JP6581672B2 - 磁気コアを監視するための装置、および監視対象の磁気コアの飽和挙動を検出するための方法 - Google Patents

磁気コアを監視するための装置、および監視対象の磁気コアの飽和挙動を検出するための方法 Download PDF

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Description

発明の分野
本開示は、概して、磁気コアを監視するための装置、および監視対象の磁気コアの飽和挙動を検出するための方法に関する。本開示は、特に、監視対象の磁気コアの上記飽和挙動を監視することに関する。
背景
誘導部品、たとえばチョークまたはトランスにおいて、磁気コアが一般に提供されている。磁気コアは、空心コイル(すなわち、コアのないコイル)における他の方法では巻き数を比較的多くすることによってしか達成できず、その結果非常に高いオーミック抵抗をもたらすであろうインダクタンス値を達成することができる。比較的少ない巻き数の磁気コアによって達成可能な大きなインダクタンスは、好適なコア材料を選択することによってさらに高めることができる。ここでは、インダクタンス増加の要因である透磁率は、対象の好適な材料によって調節される。磁気コアを有する誘導部品の適用は、たとえば、燃料電池および太陽光発電システムのための電源およびコンバータに及ぶ。
一般に、磁気コアを有する誘導部品においては、電気エネルギから磁気エネルギおよびその逆の良好な変換が望まれる。たとえば、電気エネルギから磁気エネルギおよびその逆の非常に効率の良い変換が、磁気コアによってチョークおよびトランスのコイルで達成される。なぜなら、磁気コアは、外部磁場を加えると著しく増加する磁束密度を呈するからである。その理由は、外部磁場を加えると、磁気コアにおける顕微鏡レベルに小さい磁化領域(いわゆるワイス・ドメイン)が増大して磁気コア全体に延在するまで、材料の磁化が増進するからである。その結果、加える外部磁場を増加しても、飽和した磁気コアの磁化をさらに増進することはできず、磁気コアの磁束密度は非常に緩やかにしか増加しない。換言すれば、コアが飽和すると、磁気コアの透磁率は値μ=1(すなわち、真空の透磁率)に近づく。
誘導部品は、動作中に磁気コアが飽和になると、多くの技術的使用において不都合が生じる。たとえば、トランスにおいて、電気エネルギから磁気エネルギおよびその逆の変換効率は、コアが飽和になると低下する。その結果、トランスの効率が大幅に低下する。コアにおける飽和の発生は、チョークに関しても望ましくない。なぜなら、ここではエネルギを磁場の形で一時的に蓄積するチョークの容量が、大幅に減少するからである。特に、小型化に際して、飽和限界は、より小さな電流および磁場の方へ減少する。
飽和とともに生じる不都合な影響を防ぐための1つの可能性は、飽和の発生を後の時間、すなわち、より大きな外部磁場および電流を加える時まで遅らせることである。それは、たとえば磁気コアにおけるエアギャップ隙間によって達成され得る。コアにおけるエアギャップにより、磁束密度の増加が緩やかになり、その結果、磁気飽和は後の時点(すなわち、より大きな外部磁場の時)になってようやく起こる。その理由は、エアギャップの磁気抵抗が磁気コアよりも実質的に高く、磁気コアの材料の磁化が事実上妨げられるからである。その結果、磁気コアの磁化の増進が、より緩やかである。より広い領域にわたる磁化の緩やかな増進は、加えられる外部磁場に比例するため、多くの用途において、磁気コアに外部から加えられる磁場の増加が不十分ということになる。
一般に、誘導部品は、コアが飽和にならないことが保証される範囲内で動作する。処理変動のため、磁気コアの製造における飽和範囲を完全には考慮することができないので、動作中の望まれない飽和を回避するためには、外部磁場および動作電流の下限を規定しなければならない。しかしながら、これにより、誘導部品の制御性が著しく制限されることになる。
したがって、目的は、誘導部品の制御性の低下を可能な限り小さく保つことである。
