JP6369874B2 - ゴム部材に空気抜きのための溝を成形する方法 - Google Patents

ゴム部材に空気抜きのための溝を成形する方法 Download PDF

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Description

本発明は、ゴム巻き取りシートに関する。このゴム巻き取りシートを用いて巻き取ったシート状のゴム等のゴム部材には溝部が転写され、そのゴム部材貼り合わせるとき空気等が入り込まない密着性が高い貼り合わせを可能とすることができる。
ゴム製品の製造工程で、例えばタイヤやゴムローラーのようにシート状の硬化していない軟らかい中間状態のゴムを貼り合わせて、成型していくゴム製品が多数ある。このようなシート状のゴムを貼り合わせる工程では、シート間に空気が入り込まないように貼り合わせる必要がある。または、空気が入り込んだ場合、貼り合わせた後に、この空気抜きをする必要がある。この空気抜きの方法としては、シートを貼り合わせた後にプレスロール等でも空気が抜けていない場合、そのシートに針状のものを指して孔を設けてその孔から空気を抜くといった方法が実施されている。
一方、従来からゴム部材の巻取り用のシートやライナーが知られている(特許文献1〜4)。例えば、特許文献1は、脂肪酸類等の化合物がポリエステルフィルムに配合されてなる未加硫ゴムシート成型用基材を開示するものである。また、特許文献2は、合成繊維からなる織物等の両面に高分子重合体の被膜が形成されているゴム中巻き用シートを開示するものである。
また、特許文献3には、長手方向に沿って延びる複数本の経糸と、幅方向に沿って延びる複数本の緯糸とで織られた未加硫ゴム部材用ライナーであって、緯糸はフラットヤーンで構成されている、未加硫ゴム部材用ライナーが開示されている。さらに、特許文献4には、不撚糸からなるクロス層がポリエステル系樹脂シート層により挟まれた帯状積層体を用いた巻取りライナーが開示されている。
特開昭62−225314号公報 実開昭57−179932号公報 特開2010−163703号公報 特開2014−4784号公報
ゴム部材に、孔を設ける方法は、その孔の位置によってはゴム製品の品質低下の原因となってしまうことや、そもそも孔をあける位置を見定めるのに熟練の技能が必要となるという製造効率上の問題があった。一方、ゴム部材を保管するときに用いられるシートは、主としてそのシートとゴム部材との離型性や、冷却効果や密着性を低下させるための表面の荒れ等の性状、巻取り部材としての機械特性等を改良することを目的とするものであった。
本発明者等は、安定して溝を形成する方法として、巻き取り保管するときに用いる巻き取り用シートに着目した。本発明は、粘性変形可能な状態のゴム部材空気抜きのための溝を安定して成形させるための巻き取り用シートを提供するものである。
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、下記の発明が上記目的に合致することを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明は、以下の発明に係るものである。
<1> シートの幅方向に横断する幅方向突条部を有するゴム巻き取りシート。
<2> シートの長手方向に縦断する長手方向突条部を有するゴム巻き取りシート。
<3> シートの長手方向に縦断する長手方向突条部を有する前記<1>記載のゴム巻き取りシート。
<4> 前記幅方向突条部が、シートの長手方向において4〜20mmの間隔で断続的に設けられている前記<1>または<3>記載のゴム巻き取りシート。
<5> 前記幅方向突条部が、シートの幅方向の水平方向と幅方向突条部の方向とにより生じる鋭角が15°〜75°となるように設けられている前記<4>記載のゴム巻き取りシート。
<6> 前記長手方向突条部が、シートの幅方向において4〜20mmの間隔で断続的に設けられている前記<2>または<3>のいずれかに記載のゴム巻き取りシート。
<7> 前記幅方向突条部および/または前記長手方向突条部の最大厚みと、非突条部の平均厚みとの厚み差が200〜800μm以下である前記<1>〜<6>のいずれかに記載のゴム巻き取りシート。
