JP2003023771A - 電流制限回路 - Google Patents
電流制限回路Info
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Abstract
の整流平滑回路と負荷の間に、磁心に巻かれた第2のト
ランスの1次巻線を直列に挿入し、その2次巻線に直列
に抵抗を接続し、その2次巻線と抵抗からなる直列回路
の両端に信号発生器を接続し、抵抗両端に生じる電圧を
検出してスイッチ素子のオン期間を制御する第2の帰還
制御回路を付加する。
Description
置に関し、より具体的には、定電流制御回路及び過電流
保護回路に関する。
によって生じる電圧を検出してスイッチ素子のオン期間
を制御する方式がある。
において、抵抗18両端に生じるドロップ電圧は基準電
源20の電圧と比較され、ドロップ電圧が基準電源20
の電圧より大きいときにオペアンプ19の出力はハイに
なる。オペアンプ19の出力信号はPWMコンパレータ
8の反転入力に加えられるが、PWMコンパレータ8の
非反転入力には三角波発生器9から三角波が加えられて
おり、図3に示したように、オペアンプ19の出力がハ
イになるとPWMコンパレータ8の出力レベルのハイの
期間が短くなり、スイッチ素子2のオン期間が短くな
る。このように抵抗18両端の電圧が基準電源20の電
圧より大きくなるとパルス幅を制限して負荷7に流れる
電流を一定にし、または過電流から電源装置を保護して
いる。抵抗18による電力の損失を小さくするためにド
ロップ電圧を小さく設定し、増幅した後で基準電源20
の電圧と比較する。そのため、ゲインの高いオペアンプ
19とそれに供給する電力が必要である。また、増幅率
を極端に大きくすることができないので抵抗18による
電力損失は存在する。
の損失を伴うことがなく、さらに検出した信号を増幅し
たり、また増幅する回路のための直流電力を供給する必
要のない定電流制御回路及び過電流保護回路を提供する
ものである。
いて、第2のトランスの2次巻線はインダクタンスを有
しているので、この2次巻線と抵抗の直列回路に信号発
生器を接続したとき、抵抗両端には分圧された信号が現
れる。2次巻線のインダクタンスと信号発生器が出力す
る信号の周波数を適当に選べば2次巻線のインピーダン
スが抵抗に対して十分大きくなるので抵抗両端の電圧を
小さくすることができる。しかし、第2のトランスの1
次巻線に所定の値の電流が流れて磁心が磁気飽和を起こ
すと、この2次巻線のインダクタンスは急減し、抵抗両
端に生じる信号が大きくなる。第2の帰還制御回路は抵
抗両端に生じる信号を適当な回路によって処理してスイ
ッチ素子のオン期間を制限する。これによって負荷に流
れる電流は一定に制御され、また、スイッチング電源装
置は過電流から保護される。
次巻線に生じる信号発生器の電圧が磁気飽和を起こした
ときに小さくなることを利用している。巻線両端の電圧
が下がるのを検出している点で請求項1記載の発明と異
なっているが、負荷に流れる電流が所定の値に達して磁
心が磁気飽和を起こすという原理は同じであるため、以
降は請求項1記載の発明内容を中心に説明する。
線の電流に対して磁気飽和を起こす性質を持ち、かつ飽
和の前後の比透磁率の差が大きい特性のものを用いる。
そして、負荷に流れる電流が第2のトランスの1次巻線
を流れるので、この電流が所定の値に達したときに磁心
が磁気飽和を起こすように磁心と1次巻線の巻数を選ん
でおく。1次巻線に流れる電流は直流であるため磁心内
の磁束密度の変化はほとんどなく、鉄損はゼロと考えて
良い。
と負荷の間に直列に挿入されているので、第2のトラン
スの2次巻線側から見たインピーダンスは、2次巻線そ
のもののインピーダンスに、1次巻線に直列につながっ
ているインピーダンスを2次巻線側から見たインピーダ
ンスが並列につながっていると考えて良い。後者のイン
ピーダンスは、1次巻線と2次巻線の巻数比を1:nと
して、1次巻線に直列につながっているインピーダンス
をZとしたとき、n2×Zと表すことができる。2次巻
線そのもののインピーダンスとは、Zが無限大、すなわ
ち1次巻線がオープンのときのインピーダンスである。
っている回路は整流平滑回路と負荷であるが、整流平滑
回路は信号発生器の周波数に対してインピーダンスがほ
とんどゼロであるから、上のZは負荷のインピーダンス
と考えて良い。第1の帰還制御回路は負荷に並列につな
がっているが、そのインピーダンスが負荷のインピーダ
ンスに対して十分大きいので無視して良い。よって、第
2のトランスの2次巻線側から見たインピーダンスを等
価的に示すと図4のようになる。
さいが、nを適当な大きさに選べばn2×Zが大きくな
って、2次巻線側から見たインピーダンスは大きくな
る。n2×Zが2次巻線そのもののインピーダンスに比
べて十分小さければ、2次巻線側から見たインピーダン
スはn2×Zが支配的になり、2次巻線そのもののイン
ピーダンスが磁気飽和によって変化してもそれを検出す
ることは難しいが、n2×Zが2次巻線そのもののイン
ピーダンスに比べて無視できない値まで大きくなれば2
次巻線そのもののインピーダンスが磁気飽和によって変
化したときにそれを検出することができる。
る直流電流によって磁心が磁気飽和を起こすと、2次巻
線そのもののインピーダンスが小さくなるので、2次巻