概要
上述の問題は、磁気コアを監視するための装置、および監視対象の磁気コアの飽和挙動を検出する方法によって解決される。これにより、それほど厳密ではない飽和電流限界を設定することが可能である。特に、監視対象の磁気コアの飽和挙動の監視および/または判定によって最適な制御が可能である、「インテリジェント部品」が提供される。
本開示の一態様は、磁気コアを監視するための装置を提供する。この装置は、監視対象の磁気コアに磁気的に結合された測定巻線と、当該巻線に直列に電気的に接続された比較インダクタンスと、監視対象の磁気コアの飽和挙動を判定するように構成されている電子処理ユニットとを提供する。また、電子処理ユニットは、測定巻線および比較インダクタンスに印加された電気測定信号に応答して、測定巻線で発生する第1の電気信号と、比較インダクタンスで発生する第2の電気信号とを記録し、第1および第2の信号に基づいて監視対象の磁気コアの飽和挙動を判定するように構成されている。これにより、磁気コアの飽和挙動を容易に監視し、磁気コアの飽和の発生を確実に検出することが可能になる。
第1の態様の例証的な実施形態では、電子処理ユニットはさらに、第1の電気信号および第2の電気信号の比を判定するように構成されてもよい。これにより、簡単な方法で実現可能な監視が構成される。たとえば、電子処理ユニットは、オペアンプを有し、アナログ回路図に従う比回路を含んでもよい。
本明細書における好ましい実施形態では、電子処理ユニットはさらに、比が、当該比の一定値の10%を上回る分、好ましくは5%または1%を上回る分だけ変化すると、監視対象の磁気コアが飽和したと認定するように構成されてもよい。これにより、監視対象の磁気コアの飽和挙動を判定するための非常に単純な基準が提供される。
本開示の他の例証的な実施形態では、第1の電気信号は、測定巻線の両端の電圧降下であってもよく、および/または、第2の電気信号は、比較インダクタンスの両端の電圧降下であってもよい。これにより、容易に測定され、さらに処理され得る電気信号が示される。
本開示の他の例証的な実施形態では、比較インダクタンスは、監視対象の磁気コアとは異なる追加の磁気コアを含んでもよい。これにより、磁気コアを容易に組込むことのできる、融通性の高い構造が実現可能である。
本実施形態の好ましい構成では、追加の磁気コアは、監視対象の磁気コアの飽和電流よりも大きい飽和電流を有してもよい。これにより、追加の磁気コアによる監視対象の磁気コアの飽和挙動への悪影響が効率的に防止される。
本実施形態のさらに好ましい構成では、比較インダクタンスは、電流トランスとして構成されてもよい。これは、比較インダクタンスを提供するための簡単な方法である。
本実施形態のさらに好ましい構成では、追加の磁気コアは、監視対象の磁気コアに接続されてもよく、比較インダクタンスによって監視対象の磁気コアに誘起される磁束密度は、測定巻線によって監視対象の磁気コアに誘起される磁束密度に垂直に方向付けられてもよい。これにより、比較インダクタンスによる測定巻線への悪影響が防止される。
本開示の第2の態様では、測定巻線を用いて監視対象の磁気コアの飽和挙動を検出する方法が提供される。この方法は、電気測定信号を測定巻線に印加するステップと、電気測定信号に応答して、測定巻線における第1の電気信号を検出するステップと、電気測定信号に応答して、測定巻線に直列に電気的に接続された比較インダクタンスにおける第2の電気信号を検出するステップと、第1および第2の電気信号に基づいて、監視対象の磁気コアの飽和挙動を判定するステップとを含む。これにより、磁気コアの飽和挙動を容易に監視し、磁気コアの飽和の発生を確実に検出することが可能になる。
本明細書の例証的な実施形態では、第1の電気信号は、測定巻線の両端の電圧降下として検出されてもよく、および/または、第2の電気信号は、比較インダクタンスの両端の電圧降下として検出されてもよい。これにより、電気信号を検出および処理するための簡単な方法が構成される。
