JP6317318B2 - 電力制御システム及びその方法 - Google Patents

電力制御システム及びその方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6317318B2
JP6317318B2 JP2015255957A JP2015255957A JP6317318B2 JP 6317318 B2 JP6317318 B2 JP 6317318B2 JP 2015255957 A JP2015255957 A JP 2015255957A JP 2015255957 A JP2015255957 A JP 2015255957A JP 6317318 B2 JP6317318 B2 JP 6317318B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
tab
transformer
triac
belonging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015255957A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017034964A (ja
Inventor
リー、ヂャン、ホン
Original Assignee
リー、ヂャン、ホン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from KR1020150010435A external-priority patent/KR101532975B1/ko
Application filed by リー、ヂャン、ホン filed Critical リー、ヂャン、ホン
Priority to US15/003,973 priority Critical patent/US9698602B2/en
Publication of JP2017034964A publication Critical patent/JP2017034964A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6317318B2 publication Critical patent/JP6317318B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、電力制御システム及びその方法に係り、変圧器タブを切替時に発生する高い過渡電圧を抑制し、故障を予防し、任意に電力制御を可能にする技術に関する。
一般に、交流(AC)の電圧調節装置としてスライダック(登録商標)が使用される。
スライダックは一定の入力電力の供給を受け、目的出力電圧を任意に出力することができる電圧調整用変圧器として働く。スライダックは出力電圧の調節は可能であるが、オペレータが出力電圧を監視しながら目的電圧に対応させなければならず、出力安定化のための電圧調整(regulation)機能がないため、安定した交流電圧が要求される機器や負荷の電源には不向きである。
これらの問題点を改善するために、自動電圧調整装置のような特別の電源安定化装置が開発されて使用されている。
自動電圧調整装置は、出力電圧を一定の値に維持させる機器として、交流発電機、直流発電機、定電圧整流器などに従属的に使用され、スタンドアロン装置として使用されている。
特許文献1には自動電圧調整装置の技術が開示されている。この自動電圧調整装置は、 電源部から入力される交流電圧を巻数比に応じて2次側に誘起する1次側コイル部及び1次側コイル部から誘起された電圧を降圧又は昇圧して負荷側に出力する2次側コイル部を含む変圧器と、
変圧器の2次側コイル部の出力段に設置されて2次コイルの巻数比に応じて、異なる電圧を負荷側に供給するための複数のタブと、
複数のタブの何れかのタブを切替えて、そのタブに設定されている巻数比に応じて降圧又は昇圧された電圧を負荷側に供給するためのスイッチ部と、
ユーザーによる負荷側電源電圧の設定に応じて、対応する電圧を負荷側に一定に供給するようにスイッチ部のスイッチング制御を実行する制御部と、
から構成されている。
前述したような先行自動電圧調整装置は、出力を200Vに設定した場合、スイッチ部のタブのトライアックをON状態に移行させると、反対側巻線に20Vの電圧が発生して、入力が220Vである場合、200Vが出力される構成である。
しかしながら、この時、使用されていないタブの巻線で高い起電力が発生してトライアックに高電圧が誘起されてON/OFF信号に関係なく導通される問題点がある。つまり、従来の場合、各タブをON/OFFするときに使用していない他のタブで高い起電力が誘起されてトライアックに問題を引き起こすという欠点がある。
KR 2011−0002779 A1
本発明の目的は、上記のような問題点を解決しようと案出されたもので、目標出力電圧に対応するように巻線されたコイルをスイッチングすることにより、タブを切替える場合、発生した高い過渡電圧を抑制し、故障を予防し、任意に電力制御ができるようにすることである。
また、本発明の目的は、補助変圧器なしに主変圧器だけで所望の電圧を制御し、目標の電圧への調整のために、不要なタブはN相と接地させることにより、1次コイルで2次コイルに電圧が誘起されることを防止することである。