<8> シートの表面が離型性を有する前記<1>〜<7>のいずれかに記載のゴム巻き取りシート
<9> クロス層がシート層によって挟まれた構成の帯状積層体を用いたゴム巻き取りシートであって、前記クロス層を形成する糸として、クロス層の糸の少なくともいずれかの軸に、帯状積層体の断面方向における厚みが200μm以上の糸が打ち込み本数0.04〜0.2本/mmで配置されていることで前記帯状積層体が突条部を有するゴム巻き取りシート。
本発明の巻き取りシートにより、ゴム部材を巻取ることで、巻き取りシートの幅方向や長手方向の突条部が、巻取り保管するゴム部材に転写され、ゴム部材の保管中、また使用時に取り出すときにも安定して溝が形成される。この溝が、そのゴム部材貼合わせ時に空気抜きの溝となる。
本発明の第一の実施形態に係るゴム巻き取りシートの概要図である。 本発明の第一の実施系に係るゴム巻き取りシートを用いて巻き取った後のゴム成形品の概要図である。 本発明に係るゴム巻き取りシートを用いて溝部が形成されたゴム成形品の貼り合わせの概要図である。 貼り合わせ後のゴム成形品の概要図である。 本発明の第二の実施形態に係るゴム巻き取りシートの概要図である。 本発明の第三の実施形態に係るゴム巻き取りシートの概要図である。 本発明の第四の実施形態に係るゴム巻き取りシートの概要図である。 本発明に係るゴム巻き取りシートの突条部周辺の断面概要図である。 本発明に係るゴム巻き取りシートに用いられるクロスの形状の一例を示す概要図である。 本発明に係るゴム巻き取りシートに用いられるクロスの形状の他の一例を示す概要図である。 実施例に係るゴム巻き取りシートの突条部周辺の断面写真図である。
以下に本発明の実施の形態を詳細に説明するが、以下に記載する構成要件の説明は、本発明の実施態様の一例(代表例)であり、本発明はその要旨を変更しない限り、以下の内容に限定されない。
[第一の実施形態]
図1は、本発明の第一の実施形態に係るゴム巻き取りシートを示す概要図である。この図1に示されるゴム巻き取りシート100は、シートの幅方向Yに横断する幅方向の突条部10を有する。この突条部10は幅方向突条部となる。このゴム巻き取りシート100は、一般的に長手方向X方向に長く、ロール状に巻き取られる。このゴム巻き取りシート100においては、突条部10はゴム巻き取りシート100の両面に凸状となっている。
ここで、本発明においてゴム巻取りシート(巻き取りシート)とは、ゴム部材を巻き取って保管する際などに、ゴム部材の表裏面が直に接触しないように用いられるものである。本発明のゴム巻取りシートは、タイヤ用途等に用いられるゴム部材(例えばインナーライナーや、コーテイッドコード等の粘着性を有する未加硫ゴムシート)が形成されたゴム部材等を巻き取るために好適に使用される。ゴム巻取りシートの幅と長さは巻き取られるゴム部材の形状や製造装置、場所等により適宜決定されるが、通常、幅10cm〜2m,長さは5m〜500mのものが使用されている。
図1に示すゴム巻き取りシート100において、突条部10は、ゴム巻き取りシート100の長手方向Xにおいて4〜20mmの間隔で断続的に設けられていることが好ましい。このような間隔で突条部10を設けることで、このゴム巻き取りシートにより保管されるゴム部材にも適当な頻度で溝が転写される。なお、この突条部10は、幅方向Yと平行であってもよいし、斜めに形成されていても良い。
図2は、ゴム巻き取りシート100を用いて巻き取り保管したゴム部材3を取り出したときの概要図である。ゴム部材3には、ゴム巻き取りシート100の幅方向の突条部10が転写され、溝部31が形成される。図2からも明らかなように、ゴム巻き取りシート100から取り外す直前まで、ゴム部材3は突条部10と接するため、ゴム部材3の溝部31はその使用時まで安定した形状で維持される。
さらに、図3は、ゴム巻き取りシート100を用いて、溝部31aが形成されたゴム部材3aと、溝部31bが形成されたゴム部材3bを貼り合わせる概要図である。