本発明の他の記述的な実施形態では、飽和挙動は、第1の電気信号および第2の電気信号から得られる比に基づいて判定されてもよい。これにより、第1および第2の電気信号による飽和挙動の簡単な判定が可能になる。
本実施形態の好ましい構成では、比が、当該比の一定値の10%を上回る分、好ましくは5%または1%を上回る分だけ変化すると、監視対象の磁気コアが飽和したと認定されてもよい。これにより、飽和挙動を判定するための単純な基準が示される。
本実施形態のさらに好ましい構成では、電気測定信号は電流信号であってもよく、比は電流信号の関数として検出されてもよい。当該方法はさらに、電流信号および比から積を形成するステップと、積と電流信号との相互関係における極大から飽和電流を判定するステップとを含んでもよい。これにより、監視対象の磁気コアの飽和挙動を判定するためのさらに効率的な基準が示される。
本実施形態のさらに好ましい構成では、電気測定信号は電流信号であってもよく、比は電流信号の関数として検出されてもよい。当該方法はさらに、電流信号の平方および比から積を形成するステップと、積と電流信号との相互関係における極大から飽和電流を判定するステップとを含んでもよい。これにより、監視対象の磁気コアの飽和挙動を判定するための効率的な方法が構成される。
本開示の第3の態様では、上述の第1の態様に係る装置の、電源用またはトランス用の使用が提供される。巻線が形成された監視対象の磁気コアは、電源またはトランスにおけるインダクタンスを形成する。これにより、たとえば燃料電池または太陽光発電システムの電源またはトランスにおけるインダクタの通常動作時に、インダクタの磁気コアが監視される。その結果、通常動作時におけるインダクタの最大の制御性を発揮することができ、それは予め定められたパラメータとは独立している。なぜなら、インダクタンスは動作中に直接監視され、インダクタンスの偏差を確実に検出することができるからである。その結果、たとえば、磁気コアの目立った飽和挙動を抑制するための適切な処置を適時に行なうことができる。
本発明のさらに好ましい記述的な態様および実施形態は、添付図面の参照により、以下の説明から明らかになるであろう。
磁気コアを監視するための装置を有する誘導部品を概略的に示す図である。 本開示の他の例証的な実施形態に係る磁気コアを監視するための装置を有する誘導部品を概略的に示す図である。 本開示のいくつかの例証的な実施形態に係る、2つの電気信号の比と電流信号との間の関係を概略的に示す図である。 本開示のいくつかの例証的な実施形態に係る、電流信号と、上記比および電流信号との積との間の関係を概略的に示す図である。 本開示のいくつかの例証的な実施形態に係る、電流信号と、上記比、および電流信号の平方との積との間の関係を概略的に示す図である。 本開示のいくつかの例証的な実施形態に係る磁気コアを監視するための装置の概略斜視図である。
いくつかの例証的な実施形態の詳細な説明
本開示のさまざまな記述的な実施形態では、磁気コアの飽和挙動は、監視対象の磁気コアに結合された測定巻線と、測定巻線に直列に接続された比較インダクタンスとによって監視される。監視対象の磁気コアが飽和になったことは、測定巻線から得られる少なくとも1つの測定信号によって判定することができる。非限定的な単なる一例では、比は、比較インダクタンスの両端の電圧降下と、測定巻線の両端の電圧降下とによって形成され得る。監視対象の磁気コアがそれほど飽和しないうちは、比は一定である。磁気コアの飽和が増進すると、一定値からの比の偏差が増加する。偏差が特定の程度を超えることにより、監視対象の磁気コアが飽和したことが示される。
いくつかの記述的な実施形態では、監視対象の磁気コアを含む誘導部品の電気的動作が監視および制御され得る。たとえば、誘導部品によって、監視対象の磁気コアの飽和挙動に基づいて電流が制御され得る。たとえば、誘導部品の電流の流れが一定値からの比の偏差に比例して減少するように、および/または、比と予め定められた値との比較に比例して減少するように、電流が制御され得る。これは、誘導部品の動作を制御および/または監視するコントローラによって、直接的または間接的に達成され得る。