そして、本発明の特徴的な目的は、目標出力電圧に対応するように巻線されたコイルをスイッチングすることにより、電力制御の属性上、最も重要な過渡動作特性とそれに伴う副次作用(高い過渡電圧、波形歪み、高調波発生、力率の低下、パワー半導体素子の焼損、制御弁の空気圧機器付属部品の焼損や不必要な高価な部品の追加等)の問題解決をすることである。
これらの技術的課題を達成するための本発明の電力制御システムは、
実時間で変動する入力電圧を検出して変圧器に備えられたトライアック素子(triac)のスイッチングを制御するために、多数のトライアック素子のなかで目標電圧出力のためのトライアック素子をスイッチングさせる制御信号をトランスに印加する制御部と、
制御信号に基づいてトライアック素子のタブを切り替えるスイッチングして出力電圧を調整するために、制御信号に含まれている目標電圧と一致するトライアック素子のタブをONさせて電源を供給して、目標電圧への調整をするために不必要なトライアック素子のタブをN相と接地させて1次コイルから2次コイルに電圧が誘起されることを防止する変圧器と、
を含んでいる。
そして、本発明に係る出力電圧の調整方法は、
制御部が目標電圧と対応する電圧を出力するように制御する制御信号をトランスに印加するステップ(a)と、
変圧器が上記制御信号と対応するように、グループ1乃至グループNのなかの何れかのタブに関連付けられたトライアック素子をON/OFFさせるステップ(b)と、
変圧器が目標電圧を出力するステップ(c)と、
を含む。
本発明の電力制御システムは、その1つの観点によれば、
1次コイル及び2次コイルを有する変圧器と、
変圧器に備えられ、グループ1乃至グループNで構成され複数のタブを含む複数のトライアック素子から成るトライアック素子群と、
実時間で変動する入力電圧を検出し、トライアック素子群のスイッチングを制御して複数のトライアック素子のなかで目標電圧を出力するトライアック素子をスイッチングさせる制御信号を変圧器に印加する制御部と、
複数のトライアック素子で構成され、グループ1乃至グループNの間に設置され、制御部の制御信号に対応して各グループとグループの接続をON/OFFさせるトライアック素子スイッチング部とを備え、
制御部は、目標電圧の出力のために、変圧器のグループ1乃至グループNに属するタブのなかの何れかのタブをON状態に転換させ、ON状態に転換させたタブがないグループは当該グループのタブのなかで1つのタブをN相に接地するように制御して1次コイルで2次コイルに過渡電圧が誘起されることを防止するように構成されている。
また、本発明の電力制御システムは、
変圧器は、
多数のタブを含むグループ1乃至グループNで構成され、制御部から認可を受けた制御信号と対応するタブをON/OFFして、2次コイルに電圧を印加するトライアック素子群と、
トライアック素子群と接続されて目標電圧出力のために既に設定された回数で巻線される2次コイルと、
トライアック素子群と2次コイルとの間に設置されて短絡電流と過負荷電流を遮断するヒューズと、
ヒューズと2次コイルとの間に設置されて過負荷電流により発生する熱を外部に放出する抵抗と、
2次コイルによって減衰された目標電圧を出力する1次コイルとを含むものである。
また本発明にしたがう電力制御方法は、
(a)制御部が目標電圧と対応する電圧を出力するように制御する制御信号を変圧器に印加するステップと、
(b)変圧器が制御信号に対応してグループ1乃至グループNのなかの何れかのタブに関連付けられたトライアック素子をON/OFFさせるステップと、
(c)変圧器が目標電圧を出力するステップとを含み、
(b)ステップは、
(b−1)変圧器が入力された制御信号から目標電圧を抽出するステップと、
(b−2)ステップ(b−1)の抽出結果で、目標電圧が200Vである場合、変圧器がグループ1に属する1番のタブ及び2番のタブと接続されたトライアック素子をON状態に転換させ、グループ2乃至グループNのそれぞれに属するタブのなかの何れかのタブをN相に接地するように制御するステップと、
(b−3)ステップ(b−1)の抽出結果で、目標電圧が202.5Vの場合、変圧器がグループ1に属する1番のタブ及び3番のタブと接続されたトライアック素子をON状態に転換させ、グループ2乃至グループNのそれぞれに属するタブのなかの何れかのタブをN相に接地するように制御するステップと、
(b−4)ステップ(b−1)の抽出結果で、目標電圧が205Vである場合、変圧器がグループ1に属する1番のタブ及び4番のタブと接続されたトライアック素子をON状態に転換させて、グループ2乃至グループNのそれぞれに属するタブのなかの何れかのタブをN相に接地するように制御するステップと、
(b−5)ステップ(b−1)の抽出結果で、目標電圧が207.5Vの場合、変圧器がグループ1に属する1番のタブ及び5番のタブと接続されたトライアック素子をON状態に転換させ、グループ2乃至グループNのそれぞれに属するタブのなかの何れかのタブをN相に接地するように制御するステップと、
