JP2003193005A - 粘着テープ - Google Patents

粘着テープ

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JP2003193005A
JP2003193005A JP2001397693A JP2001397693A JP2003193005A JP 2003193005 A JP2003193005 A JP 2003193005A JP 2001397693 A JP2001397693 A JP 2001397693A JP 2001397693 A JP2001397693 A JP 2001397693A JP 2003193005 A JP2003193005 A JP 2003193005A
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thermoplastic resin
tape
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fiber layer
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JP2001397693A
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Makoto Sakakibara
誠 榊原
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3M Innovative Properties Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温環境下で使用でき、手切れ性がよく、再
剥離時にテープ切れを生じることがなく、被着体上で糊
残りもない粘着テープを提供すること。 【解決手段】 粘着テープの長手方向と同一の方向に延
伸して形成された不織布を含む第1の縦方向延伸繊維層
と、粘着テープの長手方向と直交する方向に延伸して形
成された不織布を含む第2の横方向延伸繊維層の積層体
と、その積層体を拘束した熱可塑性樹脂層とを含む基
材、及び基材の第1の繊維層側の外表面に形成された粘
着剤層を含んでなるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘着テープに関
し、さらに詳しく述べると、高温環境下で使用できると
ともに、手切れ性がよく、かつ再剥離時にテープ切れが
発生しない粘着テープに関する。本発明の粘着テープ
は、特に、焼付工程を伴う塗装プロセスでマスキングテ
ープとして有利に使用することができる。
【0002】
【従来の技術】従来、いろいろなタイプの粘着テープが
提案され、広く使用されている。例えば、梱包資材など
として布テープが広く使用されている。布テープは、通
常、手切れ性を改善するため、織布からなる基材に樹脂
を含浸したり、ポリオレフィン樹脂シートを貼り合せた
りして製造されている。しかし、布テープは、その基材
の織布を例えば綿糸やレーヨンスフ等の紡績糸から製造
しているので、吸水性が非常に高く、したがって製造工
程が制限を受け、また、耐水性に劣るため、粘着テープ
の用途にも制限がある。
【0003】耐水性や手切れ性のある粘着テープを廉価
に製造することも研究されている。例えば特開平6−1
92631号公報には、熱可塑性合成樹脂フィルムをス
リットし延伸して得られたフラットヤーンの織布を基材
として使用し、これに感圧接着剤層を設けてなることを
特徴とする、梱包資材として有用な粘着テープが開示さ
れている。また、特開平10−237395号公報に
は、熱可塑性樹脂製フラットヤーンクロスの少なくとも
片面に粘着剤層を形成するとともに、それらの間に、両
者間の一体性を保持すべく、ポリエチレンベースの被着
層を介在させたことを特徴とする、養生フィルムとして
有用な粘着テープが開示されている。しかし、これらの