次に、図1〜図3を参照して、例示的な実施形態を説明する。
図1aは、監視対象の磁気コア12と、磁気コア上に配置された巻線14とを含む誘導部品10を概略的に示す。誘導部品10は、たとえば燃料電池または太陽光発電の用途で、電源用に、またはトランスとして、提供され得る。
磁気コア12を監視するために装置20が提供される。装置20は、測定巻線22と、測定巻線に直列に電気的に接続された比較インダクタンス24とを含む。磁気コア12を監視するための装置は、監視対象の磁気コア12の飽和挙動を判定するように構成された電子処理ユニット30をさらに含む。
例示的な実施形態では、比較インダクタンス24は、巻線28および磁気コア26によって形成される。磁気コア26は監視対象の磁気コア12とは異なる。いくつかの例証的な例によれば、磁気コア26は監視対象の磁気コア12から分離している。すなわち、巻線28によって磁気コア26に誘起される磁束密度は、測定巻線22には如何なる電圧も誘起しない。すなわち、巻線28によって巻線22に誘起される電圧は、特定的には、巻線14によって測定巻線22に誘起される電圧の20%未満である。たとえば、巻線28によって巻線22に誘起される電圧は、巻線14によって測定巻線22に誘起される電圧の10%未満、または5%未満、または1%未満であってもよい。
電子処理ユニット30は、測定巻線22および比較インダクタンスと結合されている。これにより、測定巻線22で発生した電気信号、または比較インダクタンス24で発生した電気信号(たとえば、比較インダクタンス24の両端で降下した電圧U)が検出されて、電子処理ユニットに供給される。いくつかの例示的な実施形態によれば、電子処理ユニット30は測定装置(図示せず)を含む。この測定装置は、測定巻線22における電気信号(たとえば、測定巻線22の両端の電圧U)、および/または比較インダクタンス24における電気信号(たとえば、比較インダクタンスの両端の電圧U)を検出し、それらを電子処理ユニット30に送信するためのものである。電子処理ユニット30は、電流源もしくは電圧源(図示せず)、および/または電流測定装置もしくは電圧測定装置を含んでもよい。
図1aによれば、電流信号I(t)が巻線14に印加されるように、誘導部品10は電流源に接続されてもよい。たとえば、電子処理ユニット30は、巻線14から磁気コアを介して測定巻線22に送信された電流信号I(t)を検出するように構成されてもよい。代替的には、電子処理ユニット30は、電子処理ユニット30によって出力された電流信号などの測定信号を、測定巻線22および/または比較インダクタンス24に印加し、測定巻線22で出力された測定信号(たとえば、測定巻線22の両端で降下した電圧U)に応答して発生した電気信号、および、比較インダクタンス24で発生した電気信号(たとえば、巻線28の両端で降下した電圧U)を検出してもよい。電流信号I(t)の代わりに、電圧信号(図示せず)が測定信号として印加されてもよい。
例証的な実施形態によれば、電子処理ユニットは、監視対象の磁気コア12の飽和挙動を判定するように構成され、特に、測定巻線22および比較インダクタンス24で発生した電気信号(たとえば、測定巻線22の両端で降下した電圧U、および比較インダクタンス24の巻線28の両端で降下した電圧U)に基づいて監視対象の磁気コア12の飽和挙動を判定するように構成されている。本発明のいくつかの記述的な実施形態に係る飽和挙動の判定についての詳細を、図2a〜図2cを参照して以下で詳述する。代替的には、降下した電圧Uおよび/またはUの代わりに、測定巻線22および/または比較インダクタンスに流れる電流を、第1および/または第2の信号として測定してもよい。
記述的な例では、比較インダクタンス24は電流トランスによって与えられ、誘導部品10に印加された電流信号は、ポテンシャルフリーの態様で装置20に送信される。ここでは、大きな電流信号I(t)がポテンシャルフリーの態様で測定され得る。
