回転可能に貫通支持さ
れて前記洗浄筐の底部に同軸をなして連結された内部中
空の回転軸と、前記洗浄槽の外部に取り付けられて前記
回転軸を回転駆動する回転駆動手段とを備え、前記洗浄
液給排手段が、前記回転軸と、前記回転軸の前記洗浄槽
の外側の端部に連結されたロータリジョイントと、前記
ロータリジョイントを介して前記回転軸の前記洗浄槽の
外側の端部に連結された洗浄液給排器とを備えているこ
とを特徴とする。
【0018】第六番目の発明による洗浄装置は、第五番
目の発明において、前記洗浄液給排手段が、前記回転軸
の軸方向と直交する方向へ軸方向を向けて当該回転軸の
内部と外部とを連通させる給排管を備えていることを特
徴とする。
【0019】第七番目の発明による洗浄装置は、第一番
目から第四番目の発明のいずれかにおいて、前記洗浄筐
回転手段が、前記洗浄槽の内部と外部とを連絡するよう
に当該洗浄槽を貫通し、前記洗浄筐の外周面の前記開口
部寄りに掛けられたベルトと、前記洗浄槽の外部に取り
付けられて前記ベルトを走行駆動する走行駆動手段とを
備え、前記洗浄液給排手段が、前記洗浄槽の底部に連結
された給排ホースと、前記給排ホースに連結された洗浄
液給排器とを備えていることを特徴とする。
【0020】第八番目の発明による洗浄装置は、第一番
目から第七番目の発明のいずれかにおいて、前記有害物
質が、PCB、廃棄塗料、廃棄燃料、有害薬品のうちの
少なくとも一種であることを特徴とする。
【0021】第九番目の発明による洗浄装置は、第一番
目から第七番目の発明のいずれかにおいて、前記被処理
物が、PCBを含有したトランスまたはコンデンサの無
機物製の破砕された部材であることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明による洗浄装置の実施の形
態を図面を用いて説明するが、本発明はこれらの実施の
形態に限定されるものではない。
【0023】[第一番目の実施の形態]本発明による洗
浄装置の第一番目の実施の形態を図1〜10を用いて説
明する。図1は、洗浄装置の概略構成図、図2は、図1
の矢線II方向からみた一部破断概略構成図、図3は、図
2の III−III 線断面矢線視図、図4は、図2のIV−IV
線断面矢線視図、図5は、洗浄装置の作用説明図、図6
は、図5に続く作用説明図、図7は、図6に続く作用説
明図、図8は、トランスの概略構成図、図9は、コンデ
ンサの概略構成図、図10は、有害物質処理システムの
全体構成図である。
【0024】[被処理物]本発明による洗浄装置で洗浄
処理可能な被処理物としては、例えば、絶縁油としてP
CBを適用しているトランスやコンデンサ等が挙げられ
る。このようなトランスおよびコンデンサの概略構成を
図8,9を用いて説明する。
【0025】図8に示すように、トランス10は、鉄心
11に対して銅製のコイル12を巻いたコア13を鉄製
の容器14内に収納した構成であり、PCB油1を絶縁
油として内部に封入したものである。また、コイル12
は、銅線に絶縁紙を巻き付けた構成であり、鉄枠17上
部には碍子18が設けられている。また、容器14の開
口部は蓋19により密封されている。一般的なトランス
の容量範囲は、5〜100kVAであり、本発明ではす
べての範囲において処理ができる。
【0026】また、図9に示すように、コンデンサ20
は、複数の素子21がプレスボード22を介して固定バ
ンド23で束ねてなるものを絶縁紙24で覆った状態で
容器25内に充填され、PCB油1が封入口25aから
内部に封入され封止されてなるものである。なお、図6
中、27は接地端子、28は高圧端子、29は碍子であ
る。上記素子21は、アルミ箔、絶縁紙、樹脂フィルム
及びスペーサ等から構成されている。一般的なコンデン
サの容量範囲は、数〜500kvarであり、本発明で
はすべての範囲において処理ができる。
【0027】[洗浄装置]次に、洗浄装置の概略構造を
図1〜4を用いて説明する。図1〜4に示すように、ス
タンド101には、円筒型をなす洗浄槽102が開口部
102aの向きを上方と下方との間で切り換えられるよ
うに支持軸101aを介して回動可能に支持されてい
る。洗浄槽102の内部には、当該洗浄槽102の前記
開口部102aと同一方向へ開口部103aを向けるよ
