JP7142861B2 - 複層型下敷きテープ - Google Patents

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Description

本発明は、壁紙(クロス)の重ね合わせ部を切断する際に、下地材を保護するために、下地材と壁紙重ね合わせ部との間に一時的に設置して使用される下敷きテープに関し、更に詳しくは、特定の素材を使用した複層型の下敷きテープに関する。
建築物の室内の壁面や天井面の内装工事において、石膏ボード等の下地材の表面に壁紙を貼り付ける工法が一般的となっている。壁紙は、所定の幅で製造された、例えば95cm幅の定尺品等が使用される。その定尺品を広い壁面や天井面となる下地材に貼る場合、壁紙を繋ぎ合わせながら下地材に貼り付けていく。その際、繋ぎ合わせ部は壁紙の側部と該壁紙に隣接する他の壁紙の側部とを重ね合わせ(オーバーラッピング)、その状態で重ね合わせ部をカッターナイフ等の刃物で連続的に切断し、下地材に貼り付ける壁紙以外の不要な壁紙は除去することになる。
壁紙を刃物で切断して除去する際には、刃物の刃先は壁紙を貫通することになるため、下地材を傷付けないために、下地材と壁紙との間に下地材を保護する下敷きテープを一時的に設置するのが一般的である。下敷きテープは、壁紙の切断後に、拡開された壁紙の側部から除去される。
図4に、下敷きテープを使用した壁紙の切断の例を示す。隣接する壁紙11と壁紙11の壁紙重ね合わせ部11Aは、カッター等の刃物により切断される(図4(a)において、切断部11Bを点線で示した)。この際に、壁紙重ね合わせ部11Aをそのまま切断してしまうと、下地材11を傷つけてしまうため、下敷きテープ1を壁紙重ね合わせ部11Aと下地材10との間に挟んだ状態で切断を行う。
壁紙11は、下地材10との貼り付け面(壁紙の裏面)に接着剤(糊)を付与し、下地材10に容易に貼り付けることができる構成となっており、切断後、壁紙11の切れ端や下敷きテープ1を除去し、壁紙11の側部を相互に突き合わせる。
この際、施工が良好な場合は、仕上面となる表面は平滑な面となり、突合わせ部12が判別しにくい綺麗な仕上げとなる(図4(b))。
下敷きテープには、刃物の刃先を劣化させないために、また、除去した際に壁紙の接着剤(糊)を掻き取らないために、十分な柔軟性が要求される。
また、下敷きテープの耐切創性が不十分な場合、壁紙を切断する際、刃物の刃先が下敷きテープを貫通して下地材に傷が生じ、この傷がクロスの貼着終了後にクロスの表面に凹部となって現われて美観を損ねるとともに、深い傷の場合には、その部分が空隙となるため壁紙の接着が不十分となり、当該箇所から壁紙が剥がれるという問題点が生じる場合があるため、下敷きテープには十分な耐切創性が要求される。
下敷きテープに十分な耐切創性を付与するために、下敷きテープの素材や形状等に関して、種々の検討がなされている。
特許文献1には、2つの樹脂フィルム層の間に破断伝達阻止層を積層することによって切断の際に壁紙に接する樹脂フィルム層において刃先で破断が生じても該破断を下地に接する樹脂フィルム層へ伝達されるのを阻止する下敷きテープが記載されている。
特許文献2には、合成樹脂製の平糸からなる経糸と、この経糸よりも厚みが大きい合成樹脂製の平糸からなる緯糸とを平織した織物によって形成された下敷きテープが記載されている。
特許文献3には、経糸がフラットヤーン、緯糸がモノフィラメントである平織りした織物の少なくとも片面にプラスチックフィルムをラミネートしたシートを、縦方向に所定幅でスリットした下敷きテープが記載されている。
特許文献4には、合成樹脂からなる複数本の経糸と合成樹脂製フラットヤーンからなる複数本の緯糸とが交差することによって形成された布状体と、該布状体の少なくとも片面に積層された熱可塑性樹脂製フィルムとによって形成されたテープ基材において、布状体の緯糸を経糸よりも厚くし、経糸や緯糸の空間率を特定の範囲とした下敷きテープが記載されている。
