JP3345333B2 - 粘着性クッションシート - Google Patents
粘着性クッションシートInfo
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- JP3345333B2 JP3345333B2 JP02282298A JP2282298A JP3345333B2 JP 3345333 B2 JP3345333 B2 JP 3345333B2 JP 02282298 A JP02282298 A JP 02282298A JP 2282298 A JP2282298 A JP 2282298A JP 3345333 B2 JP3345333 B2 JP 3345333B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品や構造物など
のコーナー部を衝突荷重などの外力から保護するため、
前記コーナー部に貼着して用いるクッションシートに関
する。
のコーナー部を衝突荷重などの外力から保護するため、
前記コーナー部に貼着して用いるクッションシートに関
する。
【0002】
【従来の技術】衝突荷重などの外力から物品、構造物を
保護するために、その表面に発泡樹脂製シートなどのク
ッションシートを粘着剤により貼り付けることが行われ
ている。特に、衝突荷重に対して応力集中を生じるコー
ナー部に前記クッションシートを貼着することが多い。
また、衝突荷重が大きい場合には、物品等に対する保護
性を確保するため、厚みの大きいクッションシート、例
えば5〜20mm程度の厚手のクッションシートが用い
られる。しかし、厚手のクッションシートを物品等のコ
ーナー部に粘着剤により貼着すると、クッションシート
の弾性曲げ反力に基づき、貼着界面に剥離力(貼着界面
に対して垂直方向の引っ張り力)が作用するため、被保
護面に接着しにくく、また、接着したとしても、前記界
面で剥離し易い。一方、保護の必要がなくなってクッシ
ョンシートを物品等から剥がす際、物品等の被保護面と
クッションシートを構成する発泡樹脂シートとが直接粘
着剤により貼着されていると、発泡樹脂シートが層割れ
することが多く、発泡樹脂シートを被保護面に残すこと
なくきれいに剥がすことが困難である。
保護するために、その表面に発泡樹脂製シートなどのク
ッションシートを粘着剤により貼り付けることが行われ
ている。特に、衝突荷重に対して応力集中を生じるコー
ナー部に前記クッションシートを貼着することが多い。
また、衝突荷重が大きい場合には、物品等に対する保護
性を確保するため、厚みの大きいクッションシート、例
えば5〜20mm程度の厚手のクッションシートが用い
られる。しかし、厚手のクッションシートを物品等のコ
ーナー部に粘着剤により貼着すると、クッションシート
の弾性曲げ反力に基づき、貼着界面に剥離力(貼着界面
に対して垂直方向の引っ張り力)が作用するため、被保
護面に接着しにくく、また、接着したとしても、前記界
面で剥離し易い。一方、保護の必要がなくなってクッシ
ョンシートを物品等から剥がす際、物品等の被保護面と
クッションシートを構成する発泡樹脂シートとが直接粘
着剤により貼着されていると、発泡樹脂シートが層割れ
することが多く、発泡樹脂シートを被保護面に残すこと
なくきれいに剥がすことが困難である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、物品や構造物などの被保護体のコーナー部に貼着し
て保護する際に、厚手であっても、長期間剥離を生ずる
ことなく安定に貼着状態を保持できるとともに、保護を
要しなくなった際には、被保護体から簡単に且つ被保護
面に発泡樹脂シートを残すことなく剥がすことのできる
粘着性クッションシートを提供することにある。本発明
の他の目的は、厚手であっても、被保護面に対する接着
性及び作業性に優れた粘着性クッションシートを提供す
ることにある。
は、物品や構造物などの被保護体のコーナー部に貼着し
て保護する際に、厚手であっても、長期間剥離を生ずる
ことなく安定に貼着状態を保持できるとともに、保護を
要しなくなった際には、被保護体から簡単に且つ被保護
面に発泡樹脂シートを残すことなく剥がすことのできる
粘着性クッションシートを提供することにある。本発明
の他の目的は、厚手であっても、被保護面に対する接着
性及び作業性に優れた粘着性クッションシートを提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するため鋭意検討した結果、粘着性クッションシー
トを、特定構造の発泡樹脂シートと特定材質の粘着シー
トとで構成すると、被保護体のコーナー部に長期間貼着
可能であり、しかも不要になれば簡易に剥離除去できる
ことを見いだし本発明を完成した。すなわち、本発明の
粘着性クッションシートは、(A)シート表面に少なく
とも1つの溝部が長さ方向に凹設された発泡樹脂シート
と、(B)前記発泡樹脂シート(A)の幅方向の両側に
付設された粘着シートとで構成された粘着性クッション
