JP2004265102A - 電圧安定化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力電圧を安定化して出力する電圧安定化装置に関し、効率よく、かつ、リニアに出力電圧を制御できる電圧安定化装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、入力電圧を安定化して出力する電圧安定化装置において、貫通孔を有する円環状のコアに制御コイルが巻回されたトロイダルコイルと、トロイダルコイルの貫通孔に貫通され、前記入出力端子間で給電を行なう給電線と、出力端子の電圧を検出する電圧検出手段と、標準電圧を生成する標準電圧生成手段と、電圧検出手段で検出された検出電圧と標準電圧生成手段で生成された標準電圧とを比較する電圧比較手段と、電圧比較手段での比較結果、検出電圧と標準電圧とが一致するようにトロイダルコイルの制御コイルに供給する電流を制御する電流制御手段とを有することを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電圧安定化装置に係り、特に、入力電圧を安定化して出力する電圧安定化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
200V商用電源では、定格として200〔V〕が要求されており、通常は、定格を下回らないように200〔V〕以上の電圧が印加されている。一方、200〔V〕で駆動される負荷では、商用電源の電圧低下などを見込んで、通常200〔V〕以下の電圧で駆動可能とされている。このため、負荷には、例えば、195〔V〕程度の電圧を印加すれば駆動し、それ以上の電圧を印加すると、無駄に消費されることになる。
【0003】
このような無駄な電力消費を低減するために電圧安定化装置が開発されている。電圧安定化装置は、節電装置とも呼ばれ、商用電源を入力とし、入力された商用電源を所定の電圧、例えば、負荷の駆動電圧が195〔V〕程度であれば、197〔V〕程度に安定化して出力するものである。
【0004】
図9は従来の電圧安定化装置のブロック構成図を示す。
【0005】
従来の電圧安定化装置101は、トランス111、制御回路112から構成される。トランス111は、巻線121、巻線122、制御巻線123(制御コイル)がフェライトコア124に巻回された構成とされている。
【0006】
制御回路112は、出力電圧Voutを検出し、出力電圧Voutが予め設定された所定の設定電圧V0より大きければ、巻線121、122により発生する磁束を抑圧する磁束が発生するように制御巻線123のタップを切り替えることにより、出力電圧Voutが設定電圧V0より大きくならないように制御していた(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開平7−78035号公報(図1)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、従来のこの種の電圧安定化装置は、トランスの制御巻線のタップを切り替えることにより行なわれていた。
【0009】
このため、トランスのタップ数により電圧の制御段数が決定されていた。通常トランスにはそれほど多くのタップを設定できないので、出力電圧の変化にリニアに応答できなかった。また、電流がトランスの巻線を通して出力されるため、トランスにより電力が損失され、効率が悪かった。
【0010】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、効率よく、かつ、リニアに出力電圧を制御できる電圧安定化装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、磁性体からなる環状のコアと、コアに巻回された制御コイルと、コアの貫通孔に貫通して設けられた給電線と、給電線の電圧を検出し、その検出電圧と予め定められた所定の電圧との差分電圧に応じて制御コイルに供給する電流を制御することにより給電線の入力電圧を所定の電圧に制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【0012】