特許文献5には、横縦のそれぞれの合成樹脂繊維の糸の交差部を接着固定してなる網状の編物を合成樹脂フィルムに貼着した下敷きテープが記載されている。
特許文献6には、下地ボードに貼られるクロスのジョイント部の切断に際し、該ジョイント部の下側に配置して下地ボードを保護するためのテープであって、柔軟な合成繊維又は天然繊維で形成した網状シートの表裏両面側に合成樹脂フィルムを被せ、前記網状シートと表裏の合成樹脂フィルムの両側縁部のみを互いに接着させた下敷きテープが記載されている。
上記のように、壁紙の裏面には、接着剤(糊)が付与されているが、一時的に下敷きテープを設置する際に、壁紙の裏面は、下敷きテープと接触することになる。壁紙重ね合わせ部の切断後、下敷きテープを除去する際に、接着剤(糊)が下敷きテープに移行してしまうために、壁紙の接着力が低下し、下地材から剥がれてしまう場合があった。更に、かかる問題に対応するために、壁紙重ね合わせ部を切断後、壁紙の裏面に接着剤(糊)を追加で付与する作業が必要となり、作業性が低下する場合があった。
上記した先行技術は、接着剤(糊)の移行の問題に関しては不十分であり、改善の余地がある。
また、下敷きテープ11が厚い場合、切断の際に、重ね合わせ部11Aの付近において、歪みが生じ、図4(c)に示すように、壁紙11の切れ端や下敷きテープ1を除去し、壁紙11の側部を相互に突き合わせた際に、突合わせ部12の付近が盛り上がってしまうという問題も生じるが、上記した先行技術では、かかる問題に関しても不十分であり、改善の余地がある。
特開2004-197396号公報 特開2008-121249号公報 特開2009-248250号公報 特開2015-036486号公報 実用新案登録第3192127号公報 特開2004-019411号公報
本発明は上記背景技術に鑑みてなされたものであり、その課題は、壁紙重ね合わせ部の切断の際に、壁紙の裏面の接着剤(糊)の移行量が少ない下敷きテープを提供すること、また、良好に施工を行うことができ、作業性を高めることのできる下敷きテープを提供することにある。
本発明者は、上記の課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、2つのフィルムの間に、ネット状シートを挟み、両端部のみを接着した複層型の下敷きテープにおいて、上層フィルム(使用時に壁紙の裏面と接触する側のフィルム)の形状や素材を、特定のものとすることによって、接着剤(糊)の下敷きテープへの移行量を低減でき、また、作業性や施工後の壁紙の状態も良好にすることができることを見出して、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、下地材の表面に壁紙を貼付するに当たり、隣接する壁紙の端部同士を重ね合わせた状態で、壁紙重ね合わせ部を切断する際に、該下地材と該壁紙重ね合わせ部との間に一時的に設置し、下地材を保護するための複層型下敷きテープであって、
設置の際に該壁紙重ね合わせ部の側に位置する上層フィルムと、設置の際に該下地材の側に位置する下層フィルムとの間に、ネット状シートが挟まれた状態で、該上層フィルムと該下層フィルムとが、両端部のみにおいて該ネット状シートとともに接着固定されており、
該ネット状シートが、該複層型下敷きテープの長手方向に略平行な縦糸と、該縦糸と略直交し該複層型下敷きテープを幅方向に横断する横糸とで構成されており、
該上層フィルムの素材が、ポリオレフィンであることを特徴とする複層型下敷きテープを提供するものである。
本発明では、壁紙の貼付作業において、壁紙重ね合わせ部の切断をした後に、下敷きテープを壁紙重ね合わせ部から除去する際に、壁紙の裏面の接着剤(糊)が、下敷きテープに(下敷きテープの上層フィルムに)移行しにくいため、壁紙の裏面の接着力の低下に起因する施工不良が起こりにくい。また、壁紙の裏面に接着剤(糊)を追加で付与する作業が必要となりにくく、壁紙貼付の作業効率を向上することができる。
