JPH01166949A - 粘着性構造体 - Google Patents

粘着性構造体

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JPH01166949A
JPH01166949A JP62327950A JP32795087A JPH01166949A JP H01166949 A JPH01166949 A JP H01166949A JP 62327950 A JP62327950 A JP 62327950A JP 32795087 A JP32795087 A JP 32795087A JP H01166949 A JPH01166949 A JP H01166949A
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紺野 宏樹
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、粘着性構造体に関する。
〔従来の技術〕
基材の両面又は片面に粘着剤層、離型剤層、場合によっ
てはさらに貼合基材を積層してなる粘着性構造体、例え
ば粘着テープ、ラベル等が種々の用途に使用されている
。近年、この粘着性構造体に用いられる粘着剤としてシ
リコーン系粘着剤、特にジメチルポリシロキサンを主成
分とするシリコーン系粘着剤が、耐熱性、耐寒性、耐薬
品性、電気絶縁性及び無毒性等に優れているため、広範
囲の用途に使用されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、上記粘着剤は、非常に粘着力が強いため、従来
の粘着性構造体では、粘着剤層を離型剤層から剥離する
際に要する剥離力が大き過ぎ、特に粘着性構造体を長期
間保存すると、粘着剤層の離型剤層からの剥離力が著し
く増大、し、剥離時に、粘着剤層や離型剤層の破壊を招
き易く、粘着性構造体としての用をなさなくなることが
多い。
そこで本発明の目的は、ジメチルポリシロキサンを主成
分とするシリコーン系粘着剤を用いた場合でも剥離力が
小さく離型性が良好であり、しかも長期間保存後におい
てもその良好な離型性が高い安定性で保持される粘着性
構造体を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上記問題点を解決するものとして、基材層、
粘着剤層及び離型剤層を有する粘着性構造体において、
前記離型剤層が、 ■) ポリフルオロアルキル基を有するビニル単量体 
          50〜98重量%、2)分子中に
少なくとも1個のけい素原子に結合した加水分解可能な
基を含有するシリコーン系ビニル単量体     2〜
50重量%、及び 3)前記第1成分のポリフルオロアルキル基を有するビ
ニル単量体と共重合可能なビニル系単量体      
    0〜49重景%からなる単量体混合物の共重合
体を主剤とする離型性組成物の硬化物からなることを特
徴とする粘着性構造体を提供するものである。
本発明の粘着性構造体は、前記の通りの3層を有するも
のであるが、通常、基材層に対して少なくとも1層の粘
着剤層と少なくとも1層の離型剤層とが積層されてなり
、複数の粘着剤層及び/又は複数の離型剤層が存在する
ときは、それらの層は基材層の同じ片面側に位置しても
よく、それぞれ異なる片面側又は両面側に位置してもよ
い。
また、本発明の粘着性構造体は、前記基材層、粘着剤層
及び離型剤層のみに限定されず、必要に応じて他の層、
例えば貼合基材を前記3層の間又は外側に有することが
できる。この貼合基材は、粘着性構造体に要求される機
能、用途等により適宜選択使用されるものであり、特に
限定されないが、通常、粘着性構造体の使用時には、剥
離されて廃棄されるものであるから、材料としては紙等
の安価なものが使用される。また、厚さ等も用途、機能
等に従って適宜選択される。
本発明の粘着性構造体の構造例としては、図示のものが
挙げられる。