ゴム部材3aと、ゴム部材3bとが接する面に、それぞれの溝部31a、31bが形成されているため、これらのゴム部材を貼り合わせるために上から押圧したとき、この溝部31a、31bを通って空気が抜けながら貼り合わせされていく。
そして、図4は、貼り合わせられたゴム部材30を示すものである。ゴム部材が粘性変形することで溝部は無くなり、かつ、貼り合わせ面に空気がたまることもなく貼り合わせられたゴム部材30を得ることができる。
[第二の実施形態]
図5は、本発明の第二の実施形態に係るゴム巻き取りシートを示す概要図である。この図5に示されるゴム巻き取りシート101は、シートの長手方向Xに縦断する長手方向の突条部20を有する。この突条部20は長手方向突条部となる。このゴム巻き取りシート101は、長手方向X方向に長く、ロール状に巻き取られた形状である。このゴム巻き取りシート101においては、突条部20はゴム巻き取りシート101の両面に凸状となっている。
このゴム巻き取りシート101により、ゴム部材を巻き取ることで、前述の第一の実施形態に係る図2〜4と同様にゴム部材に溝が転写され貼り合わせに適した保管をすることができる。すなわち、ゴム巻き取りシート101を用いれば、図2においてゴム部材に転写された溝部31と直交する方向に溝があるゴム部材が得られる。このような長さ方向Xに縦断する溝が設けられている場合、例えば帯状に成形されたゴム部材を貼り合わせるとき、ロール等で押圧しながら帯状部材の長手方向に移動させながら貼り合わせを行っても、その方向に溝があることで連続的に空気を抜きやすい。
この突条部20は、ゴム巻き取りシート101の幅方向Yにおいて4〜20mmの間隔で断続的に設けられていることが好ましい。このような間隔で突条部20を設けることで、このゴム巻き取りシートにより保管されるゴム部材にも適当な頻度で溝が転写される。
[第三の実施形態]
図6は、本発明の第三の実施形態に係るゴム巻き取りシートを示す概要図である。この図6に示されるゴム巻き取りシート102は、シートの幅方向Yに横断する幅方向の突条部11(幅方向突条部)と、さらに、シートの長手方向Xに縦断する長手方向の突条部21(長手方向突条部)とを有する。このゴム巻き取りシート102は、長手方向X方向に長く、ロール状に巻き取られた形状である。このゴム巻き取りシート102においては、突条部11および突条部21はゴム巻き取りシート102の両面に凸状となっている。
このゴム巻き取りシート102により、ゴム部材を巻き取ることで、前述の第一の実施形態に係る図2〜4と同様にゴム部材に溝が転写され貼り合わせに適した保管をすることができる。すなわち、ゴム巻き取りシート102を用いれば、突条部11から転写された溝が幅方向Yの空気抜きとなり、突条部21から転写された溝が長手方向Xの空気抜きとなる。
[第四の実施形態]
図7は、本発明の第四の実施形態に係るゴム巻き取りシートを示す概要図である。この図7に示されるゴム巻き取りシート103は、シートの幅方向Yに横断する幅方向の突条部12(幅方向突条部)と、この突条部12と異なる角度でシートの幅方向Yに横断する幅方向の突条部13(幅方向突条部)を有する。
この突条部12と、突条部13とはそれぞれが、幅方向の水平方向に対して斜め方向ではあるが、幅方向に横断するため、幅方向突条部の一例である。また、シートの長手方向に一定の間隔で断続的に設けられている。長手方向に断続的に設けられながら、斜め方向に横断していることで、例えば帯状に成形されたゴム部材を貼り合わせるとき、ロール等で押圧しながら帯状部材の長手方向に移動させながら貼り合わせを行っても、斜め方向に溝があることで、溝部に沿って連続的に空気を抜きやすい。
この斜めの角度は、幅方向の水平方向(いわゆるTD方向)を0°としたとき、その水平方向と突条部の方向とにより生じる鋭角が15°〜75°となるように設けることが好ましく、20°〜70°となるように設けることがより好ましい。この斜め方向の突条部は一方向のみで設けても良い。また、図7に示すように、2方向異なる斜め方向に設けても良い。2方向以上に設ける場合、少なくとも1方向は水平方向となる0°に対して、他の方向の幅方向突状部の方向とは反対側に鋭角が生じるように設けることが好ましい。
[突条部の形状等]