本発明の複層型下敷きテープは、耐切創性が十分であり、切断の際にネット状シートの横糸の抵抗感を感じることができるので、壁紙重ね合わせ部の切断の際に、石膏ボード等の下地材まで連続的に傷を生じさせにくい。また、本発明の複層型下敷きテープは厚さを十分に薄くできる。
本発明の複層型下敷きテープを使用して壁紙貼付を行えば、施工後の突合わせ部が目立ちにくく美感に優れるとともに、壁紙が剥がれるといった問題も起こりにくくなる。
本発明の複層型下敷きテープを構成する各部材を示す図である。 本発明の複層型下敷きテープを示す図である。 本発明の複層型下敷きテープをロール状に巻いた状態を示す図である。 本発明の複層型下敷きテープの使用方法を示す図である。
以下、本発明について説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、任意に変形して実施することができる。
図4に本発明の複層型下敷きテープの使用方法を示す。本発明の複層型下敷きテープ1は、下地材10の表面に壁紙11を貼付するに当たり、隣接する壁紙11の端部同士を重ね合わせた状態で、壁紙重ね合わせ部11Aを切断する際に、下地材10と壁紙重ね合わせ部11Aとの間に一時的に設置し、下地材10を保護するために使用されるものである(図4(a))。切断作業完了後、複層型下敷きテープ1は、除去される。
上記のように、壁紙11の貼付作業の際に、壁紙重ね合わせ部11Aを刃物で切断する作業を行う際に、下地材10(石膏ボード等)まで切断してしまうおそれがあるが、本発明の複層型下敷きテープ1を使用することで、下地材10に連続した傷がつきにくくなる。
本発明の複層型下敷きテープ1は、図1に示した、上層フィルム2、下層フィルム3及びネット状シート4という3つの部材から構成されている。本発明の複層型下敷きテープ1は、図2に示すように、上層フィルム2と下層フィルム3との間に、ネット状シート4が挟まれた状態で、上層フィルム2と下層フィルム3とが、両端部1Aのみにおいて、ネット状シート4とともに接着固定されている。
本発明の複層型下敷きテープ1の中央部は、接着固定されていない非固定部分となっており、壁紙を切断する際には、中央部に刃物が接触することになる。中央部においては、ネット状シート4は、両側のフィルム(上層フィルム2と下層フィルム3)に固定されていないため、横糸4Aは、自由に動ける状態となっている。このため、横糸4Aは、刃物が接触した際に、刃先の移動方向に引っ張られることになり、施工者にその感触が伝わり、力を入れ過ぎて下地材10まで傷をつけることを防止することができる。また、仮に下地材10に傷がついたとしても、その傷は、連続した線状の傷ではなく、点状の傷であり、壁紙11が剥がれるといった問題を生じにくい。
本発明の複層型下敷きテープ1の幅は、20mm以上であることが好ましく、25mm以上であることがより好ましく、30mm以上であることが特に好ましい。また、100mm以下であることが好ましく、80mm以下であることがより好ましく、50mm以下であることが特に好ましい。
幅が上記下限以上であると、複層型下敷きテープの設置に際し、壁紙10同士の縦方向の位置が横にずれた場合も突合わせ部12が複層型下敷きテープの幅内に収まる余裕があることはもちろん、中央部(非固定部分)の幅を十分に確保することができ横糸4Aが引っ張られやすくなり、上記効果を奏しやすい。幅が上記上限以下であると、コスト的に有利である;壁紙10の糊の掻取量を少なくできる;突合わせ部12の付近が歪みにくくなる;等のメリットがある。
複層型下敷きテープ1の中央部(非固定部分)の厚さは、100μm以上であることが好ましく、150μm以上であることが特に好ましい。また、500μm以下であることが好ましく、350μm以下であることが特に好ましい。
厚さが上記上限以下であると、突合わせ部12に歪みが生じにくくなり、施工不良(突合わせ部12付近の盛り上がり)が発生しにくくなる。また、各部材の強度を十分に保ったり、糊の掻取量を減少させるべくエンボス加工したりすると、厚さは上記下限以下となる場合が多い。