シートであって、前記粘着シート(B)が金属箔と該金
属箔の表面に形成された粘着剤層とで構成されている。
達成するため鋭意検討した結果、粘着性クッションシー
トを、特定構造の発泡樹脂シートと特定材質の粘着シー
トとで構成すると、被保護体のコーナー部に長期間貼着
可能であり、しかも不要になれば簡易に剥離除去できる
ことを見いだし本発明を完成した。すなわち、本発明の
粘着性クッションシートは、(A)シート表面に少なく
とも1つの溝部が長さ方向に凹設された発泡樹脂シート
と、(B)前記発泡樹脂シート(A)の幅方向の両側に
付設された粘着シートとで構成された粘着性クッション
シートであって、前記粘着シート(B)が金属箔と該金
属箔の表面に形成された粘着剤層とで構成されている。
【0005】
【作用】本発明の粘着性クッションシートでは、発泡樹
脂シートの表面の長さ方向に少なくとも1つの溝部が凹
設されているので、被保護体のコーナー部に前記溝部で
折り曲げて貼着、保護することにより、クッションシー
トの弾性曲げ反力を著しく軽減できる。そのため、前記
コーナー部に容易に且つ確実に貼着できる。また、発泡
樹脂シートの幅方向の両側に付設された粘着シートが、
表面に粘着剤層が形成された金属箔で構成されているの
で、被保護体に強固に接着できる。そのため、上記溝部
の作用と相俟って、長期間剥離することなく安定に貼着
状態を保持できる。さらに、発泡樹脂シートと被保護体
とを直接粘着剤で貼着するのではなく、発泡樹脂シート
の両側に付設された粘着シートにより被保護体に貼着す
るため、保護を要しなくなった際には、発泡樹脂シート
を層割れさせることなく被保護体から剥離除去できる。
したがって、被保護体の表面に発泡樹脂や粘着剤が付着
したまま残存することがない。
脂シートの表面の長さ方向に少なくとも1つの溝部が凹
設されているので、被保護体のコーナー部に前記溝部で
折り曲げて貼着、保護することにより、クッションシー
トの弾性曲げ反力を著しく軽減できる。そのため、前記
コーナー部に容易に且つ確実に貼着できる。また、発泡
樹脂シートの幅方向の両側に付設された粘着シートが、
表面に粘着剤層が形成された金属箔で構成されているの
で、被保護体に強固に接着できる。そのため、上記溝部
の作用と相俟って、長期間剥離することなく安定に貼着
状態を保持できる。さらに、発泡樹脂シートと被保護体
とを直接粘着剤で貼着するのではなく、発泡樹脂シート
の両側に付設された粘着シートにより被保護体に貼着す
るため、保護を要しなくなった際には、発泡樹脂シート
を層割れさせることなく被保護体から剥離除去できる。
したがって、被保護体の表面に発泡樹脂や粘着剤が付着
したまま残存することがない。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、必要に応じて図面を参照し
つつ、本発明をより詳細に説明する。なお、図はすべて
対象を模式的に表したものであり、同一の要素には同一
の符号を付している。
つつ、本発明をより詳細に説明する。なお、図はすべて
対象を模式的に表したものであり、同一の要素には同一
の符号を付している。
【0007】図1は本発明の粘着性クッションシートの
一例を示す概略横断面図である。この例では、粘着性ク
ッションシートは、発泡樹脂シート1と、この発泡樹脂
シート1の幅方向の両側に付設された粘着シート5,5
と、粘着シート5,5の粘着面(下記粘着剤層4側の
面)を被覆する離型紙(剥離紙)6,6とで構成されて
いる。発泡樹脂シート1の一方の面の幅方向のほぼ中央
部には、長さ方向に1本の断面V字状の溝部2が凹設さ
れている。粘着シート5は、支持体としての金属箔3
と、この金属箔3の一方の表面に形成された粘着剤層4
とで構成されている。そして、この例では、粘着シート
5の粘着面のうち幅方向の一方の端部を、発泡樹脂シー
ト1の表面(より具体的には、溝部凹設面とは反対側の
面の幅方向の端部)に直接貼着させることにより、粘着
シート5と発泡樹脂シート1との一体性が保持されてい
る。
一例を示す概略横断面図である。この例では、粘着性ク
ッションシートは、発泡樹脂シート1と、この発泡樹脂
シート1の幅方向の両側に付設された粘着シート5,5
と、粘着シート5,5の粘着面(下記粘着剤層4側の
面)を被覆する離型紙(剥離紙)6,6とで構成されて
いる。発泡樹脂シート1の一方の面の幅方向のほぼ中央
部には、長さ方向に1本の断面V字状の溝部2が凹設さ
れている。粘着シート5は、支持体としての金属箔3
と、この金属箔3の一方の表面に形成された粘着剤層4
とで構成されている。そして、この例では、粘着シート
5の粘着面のうち幅方向の一方の端部を、発泡樹脂シー
ト1の表面(より具体的には、溝部凹設面とは反対側の
面の幅方向の端部)に直接貼着させることにより、粘着
シート5と発泡樹脂シート1との一体性が保持されてい
る。
【0008】発泡樹脂シート1の材質としては、衝撃緩
衝性に優れた樹脂発泡体であれば特に限定されず、例え