図8に本発明に係るゴム巻き取りシートに形成される突条部についてより詳述する。図8はゴム巻き取りシート100の突条部10を例として、突条部周辺の部分断面を拡大して示す概要図である。この突条部に係る説明は、第二、第三および第四の実施形態の突条部(11、12、13、20および21)においても同様である。
突条部10は、突条部の最大厚み(d3)と、非突条部の平均厚み(d2)との厚み差(d4+d5)が200μm以上800μm以下とすることが好ましい。この厚み差が小さい場合、必然的に突条(d4またはd5)が低くなり、ゴム部材にも十分な溝が転写されない場合がある。一方、この厚み差が大きい場合、巻き取りの巻き形状が不安定になったり、溝が深くなりすぎて、貼り合わせ後もその形状が残ってしまう場合がある。これらの平均厚みは、例えば5点測定した値の平均値を用いてもよい。この突条部の最大厚み(d3)と、非突条部の平均厚み(d2)との厚み差(d4+d5)は、300μm以上であることがより好ましい。また、その上限は600μm以下であることがより好ましい。なお、幅方向突状部と、長手方向突状部とについて、この好ましい数値範囲は、幅方向突状部および長手方向突状部のそれぞれの突状部における最大厚みと、非突条部の平均厚みとの厚み差として双方の突状部が達成するように設定してもよいし、いずれかより厚いほうの突状部のみをシート全体における突状部の最大厚みとして設定してもよい。
また、例えば第一の実施形態の突条部10は、巻き取り用シート100の両面側に同程度の高さとしているが、この突条は一方の面に高い突条とし、他方の面には高さの差がほとんどないような形状の突条としてもよい。また、突条部としては、溝が転写されやすいように突条部の幅w1が狭く尖ったものであることが好ましい。このw1は、突条部の間隔や、突条部の高さ等により適宜設定される。例えば、突条部の平均高さdta(=(d4+d5)/2)との比として、突条部の平均高さdta:突条部幅w1が、1:1〜1:10程度とすることができる。
[本発明のゴム巻き取りシートの構成例]
図8に示すように、巻き取り用シート100は、シート層71と、シート層72との間に、突条用糸5が挟まれた形状として成型することができる。そして、この突条用糸5は、クロスの一方の軸の糸を太い糸とするなどの設計とすることで達成することができる。
即ち、本発明のゴム巻き取りシートは、クロス層がシート層によって挟まれた構成の帯状積層体を用いたゴム巻き取りシートであって、前記クロス層を形成する糸として、クロス層の糸の少なくともいずれかの軸に、帯状積層体の断面方向における厚みが300μm以上の糸が打ち込み本数0.04〜0.2本/mmで配置されていることで前記帯状積層体が突条部を有するものとすることができる。
ここでクロス層を形成する糸としては、撚糸や不撚糸等を用いることができる。熱可塑性樹脂の不燃糸等を好適に使用することができる。この熱可塑性樹脂の不撚糸とは、熱可塑性樹脂を延伸して得られる糸条であり、撚っていない糸条である。具体的には熱可塑性樹脂としてポリオレフィン系樹脂やポリエステル系樹脂などを用いて作製されるもので、モノフィラメントやフラットヤーン、スプリットヤーンが挙げられる。なお、本発明においてクロス層に用いられる糸のうち、シート層に挟まれたときに突条の中心となる糸を突条用糸と称し、シート層に挟まれたときに突条の中心とならない糸を平糸と称する場合がある。
このクロス層としては、その糸の配置概要を示す、図9のクロス60や、図10のクロス61を用いることができる。図9は、突条用糸5と、平糸81とが直交するように配置された2軸のクロス60を示す図である。また、図10は、突条用糸5と、この突条用糸5と斜めに交差する平糸82および平糸83と(平糸82および平糸83は直交する)が配置された3軸のクロス61を示す図である。なお、このクロス層の配置は一例であり、例えば、斜め方向に横断する突条用糸とするためのクロスとして、この平糸82、83を突条用糸として、突条用糸5を丸糸とする変形等を行って利用することが好ましい。