図1に示す例は、基材層の一面に粘着剤層が積層され、
他方の面に離型剤層が積層されているものである。これ
は、紙芯等に巻き取る等の操作で、このままの構造を繰
り返して作れば、片面粘着テープとして用いることがで
きるものである。
次に、図2に示す例は、基材層の片面に離型剤層が積層
され、その上に粘着剤層が積層されているものである。
これも紙芯等に巻き取る等の操作により、片面粘着テー
プとして使用できる粘着性構造体である。
さらに、図3に示す例は、両面に離型剤層が積層された
貼合基材と、両面に粘着剤層が積層された基材層とを貼
り合わせたものである。この構造体は、紙芯等に巻き取
る等の操作で、両面粘着シートとしてだけでなく、両面
粘着テープとして用いることができる。
最後に、図4に示す例は、片面に粘着剤層を積層させた
基材層と、片面に離型剤層を積層させた貼合基材を貼り
合わせた構造のものである。この構造体は、ラベル等へ
応用できるものである。
本発明の粘着性構造体の基材層は、粘着性構造体の用途
、機能等によって選択され、特に限定されないが、例え
ば、紙、ゴム、PETシート、カプトンシート、金属箔
、テフロンシート及びアスベストクロス等を挙げること
ができる。このゴムとしては、例えばフッ素系ゴム、シ
リコーン系ゴム等を用いることができる。ゴムを基材と
して用いた場合には、弾力性、耐熱性及び電気絶縁性に
優れる粘着性構造体を得ることができる。
フッ素系ゴムとしては、市販され良く用いられている、
例えば、デュポン社製パイトンシリーズ、3M社社製フ
ローシルシリーズダイキン工業社製ダイエルシリーズ等
のフッ素ゴムが挙げられる。
又、シリコーン系ゴムとしては、信越化学工業■!!!
KE −FE −SEPシリーズ、トーレシリコーン■
製5H−3E−3RXシリーズ、東芝シリコーン■’j
;J T S E ’ Y Eシリーズ、ダウコーニン
グ社製S 5−WC−HS−3ilasticシリーズ
等のシリコーンゴムが挙げられる。
これらのゴムは、シート状にして用いるが、余り厚くし
すぎると、伸縮に大きな力を必要としたり、重ね巻きで
段差が出すぎたり、凸凹追随性が減ったり、構造体の重
さが増し且つ、厚さが厚くなりすぎるので、0.01〜
10mm程度にするのが好ましい。
また基材層は、粘着剤又は離型剤を積層させる面を粗面
化することによって粘着剤や離型剤の投錨効果を高める
ことができる。
この粗面は、通常のマット加工とか、シート又はフィル
ム製造時のエンボス加工プロセス、或いは、マット加工
されたPET等のシートに未加硫ゴムを貼り合わせて加
硫する等の方法で得られる。
さらに基材層には、充填剤、例えば補強用繊維材(カー
ボン繊維、ガラスクロス、ホイスカー、アラミツド繊維
等)、機能性混和材(磁性、発光、導電、収縮、吸水、
粘着性等の機能を付与する材料)、金属粉、金属の酸化
物、水酸化物等を添加したり、さらに種々の表面処理(
ラミネート、粘着性付与処理、プラズマ処理等)を施す
ことができる。特に、これらの充填剤の添加によって、
粘着剤又は離型剤との接触面が粗くなり、粘着剤や離型
剤の投錨効果を高めることができる。
さらに、十分な投錨効果が得られない場合には、プライ
マー又は接着剤等を用いることができるが、このプライ
マー、接着剤等も粗面上に積層させることが好ましい。
本発明の構造体は、粘着剤層を有するものである。この
粘着剤層は、基材層の積層する面上に、粘着剤を通常、
厚さ10〜300μm程度、好ましくは20〜80μm
程度に公知の方法で塗希し、50〜300°Cで加熱す
ることにより得られる。この場合、厚さが薄すぎると、
凹凸を埋めきれずにいたり、塗りむらが生じたりして得
られる粘着性が弱く、また厚すぎると粘着性借造体のコ
スI・が上がる不利がある反面、粘着性が強まらない。
前記粘着剤層に用いられる粘着剤としては、シリコーン
系粘着剤、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、フェノー