ば、ポリオレフィン系樹脂、ポリウレタン、ゴム、スチ
レン系樹脂、塩化ビニル樹脂、フェノール樹脂、ユリア
樹脂、エポキシ樹脂、メタクリル樹脂などの樹脂発泡体
などが例示される。なかでも、ポリオレフィン系樹脂発
泡体、発泡ポリウレタン、発泡ゴムなどが好ましく、特
にポリオレフィン系樹脂発泡体が好ましい。樹脂発泡体
の樹脂は架橋していてもよい。
衝性に優れた樹脂発泡体であれば特に限定されず、例え
ば、ポリオレフィン系樹脂、ポリウレタン、ゴム、スチ
レン系樹脂、塩化ビニル樹脂、フェノール樹脂、ユリア
樹脂、エポキシ樹脂、メタクリル樹脂などの樹脂発泡体
などが例示される。なかでも、ポリオレフィン系樹脂発
泡体、発泡ポリウレタン、発泡ゴムなどが好ましく、特
にポリオレフィン系樹脂発泡体が好ましい。樹脂発泡体
の樹脂は架橋していてもよい。
【0009】前記ポリオレィン系樹脂には、ポリオレフ
ィン系単独重合体、ポリオレフィン系共重合体、又はこ
れらを主成分とする混合樹脂であって、発泡可能な樹脂
が含まれる。ポリオレフィン系樹脂としては、高・中・
低密度ポリエチレン、低・超低密度直鎖状ポリエチレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−プロピ
レン共重合体などのエチレン系樹脂;ポリプロピレン、
プロピレン−エチレン共重合体などのプロピレン系樹脂
などが例示される。
ィン系単独重合体、ポリオレフィン系共重合体、又はこ
れらを主成分とする混合樹脂であって、発泡可能な樹脂
が含まれる。ポリオレフィン系樹脂としては、高・中・
低密度ポリエチレン、低・超低密度直鎖状ポリエチレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−プロピ
レン共重合体などのエチレン系樹脂;ポリプロピレン、
プロピレン−エチレン共重合体などのプロピレン系樹脂
などが例示される。
【0010】発泡樹脂シート1は慣用の発泡成形法によ
り成形できる。気泡構造は独立気泡及び連続気泡の何れ
であってもよいが、強度の点から独立気泡が好ましい。
発泡倍率は、樹脂の種類により、1.2〜100倍程度
の範囲から選択できる。例えば、ポリオレフィン系樹脂
発泡体の場合の発泡倍率は、一般には5〜40倍、好ま
しくは15〜30倍程度である。発泡樹脂シート1の幅
は、被保護体の大きさなどにより適当に選択できるが、
通常50〜1000mm、好ましくは100〜200m
m程度である。発泡樹脂シート1の厚みは、発泡樹脂シ
ートの材質、被保護体の材質、予想される衝突荷重の大
きさ等により適宜設定できる。前記厚みは、例えば2〜
50mm、好ましくは4〜30mm程度であり、5〜1
0mm程度である場合が多い。
り成形できる。気泡構造は独立気泡及び連続気泡の何れ
であってもよいが、強度の点から独立気泡が好ましい。
発泡倍率は、樹脂の種類により、1.2〜100倍程度
の範囲から選択できる。例えば、ポリオレフィン系樹脂
発泡体の場合の発泡倍率は、一般には5〜40倍、好ま
しくは15〜30倍程度である。発泡樹脂シート1の幅
は、被保護体の大きさなどにより適当に選択できるが、
通常50〜1000mm、好ましくは100〜200m
m程度である。発泡樹脂シート1の厚みは、発泡樹脂シ
ートの材質、被保護体の材質、予想される衝突荷重の大
きさ等により適宜設定できる。前記厚みは、例えば2〜
50mm、好ましくは4〜30mm程度であり、5〜1
0mm程度である場合が多い。
【0011】V字状溝部2のV字の角度は、被保護体の
コーナー部の角度などにより適宜設定できるが、通常3
0〜150度、好ましくは50〜130度程度であり、
ほぼ90度(例えば80〜110度程度)である場合が
多い。溝部2の深さは、被保護体に対する保護性を損な
わない範囲で選択でき、例えば、発泡樹脂シート1の厚
みに対して、30〜95%、好ましくは50〜90%、
さらに好ましくは60〜85%程度である。溝部2の断
面形状は、V字状に限らず、U字状などであってもよい
が、被保護体のコーナー部を保護するため溝部2を折り
曲げる際、折り曲げ部に間隙が生じず緊密性を確保でき
ることから、好ましくはV字状である。
コーナー部の角度などにより適宜設定できるが、通常3
0〜150度、好ましくは50〜130度程度であり、
ほぼ90度(例えば80〜110度程度)である場合が
多い。溝部2の深さは、被保護体に対する保護性を損な
わない範囲で選択でき、例えば、発泡樹脂シート1の厚
みに対して、30〜95%、好ましくは50〜90%、
さらに好ましくは60〜85%程度である。溝部2の断
面形状は、V字状に限らず、U字状などであってもよい
が、被保護体のコーナー部を保護するため溝部2を折り
曲げる際、折り曲げ部に間隙が生じず緊密性を確保でき
ることから、好ましくはV字状である。
【0012】溝部2は、少なくとも1つ形成されていれ
ばよく、例えば後述の図3の例のように複数(例えば、
2〜3)形成されていてもよい。溝部2の形成位置は、
溝部の数により、被保護体に対する保護性を考慮しつつ
