JP2003020459A - 両面粘着テ−プ - Google Patents
両面粘着テ−プInfo
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- JP2003020459A JP2003020459A JP2001209259A JP2001209259A JP2003020459A JP 2003020459 A JP2003020459 A JP 2003020459A JP 2001209259 A JP2001209259 A JP 2001209259A JP 2001209259 A JP2001209259 A JP 2001209259A JP 2003020459 A JP2003020459 A JP 2003020459A
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Abstract
を得るようにする。 【解決手段】 短繊維パルプを20〜60%、マニラ麻を10
〜30%、長繊維パルプを10〜70%とし、このパルプ組成
分全体で 100%となるような紙基材1を作る。この基材
の両面に粘着剤層2を形成し、粘着剤層の一面または両
面に剥離紙3を積層して、両面粘着テ−プ4とする。上
記短繊維パルプには故紙パルプを用いることができる。
Description
改良に関する。
粘着テ−プは、封筒の封緘、ポスタ−の貼付、一般工作
用などに使用されているが、その用途との関係より必要
な機能が果せればよいことから廉価なものが求められて
いる。こうした紙基材は一般に薄く、通常含浸剤も使用
されないので、例えば一度貼付したポスターを剥がすと
きにその両面粘着テ−プは基材割れを起して、きれいに
剥がすことができず、貼付位置に張り残しが見られるこ
とがあり、その改善が求められている。
−プにおいて、基材割れを起すことがないような丈夫な
基材を経済的に得ようとするものである。
プ、マニラ麻、長繊維パルプを併用して形成した紙を基
材とし、その両面に粘着剤層を形成し、その粘着剤層の
一面または両面に剥離紙を積層して両面粘着テ−プとす
る。本件の両面粘着テ−プには両面粘着シートが含まれ
る。上記基材は、短繊維パルプ20〜60%(重量%:以下
同じ)、マニラ麻10〜30%、長繊維パルプ10〜70%と
し、これらパルプ全体で 100%となるようにする。上記
短繊維パルプは、繊維径5〜35μ、繊維長0.5〜4mm範
囲のものが混在しているものとし、こうした短繊維パル
プとして故紙パルプを使用することもできる。
組成分としては、短繊維パルプ、マニラ麻、長繊維パル
プがある。短繊維パルプは、その繊維径が約5〜35μ程
度であり、繊維長を約0.5〜4mm程度とするものであ
る。マニラ麻は、その繊維径の平均が約20μ程度で、繊
維長が平均約4〜5mm程度であり、上記長繊維パルプ
は、繊維径が平均約45μ程度で、繊維長が平均約5〜6
mm程度のものである。上記短繊維パルプを20〜60%、マ
ニラ麻を10〜30%、長繊維パルプを10〜70%とし、繊維
分の合計が100%となるように組成する。
が、上記した範囲の中において、狭い範囲内に集中して
いるよりも、繊維径が細い、中位、太いもの、繊維長が
短い、中位、長いものが種々に組み合さって、分布が広
く種々の径と長さのものが混在しているものが好まし
い。こうした短繊維パルプとして故紙パルプを使用する
ことができる。故紙パルプはバ−ジンパルプを一度紙と
して使用した後に、叩解して再び紙として使用するため
のものであるから、種々の繊維径と繊維長さのものが混
在しており、繊維の表面に多数のフィブリルも存在して
いて、有効に使用することができる。
よって、抄紙時に各繊維のフィブリルの絡み合いが生じ
て内部強度を増すことができる。一方、短繊維パルプの
使用は通気性や透過性を低下させる傾向となるが、細く
て長いマニラ麻や太くて長い長繊維パルプを混在させる
ことによって、靱性が増し、適度の隙間も生成されるよ
うになり、基材の両面に積層した粘着剤もいくらかこの
隙間を通して浸み込んで行くので、基材の強度を更に増
し、基材割れを起すようなこともなくなる。
用途に応じてゴム系、アクリル系、その他の粘着剤を使
用することができるが、上記した封筒の封緘、ポスタ−
の貼付、一般工作用などには、アクリル系粘着剤を使用
すると便利なことが多い。
のであって、巻回状態にするときには粘着剤層の一面に
積層するとよく、シ−ト状態等にするときには両面に積
層するようにするとよい。こうした両面粘着テープ4の
剥離紙3には、適宜のものが使用できるが紙の表面にシ
リコ−ン樹脂などの離型剤をコ−トしたものを使用すれ
ば焼却処分も容易で環境にやさしいものとなる。
20%、長繊維パルプ40%の組成比により、厚さ35μの紙
を形成して基材とした。ブチルアクリレ−ト92%、酢酸
ビニル5%、アクリル酸3%の組成で、重量平均分子量
を90万とし、適量の架橋剤を加えたアクリル系粘着剤