ル系粘着剤、5IS(スチレン・イソプレン共重合体)
、EVA(エチレン・酢ビ共重合体)、SBS (スチ
レン・ブタジェン共重合体)等の単独及び/又は混合物
が挙げられ、これらは、エマルジョン型、溶剤型、無溶
剤型に分けられるが、粘着力が高い点で、ジメチルポリ
シロキサンを主成分とするシリコーン系粘着剤、アクリ
ル系粘着剤、天然ゴム、イソブチレン、SISが好まし
く、この場合にも良好で、経時安定性の高い超塑性が得
られる。これらは、一種単独でも二種以上でも用いるこ
とができる。
前記粘着剤の具体的な市販品としては、信越化学工業■
製KR−130・KR−120−KR−101−10、
トーレシリコーン(1勾製5H4280、東芝シリコー
ン■製YR3340、ダウコーニング社製DC282、
東洋インキ製造社製BPS 2411・8170・51
27、総研化学社!!!5K−801B 、大日本イン
キ化学工業社製PL −FA・PK−R−11!5・O
K・HM・5R−C−FYN  −A2・N等を挙げる
ことができる。
本発明の構造体は、離型剤層を有するものである。この
離型剤層は、基材層の積層する面上に、前記の離型性組
成物を通常、厚さ0.1〜50μm、好ましくは1〜1
0μm程度に公知の方法で塗布し、50〜300°Cで
加熱することにより得られる。離型剤層が薄すぎると、
凹凸を埋めきれず、離型性が悪化し、また厚すぎると粘
着剤の粘着力を弱め、その上コストが上がる原因となる
前記な型剤層に用いられる雛型性組成物は、特開昭61
−228078号に記載のものであり、該組成物の主剤
である共重合体を構成する第1成分はポリフルオロアル
キル共重合体を含有するビニル系単量体である。このポ
リフルオロアルキル基はメチル基、メチル基、プロピル
基、ブチル基、オクチル基などのアルキル基の炭素原子
に結合した水素原子の一部又は全部をフッ素原子で置換
した基であればよく、このような基を含有するビニル系
単量体としては、例えば下記式: %式% CIl z = C(C1夏3) COzCIIzCa
llw 、CIh=ClIC0zGHz(CFz)4H
、CHz=C(C1h)Co□CH2C61113、C
Hz=C(CII+)Co□(CHz)zC,u、、C
Il 2= ClIC0□(C1h) zcall t
 ?等で示される化合物、また次式: %式% 等で示されるような誘導体が挙げられるが、式:のよう
に極性基を有するものは除外される。
上記例示の化合物は1種単独でも2種以上でも用いるこ
とができる。この単量体としては、フッ素含有量が高い
程、離型性が向上するため、上記ポリフルオロアルキル
基がブチル基以上のものが好ましい。また、この第1成
分の共重合体中における含有量は、50〜98重四%、
好ましくは70〜95重量%である。第1成分の含有量
が50重四%未満であると粘着剤に対する離型性が不十
分となり、98重量%を超えると、離型性はあるが基材
との接着性が悪化し、離型剤層が粘着剤層に移行し、粘
着剤の粘着性が保持されなくなる。
前記共重合体の第2成分であるシリコーン系ビニル単量
体は、分子中に少なくとも1個のけい素原子に結合した
加水分解可能な基を有するものである。
上記加水分解可能な基としては、例えばアセI・キシ基
、オクタノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基等のアシ
ロキシ基、ジメチルケトオキシム基、メチルエチルケト
オキシム基、ジエチルアミノキシ基等のケトオキシム基
、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基等のアルコキ
シ基、イソプロペニルオキシW、1−エチル−2−メチ
ルビニルオキシ基等のアルケニルオキシ基、ジメチルア
ミノ基、ジエチルアミノ基、ブチルアミノ基、シクロヘ
キシルアミノ基等のアミノ基、ジメチルアミノキシ基、
ジエチルアミノキシ基等のアミノオキシ基、N−メチル
