JP2003021286A - 配管用継手 - Google Patents

配管用継手

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JP2003021286A
JP2003021286A JP2001206582A JP2001206582A JP2003021286A JP 2003021286 A JP2003021286 A JP 2003021286A JP 2001206582 A JP2001206582 A JP 2001206582A JP 2001206582 A JP2001206582 A JP 2001206582A JP 2003021286 A JP2003021286 A JP 2003021286A
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田 宏 幸 岡
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L37/00Couplings of the quick-acting type
    • F16L37/08Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members
    • F16L37/084Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking
    • F16L37/098Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking by means of flexible hooks
    • F16L37/0985Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking by means of flexible hooks the flexible hook extending radially inwardly from an outer part and engaging a bead, recess or the like on an inner part

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 確実に相手方パイプの雄継手部材が押し込ま
れていないと、リテーナーによる結合を不可能とし、し
かも、リテーナーのロック操作を回転式とすることで、
配管回りのレイアウト上の制約を受けずに簡単に着脱す
ることができるようする。 【解決手段】 雌継手部材40と同軸的にかつ周方向に
回転可能に係合する回転形のリテーナー44を設け、こ
のリテーナー44に、雌継手継手40に十分に挿入され
た状態にある雄継手部材42のスプール部20を規制可
能な複数の爪部材50a、50bを対称的に設け、雌継
手部材42の内周部にはリテーナー44の回転とともに
爪部材50a、50bが摺動するカム面52a、52b
を形成し、カム面52a、52bは、リテーナーううが
アンロックの回転位置からロックの回転位置に回転する
にしたがって爪部材50a、50bの内側間隔を雄継手
部材42のスプール部20の外径よりも狭めるような曲
面をもっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】
【従来の技術】本発明は、配管用継手に係り、特に、自
動車や産業機械等の油空圧回路などでパイプ同士の接続
に用いられるクイックコネクター型の配管用継手に関す
る。
【0003】
【従来の技術】例えば、自動車の燃料供給系では、燃料
パイプを接続する管継手としてクイックコネクターと呼
ばれる継手が広く用いられている。
【0004】クイックコネクターは、接続すべきパイプ
にそれぞれ取り付けられる雌継手部材、雄継手部材と、
これらを結合するリテーナーを主要な構成要素としてお
り、ボルト等の締結要素を用いることなく、雄継手部材
を雌継手部材に挿入するだけでパイプ同士を簡単にワン
タッチで接続することができる。
【0005】この種のクイックコネクターには、これま
で様々な構造のものが考案されている。クイックコネク
ターでは、要求される機能としては、結合が強固である
こと、接続が簡易であること、シール性能が高いことな
どの他に、不完全結合になり難いことも重要な機能であ
る。ここでいう不完全結合とは、雄継手部材が雌継手部
材に完全に差込まれていない状態のまま、リテーナーに
よって擬似的に結合されてしまうことをいう。
【0006】このような不完全結合を防止するように改
良したクイックコネクターとしては、例えば、米国特許
第5542716号(特表平10−509232号公
報)に開示されているものがある。
【0007】そこで、この従来のクイックコネクターを
図7乃至図9に示す。図7において、クイックコネクタ
ー10は、雌継手部材12と、雄継手部材14と、これ