複層型下敷きテープ1の両端部1Aにおいては、接着剤によって、上層フィルム2と下層フィルム3とが、ネット状シート4とともに接着固定されている。両端部1Aの接着固定に使用される接着剤としては、アクリル系接着剤、エポキシ系接着剤、ポリウレタン系接着剤、フッ素系接着剤、シリコーン系接着剤、酢酸ビニル系接着剤、エチレン酢酸ビニル系接着剤、ポリビニルアルコール系接着剤等が例示できる。
壁紙11の裏面や、下地材10は、一般に白色系の色であるため、複層型下敷きテープ1の両端部1Aの接着剤に着色剤を添加することにより、複層型下敷きテープ1の視認性を向上し、除去し忘れることが少なくなるので、着色剤を添加するのが望ましい。
両端部1Aを接着固定するために使用される接着剤の量は、「複層型下敷きテープ1」1mあたり、5g以上が好ましく、10g以上が特に好ましい。また、30g以下が好ましく、25gが特に好ましい。
上記下限以上であると、両端部1Aをしっかりと固定でき、刃物で切断する際に、横糸4Aが動きやすくなる。上記上限以下であると、コスト的に有利であり、また、上記上限を超えて接着剤を使用しても、複層型下敷きテープ1の耐切創性等の性能は向上しない。
複層型下敷きテープ1の両端部(固定部分)1Aの幅は、1mm以上であることが好ましく、2mm以上であることがより好ましく、3mm以上であることが特に好ましい。また、10mm以下であることが好ましく、8mm以下であることがより好ましく、7mm以下であることが特に好ましい。
上記範囲内であると、両端部1Aをしっかりと固定することができ、また、中央部の幅を十分に確保することができるので、横糸4Aの動きを施工者が感じやすくなり、下地材10に傷(特に、連続した線状の傷)がつきにくくなる。
本発明の複層型下敷きテープ1は、図3に示すように、長尺品をロール状に巻き、コンパクトな状態で保存し、施工現場で必要な長さに切り出して使用するようにするのが望ましい。
上層フィルム2は、複層型下敷きテープ1の使用の際に、壁紙重ね合わせ部11Aの側に位置するフィルムである。すなわち、上層フィルム2は、壁紙重ね合わせ部11Aの下側の壁紙11の裏面(すなわち、糊が付いた面)と接触するフィルムであるため、上層フィルム2は、糊が移行しにくい(糊を掻き取りにくい)ように構成するのが望ましい。
本発明の複層型下敷きテープ1において、上層フィルム2の素材は、ポリオレフィンであり、具体的には、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、無延伸ポリプロピレン(CPP)、二軸延伸ポリプロピレン(OPP)、エチレン・プロピレン共重合体等が例示できる。
このうち、後述のように、柔軟性と加工のしやすさの兼ね合いから、無延伸ポリプロピレン(CPP)を上層フィルム2として使用するのが最適である。
上層フィルム2は、糊が移行しにくいようにするために、凹凸構造を有しているのが好ましい。凹凸構造を有していることにより、壁紙11の裏面の糊の掻取量を低減することができる。
上層フィルム2に凹凸構造を設ける方法には特に限定は無く、例えば、公知のエンボス加工技術により凹凸構造を設けることができる。
上層フィルム2を、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)のような柔軟性の高い素材で形成することで、複層型下敷きテープ1が柔軟になり、使用後に複層型下敷きテープ1を除去しやすくなり、一応は糊の掻取量を低減しやすくなる。
しかし、これらの素材は、エンボス加工を施すのが困難であり、エンボス加工を施すことによる糊の掻取量低減の効果が発揮されにくい。
一方、二軸延伸ポリプロピレン(OPP)は、柔軟性が低く、複層型下敷きテープ1を除去する際に、大量に糊を掻き取ってしまい、しかも、その掻取量は、エンボス加工を施した程度では不十分なほどである。
これに対して、無延伸ポリプロピレン(CPP)は、柔軟性は低いものの、エンボス加工により凹凸を形成しやすく、上層フィルム2を無延伸ポリプロピレン(CPP)で形成することにより、壁紙11の糊が上層フィルム2に更に付着しにくくなる。上層フィルム2の素材として無延伸ポリプロピレン(CPP)を使用し、エンボス加工を施すことにより、糊の掻取量を最も低減することができ、この結果、作業性が良好となり、作業後の施工状態も良好となる。