(b−6)ステップ(b−1)の抽出結果で、目標電圧が210Vである場合、変圧器がグループ1に属する1番のタブ及び6番のタブと接続されたトライアック素子をON状態に転換させて、グループ2乃至グループNのそれぞれに属するタブのなかの何れかのタブをN相に接地するように制御するステップと、
(b−7)ステップ(b−1)の抽出結果で、目標電圧が212.5Vの場合、変圧器が、グループ1及びグループ2に属する1番のタブ、7番のタブ及び8番のタブと接続されたトライアック素子をON状態に転換させ、グループ3乃至グループNのそれぞれに属するタブのなかの何れかのタブをN相に接地するように制御するステップと、
(b−8)ステップ(b−1)の抽出結果で、目標電圧が215Vである場合、変圧器が、グループ1及びグループ2に属する1番のタブ、7番のタブ及び10番のタブに関連付けられたトライアック素子をON状態に転換させ、グループ3乃至グループNのそれぞれに属するタブのなかの何れかのタブをN相に接地するように制御するステップと、
(b−9)ステップ(b−1)の抽出結果で、目標電圧が217.5Vの場合、変圧器が、グループ1乃至グループ3に属する1番のタブ、7番のタブ、11番のタブ及び13番のタブに関連付けられたトライアック素子をON状態に転換させ、グループNに属するタブのなかの何れかのタブをN相に接地するように制御するステップとを含むことから構成されている。
上記のような本発明の電力制御システムによれば、目標出力電圧に対応するように、巻線されたコイルをスイッチングすることにより、変圧器の運転中にタブを切替える場合、発生する高い過渡電圧を抑制し、消費電力を任意に制御できる効果がある。
また、本発明の電力制御システムによれば、補助変圧器なしに主変圧器だけで所望の電圧の制御するにあたり、目標の電圧への調整のため、不要なタブはN相と接地させることにより、2次コイルに高起電力が誘起されることを未然に防止する効果がある。
そして、本発明の電力制御システムによれば、目標出力電圧に対応するように巻線されたコイルをスイッチングすることにより、電力制御の属性上、最も重要な過渡動作特性とそれに伴う副次作用(高い過渡電圧、波形歪み、高調波発生、力率の低下、電力半導体素子の焼損、制御トランス機付属部品の焼損や不必要な高価な部品の追加等)を問題解決する効果がある。
図1は、本発明に係る電力制御システムを示す部分構成図である。 図2は、本発明に係る電力制御システムを示す全体構成図である。 図3は、本発明に係る電力制御システムに適用される過電流保護部を示す構成図である。 図4は、本発明に係る電力制御方法を示すフローチャートである。 図5は、本発明に係る電力制御方法のステップS20の詳細過程を示すフローチャートである。
本発明の具体的な特徴と利点は、添付図面に基づく次の詳細な説明でさらに明らかになる。これに先立ち、本明細書及び請求の範囲で使用される用語や単語は、発明者が彼自身の発明を最善の技法で説明するために、用語の概念を適切に定義することができる原則に立脚して、本発明の技術的思想に準拠する意味と概念で解釈されるべきである。
図1に示すように、本発明に係る出力電圧調整システムによる電力制御システムSは、制御部10と変圧器20を含んで構成されている。なお、変圧器20は、1次コイル25及び2次コイル22を含んで構成されている。
まず、制御部10は、実時間で変動する入力電圧を検出して変圧器に備えられたトライアック(triac)素子のスイッチングを制御するために、多数のトライアック素子から成るトライアック素子群21のうちで目標電圧出力のためのトライアック素子をスイッチングさせる制御信号を変圧器20に印加する。なお、図1においては例示として、16個のトライアック素子21a〜21pが記載されているので、これに基づき、以下、説明する。
また、電力制御システムSは図2に示すように、入力電圧検出部104、第1増幅部106、ラインスイッチング部110、アドレス記憶部40、万年カレンダデータ記憶部35、ラッチ部30、インターフェース部70、バッファ75、過電流保護部50(図3参照。)、第2増幅部80及びトライアック素子群21を備えている。
入力電圧検出部104は、負荷120と直列接続され負荷120に供給される電圧を調節する出力電圧調節部として機能する1次コイル25の先端に小型トランスTN1を連結し、入力端に入力される使用交流電源の電流と電圧を各々検出し、第1増幅部106を通じて制御部10の入力ポートに供給するように連結されている。
制御部10は、入力電圧検出部104で出力されるデータにより複数個のトリガ制御信号を出力すると同時に、負荷の動作を設定された時間によって動作させるために周辺装置を全般的に制御し、システムの動作をチェックしてその結果によるデータを出力するように構成されている。
ラインスイッチング部110は、負荷120に過電圧や過電流が供給されるとき又はデータ入力部17にシステムテスト用データが入力されシステムをテストした結果、誤差が発生した場合に、制御部10で出力されるラインスイッチング制御信号によって負荷120に供給される電源を遮断するように構成されている。なお、負荷120に過電圧や過電流が供給されることを検出する手段の説明は本発明とは関係がないので、説明を省略する。