適宜設定できる。図1の例のように、溝部の数が1つの
場合には、溝部2は発泡樹脂シート1の幅方向の内方
部、例えばほぼ中央部に形成されることが多い。
ばよく、例えば後述の図3の例のように複数(例えば、
2〜3)形成されていてもよい。溝部2の形成位置は、
溝部の数により、被保護体に対する保護性を考慮しつつ
適宜設定できる。図1の例のように、溝部の数が1つの
場合には、溝部2は発泡樹脂シート1の幅方向の内方
部、例えばほぼ中央部に形成されることが多い。
【0013】粘着シート5を構成する金属箔3の材質と
しては、展延性の大きい金属であればよく、例えば、ア
ルミニウム、スズ、鉛、銅などが例示される。これらの
なかでも、軟質アルミニウムが好ましい。軟質アルミニ
ウムを粘着シート5の支持体として用いると、打ちっ放
しのコンクリートやエンボス加工された壁面等の難接着
粗面に対しても、長期間安定に貼着できる。金属箔3の
厚みは、例えば5〜500μm、好ましくは10〜10
0μm、さらに好ましくは25〜50μm程度である。
しては、展延性の大きい金属であればよく、例えば、ア
ルミニウム、スズ、鉛、銅などが例示される。これらの
なかでも、軟質アルミニウムが好ましい。軟質アルミニ
ウムを粘着シート5の支持体として用いると、打ちっ放
しのコンクリートやエンボス加工された壁面等の難接着
粗面に対しても、長期間安定に貼着できる。金属箔3の
厚みは、例えば5〜500μm、好ましくは10〜10
0μm、さらに好ましくは25〜50μm程度である。
【0014】金属箔3の表面に形成される粘着剤層4を
構成する粘着剤としては、慣用の粘着剤、例えば、アク
リル系、ゴム系、ウレタン系、シリコーン系、ビニル系
等の粘着剤の中から、被保護面の材質、使用環境等に合
わせて適宜選択使用できる。粘着剤層4の厚みは適宜決
定でき、一般には10〜100μm、好ましくは30〜
50μm程度である。なお、金属箔3と粘着剤層4との
間に下塗り剤層などが形成されていてもよい。
構成する粘着剤としては、慣用の粘着剤、例えば、アク
リル系、ゴム系、ウレタン系、シリコーン系、ビニル系
等の粘着剤の中から、被保護面の材質、使用環境等に合
わせて適宜選択使用できる。粘着剤層4の厚みは適宜決
定でき、一般には10〜100μm、好ましくは30〜
50μm程度である。なお、金属箔3と粘着剤層4との
間に下塗り剤層などが形成されていてもよい。
【0015】粘着シート5の有効幅(粘着シート5の幅
から発泡樹脂シート1との貼着部の幅を差し引いた値)
は、被保護体への貼着性及び作業性を考慮して適当に選
択でき、一般には10〜200mm、好ましくは25〜
60mm程度である。離型紙6としては、粘着テープ又
は粘着シートに慣用の離型紙を用いることができる。
から発泡樹脂シート1との貼着部の幅を差し引いた値)
は、被保護体への貼着性及び作業性を考慮して適当に選
択でき、一般には10〜200mm、好ましくは25〜
60mm程度である。離型紙6としては、粘着テープ又
は粘着シートに慣用の離型紙を用いることができる。
【0016】なお、粘着シート5は、必ずしも発泡樹脂
シート1の両面のうち溝部形成面とは反対側の面に貼着
されていなくてもよく、発泡樹脂シート1の溝部形成面
に貼着されていてもよいが、溝部で折り曲げて被保護体
のコーナー部を保護する際、コーナー部における発泡樹
脂の厚みを確保できる点から前者の方が好ましい。ま
た、上記の例では、粘着シート5,5は、互いに離隔し
て発泡樹脂シート1の両端部に付設されているが、粘着
シートを発泡樹脂シート1よりも幅広の1枚のシートで
構成し、発泡樹脂シート1の表面全体を被覆してもよ
い。さらに、粘着シート5の金属箔面や、発泡樹脂シー
ト1の溝形成面とは反対側の面には、例えば視認性を高
めるため、文字や模様が印刷されたフィルムや反射シー
トなどのフィルム(又はシート)が積層されていてもよ
い。
シート1の両面のうち溝部形成面とは反対側の面に貼着
されていなくてもよく、発泡樹脂シート1の溝部形成面
に貼着されていてもよいが、溝部で折り曲げて被保護体
のコーナー部を保護する際、コーナー部における発泡樹
脂の厚みを確保できる点から前者の方が好ましい。ま
た、上記の例では、粘着シート5,5は、互いに離隔し
て発泡樹脂シート1の両端部に付設されているが、粘着
シートを発泡樹脂シート1よりも幅広の1枚のシートで
構成し、発泡樹脂シート1の表面全体を被覆してもよ
い。さらに、粘着シート5の金属箔面や、発泡樹脂シー
ト1の溝形成面とは反対側の面には、例えば視認性を高
めるため、文字や模様が印刷されたフィルムや反射シー
トなどのフィルム(又はシート)が積層されていてもよ
い。
【0017】図2は、本発明の粘着性クッションシート
の他の例を示す概略横断面図である。この粘着性クッシ
ョンシートは、発泡樹脂シート1と、発泡樹脂シート1
の幅方向の両側に付設された粘着シート5,5と、粘着
シート5,5の粘着面を被覆する離型紙6,6と、前記
発泡樹脂シート1の溝部凹設面とは反対側の面及び前記
粘着シート5の金属箔面の全体を被覆するシート状支持