本発明の例示的な実施形態によれば、比較インダクタンス24のコア26の飽和電流は非常に大きい。すなわち、比較インダクタンス24のコア26の飽和電流は、ここでは監視対象の磁気コア12に見込まれる飽和電流よりも大きい。例証的な例によれば、磁気コア26の飽和電流は、監視対象の磁気コア12に見込まれる飽和電流の2倍を上回ってもよい。特定の例では、磁気コア26の飽和電流は、監視対象の磁気コア12の飽和電流の5倍または10倍を上回ってもよい。
図1bには、本発明の代替的な実施形態が示されている。誘導部品110、磁気コア112を監視するための装置120、および磁気コア112上に取付けられた巻線122が示されている。巻線122を含む磁気コア112は、たとえば、電源用のチョークを形成してもよく、または、太陽光発電の用途もしくは燃料電池用のトランスを少なくとも部分的に形成してもよい。
装置120は、巻線122に直列に電気的に接続された比較インダクタンス124をさらに含む。当該比較インダクタンス124は、さらに磁気コア126および巻線128によって形成されており、磁気コア126は監視対象の磁気コア112とは異なる。この装置は、電流信号I(t)などの測定信号に応答して電気信号を検出するように構成された電子処理ユニット130をさらに含む。図示の例では、電子処理ユニット130は、巻線122および比較インダクタンス124で発生した電気信号を、測定ユニット(図示せず)によって測定するように構成されている。これらの電気信号は、たとえば、巻線122の両端で降下した電圧U、および巻線128の両端で降下した電圧U(代替的には、対応する1または複数の電流)などである。巻線122および比較インダクタンス124で発生した信号は、電子処理ユニットに送信され、および/または電子処理ユニットによって検出される。
図1bに示す実施形態は、装置120が誘導部品110内に直接設けられている点、特に装置120が誘導部品110と電気的に結合されている点で、図1aに示す実施形態とは異なる。これに対して、図1aの装置20は、巻線14から電気的に分離している。
図2a〜図2cを参照して、さまざまな記述的な実施形態に係る監視対象の磁気コアの飽和挙動を判定するための詳細を説明する(たとえば、図1aの磁気コア12または図1bの磁気コア112参照)。なお、インダクタンスによって誘起される電圧については、U(t)=L×(−dI/dt)である。Lはインダクタンス(ヘンリー)、Iは電流信号(dI/dtはIの時間導関数)を示す。したがって、電圧U(t)が印加されると、インダクタンスは電流Iの変化を制限する。
図1aの比較インダクタンス24のインダクタンスおよび/または図1bの比較インダクタンス124のインダクタンスをLで示し、図1aの測定巻線22のインダクタンスおよび/または図1bの測定巻線122のインダクタンスをLで示すと、比U/UはL/Lと等しく、つまり一定である。比U/Uについては、磁気コア126、112のうちのいずれも飽和ではない限り、当該比はL/Lと等しく、つまり一定である。換言すれば、比U/Uおよび/または比U/Uは、印加される電気信号I(t)とは独立している。磁気コア12および/または磁気コア112が飽和になると、電流の増加に伴って測定巻線22および/または測定巻線122における電圧降下が減少し、その結果、測定巻線22および/または測定巻線122のインダクタンスLが減少する。したがって、比U/Uおよび/または比U/Uの値は変化し、つまり、一定の軌道から逸脱する。
図2aでは、電流Iに対する比U/Uおよび/または比U/Uの推移が概略的にプロットされている。図2aが示すように、比U/Uおよび/またはU/Uは飽和限界よりも小さい。すなわち、飽和電流Iよりも小さな電流に対して、比U/Uおよび/または比U/Uは一定である。飽和を判定するための基準が指定された後、監視対象のコア12および/またはコア112の飽和が増進するにつれて比U/Uおよび/または比U/Uの値は一定値Qから逸脱し、飽和を表わすものとして認定され得る。