なお、このクロス層には、図9や図10に示すように、クロスに用いられるそれぞれの軸の糸は、織るように交差せずに、各軸の糸を重ねるように配置し、その交点を融着するように接合することが好ましい。このような織りがないクロスとすることで、突条用糸による突条がより尖った安定した形で形成されやすい。
これらの糸のうち、シート層で挟んだ構成としたとき、その糸を中心として巻き取りシートに突条が形成されるものが突条用糸として選択される。この突条用糸は、シート層の材質や厚み等により適宜選択される。例えば、突条用糸として選択しやすい糸として、太いモノフィラメントが挙げられる。モノフィラメントは一般的に断面球状に形成され、突条の中心部として使用しやすい。
この突条用糸は、その糸の太さが、帯状積層体(ゴム巻き取りシート)の断面方向における厚みが200μm以上であることが好ましい。この太さは、図8のゴム巻き取りシート100の断面を例にすると、突条用糸5の厚みd1で示される。帯状積層体内で、このような厚みとなる糸を用いることで、その糸の太さにより、帯状積層体に突条が形成される。なお、この太さは、帯状積層体を切断し、その断面写真から計算することで求めることができる。
このような帯状積層体内での厚みを達成するような具体的な糸としてはポリオレフィン系の樹脂のモノフィラメントの場合、およそ500〜2000dtのモノフィラメントが挙げられる。
ここで糸に用いられる熱可塑性樹脂は、前述したポリオレフィン系樹脂やポリエステル系樹脂が一般的であるが、これらの他にも、撚糸や不撚糸を得ることができるポリマーを用いることができる。この熱可塑性樹脂としては、成型性、柔軟性、入手しやすさなどの点からポリオレフィン系樹脂が好ましく、具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレンなどが好ましい。また、熱可塑性樹脂としてポリオレフィン系樹脂、特にポリエチレン系樹脂を用いると、シート層とクロス層とをラミネート加工するときに接着層として好適に用いられるポリエチレン系樹脂との相溶性がよい点から好ましい。
クロス層を形成する糸としては、前述したようにモノフィラメントやフラットヤーン、スプリットヤーンなどを適宜使用することができる。この中でも、突条を形成しない平糸としては、フラットヤーンが好ましく、フラットヤーンを用いて作製された巻取りシートは、平面性の調整を行いやすい。
クロス層に用いられる糸の太さは、100デシテックス(dtex)〜2000デシテックス程度のものが適宜用いられ、また、突条用糸としては断面の直径が200μm〜800μm程度となるものが適宜用いられる。糸がこれより細い場合、その細い繊維が糸屑や異物発生の原因となることがある。また、これより太い糸は、糸としての延伸が不十分であり耐久性が低かったり、帯状積層体としたときのスリット性が悪かったり、後述するクロス層の打ち込み本数が相対的に低くなるため、シートの耐引裂き性が低下する場合がある。
なお、ここで、クロス層に用いられるクロスとは、格子目状に配置した糸の交点を融着等により接着させた網状体のことを指す。本発明に係るクロス層としては、糸として熱可塑性樹脂の不撚糸を用いて得られるクロスを用いる。クロスの格子目の構造は、一般的な縦横または横と斜めの2軸の格子目のもの、縦横と斜め、あるいは横と両斜めの3軸の格子目状のもの、縦横と両斜めの4軸の格子目状のものなどがある。
ところで、細い繊維の撚糸からなるクロスを用いた場合、キズが付いたとき等に糸屑等の異物が発生しやすい。また、必要に応じて、巻取りシートは幅や長さ等を調整するために切断されるが、撚糸を用いた層を有する巻取りシートの場合、切断し難く切断面がそろわなかったり、前述したように糸屑等の異物が発生したりすることがある。しかし、不撚糸からなるクロスを用いると、その巻取りシートはカッター等を用いて目的とする形状に切断しやすく、細い繊維からなる撚糸を用いていないため異物も発生しにくい巻取りシートを得ることができ好ましい。さらに、クロス層があることで帯状積層体(ゴム巻き取りシート)の剛性が高くなり、ゴム部材を巻き取っても巻き形状が安定し、使用時も操作性が高い巻き取りが可能となる。
