JPH06336578A - 両面粘着テープ - Google Patents

両面粘着テープ

Info

Publication number
JPH06336578A
JPH06336578A JP12606293A JP12606293A JPH06336578A JP H06336578 A JPH06336578 A JP H06336578A JP 12606293 A JP12606293 A JP 12606293A JP 12606293 A JP12606293 A JP 12606293A JP H06336578 A JPH06336578 A JP H06336578A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
double
adhesive tape
sensitive adhesive
sided
base material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12606293A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Yamano
浩市 山野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP12606293A priority Critical patent/JPH06336578A/ja
Publication of JPH06336578A publication Critical patent/JPH06336578A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】手切れ性がよく、適度の伸びを有してフイット
性の優れた両面粘着テープを提供する。 【構成】平織10の交差部2が熱融着されたポリオレフ
イン系樹脂よりなるフラットヤーン織布10を基材と
し、この基材の両面に粘着剤3が塗布されてなる両面テ
ープ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に内装、土木工事等
施工用の両面粘着テープに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来から建築内装材等の固定用
としては、ビニロン等の合成繊維の織布を基材とした両
面粘着テープが使用され、土木工事のシーリング用とし
ては、綿やビニロン繊維等の織り目の比較的荒いガーゼ
状の織布を基材とした両面粘着テープが使用されている
(粘着ハンドブック 発行及び編集 日本粘着テープ工
業会 380 〜386 頁 参照)。いずれもこれらの両面粘
着テープは現場での施工用として用いられ、作業能率を
上げるため、刃物等を使用せず手で引き裂いて使用する
のが前提で、所謂手切れ性がよく、適度の伸びがあって
皺の出にくい、所謂フイット性が優れていることが必要
とされている。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】しかしながら、上記こ
れらの両面粘着テープにおいては種々の問題があり、建
築内装材等の固定に使用されるビニロンの織布を基材に
した両面粘着テープは、手切れ性は良好であるが、適度
の伸びがないため、張り付け時に両面粘着テープに皺が
入り易く施工性が悪いという欠点がある。又、土木工事
のシーリング用の両面粘着テープには、織り目の荒いガ
ーゼ状の織布が使用されていて、伸びがよいのでコーナ
ー部や湾曲部での施工性は良好であるが、腰が弱くて変
形し易いため手切れ性が良くないといった欠点を有する
ものである。
【0004】一方、フラットヤーンの平織りされた織布
をそのまま基材として使用した両面粘着テープは、手で
引き裂こうとしてもフラットヤーンの織目にずれが生じ
て変形するため手切れ性が悪いといった問題がある。こ
の欠点を改良するため、このフラットヤーンの平織りさ
れた織布の上から合成樹脂製のフイルムや紙を貼り合わ
せて基材とし、この合成樹脂製のフイルムや紙の上から
粘着剤を塗布して両面粘着テープとなされたものにおい
ては、手切れ性は改良されても、合成樹脂製のフイルム
や紙を貼り合わせてあるため、伸びがなく、施工性が悪
いといった欠点を有している。
【0005】本発明は、このような上記の問題点に着目
してなされたものであり、これらの問題点を解消し、適
度の伸びを有し、手切れ性の良い両面粘着テープを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の両面粘着テープ
においては、熱融着されたポリオレフィン系樹脂よりな
るフラットヤーン織布を基材とし、この基材の両面に粘
着剤が塗布されていることを特徴とする。
【0007】即ち、本発明の両面粘着テープにおいて
は、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフイン
樹脂フイルムを細幅にスリットして延伸成形した、所謂
フラットヤーンを使用するものであり、このフラットヤ
ーンを平織の織布とし、この織布の縦と横に交差するフ
ラットヤーンの交差部を熱融着により固定して目ずれし
ないようにしたものを基材とするものである。
【0008】上記フラットヤーンよりなる織布の目付と
しては、10〜100g/m2が好ましく、両面に塗布され
る粘着剤の塗布厚さによって目付をこの範囲で適宜選定
すればよい。
【0009】本発明の両面粘着テープにおいて用いられ
る粘着剤としては、アクリル系樹脂、天然或いは合成ゴ
ム、シリコン系樹脂等のものが使用可能である。尚、本
発明の両面粘着テープにおいて用いられる基材であるポ
リオレフイン系樹脂のフラットヤーンよりなる織布は、
粘着剤との接着性をよくするために、表面を改質するの
が好ましく、織りあがった織布にコロナ放電処理を施す
ようになされるとよい。
【0010】
【作用】本発明の両面粘着テープにおいては、平織の交
差部が熱融着されたポリオレフィン系樹脂よりなるフラ
ットヤーン織布を基材とし、この基材の両面に粘着剤が
塗布されていることにより、適度の伸びを有し、且つ、
手切れ性が良いため、施工性に優れるものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の両面粘着テープに用いられる基材
の平面図であり、図2は本発明の両面粘着テープの断面
図である。図1において、1は縦のフラットヤーンで、
1aは横のフラットヤーンであり、このフラットヤーン
1、1aが平織りされて織布10となされた状態を示
し、2は縦、横のフラットヤーン1、1aの熱融着され
た交差部である。
【0012】図2は上記図1の織布10の両面に粘着剤
3が塗布されてなる本発明の両面粘着テープの断面図で
ある。
【0013】本実施例においては、ポリエチレン樹脂よ
りなるフラットヤーンを用いて、目付がほぼ60g/m
2で、織り密度はインチ当たり10本の平織りの織布と
し、この織布のフラットヤーンの交差部を加熱ロールに
よる方法で熱融着して、コロナ放電処理したものを基材
として使用した。又、粘着剤として綜研化学社製SKダ
イン1717(硬化剤コロネートL55E、1.0 部配合)を
使用し、ドライで75μ厚さになるように両面離型紙上
で上記基材に塗布して乾燥させ両面粘着テープとした。
【0014】本実施例との比較例として、基材にビニロ
ン繊維製のビニクロスを用いて、上記の実施例と同様の
粘着剤を塗布加工して両面粘着テープとした。
【0015】上記の実施例、及び比較例の広幅の両面粘
着テープを、スリット加工により幅50mmで長さ50m
のサンプルとし、これを評価した。
【0016】これらの両面粘着テープの評価の項目とし
て、粘着力は、ステンレス板に表、裏面をそれぞれ貼り
着けて、23℃で7日間放置した後、180°方向に剥
離してこれに要する力を測定した。手切れ性について
は、上記のそれぞれの50mm幅の両面粘着テープの縦方
向、及び横方向に直線を引き、この直線に沿うようにし
て手で引き裂いて、この線に沿ってうまく引き裂かれる
かどうかテストした。又、これらの両面粘着テープの伸
びの特性による皺が入り易いかどうかの、所謂フイット
性については、直径1mの円弧を台板上に描いておい
て、この円弧の線に沿って両面粘着テープを湾曲させな
がら皺が入らずに綺麗に貼れるかどうかをテストした。
このテストで、結果の良かったものは〇、良くなかった
ものについては×を付した。これらの結果を表1に示
す。
【0017】
【表1】
【0018】以上の評価結果から、本発明の両面粘着テ
ープにおいては、手切れ性がよく、且つ、従来のビニロ
ン繊維製の基材を使用した両面粘着テープに比べて、適
度の伸びを有し、所謂フイット性に優れていることが確
認された。
【0019】
【発明の効果】本発明の両面粘着テープにおいては、平
織の交差点が熱融着されたポリオレフィン系樹脂よりな
るフラットヤーン織布を基材とし、この基材の両面に粘
着剤が塗布されていることにより、手切れ性が良く、且
つ、適度の伸びを有してフイット性が良いため、施工性
に優れたものとなった。従って、両面粘着テープとして
好適に使用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の両面粘着テープに用いられる基材の平
面図。
【図2】本発明の両面粘着テープの断面図。
【符号の説明】
1、1a フラットヤーン 2 交差部 3 粘着剤 10 フラットヤーン織布