粘着テープの場合、その基材が織布からなるので、製造
工程が煩雑となり、製品コストの増加も避けられない。
また、このような粘着テープを塗装工業で一般的に使用
されているマスキングテープなどとして使用した場合、
すなわち、粘着テープの再剥離が必要な用途で使用した
場合、テープ切れが発生しやすい。テープ切れ対策とし
て、基材の秤量を高めたり、フラットヤーンの打ち込み
本数を増やすこともなされているが、手切れ性が悪くな
るという逆効果が発生し、さらには経済的にも不利であ
る。さらに、このような粘着テープは、塗装プロセスの
途中で高温焼付工程にさらされた場合、変形や溶融を生
じてしまい、メスキング材としての使用価値がない。
【0004】また、特開平10−36795号公報に
は、織布に代えて不織布を基材として使用した粘着テー
プも提案されている。この粘着テープは、熱可塑性樹脂
からなる長繊維不織布(一方向配列不織布)をタテ基材
及びヨコ基材として使用して積層するとともに、ヨコ基
材側に粘着層を設けたことを特徴としている。しかし、
この粘着テープは、その優れたヨコ引裂性のために梱包
資材としては有用であるが、マスキングテープとして使
用した場合、再剥離時にタテ基材とヨコ基材の分離が発
生し、ヨコ基材のみが被着体に残ってしまうという問題
を抱えている。
【0005】一方、特開平9−137133号公報に
は、一面が平滑面に、他面が刻み目平行線の形をした凹
部を有する面に形成された未延伸のポリオレフィン樹脂
製基材フィルムと、凹部を有する面上の不織布又は割布
(補強材)及び粘着剤からなる複合層とからなる、マス
キング用として有用な粘着テープが開示されている。こ
の粘着フィルムの場合、ポリオレフィン樹脂をフィルム
状に押出し成形し、さらにエンボス加工を施すことによ
って手切れ性を改善しているので、経済的には有利であ
るが、伸びやすいので、手切れ性が十分でない。また、
手切れ性を改善するために伸びにくい構成とした場合に
は、基材フィルムの柔軟性が低下し、被着体に追従でき
ないので、もはやマスキングテープとして使用すること
ができない。さらに、この粘着フィルムは、塗装プロセ
スの途中で高温焼付工程にさらされた場合、変形や溶融
を生じる傾向がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来の技術の問題点を解決し、高温環境下で使用でき
るとともに、手切れ性がよく、再剥離時にテープ切れを
生じることがなく、被着体上で糊残りもない粘着テープ
を提供することにある。
【0007】また、本発明の目的は、耐水性やその他の
特性に優れた粘着テープを提供することある。
【0008】さらに、本発明の目的は、製造が容易であ
り、低価格で提供できる粘着テープを提供することにあ
る。
【0009】さらにまた、本発明の目的は、焼付工程を
伴う塗装プロセスでマスキングテープとして有利に使用
できる粘着テープを提供することにある。
【0010】本発明の上記したような目的やその他の目
的は、以下の詳細な説明から容易に理解することができ
るであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した目的は、本発明
によれば、使用中に高温環境にさらされる粘着テープで
あって、熱可塑性樹脂からなる繊維を前記粘着テープの
長手方向と同一の方向に並行に配列しかつ延伸して形成
された不織布を含む第1の縦方向延伸繊維層と、前記第
1の繊維層と同一もしくは異なる熱可塑性樹脂からなる
繊維を前記粘着テープの長手方向と直交する方向に並行
に配列しかつ延伸して形成された不織布を含む第2の横
方向延伸繊維層の積層体と、前記積層体を拘束し、一体
化した熱可塑性樹脂層とを含む基材、及び前記基材の、
前記第1の繊維層側の外表面に形成された粘着剤層、を
含んでなることを特徴とする粘着テープによって達成す
ることができる。
【0012】本発明の粘着テープでは、その基材を構成
する第1及び第2の繊維層を熱可塑性樹脂層で拘束する