体10とで構成されている。
の他の例を示す概略横断面図である。この粘着性クッシ
ョンシートは、発泡樹脂シート1と、発泡樹脂シート1
の幅方向の両側に付設された粘着シート5,5と、粘着
シート5,5の粘着面を被覆する離型紙6,6と、前記
発泡樹脂シート1の溝部凹設面とは反対側の面及び前記
粘着シート5の金属箔面の全体を被覆するシート状支持
体10とで構成されている。
【0018】溝部2は図1の例と同様、発泡樹脂シート
1の一方の面の幅方向のほぼ中央部に凹設されている。
また、粘着シート5も、図1の例と同様、金属箔3と粘
着剤層4とで構成されている。シート状支持体10は、
基材フィルム7と、基材フィルム7の一方の面に形成さ
れた印刷層8と、他方の面に形成された粘着剤層9とで
構成されており、発泡樹脂シート1と粘着シート5,5
は、前記粘着剤層9によりシート状支持体10に貼着さ
れている。すなわち、この例では、第3のシートである
シート状支持体10を介することにより、粘着シート
5,5と発泡樹脂シート1との一体性が保持されてい
る。
1の一方の面の幅方向のほぼ中央部に凹設されている。
また、粘着シート5も、図1の例と同様、金属箔3と粘
着剤層4とで構成されている。シート状支持体10は、
基材フィルム7と、基材フィルム7の一方の面に形成さ
れた印刷層8と、他方の面に形成された粘着剤層9とで
構成されており、発泡樹脂シート1と粘着シート5,5
は、前記粘着剤層9によりシート状支持体10に貼着さ
れている。すなわち、この例では、第3のシートである
シート状支持体10を介することにより、粘着シート
5,5と発泡樹脂シート1との一体性が保持されてい
る。
【0019】基材フィルム7としては、特に限定され
ず、慣用のフィルム、例えば、オレフィン系樹脂(ポリ
エチレン、ポリプロピレンなど)、ポリエステル、ビニ
ル系樹脂(ポリ塩化ビニルなど)、スチレン系樹脂など
のプラスチックフィルム等が挙げられる。基材フィルム
7の厚みも特に制限されず、強度や作業性などを考慮し
て適宜設定できるが、一般には10〜500μm、好ま
しくは50〜200μm程度である。
ず、慣用のフィルム、例えば、オレフィン系樹脂(ポリ
エチレン、ポリプロピレンなど)、ポリエステル、ビニ
ル系樹脂(ポリ塩化ビニルなど)、スチレン系樹脂など
のプラスチックフィルム等が挙げられる。基材フィルム
7の厚みも特に制限されず、強度や作業性などを考慮し
て適宜設定できるが、一般には10〜500μm、好ま
しくは50〜200μm程度である。
【0020】印刷層8は慣用の印刷法により形成でき
る。粘着剤層9を構成する粘着剤としては、前記粘着テ
ープ5の粘着剤層4を構成する粘着剤と同様のものを使
用できる。粘着剤層9の厚みも、前記粘着剤層4と同様
である。なお、基材フィルム7と粘着剤層8との間に下
塗り剤層などを設けてもよい。この例の粘着性クッショ
ンシートによれば、シート状支持体10を有するため、
機械的強度が向上すると共に、印刷層8に文字や模様を
形成することにより視認性を高めることができる。
る。粘着剤層9を構成する粘着剤としては、前記粘着テ
ープ5の粘着剤層4を構成する粘着剤と同様のものを使
用できる。粘着剤層9の厚みも、前記粘着剤層4と同様
である。なお、基材フィルム7と粘着剤層8との間に下
塗り剤層などを設けてもよい。この例の粘着性クッショ
ンシートによれば、シート状支持体10を有するため、
機械的強度が向上すると共に、印刷層8に文字や模様を
形成することにより視認性を高めることができる。
【0021】図3は、本発明の粘着性クッションシート
のさらに他の例を示す概略横断面図である。この例で
は、発泡樹脂シート1に2つの溝部2,2が平行に形成
されており、一方の溝部は発泡樹脂シート1の幅方向の
ほぼ中央部に凹設され、他方の溝は前記の溝部と発泡樹
脂シート1の端とのほぼ中央部に凹設されている。
のさらに他の例を示す概略横断面図である。この例で
は、発泡樹脂シート1に2つの溝部2,2が平行に形成
されており、一方の溝部は発泡樹脂シート1の幅方向の
ほぼ中央部に凹設され、他方の溝は前記の溝部と発泡樹
脂シート1の端とのほぼ中央部に凹設されている。
【0022】このような粘着性クッションシートでは、
被保護体の2つのコーナー部を同時に保護できるので、
作業効率を向上できる。なお、2つの溝部の位置は、必
ずしも上記に限らず、被保護体の形状、厚み等により適
宜選択できる。例えば、2つの溝部の発泡樹脂シート表
面における間隔(溝部の上端部間の距離)を被保護体の
2つのコーナー部の距離(例えば、H鋼などの厚み)に
合わせて設定できる。粘着性クッションシートの長さ
は、被保護体の種類や取り扱い性などを考慮して適当に
選択できる。また、長尺の場合、粘着性クッションシー
トをロール状に巻回し、被保護体の長さに応じて適宜切
断して使用することもできる。
被保護体の2つのコーナー部を同時に保護できるので、
作業効率を向上できる。なお、2つの溝部の位置は、必
ずしも上記に限らず、被保護体の形状、厚み等により適