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平織の交差部が熱融着されたポリオレフィ
    ン系樹脂よりなるフラットヤーン織布を基材とし、この
    基材の両面に粘着剤が塗布されていることを特徴とする
    両面粘着テープ。
JP12606293A 1993-05-27 1993-05-27 両面粘着テープ Pending JPH06336578A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12606293A JPH06336578A (ja) 1993-05-27 1993-05-27 両面粘着テープ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12606293A JPH06336578A (ja) 1993-05-27 1993-05-27 両面粘着テープ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06336578A true JPH06336578A (ja) 1994-12-06

Family

ID=14925687

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12606293A Pending JPH06336578A (ja) 1993-05-27 1993-05-27 両面粘着テープ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06336578A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995028743A1 (de) * 1994-04-14 1995-10-26 Daimler Benz Ag Metall-halbleiter-diode und verfahren zur herstellung von metall-halbleiter-dioden
JP2015096601A (ja) * 2013-10-11 2015-05-21 日本合成化学工業株式会社 両面粘着テープ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995028743A1 (de) * 1994-04-14 1995-10-26 Daimler Benz Ag Metall-halbleiter-diode und verfahren zur herstellung von metall-halbleiter-dioden
JP2015096601A (ja) * 2013-10-11 2015-05-21 日本合成化学工業株式会社 両面粘着テープ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5178924A (en) Release liner
JP5302974B2 (ja) 伸縮性、手裂き可能、柔軟、及び引き締め可能な補強接着テープ物品
JPWO2013069784A1 (ja) 粘着テープ及びマスカー
JP2016041814A (ja) フォームフィルム裏材層を有するダクトテープ
JP2006028726A (ja) テープ基布、それを用いた粘着テープ、及びマスカー
JP2006282708A (ja) 布粘着テープ
JPH06336578A (ja) 両面粘着テープ
JP7143987B2 (ja) 複層型下敷きテープ
JP7169574B2 (ja) 複層型下敷きテープ
JP2003193005A (ja) 粘着テープ
US8221863B2 (en) Adhesive tape
JP6404698B2 (ja) 下敷きテープ
JP2800833B2 (ja) タイル、タイルシートの仮止め用両面粘着テープ
JPH05117602A (ja) 積層体
JPH037788A (ja) 粘着テープ
JP2004067875A (ja) 両面粘着テープおよび粘着テープ積層体
JPH09118862A (ja) 積層粘着テープ
JP7142861B2 (ja) 複層型下敷きテープ
JP7116954B2 (ja) 複層型下敷きテープ
JP3214591U (ja) 両面粘着テープ
JP3283639B2 (ja) 壁 紙
JP4711104B2 (ja) 再剥離型両面粘着テープ
JPH10219204A (ja) 加圧接着型両面粘着テープ
JP3852484B2 (ja) 多孔性薄葉紙材およびそれを用いた粘着テープ
JPH06192631A (ja) 粘着テ−プ