クロスの1軸あたりの打ち込み本数は、糸の太さにもより相対的に決定されるが、例えば、その太さが300〜1500デシテックスの前述したフラットヤーンを用いる場合、およそ3〜8本/インチのように設定される。打ち込み本数が、この範囲であれば、十分な耐引裂き性を確保することができ、かつ、接着層を設けるときクロスの開口部に接着層となる接着剤が入りこむことができるため(アンカー効果)高い接着性の接着層とすることができる。
本発明にかかる巻取りシートのシート層には、ポリエステル系樹脂シートなどが用いられる。なお、ここでシートとはフィルムを含む概念である。ポリエステル系樹脂シートは、剛性、耐久性、耐熱性、入手しやすさ等の観点からポリエチレンテレフタレート(PET)シートであることが好ましい。
ポリエステル系樹脂シートをもちいるとき、その1層あたりの厚みは好ましくは20〜200μm、より好ましくは35〜100μmである。1層あたりのポリエステル系樹脂シートの厚みが薄いと、得られる巻取りシートの剛性が低く、しわがはいりやすくなる等の寸法安定性の観点から好ましくない。厚みが厚い場合、剛性が高すぎるため硬くて巻き取りにくくなり、ゴム部材を巻き取ったときの全体の厚みが大きくなりすぎるため、好ましくない。
本発明の巻取りシートには、その両表面がゴムに対する一定の離型性を有するものが用いられる。一般的にポリエステル系樹脂シート層は、ゴムとの剥離性が高くない後述する離型処理層をコーティングしたものを用いることがあるが、離型剤を含有させて得られるポリエステル系樹脂シート層は離型処理層をコートすることなくゴムとの離型性を有するものとすることができる。このようなシートを用いる場合、ポリエステル系樹脂シート層が本発明に係る帯状積層体の両面に求められる離型処理層の機能も兼ねることができるため、クロス層が、離型処理剤を含有するポリエステル系樹脂シート層によって挟まれた構成の帯状積層体を用いて本発明のゴム巻き取りシートとすることもできる。なお、一般的に、本発明に設けられるような突条が形成されると必然的に巻き取られるゴム部材との接触面積が増え、ゴム部材に突条が食い込むため離型性が低下することが懸念されることから突条を設けずに接触面積が少なくなるあるいは離型しやすいような表面粗さが高いシートが巻き取り用には用いられていた。
離型剤を含有しないシートを用いる場合、そのシートに離型処理層をコートして、帯状積層体の両表面が離型処理層を有したものとすることが好ましい。コートする離型処理層としては、非汚染性に優れていてシリコーンフリーである、架橋オレフィン系樹脂を主成分とする離型処理層を設けることが好ましい。架橋オレフィン系樹脂を主成分とする離型処理層とは、少なくとも炭素数2〜4のオレフィン成分70〜99質量%と酸成分1〜30質量%とからなる酸変性ポリオレフィン樹脂を含有する離型処理層が挙げられ、この離型処理層は、架橋により耐久性を高くし、また他の添加成分を用いて濡れ性や剥離性の制御を行ったりするものである。たとえばこのような離型処理層を有するシートとして、ユニチカ株式会社製ユニピール(登録商標)がある。ユニピール(登録商標)は、PETシート上に当該架橋オレフィン系の離型処理層を積層した形で市販されているため、本発明のポリエステル系樹脂シート層と架橋オレフィン系コートによる離型処理層を合わせたものとして、本発明の巻取りシートの好適に用いることができる。
なお、剥離性を有する離型処理層としてシリコーン系樹脂やフッ素系樹脂を主たる成分とする離型処理層を設けたシートがIC分野の工程シート等に使用されているが、かかる離型処理層は長期間使用すると脱落して剥離性が低下するおそれがある。また、剥離性が高すぎるためゴム製造工程中に剥離することがある。さらに、シリコーン系樹脂等はゴム部材に移行することがあり、このゴム部材を用いてタイヤを製造するなどの貼合わせ工程を行うと貼り合わせ異常などの問題が発生するおそれがあることから、ゴム部材巻取り用シートとしては実用的ではないことがある。