宜選択できる。例えば、2つの溝部の発泡樹脂シート表
面における間隔(溝部の上端部間の距離)を被保護体の
2つのコーナー部の距離(例えば、H鋼などの厚み)に
合わせて設定できる。粘着性クッションシートの長さ
は、被保護体の種類や取り扱い性などを考慮して適当に
選択できる。また、長尺の場合、粘着性クッションシー
トをロール状に巻回し、被保護体の長さに応じて適宜切
断して使用することもできる。
【0023】本発明の粘着性クッションシートは、例え
ば、発泡樹脂シート1と粘着シート5とを直接又は他の
シートを介して貼着するなどの手段を用いて、粘着シー
ト5を発泡樹脂シート1の幅方向の両側に付設すること
により製造できる。例えば、図1に示される粘着性クッ
ションシートは、粘着シート5の粘着面の幅方向の端部
と、発泡樹脂シート1の溝部凹設面とは反対側の面の幅
方向の端部とを貼着することにより製造できる。また、
図2及び図3に示される粘着性クッションシートは、シ
ート状支持体10の粘着面の幅方向の中央部に発泡樹脂
シート1の溝部凹設面とは反対側の面を貼着すると共
に、シート状支持体10の粘着面の残余の部分に粘着シ
ート5,5の金属箔面を貼着することにより製造でき
る。
ば、発泡樹脂シート1と粘着シート5とを直接又は他の
シートを介して貼着するなどの手段を用いて、粘着シー
ト5を発泡樹脂シート1の幅方向の両側に付設すること
により製造できる。例えば、図1に示される粘着性クッ
ションシートは、粘着シート5の粘着面の幅方向の端部
と、発泡樹脂シート1の溝部凹設面とは反対側の面の幅
方向の端部とを貼着することにより製造できる。また、
図2及び図3に示される粘着性クッションシートは、シ
ート状支持体10の粘着面の幅方向の中央部に発泡樹脂
シート1の溝部凹設面とは反対側の面を貼着すると共
に、シート状支持体10の粘着面の残余の部分に粘着シ
ート5,5の金属箔面を貼着することにより製造でき
る。
【0024】本発明の粘着性クッションシートは、接着
性(特に粗面接着性)及び取扱性、作業性に優れるた
め、金属、プラスチック、ゴム、木材、ガラス、コンク
リート製などの広範な物品、構造物に適用できる。
性(特に粗面接着性)及び取扱性、作業性に優れるた
め、金属、プラスチック、ゴム、木材、ガラス、コンク
リート製などの広範な物品、構造物に適用できる。
【0025】
【実施例】以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定され
るものではない。 実施例1 図1に示される粘着性クッションシートを以下のように
して製造した。発泡樹脂シート1として発泡倍率15倍
の電子線架橋ポリエチレン発泡体(厚さ6mm、幅14
0mm)を使用し、このシートの幅方向のほぼ中央部
に、長さ方向に、角度90度、深さ4.5mmの断面V
字状の溝2を設けた。一方、幅30mm、厚み0.03
mmの軟質アルミニウム箔3(支持体)の表面に、アク
リル系粘着剤を乾燥厚みが0.03mmとなるように塗
布して粘着シート5(粘着テープ)を作成した。上記発
泡樹脂シート1の溝の形成されていない面の幅方向の両
端部に、上記の粘着シート5の幅方向の端部を、貼り合
わせ幅5mmとなるように貼着すると共に、粘着シート
5の粘着面のうち発泡樹脂シート1の非貼着部(幅25
mm)の粘着面に離型紙6を貼り合わせ、全幅190m
mの粘着性クッションシートを得た。
に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定され
るものではない。 実施例1 図1に示される粘着性クッションシートを以下のように
して製造した。発泡樹脂シート1として発泡倍率15倍
の電子線架橋ポリエチレン発泡体(厚さ6mm、幅14
0mm)を使用し、このシートの幅方向のほぼ中央部
に、長さ方向に、角度90度、深さ4.5mmの断面V
字状の溝2を設けた。一方、幅30mm、厚み0.03
mmの軟質アルミニウム箔3(支持体)の表面に、アク
リル系粘着剤を乾燥厚みが0.03mmとなるように塗
布して粘着シート5(粘着テープ)を作成した。上記発
泡樹脂シート1の溝の形成されていない面の幅方向の両
端部に、上記の粘着シート5の幅方向の端部を、貼り合
わせ幅5mmとなるように貼着すると共に、粘着シート
5の粘着面のうち発泡樹脂シート1の非貼着部(幅25
mm)の粘着面に離型紙6を貼り合わせ、全幅190m
mの粘着性クッションシートを得た。
【0026】実施例2 図2に示される粘着性クッションシートを次のようにし
て製造した。白色の無延伸ポリプロピレンフィルム(厚
み0.1mm、幅200mm)(基材フィルム7)の片
面に緑色の斜めストライプ状の印刷を施して印刷層8を
形成し、他面にアクリル系粘着剤を乾燥厚みが0.03
mmとなるように塗布して、シート状支持体10を作成
した。上記シート状支持体10の粘着面の幅方向の中央
部に、実施例1と同様の発泡樹脂シート1の溝の形成さ
れていない面を貼り合わせた。次いで、シート状支持体