らを結合するリテーナー16とから構成されている。図
9は、雌継手部材12と雄継手部材14とがリテーナー
16によって完全に結合されている状態を示している。
このクイックコネクター10は、基本的に、雌継手部材
12に雄継手部材14を完全に挿入しないかぎり、リテ
ーナ16を雌部材14に窓部19から差込んでもリテー
ナー16が正常にロック作動しないように構成されてお
り、これにより擬似ロックによる不完全結合を防止する
ものである。
【0008】まず、図7、図9において、雌継手部材1
2は、図示しないパイプとの取付側である圧入取付部1
3と円筒状のハウジング15とが一体となっているもの
である。ハウジング15は、雄継手部材14が挿入され
る側である連結部18を含み、この連結部18の側面に
は、リテーナ16を挿入するための窓部19が形成され
ている。ハウジング15は、このような連結部18か
ら、これよりも順次小径になる第1の円筒部21a、第
2の円筒部21bにつながるようになっている。
【0009】一方、雄継手部材14には、その先端から
所定の距離だけ離れた位置に、外周部を周回するスプー
ル部20が形成されている。このスプール部20は、窓
部19から差込まれたリテーナー16に係合し、これに
より、雄継手部材14が抜けないように拘束される。
【0010】図8に示すように、リテーナー16は、一
体成形されたプラスチック製のU字形の部材で、その本
体22は、両側に平行に延びる脚部23a、23bを含
む。脚部23a、23bの内側には、湾曲する対向面を
有するリブ24a、24bが一体形成されており、この
リブ24a、24bは、雄継手部材14の外周部に嵌合
するようなっている。
【0011】図9は、雌継手部材12と雄継手部材14
とがリテーナー16によって結合されている状態での縦
断面を示す図である。
【0012】図9において、雌継手部材12の窓部19
の軸方向の幅をLとすると、リテーナー16の長さは、
窓部19の軸方向の幅Lと略等しく設定されており、ま
た、窓部19の軸方向と直角な方向の幅とリテーナー1
6の幅も略等しく設定されている。そして、窓部19を
形成する側壁25a、25bのうち、雄継手部材14の
挿入方向前側の側壁25aと、リテーナー16のリブ2
4a、24bの挿入方向前側の端面26aとの間にでき
る隙間の幅L1が、雄継手部材14のスプール部20の
幅よりも略同じか、あるいは大きく設定されている。そ
して、雄継手部材14を雌継手部材12に挿入し、圧入
取付部13と第2円筒部21bの間の段部に雄継手部材
14の先端が当接するか、あるいはスプール部20がト
ップハット32に当たるまで完全に押し込んだ状態で
は、スプール部20は、ちょうどリテーナー16のリブ
24a、24bの端面26aと窓部19の側壁25aの
間にできる空間部34に位置決めされるようになってお
り、リテーナー16を半径方向にスライドさせて押し込
むことが可能となる。
【0013】したがって、図7(a)において窓部19
に臨ませたリテーナー16をスライドさせるようにして
押し込むと、図7(b)の状態になって、リテーナー1
6の脚部23a、23bの外側面に形成された爪30
a、30b(図8参照)が連結部18の下縁部に係合
し、リテーナー16はロックされるようになっている。
【0014】そして、リテーナー16で正常にロックし
た状態では、雄継手部材14のスプール部20は、リテ
ーナー16のリブ端縁部26aに当接し、雄継手部材1
4の軸方向の後退移動が阻止される。このようにして、
雄継手部材14が雌継手部材12から抜けないように両
者は強固に結合される。このとき、雄継手部材14の外
周部と第1円筒部21aの内周面の間に介装されるOリ
ング31a、31bはこれらの隙間をシールすることが
できる。なお、これらのOリング31a、31bは、ス
ペーサ32を間に介して装着されるとともに、スリーブ
状のトップハット33によって、連結部18の方へ飛び
出して離脱しないように保持されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】雌継手部材12、雄継
手部材14には、種々のサイズのものがある。例えば、
雄継手部材14には、そのスプール部20から先端まで
の長さが異なるものがある。本来、リテーナー16は、
雄継手部材14を雌継手部材12に挿入してから押し込
むべきところ、リテーナー16を先に押し込んでしま
い、その後で、雄継手部材14を雌継手部材12に挿入
すると、スプール部20は、リテーナー16のリブ24
a、24bの端縁部26aの反対側の端縁部26bに当
接して、雄継手部材14をそれ以挿入することができな
くなり、不完全結合の状態となる。しかし、このとき、
スプール部20から先端までが長い雄継手部材14であ
ると、Oリング31bが効いてシールしてしまう結果、
そのまま圧力試験を合格して不完全結合が見過ごされて
しまう可能性がある。
【0016】また、リテーナー16を継手軸方向と直角