を、転写法により上記基材の両面に各々30μの厚さに積
層して粘着剤層を形成した。この粘着剤層の両面に、紙
の表面にシリコ−ン樹脂をコ−トした剥離紙を積層し
た。これを20×30cmの大きさに裁断し、同じ大きさのガ
ラス板で両側から挟み、5kgの荷重をかけて、40℃で3
日間熟成して両面粘着テ−プを得た。
10%、マニラ麻20%、長繊維パルプ70%の組成比によ
り、厚さ35μの紙を形成して基材とした。他は、上記し
た実施例と同様にした。 (比較例2)短繊維パルプ(故紙パルプ)70%、マニラ
麻20%、長繊維パルプ10%の組成比により、厚さ35μの
紙を形成して基材とした。他は、上記した実施例と同様
にした。
のものを各々10個づつ用意し、剥離紙を剥して一面に
厚さ25μのポリエステルフイルムを貼付し、他面をアル
ミ板に貼付して、40℃で3日間保管した。上記保管後
に、ポリエステルフイルムを持って剥した状態を観察し
た。
リエステルフイルムと共にアルミ板からきれいに剥さ
れ、アルミ板には粘着剤の残りも無く、きれいであっ
た。 比較例1; 10個中の10個何れも、基材の中間で剥離が
起り、アルミ板に破壊された両面粘着テ−プが貼り残さ
れていた。 比較例2; 10個中8個については、基材が破れてしま
い、部分的にポリエステルフイルムと共に剥され、アル
ミ板には貼り残された部分がまだら状に表われていた。
10個中、2個については、若干の貼り残しがあったがア
ルミ板よりほとんどを剥すことができた。
は、短繊維パルプとマニラ麻、長繊維パルプが所要の割
合で混在しているために、基材の内部強度が高いと共に
靱性にも富んでいて、基材が破壊されることなく、アル
ミ板からきれいに剥されている。これに対し、比較例1
では短繊維パルプの割合が少く、長繊維パルプの割合が
多いために、基材の内部強度が低く、基材の中間層で剥
離を起しており、比較例2では、短繊維パルプの割合が
多く、長繊維パルプの割合が少いために、基材の内部強
度は高いが、靱性に乏しいために、基材が破れてしま
い、アルミ板にまだら状に貼り残されているものと考え
られる。
プとマニラ麻と長繊維パルプが所定の組成割合で構成さ
れているので、内部強度が高く、靱性にも富んだ、強く
て丈夫な基材を経済的に得ることができる。そして、こ
れを再剥離する際にも基材が破壊されることもなくて、
使用しやすくて好ましい両面粘着テ−プを得ることがで
きる。
Claims (4)
- 【請求項1】 短繊維パルプ20〜60%、マニラ麻10〜30
%、長繊維パルプ10〜70%を組成分として含む紙基材を
形成し、その両面に粘着剤層を設け、該粘着剤層の一面
または両面に剥離紙を積層した両面粘着テ−プ。 - 【請求項2】 上記短繊維パルプは、繊維径が5〜35μ
で繊維長が0.5〜4mm範囲のものが混在していることを
特徴とする請求項1記載の両面粘着テ−プ。 - 【請求項3】 上記マニラ麻の繊維径は平均20μで繊維
長は平均4〜5mmであり、長繊維パルプの繊維径は平均
45μで繊維長は平均5〜6mmである請求項1または2記
載の両面粘着テ−プ。 - 【請求項4】 上記短繊維パルプは故紙パルプで形成さ
れている請求項1〜3のいずれかに記載の両面粘着テ−
プ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001209259A JP2003020459A (ja) | 2001-07-10 | 2001-07-10 | 両面粘着テ−プ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001209259A JP2003020459A (ja) | 2001-07-10 | 2001-07-10 | 両面粘着テ−プ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003020459A true JP2003020459A (ja) | 2003-01-24 |
Family
ID=19044937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001209259A Pending JP2003020459A (ja) | 2001-07-10 | 2001-07-10 | 両面粘着テ−プ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003020459A (ja) |
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-
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- 2001-07-10 JP JP2001209259A patent/JP2003020459A/ja active Pending
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