アセトアミド基、N−エヂルアセトアミド基、N−メチ
ルベンズアミド基等のアミド基等を挙げることができる
。これらのうち、反応時に加水分解性基自身がけい素原
子から脱離して系外に飛t’rk、するものでなければ
ならないため、電子的に安定なもの、立体障害性の大き
いもの、加水分解分解後に高沸点物質を生成するものは
好ましくない。
したがって、このシリコーン系ビニル単量体としては、
次式: %式%) : 等で示されるもの、又はこれらの部分加水分解物などが
例示される。
このシリコーン系ビニル単量体の共重合体中における成
分比は、2〜50重量%の範囲、好ましくは5〜30重
量%である。2重量%未満では共重合体からなる薄型剤
層が充分な性能を示さず、50重量%を超えると架橋密
度が高すぎてその薄型剤層が脆くなり、重合反応【11
にゲル化するおそれがある。
つぎに第3成分のビニル系単量体は、前記共重合体の皮
膜の強度、硬度、基材への密着性及び耐汚染性などを調
節する目的で添加される任意成分であり、例えばメチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)゛アクリレート
、n−ブチル(メタ)アクリレート、i−ブチル(メタ
)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレ
ートなどのアクリレート、メタクリレ−1・類、γ−ト
リス(+−リメチルシロキシ)シリルプロピル(メタ)
アクリレート、γ−ビス(トリメチルシロキシ)メチル
シリルプロビル(メタ)アクリレートなどのけい素基含
有アクリレート、メタクリレート類、スチレン、ビニル
トルエンなどの芳香族系ビニル化合物、マレイン酸、フ
マル酸などの不飽和ジカルボン酸と炭素数1〜18の1
価アルコールとのジエステル類、マレイン酸無水物、n
−ブヂルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテ
ルなどのビニルエーテル類、β−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレートなどが挙げられる。
この第3成分の共重合体中における含有量は0〜49重
量%である。
本発明に用いられる離型性組成物の主剤となる共重合体
は上記した第1〜3成分の単量体をラジカル反応開始剤
を用いて溶液重合などの公知の方法で共重合させること
によって得ることができる。
このラジカル反応開始剤としては、アゾビスイソブチロ
ニトリル、ジ−t−ブチルパーオキサイド、ジベンゾイ
ルパーオキサイド、t−ブチルパーベンゾエート、メチ
ルエチルケトンパーオキシドなどが例示されるが、この
反応はフッ素化アクリレートの含有量が多いためにグイ
フロン32−T(ダイキン社製商品名)、フロン−11
3などのようなフッ素系溶剤、または酢酸エチル、酢酸
ブチルなどの酢酸エステル類、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトンなどのケトン類などのような有機
溶剤中で行うことが好ましく、さらに場合によってはメ
タノール、エタノール、プロパツール、ブタノールなど
の低級1価アルコールと前記溶剤との混合溶剤中、また
はメルカプタン類などの連鎖移動剤の存在下で実施して
もよい。
本発明に使用される離型性組成物は、通常、上記共重合
体の有機溶剤溶液として提供されるが、これにテトラブ
トキシチタンなどのチタン化合物、ジブチルすずジラウ
レート、ジオクチルすずジアセテートなどのすず化合物
のような硬化触媒を添加してもよい。
本発明に使用される離型性組成物は、基材層と容易にか
つ強固に密着し、生成する硬化物は、共重合体中にフッ
素原子が含まれていることから優れた撥水撥油性を示し
、かつ非粘着性である。この組成物には顔料などを添加
して使用してもよい。
本発明の粘着性構造体は、種々の用途に利用できるが、
耐熱性、耐寒性、耐薬品性、電気絶縁性に優れているた