とともに、それらの繊維層のうち被着体に近い第1の繊
維層(縦方向延伸繊維層)の側の外表面に粘着剤層を設
けたので、粘着テープを被着体に貼付する時や貼付した
後に手で切り取る場合、第2の繊維層の横方向延伸繊維
に切る力が作用し、その横方向延伸繊維によって隣接の
縦方向延伸繊維を容易に切断することができ、極めて良
好な手切れ性を達成することができる。
【0013】一方、被着体に貼付した後の粘着テープを
人の手で再剥離する場合には、粘着テープの端面を剥離
方向に持ち上げた時に、被着体に近い側に位置する第1
の繊維層の縦方向延伸繊維に手の剥離力が作用し、テー
プ切れや糊残りを生じることなく粘着テープのみを完全
に被着体から分離できる。すなわち、この粘着テープの
場合、手の剥離力が、横方向延伸繊維にまで伝わること
がなく、テープ切れの原因が発生しないからである。
【0014】本発明の粘着テープでは、粘着テープの手
切れ性の向上と再剥離時のテープ切れの防止を同時に達
成できるので、粘着テープの貼付時及び剥離時の作業性
を著しく向上させることができる。さらには、その構成
を以下に説明するように本発明の範囲内でいろいろに変
更することによって、新規な用途の提供やその他の注目
すべき効果を具現することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明による粘着テープは、基材
とその片面に形成された粘着剤層とを含むように構成さ
れる。基材は、(1)熱可塑性樹脂からなる繊維を粘着
テープの長手方向(粘着テープの流れ方向)と同一の方
向に並行に配列しかつ延伸して形成された不織布を含む
第1の縦方向延伸繊維層、(2)第1の縦方向延伸繊維
層と同一もしくは異なる熱可塑性樹脂からなる繊維を粘
着テープの長手方向と直交する方向に並行に配列しかつ
延伸して形成された不織布を含む第2の横方向延伸繊維
層、及び(3)第1及び第2の繊維層を積層して得た不
織布積層体を拘束し、一体化した熱可塑性樹脂層、をも
って構成される。この基材の被着体側の外表面に、粘着
剤層が設けられる。また、本発明の粘着テープは、基材
及び粘着剤層に追加して、必要ならば、以下に説明する
ように、追加の構成員を有していてもよい。
【0016】図1は、本発明による粘着テープの好まし
い1実施形態を示した断面図であり、また、図2は、図
1の粘着テープの構成をより判りやすく説明するため、
各構成員を模式的に示したものである。以下、これらの
図を参照しながら本発明の粘着テープを説明する。
【0017】粘着テープ10は、フィルム又はシート状
の基材2とその片面に形成された粘着剤層1とからな
る。この粘着テープ10は、図2に矢印Aで示す流れ方
向を有しており、通常は、この方向に巻き取られ、ロー
ルの形態で保存し、運搬される。また、その際に粘着テ
ープどうしが貼り付くのを防止するため、基材2の粘着
剤層1とは反対側の面に剥離処理層7を設けるのが一般
的である。粘着テープ10は、それを粘着剤層1を介し
て被着体11の所定の部位に貼り付ける前、図2の矢印
Bに示す方向に引き離すと、容易にかつまっすぐに切り
裂くことができ、従来の梱包用布テープのように切り裂
き不良による段差ができるようなことはない。
【0018】粘着テープ10の基材2は、粘着剤層1の
側から順に、熱可塑性樹脂層3、熱可塑性樹脂層3によ
って拘束された、熱可塑性樹脂からなる繊維を粘着テー
プ10の長手方向(矢印A)と同一の方向に並行に配列
しかつ延伸して形成された不織布を含む第1の縦方向延
伸繊維層4、第1の縦方向延伸繊維層4と同一もしくは
異なる熱可塑性樹脂からなる繊維を粘着テープ10の長
手方向(矢印A)と直交する方向に並行に配列しかつ延
伸して形成された不織布を含む第2の横方向延伸繊維層
5、そして第2の横方向延伸繊維層5を拘束した熱可塑
性樹脂層6を有している。なお、図示の粘着シート10
では、層構成の容易な理解にために2つの拘束用熱可塑
性樹脂層3及び6を示しているが、これらの熱可塑性樹
脂層は、拘束作業の効率化と拘束効率の向上のため、不