な特定の方向から押し込む型式であるため、配管回りの
レイアウト上の制約を受けて、実際に車両の配管に組み
込む接続作業の作業性が悪くなる場合がある。さらに
は、一旦接続してしまうと、周囲のスペースに余裕のな
いところでは、外すのが容易でないという問題がある。
【0017】そこで、本発明の目的は、前記従来技術の
有する問題点を解消し、確実に相手方パイプの雄継手部
材が押し込まれていないと、リテーナーによる結合を不
可能とし、しかも、リテーナーのロック操作を回転式と
することで、配管回りのレイアウト上の制約を受けずに
簡単に着脱することができるようにした配管用継手を提
供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、雄継手部材と、雌継手部材と、前記雄
継手部材と雌継手部材とを結合するリテーナーとからな
り、前記雄継手部材が雌継手部材に十分に挿入されてい
ない状態では、当該リテーナーにより両者の結合をロッ
クすることができない配管用管継手において、前記リテ
ーナーは、前記雌継手部材と同軸的にかつ周方向に回転
可能に係合する回転形のリテーナーからなり、このリテ
ーナーに、前記雌継手に十分に挿入された状態にある雄
継手部材のスプール部を規制可能な複数の爪部材を対称
的に設け、前記雌継手部材の内周部にはリテーナーの回
転とともに前記爪部材が摺動するカム面を形成し、前記
カム面は、前記リテーナーがアンロックの回転位置から
ロックの回転位置に回転するにしたがって爪部材の内側
間隔を当該雄継手部材のスプール部の外径よりも狭める
ような曲面を有することを特徴とするものである。
【0019】また、本発明においては、前記リテーナー
には、前記雌継手部材の外周部を摺動可能に係合する複
数の脚部が一体に設けられ、前記雌継手部材の外周部に
は前記脚部を係止させて当該リテーナーをそれぞれアン
ロック位置、ロック位置に規制する突起部が形成され、
前記雌継手部材の内周部には、当該リテーナーのアンロ
ック位置で前記爪部材の内側間隔が前記雄継手部材のス
プール部の外径よりも広くなる位置に待避させる凹部が
形成されていることが好ましい。
【0020】また、前記リテーナーは、ロック位置で雌
継手部材に装着されるトップハットの端面に当接し、こ
のトップハットの離脱を防止するリング状のトップハッ
ト押え部材を一体に設けるようにしてもよい。
【0021】さらに、前記リテーナーがロック位置にあ
る状態で、雌継手部材を雄継手部材を挿入すると、雄継
手部材のスプール部が爪部に規制されてそれ以上の雄継
手部材の挿入が阻止され、かつ、当該雄継手部材の先端
が前記雌継手部材内のOリングまで到達しないようにな
っていることが好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明による配管用継手の
一実施形態について、添付の図面を参照しながら説明す
る。なお、図7乃至図9に示した従来の配管用継手と共
通する構成要素には、同一の参照符号を付して説明す
る。
【0023】図1、図2は、本実施の形態による配管用
継手を示す斜視図で、参照符号40は雌継手部材を示
し、参照符号42は雄継手部材を示している。図3は、
雌継手部材40と雄継手部材42とを結合するリテーナ
ー44を示す。図1では、リテーナー44は雄継手部材
42との結合をアンロックする位置にあり、図2ではロ
ックする位置にある。
【0024】図1、図2において、雌継手部材40は、
図示しないパイプとの取付側である竹の子形の圧入取付
部13と段付き円筒形状のハウジング45とが一体とな
っている構造のもので、ハウジング45は、順次小径に
なる第1の円筒部21a、第2の円筒部21bを含み、
これらを経て圧入取付部13が連続するようになってい
る。このハウジング45には、雄継手部材42を挿入す
るための挿入口が一端に開口している。また、ハウジン
グ45の側面には二つの窓部46が大きく開いており、
ハウジング45に同軸的に係合しているリテーナ44の
円周方向の回転が許容されるようになっている。
【0025】図5に示すように、雌継手部材40の第1
円筒部21aの内部にはOリング31a、31bが収装
されており、これらのOリング31a、31bは第1円
筒部21aの内周面と雄継手部材42との隙間をシール
することができる。なお、これらのOリング31a、3
1bは、スペーサ32を間に介して装着されるととも
に、スリーブ状のトップハット33によって、外に飛び
出して離脱しないように保持されている。
【0026】一方、雄継手部材42には、その先端から
所定の距離だけ離れた位置に、外周部を周回するスプー
ル部20が形成されている。
【0027】図3において、リテーナー44は、中心に
関して180度対称な位置に配置された2つで対をなす
爪部材48a、48bと、この爪部材48a、48bの
外側面から一体的にL字形に突き出した脚部50a、5
0bと、リング状のトップハット押え部材51とが一体