線側から見たインピーダンスが小さくなり、抵抗両端に
生じる信号発生器の信号レベルが大きくなる。そして、
抵抗両端の信号を検出して、これを第2の帰還制御回路
によって処理してスイッチ素子のオン期間を制御するこ
とができる。
バータに実施した例を示す回路図である。図において、
PWMコンパレータ8の非反転入力端子に三角波発生器
9より三角波が入力し、反転入力端子の1つに出力電圧
が基準電圧より高くなると高い電圧を出力するオペアン
プ21の出力信号が入力し、反転入力端子の別の1つ
に、第2のトランス10の2次巻線10bと抵抗11に
よって分圧される信号発生器12の電圧の抵抗両端に生
じる成分がダイオード13とコンデンサ14によって直
流に変換されて入力している。
電圧が他の2つの反転入力端子のいずれの電圧よりも高
い間だけPWMコンパレータ8の出力端子に高い電圧が
現れてスイッチ素子2をオン状態にするので、スイッチ
素子2は三角波の周期と同じ周期でオンとオフを繰返
す。出力電圧が高くなるとオペアンプ21の出力電圧が
高くなるので、PWMコンパレータ8の出力電圧が高い
期間、すなわちスイッチ素子2のオン期間が短くなる。
された値で第2のトランス10の磁心が磁気飽和を起こ
し、2次巻線10bのインピーダンスは減少し、その結
果抵抗11両端に生じる電圧成分の割合が増え、コンデ
ンサ14に充電される電圧が上昇し、上の出力電圧が高
くなったときと同様にPWMコンパレータ8の出力電圧
の高い期間が短くなり、スイッチ素子2のオン期間が短
くなる。
により、出力電圧は下がり、出力電流は所定の値で制限
される。
ォワードコンバータに実施した例であるが、スイッチン
グ周期が変化する自励式スイッチング電源装置に応用す
ることもできる。また、フライバックコンバータに応用
することも可能である。
とオン期間を制限する方式をとっているが、出力電流が
所定の値に達したときにスイッチングを停止させる方式
に応用することもできる。
他に、信号発生器12の信号に対してインピーダンスを
持つ、インダクタやコンデンサ、またはそれらの複合部
品であっても良い。
ではトランスで検出することは不可能であったが、磁気
飽和によって2次巻線のインピーダンスが変化すること
を利用することによって検出を可能にしたものであり、
応用範囲は広い。
る。
ピーダンスを示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 第1のトランスの1次巻線と、前記1次
巻線に直列に接続された制御電極を有するスイッチ素子
と、前記第1のトランスの2次巻線と、前記第1のトラ
ンスの2次巻線に生じる交流電圧を直流電圧に変換する
整流平滑回路と、前記直流電圧が供給される負荷と、前
記直流電圧を一定に保つために前記スイッチ素子のオン
期間を制御する第1の帰還制御路回路を備えたスイッチ
ング電源装置において、前記整流平滑回路と前記負荷の
間に直列に挿入された磁心を有する第2のトランスの1
次巻線と、前記第2のトランスの1次巻線に電磁的に結
合している前記第2のトランスの2次巻線と、前記第2
のトランスの2次巻線に交流信号を供給する信号発生器
と、前記第2のトランスの2次巻線と前記信号発生器の
間に直列に挿入された抵抗と、前記抵抗両端に生じる電
圧を検出して前記スイッチ素子のオン期間を制御する第
2の帰還制御回路を付加したことを特徴とするスイッチ
ング電源装置。 - 【請求項2】 前記第2の帰還制御回路が前記第2のト
ランスの2次巻線に生じる電圧を検出して前記スイッチ
素子のオン期間を制御する請求項1記載のスイッチング
電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001242974A JP4893904B2 (ja) | 2001-07-05 | 2001-07-05 | 電流制限回路 |
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Publications (2)
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Family Applications (1)
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63121471A (ja) * | 1986-11-11 | 1988-05-25 | Ricoh Co Ltd | 定電流高圧電源 |
JPH08249077A (ja) * | 1995-03-10 | 1996-09-27 | Nec Corp | 直流定電流電源装置 |
JPH0933574A (ja) * | 1995-07-21 | 1997-02-07 | Meisei Electric Co Ltd | 電流検出方法および電流検出装置 |
JPH11234892A (ja) * | 1998-02-17 | 1999-08-27 | Fujitsu Denso Ltd | スイッチング電源装置の過電流保護回路 |
-
2001
- 2001-07-05 JP JP2001242974A patent/JP4893904B2/ja not_active Expired - Fee Related
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