アドレス記憶部40は電力制御システムの固有データが記憶されるメモリにより構成されている。万年カレンダデータ記憶部35は、年、月、日及び曜日と時間に該当されるデータが記憶されるメモリ素子により構成されており、ラッチ部30は、制御部10で出力されるデータをラッチしてアドレス信号を出力するようにラッチ素子である複数個のD形フリップフロップにより構成されている。
インターフェース部70は、システムをテストした結果に該当するデータと、固有番号及び年、月、日及び曜日と時間に該当されるデータとを外部機器に転送するインターフェースにより構成されている。
バッファ75は、アドレスを緩衝して外部機器に供給するように構成されており、さらに、バッファ75は、制御部10で出力されるトリガ制御信号を緩衝して出力するように構成されている。
過電流保護部50は、制御部10で出力されバッファ75と第2増幅部80を通過した複数個のトリガ制御信号により各々動作されるフォトセンサPT1〜PT19により構成され、後述する2次コイル22に誘起された高電圧が制御部10などに供給されないようになっている。
トライアック素子群21は、フォトセンサPT1〜PT19の動作により2次コイル22の捲線数を可変するトライアック素子21a〜21pと、トライアック素子21a〜21pを保護するヒューズ23と高抵抗24により構成されている。
なお、トライアック素子21a〜21pは、16個のタブa〜pを含む4つのグループで構成されて制御部10から供与された制御信号と対応するタブをON/OFFして、2次コイル22に電圧を印加する。具体的には、グループ1にはトライアック素子21a〜21fが、グループ2にはトライアック素子21g〜21jが、グループ3にはトライアック素子21k〜21mが、グループ4にはトライアック素子21n〜21pがそれぞれ割り当てられている。
また、2次コイル22は、4個のコイル22a〜22dから構成され、第1のコイル22aはトライアック素子21a〜21fと、第2のコイル22bはトライアック素子21g〜21jと、第3のコイル22cはトライアック素子21k〜21mと、第4のコイル22dはトライアック素子21n〜21pとそれぞれ接続されて目標電圧出力のために既に設定された巻回数で巻線される。即ち、第1のコイル22aは5つの巻線部位T1〜T5、第2のコイル22bは3つの巻線部位T1〜T3、第3のコイル22cは2つの巻線部位T1、T2、及び第4のコイル22dは2つの巻線部位T1、T2からそれぞれ構成され、これら巻線部位を適宜選択することで2次コイル22の巻線数を変更することができる。
なお、第1のコイル22aは1次コイル25と巻方向が同方向なので極性が加極性となり、両巻線間に誘起される電圧の方向が反対となる。これに対して第2のコイル22b、第3のコイル22c及び第4のコイル22dは1次コイル25と巻方向が逆方向なので極性が減極性となり、両巻線間に誘起される電圧の方向が同じになる。これらの電圧の方向は図1中において矢印で示してある。したがって、第1のコイル22a、第2のコイル22b、第3のコイル22c及び第4のコイル22dを上記のように適宜組み合わせることで、第1のコイル22aの入力電圧に対する加減(加圧、減圧)が可能になる。
そして、変圧器20は、制御部10の制御信号に基づいてトライアック素子21a〜21pのうちで少なくとも2個以上のタブ切替えをスイッチングして出力電圧を調整し、制御信号に含まれている目標電圧と一致するトライアック素子のタブをONさせて電源を供給して、目標電圧への調整に使用されないトライアック素子のタブをN相に接地して1次コイルから2次コイルに電圧が誘起されることを防止する。ここで、N相とは3線式又は2線式の接地線のことをいう。
具体的には、制御部10は、実時間で変動する入力電圧値を測定し、管理者から出力したい目標電圧値が入力され、入力電圧値が220Vで目標電圧値が200Vである場合、変圧器20のグループ1に属する1番のタブa及び2番のタブbと接続されたトライアック素子21a及びトライアック素子21bをON状態に転換させ、グループ2乃至グループ4のそれぞれに属するタブのなかの何れかのタブをN相に接地するように制御する制御信号を変圧器20に印加する。
また、制御部10は、入力電圧値が220Vで目標電圧値が202.5Vである場合、変圧器20のグループ1に属する1番のタブa及び3番のタブcと接続されたトライアック素子21a及びトライアック素子21cをON状態に転換させ、グループ2乃至グループ4のそれぞれに属するタブのなかの何れかのタブをN相に接地するように制御する制御信号を変圧器20に印加する。
また、制御部10は、入力電圧値が220Vで目標電圧値が205Vである場合、変圧器20のグループ1に属する1番のタブa及び4番のタブdと接続されたトライアック素子21a及びトライアック素子21dをON状態に転換させ、グループ2乃至グループ4のそれぞれに属するタブのなかの何れかのタブをN相に接地するように制御する制御信号を変圧器20に印加する。
前述したように、制御部10は、目標電圧値が207.5V、210V、212.5V、215V又は217.5Vである場合も同様に、それぞれの目標電圧での出力のために変圧器20のグループ1乃至グループ4に属するタブのうちの何れかのタブをON状態に転換させて、ON状態に転換させたタブのないグループは該当グループのタブのうちで1つのタブをN相に接地するように制御する制御信号をトランス20に印加する。