上層フィルム2の平均厚さ(エンボス加工を施していない状態の平均厚さ)は、10μm以上であることが好ましく、15μm以上であることが特に好ましい。また、200μm以下であることが好ましく、100μm以下であることがより好ましく、50μm以下であることが特に好ましい。
厚さが上記下限以上であると、エンボス加工を施しやすい。厚さが上記上限以下であると、複層型下敷きテープ1を十分薄くでき、突合わせ部12に歪みが生じにくくなり、また、糊の掻取量が少なくなる。なお、上記上限を超えて上層フィルム2を厚くしても、エンボス加工の施しやすさは変わらない。
上層フィルム2のエンボス加工には、公知のエンボス加工機を適宜使用することができる。上層フィルムのエンボス部2Aの形状に特に限定は無く、例えば、図1等に示す矩形のエンボス部が挙げられる。
エンボス部2Aは、上層フィルム2の裏面(複層型下敷きテープ1においてネット状シート4に向いている面)の側に向かって突き出ていると、糊掻取量を低減することができるため望ましい。
上層フィルム2におけるエンボス部2Aの占有率(上層フィルムにおいて、エンボスが存在する部分の面積の割合)は、30%以上であることが好ましく、50%以上であることが特に好ましい。また、90%以下であることが好ましく、80%以下であることが特に好ましい。
エンボス部2Aの1つ当たりの面積の平均値は、0.09mm以上であることが好ましく、0.25mm以上であることが特に好ましい。また、9.00mm以下であることが好ましく、5.00mm以下であることが特に好ましい。
上層フィルム2におけるエンボス部2Aの平均数密度は、9個/cm以上であることが好ましく、24個/cm以上であることが特に好ましい。また、494個/cm以下であることが好ましく、200個/cm以下であることが特に好ましい。
エンボス部2Aの占有率、面積、平均数密度を上記範囲内であると、加工が容易であり、エンボス部2Aを設けたことによる糊掻取量の低減効果が発揮されやすい。
上層フィルム2にエンボス加工を施すことにより、上層フィルム2の見掛け厚さ(後述の実施例に示すように、ダイヤルシックネスゲージによって測定した厚さ)は大幅に増加するが、上層フィルム2、ネット状シート4、下層フィルム3という三層構造である、複層型下敷きテープ1においては、上層フィルム2のエンボス部2Aがネット状シート4に食い込むので、複層型下敷きテープ1としての厚さ(総厚)は、大幅に増加しない。よって、エンボス部2Aを設けることにより、突合わせ部12の施工不良が発生しやすくなるということはほとんどない。
エンボス加工後の上層フィルム2の平均見掛け厚さは、50μm以上であることが好ましく、100μm以上であることが特に好ましい。また、200μm以下であることが好ましく、150μm以下であることが特に好ましい。
エンボス加工後の見掛け厚さが上記下限以上であると、エンボス部2Aを設けたことによる糊掻取量の低減効果が発揮されやすい。上記上限以下であると、複層型下敷きテープ1を十分薄くでき、突合わせ部12に歪みが生じにくくなり、また、複層型下敷きテープ1を長尺巻しやすくなる。
下層フィルム3は、設置の際に下地材10の側に位置するフィルムである。下層フィルム3は、壁紙11の裏面とは接触しないので、糊の付着しやすさを考慮して下層フィルム3を選択する必要は無い。また、下層フィルム3は、壁紙の裏面とは接触しないので、特に加工のなされていない平坦なフィルムであるのが望ましい。
下層フィルム3の素材としては、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、無延伸ポリプロピレン(CPP)、二軸延伸ポリプロピレン(OPP)、エチレン・プロピレン共重合体等のポリオレフィン;ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル;ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド;アクリル樹脂;ポリ塩化ビニル系合成樹脂等が例示できる。