織布積層体の形成後に一括して形成するのが好ましい。
【0019】本発明による粘着テープにおいて、その基
材の構成員である第1の縦方向延伸繊維層は、熱可塑性
樹脂繊維を一方向に延伸して形成された一方向延伸不織
布から構成される。ここで使用される不織布は、通常、
デニール(以下、「d」で表す)当たり1g以上の強度
を有し、好ましくは1.5g/d以上の強度を有し、さ
らに好ましくは2g/d以上の強度を有する。使用する
不織布の強度が1g/dを下回ると、繊維の配列や延伸
が不十分となるため、フィラメントにゴム弾性が残り、
引裂性が低下し、また、強度も低下するため、粘着テー
プの縦方向延伸繊維として不適当となる。
【0020】紡糸して上述の不織布を製造するため、い
ろいろな熱可塑性樹脂を原料として使用することができ
る。適当な熱可塑性樹脂は、以下に列挙するものに限定
されるわけではないけれども、ポリエステル、ポリオレ
フィン、例えば高密度ポリエチレン、ポリプロピレン
等、ナイロン、ポリビニルアルコール、ポリアクリロニ
トリルなどである。これらの熱可塑性樹脂のなかでも、
ポリエステルが、耐熱性があり、安価に入手可能である
ので、不織布の製造にとりわけ有用である。また、PC
T国際公開第WO96/17121号公報に開示されて
いるような、接着性ポリマーと通常のポリマーとの異種
ポリマーからなるコンジュゲート紡糸製品や混合紡糸製
品も、不織布の製造に好適に使用することができる。な
お、第1の縦方向延伸繊維層は、本発明の作用効果に悪
影響がでないのであるならば、上述のような一方向延伸
不織布に代えて、無撚のヤーンを整経したものや、その
他のフィルム状繊維材料を使用してもよい。
【0021】また、第1の縦方向延伸繊維層と一緒に不
織布積層体の形成に使用される第2の横方向延伸繊維層
は、第1の縦方向延伸繊維層と同様、熱可塑性樹脂繊維
を一方向に延伸して形成された一方向延伸不織布からな
ってもよく、あるいはその他の繊維材料からなっていて
もよい。
【0022】横方向延伸繊維層の形成には、薄くてフレ
キシブルであり、布のような質感を有しており、しかも
高級感を付与することができる繊維を使用することが好
ましい。例えば、特開平2−269859号公報、特公
平3−36948号公報、そして特公平7−6126号
公報に記載されているような、紡糸され集積されたウエ
ブの連続体を横方向に延伸したフィラメントからなる横
方向延伸不織布を有利に使用することができる。
【0023】横方向延伸繊維層の形成に有用なその他の
繊維としては、ポリオレフィンの細幅テープを延伸して
得たフラットヤーンの横方向配列体、広幅スプリットウ
エブの横方向配列体、スリットウエブの横方向配列体な
どを挙げることができる。
【0024】本発明の粘着テープでは、第1の縦方向延
伸繊維層と第2の横方向延伸繊維層をそれぞれの繊維層
の繊維の延伸方向が直交するように重ね合わせて不織布
積層体を形成する。なお、本発明では、それぞれの繊維
層を一層づつ使用することが好ましいが、これは、これ
らの2つの繊維層に追加して別の繊維層を基材内に介在
させると、層間剥離などの不都合が発生するからであ
る。例えば、第1の縦方向延伸繊維層の上に第2の横方
向延伸繊維層を積層した後さらに、追加の縦方向延伸繊
維層を積層した場合、貼付済みの粘着テープの再剥離
時、追加の縦方向延伸繊維層とその下地の第2の横方向
延伸繊維層の間で層間剥離が発生するであろう。
【0025】第1の繊維層と第2の繊維層を重ね合わせ
て不織布積層体を形成する場合、いろいろな技法を使用
することができる。適当な重ね合わせ技法として、例え
ば、加熱エンボス加工、サイジング加工などを挙げるこ
とができる。例えば、加熱エンボス加工は、第1の繊維
層と第2の繊維層を重ね合わせた後、得られた積層体に
それぞれの繊維層を構成するフィラメントの軟化点以上
の温度に加熱したエンボス加工治具を押し当てて、繊維
層どうしを熱圧着することによって行うことができる。