に形成された樹脂製の部材である。トップハット押え部
材51は、ブリッジ部53a、53bを介して脚部50
a、50bと同軸的に連結されている。この脚部50
a、50bの先端部は、窓部46の周方向に伸びる内縁
部のうち、挿入口に近い方の内縁部46aに係合し、こ
れにより、リテーナー44は窓部46の内縁部46aを
案内として周方向に回転可能になっている。爪部材48
a、48bは、雄継手部材42を間に対峙するように対
向し、後述するように、リテーナー44の回転にともな
って次第にその内側面の間隔が狭まることで雄継手部材
42の外周面に押し付けられるようになっている。
【0028】次に、図4に示すように、雌継手部材40
のハウジング45においては、挿入口の内径部に爪部材
48a、48bの各々の背面が摺動するカム面52a、
52bが形成されているとともに、これらのカム面52
a、52bは凹部54a、54bに連続している。この
凹部54a、54bの位置では、ハウジング45には肉
厚の厚い部分と薄い部分とで段差55a、55bが形成
されている。
【0029】図4(a)に示す回転位置がアンロック位
置である。リテーナー44の爪部材48a、48bは凹
部54a、54bに待避した状態にあって、この位置で
は爪部材48a、48bの内側面の間隔は、雄継手部材
42のスプール部20の外径よりも広くなっており、し
たがって、雌継手部材40に雄継手部材42を挿入する
と、そのスプール部20がリテーナー44の爪部材48
a、48bの間を通過することができる。
【0030】他方、図4(b)に示す回転位置がロック
位置である。このロック位置では、爪部材48a、48
bの内側面の間隔は、雄継手部材42のスプール部20
の外径よりも狭くなっており、好ましくは、雄継手部材
42の外周面に押し付けられる程度の狭さである。した
がって、リテーナー44がロック位置にあると、爪部材
48a、48bの表側の端面49aにスプール部20が
当たって、それ以上雄継手部材42を挿入することがで
きないようになっている(図6(a)参照)。
【0031】なお、図4(a)に示すように、雌継手部
材40のハウジング45の外周部には、リテーナー44
の脚部50aの鉤状の先端部が係止することで、このリ
テーナー44の位置をアンロック位置に位置決めする第
1突起部56と、リテーナー44の脚部50a、50b
の鉤状の先端部がともに係合することで、リテーナー4
4の位置をロック位置に保持する第2突起部58a、5
8bが形成されている。
【0032】次に、図5は、本実施形態の配管用継手の
縦断面を示す図で、図5(a)は、リテーナー44が図
4(a)のアンロック位置にあるときに、雄継手部材4
2を雌継手部材40に十分に差し込んだ状態の縦断面を
示している。雄継手部材42のスプール部20はリテー
ナー44の爪部材48a、48bの間を通過できるの
で、雄継手部材42を奥まで十分に差し込むことができ
る。
【0033】そして図4(a)のアンロック位置から図
4(b)のロック位置まで、リテーナー44を時計回り
に約90度回転させると、爪部材48a、48bはカム
面52a、52bに乗り上げ、このカム面52a、52
bを摺動するにつれて爪部材48a、48bの間隔が狭
まり、ロック位置では、爪部材48a、48bは雄継手
部材42の管体に密着するに至る。このようにリテーナ
ー44によってロックされた状態では、図5(b)に示
されるように、雄継手部材42のスプール部20は、爪
部材48a、48bの裏側の端面49bで規制されて抜
管が阻止されるので、雌継手部材40と雄継手部材42
はリテーナー44によって確実に結合される。なお、こ
の結合状態では、同時に、リテーナー44の有するリン
グ状のトップハット押え部材51の端面に全周に亘って
当接し、トップハット33の離脱を阻止するために押さ
え付けている。
【0034】このようにリテーナー44を回転させるだ
けで、簡単に雌継手部材40と雄継手部材42とを確実
に結合でき、また、外すときは逆回りにリテーナー44
を回せば、雄継手部材42を簡単に抜くことができる。
【0035】次に、図6は、雌継手部材40と雄継手部
材42とが不完全結合している状態での縦断面を示す図
である。まず、図6(a)は、リテーナー44をロック
してしまった後で、雄継手部材42を雌継手部材40に
差し込んだ場合である。この場合、リテーナー44の爪
部材48a、48bの内側間隔は、ほぼ雄継手部材42
の管体の外径に等しいので、雄継手部材42のスプール
部20が爪部材48a、48bの入口側の端面に当たっ
てこれ以上差し込むことができない。この不完全な結合
状態では、雄継手部材42の先端部がOリング31a、
31bまで到達しないように、Oリング31a、31b
の位置、スプール部20から先の長さ等が設定されてい
るため、Oリング31a、31bのシールが効くことが
ないので、不完全結合が看過されることなく圧力試験等
で必ず不完全結合状態を発見することができる。