本発明のゴム巻き取りシートに用いられる帯状積層体は、クロス層とシート層が積層されたものである。該積層体を得る方法としては、ポリエステル系樹脂などのシートとクロスとを巻出し、シートとクロスを重ね合わせ、接着することで積層体を得ることができる。接着する方法として代表的なものは、ホットメルトフィルムをシートとクロスとの間に用いてホットメルトにより接着する方法や、各種ポリマーや接着剤を流し込むまたは塗工して接着する方法などがある。各種ポリマーを流し込み接着する方法としては、接着剤として機能するポリマーを流し込み(必要に応じて溶媒に溶かした状態で行う)、その後、熱風乾燥等により乾燥することで接着するドライラミネート法や、溶融させた樹脂を用いる押出しラミネート法、サンドイッチラミネート法やタンデムラミネート法がある。
接着層の厚みとしては、クロス層とシート層が十分に接着して、かつ巻取りシート全体の厚みが厚くなりすぎなければその厚みは問わないが、10〜100μmが好ましく、より好ましくは20〜50μmである。厚みが薄すぎる場合、接着不良となることがあり、厚みが厚すぎる場合、巻取りシートとして嵩張りすぎたり、巻取りにかかる応力が強くなりすぎたりすることがある。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明は、その要旨を変更しない限り以下の実施例に限定されるものではない。
[巻き取り用シート(1)]本発明に係る巻き取り用シート(1)の成形方法を以下に示す。
[クロス層]
以下の糸を用いて、二軸直交格子のクロスを作成して使用した。
・幅方向(突条用糸)
ポリエチレンのモノフィラメント(1000dt、断面球状)を、5.5mm間隔で配置した。
・長さ方向(平糸)
ポリエチレンのフラットヤーン(750dt)を、4.0mm間隔で配置した。
[シート層]
ポリエステル系樹脂シート層であるユニピールTR−5(ユニチカ株式会社製;幅1000mm、厚み50μm)を2層に用いた。ユニピールTR−5はオレフィン系コートの離形処理層を有するPETシートであるため、離形処理層ではない方の面(非離型処理面)をクロス層と重ねて使用した。
[ラミネート加工方法]
ラミネート加工は、サンドイッチラミネート法によりおこなった。接着層として用いるポリマーには、ポリエチレン「ノバテックLC605Y(日本ポリエチレン株式会社製)」を用いた。
[巻き取り用シート(a)]
[クロス層]
以下の糸を用いて、二軸直交格子のクロスを作成して使用した。
・幅方向および長さ方向(双方向に平糸)
ポリエチレンのフラットヤーン(750dt)を、4.0mm間隔で配置した。
[シート層]
ポリエステル系樹脂シート層であるユニピールTR−5(ユニチカ株式会社製;幅1000mm、厚み50μm)を2層に用いた。ユニピールTR−5はオレフィン系コートの離形処理層を有するPETシートであるため、離形処理層ではない方の面(非離型処理面)をクロス層と重ねて使用した。
[ラミネート加工方法]
ラミネート加工は、サンドイッチラミネート法によりおこなった。接着層として用いるポリマーには、ポリエチレン「ノバテックLC605Y(日本ポリエチレン株式会社製)」を用いた。
[巻き取り用シート(b)]
厚み約200μmのPETシート(ユニチカ株式会社製、エンブレット(登録商標)「SA−188」)を、比較例1の巻取りシートとして評価した。
[評価結果]
巻き取り用シート(1)の巻き取り用シートを、突条用糸が配置される方向と直交する方向に切断した断面図を図11に示す。この巻き取り用シート(1)は、突条用糸の厚みが約300μmであり、平面部との高さの差が、上側で約200μm、下側で約137μmであった。なお、突条部の合計厚さは約650μmであり、非突条部の合計厚さは約350μmであった。また、突条部の幅は、約1750μmであった。
[実施例1]
この巻き取り用シート(1)を用いて、未加硫のゴム部材を巻き取り、6時間保管後に取り出して、シート(500mm角)状とした2枚のゴム部材を貼り合わせた。ゴム部材には巻き取り用シート(1)の突条が転写され、およそ200μmほどの深さの溝が形成されていた。
この貼り合わせの結果、簡易な作業で空気抜きが達成でき、さらに貼り合わせ後に粘性変形により溝が無くなり空気等が含まれない密着したゴム部材を得ることができた。
[比較例1]
実施例1の巻き取り用シート(1)に代えて、巻き取り用シート(a)を用いて、ゴム部材の巻き取り・貼り合わせ試験を行った。