さらに、第1の繊維層と第2の繊維層の相互接着力を高
めるため、第1の繊維層にコロナ放電処理のような前処
理を施すことも推奨される。
【0026】不織布積層体を形成した後、第1及び第2
の繊維層どうしを貼り合わせて拘束する。この拘束処理
のため、通常、第1及び第2の繊維層のそれぞれに拘束
目的で熱可塑性樹脂層を適用する。熱可塑性樹脂層は、
同一もしくは異なる熱可塑性樹脂を拘束材として使用し
て形成することができる。熱可塑性樹脂層は、好ましく
は、同一の熱熱可塑性樹脂を使用して、不織布積層体の
形成後に一括して形成するのが好ましい。ひとつの工程
で拘束作業を完了できるので、作業効率やコストパーフ
ォマンスがよく、拘束効率も高められるからである。
【0027】熱可塑性樹脂層の形成のために拘束材とし
て使用される熱可塑性樹脂は、特に限定されるものでは
なく、繊維の拘束効果があることが知られているいろい
ろな熱可塑性樹脂を任意に使用することができる。適当
な熱可塑性樹脂は、以下に列挙するものに限定されるわ
けではないけれども、例えば、低密度ポリエチレン、ポ
リプロピレンなどのオレフィン樹脂、アクリル樹脂、S
BR樹脂などである。
【0028】上述のような熱可塑性樹脂は、通常、例え
ば塗布、吹き付け、含浸などの塗膜形成法や溶融押出し
などの成形法によって不織布積層体に適用することがで
きる。例えば、適当な熱可塑性樹脂を有機溶媒に溶解し
たものや水中に分散させたものに不織布積層体を浸漬
し、熱可塑性樹脂を含浸させてもよく、さもなければ、
好ましくは例えば低密度ポリエチレンやポリプロピレン
などの熱可塑性樹脂を不織布積層体上に溶融押出しして
もよい。特に溶融押出しによる貼り合わせ法は、繊維へ
の馴染みがよいばかりでなく、乾燥工程などが不要とな
るので、経済的に有利である。
【0029】上記のようにして拘束処理を完了して、本
発明の粘着テープで使用する基材が得られる。この基材
を使用すると、従来の裏表のない織布タイプの基材に比
較して手切れ性がよく、かつ被着体から引き剥がす時に
テープ切れをおこしにくい粘着テープを製造することが
できる。また、かかる基材を使用した粘着テープの製造
の場合、織布の基材に比べて生産性がよく、経済的にも
有利である。
【0030】本発明の粘着テープは、その厚さを薄くで
きるということも特徴である。粘着テープの厚さは、そ
の基材の厚さに関して見た場合、通常、約0.02〜
0.3mmであり、好ましくは約0.05〜0.25m
mであり、さらに好ましくは約0.1〜0.2mmであ
る。基材の厚さが0.02mmを下回ると、薄くなりす
ぎて作業性が低下し、また、取り扱い条件などによって
は不所望の引裂けなどが発生することもある。反対に
0.3mmを上回ると、本発明の粘着テープの本来の特
性が低下するおそれがあり、また、被着体に対する追従
性も低下する。
【0031】本発明の粘着テープは、その基材の片面に
粘着剤層を有する。粘着剤層とその形成に使用される粘
着剤は、特に限定されるものではない。適当な粘着剤と
しては、以下に列挙するものに限定されるわけではない
けれども、天然ゴム系粘着剤、合成ゴム系粘着剤、アク
リル系粘着剤、ホットメルト系粘着剤などを挙げること
ができる。これらの粘着剤のなかでも、アクリル系粘着
剤が、粘着剤層の形成に最も有利である。なぜなら、本
発明の粘着テープをマスキングテープとして使用した場
合に、マスキングテープ付きの被着体をオーブンなどに
入れて加熱する工程があるが、アクリル系粘着剤は、熱
によって劣化しにくく、経時的にも安定であるからであ
る。
【0032】粘着剤層の厚さは、粘着テープの種類や使
途などに応じて広く変更することができるが、通常、約
3〜150μmであることが好ましく、さらに好ましく
は、約10〜100μmである。粘着剤層の厚さが3μ
mを下回ると、接着力が不十分となり、貼りこんだ後に
粘着テープが浮き上がってしまう。反対に、粘着剤層の
厚さが150μmを上回ると、再剥離時に粘着テープを
剥しにくくなり、作業性が悪くなったり、剥す際にテー