本発明によれば、給電線の電圧を検出し、その検出電圧と所定の電圧との差分電圧に応じてコアの制御コイルに供給する電流を制御することにより、出力電圧を安定化させることができる。また、本発明によれば、コアの制御コイルへの電流をリニアに制御することにより、リニアに出力電圧を制御できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施例のシステム構成図を示す。
【0014】
電圧安定化装置11の入力端子Trin、Ttinには、例えば、単相3線式、200Vの商用電源12の電圧線Lr、Ltから電圧が印加される。電圧安定化装置11は、商用電源12から印加された入力電圧を安定化して、出力端子Trout、Ttoutから出力する。
【0015】
例えば、商用電源12は、定格として200〔V〕が要求されており、通常は、定格を下回らないように200〔V〕以上の電圧を印加している。一方、200〔V〕で駆動される負荷13では、商用電源12の電圧低下などを見込んで、通常200〔V〕以下の駆動可能とされている。このため、負荷13には、例えば、195〔V〕程度の電圧を印加すれば駆動し、それ以上の電圧を印加すると、無駄に消費されることになる。
【0016】
電圧安定化装置11は、節電装置として作用し、商用電源12からの入力電圧を197〔V〕程度で安定化して出力することにより、負荷13への無駄な電流供給を低減して節電を図ることが可能な構成とされている。
【0017】
なお、負荷14は出力端子Troutと接地電位とされた接地線Lnとの間に接続され、負荷15は出力端子Ttoutと接地線Lnとの間に接続されており、負荷14及び負荷15は、各々定格100〔V〕で駆動される。
【0018】
図2は電圧安定化装置11のブロック構成図を示す。
【0019】
電圧安定化装置11は、給電線21、22、磁性体からなる環状のコア31と当該コア31に巻回された制御コイル32とからなるトロイダルコイル23、制御回路24から構成されている。
【0020】
給電線21は、一端が入力端子Trinに接続され、他端が出力端子Ttoutに接続されている。給電線21は入力端子Trinと出力端子Troutとの間でコア31の貫通孔33を貫通している。また、給電線22も同様に入力端子Ttinと出力端子Ttoutとの間でコア31の貫通孔33を貫通している。
【0021】
トロイダルコイル23は、トロイド状(ドーナッツ状)のコア31に制御コイル32を巻回した構成とされている。コア31は、フェライトなどの磁性体をトロイド状(ドーナッツ状)に一体成形したものであり、制御コイル32で発生した磁束をコア31に閉じ込めることができる構造とされたものである。給電線21、22はこのトロイダルコイル23の貫通孔33を貫通している。このトロイダルコイル23は、漏洩磁束が小さいため、効率よく給電線21、22に流れる電流を制御できる。
【0022】
ここで、給電線22と給電線21とは互いの極性を反対にするために、両電線それぞれの給電方向が逆方向となるようにコア31を貫通している。例えば、給電線21は、一端が入力端子Trinに接続されており、他端がトロイダルコイル23の貫通孔33の矢印A1方向側に挿入され、矢印A2方向側から延出され、出力端子Troutに接続される。また、給電線22は、一端が入力端子Ttinに接続されており、他端がトロイダルコイル23の貫通孔33の矢印A2方向側に挿入され、矢印A1方向側から延出され、出力端子Ttoutに接続される。
【0023】
制御回路24は、出力端子Troutと出力端子Ttoutとの間に発生する電圧を検出して、検出電圧に応じてトロイダルコイル23の制御コイル32に供給する電流を制御することにより、出力端子Troutと出力端子Ttoutとの間に発生する電圧を制御する。例えば、制御回路24は、検出電圧が予め定められた所定の電圧(以下、標準電圧という)より大きいときには、給電線21、22に流れる電流が低減するようにトロイダルコイル23が励磁されるように制御コイル32に供給される電流を制御し、検出電圧が標準電圧より小さいときには、トロイダルコイル23の制御コイル32を短絡するように制御する。ここで、標準電圧とは、給電線21,22より給電される電力により作動する負荷の駆動電圧に基づいて任意に決定される電圧であり、例えば、負荷の駆動電圧が195〔V〕程度であり、給電線21,22より給電される電力の電圧が200〔V〕である場合には、195〔V〕から200〔V〕未満の任意の電圧(例えば197〔V〕)が標準電圧として設定される。
【0024】
次に制御回路24について詳細に説明する。