うに配設された円筒型をなす金網製の洗浄筐103が周
方向に回転できるようにガイドローラ102bを介して
当該洗浄槽102に対して支持されている。洗浄筐10
3の内周面には、当該洗浄筐103の軸方向に沿って長
手方向を向けた掻き上げフィン103bが当該洗浄筐1
03の周方向にわたって所定の間隔で複数立設されてい
る。洗浄槽102の開口部102aには、蓋104が開
閉可能に取り付けられている。
【0028】前記洗浄槽102には、駆動シリンダ10
5の基端側が回動可能に連結されている。駆動シリンダ
105の先端側には、L字型をなすレバー105aの一
端側が回動可能に連結されている。レバー105aの他
端側は、前記蓋104に回動可能に連結している。つま
り、駆動シリンダ105は、伸縮することにより、レバ
ー105aを介して蓋104を開閉することができるよ
うになっているのである。
【0029】前記スタンド101には、駆動シリンダ1
06の基端側が回動可能に連結されている。駆動シリン
ダ106の先端側には、L字型をなすレバー106aの
一端側が回動可能に連結されている。レバー106aの
他端側は、前記支持軸101aに連結固定されている。
つまり、駆動シリンダ106は、伸縮することにより、
レバー106aを介して洗浄槽102の開口部102a
を所定の方向へ向けられるように当該洗浄槽102を回
動させることができるようになっているのである。
【0030】前記洗浄槽102の底部の軸心上には、内
部中空の回転軸107が同軸をなして回転可能に貫通支
持されている。回転軸107の洗浄槽102の内側の端
部は、連結ブロック108を介して前記洗浄筐103の
底部に同軸をなして連結している。連結ブロック108
には、上記回転軸107の軸方向と直交する方向へ軸方
向を向けて当該連結ブロック108の外部と前記回転軸
107の内部とを連通する孔108aが当該回転軸10
7の周方向に沿って所定の間隔で複数形成されている。
連結ブロック108の上記孔108aには、給排管10
9がそれぞれ連結されている。上記回転軸107の洗浄
槽102の外側の端部は、洗浄液2を給排する図示しな
い洗浄液給排器へロータリジョイント110を介して連
結している。
【0031】前記回転軸107の洗浄槽102の外側の
外周面には、プーリ111が同軸をなして取り付けられ
ている。また、洗浄槽102の底部寄りの外周面には、
駆動モータ112が取り付け支持されている。駆動モー
タ112の駆動軸112aには、プーリ113が同軸を
なして取り付けられている。上記プーリ111,113
間には、ベルト114が掛け渡されている。
【0032】つまり、駆動モータ112を作動させてプ
ーリ113を回転させることにより、ベルト114、プ
ーリ111、回転軸107、連結ブロック108を介し
て洗浄筐103を回転させることができると共に、前記
洗浄液給排器を作動させることにより、ロータリジョイ
ント110、回転軸107、連結ブロック108、給排
管109を介して洗浄槽102の内部に洗浄液2を供給
したり、洗浄槽102の内部の洗浄液2を外部に排出し
たりすることができるようになっているのである。
【0033】なお、本実施の形態では、駆動シリンダ1
05、レバー105a等により開閉手段を構成し、駆動
シリンダ106、レバー106a等により洗浄槽回動手
段を構成し、プーリ111,113、駆動モータ11
2、ベルト114等により回転駆動手段を構成し、当該
回転駆動手段、回転軸107等により洗浄筐回転手段を
構成し、前記回転軸107、連結ブロック108、給排
管109、ロータリジョイント110、前記洗浄液給排
器等により洗浄液給排手段を構成したが、本発明にかか
る上記各種手段等は、上記構成に限らず、他の同様な作
用を発現する構成であれば、置き換えて適用することが
可能である。
【0034】[洗浄方法]このようにして構成された洗
浄装置100を使用して、例えば、前記トランス10の
破砕された鉄心11やコイル12や碍子18等のような
無機物の比較的細かい被処理物1を洗浄する場合を図5
〜7を用いて説明する。
【0035】<被処理物投入>まず、始めに、前記駆動
シリンダ105を作動して蓋104を開放すると共に、
洗浄槽102の開口部102aを上方へ向けるように前