たとえば、比U/Uおよび/または比U/Uの値が、Qの10%を上回る分、好ましくは5%または1%を上回る分だけQから逸脱すると、監視対象の磁気コアが飽和したと認定され得る。ここでは、飽和限界Iに従って、値Q=a×Qが飽和電流に指定される。ここでは、因数「a」は一般に1未満の値、たとえば0.1未満の範囲にある値を表わす。具体的な例では、Q=0.1×QまたはQ=0.05×QまたはQ=0.01×Qで示される。値Q、Iの対を設定し、比U/Uおよび/または比U/Uを電流Iと比較することによって、比U/Uおよび/または比U/Uに基づいて、監視対象の磁気コア12および/または磁気コア112の飽和挙動を判定することができる。
追加的または代替的には、飽和限界は、比U/UとIとの積、および/またはU/UとIの積の、電流Iに対する推移をプロットすることによって判定され得る。ここでは、図2bに示す推移が直線関係から逸脱したときに、監視対象のコア12および/またはコア112が飽和になったことが認識される。飽和挙動を判定するための基準は、図2bのグラフの推移における極大によって定められてもよい。たとえば、極大Imax1の位置が飽和電流限界として規定される。図2bに示す推移において、極大は、インダクタンスLの変化が電流の変化によって相殺される点を表わす。電流Imax1以降は、インダクタンスLの減少は、電流Iの増加よりも強い影響をもたらす。その結果、図2bのグラフの軌道が減少する。
追加的または代替的には、飽和挙動の判定は、電流Iの平方および比U/Uから形成された積、および/または、電流信号Iの平方および比U/Uから形成された積の、電流Iに対する推移によって得られる。この場合、飽和の増進は、図2cに示す放物線の推移における偏差の増加を表わす。飽和になったことの基準として、および/または飽和電流限界として、ここでは、推移における極大値(たとえば、図2cのグラフの推移における極大を示すImax2)が選択される。
本開示のさまざまな例証的な実施形態では、測定信号(たとえば、図1aおよび図1bの電流I(t))に応答して、測定巻線(たとえば、図1aの測定巻線22または図1bの測定巻線122)で電気信号が検出され、比較インダクタンス(たとえば、図1aの比較インダクタンス24または図1bの比較インダクタンス124)において電気信号と比較される。これにより、監視対象の磁気コア(たとえば、図1aの磁気コア12または図1bの磁気コア112)の飽和挙動が判定される。
図2a〜図2cの例示的な実施形態によれば、比は、たとえば電圧U/Uおよび/または電圧U/Uから判定される。たとえば、飽和限界を判定するための基準は、測定信号に対する比の推移から得られ、または、測定信号に対する比から形成される要素の推移から得られる。
特定の実施形態によれば、10本の巻線を有するストレージチョークでの測定に関する詳細が示される。ここでは、飽和ではない比については、41.10V/11.13V=3.69である。電流の増加に伴って、比は、42.88V/12.24V=3.50→35.16V/10.54V=3.34→27.55V/11.57V=2.38に従って変化する。飽和限界として、偏差5%に対応する値Q=3.5が選択された。これは、約22.05Aの飽和電流Iに対応する。換言すれば、本発明に係る装置によって、例示的な測定ストレージチョークを最大22.05Aの制御範囲で制御することができ、インダクタンスは5%未満変化する。
図2bに係る推移における最大値決定の結果、Imax1の値は21.5Aである。さらに、Imax2の値は22.5Aであり、これは5%基準にかなり近いものに対応する。
図3を参照して、チョーク巻線214および磁気コア212を有するストレージチョーク210の監視を説明する。測定巻線222および比較インダクタンス224は磁気コア212に配置されている。比較インダクタンスは、その上に配置された追加の磁気コア226および巻線228によって形成されており、比較インダクタンス224によって監視対象の磁気コア212に誘起される磁束密度が、測定巻線222によって監視対象のコアに誘起される磁束密度に垂直に方向付けられるように、追加の磁気コアは磁気コア212に配置されている。したがって、磁気コア212と磁気コア226との間の相互作用が防止される。なお、図1aおよび図1bを参照して前述したように、測定巻線222は巻線228に直列に電気的に接続されている。