【0036】次に、図6(b)は、リテーナー44がア
ンロック位置にあって、雌継手部材40への雄継手部材
の42の差し込みが中途半端である場合である。この場
合は、リテーナー44をロック位置に回そうとしても、
リテーナー44の爪部材48a、48bが雄継手部材4
0のスプール部20に当たって狭くならないため、回す
ことができない。したがって、改めて、雄継手部材42
を十分に押し込めば、今度は、リテーナー44をロック
位置に回すことができ、確実に雄継手部材40と雌継手
部材42を結合することきができる。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、確実に相手方パイプの雄継手部材が押し込ま
れていないと、リテーナーによる結合を不可能とし、し
かも、リテーナーのロック操作を回転式とすることで、
配管回りのレイアウト上の制約を受けずに簡単に着脱す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による配管用継手の一実施形態を示し、
リテーナーがロック位置にある場合の斜視図。
【図2】図1の配管用継手のリテーナーがアンロック位
置にある場合の斜視図。
【図3】リテーナーの斜視図。
【図4】図4(a)はリテーナーがアンロック位置にあ
る雌継手部材の端面図、図4(b)はリテーナーがロッ
ク位置にある雌継手部材の端面図。
【図5】図5(a)は雌継手部材に雄継手部材を差し込
んだ状態での縦断面図、図5(b)は雌継手部材と雄継
手部材とがリテーナーによって結合された状態での縦断
面図。
【図6】図6(a)は雄継手部材を雌継手部材に差し込
む前にリテーナーをロックした状態での縦断面図、図6
(b)は、雄継手部材を雌継手部材に中途半端に差し込
んだ状態を示す縦断面図。
【図7】従来のクイックコネクター形の配管用継手を示
す斜視図。
【図8】図7の配管継手に用いられるリテーナーの斜視
図。
【図9】図7の配管用継手の縦断面図。
【符号の説明】
20 スプール部 33 トップハット 40 雌継手部材 42 雌継手部材 44 リテーナー 45 ハウジング 46 窓部 48a、48b 爪部材 50a、50b 脚部 51 トップハット押え部材 52a、52b カム面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】雄継手部材と、雌継手部材と、前記雄継手
    部材と雌継手部材とを結合するリテーナーとからなり、
    前記雄継手部材が雌継手部材に十分に挿入されていない
    状態では、当該リテーナーにより両者の結合をロックす
    ることができない配管用管継手において、 前記リテーナーは、前記雌継手部材と同軸的にかつ周方
    向に回転可能に係合する回転形のリテーナーからなり、
    このリテーナーに、前記雌継手に十分に挿入された状態
    にある雄継手部材のスプール部を規制可能な複数の爪部
    材を対称的に設け、前記雌継手部材の内周部にはリテー
    ナーの回転とともに前記爪部材が摺動するカム面を形成
    し、前記カム面は、前記リテーナーがアンロックの回転
    位置からロックの回転位置に回転するにしたがって爪部
    材の内側間隔を当該雄継手部材のスプール部の外径より
    も狭めるような曲面を有することを特徴とする配管用継
    手。
  2. 【請求項2】前記リテーナーには、前記雌継手部材の外
    周部を摺動可能に係合する複数の脚部が一体に設けら
    れ、前記雌継手部材の外周部には前記脚部を係止させて
    当該リテーナーをそれぞれアンロック位置、ロック位置
    に規制する突起部が形成され、前記雌継手部材の内周部
    には、当該リテーナーのアンロック位置で前記爪部材の
    内側間隔が前記雄継手部材のスプール部の外径よりも広
    くなる位置に待避させる凹部が形成されていることを特
    徴とする請求項1に記載の配管用継手。
  3. 【請求項3】前記リテーナーは、ロック位置で雌継手部
    材に装着されるトップハットの端面に当接し、このトッ
    プハットの離脱を防止するリング状のトップハット押え
    部材が一体に設けられたことを特徴とする請求項1ある
    いは請求項2に記載の配管用継手。
  4. 【請求項4】前記リテーナーがロック位置にある状態
    で、雌継手部材を雄継手部材を挿入すると、雄継手部材
    のスプール部が爪部に規制されてそれ以上の雄継手部材
    の挿入が阻止され、かつ、当該雄継手部材の先端が前記
    雌継手部材内のOリングまで到達しないようになってい
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかの項に記
    載の配管用継手。
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