記駆動シリンダ106を作動して洗浄槽102を回動し
てその向きを被処理物投入位置に切り換えた後、搬入コ
ンベア51により、被処理物1を洗浄槽102の上部か
ら洗浄筐102の内部に投入する(図5参照)。
【0036】<被処理物洗浄>続いて、前記駆動シリン
ダ105を作動して蓋104を閉じると共に、洗浄槽1
02の開口部102aを上方と水平方向との間(好まし
くは鉛直面と軸線とのなす角度が30〜60°程度)に
向けるように前記駆動シリンダ106を作動して洗浄槽
102を回動してその向きを被処理物洗浄位置に切り換
えた後、前記洗浄液給排器を作動して洗浄液2を洗浄槽
102内に供給して、被処理物1を洗浄液2に浸漬さ
せ、前記駆動モータ112を作動して洗浄筐103を回
転させると、被処理物1は、洗浄筐103内で掻き上げ
フィン103により掻き上げ攪拌され、洗浄液2と全体
にわたって接触する(図6参照)。このため、被処理物
1は、隅々までまんべんなく洗浄液2で洗浄される。
【0037】このようにして被処理物1を所定時間洗浄
したら、前記駆動モータ112の作動を停止して洗浄筐
103の回転を停止すると共に、前記洗浄液給排器を作
動して洗浄槽102内の洗浄液2を給排管109から吸
引除去する。再び、上記洗浄液給排器を作動して洗浄槽
102内に新たな洗浄液2を供給して、被処理物1を洗
浄液2に浸漬させ、前記駆動モータ112を作動して洗
浄筐103を回転させて、被処理物1を洗浄することを
複数回繰り返して行う(通常、3回程度)。
【0038】<被処理物排出>このようにして被処理物
1を洗浄液2で複数回洗浄して、被処理物1に付着して
いる有害物質(PCB)濃度を規定値(0.5μg/m
2 )以下にまで低減させたら、前記駆動シリンダ105
を作動して蓋104を開けると共に、洗浄槽102の開
口部102aを水平方向と下方との間(好ましくは水平
面と軸線とのなす角度が30〜60°程度)に向けるよ
うに前記駆動シリンダ106を作動して洗浄槽102を
回動してその向きを被処理物排出位置に切り換えて、洗
浄筐103内の被処理物1を当該洗浄筐103内から搬
出コンベア52上に落下させて回収する。このため、洗
浄された被処理物1を洗浄筐103内から取り出して回
収することが容易にできる。
【0039】したがって、本実施の形態の洗浄装置10
0によれば、比較的細かい被処理物1であっても、効率
よくムラなく洗浄処理することができる。
【0040】[有害物質処理システム]このようにして
被処理物1の洗浄を行う洗浄装置100は、以下のよう
な有害物質処理システムに組み込まれることにより、よ
り効果的に利用することができる。
【0041】有害物質処理システムは、図10に示すよ
うに、有害物質が付着又は含有又は保存されている被処
理物を無害化する有害物質処理システムであって、被処
理物(例えばトランス、コンデンサ等)1001である有害
物質( 例えばPCB等)1002を保存する容器1003から当
該有害物質1002を分離する第1の分離手段1004と、被処
理物1001を構成する構成材1001a,b,…を解体する解
体手段1005とのいずれか一方又は両方を有する前処理手
段1006と、前処理手段1006において処理された被処理物
を構成する構成材(コア、コンデンサ素子部等)1001
a,b,…から紙・木・樹脂等の有機物1007と金属等の
無機物1008とに分離する第2の分離手段1009と、上記前
処理手段1006で分離された金属製の容器1003又は上記分
離手段1009で分離した金属等の無機物1008を洗浄液1010
で洗浄する洗浄手段1011と、洗浄後の洗浄廃液1012及び
前処理手段で分離した有害物質1001のいずれか一方又は
両方を分解処理する有害物質分解処理手段1013とを、具
備してなるものである。
【0042】このような有害物質処理システムにおいて
は、前記洗浄装置100は上記洗浄手段1011の一部とし
て使用される。
【0043】このような有害物質処理システムによれ
ば、トランス10中のPCB濃度を、現在のPCBの排
出基準値(3ppb)以下の0.5ppb以下にまで低減
することができ、PCBを含むトランス10を安全かつ
確実に処理することができる。したがって、PCB含有
物品の完全処理が可能となり、PCBの完全消滅が可能
となる。