め、例えば、トランジスターの放熱用シート、電線の被
覆、又は被覆体ゴムチューブの末端処理用テープ、電気
絶縁用テープ・シート、建築シーリング用テープ・シー
ト、冷凍食品用のラベル・シート、冷凍庫の目止め用テ
ーブーシニト、人体と接触する医療機器の接点あるいは
ゴム成形品の接着、接続用のテープ・・シート等として
好適に使用できる。
〔実施例〕
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明の詳細な説明す
る。
調製例 実施例及び比較例で使用する離型性組成物を下記の方法
で調製した。
攪拌装置、不活性ガス導入口、還流冷却器及び温度計を
とりつけた四つロフラスコに、グイフロンs2−′T(
前出)235重量部、式%式% て示されるポリフルオロアルキルビニル[190重量部
、ビニルトリエトキシシラン10重量部及びアゾビスイ
ソブチロニトリル0.5重量部を仕込み、窒素ガスをバ
ブリングさせながら60〜70°Cで5時間反応させ、
ついでそのままの温度で15時間熟成させてから冷却し
、不揮発分が30%となるようにフロン113で調整し
て組成物を得た。
実施例1 以下に示す方法で基材層、離型剤層及び粘着剤層を形成
することにより、図工に示す構造を有し、材質の異なる
基材層を有する二種の粘着性構造体を製造した。
基材層:シリコーンゴムシート(信越化学工業Q勾製T
C−45A、厚さ0.45on) 、及びフッ素ゴムシ
ート (デュポン社製パイトンB−50、厚さ1mm)
の2種類を使用した。
離型剤層:上記調製例で得られた組成物を、MXHF(
メタキシレンへキサフロリド)で希釈して得られた5%
溶液を、基材層の表面にバーコーターを用いて塗布し、
200℃で10分間加熱して厚さ1μ園の層を形成した
粘着剤層:信越化学工業■!! KR−130をバーコ
ーターにより、離型剤層の反対側の基材層面に塗布し、
200 ’Cで10分間加熱して、厚さ60μmの層を
形成させた。
実施例2 フッ素ゴムシートとして、デュポン社製パイトンB−5
0の代わりにダイキン工業■製グイエルG−G21の厚
さ2Mのシートを使用し、離型剤層上に粘着剤層を形成
した以外は、実施例1と同様にして、図2に示す構造の
粘着性構造体を製造した。
実施例3 以下に示す基材層、離型剤層及び粘着剤層の形成並びに
貼合基材の貼合わせにより、図3に示す構造を有し、材
質の異なる基材層を有する二種の粘着性構造体を製造し
た。
基材層:シリコーンゴムシート(信越化学工業■装丁C
−3OAシート、厚さ0.3mm)及びフッ素ゴムシー
1−(3M社製フローレルFC−217Gよりなる厚さ
1閾のシート)の2種類を使用した。
貼合基材:四国製紙■製、青グラシン紙(厚さ60g/
ボ)。
雌型剤層:貼合基材の両面に、前記調製例の組成物のM
X11F5%溶液を塗布し、150°Cで30秒間加熱
して厚さ1.4g/%の層を形成した。
粘着剤層:基材層の両面に実施例1と同様にして形成し
た。
上記のようにして、両面に離型剤層を設けた貼合基材を
、両面に粘着剤層を設けた基材層の片面に積層すること
により、粘着性構造体を得た。
実施例4 以下に示す基材層、雌型剤層及び粘着剤層の形成並びに
貼合基材の貼合わせにより、図4に示す構造を有し、材
質の異なる基材層を有する二種の粘着性構造体を製造し
た。
基材層:シリコーンゴムシート(信越化学工業■製TC
−2OAシート、厚さ0.2 mm)及びフッ素ゴムシ
ート(ダイキン工業■製グイエルG−801よりなる厚
さ1鴫のシート)の2種類を使用した。
離型剤層、粘着剤層及び貼合基材;実施例3と同様にし
て形成した。
実施例5 基材層として、マット加工により表面を粗面化(表面粗
度:10〜50μlI+)シたPETシートを、加硫成
形により貼り合わせ、片面を粗面化したシリコーンゴム
シート(信越化学工業■製Tc−45Aシート、厚さ0
.45mm) 、同じく粗面化したフッ素ゴムシート(
ダイキン工業■製ダイエルG621シート、厚さ1mm
