JPH09118862A - 積層粘着テープ - Google Patents

積層粘着テープ

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Publication number
JPH09118862A
JPH09118862A JP27566495A JP27566495A JPH09118862A JP H09118862 A JPH09118862 A JP H09118862A JP 27566495 A JP27566495 A JP 27566495A JP 27566495 A JP27566495 A JP 27566495A JP H09118862 A JPH09118862 A JP H09118862A
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JP
Japan
Prior art keywords
width
laminated
aluminum foil
adhesive tape
sensitive adhesive
Prior art date
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Pending
Application number
JP27566495A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Takebe
義之 竹部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP27566495A priority Critical patent/JPH09118862A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気密性及び幅方向への手切れ性を備え、取扱
いが簡単で、低温下でもすぐれた接着性を備えているの
で、寒冷地における住宅等の建築分野にも好適に使用で
きる積層粘着テープを提供する。 【解決手段】 アルミニウム箔2の片面が離型処理さ
れ、該アルミニウム箔2の他の面に基布が積層された積
層体を基材とし、該基材の基布面にアクリル系粘着剤層
が設けられている積層粘着テープであって、アルミニウ
ム箔の厚みが10〜20μmであり、上記基布はポリオ
レフィン系樹脂のフラッットヤーンが粘着テープの長さ
方向Aと幅方向Bに交差された不織布3で、長さ方向の
フラットヤーン31の幅が幅方向のフラットヤーン32
の幅の3分の2以下であり、アクリル系粘着剤のガラス
転移点温度が0℃以下である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気密性及び手切れ
性を備え、取扱いが簡単で住宅等の建築分野に好適に使
用できる積層粘着テープに関する。
【0002】
【従来の技術】住宅等の建築においてサッシ枠を外壁に
取り付ける際、気密性を上げるためサッシ枠のまわりに
アルミニウム箔の片面に粘着剤層が設けられたアルミ粘
着テープをサッシ枠等の形に追従させながら貼り付けて
外気の進入を防ぐことが行われている。一方、特開平6
−340851号公報には、粘着テープもしくはシート
を構成する合成樹脂シート基材の片面に金属薄層が設け
られ、該基材の他の面に粘着剤層が設けられた粘着テー
プもしくはシートが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のアルミ粘着テー
プで剥離紙が貼り合わされているものは、施工の際に剥
離紙を剥離するための手間を必要とし、剥離した剥離紙
が作業場のごみとなる。また、手で切り取ると斜めに切
れたりして作業性が著しく低下するといった問題点があ
った。また、上記公報に記載の粘着テープもしくはシー
トは、塩水に浸漬されても剥離しないことを目的とした
ものであって、基材自体に手切れ性が付与されたもので
はない。そのため建築の施工に用いた場合、能率的に施
工ができず、又、低温下での接着性がよくないので寒冷
地における使用には適さないという問題もあった。
【0004】本発明は上記従来の問題点を解消し、気密
性及び幅方向への手切れ性を備え、取扱いが簡単で、低
温下でもすぐれた接着性を備えているので、寒冷地にお
ける住宅等の建築分野にも好適に使用できる積層粘着テ
ープを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】本発明の積層粘着テープ
は、アルミニウム箔の片面が離型処理され、該アルミニ
ウム箔の他の面に基布が積層された積層体を基材とし、
該基材の基布面にアクリル系粘着剤層が設けられている
積層粘着テープであって、アルミニウム箔の厚みが10
〜20μmであり、上記基布はポリオレフィン系樹脂の
フラットヤーンが粘着テープの長さ方向と幅方向に交差
接着された不織布もしくは交差された織布で、長さ方向
のフラットヤーンの幅が幅方向のフラットヤーン幅の3
分の2以下であり、更に上記アクリル系粘着剤のガラス
転移温度が0℃以下であることを特徴とするものであ
る。
【0005】本発明で基材を構成する基布は、ポリエチ
レン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂フィル
ムを長手方向に沿って細くスリットして得たフラットヤ
ーンを縦方向と横方向に並列したものの交差部分を接着
剤もしくは熱融着により接着した経緯交差不織布、又は
縦方向と横方向に交差するように配置したフラットヤー
ンが上下交互に織られた織布である。
【0006】又、上記不織布もしくは織布を構成するフ
ラットヤーンは、粘着テープとした際の長手方向に配置
されるヤーンの幅が、幅方向に配置されるヤーンの幅の
3分の2以下であり、撚りを加えることなく用いられ
る。これによって、選択的に幅方向のヤーンに沿って長
手方向のヤーンのみを切断していくので斜めに切れたり
することがない。フラットヤーンとして延伸したものを
用いると手切れ性が著しく低下するので、少なくとも長
手方向のフラットヤーンは延伸していないものを用いる
べきである。
【0007】アルミニウム箔と基布との積層は接着剤を
使用する方法、または溶融ポリエチレンを介して接着す