【0044】また、PCB以外の有機化合物も処理する
ことができるので、PCB中に含まれるダイオキシン
類、PCBに汚染された紙、木、布などの有機物、およ
びケースの洗浄に使用する洗浄剤も同様に分解処理する
ことができる。
【0045】なお、上記水熱分解方法は本願出願人によ
り既に開示されており、詳しくは特開平11−639号
公報、特開平11−253795号公報等を参照された
い。
【0046】また、洗浄液2としては、例えば、ヘキサ
ン、オクタン等の脂肪族系炭化水素や、ベンゼン、トル
エン、キシレン等の芳香族系炭化水素や、メタノール、
エタノールプロパノール、ブタノール等のアルコール系
や、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン等の塩
素系や、アセトン等のケトン系等のような有機溶媒、代
替フロン、界面活性剤を添加した水等を挙げることがで
きる。
【0047】[第二番目の実施の形態]本発明による洗
浄装置の第二番目の実施の形態を図11〜13を用いて
説明する。図11は、洗浄装置の概略構成図、図12
は、図11の矢線XII方向からみた一部破断概略構成
図、図13は、図12のXIII−XIII線断面矢線視図であ
る。ただし、前述した第一番目の実施の形態の場合と同
様な部分については、前述した第一番目の実施の形態の
説明で使用した符号と同一の符号を図面に付すことによ
り、その説明を省略する。
【0048】図11〜13に示すように、前記洗浄槽1
02の開口部寄りの外周面には、駆動モータ115が取
り付け支持されている。駆動モータ115の駆動軸11
5aには、プーリ116が同軸をなして取り付けられて
いる。プーリ116と前記洗浄筐103の外周面の前記
開口部103a寄りとの間には、前記洗浄槽102の内
部と外部とを連絡するように当該洗浄槽102を貫通し
たベルト117が掛けられている。つまり、駆動モータ
115を作動させてプーリ116を回転させることによ
り、ベルト117を介して洗浄筐103を回転させるこ
とができるようになっているのである。
【0049】一方、前記洗浄槽102の底面の当該洗浄
槽102の傾斜方向下方側には、給排ホース118を介
して前記洗浄液給排器が連結しており、当該洗浄液給排
器を作動させることにより、給排ホース115を介して
洗浄槽102の内部に洗浄液2を供給したり、洗浄槽1
02の内部の洗浄液2を外部に排出したりすることがで
きるようになっている。
【0050】つまり、前述した第一番目の実施の形態の
洗浄装置100では、洗浄槽102の底部を貫通させた
回転軸107を介して、洗浄槽102内の洗浄液2の給
排および洗浄筐103の回転を行うようにしたが、本実
施の形態の洗浄装置200では、洗浄槽102の底部に
連結したホース115を介して洗浄液2の給排を行う一
方、洗浄槽102の開口部寄りの外周面を貫通するベル
ト114を介して洗浄筐103の回転を行うようにした
のである。
【0051】このため、前述した実施の形態の洗浄装置
100では、洗浄槽102と回転軸107との間を十分
にシールしながら回転可能に保持する必要があるもの
の、本実施の形態の洗浄装置200では、洗浄槽102
とホース115との連結固定する間を十分にシールする
だけで済むようになる。
【0052】したがって、本実施の形態によれば、前述
した第一番目の実施の形態の場合と同様な効果を得るこ
とができるのはもちろんのこと、前述した第一番目の実
施の形態の場合よりも製作にかかる手間を簡略化するこ
とができると共に、コストを抑えることができる。
【0053】なお、本実施の形態では、駆動モータ11
5、プーリ116等により走行駆動手段を構成し、当該
走行駆動手段、ベルト117等により洗浄筐回転手段を
構成し、給排ホース、前記洗浄液給排器等により洗浄液
給排手段を構成したが、本発明にかかる上記各種手段
は、上記構成に限らず、他の同様な作用を発現する構成
であれば、置き換えて適用することが可能である。
【0054】[他の実施の形態] <有害物質分解手段>前述した第一番目の実施の形態で
は、有害物質処理システムにおいて、水熱分解手段によ
りPCB等の有害物質を分解処理したが、他の実施の形
態としては、例えば、高圧ポンプにより臨界圧力以上に