)を用いた以外は、実施例1と同様にして図1に示す構
造の粘着性構造体を製造した。
実施例6 基材層として、信越化学工業ft、製KE−17401
00重量部にアルミナを200重量部配合して得られた
組成物を厚さ2Mに成形したシリコーンゴムシート、及
びデュポン社製パイトンE−60C100重量部にアル
ミナを200重量部配合して得られた組成物を厚さ1閣
に成形したフッ素ゴムシートを使用した以外は、実施例
1と同様にして、図1に示す構造の粘着性構造体二種を
製造した。
実施例7 ガラスクロス入りのシリコーンゴムシート(信越化学工
業qη製TC−45AGシート、厚さ0.45mm)、
及びフッ素ゴムシート(ダイキン工業■製ダイエルG−
501にガラスクロスを添加して成形した厚さ1 m+
nのシート)を基材層として用いた以外は、実施例1と
同様にして、図1に示す構造の粘着性構造体を製造した
実施例8 シリコーンゴムシート(信越化学工業■5 K E−9
51シート、厚さ0.5M)、及びフッ素ゴムシート(
3’M社製、フローレルFC−2120を厚さ2+nm
に成形したシート)を基材層とし、この基材層の上に実
施例1と同様にして^U型剤層を形成した。さらに、そ
の上にテフロンを基材とする粘着テープ(日東電工■製
ニドフロンNα−903UL)を貼合基材として貼り合
わせ、図4に示す構造の粘着性構造体を製造した。
比較例1 フッ素ゴムシートとして3M社製フローレルFC−21
74を厚さ1鵬に成形したシートを用い、薄型剤層ヲジ
メチルポリシロキサンを主成分とするシリコーン系な型
剤(信越化学工業■製、MS−778)の5%トルエン
溶液を使用して形成した以外は実施例1と同様にして、
図1に示す構造の粘着性構造体を製造した。
比較例2 雌型剤層を、ジメチルポリシロキサンを主成分とするシ
リコーン系趣型剤(信越化学工業@製、KS−778)
の5%トルエン溶液を使用して形成した以外は実施例8
と同様にして、図4に示す構造の粘着性構造体を製造し
た。
以上の実施例1〜8及び比較例1〜2によって得られた
粘着性構造体について、以下の特性を評価した。
〔評価特性〕
1)?!造後、室温で48時間放置した後の剥離力及び
接着力 2)製造後、100℃で40g/Cシの一定加重下で2
4時間保存した後の剥離力、接着力及び投錨性〔評価方
法〕 1) 剥離力及び接着力 粘着性構造体を、JIS−ZO237記載の2kg加重
のゴムローラーを構造体上を1往復させて圧着後、25
°Cの恒温室で、引張試験機を用いて、ffjl Xt
f角180°、剥離速度0.3 m/分で、離型剤層か
ら粘着剤層を剥離させることにより剥離力を測定した。
その後、剥離された粘着剤層を基材層上に積層させたま
ま、PETシートに粘着させ、前記の2kg加重ゴムロ
ーラーを1往復させて圧着後、WII離力と同様の方法
で粘着させたPETシートを71離させることにより接
着力を測定した。
2)投錨性 上記1.lI gtt力及び!2着力の測定時に、粘着
剤層及び雌型剤層をti!察して評価した。
なお、表面粗度は、表面粗さ計を用いて測定し、JIS
 I!0601の中心線平均粗さの方法を用いて測定し
た。
結果を表1及び表2に示す。
表1、表2より以下のことがわかる。
まず、本発明の構造体の離型剤層は、従来良く用いられ
てきたジメチルポリシロキサンを主成分とするシリコー
ン系離型剤層より投錨性が良い。
次に本発明の構造体は、ジメチルポリシロキサンを主成
分とするシリコーン系離型剤層に比べて剥な時に大きな
力を必要とせず、高い接着力を有する。しかも、高温で
保存した後も、他の粘着性構造体より、小さな剥離力で
剥離し、高い接着力を有する。
〔発明の効果〕
本発明の粘着性構造体は、離型剤層に用いられる友型性
組成物が、シリコーン系粘着剤に対しても、従来のもの
よりも離型性が良いため、!II fi時に粘着剤層及
び離型剤層が破壊されることがない。
しかも、この良好な離型性は長期にわたって高い安定性