プが切れてしまうおそれがある。
【0033】本発明の粘着テープは、上記したような基
材の、第2の横方向延伸繊維層側の外表面に、この技術
分野では剥離層、離型層、離型処理層などとも呼ばれる
剥離処理層をさらに有していることが好ましい。離型処
理層は、例えば塗布法、コーティング法などの常用な技
法を使用して、それぞれの粘着テープに好適な任意の厚
さで形成することができる。例えば、適当な離型処理層
は、フッ素系の合成樹脂層や、シリコーン系剥離剤など
のコーティングである。
【0034】本発明による粘着テープは、任意の温度で
使用することができる。本発明の粘着テープは、室温や
その近傍の温度で有利に使用することができ、そのよう
な温度での使用を排除するものではないが、特に、高温
環境下で使用した場合にその作用効果を十二分に発揮で
きる。ここで、「高温」とは、加熱もしくはその他の処
理等によって環境温度が室温よりも高められた状態を意
味し、通常、最低30℃程度の高められた温度を意味
し、その上限は、粘着テープを構成する各種の材料の温
度特性によって決定される。例えば、基材の第1及び第
2の繊維層が耐熱性に優れたポリエステル系の繊維など
からなり、粘着テープがマスキングテープとしての使用
を意図しているような場合、粘着テープの使用温度は、
通常、塗装プロセスの焼付温度である約100〜200
℃、特に約140〜160℃の範囲である。
【0035】本発明の粘着テープは、高温環境下での使
用が推奨され、したがって、焼付工程を伴う塗装プロセ
スで使用されるマスキングテープとしての使用や、熱硬
化型接着剤や封止剤の硬化工程における仮固定材などと
しての使用が好適である。もちろん、この粘着テープ
は、肉薄であり、作業性やその他の特性にも優れている
ので、粘着テープに一般的に適用されている用途でも有
利に使用することができる。適当な用途の一例を示す
と、以下に列挙するものに限定されるわけではないけれ
ども、梱包テープ、養生シート、住宅用高気密テープ、
一般的な仮固定テープなどを挙げることができる。
【0036】
【実施例】引き続いて、本発明をその実施例を参照して
説明する。なお、本発明は、これらの実施例によって限
定されないことは言うまでもない。実施例1 直径10μmのポリエステル繊維を縦方向に配列させ、
延伸させて得た坪量10g/mの不織布と直径10μ
mのポリエステル繊維を横方向に配列させ、延伸させて
得た坪量10g/mの不織布を、それらの不織布の繊
維の方向が互いに直交するように重ね合わせてある市販
の複合不織布(日本石油化学製、商品名「ミライフTY
1010E」)を用意した。この複合不織布の両面に低
密度ポリエチレン樹脂(住友化学工業製、商品名「スミ
カセンVL400」)をTダイで溶融押出し、貼り合わ
せを行った。低密度ポリエチレン樹脂の坪量は、片側2
0g/mとした。ポリエチレン樹脂でもって不織布ど
うしが強固に拘束され、一体化された基材が得られた。
【0037】次いで、得られた基材の縦方向延伸不織布
側にアクリル系粘着剤を乾燥後の膜厚が30μmとなる
ように塗布し、乾燥した。なお、ここで使用した粘着剤
は、100重量部のアクリル系粘着剤(東亜合成製、商
品名「TM−287」)に2重量部の添加剤(ナガセ化
成製、商品名「デナコールEX−421」)を配合して
調製した。また、基材の粘着剤塗布面とは反対側に、背
面処理のため、長鎖アルキル系離型処理剤(一方社油脂
工業製、商品名「ピーロイル1010」)の5%トルエ
ン溶液をNo.12マイヤーバーで塗布し、乾燥した。
【0038】得られた粘着テープを、「手切れ性」及び
「再剥離時のテープ切れ」の2項目に関して下記の手順
に従って試験した。 手切れ性試験:粘着テープを幅15mm及び長さ100
mmの短冊状に切り分け、供試テープを調製した。次い
で、図3に示すように、供試テープ10を幅50mm、
長さ100mm及び厚さ2mmのステンレス鋼製の平板
15に貼り付けた。その後、供試テープ10のほぼ中央