10の粘着面のうち両端の残余部(幅30mm)に、予
め離型紙6を粘着面に貼り合わせた実施例1と同様の粘
着シート5のアルミニウム箔面を貼付し、全幅200m
mの粘着性クッションシートを得た。
て製造した。白色の無延伸ポリプロピレンフィルム(厚
み0.1mm、幅200mm)(基材フィルム7)の片
面に緑色の斜めストライプ状の印刷を施して印刷層8を
形成し、他面にアクリル系粘着剤を乾燥厚みが0.03
mmとなるように塗布して、シート状支持体10を作成
した。上記シート状支持体10の粘着面の幅方向の中央
部に、実施例1と同様の発泡樹脂シート1の溝の形成さ
れていない面を貼り合わせた。次いで、シート状支持体
10の粘着面のうち両端の残余部(幅30mm)に、予
め離型紙6を粘着面に貼り合わせた実施例1と同様の粘
着シート5のアルミニウム箔面を貼付し、全幅200m
mの粘着性クッションシートを得た。
【0027】比較例1 実施例1と同様の発泡樹脂シート1(ただし、幅200
mm)に溝を設けることなく、一方の面に直接アクリル
系粘着剤を乾燥厚み0.03mmとなるように塗布し、
さらにこの粘着面に離型紙6を貼り合わせて、全幅20
0mmの粘着性クッションシートを得た。この粘着性ク
ッションシートの概略横断面図を図4に示す。
mm)に溝を設けることなく、一方の面に直接アクリル
系粘着剤を乾燥厚み0.03mmとなるように塗布し、
さらにこの粘着面に離型紙6を貼り合わせて、全幅20
0mmの粘着性クッションシートを得た。この粘着性ク
ッションシートの概略横断面図を図4に示す。
【0028】比較例2 実施例1と同様にして、発泡樹脂シート1(ただし、幅
200mm)に溝2を設け、溝の形成された面に直接ア
クリル系粘着剤を乾燥厚み0.03mmとなるように塗
布し、この粘着面に離型紙6を貼り合わせて、全幅20
0mmの粘着性クッションシートを得た。この粘着性ク
ッションシートの概略横断面図を図5に示す。
200mm)に溝2を設け、溝の形成された面に直接ア
クリル系粘着剤を乾燥厚み0.03mmとなるように塗
布し、この粘着面に離型紙6を貼り合わせて、全幅20
0mmの粘着性クッションシートを得た。この粘着性ク
ッションシートの概略横断面図を図5に示す。
【0029】実験例 上記の実施例1、2及び比較例1、2の粘着性クッショ
ンシートを、離型紙6を剥がした後、打ちっ放しのコン
クリートのコーナー部にゴム製のローラーを用いて充分
接着するように貼付した。これを23℃×65%の恒温
恒湿室内に4週間静置し、クッションシートの剥離の有
無を観察した。また、4週間経過後、クッションシート
の発泡樹脂シート部分を掴んでコンクリートから引き剥
がし、シートの剥がし易さ及びシートを剥がした後のコ
ンクリート面の状態を観察した。その結果、実施例1及
び2の粘着性クッションシートでは、4週間の間シート
が剥がれることなく、安定した貼着状態を保持できた。
また、クッションシートを引き剥がす際、コンクリート
面に発泡樹脂や粘着剤が残らず、きれいに且つ簡易に剥
がすことができた。これに対し、比較例1の粘着性クッ
ションシートでは、クッションシートをコンクリートの
コーナー部に貼り付けた直後から両端部が浮き始め、1
日後には完全に剥離し、落下していた。また、比較例2
の粘着性クッションシートでは、クッションシートをコ
ンクリートから剥がす際、発泡樹脂シート部分が層割れ
を起こし、コンクリート面に発泡樹脂シートの一部が残
った。
ンシートを、離型紙6を剥がした後、打ちっ放しのコン
クリートのコーナー部にゴム製のローラーを用いて充分
接着するように貼付した。これを23℃×65%の恒温
恒湿室内に4週間静置し、クッションシートの剥離の有
無を観察した。また、4週間経過後、クッションシート
の発泡樹脂シート部分を掴んでコンクリートから引き剥
がし、シートの剥がし易さ及びシートを剥がした後のコ
ンクリート面の状態を観察した。その結果、実施例1及
び2の粘着性クッションシートでは、4週間の間シート
が剥がれることなく、安定した貼着状態を保持できた。
また、クッションシートを引き剥がす際、コンクリート
面に発泡樹脂や粘着剤が残らず、きれいに且つ簡易に剥
がすことができた。これに対し、比較例1の粘着性クッ
ションシートでは、クッションシートをコンクリートの
コーナー部に貼り付けた直後から両端部が浮き始め、1
日後には完全に剥離し、落下していた。また、比較例2
の粘着性クッションシートでは、クッションシートをコ
ンクリートから剥がす際、発泡樹脂シート部分が層割れ
を起こし、コンクリート面に発泡樹脂シートの一部が残
った。
【0030】
【発明の効果】本発明の粘着性クッションシートによれ
ば、被保護体のコーナー部に貼着して該被保護体を保護
する際に、厚手であっても、長期間剥離を生ずることな
く安定に貼着状態を保持できるだけでなく、保護を要し
なくなった際には、被保護体から簡単に且つ被保護面に
発泡樹脂を残すことなくきれいに剥がすことができる。
また、厚手であっても、被保護面に対する接着性及び作
業性に優れている。