水を加圧し、この中にPCBを含む有機物や洗浄廃液を
投入し、酸化剤によってPCB等の有害物質を酸化分解
する超臨界水酸化手段を使用することが可能である。こ
のような超臨界水酸化手段においては、極めて短時間で
高い反応効率が得られると共に、水熱分解法と同様に、
ダイオキシン類等の有害物質を発生させないという利点
がある。なお、界面活性剤を添加した水を洗浄液2に利
用すれば、水熱分解等での後処理がしやすくなる。
【0055】<被処理物>前述した第一,二番目の実施
の形態では、低濃度(数ppm〜100ppm)PCB
で汚染されているトランス10を処理する場合について
説明したが、高濃度PCB(60〜100%)で汚染さ
れたコンデンサ20を処理する場合においても、前述し
た第一,二番目の実施の形態の場合と同様に適用するこ
とができる。
【0056】さらに、上記トランス10や上記コンデン
サ20以外に本発明に適用可能な被処理物としては、有
害物質である廃棄塗料や廃棄燃料や有害薬品等を保存し
ている保存容器、火薬・爆薬類が充填された爆弾等が挙
げられる。しかしながら、本発明は、これらに限定され
ることはなく、種々の有害物質を内蔵しているようなも
のであれば、前述した第一,二番目の実施の形態の場合
と同様にして洗浄することができる。
【0057】<有害物質>また、本発明で処理可能な有
害物質としては、上記PCB以外に、例えば、廃棄塗
料、廃棄燃料、有害薬品、未処理爆薬類等が挙げられ
る。しかしながら、本発明は、これらに限定されること
はなく、環境汚染に起因する環境ホルモン等のような有
害物質であれば、前述した第一,二番目の実施の形態の
場合と同様にして処理することができる。
【0058】
【発明の効果】第一番目の発明による洗浄装置は、有害
物質の付着した細かい被処理物を洗浄液で洗浄する洗浄
装置であって、開口部の向きを上方と下方との間で切り
換えられるように回動可能に支持された洗浄槽と、前記
洗浄槽の前記開口部と同一方向へ開口部を向けるように
当該洗浄槽の内部に配設されて周方向に回転可能な円筒
型の洗浄筐と、前記洗浄槽内に洗浄液を供給すると共
に、当該洗浄槽内から洗浄液を排出させる洗浄液給排手
段と、前記洗浄槽の前記開口部を所定の方向へ向けるよ
うに当該洗浄槽を回動させる洗浄槽回動手段と、前記洗
浄筐を回転させる洗浄筐回転手段とを備えていることか
ら、有害物質の付着した細かい被処理物であっても、効
率よくムラなく洗浄処理することができる。
【0059】第二番目の発明による洗浄装置は、第一番
目の発明において、前記洗浄槽回動手段が、前記洗浄槽
の前記開口部を上方に向ける被処理物投入位置と、前記
洗浄槽の前記開口部を上方と水平方向との間に向ける被
処理物洗浄位置と、前記洗浄槽の前記開口部を水平方向
と下方との間に向ける被処理物排出位置とに前記洗浄槽
の向きを切り換えられるように当該洗浄槽を回動させる
ことから、被処理物の投入や排出を容易に行うことがで
きると共に、被処理物の洗浄を効率よく行うことができ
る。
【0060】第三番目の発明による洗浄装置は、第一番
目または第二番目の発明において、前記洗浄筐の内面に
掻き上げフィンが立設されていることから、被処理物の
洗浄をさらに効率よく行うことができる。
【0061】第四番目の発明による洗浄装置は、第一番
目から第三番目の発明のいずれかにおいて、前記洗浄槽
の前記開口部に開閉可能に設けられた蓋と、前記蓋を開
閉させる開閉手段とを備えていることから、洗浄中の洗
浄液の飛散等を防止することが簡単にできる。
【0062】第五番目の発明による洗浄装置は、第一番
目から第四番目の発明のいずれかにおいて、前記洗浄筐
回転手段が、前記洗浄槽の底部に回転可能に貫通支持さ
れて前記洗浄筐の底部に同軸をなして連結された内部中
空の回転軸と、前記洗浄槽の外部に取り付けられて前記
回転軸を回転駆動する回転駆動手段とを備え、前記洗浄
液給排手段が、前記回転軸と、前記回転軸の前記洗浄槽
の外側の端部に連結されたロータリジョイントと、前記
ロータリジョイントを介して前記回転軸の前記洗浄槽の
外側の端部に連結された洗浄液給排器とを備えているこ
とから、洗浄筐の回転駆動と洗浄液の給排とを確実に行
うことができる。
【0063】第六番目の発明による洗浄装置は、第五番
目の発明において、前記洗浄液給排手段が、前記回転軸