つまり、制御部10が、グループ1乃至グループ4のうちから目的の電圧出力のためのタブをON状態に転換させ、目標電圧を出力するためのタブが属するグループ以外のグループをN相に接地するようにすることで、1次コイルから2次コイルに電圧が誘起されることを防止することになる。
このとき、目標電圧値は200V、202.5V、205V、207.5V、210V、212.5V又は217.5Vのうちの何れかであるが、本発明がこれに限定されるものではない。
さらに、制御部10は、入力電圧値が220Vに目標電圧値が220Vである場合、変圧器20の2番のタブb、7番のタブg、11番のタブk、14番のタブn及び15番のタブoに関連付けられたトライアック素子21b、トライアック素子21g、トライアック素子21k、トライアック素子21n及びトライアック素子21oをN相に接地して、入力電圧がバイパス形態で出力するようにする制御信号をトランス20に印加する。
なお、トライアック素子群21と2次コイル22との間には、短絡電流と過負荷電流を遮断するヒューズ23と、過負荷電流により発生する熱を外部に放出する抵抗24とが配置されている。これらヒューズ23及び抵抗24は、トライアック素子21a〜21pと同数だけ設けられている。
また、1次コイル25は、上記のように2次コイルを構成する4個のコイル22a〜22dによって加減(加圧、減圧)された目標電圧で出力する。
そして、トライアック素子のスイッチング部26は、第1のスイッチング部26aが、6個のトライアック素子21a〜21fで構成されたグループ1と、4個のトライアック素子21g〜21jで構成されたグループ2との間に設置され、第2のスイッチング部26bが、グループ2と、3個のトライアック素子21k〜21mで構成されたグループ3との間に設置され、第3のスイッチング部26cが、グループ3と、3個のトライアック素子21n〜21pで構成されたグループ4との間に設置されて、上記制御部10の制御信号と対応するように、各グループと他のグループ間の接続をON/OFFさせる。
以下、本発明に係る電力制御システムの動作態様を見ると、以下の通りである。
まず、制御部10が、実時間で変動する入力電圧を検出して、入力電圧が220Vであり、目標電圧が200Vである場合、変圧器20の1番のタブa2及び2番のタブb2と接続されたトライアック素子21a及びトライアック素子21bをON状態に転換させて電源を供給し受けるように制御する。即ち、トライアック素子21a及びトライアック素子21bが動作して、2次コイル22の巻線数が可変され磁束鎖交量の増減を調整し、1次コイル25で出力される電圧が入力端に供給された商用交流電源のレベルに無関係に、常に一定の電圧が出力され負荷120に供給される。
そして、制御部10が変圧器20の9番のタブi2、12番のタブl2及び14番のタブn2に関連付けられたトライアック素子21i、トライアック素子21l及びトライアック素子21nをN相に接地するように制御する。この時、9番のタブi2、12番のタブl2及び14番のタブn2の代わりに10番のタブj2、13番のタブm2及び16番のタブp2と接続されたトライアック素子21j、トライアック素子21m及びトライアック素子21pをN相に接地することも可能である。
つまり、変圧器20が目標電圧と対応するタブに関連付けられたトライアック素子に電源を供給して、目標電圧を出力するために使用されていないタブに関連付けられたトライアック素子21をN相に接地することにより、1次コイル25によって2次コイル22に高電圧が誘起されてトライアック素子群21又は制御部10に問題が発生することを未然に防止することができる。
以下、図4を参照して、本発明に係る電力制御方法について説明すると、以下の通りである。
まず、制御部10が目標電圧と対応する電圧を出力するように制御する制御信号を変圧器20に印加する(S10)。
続いて、変圧器20が上記制御信号と対応するように、グループ1乃至グループ4のなかの何れかのタブに関連付けられたトライアック素子をON/OFFさせる(S20)。
そして、変圧器20が目標電圧を出力する(S30)。
具体的には、図5を参照して、本発明に係る電力制御方法のステップS20の詳細プロセスについて見れば、以下の通りである。
ステップS10の後、変圧器20が入力された制御信号から目標電圧を抽出する(S21)。
ステップS21の抽出結果で、目標電圧が200Vである場合、変圧器20がグループ1に属する1番のタブa及び2番のタブbと接続されたトライアック素子21a及びトライアック素子21bをON状態に転換させ、グループ2乃至グループ4のそれぞれに属するタブのなかの何れかのタブをN相に接地するように制御する(S22)。
ステップS21の抽出結果で、目標電圧が202.5Vの場合、変圧器20がグループ1に属する1番のタブa及び3番のタブcと接続されたトライアック素子21a及びトライアック素子21cをON状態に転換させ、グループ2乃至グループ4のそれぞれに属するタブのなかの何れかのタブをN相に接地するように制御する(S23)。
ステップS21の抽出結果で、目標電圧が205Vである場合、変圧器20がグループ1に属する1番のタブa及び4番のタブdと接続されたトライアック素子21a及びトライアック素子21dをON状態に転換させ、グループ2乃至グループ4のそれぞれに属するタブのなかの何れかのタブをN相に接地するように制御する(S24)。