部にR=2.5mmのステンレス鋼製の治具16の先端
を図示のように押し当てた後、供試テープ10の一部を
剥離し、引っ張り試験機を使用して矢印Cの方向に引き
上げた。引っ張り速度は、1m/分であった。供試テー
プ10が引っ張り破断した時の強度を測定したところ、
下記の第1表に記載するように10.3Nであった。 テープ切れ試験:粘着テープを幅15mm及び長さ10
0mmの短冊状に切り分け、供試テープを調製した。別
に、厚さ2mmのボンデ鋼板に黒色塗料(100gの関
西ペイント製「レタンPGソロ400」(商品名)に2
0gのレタンPG専用硬化剤及び50gのPG2Kシン
ナーを調合したもの)を膜厚60μmでエアガンにより
吹き付け塗装し、さらに60℃で1時間にわたって乾燥
することによって被着体を作製した。被着体に供試テー
プを貼り付け、スキージーで十分に圧着した後、その上
から白色塗料(100gの関西ペイント製「レタンPG
ソロ531」(商品名)に20gのレタンPG専用硬化
剤及び50gのPG2Kシンナーを調合したもの)を膜
厚60μmでエアガンにより吹き付け塗装し、さらに6
0℃で1時間にわたって乾燥した。
【0039】放置により室温まで冷却した後、供試テー
プの端部を指で摘み、約30m/分の引っ張り速度及び
約150度の剥離角度で供試テープを手剥しした。被着
体の表面を目視によって観察し、テープ切れの有無を確
認したところ、下記の第1表に記載するようにテープ切
れは認められなかった。実施例2 前記実施例1に記載の手法を繰り返したが、本例では、
複合不織布の両面に低密度ポリエチレン樹脂を溶融押出
する作業に代えて、ポリプロピレン樹脂(出光石油化学
製、品番「2700」)をTダイにて溶融押出し、不織
布どうしの貼り合わせを行った。
【0040】得られた粘着テープを、前記実施例1と同
様な手順に従って「手切れ性」及び「再剥離時のテープ
切れ」の2項目に関して試験したところ、下記の第1表
に記載のような試験結果が得られた。比較例1 前記実施例1に記載の手法を繰り返したが、本例では、
比較のため、基材の横方向延伸不織布側に同一のアクリ
ル系粘着剤を同じ膜厚で塗布し、乾燥し、また、したが
って、基材の縦方向延伸不織布側に同一の背面処理を施
した。
【0041】得られた粘着テープを、前記実施例1と同
様な手順に従って「手切れ性」及び「再剥離時のテープ
切れ」の2項目に関して試験したところ、下記の第1表
に記載のような試験結果が得られた。比較例2 前記実施例1に記載の手法を繰り返したが、本例では、
比較のため、複合不織布(ミライフTY1010E)に
代えて、綿紡糸を使用して縦と横の糸の打ち込み本数6
8本/25mmで織製した織布を使用し、この織布にア
クリル樹脂エマルジョン(JSR製、商品名「AE12
0」)を乾燥後重量が15g/mとなるように含浸す
ることによって基材を作製した。
【0042】得られた粘着テープを、前記実施例1と同
様な手順に従って「手切れ性」及び「再剥離時のテープ
切れ」の2項目に関して試験したところ、下記の第1表
に記載のような試験結果が得られた。比較例3 前記実施例1に記載の手法を繰り返したが、本例では、
比較のため、複合不織布(ミライフTY1010E)に
代えて、綿紡糸を使用して縦と横の糸の打ち込み本数3
4本/25mmで織製した織布を使用し、この織布にア
クリル樹脂エマルジョン(JSR製、商品名「AE12
0」)を乾燥後重量が15g/mとなるように含浸
し、さらに続けて、前記実施例1と同様に、アクリル樹
脂含浸後の織布の両面に低密度ポリエチレン樹脂(スミ
カセンVL400、坪量は、片側20g/m)を溶融
押出しすることによって基材を作製した。
【0043】得られた粘着テープを、前記実施例1と同
様な手順に従って「手切れ性」及び「再剥離時のテープ
切れ」の2項目に関して試験したところ、下記の第1表
に記載のような試験結果が得られた。比較例4 前記実施例1に記載の手法を繰り返したが、本例では、
比較のため、市販の粘着テープ(光洋化学製、商品名