【0025】
図3は制御回路24のブロック構成図を示す。
【0026】
制御回路24は、アイソレ−タ41、標準電圧生成回路42(電圧生成手段)、コンパレータ43、レギュレータ44、サージサプレッサ45から構成される。
【0027】
アイソレ−タ41は、トランスなどから構成され、制御回路24と入力端子Trin、Ttin側とのアイソレーションをとる。アイソレータ41を通して得られた電圧は、標準電圧生成回路42及びコンパレータ43に印加される。
【0028】
標準電圧生成回路42は、アイソレ−タ41を通して得られた電圧から標準電圧を生成してコンパレータ43に印加する。ここで、標準電圧とは、前述のとおり出力電圧を決定するための設定電圧であり、外部から操作によって自在に設定可能とされている。
【0029】
また、コンパレータ43は、アイソレ−タ41を通して得られた電圧と標準電圧生成回路42で得られた標準電圧との差に応じた電圧を出力する。コンパレータ43から出力された電圧は、レギュレータ44に供給される。
【0030】
レギュレータ44は、コンパレータ43からの電圧が正極性のときには、コンパレータ43の出力電圧をレギュレートして出力する。また、レギュレータ44には、スイッチ回路が内蔵されており、コンパレータ43の出力電圧が負極性のときには、スイッチ回路を制御してトロイダルコイル23の制御コイル32の両端を短絡する。レギュレータ44でレギュレートされた電圧は、トロイダルコイル23を構成する制御コイル32の両端に印加される。
【0031】
なお、レギュレータ44の出力端子間、すなわち、トロイダルコイル23を構成する制御コイル32の両端には、サージサプレッサ45が接続されている。サージサプレッサ45は、レギュレータ44の出力電圧に重畳されるサージ電圧を抑圧する。サージサプレッサ45としては、例えば、ダイオードによるクランプ回路、コンデンサ、抵抗によるアブソーバ、ダイオード、コンデンサ、抵抗によるクランプ回路、バリスタなどを用いた回路が考えられる。サージサプレッサ45によりレギュレータ44の出力電圧のサージ電圧を抑圧することにより出力電圧がサージ電圧により変動することを防止できるため、出力電圧をさらに安定化できる。
【0032】
制御コイル32は、レギュレータ44から印加された電圧により流れる電流が制御される。よって、制御コイル32に流れる電流が制御されることによりコア31に発生する磁束が制御される。そして、コア31により生じる磁束により、コア31の貫通孔33を貫通する給電線21、22の出力端子Trout、Ttoutに発生する出力電圧が標準電圧になるように制御される。
【0033】
次に電圧安定化装置11の動作を説明する。
【0034】
図4は電圧安定化装置11の動作波形図、図5は出力電圧が設定電圧より大きい場合の電圧安定化装置11の動作説明図を示す。なお、図4(A)、図5(A)は電圧安定化装置11への入力電圧Vin、図4(B)、図5(B)はコンパレータ43の差分出力電圧、図4(C)、図5(C)はレギュレータ44の出力電圧、図4(D)、図5(D)は出力端子Trout、Ttout間に発生する出力電圧を示している。また、図5に示す波形は実効値を示している。
【0035】
図4(A)、図5(A)に示すように入力電圧Vinが設定電圧V0より大きくなると、アイソレータ41の出力電圧が標準電圧より大きくなる。アイソレータ41の出力電圧が標準電圧より大きくなると、コンパレータ43は図4(B)、図5(B)に示されるようにアイソレータ41の出力電圧と標準電圧との差分に応じた電圧を出力する。
【0036】
レギュレータ44は、図4(B)、図5(B)に示すような差分電圧を図4(C)、図5(C)に示すように位相反転して増幅し、制御電圧Vcntを生成し、トロイダルコイル23の制御コイル32に印加する。トロイダルコイル23は、図4(C)、図5(C)に示すような制御電圧Vcntにより駆動され、給電線21、22の電圧を降下させる。これによって、出力端子Trout、Ttout間に発生する出力電圧Voutを図4(D)、図5(D)に示すように標準電圧に近似した所定の電圧V0に維持できる。
【0037】
また、レギュレータ44は、出力電圧が低下し、設定電圧より小さくなると、内蔵されたスイッチ回路をオンして、トロイダルコイル23の制御コイル32の両端を短絡し、給電線21、22の電圧を降下させることなく、出力する。
【0038】