の軸方向と直交する方向へ軸方向を向けて当該回転軸の
内部と外部とを連通させる給排管を備えていることか
ら、洗浄槽の内部の洗浄液をすべて排出することが容易
にできる。
【0064】第七番目の発明による洗浄装置は、第一番
目から第四番目の発明のいずれかにおいて、前記洗浄筐
回転手段が、前記洗浄槽の内部と外部とを連絡するよう
に当該洗浄槽を貫通し、前記洗浄筐の外周面の前記開口
部寄りに掛けられたベルトと、前記洗浄槽の外部に取り
付けられて前記ベルトを走行駆動する走行駆動手段とを
備え、前記洗浄液給排手段が、前記洗浄槽の底部に連結
された給排ホースと、前記給排ホースに連結された洗浄
液給排器とを備えていることから、洗浄筐の回転駆動と
洗浄液の給排とを確実に行うことができる。
【0065】第八番目の発明による洗浄装置は、第一番
目から第七番目の発明のいずれかにおいて、前記有害物
質が、PCB、廃棄塗料、廃棄燃料、有害薬品のうちの
少なくとも一種であるので、被処理物から有害物質を除
去することが確実にできる。
【0066】第九番目の発明による洗浄装置は、第一番
目から第七番目の発明のいずれかにおいて、前記被処理
物が、PCBを含有したトランスまたはコンデンサの無
機物製の破砕された部材であるので、被処理物から有害
物質をムラなく除去することが確実にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による洗浄装置の第一番目の実施の形態
の概略構成図である。
【図2】図1の矢線II方向からみた一部破断概略構成図
である。
【図3】図2の III−III 線断面矢線視図である。
【図4】図2のIV−IV線断面矢線視図である。
【図5】洗浄装置の作用説明図である。
【図6】図5に続く作用説明図である。
【図7】図6に続く作用説明図である。
【図8】トランスの概略構成図である。
【図9】コンデンサの概略構成図である。
【図10】本発明による洗浄装置を利用した有害物質処
理システムの第一番目の実施の形態の全体構成図であ
る。
【図11】本発明による洗浄装置の第二番目の実施の形
態の概略構成図である。
【図12】図11の矢線XII方向からみた一部破断概略
構成図である。
【図13】図11のXIII−XIII線断面矢線視図である。
【図14】従来の有害物質処理システムの説明図であ
る。
【符号の説明】
1 被処理物 2 洗浄液 10 トランス 11 鉄心 12 コイル 13 コア 14 容器 17 鉄枠 18 碍子 19 蓋 20 コンデンサ 100,200 洗浄装置 101 スタンド 101a 支持軸 102 洗浄槽 102a 開口部 102b ガイドローラ 103 洗浄筐 103a 開口部 103b 掻き上げフィン 104 蓋 105,106 駆動シリンダ 105a,106a レバー 107 回転軸 108 連結ブロック 108a 孔 109 給排管 110 ロータリジョイント 111,113,116 プーリ 112,115 駆動モータ 114,117 ベルト 118 給排ホース 1001 被処理物 1002 有害物質(例えばPCB) 1003 容器 1004 分離手段 1005 解体手段 1006 前処理手段 1007 有機物 1008 無機物 1009 分離手段 1010 洗浄液 1011 洗浄手段 1012 洗浄廃液 1013 有害物質分解処理手段 1014 スラリー 1015 スラリー化手段
フロントページの続き Fターム(参考) 3B201 AA47 AB01 BB02 BB03 BB87 BB92 BB94 BB95 4K053 PA06 PA12 PA14 QA07 RA38 RA40 RA57 RA59 SA08 SA12 XA03 XA05 XA08 XA09 XA24 XA36 XA45

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有害物質の付着した細かい被処理物を洗
    浄液で洗浄する洗浄装置であって、 開口部の向きを上方と下方との間で切り換えられるよう
    に回動可能に支持された洗浄槽と、 前記洗浄槽の前記開口部と同一方向へ開口部を向けるよ
    うに当該洗浄槽の内部に配設されて周方向に回転可能な