ステップS21の抽出結果で、目標電圧が207.5Vの場合、変圧器20がグループ1に属する1番のタブa及び5番のタブeと接続されたトライアック素子21a及びトライアック素子21eをON状態に転換させ、グループ2乃至グループ4のそれぞれに属するタブのなかの何れかのタブをN相に接地するように制御する(S25)。
ステップS21の抽出結果で、目標電圧が210Vである場合、変圧器20がグループ1に属する1番のタブa及び6番のタブfと接続されたトライアック素子21a及びトライアック素子21fをON状態に転換させ、グループ2乃至グループ4のそれぞれに属するタブのなかの何れかのタブをN相に接地するように制御する(S26)。
ステップS21の抽出結果で、目標電圧が212.5Vの場合、変圧器20がグループ1及びグループ2に属する1番のタブa、7番のタブg及び8番のタブhと接続されたトライアック素子21a、トライアック素子21g及びトライアック素子21hをON状態に転換させ、グループ3及びグループ4のそれぞれに属するタブのなかの何れかのタブをN相に接地するように制御する(S27)。
ステップS21の抽出結果で、目標電圧が215Vである場合、変圧器20がグループ1及びグループ2に属する1番のタブa、7番のタブg及び10番のタブjに関連付けられたトライアック素子21a、トライアック素子21g及びトライアック素子21jをON状態に転換させ、グループ3乃至グループ4のそれぞれに属するタブのなかの何れかのタブをN相に接地するように制御する(S28)。
ステップS21の抽出結果で、目標電圧が217.5Vの場合、変圧器20がグループ1乃至グループ3に属する1番のタブa、7番のタブg、11番のタブk及び13番のタブmに関連付けられたトライアック素子21a、トライアック素子21g、トライアック素子21k及びトライアック素子21mをON状態に転換させ、グループ4に属するタブのなかの何れかのタブをN相に接地するように制御する(S29)。
なお、上述した本実施例においては、トライアック素子群21は16個のトライアック素子21a〜21pで構成され、2次コイル22は4つのグループに分けるために4個のコイル22a〜22dで構成され、トライアック素子スイッチング部26は3個のスイッチング部26a〜26cで構成されていたが、これに限らず、目標電圧を出力することができれば、これらはどのように構成されていてもよい。
以上によって、本発明の技術的思想を例示するための好ましい実施例に関連して説明して示したが、本発明は、このような図示されて説明された通りの構成および作用に限定されるものではなく、技術的思想の範疇を逸脱することなく本発明について多数の変更及び修正が可能であることを当業者は理解できる。したがって、そのようなすべての適切な変更及び修正と共に均等のものなども、本発明の範囲に属するものとみなされるべきである。
S・・・電力制御システム
10・・・制御部
20・・・変圧器
21・・・トライアック素子群
22・・・2次コイル
23・・・ヒューズ
24・・・抵抗
25・・・1次コイル
26・・・スイッチング部

Claims (3)

  1. 1次コイル(25)及び2次コイル(22)を有する変圧器(20)と、
    前記変圧器に備えられ、グループ1乃至グループNで構成され複数のタブを含む複数のトライアック素子から成るトライアック素子群(21)と、
    実時間で変動する入力電圧を検出し、前記トライアック素子群のスイッチングを制御して前記複数のトライアック素子のなかで目標電圧を出力するトライアック素子をスイッチングさせる制御信号を前記変圧器に印加する制御部(10)と、
    前記複数のトライアック素子で構成され、グループ1乃至グループNの間に設置され、前記制御部の制御信号に対応して各グループと他のグループ間の接続をON/OFFさせるトライアック素子スイッチング部(26)とを備え、
    前記制御部は、目標電圧の出力のために、前記変圧器のグループ1乃至グループNに属するタブのなかの何れかのタブをON状態に転換させ、ON状態に転換させたタブがないグループは当該グループのタブのなかで1つのタブをN相に接地するように制御して前記1次コイルで前記2次コイルに過渡電圧が誘起されることを防止することを特徴とする電力制御システム。
  2. 前記変圧器は、
    多数のタブを含むグループ1乃至グループNで構成され、前記制御部から認可を受けた制御信号と対応するタブをON/OFFして、前記2次コイルに電圧を印加するトライアック素子群(21)と、
    前記トライアック素子群(21)と接続されて目標電圧出力のために既に設定された回数で巻線される2次コイル(22)と、
    前記トライアック素子群と前記2次コイルとの間に設置されて短絡電流と過負荷電流を遮断するヒューズ(23)と、
    前記ヒューズと前記2次コイルとの間に設置されて過負荷電流により発生する熱を外部に放出する抵抗(24)と、
    前記2次コイル(22)によって減衰された目標電圧を出力する1次コイル(25)とを含むことを特徴とする請求項1記載の電力制御システム。