図6に電圧安定化装置11を用いた場合の時間に応じた電圧特性図を示す。
【0039】
本実施例の電圧安定化装置11を用いることにより、図6に白抜で示す棒グラフのように入力電圧Vinが設定電圧V0より大きい場合には、図6に斜線で示す棒グラフのように出力電圧Voutを設定電圧V0に安定化させることができる。また、図6に白抜で示す棒グラフのように入力電圧Vinが設定電圧V0より小さい場合でも、トロイダルコイル23の制御コイル32の両端が短絡されることにより、図6に斜線で示す棒グラフのように出力電圧Voutを入力電圧Vin程度に維持できる。
【0040】
本実施例によれば、入力電圧Vinが設定電圧V0より大きい場合には、出力電圧の検出電圧と標準電圧との差分電圧に応じてトロイダルコイル23の制御コイル32に供給する電流を制御し、出力電圧を所定の電圧V0に安定化させることができる。これによって、負荷13〜15での電力の無駄な損失を低減でき、効率を向上させることができる。また、本実施例によれば、トロイダルコイル23の制御コイル32への電流をリニアに制御することにより、リニアに出力電圧を制御できる。
【0041】
また、本実施例では、制御回路24は、入力電圧Vinを検出し、この入力電圧Vinが標準電圧になるような制御電圧Vcntを求め、トロイダルコイル23の制御コイル32に制御電圧Vcntを印加することにより、出力電圧Voutを標準電圧に調整しているが、入力電圧Vinではなく出力電圧Voutに基づき、この出力電圧Voutが標準電圧になるような制御電圧Vcntを求め、トロイダルコイル23の制御コイル32に制御電圧Vcntを印加することにより、出力電圧Voutを標準電圧に調整してもよい。ただし、出力電圧Voutから制御電圧Vcntを求める方法では、出力電圧Voutが標準電圧よりずれた後に、当該出力電圧Voutを標準電圧に制御することになるめ、電圧を安定化させるための制御が後追いとなることとなるため、あまり好ましくない。これに対し、本実施例のように、入力電圧Vinから制御電圧Vcntを求める方法では、出力電圧Voutが標準電圧になるように制御を行なうことができるため、その分、出力電圧Voutが標準電圧とずれてしまうことを低減でき、かつ、出力電圧Voutを標準電圧に保つための制御回路24の構成も簡略化することができる。
【0042】
なお、本実施例では、設定電圧に対して出力電圧が高い場合に、給電線21、22の逆方向の電流が増加するようにトロイダルコイル23の制御コイル32に電流を供給し、給電線21、22を励磁し、給電線21、22に流れる電流を低減し、出力電圧を一定に保持し、設定電圧に対して出力電圧が低い場合には、トロイダルコイル23の制御コイル32の両端を短絡し、給電線21、22に流れる電流を低減させることなく出力するようにしたが、設定電圧に対して出力電圧が低い場合に、給電線21、22の順方向の電流が増加するようにトロイダルコイル23の制御コイル32に電流を流し、給電線21、22を励磁し、給電線21、22に流れる電流を増加させ、出力電圧を一定に保持するようにしてもよい。
【0043】
図7は出力電圧が設定電圧より小さい場合の電圧安定化装置11の動作説明図を示す。なお、図7(A)はアイソレ−タ41の出力電圧、図7(B)はコンパレータ43の差分出力電圧、図7(C)はレギュレータ44の出力電圧、図7(D)は出力端子Trout、Ttout間に発生する出力電圧を示している。また、図7に示す波形は実効値を示している。
【0044】
出力電圧が設定電圧より小さい場合には、図7(A)に示すようにアイソレータ41の出力電圧が標準電圧V0より小さくなり、コンパレータ43は図7(A)に示されるアイソレータ41の出力電圧と標準電圧V0との差分に応じた図7(B)に示すような電圧を出力する。
【0045】
レギュレータ44は、図7(B)に示す出力電圧波形を増幅した図7(C)に示すような電圧を生成し、出力する。トロイダルコイル23は、図7(C)に示すような電圧により駆動され、給電線21、22に流れる電流を上昇させる。これによって、出力端子Trout、Ttout間に発生する出力電圧は図7(D)に示すように設定電圧Vout0に保たれる。
【0046】
図8は本変形例の電圧安定化装置11を用いた場合の時間に応じた電圧特性図を示す。
【0047】