    円筒型の洗浄筐と、 前記洗浄槽内に洗浄液を供給すると共に、当該洗浄槽内
    から洗浄液を排出させる洗浄液給排手段と、 前記洗浄槽の前記開口部を所定の方向へ向けるように当
    該洗浄槽を回動させる洗浄槽回動手段と、 前記洗浄筐を回転させる洗浄筐回転手段とを備えている
    ことを特徴とする洗浄装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記洗浄槽回動手段が、 前記洗浄槽の前記開口部を上方に向ける被処理物投入位
    置と、 前記洗浄槽の前記開口部を上方と水平方向との間に向け
    る被処理物洗浄位置と、 前記洗浄槽の前記開口部を水平方向と下方との間に向け
    る被処理物排出位置とに前記洗浄槽の向きを切り換えら
    れるように当該洗浄槽を回動させることを特徴とする洗
    浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 前記洗浄筐の内面に掻き上げフィンが立設されているこ
    とを特徴とする洗浄装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかにおい
    て、 前記洗浄槽の前記開口部に開閉可能に設けられた蓋と、 前記蓋を開閉させる開閉手段とを備えていることを特徴
    とする洗浄装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかにおい
    て、 前記洗浄筐回転手段が、 前記洗浄槽の底部に回転可能に貫通支持されて前記洗浄
    筐の底部に同軸をなして連結された内部中空の回転軸
    と、 前記洗浄槽の外部に取り付けられて前記回転軸を回転駆
    動する回転駆動手段とを備え、 前記洗浄液給排手段が、 前記回転軸と、 前記回転軸の前記洗浄槽の外側の端部に連結されたロー
    タリジョイントと、 前記ロータリジョイントを介して前記回転軸の前記洗浄
    槽の外側の端部に連結された洗浄液給排器とを備えてい
    ることを特徴とする洗浄装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記洗浄液給排手段が、 前記回転軸の軸方向と直交する方向へ軸方向を向けて当
    該回転軸の内部と外部とを連通させる給排管を備えてい
    ることを特徴とする洗浄装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項4のいずれかにおい
    て、 前記洗浄筐回転手段が、 前記洗浄槽の内部と外部とを連絡するように当該洗浄槽
    を貫通し、前記洗浄筐の外周面の前記開口部寄りに掛け
    られたベルトと、 前記洗浄槽の外部に取り付けられて前記ベルトを走行駆
    動する走行駆動手段とを備え、 前記洗浄液給排手段が、 前記洗浄槽の底部に連結された給排ホースと、 前記給排ホースに連結された洗浄液給排器とを備えてい
    ることを特徴とする洗浄装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7のいずれかにおい
    て、 前記有害物質が、PCB、廃棄塗料、廃棄燃料、有害薬
    品のうちの少なくとも一種であることを特徴とする洗浄
    装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項7のいずれかにおい
    て、 前記被処理物が、PCBを含有したトランスまたはコン
    デンサの無機物製の破砕された部材であることを特徴と
    する洗浄装置。
JP2001240202A 2001-08-08 2001-08-08 洗浄装置 Withdrawn JP2003047921A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001240202A JP2003047921A (ja) 2001-08-08 2001-08-08 洗浄装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001240202A JP2003047921A (ja) 2001-08-08 2001-08-08 洗浄装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003047921A true JP2003047921A (ja) 2003-02-18