このうち、柔軟なことから、低密度ポリエチレン(LDPE)や高密度ポリエチレン(HDPE)が好ましく、低密度ポリエチレン(LDPE)が特に好ましい。下層フィルム3には、糊が付着しないが、下層フィルム3の素材として柔軟な素材を使用することにより、複層型下敷きテープ1に柔軟性が付与され、切断後に複層型下敷きテープ1を除去しやすくなる。すなわち、複層型下敷きテープ1の柔軟性が高くなる結果、壁紙の糊の掻取量を低減しやすくなる。
下層フィルム3の素材は、上層フィルム2の素材と同一であってもよいし、異なっていてもよい。
前記のように、上層フィルム2は、糊の付着しやすさの観点から選択されるのに対し、下層フィルム3は、柔軟性の観点から選択される結果、両フィルムの素材は異なっている方が好ましい。
下層フィルム3の平均厚さは、10μm以上であることが好ましく、15μm以上であることが特に好ましい。また、100μm以下であることが好ましく、50μm以下であることが特に好ましい。
厚さが上記上限以下であると、突合わせ部12に歪みが生じにくくなり、施工不良(突合わせ部12付近の盛り上がり)が発生しにくくなる。また、十分な強度のフィルムを得るためには、厚さは上記下限以下となる場合が多い。
ネット状シート4は、複層型下敷きテープ1の長手方向に略平行な縦糸4Bと、縦糸4Bと略直交し複層型下敷きテープ1を幅方向に横断する横糸4Aとで構成されている。
複層型下敷きテープ1を敷いた状態で、壁紙11を切断すると、刃物の刃先は、複層型下敷きテープ1の中央部(非固定部分)の横糸4Aに接触し、中央部において、横糸4Aは両側のフィルムには拘束されていないので、刃先の移動方向に引っ張られ、施工者に抵抗感を伝える。
ネット状シート4は、縦糸4Bと横糸4Aとから構成されていれば、特に限定は無い。例えば、平織やからみ織の織物であってもよいし、縦糸4Bと横糸4Aとを織ることなく接着したものであってもよい。
ネット状シート4が織物の場合、縦糸4Bと横糸4Aの交点4Cは、目止め加工されていなくてもよいし、目止め加工されていてもよい。目止め加工に使用される目止め剤としては、アクリル系接着剤、酢酸ビニル系接着剤、エチレン酢酸ビニル系接着剤、ポリビニルアルコール接着剤等が例示できる。
ネット状シートを構成する糸(縦糸4Bと横糸4A)の素材としては、ナイロン、ビニロン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、アクリル、アラミド、ポリアリレート、ポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール等が例示できる。縦糸4Bと横糸4Aの素材は同一であってもよいし、異なっていてもよい。
横糸4Aは、刃物に引っ張られるので、強度が要求され、また、施工者に抵抗感を伝えやすくするために、その素材としては、上記したもののうち、高強度ビニロン、超高分子量ポリエチレン、パラアラミド、ポリアリレート、ポリパラフェニレンベンズビスオキサゾールが特に好ましい。
ネット状シートを構成する糸は、紡績糸、モノフィラメント糸、マルチフィラメント糸の何れでもよい。
強度が要求される横糸4Aが紡績糸の場合は、強度の大きい牽切紡績糸であるのが特に好ましい。
ネット状シートを構成する糸の太さは、フィラメント糸の場合、50デニール以上が好ましく、150デニール以上が特に好ましい。また、700デニール以下が好ましく、500デニール以下が特に好ましい。
紡績糸の場合、綿番手で7番手以上が好ましく、10番手以上が特に好ましい。また、100番手以下が好ましく、50番手以下が特に好ましい。
上記範囲内であると、耐切創性が十分となりやすい。また、複層型下敷きテープ1の厚さを十分に薄くすることができ、良好に施工しやすくなる。更に、切断の際に施工者に抵抗感が伝わりやすくなる。