「カットエースFG」)を供試テープとして使用した。
この粘着テープは、オレフィン樹脂フィルムにエンボス
加工を施して手切れ性をもたせた後、その片面にアクリ
ル系粘着剤を塗工したものである。
【0044】用意した粘着テープを、前記実施例1と同
様な手順に従って「手切れ性」及び「再剥離時のテープ
切れ」の2項目に関して試験したところ、下記の第1表
に記載のような試験結果が得られた。
【0045】
【表1】
【0046】
【発明の効果】以上に詳細に説明したように、本発明に
よれば、高温環境下で使用できるとともに、手切れ性が
よく、再剥離時にテープ切れを生じることがなく、被着
体上で糊残りもない粘着テープを提供することができ
る。また、この粘着テープは、耐水性やその他の特性に
も優れている。さらに、この粘着テープは、製造が容易
であり、低価格で提供できる。さらにまた、この粘着テ
ープは、焼付工程を伴う塗装プロセスでマスキングテー
プとして有利に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による粘着テープの好ましい1実施形態
を示した断面図である。
【図2】図1の粘着テープの構成を模式的に示した平面
図である。
【図3】実施例で採用した手切れ性試験の方法を模式的
に示した断面図である。
【符号の説明】
1…粘着剤層 2…基材 3…熱可塑性樹脂層 4…第1の縦方向延伸繊維層 5…第2の横方向延伸繊維層 6…熱可塑性樹脂層 7…剥離処理層 10…粘着テープ 11…被着体
フロントページの続き Fターム(参考) 4J004 AA04 AA05 AA10 AB01 AB03 CA04 CA06 CB01 CC03 DA02 DA04 FA04 FA08 4J040 CA011 DF001 JA09 JB01 JB09 LA08 NA12 NA16 PA23 PA42

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用中に高温環境にさらされる粘着テー
    プであって、 熱可塑性樹脂からなる繊維を前記粘着テープの長手方向
    と同一の方向に並行に配列しかつ延伸して形成された不
    織布を含む第1の縦方向延伸繊維層と、前記第1の繊維
    層と同一もしくは異なる熱可塑性樹脂からなる繊維を前
    記粘着テープの長手方向と直交する方向に並行に配列し
    かつ延伸して形成された不織布を含む第2の横方向延伸
    繊維層の積層体と、 前記積層体を拘束し、一体化した熱可塑性樹脂層とを含
    む基材、及び前記基材の、前記第1の繊維層側の外表面
    に形成された粘着剤層、を含んでなることを特徴とする
    粘着テープ。
  2. 【請求項2】 前記熱可塑性樹脂層が、前記第1及び第
    2の繊維層のそれぞれに、同一もしくは異なる熱可塑性
    樹脂を塗布、吹き付け又は含浸することによって形成し
    たものであることを特徴とする請求項1に記載の粘着テ
    ープ。
  3. 【請求項3】 前記熱可塑性樹脂が、低密度ポリエチレ
    ン又はポリプロピレンであることを特徴とする請求項2
    に記載の粘着テープ。
  4. 【請求項4】 前記基材の、前記第2の繊維層側の外表
    面に剥離処理層をさらに有することを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか1項に記載の粘着テープ。
  5. 【請求項5】 前記基材の厚さが0.1〜0.2mmで
    あることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記
    載の粘着テープ。
  6. 【請求項6】 焼付工程を伴う塗装プロセスで使用され
    るマスキングテープであることを特徴とする請求項1〜
    5のいずれか1項に記載の粘着テープ。
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