る押出ラミネートなどによる方法がある。アルミニウム
箔の積層面とは反対面に離型処理がなされる。離型処理
はシリコーン溶液などを塗布乾燥する公知の方法で行わ
れる。
【0008】上記基布の一面に積層されるアルミニウム
箔の厚みを10〜20μmの範囲とすることにより適度
な剛性と柔軟性が得られる。アルミニウム箔の厚みが1
0μmよりも薄いと基材全体の剛性が低くなり、被着体
の凹凸への充分な追従性が得られず気密性が悪くなる。
又、20μmを超えると剛性が高すぎて被着体の凹凸に
充分追従させるために時間を要して作業性が悪いという
問題がある。
【0009】アルミニウム箔と積層された前記織布もし
くは不織布面にアクリル系粘着剤層が設けられる。本発
明で用いられるアクリル系粘着剤は、そのガラス転移温
度が0℃以下であることを特徴とする。これはガラス転
移温度が0℃を超えると寒冷地での使用に耐えられる低
温接着性が得られないからである。粘着剤層は織布もし
くは不織布に直接塗布乾燥することにより設けられたも
のでもよく、又、別途離型紙面に形成された粘着剤層が
転写されてもよい。上記織布もしくは不織布面には粘着
剤層との接着性を向上させるために、下塗剤を塗布する
かコロナ放電処理を施しておくのが好ましい。
【0010】(作用)基材がアルミニウム箔と織布もし
くは不織布との積層体であるからアルミニウム箔により
気密性が得られ、建物のサッシまわりに使用すると外気
の進入を防止できる。基布はポリオレフィン樹脂のフラ
ットヤーンからなり、粘着テープの長手方向のヤーン幅
が幅方向のヤーン幅の3分の2以下であるから幅方向へ
の手切れ性がよく、鋏など刃物を用いずに手で簡単に切
り取ることができる。更に、粘着剤層がガラス転移温度
が0℃以下のアクリル系粘着剤であるから低温接着性に
すぐれる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明積層粘着テープの実
施例を示す幅方向の断面図、図2は図1の離型処理面2
1とアルミニウム箔2及びポリエチレン層4とを除いた
平面図である。図1及び図2において、積層粘着テープ
1は、基材がアルミニウム箔2と不織布3との積層体で
あって、アルミニウム箔2の一方の表面は離型剤(一方
社製,商品名「ピーロイル」)をグラビアロールにより
塗布乾燥した離型処理層21とされ、該アルミニウム箔
2の他の面に積層された不織布3はポリエチレンヤーン
からなり厚みは70μmである。
【0012】該不織布3は、緯糸31(積層粘着テープ
1の幅方向B)と経糸32(積層粘着テープ1の長さ方
向A)のポリエチレンヤーンが直交され、その交差部分
が接着されたものである。経糸32の幅が緯糸31の幅
の3分の2以下である。基材は上記不織布3がポリエチ
レン層4を厚み35μmで押出しラミネートすることに
よりアルミニウム箔2に積層された積層体である。
【0013】(実施例1〜2)この積層粘着テープは、
厚みが13μmと17μmのアルミニウム箔を使用し、
緯糸31と経糸32との幅を表1に示すとおりとし、該
織布面にアクリル系粘着剤(綜研化学社製,商品名「S
Kダイン1986H」,Tg=−60℃)を塗布乾燥し
て粘着剤層5が形成され、全体の厚みが160μmとな
されたものである。
【0014】(実施例3〜4)経糸32の幅を表1に示
すようにした以外は実施例1及び2と同様にして得られ
た積層粘着テープである。
【0015】(比較例1〜2)アルミニウム箔2の厚み
を表1に示すとおりとした以外は実施例1と同様にして
得られた積層粘着テープである。
【0016】(比較例3)経糸32の幅を0.7mmと
した以外は実施例1と同様にして得られた積層粘着テー
プである。
【0017】性能評価 実施例及び比較例の積層粘着テープについて手切れ性と
塑性、及び低温接着性、引裂き強度を次のようにして評
価した。 (1)手切れ性:○・・・手で幅方向に垂直に切れる ×・・・手で切れない、又は切れても斜めに裂ける (2)塑性:手で折り曲げて90°に保持できるかどう
かを調べた。 ○・・・90±5°以内に保持できる ×・・・保持できる角度が90±5°を超えた (3)低温接着性:NTD法により評価した。 NTD法・・・各試験温度において斜度20度の斜面で
5cmの助走路と、更に水平で5cmの助走路、及びそ
の前方に粘着面を設け、斜面上端から5/32”の鋼球
を転がし、粘着面で停止した距離を測定。比較する従来
品としてアルミニウム蒸着ポリエチレンテレフタレート
フィルムに粘着剤層を設けた粘着テープ(積水化学工業
社製,商品名「セキスイアルミテープ#955T」)を
用いた。 (4)引裂き強度:23℃においてエルメンドルフ引き
裂き法(JIS Z 0237)により測定。T=A/
S×16で表した(但し、Tは引裂き強度、Aは目盛り
の読み、Sは引裂き枚数) 手切れ性と塑性の評価結果を表1に、低温接着性と引裂
き強度を表2に示す。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】表1から明らかなように、実施例のものは
いずれも手切れ性と塑性にすぐれ、低温接着性において
も従来品よりはるかにすぐれたものであることが判る。
【0021】
【発明の効果】本発明の積層粘着テープは以上の構成で
あるから被着体になじみよく、アルミニウム箔により気
密性が得られ隙間なく施工でき、建物のサッシまわりに
使用すると外気の進入を防止できるので、住宅等の建築
分野に好適に使用できる。又、幅方向へ手で簡単に切り
取ることができ、更に、低温接着性にすぐれているの
で、冬季の施工も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明積層粘着テープの実施例の一形態を示す
ものの幅方向における断面図。
【図2】図1の離型処理面21とアルミニウム箔2及び
ポリエチレン層4とを除いた平面図。
【符号の説明】
1 :積層粘着テープ 2 :アルミニウム箔 3 :不織布 4 :ポリエチレン層 5 :粘着剤層 21:離型処理層 31:緯糸 32:経糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 5/02 B32B 5/02 C 7/12 7/12