ネット状シート4において、隣接する糸同士の間隔(縦糸4B同士の間隔、横糸4A同士の間隔)は、1mm以上が好ましく、2mm以上が特に好ましい。また、10mm以下が好ましく、7mm以下が特に好ましい。
上記範囲内であると、横糸の動きを施工者が感じやすくなり、下地材10に傷(特に、連続した線状の傷)がつきにくくなり耐切創性が向上しやすい。また、複層型下敷きテープ1の厚さが十分に薄くなる。更に、材料コストを抑えることができ経済的である。
以下に、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限りこれらの実施例に限定されるものではない。
[複層型下敷きテープの作製]
以下に示すようにして、複層型下敷きテープ(以下、単に「テープ」という場合がある。)を作製した。
<例1>
縦糸としてポリエステル紡績糸(Ne30/1)、横糸としてパワロン(登録商標、(株)クラレ製、高強力ビニロン)のパーロック式牽切紡績糸(Ne10/1)を使用して、ネット状シートを作製した。縦糸は3mm間隔、横糸は3mm間隔で設置し、縦糸と横糸の交点は、アクリル系目止め剤によって接着した。
上層フィルムとして、厚さ20μm・幅35mmの二軸延伸ポリプロピレン(OPP)フィルム、下層フィルムとして、厚さ20μm・幅35mmの低密度ポリエチレン(LDPE)フィルムをそれぞれ使用し、前記ネット状シートを、上層フィルムと下層フィルムで挟んだ状態で、両フィルムの両端部のそれぞれ4mmを、アクリル系接着剤により接着することにより、テープT1を作製し、テープT1の厚さや質量を測定した。
なお、各フィルムやテープT1の厚さは、ダイヤルシックネスゲージ((株)尾崎製作所製)によって測定した。テープT1の厚さは、中央部(非固定部分)で測定した値である。
<例2>
例1において、厚さ20μm・幅35mmの二軸延伸ポリプロピレン(OPP)フィルムを、加工後の上層フィルムの見掛け厚さが150μm、密度が37個/cmとなるようにエンボス加工したものを上層フィルムとして使用した以外は、例1と同様にして、テープT2を作製した。
<例3>
例1において、厚さ20μm・幅35mmの二軸延伸ポリプロピレン(OPP)フィルムを、厚さ20μm・幅35mmの無延伸ポリプロピレン(CPP)フィルムに変更した以外は、例1と同様にして、テープT3を作製した。
<例4>
例3において、厚さ20μm・幅35mmの無延伸ポリプロピレン(CPP)フィルムを、加工後の上層フィルムの見掛け厚さが140μm、密度が37個/cmとなるようにエンボス加工したものを上層フィルムとして使用した以外は、例3と同様にして、テープT4を作製した。
<例5>
例1において、厚さ20μm・幅35mmの二軸延伸ポリプロピレン(OPP)フィルムを、厚さ20μm・幅35mmの低密度ポリエチレン(LDPE)フィルムに変更した以外は、例1と同様にして、テープT5を作製した。
<例6>
例5において、厚さ20μm・幅35mmの低密度ポリエチレン(LDPE)フィルムを、加工後の上層フィルムの見掛け厚さが40μm、密度が37個/cmとなるようにエンボス加工したものを上層フィルムとして使用した以外は、例3と同様にして、テープT6を作製した。
<例7>
例1において、厚さ20μm・幅35mmの二軸延伸ポリプロピレン(OPP)フィルムを、厚さ20μm・幅35mmの高密度ポリエチレン(HDPE)フィルムに変更した以外は、例1と同様にして、テープT7を作製した。
<例8>
例5において、厚さ20μm・幅35mmの高密度ポリエチレン(HDPE)フィルムを、加工後の上層フィルムの見掛け厚さが120μm、密度が37個/cmとなるようにエンボス加工したものを上層フィルムとして使用した以外は、例3と同様にして、テープT8を作製した。
<例9>
例4において、無延伸ポリプロピレン(CPP)フィルムのエンボス加工の条件を加工後の上層フィルムの見掛け厚さが100μm、密度が37個/cmとなるように変更した以外は、例4と同様にして、テープT9を作製した。