ば、被保護体のコーナー部に貼着して該被保護体を保護
する際に、厚手であっても、長期間剥離を生ずることな
く安定に貼着状態を保持できるだけでなく、保護を要し
なくなった際には、被保護体から簡単に且つ被保護面に
発泡樹脂を残すことなくきれいに剥がすことができる。
また、厚手であっても、被保護面に対する接着性及び作
業性に優れている。
【図1】図1は本発明の粘着性クッションシートの一例
を示す概略横断面図である。
を示す概略横断面図である。
【図2】図2は本発明の粘着性クッションシートのもう
1つの例を示す概略横断面図である。
1つの例を示す概略横断面図である。
【図3】図3は本発明の粘着性クッションシートのさら
に他の例を示す概略横断面図である。
に他の例を示す概略横断面図である。
【図4】図4は比較例1の粘着性クッションシートを示
す概略横断面図である。
す概略横断面図である。
【図5】図5は比較例2の粘着性クッションシートを示
す概略横断面図である。
す概略横断面図である。
1 発泡樹脂シート 2 溝部 3 金属箔 4 粘着剤層 5 粘着シート 6 離型紙 10 シート状支持体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00 C09J 7/00 - 7/04
Claims (4)
- 【請求項1】 (A)シート表面に少なくとも1つの溝
部が長さ方向に凹設された発泡樹脂シートと、(B)前
記発泡樹脂シート(A)の幅方向の両側に付設された粘
着シートとで構成された粘着性クッションシートであっ
て、前記粘着シート(B)が金属箔と該金属箔の表面に
形成された粘着剤層とで構成されている粘着性クッショ
ンシート。 - 【請求項2】 金属箔が軟質アルミニウム箔である請求
項1記載の粘着性クッションシート。 - 【請求項3】 粘着シート(B)の粘着面の幅方向の端
部が、発泡樹脂シート(A)の溝部凹設面とは反対側の
面に貼着されている請求項1記載の粘着性クッションシ
ート。 - 【請求項4】 さらに、(C)発泡樹脂シート(A)よ
りも幅広のシート状支持体とで構成されていると共に、
発泡樹脂シート(A)の溝部凹設面とは反対側の面が前
記支持体(C)の一方の面に該支持体(C)の幅方向の
両端部を余して貼着され、かつ粘着シート(B)の金属
箔面が前記支持体(C)のうち発泡樹脂シート(A)の
非貼着部に貼着されている請求項1記載の粘着性クッシ
ョンシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02282298A JP3345333B2 (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | 粘着性クッションシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02282298A JP3345333B2 (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | 粘着性クッションシート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11198267A JPH11198267A (ja) | 1999-07-27 |
JP3345333B2 true JP3345333B2 (ja) | 2002-11-18 |
Family
ID=12093395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02282298A Expired - Fee Related JP3345333B2 (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | 粘着性クッションシート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3345333B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5718550B2 (ja) * | 2009-02-23 | 2015-05-13 | リンテック株式会社 | 粘着シート |
JP6095386B2 (ja) * | 2013-01-31 | 2017-03-15 | 株式会社太陽マーク | 機能性シート切断用台シート、キット及び積層体並びに機能性シートの切断方法 |
CN115851143B (zh) * | 2022-11-15 | 2024-06-04 | 业成科技(成都)有限公司 | 贴合结构 |
-
1998
- 1998-01-19 JP JP02282298A patent/JP3345333B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11198267A (ja) | 1999-07-27 |
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