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム箔の片面が離型処理され、
    該アルミニウム箔の他の面に基布が積層された積層体を
    基材とし、該基材の基布面にアクリル系粘着剤層が設け
    られている積層粘着テープであって、アルミニウム箔の
    厚みが10〜20μmであり、上記基布はポリオレフィ
    ン系樹脂のフラットヤーンが粘着テープの長さ方向と幅
    方向に交差接着された不織布もしくは交差された織布
    で、長さ方向のフラットヤーンの幅が幅方向のフラット
    ヤーン幅の3分の2以下であり、更に、上記アクリル系
    粘着剤のガラス転移温度が0℃以下であることを特徴と
    する積層粘着テープ。
JP27566495A 1995-10-24 1995-10-24 積層粘着テープ Pending JPH09118862A (ja)

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JP27566495A JPH09118862A (ja) 1995-10-24 1995-10-24 積層粘着テープ

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JP (1) JPH09118862A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000020201A1 (en) * 1998-10-02 2000-04-13 Minnesota Mining And Manufacturing Company Hand-tearable tape
JP2003148658A (ja) * 2001-08-29 2003-05-21 Sekisui Chem Co Ltd 防火区画貫通部の施工方法及び防火区画貫通部構造
JP2004099805A (ja) * 2002-09-11 2004-04-02 Diatex Co Ltd 粘着シート
KR101146147B1 (ko) * 2010-02-26 2012-05-16 (주)이네이쳐 친환경 동색 알루미늄 테이프

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