<例10>
例4において、無延伸ポリプロピレン(CPP)フィルムのエンボス加工の条件を、加工後の上層フィルムの見掛け厚さが200μm、密度が37個/cmとなるように変更した以外は、例4と同様にして、テープT10を作製した。
[壁紙の糊掻取量の測定]
200g/mの接着剤(糊)が塗工された壁紙をサンプルとして、図4(a)に示すように、壁紙重ね合わせ部11Aの下に作製した各テープを設置した状態で壁紙重ね合わせ部11Aの切断作業を行った後、除去した(壁紙11から剥がした)テープを回収し、質量を測定した。各テープの2.7m当たりの、作業前後の質量の変化量(増加量)を算出し、該変化量を、糊掻取量とした。
[テープの巻き取り性]
作製した原反(幅1100mm、長さ1000m)をスリット加工し、図3に示すような長尺のテープ(幅35mm、長さ100m)を作製し、以下の基準で巻き取り性を評価した。
○:外径185mm以下の巻径
×:外径185mmを超える巻径
なお、外径185mmは、市販の糊付機にテープをセットできる最大の巻径である。
(評価結果)
各テープに関して、評価結果を表1に示す。
Figure 0007142861000001
なお、表1中、「上層フィルム厚さ[mm]」は、エンボス加工「有り」の場合は、エンボス加工後の上層フィルムの見掛け厚さである。
上層フィルムを二軸延伸ポリプロピレン(OPP)で構成した場合、フィルムが硬く張り腰が強く、糊掻取量が多くなった。
上層フィルムを低密度ポリエチレン(LDPE)で構成した場合、エンボス加工の高さが十分に出ず、エンボス加工を施すことによる、糊掻取量の低減効果が十分ではなかった。上層フィルムを高密度ポリエチレン(HDPE)で構成した場合も同様であった。
これに対して、上層フィルムを無延伸ポリプロピレン(CPP)で構成した場合、エンボス加工することによって、糊掻取量を大幅に低減することができた。
しかし、テープ10は、エンボス部の厚みが大きいため、糊掻取量は低減できたものの、巻径が大きくなり、一般的なテープ長さである100m以上を巻き取ることが出来なかった。
本発明の複層型下敷きテープは、壁紙の裏面の接着剤(糊)が、上層フィルムに移行しにくく、壁紙の裏面の接着力の低下に起因する施工不良が起こりにくいので、内装工事等に利用されるものである。
1 複層型下敷きテープ
1A 両端接着部
2 上層フィルム
2A エンボス部
3 下層フィルム
4 ネット状シート
4A 横糸
4B 縦糸
4C 交点
10 下地材
11 壁紙(クロス)
11A 壁紙重ね合わせ部
11B 切断部
12 突合わせ部

Claims (4)

  1. 下地材の表面に壁紙を貼付するに当たり、隣接する壁紙の端部同士を重ね合わせた状態で、壁紙重ね合わせ部を切断する際に、該下地材と該壁紙重ね合わせ部との間に一時的に設置し、下地材を保護するための複層型下敷きテープであって、
    設置の際に該壁紙重ね合わせ部の側に位置する上層フィルムと、設置の際に該下地材の側に位置する下層フィルムとの間に、ネット状シートが挟まれた状態で、該上層フィルムと該下層フィルムとが、両端部のみにおいて該ネット状シートとともに接着固定されており、
    該ネット状シートが、該複層型下敷きテープの長手方向に略平行な縦糸と、該縦糸と略直交し該複層型下敷きテープを幅方向に横断する横糸とで構成されており、
    該上層フィルムの素材が、無延伸ポリプロピレンであり、
    該上層フィルムが、凹凸構造を有するものであることを特徴とする複層型下敷きテープ。
  2. 上記上層フィルムの平均厚さが、10μm以上200μm以下である請求項1に記載の複層型下敷きテープ。
  3. 上記下層フィルムの素材が、上記上層フィルムの素材とは異なるものである請求項1又は請求項に記載の複層型下敷きテープ。
  4. 上記下層フィルムの素材が、低密度ポリエチレンである請求項3に記載の複層型下敷きテープ。
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