を有する。又、このような離型材層を有する粘着性構造
体は、耐候性にも便れるものである。
さらに本発明の構造体は、特にゴムを基材とした場合に
は、基材が持つ弾力性、耐熱性、電気絶縁性に優れると
いう特性を活かした粘着性構造体として、多種、多目的
の用途に活用できる。
【図面の簡単な説明】 図1〜図4は、本発明の粘着性構造体の実施態様の断面
構成を示す断面図である。 代理人 弁理士  岩見谷 同志 図2 図3 図4 手続補正書(自発) 昭和63年12月11日 1、事件の表示 昭和62年特許願第327950号 2、発明の名称 粘着性構造体 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所  東京都千代田区大手町二丁目6番1号名称  
(206)信越化学工業株式会社4、代理人 6、 補正により増加する発明の数  なし7、補正の
対象  明細書の発明の詳細な説明の欄8、補正の内容 (1)  明細書第2頁第18〜19行の「粘着性構造
体としての」を、「さらに離型剤の成分が粘着剤層に移
行し、粘着剤の粘着力が低下する欠点があり、粘着性構
造体としての」と補正する。 (2)同書第6頁第13行「ダイエルシリーズ等」を、
「ダイエルシリーズ、旭硝子社製アフラスシリーズ等」
と補正する。 (3)同書第20頁第12〜13行の「以下に示す基材
層1、 ・・ ・−・の貼合わせにより、」を、「まず
、両面に粘着剤層を有する基材層と、両面に離型剤層を
有する貼合基材を作成した。次に、これらを貼合わせて
、」と補正する。 (4)同書第21頁第13行の「材質の異なる基材層を
有する」を、「基材層の材質が異なる」と補正する。 (5)同書第22頁第2〜9行の「基材層として、−−
゛・ ° ゛粘着性構造体を製造した。」を下記のとお
りに補正する。 「基材層として、片面を粗面化したシリコーンゴムシー
ト(信越化学工業■製TC−45Aシート、厚さ0.4
5IQI11)、同様に粗面化したフッ素ゴムシート 
(ダイキン工業flJ!1IllダイエルG−621シ
ート、厚さ1mm)を用いた以外は、実施例1と同様に
して図1に示す構造の粘着性構造体を製造した。 なお、シリコーンゴムシート及びフッ素ゴムシートの片
面の粗面化は、マット加工により片面を粗面化(表面粗
度:10〜50μa+)したPETシートを用い、この
上で未加硫ゴムシートを熱加硫することにより行った。 」 (6)同書第25頁第1〜2行の「粘着性構造体を、・
−・−・・・・−・・・・ ・・・・・−・圧着後、」
を、下記のとおりに補正する。 「図1、図2及び図3に示す粘着性構造体は、粘着性構
造体の粘着剤層の上に離型剤層で使用したものと同じ離
型剤を塗布してなる離型紙を積層したのち試験した。次
に、JIS C2107記載の2 kg加重のゴムロー
ラーを粘着性構造体の端から端まで1往復させて圧着し
、粘着剤層と離型剤層又は粘着剤層と貼合基材を十分に
粘着させた。このように処理した構造体を幅19mmの
試験細片に切断した後、」 (7)同書第27頁に記載の表1及び表2、並びに表1
の脚注を次頁のとおりに補正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 基材層、粘着剤層及び離型剤層を有する粘着性構造体に
    おいて、前記離型剤層が、 1)ポリフルオロアルキル基を有するビニル単量体50
    〜98重量%、 2)分子中に少なくとも1個のけい素原子に結合した加
    水分解可能な基を含有するシリコーン系ビニル単量体2
    〜50重量%、 及び 3)前記第1成分のポリフルオロアルキル基を有するビ
    ニル単量体と共重合可能なビニル系単量体0〜49重量
    % からなる単量体混合物の共重合体を主剤とする離型性組
    成物の硬化物からなることを特徴とする粘着性構造体。
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