さまざまな態様では、本発明は、飽和挙動を判定するために磁気コアを監視するために、飽和および/または電流測定値の評価を提供する。いくつかの例示的な実施形態では、測定巻線、およびそれに直列に電気的に接続された比較インダクタンスにおいて、誘起される電圧は、比の形成によって評価される。ここでは、監視対象の磁気コア上の測定巻線および比較インダクタンスは、比を形成するために用いられる電流変化の関数として、比例する出力電圧を供給する。監視対象の磁気コアの飽和限界に達すると、測定巻線は高電圧を供給しなくなる。しかしながら、比較インダクタンスは、依然として増加している電流に比例して増加する電圧を依然として供給するので、監視対象の磁気コアの飽和挙動を判定するための基準を生じさせることになる。前述の記述的な実施形態によれば、2つの独立の電圧の比の形成によって飽和限界を判定することができる。ここでの条件として、比較インダクタンスは、監視対象の磁気コアよりも高い飽和限界を有する。

Claims (19)

  1. 磁気コア(12;112;212)を監視するための装置(10;110;210)であって、
    監視対象の前記磁気コア(12;112;212)に結合された測定巻線(22;122;222)と、
    前記測定巻線(22;122;222)に直列に電気的に接続された比較インダクタンス(24;124;224)と、
    監視対象の前記磁気コア(12;112;212)の飽和挙動を判定するように構成されている電子処理ユニット(30;130)とを備え、
    前記電子処理ユニット(30;130)は、前記測定巻線(12;112;212)および前記比較インダクタンス(24;124;224)に印加された電気測定信号に応答して、前記測定巻線(12;112,212)で発生する第1の電気信号(U2;U4)と、前記比較インダクタンス(24;124;224)で発生する第2の電気信号(U1;U3)とを検出し、前記第1および第2の信号(U1,U2;U3,U4)に基づいて監視対象の前記磁気コア(12;112;212)の飽和挙動を判定するように構成されている、装置(10;110;210)。
  2. 前記電子処理ユニット(30;130)は、前記第1の電気信号(U2;U4)および前記第2の電気信号(U1;U3)から得られる比を判定するように構成されている、請求項1に記載の装置(10;110;210)。
  3. 前記電子処理ユニット(30;130)は、前記比が、前記比の一定値(Q0)の10%を上回る分だけ変化すると、監視対象の前記磁気コア(12;112;212)が飽和したと認定するように構成されている、請求項2に記載の装置(10;110;210)。
  4. 前記電子処理ユニット(30;130)は、前記比が、前記比の一定値(Q0)の5%を上回る分だけ変化すると、監視対象の前記磁気コア(12;112;212)が飽和したと認定するように構成されている、請求項2に記載の装置(10;110;210)。
  5. 前記電子処理ユニット(30;130)は、前記比が、前記比の一定値(Q0)の1%を上回る分だけ変化すると、監視対象の前記磁気コア(12;112;212)が飽和したと認定するように構成されている、請求項2に記載の装置(10;110;210)。
  6. 前記第1の電気信号(U2;U4)は、前記測定巻線(22;122;222)の両端の電圧降下であり、および/または、前記第2の信号(U1;U3)は、前記比較インダクタンス(24;124;224)の両端の電圧降下である、請求項1からのいずれか1項に記載の装置(10;110;210)。
  7. 前記比較インダクタンス(24;124;224)は、監視対象の前記磁気コア(12;112;212)とは異なる追加の磁気コア(26;126;226)を含む、請求項1からのいずれか1項に記載の装置(10;110;210)。