巻き取ったゴム部材には溝が転写されておらず、貼り合わせ後も、空気抜きが困難であり、空気を含んだ状態の貼合せ部材となった。
[比較例2]
実施例1の巻き取り用シート(1)に代えて、巻き取り用シート(b)を用いて、ゴム部材の巻き取り・貼り合わせ試験を行った。
巻き取ったゴム部材には溝が転写されておらず、また、離型性が低いためゴム部材の一部が巻き取り用シート(b)から剥離せず、ゴム部材は表面が荒れたものとなった。さらに、貼り合わせ後も、空気抜きが困難であり、空気を含んだ状態の貼合せ部材となった。
本発明のゴム巻き取りシートによれば、例えば未加硫のゴム部材のように、粘性変形しその後ゴム部材同士や他の素材と貼り合わせて使用されるゴム部材を保管する際に、そのゴム部材に空気抜き用の溝を設けて保管することができる。この溝が設けられたゴム部材は、貼り合わせても速やかに空気抜きをすることができ、本発明はゴム部材、積層ゴムロール等の保管、利用に資するため産業上有用である。
100、101、102、103 ゴム巻き取りシート
10、11、12、13、20、21 突条部
3、3a、3b、30 ゴム部材
31、31a、31b 溝部
5 突条用糸
60、61 クロス
71、72 シート層
81、82、83 平糸

Claims (8)

  1. クロス層がシート層によって挟まれた構成の帯状積層体を用いたゴム巻き取りシートであって、
    前記クロス層を形成する糸として、クロス層の糸の少なくとも幅方向の軸に、帯状積層体の断面方向における厚みが200μm以上の糸が配置されていることで前記帯状積層体が、
    前記帯状積層体シートの幅方向に横断する幅方向突条部を有し、
    前記幅方向突条部の最大厚みと、非突条部の平均厚みとの厚み差が200〜800μmであることを特徴とするゴム巻き取りシートを用いたゴム部材に空気抜きのための溝を成形する方法
  2. クロス層がシート層によって挟まれた構成の帯状積層体を用いたゴム巻き取りシートであって、
    前記クロス層を形成する糸として、クロス層の糸の少なくとも長手方向の軸に、帯状積層体の断面方向における厚みが200μm以上の糸が配置されていることで前記帯状積層体が、
    前記帯状積層体の長手方向に縦断する長手方向突条部を有し、
    前記長手方向突条部の最大厚みと、非突条部の平均厚みとの厚み差が200〜800μmであることを特徴とするゴム巻き取りシートを用いたゴム部材に空気抜きのための溝を成形する方法
  3. 前記帯状積層体の長手方向に縦断する長手方向突条部を有することを特徴とする請求項1記載のゴム巻き取りシートを用いたゴム部材に空気抜きのための溝を成形する方法
  4. 前記幅方向突条部が、前記帯状積層体の長手方向において4〜20mmの間隔で断続的に設けられていることを特徴とする請求項1または3記載のゴム巻き取りシートを用いたゴム部材に空気抜きのための溝を成形する方法
  5. 前記幅方向突条部が、前記帯状積層体の幅方向の水平方向と前記幅方向突条部の方向とにより生じる鋭角が15°〜75°となるように設けられていることを特徴とする請求項4記載のゴム巻き取りシートを用いたゴム部材に空気抜きのための溝を成形する方法
  6. 前記長手方向突条部が、前記帯状積層体の幅方向において4〜20mmの間隔で断続的に設けられていることを特徴とする請求項2または3記載のゴム巻き取りシートを用いたゴム部材に空気抜きのための溝を成形する方法
  7. 前記クロス層を形成する糸として、クロス層の糸の少なくともいずれかの軸に平糸が配置されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のゴム巻き取りシートを用いたゴム部材に空気抜きのための溝を成形する方法
  8. シートの表面が離型性を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のゴム巻き取りシートを用いたゴム部材に空気抜きのための溝を成形する方法
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