  3. (a)制御部(10)が目標電圧と対応する電圧を出力するように制御する制御信号を変圧器(20)に印加するステップと、
    (b)前記変圧器が前記制御信号に対応してグループ1乃至グループNのなかの何れかのタブに関連付けられたトライアック素子をON/OFFさせるステップと、
    (c)前記変圧器が目標電圧を出力するステップとを含み、
    前記(b)ステップは、
    (b−1)前記変圧器が入力された制御信号から目標電圧を抽出するステップと、
    (b−2)前記ステップ(b−1)の抽出結果で、目標電圧が200Vである場合、前記変圧器がグループ1に属する1番のタブ及び2番のタブと接続されたトライアック素子をON状態に転換させ、グループ2乃至グループNのそれぞれに属するタブのなかの何れかのタブをN相に接地するように制御するステップと、
    (b−3)前記ステップ(b−1)の抽出結果で、目標電圧が202.5Vの場合、変圧器(20)がグループ1に属する1番のタブ及び3番のタブと接続されたトライアック素子をON状態に転換させ、グループ2乃至グループNのそれぞれに属するタブのなかの何れかのタブをN相に接地するように制御するステップと、
    (b−4)前記ステップ(b−1)の抽出結果で、目標電圧が205Vである場合、変圧器(20)がグループ1に属する1番のタブ及び4番のタブと接続されたトライアック素子をON状態に転換させて、グループ2乃至グループNのそれぞれに属するタブのなかの何れかのタブをN相に接地するように制御するステップと、
    (b−5)前記ステップ(b−1)の抽出結果で、目標電圧が207.5Vの場合、変圧器(20)がグループ1に属する1番のタブ及び5番のタブと接続されたトライアック素子をON状態に転換させ、グループ2乃至グループNのそれぞれに属するタブのなかの何れかのタブをN相に接地するように制御するステップと、
    (b−6)前記ステップ(b−1)の抽出結果で、目標電圧が210Vである場合、変圧器(20)がグループ1に属する1番のタブ及び6番のタブと接続されたトライアック素子をON状態に転換させて、グループ2乃至グループNのそれぞれに属するタブのなかの何れかのタブをN相に接地するように制御するステップと、
    (b−7)前記ステップ(b−1)の抽出結果で、目標電圧が212.5Vの場合、変圧器が、グループ1及びグループ2に属する1番のタブ、7番のタブ及び8番のタブと接続されたトライアック素子をON状態に転換させ、グループ3乃至グループNのそれぞれに属するタブのなかの何れかのタブをN相に接地するように制御するステップと、
    (b−8)前記ステップ(b−1)の抽出結果で、目標電圧が215Vである場合、変圧器(20)が、グループ1及びグループ2に属する1番のタブ、7番のタブ及び10番のタブに関連付けられたトライアック素子をON状態に転換させ、グループ3乃至グループNのそれぞれに属するタブのなかの何れかのタブをN相に接地するように制御するステップと、
    (b−9)前記ステップ(b−1)の抽出結果で、目標電圧が217.5Vの場合、変圧器(20)が、グループ1乃至グループ3に属する1番のタブ、7番のタブ、11番のタブ及び13番のタブに関連付けられたトライアック素子をON状態に転換させ、グループNに属するタブのなかの何れかのタブをN相に接地するように制御するステップとを含むことを特徴とする電力制御方法。
JP2015255957A 2015-01-22 2015-12-28 電力制御システム及びその方法 Active JP6317318B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US15/003,973 US9698602B2 (en) 2015-01-22 2016-01-22 Power control system and method therefor

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020150010435A KR101532975B1 (ko) 2015-01-22 2015-01-22 전력제어 시스템 및 방법
KR10-2015-0010435 2015-01-22
JP2015154888 2015-08-05
JP2015154888 2015-08-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017034964A JP2017034964A (ja) 2017-02-09
JP6317318B2 true JP6317318B2 (ja) 2018-04-25

Family

ID=57989209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015255957A Active JP6317318B2 (ja) 2015-01-22 2015-12-28 電力制御システム及びその方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6317318B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0769747B2 (ja) * 1988-09-01 1995-07-31 財団法人電力中央研究所 交流定電圧装置