本変形例の電圧安定化装置11を用いることにより、図6に梨地で示す入力電圧Vinが設定電圧V0より大きい場合には、図6に斜線で示すように出力電圧を設定電圧V0で安定化させることができる。また、図6に梨地で示す入力電圧Vinが設定電圧V0より小さい場合でも、給電線21、22がトロイダルコイル23により、出力電圧が増加する方向に励磁されることにより、図6に斜線で示すように出力電圧を設定電圧V0で安定化させることができる。
【0048】
本実施例によれば、出力電圧が設定電圧より大きいときには、出力電圧を低減させ、出力電圧が設定電圧より小さいに出力電圧を増加させて、出力電圧を所定値に常に一定に保持できる。
【0049】
なお、本実施例では、単相三線式のものに本発明の電圧安定化装置を適用した場合について説明をしているが、本発明を適用できるものは単相三線式に限られるものではなく、例えば、単相二線式や三相三線式のものに本発明の電圧安定化装置を適用できることは言うまでもない。
【0050】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、出力端子の電圧を検出し、その検出電圧が標準電圧と一致するように制御コイルに供給する電流を制御することにより、出力電圧を安定化させることができる。
【0051】
また、本発明によれば、制御コイルへの電流をアナログ的に変化させることができるので、従来技術に示されるタップ式による出力電圧の制御に比べて、より一定に保たれた出力電圧を得ることができるなどの特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシステム構成図である。
【図2】電圧安定化装置11のブロック構成図である。
【図3】制御回路24のブロック構成図である。
【図4】出力電圧が設定電圧より大きい場合の電圧安定化装置11の動作波形図である。
【図5】出力電圧が設定電圧より大きい場合の電圧安定化装置11の動作説明図である。
【図6】電圧安定化装置11を用いた場合の時間に応じた電圧特性図である。
【図7】出力電圧が設定電圧より小さい場合の電圧安定化装置11の動作説明図である。
【図8】本変形例の電圧安定化装置11を用いた場合の時間に応じた電圧特性図である。
【図9】従来の電圧安定化装置11のブロック構成図である。
【符号の説明】
11 電圧安定化装置、12 単相3相式商用電源、13〜15 負荷
21、22 給電線、23 トロイダルコイル、24 制御回路
31 コア、32 制御コイル、33 貫通孔
41 アイソレ−タ、42 標準電圧生成回路(電圧生成手段)
43 コンパレータ
44 レギュレータ、45 サージサプレッサ

Claims (4)

  1. 磁性体からなる環状のコアと、
    前記コアに巻回された制御コイルと、
    前記コアの貫通孔に貫通して設けられた給電線と、
    前記給電線の電圧を検出し、その検出電圧と予め定められた所定の電圧との差分電圧に応じて前記制御コイルに供給する電流を制御することにより前記給電線の入力電圧を所定の電圧に制御する制御手段とを有することを特徴とする電圧安定化装置。
  2. 前記制御手段は、前記検出電圧が前記所定の電圧より大きいときには、前記給電線の出力電圧が前記所定の電圧になるように前記制御コイルに供給される電流を制御し、
    前記検出電圧が前記所定の電圧より小さいときには、前記制御コイルを短絡することを特徴とする請求項1記載の電源安定化装置。
  3. 前記制御手段は、所定の電圧を生成する電圧生成手段と、
    前記電圧生成手段で生成された所定の電圧と前記検出電圧との差分電圧を生成する比較手段と、
    前記比較手段で生成された差分電圧に応じた電圧を前記コアの制御コイルに印加する印加電圧制御手段とからなることを特徴とする請求項1乃至2のいずれか一項記載の電圧安定化装置。
  4. 前記制御手段により検出される給電線の電圧は、前記給電線の入力電圧であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の電圧安定化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008235997A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Mitsubishi Electric Corp スイッチング回路

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