Family

ID=19070853

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001240202A Withdrawn JP2003047921A (ja) 2001-08-08 2001-08-08 洗浄装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003047921A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012192314A (ja) * 2011-03-15 2012-10-11 Toshiba Corp 再生装置、再生方法及び回収システム
KR101694451B1 (ko) * 2015-09-30 2017-01-23 주식회사 포스코 소재 세정 장치 및 이에 의한 소재 세정 방법
CN109226005A (zh) * 2018-09-17 2019-01-18 郑州郑先医药科技有限公司 一种药材清洗装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012192314A (ja) * 2011-03-15 2012-10-11 Toshiba Corp 再生装置、再生方法及び回収システム
KR101694451B1 (ko) * 2015-09-30 2017-01-23 주식회사 포스코 소재 세정 장치 및 이에 의한 소재 세정 방법
CN109226005A (zh) * 2018-09-17 2019-01-18 郑州郑先医药科技有限公司 一种药材清洗装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003062532A (ja) 洗浄装置
JP2002370073A (ja) 洗浄装置
JP2003071384A (ja) 分離装置
JP4067785B2 (ja) 分離装置
JP2003047921A (ja) 洗浄装置
JP2003024885A (ja) 洗浄方法およびその装置
KR101046445B1 (ko) 폐절연유 처리 장치 및 방법
JP3881905B2 (ja) 異種材料積層物の分別方法およびその装置
JP2003073622A (ja) 被覆材およびその使用方法
JP2003311231A (ja) 洗浄方法およびその装置
JP3752164B2 (ja) 異種材料積層物の分別方法およびその装置
JP2004041343A (ja) Pcb含有電気機器の無害化処理方法及びそのシステム
JP2002336801A (ja) グローブボックス及びこれを使用する処理方法
JP4402990B2 (ja) 含浸性物質の洗浄乾燥方法及びこれに用いる洗浄乾燥用かご
JP2002361226A (ja) Pcb油含有コンデンサの解体設備
DE4206308A1 (de) Verfahren und vorrichtung zum reinigen und/oder entsorgen von pcb-belasteten elektrischen bzw. elektronischen bauelementen
JP2001269654A (ja) Pcb付着物の処理方法
JP5766591B2 (ja) Pcb汚染フィルム素子の処理方法
JP3872748B2 (ja) 洗浄方法およびその装置
JP2003266372A (ja) トランスコアの解体装置及び方法並びに有害物質処理方法
JP2003094013A (ja) 蛍光灯安定器用コンデンサの無害化処理方法及びそのシステム
JP3913096B2 (ja) 有害物質処理システム
JP2003236493A (ja) Pcb含有トランスの無害化処理方法及びそのシステム
JP4119630B2 (ja) 有害物質処理システム
JP2003053316A (ja) 有害物質処理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20081104