JP3416809B2 (ja) * 1994-05-27 2003-06-16 成勲 井本 電気調整器
US5808454A (en) * 1997-02-28 1998-09-15 Chung; Young Choon Alternating current power control device
JP2001037227A (ja) * 1999-07-19 2001-02-09 Kawamura Electric Inc 電圧制御装置
JP2010033144A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 Kazuichi Inoue 電圧安定化装置
JP2011228274A (ja) * 2010-03-30 2011-11-10 Yamatake Corp リレー駆動回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017034964A (ja) 2017-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6000835B2 (ja) 自動電圧調整装置
CN105450004B (zh) 具有浪涌电压保护的电源
US8169756B2 (en) Fault current limiting
TWI523359B (zh) 過電壓保護裝置及其操作方法
US9923469B2 (en) Motor drive filter damping
US9680462B2 (en) System and method for voltage regulation with zero voltage reduction and autotransformer modes
JP5106484B2 (ja) 可変電源装置とモータ駆動制御装置とそれらの保護回路動作方法
BRPI0600947A (pt) circuito de controle para controlar a voltagem da saìda de uma fonte de alimentação com comutação primeiramente controlada, fonte de alimentação com comutação e método para controlar a voltagem de saìda de uma fonte de alimentação com comutação primariamente controlada
JP2009112169A (ja) 発電機の出力制御装置
JP6317318B2 (ja) 電力制御システム及びその方法
JP2005210809A (ja) 電気機器の電源装置
KR101029157B1 (ko) 자동 전압 조절 장치
KR102008259B1 (ko) 자동 전압 조절 장치
KR20150054222A (ko) 전원공급 방법 및 장치
JP2008146576A (ja) 安定化電源回路および携帯端末
US9698602B2 (en) Power control system and method therefor
US8604756B2 (en) Controlling transient response of a power supply
KR102071837B1 (ko) 단일형 컨버터의 출력전압 제어 장치
KR101387682B1 (ko) 과도 상태 보호와 리던던시를 고려한 파워 공급 컨버터와 그 동작 방법
RU2582581C2 (ru) Улучшенное высокоэффективное энергосберегающее устройство, подключаемое между источником электроэнергии и тяговой и/или осветительной нагрузкой
RU82071U1 (ru) Устройство для защитного отключения
KR100650608B1 (ko) 대용량 자동전압 전력 제어 장치
JP2002165454A (ja) 交流電圧調整装置
RU2554712C1 (ru) Стабилизатор - регулятор напряжения переменного тока
WO2015125844A1 (ja) 電源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170512

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180228

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180329

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6317318

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250