  8. 前記追加の磁気コア(26;126;226)は、監視対象の前記磁気コア(12;112;212)の飽和電流よりも大きい飽和電流を有する、請求項に記載の装置(10;110;210)。
  9. 前記比較インダクタンス(24;124;224)は、電流トランスとして構成されている、請求項またはに記載の装置(10;110;210)。
  10. 前記追加の磁気コア(26;126;226)は、監視対象の前記磁気コア(12;112;212)に接続されており、前記比較インダクタンス(24;124;224)によって監視対象の前記磁気コア(12;112;212)に誘起される磁束密度は、前記測定巻線(22;122;222)によって監視対象の前記磁気コア(12;112;212)に誘起される磁束密度に垂直に方向付けられている、請求項からのいずれか1項に記載の装置(10;110;210)。
  11. 測定巻線(22;122;222)を用いて監視対象の磁気コア(12;112;212)の飽和挙動を検出する方法であって、
    電気測定信号を前記測定巻線(22;122;222)に印加するステップと、
    前記電気測定信号に応答して、前記測定巻線(22;122;222)における第1の電気信号(U2;U4)を検出するステップと、
    前記電気測定信号に応答して、前記測定巻線(22;122;222)に直列に電気的に接続された比較インダクタンス(24;124;224)における第2の電気信号(U1;U3)を検出するステップと、
    前記第1および第2の電気信号(U1,U2;U3,U4)に基づいて、監視対象の前記磁気コア(12;112;212)の飽和挙動を判定するステップとを含む、方法。
  12. 前記第1の電気信号(U2;U4)は、前記測定巻線(22;122;222)の両端の電圧降下として検出され、および/または、前記第2の電気信号(U1;U3)は、前記比較インダクタンス(24;124;224)の両端の電圧降下として検出される、請求項11に記載の方法。
  13. 前記飽和挙動は、前記第1の電気信号(U2;U4)および前記第2の電気信号(U1;U3)から得られる比に基づいて判定される、請求項11または12に記載の方法。
  14. 前記比が、前記比の一定値(Q0)の10%を上回る分だけ変化すると、監視対象の前記磁気コア(12;112;212)が飽和したと認定される、請求項13に記載の方法。
  15. 前記比が、前記比の一定値(Q0)の5%を上回る分だけ変化すると、監視対象の前記磁気コア(12;112;212)が飽和したと認定される、請求項13に記載の方法。
  16. 前記比が、前記比の一定値(Q0)の1%を上回る分だけ変化すると、監視対象の前記磁気コア(12;112;212)が飽和したと認定される、請求項13に記載の方法。
  17. 前記電気測定信号は電流信号であり、
    前記比は前記電流信号の関数として検出され、
    前記方法はさらに、
    前記電流信号および前記比から積を形成するステップと、
    前記積と前記電流信号との相互関係における極大から飽和挙動を判定するステップとを含む、請求項13から16のいずれか1項に記載の方法。
  18. 前記電気測定信号は電流信号であり、
    前記比は前記電流信号の関数として検出され、
    前記方法はさらに、
    前記電流信号の平方および前記比から積を形成するステップと、
    前記積と前記電流信号との相互関係における極大から飽和電流を判定するステップとを含む、請求項13から16のいずれか1項に記載の方法。
  19. 請求項1から10のいずれか1項に記載の装置(10;210)の、電源用またはトランス用の使用であって、
    巻線(14;214)が形成された監視対象の前記磁気コアは、前記電源または前記トランスにおけるインダクタンスを形成する、使用。
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